JP2003268825A - 水 栓 - Google Patents

水 栓

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JP2003268825A
JP2003268825A JP2002075618A JP2002075618A JP2003268825A JP 2003268825 A JP2003268825 A JP 2003268825A JP 2002075618 A JP2002075618 A JP 2002075618A JP 2002075618 A JP2002075618 A JP 2002075618A JP 2003268825 A JP2003268825 A JP 2003268825A
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JP
Japan
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faucet
water
faucet body
hot
section
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Application number
JP2002075618A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Matsukuma
達夫 松熊
Akira Yubisui
晃 指吸
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、本体と機能部のシール性を
確保しつつ生産性が高くかつ本体の意匠性に富み、さら
に内部部品を共通化しコストダウンを図れる水栓を提供
することにある。 【解決手段】 給水路と給湯路と吐水部とを有する水栓
本体及び湯水混合機能部と切換部を有する水栓におい
て、湯水混合機能部と切換機能部を通水部材に嵌合し、
さらに前記通水部材を内挿部材に収納し、前記内挿部材
を水栓本体に収納する構成とした。各継手のシール性は
カバーである水栓本体側に委ね、内挿部材は開口部を設
けることで通水部を構成するようにしたため、従来の曲
面に難しい継手加工をする必要がなく、漏水や外観の低
下を防止することができ、鋳物本体を新設計する際の時
間と労力も低減できる。さらに、水栓本体内の内部金具
を共通化することができるため、水栓のコストダウンが
図れることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湯水混合機能部と切
換部と水栓本体とを有し、湯水を混合する水栓に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の水栓では、図5に示すように水栓
本体6を鋳物で製造する場合が多く湯水を混合し温度調
整する湯水混合機能部4やシャワー(図示せず)とカラ
ン10の吐水切換を行う切換部5が水栓本体6に収納さ
れて水栓を構成している。
【0003】この場合、水栓本体6は鋳物のため内部に
ピンホールや巣といった鋳物特有の欠陥の発生により鋳
物と機能部のシールが不完全となり、漏水が発生するこ
とがある。また水栓本体6が鋳物製のため外側を研磨か
ら鍍金まで仕上げる際にピンホール等の鋳物欠陥が現れ
外観が損なわれることも多かった。
【0004】また、水栓本体6は、通常一体で鋳造成形
されるためその形状は鋳造成形できる形状と鋳造後機械
加工できる形状に限定され、さらに水栓本体6の意匠性
を変更すると鋳造成型できることと内蔵物である湯水混
合機能部4とシャワーとカラン10の吐水切換を行う切
換部5とのシール性を確保することに時間と労力を取ら
れていた。
【0005】そこで図6乃至図7に示すように鋳物欠陥
の発生を解消するため、本体に金属管を使用するものも
開発されている。
【0006】これは、水栓本体を金属管2と複雑な通水
路を形成した樹脂3より構成し図5に示した水栓本体6
の欠点である鋳物欠陥を解消したものである。つまり、
金属管2は抽伸工程により金属の結晶組織が健全化され
た管材であり、鋳造品に見られるピンホール等の欠陥が
ないものである。
【0007】しかし金属管2は円筒形状のため図5に示
した水栓本体6に比べ意匠性が劣る欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】つまり、図6乃至図7
に示す従来技術においては、水栓本体が円筒形状の金属
管2で構成されているため、給水継手7、給湯継手8お
よびシャワー継手9の加工が困難であるという問題を有
している。つまり金属管2の表面(曲面)に孔(継手)
加工することが非常に困難で時間を有し、作業性を低下
する要因となっていたのである。本発明は、上記課題を
解決するためになされたもので、本発明の目的は、本体
と機能部のシール性を確保しつつ生産性が高くかつ本体
の意匠性に富み、さらに内部部品を共通化しコストダウ
ンを図れる水栓を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、給水路と給湯路と吐水部と
を有する水栓本体及び湯水混合機能部と切換部を有する
水栓において、湯水混合機能部と切換機能部を通水部材
に嵌合し、さらに前記通水部材を内挿部材に収納し、前
記内挿部材を水栓本体に収納することを特徴とする水栓
とした。本発明によれば、各継手のシール性はカバーで
ある水栓本体側に委ね、内挿部材は開口部を設けること
で通水部を構成するようにしたため、従来の曲面に難し
い継手加工をする必要がなく、漏水や外観の低下を防止
することができ、鋳物本体を新設計する際の時間と労力
も低減できる。さらに、水栓本体内の内部金具を共通化
することができるため、水栓のコストダウンが図れるこ
とになる。
【0010】また、本発明の請求項2では、内挿部材は
円筒形状を有することを特徴とする水栓とした。本発明
によれば、加工が容易でかつ欠陥のない円筒部材を内挿
部材として用いることができるため、水栓のコストダウ
ンに寄与できることになると共に、水栓本体内の内部金
具を共通化することができるため、水栓のコストダウン
が図れることになる。
【0011】また、本発明の請求項3では、水栓本体を
樹脂部材からなることを特徴とする水栓とした。本発明
によれば、鋳物製の水栓本体のような研磨といった後処
理が不要となるため、水栓のコストダウンが図れること
になる。
【0012】さらに、本発明の請求項4では、水栓本体
を板材あるいは管材からなることを特徴とする水栓とし
た。本発明によれば、水栓本体を複雑な形状にも対応で
きるようになるため、意匠性に富んだ水栓を提供するこ
とが可能になる。さらに、本体を一体構造の必要性や鋳
物製の必要性がなくなり、本体を自由に設計することが
できることとなるため、外観の意匠性や機能を向上させ
ることができる。また、通水部材で構成される内挿部材
に変更を加えることなく、外観の意匠性を左右する本体
のみを変更することで様々な水栓を製造することがで
き、生産効率を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面に基づき本発明を説明す
る。図1乃至図2は本発明の第1実施例で水栓金具の構
成を示し、図1は本体と金属管の関係を示した斜視図、
図2は組み付け後の横断面図である。図3は第2実施例
で本体を2部品より構成したものの横断面図である。
【0014】まず図1乃至図2の第1実施例について説
明する。この水栓は湯水混合水栓であり、鋳物製水栓本
体1に内挿部材である金属管2を収納している。金属管
2は給水継手7、給湯継手8およびシャワー継手9と吐
水部であるカラン10に連通する部分に開口部15を設
けている。さらに、金属管2は樹脂製の通水路3を具備
し、Oリング11で漏水なきようシールされている。樹
脂製の通水路3も金属管と同様に湯水の通水路とシャワ
ーへの通水路に連通する位置に開口部15を有する構成
となっている。樹脂製の通水路3には湯水を混合し温度
調整する湯水混合機能部4とシャワーとカラン10の吐
水切換を行う切換部5が収納されている。
【0015】樹脂製の通水路3、湯水混合機能部4と切
換部5を具備した金属管2は漏水の無い状態を確保した
もので、湯水混合水栓として製品バリエーションを持た
せる際は水栓本体1の形状および材質を変更することで
可能となる構造である。
【0016】樹脂製の通水路3、湯水混合機能部4と切
換部5を具備した金属管2と水栓本体1の固定方法は、
図2では給水継手7及び給湯継手8をねじ込むことによ
り固定されているが、溶接やろう付け等でも良い。
【0017】次に図3に第2実施例を示す。この実施例
においては水栓本体1が上下に2分割されている。2分
割し各部品の表面処理を異なるものとすることにより意
匠性を向上させることができる。例えば水栓本体1−1
はカラー塗装とし水栓本体1−2を鍍金とした場合であ
る。
【0018】図4は第3実施例を示す。この実施例は図
3に示した第2実施例と同じく水栓本体1を上下に2分
割している。第2実施例は異なる表面処理で特徴を持た
せているが、第3実施例は異なる機能で特徴を持たせた
ものである。
【0019】即ち図4に示す上側の水栓本体1−1に棚
の機能を持たせている。水栓上部に棚12を設けること
により使用者の手が最も届き易いところに石鹸やシャン
プーを置くことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。円筒形状の内挿部材を通水部材として用いること
により、従来の構成では解決できなかった鋳物製本体に
発生する鋳物欠陥によるシールの不完全による漏水やピ
ンホールなどの外観不良を防止することができ、鋳物本
体を新設計する際にこれらの問題を気にせず行うことが
できるので商品開発の立ち上げ時間や労力が低減でき
る。さらに、水栓本体を一体構造の必要性や鋳物製の必
要性がなくなり、水栓本体を自由に設計することができ
ることとなる。本体の材質を今までは銅合金であった
が、純チタン、チタン合金乃至ステンレスとすることが
できる。このため外観の意匠性を向上させることや本体
に今までにない機能を付加させることができる。また、
樹脂製の通水路等を具備する金属管に変更を加えること
なく、外観の意匠性を左右する本体のみを変更すること
で様々な湯水混合水栓を製造することができ、生産効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】 同、横断面図である。
【図3】 本発明の第2実施例を示す横断面図である。
【図4】 本発明の第3実施例を示す横断面図である。
【図5】 従来例を示す斜視図である。
【図6】 従来例を示す斜視図である。
【図7】 従来例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1・・・水栓本体 2・・・金属管 3・・・樹脂製通水路 4・・・湯水混合機能部 5・・・切換部 6・・・鋳物本体 7・・・給水継手 8・・・給湯継手 9・・・シャワー継手 10・・・カラン 11・・・Oリング 12・・・棚 15・・・開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水路と給湯路と吐水部とを有する水栓本
    体及び湯水混合機能部と切換部を有する水栓において、
    湯水混合機能部と切換機能部を通水部材に嵌合し、さら
    に前記通水部材を内挿部材に収納し、前記内挿部材を水
    栓本体に収納することを特徴とする水栓。
  2. 【請求項2】前記内挿部材は円筒形状を有することを特
    徴とする請求項1に記載の水栓。
  3. 【請求項3】前記水栓本体は樹脂部材からなることを特
    徴とする請求項1に記載の水栓。
  4. 【請求項4】前記水栓本体は板材あるいは管材からなる
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の水栓。
JP2002075618A 2002-03-19 2002-03-19 水 栓 Pending JP2003268825A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020026623A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 Toto株式会社 湯水混合水栓
JP2020026631A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 Toto株式会社 湯水混合水栓

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