JP2003269275A - マグネットカップリングを用いた動力機関用燃料ポンプ - Google Patents

マグネットカップリングを用いた動力機関用燃料ポンプ

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JP2003269275A
JP2003269275A JP2002069823A JP2002069823A JP2003269275A JP 2003269275 A JP2003269275 A JP 2003269275A JP 2002069823 A JP2002069823 A JP 2002069823A JP 2002069823 A JP2002069823 A JP 2002069823A JP 2003269275 A JP2003269275 A JP 2003269275A
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JP
Japan
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fuel
motor
pump
power engine
fuel pump
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Application number
JP2002069823A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Hamano
浜野正昭
Tomoaki Kojima
小島智明
Shunichi Tsutsuji
筒治俊一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Makino Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mikuni Makino Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガソリンまたはアルコールを主要成分もしく
はガソリンとアルコールを混合した腐食性の高い燃料に
おいても耐久性のあるインタンク式燃料ポンプを安価に
提供する。併せて、モータのブラシより発生する摩耗粉
が燃料に混ざらない安全な構造と燃料ポンプ設置位置の
高い自由度を実現する。 【解決手段】 モータの駆動力をマグネットカップリン
グにより燃料ポンプ部へ伝達することで、モータ内部へ
燃料が侵入しない構造となる。このため、モータ内部に
燃料を通さないことになり、モータブラシから発生する
摩耗粉の燃料への混入を防止出来る。また、腐食性の高
い燃料からモータを保護すると同時に安価な汎用モータ
の使用を可能にする。さらに、マグネットカップリング
とポンプ部分をシャフトやユニバーサルジョイントなど
の動力伝達機構で接続する事により、ポンプ部分を燃料
タンク内の任意の位置に設置出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動力機関等に燃料を
圧送するためのモータ駆動型燃料ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、例えば車載用途では、自動車に使
用されているインタンク式電動燃料ポンプは、大部分が
直流モータでポンプを駆動する方式であり、ブラシと整
流子を有するDCモータの内部に燃料を流す、いわゆる
ウエットタイプのものが主流である。図4に従来の燃料
ポンプの構造例を示す。ところで、最近はアルコールを
主要成分とした燃料及びガソリンにアルコールを添加し
た混合燃料が使用されてはじめている。また、将来にお
いては燃料電池自動車向け燃料としてアルコールの使用
が有望視されている。さらに、様々な電子機器の二次電
池として、アルコールを燃料源とする燃料電池が開発さ
れている。
【0003】しかしながら、従来型のウエットタイプで
は腐食性の高いアルコール及びアルコール混合燃料を用
いた場合、ブラシや接点が腐食してしまうため使用でき
ない。また、ブラシを使用しないブラシレスモータを用
いた場合でも、コイルや回路の絶縁皮膜を腐食から保護
するための特別な対策が必要となる上、別途のドライブ
回路を要するなど経済性にも劣る。
【0004】さらに、ガソリン系燃料においても、ウエ
ットタイプではDCモータのブラシと整流子と摺動によ
る摩耗粉(ゴミ)が燃料に混入するために厳重なろ過フ
ィルタが必要である。併せて、コイルの絶縁の保護と燃
料の流動性を良くするためにコイルを樹脂モールドする
など、モータが複雑で高価な構造となっている。
【0005】一方、車内スペースの確保などの目的で、
狭い空間内で燃料タンクの容量を確保する必要があり、
燃料タンクの形状が複雑になってきている。そこで、イ
ンタンク式燃料ポンプユニットまたはフィルタ等の他部
品を併設した燃料ポンプモジュール全体として、取り付
けの自由度が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ガソリンはもちろん、
アルコールを主要成分またはガソリンにアルコールを混
合した腐食性の高い燃料においても使用可能な耐久性の
ある動力機関用燃料ポンプを安価に提供する。また、モ
ータのブラシから発生する摩耗粉(ゴミ)が燃料に混ざ
らない構造にする事でフィルタの省略もしくは簡素化を
可能にする。さらには複雑形状なタンクでも、燃料ポン
プ設置における高い自由度を実現する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明ではモータの駆動
力をマグネットカップリングにより燃料圧送用ポンプ部
へ伝達することにより、燃料とモータの間に隔壁を設
け、モータ内部へ燃料が侵入しない構造とする。これに
より、モータの摺動部からのゴミ発生を無くし、さらに
腐食性の高い燃料からモータを保護する。また、燃料が
モータ内部を通らない事により、安価なモータを使用で
き、ゴミフィルタの省略もしくは簡素化を実現できるた
め、ポンプユニット全体としてのコストを下げる事が可
能となる。
【0008】一方、本発明を用いた場合、モータと燃料
の間に隔壁を設けるために、モータの取り付ける位置に
ある程度の制限を受ける場合が考えられる。また、ポン
プ部分は燃料タンクの底部に近い位置にあることが望ま
しい。そこで、マグネットカップリングとポンプ部分を
シャフトやユニバーサルジョイントなどの動力伝達機構
で接続結合する事によりポンプ部分を燃料タンク内の任
意の位置に設置出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例の構成を
図に基づいて説明する。
【0010】
【実施例1】図1に本発明実施例のひとつであるインタ
ンク式燃料ポンプウニットの実施形態を示す。本燃料ポ
ンプのユニットはモータ1、マグネットカップリング部
2、ポンプ部3より構成される。モータはこの場合はD
Cモータであり、燃料タンク外または密閉された容器内
に配置され、かつ、アウターマグネット4とインナーマ
グネット5の間にある隔壁6により、燃料がモータ内部
へ侵入しない構造となっている。逆にDCモータのブラ
シとコミューテータの摺動により発生するゴミが燃料に
混入する事はない。モータより発生した動力はマグネッ
トカップリング2を通して伝達され、ポンプ部はシャフ
トを介してインナーマグネットと接続されている。ま
た、実施例においてはポンプ部3の一例としてウエスコ
式ポンプのみを図示しているが、その他のタイプ、例え
ば、ローラーベーン式、トロコイド式、ギア式などのポ
ンプを適宜用いる事が出来る。
【0011】図3は実際の使用形態として考えられる、
本発明の燃料ポンプユニットと高圧フィルタ12、サク
ションフィルタ13等を組み合わせて、ポンプモジュー
ルとした場合の例を示す。モータ1は隔壁6およびケー
ス7により完全に燃料と分離された状態にある。
【0012】
【実施例2】図2に本発明実施例の別の形態を示す。マ
グネットカップリング部2とポンプ部3の間をフレキシ
ブルジョイント11で接続する事によりポンプ部を燃料
タンク内の任意の位置に配置することが可能になる。ジ
ョイント方法としては例示したフレキシブルな動力ワイ
ヤーの他に、ユニバーサルジョイント、その他シャフト
などを、ポンプの設置位置に合わせて、適切な組み合わ
せで選ぶ事が出来る。
【0013】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項
1、2記載のマグネットカップリングを用いた燃料ポン
プは、燃料とモータの間に隔壁を設ける事でモータ内部
へ燃料が侵入しない構造とすることができる。これによ
り、燃料の側から見ると、DCモータの場合、ブラシ部
分から発生する摩耗粉が燃料に混入する事をさけられ
る。また、腐食性の高いアルコールを含有した燃料から
もモータ部は保護される。さらに、燃料がモータ内部を
通らない事により、安価な汎用モータを使用でき、フィ
ルタの削減の可能性もあるので、ポンプユニット全体と
してのコストを下げる効果がある。
【0014】また、本発明を用いた場合、モータと燃料
の間に隔壁を設けるために、モータ取り付け位置にある
程度の制限を受ける場合、さらに、ポンプ部分は燃料タ
ンクの底部に近い位置にあることが望ましい場合は、マ
グネットカップリングとポンプ部分を、例えばシャフト
やユニバーサルジョイントなどの動力伝達機構で接続す
る事により、ポンプ部分を燃料タンク内の任意の位置に
設置出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施例の燃料ポンプ断面
図である。
【図2】本発明を適用した第2実施例の燃料ポンプ断面
図である。
【図3】本発明を適用した第1実施例の燃料ポンプを組
み込んだ燃料ポンプモジュール断面図である。
【図4】従来の車載用燃料ポンプの断面図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 マグネットカップリング部 3 ポンプ部 4 アウターマグネット 5 インナーマグネット 6 隔壁 7 ケース 8 シャフト 9 吸入口 10 吐出口 11 シャフト 12 高圧フィルター 13 サクションフィルター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料圧送用ポンプがマグネットカップリ
    ングを介してモータにより駆動されることを特徴とする
    動力機関用燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、マグネットカップリ
    ング部とポンプ部分をユニバーサルジョイントまたはそ
    の他のフレキシブルな動力伝達機構により結合すること
    で、任意の位置にポンプ部分を配設できることを特徴と
    する動力機関用燃料ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、モータがブラシと整
    流子を有するDCモータであることを特徴とする動力機
    関用燃料ポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、燃料が本質的にガソ
    リンまたはアルコールもしくは両者の混合物からなるこ
    とを特徴とする動力機関用燃料ポンプ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、燃料圧送用ポンプ及
    び受動側のカップリング磁石及びこれらの接続機構が燃
    料タンクの中に設置されているインタンク式であること
    を特徴とする動力機関用燃料ポンプ。
  6. 【請求項6】 請求項1において、動力機関が自動車、
    バイク等への車載用内燃機関であることを特徴とする動
    力機関用燃料ポンプ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005080799A1 (ja) * 2004-02-23 2005-09-01 Bosch Corporation 燃料ポンプ、燃料供給装置
JP2008526028A (ja) * 2004-12-23 2008-07-17 オンスクリーン テクノロジーズ インコーポレイテッド 熱伝達メッシュを組み込んだ冷却装置
JP2010163918A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Mitsuba Corp 燃料供給装置
US8359831B2 (en) 2008-10-31 2013-01-29 Ti Group Automotive Systems, L.L.C. Reactant delivery for engine exhaust gas treatment

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