JP2003270898A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003270898A
JP2003270898A JP2003029772A JP2003029772A JP2003270898A JP 2003270898 A JP2003270898 A JP 2003270898A JP 2003029772 A JP2003029772 A JP 2003029772A JP 2003029772 A JP2003029772 A JP 2003029772A JP 2003270898 A JP2003270898 A JP 2003270898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
cartridge
main body
photoconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003029772A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasufumi Nakazato
保史 中里
Kazuyuki Shimada
和之 島田
Tomohiro Nakajima
智宏 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003029772A priority Critical patent/JP2003270898A/ja
Publication of JP2003270898A publication Critical patent/JP2003270898A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】重畳的な配列で本体に着脱可能に装着される複
数の作像カートリッジを有する画像形成装置において、
作像カートリッジの振動に起因するバンディングを解消
すること。 【解決手段】 複数の作像カートリッジ(4、5、6、
7)の片側であって感光体のある作像部分とは反対側の
空間位置に前記重畳的な配列方向と平行に平板状の構造
部材(垂直ステー30、300)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重畳的な配列に
配列された複数の作像カートリッジ、重畳的に配列され
た複数の光書き込み手段或は単数の光書き込み手段を有
する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】[A]従来技術1 本体と、重力方向に重畳的な配列で前記本体に着脱可能
に装着される複数の作像カートリッジとを有しこれらの
作像カートリッジが前記本体に装着された状態のもとで
作像手段により感光体に画像形成を行う画像形成装置で
あって、前記作像カートリッジに前記感光体が予め支持
されている構成又は、前記本体に感光体が予め支持され
ていて前記作像カートリッジを前記本体に装着したとき
に前記感光体に対し前記作像カートリッジに予め支持さ
れている前記作像手段が前記感光体に当接した状態とな
る構成を有する画像形成装置がある。
【0003】かかる画像形成装置では、各作像カートリ
ッジが本体に対して着脱自在であることから、装着状態
において本体に対して安定的に支持するための手段が必
要であり、この取付け状態が不安定であると、駆動系か
らの振動の影響を受けて作成された画像に所謂バンディ
ングが発生してしまう。
【0004】そこで、バンディングが発生してしまう公
知でない画像形成装置について、説明する。図44〜図
46に複数の作像カートリッジを備えたフルカラー画像
形成が可能な画像形成装置の例を示す。図44におい
て、転写ベルト1は上下方向に支持ローラ2、3により
支持されて回転可能に張設されている。画像の作成に際
して転写ベルト1は転写シートを吸着させる面が矢印で
示すように下から上に移動する向きに移動するように回
転させられる。
【0005】下から上に向かう転写ベルト1の面に対向
して、4つの作像カートリッジ4、5、6、7(以下、
4〜7と表示する。)が上下方向に重畳的に配列されて
いる。上から作像カートリッジ4はブラック(色符号
K)、作像カートリッジ5はシアン(色符号C)、作像
カートリッジ6はマゼンタ(色符号M)、作像カートリ
ッジ7はイエロー(色符号Y)のトナーにより感光体上
の潜像を可視像化するものである。
【0006】これら作像カートリッジ4〜7は、機械的
な構成が共通である。よって、これら作像カートリッジ
を構成する部材の構成も共通している。そこで、各作像
カートリッジを構成している部材を示す符号の末尾に上
記色符号のY、M、C、Kを付すこととし、主として作
像カートリッジ5の構成を説明することとして、他の作
像カートリッジの構成の説明に代える。
【0007】各作像カートリッジ5は感光体8Cを備
え、かつ、この感光体に画像形成を行う作像手段を備え
ている。上記作像手段は、ドラム状の感光体8Cのまわ
りに設けられた帯電手段としての帯電ローラ9C、感光
体8Cにトナーを供給する現像手段としての現像ローラ
10C、転写後における感光体8C上の残留トナーを除
去するクリーニングブレード12C等を含む。
【0008】現像ローラ10Cには該現像ローラ10C
に現像剤を補給する補給ローラ11Cが付帯して設けら
れ、また、この補給ローラ11Cに向けて回転体13
C、14C等により現像剤が撹拌されつつ搬送されるよ
うになっている。感光体9C上であって帯電ローラ9C
と現像ローラ10Cとの間に位置する画像書き込み位置
には、後述する光書き込み手段104Cから出射される
光ビームLbが照射されるようになっている。
【0009】上記画像形成用の諸部材が寿命を有するこ
とから、各作像カートリッジ4〜7は部材の交換やメン
テナンス等の便に供するため、図45に示すように画像
形成装置本体(以下、単に本体という。)22に対して
着脱自在に設けられている。
【0010】着脱可能としたことに伴い、着脱方向、つ
まり、図44における紙面と垂直な方向に長さを有す
る、位置決め支持手段としての固定ピン16C、17C
が設けられている。また、図46〜図48に示すよう
に、上記作像手段等に駆動力を与えるための駆動力入力
手段としての駆動ジョイント5Cが設けられている。
【0011】図45において、本体22は箱形のフレー
ムに構成されている。該フレームは6面体であって箱形
をした構造体からなる。この構造体は、作像カートリッ
ジ5が着脱される側の面を構成する前側板22a、前側
板22aに対向する側の面を構成する後側板22b、前
側板22aに向かって右側の面を構成する右側板22
c、前側板22aに向かって左側の面を構成する左側板
22d、天井の面を構成する天板22e、底の面を構成
する底板22f等からなる。本体22は、これら前側板
22a、後側板22b、右側板22c、左側板22d、
天板22e、底板22f等からなる箱状の構造体を骨格
としたものに組立てられている。これらの各板は、図面
上は簡単な形状で示されているが、実際は部品取り付け
のための切り欠きや曲げ部、穴等を有し、複雑な形状を
している。
【0012】作像カートリッジ4〜7は前側板22aに
上下方向にわたり大きく開口した装着口から感光体の軸
方向に向きを合わせて着脱方向に挿入されるようになっ
ている。一方、図47、図48において、作像カートリ
ッジ5の側部には矩形の窓が形成されていて、この窓か
ら感光体8Cの一部が露出している。感光体8Cと一体
的な軸は作像カートリッジ5のケースに軸支されていて
該軸の先端部にはテーパ状をした駆動ジョイント15C
が設けられている。
【0013】本体22を構成する前側板22aには、図
49に示すように、固定ピン16C、17Cに嵌合する
取付け穴16C’、17C’が形成され、また、図4
6、図49に示すように、後側板22bには駆動ジョイ
ント15Cに嵌合する形状の原動ジョイント15C’が
設けられている。
【0014】作像カートリッジ5の本体22への装着に
ついて説明すると、図45、図47、図48において作
像カートリッジ5を着脱方向に移動させて、図46、図
49に示すように固定ピン16C、17Cを取付け穴1
6C’,17C’に嵌合させるとき、同時に、駆動ジョ
イント15Cが原動ジョイント15Cのテーパ穴に動力
伝達可能な状態に嵌合する。このように、後側板22b
の背面に備えられた原動ジョイント15C’と駆動ジョ
イント15Cが嵌合し、かつ、前側板22aに用意され
た取付け穴に固定ピン16C,17Cが嵌合することに
よって本体22に対する作像カートリッジ5の主な固定
が行われる。なお、原動ジョイント15c’は不図示の
駆動装置に連結されている。こうして、作像カートリッ
ジ5は本体22に対して、3点を主な支点として固定さ
れる。他の作像カートリッジについてもこれに準ずる。
【0015】図44において、転写ベルト1の下方近傍
には一対のレジストローラ18が設けられている。フル
カラー画像の形成に際しては、各作像カートリッジ4〜
7において、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの
それぞれの色で各感光体にトナー像が形成され、これと
同期して矢印で示すシート入路に沿って転写シートが転
写ベルト1上に向けて、レジストローラ18により送り
出され、転写ベルト1と共に上方に移動する間に、各感
光体からトナー像が転写され、色符号でいえば、Y、
M、C、Kの順にカラートナー像が転写シート上に重ね
転写されて排出される。排出された転写シートは、図示
しない定着装置を経て上記重ね転写トナー像が定着さ
れ、排紙される。
【0016】こうして、作像が行われ、作像カートリッ
ジ4〜7のうち、何れかの作像カートリッジについて、
トナーが無くなり、あるいは、所要のメンテナンスを要
する時期に達すると交換或いはメンテナンスのために、
該当する作像カートリッジのみが本体22から抜脱さ
れ、所要のメンテナンスが行われた後、装着される。或
いは、新規な作像カートリッジに交換され、新しい作像
カートリッジが装着される。
【0017】例えば作像カートリッジ5は、本体22に
対して着脱可能にするため、前記したように固定ピン1
6C、17C、駆動ジョイント15Cの3点で支持固定
されている。帯電ローラ9C、現像ローラ10C等は軸
状をしており、これら軸状をした長手方向上の両端の軸
部が作像カートリッジ5に支持されるので精度の要求か
ら、本体22に対する作像カートリッジ5の支持点であ
るこれら固定ピン16C、17C、駆動ジョイント15
C等は、帯電ローラ9C、現像ローラ10C等軸端部と
なる作像カートリッジ5の側面部に設けられている。
【0018】このように、作像カートリッジ5は本体2
2に対して所謂橋げた状構造で長手方向の両端部で支持
されることとなり、転写ベルト1の駆動や、転写シート
の駆動、その他、定着装置の駆動等のために本体22に
生じる振動が作像カートリッジ5に及び、該作像カート
リッジ5を振動させてしまう。
【0019】基本的な振動モードとして図53(a)に
矢印で示すような上下方向の振動を生ずる上下振動モー
ド或いは、図53(b)に向きの異なる矢印で示すよう
なねじれ方向の振動を生ずるねじれ振動モードが存在す
る。このように作像カートリッジ5全体が振動を起こす
と、感光体8Cは作像カートリッジ5に支持されている
ため作像カートリッジ5の振動が直接感光体8Cに伝わ
り、また、作像カートリッジ5から帯電ローラ9C、現
像ローラ10C、クリーニングブレード12C等の作像
手段を介して感光体8Cに振動が伝わり、主に感光体8
C自体の振動による変位が画像書込み位置および画像転
写位置のずれを引き起こし、共振周波数に応じた副走査
方向(転写ベルト1の移動方向=上下方向)の走査ピッ
チムラが発生する。このような走査ピッチむらは、画像
上では副走査方向の周期的な濃度ムラとなり、バンディ
ングと呼ばれる。他の他の作像カートリッジ4、6、7
についても同様のことがいえる。
【0020】一方、他の画像形成装置の構成として、作
像カートリッジ側に感光体を具備せず、本体側に予め感
光体が軸支されているタイプのものがある。このような
タイプの画像形成装置では、作像カートリッジには、現
像ローラと、この現像ローラにトナーを補給するトナー
ホッパが備えられていて、当該作像カートリッジは本体
に対して着脱可能であり、前記図46〜図49に示した
固定ピンや駆動ジョイントに準じた構成により本体に支
持されるようになっている。
【0021】かかる構成の作像カートリッジにおいて
は、例えばシアンの作像カートリッジ5について例示す
れば、該作像カートリッジ5が本体22に装着されたと
き、現像ローラ10Cが、本体側に予め設けられている
感光体8Cに当接する。
【0022】或いは、図50、図51、図52(b)に
おいて、例えばシアンの作像カートリッジの場合、本体
22に作像カートリッジ5"を装着するとき、本体22
側に予め設けられている感光体8C"に対して作像カー
トリッジ5"に設けられた現像ローラ10C"が感光体8
C"と微小な一定間隔をおいて配置される。この場合、
微小な一定間隔を保持するための手段として図50に示
すように、作像カートリッジ5"側には作像手段の一部
としての現像ローラ10C"の軸方向両端部に該現像ロ
ーラ10C"の直径よりも上記一定間隔をあけることの
できる大径のリング10C"−1、10C"−2が設けら
れ、一方、本体22には予め感光体8C"が支持されて
いて、作像カートリッジ5"が本体22に装着されたと
きに、上記リング10C"−1、10C"−2が感光体8
C"の軸方向の両端部に当接することで現像ローラ10
C"と感光体8C’とが一定の間隔を保持するようにな
っている。
【0023】かかる関係は他の作像カートリッジ4"、
6"、7"についても同じである。つまり、図51に示す
ように本体22には予め感光体8K"、8M"、8Y"が
軸支されている。一方、図52(a)、図52(c)、
図52(d)に示すように作像カートリッジ4"、6"、
7"には上記リング10C"−1、10"−2に相当する
リングを備えた現像ローラ10K"、10M"、10Y"
が軸支されている。これら作像カートリッジ4"、6"、
7"を本体に装着することにより、現像ローラ10K"、
10M"、10Y"は感光体8K"、8M"、8Y"と一定
の間隔を保持されるようになる。
【0024】このような構成の画像形成装置では、作像
カートリッジに支持されることにより該作像カートリッ
ジと一体的な現像ローラ10C"或いは間隔規制部材と
してのリング10C"−1,10C"−2が、本体に予め
支持された感光体8C"に当接するために、当該作像カ
ートリッジが振動すると、これら現像手段としての現像
ローラ10C"或いは上記リング10C"−1,10C"
−2を介して感光体8C"が振動し、前記感光体8Cを
具備した作像カートリッジ5におけると同じように、バ
ンディングを生じてしまう。
【0025】すなわち、例えば、(イ).作像カートリ
ッジ5(より正確には作像カートリッジのケース)に感
光体8Cが予め支持されている構成では、該作像カート
リッジ5が本体22に装着されて画像形成が行われると
きに、作像カートリッジ5が振動するとこの振動が、帯
電ローラ9C、現像ローラ10C,クリーニングブレー
ド12Cなどによる作像手段を介して感光体8Cに伝達
されてバンディングを生ずる。
【0026】かかる構成では、感光体8Cと現像ローラ
10Cとを同一の被支持部(作像カートリッジ5)に支
持しているので図7に示したような間隔規制部材として
のリング10"−1、10"−2を設けなくても、感光体
8Cと現像ローラ10Cとの間隔を高精度に保持できる
が、その場合でも作像カートリッジ5の振動が感光体8
Cに伝わるし、また、帯電ローラ9C、クリーニングブ
レード12C等が作像カートリッジ5に設けられている
ことから、作像カートリッジ5が振動することにより、
これらの帯電ローラ9C、クリーニングブレード12C
などの作像手段を介しても感光体8Cが振動するのでバ
ンディングが生じる。
【0027】また、(ロ).図50〜図53で説明した
ように、本体に感光体8C"が予め支持されていて、作
像カートリッジを本体に装着したときにこの本体側の感
光体8C"に対し作像カートリッジに予め支持されてい
る作像手段としての現像手段(現像ローラ10C"或い
は間隔規制部材としてのリング10"−1、10"−2)
が感体8C"に当接した状態となる構成、或は作像手段
としての帯電手段、クリーニングブレードの何れか又は
これらの複数が当接する構成でも、これら作像手段を介
して、作像カートリッジの振動が感光体8C"に伝わる
ので、バンディングを生じてしまう。
【0028】これらの作像カートリッジの振動に起因す
るバンディングは0.5mmピッチ付近では視覚的に非
常に判別されやすいが、振動が高周波数になり画像上の
ピッチが狭まると視覚的には判別しにくくなるという特
徴がある。このため前述の振動モードでの共振周波数が
低い場合には視覚的に判別されやすく、はなはだしく画
像品質を損なう場合がある。また、複数の作像カートリ
ッジを備えた画像形成装置では各作像カートリッジの駆
動装置が複雑化するので振動によるバンディングの発生
が顕著となる。
【0029】従来、画像形成装置において、本体に対し
て着脱自在に構成された作像ユニットを支持するための
公知の手段としては、次に示すような技術がある。 a.4つの並置される現像器を、感光体ベルトと共に一
体的に装着したプロセスカートリッジを画像形成装置本
体に着脱する構成において、プロセスカートリッジを画
像形成装置本体と一体的な押し上げ部材に固定された弾
性部材で支持する構成(例えば、特許文献1参照)。 b.潜像担持体に対向して設けられた現像装置に対して
着脱自在な複数のトナーカートリッジのそれぞれについ
て、現像装置の回転時にトナーカートリッジ間にガタが
生じないようにするため、隣接するトナーカートリッジ
について着脱可能な凹凸状の溝を設けた構成(例えば、
特許文献2参照)。 b.画像形成装置に着脱自在で感光体ドラムを具備した
プロセスカートリッジに取り付けてトナーを補給するト
ナーカートリッジについて、プロセスカートリッジのト
ナー収納手段に押し込まれるトナーカートリッジの位置
を規制するガイド部材を有する構成(例えば、特許文献
3参照)。 [B]従来技術2 図44において、4つの作像カートリッジ4、5、6、
7に対応して4つの光書き込み手段104K、104
C、104M、104Yが重力方向に重畳的に配列され
ている。これら光書き込み手段104K、104C、1
04M、104Yは、機械的な構成が共通である。よっ
て、これら光書き込み手段を構成する部材の構成も共通
している。そこで、各光書き込み手段を構成している部
材を示す符号の末尾に上記色符号のY、M、C、Kを付
すこととし、主として光書き込み手段104Cの構成を
説明することで、他の光書き込み手段の構成の説明に代
える。また、動作内容も出射される光ビームLbが各色
画像に対応しているだけの差にすぎず、他は共通である
ので動作についても主として光書き込み手段104Cと
これに対応する作像カートリッジ5についての説明を以
って他の光書き込み手段及び作像カートリッジの説明に
代える。
【0030】光書き込み手段104Cにより感光体8C
上に光ビームLbがスキャンされることで感光体8C上
に静電潜像が形成される。光書き込み手段104Cで
は、図示しないレーザーダイオードで生成された光ビー
ムがポリゴンミラー106Cの作用でスキャンされ、第
1のfθレンズ108C、折り返しミラー110C、1
11Cや第2のfθレンズ112Cを介して目的のビー
ムスポットが感光体8C上に照射される。
【0031】作像カートリッジ5内には、感光体8Cの
他、前記したようにクリーニング手段、帯電手段、現像
手段、トナー等、作像に必要で且つ交換寿命を有する部
品群が備えられている。このような画像形成装置では、
作像カートリッジ4、5、6、7が上下方向に短い間隔
で配置されているので、作像カートリッジ4、5、6、
7間に光書き込み手段104K、104C、104M、
104Yを設置することができない。このため、これら
の光書き込み手段は感光体8K、8C、8M、8Yから
水平方向に比較的離れた位置に配置されることになる。
【0032】例えば、光書き込み手段104Cについて
は、これに振動が生じた場合には感光体8C上のビーム
変位が大きくなり、後述するバンディングと呼ばれる現
象を生じ易くなる。本体22は、図45で説明したよう
に、前側板22a、後側板22b、右側板22c、左側
板22d、天板22e、底板22fから基本的に構成さ
れている。図54、図55において、光書き込み手段1
04Cについて、前側板22aと後側板22bとの間に
は板状のベース部材328Cが架けられており、光書き
込み手段104Cはこのベース部材328C上に設置さ
れている。
【0033】ベース部材328Cの後端部は後側板22
bに固定され、前端部は調整手段330Cを介して前側
板22aに支持されている。ベース部材328Cと調整
手段330Cとで橋梁構造が形成されている。
【0034】調整手段330Cはベース部材328Cの
前端部を上下方向に変位させる機構を有しており、光書
き込み手段104Cから出射される光ビームLbの副走
査方向での走査線の傾きを調整できるようになってい
る。各光書き込み手段におけるかかる調整により、4色
の画像が異なる傾きで重ね合わされることを防止するこ
とができる。
【0035】調整によるベース部材328Cの変位を可
能にすべく、ベース部材328Cの後端部には図54に
示すようにスリット状の切り欠き128aが形成されて
おり、ヒンジ機能が容易に発現するようになっている。
ここでは、4色全てにそれぞれ対応して調整手段330
K、330C、330M、330Yを設けているが、基
準とする1色に対応する光書き込み手段のベース部材は
調整手段を介することなく直接、前側板22aと後側板
22bとの間に固定して調整手段を一つ省略する構成で
あってもよい。
【0036】上記構成の他に、光書き込み手段の位置調
整又は位置ずれ防止に関する技術としては、以下の公報
に記載のものがある。光書き込み手段を装置構造体に
ばねや、ねじ等を介して調整可能に取り付けたもの(例
えば、特許文献4参照)、熱膨張による色ずれを防止
するためにセラミックなどの熱膨張係数の小さな材料で
装置構造体を形成するもの(例えば、特許文献5参
照)、光書き込み手段のハウジングとカバー間に弾性
部材を使用し、カバーの振動を抑制して光書き込みへの
影響を防止するもの(例えば、特許文献6参照)であ
る。
【0037】上述のように作像カートリッジ4、5、
6、7及び光書き込み手段104K、104C、104
M、104Yを重力方向に重畳的に配列する構成では装
置の小型化を図れるが、ベース部材328K、328
C、328M、328Yと調整手段330K、330
C、330M、330Yが橋梁構造となっているので、
基本的な振動モードとして、例えば光書き込み手段10
4Cについては、図56(a)に示す上下振動モード、
図56(b)に示すねじれ振動モードが存在する。他の
光書き込み手段104K,104M、104Yについて
も同様である。
【0038】このため、駆動装置などの振動が前側板2
2c、後側板22bを経由して伝わり、光書き込み手段
104C全体が振動を起こすと、感光体8C上の光ビー
ム位置の周期的な変位が引き起こされ、共振周波数に応
じた副走査方向の走査ピッチムラが発生し、画像上では
副走査方向の周期的な濃度ムラとなり、バンディングを
生じる。
【0039】このバンディングも、0.5mmピッチ付
近では視覚的に非常に判別され易いが、振動がより高周
波数になり、画像上のピッチが狭まると視覚的には判別
しにくくなるという特徴がある。このため上記振動モー
ドでの共振周波数が低い場合には視覚的に判別され易
く、著しく画像品質を損なっていた。
【0040】さらに複数の光書き込み手段を備えた画像
形成装置では、駆動装置が複雑化しその振動発生レベ
ルが高くなりがちであること、装置の小型化の要請か
ら光書き込み手段の断面積を小さくする必要があり、振
動し易くなる傾向にあること、光書き込み手段周辺に
はスペースの都合で十分な強度を持った構造体を構築す
ることが困難であることから、1つの光書き込み手段を
使用する単色対応の画像形成装置よりもバンディングの
問題は深刻となる。上記[A]従来技術1では、作像カ
ートリッジが振動することに起因するバンディングが問
題となり、上記[B]従来技術2では光書き込み手段が
振動することに起因するバンディングが問題となってい
る。
【0041】
【特許文献1】特開平5−313425号公報
【特許文献2】特開平6−148968号公報
【特許文献3】特開平10−20647号公報
【特許文献4】特開平5−6071号公報
【特許文献5】特開平7−104545号公報
【特許文献6】特開平6−34901号公報
【0042】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、作像
カートリッジや、光書き込み手段の振動に起因するバン
ディングの発生を防止することのできる画像形成装置を
提供する事を目的とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1). 本体と、重畳的な配列で前記本体に着脱可能
に装着される複数の作像カートリッジとを有しこれらの
作像カートリッジが前記本体に装着された状態のもとで
作像手段により感光体に画像形成を行う画像形成装置で
あって、前記作像カートリッジに前記感光体が予め支持
されている構成又は、前記本体に感光体が予め支持され
ていて前記作像カートリッジを前記本体に装着したとき
に前記感光体に対し前記作像カートリッジに予め支持さ
れている前記作像手段の一部が前記感光体に当接した状
態となる構成を有する画像形成装置において、前記複数
の作像カートリッジの片側であって前記感光体のある作
像部分とは反対側の空間位置に前記重畳的な配列方向と
平行に平板状の構造部材を設けた(請求項1)。 (2). (1)記載の画像形成装置において、前記複
数の作像カートリッジが前記本体に装着された状態で、
隣接する作像カートリッジについて、これら作像カート
リッジ間を仕切る作像カートリッジ仕切り用の構造部材
を設けた(請求項2)。 (3). (2)記載の画像形成装置において、前記作
像カートリッジ仕切り用の構造部材には、着脱方向に長
さを有し、前記作像カートリッジの被ガイド部と係合し
て作像カートリッジを案内するガイド部が設けた(請求
項3)。 (4). (2)又は(3)記載の画像形成装置におい
て、前記作像カートリッジ仕切り用の構造部材には、前
記隣接するそれぞれの作像カートリッジと前記構造部材
間に弾性的な押圧力を発生する押圧手段を設けた(請求
項4)。 (5). (2)、(3)又は(4)記載の画像形成装
置において、前記作像カートリッジ仕切り用の構造部材
には、前記隣接するそれぞれの作像カートリッジと前記
構造部材間に粘弾性的な押圧力を発生する防振手段を設
けた(請求項5)。 (6).(1)記載の画像形成装置において、前記作像
手段は帯電ローラ、現像手段、クリーニングブレードの
何れか又はこれら複数であることとした(請求項6)。 (7). (6)記載の画像形成装置おいて、前記現像
手段は前記感光体に当接する現像ローラ、又は前記感光
体に当接して現像ローラと前記感光体との間の間隔を規
制する間隔規制部材を備えた(請求項7)。 (8). (1)記載の画像形成装置において、複数の
光書き込み手段が本体に支持された複数のベース部材に
それぞれ設置されて重畳的に配列されていて、少なくと
も1つの光書き込み手段に対応して、他の光書き込み手
段との走査線のずれを調整するための調整手段を備えた
(請求項8)。 (9). 本体と、重畳的な配列で前記本体に着脱可能
に装着される複数の作像カートリッジとを有しこれらの
作像カートリッジが前記本体に装着された状態のもとで
作像手段により感光体に画像形成を行う画像形成装置で
あって、前記作像カートリッジに前記感光体が予め支持
されている構成又は、前記本体に感光体が予め支持され
ていて前記作像カートリッジを前記本体に装着したとき
に前記感光体に対し前記作像カートリッジに予め支持さ
れている前記作像手段の一部が前記感光体に当接した状
態となる構成を有する画像形成装置において、前記複数
の作像カートリッジの片側であって前記感光体のある作
像部分とは反対側の空間位置に前記重畳的な配列方向と
平行に垂直ステーを設けた(請求項9)。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 [1]第1の実施の形態 以下に説明する例は、前記[A]従来技術1の項で図4
4〜図52により説明した主として作像カートリッジに
係る構成を基本にして、改良した構成を付加したもので
ある。
【0045】本発明は、作像カートリッジの振動に起因
する感光体の振動によるバンディングを防止するための
ものであるから、前記した(イ).作像カートリッジ
(より正確には作像カートリッジのケース)に感光体が
予め支持されている構成、(ロ)本体に感光体が予め支
持されていて作像カートリッジを本体に装着したときに
この本体側の感光体に対し作像カートリッジに予め支持
されている作像手段としての、帯電ローラ、現像ローラ
或いは間隔規制部材を備えた現像手段、クリーニングブ
レードの何れか又は複数が感光体に当接した状態となる
構成の何れに対しても適用可能である。
【0046】以下では、図44〜図49、図53により
説明した構成、つまり、作像カートリッジ側に感光体が
具備されていて、本体側には感光体が具備されていない
タイプの画像形成装置について説明するが、このような
構成を採らない画像形成装置、つまり、図50〜図52
で説明したように、作像カートリッジには感光体が設け
られておらず、該作像カートリッジには本体側に設けら
れた感光体に対して当接する現像ローラ或いは本体側に
設けられた感光体に当接する間隔規制部材としてのリン
グ10C"−1,10C"−2が設けれらていて、該作像
カートリッジを本体に装着することによりこれら作像カ
ートリッジに設けられている感光体当接手段(現像ロー
ラ或いは間隔規制部材としてのリング10C"−1,1
0C"−2)が本体側に設けれられた感光体に当接する
タイプの画像形成装置に対しても、以下に説明する各例
を適用することができるものとする(請求項6、7)。 (一)請求項1、2、9に関連する例 図1により請求項1、2、9に関連する例を説明する。
図1(a)は作像カートリッジが装着された画像形成装
置の要部を正面から見た図、図1(b)は画像形成装置
の要部を側面から見た図である。画像形成装置の小型化
のために、重力方向に重畳的に配列される複数の作像カ
ートリッジは上下方向の間隔が狭いピッチで装着される
構成とすることが望ましい。本例では狭いピッチで配列
された複数の作像カートリッジ4〜7のうち、隣接する
作像カートリッジについてこれら作像カートリッジ間を
仕切る構造部材(以下、水平ステーという。)25をこ
れら隣接するそれぞれの作像カートリッジ4、5、6、
7間に備えられている。つまり、水平ステー25が作像
カートリッジ4と作像カートリッジ5との間、作像カー
トリッジ5と作像カートリッジ6との間、作像カートリ
ッジ6と作像カートリッジ7との間にそれぞれ設けられ
ている。また、上記と同様な水平ステー25が作像カー
トリッジ4の上面と対向する部位及び作像カートリッジ
7の下面と対向するようにして設けられている。
【0047】これらの水平ステー25は、各作像カート
リッジの着脱方向と直交する方向での両端部が上方に折
曲された板状部材からなり、前側板22aに形成された
作像カートリッジの装着口の近傍部と後側板22bに対
して不図示の締結手段により固定されている。
【0048】各作像カートリッジ4、5、6、7は、水
平ステー25の上面にそれぞれ支持される。水平ステー
25は前側板22aの作像カートリッジの装着口の端部
近傍部と後側板22bに対してそれぞれ締結手段で固定
されるので、前側板22a、後側板22bが水平ステー
25によって作像カートリッジのすぐ近傍で締結される
こととなる。
【0049】作像カートリッジ5については、前側板2
2a、後側板22bを足場にしている固定ピン16C、
17Cや駆動ジョイント15C等の振動を効果的に抑制
することができる。他の作像カートリッジについても同
様である。特に前側板22a、後側板22bが面振動す
る振動モードに対して水平ステー25は丁度、面を分割
する構造となるので、バンディングに不利な低周波数の
共振モードを解消し、高い周波数の共振モードのみとな
り、効果的である。
【0050】図1に示すように隣接する作像カートリッ
ジの無い最上部に位置する作像カートリッジ4の上方
や、最下部に位置する作像カートリッジ7の下方にも同
様の水平ステー25を設けた構成では、作像カートリッ
ジの支持構造全体の剛性が高まるので、バンディングの
防止に好適である。
【0051】なお、水平ステー25は冷却路の確保、取
り付け形状の形成などの目的で強度を損なわない程度に
開口、切り欠きを設けることができる。また、作像カー
トリッジの装着口では水平ステー25のエッジが露出す
るので、安全と強度向上のため、曲げや折返しを設ける
のが好適である。
【0052】作像カートリッジ4、5、6、7はほぼ同
一の断面形状を例えば感光体8K、8C、8M、8Yの
軸方向にそれぞれ延伸したような形状を持っているの
で、本例のように感光体軸方向に着脱するならば、水平
ステー25についてもこれら作像カートリッジの断面形
状に沿う凹凸を形成しても、着脱時の干渉を引き起こさ
ないので構造体の強度を増し、スペースの無駄も無くす
ことができる。
【0053】さらに、各作像カートリッジ4、5、6、
7は収納する現像剤の色が異なるだけで、機械的な構成
が全く同じになるので、同一仕様で製作することができ
量産化する上でも効率的となる。なお本例の実施するに
あたり、本体22に対して精密な位置決め精度の要求さ
れる、例えば、感光体8Y、8M、8C、8Kなどにつ
いては、これら感光体の駆動軸の軸受を、対応する作像
カートリッジに対して軸直角方向に遊び(ゆとり)を以
って支持される支持構造にするのがよい。さらにその上
で、作像カートリッジを水平ステー25上の所定部位に
位置決め固定する。そのようにすれば、本体に対して作
像カートリッジを固定したとき、該作像カートリッジに
遊びをもたせて支持された感光体の駆動軸は前記遊びの
範囲内で移動して図49で示したような駆動ジョイント
15Cが本体側に設けられた原動ジョイント15C’と
接合され、動力伝達状態を得ることができる。
【0054】このように、感光体を作像カートリッジに
対していわばフロート状に支持した構造にすれば、作像
カートリッジを水平ステー25を介して本体22に対し
て位置決め支持したときに、感光体の駆動軸と一体の駆
動ジョイントは駆動系の原動ジョイントと接合される。
これにより感光体は精密に本体に位置決めされることと
なるし、また、作像カートリッジについては感光体を作
像カートリッジに対して精密に位置決め支持した支持構
造を採る必要がなくなる。しかも作像カートリッジは水
平ステー25に対して支持される構成とすることで、振
動の抑制を図ることができる。よって、本体に対する感
光体の取付けの精度維持と作像カートリッジの振動抑制
とを両立する事が可能となる。重力方向に重畳的に配列
された複数の作像カートリッジに対応して複数の水平ス
テーを重力方向に重畳的に配列しているので、上下方向
の振動を効果的に抑えることができバンディング防止
上、有効である。 (二)請求項3に対応する例 図2に請求項3対応する例を示す。図2(a)は作像カ
ートリッジが装着された画像形成装置の要部を正面から
見た図、図2(b)は画像形成装置の要部を側面から見
た図である。例えば、作像カートリッジ5の下面部は、
隣り合う回転体13C、14Cの曲面に沿うように、W
字状の曲面が形成されていて、下に凸の2つの曲面の境
界部分が着脱方向に長さを有する凹状に形成されてい
る。
【0055】本例では、前記(一)記載の水平ステー2
5の上面に、作像カートリッジ5の下面に形成された着
脱方向に長さを有する前記凹状の部位を被ガイド部26
Cとして、この被ガイド部26Cに係合して作像カート
リッジ5を案内する板状の部材からなるガイド部27C
を、水平ステー25の面に直立するように設けた。他の
作像カートリッジについても同様である。作像カートリ
ッジ4の上方に位置する水平ステー25については、ガ
イドする対象がないので、設けない。
【0056】本例では、このように被ガイド部26C
は、回転体13C、14C、被ガイド部26Kは回転体
13K、14K、被ガイド部26Mは回転体13M、1
4M、被ガイド部26Yは回転体13Y、14Yの輪郭
に沿う作像カートリッジのケーシングのw字状の形状を
利用している。
【0057】このように、各作像カートリッジ4、5、
6、7の上記被ガイド部を構成する凹部に沿って上記ガ
イド部を設けたので、各作像カートリッジを装着する時
に作像カートリッジが着脱方向と直交する左右方向にず
れたり、回動して不要な衝突や破損を招くのを防止でき
る。
【0058】本例では各ガイド部27K、27C、27
M、27Yの高さを図2(b)に示すように途中から高
くするようにしている。このようにすることで、作像カ
ートリッジを装着する動作の後半で各ガイド部と各被ガ
イド部との隙間が小さくなり精度よく案内することがで
き、着脱動作の操作性と装着時の精度維持が良好になさ
れる。
【0059】またガイドレール機能を有する各ガイド部
27K、27C、27M、27Yを構造部材たる水平ス
テー25と一体に形成してもよいし、或は別部品として
作製したものを締結手段により一体的に固定した構成と
することもできる。また上記各ガイド部27K、27
C、27M、27Yを本例のように垂直な板状に形成す
ることにより水平ステー25の上下方向の曲げ剛性を高
めることができるので機械的な強度向上並びにバンディ
ング防止上、好適である。 (三)請求項4に対応する例 図3に請求項4に対応する例を示す。図3(a)は作像
カートリッジが装着された画像形成装置の要部を正面か
ら見た図、図3(b)は画像形成装置の要部を側面から
見た図である。
【0060】本例では、前記(一)記載の各水平ステー
25のうち、作像カートリッジ4と作像カートリッジ5
の間、作像カートリッジ5と作像カートリッジ6の間、
作像カートリッジ6と作像カートリッジ7の間の各水平
ステー25について、隣接するそれぞれの作像カートリ
ッジを押圧する押圧手段を設けた。これらの押圧手段
は、隣接するそれぞれの作像カートリッジと水平ステー
間に弾性的な押圧力を発生する。
【0061】図3、図6に示すように、押圧手段は板ば
ね28U、28Dを以って構成されている。板ばね28
U、28Dはそれぞれ固定部28aと湾曲部28bとを
有していて、板ばね28Uは湾曲部28bの凸部が上に
なるようにして固定部28aが水平ステー25の上面に
固定されており、板ばね28Dは湾曲部28bの凸部が
下になるようにして固定部28aが水平ステー25の下
面に固定されている。
【0062】これら板ばね28U、28Dの固定箇所は
水平ステー25の略中央付近の上面、下面であり、板ば
ね28Uは水平ステー25上に装着された作像カートリ
ッジ4に上方向の弾性的な押圧力を、板ばね28Dは水
平ステー25の下に装着された作像カートリッジ5に下
方向の弾性的な押圧力を、それぞれ加えるように構成さ
れている。作像カートリッジ4と作像カートリッジ5と
の間の水平ステー25に設けられらた板ばねに着目する
と、板ばね28Uは湾曲部28bが上方の作像カートリ
ッジ4を弾性的に押し上げ、板ばね28Dは下方の作像
カートリッジ5を弾性的に押し下げる作用をする。
【0063】作像カートリッジ5と作像カートリッジ6
との間の水平ステー25、作像カートリッジ6と作像カ
ートリッジ7との間の水平ステー25にそれぞれ設けら
れた板ばね28U,28Dについてもこれに準ずる。こ
れら各板ばね28U,28Dによる弾性的な押圧支持に
より、橋げた状に支持されている各作像カートリッジ4
〜7は振動の振幅の腹部を押さえるので、効果的な振動
の抑制効果を得ることができる。
【0064】本例と図2に示したガイド部27K、27
C、27M、27Yの例と合わせて適用する場合、各板
ばね28Uについては、各作像カートリッジの下面部に
図2(a)に示すようにガイド部27K、27C、27
M、27Yが構成されるが、その場合には、これらのガ
イド部27K、27C、27M、27Yに対して各板ば
ね28Uが干渉しないように、例えば、後述する図4
(a)における例のように、各作像カートリッジについ
てその凹部を間にして位置している2つの凸部に当接す
るように2点位置にそれぞれ板ばね28Uを設け干渉を
避けるようにする。
【0065】なお、任意の作像カートリッジについてそ
の上面を押さえる板ばね28Dと下面を押さえる板ばね
28Uの各弾性力を略同一にして対向位置に備えるなら
ば弾性力は相殺されて作像カートリッジ全体を屈曲させ
ることがないので好適である。隣接する作像カートリッ
ジのない重畳的な配列の上端部、下端部の各作像カート
リッジ端面にも前記理由により、板バネまたは同等の部
品を設けると好適である。
【0066】また、作像カートリッジを正規の装着位置
に装着したときに各板ばね28U、28Dが該作像カー
トリッジに形成したクリック用の凹部に係合してクリッ
ク感を発生するようにすれば、操作感の向上とバンディ
ング防止の効果が同時に得られ好適である。
【0067】さらに弾性力により装着方向の固定を補助
するように、例えば、前記クリック用の凹部の係合を強
化した構成にすれば、ロックレバーなどの特別な装着方
向の固定手段を設ける必要がなく、コストダウンを図る
ことができる。本例の板ばねは、前記した(二)の例に
おけるようにガイドを設けた構成と併用すれば、作像カ
ートリッジの着脱時の操作性をも向上できる。なお、板
ばね28U、28Dに代えて弾性を有する部材からなる
他の手段により押圧手段を構成することができる。 (四)請求項5に対応する例 図4に請求項5に対応する例を示す。図4(a)は作像
カートリッジが装着された画像形成装置の要部を正面か
ら見た図、図4(b)は画像形成装置の要部を側面から
見た図である。
【0068】作像カートリッジ4の直上に位置する水平
ステー25の下面に、該作像カートリッジ4の上面に接
してこれらの間で粘弾性的な押圧力を発生するように防
振手段として防振ゴム29を設けた。同様に、作像カー
トリッジ5、6、7の各直上に位置する水平ステー25
の下面にも同様に防振ゴム29を設けた。これらの防振
ゴム29は、図7に示すような矩形板状をしたもので、
これを水平ステー25に貼り付けている。
【0069】また、作像カートリッジ4と作像カートリ
ッジ5との間の水平ステー25の上面であって、防振ゴ
ム29の設けられた位置と対向する位置の近傍に、前記
図6で説明した板ばね28Uを設けた。同様に、作像カ
ートリッジ5と作像カートリッジ6との間の水平ステー
25の上面であって、防振ゴム29の設けられた位置と
対向する位置の近傍、作像カートリッジ6と作像カート
リッジ7との間の水平ステー25の上面であって、防振
ゴム29の設けられた位置と対向位置の近傍にもそれぞ
れ、板ばね28Uを設けた。
【0070】ここで、図4(a)に示すように、防振ゴ
ム29が設けられた位置の対向部には作像カートリッジ
のケーシングが凹状に形成されているので、該凹状の部
位を避けるための該凹部を間にした凸状の2点に板ばね
28Uを設けた構成としている。これら板ばね28U、
防振ゴム29は、本発明における防振手段を構成する。
【0071】各板ばね28Uはそれぞれ作像カートリッ
ジを弾性的に上方に押し上げる。このように弾性的に押
し上げられた作像カートリッジは、上面に当接する防振
ゴム29により粘弾性的な押圧力が発生するように押し
当てられている。このように防振ゴムを使用したので、
粘弾性特性を活用した振動エネルギーの熱変換による防
振効果が顕著になる。
【0072】本例では、板ばねの弾性力を低く設定して
も防振ゴム29の粘性による防振効果を得る事が可能な
ので、作像カートリッジに作用する力を小さくできる。
つまり、板ばね支持による変形を小さくおさえることが
できるので精度維持の点でも効果的である。
【0073】本例のように板ばねと防振ゴムを併用する
構成を採用することにより、防振ゴムに対する作像カー
トリッジの押付け力を効果的に発生することができる。
また前記(二)で説明したガイド部、被ガイド部にかか
る構成を併用し、ガイド形状を工夫して、作像カートリ
ッジの装着の完了直前で防振ゴム29の摩擦力が強くな
るように構成することにより防振ゴム29に対して作像
カートリッジが摺動する際の操作力の増加を適度に低減
することができる。 (五)請求項1に関連する例 図5に請求項1に関連する例を示す。図5(a)は作像
カートリッジが装着された画像形成装置の要部を正面か
ら見た図、図5(b)は画像形成装置の要部を側面から
見た図である。
【0074】本例では、図45における左側板22dと
対向するようにして、図5(a)及び図8に符号30で
示すように、水平ステー25の左端面に第2の構造部材
として平板状の垂直ステー30を設けた。この垂直ステ
ー30は、光ビームLbの走査方向上に対向して位置す
る取付片30b、30bを前側板22a、後側板22b
にそれぞれ固定されている。また、垂直ステー30の上
端は天板22eに、下端は底板22fにそれぞれ固定し
てある。そして、垂直な平面部分が各水平ステー25に
対してねじ210による締結部材によって固定されてい
る。
【0075】このように、各水平ステー25は垂直ステ
ー30を介して本体に強固に固定保持されるので、前側
板22a,後側板22bの面振動モードの抑制は更に強
化され、しかも各水平ステー25と垂直ステー30とが
略直交した構成となるので断面モーメントが非常に大き
くなり曲げ剛性に優れ、極めて剛性の高い構造体とな
る。
【0076】特に曲げ剛性の向上は前記(三)、(四)
で説明した例におけるように、振動抑制を行う際に水平
ステー25自体の振動を低減、軽減するので、本例にお
ける構成と組合せて実施すると非常に効果的である。
【0077】また、本例において、図5(a)における
各作像カートリッジ4、5、6、7の左方であって図示
省略された位置に、それぞれの感光体8K、8C、8
M、8Yに対して光ビームを照射する画像書き込み装置
を配置し、これらの画像書き込み装置についても、垂直
ステー30を利用した構造体25に準じた構造体で支持
するようにすれば、垂直ステー30は鉛直方向に、各作
像カートリッジや画像書き込み装置の自重による圧縮応
力(座屈荷重)を受ける状態となる。この圧縮応力を受
ける状態は、水平に差し渡した板上にのみ、4色分の作
像カートリッジや画像書き込み装置を構成するような構
成と比べて、強度の増加、変形量の減少、共振の抑制な
ど点で有利である。この点については、[3]第3の実
施の形態(一)の項で詳細に説明する。
【0078】なお、各作像カートリッジ4〜7の左側に
は感光体8K、8C、8M、8Yに書込みを行うための
光ビームLbを導く必要が有るので、図8に示すよう
に、垂直ステー30には光ビームLbの走査方向に見合
う長さと光ビームの径に見合う幅の開口30dを設けて
いる。
【0079】このように、垂直ステー30には光ビーム
Lbを通過させる最小限の幅と長さの開口30dを形成
したので、垂直ステーの構造体としての剛性の低下が最
小限におさえられ、バンディング防止上、有効である。
この開口30dを経て各感光体8K、8C、8M、8Y
に導かれる光ビームLbを図5(a)に1点鎖線で示し
た。上記した光路用の開口30a以外にも冷却通路の確
保、取り付け穴の形成などの目的で強度を損なわない程
度に開口、切り欠きが必要に応じて設けられる。
【0080】例えば、図8において、開口30dの上下
に示した穴30cは、水平ステー25を取り付けるため
の固定用のものである。なお、これらの各穴30cは単
なる例示であり、必要に応じた個数、適宜形成されるも
のとする。本例ではねじ210による締結手段を用いて
本構成を実現しているが、金属材を用いたときには溶
接、樹脂材を使用したときには射出成形により一体形成
とするなど実現方法を限定するものではない。
【0081】以上、(一)、(二)、(三)、(四)、
(五)の5つの構成例について分けて実施の形態を説明
したが、これらの構成を組み合わせて実施するならば、
バンディングの防止と副次的に得られる操作性改善やコ
ストダウンが相乗効果を伴って実現できるので更に好適
である。なお、図3、図4において、板ばね28U、2
8D等の配置構成は、模視的に概略を示したものであ
り、実際には、図6に示したものに準じて構成されてい
るものとする。また、板ばね28U、28Dに代えて弾
性を有する部材からなる他の手段により押圧手段を構成
することができる。 [2]第2の実施の形態 以下に説明する例は、前記[B]従来技術2の項で図5
4、図55により説明した主として光書き込み手段に係
る構成を基本にして、改良した構成を付加したものであ
る。従来技術と同一部分は同一符号で示し、構造上又は
機能上の重複説明は特に必要がない限り省略する。 (一)請求項8に対応する例 図9〜図11に示すように、本実施例における画像形成
装置はフルカラー画像形成装置であり、前記[B]従来
技術2で述べたのと同様、4つの作像カートリッジ4、
5、6、7が重力方向に重畳的に配列されているととも
に、これらの作像カートリッジに対応して4つの光書き
込み手段104K、104C、104M、104Yが重
力方向に重畳的に配列されている。これらの光書き込み
手段104K、104C、104M、104Yは従来技
術において既に説明したように、それぞれが他の光書き
込み手段との走査線のずれを調整するための調整手段3
30K、330C、330M、330Yを備えている。
【0082】上下方向に隣合う各光書き込み手段104
K、104C、104M、104Yの間、厳密には図1
1に示すようにベース部材328Kとその下方の光書き
込み手段104Cとの間には、平板状をした光書き込み
手段仕切り用の構造部材202が配置されていて光書き
込み手段間を仕切っている。この構造部材202は前側
板22aと後側板22bにそれぞれの端部を図示しない
締結手段によって固定されている。
【0083】光書き込み手段104Cと光書き込み手段
104Mとの間及び光書き込み手段104Mと光書き込
み手段104Yとの間に同様に設けられた構造部材20
2についても同様である。なお、図9では光書き込み手
段104Kのベース部材328K、光書き込み手段10
4Cのベース部材328C、光書き込み手段104Mの
ベース部材328M、光書き込み手段104Yのベース
部材328Y等は省略している。
【0084】各光書き込み手段間に設けられた構造部材
202の存在によって特に前側板22aと後側板22b
の構造強度が高まり、その結果、光書き込み手段104
K、104C、104M、104Yの固定部周辺、すな
わち前側板22aと後側板22bに対する固定部周辺の
振動が抑制される。
【0085】特に、前側板22aと後側板22bが面振
動する振動モードに対して、構造部材202がその面を
分割する構造となるので、バンディングを生じ易い低周
波数の共振モードを解消し、高い周波数の共振モードの
みとなり、効果的である。
【0086】図11に二点鎖線P1、P2で示すよう
に、隣接する光書き込み手段が存在しない光書き込み手
段104Kの上方及び光書き込み手段104Yの下方に
も同様に構造部材202を設けてもよい。この場合には
装置構造体の全体強度をさらに高めることができ、バン
ディング抑制機能を高めることができる。
【0087】構造部材202は、冷却路の確保、取り付
け形状の形成などの目的で、強度(上記バンディング抑
制機能が発現する強度)を損なわない程度に開口、切り
欠きを設けてもよい。また、強度向上のため曲げや折り
返しを設けてもよい。また、装置のより小型化を実現す
るために、作像カートリッジ4、5、6、7と光書き込
み手段104K、104C、104M、104Yは狭い
ピッチで並置するのが望ましい。 (二)請求項4、8に対応する例 図6、図12、図13に基づいて説明する。本例では、
構造部材202に加えて、例えば光書き込み手段104
Cと光書き込み手段104Mとの間の構造部材202に
ついては、該構造部材202の下面に、光書き込み手段
104Mに対して弾性的な押圧力を発生する押圧手段と
しての板ばね280Dを設けており、該構造部材202
の上面に、光書き込み手段104Cに対して弾性的な押
圧力を発生する押圧手段としての板ばね280Uを設け
ている。他の構造部材202についてもこれに準ずる。
【0088】これら押圧手段としての板ばね280U、
280Dはそれぞれ図6で既に説明した板ばね28U、
28Dと形状、材質など全く同じものからなり、構造部
材202の略中央部における上下面に取り付けられてい
る。図13に示した例では板ばね280Uの湾曲部28
bと板ばね280Dの湾曲部28bとで湾曲の膨らみの
大きさが違うが、これは押圧対象に対する距離の相違に
よるものであり、構造部材202のベース部材、328
K、328C、328M、328Y等に対する位置と光
書き込み手段104K、104C、104M、104Y
等に対する位置が異なるからである。なお、図12では
ベース部材328K、328C、328M、328Yを
省略している。このように、板ばね280U、280D
は、組付けたときにそれぞれ光書き込み手段104K、
104C、104M、104Yに対して上下方向に押圧
力を与える大きさに設定されている。
【0089】例えば、光書き込み手段104Cはベース
部材328Cと共に調整手段330Cによって変位させ
られる部材(可動部材)であるので、これを構造部材2
02に直接固定することはできない。他の光書き込み手
段104K、104M、104Yについても同様であ
る。
【0090】光書き込み手段104Cの可動構成を維持
しながら構造部材202による光書き込み手段104C
の支持機能を得るべく、上記押圧手段としての板ばね2
80U、280Dが設けられている。これら板ばね28
0U、280Dによる押圧力は、橋梁構造上に位置する
例えば光書き込み手段104Cの両端部を節とし、中央
部を振幅の腹とする振動モード(図56(a)参照。)
の振幅の腹部を抑えるように作用するので、構造部材2
02の存在による振動抑制機能に加えてさらに振動抑制
機能が得られることになる。他の光書き込み手段104
K、104M、104Yについても同様である。
【0091】280U、280Dの押圧力を同じにすれ
ば、各光書き込み手段104K、104C、104M、
104Yの上下における押圧力(弾性力)は相殺され、
これら光書き込み手段を屈曲させることがないので好適
である。
【0092】本例では、最上部の構造部材202の上面
と最下部の構造部材202の下面にも板ばね280U、
280Dを取り付けている。これらは実際には押圧対象
部材が存在しないので押圧機能は発揮できないが、板ば
ね280U、280Dを有する構造部材202の部品と
しての画一化、すなわち、汎用化の観点から意義があ
り、光書き込み手段の数がさらに増える構成において同
一の構造部材202ですぐに対応できる利点がある。ま
た、板ばね280U、280Dが存在すること自体によ
って構造部材202の機械的強度が向上するという観点
からも、全ての構造部材202の上下面に板ばね280
U、280Dを取り付けることは望ましい。なお、板ば
ね280U、280Dは押圧手段の一例であり、他の弾
性手段により構成することもできる。 (三)請求項5、8に対応する例 図7、図14、図15により説明する。本例は、構造部
材202に加えて、例えば、光書き込み手段104Cと
光書き込み手段104Mとの間の構造部材202につい
ては、該構造部材202とその下方の光書き込み手段1
04Mとの間に粘弾性的な力を発生する防振手段として
の防振ゴム29Dを設け、同様に該構造部材202とそ
の上方の光書き込み手段104Cとの間に防振ゴム29
Dと同様の防振ゴム29Uを設けている。他の構造部材
202の上下にそれぞれ位置する光書き込み手段との間
でも同様に防振ゴム29U、29Dが設けられている。
【0093】これらの防振ゴム29U、29Dは図7に
おいて説明した粘弾性特性を有する矩形板状の防振ゴム
29と同じ材質形状のものを適宜の大きさで用い、構造
部材202の略中央部であって上下面にそれぞれ貼り付
けて固定する。なお、図14ではベース部材328K、
328C、328M、328Yを省略している。本例に
よれば、防振ゴム29U、29Dからなる防振手段によ
る振動エネルギーの熱変換による防振作用によって、前
述の振動モードの抑制が効果的になされる。
【0094】上記防振手段としての防振ゴム29U、2
9Dは、押圧手段としての板ばね280U、280Dに
よる弾性的な抑制に比較して、弾性力を低く設定しても
粘性による防振効果を得ることが可能であるので、光書
き込み手段104K、104C、104M、104Y1
04に作用する力を小さくでき、防振支持による変形を
小さく抑えることができるので、精度維持の点でも効果
的である。
【0095】本例においても、図6、図12、図13で
示した例の場合と同様の理由で、最上方の構造部材20
2の上面と最下方の構造部材202の下面にも防振ゴム
29U、29Dを取り付けている。また、板ばね等の弾
性部材を介して防振手段としての防振ゴム29U、29
Dをベース部材328K、328C、328M、328
Y又は光書き込み手段104K、104C、104M、
104Yに当接させる構成とすれば、防振ゴムの大変形
を必要とせずに調整手段130K、130C、130
M、130Yを機能させることができ、好適である。 (四)請求項1、8に関連する例 図8、図16、図17に基づいて説明する。図16に示
すように、本例における複数の各構造部材202はその
左右端に垂直に立ち上がる垂直片202a、202bを
有しており、左側の垂直片202aは左側板22dに締
結手段で固定されている。右側(作像カートリッジ側)
の垂直片202bは、重畳的に配列された複数の光書き
込み手段の配列方向と平行に設けられていてかつ各構造
部材202に略直交する態様の構造部材である垂直ステ
ー300に連接固定されている。
【0096】垂直ステー300としては、図8に示した
垂直ステー30と同じ形状、大きさを有するものを使用
することができる。よって、垂直ステー300の構成部
分は垂直ステー30と同じ符号で示され、天板22e、
底板22fに固定するための取付片30aと、前側板2
2a、後側板22bに固定するための取付片30bを一
体に有し、かつ、構造部材202に固定するための固定
用穴30cが開口30dのまわりに形成されているとと
もに、光ビームLbの光路としてのスリット状の開口3
0dが光書き込み手段104K、104C、104M、
104Yの数に対応して4つ形成されている。
【0097】図17に示すように、構造部材202の右
側の垂直片202bには、垂直ステー300の固定用穴
30cに対応する位置をもってねじ穴202cが形成さ
れており、構造部材202と垂直ステー300とは図8
に示す締結手段としてのねじ210’で一体的に固定さ
れる。
【0098】本例では、前側板22aと後側板22bの
面振動モードの抑制は、構造部材202のみの構成に比
べ、垂直ステー300の存在によってさらに強化される
ことになる。しかも水平の構造部材202と垂直ステー
300が略直交した構成となるので、断面モーメントが
非常に大きくなり、曲げ剛性に優れた剛性の高い構造体
となる。この曲げ剛性の向上は、押圧手段としての板ば
ね280U,280Dや、防振手段としての防振ゴム2
9U、29Dによる振動抑制構成における構造部材2自
体に振動による効果低減を軽減するので、これらの防振
構成を組み合わせることによって防振機能をさらに高め
ることができる。
【0099】また、本例の場合、各光書き込み手段10
4K、104C、104M、104Yは重力方向に重畳
的に配列され、これに対応する構成であるので、垂直ス
テー300はその自重及び構造部材202の重さによる
圧縮力を、厚み方向と直交する方向(平面平行方向)に
受ける状態となり、光書き込み手段が水平方向に並置さ
れた構成に比べて、強度向上、変形量の低減、共振モー
ドの解消ができ有利である。
【0100】垂直ステー300には上述のようにスリッ
ト状の開口30dが形成されているが、これ以外にも、
冷却路の確保、取り付け形状の形成などの目的で、強度
を損なわない程度に開口、切り欠きを設けてもよい。ま
た、本例では締結手段としてのねじ210を用いて構造
部材202と垂直ステー300とを固定したが、これに
限定されるものではなく、金属材なら溶接により一体的
に或はモールド材を使用して射出成形により一体形成す
ることもできる。[3]第3の実施の形態以下に説明す
る実施の形態は、これまでに述べた例に係る構成の全部
又は一部を利用してバンディングを防止するようにした
ものである。 (一)請求項1に関連する例 図18に基づいて説明する。前記[1]第1の実施の形
態(五)の項では図5、図8により水平ステー25が垂
直ステー30と連接される構成を説明した。また、前記
[2]第2の実施の形態(四)の項では図8、図17に
より構造部材202が垂直ステー300と連接される構
成を説明した。これらの例において、垂直ステー30と
垂直ステー300とは同じ形状、大きさを有する別部材
として説明されている。
【0101】本例は、図5に示されるように複数の作像
カートリッジ間を仕切る水平ステー25が連接される垂
直ステー30と、図16に示されるように複数の光書き
込み手段間を仕切る構造部材202が連接される垂直ス
テー300とが同一の部材で共用されることとしたもの
である。具体的には図18、図19に示すように、水平
ステー25が連接される対象と、構造部材202が連接
される対象とを同一の垂直ステー30として示してい
る。従って、垂直ステー30がこの発明における共通構
造部材に相当する。
【0102】本例では、作像カートリッジ仕切り用の複
数の水平ステー25と、光書き込み手段仕切り用の複数
の構造部材202とが共に共通の垂直ステー30に連接
されることにより、水平ステー25、垂直ステー30、
構造部材202及び本体22が相互に組み合わされて一
体的な構造体となり相乗的に全体の剛性が増し、バンデ
ィングの防止を図ることができる。また、垂直ステー3
0が複数の構造部材202の補強手段及び複数の水平ス
テー25の補強手段として共用されるので構成の簡易
化、小型化を図ることができる。
【0103】なお、図19に示した例では、構造部材2
02の左端部が左側板22dに達していないが、これ
は、左側板22dと構造部材202の左端部との間に、
電装部品など画像形成用の部品を配置するというレイア
ウト上の都合によるものである。かかる構成でも構造部
材202の前後方向については前側板22a及び後側板
22bにそれぞれ固定されているので、バンディング防
止上有効である。レイアウトによっては、図18に示す
ように左側板22dと構造部材202の左端部とを固定
する構成もあり得る。なお、図19では水平ステー2
5、垂直ステー30、構造部材202が一体的な構造体
であることを模視的に示すためこれらの構造体を太い線
で示している。 (二)実施の形態例 第1図を参照すると、各作像カートリッジ4、5、6、
7はこれら作像カートリッジ間を仕切る構造部材25に
よって仕切られている。これに対して、本例では作像カ
ートリッジとは別体なケーシングに作像手段を収め、こ
のように作像手段を覆うケーシングを以って構造部材2
5と同様の機能を果たす作像カートリッジ間の仕切り部
材とした。
【0104】具体的には図20に符号35で示したのが
作像手段のケーシングであり、太い線で模視的に示して
いる。本例では、ケーシング35内に構成される作像手
段を、例えば作像カートリッジ4まわりについては、現
像ローラ10K、補給ローラ11K、回転体13K、1
4K等からなる現像手段とした。
【0105】ここで、回転体13K、14Kはトナーや
キャリアからなる現像剤を攪拌する手段であり、補給ロ
ーラ11Kは回転体13K,14K等により攪拌された
現像剤を感光体8Kに供給するローラであり、現像ロー
ラ10Kは感光体8Kにトナーを供給するローラであ
る。
【0106】これら現像ローラ10K、補給ローラ11
K、回転体13K、14K等からなる現像手段は作像手
段の一部であり、作像カートリッジ4側に設けられる作
像手段としての、帯電ローラ9Kやクリーニングブレー
ド12Kの下方に位置するので現像手段を覆うケーシン
グ35は作像カートリッジ4と作像カートリッジ5との
間を効果的に仕切る機能を果たす。他の作像カートリッ
ジについてもこれに準じ、各作像カートリッジ間は各ケ
ーシング35により仕切られる。
【0107】作像カートリッジ4に設けられる帯電ロー
ラ9K、クリーニングブレード12K等は比較的短期に
交換を要する消耗部品を含むので作像カートリッジとし
てユニット化し、本体22に対して着脱可能としてい
る。これに対して、感光体8Kにトナーを供給し現像機
能を果たす現像手段としての現像ローラ10K、補給ロ
ーラ11K、回転体13K、14K等の部材は比較的長
期にわたり繰返し使用に耐え得るので、トナーを外部か
ら補給する手段を別途設ければ、これらをケーシング3
5に収めてケーシング35を本体22に対して固定的に
強固に取り付けても格別の支障はない。よって、ケーシ
ング35は本体22に対して強固に固定することができ
る。他の作像カートリッジ5、6、7に付帯されるケー
シングについても同様のことがいえる。よって、これら
のケーシング35を作像カートリッジ間の仕切り部材と
して兼用することで、構造体を強化させ作像カートリッ
ジの振動を防止することができる。
【0108】さらに、ケーシング35は現像手段として
の例えば、現像ローラ10K、補給ローラ11K、回転
体13K、14K等を包囲するロール状の形状をしてい
てかつ、前後方向に奥行きを有し、長手方向の前端部を
前側板22aに、後端部を後側板22bにそれぞれ固定
されているので、本体22との一体的な構造体としての
強度を増し作像カートリッジの振動防止が強化される。
【0109】これらのケーシング35は各作像カートリ
ッジ4、5、6、7間に介在して、各作像カートリッジ
間を構造部材25と同様に仕切る機能を果たすと共に作
像手段を覆うというケーシング本来の機能も果たしてい
る。このように、本例では作像手段のケーシングを、作
像カートリッジ間を仕切る構造部材に兼用させたので、
作像カートリッジ間を構造部材25で仕切る場合に比べ
て構成の簡易化、小型化を図つつバンディングの発生を
防止することができる。
【0110】本例の変形例として、図21に示すよう
に、各ケーシング35の一部を延長してその延長部分3
5aを図5或は図19で説明した垂直ステー30に連接
する構成とすれば更に強度を増すことができる。以上の
例では、作像カートリッジ間を仕切るケーシングには現
像手段を収めたが、これに限定されず、作像カートリッ
ジ間を仕切るケーシングには他の作像手段を収めるよう
に構成することもできる。 (三)請求項8に対応する例 前記図9〜図18により説明した例では、各光書き込み
手段104K、104C、104M、104Yには、走
査線のずれを調整するための調整手段330K、330
C、330M、330Yが設けられていた。しかし、こ
れらの調整手段330K、330C、330M、330
Yは光書き込み手段を収めたケースである各ハウジング
の外部に設けられていて、該各ハウジングを揺動させる
構成であるためこれらのハウジングそのものを構造部材
202と兼用させることができないという難点があっ
た。
【0111】本例は、走査線のずれを調整するための調
整手段を上記ハウジング内に収め得る構成のものを採用
することにより、ハウジングそのものを以って、光書き
込み手段仕切り用の構造部材202に代えることとした
ものである。以下に、上記ハウジング内に収め得る調整
手段の例を説明する。
【0112】上記ハウジング内に収め得る調整手段を具
備し各光書き込み手段を104K’、104C’、10
4M’、104Y’で表すものとすると、これらは構成
が共通であるので、代表として、光書き込み手段104
Kについての調整手段を説明する。
【0113】図22において、光書き込み手段104K
のハウジングは符号104Kがさし示している矩形の枠
で模視的に示されている。このハウジング内には既に説
明したように、ポリゴンミラー106K、第1のfθレ
ンズ108K、折り返しミラー110K、111K等が
設けられている。
【0114】これらの部材のうち、本例では図23、図
24に示すように、折り返しミラー111Kを光ビーム
Lbの主走査方向に相当する方向である該ミラーの長手
方向での一端36側を支点として他端37側を任意の量
自在に回動させ得るようにした。このように回動させる
ことにより、光ビームLbの感光体8K上での走査ライ
ンは主走査方向上での他端37に対応する位置で副走査
方向にずれ、走査ライン全体として例えば角度θの傾き
を得る。さらにこの回動後の位置で位置保持されるよう
にして回動保持手段を構成し、これをもって調整手段と
した。
【0115】図25(a)において、折り返しミラー1
11Kの一端36側の面は、ナイフエッジ38によりミ
ラーによる光ビームの折り返しの角度を保持しながら回
動できるように支持されている。他端37側の面は弾性
手段である伸張性のばね40で押圧され、反対面を移動
部材41で押圧されている。移動部材41まわりの構成
を説明した図25(b)において、移動部材41はモー
ター42の軸と一体的に回転するねじ43に螺合された
一種のナットである。移動部材41の即部には軸方向に
長い溝45が形成されていて、この溝45には回り止め
44が軸方向への移動が可能な状態となるように嵌合し
ている。
【0116】本例では、このようなナイフエッジ38、
ばね40、移動部材41、モーター42、ねじ43、ま
わり止め44等により回動保持手段が構成されていて、
このような回動保持手段を以って調整手段としている。
かかる調整手段において、モーター42を駆動すること
で、折り返しミラー111Kを、ナイフエッジ38を支
点として回動させ、かつ回動後の位置も保持することが
できる。
【0117】本例におけるような調整手段であれば、折
り返しミラー111Kに付帯して設ける構成であること
から、光書き込み手段104K’のハウジング内に収め
ることができる。調整手段が光書き込み手段104K’
内に構成されれば、該光書き込み手段104K’のハウ
ジングは全体として本体22に対して静的な取り付け状
態をとることができるので、このハウジングを以って光
書き込み手段仕切り用の構造部材202におき代えるこ
とができる。
【0118】図26に示す光書き込み手段104K’、
104C’、104M’、104Y’、図22〜図25
により説明したような調整手段を各ハウジング内に構成
したものである。これらの光書き込み手段104K’、
104C’、104M’、104Y’は、各ハウジング
の各底板47を通常のものよりも適宜大きく、或は剛性
を大きく構成し、前端部を前側板22a、後端部を後側
板22bにそれぞれ固定している。このように、ハウジ
ングの一部が光書き込み手段仕切り用の構造部材となる
ので、ハウジングと別個に構造部材202を設けた前記
図9〜図19の例と比較して部材の兼用による構成の簡
易化、小型化を図ることができる。
【0119】図27に示す例は光書き込み手段104
K’、104C’、104M’、104Y’を構成する
ハウジングの一部であって光書き込み手段を仕切る部材
としての各底板47を図8、図16で説明した例に準じ
て垂直ステー300に連接したものである。垂直ステー
300は上端部を天板22eに、下端部を底板22f
に、前端部を前側板22a、後端部を後側板22bにそ
れぞれ固定されている。さらに、変形例として、この垂
直ステー300に図18で示す構造部材25を連接した
構成にすることもできる。 (四)実施の形態例 本例は前記図1〜図6で説明した水平ステー25を有す
る構成を前提としている。図28と共に説明する。図2
8において、画像形成装置の本体22が構成されている
箱形のフレームは、前側板22a、後側板22b、右側
板22c、左側板22d、天板e、底板22fにより構
成されている。この箱形のフレーム中には作像カートリ
ッジ4、5、6、7間を仕切るための仕切り部材として
の複数の水平ステー25が重畳的に配設されている。こ
れらの水平ステー25により仕切られるようにして上か
ら作像カートリッジ4、5、6、7が設けられる。
【0120】これらの作像カートリッジ4、5、6、7
中の感光体8K、8C、8M、8Yの軸方向は前側板2
2aと直交する関係にあり、作像カートリッジを該感光
体の軸方向に沿って着脱可能にするため、各作像カート
リッジ4、5、6、7が通過できる大きさの上下方向に
長い矩形の1つの開口部50が形成されている。この開
口部50を各水平ステー25の前端部が左右方向に横断
する態様で該前端部と前側板22aとが締結手段である
ねじ51により固定されている。
【0121】本例では、箱形フレームの面を構成する前
側板22aに形成された作像カートリッジ着脱用の開口
部50を作像カートリッジ仕切り用の構造部材たる水平
ステー25を以って横断するように補強したので、開口
部50の形成による前側板22aひいては箱形フレーム
全体の剛性の低下を免れることができ、バンディングの
防止になる。
【0122】本例の変形例を説明する。図28に示した
例では、開口部50は各作像カートリッジ4、5、6、
7着脱用として連通した1つの開口であった。この例で
は、開口部50のように1つの連通した開口としてでな
く、1つの作像カートリッジに対して1つの開口ずつを
対応させて作製している。図29において、作像カート
リッジ4の着脱用として形成された開口部を符号54で
示す。同様に作像カートリッジ5、6、7用として形成
された開口部をそれぞれ符号55,56,57で示す。
【0123】この例では、隣接する各開口部54、5
5、56、57間には前側板22aの一部がリブ状に残
っている。このリブ状に残っている部位に各水平ステー
25の前端部を重ね合わせた上で、左右方向の各位置で
締結手段としてのねじ51により、前側板22dに水平
ステー25の前端部を固定している。この構成では1つ
の開口部の大きさが小さいし、各開口部の間がリブ状に
残っているので、開口部を形成したことによる剛性の低
下は図30により説明した例の場合よりも小さいい。そ
の上、各水平ステー25により補強されているので、箱
形フレームの剛性の低下、バンディングの防止効果が一
層顕著である。(五)実施の形態例本例は前記図1〜図
6で説明した水平ステー25を有する構成を前提として
いる。図30と共に説明する。図30において、画像形
成装置の本体22が構成されている箱形のフレームは、
前側板22a、後側板22b、右側板22c、左側板2
2d、天板e、底板22fにより構成されている。この
箱形のフレーム中には作像カートリッジ4、5、6、7
間を仕切るための仕切り部材としての複数の水平ステー
25が重畳的に配設されている。これらの水平ステー2
5により仕切られるようにして上から作像カートリッジ
4、5、6、7が設けられる。
【0124】本例では、これらの作像カートリッジ4、
5、6、7内に位置する感光体8K、8C、8M、8Y
の軸方向と水平面内で直交する方向上には右側板22c
が位置している。この右側板22cは、その内側に図9
で説明した転写ベルト1が設けれらている。そこで、右
側板22c全体を、この転写ベルト1を包囲する蓋58
で構成し、転写ベルト1を保持した状態で該右側板22
c全体が蓋状体として開閉可能にしてある。
【0125】かかる開閉可能な構成とするため、蓋58
の下部と下側板22fとは図示しないヒンジ或は支点軸
により連結した構成にされている。図30に示すように
蓋58を開いた状態のもとでは、右側板22cの部位が
そっくり開口となるので、作像カートリッジを右側板側
の開口を利用して容易に着脱することができる。図30
では作像カートリッジ4を取り出した状態を例示してい
る。
【0126】図31は変形例を示している。この例で
は、作像カートリッジ4、5、6、7は左側板22d側
から着脱される。これまで説明した例では、作像カート
リッジ4、5、6、7の左側には光書き込み手段104
K、104C、104M、104Yや光書き込み手段1
04K’、104C’、104M’、104Y’、垂直
ステー30、300等が配置されているので、これらが
障害となって左側板22d側から作像カートリッジを着
脱することはできない。
【0127】本例はこれらの光書き込み手段104K、
104C、104M、104Yや光書き込み手段104
K’、104C’、104M’、104Y’に代えて後
述する1つの扁平な箱形をした光書き込みユニットを以
って構成した。この光書き込みユニットを図31に符号
100で示す。図31に示すように、書き込みユニット
100は左側板22dを主体として構成した蓋59内に
収められている。蓋59は回動軸60を支点として開閉
可能である。図31に2点鎖線で示すように蓋59を開
いた状態では、左側板22dに相当する開口が形成され
る。この開口を介して作像カートリッジ4、5、6、7
を容易に着脱することができる。
【0128】これらの各例のいずれについても、箱形フ
レームのうち、感光体の軸方向と水平面内で直交する方
向上の側板がそっくり開閉可能な蓋で構成されるので、
作像カートリッジの着脱用の開口を前記図28、図29
に示した例のように作像カートリッジを直接支持する前
側板22aの部位には開口を形成する必要がなく、構造
体の剛性維持が図れ、バンディング防止上有効である。 (六)実施の形態例 本例は、前記図31で説明した例のように、光書き込み
手段を1つの箱形をした書き込みユニット100として
構成したものにかかる。図32、図33に示す例では、
書き込みユニット100は構造体102に固定され、構
造体102の前後方向端部は前側板22aと後側板22
bとに固定されている。前記した例におけると同じに、
作像カートリッジ4、5、6、7は上下方向に重畳的に
配列された上、本体22に固定されている。
【0129】書き込みユニット100は作像カートリッ
ジ4、5、6、7に設けられた感光体8K、8C、8
M、8Yと対応して、光ビームLbを出射するための開
口100K、100C、100M、100Yを有してい
る。書き込みユニット100は、感光体8K、8C、8
M、8Yと一定の距離に保持され、光ビームLbにより
画像の書き込みが行われる。
【0130】このように、光書き込み手段を1つの書き
込みユニット100で構成した場合には、前記図9で説
明したような4つの光書き込み手段104K、104
C、104M、104Yで構成した場合と比べて位置決
めが容易となり、画像形成装置全体を小型にできる。さ
らに、書き込みユニット100が単一のまとまりを有す
る構成となっているので、剛性を高めるための補強部材
の付加も容易となるなど、強度的に強くすることができ
る。また、書き込みユニットを扁平な構成とすれば、画
像形成装置の設置面積を小さくすることができる。 (七)実施の形態例 この例は、前記図31〜図33で説明した書き込みユニ
ット100の構成に係る。図34(a)は1つの箱形を
した書き込みユニット100を画像形成装置に取り付け
たときの態様で示している。中央部にはモーター72に
より回転駆動されるポリゴンミラー70が備えられポリ
ゴンスキャナを構成している。ポリゴンミラー70の回
転軸方向は感光体8K、8C、8M、8Y等の軸方向と
直交する関係にある。
【0131】書き込みユニット100の図示しない位置
には4つの光源が設けられていて、各光源がシアン、マ
ゼンタ、イエロー、ブラックの画像用信号で変調され、
書き込み用の光ビームとなって、ポリゴンミラー70の
ミラー面上で4つの箇所に入射されるようになってい
る。書き込みユニット100内でのポリゴンミラー70
による光ビームの走査方向はポリゴンミラー70の回転
軸方向と直交する方向であり、この走査方向と同じ方向
に感光体8K、8C、8M、8Yが配列されている。
【0132】ブラック用の光ビームはポリゴンミラー7
0より出射されると、fθレンズ73、ミラー74、7
5、長尺レンズ76、ミラー77を経て開口100Kよ
り感光体8Kに向け出射される。シアン用の光ビームは
ポリゴンミラー70より出射されると、fθレンズ7
3、ミラー78、79、長尺レンズ80、ミラー81を
経て開口100Cより感光体8Cに向け出射される。マ
ゼンタ用の光ビームはポリゴンミラー70より出射され
ると、fθレンズ83、ミラー84、85、長尺レンズ
86、ミラー871を経て開口100Mより感光体8M
に向け出射される。イエロー用の光ビームはポリゴンミ
ラー70より出射されると、fθレンズ83、ミラー8
8、89、長尺レンズ90、ミラー91を経て開口10
0Yより感光体8Yに向け出射される。各開口100
K、100C、100M、100Yは図34(b)に示
すように防塵用のガラスで覆われている。
【0133】このように、書き込みユニット内での走査
方向を感光体の配列方向と同じにした構成としたので、
図9に示した光書き込み手段104K、104C、10
4M、104Yのように4つのユニットを配列する構成
に比べて、水平方向に扁平な1つの箱形に構成でき、画
像形成装置の設置面積を小さくすることができる。ま
た、発熱源となるポリゴンスキャナーの数を4つから1
つに減少できるので、画像形成装置内部の温度上昇を低
く抑えることができる。 (八)実施の形態例 本例は、図34で示した構成の書き込みユニット100
の画像形成装置への取り付方に関する。本例では、図3
5、図36に示すように、上下方向に重畳的に配列され
た作像カートリッジ4、5、6、7の配列方向、つまり
上下方向に合わせて、平板状をした書き込みユニット支
持用の構造部材92を配置している。この構造部材92
は前側板22a、後側板22b、天板22e、底板22
fにそれぞれ固定されている。
【0134】この構造部材90には書き込みユニット1
00を取り付けるための4つの台座90aが形成されて
いる。書き込みユニット100は、これらの台座92a
を利用して取り付け手段としてのボルト94により取り
付けられている。このような取り付け態様により、書き
込みユニット100と感光体8K、8C、8M、8Yと
の距離を一定に保持される。なお、台座92aを設けな
い構成とすることもできる。
【0135】本例では、構造部材92が前側板22a、
後側板22b、天板22e、底板22f等と一体的に固
定されているので本体22全体の剛性が増し、また書き
込みユニット100は構造部材92に取り付けられてい
るので、またバンディングの防止上有効である。 (九)実施の形態例 図35、図36に示した例において、通常、構造体92
は金属、書き込みユニット100のフレームは樹脂材で
構成される。書き込みユニット100は発熱源としての
ポリゴンスキャナを内蔵しているので、走査に伴い温度
が上昇することにより熱膨張する。書き込みユニット1
00は端部を構造体92に取り付けられている。書き込
みユニット100が熱膨張するとき構造体92も熱膨張
するが書き込みユニットのフレームと構造体92とは材
質の相違から熱膨張率も異なるため、書き込みユニット
92は取り付け箇所である端部の位置を変えずに中間部
が湾曲状に歪んで変形するおそれがある。
【0136】例えば、図34において、構造体に対する
取り付け箇所である上端部と下端部とが抑えられた状態
で書き込みユニットが上下方向に伸びようとすると、書
き込みユニット100は上下方向の中央部が感光体側か
ら離れる向きに湾曲する。すると、例えば、ミラー77
もこの湾曲状の変形の影響を受けて変位し、光ビームL
bの進路が角度βずれてしまう。この角度βのずれは僅
かな角度であっても、感光体の位置では拡大されて大き
なずれとなる。このような光ビームLbのずれ量は各感
光体毎に異なるので、フルカラー画像の形成に際しての
各色の重ね状態が乱れて画質を損なってしまう。このよ
うな画質の乱れを防止するため、本例では書き込みユニ
ット100の変位が極力小さくなるように対策を施し
た。
【0137】本例では、書き込みユニット100を上下
方向の両端部で構造部材92に弾性部材を介して押圧保
持し、かつ、該押圧保持部では上下方向について書き込
みユニット100の移動のゆとりを持たせた。
【0138】具体的には図37に示すように、書き込み
ユニット100の上端部に形成した取り付け座100a
の部分に穴140を形成し、この穴140に弾性部材か
らなるワッシャ96を介してボルト94を通し、該ボル
トの先端部を構造部材92に螺合させている。また、構
造部材92と取り付け座100a間には伸張性のばね9
5を介在させている。穴140の径Dはボルト94の径
dよりも大きくしてあり、書き込みユニット100が上
下方向へ移動できるようにゆとりをもたせてある。書き
込みユニット100のか端部についても同じ構成により
構造部材92に取り付けてある。
【0139】かかる構成により、弾性部材であるばね光
書き込みユニット100が熱膨張したとき、光書き込み
ユニット100は径Dと径dとの差分のゆとりの範囲で
上下方向に変位することができる。よって、熱膨張があ
っても、光書き込みユニット100は図37に2点鎖線
で示すように湾曲状に歪むことはなく、上下方向に伸び
ることができるので、光ビームLbの変位量は小さく抑
えられる。
【0140】図38は変形例を示したもので、この例で
は構造部材92に形成した台座92aにボルト97を螺
合し、取り付け座100aとボルト94の頭との間に弾
性部材としてのばね98を介在させている。この例も穴
140をボルトの径より大きくして書き込みユニット1
00の熱膨張時における上下方向の移動のゆとりをもた
せている。
【0141】これらの例によれば、構造部材92と書き
込みユニット100が弾性的に締結されかつ、書き込み
ユニット100の熱膨張時のにげが確保されるので、歪
による光ビームの変位が小さくなり、歪に起因する色む
らなどが生じなくなる。 (十)実施の形態例 前記図35、図38などで説明したように、書き込みユ
ニット100をその上下端部の位置だけで弾性部材を介
してボルト94で構造部材92に上下方向のゆとりを以
って取り付けた場合、熱膨張した分の長さは上下方向に
吸収されるので、湾曲状の歪みはなくなる。しかし、上
下方向の変位がなくなったわけではない。本例は、上下
方向の変位量をさらに小さくしようとすることを狙いと
している。
【0142】本例では、図38、図39に示すように、
書き込みユニット100の上下方向での中間位置を構造
部材92に対して水平方向に2箇所でピン99によりポ
イント支持した。
【0143】このようにすることにより、熱膨張による
書き込みユニット100の上下方向の変位量は上半分と
下半分に二分される。よって、熱膨張による色むらをさ
らに小さいものにすることができる。 (十一)実施の形態例 本例は、前記図19に示した例に類するもので、前記図
35〜図39などで説明した構造部材92に、前記図1
〜図6で説明した作像カートリッジ4、5、6、7仕切
り用の水平ステー25を連接したものである。本例で
は、作像カートリッジの振動防止に効果的な水平ステー
25を、該水平ステー25と直交する方向に配置されて
いる書き込みユニット100支持用の構造部材92と連
接したので、これらを含む本体22全体の剛性が向上
し、バンディング防止に効果的である。 (十二)実施の形態例 本例は、前記図40、41で説明した例の変形例で、前
記図51,52で説明したタイプの画像形成装置への適
用例である。このような画像形成装置では、図42に示
すように予め感光体8K"、8C"、8M"、8Y"が支持
されている。一方、図43(a)、(b)、(c)、
(d)に示すように各作像カートリッジ4"、5"、
6"、7"には感光体が支持されていない。このような作
像カートリッジを本体22に装着すると作像手段の一
部、例えば、図50に示したようにリング10C"−
1、10C"−2などが感光体8C"に当接した状態とな
る。
【0144】このようなタイプの画像形成装置であって
も、図42に示すように前記図35〜図39などで説明
した構造部材92に、作像カートリッジ4"、5"、
6"、7"仕切り用の水平ステー25を連接することで、
本体22の剛性を高めてバンディング防止を図ることが
できる。 (十三)実施の形態例 図2で説明したガイド部27K、27C、27M、27
Yを、図41〜図43で説明した作像カートリッジに適
用するものである。 (十四)実施の形態例 図3、図4、図6で説明した押圧手段としての板ばね2
8U,28Dを図41〜図43で説明した作像カートリ
ッジに適用するものである。 (十五)実施の形態例 図4、図7で説明したように、水平ステー25と作像カ
ートリッジ間に粘弾性的な押圧力を発生する防振手段と
しての防振ゴム29を図41〜図43で説明した水平ス
テー25に設けるものである。
【0145】以上説明した各例では、その特徴となる構
成中心に説明したが、これらの特徴となる構成を他の例
に可能な限り組み合わせることによって、さらに防振機
能を相乗的に高めることができる。
【0146】
【発明の効果】請求項1、2、9の発明では、剛性を向
上し、バンディングを防止することができる。
【0147】請求項3の発明では、バンディング防止に
機能する構造部材にガイド機能を併せもたせたので、バ
ンディング防止と操作性に優れた着脱構成を小型低コス
トに実現することができる。
【0148】請求項4、6、7の発明では、構造部材
に、作像カートリッジを装着した状態で、カートリッジ
と弾性的な力を発生する押圧手段を備えたので、作像カ
ートリッジ全体の共振によるバンディングを防止するこ
とができ、しかも小型低コストかつ操作性に優れた着脱
構成を実現する事が出来る。
【0149】請求項5、6、7の発明は、作像カートリ
ッジを装着した状態で、隣接する別の作像カートリッジ
と粘弾性的な力を発生する防振手段を備えたので、作像
カートリッジ全体の共振によるバンディングを防止する
ことができ、しかも小型低コストかつ操作性に優れた着
脱構成を実現することができる。
【0150】請求項8記載の発明は、4色の画像が異な
る傾きで重ね合わされることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の例を説明した画像形成装
置の要部正面図、図1(b)は本発明の例を説明した要
部側面図である。
【図2】図2(a)は本発明の例を説明した画像形成装
置の要部正面図、図2(b)は本発明の例を説明した要
部側面図である。
【図3】図3(a)は本発明の例を説明した画像形成装
置の要部正面図、図3(b)は本発明の例を説明した要
部側面図である。
【図4】図4(a)は本発明の例を説明した画像形成装
置の要部正面図、図4(b)は本発明の例を説明した要
部側面図である。図である。
【図5】図5(a)は本発明の例を説明した画像形成装
置の要部正面図、図5(b)は本発明の例を説明した要
部側面図である。
【図6】水平ステーの斜視図である。
【図7】防振ゴムの斜視図である。
【図8】垂直ステーの斜視図である。
【図9】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正面
図である。
【図10】本発明の例を説明した画像形成装置の平面図
である。
【図11】本発明の例を説明した画像形成装置の側面図
である。
【図12】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図13】本発明の例を説明した画像形成装置の要部側
面図である。
【図14】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図15】本発明の例を説明した画像形成装置の要部側
面図である。
【図16】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図17】本発明の例を説明した画像形成装置の要部側
面図である。
【図18】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図19】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図20】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図21】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図22】ミラーの揺動方向を説明した作像カートリッ
ジの要部正面図である。
【図23】ミラーの回動による走査の傾き調整の原理を
説明した斜視図である。
【図24】ミラーの回動による走査の傾き調整の原理を
説明した要部正面図である。
【図25】図25(a)はミラーの回動保持手段の全体
構成を説明した斜視図、図25(b)はミラーの回動保
持手段の要部を説明した部分断面図である。
【図26】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図27】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図28】前側板に形成した開口部を説明した本体の斜
視図である。
【図29】前側板に形成した開口部を説明した本体の斜
視図である。
【図30】本体の一部を開閉可能な蓋構造にした本体の
斜視図である。
【図31】本体の一部を開閉可能な蓋構造にした本体の
斜視図である。
【図32】本発明の例を説明した画像形成装置の部分断
面平面図である。
【図33】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図34】図34(a)は書き込みユニットの構造及び
該書き込みユニットの感光体との配置関係を説明した部
分断面図、図34(b)は開口部の防塵ガラスを説明し
た書き込みユニットの部分断面図である。
【図35】本発明の例を説明した画像形成装置の部分断
面平面図である。
【図36】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図37】光書き込みユニットの取り付け部を説明した
要部の部分断面図である。
【図38】光書き込みユニットの取り付け部を説明した
要部の部分断面図である。
【図39】光書き込みユニットの取り付け状態を説明し
た斜視図である。
【図40】本発明の例を説明した画像形成装置の部分断
面平面図である。
【図41】本発明の例を説明した画像形成装置の要部正
面図である。
【図42】本発明の例を説明した、本体側に感光体を支
持しているタイプの画像形成装置の要部正面図である。
【図43】図43(a)は感光体を支持しないタイプの
ブラック用作像カートリッジの正面図、図43(b)は
感光体を支持しないタイプのシアン用作像カートリッジ
の正面図、図43(c)は感光体を支持しないタイプの
マゼンタ用作像カートリッジの正面図、図43(d)は
感光体を支持しないタイプのイエロー用作像カートリッ
ジの正面図である。
【図44】本発明を適用することができる、従来の画像
形成装置の要部を説明した正面図である。
【図45】本発明を適用することができる、従来の画像
形成装置の外観斜視図である。
【図46】図45におけるJ−J矢視断面図である。
【図47】作像カートリッジの平面図である。
【図48】作像カートリッジの側面図である。
【図49】作像カートリッジが本体に装着された状態を
説明した図である。
【図50】現像ローラと感光体との間隔を規制する間隔
規制部材を説明した図である。
【図51】本体側に予め感光体が支持されているタイプ
の画像形成装置の一部を示した正面図である。
【図52】図52(a)は感光体を支持しないタイプの
ブラック用作像カートリッジの正面図、図52(b)は
感光体を支持しないタイプのシアン用作像カートリッジ
の正面図、図52(c)は感光体を支持しないタイプの
マゼンタ用作像カートリッジの正面図、図52(d)は
感光体を支持しないタイプのイエロー用作像カートリッ
ジの正面図である。
【図53】図53(a)は作像カートリッジに上下方向
の振動が生じている状態を例示した図、図53(b)は
作像カートリッジにねじれ方向の振動が生じている状態
を例示した図である。
【図54】図45におけるQ−Q矢視断面図である。
【図55】図54におけるW−W矢視断面図である。
【図56】図56(a)は上下の振動モード、図56
(b)はねじれ振動モードをそれぞれ説明した図であ
る。
【符号の説明】
4、5、6、7 作像カートリッジ 25 水平ステー 27K、27C、27M、27Y ガイド部 28U、28D 板ばね 29 防振ゴム 30、300 垂直ステー 100 書き込みユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/18 G03G 15/00 556 (72)発明者 中島 智宏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H076 AB05 AB12 AB18 EA01 EA24 2H077 AB14 AB18 AC04 AD02 AD06 BA07 BA09 GA13 2H171 FA01 FA02 FA03 FA09 FA11 FA13 FA17 GA01 GA33 HA22 HA27 JA05 JA23 JA24 JA27 JA29 JA31 JA48 KA05 KA06 KA16 KA22 KA23 LA13 QA04 QA08 QA11 QA13 QB03 QB15 QB19 QB32 QB41 QC05 QC22 SA14 SA22 SA26 WA21 2H300 EA01 EA05 EA06 EA07 EA08 EB04 EB07 EB12 EF02 EF06 EG02 EH16 EH35 EJ09 EJ47 EL01 EL07 GG21 GG23 GG28 HH02 HH34

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、重畳的な配列で前記本体に着脱可
    能に装着される複数の作像カートリッジとを有しこれら
    の作像カートリッジが前記本体に装着された状態のもと
    で作像手段により感光体に画像形成を行う画像形成装置
    であって、 前記作像カートリッジに前記感光体が予め支持されてい
    る構成又は、前記本体に感光体が予め支持されていて前
    記作像カートリッジを前記本体に装着したときに前記感
    光体に対し前記作像カートリッジに予め支持されている
    前記作像手段の一部が前記感光体に当接した状態となる
    構成を有する画像形成装置において、 前記複数の作像カートリッジの片側であって前記感光体
    のある作像部分とは反対側の空間位置に前記重畳的な配
    列方向と平行に平板状の構造部材を設けたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記複数の作像カートリッジが前記本体に装着された状態
    で、隣接する作像カートリッジについて、これら作像カ
    ートリッジ間を仕切る作像カートリッジ仕切り用の構造
    部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、前
    記作像カートリッジ仕切り用の構造部材には、着脱方向
    に長さを有し、前記作像カートリッジの被ガイド部と係
    合して作像カートリッジを案内するガイド部が設けられ
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の画像形成装置におい
    て、前記作像カートリッジ仕切り用の構造部材には、前
    記隣接するそれぞれの作像カートリッジと前記構造部材
    間に弾性的な押圧力を発生する押圧手段を設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項2、3又は4記載の画像形成装置に
    おいて、前記作像カートリッジ仕切り用の構造部材に
    は、前記隣接するそれぞれの作像カートリッジと前記構
    造部材間に粘弾性的な押圧力を発生する防振手段を設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記作像手段は帯電ローラ、現像手段、クリーニングブレ
    ードの何れか又はこれら複数であることを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の画像形成装置おいて、前記
    現像手段は前記感光体に当接する現像ローラ、又は前記
    感光体に当接して現像ローラと前記感光体との間の間隔
    を規制する間隔規制部材を備えていることを特徴とする
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の画像形成装置において、複
    数の光書き込み手段が本体に支持された複数のベース部
    材にそれぞれ設置されて重畳的に配列されていて、少な
    くとも1つの光書き込み手段に対応して、他の光書き込
    み手段との走査線のずれを調整するための調整手段が備
    えられていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】本体と、重畳的な配列で前記本体に着脱可
    能に装着される複数の作像カートリッジとを有しこれら
    の作像カートリッジが前記本体に装着された状態のもと
    で作像手段により感光体に画像形成を行う画像形成装置
    であって、 前記作像カートリッジに前記感光体が予め支持されてい
    る構成又は、前記本体に感光体が予め支持されていて前
    記作像カートリッジを前記本体に装着したときに前記感
    光体に対し前記作像カートリッジに予め支持されている
    前記作像手段の一部が前記感光体に当接した状態となる
    構成を有する画像形成装置において、 前記複数の作像カートリッジの片側であって前記感光体
    のある作像部分とは反対側の空間位置に前記重畳的な配
    列方向と平行に垂直ステーを設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
JP2003029772A 1998-05-07 2003-02-06 画像形成装置 Pending JP2003270898A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003029772A JP2003270898A (ja) 1998-05-07 2003-02-06 画像形成装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-124640 1998-05-07
JP12464098 1998-05-07
JP12872898 1998-05-12
JP10-128728 1998-05-12
JP2003029772A JP2003270898A (ja) 1998-05-07 2003-02-06 画像形成装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09972499A Division JP4537509B2 (ja) 1998-05-07 1999-04-07 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003270898A true JP2003270898A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29219362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003029772A Pending JP2003270898A (ja) 1998-05-07 2003-02-06 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003270898A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005148458A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Canon Inc 画像形成装置
JP2007076271A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2007108517A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008028988A (ja) * 2006-06-22 2008-02-07 Ricoh Co Ltd フレーム、電子機器、画像形成装置およびフレーム組み立て方法
JP2011051128A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Kyocera Mita Corp 光走査装置及びこれを備えたカラー画像形成装置
JP2012234194A (ja) * 2006-06-22 2012-11-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
WO2015060464A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005148458A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Canon Inc 画像形成装置
JP2007076271A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP4679316B2 (ja) * 2005-09-16 2011-04-27 株式会社リコー 画像形成装置
JP2007108517A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008028988A (ja) * 2006-06-22 2008-02-07 Ricoh Co Ltd フレーム、電子機器、画像形成装置およびフレーム組み立て方法
US7852638B2 (en) 2006-06-22 2010-12-14 Ricoh Company, Ltd. Frame, electronic device, image forming apparatus, and frame assembly method
JP2012234194A (ja) * 2006-06-22 2012-11-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011051128A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Kyocera Mita Corp 光走査装置及びこれを備えたカラー画像形成装置
WO2015060464A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 キヤノン株式会社 画像形成装置
US9766569B2 (en) 2013-10-25 2017-09-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with corona charger cleaning

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4537509B2 (ja) 画像形成装置
JP2000035702A5 (ja)
US9493014B2 (en) Image forming apparatus having three-position support
JP4683142B2 (ja) 画像形成装置
JP2016177164A (ja) 画像形成装置
JP2003270898A (ja) 画像形成装置
JP3999215B2 (ja) 画像形成装置
JP3617985B2 (ja) 画像形成装置
JP2004004854A (ja) 画像形成装置
JP3895718B2 (ja) 画像形成装置
JP2004163967A (ja) 画像形成装置
JP3609615B2 (ja) 画像形成装置
JP3667986B2 (ja) 画像形成装置
JP2008020592A (ja) 光走査装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040607

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040624

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040709