JP2003270493A - 光レセプタクルおよび結合装置 - Google Patents

光レセプタクルおよび結合装置

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JP2003270493A JP2002072887A JP2002072887A JP2003270493A JP 2003270493 A JP2003270493 A JP 2003270493A JP 2002072887 A JP2002072887 A JP 2002072887A JP 2002072887 A JP2002072887 A JP 2002072887A JP 2003270493 A JP2003270493 A JP 2003270493A
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coupled
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非結合時の消費電力を低減し、低価格で高い
結合精度を実現可能な光レセプタクルを提供する。 【解決手段】 光レセプタクルは、離間した第1、第2
位置間で可動である可動部を有し、可動部及び光コネク
タは、第1、第2結合部で結合される。光コネクタは、
第1結合部から先端が露出された光ファイバを有する。
光レセプタクルは、可動部が第1、第2位置間で可動な
ように可動部を覆い、第2結合部に対応した位置に開口
部を有する固定部と、固定部内で可動部を第2位置から
第1位置へと付勢する弾性部材とを有する。また、結合
時に光ファイバと光学的に結合されるように可動部内に
配設される光素子と、可動部内で一部が可動部から露出
され且つ光素子と接続される第1接続端子とを有する。
第1接続端子は、可動部が第2位置に位置するときに第
2接続端子と接触する。結合の際に光コネクタにより加
えられる圧力により可動部は第1位置から第2位置へと
移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光レセプタ
クル、および光ファイバを有する光コネクタと光レセプ
タクルとを有する結合装置に関し、詳しくは、前記光レ
セプタクルおよび結合装置の接続性、省電力性に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プラスチックファイバを用いた伝送機
器、センサなどに使用される光レセプタクルおよび、こ
の光レセプタクルと結合されるプラグ型の光コネクタに
より構成される、結合装置が知られている。光レセプタ
クルは、半導体素子等から構成される光送信器と光受信
器を有する。光コネクタは、光ファイバを有しており、
光ファイバは光コネクタ内に保持される。光コネクタと
光レセプタクルとが機械的に結合されることにより、光
ファイバと光送信器および光受信器とが光学的に結合さ
れる。この結果、光コネクタと光レセプタクルとの間で
光信号が授受される。
【0003】図8は、結合装置の第1の従来例を概略的
に示す図である。光コネクタ101は、2つの保持部1
02を有しており、各保持部102内に光ファイバ10
3が設けられる。光ファイバ103は、1つの保持部材
(図示せぬ)により保持される。光レセプタクル110
は、光コネクタ101の保持部102に対応した被挿入
部111を有する。被挿入部111内の奥に、発光ダイ
オード等の発光素子112a、フォトダイオード等の受
光素子112bからなる光素子112が設けられる。光
素子112は、保持部材(図示せぬ)により光レセプタ
クル110に保持される。光素子112は、光コネクタ
101と光レセプタクル110が結合された際に、光フ
ァイバ103と光学的に結合されるように設けられる。
光素子112は、配線116を介して送信回路114、
受信回路115とそれぞれ接続される。送信回路114
と受信回路115は配線116により相互に接続され
る。
【0004】第1の従来例では、1つの保持部材により
2本の光ファイバ103を保持しているため、各光ファ
イバ103に対して保持部材を設ける場合に比べて、製
造コストを低下することができる。
【0005】ところで、結合装置を用いた機器に対する
低価格化、小型化が要求されており、これに従い、結合
装置も低価格化、小型化が検討されてきた。さらに近年
は、バッテリ駆動にも耐えられる程度の、大幅な低消費
電力の要求が高まっている。
【0006】第1の従来例にて、低消費電力を実現する
ため、以下のような方策を採る例がある。すなわち、光
コネクタ101と光レセプタクル110とが非結合状態
のとき、受信回路115は光ファイバ103から信号を
受信していないことを検知する。受信回路115は、こ
の旨の信号を送信回路114に送信するとともに、省電
力モードに移行する。送信回路114は、この信号を受
けることにより、省電力モードに移行する。これによ
り、送信回路114および受信回路115での消費電力
が低減することができる。
【0007】図9は、結合装置の第2の従来例を概略的
に示す図である。図9に示すように光レセプタクル11
0は、光コネクタ101が挿入される部分に対応してセ
ンサ121が設けられる。このセンサ121は、送信回
路114および受信回路115と配線により接続されて
おり、光コネクタ101が非結合状態であることを検知
し、その旨の信号を送信回路114および受信回路11
5に送信する。送信回路114および受信回路115
は、この信号を受けて待機状態とされる。この例によれ
ば、待機状態での消費電流は、第1の従来例より小さく
することができる。
【0008】図10は、結合装置の第3の従来例を概略
的に示す図である。図10に示すように、光コネクタ1
31は、光素子112が内部に設けられた端子部132
を有する。光コネクタ131の内部には、光ファイバ1
03の先端部を含む一部分が設けられ、光ファイバ10
3の端部は光素子112と対向する。光素子112と端
子部132は電気的に接続される。光コネクタ131が
光レセプタクル134と結合されることによって、光素
子112に通電される。したがって、光コネクタ131
と光レセプタクル134とが非結合状態のとき、光素子
112内の消費電力を完全に零とすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1の従来
例の結合装置では、省電力モードにおいても、省電力モ
ードから通常モードに移行するためのシステムが必要で
ある。このため、受信回路115は、光信号を検知でき
るような待機状態とされている。さらに、光コネクタが
結合されてはいるが、光信号の入力が無い場合にも対応
するために、発光素子112aを定期的に発光させてい
る。すなわち、光コネクタ101が結合された場合、光
コネクタ101と配線等を介して設けられたもう一方の
光コネクタと接続された光レセプタクルは、発光を受け
るとともに受光素子112bに光信号を送信する。受信
回路115は、この信号に応じて、通常モードに移行す
る。したがって、省電力モードでも、上記動作を行うの
に必要な電流が流れており、電流を零とすることはでき
ない。さらに、送信回路114および受信回路115に
おいて、通常の、送受信信号を処理するための回路のほ
かに、上記した動作を行うための論理回路が必要とな
る。したがって、回路が大型、複雑化する。
【0010】第2の従来例の結合装置では、センサ12
1を追加する必要があるため第1の従来例に比べ、製造
コストが増大するとともに、光コネクタ101が大型化
する。
【0011】さらに、第3の従来例の結合装置では、上
記したように光コネクタ131内に光素子112を設け
ているため、光コネクタ131が大型化する。また、光
コネクタ131の内部で、光ファイバ103と光素子1
12とを適切に結合させるための部品、位置出しの工程
が必要となり、その精度を向上させることも求められ
る。このため、光コネクタ131の製造コストが増大す
る。したがって、消費電力の効果は大きいが、実現され
ている実例は希少である。
【0012】結合装置は、また、その精度を向上させる
ことも求められる。
【0013】第1の従来例では、図8から分かるよう
に、光ファイバ103の先端部と光素子112が設けら
れる、例えば透明樹脂との間の距離z1を小さくするこ
とができる。このため、効率的に光の授受を行うことが
できる。
【0014】一般に、光ファイバ103の端面と光素子
112との位置関係は、光コネクタ101の寸法と光レ
セプタクル110の寸法とによって決定される。すなわ
ち、距離z1は、光コネクタ101の保持部102の寸
法Lcと、光レセプタクル110の挿入部111の寸法
Lrとによって決まる。このため、これら寸法Lcおよ
びLrの公差により、距離z1がばらつく。例えば各寸
法LcおよびLrの公差が±0.05の場合、距離z1
は最大±0.10ばらつく。
【0015】また、光軸と垂直方向においては、図示せ
ぬ保持部材のピッチ寸法、光レセプタクル110のピッ
チ寸法、光素子112の保持部材の寸法、光素子112
の寸法により、光ファイバ103と光素子112の光軸
がずれる。例えば、上記4つの各寸法の公差が±0.0
5の場合、光軸のずれは最大で±0.20となる。
【0016】図11は、結合装置の第4の従来例を概略
的に示す図である。光コネクタ141は、光ファイバ1
03を保持するための保持部142を有する。この保持
部142は、光ファイバ103ごとに設けられており、
この例では、2つ設けられる。保持部142は、スプリ
ング143により光コネクタ141に保持されており、
可動となっている。保持部142内には、光ファイバ1
03が形成される。
【0017】第4の従来例の結合装置によれば、各光フ
ァイバ103に対して保持部142がそれぞれ設けられ
ている。したがって、光ファイバ103と光素子112
との結合精度を高くすることができる。光軸方向におけ
る光ファイバ103と光素子112との距離は、寸法z
2により決まり、その公差は一般に±0.01以下であ
る。また、光軸と垂直方向においては、保持部142が
スプリング143により可動であるため、光素子の保持
部142の寸法、光素子112の寸法により、光軸のず
れがほぼ決定される。実際は、公知の技術等を用いて結
合精度を上げており、第4の従来例では、距離z2のず
れ、光軸のずれは問題となっておらず、結合精度は高
い。しかしながら、第1の従来例に比べ、多くの部品を
必要とするため、コストが増大する。
【0018】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、非結合時の
消費電力を低減するとともに、低価格で高い結合精度を
実現可能な光レセプタクルおよび結合装置を提供しよう
とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の光レセプタクル
は、上記課題を解決するため、光レセプタクルとの結合
部分である第1結合部と、前記第1結合部から先端が露
出されるように配設された第1光ファイバと、を具備す
る光コネクタに機械的に結合される光レセプタクルであ
って、前記光レセプタクルは、前記光コネクタと結合さ
れる第2結合部が前記第1結合部と嵌合可能な形状であ
り、且つ第1位置と、第1方向を軸とした軸上で前記第
1位置と離間した第2位置と、の間で可動である、可動
部と、前記可動部が前記第1、第2位置間で可動なよう
に前記可動部を覆い、且つ前記可動部の前記第2結合部
に対応した位置に開口部を有する、固定部と、前記固定
部内に配設され、且つ前記可動部を前記第2位置から前
記第1位置へと付勢する弾性部材と、前記光コネクタと
前記可動部とが結合された状態において、前記第1光フ
ァイバと光学的に結合されるように前記可動部内に配設
された第1光素子と、前記可動部内に配設され、且つ一
部が前記可動部から露出された第1接触部を有し、且つ
前記光素子と電気的に接続された第1接続端子と、前記
可動部が前記第2位置に位置するときに前記第1接触部
と接触する第2接続端子と、を具備し、前記光コネクタ
と前記可動部とが結合される際に前記光コネクタにより
加えられる圧力により、前記可動部が前記第1位置から
前記第2位置へと移動することを特徴とする。
【0020】更に、本発明に係る実施の形態には種々の
段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され
得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾
つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場
合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て、略同一の機能及び構成を有する構成要素について
は、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行
う。
【0022】(第1の実施形態)図1(a)、(b)
は、本発明の第1の実施形態に係る結合装置を概略的に
示す断面図である。図1(a)は、平面における断面図
であり、図1(b)は、図1(a)のIB−IB線に沿
った断面図である。図1(a)、(b)に示すように、
結合装置1は、光コネクタ2および光レセプタクル3を
有する。光コネクタ2は光レセプタクル3との結合部1
1を有し、この結合部11は平面において全面が凸形状
とされている。この凸形状の先端部の角度θ1は例えば
約120°とされる。光コネクタ2は、例えば2本の光
ファイバ12を有している。光ファイバ12は、図示せ
ぬ保持部材等により光コネクタ2に保持される。光ファ
イバ12の先端部は、光コネクタ2の結合部11に位置
しており、例えば結合部11と同一の形状を有するよう
に切断、加工されている。
【0023】光レセプタクル3は、固定部21を有す
る。固定部21は、光コネクタ2が挿入される部分に対
応した開口部22を有する。開口部22の奥には、開口
部22と連通された内部空間23を有する。この内部空
間23は、開口部22の面積より大きく形成される。
【0024】内部空間23内には、可動部24が形成さ
れる。可動部24は、例えば内部空間23の同様の形状
を有し、且つ開口部22の位置と対応した結合部25
が、光コネクタ2の結合部11と略同一の形状を有す
る。すなわち、結合部25の先端部は、凹形状であり、
角度θ2は例えば約120°とされる。内部空間23の
背面と、可動部24の背面との間には、空隙部26が形
成される。可動部24は、例えば透明性の樹脂により形
成される。
【0025】可動部24は、内部に形成された光素子3
1を有する。光素子31は、例えば発光ダイオード等か
ら構成される発光素子31aと、フォトダイオード等か
ら構成される受光素子31bと、から構成される。発光
素子31aおよび受光素子31bは、結合部25の先端
の両側にそれぞれ配置される。また、光素子31は、光
コネクタ2および光レセプタクル3が結合状態のとき、
光ファイバ12と光学的に結合されるように配置され
る。すなわち、発光素子31aから発せられた光が光フ
ァイバ12に入射するとともに、光ファイバ12から発
せられた光が受光素子31bに入射されるように、それ
ぞれが配置される。
【0026】光素子31は、図1のII−II線に沿っ
た断面図である図2に示すように、導電性の第1接続端
子32上にそれぞれ配置される。光素子31は、裏面に
おい第1接続端子32と電気的に接続される。第1接続
端子32は、接続部32aおよび32bを含む。接続部
32aは、第1接続端子32と例えば一体とされてお
り、一部が、可動部24の背面で露出される。また、光
素子31は、受光面および発光面の図示せぬ電極パッ
ド、及びワイヤ33により、接続部32bと電気的に接
続される。接続部32bは、接続部32aと同様に、一
部が可動部24の背面で露出される。接続部32aは例
えば光素子31のグランド線と接続され、接続部32b
は例えば光素子31の信号線および電源線と接続され
る。
【0027】図1(a)、(b)に示すように、空隙部
26内に、導電性の第2接続端子34a、bが設けられ
る。第2接続端子34a、bは、例えば板バネにより構
成され、一端が固定部21に固定されている。第2接続
端子34bは、通常の状態で他端が接続部32bと接触
する。第2接続端子34aは、後述するように、光コネ
クタ2と光レセプタクル3が結合することにより可動部
24が押し込まれ、この結果、接続部32bと接触する
ように設けられる。第2接続端子34の他端は、図示せ
ぬ配線等を介して、例えば受信回路、送信回路等を含む
半導体チップ(図示せぬ)等と接続される。
【0028】図3は、図1に示す結合装置1が結合され
た状態を平面において概略的に示す断面図である。図3
に示すように、光コネクタ2が光レセプタクル3と結合
される際、光コネクタ2が可動部24を押し込む。この
結果、接続部32aが第2接続端子34aと接触するこ
とにより光素子31の信号の電流経路が形成されるとと
もに、光ファイバ12と光素子31とが光学的に結合さ
れる。一方、光コネクタ2が光レセプタクル3から離脱
されることにより、第2接続端子34bが可動部24を
図1に示す通常の位置へと付勢する。したがって、第2
接続端子34bは、可動部24が押し込まれた結果、接
続部32aと第2接続端子34aとが接触する方向と同
一の方向に弾性変形するように、配置される。
【0029】なお、内部空間23および可動部24の形
状は、上記した形状に限られず、可動部24が、上記動
作を行うような形状であればよい。
【0030】また、光素子31は、受光面および発光面
が必ずしも光コネクタ2が挿入される方向と垂直に位置
する必要は無い。すなわち、例えば、受光面および発光
面を結合部25を形成する辺と平行としてもよい。この
場合、光ファイバ12は光素子31と光学的に結合され
るように配置される。
【0031】また、第2接続端子34bを、接続部32
bとの間で電流経路を形成するような端子としたが、こ
れに限られない。すなわち、第2接続端子34bを、ス
プリング、板バネ等の単なる弾性部材とすることができ
る。この場合、可動部24が押し込まれることによっ
て、信号線および電源線、グランド線等が電気的に接続
されるように、光素子31、第1接続端子32、第2接
続端子34の位置が決定される。
【0032】各結合部11および25の先端の角度θ
1、θ2を120°としたがこれに限られない。また、
例えば、角度θ1を120°より若干小さい120−α
°とし、角度θ2を120°より若干大きい120+β
°としてもよい。さらに、この関係を逆とし、角度θ1
を120+α°、角度θ2を120−β°とすることも
可能である。すなわち、結合時に各先端部の位置が一致
することにより、光ファイバ12と光素子31とが光学
的に結合されればよい。
【0033】第1の実施形態に係る結合装置によれば、
光レセプタクル3において、光コネクタ2と結合される
部分を可動とし、結合素子1が結合される際に、可動部
24が押し込まれるようにしている。可動部24が押し
込まれた結果、接続部32aと第2接続端子34aが接
触し、光素子31への電源および信号の供給経路が形成
される。すなわち、光コネクタ2と光レセプタクル3と
の非結合状態時には、光素子31には、電源および信号
が供給されない。このため、非結合状態における結合装
置1の消費電力を零にすることができる。
【0034】また、光コネクタ2の結合部11を凸形状
とし、光レセプタクル3の結合部25を結合部11と略
同一の凹形状とし、これら結合部11、25により、結
合装置1の結合時の位置合わせを行う。すなわち、各結
合部11、25の先端部により、自己的に位置合わせが
行われる。したがって、結合部11、25を適宜加工す
るのみにより、位置合わせを実現できるため、従来のよ
うに多くの部品を用いる必要がない。よって、結合装置
1の製造コストを低減化できる。
【0035】また、発光素子31aおよび受光素子31
bは、結合部25の先端を中心とした両側に配置され
る。こうすることによって、発光素子31aから発光さ
れ、可動部24の端部で乱反射された光が受光素子31
bに入射することを防ぐことができる。したがって、発
光素子31aおよび受光素子31bの間に、乱反射を防
止する部材を特に設けることなく、光レセプタクル3の
誤動作を防止できる。さらに、発光素子31aと受光素
子31bとの間隔を小さくすることができるため、結合
装置1を小型化できる。なお、結合部25の先端を可動
部24の背面により近づけることにより、乱反射によっ
て光が受光素子31bに謝って入射することを防ぐこと
ができる。
【0036】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態に係る結合装置を平面において概略的に示す
断面図である。第2の実施形態は、第1の実施形態を変
更したものである。
【0037】図4に示すように、光レセプタクル3の可
動部24は、結合部25において切り欠け部41を有す
る。この切り欠け部41は、結合装置1が結合されてい
るときの光ファイバ12の先端の位置に対応する位置に
設けられる。その他の構成については、第1の実施形態
と同様である。
【0038】第2の実施形態に係る結合装置によれば、
第1の実施形態と同様の効果を得られる。さらに、第2
の実施形態では、結合部25に切り欠け部41を設けて
いるため、結合素子1が着脱される際に、光ファイバ1
2の先端が傷ついたり、欠けたりすることを防止でき
る。
【0039】(第3の実施形態)図5は、本発明の第3
の実施形態に係る結合装置を平面において概略的に示す
断面図である。第3の実施形態は、第1の実施形態を変
更したものである。第1の実施形態では、光コネクタ2
の結合部11の全面に角度を持たせる。これに対し、第
3の実施形態では、結合部11の一部、例えば中央近傍
に角度を持たせる。
【0040】図5に示すように、光コネクタ2の結合部
11は、平坦とされており、中央近傍に所定の角度を有
する突起部51が形成される。したがって、可動部24
の結合部25も、光コネクタ2の結合部11と略同一の
形状を有する。
【0041】第3の実施形態に係る結合装置によれば、
第1の実施形態と同様の効果を得られる。さらに、第3
の実施形態では、各結合部11および25の一部に角度
を持たせており、その他の部分は、平坦とされている。
このため、第1、第2の実施形態では、光ファイバ12
または発光素子31aから発せられた光が、多少斜めに
なる恐れがあるが、第3の実施形態では、これを防止で
きる。したがって、光の授受を効率的に行うことができ
る。また、光ファイバ12の先端が平坦であるため、図
1の実施形態に比べ、加工が容易となる利点を有する。
【0042】(第4の実施形態)図6(a)は、本発明
の第4の実施形態に係る結合装置を平面において概略的
に示す断面図であり、図6(b)は図6(a)のVIB
−VIB線に沿った断面図である。第4の実施形態は、
第3の実施形態を変更したものである。第3の実施形態
では、結合部11において、突起部51が垂直方向の一
部にのみ形成される。
【0043】図6(a)に示すように、突起部51は、
図5に示す突起部51と同様に、結合部11の略中央に
設けられる。また、図6(b)に示すように、突起部5
1は、垂直方向において、例えば光ファイバ12の上方
の一部にのみ設けられる。しかしながら、これに限ら
ず、例えば光ファイバ12の下方のみ、または上方、下
方の両方に設けても良い。可動部24の結合部25は、
突起部51の形状に合わせて、略同一の形状とされる。
【0044】第4の実施形態に係る結合装置によれば、
第1、3の実施形態と同様の効果を得られる。
【0045】(第5の実施形態)図7は、本発明の第5
の実施形態に係る結合装置を平面において概略的に示す
断面図である。第5の実施形態は、第1の実施形態を変
更したものである。
【0046】図7に示すように、光コネクタ2は、結合
部11において、両端の一部に角度を持たせ、その他の
部分は平坦とされる。角度を有する部分は、図7に点線
で示すように、仮想線が例えば図1と同様となる角度と
される。可動部24の結合部25は、光コネクタ2の結
合部11と略同一の形状を有する。または、結合部25
は、図1を同様の形状とされていてもよい。
【0047】第5の実施形態に係る結合装置によれば、
第1、3の実施形態と同様の効果を得られる。しかしな
がら、可動部24の結合部25が平坦となっているた
め、発光素子31aと受光素子31bとの間で干渉が発
生する恐れがある。したがって、可動部24において、
光素子31相互間に遮光部材等を設ける必要がある。
【0048】その他、本発明の思想の範疇において、当
業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るも
のであり、それら変更例及び修正例についても本発明の
範囲に属するものと了解される。
【0049】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
小型かつ低価格で高い結合精度を維持するとともに、非
結合時の消費電力を大幅に低減可能な光レセプタクルお
よび結合装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る結合装置を概略
的に示す図。
【図2】図1の結合装置の可動部を概略的に示す図。
【図3】図1の結合装置が結合された状態を概略的に示
す図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る結合装置を概略
的に示す図。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る結合装置を概略
的に示す図。
【図6】本発明の第4の実施形態に係る結合装置を概略
的に示す図。
【図7】本発明の第5の実施形態に係る結合装置を概略
的に示す図。
【図8】結合装置の第1の従来例を概略的に示す図。
【図9】結合装置の第2の従来例を概略的に示す図。
【図10】結合装置の第3の従来例を概略的に示す図。
【図11】結合装置の第4の従来例を概略的に示す図。
【符号の説明】
1…結合装置、 2…光コネクタ、 3…光レセプタクル、 11、25…結合部、 12…光ファイバ、 21…固定部、 22…開口部、 23…内部空間、 24…可動部、 26…空隙、 31a…発光素子、 31b…受光素子、 32a、32b…第1接続端子、 33…ワイヤ、 34a、b…第2接続端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H036 JA01 JA05 QA02 QA14 QA43 QA51 QA59 2H037 BA02 BA11 CA10 DA03 DA06 DA35 5F041 AA24 AA47 DA83 EE02 EE06 FF14 5F088 BA15 BA20 BB01 EA09 EA20 JA14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光レセプタクルとの結合部分である第1結
    合部と、前記第1結合部から先端が露出されるように配
    設された第1光ファイバと、を具備する光コネクタに機
    械的に結合される光レセプタクルであって、 前記光コネクタと結合される第2結合部が前記第1結合
    部と嵌合可能な形状であり、且つ第1位置と、第1方向
    を軸とした軸上で前記第1位置と離間した第2位置と、
    の間で可動である、可動部と、 前記可動部が前記第1、第2位置間で可動なように前記
    可動部を覆い、且つ前記可動部の前記第2結合部に対応
    した位置に開口部を有する、固定部と、 前記固定部内に配設され、且つ前記可動部を前記第2位
    置から前記第1位置へと付勢する弾性部材と、 前記光コネクタと前記可動部とが結合された状態におい
    て、前記第1光ファイバと光学的に結合されるように前
    記可動部内に配設された第1光素子と、 前記可動部内に配設され、且つ一部が前記可動部から露
    出された第1接触部を有し、且つ前記光素子と電気的に
    接続された第1接続端子と、 前記可動部が前記第2位置に位置するときに前記第1接
    触部と接触する第2接続端子と、 を具備し、 前記光コネクタと前記可動部とが結合される際に前記光
    コネクタにより加えられる圧力により、前記可動部が前
    記第1位置から前記第2位置へと移動することを特徴と
    する光レセプタクル。
  2. 【請求項2】前記光素子は、受光素子または発光素子で
    あることを特徴とする請求項1に記載の光レセプタク
    ル。
  3. 【請求項3】前記可動部は、透明樹脂により構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の光レセプタクル。
  4. 【請求項4】前記可動部内に配設され、且つ一部が前記
    可動部から露出された第2接触部を有し、且つ前記光素
    子と電気的に接続された、第3接続端子を更に具備し、 前記弾性部材は、導電性であって、且つ前記第3接続端
    子と接触することを特徴とする請求項1に記載の光レセ
    プタクル。
  5. 【請求項5】前記可動部の前記第2結合部は、全面また
    は略中央の一部が凹形状を有することを特徴とする請求
    項1に記載の光レセプタクル。
  6. 【請求項6】前記前記可動部の前記第2結合部は、前記
    光コネクタと結合された際に前記光ファイバの先端が位
    置する位置に対応した切り欠け部を有することを特徴と
    する請求項1に記載の光レセプタクル。
  7. 【請求項7】機械的に結合される光コネクタと光レセプ
    タクルとを具備する結合装置であって、 前記光コネクタは、 前記光レセプタクルとの結合部分である第1結合部と、 前記第1結合部から先端が露出されるように配設された
    第1光ファイバと、 を具備し、 前記光レセプタクルは、 前記光コネクタと結合される第2結合部が前記第1結合
    部と嵌合可能な形状であり、且つ第1位置と、第1方向
    を軸とした軸上で前記第1位置と離間した第2位置と、
    の間で可動である、可動部と、 前記可動部が前記第1、第2位置間で可動なように前記
    素子収納器を覆い、且つ前記素子収納器の前記第2結合
    部に対応した位置に開口部を有する、固定部と、 前記固定部内に配設され、前記可動部を前記第2位置か
    ら前記第1位置へと付勢する弾性部材と、 前記光コネクタと前記可動部とが結合された状態におい
    て、前記第1光ファイバと光学的に結合されるように前
    記可動部内に配設される第1光素子と、 前記可動部内に配設され、且つ一部が前記可動部から露
    出された第1接触部を有し、且つ前記光素子と電気的に
    接続される第1接続端子と、 前記可動部が前記第2位置に位置するときに前記接触部
    と接触する第2接続端子と、 を具備し、 前記光コネクタと前記可動部とが結合される際に前記光
    コネクタにより加えられる圧力により、前記可動部が前
    記第1位置から前記第2位置へと移動することを特徴と
    する結合装置。
  8. 【請求項8】前記光素子は、受光素子または発光素子で
    あることを特徴とする請求項7に記載の結合装置。
  9. 【請求項9】前記可動部は、透明樹脂により構成される
    ことを特徴とする請求項7に記載の結合装置。
  10. 【請求項10】前記結合装置は、前記可動部内に配設さ
    れ、且つ一部が前記可動部から露出された第2接触部を
    有し、且つ前記光素子と電気的に接続された、第3接続
    端子を更に具備し、 前記弾性部材は、導電性であって、且つ前記第3接続端
    子と接触することを特徴とする請求項7に記載の結合装
    置。
  11. 【請求項11】前記第1光素子は受光素子であって、 前記光コネクタは、先端が前記第1結合部から露出され
    るように配設された第2光ファイバを更に具備し、 前記可動部は、前記光コネクタと前記可動部とが結合さ
    れた状態において、前記第2光ファイバと光学的に結合
    されるように前記可動部内に配設された発光素子をさら
    に具備することを特徴とする請求項7に記載の結合装
    置。
  12. 【請求項12】前記光コネクタの前記第1結合部は、先
    端の全面または略中央の一部が鋭角の凸形状を有するこ
    とを特徴とする請求項7に記載の結合装置。
  13. 【請求項13】前記前記可動部の前記第2結合部は、前
    記光コネクタと結合された際に前記光ファイバの先端が
    位置する位置に対応した切り欠け部を有することを特徴
    とする請求項7に記載の結合装置。
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