JP2003270698A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003270698A
JP2003270698A JP2002072010A JP2002072010A JP2003270698A JP 2003270698 A JP2003270698 A JP 2003270698A JP 2002072010 A JP2002072010 A JP 2002072010A JP 2002072010 A JP2002072010 A JP 2002072010A JP 2003270698 A JP2003270698 A JP 2003270698A
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shooting
photographing
camera
cpu
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JP2002072010A
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Akihiko Ito
彰彦 伊藤
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被写体の状況に関わりなく、より適切な撮影を
撮影者の手を煩わせることなく行うことができるカメラ
を提供する。 【解決手段】CPU11は、第1の撮影時に閃光発光部
22より被写体に対して発光が行われたとき、第1の撮
影が露光オーバーであったか否かを判断し、第1の撮影
が露光オーバーであったと判断した場合、撮像部24に
自動的に第2の撮影を行わせるので、第1の撮影が露光
オーバーであったか否かを撮影者自身が判断する必要が
なく、CPU11が露光オーバーと判断すれば直ちに再
撮影が行われるため、撮影の構図を変更することなく第
2の撮影が行われ、シャッタチャンスを生かすことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関し、特
に閃光装置からの発光を用いて撮影を行えるカメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】カメラを用いた撮影時に被写体の輝度が
低い場合、シャッタレリーズに連動させて閃光装置を動
作発光させ、被写体に対し照射を行わせることより適正
な露光を得ることが行われている。また、精度良く適正
な露光を得るために、例えば測光センサを用い、反射光
を積分した値が閾値に達した時点で、閃光装置の動作発
光を停止するようになっているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近接した被
写体に対して閃光発光を行う場合、被写体輝度が低いシ
ーンでは閃光発光が必要となるが、かかる場合、必要な
発光量は、遠方の被写体を撮影する場合より少なくて済
む。ところが閃光装置の特性から、発光直後に発光量が
急激に増大するため、測光センサの応答が間に合わず発
光停止タイミングが遅れ、結果として露光オーバーの撮
影がなされることがある。又、被写体が逆光にある状況
では、主要被写体の輝度が低くても背景の輝度が高いこ
とから、カメラは被写体の輝度が高いと判断し、閃光発
光を行わずに撮影を実行し、その結果、主要被写体に対
して露光アンダーの撮影が行われる場合もある。このよ
うな場合、撮影者が撮影された画像をいちいち確認した
上で、不適切なものに対して再撮影を行わなくてはなら
ないが、被写体が移動、変化するので、常に同じシーン
を再撮影できるとは限らず、場合によっては永久的にシ
ャッタチャンスを失うこともありえる。
【0004】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、被写体の状況に関わりなく、よ
り適切な撮影を撮影者の手を煩わせることなく行うこと
ができるカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のカメラ
は、第1の撮影時に閃光装置より被写体に対して発光が
行われたとき、前記第1の撮影が露光オーバーであった
か否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、前
記第1の撮影が露光オーバーであったと判断された場
合、自動的に第2の撮影を行う撮像手段とを有するの
で、前記第1の撮影が露光オーバーであったか否かを撮
影者自身が判断する必要がなく、前記判断手段が露光オ
ーバーと判断すれば直ちに再撮影が行われるため、撮影
の構図を変更することなく前記第2の撮影が行われ、シ
ャッタチャンスを生かすことができる。
【0006】但し、前記第2の撮影において、前記閃光
装置を発光させると、前記第1の撮影と同様に露光オー
バーとなる可能性がある。そこで、前記第2の撮影時に
は、前記閃光装置より発光がなされないようにすれば、
少なくとも前記第2の撮影において露光オーバーとなる
状況を抑制できる。
【0007】更に、前記第1の撮影において、前記閃光
装置に発光を行わせたということは、測光センサ等の情
報から、発光を行わないと露光アンダーとなる可能性が
あることを意味している。そこで、前記第2の撮影時に
は、前記第1の撮影時より少ない光量で前記閃光装置よ
り発光がなされるようにすれば、再撮影時に露光オーバ
ーもしくは露光アンダーとなる可能性をより低めること
ができる。
【0008】又、前記カメラは、再撮影モードを設定可
能となっており、前記再撮影モードが設定されたとき
に、自動的に前記第2の撮影が行われるようになってい
れば、かかるモードを適宜解除することによって、撮影
者が望まぬ再撮影を禁止できる。
【0009】第2の本発明のカメラは、第1の撮影時に
閃光装置より被写体に対して発光が行われなかったと
き、前記第1の撮影が露光アンダーであったか否かを判
断する判断手段と、前記判断手段により、前記第1の撮
影が露光アンダーであったと判断された場合、自動的に
第2の撮影を行う撮像手段とを有するので、前記第1の
撮影が露光アンダーであったか否かを撮影者自身が判断
する必要がなく、前記判断手段が露光アンダーと判断す
れば直ちに再撮影が行われるため、撮影の構図を変更す
ることなく前記第2の撮影が行われ、シャッタチャンス
を生かすことができる。
【0010】但し、前記第2の撮影において、前記閃光
装置を発光させないと、前記第1の撮影と同様に露光ア
ンダーとなる可能性がある。そこで、前記第2の撮影時
には、前記閃光装置より発光がなされるようにすれば、
少なくとも前記第2の撮影において露光アンダーとなる
状況を抑制できる。
【0011】更に、前記第1の撮影において、前記閃光
装置に発光を行わせなかったということは、測光センサ
等の情報から、全体的に被写体輝度は十分であると判断
されることから、前記第2の撮影時には、前記判断手段
が、撮影画面の所定の領域(例えば中央領域))のみで
露光が適切か否か判断すれば、例えば逆光時など、背景
が露光オーバーになっても、主要被写体の露光は適切と
なって、撮影の意図に沿った画像を得ることができる。
【0012】又、前記カメラは、再撮影モードを設定可
能となっており、前記再撮影モードが設定されたとき
に、自動的に前記第2の撮影が行われるようになってい
れば、かかるモードを適宜解除することによって、撮影
者が望まぬ再撮影を禁止できる。
【0013】第3の本発明のカメラは、1度のレリーズ
で、閃光装置より被写体に対して発光を行う第1の撮影
と、前記閃光装置より被写体に対して発光を行わない第
2の撮影とを連続して行うので、近接した被写体や逆光
時の被写体などのように、閃光発光が必要か否か判断す
るのが困難な撮影条件下でも、発光撮影と非発光撮影と
を連続して行うことで、撮影者の判断に左右されること
なくより適切な撮影を行うことができる。尚、前記第1
の撮影と前記第2の撮影とは、いずれを先に行っても良
い。
【0014】更に、前記カメラは、連続撮影モードを設
定可能となっており、前記連続撮影モードが設定された
ときに、前記第1の撮影と前記第2の撮影とが連続して
行われるようになっていると、かかるモードを適宜解除
することによって、撮影者が望まぬ連続撮影を禁止でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態にかかるカメラを詳細に説明する。図1は、本
発明を適用したデジタルスチルカメラl00の一実施の
形態を示す外観図であり、図1(a)はデジタルスチル
カメラ100の前面斜視図、図1(b)は背面斜視図で
ある。
【0016】図1において、デジタルスチルカメラ10
0の前面に、被写体を撮像するための撮像部24、被写
体に補助光としての閃光を発光する閃光発光部(閃光装
置)22、撮影者が覗くことで被写体を含む構図を確認
できるファインダー25を備え、その背面に、撮影画像
等を表示する画像表示部8、撮影設定状況等を表示する
情報表示部26、各種機能の設定、切換を操作するため
の操作SW(スイッチ)21を備え、更にデジタルスチ
ルカメラ100の上面に、シャッターレリーズを行うた
めのレリーズSW21aを備えて構成される。なお、各
構成部における詳細な説明は、後述する機能的構成の説
明と併せて記載する。
【0017】図2は、デジタルスチルカメラ100の機
能的構成を示すブロック図である。図2において、デジ
タルスチルカメラ100は、レンズユニット1、絞り
2、CCD3からなる撮像部24、撮像回路4、A/D
変換回路5、メモリ6、D/A変換回路7、画像表示部
8、記録用メモリ9、圧縮伸長回路10、CPU11、
TG12、AE・AF処理回路13、CCDドライバ1
4、第1モータ15、第1モータ駆動回路16、第2モ
ータ17、第2モータ駆動回路18、電池19、EEP
ROM20、操作SW21、閃光発光部22、スイッチ
ング回路23とから構成される。
【0018】撮像部24は、後述する被写体の光学像を
取り込むフォーカシングレンズ群からなるレンズユニッ
ト1、レンズユニット1を透過した光束の光量を調節す
ると共に露光の調節を行う絞り2、レンズユニット1の
光路上において結像された被写体の光学像を光電変換す
るCCD(Charge Coupled Devic
e)3により構成され、光電変換された画像信号(アナ
ログ信号)を撮像回路4ヘ出力する。すなわち、撮像部
24は、撮像手段としての機能を有する。
【0019】撮像回路4は、TG12から入力されるタ
イミング信号に同期させて、CCD3から入力された画
像信号の感度補正等の各種画像処理を行って所定の画像
信号を生成し、A/D変換回路5に出カする。A/D変
換回路5は、入力された画像信号をアナログ信号からデ
ジタル信号へ変換し、CPU11の指示によりメモリ
6、又はAE・AF処理回路13に画像データを出力す
る。
【0020】メモリ6は、バッファメモリ等から構成さ
れ、入力された画像信号を一時的に記憶する。また、メ
モリ6は、CPU11より画像表示指示を受けると、D
/A変換回路7に画像表示指示された画像データを出力
し、D/A変換回路7は、入力された画像データをアナ
ログ変換するとともに、出力表示に適応するよう処理を
施して画像表示部8に出力表示する。一方、メモリ6
は、CPU11より画像記録指示を受けると、圧縮伸長
回路10に画像記録指示きれた画像データを出力し、圧
縮伸長回路10は、入力された画像データに対して記録
用メモリ9に出力する。
【0021】画像表示部8は、TFT(Thin Fi
lm Transistor)等から構成され、D/A
変換回路5から入力された画像信号を出力表示する。な
お、表示は画像に限らず、例えば、機能選択するメニュ
ー画面などのテキスト画面であってもよい。
【0022】記録用メモリ9は、半導体メモリ等からな
る記録用のメモリであり、圧縮伸長回路10から入力さ
れた画像データを記録する画像データ記録領域を有する
記録用メモリである。記録用メモリ9は、例えば、フラ
ッシュメモリ等の内蔵型メモリであってもよいし、着脱
可確なメモリカードやメモリスティックであってもよい
し、ハードディスク、又はフロッピー(登録商標)ディ
スク等の磁気記録用メモリ等であってもよい。すなわ
ち、記録メモリ9は、記録手段としての機能を有する。
【0023】また、記録用メモリ9は、CPU11より
画像読み出し指示を受けると、圧縮伸長回路10に読み
出し指示された画像データを出力し、圧縮伸長回路10
は、入力された画像データの伸長処理を行ってメモリ6
に出力する。
【0024】圧縮伸長回路10は、メモリ6から入力さ
れた画像データを所定の符号化方式で圧縮する圧縮回路
と、読み出し指示された画像データを画面表示するため
に記録用メモリ9から入力された画像データを復号化し
て伸長する伸長回路と、からなる。すなわち、圧縮伸長
回路10は、圧縮手段としての機能を有する。
【0025】CPU(Central Process
ing Unit)11は、EEPROM9に記憶され
ている撮影に関わる各種アプリケーションプログラムを
図示しないワークエリアに読み出し、当該プログラムに
従って撮影処理等の各種処理を実行し、処理結果を画像
表示部8、或いは情報表示部26に表示させる。
【0026】CPU11は、レリーズSW21aの半押
しに応じて、AE・AF処理回路13を駆動制御し、得
られた測光値より露光条件を決定すると共に、レンズユ
ニット1をAF処理により検出された合焦位置に駆動
し、レリーズSW21aの全押しに応じて露光処理を実
行し、生成された画像信号に画像処理、及びデジタル変
換を行ってメモリ6に一時記憶後、圧縮伸長回路10に
より画像データの圧縮化を行い、記録用メモリ9に出力
する。尚、CPU11は、判断手段として後述するよう
に第1の撮影の適否を判断する。
【0027】TG(Timing Generato
r)12は、所定のタイミング信号を発生して撮像回路
4、CPU11、CCDドライバ14に出力する。
【0028】AE(Auto Exposure:自動
露光制御)・AF(Auto Focus:自動焦点制
御)処理回路13は、適正な露光条件を検出するAE処
理を実行するAE処理回路と、合焦位置を検出するAF
処理を実行するAF処理回路と、を備えて構成される。
各処理は、CPU11からの指示によりA/D変換回路
5から入力された画像データに対して実行される。
【0029】AE処理回路は、AE処理において、入力
された1画面分、若しくは画面内の所定領域の輝度値に
対して累積加算等の演算処理を行い、この処理結果から
実露光時の適正な露光条件を算出して、CPU11に出
力する。一方、AF処理回路は、AF処理において、入
力された1画面分、若しくは画面内の所定領域を対象と
してAF評価値の算出を行い、その算出結果をCPU1
1に出力する。
【0030】このAF評価値は、焦点が合うほど大きい
値になる特性を有しており、レンズユニット1のフォー
カシングレンズ位置を横軸に、AF評価値を縦軸にとり
グラフを作成すると、合焦点を頂点とした山が形成され
る。すなわち、AF評価値を比較することにより、山の
頂点、つまり合焦点を求めることができる。なお、AF
評価値は、入力された1画面分、若しくは画面内の所定
領域に対して画像データの周波数を分析することにより
算出される。周渡数分析では、ソフト的に帯域通過フィ
ルタを構成し、この帯域通過フィルタを通過した画像信
号強度の積分値を算出して、その算出結果をAF評価値
とする。すなわち、AF評価値は、コントラスト(明暗
の差)情報であり、その画像に含まれる特定周波数の強
度を求める演算を行うことにより算出される。
【0031】ここで、CPU11、AF処理回路による
AF処理について説明する。CPU11は、第2モータ
駆動回路18に駆動制御してレンズユニット1のフォー
カシングレンズを移動させながら各レンズ位置で漸次C
CD3により画像信号を生成させる。AF処理回路は、
A/D変換回路5から入力された画像データ毎にAF評
価値を算出し、その比較を行って最大AF評価値である
レンズ位置を合焦点として検出し、CPU11に出力す
る。すなわち、AE・AF処理回路は焦点検出手段とし
ての機能を有する。
【0032】CCDドライバ14は、CPU11からの
指示を受けると、TG12から入力されるタイミング信
号に同期させてCCD3の駆動及び制御を行う。具体的
には、露光調節制御に応じたCCD3の電荷蓄積時間の
制御を実行する。
【0033】第1モータ駆動回路16は、CPU11か
らの指示により第1モータ15の駆動を制御し、第1モ
ータ15は絞り2を駆動する。また、第2モータ駆動回
路18は、CPU11からの指示により第2モータ17
の駆動を制御し、第2モータ17はレンズユニット1を
駆動する。
【0034】電池19は、デジタルスチルカメラ100
の各構成部に電力を供給する電力源であり、例えば、リ
チウム電池やアルカリ乾電池等が適用される。
【0035】EEPROM(Electrically
Erasable Programmable Re
ad−Only Memory)20は、デジタルスチ
ルカメラ100の撮像に関る各種アプリケーションプロ
グラム、処理プログラム等を記憶する。
【0036】操作SW(スイッチ)21は、レリーズS
W21aや、機能を切り替えるモードSW、設定を選択
するメニューSW等、各種操作スイッチを備えて構成さ
れる。また、各スイッチを操作すると、信号を生成して
CPU11に出力する。なお、レリーズSW21aは、
撮影動作に先立ってAE、AF処理を開始させる半押し
レリーズSWと、実際の露光処理を開始させる全押しレ
リーズSWと、からなる2段のスイッチから構成されて
いる。
【0037】閃光発光部22は、撮影時に検出された周
囲環境の輝度が不足する場合に、被写体にストロボ光を
発光する発光部であり、スイッチング回路23によりそ
の発光タイミングや発光量等が制御される。
【0038】次に、図面を参照して本実施の形態の動作
を説明する。図3は、本発明を適用したデジタルスチル
カメラ100で実行される撮影処理を説明するフローチ
ャートである。
【0039】図3のステップS101において、電源ス
イッチ(不図示)がオンとなっていれば、CPU11
は、ステップS102で、レリーズSW21aが半押し
されるのを待つ。
【0040】ステップS102で、CPU11は、レリ
ーズSW21aが半押しされ、第1段のレリーズSW2
1aの押下信号(S1信号)が入力されたと判断すれ
ば、ステップS103で画像データの取り込みを行う。
CPU11は、取り込んだ画像データに基づき、ステッ
プS104で測光処理を行う。尚、AF処理については
省略する。
【0041】図4は、測光処理にかかるサブルーチンを
示すフローチャートである。図4において、ステップS
104aで、CPU11は、得られた画像データにおけ
る画素値の平均値を求める。これは10ビットの場合、
平均値は、0から1023階調の間のいずれかの値とな
る。平均値を求める画素の範囲は、画面全体でも良く、
画面中央など特定の領域でも良い。
【0042】続くステップS104bで、CPU11
は、求められた平均値と、予め決められた目標値(例え
ば264)とを比較し、ステップS104cで、評価値
を算出し、サブルーチンを抜ける。ここで、評価値と
は、目標値と平均値との差をEV値に換算して表す。
【0043】更に、図3のステップS105で、CPU
11は、予め決められた絞り及びシャッタスピードに照
らし合わせて、求めた評価値が所定の範囲内に収まる
(例えば±0.5EV以内に入る)かどうか判定する。
かかる評価値が収まらなければ、ステップS106で、
絞り又はシャッタ速度を変更して、ステップS103〜
ステップS104を繰り返して、新たな評価値を求め
る。これに対し、求めた評価値が所定の範囲内に収まっ
た場合、ステップS107でCPU11は、その際の絞
り及びシャッタスピードをレリーズに用いる値として決
定する。尚、被写体輝度が非常に低く、絞りやシャッタ
速度の変更では適正な露光が得られないと判断した場
合、CPU11は、撮影時に閃光発光を行うことを決定
し、且つその場合に適切と考えられる絞りとシャッタ速
度とを決定する。その後、CPU11は、ステップS1
08で、レリーズSW21aが全押しされるのを待つ。
【0044】ステップS108で、CPU11は、レリ
ーズSW21aが全押しされ、第2段のレリーズSW2
1aの押下信号(S2信号)が入力されたと判断すれ
ば、ステップS109で、決定された条件(絞り、シャ
ッタスピード、ストロボ発光の有無)で画像データの取
り込みを行う。CPU11は、取り込んだ画像データに
基づき、ステップS110で測光処理を行うが、これは
図4に関連して説明した処理と同様である。
【0045】CPU11は、ステップS111で、例え
ば階調補正、ホワイトバランスなどのS112で行われ
る画像処理に必要な画像処理パラメータを算出し、ステ
ップS112で、得られたパラメータにより画像データ
に画像処理を行った後、ステップS113で、処理され
た画像データを記録用メモリ9に記録する。更に、CP
U11は、ステップS114で、撮影者の所定の操作に
より再撮影モードが設定されていないと判断すれば、フ
ローをステップS101へと戻す。一方、CPU11
は、再撮影モードが設定されていると判断すれば、ステ
ップS115以下の処理を行う。
【0046】ところで、レリーズSW21aの半押し時
と、全押し時とでは、撮影条件(被写界輝度等)が変化
する場合がある。また、全押し時に初めて閃光発光がな
されるので、閃光発光に基づく被写体からの反射光を取
り込んで、初めて不適切な露光であったと判断される場
合もある。そこで、ステップS115において、CPU
11は、レリーズ(第1の撮影)によって得られた画像
データに基づきステップS110で得られた評価値を目
標値と比較する。かかる評価値が目標値に対して所定範
囲に収まれば、CPU11は、第2の撮影を行うことな
く、フローをステップS101に戻す。一方CPU11
は、かかる評価値が目標値に対して所定範囲に収まらな
ければ、ステップS116で、撮影条件を変更し第2の
撮影を行う。この変更の態様は、以下の通りである。
【0047】(1)比較の結果、第1の撮影は露光オー
バーと判断した場合 第1の撮影が閃光発光を伴ったものであったときは、C
PU11は、続く撮影(第2の撮影)において、閃光非
発光で、絞り及びシャッタスピードを、第1の撮影時と
同じ値とするよう新たな撮影条件を決定する。閃光発光
部22が、発光量を調整できるタイプであれば、例えば
前記第1の撮影時より発光量を落とした状態で、閃光発
光させる条件としても良い。かかる場合、測光センサの
測光値と比較される閾値を一律に(例えば50%)落と
す手法、AF情報に基づいて被写体の位置から発光時間
を制限する(例えば被写体距離が50cmなら発光時間
を10μsとし、20cmなら発光時間を5μsとする
等)手法、発光時間を一律に(例えば50%に)早める
手法のいずれでも良い。一方、第1の撮影が閃光発光を
伴ったものでなければ、CPU11は、続く撮影(第2
の撮影)において、閃光非発光で、絞りを第1の撮影時
より閉じた値とし、或いはシャッタスピードを第1の撮
影時より速くした値とするよう露光量を減少させる新た
な撮影条件を決定する。絞りとシャッタスピード双方を
変更しても良い。尚、第1の撮影時にAF対象エリアと
して選択された領域等を用いることで、第2の撮影にお
いては、より限定された特定の領域(主要被写体が存在
すると推定される領域等)からのデータに基づいて評価
値を定めることも考えられる。その後ステップS109
〜ステップS113のステップを実行することで、自動
的に第2の撮影を行い、画像データを記録用メモリ9に
記録する。
【0048】(2)比較の結果、第1の撮影は露光アン
ダーと判断した場合 第1の撮影が閃光発光を伴ったものであったときは、C
PU11は、続く撮影(第2の撮影)において、閃光発
光で、絞りを第1の撮影時より開いた値とすることで露
光量を増大させる新たな撮影条件を決定する。一方、第
1の撮影が閃光発光を伴ったものでなければ、CPU1
1は、続く撮影(第2の撮影)において、閃光発光で、
絞り及びシャッタスピードを、第1の撮影時と同じ値と
するよう新たな撮影条件を決定する。尚、第1の撮影時
にAF対象エリアとして選択された領域等を用いること
で、第2の撮影においては、より限定された特定の領域
(主要被写体が存在すると推定される領域等)からのデ
ータに基づいて評価値を定めることも考えられる。その
後ステップS109〜ステップS113のステップを実
行することで、自動的に第2の撮影を行い、画像データ
を記録用メモリ9に記録する。
【0049】以上の撮影は、適切な露光の撮影が得られ
るまで、何回でも繰り返せるが、連続回数の上限を決め
ても良い。このように、第1の撮影における露光が不適
切だった場合、撮影者の意図に関わりなく、直ちに撮影
条件を変更して第2の撮影を自動的に行うようになって
いるので、撮影者は得られた複数の画像データに基づき
画像表示部8に表示された画像から、最適な画像データ
のみを選択し、残りを消去しても良いし、あるいは全画
像データを残すこともできる。この場合、撮影後におい
て、画像表示部8に、第1の撮影により得られた画像
と、第2の撮影により得られた画像とを並列で表示した
り、順次表示したりすれば、撮影者の選択がしやすくな
り便利である。但し、それに限らず、CPU11が、第
1の撮影により得られた画像データを強制的に消去して
も良い。
【0050】図5は、第2の実施の形態にかかるデジタ
ルスチルカメラの動作を示すフローチャートである。本
実施の形態においては、図3のフローチャートのステッ
プS101〜S113までは共通であるので、説明を省
略する。
【0051】図5のステップS113で、第1の撮影に
より得られた画像データを記録用メモリ9に記録した後
に、CPU11は、ステップS214で、撮影者の所定
の操作により連続撮影モードが設定されていないと判断
すれば、フローをステップS101へと戻す。一方、C
PU11は、連続撮影モードが設定されていると判断す
れば、ステップS215以下の処理を行う。
【0052】より具体的には、ステップS215で、C
PU11は、直前に行った撮影が第1の撮影か否かを判
定し、第1の撮影でないと判定すれば、フローをステッ
プS101へと戻す。一方、CPU11は、第1の撮影
であると判断すれば、ステップS216において、再撮
影の条件を決める。かかる場合、例えば第1の撮影で、
閃光が非発光である場合には、第2の撮影では閃光を発
光させるものとし、或いは、第2の撮影で、閃光を発光
させた場合には、第2の撮影では閃光を非発光とするよ
う再撮影の条件を決定することが考えられる。また、こ
の場合、閃光の発光および非発光に応じて、絞りとシャ
ッタースピードの少なくとも一方を変化させ、それぞれ
適正な露光が行えるようにするとなおよい。又、第1の
撮影で、露光条件がアンダーもしくはオーバーよりであ
る場合には、第2の撮影で、露光条件がオーバーもしく
はアンダーよりとするよう、絞りとシャッタースピード
の少なくとも一方を変更することができる。
【0053】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、本発明はデジタルスチルカメ
ラ等の電子カメラのみではなく、銀塩カメラにも適用可
能である。かかる場合第1の撮影時の露光アンダーもし
くはオーバーは、測光センサにより判別できる。又、第
1の撮影と第2の撮影との間において、再撮影が行われ
ることを意図しない撮影者がカメラを動かすと、構図が
ずれてしまうので、音声や音、画面表示などで再撮影が
行われることを予告しても良い。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、被写体の状況に関わり
なく、より適切な撮影を撮影者の手を煩わせることなく
行うことができるカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルスチルカメラl00
の一実施の形態を示す外観図である。
【図2】デジタルスチルカメラ100の機能的構成を示
すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態のデジタルスチルカメラの動
作を示すフローチャート図である。
【図4】測光処理サブルーチンのフローチャート図であ
る。
【図5】第2の実施の形態のデジタルスチルカメラの動
作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
11 CPU 13 AE/AF処理回路 22 閃光発光部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/05 G03B 15/05 H04N 5/238 H04N 5/238 Z // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H002 AB04 AB06 CD00 CD01 CD11 DB02 DB14 DB19 DB24 DB26 DB30 FB28 FB38 FB84 GA05 GA06 GA31 JA07 2H053 AA00 AA01 AA05 AA09 AB03 AD00 AD01 AD21 5C022 AA13 AB15 AC42 AC69

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の撮影時に閃光装置より被写体に対
    して発光が行われたとき、前記第1の撮影が露光オーバ
    ーであったか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により、前記第1の撮影が露光オーバーで
    あったと判断された場合、自動的に第2の撮影を行う撮
    像手段と、を有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記第2の撮影時には、前記閃光装置よ
    り発光がなされないことを特徴とする請求項1に記載の
    カメラ。
  3. 【請求項3】 前記第2の撮影時には、前記第1の撮影
    時より少ない光量で前記閃光装置より発光がなされるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記カメラは、再撮影モードを設定可能
    となっており、前記再撮影モードが設定されたときに、
    自動的に前記第2の撮影が行われるようになっているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 第1の撮影時に閃光装置より被写体に対
    して発光が行われなかったとき、前記第1の撮影が露光
    アンダーであったか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により、前記第1の撮影が露光アンダーで
    あったと判断された場合、自動的に第2の撮影を行う撮
    像手段と、を有することを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 前記第2の撮影時には、前記閃光装置よ
    り発光を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記第2の撮影時には、前記判断手段
    は、撮影画面の所定の領域のみで露光が適切か否か判断
    することを特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記カメラは、再撮影モードを設定可能
    となっており、前記再撮影モードが設定されたときに、
    自動的に前記第2の撮影が行われるようになっているこ
    とを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のカメ
    ラ。
  9. 【請求項9】 1度のレリーズで、閃光装置より被写体
    に対して発光を行う第1の撮影と、前記閃光装置より被
    写体に対して発光を行わない第2の撮影とを連続して行
    うことを特徴とするカメラ。
  10. 【請求項10】 前記カメラは、連続撮影モードを設定
    可能となっており、前記連続撮影モードが設定されたと
    きに、前記第1の撮影と前記第2の撮影とが連続して行
    われるようになっていることを特徴とする請求項9に記
    載のカメラ。
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