JP2003267640A - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置

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JP2003267640A
JP2003267640A JP2002076053A JP2002076053A JP2003267640A JP 2003267640 A JP2003267640 A JP 2003267640A JP 2002076053 A JP2002076053 A JP 2002076053A JP 2002076053 A JP2002076053 A JP 2002076053A JP 2003267640 A JP2003267640 A JP 2003267640A
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power
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electric
generator
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JP2002076053A
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Shigeru Abe
茂 阿部
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かごに設けた発電機がかごの昇降によって確
実に動作し、発電機を介してかごの電気機器に所要の電
力を供給できるエレベーター装置を得る。 【解決手段】 かご9に設けた滑車19にエレベーター
の主索21を巻掛け、かご9の昇降による滑車19の回
転によって発電機22を駆動する。この構成において、
滑車19にかご9側の荷重の全てが作用し、主索21と
滑車19の間に滑りが生じない。そして、発電機22は
かご9の昇降速度に比例した回転速度で回転して安定し
た発電作用が発生して所要の電力を容易に得ることがで
きる。このように、かご9に設けた発電機22がかご9
の昇降によって確実に駆動されて、かご9に設けた電気
機器に給電されるので電気機器が正常に動作してエレベ
ーター運転の正常状態維持を容易化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、かごに装備され
た電気機器がかごに設けられた電力供給手段の電力によ
って付勢されるエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特開平5−294568
号公報に示された従来のエレベーター装置を概念的に示
す図である。図において、1はエレベーターの昇降路、
2は昇降路1の上方に設けられた機械室、3は機械室2
に設置された巻上機で、電動機4及び駆動綱車5によっ
て構成されている。6は駆動綱車5から離れて機械室2
に設置されたそらせ車、7は機械室2に据付けられたエ
レベーターの制御盤で、巻上機3の電動機4が接続され
ている。
【0003】8は昇降路1に立設されたかご用案内レー
ル、9はかご用案内レール8に案内されて昇降路1を昇
降するかご、10はつり合おもりで、図示が省略してあ
るが昇降路1に立設されたつり合おもり用案内レールに
案内されて昇降路1を昇降する。11は主索で一端がか
ご9に連結され駆動綱車5及びそらせ車6に巻掛けられ
て他端にはつり合おもり10が連結されている。
【0004】12はかご9に設けられた発電機で、転輪
13がかご用案内レール8に押圧されてかご9の昇降に
よって回転する。14は電力供給装置で、発電機12が
接続され、また蓄電装置15が接続されている。16は
制御盤7に接続されて昇降路1における所定階に設置さ
れた非接触給電器で、送電部17が設けられている。1
8はかご9に設けられて非接触給電器16の送電部17
と対向する受電部である。
【0005】従来のエレベーター装置は上記のように構
成され、制御盤7の動作によって巻上機3が付勢される
と駆動綱車5が回転して主索11が駆動され、かご9及
びつり合おもり10が互いに反対方向へ昇降する。そし
て、かご9の昇降によって転輪13が回転し、発電機1
2により発生した電力が電力供給装置14に給電され
る。また、かご9が昇降路1の所定階に停止していると
きには非接触給電器16から送電部17及び対向した受
電部18を経て電力が電力供給装置14に給電される。
【0006】そして、給電された電力は蓄電装置15に
蓄えられて、図示が省略してあるがかご9に設けられた
ドアー装置、照明器具等に供給される。これによって、
昇降路1の固定部側とかご9との間に架設されて、昇降
路1側から昇降するかご9に電力を供給する移動ケーブ
ルを省き、移動ケーブルの配置に要する昇降路1のスペ
ースを不要としエレベーターの設置費を節減し、また移
動ケーブルの保守作業が省略できてエレベーターの保守
の手数を低減するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター装置では、かご9に設けられた発電機12の
転輪13がかご用案内レール8に接触し、かご9の昇降
によって回転することによって発電が行われる。しか
し、転輪13とかご用案内レール8の接触はかご9の床
に作用する偏荷重のためにかご9が傾くことによって不
安定となる。このため、所要の発電能力が得られずエレ
ベーターの正常運転が阻害されるという問題点があっ
た。
【0008】また、かご9におけるかご用案内レール8
に対向した箇所でのスペースが得にくく、かご9に装備
される発電機12の容量が制限される。また、低速エレ
ベーターの場合はかご用案内レール8に移動可能に係合
する案内具(図示しない)としてローラガイドシューで
はなくスライディングガイドシューが使用される。この
ため、発電機12の転輪13としてローラガイドシュー
のローラを兼用できず、発電機12のために専用の転輪
13を設けることになり製造費が嵩むことになる。
【0009】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、かごに設けた発電機がかごの昇
降によって確実に駆動されて所要の発電能力が容易に得
られるエレベーター装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター装置においては、エレベーターのかごに設けられて
かごを吊持した主索が巻掛けられかごの昇降によって回
転する滑車と、かごに設けられて電力を蓄える蓄電装置
と、かごに設けられて蓄電装置に蓄えた電力をかごに設
けられた電気機器に供給する電力変換装置と、かごに設
けられて電気機器に供給される電力を管理制御する電力
管理制御装置と、かごに設けられて滑車の回転によって
駆動され蓄電装置に電力を供給する発電機とが設けられ
る。
【0011】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、かごの滑車の回転を発電機に伝動する変速伝
動機構が設けられる。
【0012】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、かごの昇降中にエレベーターの巻上機の電動
機の電力をエレベーターの制御盤により電動機電流と電
動機電力で監視し、この電力が巻上機の電動機や制御盤
の容量を越えない範囲においてのみ発電機が発生する電
力を蓄電装置に蓄電する制御を行う電力管理制御装置が
設けられる。
【0013】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、蓄電装置の蓄電電力量を検出して検出値が規
定値以下になったときに、かごを昇降運転して滑車の回
転によって発電機を駆動し蓄電装置を充電する制御を行
う電力管理制御装置が設けられる。
【0014】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路側における所定階とかご側の間に装備
されて、かごが所定階に停止中であるときに蓄電装置に
充電する給電装置が設けられる。
【0015】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、昇降路側における所定階とかご側の間に装備
されて、かごが所定階に停止中であるときに蓄電装置に
充電する給電装置が設けられ、また蓄電装置の蓄電電力
量を検出して検出値が規定値以下であるときに、かごを
昇降運転して所定階に移動して給電装置によって蓄電装
置に充電する充電動作制御を行う電力管理制御装置が設
けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図3は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は概念的に
示す縦断面図、図2は図1の要部側面図、図3は図1の
かごに設けられた電力供給装置のブロック図である。図
において、1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1の
上方に設けられた機械室、5は機械室2に設置された巻
上機の駆動綱車、6は駆動綱車5から離れて機械室2に
設置されたそらせ車、7は機械室2に据付けられたエレ
ベーターの制御盤で、巻上機の電動機4等が接続されて
いる。
【0017】9は図示が省略してあるが昇降路1に立設
されたかご用案内レールに案内されて昇降路1を昇降す
るかご、19はかご9の上部に設けられた滑車、10は
図示が省略してあるが昇降路1に立設されたつり合おも
り用案内レールに案内されて昇降路1を昇降するつり合
おもり、20はつり合おもり10の上部に設けられた吊
り車である。
【0018】21は主索で、一端が昇降路1頂部に連結
されて下方に張設され、かご9の滑車19に巻掛けられ
て上方に張設され、巻上機の駆動綱車5及びそらせ車6
に巻掛けられて下方に張設され、つり合おもり10の吊
り車20に巻掛けられて上方に張設され他端は昇降路1
頂部に連結されている。
【0019】16は昇降路1側に設置されて制御盤7に
接続された非接触式の給電装置で、送電部17が設けら
れている。18はかご9に設けられて非接触式の給電装
置16の送電部17と対向する受電部である。22はか
ご9に設けられた発電機で、かご9の滑車19の回転部
が直結されて、滑車19の回転が直接伝達されて駆動さ
れる。
【0020】14はかご9に設けられた電力供給装置
で、発電機22及び蓄電装置15が電力管理制御装置2
3に接続され、また電力管理制御装置23に電力変換装
置24が接続されている。25はドアー装置で、かご9
に設けられて電力変換装置24に接続されている。26
は照明器具で、かご9に設けられて電力変換装置24に
接続されている。なお、図示が省略してあるが電力変換
装置24にはかご9に設けられた位置表示器等の他の電
気機器も接続されている。
【0021】上記のように構成されたエレベーター装置
において、制御盤7の動作によって巻上機3が付勢され
ると駆動綱車5が回転して主索11が駆動され、かご9
及びつり合おもり10が互いに反対方向へ昇降する。そ
して、かご9の昇降によって主索11が巻掛けられてか
ご9側の荷重が作用した滑車19が回転し、発電機22
により発生した電力が電力供給装置14に給電される。
また、かご9が昇降路1の所定位置に停止しているとき
には非接触式の給電装置16から送電部17及び対向し
て受電部18を経て電力が電力供給装置14に給電され
る。
【0022】そして、給電された電力は蓄電装置15に
蓄えられて、ドアー装置25、照明器具26等のかご9
に設けられた電気機器に供給される。これによって、昇
降路1の固定部側とかご9との間に架設されて、昇降路
1側から昇降するかご9に電力を供給する移動ケーブル
を省き、移動ケーブルの配置に要する昇降路1のスペー
スを不要とし、また移動ケーブルの保守作業が省略でき
てエレベーターの保守の手数が低減される。
【0023】また、かご9の滑車19にはかご9側の荷
重の全てが作用するので、巻掛けられた主索11と滑車
19の間の摩擦力は十分あり発電機22の容量が、巻上
機3の電動機4の容量の数分の一以下であれば主索11
と滑車19の間に滑りが生じることはない。したがっ
て、発電機22はかご9の昇降速度に比例して滑りを生
じることなく回転するので、安定した発電作用を得るこ
とができ所要の発電能力が容易に得られる。このよう
に、かご9に設けた発電機22がかご9の昇降により確
実に駆動されるのでエレベーターの運転を正常状態に保
つことができる。
【0024】また、発電機22で発電された電気は電力
変換装置24を経由し適当な電圧の直流に変換され、一
旦蓄電装置15に蓄えられる。なお、図1〜図3の実施
の形態において蓄電装置15として、蓄電池を想定して
いるが、他の蓄電手段、例えば大容量コンデンサーを用
いることもできる。また、大容量コンデンサーは蓄電池
に比して蓄電量が少ないが、寿命が半永久的で保守が不
要であるなどの利点がある。
【0025】また、蓄電装置15に蓄えられた電気は、
電力変換装置24を経由し適当な電圧の交流又は直流に
変換され、ドアー装置25、照明器具26、制御装置
(図示しない)等のかご9に設けられた電気機器に供給
される。なお、かご9の電気機器には発電機22だけか
ら給電しても良いし、また補助的な電力供給手段とし
て、非接触式の給電装置16又は接触式の給電装置(図
示しない)を併用して給電してもよい。
【0026】すなわち、昇降路1側における所定階とか
ご9側の間に給電装置を設けて、かご9が給電装置が装
備された所定階に停止中に蓄電装置15に充電する。こ
れによって、かご9に設けた電気機器を正常に動作させ
ることができ、エレベーターの正常な運転を容易に維持
することができる。
【0027】また、電力管理制御装置23の制御機能に
よって、蓄電装置15の蓄電電力量が規定値以下に減少
したことを検出する。そして、この検出出力を介してか
ご9を給電装置が装備された所定階に移動して、給電装
置によって蓄電装置15に充電する充電動作制御を行
う。このような手段によっても、かご9に設けた電気機
器を正常に動作させることができて、エレベーターの正
常な運転を容易に維持することができる。
【0028】また、かご9に太陽電池(図示しない)を
設けて外光によって発電し、かご9の電力供給装置14
へ直接給電することも可能である。このような構成は、
特に夏季に大電力を必要とする空調機付の展望用エレベ
ーターの場合に適している。なお、昇降路1に外光又は
人工光を導入することで発電できるので、展望用エレベ
ーターでない一般用エレベーターであっても、太陽電池
を設けてかご9の電力供給装置14へ直接給電すること
も可能である。
【0029】また、図1〜図3の実施の形態において、
かご9と制御盤7との間の移動ケーブルが不要である
が、かご9と制御盤7との間の通信を無線電気通信方式
又は光通信方式により非接触式で行うことによって通信
ケーブルも不要となる。さらに、無線電気通信方式及び
光通信方式を併用すれば、従来の一般的なエレベーター
では、必要であったかご9と制御盤7をつなぐ移動ケー
ブルも不要となる。そして、かご9と制御盤7をつなぐ
移動ケーブルが不要となることにより、テレビ塔用エレ
ベーターのように開放された昇降路1が設けられる屋外
式エレベーターや超高層エレベーターにおいて大きな便
益を得ることができる。
【0030】また、図1〜図3の実施の形態では、巻上
機3や制御盤7などのエレベーターを構成する主要機器
が独立した機械室2に設置されたエレベーターを想定し
ているが、このような構成のエレベーター装置に図1〜
図3の実施の形態における作用が限られるものではな
い。また、図1〜図3の実施の形態では、電力供給装置
14、蓄電装置15、電力管理制御装置23、電力管理
制御装置23及び電力変換装置24がかご9の上面に配
置されているが、これらの機器をかご9の側面に配置し
た構成であっても、図1〜図3の実施の形態における作
用を得ることができる。
【0031】実施の形態2.前述の図1〜図3の実施の
形態を応用して次に述べるようなエレベーター装置を容
易に構成することができる。すなわち、かご9の滑車1
9の回転を発電機22に減速又は増速して伝動する歯車
伝動機構又は巻掛け伝動機構からなる変速伝動機構を設
ける。このように構成した場合であっても主索11が巻
掛けられたかご9の滑車19の回転によって発電機22
が駆動されるので、図1〜図3の実施の形態と同様な作
用を得ることができる。
【0032】また実施の形態2において、変速伝動機構
によって発電効率の良い回転速度に発電機22の回転を
容易に設定することができ、所要の発電能力を容易に得
ることができる。また、歯車伝動機構は回転動力を確実
に伝動することができ、ベルト式等の巻掛け伝動機構は
滑車19と発電機22の距離を容易に適宜に設定するこ
とができかご9での配置レイアウトの自由度が向上す
る。
【0033】実施の形態3.前述の図1〜図3の実施の
形態を応用して次に述べるようなエレベーター装置を容
易に構成することができる。すなわち、かご9の昇降に
よって滑車19の回転を介して発電機22により発電す
ると、その発電電力に応じた負荷が巻上機3の電動機4
に作用する。このため、巻上機3の電動機4の容量や、
制御盤7の電力容量をその分だけ増やす必要が生じる。
【0034】このような制御盤7等の電力容量増を避け
るには、巻上機3の電動機4に余裕がある運転状態での
み、かご9の発電機22で発生した電力を蓄電装置15
に充電するように制御すればよい。すなわち、エレベー
ターの昇降中に巻上機3の電動機4の電力を制御盤7に
より電動機電流と電動機電力で監視し、この電力が巻上
機3の電動機4や制御盤7の容量を越えない範囲におい
てのみ、発電機22で発生する電力を蓄電装置15に蓄
電するように電力管理制御装置23により制御する。
【0035】実施の形態4.前述の図1〜図3の実施の
形態を応用して次に述べるようなエレベーター装置を容
易に構成することができる。すなわち、かご9における
電力は電力管理制御装置23で一元的に管理される。そ
して、電力管理制御装置23は電力変換装置24を制御
してかご9の電気機器に必要な定電圧の交流や直流を供
給するだけでなく、蓄電装置15の蓄電電力量の管理を
行う。
【0036】例えば、蓄電装置15の蓄電電力量が規定
値以下に減少すると、かご9呼びを発生しかご9を昇降
させて、このときの滑車19の回転による発電機22の
作動によって蓄電電力量の充電を行う。また、非接触式
の給電装置16又は接触式の給電装置が設けられている
場合には、給電装置16の送電部17が設置された昇降
路1の階床にかご9を移動して蓄電電力量の充電を行う
ことができる。
【0037】実施の形態5.図4及び図5は、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図4は概念的に示
す縦断面図、図5は図4の要部側面図である。なお、図
4及び図5の他は前述の図1〜図3の実施の形態と同様
にエレベーター装置が構成されている。図において、図
1〜図3と同符号は相当部分を示し、27はかご9の下
部の両側にそれぞれ枢着された滑車で、主索21が巻掛
けられると共に、一方の滑車27にはその滑車によって
駆動される発電機22が設けられている。
【0038】上記のように構成されたエレベーター装置
においても、主索11が巻掛けられたかご9の滑車27
の回転によって発電機22が駆動される。したがって、
詳細な説明を省略するが図4及び図5の実施の形態にお
いても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られ
る。
【0039】実施の形態6.図6も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、かごの斜視図である。な
お、図6の他は前述の図1〜図3の実施の形態と同様に
エレベーター装置が構成されている。図において、図1
〜図3と同符号は相当部分を示し、28はかご9の側面
に枢着された滑車で、主索21が巻掛けられると共に、
滑車28によって駆動される発電機22が設けられてい
る。
【0040】上記のように構成されたエレベーター装置
においても、主索11が巻掛けられたかご9の滑車28
の回転によって発電機22が駆動される。したがって、
詳細な説明を省略するが図6の実施の形態においても図
1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0041】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、エレベ
ーターのかごに設けられてかごを吊持した主索が巻掛け
られかごの昇降によって回転する滑車と、かごに設けら
れて電力を蓄える蓄電装置と、かごに設けられて蓄電装
置に蓄えた電力をかごに設けられた電気機器に供給する
電力変換装置と、かごに設けられて電気機器に供給され
る電力を管理制御する電力管理制御装置と、かごに設け
られて滑車の回転によって駆動され蓄電装置に電力を供
給する発電機とを設けたものである。
【0042】これによって、主索が巻掛けられたかごの
滑車にはかご側の荷重の全てが作用するので、主索と滑
車の間の摩擦力は十分あり主索と滑車の間に滑りが生じ
ることはない。したがって、発電機はかごの昇降速度に
比例した回転速度によって回転するので安定した発電作
用を得ることができ、所要の発電能力が容易に得られ
る。このように、かごに設けた発電機がかごの昇降によ
って確実に駆動されて、かごに設けられた電気機器に給
電されるので、これらの電気機器が正常に動作し、エレ
ベーターの正常運転維持を容易化する効果がある。
【0043】また、この発明は以上説明したように、か
ごの滑車の回転を発電機に伝動する変速伝動機構を設け
たものである。
【0044】これによって、主索が巻掛けられたかごの
滑車にはかご側の荷重の全てが作用するので、主索と滑
車の間の摩擦力は十分あり主索と滑車の間に滑りが生じ
ることはない。したがって、発電機はかごの昇降速度に
比例した回転速度によって回転するので安定した発電作
用を得ることができ、所要の発電能力が容易に得られ
る。このように、かごに設けた発電機がかごの昇降によ
って確実に駆動されて、かごに設けられた電気機器に給
電されるので、これらの電気機器が正常に動作し、エレ
ベーターの正常運転維持を容易化する効果がある。ま
た、変速伝動機構によりかごの滑車の回転が発電機に伝
動されるので、変速伝動機構によって発電効率の良い回
転速度に発電機の回転を設定することができ、所要の発
電能力を容易に得る効果がある。また、変速伝動機構を
歯車伝動機構とすることによって回転動力を確実に伝動
することができ、変速伝動機構を巻掛け伝動機構とする
ことによって滑車と発電機の距離を容易に適宜に設定す
ることができかごでの配置レイアウトの自由度を向上す
る効果がある。
【0045】また、この発明は以上説明したように、か
ごの昇降中にエレベーターの巻上機の電動機の電力をエ
レベーターの制御盤により電動機電流と電動機電力で監
視し、この電力が巻上機の電動機や制御盤の容量を越え
ない範囲においてのみ発電機が発生する電力を蓄電装置
に蓄電する制御を行う電力管理制御装置を設けたもので
ある。
【0046】これによって、主索が巻掛けられたかごの
滑車にはかご側の荷重の全てが作用するので、主索と滑
車の間の摩擦力は十分あり主索と滑車の間に滑りが生じ
ることはない。したがって、発電機はかごの昇降速度に
比例した回転速度によって回転するので安定した発電作
用を得ることができ、所要の発電能力が容易に得られ
る。このように、かごに設けた発電機がかごの昇降によ
って確実に駆動されて、かごに設けられた電気機器に給
電されるので、これらの電気機器が正常に動作し、エレ
ベーターの正常運転維持を容易化する効果がある。ま
た、かごの昇降中に巻上機の電動機の電力を制御盤によ
り電動機電流と電動機電力で監視し、この電力が巻上機
の電動機や制御盤の容量を越えない範囲においてのみ発
電機が発生する電力を蓄電装置に蓄電する制御を行う。
これにより、発電機の発電電力に応じて巻上機の電動機
に作用する負荷のため、巻上機の電動機の容量や、制御
盤の電力容量の増加を抑制することができて製造費を低
減する効果がある。
【0047】また、この発明は以上説明したように、蓄
電装置の蓄電電力量を検出して検出値が規定値以下にな
ったときに、かごを昇降運転して滑車の回転により発電
機を駆動し蓄電装置を充電する制御を行う電力管理制御
装置を設けたものである。
【0048】これによって、主索が巻掛けられたかごの
滑車にはかご側の荷重の全てが作用するので、主索と滑
車の間の摩擦力は十分あり主索と滑車の間に滑りが生じ
ることはない。したがって、発電機はかごの昇降速度に
比例した回転速度によって回転するので安定した発電作
用を得ることができ、所要の発電能力が容易に得られ
る。このように、かごに設けた発電機がかごの昇降によ
って確実に駆動されて、かごに設けられた電気機器に給
電される。また、電力管理制御装置によって蓄電装置の
蓄電電力量が規定値以下のときに、かごを昇降運転して
発電機を駆動し蓄電装置が充電されてかごに設けられた
電気機器に給電される。このため、かごに設けられた電
気機器が正常に動作し、エレベーターの正常運転維持を
容易化する効果がある。
【0049】また、この発明は以上説明したように、昇
降路側における所定階とかご側の間に装備されて、かご
が所定階に停止中であるときに蓄電装置に充電する給電
装置を設けたものである。
【0050】これによって、主索が巻掛けられたかごの
滑車にはかご側の荷重の全てが作用するので、主索と滑
車の間の摩擦力は十分あり主索と滑車の間に滑りが生じ
ることはない。したがって、発電機はかごの昇降速度に
比例した回転速度によって回転するので安定した発電作
用を得ることができ、所要の発電能力が容易に得られ
る。このように、かごに設けた発電機がかごの昇降によ
って確実に駆動されて、かごに設けられた電気機器に給
電される。また、昇降路側における所定階とかご側の間
に装備されて、かごが所定階に停止中であるときに蓄電
装置に充電する給電装置によって蓄電装置が充電されて
かごに設けられた電気機器に給電される。このため、か
ごに設けられた電気機器が正常に動作し、エレベーター
の正常運転維持を容易化する効果がある。
【0051】また、この発明は以上説明したように、昇
降路側における所定階とかご側の間に装備されて、かご
が所定階に停止中であるときに蓄電装置に充電する給電
装置を設け、また蓄電装置の蓄電電力量を検出して検出
値が規定値以下であるときに、かごを昇降運転して所定
階に移動して給電装置によって蓄電装置に充電する充電
動作制御を行う電力管理制御装置を設けたものである。
【0052】これによって、主索が巻掛けられたかごの
滑車にはかご側の荷重の全てが作用するので、主索と滑
車の間の摩擦力は十分あり主索と滑車の間に滑りが生じ
ることはない。したがって、発電機はかごの昇降速度に
比例した回転速度によって回転するので安定した発電作
用を得ることができ、所要の発電能力が容易に得られ
る。このように、かごに設けた発電機がかごの昇降によ
って確実に駆動されて、かごに設けられた電気機器に給
電される。また、昇降路側における所定階とかご側の間
に装備されて、かごが所定階に停止中であるときに蓄電
装置に充電する給電装置が設けられる。そして、電力管
理制御装置によって蓄電装置の蓄電電力量が規定値以下
のときに、かごを昇降運転して所定階に移動して給電装
置によって蓄電装置に充電する充電動作制御が行われ
る。これにより、給電装置によって蓄電装置が充電され
てかごに設けられた電気機器に給電される。このため、
かごに設けられた電気機器が正常に動作し、エレベータ
ーの正常運転維持を容易化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を概念的に示す縦断
面図。
【図2】 図1の要部側面図。
【図3】 図1のかごに設けられた電力供給装置のブロ
ック図。
【図4】 この発明の実施の形態5を概念的に示す縦断
面図。
【図5】 図4の要部側面図。
【図6】 この発明の実施の形態6を概念的に示すかご
の斜視図。
【図7】 従来のエレベーター装置を概念的に示す図。
【符号の説明】
3 巻上機、 4 電動機、 7 制御盤、 9
かご、 15 蓄電装置、 16 給電装置、
19 滑車、 21 主索、 22 発電機、
23 電力管理制御装置、 24 電力変換装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベーターのかごに設けられて上記か
    ごを吊持した主索が巻掛けられ上記かごの昇降によって
    回転する滑車と、上記かごに設けられて電力を蓄える蓄
    電装置と、上記かごに設けられて上記蓄電装置に蓄えた
    電力を上記かごに設けられた電気機器に供給する電力変
    換装置と、上記かごに設けられて上記電気機器に供給さ
    れる電力を管理制御する電力管理制御装置と、上記かご
    に設けられて上記滑車の回転によって駆動され上記蓄電
    装置に電力を供給する発電機とを備えたエレベーター装
    置。
  2. 【請求項2】 かごの滑車の回転を発電機に伝動する変
    速伝動機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のエ
    レベーター装置。
  3. 【請求項3】 電力管理制御装置を、かごの昇降中にエ
    レベーターの巻上機の電動機の電力を上記エレベーター
    の制御盤により電動機電流と電動機電力で監視し、上記
    電力が上記巻上機の電動機や上記制御盤の容量を越えな
    い範囲においてのみ発電機が発生する電力を蓄電装置に
    蓄電する制御を行うものとしたことを特徴とする請求項
    1及び請求項2のいずれか一つに記載のエレベーター装
    置。
  4. 【請求項4】 電力管理制御装置を、蓄電装置の蓄電電
    力量を検出して検出値が規定値以下になったときに、か
    ごを昇降運転して滑車の回転によって発電機を駆動し上
    記蓄電装置を充電する制御を行うものとしたことを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載のエレ
    ベーター装置。
  5. 【請求項5】 昇降路側における所定階とかご側の間に
    装備されて、かごが上記所定階に停止中であるときに蓄
    電装置に充電する給電装置を備えたことを特徴とする請
    求項1〜請求項3のいずれか一つに記載のエレベーター
    装置。
  6. 【請求項6】 昇降路側における所定階とかご側の間に
    装備されて、かごが上記所定階に停止中であるときに蓄
    電装置に充電する給電装置を備え、また電力管理制御装
    置を、上記蓄電装置の蓄電電力量を検出して検出値が規
    定値以下であるときに、上記かごを昇降運転して上記所
    定階に移動して上記給電装置によって上記蓄電装置に充
    電する充電動作制御を行うものとしたことを特徴とする
    請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載のエレベータ
    ー装置。
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