JP2003275218A - インターナルネッククリッピングコイル、生体内離脱具及び再配置又は回収機構を備えた生体内離脱具 - Google Patents

インターナルネッククリッピングコイル、生体内離脱具及び再配置又は回収機構を備えた生体内離脱具

Info

Publication number
JP2003275218A
JP2003275218A JP2003007854A JP2003007854A JP2003275218A JP 2003275218 A JP2003275218 A JP 2003275218A JP 2003007854 A JP2003007854 A JP 2003007854A JP 2003007854 A JP2003007854 A JP 2003007854A JP 2003275218 A JP2003275218 A JP 2003275218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
aneurysm
internal neck
neck clipping
internal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003007854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4194852B2 (ja
Inventor
Shinno Usami
信乃 宇佐美
Nobuko Usami
信子 宇佐美
Akino Usami
彬乃 宇佐美
Takeno Usami
豪乃 宇佐美
Kaya Usami
佳耶 宇佐美
Tomono Usami
智乃 宇佐美
Rino Usami
理乃 宇佐美
Nanno Usami
南乃 宇佐美
Keiko Usami
圭子 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
USAMI NANO TECHNOLOGY KK
Original Assignee
USAMI NANO TECHNOLOGY KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by USAMI NANO TECHNOLOGY KK filed Critical USAMI NANO TECHNOLOGY KK
Priority to JP2003007854A priority Critical patent/JP4194852B2/ja
Publication of JP2003275218A publication Critical patent/JP2003275218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4194852B2 publication Critical patent/JP4194852B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/12022Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires
    • A61B17/12099Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the location of the occluder
    • A61B17/12109Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the location of the occluder in a blood vessel
    • A61B17/12113Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the location of the occluder in a blood vessel within an aneurysm
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/12022Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires
    • A61B17/12131Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the type of occluding device
    • A61B17/12168Occluding by internal devices, e.g. balloons or releasable wires characterised by the type of occluding device having a mesh structure

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 動脈瘤、動静脈奇形や動静脈瘻等の血管障害
箇所の治療、特に、頸部の径が30mm以下の動脈瘤内
に留置可能なインターナルネッククリッピングコイル、
及び生体内離脱具の提供。 【解決手段】 略短筒状乃至略短棒状のコイル本体4
と、該コイル本体の前端部及び後端部に形成され、目的
位置で離脱時に該コイル本体方向に巻き戻ることが可能
な第1の足部2及び第2の足部3を備え、インターナル
ネッククリッピングコイル10が、動脈瘤位置で離脱し
た際に前記コイル本体が動脈瘤の頸部に挿置され、前記
第1足部が巻き戻って動脈瘤内部から動脈瘤の頸部近傍
に当接すると共に、前記第2足部が巻き戻って動脈瘤の
頸部近傍を外側(親動脈側)から係止して、前記インタ
ーナルネッククリッピングコイルを動脈瘤内に留置可能
に構成したインターナルネッククリッピングコイル。該
インターナルネッククリッピングコイルを用いた生体内
離脱具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターナルネッ
ククリッピングコイル及び生体内離脱具に関し、更に詳
述すると、動脈瘤、動静脈奇形や動静脈瘻等の血管障害
箇所の治療、特に、動脈瘤の頸部の直径が30mm以下
の動脈瘤内に留置可能なインターナルネッククリッピン
グコイル及び該インターナルネッククリッピングコイル
を用いた生体内離脱具に関する。なお、本発明におい
て、ネッククリッピングとは、脳動脈瘤の根本部分の親
動脈に開口した部分を動脈瘤のネック(頸部)と呼び、
従来の開頭手術の際において、該ネックを動脈瘤の外側
からクリップ(挟み込む道具)を用いて挟み込んで動脈
瘤の破裂を防ぐ手術のことを意味する。また、インター
ナルネッククリッピングコイルとは、血管内(インター
ナル)において前記ネッククリッピングと同じように動
脈瘤の頸部を内側から挟み込むコイルのことを意味す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、血管壁の脆弱等に起因する動
脈の局所的な伸張、拡張又は解離である動脈瘤を処置す
るための方法は種々提案されている。例えば、従来の開
頭手術は、動脈瘤が血管外で位置を確認され、処置され
る手技である。このタイプの手技には重大な短所があ
る。例えば、開頭手術を受ける患者は全身麻酔を受けな
ければならない。更に、外科医が動脈瘤に到達するには
種々の組織を切断しなければならないため、患者は動脈
瘤の領域に相当に大きな外傷を被ってしまう。例えば、
脳動脈瘤を血管外で処置する場合には、外科医は典型的
には患者の頭蓋骨の一部分を除去しなければならず、更
に、動脈瘤に到達するために脳組織に損傷を負わせてし
まう恐れがある。
【0003】一方、血管内(インターナル)の処置とし
ては、典型的には動脈瘤内で塞栓を形成する方法があ
る。前記塞栓形成としては、例えば、マイクロカテーテ
ルを使用して、動脈瘤にアクセスし、このマイクロカテ
ーテルの遠位端が動脈瘤内に挿入され、該マイクロカテ
ーテルを使用して動脈瘤内に塞栓材が注入される。前記
塞栓材としては、例えば、離脱可能なコイル、液性ポリ
マーなどが挙げられる。
【0004】しかしながら、これらのタイプの塞栓材の
注入には以下の欠点がある。例えば、離脱可能なコイル
を使用して明確に限定された頸部領域のない頸部の広い
動脈瘤を閉塞させると、離脱可能なコイルが動脈瘤内か
ら出て親動脈内へ移動することがある。また、時には、
離脱可能なコイルが注入された場合には、動脈瘤がどの
程度満たされているのかを正確に測るのが困難である。
このため、動脈瘤を充填し過ぎる危険性が発生し、その
場合には離脱可能なコイルもまた親動脈内へ溢れ出てし
まうか、若しくは動脈瘤をコイルの過重点で破裂させて
しまう恐れがある。
【0005】また、離脱可能なコイルの別の欠点として
は、時間の経過に伴うコイル圧縮(compactio
n)がある。動脈瘤内を充填した後、コイル間には空間
が残っており、循環からの持続性の血行力学的な力が作
用してコイルの塊を圧縮し、動脈瘤頸部に空洞(nec
k remnant)を作り出して、動脈瘤が再発(r
egrowth)又は再開通(recanalizat
ion)するおそれがある。なお、文献上では再発、再
開通は頚部の大きさに比例してその頻度を増すことが知
られている。
【0006】更に、塞栓材である液状ポリマーが動脈瘤
内に注入された場合は、血管系の血行力学のために液状
ポリマーが動脈瘤内から出て移動し、親動脈の不可逆性
閉塞を引き起こすことがある。
【0007】また、動脈瘤を処置するためのもう1つの
血管内技術には、マイクロカテーテルを用いて動脈瘤内
へ離脱可能なバルーンを挿入することが挙げられる。離
脱可能なバルーンは、生理食塩液及び/又は造影剤を用
いて膨張させる。その後、バルーンはマイクロカテーテ
ルから離脱され、動脈瘤内を充填する目的で動脈瘤内に
残される。
【0008】しかしながら、前記離脱可能なバルーン
は、膨張された場合に、典型的には動脈瘤内の内部形状
に順応し得ず、このバルーンが動脈瘤を破裂させる危険
性が高まる。また、前記離脱可能なバルーンは、破裂
し、動脈瘤内から出て移動する可能性がある。
【0009】また、図1(A)〜(C)に示したよう
な、動脈の分岐部や動脈瘤1の頸部の直径が30mm以
下の微細な血管に生じた動脈瘤には、その場所までステ
ントを誘導できないとか、留置できてもステント内部に
内皮細胞が増殖し血管閉塞を起こしてしまう、という問
題があった。なお、図1(A)は椎骨脳底動脈、図1
(B)は中大脳動脈、図1(C)は上小脳動脈の動脈瘤
をそれぞれ示す。
【0010】他方、ステント等の生体内留置部材を目的
部位まで運び、離脱留置するためのカテーテル及びガイ
ドワイヤーなどについても、種々の提案がなされている
が、目的部位が複雑に曲りくねった微細な血管や尿管等
であると目的部位までスムーズに挿入することが困難で
あり、特に動脈瘤は屈曲した血管部位に生じ易く、かか
る場合にステントを目的部位まで確実に運び、留置する
ことができるステント及びインターナルネッククリッピ
ングコイルの開発が強く望まれていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
要望に応え、従来における前記諸問題を解決し、以下の
目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、動
脈瘤、動静脈奇形や動静脈瘻等の血管障害箇所の治療、
更に詳しく述べれば親血管が2mm以下の細い血管まで
誘導することができ、特に、動脈瘤の頸部の径が30m
m以下の動脈瘤内に留置可能なインターナルネッククリ
ッピングコイル及び該インターナルネッククリッピング
コイルを用いる生体内離脱具を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、下記の通りである。即ち、 <1> 略短筒状乃至略短棒状のコイル本体と、該コイ
ル本体の前端部及び後端部に形成され、目的位置で離脱
時に該コイル本体方向に巻き戻ることが可能な第1の足
部及び第2の足部を備え、前記インターナルネッククリ
ッピングコイルが、動脈瘤位置で離脱した際に前記コイ
ル本体が動脈瘤の頸部に挿置され、前記第1足部が巻き
戻って動脈瘤内部から動脈瘤の頸部近傍に当接すると共
に、前記第2足部が巻き戻って動脈瘤の頸部近傍を外側
(親動脈側)から係止して、前記インターナルネックク
リッピングコイルを動脈瘤内に留置可能に構成したこと
を特徴とするインターナルネッククリッピングコイルで
ある。 <2> 略短筒状乃至略短棒状のコイル本体と、該コイ
ル本体の前端部及び後端部に形成され、目的位置で離脱
時に該コイル本体方向に巻き戻ることが可能な第1の足
部と、目的位置で離脱時に外側に向かって拡開可能な第
2の足部とを備え、前記インターナルネッククリッピン
グコイルが、動脈瘤位置で離脱した際に前記コイル本体
が動脈瘤の頸部に挿置され、前記第1足部が巻き戻って
動脈瘤内部から動脈瘤の頸部近傍に当接すると共に、前
記第2足部が放射状に拡開して動脈瘤の頸部近傍を外側
(親動脈側)から係止して、前記インターナルネックク
リッピングコイルを動脈瘤内に留置可能に構成したこと
を特徴とするインターナルネッククリッピングコイルで
ある。 <3> 第1足部及び第2足部が、それぞれ1本以上設
けられた前記<1>から<2>のいずれかに記載のイン
ターナルネッククリッピングコイルである。 <4> 第1足部及び第2足部の少なくともいずれか
が、コイル本体と一体に成形されている前記<1>から
<3>のいずれかに記載のインターナルネッククリッピ
ングコイルである。 <5> 第1足部及び第2足部の少なくともいずれかの
根本近傍から拡がって該第1及び第2足部を内側及び/
又は外側から覆う傘状膜部を有する前記<1>から<4
>のいずれかに記載のインターナルネッククリッピング
コイルである。 <6> 第1足部及び第2足部の少なくともいずれかか
ら、離脱時において略リング状に拡がる少なくとも1本
の腕部を有する前記<1>から<5>のいずれかに記載
のインターナルネッククリッピングコイルである。 <7> コイル本体、第1足部、第2足部、傘状膜部及
び腕部の少なくともいずれかが、金属材料、金属合金、
形状記憶合金、合成樹脂及び超電導材料のいずれかの材
料で成形されている前記<1>から<6>のいずれかに
記載のインターナルネッククリッピングコイルである。 <8> 前記合成樹脂が、シリコーン系樹脂及びアクリ
ル系樹脂のいずれかである前記<7>に記載のインター
ナルネッククリッピングコイルである。 <9> 前記コイル本体の中心部及び周辺部のいずれか
に回収又は再配置用突起を設けた前記<1>から<8>
のいずれかに記載のインターナルネッククリッピングコ
イルである。 <10> コイル本体、第1足部、第2足部、傘状膜
部、腕部及び回収又は再配置用突起の少なくともいずれ
かが、X線不透過性材料を含有する前記<1>から<9
>のいずれかに記載のインターナルネッククリッピング
コイルである。 <11> 動脈瘤における頸部の直径が30mm以下で
ある前記<1>から<10>のいずれかに記載のインタ
ーナルネッククリッピングコイルである。 <12> インターナルネッククリッピングコイルを先
端部に収容可能な子カテーテルと、該子カテーテルを内
部に収納して目的部位まで運ぶための親カテーテルと、
ガイドワイヤーとを備えた生体内離脱具であって、前記
<1>から<11>のいずれかに記載のインターナルネ
ッククリッピングコイルを第1足部及び第2足部を伸ば
した状態で子カテーテルの先端部に収容して、目的位置
でガイドワイヤーを押出すか、又は子カテーテルを手前
に引くことにより、インターナルネッククリッピングコ
イルを離脱させて動脈瘤内に留置可能に構成したことを
特徴とする生体内離脱具である。 <13> ガイドワイヤーと、該ガイドワイヤーの先端
に取り付けたインターナルネッククリッピングコイル
と、該ガイドワイヤー及びインターナルネッククリッピ
ングコイルを内部に収容した状態で目的位置まで運ぶカ
テーテルを備えた生体内離脱具であって、前記<1>か
ら<11>のいずれかに記載のインターナルネッククリ
ッピングコイルを第1足部及び第2足部を伸展又は離脱
させた状態で着脱可能にガイドワイヤーの先端に取り付
け、目的位置でガイドワイヤー及び/又はカテーテルを
操作することによってインターナルネッククリッピング
コイルを単独で離脱もしくはカテーテルから離脱させて
動脈瘤内に留置可能に構成したことを特徴とする生体内
離脱具である。 <14> インターナルネッククリッピングコイルを先
端部に収容可能な子カテーテルと、該子カテーテルを内
部に収納して目的部位まで運ぶための親カテーテルと、
ガイドワイヤーとを備えた生体内離脱具であって、前記
<9>から<11>のいずれかに記載のインターナルネ
ッククリッピングコイルを第1足部及び第2足部を伸ば
した状態で子カテーテルの先端部に収容して、目的位置
でガイドワイヤーを押出すか、又は子カテーテルを手前
に引くことにより、インターナルネッククリッピングコ
イルを離脱させると共に、該離脱後のインターナルネッ
ククリッピングコイルの回収又は再配置用突起をガイド
ワイヤーの先端部で把持し、該インターナルネッククリ
ッピングコイルを再配置又は回収可能に構成したことを
特徴とする再配置又は回収機能を備えた生体内離脱具で
ある。 <15> ガイドワイヤーの先端部にインターナルネッ
ククリッピングコイルを目的位置で押出可能な押出部材
を設けた前記<12>から<14>のいずれかに記載の
生体内離脱具である。
【0013】本発明のインターナルネッククリッピング
コイルは、第1の態様として、略短筒状乃至略短棒状の
コイル本体と、該コイル本体の前端部及び後端部に形成
され、目的位置で離脱時に該コイル本体方向に巻き戻る
ことが可能な第1の足部及び第2の足部を備えてなる。
また、本発明のインターナルネッククリッピングコイル
は、第2の態様として、略短筒状乃至略短棒状のコイル
本体と、該コイル本体の前端部及び後端部に形成され、
目的位置で離脱時に該コイル本体方向に巻き戻ることが
可能な第1の足部と、目的位置で離脱時に外側に向かっ
て拡開可能な第2の足部とを備えている。前記第1及び
第2態様に係るインターナルネッククリッピングコイル
は、第1足部及び第2足部とコイル本体、更には傘状膜
部との相互作用により、動脈瘤の頸部を親動脈側と動脈
瘤内部からの前後方向から挟み込んで、安全かつ確実に
動脈瘤内にインターナルネッククリッピングコイルを留
置できるものである。この場合、前記インターナルネッ
ククリッピングコイルの材料として最適なものを選定す
ることにより、目的部位が従来の技術では困難であった
細い血管までインターナルネッククリッピングコイルを
誘導することができる。
【0014】本発明の生体内離脱具によれば、前記イン
ターナルネッククリッピングコイルを目的部位において
安全かつ確実に離脱させることが可能であると共に、コ
イルのサイズを誤ったり、コイルを上手く留置できなか
った時にコイルを回収したり、コイルを留置した後でコ
イルの位置を変更することができる。また、前記インタ
ーナルネッククリッピングコイルの材料及び生体内離脱
具として最適なものを選定することにより、目的部位が
従来の技術では困難であった細い曲がりくねった血管で
あってもインターナルネッククリッピングコイルを安全
かつ確実に留置することができる。
【0015】
【発明の実施の形態及び実施例】(インターナルネック
クリッピングコイル)本発明のインターナルネッククリ
ッピングコイルは、第1の態様として、略短筒状乃至略
短棒状のコイル本体と、該コイル本体の前端部及び後端
部に形成され、目的位置で離脱時に該コイル本体方向に
巻き戻ることが可能な第1の足部及び第2の足部を備え
てなり、更に必要に応じて、傘状膜部、腕部、回収又は
再配置用突起、その他の部材を有してなる。
【0016】前記インターナルネッククリッピングコイ
ル10は、図2〜図4に示したように、動脈瘤位置で離
脱した際に前記コイル本体4が動脈瘤の頸部に挿置さ
れ、前記第1足部2が巻き戻って動脈瘤内部から動脈瘤
の頸部近傍に当接すると共に、前記第2足部3が巻き戻
って動脈瘤の頸部近傍を外側(親動脈側)から係止し
て、前記インターナルネッククリッピングコイル10を
動脈瘤内に留置可能に構成されている。前記第1足部及
び第2足部が、それぞれ1本以上設けられることが好ま
しく、それぞれ1〜10本設けられることがより好まし
く、それぞれ2〜6本設けられることが更に好ましい。
前記第1足部及び第2足部の少なくともいずれかは、コ
イル本体と一体に成形されていることが成形性及び成形
コストの点で好ましい。
【0017】また、本発明のインターナルネッククリッ
ピングコイル10は、図5及び図6に示したように、第
1足部2及び第2足部3の少なくともいずれかの根本近
傍から拡がって該第1及び第2足部を内側及び外側の少
なくともいずれかから覆う傘状膜部7を有することが好
ましい。前記傘状膜部7は第1足部2及び第2足部3の
内側及び外側の少なくともいずれかから形成することが
できるが、特に第2足部3から形成することが好まし
い。即ち、傘状膜部7は外側からから覆うものでも、内
側及び外側の両方から覆うものであってもよい。なお、
図示を省略しているが、コイル本体の中心部及び周辺部
のいずれかには、回収又は再配置用突起を形成すること
が好ましい。
【0018】前記傘状膜部7は、特に制限はなく、目的
に応じて適宜選定することができるが、インターナルネ
ッククリッピングコイルが子カテーテル内に収容されて
いる状態では、表面(子カテーテル内に収容されている
状態では前記傘状膜部7の内面に当たる)に滑りを持た
せるため、親水性ポリマーが塗布される一方、インター
ナルネッククリッピングコイルが離脱された後では、傘
状膜部が開いて動脈瘤頸部で留置できる。
【0019】この第1実施態様では、図示を省略してい
るが、前記第1足部及び第2足部の少なくともいずれか
から、離脱時において略リング状に拡がる少なくとも1
本の腕部を有することが好ましく、第2足部から腕部を
形成することがより好ましい。
【0020】本発明においては、前記コイル本体、第1
足部、第2足部、傘状膜部及び腕部の少なくともいずれ
かが、金属材料、金属合金、形状記憶合金、合成樹脂及
び超電導材料のいずれかの材料で成形されていることが
好ましい。なお、各材料の詳細については後述する。前
記コイル本体、第1足部、第2足部、傘状膜部、腕部及
び回収又は再配置用突起の少なくともいずれかが、X線
不透過性材料を含有することが好ましい。前記X線不透
過性材料としては、例えば、硫酸バリウム、酸化ビスマ
ス、タングステン、などが挙げられる。
【0021】本発明のインターナルネッククリッピング
コイルは、第2の態様として、略短筒状乃至略短棒状の
コイル本体と、該コイル本体の前端部及び後端部に形成
され、目的位置で離脱時に該コイル本体方向に巻き戻る
ことが可能な第1の足部と、目的位置で離脱時に外側に
向かって拡開可能な第2の足部とを備えており、更に必
要に応じて、傘状膜部、腕部、回収又は再配置用突起、
その他の部材を有してなる。
【0022】前記インターナルネッククリッピングコイ
ルは、動脈瘤位置で離脱した際に前記コイル本体が動脈
瘤の頸部に挿置され、前記第1足部が巻き戻って動脈瘤
内部から動脈瘤の頸部近傍に当接すると共に、前記第2
足部が放射状に拡開して動脈瘤の頸部近傍を外側(親動
脈側)から係止して、前記インターナルネッククリッピ
ングコイルを動脈瘤内に留置可能に構成されている。
【0023】本発明のインターナルネッククリッピング
コイル10は、図7に示したように、略円筒状のコイル
本体4と、該コイル本体4の前後端部に形成され、離脱
時にコイル本体方向に巻き戻ることが可能な第1足部2
と、外側に向かって開くことが可能な少なくとも1本の
第2足部3とを備えている。この第1足部2は全体がコ
イル本体方向に巻き戻り、動脈瘤の頸部に内部から当接
可能に構成されている。前記コイル本体4の形状につい
ては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定すること
ができ、略短筒状乃至略短棒状以外にも、4角形状であ
ってもよく、数個の円筒を束ねても構わない。なお、図
7中5は、回収用及び再配置用突起である。
【0024】また、前記インターナルネッククリッピン
グコイル10は、図8に示したように、第1足部2が4
分割されており、上下左右方向からコイル本体方向に巻
き戻ることが可能に構成されている。前記インターナル
ネッククリッピングコイル10は、図9及び図10に示
したように、離脱時において、4本の第1足部2,2,
2,2と、2本の第2足部3,3から伸びる略リング状
に拡がる腕部6とを備えている。これにより、4本の第
1足部2,2,2,2、2本の第2足部3,3及び2本
のリング状腕部6,6でコイル本体4を動脈瘤内にしっ
かりと留置することできると共に、インターナルネック
クリッピングコイルを製造する際においても簡単であ
る。なお、図示を省略しているが、第1足部2及び第2
足部3の内側及び外側のいずれかから傘状膜部7を形成
することができる。
【0025】前記インターナルネッククリッピングコイ
ル10は、図11及び図12に示したように、離脱時に
おいて、4本の第1足部2,2,2,2と、1本の第2
足部3から伸びる略リング状に拡がる腕部6とを備えて
いる。これにより、4本の第1足部2,2,2,2、1
本の第2足部3及びリング状腕部6でコイル本体4を動
脈瘤内にしっかりと留置することできると共に、インタ
ーナルネッククリッピングコイルを製造する際において
も簡単である。なお、図示を省略しているが、第1足部
2及び第2足部3の内側及び外側のいずれかから傘状膜
部7を形成することができる。
【0026】前記インターナルネッククリッピングコイ
ル10は、目的位置において離脱時に、前記第2足部3
が、図13に示したように、放射状に拡開して動脈瘤の
頸部を外側(親動脈側)から係止する。一方、前記第1
足部2は、略渦巻き状に巻き戻って動脈瘤内部から動脈
瘤の頸部に当接し、前記インターナルネッククリッピン
グコイル10を動脈瘤内に確実に留置可能に構成されて
いる。
【0027】前記コイル本体4は、特に制限はなく、目
的に応じて適宜選定することができるが、種々の金属材
料、形状記憶合金、合成樹脂及び超電導材料のいずれか
の材料で成形されることが好ましい。前記金属材料とし
ては、例えば、ステンレススチール、などが挙げられ
る。
【0028】前記形状記憶合金としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、N
i−Ti合金、Ni−Ti−Co合金、Ni−Ti−F
e合金、Ni−Ti−Mn合金、Ni−Ti−Cr合
金、Ni−Ti−V合金、Ni−Ti−Al合金、Ni
−Ti−Nb合金、Cu−Zn系合金、Cu−Zn−B
e合金、Cu−Zn−Si合金、Cu−Zn−Sn合
金、Cu−Zn−Ga合金、Cu−Al−Ni系合金、
Cu−Al−Zn系合金などが挙げられ、用途、形状記
憶性等の程度などに応じて合金濃度を変えて用いること
ができる。特に、Ni濃度が49〜58原子%、好まし
くは50〜51原子%、より好ましくは50.3〜5
0.7原子%のNi−Ti合金が好ましい。
【0029】前記合成樹脂としては、特に制限はなく、
目的に応じて適宜選定することができ、例えば、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート樹脂、ナイロン樹脂、フッ素
樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン系樹脂、などが挙
げられるが、これらの中でも、アクリル系樹脂(PAM
A(ポリアクリル酸メチル)、PMMA(ポリメチルメ
タクリレート)、PEMA(ポリエチルメタクリレー
ト)等)、シリコーン系樹脂が生体内適合性、強度、成
形性などの点から望ましい。
【0030】前記超電導材料としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、N
b−Ti、Nb−Zr、NbSn、NbGe、Nb
Ga,Nb(Al、Ge)、VGa、VSi、
NbN、などが挙げられる。
【0031】前記コイル本体の大きさ(長さ)は、特に
制限はなく、留置目的とする動脈瘤のサイズに合わせて
適宜選定することができるが、例えば、10〜5000
0μmが好ましく、100〜5000μmがより好まし
い。
【0032】前記第1足部及び第2足部は、コイル本体
と別に作製し、コイル本体に取り付けることができる
が、合成樹脂を用いて金型で一体に形成することが成形
性の点から好適である。この場合、前記第1足部2は、
特に制限はなく、目的に応じて適宜選定することができ
るが、少なくとも1本以上、特に2本以上有することが
好ましく、渦巻き状に巻き戻って動脈瘤内部から動脈瘤
の頸部に当接する。前記第2足部3は、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選定することができるが、少なく
とも1本、好ましくは2〜10本であり、放射状に拡開
して動脈瘤1の頸部を外側(親動脈側)から係止するこ
とできるものである。なお、第1足部及び第2足部の長
さは、目的とする動脈瘤の大きさ、形状等に応じて適宜
選定することができる。
【0033】前記第1足部及び第2足部は、特に制限は
なく、目的に応じて適宜選択することができるが、形状
記憶材料製チューブにカット部を形成することにより作
製することができる。前記形状記憶材料としては、上記
形状記憶合金、形状記憶ポリマーなどを適宜用いること
ができる。前記第1足部及び第2足部は、形状記憶材料
製ワイヤーを束ねて適宜な形状を記憶させたものである
ことが好ましい。前記形状記憶材料としては、上記コイ
ル本体と同様なものを用いることができる。
【0034】前記コイル本体4前部には、図7及び図1
7に示したように、回収又は再配置用突起5を形成し、
この回収又は再配置用突起5がX線不透過性であること
が、インターナルネッククリッピングコイルを再配置や
回収する時に回収又は再配置用突起5の位置を見つける
上で便利である。この場合、後述する生体内離脱具にお
いて、ガイドワイヤーGの先端部と前記回収又は再配置
用突起5とを係合させることにより、前記インターナル
ネッククリッピングコイル10を再配置又は回収可能と
することができる。
【0035】本発明のインターナルネッククリッピング
コイルは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定する
ことができるが、50ダイン以上、好ましくは200ダ
イン以上、より好ましくは500ダイン以上の血圧下で
動脈瘤内に確実に位置決めでき、留置可能なものである
ことが好ましい。
【0036】本発明のインターナルネッククリッピング
コイルには、例えば、抗血栓性を与えるポリウレタン
系、ナイロン系、ポリオレフィン系等の親水性ポリマ
ー、血栓耐性物質、ヒアルロン酸若しくはタクソール等
の抗血管新生物質、又は血管新生物質若しくは増殖因子
類のような適切な物質を用いてコーティングすることが
できる。特に、前記傘状膜部7は、子カテーテル内では
反転している状態で表面に滑りをもたせるために抗血栓
性を与える親水性ポリマーを塗布し、動脈瘤内では前記
傘状膜部7が開いた状態では内側面が逆に表面となり血
管新生物質若しくは増殖因子類のような適切な物質を用
いてコーティングすることで血栓形成を促進し動脈瘤頚
部でしっかりと血栓形成後係止できるので好ましい。
【0037】前記増殖因子類としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選定することができ、例えば、血
管内皮細胞増殖因子(VEGF)、血小板由来増殖因子
(PDGF)、血管透過性更新因子(VPF)、塩基性
繊維芽細胞増殖因子(BFGF)、変換成長因子β(T
GF−β)、などが挙げられる。
【0038】本発明のインターナルネッククリッピング
コイルは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選定する
ことができるが、動脈瘤、動静脈奇形や動静脈瘻等の血
管障害箇所の治療、動脈瘤の頸部の直径は30mm以下
が好ましく、特に10mm以下がより好ましい。前記本
発明のインターナルネッククリッピングコイルは、図1
(A)のような椎骨脳底動脈、図1(B)のような中大
脳動脈、図1(C)のような上小脳動脈の動脈瘤のいず
れにも適用できる。
【0039】(生体内離脱具)本発明の生体内離脱具
は、インターナルネッククリッピングコイルを先端部に
収容可能な子カテーテルと、該子カテーテルを内部に収
納して目的部位まで運ぶための親カテーテルと、ガイド
ワイヤーとを備えたものである。前記生体内離脱具は、
前記本発明のインターナルネッククリッピングコイルを
第1足部及び第2足部を伸ばした状態で子カテーテルの
先端部に収容して、目的位置でガイドワイヤーを押出す
か、又は子カテーテルを手前に引くことにより、インタ
ーナルネッククリッピングコイルを離脱させて動脈瘤内
に留置可能に構成することができる。
【0040】また、前記生体内離脱具は、前記本発明の
インターナルネッククリッピングコイルを第1足部及び
第2足部を伸ばした状態で子カテーテルの先端部に収容
して、目的位置でガイドワイヤーを押出すか、又は子カ
テーテルを手前に引くことにより、インターナルネック
クリッピングコイルを離脱させると共に、該離脱後のイ
ンターナルネッククリッピングコイルの回収又は再配置
用突起をガイドワイヤーの先端部で把持し、該インター
ナルネッククリッピングコイルを再配置又は回収可能に
構成することができる。
【0041】本発明の生体内離脱具は、ガイドワイヤー
と、該ガイドワイヤーの先端に取り付けたインターナル
ネッククリッピングコイルと、該ガイドワイヤー及びイ
ンターナルネッククリッピングコイルを内部に収容した
状態で目的位置まで運ぶカテーテルを備え、前記本発明
のインターナルネッククリッピングコイルを第1足部及
び第2足部を伸展又は離脱させた状態で着脱可能にガイ
ドワイヤーの先端に取り付け、目的位置でガイドワイヤ
ー及び/又はカテーテルを操作することによってインタ
ーナルネッククリッピングコイルを単独で離脱もしくは
カテーテルから離脱させて動脈瘤内に留置可能に構成し
たものである。この生体内離脱具によれば、特に、頸部
の直径が30mm以下の動脈瘤では、インターナルネッ
ククリッピングをガイドワイヤーと一緒にカテーテルと
は別に離脱した状態で動脈瘤内に留置することができ
る。
【0042】具体的には、図14〜図16に示したよう
に、前記インターナルネッククリッピングコイル10を
先端部に着脱可能に取付けてなる子カテーテル15と、
この子カテーテル15を目的部位まで運ぶための親カテ
ーテル20と、ガイドワイヤーGとを備え、前記インタ
ーナルネッククリッピングコイル10を第1足部2及び
第2足部3を伸ばした状態で用い、目的部位においてガ
イドワイヤーGを押出すか、又は子カテーテル15を手
前に引くことにより、該子カテーテル先端開口部からイ
ンターナルネッククリッピングコイル10を離脱させて
目的部位で留置可能に構成したものである。これによ
り、インターナルネッククリッピングコイルを効率良
く、安全かつ確実に再配置又は回収することができる。
【0043】また、図14〜図16に示したように、第
1足部及び第2足部を伸ばした状態のインターナルネッ
ククリッピングコイル10を先端部に着脱可能に取付け
てなる子カテーテル15と、この子カテーテル15を目
的部位まで運ぶための親カテーテル20と、ガイドワイ
ヤーGとを備えた再配置又は回収機能を備え、前記イン
ターナルネッククリッピングコイル10を第1足部及び
第2足部を伸ばした状態で用い、目的部位においてガイ
ドワイヤーGを押出すか、又は子カテーテル15を手前
に引くことにより、該子カテーテル先端開口部からイン
ターナルネッククリッピングコイル10を目的部位にお
いて離脱させると共に、前記インターナルネッククリッ
ピングコイルの回収又は再配置用突起5をガイドワイヤ
ーGの先端部で把持して再配置又は回収可能に構成した
ものである。これにより、インターナルネッククリッピ
ングコイルを効率良く、安全かつ確実の再配置又は回収
をすることができる。
【0044】前記回収又は再配置用突起5は、前記コイ
ル本体4の中心部及び周辺部のいずれかに1個以上設け
ることができる。また、回収又は再配置用突起5は、図
17(A)に示したように先端が膨らんだ棒状のもの、
図17(B)〜(D)に示したように先端が鉤状になっ
たもの、などが挙げられ、回収又は再配置用突起5がガ
イドワイヤーGの先端部と係合してインターナルネック
クリッピングコイル10を把持し、上手くコイルを留置
できなかった時に回収したり、離脱した後で再配置する
ことができる。
【0045】なお、前記ガイドワイヤーGの先端部に、
図14に示したように、インターナルネッククリッピン
グコイル10を目的位置で押出可能な押出部材17を設
けることが、目的部位においてコイルを押出し、留置さ
せる上で好ましい。
【0046】以上、本発明のインターナルネッククリッ
ピングコイル及び生体内離脱具の一実施例について詳細
に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても差し支え
ない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
インターナルネッククリッピングコイルにおける第1足
部、第2足部と及びコイル本体、更には、腕部、傘状膜
部との相互作用により、動脈瘤の頸部を親動脈側と動脈
瘤内部からの前後方向から挟み込んで、インターナルネ
ッククリッピングコイルを安全かつ確実に動脈瘤内に留
置することができる。
【0048】また、本発明によれば、前記インターナル
ネッククリッピングコイルを動脈瘤で安全かつ確実に離
脱させることが可能であると共に、コイルのサイズを誤
ったり、上手くコイルを留置できなかった時に回収した
り、離脱した後で再配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、動脈瘤の形態例を示す概略図であり、
図1(A)は椎骨脳底動脈、図1(B)は中大脳動脈、
図1(C)は上小脳動脈の動脈瘤を示す。
【図2】図2は、本発明の第1の態様のインターナルネ
ッククリッピングコイルの一例を示す斜視図である。
【図3】図3は、別の本発明の第1の態様のインターナ
ルネッククリッピングコイルの一例を示す斜視図であ
る。
【図4】図4は、更に別の本発明の第1の態様のインタ
ーナルネッククリッピングコイルの一例を示す斜視図で
ある。
【図5】図5は、傘状膜部を設けたインターナルネック
クリッピングコイルの一例を示す斜視図である。
【図6】図6は、別の傘状膜部を設けたインターナルネ
ッククリッピングコイルの一例を示す斜視図である。
【図7】図7は、本発明の第2の態様のインターナルネ
ッククリッピングコイルの一例を示す側面図である。
【図8】図8は、別の本発明の第2の態様のインターナ
ルネッククリッピングコイルの一例を示す斜視図であ
る。
【図9】図9は、リング状に拡がる腕部を有するインタ
ーナルネッククリッピングコイルの一例を示す斜視図で
ある。
【図10】図10は、図9のインターナルネッククリッ
ピングコイルの正面図である。
【図11】図11は、別のリング状に拡がる腕部を有す
るインターナルネッククリッピングコイルの一例を示す
斜視図である。
【図12】図12は、図11のインターナルネッククリ
ッピングコイルの正面図である。
【図13】図13は、インターナルネッククリッピング
コイルの正面図である。
【図14】図14は、本発明の生体内離脱具の一例を示
す模式図である。
【図15】図15は、カテーテルを用いてインターナル
ネッククリッピングコイルを動脈瘤内に留置する状態を
示す概略側面図である。
【図16】図16は、インターナルネッククリッピング
コイルを動脈瘤内に留置した状態を示す概略側面図であ
る。
【図17】図17は、コイル本体に設けられた回収又は
再配置用突起を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 動脈瘤 2 第1足部 3 第2足部 4 コイル本体 5 回収又は再配置用突起 6 腕部 7 傘状膜部 10 インターナルネッククリッピングコイル 15 子カテーテル 17 押出部材 20 親カテーテル 100 生体内離脱具 G ガイドワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇佐美 豪乃 東京都大田区南雪谷2−3−4 (72)発明者 宇佐美 佳耶 東京都大田区南雪谷2−3−4 (72)発明者 宇佐美 智乃 東京都大田区南雪谷2−3−4 (72)発明者 宇佐美 理乃 東京都大田区南雪谷2−3−4 (72)発明者 宇佐美 南乃 東京都大田区南雪谷2−3−4 (72)発明者 宇佐美 圭子 東京都大田区南雪谷2−3−4 Fターム(参考) 4C060 DD48 MM25

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略短筒状乃至略短棒状のコイル本体と、
    該コイル本体の前端部及び後端部に形成され、目的位置
    で離脱時に該コイル本体方向に巻き戻ることが可能な第
    1の足部及び第2の足部を備え、前記インターナルネッ
    ククリッピングコイルが、動脈瘤位置で離脱した際に前
    記コイル本体が動脈瘤の頸部に挿置され、前記第1足部
    が巻き戻って動脈瘤内部から動脈瘤の頸部近傍に当接す
    ると共に、前記第2足部が巻き戻って動脈瘤の頸部近傍
    を外側(親動脈側)から係止して、前記インターナルネ
    ッククリッピングコイルを動脈瘤内に留置可能に構成し
    たことを特徴とするインターナルネッククリッピングコ
    イル。
  2. 【請求項2】 略短筒状乃至略短棒状のコイル本体と、
    該コイル本体の前端部及び後端部に形成され、目的位置
    で離脱時に該コイル本体方向に巻き戻ることが可能な第
    1の足部と、目的位置で離脱時に外側に向かって拡開可
    能な第2の足部とを備え、前記インターナルネッククリ
    ッピングコイルが、動脈瘤位置で離脱した際に前記コイ
    ル本体が動脈瘤の頸部に挿置され、前記第1足部が巻き
    戻って動脈瘤内部から動脈瘤の頸部近傍に当接すると共
    に、前記第2足部が放射状に拡開して動脈瘤の頸部近傍
    を外側(親動脈側)から係止して、前記インターナルネ
    ッククリッピングコイルを動脈瘤内に留置可能に構成し
    たことを特徴とするインターナルネッククリッピングコ
    イル。
  3. 【請求項3】 第1足部及び第2足部が、それぞれ1本
    以上設けられた請求項1から2のいずれかに記載のイン
    ターナルネッククリッピングコイル。
  4. 【請求項4】 第1足部及び第2足部の少なくともいず
    れかが、コイル本体と一体に成形されている請求項1か
    ら3のいずれかに記載のインターナルネッククリッピン
    グコイル。
  5. 【請求項5】 第1足部及び第2足部の少なくともいず
    れかの根本近傍から拡がって該第1及び第2足部を内側
    及び/又は外側から覆う傘状膜部を有する請求項1から
    4のいずれかに記載のインターナルネッククリッピング
    コイル。
  6. 【請求項6】 第1足部及び第2足部の少なくともいず
    れかから、離脱時において略リング状に拡がる少なくと
    も1本の腕部を有する請求項1から5のいずれかに記載
    のインターナルネッククリッピングコイル。
  7. 【請求項7】 コイル本体、第1足部、第2足部、傘状
    膜部及び腕部の少なくともいずれかが、金属材料、金属
    合金、形状記憶合金、合成樹脂及び超電導材料のいずれ
    かの材料で成形されている請求項1から6のいずれかに
    記載のインターナルネッククリッピングコイル。
  8. 【請求項8】 前記合成樹脂が、シリコーン系樹脂及び
    アクリル系樹脂のいずれかである請求項7に記載のイン
    ターナルネッククリッピングコイル。
  9. 【請求項9】 前記コイル本体の中心部及び周辺部のい
    ずれかに回収又は再配置用突起を設けた請求項1から8
    のいずれかに記載のインターナルネッククリッピングコ
    イル。
  10. 【請求項10】 コイル本体、第1足部、第2足部、傘
    状膜部、腕部及び回収又は再配置用突起の少なくともい
    ずれかが、X線不透過性材料を含有する請求項1から9
    のいずれかに記載のインターナルネッククリッピングコ
    イル。
  11. 【請求項11】 動脈瘤における頸部の直径が30mm
    以下の動脈瘤用である請求項1から10のいずれかに記
    載のインターナルネッククリッピングコイル。
  12. 【請求項12】 インターナルネッククリッピングコイ
    ルを先端部に収容可能な子カテーテルと、該子カテーテ
    ルを内部に収納して目的部位まで運ぶための親カテーテ
    ルと、ガイドワイヤーとを備えた生体内離脱具であっ
    て、 請求項1から11のいずれかに記載のインターナルネッ
    ククリッピングコイルを第1足部及び第2足部を伸ばし
    た状態で子カテーテルの先端部に収容して、目的位置で
    ガイドワイヤーを押出すか、又は子カテーテルを手前に
    引くことにより、インターナルネッククリッピングコイ
    ルを離脱させて動脈瘤内に留置可能に構成したことを特
    徴とする生体内離脱具。
  13. 【請求項13】 ガイドワイヤーと、該ガイドワイヤー
    の先端に取り付けたインターナルネッククリッピングコ
    イルと、該ガイドワイヤー及びインターナルネッククリ
    ッピングコイルを内部に収容した状態で目的位置まで運
    ぶカテーテルを備えた生体内離脱具であって、 請求項1から11のいずれかに記載のインターナルネッ
    ククリッピングコイルを第1足部及び第2足部を伸展又
    は離脱させた状態で着脱可能にガイドワイヤーの先端に
    取り付け、目的位置でガイドワイヤー及び/又はカテー
    テルを操作することによってインターナルネッククリッ
    ピングコイルを単独で離脱もしくはカテーテルから離脱
    させて動脈瘤内に留置可能に構成したことを特徴とする
    生体内離脱具。
  14. 【請求項14】 インターナルネッククリッピングコイ
    ルを先端部に収容可能な子カテーテルと、該子カテーテ
    ルを内部に収納して目的部位まで運ぶための親カテーテ
    ルと、ガイドワイヤーとを備えた生体内離脱具であっ
    て、 請求項9から11のいずれかに記載のインターナルネッ
    ククリッピングコイルを第1足部及び第2足部を伸ばし
    た状態で子カテーテルの先端部に収容して、目的位置で
    ガイドワイヤーを押出すか、又は子カテーテルを手前に
    引くことにより、インターナルネッククリッピングコイ
    ルを離脱させると共に、該離脱後のインターナルネック
    クリッピングコイルの回収又は再配置用突起をガイドワ
    イヤーの先端部で把持し、該インターナルネッククリッ
    ピングコイルを再配置又は回収可能に構成したことを特
    徴とする再配置又は回収機能を備えた生体内離脱具。
  15. 【請求項15】 ガイドワイヤーの先端部にインターナ
    ルネッククリッピングコイルを目的位置で押出可能な押
    出部材を設けた請求項12から14のいずれかに記載の
    生体内離脱具。
JP2003007854A 2002-01-17 2003-01-16 インターナルネッククリッピング用留置具、生体内離脱具及び再配置又は回収機構を備えた生体内離脱具 Expired - Lifetime JP4194852B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003007854A JP4194852B2 (ja) 2002-01-17 2003-01-16 インターナルネッククリッピング用留置具、生体内離脱具及び再配置又は回収機構を備えた生体内離脱具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002-8499 2002-01-17
JP2002008499 2002-01-17
JP2003007854A JP4194852B2 (ja) 2002-01-17 2003-01-16 インターナルネッククリッピング用留置具、生体内離脱具及び再配置又は回収機構を備えた生体内離脱具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003275218A true JP2003275218A (ja) 2003-09-30
JP4194852B2 JP4194852B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=29217923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003007854A Expired - Lifetime JP4194852B2 (ja) 2002-01-17 2003-01-16 インターナルネッククリッピング用留置具、生体内離脱具及び再配置又は回収機構を備えた生体内離脱具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4194852B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9554801B2 (en) 2014-03-14 2017-01-31 Cook Medical Technologies Llc Extravascular implant for facilitating sutured side-to-side arteriovenous fistula creation and maintaining patency
CN107157563A (zh) * 2017-05-09 2017-09-15 兰州西脉记忆合金股份有限公司 一种记忆合金丝双梁含一对环抱臂的胸骨固定器
CN107157562A (zh) * 2017-05-09 2017-09-15 兰州西脉记忆合金股份有限公司 一种记忆合金丝单梁上含一对环抱臂的胸骨固定器
WO2019178579A1 (en) * 2018-03-16 2019-09-19 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices for vein closure
JP2020142078A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 デピュイ・シンセス・プロダクツ・インコーポレイテッド 脳動脈瘤のためのストラットフローダイバータ、及びストラットのもつれを防止するための方法
JP2022114589A (ja) * 2021-01-27 2022-08-08 株式会社SG-1Medical 血管プラグ及び治療デバイス

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016116823A1 (en) 2015-01-22 2016-07-28 Koninklijke Philips N.V. Endograft visualization with pre-integrated or removable optical shape sensing attachments
EP3766435A4 (en) * 2018-03-22 2021-05-05 TERUMO Kabushiki Kaisha CAP MATERIAL

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9554801B2 (en) 2014-03-14 2017-01-31 Cook Medical Technologies Llc Extravascular implant for facilitating sutured side-to-side arteriovenous fistula creation and maintaining patency
CN107157563A (zh) * 2017-05-09 2017-09-15 兰州西脉记忆合金股份有限公司 一种记忆合金丝双梁含一对环抱臂的胸骨固定器
CN107157562A (zh) * 2017-05-09 2017-09-15 兰州西脉记忆合金股份有限公司 一种记忆合金丝单梁上含一对环抱臂的胸骨固定器
WO2019178579A1 (en) * 2018-03-16 2019-09-19 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices for vein closure
US11109867B2 (en) 2018-03-16 2021-09-07 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices and methods for vein closure
JP2020142078A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 デピュイ・シンセス・プロダクツ・インコーポレイテッド 脳動脈瘤のためのストラットフローダイバータ、及びストラットのもつれを防止するための方法
CN111658046A (zh) * 2019-03-06 2020-09-15 德普伊新特斯产品公司 用于脑动脉瘤的撑条流转向器和用于防止撑条缠结的方法
JP7497175B2 (ja) 2019-03-06 2024-06-10 デピュイ・シンセス・プロダクツ・インコーポレイテッド 脳動脈瘤のためのストラットフローダイバータ、及びストラットのもつれを防止するための方法
JP2022114589A (ja) * 2021-01-27 2022-08-08 株式会社SG-1Medical 血管プラグ及び治療デバイス
JP7315969B2 (ja) 2021-01-27 2023-07-27 株式会社SG-1Medical 血管プラグ及び治療デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP4194852B2 (ja) 2008-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11291453B2 (en) Filamentary devices having a flexible joint for treatment of vascular defects
US20230149022A1 (en) Filamentary devices for treatment of vascular defects
JP4324103B2 (ja) 耐伸張性治療具
JP4472525B2 (ja) 血管障害部位の塞栓具
EP3600068B1 (en) Devices for embolization of body structures
EP1207791B1 (en) Controlled injection of liquid embolic composition
US6221066B1 (en) Shape memory segmented detachable coil
US8535345B2 (en) Vasoocclusive coil with biplex windings to improve mechanical properties
EP3908354A1 (en) Filamentary devices for treatment of vascular defects
US20040115164A1 (en) Soft filament occlusive device delivery system
EP1188413A2 (en) Intravascular embolization device
WO2005016186A1 (en) System for delivering an implant utilizing a lumen reducing member
US12070220B2 (en) Devices having multiple permeable shells for treatment of vascular defects
JP2020157066A (ja) 動脈瘤治療装置
US20050283182A1 (en) Systems and methods for intraluminal delivery of occlusive elements
CN109745094B (zh) 封堵装置
US20220192678A1 (en) Filamentary devices for treatment of vascular defects
JP4194852B2 (ja) インターナルネッククリッピング用留置具、生体内離脱具及び再配置又は回収機構を備えた生体内離脱具
CN215606011U (zh) 一种利用弹性体固定动脉瘤封堵装置的输送机构
JP7427202B2 (ja) 動脈瘤頚部塞栓部材および動脈瘤頚部塞栓部材の製造方法
JP2018501070A (ja) 生体基礎拡張可能閉塞装置
KR20130118668A (ko) 혈관 폐쇄용 장치
US12076021B2 (en) Vaso-occlusive devices and methods for making and using same
JP2024533222A (ja) 血管閉塞デバイス
CN115844604A (zh) 一种血流导向支架系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4194852

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term