JP2003275939A - 切断機の防塵カバーと収納を兼ね備えた切断機収納ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスク型切断機の切粉飛散防止に於いて、切
断作業者に切粉がかからないようにし又、持ち運びも、
簡単に出来るようにする 【解決手段】切粉受けカバーの背面を斜め状態に設置
し、切断時の切粉を、カバー角部に誘導して勢いを無く
し下部に落下させ、安全に作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する利用分野】この発明は、ディスク型切断
機の切粉飛散防止と切断機を移動するための収納ケース
を兼用にする為の物である。 【０００２】 【従来の技術と問題点】従来の技術としてはチップソー
切断機や、砥石切断機に於ける屋内切断作業の場合の、
切粉飛散防止として、鉄板等をコの字状に曲げて切断機
の後部に置くとか、又組立式の金属で作られた衝立状の
ものを設置して作業を行っていた。そのため、移動の場
合はそれぞれ持ち歩かなければならず、設置の際にも時
間がかかり、面倒であった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、切粉受カバ
ー４を開けて、そのままで、切断機の切粉飛散防止が出
来るようにし、閉じるとそのままで収納ケースになるよ
うにするものである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】切断機受け枠３に切粉受
けカバー４を、カバー開閉支点５を軸として動くように
取り付け、その中に切断機を入れ、切粉受けカバー４を
閉じると、カバー止め部６に、カバー止め口７が掛かる
ようにし、これを開けるときは、カバー止め口７を内側
に押さえながら、上方に引き上げることにより、切粉受
けカバー４が開くようにする。 【０００５】切粉受けカバー４の上部に取手取付口１０
を設け、帯状又は紐状の取手を取り付ける。 【０００６】 【発明の効果】ディスク型切断機で物を切断する場合、
切粉が切断機の後方に飛び危険であるために、衝立等を
立てているが、この衝立等を垂直に設置した場合、切断
作業をしている人の方に、切粉がはね返ってくることが
多かった。 【０００７】これを解消するために、切粉受けカバー４
を開けたとき、カバー背面８が斜め方向になるようにす
ると、切粉はカバー背面８にぶつかり、その勢いで、カ
バー角部９に到達して、下へ落ちるため、切断作業者
に、切粉が飛んで来ることがない。 【０００８】収納時に於いては、切粉受けカバー４を上
から押さえ込むだけで、カバー止め部６にカバー止め口
７が掛かるので、切断機本体を固定する必要もなく、早
く仕事を終えることが出来る。 【０００９】持ち運びや移動の場合は、取手取付口１０
に、帯状、又は紐状の取手を付けることにより、持ちや
すくなり、これをトラック等に積んで運ぶ場合でも、上
部が平面であるため、重ね積みができ、移動にも便利で
ある。 【００１０】 【実施例】本発明の切断機収納ケースは立体的に作られ
ているが、平面状に加工して組立式にすると、単独での
持ち運びも出来る。 【００１１】

【図面の簡単な説明】 【図１】 切断機使用状態の正面図 【図２】 切断機収納状態の正面図 【図３】 平面図 【図４】 右側面図 【図５】 分解斜視図 【図６】 切粉受けカバーを開いた状態の斜視図 【符号の説明】 １ 切断機 ２ 切断刃物 ３ 切断機受け枠 ４ 切粉受けカバー ５ カバー開閉支点 ６ カバー止め部 ７ カバー止め口 ８ カバー背面 ９ カバー角部 １０ 取手取付口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項】 １ 切断機受け枠３に、カバー開閉支点５を軸として開閉で
   きるようにした切粉受けカバー４を取付けて、その中に
   切断機１を収納し、切粉受けカバー４を開いた状態で切
   断加工が出きるようにし、その切断による切粉が、カバ
   ー背面８に、ぶつかり、その勢いがカバー角部９に達し
   て失速して下に落ちるようにし、作業終了後にはカバー
   止め口７がカバー止め部６に掛かるようにした、切断機
   収納ケース。