JP2003269261A - 排ガス再循環装置及び方法 - Google Patents

排ガス再循環装置及び方法

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JP2003269261A
JP2003269261A JP2002064761A JP2002064761A JP2003269261A JP 2003269261 A JP2003269261 A JP 2003269261A JP 2002064761 A JP2002064761 A JP 2002064761A JP 2002064761 A JP2002064761 A JP 2002064761A JP 2003269261 A JP2003269261 A JP 2003269261A
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supercharger
cooler
gas cooler
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Taro Ichihara
太郎 市原
Toshihiko Setoguchi
稔彦 瀬戸口
Yuichi Fujioka
祐一 藤岡
Hirokazu Akagawa
裕和 赤川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管の腐蝕を防止できるディーゼルエンジ
ン等の内燃機関等からの排ガスを再循環させる排気再循
環システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 燃焼室102から排気管103を介して
排出される排ガス101によりタービンを作動する過給
機104と、該過給機104からの排ガス101の一部
を循環する排ガス循環ライン105と、上記過給機10
4から排出された排ガス101を冷却する第1の排ガス
クーラ106と、排ガスクーラ106により冷却された
冷却排ガスに新規空気107を供給する空気供給ライン
108と、新規空気107が供給された排ガスを上記過
給機104により昇圧し、その昇圧排ガスを冷却する第
2の排ガスクーラ109とを備えてなり、第1の排ガス
クーラ106の出口温度(T1 )と第2の排ガスクーラ
109の出口温度(T2 )とがT1 <T2 の関係となる
ように温度制御し、第2の排ガスクーラ109から掃気
トランク110を介して燃焼室102へ再循環排ガスを
供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば船舶用、陸
上走行用,陸上定置用の例えばディーゼルエンジン等の
内燃機関等からの排ガスを再循環させる排気再循環シス
テムに関する。
【0002】
【背景技術】従来、自動車用エンジンにおいては、大気
汚染防止のために窒素酸化物を低減する手法として、新
気に比べて酸素濃度が低い排気ガスを新気と混合する排
気ガス再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)が
用いられている。
【0003】このような排気ガス再循環システムを船舶
用、陸上定置用ディーゼルエンジン等に適用することが
提案されているが、これらの船舶用、陸上定置用ディー
ゼルエンジンではA重油等の硫黄(S)分が多い燃料を
使用するので、配管内部において水分結露が生じると、
該結露により再循環した排気ガス中に存在するSOx、
CO2 などが結露水に溶解し、その結果配管腐蝕を生じ
るという問題がある。この配管腐蝕により生成した錆等
の無機塩類は排気ガス中に混入し、再度燃焼室に投入さ
れるので、燃焼器の故障の原因となるという問題があ
る。
【0004】本発明は、上記問題に鑑み、従来のような
排気再循環ガス配管の腐蝕を防止できる排ガス再循環装
置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の発明は、内燃機関から排出される排ガスの一
部を還流循環させてなる排ガス再循環装置であって、燃
焼室からの排ガスによりタービンを作動する過給機と、
該過給機からの排ガスの一部を循環する排ガス循環ライ
ンと、上記排ガス循環ラインに介装され過給機から排出
された排ガスを冷却する第1の排ガスクーラと、冷却排
ガスに新規空気を供給する空気供給ラインと、空気が供
給された排ガスを上記過給機により昇圧した後の排ガス
を冷却する第2の排ガスクーラとを備えてなり、第1の
排ガスクーラの出口温度(T1 )と第2の排ガスクーラ
の出口温度(T 2 )とがT1 <T2 の関係となるように
温度制御することを特徴とする排ガス再循環装置にあ
る。
【0006】第2の発明は、第1の発明において、上記
第2の排ガスクーラの出口温度(T2 )が50℃以下で
あることを特徴とする排ガス再循環装置にある。
【0007】第3の発明は、第1又は2の発明におい
て、上記過給機と上記第1の排ガスクーラとの間又は上
記第1の排ガスクーラと上記過給機との間において新規
空気を供給する空気供給ラインを設けたことを特徴とす
る排ガス再循環装置にある。
【0008】第4の発明は、内燃機関から排出される排
ガスの一部を還流循環させてなる排ガス再循環装置であ
って、燃焼室からの排ガスによりタービンを作動する過
給機と、該過給機からの排ガスの一部を循環する排ガス
循環ラインと、上記排ガス循環ラインに介装され過給機
から排出された排ガスを冷却する第1の排ガスクーラ
と、冷却排ガスに新規空気を供給する空気供給ライン
と、空気が供給された排ガスを上記過給機により昇圧し
た後の排ガスを冷却する第2の排ガスクーラとを備えて
なり、上記過給機と上記第1の排ガスクーラとの間に排
ガス中の浮遊微粒子を除去する浮遊微粒子除去装置を介
装してなると共に、第1の排ガスクーラの出口温度(T
1 )と供給される新規空気の温度(T3 )とがT1 <T
3 の関係となるように温度制御することを特徴とする排
ガス再循環装置にある。
【0009】第5の発明は、内燃機関から排出される排
ガスの一部を還流循環させる排ガス再循環方法であっ
て、燃焼室からの排ガスによりタービンを作動する過給
機からの排ガスの一部を排ガス循環ラインにより循環
し、上記過給機から排出された排ガスを第1の排ガスク
ーラで冷却し、該冷却排ガスに新規空気を供給し、上記
空気が供給された排ガスを上記過給機により昇圧した後
の排ガスを第2の排ガスクーラで冷却し、第1の排ガス
クーラの出口温度(T1 )と第2の排ガスクーラの出口
温度(T 2 )とがT1 <T2 の関係となるように温度制
御することを特徴とする排ガス再循環方法にある。
【0010】第6の発明は、第5の発明において、上記
第2の排ガスクーラの出口温度(T2 )が50℃以下で
あることを特徴とする排ガス再循環方法にある。
【0011】第7の発明は、第1又は2の発明におい
て、上記過給機と上記第1の排ガスクーラとの間又は上
記第1の排ガスクーラと上記過給機との間において新規
空気を供給する空気供給ラインを設けたことを特徴とす
る排ガス再循環装置にある。
【0012】第8の発明は、内燃機関から排出される排
ガスの一部を還流循環させてなる排ガス再循環方法であ
って、燃焼室からの排ガスによりタービンを作動する過
給機からの排ガスの一部を排ガス循環ラインにより循環
し、上記過給機から排出された排ガスを第1の排ガスク
ーラで冷却し、該冷却排ガスに新規空気を供給し、上記
空気が供給された排ガスを上記過給機により昇圧した後
の排ガスを第2の排ガスクーラで冷却し、上記過給機と
上記第1の排ガスクーラとの間において排ガス中の浮遊
微粒子を除去すると共に、第1の排ガスクーラの出口温
度(T1 )と供給される新規空気の温度(T3 )とがT
1 <T3 の関係となるように温度制御することを特徴と
する排ガス再循環方法にある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0014】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施
の形態にかかる排気再循環システムの概略を図1に示
す。図1に示すように、内燃機関100から排出される
排ガス101の一部を還流循環させてなる排ガス再循環
装置であって、燃焼室102から排気管103を介して
排出される排ガス101によりタービンを作動する過給
機104と、該過給機104からの排ガス101の一部
を循環する排ガス循環ライン105と、上記過給機10
4から排出された排ガス101を冷却する第1の排ガス
クーラ106と、排ガスクーラ106により冷却された
冷却排ガスに新規空気107を供給する空気供給ライン
108と、新規空気107が供給された排ガスを上記過
給機104により昇圧し、その昇圧排ガスを冷却する第
2の排ガスクーラ109とを備えてなり、第1の排ガス
クーラ106の出口温度(T1 )と第2の排ガスクーラ
109の出口温度(T2 )とがT1 <T2 の関係となる
ように温度制御し、第2の排ガスクーラ109から掃気
トランク110を介して燃焼室102へ再循環排ガスを
供給するようにしたものである。上記再循環ライン10
5に送られる排ガス101の再循環量は2〜4割程度と
すればよい。
【0015】本発明では、上記第1の排ガスクーラ10
5の出口温度(T1 )と第2の排ガスクーラ109の出
口温度(T2 )との関係をT1 <T2 と制御すること
で、第1の排ガスクーラ106以降の配管内において水
分結露が発生することが防止される。上記制御は第1の
排ガスクーラ105の出口温度(T1 )を検知する温度
センサと、第2の排ガスクーラ109の出口温度
(T2 )を検知する温度センサとの情報により、温度制
御装置で上記T1 <T2 の関係を維持するようにしてい
る。
【0016】この結果、結露の発生が防止されるので、
排気ガス中に存在するSOx、CO 2 などが結露水に溶
解することがなく、配管腐蝕も防止される。よって、配
管腐蝕による燃焼器に対しての故障の発生が防止される
ことになる。特に、S分の多いC重油(S分含量3%以
下)、やB重油(S分含量3%以下)、A重油(S分含
量1%以下)を燃料として使用する場合には、効果的で
ある。
【0017】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態にかかる排気再循環システムの概略を図2に示
す。図2に示すように、内燃機関100から排出される
排ガス101の一部を還流循環させてなる排ガス再循環
装置であって、燃焼室102から排気管103を介して
排出される排ガス101によりタービンを作動する過給
機104と、該過給機104からの排ガス101の一部
を循環する排ガス再循環ライン105と、上記過給機1
04から排出された排ガス101を冷却する第1の排ガ
スクーラ106と、上記第1の排ガスクーラ106の前
段側において、高温排ガスに新規空気107を供給する
空気供給ライン111と、冷却排ガスを上記過給機10
4により昇圧し、その昇圧排ガスを冷却する第2の排ガ
スクーラ109とを備えてなり、第1の排ガスクーラ1
06の出口温度(T1 )と第2の排ガスクーラ109の
出口温度(T2 )とがT1 <T2 の関係となるように温
度制御し、第2の排ガスクーラ109から掃気トランク
110を介して燃焼室102へ再循環排ガスを供給する
ようにしたものである。
【0018】第2の実施の形態では、新規空気107を
第1の排ガスクーラ106の前段側において供給するの
で新規空気107中の水分が高温排ガスの熱により除去
され、さらに第1の排ガスクーラ106の出口温度(T
1 )と第2の排ガスクーラ109の出口温度(T2 )と
の関係をT1 <T2 とすることで、第1の排ガスクーラ
106以降の配管内において結露が発生することがさら
に防止される。
【0019】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
の形態にかかる排気再循環システムの概略を図3に示
す。図3に示すように、内燃機関100から排出される
排ガス101の一部を還流循環させてなる排ガス再循環
装置であって、燃焼室102からの排気管103を介し
て排出される排ガス101によりタービンを作動する過
給機104と、該過給機104からの排ガス101の一
部を循環する排ガス再循環ライン105と、上記過給機
104から排出された排ガス101を冷却する第1の排
ガスクーラ106と、第1の排ガスクーラ106で冷却
された冷却排ガスに新規空気16を供給する空気供給ラ
イン17と、空気が供給された排ガスを上記過給機10
4により昇圧し、その後の排ガスを冷却する第2の排ガ
スクーラ109とを備えてなると共に、上記過給機10
4と上記第1の排ガスクーラ106との間に排ガス中の
浮遊微粒子を除去する微粒子除去装置121を介装して
なると共に、第1の排ガスクーラ106の出口温度(T
1 )と上記空気供給ライン108により供給される新規
空気107の温度(T3 )とがT1 <T3 の関係となる
ように温度制御して、第2の排ガスクーラ109から掃
気トランク110を介して燃焼室102へ再循環排ガス
を供給するようにしたものである。
【0020】このため、新規空気107を供給する供給
ライン108には予熱手段122が設けられている。
【0021】また、予熱手段を設ける以外に、図4に示
すように、過給機から排出される高温の排気ガス101
の排気管123に新規空気107の供給管124を沿う
ようにして熱交換して再度新規外気供給ライン107に
戻すバイパスラインを設けるようにしてもよい。
【0022】なお、図4中に示した熱交換位置200
は、図3中のシステムにおいては、過給機104から外
部へ排出する排ガス101の熱を用いて熱交換したり
(200−1)、微粒子除去装置121と第1の排ガス
クーラ106との間の排ガス101の熱を用いて熱交換
したり(200−2)、過給機104と第2の排ガスク
ーラ109との間の排ガス101の熱を用いて熱交換し
たり(200−3)すればよい。
【0023】以下に、図3で用いた微粒子除去装置の一
例を図5を参考しつつ説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0024】図5に示すように、微粒子除去装置121
は、排ガス101中の浮遊微粒子12を除去する浮遊微
粒子除去装置であって、上記排ガス(浮遊微粒子12を
含む)を通気させて、上記浮遊微粒子12を捕獲する捕
獲部13を内装して前室14と後室15とを備えた微粒
子除去装置本体16と、該捕獲部13を通気した浄化排
ガス17を排出する排出ライン18と、上記捕集部13
で捕集した排ガス中の微粒子表12面に触媒溶液19を
噴霧して付着させる触媒溶液噴霧手段20と備えてなる
と共に、上記微粒子除去装置本体16内の捕獲部13を
通過することなく捕獲部13の前室14側から上記排ガ
スライン18へ排ガスを逃がすバイパスライン21を設
けたものである。
【0025】本実施の形態にかかる排ガス中の微粒子除
去装置では、排ガス11中の微粒子12を捕獲部13で
付着させ、その後所定時間経過した後又は圧力変動が発
生した後、捕獲された上記微粒子表面に触媒溶液12を
噴霧して付着させた後に触媒溶液を乾燥させ、その後排
ガスの排熱により未燃焼微粒子を燃焼するものである。
上記触媒に噴霧するために、本実施の形態では、浮遊微
粒子除去装置本体の天井部から触媒溶液19を噴霧する
ようにしている。
【0026】なお、本実施の形態では上記触媒液を噴霧
する際又は前室と後室との間で圧力変動があった際に、
バイパスラインを開放して、捕獲部13の目詰まりを防
止するようにしている。
【0027】また、噴霧した触媒溶液19は触媒回収タ
ンク21で回収して再利用に供されている。また、微粒
子除去装置本体16の後室の内部には、必要に応じてフ
ィルタ22を設けて触媒溶液19を濾過するようにして
いる。
【0028】また、触媒回収タンク21内には水を供給
して触媒溶液19を冷却する冷却手段23が設けられて
いる。これは高温の排気ガスを通過させて微粒子を捕集
した捕獲部と触媒溶液19が接触するので、高温となる
ことがあるからである。また、触媒回収タンク21内に
は供給水24及び新規触媒溶液19を供給して触媒濃度
を調整(例えばpH計等による調整)するようにしてい
る。また、触媒の残渣25は回収タンクの底部から適宜
廃棄するようにしてもよい。
【0029】また、触媒の冷却が不十分な場合があるの
で、触媒溶液を噴霧する触媒溶液噴霧手段20までの触
媒溶液19の供給配管26の周囲には冷却フィン等の冷
却手段を設けるようにしてもよい。
【0030】ここで、本発明で触媒溶液とは、炭酸カリ
ウム,炭酸ナトリウム等のNa,K等のアルカリ金属,
アルカリ土類金属のうち少なくとも一種を含む水溶液で
ある。また、アルカリ触媒として海水を利用することも
できる。また、上記アルカリ金属或いはアルカリ土類金
属の少なくとも1種を海水中に含有するようにしてもよ
い。
【0031】本発明ではアルカリ触媒溶液をフィルタに
捕集された微粒子の表面を覆うように噴霧することで、
触媒を微粒子表面及び内部に含浸・担持させることによ
り、当該触媒を均一に配置させることができ、この結
果、燃焼場を均一化させることができると共に、従来の
ヒータ等による燃焼温度(400℃以上)よりもより低
温側(300℃以下)において触媒燃焼を可能とするこ
とができる。上記触媒燃焼の熱源は高温の排気ガスを用
いている。
【0032】次に、図6において、上記捕集された微粒
子13の触媒分解の概要を説明する。図6に示すよう
に、捕集された浮遊微粒子12は、脱落水中に含有され
た触媒によりその表面が覆われることになる。その後、
排ガスが通気され、触媒溶液が乾燥すると共に、浮遊微
粒子13の細孔中にも触媒溶液19が浸透する。次いで
内部に侵入した触媒溶液19も乾燥し、触媒活性を示す
成分が微粒子内部に均一に残留する。その後、排ガス1
1を流入させることにより、排ガス11の温度でゆっく
り触媒燃焼が進行することになる。この触媒燃焼により
浮遊微粒子12の表面のみならず内部においても触媒作
用が働き、浮遊微粒子12の完全燃焼が可能となる。な
お、上記乾燥は排ガスを供給する代わりに、空気等を供
給して触媒成分を乾燥させるようにしてもよい。
【0033】この結果、従来のようにヒータ等を用いる
ことなく、しかも低温領域(例えば300℃程度)にお
いて、当該微粒子中の未燃焼分(スート,タール等)を
分解することができることになる。よって、排ガス中の
浮遊微粒子122捕集され触媒燃焼がなされるので連続
的に処理することができ、微粒子の除去されたクリーン
排ガスを排出することができる。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
上記第1の排ガスクーラの出口温度(T1 )と第2の排
ガスクーラの出口温度(T2 )との関係をT1 <T2
制御することで、第1の排ガスクーラ以降の配管内にお
いて水分結露が発生することが防止される。
【0035】また、上記過給機と上記第1の排ガスクー
ラとの間又は上記第1の排ガスクーラと上記過給機との
間において新規空気を供給する空気供給ラインを設けた
ので、第1の排ガスクーラ以降の配管内において水分結
露が発生することが防止される。
【0036】また、上記過給機と上記第1の排ガスクー
ラとの間に排ガス中の浮遊微粒子を除去する浮遊微粒子
除去装置を介装してなると共に、第1の排ガスクーラの
出口温度(T1 )と供給される新規空気の温度(T3
とがT1 <T3 の関係となるように温度制御するので、
循環ガス中の微粒子が除去されると共に、第1の排ガス
クーラ以降の配管内において水分結露が発生することが
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる排気再循環システム
の概略図である。
【図2】第2の実施の形態にかかる排気再循環システム
の概略図である。
【図3】第3の実施の形態にかかる排気再循環システム
の概略図である。
【図4】第3の実施の形態の熱交換部分を示す図であ
る。
【図5】第3の実施の形態で用いた微粒子除去装置の概
略図である。
【図6】浮遊微粒子に触媒液が被覆する状態を示す概略
図である。
【符号の説明】
100 内燃機関 101 排ガス 102 燃焼室 103 排気管 104 過給機 105 排ガス循環ライン 106 第1の排ガスクーラ 107 新規空気 108 空気供給ライン 109 第2の排ガスクーラ 121 微粒子除去装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月11日(2002.3.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 排ガス再循環装置び方法 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月26日(2002.6.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】第7の発明は、第5又は6の発明におい
て、上記過給機と上記第1の排ガスクーラとの間又は上
記第1の排ガスクーラと上記過給機との間において新規
空気を供給する空気供給ラインを設けたことを特徴とす
る排ガス再循環方法にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤岡 祐一 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 赤川 裕和 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 Fターム(参考) 3G062 AA01 AA05 ED08 ED09 ED10 ED16 FA02 GA10 GA12 3G092 AA02 AA17 AA18 AB03 AB04 AC06 AC07 AC08 AC10 DC08 FA13 FA17 FA18 HA04X HA04Z HD07X

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関から排出される排ガスの一部
    を還流循環させてなる排ガス再循環装置であって、 燃焼室からの排ガスによりタービンを作動する過給機
    と、 該過給機からの排ガスの一部を循環する排ガス循環ライ
    ンと、 上記排ガス循環ラインに介装され過給機から排出された
    排ガスを冷却する第1の排ガスクーラと、 冷却排ガスに新規空気を供給する空気供給ラインと、 空気が供給された排ガスを上記過給機により昇圧した後
    の排ガスを冷却する第2の排ガスクーラとを備えてな
    り、 第1の排ガスクーラの出口温度(T1 )と第2の排ガス
    クーラの出口温度(T 2 )とがT1 <T2 の関係となる
    ように温度制御することを特徴とする排ガス再循環装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第2の排ガスクーラの出口温度(T2 )が50℃以
    下であることを特徴とする排ガス再循環装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 上記過給機と上記第1の排ガスクーラとの間又は上記第
    1の排ガスクーラと上記過給機との間において新規空気
    を供給する空気供給ラインを設けたことを特徴とする排
    ガス再循環装置。
  4. 【請求項4】 内燃機関から排出される排ガスの一部
    を還流循環させてなる排ガス再循環装置であって、 燃焼室からの排ガスによりタービンを作動する過給機
    と、 該過給機からの排ガスの一部を循環する排ガス循環ライ
    ンと、 上記排ガス循環ラインに介装され過給機から排出された
    排ガスを冷却する第1の排ガスクーラと、 冷却排ガスに新規空気を供給する空気供給ラインと、 空気が供給された排ガスを上記過給機により昇圧した後
    の排ガスを冷却する第2の排ガスクーラとを備えてな
    り、 上記過給機と上記第1の排ガスクーラとの間に排ガス中
    の浮遊微粒子を除去する浮遊微粒子除去装置を介装して
    なると共に、 第1の排ガスクーラの出口温度(T1 )と供給される新
    規空気の温度(T3 )とがT1 <T3 の関係となるよう
    に温度制御することを特徴とする排ガス再循環装置。
  5. 【請求項5】 内燃機関から排出される排ガスの一部
    を還流循環させる排ガス再循環方法であって、 燃焼室からの排ガスによりタービンを作動する過給機か
    らの排ガスの一部を排ガス循環ラインにより循環し、 上記過給機から排出された排ガスを第1の排ガスクーラ
    で冷却し、 該冷却排ガスに新規空気を供給し、 上記空気が供給された排ガスを上記過給機により昇圧し
    た後の排ガスを第2の排ガスクーラで冷却し、 第1の排ガスクーラの出口温度(T1 )と第2の排ガス
    クーラの出口温度(T 2 )とがT1 <T2 の関係となる
    ように温度制御することを特徴とする排ガス再循環方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記第2の排ガスクーラの出口温度(T2 )が50℃以
    下であることを特徴とする排ガス再循環方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2において、 上記過給機と上記第1の排ガスクーラとの間又は上記第
    1の排ガスクーラと上記過給機との間において新規空気
    を供給する空気供給ラインを設けたことを特徴とする排
    ガス再循環装置。
  8. 【請求項8】 内燃機関から排出される排ガスの一部
    を還流循環させてなる排ガス再循環方法であって、 燃焼室からの排ガスによりタービンを作動する過給機か
    らの排ガスの一部を排ガス循環ラインにより循環し、 上記過給機から排出された排ガスを第1の排ガスクーラ
    で冷却し、 該冷却排ガスに新規空気を供給し、 上記空気が供給された排ガスを上記過給機により昇圧し
    た後の排ガスを第2の排ガスクーラで冷却し、 上記過給機と上記第1の排ガスクーラとの間において排
    ガス中の浮遊微粒子を除去すると共に、 第1の排ガスクーラの出口温度(T1 )と供給される新
    規空気の温度(T3 )とがT1 <T3 の関係となるよう
    に温度制御することを特徴とする排ガス再循環方法。
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CN105240115A (zh) * 2015-11-09 2016-01-13 康跃科技股份有限公司 一种用于复合涡轮、增压器或egr的电液执行器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105240115A (zh) * 2015-11-09 2016-01-13 康跃科技股份有限公司 一种用于复合涡轮、增压器或egr的电液执行器
CN105240115B (zh) * 2015-11-09 2018-09-18 康跃科技股份有限公司 一种用于复合涡轮、增压器或egr的电液执行器

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