JP6723551B2 - ろ過装置 - Google Patents
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本発明に係るろ過装置1は、タンク内に助剤の層がプレコートされた複数のろ材が設けられ、このろ材に原液を通して原液から不要物をろ過するろ過装置である。このろ過装置1は、図1に示すように、タンク10、原液溜まり室11、ろ液集合室12、仕切部材13、第1ろ材40、導入口21、圧縮空気導入口22、ろ液流出口31、第2ろ材45、回収口33、残留物排出口34及びカバー50を備えている。
タンク10は、ろ過装置1の外殻を構成している。タンク10は、外形が筒状をなしており、天面部10c、周面部10b及び底面部10aが一体化されて構成されている。天面部10cは、ドーム状をなしており、後述するろ液流出口31が設けられている。天面部10cの外周縁は、周面部10bの上端部と切れ目無く連続してつながれている。周面部10bは、横断面の形状が円形をなしており、上下方向にストレートに延び、周方向に湾曲する曲面によって構成されている。この周面部10bの上部には、後述する圧縮空気導入口22とエア抜き口32とが設けられている。底面部10aは、周面部10bの下端につながれており、周面部10bにつながれた部位から下側に向かって傾斜する傾斜面によって構成されている。この底面部10aの最も下側をなす最下部には、後述する導入口21、残留物排出口34が設けられている。一方、底面部10aの傾斜の途中の部位には、回収口33が設けられている。底面部10aは、具体的に、円錐を逆さまにした形状をなし、下側中央に向かって先細りとなるように形成されている。
原液溜まり室11は、原液を供給する原液供給手段72から供給された原液が導入される空間である。原液溜まり室11は、タンク10の高さ方向において、タンク10の周面部10bの位置及び底面部10aの位置に対応する領域を占めている。また、原液溜まり室11は、助剤供給手段71から供給された助剤が導入され、導入された助剤により第1ろ材40及び第2ろ材45の周面をプレコートするための空間でもある。
導入口21は、原液を供給するための原液供給手段72及び助剤を供給するための助剤供給手段71につながれている。導入口21は、底面部10aの最下部に設けられており、最下部から更に下側に向けて延びる第1配管21aと、第1配管21aから側方に向けて延びる第2配管21bとにより構成されている。第2配管21bの先端には開閉バルブ60が設けられており、原液供給手段72及び助剤供給手段71から延びる配管等は、この開閉バルブ60を介して導入口21に接続されている。
回収口33は、メインのろ過処理の間、及びメインのろ過処理を終了した後に、タンク10の原液溜まり室11に残留する原液を第2ろ材45でろ過し、第2ろ材45でろ過されたろ液を、第1ろ材でろ過したろ液の経路とは別の経路で回収するための回収手段75に接続されている。
残留物排出口34は、ろ過処理が終了した後に、ろ過することができずに原液溜まり室11に残留する原液並びに、第1ろ材40及び第2ろ材45から剥離した助剤を原液溜まり室11から排出するための残留物排出手段76に接続されている。この残留物排出口34は、底面部10aの最下部から下側に延びる配管21aと兼用されている。残留物排出口34の先端には開閉バルブ60が設けられており、残留物排出手段76はこの開閉バルブ60を介して残留物排出口34に接続されている。
ろ液集合室12は、複数の第1ろ材40によってろ過されたろ液が集合される空間である。ろ液集合室12は、タンク10の内部空間において、タンク10の高さ方向の天面部10cの位置に対応する領域を占めている。
圧縮空気導入口22は、タンク10の内部に圧縮空気を供給するための圧縮空気供給手段73に接続される。圧縮空気導入口22は、周面部10bにおける、天面部10cと周面部10bとの境界部よりも若干下側の位置にてタンク10の外側に向けて突出して設けられている。図1に示したろ過装置1の例では、圧縮空気導入口22は、周面部10bから外側に向かって突出する第1配管22aと、第1配管22aの先端で第1配管22aに対し直交する向きに交差してなる第2配管22bとから構成されている。第2配管22bの両端には開閉バルブ60がそれぞれ設けられている。
ろ液流出口31は、複数の第1ろ材40によりろ過されてろ液集合室12に集められたろ液をろ過装置1の外部に流出するための部位である。ろ液流出口31は、天面部10cの最も上側に位置する頂部に設けられている。図示した例では、ろ液流出口31は、アルファベットの「T」字形に形成されており、天面部10cの頂部から上側に向けて延びる第1配管31aと、第1配管31aの上端にて第1配管31aに対して直交する方向に延びる第2配管31bとにより構成されている。第2配管31bの両端には開閉バルブ60がそれぞれ設けられている。ろ液を回収するための回路74は、開閉バルブ60を介してろ液流出口31に接続されている。
エア抜き口32は、助剤供給手段71から助剤を原液溜まり室11に供給し、第1ろ材40及び第2ろ材45の周面をプレコートする際に、タンク10の内部に溜まった空気をタンク10の外に流出する際に使用される。
仕切部材13は、タンク10の内部空間を原液溜まり室11と、ろ液集合室12とに仕切っている。仕切部材13は、平坦な板状の部材により構成されている。仕切部材13には、複数の穴が形成されており、この穴が第1ろ材40の上端をなす他端部を取り付けるための取付部として構成されている。また、これらの穴は、第1ろ材40の内部とろ液集合室12とを連通させている。
第1ろ材40は、タンク10の内部空間に複数設けられている。各第1ろ材40は細長い円筒状をなしている。第1ろ材40の長手方向の一端は閉じられた閉端部41として構成され、他端は開かれた開端部42として構成されている。そして、周面は原液を通してろ過するための通液部43として構成されている。各第1ろ材40は、長手方向の一端をなす閉端部41を下側に向け、長手方向の他端をなす開端部42を上側に向けた態様で仕切部材13にそれぞれ取り付けられることによって、前記仕切部材13に吊り下げられている。各第1ろ材40は、仕切部材13に形成された複数の穴にそれぞれ通されて仕切部材13に取り付けられている。
第2ろ材45の基本構造は第1ろ材40の構造と同様である。すなわち、第2ろ材45は、細長い円筒状をなし、その長手方向の一端は閉じられた閉端部46として構成され、他端は開かれた開端部47として構成されている。そして、第2ろ材45の周面は原液を通してろ過するための通液部48として構成されている。
カバー50は、第2ろ材45の上方及び周囲を囲む構造体である。メインのろ過処理が終了した後に、原液溜まり室11に残留している原液を第2ろ材45でろ過する際に、タンク10の内部に送り込まれた圧縮空気が原液に混入されたままろ過してしまうことを、防止している。また、圧縮空気がタンク10に送り込まれたときに、第1ろ材40の表面をプレコートしている助剤が剥離して原液に混入した場合に、このカバー50は、剥離した助剤をブロックし、第2ろ材45の位置まで到達することを防止している。
次に、図3から図7を参照し、本実施形態のろ過装置1の動作及び作用について説明する。
10 タンク
10a 底面部
10b 周面部
10c 天面部
11 原液溜まり室
12 ろ液集合室
13 仕切部材
21 導入口
21a 第1配管
21b 第2配管
22 圧縮空気導入口
22a 第1配管
22b 第2配管
31 ろ液流出口
31a 第1配管
31b 第2配管
32 エア抜き口
33 回収口
34 残留物排出口
40 第1ろ材
41 閉端部
42 開端部
43 通液部
45 第2ろ材
46 閉端部
47 開端部
48 通液部
50 カバー
51 周面部
52 上面部
53 連通口
54 開閉用スプール
60 開閉バルブ
71 助剤供給手段
72 原液供給手段
73 圧縮空気供給手段
74 ろ液を回収するための回路
75 回収手段
76 残留物排出手段
80 ポンプ
81 流量制御手段
82 インバータ
83 コントローラ
84 流量計
90 圧力設定手段
91 圧力計
92 リリーフバルブ
95 流量制御手段
96 流量計
97 コントローラ
98 流量調整弁
Claims (4)
- 供給された原液を内部空間でろ過し、ろ過された後のろ液を内部空間から流出させるタンクと、
前記タンクの下側の前記内部空間に形成され、前記原液が供給される原液溜まり室と、
前記タンクの上側の前記内部空間に形成され、前記ろ液が集合されるろ液集合室と、
前記原液溜まり室と前記ろ液集合室とを仕切る仕切部材と、
長手方向の一端が閉じられた閉端部と、他端が開かれた開端部と、周面が前記原液を通してろ過するための通液部とを有し、前記開端部を前記ろ液集合室に連通させ、前記閉端部側を下側に向けて前記仕切部材に吊り下げられた筒状の第1ろ材と、
前記ろ材の周面をプレコートするための助剤及び前記原液を前記原液溜まり室に供給する供給手段に接続させる導入口と、
前記原液溜まり室に圧縮空気を送り込む圧縮空気供給部に接続させる圧縮空気導入口と、
前記ろ液を前記ろ液集合室から流出させるろ液流出口と、
前記原液液溜まり室の下部で前記第1ろ材よりも下側に設けられた第2ろ材と、
前記原液溜まり室に設けられ、前記第2ろ材によりろ過されたろ液を回収する回収手段に接続させる回収口と、
前記第1ろ材及び前記第2ろ材によりろ過されたろ液が流出された後に前記原液溜まり室に残留する原液及び助剤を排出させる残留物排出口と、を備え、
前記原液溜まり室の下部には、該原液溜まり室の底面部との間に隙間を空けて前記第2ろ材の上方及び周囲を覆うカバーを備え、前記導入口は前記タンクの底面部に設けられ、前記第2ろ材は、前記導入口の上側に配置されている、ことを特徴とするろ過装置。 - 前記第2ろ材は、長手方向の一端が閉じられた閉端部と、他端が開かれた開端部と、周面が前記原液を通してろ過するための通液部とを有し、
前記回収口は、当該第2ろ材の前記開端部に連通されている、請求項1に記載のろ過装置。 - 前記カバーは、前記第2ろ材の上方を覆う上面部と該第2ろ材の周囲を覆う周面部とから構成され、
前記上面部は、前記カバーの内外を連通する連通口と、該連通口を開閉するための開閉用スプールと、を備えている、請求項1又は2に記載のろ過装置。 - 前記開閉用スプールは、前記カバーの内部に存在する液体の液位に応じて浮き沈みするフロートであり、該前記カバーの内部に存在する液体の液位に応じて前記連通口を開閉する、請求項3に記載のろ過装置。
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JP2016080019A Active JP6723551B2 (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | ろ過装置 |
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- 2016-04-13 JP JP2016080019A patent/JP6723551B2/ja active Active
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