JP2003275505A - 濾過器 - Google Patents

濾過器

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JP2003275505A
JP2003275505A JP2002084819A JP2002084819A JP2003275505A JP 2003275505 A JP2003275505 A JP 2003275505A JP 2002084819 A JP2002084819 A JP 2002084819A JP 2002084819 A JP2002084819 A JP 2002084819A JP 2003275505 A JP2003275505 A JP 2003275505A
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JP
Japan
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liquid
outer container
inner container
container
discharge port
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JP2002084819A
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Shunzo Matsuo
俊三 松尾
Shuji Matsuo
修爾 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄が容易で目詰りすることなく濾過能力を
一定に保持でき、廃棄物等も一切出すことなく長期に渡
って使用できる濾過器を提供する。 【解決手段】 濾過される液状物を一時貯溜する容器が
外容器2と内容器を脱着自在に且つ互いに側面が密接重
合する二重構造で、内容器1に一時貯溜した液状物を外
部に流出する流出孔1aを設け、内容器1の側面に流出
孔1aから流出しようとする液状物中の固体の通過を阻
害して液体を排水させる前記固体より小幅の排水溝1b
を多数本設け、内容器1の側面に排水溝1bで排水され
た液体を下方に案内するとともに液体中の空気を上方に
逃す空気抜き溝1cを設け、外容器2の底部に案内され
た液体を外部に吐出させる吐出口を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末や微細片等の
固体を含有する液状物を濾過して液体と固体に分離する
濾過器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の濾過器としては、連通する多数の
微細孔を有した多孔体や濾紙を利用するものがある。多
孔体は使用後の洗浄が困難で徐々に目詰りを起こし、濾
過能力が低下する問題があった。濾紙はその都度新品を
使用するので濾過能力は十分であるが、使用後廃棄処分
するので廃棄物の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、洗浄が容
易で目詰りすることなく濾過能力を一定に保持でき、廃
棄物等も一切出すことなく長期に渡って使用できる濾過
器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 粉末又は微細片等の固体を含有する液状物を濾過
して液体と固体とに分離する濾過器であって、濾過され
る液状物を一時貯溜する内容器を外容器に脱着自在に嵌
合し、且つ外容器と内容器を互いに側面で密接重合する
二重構造で、内容器に一時貯溜した液状物を外部に流出
させる流出孔を複数設け、外容器と内容器が互いに重合
した面のいずれか又は双方に前記流出孔から流出しよう
とする液状物中の固体の通過を阻害して液体を排水させ
る前記固体より小幅の排水溝を多数本設け、同排水溝で
排水された液体を収束して下方に案内するとともに液体
中の空気を上方に逃す空気抜き溝を外容器と内容器が互
いに重合する面のいずれか又は双方に設け、外容器の底
部に案内された液体を外容器外に吐出させる吐出口を設
け、外容器と内容器を脱離して濾過箇所である排水溝を
容易に洗浄できるようにすることで濾過能力の保持が容
易であることを特徴とする濾過器 2) 外容器内底部の吐出口部分を上方に突出させて吐
出口周囲に凹所を形成し、下方に案内された液体をその
上層から吐出口へ流れるようにし、排水溝で濾過されな
かった微細な固体を前記凹所に沈澱させて再濾過できる
ようにした前記1)記載の濾過器 3) 外容器と内容器を下方に向って先細り状に形成し
た前記1)又は2)記載の濾過器 4) 液状物がコーヒー豆を挽いた粉末に熱湯を加えた
もので、コーヒー飲料を抽出するために使用される前記
1)〜3)いずれか記載の濾過器 5) 液状物が浴槽水で、浴槽水を再利用できるように
濾過するために使用される前記1)〜3)いずれか記載
の濾過器 にある。
【0005】
【作用】本発明によれば、内容器に液状物を入れると水
頭圧で流出孔から流出しようとし、液状物中の固体は排
水溝の入口で通過を阻害されるとともに液体が排水溝を
通じて内容器外に流出・排水され、空気抜き溝に収束さ
れ下方へ案内されるとともに液体中の空気を上方に逃し
て通水を円滑にし、外容器の吐出口から外部に吐出され
ることで濾過が成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の外容器と内容器として
は、セラミックやプラスチック,金属,ガラス等から選
ばれたものが用いられ、形状は液状物を一時貯溜できる
ものであればよく、断面四角状や断面U字状,断面V字
状などが採用できる。排水溝や空気抜き溝は外容器の内
側面及び内容器の外側面のいずれか又は双方に設ける
が、内容器の外側面に設けると洗浄がより容易に行え好
ましい。外容器内底部の吐出口部分は上方に突出させて
吐出口周囲に凹所を形成すると、案内された液体をその
上層から吐出口に流れるようにして濾過されなかった微
細な固体を凹所に沈澱させて再濾過され、濾過能力を向
上できるので好ましい。本発明の濾過器は、主としてコ
ーヒーや茶類の濾過用として用いるが、その他天プラ油
の濾過,浴槽水の浄化,雨水を利用するための浄化等に
応用できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。 実施例1(図1〜7参照) 図1〜7に示す実施例1は、本発明をコーヒー用フィル
ターに適用した濾過器の例である。図1は、実施例1の
濾過器の外観図である。図2は、実施例1の外容器と内
容器を分離させた状態の斜視図である。図3は、実施例
1の内容器の底面図である。図4は、実施例1の濾過器
の断面図である。図5は、実施例1の液状物を濾過して
いる状態を示す説明図である。図6は、実施例1の濾過
された液体を下方に案内している状態を示す説明図であ
る。図7は、実施例1の外容器の下端で再濾過している
状態を示す説明図である。
【0008】図中、1は内容器であって、円錐形状の陶
磁器製で、貫通する流出孔1aを底面から放射状に3箇
所ずつ形成し、外周面に各流出孔1aからコーヒー豆を
挽いた粉末の粒径より小幅の微細な排水溝1bをそれぞ
れ多数本下方に向けて斜めに形成し、外面に下端中心か
ら上端に渡って各排水溝1bと連通する空気抜き溝1c
を放射状に形成している。2は外容器であって、内容器
と脱着自在に密接重合する円錐形状の陶磁器製で、下端
に貫通する吐出口2aを形成し、その上端を上方に突出
させて周囲に凹所2bを形成している。3はスタンド、
4はコップ、5は空気、6は液状物、7は固体、8は液
体、9は微細粉である。
【0009】実施例1では、図1に示すように外容器2
と内容器1を密接するように重合し、外容器2をスタン
ド3で所定高さに支持し、外容器2の吐出口2a直下に
コップ4を載置する。内容器2にコーヒー豆を挽いた粉
末を入れて熱湯を注ぐと、図5に示すように水頭圧で液
状物6が流出孔1aから外部に流出しようとする。しか
し、固体7の粒径が排水溝1aの幅より大きいため流出
が阻害され、液体8と図示しない微細粉9のみが流出す
ることで濾過が成される。濾過された液体8は、図6に
示すように排水溝1aを流れて空気抜き溝1cに収束さ
れる。このとき、液体8中に含まれる空気5を上方に逃
して液体8の下方への流れを円滑にする。そして、図7
に示すように下方に案内された液体8は外容器2の底面
の凹所2bで対流し、前記で濾過されなかった微細粉9
を凹所2bに沈澱させることで再濾過し、固体7及び微
細片9が十分に取り除かれた液体8が吐出口2aを通じ
て外容器2外に吐出され、コップ4にコーヒー飲料とし
て注がれることとなる。使用後は、外容器2と内容器1
を分離してそれぞれ内外面を洗浄し、重合して再使用す
る。
【0010】実施例1はこのように構成したから、使用
後の洗浄は外容器と内容器を分離させた状態で行うの
で、ブラシ等で排水溝や空気抜き溝の内部を掻き出すよ
うに容易に確実に洗浄でき、従来の多孔体のように目詰
りすることがない。また、洗浄すれば何回も再使用でき
るから使い捨ての濾紙のように廃棄物も一切出ない。
【0011】実施例2(図8,9参照) 図8,9に示す実施例2は、本発明を浴槽水再利用の水
質浄化装置に適用した例である。図8は、実施例2の濾
過機能を有した浴槽の説明図である。図9は、実施例2
の浴槽水の浄化を示す説明図である。図中、11は内浴
槽、11aは流出孔、11bは排水溝、11cは空気抜
き溝、12は外浴槽、12aは内浴槽11を所定高さに
支持する支持体、12bは蛇口、13は浴槽水、14は
浄化された水、15は不純物である。
【0012】実施例2では、内浴槽11を外浴槽12に
挿着して蛇口12bを閉めた状態で内浴槽11に浴槽水
13を満たして入浴する。図9に示すように、入浴中は
既に浴槽水13が水頭圧で流出孔11aより流出しよう
とし、浴槽水13中の不純物15が排水溝11bで通過
を阻害されるとともに浄化された水14が排水され、空
気抜き溝11cで水14中の空気を上方に逃しながら外
浴槽12底面に案内される。入浴後は蛇口12bを開け
ることで浄化された水14が吐出され、再利用されるこ
ととなる。その他、構成、作用効果は実施例1と同じで
ある。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば洗
浄が容易で目詰りすることなく濾過能力を一定に保持で
き、廃棄物も一切出すことなく長期に渡って使用できる
濾過器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の濾過器の外観図である。
【図2】実施例1の外容器と内容器を分離させた状態の
斜視図である。
【図3】実施例1の内容器の底面図である。
【図4】実施例1の濾過器の断面図である。
【図5】実施例1の液状物を濾過している状態を示す説
明図である。
【図6】実施例1の濾過された液体を下方に案内してい
る状態を示す説明図である。
【図7】実施例1の外容器の下端で再濾過している状態
を示す説明図である。
【図8】実施例2の濾過機能を有した浴槽の説明図であ
る。
【図9】実施例2の浴槽水の浄化を示す説明図である。
【符号の説明】
1 内容器 1a 流出孔 1b 排水溝 1c 空気抜き溝 2 外容器 2a 吐出口 2b 凹所 3 スタンド 4 コップ 5 空気 6 液状物 7 固体 8 液体 9 微細粉 11 内浴槽 11a 流出孔 11b 排水溝 11c 空気抜き溝 12 外浴槽 12a 支持体 12b 蛇口 13 浴槽水 14 水 15 不純物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B004 AA02 BA22 CA14 4D041 AA01 AA04 AA06 AB07 AB14 AB23 AB24 AC01 AD02 AD07 AD09 4D056 AB12 AC22 BA01 CA14 CA40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末又は微細片等の固体を含有する液状
    物を濾過して液体と固体とに分離する濾過器であって、
    濾過される液状物を一時貯溜する内容器を外容器に脱着
    自在に嵌合し、且つ外容器と内容器を互いに側面で密接
    重合する二重構造で、内容器に一時貯溜した液状物を外
    部に流出させる流出孔を複数設け、外容器と内容器が互
    いに重合した面のいずれか又は双方に前記流出孔から流
    出しようとする液状物中の固体の通過を阻害して液体を
    排水させる前記固体より小幅の排水溝を多数本設け、同
    排水溝で排水された液体を収束して下方に案内するとと
    もに液体中の空気を上方に逃す空気抜き溝を外容器と内
    容器が互いに重合する面のいずれか又は双方に設け、外
    容器の底部に案内された液体を外容器外に吐出させる吐
    出口を設け、外容器と内容器を脱離して濾過箇所である
    排水溝を容易に洗浄できるようにすることで濾過能力の
    保持が容易であることを特徴とする濾過器。
  2. 【請求項2】 外容器内底部の吐出口部分を上方に突出
    させて吐出口周囲に凹所を形成し、下方に案内された液
    体をその上層から吐出口へ流れるようにし、排水溝で濾
    過されなかった微細な固体を前記凹所に沈澱させて再濾
    過できるようにした請求項1記載の濾過器。
  3. 【請求項3】 外容器と内容器を下方に向って先細り状
    に形成した請求項1又は2記載の濾過器。
  4. 【請求項4】 液状物がコーヒー豆を挽いた粉末に熱湯
    を加えたもので、コーヒー飲料を抽出するために使用さ
    れる請求項1〜3いずれか記載の濾過器。
  5. 【請求項5】 液状物が浴槽水で、浴槽水を再利用でき
    るように濾過するために使用される請求項1〜3いずれ
    か記載の濾過器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005030362A1 (ja) * 2003-09-25 2005-04-07 Tsukamoto, Mieko 濾過器
JP2012223555A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Tian Guolin 液体を活性化させる作用をもったドリッパー
KR101730064B1 (ko) * 2015-11-09 2017-04-26 (주)빈스힐 원두커피액 대량 생산 및 장기 보존을 위한 원두커피액 추출 장치 및 방법

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