JP2022114589A - 血管プラグ及び治療デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】瘤に対するサイズの自由度が高く且つ拡張部の急激な拡張を抑制した血管プラグを提供すること。【解決手段】血管に形成された瘤を塞栓する血管プラグ2は、プッシャワイヤ5と、プッシャワイヤ5の遠位側に接続され、瘤に留置される拡張部4とを備え、拡張部4は、カテーテル3への収納時には縮径して略筒形となり、非収納時には先端側から外向きにカールするように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、血管プラグ及びこれを備えた治療デバイスに関する。
従来、患者の血管内に形成された瘤の破裂を予防するため、瘤の内部にコイルを留置する治療が行われている。近年では、コイルの代わりに血管プラグで瘤を塞栓する治療も行われている。この種の血管プラグとして、プッシャワイヤと、メッシュ部とを備えた血管プラグが提案されている。この血管プラグのメッシュ部は、カテーテル内に縮径した状態で収納され、カテーテルから押し出されたときに拡張するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6750045号公報
血管プラグは、拡張したときのメッシュ部のサイズと瘤の大きさとが適合していないと、瘤を適切に塞栓することが難しくなるだけでなく、それ以外にも不具合を生じやすい。例えば、瘤の大きさに比べてメッシュ部のサイズが小さいと、瘤の内部に血液が入りやすくなるため、瘤の更なる拡張につながるおそれがある。また、瘤の大きさに比べてメッシュ部のサイズが大きいと、メッシュ部の一部が血管側に突出して、血流を阻害するおそれがある。そのため、従来の血管プラグを用いた治療では、サイズの異なる複数の血管プラグを準備したり、その中から最適なサイズの血管プラグを選択したりする必要があり、施術前の作業が煩雑になるという課題があった。
また、特許文献1に記載の血管プラグ(以下、「従来例の血管プラグ」ともいう)では、以下のような不具合を生じることがある。図6A及び図6Bは、従来例の血管プラグ102を備えた治療デバイス101を用いて分岐部動脈瘤ANにメッシュ部104を留置する様子を説明する図である。図6Aに示すように、従来例の治療デバイス101において、カテーテル103の先端が分岐部動脈瘤ANの内部に送り込まれ、その状態でプッシャワイヤ105が操作されると、カテーテル3に収納されていたメッシュ部104は、先端側から押し出される。このとき、メッシュ部104がカテーテル103の先端から不用意に飛び出さないように、プッシャワイヤ105は、少しずつ押し出される。しかし、メッシュ部104の半分以上が押し出されたときに、先に押し出されたメッシュ部104の拡張力により、残りのメッシュ部104がカテーテル103から引き出されることがある。このような引き出し力が作用すると、図6Bに示すように、メッシュ部104が急激に飛び出してしまい、分岐部動脈瘤ANを脆弱にし、場合によっては突き破ってしまうことがある。このようなメッシュ部104の急激な展開による不具合を回避するには、プッシャワイヤ105を遠位側に押し込みながら、カテーテル103の先端を分岐部動脈瘤ANから引き出すように慎重に操作しなければならず、施術の難易度がより一層高くなる。したがって、従来、瘤に対するサイズの自由度が高く且つメッシュ部104のような拡張部の急激な拡張を抑制することが要望されている。
本発明は、瘤に対するサイズの自由度が高く且つ拡張部の急激な拡張を抑制した血管プラグ及び治療デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一形態は、血管に形成された瘤を塞栓する血管プラグであって、プッシャワイヤと、前記プッシャワイヤの遠位側に接続され、瘤に留置される拡張部と、を備え、前記拡張部は、カテーテルへの収納時には縮径して略筒形となり、非収納時には先端側から外向きにカールする血管プラグである。
上記血管プラグに係る発明において、前記拡張部は、留置された瘤の大きさに応じてカール形状が変化する構成としてもよい。
上記血管プラグに係る発明において、前記拡張部は、少なくとも先端側が開放されていてもよい。
上記血管プラグに係る発明において、前記拡張部は、非収納時において、先端側が外向きに二重以上にカールする構成としてもよい。
上記血管プラグに係る発明において、前記プッシャワイヤと前記拡張部とを分離可能に接続する接続部を備える構成としてもよい。
上記血管プラグに係る発明において、前記拡張部は、メッシュ状であってもよい。
上記血管プラグに係る発明において、前記拡張部は、非メッシュ状であってもよい。
上記血管プラグに係る発明において、分岐部動脈瘤を塞栓するために用いられてもよい。
本発明の他の一形態は、上記いずれかの発明に係る血管プラグと、前記血管プラグを収納するカテーテルと、を備える治療デバイスである。
上記治療デバイスに係る発明において、前記血管プラグは、前記カテーテルに収納され、瘤内に前記カテーテルの先端が配置された状態で前記拡張部が拡張されるように構成されてもよい。
本発明によれば、瘤に対するサイズの自由度が高く且つ拡張部の急激な拡張を抑制した血管プラグ及び治療デバイスを提供することができる。
第1実施形態の血管プラグ2を備える治療デバイス1の斜視図である。 カテーテル3へ収納されていない状態の血管プラグ2を軸線中心に沿って切断した場合の断面図である。 カテーテル3へ収納された状態の血管プラグ2を軸線中心に沿って切断した場合の断面図である。 第1実施形態の治療デバイス1を用いて分岐部動脈瘤ANにステント4を留置する手順を説明する模式図である。 第1実施形態の治療デバイス1を用いて分岐部動脈瘤ANにステント4を留置する手順を説明する模式図である。 第1実施形態の治療デバイス1を用いて分岐部動脈瘤ANにステント4を留置する手順を説明する模式図である。 第1実施形態の治療デバイス1を用いて分岐部動脈瘤ANにステント4を留置する手順を説明する模式図である。 第2実施形態の血管プラグ12を備える治療デバイス1の斜視図である。 第3実施形態の血管プラグ22を備える治療デバイス1の斜視図である。 従来例の血管プラグ102を備えた治療デバイス101を用いて分岐部動脈瘤ANにメッシュ部104を留置する様子を説明する図である。 従来例の血管プラグ102を備えた治療デバイス101を用いて分岐部動脈瘤ANにメッシュ部104を留置する様子を説明する図である。
以下、本発明に係る血管プラグ及び治療デバイスの実施形態について説明する。なお、本明細書に添付した図面は、いずれも模式図であり、理解しやすさ等を考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更又は誇張している。また、図面においては、部材の断面を示すハッチングを適宜に省略する。
本明細書等において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば「直交」、「方向」等の用語については、その用語の厳密な意味に加えて、ほぼ直交とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。本明細書では、プッシャワイヤ5(後述)を直線状に延ばした状態での軸線方向(中心軸方向)をX方向とする。X方向において、施術者に近い近位側(後端側)をX1側、施術者から離れた遠位側(先端側)をX2側とし、X方向と直交する方向を径方向(Y方向)として説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の血管プラグ2を備える治療デバイス1の斜視図である。図2Aは、カテーテル3へ収納されていない状態(非収納時)の血管プラグ2を軸線中心に沿って切断した場合の断面図である。図2Bは、カテーテル3へ収納された状態(収納時)の血管プラグ2を軸線中心に沿って切断した場合の断面図である。
図1に示すように、治療デバイス1は、血管プラグ2と、カテーテル3とを備えている。治療デバイス1は、血管プラグ2がカテーテル3に収納され、瘤の内部でステント4(後述)がカテーテル3から押し出されて拡張することにより、瘤を塞栓する用途において使用される。
血管プラグ2は、図2Aに示すように、ステント(拡張部)4、プッシャワイヤ5及び接続部6を備えている。
ステント4は、瘤の内部に留置される構造体である。本実施形態のステント4は、拡張により血管内腔を確保する一般的なステントとは異なり、拡張により瘤の内部への血液の流入を抑制するために用いられる。図1及び図2Aに示すように、ステント4は、非収納時(以下、「拡張時」ともいう)において、軸線方向(X方向)X及び径方方向(Y方向)に向けて3次元的に自己拡張し、略球形となる。
ここで、略球状とは、一般的な意味での球状に限らず、両端が球状となる円筒形、厚さ方向に膨らんだ円盤状、楕円体等であってもよい。すなわち、本明細書において略球状とは、一般的な球状に限らず、概ね球状とみなせる形状又は球状と近似した立体形状(三次元形状)であり、瘤の内部への血液の流入を抑制することができれば、どのような形状であってもよい。また、拡張時のステント4において、表面の一部又は全体に凹凸が形成されていてもよい。
一方、図2Bに示すように、ステント4は、カテーテル3への収納時には、縮径されて細長い筒形となる。ステント4は、図2Bに示す縮径した状態からカテーテル3の外に押し出されることにより、図2Aに示すような略球状に自己拡張する。
図2Bに示すように、ステント4の近位側(X1側)は、接続部6(後述)を介してプッシャワイヤ5に接続されている。図2Aに示すように、ステント4の近位側は、拡張時には遠位側(X2側)に位置する。また、図2Bに示すように、ステント4の遠位側(X2側)は、開放されている。図2Aに示すように、ステント4の遠位側は、拡張時には近位側(X1側)に位置する。そのため、ステント4は、拡張時において、近位側に位置する先端部31(後述)が閉じられていない形状を有する。そして、ステント4は、拡張時には、先端側の部分(以下、「先端部」ともいう)41が外向きに3次元的にカールするように自己拡張する。ステント4は、先端部41が外向きにカールすることにより、全体が略球状となる。
なお、図2Aは、自然拡張状態におけるステント4の形状を示している。自然拡張状態とは、ステント4を開放された空間で拡張させた状態をいう。自然拡張状態において、ステント4は、最も拡張した状態となる。図2Aでは、先端部41が一重にカールした自然拡張状態のステント4を実線で示しているが、ステント4が留置される瘤の大きさによっては、想像線(二点鎖線)で示すように、先端部41が二重にカールした状態となる。具体的には、瘤が大きい場合、先端部41がカールする量が少なくなるため(例えば、一重)、ステント4の全体の形状は大きくなる。一方、瘤が小さい場合、想像線で示すように、先端部41がカールする量が多くなるため(例えば、二重又はそれ以上)、ステント4の全体の形状は小さくなる。このように、ステント4は、瘤の大きさに応じてカール形状が変化するため、留置される瘤の大きさに合わせて形状を変化させることができる。
ステント4において、瘤の大きさに応じて先端部41のカール形状が変化する特性は、後述するように、例えば略球状に形成されたステント4に形状記憶処理を施すことにより付与することができる。図2Aに示す自然拡張状態のステント4において、接続部6とステント4の遠位側(X2側)との間の長さ(以下、「突き出し長さ」ともいう)Lは、適宜に設定することができる。例えば、自然拡張状態において、ステント4の突き出し長さLを短くすることにより、瘤の内部にステント4を留置する際に、カテーテル3の先端部を瘤のより奥側まで送り込むことができる。そのため、カテーテル3の先端部の位置をより安定させた状態でステント4を拡張させることができる。
第1実施形態のステント4は、金属又は樹脂材料によりメッシュ状に形成されている。ステント4において、メッシュ部分の開口の大きさ、密度等は、適宜に設定することができる。ステント4は、例えば生体適合性材料、特に好ましくは超弾性合金から形成されたチューブを、メッシュ状にレーザ加工することにより作製することができる。超弾性合金チューブから作製する場合、コストを低減させるため、数mm程度のチューブをレーザ加工後、所望する形状(例えば、図1に示す略球状)に拡張させ、その形状のチューブ材に形状記憶処理を施すことにより作製することが好ましい。なお、ステント4は、レーザ加工に限らず、例えば切削加工等の他の方法によって作製することも可能であるし、ワイヤ状に成形した金属線を編み込むことによっても作製することができる。
ステント4を形成するための材料としては、材料自体の剛性が高く且つ生体適合性が高い材料が好ましい。このような材料としては、例えばチタン、ニッケル、ステンレス鋼、白金、金、銀、銅、鉄、クロム、コバルト、アルミニウム、モリブデン、マンガン、タンタル、タングステン、ニオブ、マグネシウム、カルシウム、これらを含む合金等が挙げられる。また、このような材料として、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリフェニレンスルフィド、ポリカーボネイト、ポリエーテル、ポリメチルメタクリレート等の合成樹脂材料を用いることもできる。更に、このような材料として、例えばポリ乳酸(PLA)、ポリヒドロキシブチレート(PHB)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリεカプロラクトン等の生分解性樹脂(生分解性ポリマー)等を用いることもできる。
これらの中でも、チタン、ニッケル、ステンレス鋼、白金、金、銀、銅、マグネシウム又はこれらを含む合金が望ましい。合金としては、例えばNi-Ti合金、Cu-Mn合金、Cu-Cd合金、Co-Cr合金、Cu-Al-Mn合金、Au-Cd-Ag合金、Ti-Al-V合金等が挙げられる。また、合金としては、マグネシウムと、Zr、Y、Ti、Ta、Nd、Nb、Zn、Ca、Al、Li、Mn等との合金が挙げられる。これらの合金の中では、Ni-Ti合金が望ましい。
プッシャワイヤ5は、ステント4を、カテーテル3内又は血管内で移動させる際に、施術者により操作される線状の部材である。施術者は、プッシャワイヤ5の近位側(X1側)に連結された操作部(不図示)を介してプッシャワイヤ5を押し込んだり、引き込んだりすることにより、カテーテル3、血管、瘤等の内部において、ステント4を前進させたり、後退させたりすることができる。
接続部6は、プッシャワイヤ5とステント4(血管プラグ2)とを分離可能に接続する部材である。接続部6は、図2Bに示すように、プッシャワイヤ5の遠位側(X2側)と、ステント4の近位側(X1側)との間に設けられている。接続部6は、例えばヒータコイル、フィラメント等(不図示)により構成される。プッシャワイヤ5を介してヒータコイルに通電すると、ヒータコイルが加熱し、この加熱によりフィラメントが溶けて切断される。フィラメントが切断されることにより、プッシャワイヤ5とステント4が分離される。施術者は、瘤の内部でステント4を拡張させた後、プッシャワイヤ5を介してヒータコイルに通電することにより、瘤にステント4を残したまま、プッシャワイヤ5のみを回収することができる。なお、接続部6を切断した後のステント4とプッシャワイヤ5を示す図3D(後述)では、切断された接続部6の図示を省略している。また、接続部6は、プッシャワイヤ5の周方向に回転力が加えられたときに、機械的に切断されるように構成してもよい。接続部6は、施術者の操作によりプッシャワイヤ5とステント4とを分離可能であれば、上記例に限らず、どのような構成であってもよい。
カテーテル3は、血管プラグ2が収納される細長い筒状のチューブである。カテーテル3は、血管プラグ2が収納された状態で、例えば脳動脈の中に挿入される。カテーテル3の遠位側(X2側)の端部には、造影用のマーカー(不図示)が設けられている。マーカーは、血管内において、カテーテル3の遠位側の位置を確認するための目印となる部材であり、放射線不透過の材料により形成される。以下の説明では、カテーテル3の遠位側の端部を、「カテーテル3の先端部31」又は「先端部31」ともいう。
次に、第1実施形態の治療デバイス1を用いた施術により、生体内に形成された分岐部動脈瘤ANにステント4を留置する場合の手順について説明する。
図3A~図3Dは、第1実施形態の治療デバイス1を用いて分岐部動脈瘤ANにステント4を留置する手順を説明する模式図である。治療デバイス1は、カテーテル3に血管プラグ2を収納した状態(図2B参照)で生体内に挿入される。なお、治療デバイス1を分岐部動脈瘤ANに誘導する際には、ガイドワイヤ、ガイディングカテーテル(不図示)等が用いられるが、ここでは、これらデバイスを用いた作業の説明を省略する。
まず、図3Aに示すように、カテーテル3(治療デバイス1)の先端部31を血管分岐部Bの近傍まで誘導し、更に先端部31を分岐部動脈瘤ANの内部に送り込む。カテーテル3の先端部31は、分岐部動脈瘤ANの奥行き方向において、中間から奥側の位置に送り込むことが望ましい。
次に、カテーテル3の近位側(X1側)を把持した状態で、プッシャワイヤ5を操作して、ステント4を遠位側(X2側)に押し込む。これにより、図3Bに示すように、カテーテル3に収納されていたステント4の先端部41がカテーテル3の先端部31から押し出され、外向きにカールしながら拡張する。ステント4は、カテーテル3の先端部31から押し出された直後から外向きにカールしながら拡張する。そして、プッシャワイヤ5を操作して、ステント4を更に遠位側に押し込むと、図3Cに示すように、ステント4の先端部41は、更に外向きカールしながら拡張する。これにより、ステント4は、分岐部動脈瘤ANの大きさに合わせて形状を変化させながら拡張して、最終的に分岐部動脈瘤ANの大きさに合った略球状となる。なお、ステント4がカテーテル3の先端部31から突出する長さは、ステント4を遠位側に押し込む量に係わらず、ほぼ同じとなる。すなわち、ステント4を遠位側に押し込み続けても、ステント4は、カテーテル3の先端部31から一定の長さ以上は突出することがない。
次に、接続部6(図2A参照)に通電して、図3Dに示すように、プッシャワイヤ5とステント4を分離させる。そして、血管分岐部Bからカテーテル3と共にプッシャワイヤ5を近位側(X1側)へ引き込む。これにより、カテーテル3とプッシャワイヤ5を生体内から回収することができる。なお、拡張したステント4からカテーテルとプッシャワイヤ5を引き抜くと、ステント4の先端部41が中心側に膨らみ、カテーテルやプッシャワイヤ5の挿通していた穴が塞がれる。そのため、後述するように、分岐部動脈瘤ANの開口(血管側の部分)からの血液の流入を抑制し、また内部に残存する血液の流出を抑制して血液塊をステント内に形成することができる。
以上の手順により、分岐部動脈瘤ANの内部に略球状のステント4を留置することができる。なお、図3A~図3Dは、分岐部動脈瘤ANにステント4を留置する手順の概略を示したものである。実際に分岐部動脈瘤ANにステント4を留置する作業には、瘤が形成されている部位に応じて様々な施術が行われる。
上述した第1実施形態の血管プラグ2及びこれを備えた治療デバイス1によれば、例えば以下のような効果を奏する。
第1実施形態の血管プラグ2において、ステント4は、拡張時に先端部41から外向きにカールする。そのため、例えば図3A~図3Dに示すように、分岐部動脈瘤ANの内部でステント4を拡張させることにより、ステント4の形状を、分岐部動脈瘤ANの大きさに合わせて変化させることができる。このように、第1実施形態の血管プラグ2は、瘤に対するサイズの自由度が高いため、分岐部動脈瘤ANの大きさに合わせて拡張時のサイズが異なる複数のステントを用意したり、その中から最適なサイズのステントを選択したりする必要がないので、施術前の作業をより簡素化することができる。
なお、第1実施形態のステント4は、1つのサイズで様々な大きさの瘤に対応させることができるが、複数のサイズを用意しておき、瘤の大きさに適したサイズのステント4を選択するようにしてもよい。このような使用形態においては、ステント4を拡張した際に、瘤の開口を覆う部分のメッシュ密度を高くしておくことが望ましい。また、1つのステント4で様々な大きさの瘤に対応させる場合、メッシュの密度を全体で均等にしておくことが好ましい。拡張させたステント4のどの部分が瘤の開口を覆うかを予測することが難しいためである。
第1実施形態の血管プラグ2において、拡張したステント4の近位側(X1側)は、例えば図2Aに示すように、カールした先端部41が一重(又は二重以上)に重なり合った状態となる。そして、ステント4からプッシャワイヤ5が分離すると、ステント4の先端部41は、複雑に重なり合った密な状態となる。したがって、第1実施形態の血管プラグ2によれば、分岐部動脈瘤ANの内部に留置されたステント4によって、分岐部動脈瘤ANの開口(血管側の部分)からの血液の流入を抑制し、また内部に残存する血液の流出を抑制して血液塊をステント4内に形成することができる。なお、拡張時において、ステント4の先端部41をどのようにカールさせるかは、ステント4を作成する際に設定することができる。すなわち、ステント4の作製時において、ステント4の先端部41を一重又は二重以上にカールさせた状態で形状記憶処理を施すことにより、ステント4の先端部41のカール形状を記憶させることができる。
ここで、血管プラグ2を分岐部動脈瘤ANの内部で拡張させることによる有利な点について説明する。
先に説明した特許文献1に記載された従来例の血管プラグは、カテーテルから押し出されたメッシュ部が、押出し方向の前方に向けて拡張するように構成されている。そのため、血管が複雑に屈曲しているために、カテーテル内でプッシャワイヤの動きが鈍くなっている場合、プッシャワイヤを遠位側に強く押し込んだ際に、メッシュ部が急激に飛び出して分岐部動脈瘤を脆弱にし、場合によっては突き破ってしまうおそれがある。また、プッシャワイヤを遠位側に押し込む際に不具合が生じなかったとしても、先に図6Bを用いて説明したように、メッシュ部104が半分以上押し出されたときに、先に押し出されたメッシュ部104の拡張力により、メッシュ部104が急激に飛び出して、分岐部動脈瘤を脆弱にし、場合によっては突き破ってしまうおそれもある。
従来例の血管プラグにおいて、上記のような不具合を回避するため、例えばプッシャワイヤを遠位側(X2側)に押し込むと同時に、プッシャワイヤとカテーテルを近位側(X1側)に引き込む操作を行うことが考えられる。しかし、複雑に屈曲した血管内において、上記のような操作を行うには高度な技術が必要となり、施術の難易度がより一層高くなる。また、他の方法として、カテーテルの先端部を分岐部動脈瘤の近傍まで送り込んだ状態でメッシュ部を拡張させることが考えられる。しかし、分岐部動脈瘤のある血管分岐部は、形状が複雑であり且つ血流もあるため、カテーテルの先端部の位置を安定させることは難しく、カテーテルの先端部が分岐部動脈瘤から外れた方向に向いてしまうこともある。そのため、カテーテルの先端部からメッシュ部を押し出したときに、メッシュ部が意図しない方向に飛び出すおそれがある。
これに対して、第1実施形態のステント4は、図3Bに示すように、カテーテル3の先端部31から押し出された直後から外向きにカールしながら拡張する。これによれば、仮にカテーテル3からステント4の先端部41が急激に飛び出したとしても、先端部41は、図中の矢印で示すように、外向きにカールしながら拡張するため、拡張力が瘤の遠位側の内壁面から離れる方向に作用する。したがって、ステント4の先端部41が分岐部動脈瘤ANを突き破るリスクを大幅に低減することができる。
また、第1実施形態のステント4によれば、ステント4を半分以上押し出した後、ステント4の急激な飛び出しを抑制するために、プッシャワイヤ5を近位側(X1側)へ引き込む操作を行う必要がない。そのため、プッシャワイヤ5を遠位側(X2側)へ押し込む途中において、一時的にプッシャワイヤ5を近位側に引き込むという操作を行う必要がなく、プッシャワイヤ5を遠位側へ押し込み続け、ステント4の全体を拡張させてからプッシャワイヤ5を分離させるという使用方法が可能となる。
また、第1実施形態の血管プラグ2は、図3Aに示すように、カテーテル3の先端部31を分岐部動脈瘤ANの内部に送り込んだ状態でステント4を拡張させることができるため、カテーテル3の先端部31の位置をより安定させた状態でステント4を拡張させることができる。したがって、カテーテル3の先端部31が分岐部動脈瘤ANから外れた方向に向いてしまい、カテーテル3からステント4が意図しない方向に飛び出す不具合を抑制することができる。
(他の実施形態)
図4は、第2実施形態の血管プラグ12を備える治療デバイス1の斜視図である。図4に示すように、第2実施形態の血管プラグ12において、ステント(拡張部)14は、第1実施形態のステント4よりも目の詰まったメッシュ状に形成されている。なお、図示していないが、メッシュパターンは、縦横の線材が互いに直交する形状でもよいし、波形の線材が重なり合った形状であってもよい。
図5は、第3実施形態の血管プラグ22を備える治療デバイス1の斜視図である。図5に示すように、第3実施形態の血管プラグ22において、ステント(拡張部)24は、均一な面状で実質的に無孔(非メッシュ状)に形成されている。本実施形態のステント24は、例えば、樹脂材料により形成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
第1実施形態のステント4において、メッシュの密度は、全体が均等であってもよいし、部分的に不均等であってもよい。この変形形態は、第2実施形態のステント14にも適用することができる。
第3実施形態のステント24において、一部をメッシュ状にしてもよいし、規則的又は不規則に開口を形成してもよい。この開口は、例えば、円形、楕円形、三角形、四角形等の形状であってもよい。
第1実施形態の血管プラグ2において、ステント4を二重構造としてもよい。この変形形態は、第2実施形態のステント14及び第3実施形態のステント24にも適用することができる。
第1実施形態では、血管プラグ2(ステント4)を分岐部動脈瘤ANに留置する例を示したが、血管プラグ2は、他の塞栓にも適用することができる。このような使用形態は、第2実施形態のステント14及び第3実施形態のステント24にも共通する。
1:治療デバイス
2,12,22:血管プラグ
3:カテーテル
4,14,24:ステント
5:プッシャワイヤ
6:接続部
31:カテーテル3の先端部
41:ステント4の先端部

Claims (10)

  1. 血管に形成された瘤を塞栓する血管プラグであって、
    プッシャワイヤと、
    前記プッシャワイヤの遠位側に接続され、瘤に留置される拡張部と、
    を備え、
    前記拡張部は、カテーテルへの収納時には縮径して略筒形となり、非収納時には先端側から外向きにカールする血管プラグ。
  2. 前記拡張部は、留置された瘤の大きさに応じてカール形状が変化する請求項1に記載の血管プラグ。
  3. 前記拡張部は、少なくとも先端側が開放されている請求項1又は2に記載の血管プラグ。
  4. 前記拡張部は、非収納時において、先端側が外向きに二重以上にカールする請求項1~3のいずれかに記載の血管プラグ。
  5. 前記プッシャワイヤと前記拡張部とを分離可能に接続する接続部を備える請求項1~4のいずれかに記載の血管プラグ。
  6. 前記拡張部は、メッシュ状である請求項1~5のいずれかに記載の血管プラグ。
  7. 前記拡張部は、非メッシュ状である請求項1~5のいずれかに記載の血管プラグ。
  8. 分岐部動脈瘤を塞栓するために用いられる請求項1~7のいずれかに記載の血管プラグ。
  9. 請求項1~8のいずれかに記載の血管プラグと、
    前記血管プラグを収納するカテーテルと、
    を備える治療デバイス。
  10. 前記血管プラグは、前記カテーテルに収納され、瘤内に前記カテーテルの先端が配置された状態で前記拡張部が拡張される請求項9に記載の治療デバイス。
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