JP2003267971A - 有機光導電性材料及びそれを用いた電子写真感光体 - Google Patents
有機光導電性材料及びそれを用いた電子写真感光体Info
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- JP2003267971A JP2003267971A JP2002070118A JP2002070118A JP2003267971A JP 2003267971 A JP2003267971 A JP 2003267971A JP 2002070118 A JP2002070118 A JP 2002070118A JP 2002070118 A JP2002070118 A JP 2002070118A JP 2003267971 A JP2003267971 A JP 2003267971A
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- Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は帯電電位が高く高感度で、繰返
し使用しても諸特性が変化せず安定した性能を発揮でき
る電子写真感光体及びセンサー材料、静電記録素子、E
L素子、光スイッチング素子、電子ペーパー等の各種表
示デバイスにも使用可能な有機光導電性材料を提供する
こと。 【解決手段】特定の構造を有する有機光伝導性材料、及
び導電性支持体上に該有機光伝導性材料を含む感光層を
有することを特徴とする電子写真感光体。
し使用しても諸特性が変化せず安定した性能を発揮でき
る電子写真感光体及びセンサー材料、静電記録素子、E
L素子、光スイッチング素子、電子ペーパー等の各種表
示デバイスにも使用可能な有機光導電性材料を提供する
こと。 【解決手段】特定の構造を有する有機光伝導性材料、及
び導電性支持体上に該有機光伝導性材料を含む感光層を
有することを特徴とする電子写真感光体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機光導電性材料及
びそれを用いた電子写真感光体に関し、詳しくは特定の
有機光導電性材料を含有することを特徴とする電子写真
感光体に関するものである。
びそれを用いた電子写真感光体に関し、詳しくは特定の
有機光導電性材料を含有することを特徴とする電子写真
感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の利用は複写機の分
野に限らず印刷版材、スライドフィルム、マイクロフィ
ルム等の従来では写真技術が使われていた分野へ広が
り、またレーザーやLED、CRTを光源とする高速プ
リンターへの応用も検討されている。また最近では光導
電性材料の電子写真感光体以外の用途、例えばセンサー
材料、静電記録素子、EL素子、光スイッチング素子、
電子ペーパー等の各種表示デバイスへの応用も検討され
ている。これに伴って、光導電性材料及びそれを用いた
電子写真感光体に対する要求も高度で幅広いものになり
つつある。これまで電子写真方式の感光体としては無機
系の光導電性物質、例えばセレン、硫化カドミウム、酸
化亜鉛、シリコンなどが知られており、広く研究され、
かつ実用化されている。これらの無機物質は多くの長所
を持っているのと同時に、種々の欠点をも有している。
例えばセレンには製造条件が難しく、熱や機械的衝撃で
結晶化し易いという欠点があり、硫化カドミウムや酸化
亜鉛は耐湿性、耐久性に難がある。シリコンについては
帯電性の不足や製造上の困難さが指摘されている。更
に、セレンや硫化カドミウムには毒性の問題もある。
野に限らず印刷版材、スライドフィルム、マイクロフィ
ルム等の従来では写真技術が使われていた分野へ広が
り、またレーザーやLED、CRTを光源とする高速プ
リンターへの応用も検討されている。また最近では光導
電性材料の電子写真感光体以外の用途、例えばセンサー
材料、静電記録素子、EL素子、光スイッチング素子、
電子ペーパー等の各種表示デバイスへの応用も検討され
ている。これに伴って、光導電性材料及びそれを用いた
電子写真感光体に対する要求も高度で幅広いものになり
つつある。これまで電子写真方式の感光体としては無機
系の光導電性物質、例えばセレン、硫化カドミウム、酸
化亜鉛、シリコンなどが知られており、広く研究され、
かつ実用化されている。これらの無機物質は多くの長所
を持っているのと同時に、種々の欠点をも有している。
例えばセレンには製造条件が難しく、熱や機械的衝撃で
結晶化し易いという欠点があり、硫化カドミウムや酸化
亜鉛は耐湿性、耐久性に難がある。シリコンについては
帯電性の不足や製造上の困難さが指摘されている。更
に、セレンや硫化カドミウムには毒性の問題もある。
【0003】これに対して有機系の光導電性物質は成膜
性がよく、可撓性も優れていて軽量であり、透明性もよ
く、適当な増感方法により広範囲の波長域に対する感光
体の設計が容易であるなどの利点を有している。このた
め次第にその実用化が注目を浴びている。
性がよく、可撓性も優れていて軽量であり、透明性もよ
く、適当な増感方法により広範囲の波長域に対する感光
体の設計が容易であるなどの利点を有している。このた
め次第にその実用化が注目を浴びている。
【0004】ところで、電子写真技術に於て使用される
感光体は、一般的に基本的な性質として次のような事が
要求される。即ち、(1) 暗所におけるコロナ放電に対し
て帯電性が高いこと、(2) 得られた帯電電荷の暗所での
漏洩(暗減衰)が少ないこと、(3) 光の照射によって帯
電電荷の散逸(光減衰)が速やかであること、(4) 光照
射後の残留電荷が少ないことなどである。
感光体は、一般的に基本的な性質として次のような事が
要求される。即ち、(1) 暗所におけるコロナ放電に対し
て帯電性が高いこと、(2) 得られた帯電電荷の暗所での
漏洩(暗減衰)が少ないこと、(3) 光の照射によって帯
電電荷の散逸(光減衰)が速やかであること、(4) 光照
射後の残留電荷が少ないことなどである。
【0005】今日まで、有機系光導電性物質としてポリ
ビニルカルバゾールを始めとする光導電性ポリマーに関
して多くの研究がなされてきた。しかしながら、これら
は必ずしも皮膜性、可撓性、接着性が十分でなく、又上
述の感光体としての基本的な性質を十分に具備している
とはいい難い。
ビニルカルバゾールを始めとする光導電性ポリマーに関
して多くの研究がなされてきた。しかしながら、これら
は必ずしも皮膜性、可撓性、接着性が十分でなく、又上
述の感光体としての基本的な性質を十分に具備している
とはいい難い。
【0006】一方、有機系の低分子光導電性化合物につ
いては、感光体形成に用いる結着剤などを選択すること
により、皮膜性や接着性、可撓性など機械的強度に優れ
た感光体を得ることができ得るが、高感度の特性を保持
し得るのに適した化合物を見出すことは困難である。
いては、感光体形成に用いる結着剤などを選択すること
により、皮膜性や接着性、可撓性など機械的強度に優れ
た感光体を得ることができ得るが、高感度の特性を保持
し得るのに適した化合物を見出すことは困難である。
【0007】このような点を改良するために電荷発生機
能と電荷輸送機能とを異なる物質に分担させ、より高感
度の特性を有する有機感光体が開発されている。機能分
離型と称されているこのような感光体の特徴はそれぞれ
の機能に適した材料を広い範囲から選択できることであ
り、任意の性能を有する感光体を容易に作製し得ること
から多くの研究が進められてきた。
能と電荷輸送機能とを異なる物質に分担させ、より高感
度の特性を有する有機感光体が開発されている。機能分
離型と称されているこのような感光体の特徴はそれぞれ
の機能に適した材料を広い範囲から選択できることであ
り、任意の性能を有する感光体を容易に作製し得ること
から多くの研究が進められてきた。
【0008】このうち、電荷発生機能を担当する物質と
しては、フタロシアニン、スクエアリウム色素、アゾ顔
料、ペリレン顔料等の多種の物質が検討され、中でもア
ゾ顔料は多様な分子構造が可能であり、また、高い電荷
発生効率が期待できることから広く研究され、実用化も
進んでいる。しかしながら、このアゾ顔料においては、
分子構造と電荷発生効率の関係はいまだに明らかになっ
ていない。膨大な合成研究を積み重ねて、最適の構造を
探索しているのが実情である。
しては、フタロシアニン、スクエアリウム色素、アゾ顔
料、ペリレン顔料等の多種の物質が検討され、中でもア
ゾ顔料は多様な分子構造が可能であり、また、高い電荷
発生効率が期待できることから広く研究され、実用化も
進んでいる。しかしながら、このアゾ顔料においては、
分子構造と電荷発生効率の関係はいまだに明らかになっ
ていない。膨大な合成研究を積み重ねて、最適の構造を
探索しているのが実情である。
【0009】また、近年従来の白色光の代わりにレーザ
ー光を光源として、高速、高画質、ノンインパクトを長
所としたレーザービームプリンター等が、情報処理シス
テムの進歩と相まって広く普及するに至り、その要求に
耐えうる材料の開発が要望されている。特に近年コンパ
クトディスク、光ディスク等への応用が増大し技術進歩
が著しい半導体レーザーは、コンパクトでかつ信頼性の
高い光源材料としてプリンター分野でも積極的に応用さ
れてきた。この場合、該光源の波長は780nm 前後
であることから、780nm 前後の長波長光に対して
高感度な特性を有する感光体が適しており、その開発が
強く望まれている。その中で、特に近赤外領域に光吸収
を有するフタロシアニンを使用した感光体の開発が盛ん
に行われているが、未だ十分満足するものは得られてい
ない。
ー光を光源として、高速、高画質、ノンインパクトを長
所としたレーザービームプリンター等が、情報処理シス
テムの進歩と相まって広く普及するに至り、その要求に
耐えうる材料の開発が要望されている。特に近年コンパ
クトディスク、光ディスク等への応用が増大し技術進歩
が著しい半導体レーザーは、コンパクトでかつ信頼性の
高い光源材料としてプリンター分野でも積極的に応用さ
れてきた。この場合、該光源の波長は780nm 前後
であることから、780nm 前後の長波長光に対して
高感度な特性を有する感光体が適しており、その開発が
強く望まれている。その中で、特に近赤外領域に光吸収
を有するフタロシアニンを使用した感光体の開発が盛ん
に行われているが、未だ十分満足するものは得られてい
ない。
【0010】一方、電荷輸送機能を担当する物質には正
孔輸送物質と電子輸送物質がある。正孔輸送物質として
はヒドラゾン化合物やスチルベン化合物など、電子輸送
性物質としては2,4,7-トリニトロ-9-フルオレノン、ジ
フェノキノン誘導体など多種の物質が検討され、実用化
も進んでいるが、こちらも膨大な合成研究を積み重ねて
最適の構造を探索しているのが実情である。事実、これ
までに多くの改良がなされてきたが、先に掲げた感光体
として求められている基本的な性質や高い耐久性などの
要求を十分に満足するものは、未だ得られていない。
孔輸送物質と電子輸送物質がある。正孔輸送物質として
はヒドラゾン化合物やスチルベン化合物など、電子輸送
性物質としては2,4,7-トリニトロ-9-フルオレノン、ジ
フェノキノン誘導体など多種の物質が検討され、実用化
も進んでいるが、こちらも膨大な合成研究を積み重ねて
最適の構造を探索しているのが実情である。事実、これ
までに多くの改良がなされてきたが、先に掲げた感光体
として求められている基本的な性質や高い耐久性などの
要求を十分に満足するものは、未だ得られていない。
【0011】以上述べたように電子写真感光体の作製に
は種々の改良が成されてきたが、先に掲げた感光体とし
て要求される基本的な性質や高い耐久性などの要求を十
分に満足するものは未だ得られていないのが現状であ
る。
は種々の改良が成されてきたが、先に掲げた感光体とし
て要求される基本的な性質や高い耐久性などの要求を十
分に満足するものは未だ得られていないのが現状であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、セン
サー材料、静電記録素子、EL素子、光スイッチング素
子、電子ペーパー等の各種表示デバイスにも使用可能な
新規な有機光導電性材料を提供するとともに、これを用
いて、帯電電位が高く高感度で、繰返し使用しても諸特
性が変化せず、安定した性能を発揮できる電子写真感光
体を提供することである。
サー材料、静電記録素子、EL素子、光スイッチング素
子、電子ペーパー等の各種表示デバイスにも使用可能な
新規な有機光導電性材料を提供するとともに、これを用
いて、帯電電位が高く高感度で、繰返し使用しても諸特
性が変化せず、安定した性能を発揮できる電子写真感光
体を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく光導電性材料の研究を行なった結果、特定の
構造を有する有機光導電性材料が有効であることを見出
し、本発明に至った。すなわち、本発明は以下の(I)
〜(VI)である。
達成すべく光導電性材料の研究を行なった結果、特定の
構造を有する有機光導電性材料が有効であることを見出
し、本発明に至った。すなわち、本発明は以下の(I)
〜(VI)である。
【0014】(I)下記一般式(1)で示される新規な
有機光導電性材料。
有機光導電性材料。
【0015】
【化4】
【0016】一般式(1)において、R1及びR2はそれ
ぞれ置換基を有していてもよいアルキル基、アルケニル
基、アリール基、複素環基を示し、R3は水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を示す。R1及
びR2は、これらと結合している窒素原子及びこの窒素
原子と結合しているベンゼン環と共同で複素環を形成し
ていてもよい。
ぞれ置換基を有していてもよいアルキル基、アルケニル
基、アリール基、複素環基を示し、R3は水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を示す。R1及
びR2は、これらと結合している窒素原子及びこの窒素
原子と結合しているベンゼン環と共同で複素環を形成し
ていてもよい。
【0017】(II)下記一般式(2)で示される新規な
有機光導電性材料。
有機光導電性材料。
【0018】
【化5】
【0019】一般式(2)において、R4及びR5はそれ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよ
いアルキル基、アルコキシ基、アリール基を示す。
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよ
いアルキル基、アルコキシ基、アリール基を示す。
【0020】(III)下記一般式(3)で示される新規
な有機光導電性材料。
な有機光導電性材料。
【0021】
【化6】
【0022】一般式(3)において、R6は水素原子、
ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル基、
アルコキシ基を示す。
ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル基、
アルコキシ基を示す。
【0023】(IV)導電性支持体上に一般式(1)で示
される有機光導電性材料を含む感光層を有することを特
徴とする電子写真感光体。
される有機光導電性材料を含む感光層を有することを特
徴とする電子写真感光体。
【0024】(V)導電性支持体上に一般式(2)で示
される有機光導電性材料を含む感光層を有することを特
徴とする電子写真感光体。
される有機光導電性材料を含む感光層を有することを特
徴とする電子写真感光体。
【0025】(VI)導電性支持体上に一般式(3)で示
される有機光導電性材料を含む感光層を有することを特
徴とする電子写真感光体。
される有機光導電性材料を含む感光層を有することを特
徴とする電子写真感光体。
【0026】
【発明の実施の形態】一般式(1)において、R1及び
R2の具体例としてはメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等のアルキル基、アリル基、ビニル基、メ
タリル基、1−プロぺニル基等のアルケニル基、フェニ
ル基、ナフチル基、アントリル基、ピレニル基等のアリ
ール基、ピリジル基、フリル基、チエニル基等の複素環
基等を挙げることができる。R1及びR2は置換基を有し
ていても良く、その具体例としては、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等のハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、n−ブトキシ基等のアルコキシ基、
ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジフェニルアミ
ノ基等のアミノ基、メチルチオ基、エチルチオ基等のア
ルキルチオ基、フェニルチオ基等のアリールチオ基、水
酸基、エステル化されていてもよいカルボキシル基、シ
アノ基、上述のアルキル基、アルケニル基、アリール
基、複素環基等を挙げることができる。また、R3の具
体例としては水素原子、上述のハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基を挙げることができる。
R2の具体例としてはメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等のアルキル基、アリル基、ビニル基、メ
タリル基、1−プロぺニル基等のアルケニル基、フェニ
ル基、ナフチル基、アントリル基、ピレニル基等のアリ
ール基、ピリジル基、フリル基、チエニル基等の複素環
基等を挙げることができる。R1及びR2は置換基を有し
ていても良く、その具体例としては、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等のハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、n−ブトキシ基等のアルコキシ基、
ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジフェニルアミ
ノ基等のアミノ基、メチルチオ基、エチルチオ基等のア
ルキルチオ基、フェニルチオ基等のアリールチオ基、水
酸基、エステル化されていてもよいカルボキシル基、シ
アノ基、上述のアルキル基、アルケニル基、アリール
基、複素環基等を挙げることができる。また、R3の具
体例としては水素原子、上述のハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基を挙げることができる。
【0027】また、R1及びR2がこれらと結合している
窒素原子及びこの窒素原子と結合しているベンゼン環と
共同で複素環を形成している具体例としては、カルバゾ
ール環、インドリン環、インドール環等を形成している
例を挙げることができる。
窒素原子及びこの窒素原子と結合しているベンゼン環と
共同で複素環を形成している具体例としては、カルバゾ
ール環、インドリン環、インドール環等を形成している
例を挙げることができる。
【0028】一般式(2)において、R4及びR5の具体
例としては水素原子、上述のハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、アリール基を挙げることができる。
R4及びR5は置換基を有していても良く、その具体例と
しては上述のハロゲン原子、アルコキシ基、アミノ基、
アルキルチオ基、アリールチオ基、水酸基、エステル化
されていてもよいカルボキシル基、シアノ基、アルキル
基、アルケニル基、アリール基、複素環基を挙げること
ができる。
例としては水素原子、上述のハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、アリール基を挙げることができる。
R4及びR5は置換基を有していても良く、その具体例と
しては上述のハロゲン原子、アルコキシ基、アミノ基、
アルキルチオ基、アリールチオ基、水酸基、エステル化
されていてもよいカルボキシル基、シアノ基、アルキル
基、アルケニル基、アリール基、複素環基を挙げること
ができる。
【0029】一般式(3)において、R6の具体例とし
ては水素原子、上述のハロゲン原子、アルキル基、アル
コキシ基を挙げることができる。R6は置換基を有して
いても良く、その具体例としては上述のハロゲン原子、
アルコキシ基、アミノ基、アルキルチオ基、アリールチ
オ基、水酸基、エステル化されていてもよいカルボキシ
ル基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、アリール
基、複素環基を挙げることができる。
ては水素原子、上述のハロゲン原子、アルキル基、アル
コキシ基を挙げることができる。R6は置換基を有して
いても良く、その具体例としては上述のハロゲン原子、
アルコキシ基、アミノ基、アルキルチオ基、アリールチ
オ基、水酸基、エステル化されていてもよいカルボキシ
ル基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、アリール
基、複素環基を挙げることができる。
【0030】本発明の一般式(1)〜(3)で示される
有機光導電性材料の具体例としては、例えば次の構造式
を有するものが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
有機光導電性材料の具体例としては、例えば次の構造式
を有するものが挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】
【化9】
【0034】
【化10】
【0035】
【化11】
【0036】本発明の一般式(1)で示される有機光導
電性材料は、下記反応式(I)に示すように、公知のホ
スホン酸エステル化合物(24)と芳香族アルデヒド化
合物(23)のHorner-Wadsworth-Emmons反応(変法Wit
tig反応)により容易に合成することができる。
電性材料は、下記反応式(I)に示すように、公知のホ
スホン酸エステル化合物(24)と芳香族アルデヒド化
合物(23)のHorner-Wadsworth-Emmons反応(変法Wit
tig反応)により容易に合成することができる。
【0037】
【化12】
【0038】反応式(I)において、R1及びR2はそれ
ぞれ置換基を有していてもよいアルキル基、アルケニル
基、アリール基、複素環基を示し、R3は水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を示す。R1及
びR2は、これらと結合している窒素原子及びこの窒素
原子と結合しているベンゼン環と共同で複素環を形成し
ていてもよい。
ぞれ置換基を有していてもよいアルキル基、アルケニル
基、アリール基、複素環基を示し、R3は水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を示す。R1及
びR2は、これらと結合している窒素原子及びこの窒素
原子と結合しているベンゼン環と共同で複素環を形成し
ていてもよい。
【0039】本発明の一般式(2)及び(3)で示され
る有機光導電性材料も同様に合成することができる。こ
れらを合成する際に用いる芳香族アルデヒド化合物の具
体例としては、例えば特開平2−51162号公報、特
開平3−75660号公報、特開平11−212282
号公報、特開2000−239238号公報、特開20
00−169446号公報等に記載されている芳香族ア
ルデヒド化合物を挙げることができる。
る有機光導電性材料も同様に合成することができる。こ
れらを合成する際に用いる芳香族アルデヒド化合物の具
体例としては、例えば特開平2−51162号公報、特
開平3−75660号公報、特開平11−212282
号公報、特開2000−239238号公報、特開20
00−169446号公報等に記載されている芳香族ア
ルデヒド化合物を挙げることができる。
【0040】本発明の電子写真感光体は、一般式(1)
〜(3)で示される有機光導電性材料及び電荷発生物質
をそれぞれ1種類あるいは2種類以上含有することによ
り得られる。電荷発生物質には無機系電荷発生物質と有
機系電荷発生物質があり、前者の例としては例えばセレ
ン、セレン−テルル合金、セレン−ヒ素合金、硫化カド
ミウム、酸化亜鉛、アモルファスシリコン等が挙げられ
る。有機系電荷発生物質の例としては、例えばメチルバ
イオレット、ブリリアントグリーン、クリスタルバイオ
レット等のトリフェニルメタン系染料、メチレンブルー
などのチアジン染料、キニザリン等のキノン染料、シア
ニン染料、アクリジン染料、ピリリウム色素、チアピリ
リウム色素、スクエアリウム色素、ペリノン系顔料、ア
ントラキノン系顔料、金属含有あるいは無金属のフタロ
シアニン系顔料、ペリレン系顔料等が挙げられ、また、
アゾ顔料も用いられる。
〜(3)で示される有機光導電性材料及び電荷発生物質
をそれぞれ1種類あるいは2種類以上含有することによ
り得られる。電荷発生物質には無機系電荷発生物質と有
機系電荷発生物質があり、前者の例としては例えばセレ
ン、セレン−テルル合金、セレン−ヒ素合金、硫化カド
ミウム、酸化亜鉛、アモルファスシリコン等が挙げられ
る。有機系電荷発生物質の例としては、例えばメチルバ
イオレット、ブリリアントグリーン、クリスタルバイオ
レット等のトリフェニルメタン系染料、メチレンブルー
などのチアジン染料、キニザリン等のキノン染料、シア
ニン染料、アクリジン染料、ピリリウム色素、チアピリ
リウム色素、スクエアリウム色素、ペリノン系顔料、ア
ントラキノン系顔料、金属含有あるいは無金属のフタロ
シアニン系顔料、ペリレン系顔料等が挙げられ、また、
アゾ顔料も用いられる。
【0041】フタロシアニン類としては、一般色材用も
しくは電子写真用顔料として多くの化合物が知られてい
るが、本発明にはそのいずれの化合物でも用いることが
できる。その具体例としては例えば、特開昭51−10
8847号公報、同51−117637号公報、同56
−69644号公報、同57−211149号公報、同
58−158649号公報、同58−215655号公
報、同59−44053号公報、同59−44054号
公報、同59−128544号公報、同59−1335
50号公報、同59−133551号公報、同59−1
74846号公報、同60−2061号公報、同61−
203461号公報、同61−217050号公報、同
62−275272号公報、同62−296150号公
報、同63−17457号公報、同63−286857
号公報、同63−95460号公報、特開平1−144
057号公報、特開昭64−38753号公報、特開平
1−204968号公報、同1−221459号公報、
同1−247469号公報、同1−268763号公
報、同1−312551号公報、同2−289657号
公報、同3−227372号公報、同4−277562
号公報、同4−360150号公報、同5−45914
号公報、同5−66594号公報、同5−93366号
公報、同7−53892号公報、特開2000−129
156号公報、同2000−313819号公報等に記
載されているフタロシアニン化合物を挙げることができ
る。
しくは電子写真用顔料として多くの化合物が知られてい
るが、本発明にはそのいずれの化合物でも用いることが
できる。その具体例としては例えば、特開昭51−10
8847号公報、同51−117637号公報、同56
−69644号公報、同57−211149号公報、同
58−158649号公報、同58−215655号公
報、同59−44053号公報、同59−44054号
公報、同59−128544号公報、同59−1335
50号公報、同59−133551号公報、同59−1
74846号公報、同60−2061号公報、同61−
203461号公報、同61−217050号公報、同
62−275272号公報、同62−296150号公
報、同63−17457号公報、同63−286857
号公報、同63−95460号公報、特開平1−144
057号公報、特開昭64−38753号公報、特開平
1−204968号公報、同1−221459号公報、
同1−247469号公報、同1−268763号公
報、同1−312551号公報、同2−289657号
公報、同3−227372号公報、同4−277562
号公報、同4−360150号公報、同5−45914
号公報、同5−66594号公報、同5−93366号
公報、同7−53892号公報、特開2000−129
156号公報、同2000−313819号公報等に記
載されているフタロシアニン化合物を挙げることができ
る。
【0042】アゾ顔料としてはたとえば特開昭47−3
7543号公報、同53−95033号公報、同53−
132347号公報、同53−133445号公報、同
54−12742号公報、同54−20736号公報、
同54−20737号公報、同54−21728号公
報、同54−22834号公報、同55−69148号
公報、同55−69654号公報、同55−79449
号公報、同55−117151号公報、同56−462
37号公報、同56−116039号公報、同56−1
16040号公報、同56−119134号公報、同5
6−143437号公報、同57−63537号公報、
同57−63538号公報、同57−63541号公
報、同57−63542号公報、同57−63549号
公報、同57−66438号公報、同57−74746
号公報、同57−78542号公報、同57−7854
3号公報、同57−90056号公報、同57−900
57号公報、同57−90632号公報、同57−11
6345号公報、同57−202349号公報、同58
−4151号公報、同58−90644号公報、同58
−144358号公報、同58−177955号公報、
同59−31962号公報、同59−33253号公
報、同59−71059号公報、同59−72448号
公報、同59−78356号公報、同59−13635
1号公報、同59−201060号公報、同60−15
642号公報、同60−140351号公報、同60−
179746号公報、同61−11754号公報、同6
1−90164号公報、同61−90165号公報、同
61−90166号公報、同61−112154号公
報、同61−281245号公報、同61−51063
号公報、同62−267363号公報、同63−688
44号公報、同63−89866号公報、同63−13
9355号公報、同63−142063号公報、同63
−183450号公報、同63−282743号公報、
同64−21455号公報、同64−78259号公
報、特開平1−200267号公報、同1−20275
7号公報、同1−319754号公報、同2−7237
2号公報、同2−254467号公報、同3−2780
63号公報、同4−96068号公報、同4−9606
9号公報、同4−147265号公報、同5−1428
41号公報、同5−303226号公報、同6−324
504号公報、同7−168379号公報、同9−29
7414号公報、同9−297416号公報等に記載の
化合物が挙げられる。
7543号公報、同53−95033号公報、同53−
132347号公報、同53−133445号公報、同
54−12742号公報、同54−20736号公報、
同54−20737号公報、同54−21728号公
報、同54−22834号公報、同55−69148号
公報、同55−69654号公報、同55−79449
号公報、同55−117151号公報、同56−462
37号公報、同56−116039号公報、同56−1
16040号公報、同56−119134号公報、同5
6−143437号公報、同57−63537号公報、
同57−63538号公報、同57−63541号公
報、同57−63542号公報、同57−63549号
公報、同57−66438号公報、同57−74746
号公報、同57−78542号公報、同57−7854
3号公報、同57−90056号公報、同57−900
57号公報、同57−90632号公報、同57−11
6345号公報、同57−202349号公報、同58
−4151号公報、同58−90644号公報、同58
−144358号公報、同58−177955号公報、
同59−31962号公報、同59−33253号公
報、同59−71059号公報、同59−72448号
公報、同59−78356号公報、同59−13635
1号公報、同59−201060号公報、同60−15
642号公報、同60−140351号公報、同60−
179746号公報、同61−11754号公報、同6
1−90164号公報、同61−90165号公報、同
61−90166号公報、同61−112154号公
報、同61−281245号公報、同61−51063
号公報、同62−267363号公報、同63−688
44号公報、同63−89866号公報、同63−13
9355号公報、同63−142063号公報、同63
−183450号公報、同63−282743号公報、
同64−21455号公報、同64−78259号公
報、特開平1−200267号公報、同1−20275
7号公報、同1−319754号公報、同2−7237
2号公報、同2−254467号公報、同3−2780
63号公報、同4−96068号公報、同4−9606
9号公報、同4−147265号公報、同5−1428
41号公報、同5−303226号公報、同6−324
504号公報、同7−168379号公報、同9−29
7414号公報、同9−297416号公報等に記載の
化合物が挙げられる。
【0043】また、これらのアゾ顔料に用いられるカッ
プラー成分の構造は多岐に渡る。たとえば特開昭54−
17735号公報、同54−79632号公報、同57
−176055号公報、同59−197043号公報、
同60−130746号公報、同60−153050号
公報、同60−103048号公報、同60−1897
59号公報、同63−131146号公報、同63−1
55052号公報、特開平2−110569号公報、同
4−149448号公報、同6−27705号公報、同
6−348047号公報等に記載の化合物が挙げられ
る。
プラー成分の構造は多岐に渡る。たとえば特開昭54−
17735号公報、同54−79632号公報、同57
−176055号公報、同59−197043号公報、
同60−130746号公報、同60−153050号
公報、同60−103048号公報、同60−1897
59号公報、同63−131146号公報、同63−1
55052号公報、特開平2−110569号公報、同
4−149448号公報、同6−27705号公報、同
6−348047号公報等に記載の化合物が挙げられ
る。
【0044】感光体の形態としては種々のものが知られ
ているが、そのいずれにも用いることができる。例え
ば、導電性支持体上に電荷発生物質、電荷輸送物質、お
よびフィルム形成性結着剤樹脂からなる感光層を設けた
ものがある。また、導電性支持体上に、電荷発生物質と
結着剤樹脂からなる電荷発生層と、電荷輸送物質と結着
剤樹脂からなる電荷輸送層を設けた積層型の感光体も知
られている。積層型の感光体においては、電荷発生層と
電荷輸送層のどちらが上層となっても構わない。また、
必要に応じて導電性支持体と感光層の間に下引き層を、
感光体表面にオーバーコート層を、積層型感光体の場合
は電荷発生層と電荷輸送層との間に中間層を設けること
もできる。本発明の化合物を用いて感光体を作製する支
持体としては、金属製ドラム、金属板、導電性加工を施
した紙、プラスチックフィルムのシート状、ドラム状あ
るいはベルト状の支持体等が使用される。
ているが、そのいずれにも用いることができる。例え
ば、導電性支持体上に電荷発生物質、電荷輸送物質、お
よびフィルム形成性結着剤樹脂からなる感光層を設けた
ものがある。また、導電性支持体上に、電荷発生物質と
結着剤樹脂からなる電荷発生層と、電荷輸送物質と結着
剤樹脂からなる電荷輸送層を設けた積層型の感光体も知
られている。積層型の感光体においては、電荷発生層と
電荷輸送層のどちらが上層となっても構わない。また、
必要に応じて導電性支持体と感光層の間に下引き層を、
感光体表面にオーバーコート層を、積層型感光体の場合
は電荷発生層と電荷輸送層との間に中間層を設けること
もできる。本発明の化合物を用いて感光体を作製する支
持体としては、金属製ドラム、金属板、導電性加工を施
した紙、プラスチックフィルムのシート状、ドラム状あ
るいはベルト状の支持体等が使用される。
【0045】それらの支持体上へ感光層を形成するため
に用いるフィルム形成性結着剤樹脂としては、利用分野
に応じて各種の高分子化合物を用いることができる。そ
の具体例としては、例えばポリ塩化ビニル樹脂、ポリス
チレン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ブチラール樹
脂、ポリスルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、酢ビ・
クロトン酸共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェ
ニレンオキサイド樹脂、ポリアリレート樹脂、アルキッ
ド樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、フェノキシ樹
脂等が挙げられる。これらの中でも、ポリスチレン樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂、ブチラール樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート
樹脂等は感光体としての電位特性に優れている。又、こ
れらの樹脂は、単独あるいは共重合体として1種又は2
種以上を混合して用いることができる。これら結着剤樹
脂の光導電性化合物に対して加える量は、20〜100
0質量%が好ましく、50〜500質量%がより好まし
い。
に用いるフィルム形成性結着剤樹脂としては、利用分野
に応じて各種の高分子化合物を用いることができる。そ
の具体例としては、例えばポリ塩化ビニル樹脂、ポリス
チレン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ブチラール樹
脂、ポリスルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、酢ビ・
クロトン酸共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェ
ニレンオキサイド樹脂、ポリアリレート樹脂、アルキッ
ド樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、フェノキシ樹
脂等が挙げられる。これらの中でも、ポリスチレン樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂、ブチラール樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート
樹脂等は感光体としての電位特性に優れている。又、こ
れらの樹脂は、単独あるいは共重合体として1種又は2
種以上を混合して用いることができる。これら結着剤樹
脂の光導電性化合物に対して加える量は、20〜100
0質量%が好ましく、50〜500質量%がより好まし
い。
【0046】積層型感光体の場合、電荷発生層に含有さ
れるこれらの樹脂は、電荷発生物質に対して10〜50
0質量%が好ましく、50〜150質量%がより好まし
い。樹脂の比率が高くなりすぎると電荷発生効率が低下
し、また樹脂の比率が低くなりすぎると成膜性に問題が
生じる。また、電荷輸送層に含有されるこれらの樹脂
は、電荷輸送物質に対して20〜1000質量%が好ま
しく、50〜500質量%がより好ましい。樹脂の比率
が高すぎると感度が低下し、また、樹脂の比率が低くな
りすぎると繰り返し特性の悪化や塗膜の欠損を招くおそ
れがある。
れるこれらの樹脂は、電荷発生物質に対して10〜50
0質量%が好ましく、50〜150質量%がより好まし
い。樹脂の比率が高くなりすぎると電荷発生効率が低下
し、また樹脂の比率が低くなりすぎると成膜性に問題が
生じる。また、電荷輸送層に含有されるこれらの樹脂
は、電荷輸送物質に対して20〜1000質量%が好ま
しく、50〜500質量%がより好ましい。樹脂の比率
が高すぎると感度が低下し、また、樹脂の比率が低くな
りすぎると繰り返し特性の悪化や塗膜の欠損を招くおそ
れがある。
【0047】これらの樹脂の中には、引っ張り、曲げ、
圧縮等の機械的強度に弱いものがある。この性質を改良
するために、可塑性を与える物質を加えることができ
る。具体的には、フタル酸エステル(例えばDOP、D
BP)、リン酸エステル(例えばTCP、TOP)、セ
バシン酸エステル、アジピン酸エステル、ニトリルゴ
ム、塩素化炭化水素等が挙げられる。これらの物質は、
必要以上に添加すると電子写真特性の悪影響を及ぼすの
で、その割合は結着剤樹脂に対し20%以下が好まし
い。
圧縮等の機械的強度に弱いものがある。この性質を改良
するために、可塑性を与える物質を加えることができ
る。具体的には、フタル酸エステル(例えばDOP、D
BP)、リン酸エステル(例えばTCP、TOP)、セ
バシン酸エステル、アジピン酸エステル、ニトリルゴ
ム、塩素化炭化水素等が挙げられる。これらの物質は、
必要以上に添加すると電子写真特性の悪影響を及ぼすの
で、その割合は結着剤樹脂に対し20%以下が好まし
い。
【0048】その他、感光体中への添加物として酸化防
止剤やカール防止剤等、塗工性の改良のためレベリング
剤等を必要に応じて添加することができる。
止剤やカール防止剤等、塗工性の改良のためレベリング
剤等を必要に応じて添加することができる。
【0049】一般式(1)〜(3)で示される化合物
は、更に他の電荷輸送物質と組み合わせて用いることが
できる。電荷輸送物質には正孔輸送物質と電子輸送物質
がある。前者の例としては、例えば特公昭34−546
6号公報等に示されているオキサジアゾール類、特公昭
45−555号公報等に示されているトリフェニルメタ
ン類、特公昭52−4188号公報等に示されているピ
ラゾリン類、特公昭55−42380号公報等に示され
ているヒドラゾン類、特開昭56−123544号公報
等に示されているオキサジアゾール類等をあげることが
できる。一方、電子輸送物質としては、例えばクロラニ
ル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタ
ン、2,4,7-トリニトロ-9-フルオレノン、2,4,5,7-テトラ
ニトロ-9-フルオレノン、2,4,5,7-テトラニトロキサント
ン、2,4,8-トリニトロチオキサントン、1,3,7-トリニトロ
ジベンゾチオフェン、1,3,7-トリニトロジベンゾチオフ
ェン-5,5-ジオキシドなどがある。これらの電荷輸送物
質は単独または2種以上組み合わせて用いることができ
る。
は、更に他の電荷輸送物質と組み合わせて用いることが
できる。電荷輸送物質には正孔輸送物質と電子輸送物質
がある。前者の例としては、例えば特公昭34−546
6号公報等に示されているオキサジアゾール類、特公昭
45−555号公報等に示されているトリフェニルメタ
ン類、特公昭52−4188号公報等に示されているピ
ラゾリン類、特公昭55−42380号公報等に示され
ているヒドラゾン類、特開昭56−123544号公報
等に示されているオキサジアゾール類等をあげることが
できる。一方、電子輸送物質としては、例えばクロラニ
ル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタ
ン、2,4,7-トリニトロ-9-フルオレノン、2,4,5,7-テトラ
ニトロ-9-フルオレノン、2,4,5,7-テトラニトロキサント
ン、2,4,8-トリニトロチオキサントン、1,3,7-トリニトロ
ジベンゾチオフェン、1,3,7-トリニトロジベンゾチオフ
ェン-5,5-ジオキシドなどがある。これらの電荷輸送物
質は単独または2種以上組み合わせて用いることができ
る。
【0050】また、本発明の有機導電性材料と電荷移動
錯体を形成し、更に増感効果を増大させる増感剤として
ある種の電子吸引性化合物を添加することもできる。こ
の電子吸引性化合物としては例えば、2,3-ジクロロ-1,4
-ナフトキノン、1-ニトロアントラキノン、1-クロロ-5-ニ
トロアントラキノン、2-クロロアントラキノン、フェナン
トレンキノン等のキノン類、4-ニトロベンズアルデヒド
等のアルデヒド類、9-ベンゾイルアントラセン、インダン
ジオン、3,5-ジニトロベンゾフェノン、3,3′,5,5′-テト
ラニトロベンゾフェノン等のケトン類、無水フタル酸、4-
クロロナフタル酸無水物等の酸無水物、テレフタラルマ
ロノニトリル、9-アントリルメチリデンマロノニトリル、
4-ニトロベンザルマロノニトリル、4-(p-ニトロベンゾイ
ルオキシ)ベンザルマロノニトリル等のシアノ化合物、3-
ベンザルフタリド、3-(α-シアノ-p-ニトロベンザル)フ
タリド、3-(α-シアノ-p-ニトロベンザル)-4,5,6,7-テト
ラクロロフタリド等のフタリド類等を挙げることができ
る。
錯体を形成し、更に増感効果を増大させる増感剤として
ある種の電子吸引性化合物を添加することもできる。こ
の電子吸引性化合物としては例えば、2,3-ジクロロ-1,4
-ナフトキノン、1-ニトロアントラキノン、1-クロロ-5-ニ
トロアントラキノン、2-クロロアントラキノン、フェナン
トレンキノン等のキノン類、4-ニトロベンズアルデヒド
等のアルデヒド類、9-ベンゾイルアントラセン、インダン
ジオン、3,5-ジニトロベンゾフェノン、3,3′,5,5′-テト
ラニトロベンゾフェノン等のケトン類、無水フタル酸、4-
クロロナフタル酸無水物等の酸無水物、テレフタラルマ
ロノニトリル、9-アントリルメチリデンマロノニトリル、
4-ニトロベンザルマロノニトリル、4-(p-ニトロベンゾイ
ルオキシ)ベンザルマロノニトリル等のシアノ化合物、3-
ベンザルフタリド、3-(α-シアノ-p-ニトロベンザル)フ
タリド、3-(α-シアノ-p-ニトロベンザル)-4,5,6,7-テト
ラクロロフタリド等のフタリド類等を挙げることができ
る。
【0051】本発明の有機光導電性材料は、感光体の形
態に応じて上記の種々の添加物質と共に適当な溶剤中に
溶解又は分散し、その塗布液を先に述べた導電性支持体
上に塗布し、乾燥して感光体を製造することができる。
態に応じて上記の種々の添加物質と共に適当な溶剤中に
溶解又は分散し、その塗布液を先に述べた導電性支持体
上に塗布し、乾燥して感光体を製造することができる。
【0052】塗布溶剤としてはクロロホルム、ジクロロ
エタン、ジクロロメタン、トリクロロエタン、トリクロロ
エチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、ジオキサン、1,3-ジオキソラン、テトラヒドロ
フラン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレン
グリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶剤、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソプ
ロピルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸
エチル、蟻酸メチル、メチルセロソルブアセテート等のエ
ステル系溶剤、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチル
アセトアミド、アセトニトリル、N-メチルピロリドン、ジ
メチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶剤及びアル
コール系溶剤等を挙げることができる。これらの溶剤は
単独または2種以上の混合溶剤として使用することがで
きる。
エタン、ジクロロメタン、トリクロロエタン、トリクロロ
エチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素、ジオキサン、1,3-ジオキソラン、テトラヒドロ
フラン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレン
グリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶剤、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソプ
ロピルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸
エチル、蟻酸メチル、メチルセロソルブアセテート等のエ
ステル系溶剤、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチル
アセトアミド、アセトニトリル、N-メチルピロリドン、ジ
メチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶剤及びアル
コール系溶剤等を挙げることができる。これらの溶剤は
単独または2種以上の混合溶剤として使用することがで
きる。
【0053】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではな
い。
するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではな
い。
【0054】合成例
a)ホスホン酸エステル化合物(24)の合成
【0055】
【化13】
【0056】ピペロナール(25)よりピペロニルアル
コール(26)への反応は中圧接触還元装置で行った。
ピペロナール(25)150.1g、2-プロパノール5
00ml、水50mlと酢酸20滴を1000mlの反
応器中で混合し、触媒として5%のパラジウムカーボン
6gを添加して反応器の内圧が3.0kgf/cm2と
なるように水素ガスで加圧した。更に反応器を50℃に
加熱し、内容物を激しく攪拌して約一時間接触水素添加
反応を行った。反応は当量の水素を消費した時点で停止
し、濾過により触媒を除去して減圧下に濃縮した。得ら
れた結晶を良く砕き、ロート上ヘプタンで洗浄してピペ
ロニルアルコール(26)を148.1g得た。収率は
97.3%であった。
コール(26)への反応は中圧接触還元装置で行った。
ピペロナール(25)150.1g、2-プロパノール5
00ml、水50mlと酢酸20滴を1000mlの反
応器中で混合し、触媒として5%のパラジウムカーボン
6gを添加して反応器の内圧が3.0kgf/cm2と
なるように水素ガスで加圧した。更に反応器を50℃に
加熱し、内容物を激しく攪拌して約一時間接触水素添加
反応を行った。反応は当量の水素を消費した時点で停止
し、濾過により触媒を除去して減圧下に濃縮した。得ら
れた結晶を良く砕き、ロート上ヘプタンで洗浄してピペ
ロニルアルコール(26)を148.1g得た。収率は
97.3%であった。
【0057】ピペロニルアルコール(26)76.1g
をトルエン500mlと混合し、氷浴上攪拌下にチオニ
ルクロリド59.5gを滴下した。滴下終了後、更に室
温で3.0時間攪拌した後、水300mlを添加して反
応を停止した。分液により有機層を分取し、希重曹水で
弱アルカリ性となるまで洗浄した。分取液を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後濃縮し、油状のピペロニルクロリ
ド(27)を85g得た。収率はほぼ定量的であった。1 H−NMR(DMSO−d6)δ4.68ppm(s,
2H),δ6.03ppm(s,2H),δ6.87p
pm(d,1H),δ6.93ppm(d,1H),δ
7.00ppm(s,1H)13 C−NMR(DMSO−d6)δ46.5ppm,δ
101.2ppm,δ108.1ppm,δ109.2
ppm,δ122.6ppm,δ131.3ppm,δ
147.3ppm,δ147.4ppm
をトルエン500mlと混合し、氷浴上攪拌下にチオニ
ルクロリド59.5gを滴下した。滴下終了後、更に室
温で3.0時間攪拌した後、水300mlを添加して反
応を停止した。分液により有機層を分取し、希重曹水で
弱アルカリ性となるまで洗浄した。分取液を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後濃縮し、油状のピペロニルクロリ
ド(27)を85g得た。収率はほぼ定量的であった。1 H−NMR(DMSO−d6)δ4.68ppm(s,
2H),δ6.03ppm(s,2H),δ6.87p
pm(d,1H),δ6.93ppm(d,1H),δ
7.00ppm(s,1H)13 C−NMR(DMSO−d6)δ46.5ppm,δ
101.2ppm,δ108.1ppm,δ109.2
ppm,δ122.6ppm,δ131.3ppm,δ
147.3ppm,δ147.4ppm
【0058】上記で得られたピペロニルクロリド(2
7)85gと亜りん酸トリエチル(28)87gを混合
し、160℃の油浴上で1時間加熱攪拌した。更に17
0℃の油浴上で4時間加熱攪拌して反応を完結させた。
反応終了後、8Torrの減圧下に125℃で加熱攪拌
して揮発成分を除去し、ホスホン酸エステル化合物(2
4)136gを得た。収率はほぼ定量的であった。1 H−NMR(DMSO−d6)δ1.17ppm(t,
6H),δ3.14ppm(d,2H),δ3.95p
pm(m,4H),δ5.98ppm(s,2H),δ
6.7〜6.9ppm(m,3H)13 C−NMR(DMSO−d6)δ16.14ppm,
δ16.23ppm,δ30.67ppm,δ32.8
4ppm,δ61.28ppm,δ61.38ppm,
δ100.36ppm,δ108.02ppm,δ10
8.06ppm,δ109.99ppm,δ110.0
4ppm,δ122.74ppm,δ122.86pp
m,δ125.57ppm,δ125.72ppm,δ
145.88ppm,δ145.94ppm,δ14
7.05ppm,δ147.09ppm
7)85gと亜りん酸トリエチル(28)87gを混合
し、160℃の油浴上で1時間加熱攪拌した。更に17
0℃の油浴上で4時間加熱攪拌して反応を完結させた。
反応終了後、8Torrの減圧下に125℃で加熱攪拌
して揮発成分を除去し、ホスホン酸エステル化合物(2
4)136gを得た。収率はほぼ定量的であった。1 H−NMR(DMSO−d6)δ1.17ppm(t,
6H),δ3.14ppm(d,2H),δ3.95p
pm(m,4H),δ5.98ppm(s,2H),δ
6.7〜6.9ppm(m,3H)13 C−NMR(DMSO−d6)δ16.14ppm,
δ16.23ppm,δ30.67ppm,δ32.8
4ppm,δ61.28ppm,δ61.38ppm,
δ100.36ppm,δ108.02ppm,δ10
8.06ppm,δ109.99ppm,δ110.0
4ppm,δ122.74ppm,δ122.86pp
m,δ125.57ppm,δ125.72ppm,δ
145.88ppm,δ145.94ppm,δ14
7.05ppm,δ147.09ppm
【0059】b)例示化合物(18)の合成
【0060】
【化14】
【0061】特開2000−169446号公報に記載
の合成法と同様にして合成した上記アルデヒド化合物
(29)2.11g、ホスホン酸エステル化合物(2
4)2.29g及び1,3-ジオキソラン15mlを混合し
た。この混合液へ、氷浴上攪拌下にカリウム-t-ブトキ
シド1.35gを添加した。室温下に1時間攪拌した
後、反応液を水75mlで希釈し、トルエンで有機成分
を抽出した。抽出液を希重曹水、水、飽和食塩水で順次
洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を
除去し、減圧下に濃縮して粗結晶を得た。得られた粗結
晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、
例示化合物(18)を2.55g得た。収率は83.6
%であった。 融点118.2〜119.0℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.4〜2.2ppm
(m,6H),δ3.82ppm(m,1H),δ4.
77ppm(m,1H)δ5.93ppm(s,2H)
δ6.76ppm(d,1H)δ6.8〜7.1ppm
(m,6H)δ7.13ppm(d,1H)δ7.2〜
7.4ppm(m,5H)13 C−NMR(CDCl3)δ24.43ppm,δ3
3.87ppm,δ34.82ppm,δ45.31p
pm,δ68.97ppm,δ100.94ppm,δ
105.21ppm,δ107.99ppm,δ10
8.34ppm,δ119.13ppm,δ120.6
4ppm,δ121.35ppm,δ122.11pp
m,δ124.22ppm,δ126.44ppm,δ
127.33ppm,δ128.43ppm,δ12
9.12ppm,δ132.72ppm,δ135.6
6ppm,δ142.92ppm,δ146.59pp
m,δ146.88ppm,δ148.04ppm
の合成法と同様にして合成した上記アルデヒド化合物
(29)2.11g、ホスホン酸エステル化合物(2
4)2.29g及び1,3-ジオキソラン15mlを混合し
た。この混合液へ、氷浴上攪拌下にカリウム-t-ブトキ
シド1.35gを添加した。室温下に1時間攪拌した
後、反応液を水75mlで希釈し、トルエンで有機成分
を抽出した。抽出液を希重曹水、水、飽和食塩水で順次
洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を
除去し、減圧下に濃縮して粗結晶を得た。得られた粗結
晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、
例示化合物(18)を2.55g得た。収率は83.6
%であった。 融点118.2〜119.0℃1 H−NMR(CDCl3)δ1.4〜2.2ppm
(m,6H),δ3.82ppm(m,1H),δ4.
77ppm(m,1H)δ5.93ppm(s,2H)
δ6.76ppm(d,1H)δ6.8〜7.1ppm
(m,6H)δ7.13ppm(d,1H)δ7.2〜
7.4ppm(m,5H)13 C−NMR(CDCl3)δ24.43ppm,δ3
3.87ppm,δ34.82ppm,δ45.31p
pm,δ68.97ppm,δ100.94ppm,δ
105.21ppm,δ107.99ppm,δ10
8.34ppm,δ119.13ppm,δ120.6
4ppm,δ121.35ppm,δ122.11pp
m,δ124.22ppm,δ126.44ppm,δ
127.33ppm,δ128.43ppm,δ12
9.12ppm,δ132.72ppm,δ135.6
6ppm,δ142.92ppm,δ146.59pp
m,δ146.88ppm,δ148.04ppm
【0062】c)例示化合物(12)の合成
【0063】
【化15】
【0064】特開2000−239238号公報に記載
の合成法と同様にして合成した上記アルデヒド化合物
(30)3.00g、ホスホン酸エステル化合物(2
4)2.29g、トルエン10ml及び1,3-ジオキソラ
ン10mlを混合した。この混合液へ、氷浴上攪拌下に
カリウム-t-ブトキシド1.35gを添加した。室温下
に1時間攪拌した後、反応液を希塩酸75mlで希釈
し、トルエンで有機成分を抽出した。抽出液を希重曹
水、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。乾燥剤を除去し、減圧下に濃縮して油
状物を得た。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製して、例示化合物(12)を3.3
2g得た。収率は84.1%であった。 融点151.2〜151.9℃1 H−NMR(CDCl3)δ5.94ppm(s,2
H),δ6.7〜7.1ppm(m,14H),δ7.
12ppm(t,2H),δ7.28ppm(m,7
H)13 C−NMR(CDCl3)δ101.03ppm,δ
105.33ppm,δ108.37ppm,δ12
1.11ppm,δ122.03ppm,δ122.7
7ppm,δ122.89ppm,δ126.42pp
m,δ126.52ppm,δ126.70ppm,δ
127.44ppm,δ127.58ppm,δ12
8.15ppm,δ128.74ppm,δ129.9
4ppm,δ130.84ppm,δ131.75pp
m,δ132.14ppm,δ138.77ppm,δ
141.85ppm,δ145.05ppm,δ14
5.40ppm,δ147.00ppm,δ148.0
9ppm
の合成法と同様にして合成した上記アルデヒド化合物
(30)3.00g、ホスホン酸エステル化合物(2
4)2.29g、トルエン10ml及び1,3-ジオキソラ
ン10mlを混合した。この混合液へ、氷浴上攪拌下に
カリウム-t-ブトキシド1.35gを添加した。室温下
に1時間攪拌した後、反応液を希塩酸75mlで希釈
し、トルエンで有機成分を抽出した。抽出液を希重曹
水、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。乾燥剤を除去し、減圧下に濃縮して油
状物を得た。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製して、例示化合物(12)を3.3
2g得た。収率は84.1%であった。 融点151.2〜151.9℃1 H−NMR(CDCl3)δ5.94ppm(s,2
H),δ6.7〜7.1ppm(m,14H),δ7.
12ppm(t,2H),δ7.28ppm(m,7
H)13 C−NMR(CDCl3)δ101.03ppm,δ
105.33ppm,δ108.37ppm,δ12
1.11ppm,δ122.03ppm,δ122.7
7ppm,δ122.89ppm,δ126.42pp
m,δ126.52ppm,δ126.70ppm,δ
127.44ppm,δ127.58ppm,δ12
8.15ppm,δ128.74ppm,δ129.9
4ppm,δ130.84ppm,δ131.75pp
m,δ132.14ppm,δ138.77ppm,δ
141.85ppm,δ145.05ppm,δ14
5.40ppm,δ147.00ppm,δ148.0
9ppm
【0065】d)例示化合物(10)の合成
【0066】
【化16】
【0067】特開平11−212282号公報に記載の
方法で合成した上記アルデヒド化合物(31)3.29
g、ホスホン酸エステル化合物(24)2.29g及び
1,3-ジオキソラン10mlを混合した。この混合液へ、
氷浴上攪拌下にカリウム-t-ブトキシド1.35gを添
加した。室温下に1時間攪拌した後、反応液を希塩酸7
5mlで希釈し、トルエンで有機成分を抽出した。抽出
液を希重曹水、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を除去し、減圧下に
濃縮して油状物を得た。得られた油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製して、例示化合物(1
0)を3.38g得た。収率は79.8%であった。 融点102.4〜105.7℃1 H−NMR(DMSO−d6)δ6.03ppm(s,
2H),δ6.71ppm(s,1H),δ6.8〜
7.1ppm(m,13H),δ7.1〜7.2ppm
(m,4H),δ7.2〜7.4ppm(m,5H)
方法で合成した上記アルデヒド化合物(31)3.29
g、ホスホン酸エステル化合物(24)2.29g及び
1,3-ジオキソラン10mlを混合した。この混合液へ、
氷浴上攪拌下にカリウム-t-ブトキシド1.35gを添
加した。室温下に1時間攪拌した後、反応液を希塩酸7
5mlで希釈し、トルエンで有機成分を抽出した。抽出
液を希重曹水、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を除去し、減圧下に
濃縮して油状物を得た。得られた油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーで精製して、例示化合物(1
0)を3.38g得た。収率は79.8%であった。 融点102.4〜105.7℃1 H−NMR(DMSO−d6)δ6.03ppm(s,
2H),δ6.71ppm(s,1H),δ6.8〜
7.1ppm(m,13H),δ7.1〜7.2ppm
(m,4H),δ7.2〜7.4ppm(m,5H)
【0068】e)例示化合物(11)の合成
【0069】
【化17】
【0070】特開2000−239238号公報に記載
の方法で合成した上記アルデヒド化合物(32)3.5
5g、ホスホン酸エステル化合物(24)2.29g及
び1,3-ジオキソラン10mlを混合した。この混合液
へ、氷浴上攪拌下にカリウム-t-ブトキシド1.35g
を添加した。室温下に1時間攪拌した後、反応液を希塩
酸75mlで希釈し、トルエンで有機成分を抽出した。
抽出液を希重曹水、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を除去し、減圧
下に濃縮して油状物を得た。得られた油状物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製して、黄白色固体の
(11)を3.96g得た。収率は88.0%であっ
た。1 H−NMR(CDCl3)δ5.95ppm(s,2
H),δ6.71ppm(s,1H),δ6.74〜
7.0ppm(m,13H),δ7.03ppm(s,
1H),δ7.13ppm(m,4H),δ7.25p
pm(m,4H)13 C−NMR(CDCl3)δ101.05ppm,δ
105.36ppm,δ108.37ppm,δ12
1.20ppm,δ122.21ppm,δ122.9
6ppm,δ123.44ppm,δ126.28pp
m,δ126.81ppm,δ127.04ppm,δ
127.20ppm,δ127.83ppm,δ12
8.37ppm,δ128.47ppm,δ128.9
0ppm,δ131.17ppm,δ131.58pp
m,δ132.02ppm,δ132.23ppm,δ
132.38ppm,δ132.52ppm,δ13
6.88ppm,δ140.06ppm,δ144.7
0ppm,δ145.06ppm,δ147.09pp
m,δ148.09ppm
の方法で合成した上記アルデヒド化合物(32)3.5
5g、ホスホン酸エステル化合物(24)2.29g及
び1,3-ジオキソラン10mlを混合した。この混合液
へ、氷浴上攪拌下にカリウム-t-ブトキシド1.35g
を添加した。室温下に1時間攪拌した後、反応液を希塩
酸75mlで希釈し、トルエンで有機成分を抽出した。
抽出液を希重曹水、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を除去し、減圧
下に濃縮して油状物を得た。得られた油状物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製して、黄白色固体の
(11)を3.96g得た。収率は88.0%であっ
た。1 H−NMR(CDCl3)δ5.95ppm(s,2
H),δ6.71ppm(s,1H),δ6.74〜
7.0ppm(m,13H),δ7.03ppm(s,
1H),δ7.13ppm(m,4H),δ7.25p
pm(m,4H)13 C−NMR(CDCl3)δ101.05ppm,δ
105.36ppm,δ108.37ppm,δ12
1.20ppm,δ122.21ppm,δ122.9
6ppm,δ123.44ppm,δ126.28pp
m,δ126.81ppm,δ127.04ppm,δ
127.20ppm,δ127.83ppm,δ12
8.37ppm,δ128.47ppm,δ128.9
0ppm,δ131.17ppm,δ131.58pp
m,δ132.02ppm,δ132.23ppm,δ
132.38ppm,δ132.52ppm,δ13
6.88ppm,δ140.06ppm,δ144.7
0ppm,δ145.06ppm,δ147.09pp
m,δ148.09ppm
【0071】以下に実施例1〜27で使用したアゾ顔料
の構造式を記す。
の構造式を記す。
【0072】
【化18】
【0073】
【化19】
【0074】実施例1
アゾ顔料(33)1質量部及びポリエステル樹脂(東洋
紡製バイロン200)1質量部をテトラヒドロフラン1
00質量部と混合し、ペイントコンディショナー装置で
ガラスビーズと共に2時間分散した。こうして得た分散
液を、アプリケーターにてアルミ蒸着ポリエステル上に
塗布して乾燥し、膜厚約0.2μmの電荷発生層を形成
した。次に例示化合物(12)を、ポリアリレート樹脂
(ユニチカ製U−ポリマー)と1:1の質量比で混合
し、ジクロロエタンを溶媒として10%の溶液を作り、
上記の電荷発生層の上にアプリケーターで塗布して膜厚
約20μmの電荷輸送層を形成した。
紡製バイロン200)1質量部をテトラヒドロフラン1
00質量部と混合し、ペイントコンディショナー装置で
ガラスビーズと共に2時間分散した。こうして得た分散
液を、アプリケーターにてアルミ蒸着ポリエステル上に
塗布して乾燥し、膜厚約0.2μmの電荷発生層を形成
した。次に例示化合物(12)を、ポリアリレート樹脂
(ユニチカ製U−ポリマー)と1:1の質量比で混合
し、ジクロロエタンを溶媒として10%の溶液を作り、
上記の電荷発生層の上にアプリケーターで塗布して膜厚
約20μmの電荷輸送層を形成した。
【0075】この様にして作製した積層型感光体につい
て、静電記録試験装置(川口電機製SP−428)を用
いて電子写真特性の評価を行なった。 測定条件:印加電圧−6kV、スタティックNo. 3(タ
ーンテーブルの回転スピードモード:10m/min
)。その結果、帯電電位(Vo)が−870V、半減
露光量(E1/2)が1.1ルックス・秒と高感度の値を
示した。
て、静電記録試験装置(川口電機製SP−428)を用
いて電子写真特性の評価を行なった。 測定条件:印加電圧−6kV、スタティックNo. 3(タ
ーンテーブルの回転スピードモード:10m/min
)。その結果、帯電電位(Vo)が−870V、半減
露光量(E1/2)が1.1ルックス・秒と高感度の値を
示した。
【0076】更に同装置を用いて、帯電−除電(除電
光:白色光で400ルックス×1秒照射)を1サイクル
とする繰返し使用に対する特性評価を行った。5000
回での繰返しによる帯電電位の変化を求めたところ、1
回目の帯電電位(Vo)−870Vに対し、5000回
目の帯電電位(Vo)は−865Vであり、繰返しによ
る電位の低下が少なく安定した特性を示した。また、1
回目の半減露光量(E1/2)1.1ルックス・秒に対し
て5000回目の半減露光量(E1/2)は1.1ルック
ス・秒と変化がなく優れた特性を示した。
光:白色光で400ルックス×1秒照射)を1サイクル
とする繰返し使用に対する特性評価を行った。5000
回での繰返しによる帯電電位の変化を求めたところ、1
回目の帯電電位(Vo)−870Vに対し、5000回
目の帯電電位(Vo)は−865Vであり、繰返しによ
る電位の低下が少なく安定した特性を示した。また、1
回目の半減露光量(E1/2)1.1ルックス・秒に対し
て5000回目の半減露光量(E1/2)は1.1ルック
ス・秒と変化がなく優れた特性を示した。
【0077】実施例2〜9
実施例1のアゾ顔料(33)及び例示化合物(12)の
代わりに、それぞれ表1に示すアゾ顔料及び例示化合物
を用いる他は、実施例1と同様にして感光体を作製して
その特性を評価した。結果を表1に示す。
代わりに、それぞれ表1に示すアゾ顔料及び例示化合物
を用いる他は、実施例1と同様にして感光体を作製して
その特性を評価した。結果を表1に示す。
【0078】
【表1】
【0079】実施例10〜18
実施例1のアゾ顔料(33)の代わりに、特開2000
−129156号公報に記載のCuKα1.541オン
グストロームのX線に対するブラッグ角(2θ±0.2
°)が9.5°、13.5°、14.2°、18.0
°、24.0°、27.2°にピークを示す結晶型のチ
タニルフタロシアニンを、例示化合物(12)の代わり
にそれぞれ表2に示す例示化合物を用いる他は、実施例
1と同様にして感光体を作製してその特性を評価した。
結果を表2に示す。
−129156号公報に記載のCuKα1.541オン
グストロームのX線に対するブラッグ角(2θ±0.2
°)が9.5°、13.5°、14.2°、18.0
°、24.0°、27.2°にピークを示す結晶型のチ
タニルフタロシアニンを、例示化合物(12)の代わり
にそれぞれ表2に示す例示化合物を用いる他は、実施例
1と同様にして感光体を作製してその特性を評価した。
結果を表2に示す。
【0080】
【表2】
【0081】実施例19
アゾ顔料(33)1質量部とテトラヒドロフラン40質
量部を、ペイントコンディショナー装置でガラスビーズ
と共に4時間分散処理した。こうして得た分散液に、例
示化合物(12)を2.5質量部、ポリカーボネート樹
脂(PCZ−200;三菱ガス化学製)10質量部、テ
トラヒドロフラン60質量部を加え、さらに30分間の
ペイントコンディショナー装置で分散処理を行った後、
アプリケーターにてアルミ蒸着ポリエステル上に塗布
し、膜厚約15μmの感光体を形成した。この感光体の
電子写真特性を、実施例1と同様にして評価した。ただ
し、印加電圧のみ+5kVに変更した。その結果、第一
回目の帯電電位(Vo)+425V、半減露光量(E1/
2)1.4ルックス・秒、5000回繰り返し後の帯電
電位(Vo)+420V、半減露光量(E1/2)1.3
ルックス・秒と、高感度でしかも変化の少ない、優れた
特性を示した。
量部を、ペイントコンディショナー装置でガラスビーズ
と共に4時間分散処理した。こうして得た分散液に、例
示化合物(12)を2.5質量部、ポリカーボネート樹
脂(PCZ−200;三菱ガス化学製)10質量部、テ
トラヒドロフラン60質量部を加え、さらに30分間の
ペイントコンディショナー装置で分散処理を行った後、
アプリケーターにてアルミ蒸着ポリエステル上に塗布
し、膜厚約15μmの感光体を形成した。この感光体の
電子写真特性を、実施例1と同様にして評価した。ただ
し、印加電圧のみ+5kVに変更した。その結果、第一
回目の帯電電位(Vo)+425V、半減露光量(E1/
2)1.4ルックス・秒、5000回繰り返し後の帯電
電位(Vo)+420V、半減露光量(E1/2)1.3
ルックス・秒と、高感度でしかも変化の少ない、優れた
特性を示した。
【0082】実施例20〜27
実施例19のアゾ顔料(33)及び例示化合物(12)
の代わりに、それぞれ表3に示すアゾ顔料及び例示化合
物を用いる他は、実施例19と同様にして感光体を作製
してその特性を評価した。結果を表3に示す。
の代わりに、それぞれ表3に示すアゾ顔料及び例示化合
物を用いる他は、実施例19と同様にして感光体を作製
してその特性を評価した。結果を表3に示す。
【0083】
【表3】
【0084】比較例1
例示化合物(12)の代わりに下記比較化合物(39)
を用いる他は、実施例1と同様に感光体を作製してその
特性を評価した。その結果、1回目の帯電電位(Vo)
は−800V、 半減露光量(E1/2)は3.2ルックス
・秒と感度が低く、また5000回目の帯電電位(V
o)は−540V、半減露光量(E1/2)2.0ルック
ス・秒であり、繰り返しによる大幅な電位の低下がみら
れた。
を用いる他は、実施例1と同様に感光体を作製してその
特性を評価した。その結果、1回目の帯電電位(Vo)
は−800V、 半減露光量(E1/2)は3.2ルックス
・秒と感度が低く、また5000回目の帯電電位(V
o)は−540V、半減露光量(E1/2)2.0ルック
ス・秒であり、繰り返しによる大幅な電位の低下がみら
れた。
【0085】比較例2
例示化合物(7)の代わりに下記比較化合物(40)を
用いる他は、実施例10と同様に感光体を作製してその
特性を評価した。その結果、1回目の帯電電位(Vo)
は−800V、半減露光量(E1/2)は1.8ルックス
・秒と比較的良好な結果であったが、5000回目の帯
電電位(Vo)は−350V、半減露光量(E1/2)
1.0ルックス・秒であり、繰り返しによる大幅な電位
の低下がみられた。
用いる他は、実施例10と同様に感光体を作製してその
特性を評価した。その結果、1回目の帯電電位(Vo)
は−800V、半減露光量(E1/2)は1.8ルックス
・秒と比較的良好な結果であったが、5000回目の帯
電電位(Vo)は−350V、半減露光量(E1/2)
1.0ルックス・秒であり、繰り返しによる大幅な電位
の低下がみられた。
【0086】比較例3
例示化合物(12)の代わりに下記比較化合物(41)
を用いる他は、実施例19と同様にして感光体を作製し
てその特性を評価した。その結果帯電電位(Vo)が4
05V、半減露光量(E1/2)が5.6ルックス・秒と感
度不足であり、また5000回目の帯電電位(Vo)は
270V、半減露光量(E1/2)5.0ルックス・秒で
あり、繰り返しによる大幅な電位の低下がみられた。
を用いる他は、実施例19と同様にして感光体を作製し
てその特性を評価した。その結果帯電電位(Vo)が4
05V、半減露光量(E1/2)が5.6ルックス・秒と感
度不足であり、また5000回目の帯電電位(Vo)は
270V、半減露光量(E1/2)5.0ルックス・秒で
あり、繰り返しによる大幅な電位の低下がみられた。
【0087】
【化20】
【0088】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の有機
光導電性材料を用いれば高感度で高耐久性を有する電子
写真感光体を提供することができる。
光導電性材料を用いれば高感度で高耐久性を有する電子
写真感光体を提供することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で示される新規な有機
光導電性材料。 【化1】 (一般式(1)において、R1及びR2はそれぞれ置換基
を有していてもよいアルキル基、アルケニル基、アリー
ル基、複素環基を示し、R3は水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基を示す。R1及びR2は、
これらと結合している窒素原子及びこの窒素原子と結合
しているベンゼン環と共同で複素環を形成していてもよ
い。) - 【請求項2】 下記一般式(2)で示される新規な有機
光導電性材料。 【化2】 (一般式(2)において、R4及びR5はそれぞれ水素原
子、ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル
基、アルコキシ基、アリール基を示す。) - 【請求項3】 下記一般式(3)で示される新規な有機
光導電性材料。 【化3】 (一般式(3)において、R6は水素原子、ハロゲン原
子、置換基を有していてもよいアルキル基、アルコキシ
基を示す。) - 【請求項4】 導電性支持体上に一般式(1)で示され
る有機光導電性材料を含む感光層を有することを特徴と
する電子写真感光体。 - 【請求項5】 導電性支持体上に一般式(2)で示され
る有機光導電性材料を含む感光層を有することを特徴と
する電子写真感光体。 - 【請求項6】 導電性支持体上に一般式(3)で示され
る有機光導電性材料を含む感光層を有することを特徴と
する電子写真感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070118A JP2003267971A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 有機光導電性材料及びそれを用いた電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070118A JP2003267971A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 有機光導電性材料及びそれを用いた電子写真感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003267971A true JP2003267971A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29200779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002070118A Pending JP2003267971A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 有機光導電性材料及びそれを用いた電子写真感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003267971A (ja) |
-
2002
- 2002-03-14 JP JP2002070118A patent/JP2003267971A/ja active Pending
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