JP2003275718A - 生ゴミ処理機 - Google Patents

生ゴミ処理機

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JP2003275718A
JP2003275718A JP2002077510A JP2002077510A JP2003275718A JP 2003275718 A JP2003275718 A JP 2003275718A JP 2002077510 A JP2002077510 A JP 2002077510A JP 2002077510 A JP2002077510 A JP 2002077510A JP 2003275718 A JP2003275718 A JP 2003275718A
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JP
Japan
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fermentation tank
aerobic
tank
garbage
anaerobic
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Application number
JP2002077510A
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English (en)
Inventor
Eriko Yamamoto
江梨子 山本
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 好気性発酵あるいは嫌気性発酵の一方のみを
利用した生ゴミ処理機では、有機物の分解に時間がかか
るため、発酵期間が長くなっていた。 【解決手段】 生ゴミを発酵処理する処理槽1を有する
生ゴミ処理機において、該処理槽1を密閉型の嫌気性発
酵槽2と通気型の好気性発酵槽3とから構成し、該嫌気
性発酵槽2の下部に好気性発酵槽3を設けて、該嫌気性
発酵槽2の底部に好気性発酵槽3に連通する投入口2b
を設け、該投入口2bを開閉部材5で開閉可能に構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用キッチン等
から排出される生ゴミを発酵処理して堆肥とする生ゴミ
処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、家庭用キッチンや業務用厨房
等から排出される生ゴミ(有機物)を発酵処理する生ゴ
ミ処理機に関する技術は公知とされており、容器(処理
槽)内に生ゴミと発酵菌を投入して発酵を促進させ、水
分を除去し、減量化し、発酵処理しながら堆肥化し、こ
れを回収して家庭菜園等の肥料として使用していた。こ
の種の生ゴミ処理機は、好気性発酵させるものと嫌気性
発酵させるものがある。この好気性発酵させる生ゴミ処
理機は、容器となる処理槽の周囲は外枠で覆い、該処理
槽の上下左右中央部に撹拌爪軸を水平方向に挿通して横
架し、該撹拌爪軸上に爪を植設して処理槽内で回転させ
ることにより撹拌を行うようにしており、この処理槽に
生ゴミと、発酵を促進する好気性の菌や水分調節剤等を
投入すると、生ゴミは粉砕されつつ撹拌されると共に、
好気性菌によって発酵され、堆肥として回収される。ま
た、嫌気性発酵させる生ゴミ処理機においては、容器と
なる処理槽に生ゴミと嫌気性菌を投入した後、該処理槽
を密閉状態にして内部を嫌気的な環境下とすると、生ゴ
ミは嫌気性菌によって発酵処理され、堆肥として回収さ
れる。また、好気的な環境下での有機物の分解処理と、
嫌気的な環境下での堆肥熟成とを単一の処理槽において
一括して行わせる技術が公知となっている。例えば、特
開平10−36186号公報の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】好気性発酵では易分解
性有機物の分解は速いが、難分解性の有機物の分解は遅
く、また嫌気性発酵では、生ゴミの細胞膜(細胞壁)が
壊されるが、分解は遅いという問題がある。そのため、
好気性発酵あるいは嫌気性発酵の一方のみを用いた生ゴ
ミ処理機では、有機物の分解に時間がかかり発酵期間が
長くなっていた。また、特開平10−36186号公報
に示されている技術は、単一の処理槽内で、まず1次処
理として生ゴミを好気性発酵させたのち、2次処理とし
て嫌気性発酵させるものであり、好気性発酵の発酵期間
を促進するものではない。また、好気性発酵或いは嫌気
性発酵を行うためには発酵槽の状態を切り換える必要が
あり、生ゴミ処理機の構造が複雑となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、生ゴミを発酵
処理する処理槽を有する生ゴミ処理機において、該処理
槽を密閉型の嫌気性発酵槽と通気型の好気性発酵槽とか
ら構成し、該嫌気性発酵槽の下部に好気性発酵槽を設け
て、該嫌気性発酵槽の底部に好気性発酵槽に連通する投
入口を設け、該投入口を開閉部材で開閉可能に構成した
ものである。
【0006】請求項2においては、生ゴミを発酵処理す
る処理槽を有する生ゴミ処理機において、該処理槽を密
閉型の嫌気性発酵槽と通気型の好気性発酵槽とから構成
し、該嫌気性発酵槽の側部に好気性発酵槽を隣接して設
け、嫌気性発酵槽の上部に好気性発酵槽に連通する投入
口を設け、嫌気性発酵槽内の処理物を持ち上げ搬送して
好気性発酵槽へ投入するように構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は生ゴミ処理機の構成を示した側面断面図、図
2は別実施例の生ゴミ処理機の構成を示した側面断面
図、図3は別実施例の生ゴミ処理機の構成を示した平面
断面図、図4は嫌気性発酵槽内における台の上昇・固定
機構を示した図である。
【0008】本発明の生ゴミ処理機は、生ゴミを嫌気的
な環境下で発酵処理する嫌気性発酵槽2と、好気的な環
境下で発酵処理する好気性発酵槽3とからなり、嫌気性
発酵槽2は密閉型とし、好気性発酵槽3は通気型として
いる。そして、第一実施例においては、図1に示すよう
に、嫌気性発酵槽2の下部に好気性発酵槽3を上下に配
置して側面視L字型に一体的に形成して処理槽1を構成
している。そして、該嫌気性発酵槽2内で嫌気性発酵し
た1次処理物を、好気性発酵槽3に投入して好気性発酵
させて完全な堆肥として取り出せるようにする。
【0009】該嫌気性発酵槽2は、その上下面が開放可
能な筒状に構成されており、その上側の開放部は生ゴミ
の投入口2aとし、密閉蓋4により開閉可能としてい
る。また、嫌気性発酵槽2の底部には好気性発酵槽3と
連通する投入口2bを開口して一次処理物を好気性発酵
槽3に投入できるようにし、該投入口2bには水平方向
に摺動可能な開閉部材となるシャッタ5を配置して投入
口2bを開閉可能としている。なお、密閉蓋4及びシャ
ッタ5はシリンダやモータ等のアクチュエータにより開
閉する構成とすることもできる。
【0010】前記好気性発酵槽3は矩形箱型に形成され
ており、前記1次処理物の投入口2bと対角方向の好気
性発酵槽3の下面に2次処理物の排出口3aが設けられ
ている。また、該好気性発酵槽3の投入側の上部には、
好気性菌を投入するための開口部3bが設けられてい
る。なお、該開口部3bや前記排出口3aは蓋やシャッ
タ等で開閉するように構成することもできる。そして、
該排出口3aと反対側の好気性発酵槽3内に好気性発酵
槽3の断面と略一致するプレート状の押動体7が挿入嵌
合され、該押動体7はシリンダ6やモータ等よりなる搬
送駆動装置により摺動できるようにしており、本実施例
ではシリンダ6のピストンロッド先端に固定され、該シ
リンダ6は好気性発酵槽3外部に水平方向に固定して、
該シリンダ6の伸縮により押動体7が好気性発酵槽3内
を摺動して、好気性発酵槽3に投入された一次処理物を
排出口3a側に向かって搬送可能としている。但し、シ
リンダ6はスイッチ等の操作で伸縮できるように構成し
たり、制御装置9と接続して、該制御装置9は更に密閉
蓋4やシャッタ5や菌投入装置等と接続して、設定時間
毎や一次処理が終了した時等に自動的にシリンダ6を伸
縮させるように構成することもできる。
【0011】また、前記好気性発酵槽3の底部には多数
の小孔を開口して通気部3cを設けており、該好気性発
酵槽3の下方には図示せぬファンを設け、該ファンを好
気性発酵槽3側に吹き出すようにして、処理物と空気と
の接触を通気により行うようにしている。但し、通気部
3cは底部に限定するものではなく、側面や上面にも設
けることができる。また、好気性発酵槽3にノズルを挿
入して空気を圧送したり、好気性発酵槽3の底面や側面
をメッシュ等で構成することもできる。このように、好
気性発酵槽3の内部に空気を送ることで通気性を向上
し、好気的な環境を保持し好気性菌による生ゴミの処理
能力を促進するようにしている。
【0012】このような構成において、生ゴミを処理す
る過程について説明する。まず、生ゴミの一次処理とし
て、生ゴミを嫌気性菌とともに嫌気性発酵槽2へ投入
し、嫌気性発酵槽内2で嫌気的な環境下で嫌気性発酵さ
せる。ここで、生ゴミを三日間程度嫌気性発酵させて1
次処理を行った後、シャッタ5をスライドさせることに
よって1次処理物の投入口2bを開口し、1次処理物を
好気性発酵槽3内へ投入する。この際、嫌気性発酵槽2
を好気性発酵槽3の上方に設けて、嫌気性発酵槽2と好
気性発酵槽3を連通しているため、シャッタ5をスライ
ドさせるだけの簡単な操作で、嫌気性発酵槽2から好気
性発酵槽3への1次処理物の移動が、1次処理物の自重
によって行われる。そして、該好気性発酵槽3へ投入さ
れた1次処理物を投入口2bの真下の位置からシリンダ
6を伸長させることにより、好気性発酵槽3の通気部3
cへ移動させる。該通気部3cにおいて、好気的な環境
下で1次処理物を好気性発酵させる。この際、好気性菌
は、好気性発酵槽3上面の開口部3bから適宜投入する
ものであり、また、押動体7で処理物を移動させさる時
に反転させることで発酵を促進させることができる。そ
して、1次処理物を数日間好気性発酵させて2次処理を
行った後、シリンダ6を伸長させることにより2次処理
物を堆肥として排出口3aから排出し、排出口3a下方
に配置した回収トレイ等で回収する。なお、生ゴミは毎
日生ゴミ処理機に投入することができ、下から順にシャ
ッタ5を開閉して嫌気性発酵槽2から好気性発酵槽3内
に投入するため、日々発生する生ゴミを貯蔵しておく必
要がなく、また2次処理物を適宜排出することもでき
る。
【0013】このように、まず生ゴミを1次処理として
嫌気性発酵させて生ゴミの細胞膜(細胞壁)を破壊し、
次に2次処理として好気性発酵させるように構成したた
め、有機物の分解を効率よく進行させることができる。
【0014】次に、生ゴミ処理機の第二実施例について
説明する。図2に示すように、生ゴミ処理機は、生ゴミ
を嫌気的な環境下で発酵処理する嫌気性発酵槽11と、
その側部に配置して嫌気性該発酵槽11において嫌気性
発酵された1次処理物を好気的な環境下で発酵処理する
好気性発酵槽12とから処理槽10を構成し、該嫌気性
発酵槽11と好気性発酵槽12とをそれぞれ縦型として
左右横方向に並設して、矩形箱型に一体的に形成してい
る。
【0015】該嫌気性発酵槽11は処理物を下から上方
に搬送するように箱体を上方に延設して構成されてお
り、その外壁側面下部に生ゴミを載せる戴置台13を挿
入し、生ゴミを投入するための投入口11aを開口し、
外壁側面上部に戴置台13を取り出すための取出口11
bを開口している。該投入口11aの外側下部には開口
部及び載置台13の高さに合わせ、生ゴミがこぼれない
ようにガイド部材25が固定され、載置台13及び生ゴ
ミを投入し易くしている。また、内壁上部に嫌気性発酵
槽11で嫌気性発酵した1次処理物を好気性発酵槽12
へ投入するための投入口11cを開口し、嫌気性発酵槽
11と好気性発酵槽12とを連通している。
【0016】前記嫌気性発酵槽11の下部には、シリン
ダ15やモータ等よりなる搬送駆動装置が配置され、本
実施例ではシリンダ15により構成して、該シリンダ1
5のピストンロッド先端に押動体24が固設されてい
る。該押動体24上には載置台13を載置して該載置台
13上に処理物を載せて搬送できるようにしている。該
載置台13は投入口11aから挿入して押動体24に載
せてセットし、該シリンダ15を伸長させることによっ
て、処理物と戴置台13を上昇させるようにしている。
図2、図3に示すように、押動体24は内側下向きに
(図2において右下がりに)傾斜して配設され、この傾
斜角は1次処理物が載置台13上で自然落下できる程度
の角度としている。該戴置台13は側面視略U字状に構
成して、底板13aを押動体24の大きさに合わせ、底
板13a及び側板13bの内面は処理物が滑り易く付着
し難い部材で構成している。該側板13b・13bは底
板13a前後より平行に立設され、該側板13b・13
bの上面は押動体24の傾斜に合わせ、側板13b・1
3bの左右面は嫌気性発酵槽11の内面に合わせた鉛直
方向としている。
【0017】そして、底板13aまたは側板13bの側
面に図4に示すように、シール部材20と係止部材22
が配置され、該シール部材20は載置台13の側面に設
けた溝内に収納され、シール部材20をバネ部材21に
より外方向に突出して嫌気性発酵槽11の内面に摺接す
るように構成している。但し、シール部材20は弾性部
材より構成して載置台13周囲に配置してもよい。
【0018】また、係止部材22は鋼球またはピン等よ
り構成して、載置台13の側面に設けた凹部内に収納
し、該係止部材22をバネ部材23により外側に付勢し
て、該係止部材22が嫌気性発酵槽11の内面に摺接す
るように配設している。一方、前記投入口11aから挿
入して押動体24上に位置する載置台13の一段上昇さ
せた位置の嫌気性発酵槽11の内面には、前記係止部材
22の位置に合わせて凹部11dが形成されており、該
凹部11dに係止部材22を嵌入することにより、戴置
台13が下降しないように保持できる。尚、凹部11d
と係止部材22は一方向クラッチの如く構成しており、
凹部11dは断面視三角形状に構成してラチェットの如
く、係止部材22は上方へは移動できるが、下方へは移
動できない構成としている。
【0019】そして、数段階上部位置の嫌気性発酵槽1
1と好気性発酵槽12との間の内壁に投入口11cが開
口され、該投入口11cの大きさは載置台13の内幅及
び内高さに合わせている。こうして、1次処理物は投入
口11cを介して好気性発酵槽12内へ投入できるが、
載置台13は側板13bが壁面に当たり好気性発酵槽1
2内へ入ることがないようにしている。更に、投入口1
1cと反対側上方の嫌気性発酵槽11の外壁側面に取出
口11bが開口され、該取出口11bの大きさは載置台
13の外幅及び外高さ(外形)より大きく構成して、該
取出口11bより外へ抜き出せるようにしている。但
し、嫌気性発酵槽11の上面を開放する構成とすること
もできる。
【0020】このような構成により、押動体24上に載
置された戴置台13がシリンダ15の伸長により上方に
上昇させられ一段分上がると、係止部材22が凹部11
dに係合してその位置に保持され、シリンダ15を縮小
させても載置台13は落下することはない。このとき戴
置台13周囲にはシール部材20が配設されているの
で、投入口11aよりも上方の嫌気性発酵槽11内に位
置している載置台13と載置台13との間では内部が密
閉されることになる。
【0021】また、嫌気性発酵槽11の下部には、嫌気
性発酵槽11で発生する水分を貯溜するための容器16
が配置され、底部に設けられた排水口11eより、排水
管17を介して排水できるようにし、適宜廃棄できるよ
うにしている。
【0022】前記好気性発酵槽12は、嫌気性発酵槽1
1と左右方向に並設されており、前記1次処理物の投入
口11cと対角方向に位置する外壁側面下部に2次処理
物の排出口12aを開口している。該排出口12aには
開閉可能にシャッタ26を配置して適宜排出できるよう
に構成している。また、該排出口12a上方の好気性発
酵槽12の外壁側面上部には、好気性菌を投入するため
の投入口12bを開口している。
【0023】また、好気性発酵槽12の底板12dは前
記排出口12aに向かって下方に傾斜するように構成し
て、排出口12aを開けると自重で排出できるようにし
ており、動力を必要とせずに排出できるようにしてい
る。更に、該底板12dには多数の通気孔12c・12
c・・・を開口し、空気を取り入れられるようにしてい
る。但し、底板をメッシュで構成することもでき、ま
た、好気性発酵槽12の下方に図示せぬファンを設け、
該ファンにより好気性発酵槽12内に空気を吹き出すよ
うにして、処理物と空気との接触を通気により行うよう
に構成したり、ノズルを底部に設けて空気を圧送するよ
うに構成することもできる。このように、好気性発酵槽
12の内部における通気性を向上させることで、好気的
な環境を保持し好気性菌による生ゴミの処理能力を促進
するようにしている。
【0024】このような構成において、生ゴミを処理す
る過程について説明する。まず、載置台13・13・・
・が嫌気性発酵槽11内に段積み状態で収納されてい
る。そして、投入口11aより生ゴミを嫌気性菌ととも
に投入口11aより嫌気性発酵槽11内の戴置台13上
へ投入する。そして、所定量溜まるとシリンダ15を伸
長させて戴置台13を上昇させると、係止部材22が凹
部11dに係合してその位置に保持される。
【0025】次に、シリンダ15を縮小させるが、前記
載置台13は一段上昇した位置で止されているので落下
せず、下降した押動体24上に取出口11bより外へ抜
き出した載置台13を投入口11aより挿入する。そし
て、この挿入した載置台13上に次の生ゴミと嫌気性菌
を投入し、所定量溜まれば視15を伸長させ前記と同じ
操作を繰り返す。そして、前記嫌気性発酵槽11内に位
置している載置台13と載置台13の間はシール部材2
0により密閉されているので、嫌気的な環境下となり1
次処理として生ゴミを嫌気性発酵させる。なお、嫌気性
発酵時に発生する水分は嫌気性発酵槽11内壁を伝って
流れ落ち、排水管17を介して容器16内に収納され
る。
【0026】こうして、順次戴置台13が上昇されて、
略三日程度生ゴミを嫌気性発酵させた後に、嫌気性発酵
槽11内の処理物を持ち上げ搬送して載置台13が投入
口11cに達すると、1次処理物は戴置台13の傾斜と
自重によって好気性発酵槽12へ落下して投入される。
なお、載置台13上の処理物を確実に好気性発酵槽12
内へ投入すると共に、清掃もできるように、投入口11
cと反対側に圧縮空気が吹き出すようにノズル等を設け
て、エアを底板13a及び側板13b内面側に吹きつけ
るように構成することもできる。
【0027】そして、好気性発酵槽12の底部で通気を
行いながら、1次処理物を好気性発酵させる。この際、
好気性菌は、好気性発酵槽12の開口部12bから適宜
投入するものである。そして、1次処理物を数日間好気
性発酵させて2次処理が行われた後、2次処理物を堆肥
として排出口12aから排出し、該排出口12a下方に
配置した回収トレイ等で回収する。なお、生ゴミは毎日
生ゴミ処理機に投入することができるため、日々発生す
る生ゴミを貯蔵しておく必要がなく、また2次処理物は
適宜排出することができる。
【0028】このように、まず生ゴミを1次処理として
嫌気性発酵させて生ゴミの細胞膜(細胞壁)を破壊し、
次に2次処理として好気性発酵させるように構成したた
め、有機物の分解を効率よく進行させることができる。
また、嫌気性発酵槽11と好気性発酵槽12を並設して
生ゴミ処理機を構成したので、設置効率が良い。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0030】即ち、請求項1に示す如く、生ゴミを発酵
処理する処理槽を有する生ゴミ処理機において、該処理
槽を密閉型の嫌気性発酵槽と通気型の好気性発酵槽とか
ら構成し、該嫌気性発酵槽の下部に好気性発酵槽を設け
て、該嫌気性発酵槽の底部に好気性発酵槽に連通する投
入口を設け、該投入口を開閉部材で開閉可能に構成した
ので、嫌気性発酵と好気性発酵が順次行なわれて有機物
の分解を効率よく進行させることができる。また、嫌気
性発酵槽内の処理物は好気性発酵槽内へ自重により搬送
できるので、搬送するための動力が不要となり、装置自
体を簡単な構成で安価に製造することができる。
【0031】請求項2に示す如く、生ゴミを発酵処理す
る処理槽を有する生ゴミ処理機において、該処理槽を密
閉型の嫌気性発酵槽と通気型の好気性発酵槽とから構成
し、該嫌気性発酵槽の側部に好気性発酵槽を隣接して設
け、嫌気性発酵槽の上部に好気性発酵槽に連通する投入
口を設け、嫌気性発酵槽内の処理物を持ち上げ搬送して
好気性発酵槽へ投入するように構成したので、嫌気性発
酵と好気性発酵が順次行なわれて有機物の分解を効率よ
く進行させることができる。また、嫌気性発酵槽と好気
性発酵槽を並設して生ゴミ処理機を構成したので、設置
効率が良い。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】生ゴミ処理機の構成を示した側面断面図。
【図2】別実施例の生ゴミ処理機の構成を示した側面断
面図。
【図3】別実施例の生ゴミ処理機の構成を示した平面断
面図。
【図4】嫌気性発酵槽内における台の上昇・固定機構を
示した図。
【符号の説明】
1 処理槽 2 嫌気性発酵槽 3 好気性発酵槽 5 シャッタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミを発酵処理する処理槽を有する生
    ゴミ処理機において、該処理槽を密閉型の嫌気性発酵槽
    と通気型の好気性発酵槽とから構成し、該嫌気性発酵槽
    の下部に好気性発酵槽を設けて、該嫌気性発酵槽の底部
    に好気性発酵槽に連通する投入口を設け、該投入口を開
    閉部材で開閉可能に構成したことを特徴とする生ゴミ処
    理機。
  2. 【請求項2】 生ゴミを発酵処理する処理槽を有する生
    ゴミ処理機において、該処理槽を密閉型の嫌気性発酵槽
    と通気型の好気性発酵槽とから構成し、該嫌気性発酵槽
    の側部に好気性発酵槽を隣接して設け、嫌気性発酵槽の
    上部に好気性発酵槽に連通する投入口を設け、嫌気性発
    酵槽内の処理物を持ち上げ搬送して好気性発酵槽へ投入
    するように構成したことを特徴とする生ゴミ処理機。
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