JP2003267335A - 合成樹脂ボトルおよびその予備成形体 - Google Patents

合成樹脂ボトルおよびその予備成形体

Info

Publication number
JP2003267335A
JP2003267335A JP2002076393A JP2002076393A JP2003267335A JP 2003267335 A JP2003267335 A JP 2003267335A JP 2002076393 A JP2002076393 A JP 2002076393A JP 2002076393 A JP2002076393 A JP 2002076393A JP 2003267335 A JP2003267335 A JP 2003267335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
mouth
neck
bottle
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002076393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4108996B2 (ja
Inventor
Yuji Kameumi
裕司 亀海
Takayoshi Kudo
貴義 工藤
Masatoshi Harayama
雅俊 原山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2002076393A priority Critical patent/JP4108996B2/ja
Publication of JP2003267335A publication Critical patent/JP2003267335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4108996B2 publication Critical patent/JP4108996B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無菌システムで常温充填後、スクリューキャ
ップで密封した状態でボトル口頸部の洗浄が可能で、且
つホットウォーマー等での加温保存にも耐える耐熱性を
備えた合成樹脂ボトルとその予備成形体を生産性よく提
供する。 【解決手段】 予備成形体100 を、ポリエチレンテレフ
タレートなどの合成樹脂の射出成形により、口頸部1と
それに連続する有底筒状の本体部2とで形成し、口頸部
1には、スクリューキャップの内面と密着する天面とそ
れに続く側面を設け、外周にはスクリューキャップに螺
合するネジ部を設けると共に、そのネジ部に、ネジ山3
からネジ谷4に向けてネジ谷4の深さよりも浅い溝8a
、8b を、ネジ部を縦断するように設け、また、口頸
部1の天面からネジ部を含むキャップ内面と接触する領
域を結晶化処理して構成する。また、この予備成形体10
0 の本体部2をブロー成形して合成樹脂ボトルを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂ボトルお
よびその予備成形体に関し、特に、無菌充填など常温充
填が行われる内容物の充填用に適し、内容物の充填後、
スクリューキャップで覆われたボトルの口頸部外面など
の洗浄が可能で、且つ、ホットウォーマーなどで加温し
てもキャップによる密閉を安全に保つことのできる合成
樹脂ボトルおよびその予備成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種飲料、液体調味料、食用油な
どの液状物を充填し、流通させる合成樹脂の成形ボトル
としては、2軸延伸ブロー成形ボトルを含めたブロー成
形ボトルが多く用いられている。特に、各種飲料の分野
では、常温流通を可能とし、且つ保存性を高めるため、
内容物を高温で加熱殺菌し、90℃程度の温度でボトル
にホット充填する方法が採られている。このためには合
成樹脂ボトルにも上記ホット充填に耐える耐熱性が必要
であり、例えば、樹脂として比較的耐熱性が高く、且
つ、価格も比較的安価なポリエチレンテレフタレート
(以下、PETと略記する)などを使用する場合でも、
射出成形で一旦予備成形体(プリフォーム)を作製し、
その口頸部を加熱処理により結晶化させて耐熱性を向上
させると共に、更にその本体部を二軸延伸ブロー成形し
てボトルを製造する方法が採られていた。
【0003】しかし、このような合成樹脂ボトルの製造
方法は、ボトルの耐熱性は向上できるものの、工程数が
多く、特に口頸部の結晶化には処理時間を要するため生
産性を低下させ、製造コストを上昇させる問題があっ
た。また、充填される内容物に関しても、ホット充填の
場合、高温に加熱される時間が長くなるため、内容物に
よっては、品質に劣化を生じる問題があった。このよう
な内容物の熱劣化を防ぐためには、高温短時間で殺菌処
理を行え、常温充填が可能な無菌充填システムがあり、
この方法によれば、耐熱温度の比較的低いボトル、例え
ば、口頸部の結晶化が行われていないPETボトルなど
の使用が可能となる。只、無菌充填の場合、常温での充
填であり、ホット充填のような充填、キャップによる密
封後の内容物液面の上昇がないため、予め液面が高くな
るように充填されており、充填時に内容物がボトル口頸
部の外面に付着しやすく、キャップ装着後にこの部分を
洗浄することが行われている。このため口頸部のネジ山
に炭酸飲料用ボトルと同様なベントスロットと呼ばれる
縦溝を設けて洗浄液の通りをよくするように設計されて
いる。
【0004】一方、消費者からは、近年、特に冬期にお
いては、暖かい飲料を手軽に購入し、持ち歩き、或い
は、すぐに飲用できる容器が求められるようになってい
る。この場合、金属缶では手で直接持つと熱すぎ、使用
後には荷物になってしまう。この点PETボトルなど
は、同温度で金属缶に比べて手で持ってもそれほど熱く
なく、また、再キャップも可能であるため、少量ずつ飲
んで安全に持ち歩くこともでき、使用後は潰してしまっ
ておくことも可能で便利である。
【0005】従って、コンビニエンスストアなどでホッ
トウォーマー保存のPETボトル飲料が販売されるよう
になっており、その量も増えている。只、ホットウォー
マー保存は、60℃以上で約2週間程度の保存条件のた
め、前記無菌充填用などの口頸部の結晶化が行われてい
ないPETボトルでは、熱機械的強度が不足し、キャッ
プによる密封性がもたず、液漏れを生じる問題があっ
た。また、上記無菌充填用のPETボトルをホットウォ
ーマー保存に耐えるように口頸部の結晶化を行って、キ
ャップとの熱機械的強度を向上させようとしても、口頸
部には前記ベントスロット(縦溝)が設けられ、その部
分が薄肉になっているので、加熱による結晶化時に、そ
の薄肉部に熱変形を生じ、キャップによる密閉性が損な
われてしまう問題があった。このためホットウォーマー
に適用できるボトルは、ベントスロット(縦溝)を設け
ていないホット充填用の耐熱ボトルであり、内容物もボ
トル口頸部のネジ山近辺の洗浄の問題から、充填時の液
面を低くできるホット充填方式によるものに限定されて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決するためになされたものであり、その目
的とするところは、飲料等をスクリューキャップを用い
て密封できる口頸部を備えた合成樹脂ボトルであって、
内容物の無菌充填、即ち、高温短時間の殺菌による常温
充填が可能で、内容物に余分な加熱処理による品質劣化
がなく、新鮮で風味のよい飲料等の内容物を、安全に密
封することができ、キャップ装着後のボトル口頸部の洗
浄も可能で、常温流通はもとより、ホットウォーマー保
存にも耐えうる耐熱性を備えた合成樹脂ボトルおよびそ
れに用いる予備成形体を生産性よく提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、合成樹脂ボトルの延伸ブロー成形に用い
る口頸部を備えた有底筒状の予備成形体であって、該口
頸部が、スクリューキャップの内面と密着する天面とそ
れに続く側面を有し、外周には該スクリューキャップと
螺合するネジ部を有すると共に、該ネジ部に、ネジ山の
頂部から谷部に向けて、ネジ谷部の深さよりも浅い溝
が、該ネジ部を縦断するように設けられ、且つ、口頸部
の樹脂が結晶化処理されていることを特徴とする予備成
形体からなる。
【0008】本発明において、前記ネジ部を縦断するよ
うに設けられる溝は、予備成形体をボトルに成形して、
内容物を充填し、キャップを閉めた後、口頸部の外周面
に誤って付着した内容物などを洗浄する際、洗浄液を通
りやすくするために設けるものであり、ネジ軸線の方向
と平行な方向(予備成形体を立てて置いた時、縦方向と
なる方向)に設けることが、洗浄液が一層通りやすくな
る点で好ましいが、斜めに傾斜する方向に設けてもよ
い。
【0009】また、前記口頸部の樹脂の結晶化は、この
予備成形体を用いて合成樹脂ボトルを成形し、内容物の
充填、スクリューキャップによる密封、口頸部の洗浄な
どを行った後、販売などの際にホットウォーマーで保存
した時、口頸部のスクリューキャップによる密封性が保
持される程度の熱機械的強度を付与できればよく、その
ためには、少なくとも口頸部の先端部からネジ部を含む
キャップ内面と接触する領域までが結晶化されていれば
よい。むしろ口頸部の基部のサポートリングなどを含む
口頸部全体を加熱して結晶化させた場合には、結晶化処
理に時間がかかる上、ネジ部を縦断するように設けた溝
により、口頸部の先端側に熱変形が生じやすくなり、ス
クリューキャップによる密封性が損なわれる恐れがある
ため好ましくない。
【0010】前記のような構成を採ることにより、ネジ
部を縦断するように設けられた溝が、ネジ谷部の深さよ
りも浅く設けられているので、前記口頸部の樹脂の結晶
化処理の際、口頸部に熱変形を生じることが防止され、
安全に結晶化処理を行うことができ、ホットウォーマー
保存に耐える熱機械的強度が口頸部に付与されると共
に、ネジ部を縦断する溝に関しても、口頸部の洗浄に必
要なだけの幅と深さを有する溝を形成することができ
る。従って、合成樹脂ボトルの延伸ブロー成形に用いる
口頸部を備えた予備成形体であって、成形後のボトル
に、内容物の無菌充填適性とスクリューキャップ装着後
の口頸部の洗浄適性を付与できると共に、ホットウォー
マー保存にも耐える耐熱性も付与することのできる予備
成形体を提供することができる。
【0011】請求項2に記載した発明は、前記ネジ部を
縦断する溝が、複数個所に設けられていることを特徴と
する請求項1記載の予備成形体である。
【0012】このような構成を採ることにより、前記請
求項1に記載した発明の作用効果に加えて、成形後のボ
トルに内容物を充填し、スクリューキャップを装着した
後、口頸部の洗浄に際して、洗浄液の注入と排出を一層
スムーズに行えるので、一層洗浄効率に優れたボトル成
形用予備成形体とすることができる。
【0013】請求項3に記載した発明は、前記複数個所
に設けられたネジ部を縦断する溝が、螺旋状のネジ部の
中心点に対して点対称の位置に設けられ、これを一組と
して、複数組設けられていることを特徴とする請求項2
に記載の予備成形体からなる。
【0014】このような構成を採ることにより、前記請
求項2に記載した発明の作用効果に加えて、成形後のボ
トルに内容物を充填し、スクリューキャップを装着した
後、口頸部の洗浄に際して、例えば、点対称の位置に設
けられた一方の側の溝から、洗浄液を注入することによ
り、もう一方の側の溝から容易に排出できるので洗浄効
率を更に向上させることができる。
【0015】請求項4に記載した発明は、前記ネジ部を
縦断する溝が、ネジ軸線の方向と平行に設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の予
備成形体からなる。
【0016】このような構成を採ることにより、前記請
求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作用効果に加
えて、口頸部の洗浄の際、前記ネジ部を縦断する溝に注
入された洗浄液が、口頸部とスクリューキャップの間の
空隙部を流れる際の圧力損失を一層小さくできるので、
更に洗浄効率が高められ一層短時間で洗浄できるように
なる。
【0017】請求項5に記載した発明は、前記ネジ部を
縦断する溝が、その最上部の溝幅が螺旋状ネジ山の36
0°周長の1〜7%の範囲で、最深部の溝幅が最上部の
溝幅の0〜25%の範囲であり、且つ、溝の深さがネジ
谷部の深さの60〜95%の範囲であることを特徴とす
る請求項1乃至4のいずれかに記載の予備成形体からな
る。
【0018】前記ネジ部を縦断する溝は、洗浄効率の点
では、その横断面の断面積、即ち、前記最上部の溝幅と
最深部の溝幅、および溝の深さが大きいことが好ましい
が、大きすぎると口頸部の結晶化処理の際、口頸部に熱
変形を生じ、スクリューキャップによるボトル口部の密
封性が損なわれ、また、長時間のホットウォーマー保存
においても徐々に口頸部に変形を生じ、密封性が低下す
るようになる。従って、前記溝の大きさと形状は、前記
洗浄性と耐熱変形性の両者を兼ね備えるように設定する
必要があり、そのためには前記ネジ部を縦断する溝は、
その最上部の溝幅が螺旋状ネジ山の360°周長の1〜
7%の範囲で、最深部の溝幅が最上部の溝幅の0〜25
%の範囲であり、且つ、溝の深さがネジ谷部の深さの6
0〜95%の範囲であることが好ましく、この範囲から
外れると洗浄性と耐熱変形性の少なくとも一方が損なわ
れる危険性が増すため好ましくない。
【0019】従って、前記のような構成を採ることによ
り、前記請求項1乃至4のいずれかに記載した発明の作
用効果に加えて、口頸部の結晶化処理の熱や、成形後の
ボトルに内容物を充填、密封し、ホットウォーマー保存
した際の加熱条件による熱変形を一層確実に防止でき、
且つ、口頸部の洗浄適性にも優れた予備成形体を提供す
ることができる。
【0020】請求項6に記載した発明は、前記口頸部の
基部にサポートリングが設けられ、前記口頸部の樹脂の
結晶化処理が、該サポートリングよりも開口端側の口頸
部について行われ、且つ、口頸部の天面部側ほど結晶化
度が高くなるように処理されていることを特徴とする請
求項1乃至5のいずれかに記載の予備成形体からなる。
【0021】前記口頸部の結晶化処理は、前述したよう
に、成形後のボトルに内容物を充填、密封し、販売時な
どにホットウォーマーで加温保存した際、口頸部に熱変
形を生じて密封性が損なわれることを防止するために行
うものであり、ホット充填用ボトルのように口頸部全体
を結晶化させる必要はなく、少なくとも口頸部の開口端
(天面部)からネジ部を含むキャップ内面と接触する領
域にかけて、天面部側ほど結晶化度が高くなるように処
理されていればよい。
【0022】従って、前記のような構成を採ることによ
り、前記請求項1乃至5のいずれかに記載した発明の作
用効果に加えて、比較的短時間の熱処理条件で、口頸部
にホットウォーマー保存に耐えうる耐熱性を付与できる
ので、生産性を向上させることができると共に、前記ネ
ジ部に設けた溝による熱変形への影響も少なくなり、一
層密封の安定性に優れた予備成形体を提供することがで
きる。
【0023】請求項7に記載した発明は、前記予備成形
体が、多層成形、二種以上の合成樹脂のブレンド成形、
蒸着またはコーティング手段の中のいずれか一種、また
は二種以上を組み合わせた手段により、ガスバリヤー性
が向上されていることを特徴とする請求項1乃至6のい
ずれかに記載の予備成形体である。
【0024】前記多層成形の場合、例えば中間層などに
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(以下、EVO
Hと略記する)やMXD6(ポリメタキシリレンアジパ
ミド)などのガスバリヤー性樹脂層を積層した構成を採
ることができる。二種以上の合成樹脂のブレンド成形の
場合は、例えば、PETにMXD6などのガスバリヤー
性樹脂をブレンドして予備成形体を射出成形することに
より、ガスバリヤー性を向上させることができる。ま
た、合成樹脂のほかに酸素吸収剤をPETにブレンドす
ることによっても、酸素バリヤー性を向上させることが
できる。
【0025】蒸着手段を用いる場合は、例えば、シリ
カ、アルミナなどの無機酸化物や非晶性カーボンを蒸着
することにより、透明性を維持してガスバリヤー性を向
上させることができる。コーティング手段を用いる場合
は、メタキシレンジアミンとエピクロルヒドリンを反応
させた芳香族系多価エポキシ化合物と多価アミンの熱硬
化型架橋塗膜や、EVOHなどをコーティングすること
により、ガスバリヤー性を向上させることができる。E
VOHをコーティングした場合は、吸湿によりガスバリ
ヤー性が低下するため、更にその上にポリオレフィン系
樹脂などの防湿性樹脂をコーティングすることが好まし
い。このようなガスバリヤー性向上手段は、いずれか一
種を用いてもよいが、二種以上の手段を組み合わせて用
いることにより、一層ガスバリヤー性を向上させること
ができる。
【0026】このような構成を採ることにより、前記請
求項1乃至6のいずれかに記載した発明の作用効果に加
えて、この予備成形体を用いて成形された合成樹脂ボト
ルに優れたガスバリヤー性を付与できるので、充填され
た内容物の保存性を一層向上させることができる。
【0027】そして、請求項8に記載した発明は、前記
請求項1乃至7のいずれかに記載の予備成形体を延伸ブ
ロー成形してなる合成樹脂ボトルである。
【0028】このような構成を採ることにより、前記請
求項1乃至7のいずれかに記載した発明の予備成形体の
優れた性能、即ち、口頸部の洗浄適性と、口頸部の結晶
化処理によるボトル成形後のスクリューキャップによる
密封性およびそのホットウォーマー保存における安定
性、更にはガスバリヤー性などの優れた性能を合成樹脂
ボトルに付与することができるので、これらの性能に優
れた合成樹脂ボトルを生産性よく製造することができ
る。
【0029】請求項9に記載した発明は、前記ガスバリ
ヤー性向上手段のうち、蒸着またはコーティング手段に
よるガスバリヤー性の向上が、成形後の合成樹脂ボトル
に施されていることを特徴とする請求項8に記載の合成
樹脂ボトルである。
【0030】ガスバリヤー性向上手段として、前記蒸着
またはコーティング手段を用いる場合は、前述のように
予備成形体に適用してもよいが、通常は、蒸着膜または
コーティング膜は、その膜厚が薄く、ボトルへの成形に
より更にその膜厚が薄くなり、ガスバリヤー性の向上効
果が低下するため、成形後のボトルに加工することが更
に好ましい。このような構成を採ることにより、前記請
求項8に記載した発明の作用効果に加えて、合成樹脂ボ
トルのガスバリヤー性を一層確実に向上させることがで
きるので、ボトルに充填された内容物の保存性も一層確
実に向上できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の合成樹脂
ボトルの製造に用いる予備成形体の一実施例の構成を示
す正面図である。図2は、図1に示した予備成形体を用
いて製造された合成樹脂ボトルの一実施例の構成を示す
正面図である。図3は、本発明の合成樹脂ボトルまたは
その予備成形体の口頸部の一例の構成を説明する図であ
り、(イ)は口頸部の中心軸における縦断面図、(ロ)
は口頸部の平面図である。図4は、ネジ部を縦断するよ
うに設けられる溝の断面形状を説明する部分拡大横断面
図である。
【0032】図1に示した予備成形体100は、合成樹
脂を素材とする射出成形により製造され、口頸部1と、
口頸部1に連続する有底円筒状の本体部2とを有してお
り、ブロー成形時には本体部2のみを膨張させて、図2
に示したような合成樹脂ボトル200の本体部2a が形
成される。予備成形体100の口頸部1は、ブロー成形
時には金型内で固定されて膨張しないため、合成樹脂ボ
トル200の口頸部1は、予備成形体100の口頸部1
と同じ形状である。口頸部1の外周には、図3の(イ)
にも示すように、スクリューキャップ(図示せず)と螺
合する螺旋状のネジ部14が設けられ、そのネジ部14
の下方にはスクリューキャップを係止する係止リング6
と、サポートリング7とが設けられている。
【0033】また、前記ネジ部14には、キャップを装
着した状態での口頸部1の外面の洗浄を可能にするため
の複数の溝(8a 、8b 、・・)が、ネジ部14を縦断
するように設けられている。上記ネジ部14を縦断する
溝は、例えば、図3の(ロ)および図4に示すように、
ネジ山3の頂部からネジ谷4に向けて、ネジ谷部の深さ
D(図4参照)よりも浅く設けられ、溝の深さdは、ネ
ジ谷部の深さDの60〜95%の範囲とすることが口頸
部1の耐熱機械的強度を良好に維持しながら洗浄も可能
にできる点で好ましい。また、同様な理由で、溝の最上
部の幅Wa は、螺旋状ネジ山3の360°周長の1〜7
%の範囲であることが好ましく、且つ、溝の最深部の幅
Wb は、前記最上部の幅Wa の0〜25%の範囲である
ことが好ましい。
【0034】このようなネジ部14を縦断する溝は、図
4では断面が逆台形のような形状で示したが、溝の深さ
dと、溝の最上部の幅Wa および溝の最深部の幅Wb
が、それぞれ前記の範囲に入る形状であればよく、例え
ば、溝8の左右の側部や底部が曲線状に形成された形状
であってもよい。特に、左右の側部は、急激に溝の深さ
が深くなる形状よりも、なだらかな傾斜をもつ形状が口
頸部1の強度を低下させにくい点で好ましく、同時に溝
8の底部、即ち、溝の最深部の幅Wb はできるだけ狭い
ことが一層好ましい。
【0035】前記ネジ部14を縦断する複数の溝は、先
にも説明したように、ネジ軸線Aの方向と平行に設ける
ことが洗浄効率を向上できる点で一層好ましく、また、
螺旋状のネジ部の中心点Cに対して点対称の位置、即
ち、図3の(ロ)に示すように、ネジ部を縦断する溝8
a に対しては溝8c 、溝8b に対しては溝8d のように
点対称の位置に設け、更に、例えば点対称な溝8a 、8
c を一組とすると、これを、溝8a 、8c と、溝8b 、
8d のように、図では二組であるが、口頸部1の直径や
溝の断面積に応じて複数組設けることが更に好ましい。
また、複数組設ける場合は、それぞれの溝が適宜の間隔
をあけて設けられることが好ましく、この例では、ネジ
軸線に平行な4列の縦方向の溝(8a 、8b 、8c 、8
d )が、口頸部1の軸芯を通る共通の直線Lに対して周
方向に一定角θだけ離して設けられており、θは例えば
30°程度が適当である。
【0036】
【実施例】以下に、実施例および比較例を挙げて、本発
明を更に具体的に説明する。 (実施例1)図3の(イ)、(ロ)および図4に示した
ボトルの口頸部1において、ネジ山3の直径を27.5
6mmφ、ネジ谷4の直径を24.94mmφ、ネジ山
部の高さ、即ち、ネジ谷部の深さDは1.31mmとし
て、ネジ部14を縦断する溝8a 、8b 、8c 、8d の
断面形状は、図4に示した溝8の各部の寸法において共
通として、溝の最上部の幅Wa を2mm、溝の最深部の
幅を0.2mm、溝の深さdを1.1mmに設定して形
成した口頸部1を有し、口頸部1の先端部からネジ部1
4を含む領域を結晶化させたPET樹脂の予備成形体を
射出成形して作製し、これをブロー成形して容積500
mlのボトルを複数個製造し、実施例1の合成樹脂ボト
ルを得た。上記溝の最上部の幅Wa 2mmは、螺旋状ネ
ジ山の360°周長の2.3%に相当するものである。
【0037】(比較例1)前記実施例1の合成樹脂ボト
ルの製造において、口頸部1のネジ部14に設けたネジ
部14を縦断する溝8a 、8b 、8c 、8d のみを取り
除いたほかは、総て実施例1と同様に製造して、比較例
1の合成樹脂ボトルを得た。
【0038】(比較例2)前記実施例1の合成樹脂ボト
ルの製造において、口頸部1のネジ部14に設けたネジ
部14を縦断する溝8a 、8b 、8c 、8d の溝の深さ
dをネジ谷部の深さDと同じ深さ1.31mmに変更
し、また、溝の最深部の幅Wb を1.0mmに変更した
ほかは、総て実施例1と同様に製造して、比較例2の合
成樹脂ボトルを得た。
【0039】(比較例3)前記実施例1の合成樹脂ボト
ルの製造において、口頸部1のネジ部14に設けたネジ
部14を縦断する溝8a 、8b 、8c 、8d の最上部の
幅Wa を1.5mmに変更すると共に、溝の深さdをネ
ジ谷部の深さDよりも深い1.4mmに変更したほか
は、総て実施例1と同様に製造して、比較例3の合成樹
脂ボトルを得た。
【0040】(比較例4)前記実施例1の合成樹脂ボト
ルの製造において、口頸部1の結晶化処理のみを省略し
たほかは、総て実施例1同様に製造して、比較例4の合
成樹脂ボトルを得た。
【0041】以上のように製造した実施例1および比較
例1〜4の合成樹脂ボトルについて、下記の方法で
(1)ボトル口頸部の洗浄性と(2)加温保存後の密封
性を試験し、その評価結果を表1にまとめて示した。 〔ボトル口頸部の洗浄性試験〕実施例1および比較例 1
〜4の合成樹脂ボトル各10本を試料として、それぞれ
のボトルの口頸部の外周面に0.1質量%のメチレンブ
ルー水溶液を付着させて、スクリューキャップで密封し
た後、スクリューキャップの外面から1L/minの流
量で洗浄水を吹きかけてボトルの口頸部を洗浄し、更に
そのボトルを40℃の恒温槽に24時間保存して乾燥さ
せた。その後スクリューキャップを取り外して、口頸部
の外周面およびスクリューキャップの内周面におけるメ
チレンブルーの残存状態を目視により調べ、洗い残しの
有無を判定し、下記の基準で評価した。 (評価基準) ○:洗い残しが無かったもの。 △:極一部に洗い残しが有ったもの。 ×:洗い残しが有ったもの。
【0042】〔加温保存とその後の密封性試験〕実施例
1および比較例 1〜4の合成樹脂ボトル各10本を試料
として、それぞれのボトルに水を充填した後スクリュー
キャップで密封し、60℃の恒温槽で3週間正立状態で
加温保存した。その後スクリューキャップをした状態の
ままで、ボトルのサポートリングの下側で口頸部を切断
し、内圧に対する密封性の良否をSecure Seal Teste
r (SECURE PAK社製)を用いて、ボトルの内
側方向から689.4 kPa の内圧をかけて5分間保持
した際のスクリューキャップと口頸部との密着部からの
漏れの有無で評価した。 (評価基準) ○:漏れの無かったもの。 ×:漏れの有ったもの。
【0043】
【表1】
【0044】表1に示した結果から明らかなように、実
施例1の合成樹脂ボトルは、その口頸部のネジ部にそれ
を縦断するように適する形状と寸法の溝が適する数で設
けられており、また、口頸部のネジ部を含む領域から先
端側が結晶化処理されているので、その部分の耐熱機械
的強度も向上され、スクリューキャップで密封後の口頸
部の洗浄適性と共に、加温保存後の密封性にも優れてい
た。これに対して、比較例1の合成樹脂ボトルは、口頸
部のネジ部に溝を設けていないので洗浄適性が悪く、比
較例2の合成樹脂ボトルは、ネジ部に設けた溝の深さd
が深すぎ、また、溝の最深部の幅Wb も大きいため、口
頸部の洗浄適性はよいが、口頸部に熱変形を生じやすく
なり、加温保存後の密封性が不良となった。また、比較
例3の合成樹脂ボトルは、ネジ部に設けた溝の深さdが
比較例2よりも更に深く、また、溝の最上部の幅Wa を
やや小さくしているため、この場合も口頸部に熱変形を
生じやすくなり、加温保存後の密封性が不良であった。
比較例4の合成樹脂ボトルは、口頸部の結晶化処理を行
っていないため、口頸部の耐熱機械的強度が不足し、加
温保存後の密封性が不良となった。
【0045】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明に
よれば、無菌充填などで常温充填しても、スクリューキ
ャップで密封後、ボトルの口頸部の洗浄が可能で衛生性
を保持でき、しかも販売時などに長期加温保存してもス
クリューキャップによる密封性が損なわれることがな
く、安全且つ便利に使用することのできる合成樹脂ボト
ルおよびその予備成形体を生産性よく提供できる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成樹脂ボトルの製造に用いる予備成
形体の一実施例の構成を示す正面図である。
【図2】図1に示した予備成形体を用いて製造された合
成樹脂ボトルの一実施例の構成を示す正面図である。
【図3】本発明の合成樹脂ボトルまたはその予備成形体
の口頸部の一例の構成を説明する図であり、(イ)は口
頸部の中心軸における縦断面図、(ロ)は口頸部の平面
図である。
【図4】ネジ部を縦断するように設けられる溝の断面形
状を説明する部分拡大横断面図である。
【符号の説明】
1 口頸部 2、2a 本体部 3 ネジ山 4 ネジ谷 5 環状凹部 6 係止リング 7 サポートリング 8、8a 、8b 、8c 、8d ネジ部を縦断する溝 9 肩部 10 胴部 11 底部 12 口頸部の天面 13 口頸部の内周面 14 ネジ部 A ネジ軸線 C ネジ部の中心点 D ネジ谷部の深さ Wa 溝の最上部の幅 Wb 溝の最深部の幅 d 溝の深さ 100 予備成形体 200 合成樹脂ボトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原山 雅俊 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA02 BA18 BA30 BB01 CA07 CA16 DA03 DA08 DB01 DD01 EA10 FA02 FA03 3E062 AA09 AB01 AB02 AC02 JA01 JA07 JB22 JC02 JD01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂ボトルの延伸ブロー成形に用いる
    口頸部を備えた有底筒状の予備成形体であって、該口頸
    部が、スクリューキャップの内面と密着する天面とそれ
    に続く側面を有し、外周には該スクリューキャップと螺
    合するネジ部を有すると共に、該ネジ部に、ネジ山の頂
    部から谷部に向けて、ネジ谷部の深さよりも浅い溝が、
    該ネジ部を縦断するように設けられ、且つ、口頸部の樹
    脂が結晶化処理されていることを特徴とする予備成形
    体。
  2. 【請求項2】前記ネジ部を縦断する溝が、複数個所に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の予備成形
    体。
  3. 【請求項3】前記複数個所に設けられたネジ部を縦断す
    る溝が、螺旋状のネジ部の中心点に対して点対称の位置
    に設けられ、これを一組として、複数組設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の予備成形体。
  4. 【請求項4】前記ネジ部を縦断する溝が、ネジ軸線の方
    向と平行に設けられていることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の予備成形体。
  5. 【請求項5】前記ネジ部を縦断する溝が、その最上部の
    溝幅が螺旋状ネジ山の360°周長の1〜7%の範囲
    で、最深部の溝幅が最上部の溝幅の0〜25%の範囲で
    あり、且つ、溝の深さがネジ谷部の深さの60〜95%
    の範囲であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の予備成形体。
  6. 【請求項6】前記口頸部の基部にサポートリングが設け
    られ、前記口頸部の樹脂の結晶化処理が、該サポートリ
    ングよりも開口端側の口頸部について行われ、且つ、口
    頸部の天面部側ほど結晶化度が高くなるように処理され
    ていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の予備成形体。
  7. 【請求項7】前記予備成形体が、多層成形、二種以上の
    合成樹脂のブレンド成形、蒸着またはコーティング手段
    の中のいずれか一種、または二種以上を組み合わせた手
    段により、ガスバリヤー性が向上されていることを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれかに記載の予備成形体。
  8. 【請求項8】前記請求項1乃至7のいずれかに記載の予
    備成形体を延伸ブロー成形してなる合成樹脂ボトル。
  9. 【請求項9】前記ガスバリヤー性向上手段のうち、蒸着
    またはコーティング手段によるガスバリヤー性の向上
    が、成形後の合成樹脂ボトルに施されていることを特徴
    とする請求項8に記載の合成樹脂ボトル。
JP2002076393A 2002-03-19 2002-03-19 合成樹脂ボトルおよびその予備成形体 Expired - Lifetime JP4108996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002076393A JP4108996B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 合成樹脂ボトルおよびその予備成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002076393A JP4108996B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 合成樹脂ボトルおよびその予備成形体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003267335A true JP2003267335A (ja) 2003-09-25
JP4108996B2 JP4108996B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=29205179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002076393A Expired - Lifetime JP4108996B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 合成樹脂ボトルおよびその予備成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4108996B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145516A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 2軸延伸吹込成形壜
JP2005145519A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 2軸延伸吹込成形壜
JP2006263948A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Dainippon Printing Co Ltd プラスチック製ボトル容器の予備成形体とそれにより製造されたボトル容器
JP2007076336A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Toyo Seikan Kaisha Ltd 樹脂成形品の口頸部構造
JP2007302283A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Kirin Brewery Co Ltd ガスバリア性プラスチック容器、その容器用のプリフォーム及びその容器の製造方法
JP2008143588A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Toyo Seikan Kaisha Ltd 合成樹脂製ビンの口筒部構造
JP2008143549A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Toyo Seikan Kaisha Ltd 合成樹脂製ビンの口筒部構造
JP2010228816A (ja) * 2010-07-14 2010-10-14 Dainippon Printing Co Ltd 2軸延伸吹込成形壜
JP2010228815A (ja) * 2010-07-14 2010-10-14 Dainippon Printing Co Ltd 2軸延伸吹込成形壜
WO2018235519A1 (ja) * 2017-06-20 2018-12-27 共同印刷株式会社 可撓性容器
CN114341007A (zh) * 2019-09-12 2022-04-12 Sabic环球技术有限责任公司 容器组装件、容器组装件的封闭盖、容器组装件的容器、制造容器组装件的方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4570019B2 (ja) * 2003-11-17 2010-10-27 大日本印刷株式会社 2軸延伸吹込成形壜
JP2005145519A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 2軸延伸吹込成形壜
JP2005145516A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 2軸延伸吹込成形壜
JP4570020B2 (ja) * 2003-11-17 2010-10-27 大日本印刷株式会社 2軸延伸吹込成形壜
JP2006263948A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Dainippon Printing Co Ltd プラスチック製ボトル容器の予備成形体とそれにより製造されたボトル容器
JP2007076336A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Toyo Seikan Kaisha Ltd 樹脂成形品の口頸部構造
JP2007302283A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Kirin Brewery Co Ltd ガスバリア性プラスチック容器、その容器用のプリフォーム及びその容器の製造方法
JP2008143549A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Toyo Seikan Kaisha Ltd 合成樹脂製ビンの口筒部構造
JP2008143588A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Toyo Seikan Kaisha Ltd 合成樹脂製ビンの口筒部構造
JP2010228816A (ja) * 2010-07-14 2010-10-14 Dainippon Printing Co Ltd 2軸延伸吹込成形壜
JP2010228815A (ja) * 2010-07-14 2010-10-14 Dainippon Printing Co Ltd 2軸延伸吹込成形壜
WO2018235519A1 (ja) * 2017-06-20 2018-12-27 共同印刷株式会社 可撓性容器
JP2019006406A (ja) * 2017-06-20 2019-01-17 共同印刷株式会社 可撓性容器
CN114341007A (zh) * 2019-09-12 2022-04-12 Sabic环球技术有限责任公司 容器组装件、容器组装件的封闭盖、容器组装件的容器、制造容器组装件的方法
CN114341007B (zh) * 2019-09-12 2024-04-30 Sabic环球技术有限责任公司 容器组装件、容器组装件的封闭盖、容器组装件的容器、制造容器组装件的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4108996B2 (ja) 2008-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8158052B2 (en) Polypropylene container and process for making the same
US4646925A (en) Multi-layer preform for draw-blow forming a bottle
AU613654B2 (en) Multilayered container and process for production thereof
NZ215789A (en) Triple layered plastics bottle blow moulded from injection moulded parison having thick inner layer
HU213531B (en) Method of forming multilayer product, especially container, bottle, and multilayer container, bottle, made from multilayer material and preform forming the container, the bottle
AU1554001A (en) Polyester resin lamination vessel and molding method therefor
WO2003020600A1 (fr) Bouteille en polyester pour la biere
JP2003267335A (ja) 合成樹脂ボトルおよびその予備成形体
AU2002337971A1 (en) Polypropylene container and process for making it
JP2017013798A (ja) 充填体の製造方法、プラスチックボトル、充填体、及び充填体の製造装置
JPH0468217B2 (ja)
JPS5892536A (ja) 2軸延伸プラスチツクびん
JP2006263948A (ja) プラスチック製ボトル容器の予備成形体とそれにより製造されたボトル容器
JP7059563B2 (ja) プリフォームの製造方法
JP2020073307A (ja) 充填体の製造方法
JPS5892535A (ja) プラスチツクびん
JPH0323336B2 (ja)
JPH07242222A (ja) 耐圧・耐熱性ボトル
JP7355185B2 (ja) プリフォーム、プリフォームの製造方法及びプラスチックボトルの製造方法
JPH0376651B2 (ja)
JP3740968B2 (ja) 底部白化の防止された二軸延伸ポリエステル容器の製法
JPS59214647A (ja) 多層延伸プラスチツクボトル
JPH043729B2 (ja)
JPH0615725A (ja) 耐熱性二軸延伸ブロー成形ボトル及びその製造方法
JP2019072902A (ja) プリフォーム、プラスチックボトル及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4108996

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term