JP2003271919A - 非接触型icカード用フレームおよびこれを用いた非接触型icカード - Google Patents

非接触型icカード用フレームおよびこれを用いた非接触型icカード

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JP2003271919A
JP2003271919A JP2002074194A JP2002074194A JP2003271919A JP 2003271919 A JP2003271919 A JP 2003271919A JP 2002074194 A JP2002074194 A JP 2002074194A JP 2002074194 A JP2002074194 A JP 2002074194A JP 2003271919 A JP2003271919 A JP 2003271919A
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Noritaka Matsushita
徳孝 松下
Tsutomu Higuchi
努 樋口
Tomoji Fujii
朋治 藤井
Shigeru Okamura
茂 岡村
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り曲げ等の外部から作用する力から半導体
チップを保護することが可能な非接触型ICカード用フ
レームおよびこれを用いた非接触型ICカードを提供す
る。 【解決手段】 導線2が実質的に同一平面上に複数回巻
回されると共に、導線2と一体に半導体素子40を搭載
する搭載部26が設けられた平面コイル12が、外側フ
レーム14に支持されて長手方向に連設された非接触型
薄型ICカード用フレーム11において、各々の平面コ
イル12の搭載部26の半導体素子40を搭載する部位
を除く領域部分には、スリット30が設けられているこ
とを特徴とする非接触型薄型ICカード用フレーム11
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触型ICカー
ドのフレームおよびこれを用いた非接触型ICカードに
関し、さらに詳細には、商品タグに貼り付けて使用する
等の用途に好適に利用することができる非接触型ICカ
ードのフレームおよびこれを用いた非接触型ICカード
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、個人データ等を記憶させた磁
気テープを樹脂基板に貼り付けて形成する磁気カード
が、クレジットカードや身分証明証等に用いられてい
る。しかしながら、使用目的の多様化による情報量の増
加に対応するため、記憶手段を従来の磁気テープの代わ
りに半導体素子を用いたICカードが提供されるように
なった。さらに近年における半導体素子の高密度化およ
び高性能化に伴ない、このような半導体素子を利用した
ICカードは非常に薄く形成することが可能になり、し
かも、カードリーダーに直接挿入することなく、電波に
より情報の通信が可能な非接触型ICカードが提供され
ている。
【0003】このように非常に薄く形成された非接触型
ICカードは、柔軟性を備えており、簡単に曲げること
ができるため、PVC等の樹脂基板に取り付けて用いる
よりも、商品の包装箱に埋め込んだり、商品タグに貼り
付けて用いるといった使い方に好適に利用することが可
能である。このような被接触型ICカードはかさばらな
いので、流通時に邪魔にならず、また、商品タグとして
万引きの予防に使用するといったように様々な分野にわ
たって利用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら商品タグ
等に非接触型ICカードを貼り付けて用いる際には、非
接触型ICカードが薄く変形しやすいために、商品が流
通している間に作用する様々な外力によって簡単に変形
してしまう。そして、このような変形によって非接触型
ICカードは平面コイルが変形するばかりではなく、搭
載されている半導体素子までもが変形破損してしまい、
非接触型ICカードとしての機能を失ってしまうことが
あるという課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明はこのよう
な被接触型ICカードの課題を解決すべくなされたもの
であり、次のような構成を有する。すなわち、導線が実
質的に同一平面上に複数回巻回されると共に、導線と一
体に半導体素子を搭載する搭載部が設けられた平面コイ
ルが、外側フレームに支持されて長手方向に連設された
非接触型ICカード用フレームにおいて、前記各々の平
面コイルに設けられた搭載部の半導体素子を搭載する部
位を除く領域に、スリットが設けられていることを特徴
とする非接触型ICカード用フレームである。これによ
り、半導体素子の搭載部が曲がりやすくなるので、半導
体素子を搭載した部位の曲げ変形を抑えることが可能と
なり、これによって、半導体素子に加わる曲げ応力を緩
和させることができる。
【0006】また、前記搭載部は、中央部に半導体素子
を収納する矩形の貫通孔が設けられ、前記貫通孔の4つ
の角部の近傍から、貫通孔の各辺に平行に、前記搭載部
の周縁部近傍にまで連通するスリットが設けられている
ことを特徴とするICカード用フレームである。これに
より、搭載部の半導体素子が収納されている部位以外の
領域がさらに曲がりやすくなり、半導体素子に作用する
曲げ応力をさらに緩和させることができる。
【0007】さらに、前記搭載部は、一半面に半導体素
子を収納する貫通孔が設けられ、前記搭載部の一半面と
他半面との中間に、搭載部の幅方向にスリットが設けら
れていることを特徴とするICカード用フレームであ
る。これにより、半導体素子の搭載部が折り曲げ可能に
なり、搭載部をスリットの位置で折り曲げて半導体素子
を保護することが可能になる。
【0008】また、導線が実質的に同一平面上に複数回
巻回されると共に、導線と一体に半導体素子を搭載する
搭載部が形成された平面コイルの前記搭載部に半導体素
子を搭載して前記導線と半導体素子とを電気的に接続
し、前記半導体素子が搭載された平面コイルを両面から
フィルムで挟んで封止することにより形成した非接触型
ICカードにおいて、前記搭載部の前記半導体素子が搭
載された部位を除く領域に、スリットが設けられている
ことを特徴とする非接触型ICカードである。さらに、
搭載部の中央部に設けられた矩形の貫通孔に半導体素子
が収納され、前記貫通孔の4つの角部の近傍から、貫通
孔の各辺に平行に、前記搭載部の周縁部近傍にまで連通
するスリットが設けられていることを特徴とする非接触
型ICカードである。これらの非接触型ICカードはI
Cカードに作用する曲げに対して半導体素子が損傷し難
い非接触型ICカードとなり、流通時においても損傷し
難くい非接触型ICカードとして提供できる。
【0009】さらにまた、前記搭載部の、一半面に設け
られた貫通孔に半導体素子が収納され、前記搭載部の一
半面と他半面との中間に、搭載部の幅方向に設けられた
スリットの位置で前記搭載部の他半面が前記搭載部の一
半面の上に折り曲げられていることを特徴とする非接触
型ICカードである。この非接触型ICカードは、搭載
部の一部を折り曲げることで半導体素子が保護され、信
頼性の高い非接触型ICカードとして提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る非接触型IC
カード用フレームおよびこれを用いた非接触型ICカー
ドの好適な実施の形態を図面に沿って説明する。まず、
非接触型ICカード用フレームについて説明する。図1
は非接触型ICカード用フレームの説明図である。図2
は図1の非接触型ICカード用フレームの拡大図であ
る。図3は非接触型ICカード用フレームにおける半導
体素子搭載部付近の拡大図である。
【0011】本実施の形態の非接触型ICカード用フレ
ーム11は、図1に示すように、同一形状の平面コイル
12を長手方向に連設して形成したものである。この非
接触型ICカード用フレーム11は長尺の金属板をプレ
ス加工あるいはエッチング加工することによって形成す
ることができる。
【0012】図2に示すICカード用フレーム11の平
面コイル12は、導線2を実質的に同一平面内を複数回
巻回させてコイル状に形成したものである。平面コイル
12は、その内側及び外側に所定間隙をあけて形成され
た内側フレーム14及び外側フレーム16に部分的に接
続して支持されている。つまり、外側フレーム16の内
側縁の複数箇所から延びる支承部18、18・・の各々
と、平面コイル12の最外周の導線2aとが接続されて
いると共に、内側フレーム14の外側縁の複数箇所から
延びる支承部20、20・・の各々と、平面コイル12
の最内周の導線2bとが接続されている。このように、
平面コイル12を内側フレーム14と外側フレーム16
とにより支持することにより、非接触型ICカード用フ
レーム11の搬送や収納等の取り扱い性が向上する。
【0013】かかるエッチング加工又はプレス加工を施
して非接触型ICカード用フレーム11を形成する金属
薄板としては、銅、鉄、アルミニウム等の金属やその合
金から成る金属薄板が使用でき、特に鉄から成る金属薄
板を用いれば、平面コイル12の製造コストの低減を図
ることができる。
【0014】非接触型ICカード用フレーム11に形成
された平面コイル12は、矩形状であって、その導線2
の直線部の各々には屈曲部22、22・・・が形成され
ている。これらの屈曲部22、22、・・・は、図2に
示すように、平面コイル12の直線部を構成する各周の
導線2を実質的に同一箇所で平面コイル12の内方に突
出させて形成したものである。かかる屈曲部22が形成
されていることにより平面コイル12の剛性が向上す
る。
【0015】平面コイル12の内外方向に隣接する各周
の導線2間には導線2を互いに連結する連結片24が複
数箇所に形成されている。この連結片24、24・・に
よって、各周の導線2は一体化され、導線2のばらけを
防止することができる。非接触型ICカード用フレーム
11は長尺状に形成されているので、リールに巻きつけ
て加工及び搬入作業がなされることが多い。導線2を連
結片24によって連結することにより、平面コイル12
が重なり合った際に、他の平面コイル12の各周の導線
2との交絡に因る導線2の変形等が生じるおそれを少な
くすることができるので好都合である。
【0016】非接触型ICカード用フレーム11の平面
コイル12には、半導体素子40を搭載する搭載部26
が形成されている。搭載部26は非接触型ICカード用
フレーム11の平面コイル12の内周端部に半導体素子
40を搭載可能に形成したものである。搭載部26は、
半導体素子40を収納させると共に、非接触型ICカー
ド10の周波数特性を搭載部26の面積(金属部の面
積)によって調整する部位であり、平面コイル12の巻
き数や巻回形状、搭載する半導体素子40に応じて、適
宜の大きさ、形状に形成される。
【0017】図3は平面コイルにおける半導体素子の搭
載部周辺の拡大図である。図3に示す搭載部26の中央
には、貫通孔28が設けられている。半導体素子40
は、この貫通孔28に収納するようにして搭載される。
貫通孔28の周囲の搭載部26には、搭載部26を曲げ
易くするために矩形の貫通孔28の外形線の延長線上に
搭載部26の外方に向かって延びるスリット30が形成
されている。本実施の形態においては、スリット30の
始端部が貫通孔28の縁部から離れた位置に形成されて
いるため、半導体素子40を貫通孔28に収納して搭載
した際に半導体素子40が搭載されている部位の変形が
抑制され、貫通孔28の周辺部分を積極的に変形させる
ことにより、半導体素子40が搭載されている部位を殆
ど変形させること無く、搭載部26に作用する曲げエネ
ルギーを吸収可能にしている。これにより、搭載部26
に半導体素子40を搭載し、非接触型ICカードを商品
タグ等として製品化して、流通させた際に非接触型IC
カードに外力が作用しても半導体素子40に作用する応
力が緩和され、商品タグ等に内蔵されている半導体素子
40を保護することができ、種々の外力によって損傷を
受けることのない非接触型ICカード10として提供す
ることができる。
【0018】つづいて、本発明に係る非接触型ICカー
ド用フレーム11を用いた非接触型ICカード10につ
いて説明する。非接触型ICカード10は、非接触型I
Cカード用フレーム11の平面コイル12の搭載部26
に設けられた貫通孔28に収納するようにして半導体素
子40を搭載した後、半導体素子40の電極端子42と
平面コイル12の内周端と外周端の端子12a、12b
とを電気的に接続し、平面コイル12の両面にフィルム
をラミネート加工して封止することにより形成される。
なお、半導体素子40の電極端子42と平面コイルの端
子12a、12bとを電気的に接続させる際には、配線
が平面コイル12の導線2を跨がなければならないた
め、配線が通過する部位の平面コイル12の導線2の表
面に絶縁テープ50を貼付した後に配線52を形成す
る。
【0019】半導体素子40の電極端子42a、42b
と平面コイルの端子12a、12bとをそれぞれ電気的
に接続する配線52を形成するには、次のようにして行
えばよい。まず、半導体素子40の電極端子42を形成
した面に、平面コイル12の端子12a、12bおよび
半導体素子40の電極端子42a、42bに対応する位
置に貫通穴54を形成した絶縁テープ50の一方の面を
平面コイル12の端子部12a、12bと半導体素子4
0の電極端子42a、42bとの間に掛け渡すようにし
て貼り付ける。絶縁テープ50の他方の面には、両端部
が貫通孔54に充填され、平面コイル12の端子部12
a、12bと半導体素子40の電極端子42a、42b
との間に延在するように導電性ペーストを用いて配線5
2を形成する。配線52により、平面コイル12の端子
12a、12bと半導体素子40の電極端子42a、4
2bとがそれぞれ電気的に接続される。
【0020】半導体素子40の電極端子42と平面コイ
ル12の端子12a、12bとが電気的に接続された
ら、非接触型ICカード用フレーム11の両面にフィル
ム32をラミネートし、平面コイル12を封止する。フ
ィルム32は粘着シールによる接着方式や、ホットメル
トによる接着方式のいずれの方式のものであってもかま
わない。フィルム32によりラミネート加工がなされた
ら、プレス加工により平面コイル12の導線2に設けら
れた連結片24を打ち抜いて導線2を独立したコイル状
にし、平面コイル12を外側フレーム16から切り離し
て個々の非接触型ICカード10となる。支承部20お
よび連結片24が打ち抜かれることにより平面コイル1
2の導線2、2、2・・・は互いの連結が解かれること
になるが、すでにラミネート加工がなされているので、
導線2、2、2・・・がばらけてしまうことはない。
【0021】図4は、非接触型ICカード用フレームの
他の実施の形態を示す搭載部周辺の拡大説明図である。
搭載部26は、半導体素子40より若干広い幅の辺と、
半導体素子40の長さの2倍強の長さを有する辺とによ
りなる長方形に形成されている。搭載部26には、貫通
孔28が形成されている。また、搭載部26の長手方向
を略二等分する中間部には、搭載部26の金属薄板を幅
方向に打ち抜いたスリット30が形成されている。スリ
ット30は、貫通孔28が形成されている一半面に半導
体素子40を搭載した状態とし、半導体素子40が搭載
されていない他半面を積極的にたわませる等して変形可
能とし、半導体素子40に作用する外力を緩和させるた
めのものであるが、本実施の形態においては、搭載部2
6の他半面を半導体素子40が搭載されている一半面側
に覆い被せる(具体的には、他半面側で半導体素子40
の裏面を覆う)ようにして折り曲げて、半導体素子40
を保護することも可能にしている。
【0022】搭載部26は薄板ではあるが金属板である
ため、搭載部26を半導体素子40が損傷しない程度に
単純に折り曲げると、図5に示すように折り曲げ線の内
側部分に隙間34が生じてしまい、ICカード10を薄
く形成することができなくなる。そこで、本発明のよう
に搭載部26の折り曲げ部分として搭載部26の一部を
打ち抜いて形成したスリット30を設けることにより、
折り曲げやすくすると共に、折り曲げ線の内側部分に隙
間が生じにくくなるため、ICカード10を薄く形成す
ることができる。
【0023】図6は、搭載部をスリットの位置で折り曲
げて半導体素子の裏面を覆っている状態を示す説明図で
ある。スリット30を折り曲げ線として搭載部26の他
半面側を折り曲げることにより半導体素子40が搭載さ
れている一半面側を覆った後、半導体素子40と折り曲
げた搭載部26の間に光硬化型樹脂36を注入して折り
曲げた搭載部26と半導体素子40とを接着し、それぞ
れを一体に成形する。その後、半導体素子40の電極端
子42と平面コイル12の端子12a、12bとをそれ
ぞれ電気的に接続させることにより、非接触型ICカー
ド10が形成される。
【0024】半導体素子40の電極端子42と平面コイ
ル12の導線の端部12a、12bとの電気的接続に関
しては、先の実施の形態と同様に、平面コイル12の導
線2に絶縁テープ50を貼付した後、導電性ペーストを
用いて配線を形成すればよい。また、配線形成後のフィ
ルム32によるラミネート加工も先の実施の形態と同様
にして行えばよい。このように、半導体素子40を搭載
部26の金属薄板と絶縁テープ50とによって挟み込む
形状としたことにより、半導体素子40を搭載した部位
は若干厚めになるものの、半導体素子40は、曲げに対
する強度のみならず、垂直方向の荷重に対する強度も向
上させることができるため、ICカード10の損傷を防
ぎ、ICカード10の信頼性を大幅に向上させることが
できる。
【0025】以上、実施の形態に基いて本発明に係る非
接触型ICカード用フレーム11およびこれを用いた非
接触型ICカード10を詳細に説明してきたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、発明の要旨を変更し
ない範囲で種種の改変がなされても、本発明の技術的範
囲内に属するのはいうまでもない。例えば、図4に示す
スリット30に加え、他半面に搭載部26の長手方向に
所定間隔にスリット30、30・・・を形成すれば他半
面を折り曲げない際において、他半面がさらに変形し易
くなるためより効率的に半導体素子40を保護すること
が可能になる。
【0026】
【発明の効果】非接触型薄型のICカード用フレームお
よびこれを用いた非接触型ICカードにおいて、半導体
素子が搭載されている部位を除く搭載部の領域にスリッ
トを設けたことにより、搭載部のスリットを設けた領域
が外力によって変形しやすくなり、半導体素子に作用す
る曲げ応力を緩和させることができて、半導体素子を保
持することができる。これにより、非接触型ICカード
の信頼性を向上させることができる。また、搭載部の半
導体素子が搭載されている部位近傍にスリットを設けて
搭載部の一部を折り曲げ可能に形成したことにより、半
導体素子が搭載部の金属板で直接覆われることによって
保護されるので、曲げ力だけでなく、垂直方向の荷重に
対しての強度も向上させることができる。これによりさ
らに信頼性の高いICカードを提供することが可能にな
る等といった著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】非接触型ICカードの説明図である。
【図2】非接触型ICカード用フレームの拡大である。
【図3】非接触型ICカード用フレームにおける半導体
素子搭載部付近の拡大図である。
【図4】他の実施の形態を示す搭載部周辺の拡大説明図
である。
【図5】半導体素子が搭載されている部分の拡大参考図
である。
【図6】搭載部をスリットの位置で折り曲げて半導体素
子を覆っている状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2 導線 10 非接触型ICカード 11 非接触型ICカードようフレーム 12 平面コイル 12a、12b 端子 14 内側フレーム 16 外側フレーム 18、20 支承部 22 屈曲部 24 連結片 26 搭載部 28 貫通孔 30 スリット 32 フィルム 40 半導体素子 42 電極端子 50 絶縁テープ 52 配線 54 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 朋治 長野県長野市大字栗田字舎利田711番地 新光電気工業株式会社内 (72)発明者 岡村 茂 長野県長野市大字栗田字舎利田711番地 新光電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2C005 MA10 MB06 NA09 NA36 NB05 5B035 AA08 BA03 BA04 BB09 CA01 CA03 CA08 CA23 5F067 AA00 BA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導線が実質的に同一平面上に複数回巻回
    されると共に、導線と一体に半導体素子を搭載する搭載
    部が設けられた平面コイルが、外側フレームに支持され
    て長手方向に連設された非接触型ICカード用フレーム
    において、 前記各々の平面コイルに設けられた搭載部の半導体素子
    を搭載する部位を除く領域に、スリットが設けられてい
    ることを特徴とする非接触型ICカード用フレーム。
  2. 【請求項2】 前記搭載部は、中央部に半導体素子を収
    納する矩形の貫通孔が設けられ、 前記貫通孔の4つの角部の近傍から、貫通孔の各辺に平
    行に、前記搭載部の周縁部近傍にまで連通するスリット
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の非接
    触型ICカード用フレーム。
  3. 【請求項3】 前記搭載部は、一半面に半導体素子を収
    納する貫通孔が設けられ、 前記搭載部の一半面と他半面との中間に、搭載部の幅方
    向にスリットが設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の非接触型ICカード用フレーム。
  4. 【請求項4】 導線が実質的に同一平面上に複数回巻回
    されると共に、導線と一体に半導体素子を搭載する搭載
    部が形成された平面コイルの前記搭載部に、半導体素子
    を搭載して前記導線と半導体素子とを電気的に接続し、 前記半導体素子が搭載された平面コイルを両面からフィ
    ルムで挟んで封止することにより形成した非接触型IC
    カードにおいて、 前記搭載部の前記半導体素子が搭載された部位を除く領
    域に、スリットが設けられていることを特徴とする非接
    触型ICカード。
  5. 【請求項5】 搭載部の中央部に設けられた矩形の貫通
    孔に半導体素子が収納され、 前記貫通孔の4つの角部の近傍から、貫通孔の各辺に平
    行に、前記搭載部の周縁部近傍にまで連通するスリット
    が設けられていることを特徴とする請求項4記載の非接
    触型ICカード。
  6. 【請求項6】 前記搭載部の、一半面に設けられた貫通
    孔に半導体素子が収納され、 前記搭載部の一半面と他半面との中間に、搭載部の幅方
    向に設けられたスリットの位置で前記搭載部の他半面が
    前記搭載部の一半面の上に折り曲げられていることを特
    徴とする請求項4記載の非接触型ICカード。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100983304B1 (ko) 2003-08-22 2010-09-20 삼성테크윈 주식회사 리이드 프레임 및, 그것을 적용하여 제조된 반도체 팩키지및, 반도체 팩키지의 제조 방법

Cited By (1)

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