JP2003275867A - はんだ付け噴流波形成装置 - Google Patents

はんだ付け噴流波形成装置

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JP2003275867A
JP2003275867A JP2002075323A JP2002075323A JP2003275867A JP 2003275867 A JP2003275867 A JP 2003275867A JP 2002075323 A JP2002075323 A JP 2002075323A JP 2002075323 A JP2002075323 A JP 2002075323A JP 2003275867 A JP2003275867 A JP 2003275867A
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electromagnetic pump
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soldering
bath
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Hideaki Toba
秀明 鳥羽
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Nihon Den Netsu Keiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛フリーはんだは、各元素の微妙なバランス
と1%以下などの微量の元素が特性を支配している。従
来のような噴流波を形成するだけのはんだ付け噴流波形
成装置でははんだ槽内のはんだが十分に撹拌されず、各
元素成分をはんだ槽内に均一に分布させることができ
ず、はんだ付け品質の低下が問題となっている。 【解決手段】 はんだ槽1内に電磁ポンプ10を設けて
噴流波33を形成する。電磁ポンプ10の推力方向を反
転させて、このときの電磁ポンプ10の吐出口(第1
口)11とはんだ槽1内において対極となる位置に吸い
込み用開閉手段40を設けてここから電磁ポンプ10の
吸い込み口(第2口)12にはんだ2を吸い込み、はん
だ槽1内においてはんだ2を隅々まで循環流動させて撹
拌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を搭載し
たプリント配線板のような被はんだ付けワークとはんだ
の噴流波を接触させてはんだ付けを行う際に使用するは
んだ付け噴流波形成装置に関する。
【0002】鉛が自然生態系の、特に人体に与える毒性
の問題から、電子装置に使用されるプリント配線板のは
んだ付けに、鉛を使用しない鉛フリーはんだが使用され
るようになってきた。しかし、従来から最も良く使用さ
れているはんだが錫−37%鉛はんだであるのに対し、
有力候補に上げられている鉛フリーはんだは、3つ以上
の元素や1%未満の微量の元素成分がはんだの特性を支
配しており、大変にデリケートなはんだである。
【0003】また、はんだが凝固する際に部分的な温度
差によりはんだ成分の偏析を生じ、多量のはんだを収容
するはんだ槽においても、毎日の運転(はんだ溶融)と
停止(はんだ凝固)を繰り返すことによって当該はんだ
槽内において各元素成分の偏りを生じたりし易いことが
分かっており、これがプリント配線板のはんだ付け品質
を低下させることが問題となっている。
【0004】また、このような多数の元素から成る鉛フ
リーはんだでは、はんだ付け作業により各元素成分の割
合が変化し易く、従来の錫−鉛はんだと比較して頻繁に
はんだ交換を行う必要がある。そのため、容易にはんだ
を交換できるようにすることが求められている。
【0005】本発明は、鉛フリーはんだを使用した場合
において、はんだ槽内のはんだの成分を均一に保持する
ことが可能なはんだ付け噴流波形成装置に関する。ま
た、鉛フリーはんだを容易に交換できるはんだ付け噴流
波形成装置に関する。
【0006】
【従来の技術】多数の電子部品をプリント配線板にはん
だ付け実装する際に、フロー式のはんだ付け方法が用い
られている。すなわち、はんだ付け噴流波形成装置が形
成する溶融状態のはんだの噴流波に、プリント配線板の
被はんだ付け部が存在する面すなわち下方側の面を接触
させ、これによりその被はんだ付け部にはんだを供給し
てはんだ付けを行う方法である。
【0007】このはんだ付け方法において使用するはん
だ付け噴流波形成装置は、はんだ槽内のはんだをポンプ
により吹き口体の吹き口に供給し、この吹き口に溶融状
態のはんだの噴流波を形成するように構成されている。
また、通常はこの吹き口体がはんだ槽内に設けられてい
て、はんだ槽内のはんだをこの吹き口体へ供給すること
によりはんだ槽内のはんだが循環するように構成されて
いる。
【0008】このプリント配線板のはんだ付けに従来か
ら使用されていた錫−鉛はんだは、その成分が例えば錫
63%で鉛37%(錫−37%鉛はんだ)程度のはんだ
で、はんだの両元素成分やはんだ接合が有する各種特性
が安定な特徴を有している。すなわち、電気的接続性に
も機械的接続性にも優れていて、特にその伸び特性が優
れていて、温度サイクルストレスや振動や加速度等の繰
り返しストレスに対しても強靭な接続性が得られてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、現在にお
いて鉛フリーはんだの第1候補に上げられている錫−銀
−銅系の鉛フリーはんだは、その成分が例えば錫95.
75%、銀3.5%、銅0.75%程度であり、また、
錫−銀−ビスマスー銅系の鉛フリーはんだでは、その成
分が例えば錫94.25%、銀2%、ビスマス3%、銅
0.75%程度、錫−銀−ビスマス−銅−ゲルマニウム
系の鉛フリーはんだでは、その成分が例えば錫93.4
%、銀2%、ビスマス4%、銅0.5%、ゲルマニウム
0.1%程度であり、一方で、錫−銅−ニッケル系の鉛
フリーはんだでは、その成分が例えば錫99.3%、銅
0.6%、ニッケル0.05%程度であり、さらに、錫
−亜鉛−ビスマス系の鉛フリーはんだでは、例えばその
成分が錫89%、亜鉛8%、ビスマス3%程度であり、
微妙な各元素バランスと1%以下などの微量の元素がは
んだの特性を支配していることがわかる。
【0010】なお、この他の鉛フリーはんだの例とし
て、錫−亜鉛系の鉛フリーはんだでは、その成分が例え
ば錫91%、亜鉛9%程度であり、錫−ビスマス系鉛フ
リーはんだでは、錫42%、ビスマス58%程度であ
る。
【0011】このように、はんだを構成する元素成分が
3種類以上の鉛フリーはんだでは、従来のような噴流波
を形成するだけのはんだ循環では十分にはんだ槽内のは
んだが撹拌されず、はんだを構成する各元素成分をその
はんだ槽内に均一に分布させることが困難となり、さら
に偏析等を生じてさらに不均一になり易い問題がある。
前記のような鉛フリーはんだにおいては、錫−9%亜鉛
はんだを除いてリフトオフ現象を生じ易い問題を有して
いることからも、その各元素成分をはんだ槽内に均一に
分布させることがいかに困難であるかがわかる。
【0012】また、通常行われているように、はんだ付
け噴流波形成装置が毎日の運転(はんだ溶融)と停止
(はんだ凝固)を繰り返すことによって当該はんだ槽内
において各元素成分の偏りを生じたりし易いことも分か
っている。
【0013】そして、このようにはんだ槽内のはんだが
そのはんだ槽内の場所によって各元素成分の割合が異な
ることに原因して、プリント配線板の被はんだ付け部に
供給されはんだ付けされるはんだの成分が不安定に変動
し、このプリント配線板のはんだ付け品質を低下させる
ことが問題となっている。
【0014】甚だしくは、錫−銅−ニッケル系の鉛フリ
ーはんだを従来のはんだ付け噴流波形成装置に入れて使
用すると、はんだ槽の隅部のうちでも特にそのはんだ液
面の四隅に、シャーベット状にはんだが凝固してしまう
程である。
【0015】また、このような多数の元素成分や微量の
元素成分から成る鉛フリーはんだでは、プリント配線板
を多数はんだ付けすることにより徐々に各元素成分の割
合が変化し、それによりはんだそのものの特性が変化し
易い。そのため、従来の錫−鉛はんだと比較して頻繁に
はんだ交換を行う必要がある。もちろん、この交換され
た当初の元素成分の割合から外れたはんだははんだメー
カ等において再生されて新しいはんだとして使用され
る。
【0016】しかし、従来のはんだ付け噴流波形成装置
では、ドレン弁からはんだを少量ずつしか排出できない
ため、このはんだ交換に多大の時間を要する問題があっ
た。
【0017】本発明の目的は、鉛フリーはんだの各元素
成分をはんだ槽内に均一に分布させてプリント配線板の
はんだ付け作業を行うことが可能であり、また、はんだ
槽内のはんだの交換を短時間で行うことを可能にするこ
とによって、プリント配線板の被はんだ付け部に供給す
るはんだの各元素成分を均一かつ安定に維持し、はんだ
付け品質の安定したはんだ付け実装を可能にすること、
および、はんだ交換時間を大幅に短縮してその作業性を
容易とし、交換作業に伴うコストを小さくすることがで
きるようにすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のはんだ付け噴流
波形成装置は、電磁ポンプの推力方向を反転させた際
に、はんだ槽内のはんだが撹拌されるように構成したこ
と、およびはんだの汲み出しが行えるように構成したと
ころに特徴がある。
【0019】(1)はんだを溶融状態に保持する加熱手
段を備えたはんだ槽内に鉛を含有しないはんだが収容さ
れ、前記溶融状態のはんだに移動する磁界を作用させて
吐出力を得る電磁ポンプの推力発生流路に繋がる第1口
および第2口が前記溶融状態のはんだ内に設けられると
ともにはんだ付け噴流波を形成するその吹き口が前記溶
融状態のはんだ液面上に位置する吹き口体が前記第2口
に連繋して設けられるようにはんだ付け噴流波形成装置
を構成する。
【0020】そして、前記電磁ポンプの推力方向を反転
させる手段を設けるとともに前記吹き口体または前記吹
き口体と電磁ポンプとを連繋する連繋部分の少なくとも
一方に前記はんだ槽内の溶融状態のはんだを前記吹き口
体内または前記連繋部分内へ吸い込む為の吸い込み用開
閉手段を設け、前記吸い込み用開閉手段を前記はんだ槽
内において前記第1口の位置に対して水平方向、鉛直方
向またはこれら両方向を含む方向のいずれかの方向であ
って対極となる側の位置に設けるようにはんだ付け噴流
波形成装置を構成する。
【0021】これにより、前記吸い込み用開閉手段を開
き、前記推力反転手段により電磁ポンプの推力を(噴流
波を形成する場合を基準として)反転させることによ
り、はんだ槽内のはんだが電磁ポンプの第2口に吸い込
まれ第1口から吐出する。また、前記吸い込み用開閉手
段が弁構成であれば、前記電磁ポンプの推力を反転させ
ると、前記吸い込み用開閉手段が開いてはんだ槽内のは
んだが電磁ポンプの第2口に吸い込まれ第1口から吐出
する。
【0022】そして、前記吸い込み用開閉手段と電磁ポ
ンプの第1口とを、はんだ槽内において水平方向、鉛直
方向またはこれら両方向を含む方向のいずれかの方向で
あって対極となる側の位置に設けているので、はんだ槽
内のはんだが前記電磁ポンプの第1口から吸い込み用開
閉手段へ循環して流れ、これによりはんだ槽内のはんだ
の全域に渡ってはんだが撹拌されるようになる。
【0023】その結果、鉛を含まないはんだすなわち鉛
フリーはんだの各元素成分をはんだ槽内の全域において
均一に分布させることができるようになる。
【0024】(2)前記(1)のはんだ付け噴流波形成
装置において、前記電磁ポンプの第1口が前記はんだ槽
内のはんだ液面側へ向けて設けられている場合に、前記
第1口へ吸い込みあるいは前記第1口から吐出される前
記はんだの流れの指向性を水平方向であって前記はんだ
槽を水平面で見た場合の前記はんだ槽の隅部を向いた指
向性とするための流れ指向手段が設けられているはんだ
付け噴流波形成装置である。
【0025】これにより、電磁ポンプの推力を反転させ
た場合に、はんだ槽の底部側のはんだをはんだ槽の液面
側において水平方向へ流しながら撹拌することが可能と
なり、はんだ槽の隅部に滞留し易いはんだも良好に撹拌
することができる。
【0026】(3)前記(1)または(2)のはんだ付
け噴流波形成装置において、前記電磁ポンプの推力方向
を反転させる手段を制御する制御装置を備え、前記制御
装置は、前記はんだ槽内の凝固したはんだを溶解させた
場合または予め決めた所定の時間に渡って前記はんだ付
け噴流波の形成を停止した場合に、前記はんだ付け噴流
波の形成に先立って前記電磁ポンプの推力方向を予め決
めた所定の時間に渡って反転して運転するプログラムま
たはシーケンスを備えるように構成したはんだ付け噴流
波形成装置である。
【0027】鉛フリーはんだがはんだ槽内で凝固する際
にも偏析を生じ、はんだの各元素成分の偏りを生じはん
だ槽内に不均一に分布するようになる。また、はんだが
溶融状態に保持されていても、はんだが流れて流動して
いないと、これによってもはんだの各元素成分の偏りを
生じはんだ槽内に不均一に分布するようになる。そのた
め、はんだが凝固するまでに要する時間中(通常数時間
を要する)においてもはんだの各元素成分の偏りを生じ
はんだ槽内に不均一に分布するようになる。
【0028】したがって、凝固したはんだを溶解させた
後や、各元素成分の偏りを生じるような時間に渡って噴
流波の形成を停止すなわち噴流によるはんだの流れひい
ては撹拌を停止した後において、電磁ポンプの推力方向
を反転させることによりはんだ槽内のはんだがその全域
において撹拌され、各元素成分を均一に分布させること
が可能となる。そして、その後に噴流波を形成しはんだ
付け作業を行うことにより、はんだ付け品質が均一で安
定したはんだ付け実装を行うことができるようになる。
【0029】(4)前記(1)のはんだ付け噴流波形成
装置において、前記電磁ポンプの第1口が前記はんだ槽
内のはんだ液面側へ向けて設けられている場合に、前記
第1口に着脱自在に設けることが可能であり前記第1口
から吐出するはんだを前記はんだ槽の外へ案内する汲み
出し手段を備えて成るように構成する。
【0030】これにより、電磁ポンプの推力方向を反転
することにより、はんだ槽内のはんだをこの電磁ポンプ
によって容易かつ短時間に強制的に汲み出すことができ
るようになる。また、汲み出し手段は着脱自在であるの
で、汲み出し作業自体も容易に行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明のはんだ付け噴流波形成装
置は、次のような実施形態例において実現することがで
きる。
【0032】(1)実施形態例−1:チャンバ体に吸い
込み用開閉手段を設けた例 図1は、本発明のはんだ付け噴流波形成装置の実施形態
例−1の側断面を示す図である。すなわち、はんだ槽1
内には槽底1a(または槽壁)に沿ってヒータ3が設け
てあり、このはんだ槽1内に収容されたはんだ(鉛フリ
ーはんだ)2を加熱して溶融させ、目的とする温度に保
持するように構成されている。はんだ2の温度は温度制
御装置4により制御される仕組みであり、この温度制御
装置4は温度センサ5の温度検出結果を参照し、はんだ
2の温度が予め指示された温度になるようにヒータ3に
供給する電力を制御する仕組みである。
【0033】また、はんだ2の流れを整えるとともにこ
の流れを案内して連繋流路を形成するチャンバ体6が、
そのつり下げ部7をはんだ槽1の上縁部1bに係止して
ねじ8で固定してある。この吊り下げ部7に設けてある
把手9は、はんだ槽1内からチャンバ体6を引き上げる
際に使用する部材である。
【0034】そして、このチャンバ体6の一方にはAL
IP(annular linear inducti
on pump)型の電磁ポンプ10の第2口12(す
なわち噴流波を形成する際の吐出口となる口)を嵌合す
る嵌合孔13を設けてあり、他方には吹き口体15を嵌
合する吹き口体嵌合孔14を設けてある。
【0035】ALIP型の電磁ポンプ10は、外部コア
17やこの外部コア17に捲回する移動磁界発生用コイ
ル18の配置や形状を円柱状に構成することができるた
め、通常はその外観も円柱状である。また、その内部コ
ア19も円柱状であり、この外部コア17と内部コア1
9との間の環状の空間すなわち推力発生流路(以下流路
ともいう)20に移動磁界を発生させ、この流路20の
はんだ2に推力を与えて移動させ、吐出力および吸い込
み力を発生させる。なお、図1に例示する構成のALI
P型の電磁ポンプ10は、このポンプ10内の流路20
が直線状であることから、ストレートスルー型と呼称さ
れている。また、図には外部コア17や移動磁界発生用
コイル(以下コイルともいう)18の詳細は省略して図
示しておらず、そのケーシング外観のみを図示してい
る。
【0036】この電磁ポンプ10の吐出口すなわち第2
口12の近傍にはフランジ22が設けてあり、電磁ポン
プ10の吐出口(第2口)12をチャンバ体6の嵌合孔
13に嵌合した際に、このフランジ22がチャンバ体6
に密着するように構成してある。
【0037】また、この電磁ポンプ10には、チャンバ
体6に設けた固定具23に固定される固定片24を設け
てあり、この固定片24の凸部(不図示)をチャンバ体
6に設けた固定具23の凹部(不図示)に回転させなが
ら圧挿し嵌め合わせることでこの電磁ポンプ10がチャ
ンバ体6に固定されるように構成してある。したがっ
て、電磁ポンプ10をチャンバ体6から容易に離脱させ
ることができる。
【0038】電磁ポンプ10に設けられた配線用パイプ
26は、この電磁ポンプ10のコイル18と多相交流電
源装置(例えば、VVVF型3相インバータ電源装置:
可変電圧および可変周波数型の3相インバータ電源装
置)27とを接続し、多相交流電力を電磁ポンプ10の
移動磁界発生用コイル18に供給するための配線を通す
部材である。
【0039】なお、多相交流電源装置27と電磁ポンプ
10との間には相切り換え装置28を設けてあり、これ
により電磁ポンプ10に供給する多相交流の相回転方向
を反転させ、電磁ポンプ10に発生する移動磁界の移動
方向を反転させるように構成してある。すなわち、相切
り換え装置28は電磁ポンプ10にとっては推力反転装
置としての手段となる。
【0040】そして、前記の多相交流電源装置27は、
制御装置29との通信(通信信号S INV)によりその
出力電圧や周波数が任意に調節され設定される構成であ
る。また、前記の相切り換え装置28はこの制御装置2
9からの制御信号(S)によりその作動を制御する構
成である。
【0041】制御装置29はコンピュータシステムで構
成され、キーボード等の指示操作部30とLCD等の表
示部31とを備えていて、指示操作部30からの指示に
より前記多相交流電源装置27の作動を制御する構成で
ある。また、はんだ2の温度を管理する前記温度制御装
置4から温度信号(S)を受信し、はんだ2の温度を
参照できるように構成されている。
【0042】図1に示すように、電磁ポンプ10の流路
20は第1口(すなわち噴流波33を形成する際の吸い
込み口)11と流路方向がはんだ槽1に収容されたはん
だ2の液面2a方向を向いて設けられている。このよう
に、電磁ポンプ10ははんだ2内に没設する構成であ
り、これによりはんだ付け噴流波形成装置としての電力
効率が向上するとともに、この電磁ポンプ10の磁気シ
ールドを完璧なものにすることができる。なお、このよ
うに溶融状態のはんだ2内に没設して使用できる電磁ポ
ンプ10の例としては、例えば、特公平5−57821
号公報の技術を参照できる。
【0043】他方、電磁ポンプ10の内部コア19には
把手19aが設けてあり、この把手19aがはんだ液面
2aの上方に顕出するように構成してある。そのため、
この内部コア19はこの把手19aを上方へ引き上げる
ことにより、電磁ポンプ10の第1口11から容易に抜
き去ることができる。そして、この内部コア19の把手
19aにははんだ液面2aに沿って流れ指向手段34を
設けてある。なお、この流れ指向手段34は、電磁ポン
プ10のケーシング上部に支柱部材等によって固定する
ように取り付けることもできる。
【0044】図1に示す流れ指向手段34は板状であ
り、その水平面における形状も円形や四角形等に構成す
ることができる。
【0045】他方、チャンバ体6の吹き口体嵌合孔14
に嵌合された吹き口体15は、スリーブ部35を通るね
じ36により固定され、その内部には多孔板37等によ
り構成された整流手段を設けてある。また、チャンバ体
6の吹き口体嵌合孔14の近傍にも流れ案内用の板状部
材(流れ案内板)38を並べて構成した整流手段を設け
てある。これらの整流手段は、はんだ2の流れを整えて
流速の大きさと方向を揃え、吹き口体15の吹き口16
上に安定で場所的に均質な噴流波33を形成するための
手段である。
【0046】電磁ポンプ10と吹き口体15との連繋流
路すなわちチャンバ体6の底面6aには、吸い込み用開
閉手段40を設けてある。すなわち、この吸い込み用開
閉手段40ははんだ槽1において電磁ポンプ10の第1
口11の位置に対して相対する(対極する)はんだ槽1
の槽底1a側の位置に設けてある。したがって、この吸
い込み用開閉手段40をチャンバ体6の湾曲部6bに設
けてもよい。すなわち、この湾曲部6bは前記第1口1
1から見て水平方向および鉛直方向の対極位置となるか
らである。
【0047】この吸い込み用開閉手段40は、チャンバ
体6の底面6aにはんだ2の吸い込み用の開口41を設
け、この開口41をヒンジ42を回動支点として開閉す
る開閉板43により開閉するように構成してある。
【0048】そして、このヒンジ42が吸い込み用の開
口41の電磁ポンプ10側に設けてあり、このヒンジ4
2に設けられた開閉板43がチャンバ体6の内面側に設
けられていることから、電磁ポンプ10に噴流波形成方
向の推力方向を与えた場合すなわちその第2口12から
はんだ2を吐出して吹き口体15の吹き口16上に噴流
波33を形成する際にはこの開閉板43が吸い込み用の
開口41を塞いで閉じ、電磁ポンプ10にこれとは逆の
推力方向を与えた場合には開閉板43が開き、チャンバ
体6の外側のはんだ2すなわちはんだ槽1内の槽底1a
側のはんだ2が吸い込み用開閉手段40を通って電磁ポ
ンプ10の第2口12に吸い込まれる。
【0049】すなわち、相切り換え装置28により電磁
ポンプ10の第1口11から第2口12方向へ推力を与
えれば、第1口11から吸い込まれたはんだ2が流れ案
内板38、多孔板37で整流され吹き口体15に供給さ
れてその吹き口16に噴流波33を形成する。そして、
図示はしないが、プリント配線板等の被はんだ付けワー
クは、搬送コンベアに搬送されながらこのはんだ付け噴
流波形成装置の噴流波33に接触し、その被はんだ付け
部にはんだ2が供給されてはんだ付けが行われる。な
お、この場合においては,第1口11に吸い込まれるは
んだ2は流れ指向手段34の板面に沿って吸い込まれる
ようになる。
【0050】他方、相切り換え装置28により電磁ポン
プ10の第2口12から第1口11方向へ推力を与えれ
ば、チャンバ体6内のはんだ2が電磁ポンプ10の第2
口12に向かって吸い込まれて開閉板43が開いて吸い
込み用開閉手段40が開き、はんだ槽1の槽底1a側の
はんだ2を電磁ポンプ10の第2口12から第1口11
へすなわち液面2a側へ供給する。
【0051】そして、この第1口11から吐出したはん
だ2は流れ指向手段34に沿ってすなわちはんだ液面2
aに沿って流れ、はんだ槽1の液面2a側の隅部に流れ
込んだ後に下降してはんだ槽1の槽底1a側に流れ込
み、チャンバ体6の吸い込み用開閉手段40を通って再
び電磁ポンプ10の第2口12に吸い込まれて循環し、
この循環の過程ではんだ槽1の全域のはんだ2が撹拌さ
れ、はんだ2の各元素成分をはんだ槽1の全域において
均一に分布させることができるようになる。なお、ドレ
ン弁44は、はんだ2をはんだ槽1から排出するための
ものである。
【0052】本実施形態例におけるはんだの流れをはん
だ槽のはんだ液面で見た場合の例を図4に示す。図4
は、本発明のはんだ付け噴流波形成装置の実施形態例の
全容を説明するための斜視図で、(a)は本実施形態例
−1のように電磁ポンプにALIP型を使用した場合の
例を示し、(b)は後述の実施形態例一3のように電磁
ポンプにFLIP型を使用した場合の例を示す。
【0053】なお、図4においては、吹き口体15の構
成をわかり易く示すために、噴流波33を、その流れを
示す矢印で簡易的に示している。実際には吹き口16の
前後に設けた案内板39の板面をはんだ2が流下しては
んだ槽1内へ還流する。またこの噴流波33の簡易的図
示は、後の図6、図9、図11、図13においても同様
である。
【0054】すなわち、破線矢印で示すように電磁ポン
プ10の第1口11に位置する把手19aの下方のはん
だ液面2aを起点としてはんだ2が放射状に流れてはん
だ槽1の隅部へ流れて行く。その後は図1に示すように
はんだ槽1の槽底1a側へ向かって流れて、吸い込み用
開閉手段40から電磁ポンプ10の第2口12へ吸い込
まれて循環し撹拌される。
【0055】もちろん、プリント配線板(不図示)のは
んだ付け作業を行うために、電磁ポンプ10の第1口1
1から第2口12へ推力を与えて噴流波33を形成する
場合においても、はんだ槽1内のはんだ2は撹拌され
る。したがって、噴流波33を形成する場合において
も、不十分ではあるがはんだ2は撹拌され続けることに
なる。しかし、はんだ槽1の全域においてその隅々まで
十分に満遍なくはんだ2を撹拌するためには、相応の手
段が必要である。
【0056】そのため、本発明では、流れ指向手段34
により噴流波33を形成する場合のはんだ2の吸い込み
にも指向特性を与える(実線矢印)とともに、はんだ2
を撹拌する場合においてすなわち電磁ポンプ10の推力
方向を噴流波33を形成する場合に対して反転する場合
においては、はんだ槽1内のはんだ2の流れが全域にお
いて満遍なく生じるように、吸い込み口すなわち吸い込
み用開閉手段40と、吐出口すなわち電磁ポンプ10の
第1口11とをはんだ槽1において対極となる側の位置
(深さ方向すなわち鉛直方向の相対する位置や水平方向
の相対する位置)に配置している。
【0057】なお、案内板39は、噴流波形状等の噴流
波33の属性を目的とする形状等に整える目的に使用さ
れる。
【0058】(2)実施形態例−2:チャンバ体に手動
の吸い込み用開閉手段を設けた例 図2は、本発明のはんだ付け噴流波形成装置の実施形態
例−2の側断面を示す図である。図2に示す実施形態例
−2が図1に示す実施形態例−1と相違するのは、チャ
ンバ体の底面に設けた吸い込み用開閉手段が手動により
開閉するように構成されている点である。
【0059】この実施形態例−2においては、吸い込み
用開閉手段40を次のように構成する。すなわち、チャ
ンバ体6の底面6aに設けた吸い込み用の開口41を軸
46にねじ47で固定された蓋48により開閉するよう
に構成した例で、吸い込み用の開口41を蓋48により
閉鎖した際にこの蓋48が係止具49に係止されるよう
に構成してある。そして、前記軸46はチャンバ体6の
上面に設けた軸46と嵌合する挿通孔50を通り案内カ
ラ51に案内され、その上端に操作つまみ52が設けら
れている。なお、軸46は係止ねじ53により、回動自
在にかつ案内カラ51から下方へ移動しないように構成
してある。
【0060】したがって、プリント配線板にはんだ付け
作業を行う場合には前記操作つまみ52を回して蓋48
を回動させて吸い込み用の開口41を閉鎖し、電磁ポン
プ10の推力方向を第1口11から第2口12へ向かう
方向として溶融状態のはんだ2を吹き口体15へ供給
し、その吹き口16に噴流波33を形成する。
【0061】他方、はんだ槽1内のはんだ2を撹拌する
際には、前記操作つまみ52を回して蓋48を回動させ
て吸い込み用の開口41を開き、電磁ポンプ10の推力
方向を第2口12から第1口11へ向かう方向とし、は
んだ槽1の槽底1a側のはんだ2を電磁ポンプ10の第
2口12から吸い込んで第1口11から吐出し、前記実
施形態例−1と同様にはんだ槽1内のはんだ2をその全
域において満遍なく撹拌する。
【0062】(3)実施形態例−3:FLIP型電磁ポ
ンプでの例 図3は、本発明のはんだ付け噴流波形成装置の実施形態
例−3の側断面を示す図である。図3に示す実施形態例
−3が図1に示す実施形態例−1と相違する点は、電磁
ポンプにFLIP(flat linear indu
ction pump)型電磁ポンプ10aを使用して
いる点である。そして、流れ指向手段34を電磁ポンプ
のケーシング55から支柱により固定するように設けて
ある。
【0063】FLIP型電磁ポンプ10aはその推力発
生流路58内に内部コアは無く、コア56およびこのコ
ア56に捲回された移動磁界発生用コイル57で相互に
挟まれた薄いダクト状の流路(すなわち推力発生流路)
58に移動磁界を発生するように構成されている。な
お、推力発生流路58の一方の側にのみコア56および
移動磁界発生用コイル57を配設し、他方の側には相対
するコア(不図示)のみを配置して磁気回路を構成した
FLIP型電磁ポンプもある。
【0064】そのため、図3においては推力発生流路5
8が狭く描かれているが、この狭い推力発生流路58が
紙面に垂直方向に長く伸びた薄いダクト状の推力発生流
路58となっている。
【0065】図3のように、電磁ポンプにFLIP型電
磁ポンプ10aを使用しても、その作動は同様である。
すなわち、第1口11から第2口12方向へ推力を発生
させれば、流れ指向手段34の板面に沿って第1口11
にはんだ2が吸い込まれて吹き口体15の吹き口16に
噴流波33が形成され、第2口12から第1口11方向
へ推力を発生させればはんだ槽1の槽底1a側のはんだ
2をはんだ液面2aへ向けて吐出してその液面2aに沿
って流し、その後にはんだ槽1の隅部からはんだ槽1の
槽底1a側を経て吸い込み用開閉手段40へ流れ込んで
はんだ槽1全域におけるはんだ2の流れを形成し、はん
だ槽1全域のはんだ2を満遍なく撹拌することができ
る。この電磁ポンプ10aは固定片24をねじ59で固
定することにより、チャンバ体6に固定される。
【0066】なお、本実施形態例におけるはんだ2の流
れをはんだ槽1のはんだ液面2aで見た場合の例を図4
(b)に示す。そして、実線矢印は噴流波33を形成す
る場合の流れを示し、破線矢印は撹拌の場合の流れを示
している。すなわち、はんだ液面2aに点線で示す細長
い長方形がはんだ2内に存在するFLIP型電磁ポンプ
10aの第1口11であり、撹拌の場合においてはこの
第1口11の位置を起点としてはんだ2がはんだ槽1の
特に長手方向へ流れるように放射状に流れてはんだ槽1
の隅部へ流れて行く。その後は図3に示すようにはんだ
槽1の槽底1a側へ向かって流れて、吸い込み用開閉手
段40から電磁ポンプ10aの第2口12へ吸い込まれ
て循環し撹拌される。
【0067】(4)流れ指向手段のその他の例 図5は、流れ指向手段の例を説明するための斜視図で、
(a)は図1や図2に使用されるALIP型電磁ポンプ
用の流れ指向手段の例を示し、(b)は図3に使用され
るFLIP型電磁ポンプ用の流れ指向手段の例を示す。
【0068】すなわち、図5に例示するように、電磁ポ
ンプの第1口11から吐出されるはんだ2の流れ方向を
はんだ液面2a方向へ変えさせるための円板状の案内板
61や四角形状の案内板62に、電磁ポンプの第1口1
1に面して指向翼63を設けることにより、特にこの指
向翼63の方向にはんだ2の流れを指向させることがで
きるようになる。
【0069】すなわち、特に矢印B,C,D,E方向や
矢印F,G,H,I方向にはんだ2の流れを集中させる
ことができるようになり、これらの矢印方向をはんだ槽
1の隅部の内でも角部に向けることにより、この角部に
滞留しやすいはんだ2を確実に撹拌することができるよ
うになる。もちろん、吹き口体15の吹き口16に噴流
波33を形成するに際して電磁ポンプの第1口11から
はんだ2を吸い込ませる場合には、前記矢印B,C,
H,E方向や矢印F,G,H,I方向とは反対の方向す
なわちはんだ槽1の角部からはんだ2を吸い込むように
なる。
【0070】この様子を図示した例が図6である。図6
は、流れ指向手段を設けたはんだ付け噴流波形成装置の
全容を説明するための斜視図で、(a)は図5(a)に
示すようにALIP型電磁ポンプの流れ指向手段を用い
た場合の例を示し、(b)は図5(b)に示すようにF
LIP型電磁ポンプの流れ指向手段を用いた例を示して
いる。
【0071】すなわち、図6に例示するように破線で示
す矢印B,C,D,E方向や矢印F,G,H,I方向に
流れるはんだ2がはんだ槽1の角部へ指向して供給され
て撹拌されるようになる。また、前述のように電磁ポン
プの第1口11からはんだ2を吸い込ませる場合には、
破線で示す矢印B,C,D,E方向や矢印F,G,H,
I方向とは正反対の方向すなわちはんだ槽1の角部から
はんだ2を吸い込むようになる。
【0072】(5)実施形態例−4:流れ指向手段に管
路やダクトを使用した例 図7は、流れ指向手段としてダクトを使用したはんだ付
け噴流波形成装置の側断面を示す図である。この実施形
態例−4が図1の実施形態例−1と相違する点は流れ指
向手段にある。
【0073】すなわち、流れ指向手段34として電磁ポ
ンプ10の第1口11に嵌合部65を設け、これに嵌合
する管状あるいはダクト状等の流路を用い、完全な指向
特性を得るように構成してある。
【0074】図8は、ダクトを使用した流れ指向手段の
例を示す斜視図で、(a)は指向性が2方向の例を示
し、(b)は指向性が4方向の例を示している。
【0075】なお、図7および図8では、流れ指向手段
34がALIP型の電磁ポンプ10の第1口11に嵌合
する嵌合部65を設けた例を示している。
【0076】すなわち、電磁ポンプ10の第1口11に
嵌合する嵌合部65と繋がるダクト体66を設けてあ
り、このダクト体66には指向開口67を設けてある。
したがって、電磁ポンプ10の第1口11へのはんだ2
の吸い込み(実線矢印で示す)および第1口11からの
はんだ2の吐出(破線矢印で示す)は、ダクト体66の
ダクト方向と指向開口67の方向とによって任意に指向
性の制御を行うことができるようになる。したがって、
図5に例示する流れ指向手段34よりも鋭い指向特性を
得ることができるようになる。
【0077】図9は、図8の流れ指向手段を使用したは
んだ付け噴流波形成装置の全容を説明するための斜視図
で、(a)は図8(a)の流れ指向手段を用いた場合の
例を示し、(b)は図8(b)の流れ指向手段を用いた
例を示している。
【0078】なお、図9において実線矢印は噴流波33
を形成する際のはんだ2の流れ方向を示し、破線矢印は
電磁ポンプ10の推力方向を反転してはんだ2の撹拌を
行う場合のはんだ2の流れ方向を示している。
【0079】このように、管状あるいはダクト状等の流
れ指向手段34を用いることにより、はんだ2の流れ方
向に鋭い指向性を与えてはんだ槽1においてはんだ2の
滞留し易い角部のはんだ2を、噴流波33を形成する場
合においても(実線矢印)、撹拌する場合においても
(破線矢印)、はんだ槽1の隅部特に角部に滞留し易い
はんだ2が無くなり、はんだ槽1の全域においてはんだ
2の各元素成分を一層均一に分布させることができるよ
うになる。
【0080】(6)はんだ撹拌運転モードの制御例 プリント配線板(不図示)のはんだ付け作業を行ってい
る時すなわち噴流波33を形成している時は、本発明の
流れ指向手段34によって電磁ポンプに吸い込まれるは
んだ2の流れが制御されているとともに、噴流波33を
形成したはんだ2が吹き口体15の吹き口16からはん
だ槽1内に落流して流れ込み、そのはんだ2が電磁ポン
プの第1口11に吸い込まれて循環している。
【0081】そのため、プリント配線板のはんだ付け作
業を連続して行っている場合には、噴流波33を形成す
るはんだ2の流れと循環により、それなりにはんだ槽1
内のはんだ2が撹拌されている。これは、電磁ポンプの
第1口11に設けた流れ指向手段34によって吸い込ま
れるはんだ2の流れの指向性が制御されているためでも
ある。そのため、プリント配線板のはんだ付け作業を連
続して行っている場合には、先に(1)〜(5)におい
て説明したはんだ撹拌運転モードを特別に選択する必要
はあまりない。
【0082】しかし、凝固していたはんだ2を溶融させ
た後や、電磁ポンプを休止させて噴流波33を形成させ
ていない時間が長時間に及ぶ場合には、はんだ槽1内の
はんだ2の各元素成分が不均一に分布している。そのた
め、はんだ付け作業を開始する前にはんだ槽1内のはん
だ2を撹拌する必要がある。
【0083】図10は、はんだ撹拌運転モードの制御例
を説明するためのフローチャートである。すなわち、電
磁ポンプの推力方向の制御ひいてははんだ2の撹拌運転
モード選択は、コンピュータシステムで構成された制御
装置のソフトウェア上で実現することができる。
【0084】すなわち、ステップS1ではんだ2の温度
が融点TM以下か否かを判断し、融点温度以下の場合
にステップS2へ移行し、はんだ2の温度がはんだ付け
温度TMすなわちはんだ2が溶融し、プリント配線板
のはんだ付け作業を行うために適した温度に到達したか
を判断する。そして、はんだ2の温度がTMに到達し
たらステップS3へ移行し、はんだ2の噴流開始指示す
なわちはんだ付け作業開始指示があるか否かを判断し、
はんだ付け作業開始指示がある場合にステップS4へ移
行する。
【0085】ステップS4では、電磁ポンプに噴流波形
成方向とは逆方向の第2口12から第1口11への推力
を与え、はんだ槽1内のはんだ2を撹拌する。その後ス
テップS8へ移行し、予め決めた所定の時間tに渡っ
てはんだ2を撹拌したか否かを判断し、この時間t
渡ってはんだ2を撹拌した場合にステップS9へ移行
し、電磁ポンプに噴流波形成方向の第1口11から第2
口12への推力を与え、吹き口体15の吹き口16に噴
流波33を形成する。すなわち、プリント配線板のはん
だ付け作業を開始する。
【0086】他方で、ステップS1においてはんだ2の
温度が融点TM以上の場合にはステップS5へ移行
し、はんだ2の温度がはんだ付け温度TMすなわちプ
リント配線板のはんだ付け実装を行うために適した温度
であるか否かを判断する。そしてはんだ2の温度がTM
の場合にステップS6へ移行し、はんだ2の噴流開始
指示すなわちはんだ付け作業開始指示があるか否かを判
断し、はんだ付け作業開始指示がある場合にステップS
7へ移行する。
【0087】ステップS7では、はんだの噴流休止時間
すなわち電磁ポンプの休止時間が所定の時間t以上と
なっているか否かを判断し、この休止時間がt以上の
場合にステップS4へ移行してはんだ槽1内のはんだの
撹拌を行う。また、ステップS7で電磁ポンプの休止時
間がt以下の場合にはステップS9へ移行し、電磁ポ
ンプに噴流波形成方向の第1口11から第2口12への
推力を与え、吹き口体15の吹き口16に噴流波33を
形成する。すなわち、プリント配線板のはんだ付け作業
を開始する。
【0088】なお、前記の噴流休止時間tひいては電
磁ポンプの休止時間tは、はんだ2の種類やはんだ槽
1の大きさ、形状、等によっても異なるが、少なくとも
10分以上に渡って休止した場合には、噴流波33を形
成してはんだ付け作業を開始する前にはんだを撹拌した
方が良い。もちろん、休止した後に再びはんだ付け作業
を開始する場合において、必ずはんだ2を撹拌してから
はんだ付け作業を行うようにしてもよい。
【0089】このようにして、はんだの各元素成分がは
んだ槽1内の全域において均一に分布するように撹拌さ
れ、プリント配線板のはんだ付け作業すなわちはんだ付
け実装を行い、ステップS10でははんだ2の噴流停止
指示すなわちはんだ付け作業の終了指示がある否かを判
断し、終了指示があった場合にステップS11へ移行し
て電磁ポンプの運転を停止し、ステップS1に戻って以
上を繰り返す。
【0090】これにより、はんだ付け作業に際して、プ
リント配線板にはんだ2の各元素成分が均一で安定した
はんだを供給してはんだ付け作業を行うことができるよ
うになり、はんだ付け品質が良好で安定したはんだ付け
実装を行うことができるようになる。なお、これらの制
御はシーケンス制御によって行うこともできる。
【0091】(7)実施形態例−5:はんだの汲み出し
例 図11は、はんだの汲みだし態様例を説明するための斜
視図で、(a)は汲みだしダクトの構成例を示す斜視
図、(b)ははんだ付け噴流波形成装置に設けられた状
態を示す斜視図である。
【0092】すなわち、図11の例は、図1や図2の例
に示したALIP型の電磁ポンプ10に対応するように
汲み出し手段71を構成した例である。そのため、電磁
ポンプ10の内部コア19に設けられた挿抜用の把手1
9aに連繋して汲み出しダクト68が設けられ、この汲
み出しダクト68には電磁ポンプ10の第1口11に嵌
合する嵌合部65を設けて、着脱自在に構成してある。
もちろん、図1や図2の例において設けられている吸い
込み用開閉手段40を設けてある。
【0093】そして、図11(b)に示すように汲み出
し容器70に汲み出しダクト68の吐出口69からはん
だ2が汲み出されるようにしておいて、電磁ポンプ10
に第2口12から第1口11へ向かう推力を与えること
により、はんだ槽1内の槽底1a側からはんだ2を汲み
出し、はんだ2を短時間で汲み出し容器70内へ汲み出
すことができる。なお、はんだ槽1の槽底1aに僅かに
残留したはんだ2はドレン弁44から排出する。
【0094】したがって、鉛フリーはんだの各元素成分
の割合が、必要とされる範囲を逸脱して変化した場合
に、このはんだ2を短時間で汲み出して、新しいはんだ
2をはんだ槽1内に投入することができるようになる。
したがって、はんだ2の成分管理に要するコストも低減
することができるようになる。
【0095】もちろん、汲み出したはんだ2は、はんだ
メーカに依頼して再生してもらうことが可能であり、新
しいはんだとして再利用することができる。
【0096】(8)実施形態例−6:吹き口体に吸い込
み用開閉手段を設けた例 図12は、吹き口体に吸い込み用開閉手段を設けたはん
だ付け噴流波形成装置の側断面を示す図である。また、
図13は図12の全容を説明するための斜視図である。
【0097】すなわち、図1に示す例等とは異なり、は
んだ槽1は槽底1aが狭く形成されており、筐体76に
収容され、吹き口体15の下方位置に電磁ポンプ10を
設けるように構成した例である。はんだ2の流れを整え
るとともに吹き口体15と電磁ポンプ10とを連繋する
チャンバ体6は、その吊り下げ部7をはんだ槽1の上縁
部1bに係止してねじ8で固定してある。そして、この
チャンバ体6の一方にはALIP型の電磁ポンプ10の
第2口12を嵌合する嵌合孔13を設けてあり、他方に
は吹き口体15を嵌合する吹き口体嵌合孔14を設けて
ある。また、チャンバ体6内にははんだ2の流れを整え
る流れ案内板38を設けてある。
【0098】電磁ポンプ10は、その第1口11すなわ
ち噴流波33を形成する際の吸い込み口がはんだ槽1の
槽底1a側に設けられ、その第2口12すなわち噴流波
33を形成する際の吐出口がはんだ液面2a側であって
前記チャンバ体6の嵌合孔13に嵌め合わされ、ねじ7
2により固定されている。そして、この電磁ポンプ10
の中心に設けられている内部コア19は挿抜自在に設け
てあり、その端部の液面2a側には挿抜作業用の把持部
73を設けてある。また、この把持部73の途中に隆起
部74を設けてあり、電磁ポンプ10の第2口12から
吐出されるはんだ2の流れをこの隆起部74で拡散する
ように作用させている。
【0099】また、はんだ槽1の槽底1a側の形状がは
んだ液面2a側に向けて放射状に開いた形状に構成して
あり、電磁ポンプ10の第1口11へのはんだの吸い込
みやこの第1口11からのはんだ2の吐出に際して指向
性を与えるように構成してある。
【0100】そして、吹き口体15の図上における両側
の液面2a側に、図1等に示したものと同じ構成の吸い
込み用開閉手段40を設けてある。すなわち、電磁ポン
プ10の第1口11と吸い込み用開閉手段40とははん
だ槽1内において互いに反対側の位置すなわち対極する
位置に設けてある。その結果、電磁ポンプ10の第1口
11から第2口12へ向かう方向の推力を与えて噴流波
33を形成する際には、はんだ2が実線矢印で示すよう
に流れて開閉板43が閉じ、逆に、電磁ポンプ10の第
2口12から第1口11へ向かう方向の推力を与えては
んだ2を撹拌する際には、はんだ2が破線矢印で示すよ
うに流れて開閉板43が開き、はんだ槽1のはんだ2が
その全域において満遍なく撹拌される。
【0101】すなわち、液面2a側のはんだ2が吸い込
み用開閉手段40を通って電磁ポンプ10の第2口12
に吸い込まれ、その後第1口11から吐出してはんだ槽
1の槽底1aの形状に案内されて液面2a側へ流れて循
環し撹拌される。
【0102】なお、本実施形態例においては、吸い込み
用開閉手段40が縦方向に設けてあるため、ヒンジ42
に設けられた開閉板43と一体に制限片75を設けてあ
り、開閉板43が過剰に開くことを防止して、噴流波3
3を形成する際において開閉板43が確実に閉じるよう
に構成してある。
【0103】
【発明の効果】以上のように、本発明のはんだ付け噴流
波形成装置によれば、3つ以上の元素成分や1%以下の
微量の元素成分から構成されたデリケートな鉛フリーは
んだ(各元素成分の僅かな変動がはんだの特性を大幅に
変化させてしまう鉛フリーはんだ)を使用してフローは
んだ付けを行う場合において、はんだ槽に収容されたは
んだの全域においてはんだの各元素成分を均一に保持し
てはんだ付け実装作業を行うことができるようになる。
【0104】その結果、プリント配線板のはんだ付け実
装において、被はんだ付け部に供給されるはんだの各元
素成分を均一に保持することができるようになり、はん
だ付け品質が良好で均一なはんだ付け実装を行うことが
できるようになる。
【0105】すなわち、はんだ付け作業中においても、
はんだが滞留し易いはんだ槽の隅部からはんだを吸い込
んで循環させ易くなり、はんだ付け作業中におけるはん
だの撹拌性を従来よりも向上させることができるように
なる。
【0106】また、凝固したはんだを溶融させてはんだ
付け作業を開始する際や、はんだは溶融状態に保持され
ているがはんだ付け作業が中止すなわち電磁ポンプが休
止状態であって、その後にはんだ付け作業を開始する際
に、はんだ槽内のはんだを満遍なく撹拌するので、はん
だが凝固する際に生じた各元素成分の偏析や、はんだが
滞留することによって生じる各元素成分の偏りを解消
し、各元素成分が均一で安定した溶融状態のはんだを噴
流波としてプリント配線板に供給することが可能とな
る。
【0107】すなわち、電磁ポンプの第1口に流れ指向
手段を設け、はんだ槽内においてこの第1口とは水平方
向、鉛直方向またはこれら両方向を含むいずれかの方向
であって対極となる側の位置に吸い込み用開閉手段を設
けることによって、電磁ポンプの推力方向を反転させて
はんだ槽内のはんだを撹拌する場合に、はんだ槽内の隅
々にはんだを流して循環させることが可能となり、はん
だ槽内の全域においてはんだを満遍なく撹拌することが
できるようになるのである。
【0108】また、長期間のはんだ付け作業によりはん
だ槽内に収容されている鉛フリーはんだの各元素成分の
割合そのものが変化した場合には、はんだ槽内のはんだ
を電磁ポンプによりその槽底側から短時間に汲み出すこ
とができるので、はんだの交換作業を容易に行うことが
できるようになる。前記のようなデリケートな鉛フリー
はんだは、従来の錫−37%鉛はんだと比較してその交
換頻度が多くなるため、はんだの交換作業を短時間で行
うことを可能にすることによって、はんだ付け実装の生
産管理ひいてはメンテナンス作業に要する時間を大幅に
短縮することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のはんだ付け噴流波形成装置の実施形態
例−1の側断面を示す図である。
【図2】本発明のはんだ付け噴流波形成装置の実施形態
例−2の側断面を示す図である。
【図3】本発明のはんだ付け噴流波形成装置の実施形態
例−3の側断面を示す図である。
【図4】本発明のはんだ付け噴流波形成装置の実施形態
例の全容を説明するための斜視図である。
【図5】流れ指向手段の例を説明するための斜視図であ
る。
【図6】流れ指向手段を設けたはんだ付け噴流波形成装
置の全容を説明するための斜視図である。
【図7】流れ指向手段としてダクトを使用したはんだ付
け噴流波形成装置の側断面を示す図である。
【図8】ダクトを使用した流れ指向手段の例を示す斜視
図である。
【図9】図8の流れ指向手段を使用したはんだ付け噴流
波形成装置の全容を説明するための斜視図である。
【図10】はんだ撹拌運転モードの制御例を説明するた
めのフローチャートである。
【図11】はんだの汲み出し態様例を説明するための図
である。
【図12】吹き口体に吸い込み用開閉手段を設けたはん
だ付け噴流波形成装置の側断面を示す図である。
【図13】図12の全容を説明するための斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 はんだ槽 1a 槽底 1b 上縁部 2 はんだ 2a 液面 3 ヒータ 4 温度制御装置 5 温度センサ 6 チャンバ体 6a 底面 7 吊り下げ部 8 ねじ 9 把手 10 電磁ポンプ 10a FLIP型電磁ポンプ 11 第1口 12 第2口 13 嵌合孔 14 吹き口体嵌合孔 15 吹き口体 16 吹き口 17 外部コア 18 移動磁界発生用コイル(コイル) 19 内部コア 19a 把手 20 推力発生流路(流路) 22 フランジ 23 固定具 24 固定片 26 配線用パイプ 27 多相交流電源装置 28 相切り替え装置 29 制御装置 30 指示操作部 31 表示部 33 噴流波 34 流れ指向手段 35 スリーブ部 36 ねじ 37 多孔板 38 流れ案内板 39 案内板 40 吸い込み用開閉手段 41 開口 42 ヒンジ 43 開閉板 44 ドレン弁 46 軸 47 ねじ 48 蓋 49 係止具 50 挿通孔 51 案内カラ 52 操作つまみ 53 係止ねじ 55 ケーシング 56 コア 57 移動磁界発生用コイル 58 推力発生流路(流路) 59 ねじ 61,62 案内板 63 指向翼 65 嵌合部 66 ダクト体 67 指向開口 68 汲み出しダクト 69 吐出口 70 汲み出し容器 71 汲み出し手段 72 ねじ 73 把持部 74 隆起部 75 制限片 76 筐体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 はんだを溶融状態に保持する加熱手段を
    備えたはんだ槽内に鉛を含有しないはんだが収容され、 前記溶融状態のはんだに移動する磁界を作用させて吐出
    力を得る電磁ポンプの推力発生流路に繋がる第1口およ
    び第2口が前記溶融状態のはんだ内に設けられるととも
    にはんだ付け噴流波を形成するその吹き口が前記溶融状
    態のはんだ液面上に位置する吹き口体が前記第2口に連
    繋して設けられ、 前記電磁ポンプの推力方向を反転させる手段を設けると
    ともに前記吹き口体または前記吹き口体と電磁ポンプと
    を連繋する連繋部分の少なくとも一方に前記はんだ槽内
    の溶融状態のはんだを前記吹き口体内または前記連繋部
    分内へ吸い込む為の吸い込み用開閉手段を設け、前記吸
    い込み用開閉手段を前記はんだ槽内において前記第1口
    の位置に対して水平方向、鉛直方向またはこれら両方向
    を含む方向のいずれかの方向であって対極となる側の位
    置に設けたことを特徴とするはんだ付け噴流波形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電磁ポンプの第1口が前記はんだ槽
    内のはんだ液面側へ向けて設けられている場合に、前記
    第1口へ吸い込みあるいは前記第1口から吐出される前
    記はんだの流れの指向性を水平方向であって前記はんだ
    槽を水平面で見た場合の前記はんだ槽の隅部を向いた指
    向性とするための流れ指向手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のはんだ付け噴流波形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁ポンプの推力方向を反転させる
    手段を制御する制御装置を備え、 前記制御装置は、前記はんだ槽内の凝固したはんだを溶
    解させた場合または予め決めた所定の時間に渡って前記
    はんだ付け噴流波の形成を停止した場合に、前記はんだ
    付け噴流波の形成に先立って前記電磁ポンプの推力方向
    を予め決めた所定の時間に渡って反転して運転するプロ
    グラムまたはシーケンスを備えることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のはんだ付け噴流波形成装置。
  4. 【請求項4】 前記電磁ポンプの第1口が前記はんだ槽
    内のはんだ液面側へ向けて設けられている場合に、前記
    第1口に着脱自在に設けることが可能であり前記第1口
    から吐出するはんだを前記はんだ槽の外へ案内する汲み
    出し手段を備えて成ることを特徴とする請求項1記載の
    はんだ付け噴流波形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090379A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Nihon Dennetsu Keiki Co Ltd はんだ付け装置及びはんだ付け装置の始動方法
US7815096B2 (en) * 2006-05-16 2010-10-19 Celestica International Inc. Laminar flow well

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