JP2003271107A - ディスプレイ制御装置、ディスプレイ装置、コンピュータシステム、及びディスプレイ制御を実行させるプログラム - Google Patents
ディスプレイ制御装置、ディスプレイ装置、コンピュータシステム、及びディスプレイ制御を実行させるプログラムInfo
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- JP2003271107A JP2003271107A JP2002069733A JP2002069733A JP2003271107A JP 2003271107 A JP2003271107 A JP 2003271107A JP 2002069733 A JP2002069733 A JP 2002069733A JP 2002069733 A JP2002069733 A JP 2002069733A JP 2003271107 A JP2003271107 A JP 2003271107A
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Abstract
ーンセーバ作動時の消費電力を削減することのできるデ
ィスプレイ制御装置を提供する。 【解決手段】 マイコン5はDDC通信によってスクリ
ーンセーバであるか通常画面であるかを判別する。マイ
コン5がスクリーンセーバであると判断した場合は、輝
度制御信号をスクリーンセーバ用の設定にしてバックラ
イトインバータ4に送信する。すると、バックライトイ
ンバータ4はPWMのデューティ幅を絞ってバックライ
ト2への供給電力を制限し、バックライト2からの光の
照射量を制限する。一方、通常画面の場合は、輝度制御
信号を通常画面用の設定にしてバックライトインバータ
4に送信する。このような制御により、スクリーンセー
バ時はバックライトインバータ4からバックライト2へ
の供給電力が制限されるので、液晶パネル1はスクリー
ンセーバ画面となって消費電力を低減する。
Description
ュータ(以下、パソコンという)におけるディスプレイ
の省電力制御を行うディスプレイ制御装置とディスプレ
イ制御を実行させるプログラムに関するものであり、特
に、ディスプレイ画面の焼け付きを防止するためのスク
リーンセーバ時において省電力を行うためディスプレイ
制御装置とディスプレイ制御を実行させるプログラムに
関するものである。
ィスプレイや液晶ディスプレイにおいては、所定画面の
表示を一時休止する時などには省電力モードが使用され
ている。このようなディスプレイの省電力化に関する技
術は、例えば、特開平8−331488号公報などに報
告されている。この公報によれば、FLCD(Ferroele
ctric Liquid Crystal Display:強誘電性液晶表示器)
からなるディスプレイを備えたパソコンにおいて、FL
CDインターフェースとFLCDとの間のシリアル通信
線を介して行われる表示制御の技術が開示されおり、通
常の画面表示を行う通常動作表示モード(Normal Mod
e)と、静止画像などを最適状態で表示する静止表示モ
ード(Static Mode)と、バックライトを消灯してFL
CDの表示画面を全黒状態にして低消費電力化を行うス
リープモード(Sleep Mode)とが示されている。特に、
省電力モードに関する具体的な実施例としては、FLC
DインターフェースとFLCDとの間のシリアル通信線
にRS−232Cを用いて、低消費電力モードであるス
リープモードのデータのやり取りをし、バックライトを
消灯してFLCDの表示画面を全黒状態にして低消費電
力化を行っている。
マウスキーボードが一定時間操作されないと、インバー
タへ調光制御信号を送信してバックライトの消費電力を
50%低減してバックライトの輝度を下げて省電力化を
行う技術が開示されている。このようにすることによっ
て、スリープモードの状態においても表示装置の表示内
容を確認することができる。尚、CRTディスプレイに
おいては、CRTへの電力を一時的に停止したり、電力
を削減して輝度を下げたりして省電力を行う技術は広く
利用されている。
コンは、一定時間キーボードなどの操作が行われなけれ
ばCRTディスプレイの焼き付き防止及び消費電力を少
なくするために、表示画面に黒の部分が多いスクリーン
セーバに切り換える機能が付加されている。しかし、液
晶ディスプレイの場合は、スクリーンセーバに切り換え
たとき、前述の特開平8−86996号公報のように、
輝度を下げるなどして「黒」の領域の多い画面にしてい
るものの、依然としてバックライトに多くの電力が消費
されているため、消費電力の削減効果は少ない。つま
り、液晶ディスプレイの場合は、スクリーンセーバ時に
おいてもバックライトでの消費電力が大きいため、バッ
クライ卜輝度を変化させなければ、表示する画面の内容
によっては殆ど消費電力が変化せず、スクリーンセーバ
が省電力化の面で有効に機能していない。尚、上記の特
開平8−331488号公報の技術は、シリアル通信を
用いてバックライトを消灯する技術の開示であり、スク
リーンセーバ時の省電力化に対応する技術については何
ら述べられていない。また、特開平8−86996号公
報の技術は、操作が行われなくなってから所定時間が経
過したら省電力モードに切り換えるものである。したが
って、スクリーンセーバ時の焼き付き防止機能はあるも
のの、画面の状態によっては50%輝度に絞った程度の
状態では見ずらい場合もある。要するに、スクリーンセ
ーバ時の画面輝度が画一的であったり、所定時間が経過
したら画一的に省電力モードに切り換わるため、画面の
使用状態による自由度がなくなり使い勝手がよくない。
ので、その目的とするところは、スクリーンセーバ作動
時に画面の状態に適した省電力化を行うディスプレイ制
御装置を提供することにあり、特に、液晶式ディスプレ
イにおけるバックライトの消費電力を画面の状態に合わ
せて削減するディスプレイ制御装置を提供することにあ
る。
め、本発明のディスプレイ制御装置は、入力映像信号を
表示画面に表示させるディスプレイのスクリーンセーバ
時に省電力の制御を行うディスプレイ制御装置におい
て、入力映像信号がスクリーンセーバ映像信号であるか
否かを判断する判断手段と、判断手段が入力映像信号は
スクリーンセーバ映像信号であると判断した場合に、バ
ックライトの輝度を所定値に制御する輝度制御手段とを
備え、輝度制御手段は、入力映像信号がスクリーンセー
バ映像信号であると判断されたときは、所定値として、
バックライトの輝度を通常動作時の輝度と異なる値に設
定することを特徴とする。
よれば、入力映像信号を表示画面に表示するディスプレ
イにおいて、例えば、DDC(Display Data Channel)を
利用してスクリーンセーバ映像信号情報を受け取ったと
きは、低消費電力モードに切り換えて通常動作時の輝度
と異なる輝度に設定する。このようにしてスクリーンセ
ーバ映像信号に切り換えることによってバックライトの
輝度を下げるので、液晶式ディスプレイにおいても消費
電力を削減することができる。
いては、所定値は、あらかじめ設定された輝度、もしく
は通常動作時の輝度とは独立してユーザが設定した輝度
であることを特徴とする。
よれば、画面操作が行われなくなってから所定時間が経
過したか否かを判断するのではなく、スクリーンセーバ
映像の情報を受け取ったら、直ちに、表示画面の輝度を
所定値に設定する。これによって、画面の焼け付きを防
止するができると共に省電力を行うこともできる。さら
に、ユーザの画面使用状態に合わせて、例えば、明るい
画面で使用しているときは、それよりやや暗くするな
ど、ユーザの好みに合わせてきめ細かいスクリーンセー
バ映像に切り換えることができる。
いては、所定値は、入力映像信号の振幅レベルに基づい
て設定された、通常動作時の輝度とは異なる輝度である
ことを特徴とする。
よれば、スクリーンセーバの表示画面によって輝度を自
動的に設定することもできる。スクリーンセーバにはさ
まざまな画面があるので、暗い画面のときは輝度を下げ
たり、明るい画面のときは輝度を下げないようしたりす
ることができる。
いては、所定値は、ディスプレイが映像信号を送信する
上位装置より輝度調整信号を受信し、この輝度調整信号
に基づいて制御された輝度であることを特徴とする。
よれば、映像信号を送信する上位装置(つまりホスト
側)は、スクリーンセーバ時(つまり、低消費電力モー
ド時)の場合にDDCを利用して輝度調整信号を送信す
る。そして、その輝度調整信号を受け取ったディスプレ
イは、輝度調整信号に基づいて画面の輝度を最適値に制
御する。このように、ディスプレイがパソコンなどの上
位装置から受信した輝度調整信号に基づいて、画面の輝
度をスクリーンセーバ用または通常画面用に自動設定す
るので、ディスプレイ側のマイコンでの処理を大幅に低
減することができる。
いては、判断手段は、無操作状態が所定時間以上継続し
たことがパソコン自身に検知されることによって、スク
リーンセーバ画像への切換のために出力されるコマンド
から、スクリーンセーバ映像信号があるか否かを判断す
ることを特徴とする。
よれば、パソコンなどを使用中に無操作状態が所定時間
経過したとき、スクリーンセーバ画面に切り換えるため
に出力されたコマンド自体をスクリーンセーバ映像信号
検出用として用いることができる。したがって、従来の
所定時間が経過したことのみを見てスクリーンセーバ映
像信号を送信する技術とは異なっている。
いては、輝度制御手段は、バックライトの輝度を所定値
に制御するとき、段階的に切り換えるか、スクリーンセ
ーバの黒背景部分の比率に基づいて制御することを特徴
とする。
よれば、単に、バックライトの輝度をハイからローに切
り換えるのではなく、画面の明るさの環境になじむよう
に段階的に切り換えるとか、スクリーンセーバの黒背景
部分の比率によって適当な輝度レベルに設定すると、ユ
ーザにとってはスクリーンセーバ時の画面が見やすくな
る。
いては、輝度制御手段は、バックライトの輝度を所定値
に制御するとき、スクリーンセーバ画面の領域ごとにつ
いて映像輝度の高低を判別し、映像輝度の高低に応じ
て、画面の領域ごとにバックライトの輝度を変えること
を特徴とする。
よれば、画面の領域ごとに輝度が変えられるバックライ
トを用い、スクリーンセーバ画面の輝度の高い領域を判
別して、その領域のみバックライトの輝度を上げること
ができる。これによって、例えば、スクリーンセーバを
楽しむユーザはそれぞれ好みの輝度でバックライト画面
を楽しむことができる。
入力映像信号を表示画面に表示させるディスプレイのス
クリーンセーバ時に省電力の制御を行うディスプレイ制
御装置において、入力映像信号がスクリーンセーバ映像
信号であるか否かを判断する判断手段と、判断手段が入
力映像信号はスクリーンセーバ映像信号であると判断し
た場合に、画面の輝度を所定値に制御する輝度制御手段
とを備え、輝度制御手段は、入力映像信号がスクリーン
セーバ映像信号であると判断されたときは、所定値とし
て、画面の輝度を通常動作時の輝度と異なる値に設定す
ることを特徴とする。
輝度」とは、バックライトの輝度とCRTディスプレイ
の画面の輝度との双方を含むことになる。したがって、
本発明のディスプレイ制御装置によれば、入力映像信号
がスクリーンセーバ映像信号であるときは、バックライ
トの輝度に限定されることなく、ディスプレイの表示画
面の輝度を所定値に制御することができるので、CRT
ディスプレイにも適用することができる。
号を表示画面に表示させるディスプレイのスクリーンセ
ーバ時に省電力の制御を行うディスプレイ制御をコンピ
ュータに実行させるプログラムにおいて、入力映像信号
がスクリーンセーバ映像信号であるか否かを判断する判
断手順と、判断手順によってスクリーンセーバ映像信号
の入力であると判断された場合に、バックライトの輝度
を所定値に制御する輝度制御手順とを含み、入力映像信
号がスクリーンセーバ映像信号であると判断されたとき
に、所定値として、通常動作時の輝度と異なる輝度に設
定するディスプレイ制御をコンピュータに実行させるプ
ログラムである。
リーンセーバ時に表示画面の省電力制御を行うディスプ
レイ制御装置の制御によって画面に表示を行うディスプ
レイ装置において、入力映像信号がスクリーンセーバ映
像信号であるか否かを判断する判断手段と、判断手段が
入力映像信号はスクリーンセーバ映像信号であると判断
した場合に、バックライトの輝度を所定値に制御する輝
度制御手段と、輝度制御手段の制御によって画面に表示
を行う表示手段とを備え、輝度制御手段は、入力映像信
号がスクリーンセーバ映像信号であると判断されたとき
は、所定値としてバックライトの輝度を通常動作時の輝
度と異なる値に設定して表示手段の画面に表示させるこ
とを特徴とする。
ンセーバ時に表示画面の省電力制御を行うディスプレイ
制御装置の制御によって画面に表示を行うディスプレイ
装置を備えたコンピュータにおいて、入力映像信号がス
クリーンセーバ映像信号であるか否かを判断する判断手
段と、判断手段が入力映像信号はスクリーンセーバ映像
信号であると判断した場合に、バックライトの輝度を所
定値に制御する輝度制御手段と、輝度制御手段の制御に
よって画面に表示を行う表示手段と、判断手段と輝度制
御手段と表示手段とを制御するコンピュータ本体とを備
え、輝度制御手段が、入力映像信号がスクリーンセーバ
映像信号であると判断されたときは、所定値として、バ
ックライトの輝度を通常動作時の輝度と異なる値に設定
して表示手段の画面に表示させることを特徴とする。
けるディスプレイ制御装置の実施の形態の幾つかを、液
晶表示装置(液晶式ディスプレイ)に適用して詳細に説
明する。図1は、本発明に係る液晶表示装置の一実施の
形態を示すブロック構成図である。図1に示す液晶表示
装置は、液晶パネル1とバックライト2と画素変換IC
3とバックライトインバータ4とマイコン5とによって
構成されている。液晶パネル1は、グラフィックや文字
などを液晶で表示するLCDである。この液晶パネル1
には、その裏面に、液晶パネル1の背面から光を照射す
るバックライ卜2が取り付けられている。また、液晶パ
ネル1は画素変換IC3に接続されており、画素変換I
C3に入力された映像信号によってグラフィックや文字
などの表示制御が行われる。
バータ4によって駆動される。バックライトインバータ
4は、バックライトインバータ電源から直流電力が供給
され、PWM制御などによってバックライト2への供給
電力を制御するスイッチング回路などによって構成され
ている。マイコン5は、バックライトインバータ4へス
イッチング信号及び輝度制御信号のデータを供給し、バ
ックライトインバータ4のPWM波形のデューティ制御
を行い、バックライト2の輝度を制御している。さら
に、マイコン5は、画素変換IC3の各種設定を行うと
共に、パソコン本体側のDDCインターフェースに接続
されて、パソコン本体側との間で情報の交換を行ってい
る。つまり、DDCインターフェースによって、パソコ
ン本体側のシステムがディスプレイの各種属性などを取
得できるようにし、ディスプレイの能力に合わせた設定
が自動的に行えるようになっている。
の実施の形態の動作について説明する。図示しないパソ
コン本体より、スクリーンセーバの映像信号に切り替わ
る場合に、同時にDCCインターフェイスを介して、ス
クリーンセーバである旨の信号を、液晶表示装置側のマ
イコン5へ出力する。これによって、液晶表示装置側で
は、マイコン5が、通常使用時の画面とスクリーンセー
バとの違いをDDC通信によって判別する。ここで、マ
イコン5が、DDC通信によって受信した信号がスクリ
ーンセーバであると判断した場合には、マイコン5は、
バックライトインバータ4にあらかじめ決められている
輝度制御信号を供給する。すると、バックライトインバ
ータ4は、PWMデューティを絞ってバックライト2の
輝度を下げることにより消費電力を低減する。これによ
って、液晶パネル1は背面のバックライト2からの光の
照射量が制限され、液晶パネル1の表示画面の輝度が低
下する。
第1の実施の形態のマイコン5の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。先ず、マイコン5は、パソコン本体
との間のDDC通信により、現在はスクリーンセーバで
あるか通常画面であるかを判別し(ステップS1)、現
在はスクリーンセーバであると判断した場合は(ステッ
プS1でYESの場合)、輝度制御信号をスクリーンセ
ーバ用の設定にしてバックライトインバータ4に送信す
る(ステップS2)。これによって、バックライトイン
バータ4はPWM波形のデューティ幅を絞ってバックラ
イト2への供給電力を制限するので、バックライト2の
光の照射量が制限される。一方、ステップS1で通常画
面であると判断した場合は(ステップS1でNOの場
合)、輝度制御信号を通常画面用の設定にしてバックラ
イトインバータ4に送信する(ステップS3)。このよ
うな制御を行うことによって、スクリーンセーバ時は、
バックライトインバータ4からバックライト2への供給
電力を制限するので、液晶パネル1はスクリーンセーバ
画面となって消費電力を低減することができる。
と判断した場合は、輝度制御信号をあらかじめ決められ
ていた値に設定する場合について述べたが、第2の実施
の形態では、ユーザが輝度制御信号を自由に設定できる
ようにしている。スクリーンセーバの画面は、ディスプ
レイで消費電力を低減するためには、全体的に黒い部分
が多い画面にすればよいが、ユーザの希望によっては風
景画像のような明るい画面を使用している場合もある。
このような画面では、スクリーンセーバであってもユー
ザとしては明るく使用したい場合がある。
面とは別に、スクリーンセーバの明るさを任意に設定で
きるようにする。そして、ユーサが設定したスクリーン
セーバの明るさの値を記憶しておき、スクリーンセーバ
と判断した場合には、あらかじめスクリーンセーバ時に
記憶しておいた値に輝度制御信号を設定し、通常画面と
判断した場合は輝度制御信号を通常画面時の設定にす
る。これによって、スクリーンセーバ時の画面輝度を、
通常画面とは別に、ユーザの好みに合せた明るさに設定
することができる。
度制御信号の設定は、あらかじめ決められていた値、も
しくはユーザが任意に設定した値としたが、第3の実施
の形態では、スクリーンセーバの表示画面によって輝度
制御信号を自動的に設定することもできる。つまり、ス
クリーンセーバにはさまざまな画面があるので、第3の
実施の形態として、暗い画面のときは輝度を下げ、明る
い画面のときは輝度を下げないようにするという処理を
自動的に行うこともできる。第3の実施の形態の場合も
ブロック図の構成は図1と同様であるが、画素変換IC
3の機能として、入力される映像信号の振幅が読み取れ
るようになっていること、及びその読み取り結果がマイ
コン5と通信可能となっていることが付加される。
像信号の振幅レベルを検出できるようになっており、こ
の検出されたデータに基づいてマイコン5で処理を行
い、スクリーンセーバ画面が暗い画面か明るい画面かを
検出することができる。このような画面の明るさの検出
結果によって、マイコン5が輝度制御信号を自動設定
し、バックライトインバータ4へ送信する。したがっ
て、バックライト2はあらかじめ設定された所望の輝度
となる。
て、スクリーンセーバ画面の明るさに応じてマイコンが
輝度制御信号を自動設定する動作の流れを示すフローチ
ャートである。図3において、マイコン5が、パソコン
本体側からのDDC通信によってスクリーンセーバであ
るか通常画面であるかを判定し(ステップS11)、ス
クリーンセーバであると判定した場合は(ステップS1
1でYESの場合)、マイコン5は、画素変換IC3か
ら入力映像信号の振幅レベルを受信する(ステップS1
2)。そして、マイコン5は、受信した振幅レベルのデ
ータに基づいてスクリーンセーバ画面の明るさを検出し
(ステップS13)、この検出結果から輝度制御信号を
算出して設定し、バックライトインバータ4に送信する
(ステップS14)。また、ステップS11において、
DDC通信によって通常画面であると判断した場合は
(ステップS11でNOの場合)、輝度制御信号を通常
画面用の設定にしてバックライトインバータ4に送信す
る(ステップS15)。
クリーンセーバ画面の明るさを検出して自動的に輝度制
御信号を設定しているので、ユーザがスクリーンセーバ
画面を変更した場合、ユーザは輝度をわざわざ設定する
手順を省くことができるし、全体的に黒い画面が多い場
合には、自動的に消費電力を低減することができる。
通信によってスクリーンセーバ時を識別する信号を送信
しているが、第4の実施の形態として、パソコンから輝
度制御信号を送信するようにしてもよい。尚、第4の実
施の形態の場合もブロック図の構成は図1と同様であ
る。図4は、本発明の第4の実施の形態において、パソ
コンから輝度制御信号を送信してバックライトを制御す
る場合のマイコンの動作の流れを示すフローチャートで
ある。
コン側からのDDC通信によりスクリーンセーバである
か通常画面であるかを判定する(ステップS21)。そ
して、スクリーンセーバであると判定した場合は(ステ
ップS21でYESの場合)、パソコンから輝度制御信
号を受信する(ステップS22)。そして、マイコン5
は、受信した輝度制御信号のデータに基づいてスクリー
ンセーバ用の輝度制御信号を算出し設定する(ステップ
S23)。一方、ステップS21で通常画面と判断した
場合は(ステップS21でNOの場合)、マイコン5
は、輝度制御信号を通常画面用に設定にする(ステップ
24)。尚、パソコンからの輝度制御信号は、固定値も
しくは第2の実施の形態のように、スクリーンセーバの
画面により変化させてもよい。
受信した輝度制御信号に基づいて、輝度制御信号をスク
リーンセーバ用または通常画面に自動設定することがで
きるので、マイコンでの処理が大幅に低減できる。ま
た、第2の実施の形態のように、スクリーンセーバの画
面により輝度制御信号を変化させる場合でも、画素変換
IC3に必要な入力映像信号の振幅レベル判定機能が不
要になり、画素変換1C3の選択範囲が広がる。
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。つまり、上記の第1の実施の形態から第4
の実施の形態までは、パソコンと液晶表示装置との間の
通信線として、DDCインターフェースを用いる場合に
ついて述べたが、これに限ることはなく、例えば、RS
232C、USB、その他の通信手段を用いても本発明
のディスプレイ制御装置を実現することができるのは云
うまでもない。つまり、DDCインターフェースを持た
ない他のシステムにも適応可能である。また、上記の実
施の形態では、液晶ディスプレイについて述べたが、C
RTディスプレイ、PDP、FED等の表示装置全般に
適応できることは云うまでもない。これによって、パソ
コンに使用される液晶ディスプレイ、CRTディスプレ
イ、PDP、FED等の表示装置に対し、スクリーンセ
ーバでの一層の低消費電力化が実現できる。
レイ制御装置の第1の実施の形態によれば、マイコン
が、通常使用時の画面とスクリーンセーバとの違いをD
DC通信によって判別し、スクリーンセーバであると判
断した場合には、バックライトインバータにあらかじめ
決められている輝度制御信号を供給する。これによっ
て、バックライトインバータはPWMデューティを下げ
てバックライトの輝度を下げることにより消費電力を低
減する。つまり、スクリーンセーバ時には、バックライ
トインバータからバックライトへの供給電力を制限する
ので、液晶パネルの消費電力を低減することができる。
2の実施の形態によれば、ユーザが、輝度制御信号を自
由に設定してスクリーンセーバの明るさを任意に設定で
きるようにしている。これにより、風景画像のような明
るい画面を使用している場合は、スクリーンセーバであ
ってもユーザの希望により明るい画面として使用するこ
とができる。つまり、ユーサが設定したスクリーンセー
バの明るさの値を記憶しておき、スクリーンセーバと判
断した場合には、あらかじめスクリーンセーバ時に記憶
しておいた値に輝度制御信号を設定する。これによっ
て、スクリーンセーバ時の画面輝度を、通常画面とは別
に、ユーザの好みに合せた明るさに設定することができ
る。
3の実施の形態によれば、スクリーンセーバの表示画面
によって輝度制御信号を自動的に設定することができ
る。スクリーンセーバにはさまざまな画面があるので、
例えば、暗い画面のときは輝度を下げ、明るい画面のと
きは輝度を下げないようにするという処理を自動的に行
うこともできる。つまり、マイコンがスクリーンセーバ
画面の明るさを検出して自動的に輝度制御信号を設定し
ているので、ユーザがスクリーンセーバ画面を変更した
場合、ユーザは輝度をわざわざ設定する手順を省くこと
ができるし、全体的に黒い画面が多い場合には、自動的
に消費電力を低減することができる。
4の実施の形態によれば、パソコンが送信した輝度制御
信号に基づいて、輝度制御信号をスクリーンセーバ用ま
たは通常画面に自動設定することができるので、マイコ
ンでの処理が大幅に低減できる。さらに、本発明のディ
スプレイ制御装置によれば、DDCインターフェース以
外に、RS232CやUSBやその他の通信手段を用い
ることもできるので、DDCインターフェースを持たな
いシステムにも適応が可能となる。よって、スクリーン
セーバ時における省電力を実現できるディスプレイ制御
装置の設計自由度が一段と向上する。
示すブロック構成図である。
の形態のマイコンの動作の流れを示すフローチャートで
ある。
ーンセーバ画面の明るさに応じてマイコンが輝度制御信
号を自動設定する動作の流れを示すフローチャートであ
る。
ンから輝度制御信号を送信してバックライトを制御する
場合のマイコンの動作の流れを示すフローチャートであ
る。
C、4…バックライトインバータ、5…マイコン
Claims (11)
- 【請求項1】 入力映像信号を表示画面に表示させるデ
ィスプレイのスクリーンセーバ時に省電力の制御を行う
ディスプレイ制御装置において、 入力映像信号がスクリーンセーバ映像信号であるか否か
を判断する判断手段と、 前記判断手段が入力映像信号はスクリーンセーバ映像信
号であると判断した場合に、バックライトの輝度を所定
値に制御する輝度制御手段とを備え、 前記輝度制御手段は、入力映像信号がスクリーンセーバ
映像信号であると判断されたときは、前記所定値とし
て、バックライトの輝度を通常動作時の輝度と異なる値
に設定することを特徴とするディスプレイ制御装置。 - 【請求項2】 前記所定値は、あらかじめ設定された輝
度、もしくは通常動作時の輝度とは独立してユーザが設
定した輝度であることを特徴とする請求項1に記載のデ
ィスプレイ制御装置。 - 【請求項3】 前記所定値は、入力映像信号の振幅レベ
ルに基づいて設定された、通常動作時の輝度とは異なる
輝度であることを特徴とする請求項1に記載のディスプ
レイ制御装置。 - 【請求項4】 前記所定値は、前記ディスプレイが、映
像信号を送信する上位装置より輝度調整信号を受信し、
該輝度調整信号に基づいて制御された輝度であることを
特徴とする請求項1に記載のディスプレイ制御装置。 - 【請求項5】 前記判断手段は、所定時間経過後に出力
されるスクリーンセーバ切換用コマンドの送信によって
スクリーンセーバ映像信号があるか否かを判断すること
を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のデ
ィスプレイ制御装置。 - 【請求項6】 前記輝度制御手段は、バックライトの輝
度を所定値に制御するとき、段階的に切り換えるか、あ
るいは、スクリーンセーバの黒背景部分の比率に基づい
て制御することを特徴とする請求項1〜請求項5のいず
れかに記載のディスプレイ制御装置。 - 【請求項7】 前記輝度制御手段は、バックライトの輝
度を所定値に制御するとき、スクリーンセーバ画面の領
域ごとについて映像輝度の高低を判別し、映像輝度の高
低に応じて、画面の領域ごとにバックライトの輝度を変
えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに
記載のディスプレイ制御装置。 - 【請求項8】 入力映像信号を表示画面に表示させるデ
ィスプレイのスクリーンセーバ時に省電力の制御を行う
ディスプレイ制御装置において、 入力映像信号がスクリーンセーバ映像信号であるか否か
を判断する判断手段と、 前記判断手段が入力映像信号はスクリーンセーバ映像信
号であると判断した場合に、画面の輝度を所定値に制御
する輝度制御手段とを備え、 前記輝度制御手段は、入力映像信号がスクリーンセーバ
映像信号であると判断されたときは、前記所定値とし
て、画面の輝度を通常動作時の輝度と異なる値に設定す
ることを特徴とするディスプレイ制御装置。 - 【請求項9】 入力映像信号を表示画面に表示させるデ
ィスプレイのスクリーンセーバ時に省電力の制御を行う
ディスプレイ制御をコンピュータに実行させるプログラ
ムにおいて、 入力映像信号がスクリーンセーバ映像信号であるか否か
を判断する判断手順と、 前記判断手順によってスクリーンセーバ映像信号の入力
であると判断された場合に、バックライトの輝度を所定
値に制御する輝度制御手順とを含み、 入力映像信号がスクリーンセーバ映像信号であると判断
されたときに、前記所定値として、通常動作時の輝度と
異なる輝度に設定するディスプレイ制御をコンピュータ
に実行させるプログラム。 - 【請求項10】 スクリーンセーバ時に表示画面の省電
力制御を行うディスプレイ制御装置の制御によって画面
に表示を行うディスプレイ装置において、 入力映像信号がスクリーンセーバ映像信号であるか否か
を判断する判断手段と、 前記判断手段が入力映像信号はスクリーンセーバ映像信
号であると判断した場合に、バックライトの輝度を所定
値に制御する輝度制御手段と、 前記輝度制御手段の制御によって画面に表示を行う表示
手段とを備え、 前記輝度制御手段は、入力映像信号がスクリーンセーバ
映像信号であると判断されたときは、前記所定値とし
て、バックライトの輝度を通常動作時の輝度と異なる値
に設定して前記表示手段の画面に表示させることを特徴
とするディスプレイ装置。 - 【請求項11】 スクリーンセーバ時に表示画面の省電
力制御を行うディスプレイ制御装置の制御によって画面
に表示を行うディスプレイ装置を備えたコンピュータに
おいて、 入力映像信号がスクリーンセーバ映像信号であるか否か
を判断する判断手段と、 前記判断手段が入力映像信号はスクリーンセーバ映像信
号であると判断した場合に、バックライトの輝度を所定
値に制御する輝度制御手段と、 前記輝度制御手段の制御によって画面に表示を行う表示
手段と、 前記判断手段と前記輝度制御手段と前記表示手段とを制
御するコンピュータ本体とを備え、 前記輝度制御手段は、入力映像信号がスクリーンセーバ
映像信号であると判断されたときは、前記所定値とし
て、バックライトの輝度を通常動作時の輝度と異なる値
に設定して前記表示手段の画面に表示させることを特徴
とするコンピュータシステム。
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