JP2003267417A - 接着液容器 - Google Patents
接着液容器Info
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Abstract
り換えるための操作が簡単で、また、塗布面を有する部
材自体は手で触る必要がなく、手が汚れることのない接
着液容器を提供する。 【解決手段】 ボトル50に取り付ける取付部5と、取
付部からその軸心方向に伸長するノズル11とを備えた
ノズル付きキャップ2に、上下に貫通した孔を有する筒
状の回動ヘッド3が、係止部15が壁部7a、bに鍔部
8a、bの下側で嵌り、回動可能で抜け止めされて取付
けられる。スライドノズル11が回動ヘッドの内側に配
置され、ノズルに形成されたリブ9a、9bがスライド
ノズルに形成された溝29a、29bに嵌り、回転が阻
止される。スライドノズルの外周に二条のねじ溝19が
形成され、これに回動ヘッドの係止片17が嵌ってい
る。回動ヘッドを回動することにより、スライドノズル
が上下動し、上側に位置したときにはスライドノズルの
塗布面27がノズルの塗布面14とともに幅の広い塗布
面を形成し、下側に位置したときは、ノズルの塗布面だ
けで細い塗布面を形成する。
Description
納した状態で塗布することができるノズル付き接着液容
器に関する。さらに詳細に言えば、細い線状と比較的幅
の広い帯状との両方の状態でそれぞれ接着液を塗布可能
な、ノズル付き接着液容器に関する。
で塗布することができるノズル付き接着液容器が用いら
れている。このようなノズル付き接着液容器の中に、接
着液を塗布すべき部位あるいは範囲に応じて、細い線状
に塗布する状態と比較的に幅の広い帯状に塗布する状態
とに切り換えることのできるものがある。かかる機能を
有するものの1つが、「公開実用新案公報 昭64−2
9159」に開示されている。
液容器は、ノズルを備え、ボトルの口部に取り付けられ
る固定キャップと、この固定キャップに回転並びに上下
動自在に取付けられ、上動したときノズルの先端面と一
致する頂面を有したスライドキャップとを備え、前記固
定キャップに設けた係合片をスライドキャップに設けた
横向きU字状の案内溝に係合して、スライドキャップを
上動位置と下動位置との間で移動可能にしている。そし
て、細い線状に塗布する時には、スライドキャップを下
動位置に移動させてノズル先端をスライドキャップの頂
面より上方を突出させ、幅広く塗布する時には、スライ
ドキャップを上動させてその頂面をノズル先端面と一致
させて使用するものである。
ては、スライドキャップを上下動させるに際し、スライ
ドキャップの溝は横向きU字状となっているため、先ず
スライドキャップを一方向に回動させ、次にスライドキ
ャップを上方向又は下方向に移動させ、更にスライドキ
ャップを先と反対方向に回動させる操作が必要であり、
操作が面倒であった。また、上端部に塗布面を有するス
ライドキャップ自体を、指を用いて直接操作する必要が
あるため、指に接着液が付き汚れるという問題点があっ
た。
たものであり、塗布面を狭い線状と比較的幅の広い帯状
とに切り換えるための操作が簡単で、また、塗布面を有
する部材自体は手で触る必要がなく、手が汚れることの
ない接着液容器を提供することを目的としている。
に、本発明に係る接着液容器は、ボトルと、このボトル
の口部に取り付けられる取付部と、該取付部からその軸
心方向に伸長するノズルとを備えたノズル付きキャップ
と、上下に貫通した孔を有する筒状の、ノズル付きキャ
ップに対して回動可能だが軸方向において抜け止めされ
て取り付けられる回動ヘッドと、該回動ヘッドの貫通孔
内に配置され、ノズルが挿通可能なノズル貫通孔を備え
たスライドノズルとで構成した。そして、ノズルとスラ
イドノズルとには、ノズルに対するスライドノズルの軸
方向移動を案内するガイド機構が設けられ、回動ヘッド
とスライドノズルには、相対的な螺旋運動を許容し、ス
ライドノズルを回動ヘッドに対し、軸方向で隔てた、相
対的に上側の第一の位置と相対的に下側の第二の位置と
の間で上下動させる螺旋運動機構を設けた。そして、第
一の位置においては、ノズルの上端面は、スライドノズ
ルの上端面と面一か或いは僅かに低い位置にあり、第二
の位置においては、ノズルの上端面が前記スライドノズ
ルの上端面から突出するようになっている。
ルの外周とスライドノズルの内周とのいずれか一方に形
成された、ノズルの軸方向に所定の範囲で延びる溝と、
他方に形成された、溝に嵌って該構内を移動可能な係合
部とで構成している。
は、回動ヘッドの内周とスライドノズルの外周のいずれ
か一方に、ノズルの軸方向所定の範囲で形成された螺旋
溝と、他方に形成された、該螺旋溝に嵌って溝内を移動
可能な係合部とで構成している。
体的実施の形態を説明するが、本願発明は以下の実施例
に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明
の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本願発
明の範囲に含まれるものである。
る接着液容器1の全体外観斜視図である。接着液容器1
は、本図面には、上側の一部のみが示されているボトル
50と、ボトル5の口部に取付けるノズル付きキャップ
2と、ノズル付きキャップ2に抜止めされて取付けられ
た、ノズル付きキャップ2の中心軸回りに回動可能な回
動ヘッド3と、回り止めされ回動ヘッド3の回動と連動
して上下動するスライドノズル4からなる。なお、図1
は、スライドノズル4が下端の位置にある場合であっ
て、後述のノズル11が突出した状態にある。また、本
願図面には記載されていないが、接着液の固結を防ぐた
め、蓋キャップを有している。
り、図3は、その縦断面図である。図2及び図3におい
て、ノズル付きキャップ2は、ボトルの口部に嵌合又は
螺合される取付部5を備えており、この取付部5から取
付部5の中心軸に沿って上方向に延びる、接着液が流出
するための貫通孔18を有する円筒形のノズル11が形
成されている。このノズル11の上端部は、接着液を塗
布し易いように丸みを帯びているノズル塗布面14を形
成し、また、ノズルの上端部中央には、接着液が流出す
る貫通孔18の上端部の流液口13を有している。
軸回りの回転を防止するために、ノズル11の軸方向に
取付部5の上面5aからノズル11の軸方向所定の位置
まで延びるリブ9a,9bが、ノズル11の外周上に形
成されている。本実施の形態においては、円周方向18
0°隔ててリブ9a,9bが形成されている。なお、リ
ブの数は、特に2つに限定するものではない。
と同心で、ノズル11の周囲を囲んで円弧状に延びる、
所定の高さの2つの壁部7a,7bが一体に形成され、
係合部7を構成している。2つの壁部7a,7bは同一
形状であり、前述のリブ9a、9bと略円周方向90°
隔てた位置で、ノズル11を間にして互いに対向してい
る。そしてその上部には外側に広がる同一形状の鍔部8
a,8bが形成されている。この鍔部8a,8bの外周
面は、ノズル11の中心からの径が軸方向下側に行くに
つれて大きくなるように傾斜している。なお、係合部7
は、2つに限らず適宜な数で設けられてもよく、あるい
は、円周方向で1つに繋がっていてもよい。
取付部5の直径とほぼ同径の外周を有する筒状の部材で
ある。その回動ヘッド3の内側壁下部には、ノズル付き
キャップ2の鍔部8a,8bの下側の壁部7a,7bの
外周に嵌まる、径方向内方へ突出している帯状の係止部
15が、円周方向に所定の長さで延びて形成されてい
る。係合部15は、同一形状のものが180°隔てて2
つ形成されている。
5の上面5aから鍔部8a,8bの下面までの高さと同
じあるいは多少短く、また、係止部15の内径は壁部7
a,7bの外径と同じあるいは多少大きい。但し、係止
部15の内径は、鍔部8a,8b軸方向最下部の外周径
よりは小さい。従って、回動ヘッドは、その係止部15
が壁部7a,7bの外周に嵌まることにより、ノズル付
きキャップ2に対して回転可能であるが、軸方向には抜
止めされて取付けられている。
ず、また、全周にわたって1つに形成してもよい。すな
わち、ノズル付きキャップ2の係合部7と回動ヘッド3
の係止部15とは、回動ヘッド3がノズル付きキャップ
2に対して回転方向どの位置にあっても、抜け止めされ
るようになっていればよい。また、回転ヘッド3とノズ
ル付きキャップ2を抜止めして回動可能に嵌合するため
には、前述とは逆に、回動ヘッド3の係止部15が凹状
で、ノズル付きキャップ2の係合部7が凸状とする構成
としてもよい。
後述するスライドノズル4のネジ溝19a,19bと係
合するための、直径方向で対向し、高さ方向が同じ位置
で径方向内向きに突出した係止片17a、17bがそれ
ぞれ設けられている。なお、係止片17は必ずしも2つ
である必要は無く、後述するスライドノズル4のネジ溝
19の本数と同数であれば良い。また、回動ヘッド3の
外側壁面には、図1及び図2に描いたような回動ヘッド
3を手動で回動し易くするための溝3aが掘られている
ことが望ましい。
ノズル11と回動ヘッド3の間に、これらと同芯状に配
置される。その外周面には下端部近くから上方向の所定
の位置まで延びる同一形状、同一ピッチの二条のネジ溝
19a、19bが、周方向で180°ずれた位置に形成
されており、これらにそれぞれ前述の回動ヘッド3の係
止片17a、17bが係合するようになっている。
片17a、17bを保持できるよう、それぞれの係止片
17の直径よりも僅かに長い横方向に延びる溝である上
係合溝21a,21bが、それぞれ形成されている。こ
の上係合溝21a,21bに係止片17a,17bが位
置した時は、後述するようにスライドノズル4が下降し
た位置にあり、その時、ノズル11のノズル塗布面14
がスライドノズル4の後述するスライドノズル塗布面2
7から突出するようになっている。また、ネジ溝19
a,19bの最下部にも、係止片17a、17bを保持
できるよう、それぞれの係止片17の直径よりも僅かに
長い横方向に延びる溝である、下係合溝22a,22b
がそれぞれ形成されている。
合溝22a,22bの下部に通じる、係止片17a,1
7bを下係合溝22a,22bに案内させるための溝で
ある切欠き23a,23bが、それぞれ形成されてい
る。この切欠き23a,23bは、スライドノズル4の
下端まで軸方向下側に行くにつれて内側に傾斜し、係止
片17a,17bが通過できる程度の幅を有する溝を形
成している。また、切欠き23a,23bの最上部での
溝の深さは、下係合溝22a,22bの溝の深さより僅
かに浅く、この部分において、下係合溝22a,22b
の図2、図3で見て下側の壁24が、その溝の深さの差
分だけ残って外れ止め部24aを形成している。そのた
め、係止片17a,17bは下係合溝22a,22bか
ら外れることがない。
ズル11が嵌まるノズル貫通孔25を有する。その貫通
孔25の内壁には、スライドノズル4の下端から上方所
定の位置まで、周方向180°隔てて2本の縦溝29
a,29bが形成されている。その縦溝29a,29b
の寸法は、前述のノズル11のリブ9a,9bがスライ
ド可能に嵌合できる寸法となっており、この嵌合により
スライドノズル4はノズル11に対して回転を阻止され
る。さらに、スライドノズル4の上端面には、接着液を
塗布し易いように縁部がやや丸みを帯びているスライド
塗布面27を形成する。
11の形状が例えば矩形である場合には、同様の矩形と
することにり、スライドノズル4の左右の回転が防止さ
れるため、リブ9a,9b及び溝29a,29bの形成
の必要がなくなる。また、スライドノズル4の形状は、
本実施の形態のような略矩形の棒状体の他、円柱でも良
い。なお、スライドノズル塗布面27の形状は、塗布方
向に対しスライドノズル塗布面27に角度をもたせるこ
とで、塗布面の帯の幅を自由に変更することができるよ
うに、略矩形とすることが望ましいが、必ずしもこれに
限定されない。
の機能を有する。なお、図1,図4は、スライドノズル
4のノズル貫通孔25からノズル11が突出した状態の
斜視図及び斜視図の縦断面図であり、図5,図6は、ス
ライドノズル4のノズル貫通孔25からノズル11が突
出せず、僅かにノズル貫通孔25の上面より下の位置に
ノズル11がある状態の斜視図及び斜視図の縦断面図で
ある。
ル付きキャップ2の係合部7に回動可能に嵌合される。
スライドノズル4はノズル付きキャップ2のノズル11
がスライドノズル4のノズル貫通孔25に挿通され、リ
ブ9a,9bが溝29a,29bに嵌合される。また、
スライドノズル4の切欠き23a,23bを通って、回
動ヘッド3の係止片17a,17bが、下係合溝22
a,22bに案内された後は、前述の外れ止め部24a
により切欠き23a,23bへの移動が阻止されるの
で、ノズル付きキャップ2、回動ヘッド3及びスライド
ノズル4は、それぞれ外れることがない。
は、以下の手順で行う。すなわち、回動ヘッド3を図1
乃至図3において矢印方向に回動すると、回動ヘッド3
上下動できず、一方スライドノズル4は回り止めされて
いるので、スライドノズル4は回動ヘッド3の回動に連
動して下動し、その後、上係合溝21a,21bに係合
することにより保持される。このとき、スライドノズル
4は、最下部に位置した状態にあり、図1、図4が示す
ように、スライドノズル4のノズル貫通孔25からノズ
ル11が突出した状態となる。この状態で全体としての
塗布面は、ノズル塗布面14のみにより構成され、塗布
幅は、最大幅がノズル11の直径幅となり、細い線状に
塗布される。
塗布するには、以下の手順で行う。すなわち、回動ヘッ
ド3を前とは逆方向に回動させれば、スライドノズル4
は回動ヘッド3の回動に連動して上動し、下係合溝22
a,22bに係合することにより保持される。この時ス
ライドノズル4は、最上部に位置した状態にあり、図
5、図6が示すようにノズル塗布面14の位置は、ノズ
ル貫通孔25の内部に僅かに入った状態となる。この状
態で全体としての塗布面は、ノズル塗布面14とスライ
ドノズル塗布面27とで構成され、広いものとなる。こ
のとき、塗布幅は最大でスライドノズル塗布面27の長
手方向の幅となり、幅広い帯状に塗布される。また、最
も細く帯状に塗布するには、スライドノズル塗布面27
の横手方向の幅を用いればよい。なお、適宜前述の両塗
布幅の中間の幅で帯状に塗布することも可能である。
は、接着面を有するスライドノズル4の上下動をスライ
ドノズル4とは別の回動ヘッド3の左右方向の回動のみ
によって行うため、接着液の塗布幅の狭い線状の状態と
比較的幅の広い帯状の状態との切り換え操作が簡単にな
り、また、塗布面を有する部材自体は直接手で触れる必
要がなくなるため、接着液で手を汚すこともない。
ノズルが突出した状態での全体斜視図である。
分解斜視図である。
分解斜視図の縦断面図である。
ノズルが突出した状態での全体縦断面斜視図である。
ノズルが突出していない状態での全体斜視図である。
ノズルが突出していない状態での全体斜視図の縦断面図
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ボトルと、前記ボトルの口部に取り付け
られる取付部と、該取付部からその軸心方向に伸長する
ノズルとを備えたノズル付きキャップと、上下に貫通し
た孔を有する筒状の、前記ノズル付きキャップに対して
回動可能だが軸方向において抜け止めされて取り付けら
れる回動ヘッドと、該回動ヘッドの貫通孔内に配置さ
れ、前記ノズルが挿通可能なノズル貫通孔を備えたスラ
イドノズルとを備え、前記ノズルと前記スライドノズル
とには、前記ノズルに対する前記スライドノズルの軸方
向移動を案内するガイド機構が設けられ、前記回動ヘッ
ドと前記スライドノズルには、相対的な螺旋運動を許容
し、前記スライドノズルを前記回動ヘッドに対し、軸方
向で隔てた、相対的に上側の第一の位置と相対的に下側
の第二の位置との間で上下動させる螺旋運動機構が設け
られ、前記第一の位置においては、前記ノズルの上端面
は前記スライドノズルの上端面と面一、もしくは僅かに
低い位置にあり、前記第二の位置においては、前記ノズ
ルの上端面が前記スライドノズルの上端面から突出する
ことを特徴とする、接着液容器。 - 【請求項2】 請求項1記載の接着液容器において、前
記ガイド機構は、前記ノズルの外周と前記スライドノズ
ルの内周とのいずれか一方に形成された、前記ノズルの
軸方向に所定の範囲で延びる溝と、他方に形成された、
当該溝に嵌って該構内を移動可能な係合部とからなるこ
とを特徴とする、接着液容器。 - 【請求項3】 請求項1記載の接着液容器において、前
記螺旋運動機構は、前記回動ヘッドの内周と前記スライ
ドノズルの外周のいずれか一方に、前記ノズルの軸方向
所定の範囲で形成された螺旋溝と、他方に形成された、
該螺旋溝に嵌って前記溝内を移動可能な係合部とからな
ることを特徴とする、接着液容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002074081A JP2003267417A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 接着液容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002074081A JP2003267417A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 接着液容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003267417A true JP2003267417A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29203570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002074081A Pending JP2003267417A (ja) | 2002-03-18 | 2002-03-18 | 接着液容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003267417A (ja) |
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-
2002
- 2002-03-18 JP JP2002074081A patent/JP2003267417A/ja active Pending
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Legal Events
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