JP2003273580A - 電子部品装着装置への部品供給ユニット取付装置 - Google Patents

電子部品装着装置への部品供給ユニット取付装置

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JP2003273580A
JP2003273580A JP2002072211A JP2002072211A JP2003273580A JP 2003273580 A JP2003273580 A JP 2003273580A JP 2002072211 A JP2002072211 A JP 2002072211A JP 2002072211 A JP2002072211 A JP 2002072211A JP 2003273580 A JP2003273580 A JP 2003273580A
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mounting device
supply unit
push rod
component supply
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Hideaki Sunanaga
秀明 砂永
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Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
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Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カプラとプッシュロッドの接続をスムーズに
行え、接続不良も起こり難く、エア漏れが発生するのを
極力防止できるようにした電子部品装着装置への部品供
給ユニット取付装置を提供すること。 【解決手段】 ユニットベース19に設けられたプッシ
ュロッド80に部品供給ユニット6を近づけ、カプラ8
5の入口開口部87Aを介して段付き嵌合溝87にプッ
シュロッド80の縮径部81を嵌合する。このとき、カ
プラ85とプッシュロッド85のズレをゼロにすること
は困難であるものの、段付き嵌合溝87の入口開口部8
7Aがより外側が滑らかに広くなるように形成されてい
ると共に、カプラ85の縮径部88の周囲には弾性を有
するOリング89が嵌着されているのでフレキシブルで
あって、段付き嵌合溝86の拡径部とカプラ85の拡径
部90とはある程度のクリアランスSをもって嵌合して
いることと相俟って、ズレによる衝撃を緩衝吸収でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアテープリ
ールから繰り出されたキャリアテープを吸着ノズルによ
る電子部品のピックアップ位置まで間欠送りするテープ
送り機構と、ピックアップ位置の手前でキャリアテープ
のカバーテープを引き剥がすと共にこれを巻き取るカバ
ーテープ巻取り機構と、前記テープ送り機構の駆動源で
あるエアシリンダとを備えて成る部品供給ユニットを電
子部品装着装置へ取付ける電子部品装着装置への部品供
給ユニット取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部品供給ユニットとし
て、特開平2001−284887号公報に記載のもの
が知られている。この部品供給ユニットは、電子部品装
着装置にセットされ、電子部品装着装置からの圧縮空気
で部品供給ユニットの送り機構のエアシリンダを駆動さ
せる。そして、図10に示すように、両者の空気系統の
接続部は、部品供給ユニット6側に六角穴付止めネジ1
00で固定されるカプラ101と、エア供給源に接続さ
れる共に前記電子部品装着装置のユニットベースに設け
られるプッシュロッド102とを前記エアシリンダに連
通する嵌合溝105を介して接続することにより形成さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記カプラ1
01とプッシュロッド102のズレをゼロにすることは
困難であり、プッシュロッド102のOリング103が
カプラ101のC面部である取付用の開口部104の角
部に削り摂られるという事態が発生する。また、接続不
良も起こり易く、エア漏れが発生する場合も起こる。
【0004】そこで本発明は、カプラとプッシュロッド
の接続をスムーズに行え、接続不良も起こり難く、エア
漏れが発生するのを極力防止できるようにした電子部品
装着装置への部品供給ユニット取付装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため第1の発明は、
キャリアテープリールから繰り出されたキャリアテープ
を吸着ノズルによる電子部品のピックアップ位置まで間
欠送りするテープ送り機構と、ピックアップ位置の手前
でキャリアテープのカバーテープを引き剥がすと共にこ
れを巻き取るカバーテープ巻取り機構と、前記テープ送
り機構の駆動源であるエアシリンダとを備えて成る部品
供給ユニットを電子部品装着装置へ取付ける電子部品装
着装置への部品供給ユニット取付装置において、エア供
給源に接続される共に前記電子部品装着装置のユニット
ベースに設けられ外周に弾性部材が嵌着されたプッシュ
ロッドと、外周に弾性部材が嵌着されて前記部品供給ユ
ニットの電子部品供給方向側の先端部に形成された第1
嵌合溝に嵌合してユニット本体に取付けられると共にそ
の中間部に形成された前記エアシリンダに連通する第2
嵌合溝に前記プッシュロッドが嵌合して該ロッドと接続
するカプラとを設けたことを特徴とする。
【0006】第2の発明は、同電子部品装着装置への部
品供給ユニット取付装置において、エア供給源に接続さ
れる共に前記電子部品装着装置のユニットベースに設け
られ外周に弾性部材が嵌着されたプッシュロッドと、外
周に弾性を有するOリングが嵌着されて前記部品供給ユ
ニットの電子部品供給方向側の先端部に形成された第1
嵌合溝に嵌合してユニット本体に取付けられると共にそ
の中間部に形成された前記エアシリンダに連通する第2
嵌合溝に前記プッシュロッドが嵌合して該ロッドと接続
するカプラとを設けたことを特徴とする。
【0007】第3の発明は、同電子部品装着装置への部
品供給ユニット取付装置において、エア供給源に接続さ
れる共に前記電子部品装着装置のユニットベースに設け
られ外周に弾性部材が嵌着されたプッシュロッドと、外
周に弾性を有する円筒状のリングが嵌着されて前記部品
供給ユニットの電子部品供給方向側の先端部に形成され
た第1嵌合溝に嵌合してユニット本体に取付けられると
共にその中間部に形成された前記エアシリンダに連通す
る第2嵌合溝に前記プッシュロッドが嵌合して該ロッド
と接続するカプラとを設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る電子部品供給装置を適用した電子
部品装着装置について説明する。この電子部品装着装置
は、いわゆる多機能チップマウンタであり、各種電子部
品Aをプリント基板Pに実装できる。
【0009】図1は電子部品装着装置の平面図であり、
同図に示すように、電子部品装着装置1は、機台2と、
この機台2の中央部に左右方向に延在するコンベア部3
と、機台2の前部(図示の下側)および後部(図示の上
側)にそれぞれ配設した2組の部品装着部4、4および
2組の部品供給部5、5とを備えている。そして、部品
供給部5には、電子部品供給装置である複数本の部品供
給ユニット6が着脱自在に組み込まれている。
【0010】前記コンベア部3は、中央のセットテーブ
ル8と、左側の供給コンベア9と、右側の排出コンベア
10とを有している。基板Pは、供給コンベア9からセ
ットテーブル8に供給され、セットテーブル8で電子部
品の装着を受けるべく不動に且つ所定の高さにセットさ
れる。そして、電子部品の装着が完了した基板Pは、セ
ットテーブル8から排出コンベア10を介して下流側装
置に排出される。
【0011】各部品装着部4には、ヘッドユニット13
を移動自在に搭載したXYステージ12が配設されると
共に、部品認識カメラ14およびノズルストッカ15が
配設されている。ヘッドユニット13には、電子部品を
吸着および装着するための2の装着ヘッド16、16
と、基板Pを認識するための1台の基板認識カメラ17
とが搭載されている。なお、通常、両部品装着部4、4
のXYステージ12、12は交互運転となる。
【0012】前記各XYステージ12はY軸モータによ
りビームがY方向に移動し、X軸モータにより前記ヘッ
ドユニット13がX方向に移動し、結果としてヘッドユ
ニット13はXY方向に移動することとなる。
【0013】各部品供給部5は、ユニットベース19上
に多数の部品供給ユニット(電子部品供給装置)6を、
横並びに且つ着脱自在に備えている。各部品供給ユニッ
ト6には、多数の電子部品を一定の間隔で収容した後述
するキャリアテープCが搭載されており、キャリアテー
プCを間欠送りすることで、部品供給ユニット6の先端
から部品装着部4に電子部品が1個ずつ供給される。な
お、この電子部品装着装置1では、表面実装部品などの
比較的小さな電子部品は、主として部品供給ユニット6
から供給され、比較的大きな電子部品は、主として図示
しないトレイ形式の部品供給装置から供給される。
【0014】この電子部品装着装置1のNCデータに基
づく運転は、先ずXYステージ12を駆動しヘッドユニ
ット13を部品供給ユニット6に臨ませた後、装着ヘッ
ド16を下降させてその吸着ノズル18により所望の電
子部品を吸着(ピックアップ)する。続いて装着ヘッド
16を上昇させてから、XYステージ12を駆動して電
子部品を部品認識カメラ14の直上部まで移動させ、そ
の吸着姿勢及び吸着ノズル18に対する位置ずれを認識
する。次に、装着ヘッド16をセットテーブル8上の基
板Pの位置まで移動させ、基板認識カメラ17で基板P
の位置を認識した後、前記部品認識カメラ14及び基板
認識カメラ17による認識結果に基づき前記XYステー
ジ12のX軸モータ、Y軸モータ及び吸着ノズル18の
θ軸モータを補正移動させて電子部品Aを基板Pに装着
する。
【0015】なお、実施形態のXYステージ12には、
2つの装着ヘッド(吸着ノズル18)16、16が搭載
されており、2個の電子部品を連続して吸着し、これを
基板Pに連続して装着することも可能である。また、図
示しないが、複数の吸着ノズルを有する装着ヘッドが搭
載されている場合には、複数個の電子部品を連続して吸
着し且つ装着することも可能である。
【0016】次に図2に基づき、部品供給ユニット6に
ついて説明する。部品供給ユニット6は装置フレーム2
1と、この装置フレーム21に回転自在に装着した図外
のキャリアテープリールと、キャリアテープリールから
繰り出されたキャリアテープCを電子部品Aのピックア
ップ位置まで間欠送りするテープ送り機構22と、ピッ
クアップ位置の手前でキャリアテープCのカバーテープ
Caを引き剥がすと共にこれを巻き取るカバーテープ巻
取り機構23と、ピックアップ位置に送り込まれた電子
部品Aの上側を開放して電子部品Aのピックアップを可
能にするシャッタ機構24と、テープ送り機構22、カ
バーテープ巻取り機構23及びシャッタ機構24の駆動
源となるエアシリンダ25と、エアシリンダ25を制御
するコントローラ26とで構成されている。なお、この
コントローラ26は、電子部品装着装置1の全体を統括
制御する制御系に組み込まれている。
【0017】電子部品Aを搭載したキャリアテープC
は、キャリアテープリールに巻回した状態で提供され
る。キャリアテープリールから繰り出されたキャリアテ
ープCは、ピックアップ位置の手前のテープ経路に配設
したサプレッサ27の下側を潜るようにして、ピックア
ップ位置に送り込まれる。サプレッサ27のピックアッ
プ位置廻りは切り欠かれており、この部分に後述するシ
ャッタ機構24のシャッタ61が組み込まれている。ま
た、シャッタ61の手前に位置してサプレッサ27には
スリット28が形成されており、このスリット28から
キャリアテープCのカバーテープCaが引き剥がされ、
後述するカバーテープ巻取り機構23のカバーテープリ
ール51に巻き取られる。すなわち、キャリアテープC
に搭載した電子部品Aは、カバーテープCaを引き剥が
された状態で、ピックアップ位置に設けたシャッタ61
に臨む。
【0018】エアシリンダ25は、そのシリンダ本体3
1の尾端部で装置フレーム21に揺動自在に支持されて
おり、そのピストンロッド32の先端には、テープ送り
機構22、カバーテープ巻取り機構23およびシャッタ
機構24に動力を伝達する伝達プレート33が固定され
ている。ピストンロッド32の進退により伝達プレート
33が揺動しながら進退し、その後退動作(引き動作)
で、テープ送り機構22によるキャリアテープCの送り
と、カバーテープ巻取り機構23によるカバーテープC
aの巻き取りと、シャッタ機構24によるシャッタ61
の閉塞動作とが行われ、前進動作で、シャッタ機構24
によるシャッタ61の開放動作が行われる。
【0019】テープ送り機構22は、キャリアテープC
に形成した送り孔Cbに噛み合ってこれを送るスプロケ
ット41と、該スプロケット41に重ねるように固定さ
れ且つ同軸上に配設した爪車42と、該爪車42に噛み
合い該爪車42を間欠回転させる送り爪43と、該送り
爪43を支軸46を介して回動自在に支持すると共に爪
車42と同軸上に揺動自在に設けられた送りレバー44
とを有している。前記送りレバー44の端部には、上記
の伝達プレート33が支軸45を介して回動自在に連結
されており、ロッド32の伸張による伝達プレート33
の進退に伴って送りレバー44が揺動し、送り爪43が
爪車42の歯を越え、逆にロッド32の収縮による伝達
プレート33の移動に伴って送りレバー44が揺動し、
送り爪43が爪車42を図2における時計方向に間欠回
転させる。この爪車42が間欠回転すると、同時にスプ
ロケット41が間欠回転し、送り孔Cbを介してキャリ
アテープCを間欠送りする。
【0020】カバーテープ巻取り機構23は、装置フレ
ーム21に回転自在に取り付けられたカバーテープリー
ル51と、カバーテープリール51の軸部52に組み込
まれたワンウェイクラッチ53と、ワンウェイクラッチ
53を介してカバーテープリール51を一方向に間欠回
転させる送りレバー54と、送りレバー54と上記の伝
達プレート33とを連結する連結アーム55とを有して
いる。そして、連結アーム55は、一端を伝達プレート
33に固定され、後方にエアシリンダ25と平行に延在
して送りレバー54に支軸56を介して回動自在に取り
付けられている。伝達プレート33の進退に伴い、連結
アーム55を介して送りレバー54が揺動すると、図示
しない送りストッパとワンウェイクラッチ53との相互
作用によりカバーテープリール51が一方向(巻取り方
向)に間欠回転する。これにより、キャリアテープCか
ら引き剥がされたカバーテープCaは、弛みを生ずるこ
となくカバーテープリール51に巻き取られてゆく。
【0021】シャッタ機構24は、サプレッサ27の押
さえ片27aの端部に摺動自在に設けられたシャッタ6
1と、シャッタ61の尾端から延びる連結リンク62
と、上端部を連結リンク62の尾端に回動自在に連結さ
れた回動リンク63と、上記の連結アーム55の下端部
に取り付けられ回動リンク63に当接する作動ピン64
と、シャッタ61を開放する方向に回動リンク63を付
勢するコイルばね65とを備えている。この場合、回動
リンク63は、その長手方向の中間位置で装置フレーム
21に回動自在に取り付けられ、コイルばね65は、回
動リンク63の下端部と装置フレーム21との間に掛け
渡されている。
【0022】シャッタ61は、サプレッサ27の側面に
設けた一対のピン29、29に長孔61aを係合させる
ことで、このピン29をガイドとして進退(開閉)し、
ピックアップ位置に臨んだキャリアテープCの上部を開
閉する。すなわち、シャッタ61は、閉塞位置に移動し
た状態で、ピックアップ位置に送り込まれた電子部品A
をキャリアテープCの収納部Dから飛び出さないように
押さえており、開放位置に移動した状態で、ピックアッ
プ可能となるように電子部品Aの上側から後退する。
【0023】そして、図3乃至図5に示すように、前記
キャリアテープCには平面視矩形状の部品収納部Dが供
給方向に対して斜めに傾けて形成され、前記シャッタ6
1の先端部にはピックアップすべき電子部品Aを収納せ
る収納部Dの後端角部を避けて開放できるよう切欠部6
1bを形成する。
【0024】カバーテープ巻取り機構23の巻取り動作
に伴って連結アーム55が後方に移動すると、作動ピン
64がコイルばね65に抗して回動リンク63を回動さ
せ、連結リンク62を介してシャッタ61を前進(閉塞
動作)させる。逆に、連結アーム55が前方に移動する
と、コイルばね65が回動リンク63を逆方向に回動さ
せ、連結リンク62を介してシャッタ61を後退(開放
動作)させる。
【0025】一方、回動リンク63の上端部近傍に位置
して、シャッタ61の進退ストロークを調節するストロ
ーク調節機構30が配設されている。ストローク調節機
構30は、サプレッサ27の側面に形成した水平方向
(シャッタの進退方向)に延びる長孔71と、この長孔
71に螺合したストッパねじ72とで構成されている。
ストッパねじ72を長孔71の延在方向の適宜の位置に
締結することにより、シャッタ61の開放端位置が規制
され、シャッタ61の進退ストロークが調節されるよう
になっている。
【0026】そして、以上のように構成された部品供給
ユニット6をユニットベース19にセットして、電子部
品装着装置からの圧縮空気で部品供給ユニット6のテー
プ送り機構22のエアシリンダ25を駆動させて、電子
部品Aを1個ずつ供給するものである。
【0027】次に、図6及び図7に基づき、電子部品装
着装置と部品供給ユニット6との空気系統の接続部につ
いて、以下説明する。80はエア供給源に接続される共
に前記電子部品装着装置のユニットベース19に設けら
れるプッシュロッドで、その外側の縮径部81の周囲に
は2条の収納溝を形成し、該収納溝に弾性を有する弾性
部材であるOリング82を嵌着する。
【0028】85は前記プッシュロッド80の縮径部8
1が嵌合して該ロッド80と接続するカプラで、部品供
給ユニット6の電子部品供給方向側の先端下部に形成さ
れた円筒状の段付き嵌合溝86(第1嵌合溝)に嵌合し
て取付けられる。即ち、このカプラ85はその中間部に
は前記プッシュロッド80の縮径部81が嵌合すると共
に前記エアシリンダ25に図示しない連通路を介して連
通する円筒状の段付き嵌合溝87(第2嵌合溝)が形成
されると共に、外側の縮径部88の周囲の2条の収納溝
には弾性を有する弾性部材であるOリング89が嵌着さ
れ、このOリング89を介して前記段付き嵌合溝86に
嵌合して部品供給ユニット6に取付けられる。この取付
け状態では、前記段付き嵌合溝86の拡径部と前記カプ
ラ85の拡径部90とはある程度のクリアランスSをも
って嵌合される。また、前記カプラ85の中間部の段付
き嵌合溝87の入口開口部87Aは、より外側が滑らか
に広くなるように形成されている。
【0029】このように、プッシュロッド80及びカプ
ラ85を形成することにより、両者を接続する際には、
先ずユニットベース19に設けられたプッシュロッド8
0に部品供給ユニット6を近づけ、前記カプラ85の入
口開口部87Aを介して段付き嵌合溝87にプッシュロ
ッド80の縮径部81を嵌合する。
【0030】このとき、前記カプラ85とプッシュロッ
ド85のズレをゼロにすることは困難であるものの、前
記段付き嵌合溝87の入口開口部87Aがより外側が滑
らかに広くなるように形成されていると共に、前記カプ
ラ85の縮径部88の周囲には弾性を有するOリング8
9が嵌着されているのでフレキシブルであって、前記段
付き嵌合溝86の拡径部と前記カプラ85の拡径部90
とはある程度のクリアランスSをもって嵌合しているこ
とと相俟って、前記ズレによる衝撃を緩衝吸収できる。
【0031】従って、プッシュロッド85のOリング8
2がカプラ85の入口開口部87Aの角部に削り摂られ
るという事態の発生を防止でき、両者の接続をスムーズ
に行え、接続不良も起こり難く、エア漏れが発生するの
が極力防止できる。
【0032】ここで、キャリアテープCの送り、カバー
テープCaの巻取りおよびシャッタ61の開閉の相互の
タイミングについて説明する。テープ送り機構22によ
りキャリアテープCを1回間欠送りすると、これと同期
してカバーテープ巻取り機構23がカバーテープCaを
1回の間欠送り分の剥離(引き剥がし)しながら巻き取
る。続いてテープ送り機構22およびカバーテープ巻取
り機構23が停止する(空転動作)と、シャッタ機構2
4が開放動作し、ピックアップ位置に送り込まれた電子
部品Aに対しシャッタ61を開放する。
【0033】この場合、前記キャリアテープCには平面
視矩形状の部品収納部Dが供給方向に対して斜めに傾け
て形成されているために、テープ送り機構22による電
子部品の送り停止時にその停止の際の慣性モーメントに
より常に供給先端部の角部に寄せることができる(図4
参照)。また、送りが停止し、シャッタ機構24が開放
動作をするときには(図5参照)、シャッタ61の移動
方向と電子部品Aの長手方向又は短手方向とは直交して
いないため、シャッタ61の開放動作時に電子部品Aが
表裏反転することが減少できる。
【0034】そして、シャッタ61が開放動作すると、
装着ヘッド16による電子部品Aのピックアップ(吸
着)が行われ、続いてシャッタ61が閉塞するが、この
とき同時に上記のキャリアテープCの間欠送りとカバー
テープCaの巻取りとが行われる。
【0035】次に、図8及び図9に基づいて、第2の実
施形態について説明する。前述の第1の実施形態のカプ
ラ85の縮径部88の周囲の2条の収納溝には弾性を有
するOリング89を嵌着したが、この第2の実施形態は
縮径部88の周囲の略全域に亘って円筒状のウレタン等
のリング92を嵌着するものである。そして、カプラ8
5は、このリング92を介して前記段付き嵌合溝86に
嵌合して部品供給ユニット6に取付けられる。
【0036】このとき、第1の実施形態と同様に、前記
段付き嵌合溝87の入口開口部87Aがより外側が滑ら
かに広くなるように形成されていると共に、前記カプラ
85の縮径部88の周囲には弾性を有する弾性部材であ
る円筒状のリング92が嵌着されているので嵌着面積が
増加し、上記図6及び図7に示した第1の実施形態と比
較して、カプラ85の前記段付き嵌合溝86への嵌合状
態を一層確実に維持できると共にフレキシブルであっ
て、前記段付き嵌合溝86の拡径部と前記カプラ85の
拡径部90とはある程度のクリアランスSをもって嵌合
していることと相俟って、前記ズレによる衝撃を緩衝吸
収できる。
【0037】従って、第1の実施形態と同様に、プッシ
ュロッド85のOリング82がカプラ85の入口開口部
87Aの角部に削り摂られるという事態の発生を防止で
き、両者の接続をスムーズに行え、接続不良も起こり難
く、エア漏れが発生するのが極力防止できる。
【0038】以上のように本発明の実施態様について説
明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の
代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨
を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形
を包含するものである。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カプラと
プッシュロッドの接続をスムーズに行え、接続不良も起
こり難く、エア漏れが発生するのを極力防止できるよう
にした電子部品装着装置への部品供給ユニット取付装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品供給装置を搭載した電子
部品装着装置の平面図である。
【図2】部品供給ユニットの前部の拡大側面図である。
【図3】電子部品の送り待機時のシャッタとキャリアテ
ープとの関係を示す説明図である。
【図4】電子部品の送り途中のシャッタとキャリアテー
プとの関係を示す説明図である。
【図5】電子部品の送り停止時のシャッタとキャリアテ
ープとの関係を示す説明図である。
【図6】部品供給ユニット取付装置の電子部品装着装置
への取付前の説明図である。
【図7】部品供給ユニット取付装置の電子部品装着装置
への取付状態の説明図である。
【図8】第2の実施形態の部品供給ユニット取付装置の
電子部品装着装置への取付前の説明図である。
【図9】第2の実施形態の部品供給ユニット取付装置の
電子部品装着装置への取付状態の説明図である。
【図10】従来の電子部品装着装置への部品供給ユニッ
ト取付装置の説明図である。
【符号の説明】
1 電子部品装着装置 5 部品供給部 6 部品供給ユニット 16 装着ヘッド 18 吸着ノズル 19 ユニットベース 22 テープ送り機構 23 カバーテープ巻取り機構 24 シャッタ機構 25 エアシリンダ 80 プッシュロッド 82 Oリング 85 カプラ 86 段付き嵌合溝 87 段付き嵌合溝 87A 入口開口部 89 Oリング 92 リング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアテープリールから繰り出された
    キャリアテープを吸着ノズルによる電子部品のピックア
    ップ位置まで間欠送りするテープ送り機構と、ピックア
    ップ位置の手前でキャリアテープのカバーテープを引き
    剥がすと共にこれを巻き取るカバーテープ巻取り機構
    と、前記テープ送り機構の駆動源であるエアシリンダと
    を備えて成る部品供給ユニットを電子部品装着装置へ取
    付ける電子部品装着装置への部品供給ユニット取付装置
    において、エア供給源に接続される共に前記電子部品装
    着装置のユニットベースに設けられ外周に弾性部材が嵌
    着されたプッシュロッドと、外周に弾性部材が嵌着され
    て前記部品供給ユニットの電子部品供給方向側の先端部
    に形成された第1嵌合溝に嵌合してユニット本体に取付
    けられると共にその中間部に形成されて前記エアシリン
    ダに連通する第2嵌合溝に前記プッシュロッドが嵌合し
    て該ロッドと接続するカプラとを設けたことを特徴とす
    る電子部品装着装置への部品供給ユニット取付装置。
  2. 【請求項2】 キャリアテープリールから繰り出された
    キャリアテープを吸着ノズルによる電子部品のピックア
    ップ位置まで間欠送りするテープ送り機構と、ピックア
    ップ位置の手前でキャリアテープのカバーテープを引き
    剥がすと共にこれを巻き取るカバーテープ巻取り機構
    と、前記テープ送り機構の駆動源であるエアシリンダと
    を備えて成る部品供給ユニットを電子部品装着装置へ取
    付ける電子部品装着装置への部品供給ユニット取付装置
    において、エア供給源に接続される共に前記電子部品装
    着装置のユニットベースに設けられ外周に弾性部材が嵌
    着されたプッシュロッドと、外周に弾性を有するOリン
    グが嵌着されて前記部品供給ユニットの電子部品供給方
    向側の先端部に形成された第1嵌合溝に嵌合してユニッ
    ト本体に取付けられると共にその中間部に形成された前
    記エアシリンダに連通する第2嵌合溝に前記プッシュロ
    ッドが嵌合して該ロッドと接続するカプラとを設けたこ
    とを特徴とする電子部品装着装置への部品供給ユニット
    取付装置。
  3. 【請求項3】 キャリアテープリールから繰り出された
    キャリアテープを吸着ノズルによる電子部品のピックア
    ップ位置まで間欠送りするテープ送り機構と、ピックア
    ップ位置の手前でキャリアテープのカバーテープを引き
    剥がすと共にこれを巻き取るカバーテープ巻取り機構
    と、前記テープ送り機構の駆動源であるエアシリンダと
    を備えて成る部品供給ユニットを電子部品装着装置へ取
    付ける電子部品装着装置への部品供給ユニット取付装置
    において、エア供給源に接続される共に前記電子部品装
    着装置のユニットベースに設けられ外周に弾性部材が嵌
    着されたプッシュロッドと、外周に弾性を有する円筒状
    のリングが嵌着されて前記部品供給ユニットの電子部品
    供給方向側の先端部に形成された第1嵌合溝に嵌合して
    ユニット本体に取付けられると共にその中間部に形成さ
    れた前記エアシリンダに連通する第2嵌合溝に前記プッ
    シュロッドが嵌合して該ロッドと接続するカプラとを設
    けたことを特徴とする電子部品装着装置への部品供給ユ
    ニット取付装置。
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