JP2003266517A - 高粘性溶融被覆組成物被覆芯線押出しヘッド - Google Patents

高粘性溶融被覆組成物被覆芯線押出しヘッド

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JP2003266517A JP2002067104A JP2002067104A JP2003266517A JP 2003266517 A JP2003266517 A JP 2003266517A JP 2002067104 A JP2002067104 A JP 2002067104A JP 2002067104 A JP2002067104 A JP 2002067104A JP 2003266517 A JP2003266517 A JP 2003266517A
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満男 海老澤
Hiroyuki Ogino
弘之 荻野
Shigeki Ueda
茂樹 植田
Yu Fukuda
祐 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高粘性溶融被覆組成物を押出す従来のヘッドと
比較して大幅に製造速度アップを図ることができる押出
しヘッドを提供する。 【解決手段】出口部122を有するダイリング12と、
出口部122に近接配設されるニップル13と、を有す
る押出しヘッド10であって、ニップル13には内部の
軸方向に芯線通路131を備えて芯線通路131から出
口部へ向けて芯線を繰り出し、ダイリング12とニップ
ル13とで構成される空間に高粘性溶融被覆組成物を出
口部122へ向けて圧送することにより、芯線Wに高粘
性溶融被覆組成物を被覆しつつコード状被覆芯線を出口
部122から押し出す押出しヘッド12において、壁面
121を出口部122における芯線Wの進行方向に対し
て垂直に設けることによって出口部近傍に高粘性溶融被
覆組成物の滞留だめを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線被覆押出しに
関するものであり、特に、芯線の周りにピエゾ素子材料
などの高粘性材料を押出し成る高粘性溶融被覆組成物被
覆芯線押出しヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電体とは振動が印加されると電圧を発
生する材料で、圧電性セラミックや高分子圧電体がよく
知られており、前者としてはチタン酸ジルコン酸鉛など
から成るセラミックがあり、後者としては一軸延伸ポリ
弗化ビニリデン(PVDF)などがある。この特性を利
用したものとしてコード状感圧センサが知られている。
コード状感圧センサは太さ2.5mm程度の柔らかく細
長い紐状をしており、事故防止のため自動車のパワーウ
インドウの周囲や工場・倉庫・病院内を走る無人搬送車
の外周に敷設したり、侵入検知のため敷地境界の塀の上
に敷設して用いられるもので、この細長い紐状のどの部
位が曲げられても、また、どの部位に異物が軽く接触し
たりしても、その部位の圧力変化を電気信号として出力
することのできる便利なセンサである。
【0003】本発明の対象である被覆芯線を用いたコー
ド状感圧センサの構成を図4に示す。同図において、4
0がコード状感圧センサで、これは軸方向中心に芯線
(芯電極)41と、この芯電極41の周囲にピエゾ素子
材料42を被覆し、さらにピエゾ素子材料42の周囲に
シールド電極43を巻回し、最外周をPVC(塩化ビニ
ル樹脂)44で被覆して成るものである。本発明は芯線
41にピエゾ素子材料42を被覆する押出しヘッドを対
象としている。コード状感圧センサ40は、使用温度が
120℃まで可能な出願人独自開発の耐熱性を有する樹
脂系材料を複合圧電体に用いており、従来の代表的な高
分子圧電体(一軸延伸ポリ弗化ビニリデン)や複合圧電
体(クロロプレンと圧電セラッミック粉末の複合圧電
体)の最高使用温度である90℃より高い温度域(12
0℃以下)で使用できる。そして、複合圧電体がフレキ
シブル性を有する樹脂と圧電性セラミックから構成さ
れ、また、コイル状金属芯電極及びフィルム状外側電極
から成るフレキシブル電極を用いて構成しており、通常
のビニールコード並みのフレキシブル性を有している。
【0004】さらに、コード状感圧センサ40は高分子
圧電体並みの高感度であり、人体の挟み込みを検知する
ような低周波数領域(10Hz以下)では、高分子圧電
体並みの高感度を有している。それは本複合圧電体の比
誘電率(約55)が高分子圧電体(約10)よりも大き
いので、低周波数領域(10Hz以下)でも感度の低下
が小さいからである。
【0005】高耐熱性複合圧電体(異なる二つの材料か
ら構成される圧電体)は、樹脂系材料と10μm以下の
圧電性セラミック粉末の複合体から構成され、振動検知
特性はセラミックにより、またフレキシブル性は樹脂に
よりそれぞれ実現している。本複合圧電体は、樹脂系材
料として非結晶性ポリエチレン系樹脂(分子量約30
0,000)と非結晶性ポリエチレン系樹脂(分子量約
100,000)を複合化することにより、高耐熱性
(120℃)と容易に形成できる柔軟性を実現すると共
に架橋する必要のない簡素な製造工程を可能とするもの
である。
【0006】このようにして得られたコード状感圧セン
サ40は圧電体を成形したままでは、圧電性能を有しな
いので、圧電体に数kV/mmの直流高電圧を印加する
ことにより、圧電体に圧電性能を付与する処理(分極処
理)を行うことが必要である。この分極処理は複合圧電
体の両面に電極を形成した後、両電極に直流高電圧を印
加することにより行われる。複合圧電体にクラックなど
の微少な欠陥が内在する場合、その欠陥部で放電して両
電極間が短絡し易くなるので、充分な分極電圧が印加で
きなくなるが、本発明では一定長さの複合圧電体に密着
できる補助電極を用いた独自の分極工程を確立すること
により、欠陥を検出・回避して分極を安定化でき、これ
により数10mの長尺化も可能になる。
【0007】また、ケーブル状センサにおいては、内側
電極にコイル状金属芯電極を、外側電極にフィルム状電
極(アルミニウム−ポリエチレンテレフタレート−アル
ミニウムの三層ラミネートフィルム)を用い、これによ
り複合圧電体と電極の密着性を確保すると共に、外部リ
ード線の接続が容易にでき、フレキシブルなケーブル状
実装構成が可能になる。芯電極は銅−銀合金コイル、外
側電極はアルミニウム−ポリエチレンテレフタレート−
アルミニウムから成る三層ラミネートフィルム、圧電体
はポリエチレン系樹脂+圧電性セラミック粉末、外皮は
熱可塑性プラスチック、これにより、比誘電率は55、
電荷発生量は10−13C(クーロン)/gf、最高使
用温度は120℃となる。
【0008】図5は従来のこの種の押出しヘッドを示
し、(a)は縦断面図、(b)は側面図である。同図に
おいて、50は押出しヘッドで、51は溶融被覆組成物
圧送部、511はランド部、512は袋ナット、52は
ダイリング、521はダイ押えリング、522は偏肉調
整ボルト、523は押えボルト、53はニップル、54
はダイブロック、55はマンドレル、56はニップホル
ダー、561はワイヤガイド、562は偏肉調整リン
グ、563はギャップ調整ナット、57は組成物温度セ
ンサである。
【0009】次に、この従来装置の動作について説明す
る。まず、芯線Wが図の左側のワイヤガイド561から
直線状に案内され、そこからマンドレル55とニップル
53の各通路を一直線に図の右側へ移動し、ダイリング
52の出口部から出てゆく。一方、図で上方の溶融被覆
組成物圧送部51からは圧電セラミック粉末と合成ゴム
から成る圧電複合材料が図示のない加熱装置で加熱され
て溶融状態でスクリューなどの圧送機構(図示なし)に
よりランド部511の通路およびマンドレル55の通路
(図示なし)を経て、ダイブロック54の内面と、ニッ
プル53およびニップルホルダ56の外面との間の隙間
541を通ってニップル53の先端で芯線Wの外側を被
覆(被覆部C)しながらダイリング52の出口部から出
てゆく。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ダイリング52の断面
図からわかるように、従来装置のダイリング52の内部
形状にあっては、溶融被覆組成物が滞留することのない
よう進行方向に進むに従って狭くなってゆくテーパ(ロ
ート)状となっている。このロート状形状によって溶融
被覆組成物が中空部内に滞留せず、スムーズに圧送され
ることができるようになると考えられていたので、この
ロート状形状がこでまでの最良の形状であり、これ以外
の形状は高粘性の組成物の圧送には適していなかった。
すなわち、これが高粘性でなくて、低粘性の組成物や流
動性液体であればテーパ状とする必要は全くなく、例え
ば注射器のような進行方向垂直壁であってもスムーズに
圧送されることができると誰しも考えるところである
が、感圧センサ材料のような高粘性(いわゆる硬い)の
組成物を押出す装置ではこのテーパ状が必須の大前提で
あり、この形状が究極の形状であり、これ以外の形状は
この技術分野ではまったく考えられなかったのが現状で
あった。そして、この溶融被覆組成物は高粘性であるた
め圧送に時間がかかるが、テーパ状であるがために、被
覆芯線を得るには1m/分という製造速度で製造が可能
であると考えられていた。
【0011】ところで、本出願人は上記1m/分という
製造速度をもっと上げる実験を各種試みた。 実験1:まず、現行仕様パッキンを用いた従来装置にお
いて、スクリューの回転数を通常(2rpm)の3倍強
(7rpm)に上げたところ、溶融被覆組成物はダイリ
ング52の出口部から出ずに、フランジから漏れ出た。
【0012】実験2:次に、従来装置において昇温後に
フランジを再度締め付けて、スクリューの回転数をさら
に2倍強(14rpm)に上げたところ、同じくフラン
ジから漏れ出た。押出し速度は1.5m/分であった。
さらに、速度を上げたらフランジのボルトが破断した。
【0013】実験3:従来装置において山形突起銅パッ
キンを用い、昇温後にフランジを再度締め付けて、スク
リューの回転数を2rpmにしたところ、溶融被覆組成
物はダイリング52の出口部から出ずに、フランジから
漏れ出た。圧力センサは約60MPaを検出した。
【0014】実験4:従来装置において現行仕様パッキ
ンとテフロン(登録商標)パッキンを用いてスクリュー
の回転数を2rpmにしたところ、溶融被覆組成物はダ
イリング52の出口部から出ずに、フランジから漏れ出
た。テフロンパッキンもはみ出た。圧力センサは約50
MPaを検出した。
【0015】実験5:従来装置において山形突起銅パッ
キンとテフロンパッキンを用い、ボルト締め付け強化を
してスクリューの回転数を4rpmにしたところ、押出
し速度は0.6m/分であり、溶融被覆組成物は途中か
らダイリング52の出口部から出なくなった。圧力セン
サは約95MPaを検出した。さらに速度アップしたと
ころでボルトが破断した。
【0016】以上のように、1m/分なる製造速度が上
限であり、それ以上の速度アップではパッキンからのは
み出しや、ボルト破断が生じた。本発明は、これらの問
題を解決するもので、パッキンからの溶融被覆組成物の
はみ出しや、ボルト破断が生じない、しかも高速駆動で
きるコード状被覆芯線押出し装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願請求項1記載の押出しヘッドの発明は、出口部
を有するダイリングと、該出口部に近接配設されるニッ
プルと、を有する押出しヘッドであって、前記ニップル
には内部の軸方向に芯線通路を備えて該芯線通路から前
記出口部へ向けて芯線を繰り出し、前記ダイリングと前
記ニップルとで構成される空間に高粘性溶融被覆組成物
を前記出口部へ向けて圧送することにより、前記芯線に
前記高粘性溶融被覆組成物を被覆しつつコード状被覆芯
線をダイリング出口部から押し出す押出しヘッドにおい
て、前記ダイリングと前記ニップルとで構成される空間
の前記出口部近傍に前記高粘性溶融被覆組成物を滞留さ
せる滞留だめを形成して成ることを特徴とする。以上の
構成により、溶融被覆組成物が高粘性であっても大きな
表面摩擦抵抗なく出口部122へ向かうので、高速製造
が可能となる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の押
出しヘッドにおいて、前記滞留だめが、前記出口部を有
する壁面を前記出口部における前記芯線の進行方向に対
して垂直又は垂直近似形状に形成して成るものであるこ
とを特徴とする。以上の構成により、もっとも簡単な構
造の滞留だめが得られることとなる。請求項3記載の発
明は、請求項1記載の押出しヘッドにおいて、前記滞留
だめが、前記出口部を有する壁面を前記出口部における
前記芯線の進行方向に対して狭くなる斜面でかつ該斜面
を階段形状に形成して成るものであることを特徴とす
る。以上の構成により、請求項3記載の滞留だめよりも
早く滞留だめが形成されるので、運転の立ち上げが早く
なり、早く定常運転に持っていくことができる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項記載の押出しヘッドにおいて、前記高粘性溶
融被覆組成物を前記ダイリングに向けて直線経路で供給
することを特徴とする。以上の構成により、溶融被覆組
成物を直角に供給していた従来装置と比べて、摩擦抵抗
を少なくさせることができ、製造速度を大幅にアップさ
せることができる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項記載の押出しヘッドにおいて、前記ニップル
を固定するニップルホルダー内の芯線通路を直線経路と
したことを特徴とする。以上の構成により、芯線は押出
し機と干渉せずに芯線の配置が可能となり、また、芯線
に屈曲部が無くなるので、不要な負荷を与えることなく
被覆押出しを行うことができる。請求項6記載の発明
は、請求項1〜4のいずれか1項記載の押出しヘッドに
おいて、前記ニップルを固定するニップルホルダー内の
芯線通路を前記ニップル内の芯線通路に対して直角又は
傾斜の経路としたことを特徴とする。以上の構成によ
り、単軸スクリューの内部に芯線通路を形成するといっ
た複雑な加工をすることなく、同じような効果を持つセ
ンサを製造することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図1〜図4
を用いて詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の
形態に係る押出しヘッドで、(a)は正面断面図ある。
(b)は側面図である。図1において、10は本発明の
第1の実施の形態に係る押出しヘッドで、図で左右方向
に貫通する貫通口141を有するダイブロック14をベ
ースに、図の左側に溶融被覆組成物圧送部11が、図の
右側にダイリング12が、それぞれの固定部材を介して
固定されている。溶融被覆組成物圧送部11は内部に長
さ方向にシリンダ状空間111が形成されて成る管状体
で、進行方向先端(図の右側)でダイブロック14の貫
通口141と連接している。このシリンダ状空間111
にニップルホルダーを兼ねた単軸スクリュー16が挿入
されている。単軸スクリュー16は進行方向先端にニッ
プル13を固定し、その表面にらせん羽根164が形成
されており、単軸スクリュー16の回転によりシリンダ
状空間111内に存在する溶融被覆組成物を前進させる
(図で右側へ進める)ようになる。また、単軸スクリュ
ー16の内部は本発明の第1の実施の形態によりその長
さ方向に芯線Wが通過するが芯線通路161が形成され
ている。単軸スクリュー16の進行方向先端に固定され
ているニップル13の外形は先端が円錐状、後端が円筒
状をし、内部は長さ方向に芯線Wが通過する芯線通路1
31が形成され、前記芯線通路161と連接されてい
る。
【0022】ダイリング12は内部に凹部空間121を
有するキャップ状をしており、軸方向中央に凹部空間1
21と外部と通じる出口部122が開けられている。ニ
ップル13の芯線通路131の先端にこの出口部122
が近接配置されている。また、図でダイブロック14の
上下からに中心に向けて圧力センサ18と樹脂温度セン
サ17とが取り付けられ、貫通口141における溶融被
覆組成物の圧力と温度を検出している。
【0023】以上のような構成の押出しヘッド10の動
作は次のようになる。芯線が図の左側から単軸スクリュ
ー16の内部に形成されている芯線通路161に案内さ
れて芯線通路161内を直線的に移動し、ニップル13
の芯線通路131内を経てニップル13の開口部から出
て、ダイリング12の内部の凹部空間121を通ってダ
イリング12の出口部122から出てゆく。以上の構成
により、芯線が単軸スクリュー16の内部の芯線通路1
61に案内されて直線的に移動するので、移動芯線Wは
押出し機と干渉せずに芯線の配置が可能となり、また、
芯線Wに屈曲部が無くなるので、不要な負荷を与えるこ
となく被覆押出しを行うことができる。
【0024】一方、高粘性被覆組成物(圧電セラミック
粉末と合成ゴムから成る圧電複合材料)は、図示のない
ヒータ加熱装置で100℃近くにまで加熱された溶融状
態で、図で左側からシリンダ状空間111内の単軸スク
リュー16の外側との空間に送りこまれる。シリンダ状
空間111内では単軸スクリュー16が回転しているの
で、その表面に形成されたらせん羽根164によって前
方(右側)へ圧送され、最終的にダイリング12の内部
の凹部空間121に到達する。凹部空間121では、ニ
ップル13の開口部から出てきた芯線Wを被覆しながら
出口部122から芯線を中心としたコード状被覆芯線が
出てゆく。このように、高粘性溶融被覆組成物を直線的
に圧送することは従来装置になかったことである。すな
わち、従来装置では溶融被覆組成物を直角に供給してい
たので、直角近傍での摩擦抵抗が大きかったが、本発明
では高粘性溶融被覆組成物を直線的に供給させたことに
より、摩擦抵抗を少なくさせ、高速圧送が可能となっ
た。
【0025】さらに、本発明では各実施の形態とも、ダ
イリング12の出口部122を有する壁面が、出口部1
22における芯線Wの進行方向に対して垂直となってい
るのが特徴である。これを図5の従来装置のダイリング
52の内部形状と比較すると分かるように、従来装置に
あっては、溶融被覆組成物が滞留することのないよう進
行方向に進むに従って狭くなってゆくロート状となって
いるのに対して、ここでは積極的に溶融被覆組成物を滞
留させるようにした点が異なる。このように出口部12
2を有する壁面を垂直とすることにより、隅部に入った
高粘性溶融被覆組成物はそれ以上進むことも退くことも
できなくなる「滞留だめ」に入った状態となっている。
この滞留だめの作用効果についての詳しい分析は、後の
学者の研究に委ねることとするが、本出願人の現在の理
解によれば、ロート状の場合、出口部122へ向かう高
粘性溶融被覆組成物はその大部分がロート状面と接触し
ながら移動することとなり、表面での摩擦抵抗が大きく
なるので、進行が遅くなるのであろうと推察される。こ
れに対して、芯線の進行方向に対して直角に延びる壁面
(本発明)の場合には出口部122へ向かう高粘性溶融
被覆組成物は壁面に接するのではなくて滞留だめに溜ま
っている同一組成物と接触しながら移動することとなる
ため、それほど大きな摩擦が生じなくなり高速可能なの
であろうと考えられる。ちなみに、これを従来装置50
のダイリング52(図5)と比較すると、従来の押出速
度1m/分に対して、5m〜12m/分と大幅に速度ア
ップを図ることができるようになった。
【0026】図3はダイリング32に形成された各種構
成の滞留だめを挙げている。(a)〜(c)は深鍋型
で、そのうち(a)は直角型、(b)は湾曲型、(c)
は鈍角型、(d)および(e)はコロセウム(円形競技
場)型で、そのうち(d)は直角型、(e)は湾曲型で
ある。図3(a)のダイリング321には、出口部を有
する壁面1aを芯線の進行方向に対して垂直とすること
により、壁面1aに到達した高粘性溶融被覆組成物はそ
れ以上進むことも退くこともできないいわゆる「滞留だ
め」(図で点の集合で示す部位。)に入った状態とな
る。その結果、矢印方向から圧送されてきた高粘性溶融
被覆組成物は滞留だめに向かうことなく、滞留だめに滞
留中の同一組成物と接触しながら出口部へ移動するので
高速になると考えられる。
【0027】図3(b)のダイリング322には、出口
部を有する壁面2aを湾曲とすることにより、より滞留
し易くなる滞留だめ(図で点の集合で示す部位。)が形
成される。その結果、矢印方向から圧送されてきた高粘
性溶融被覆組成物は、滞留だめの同一組成物と接触しな
がら、出口部へ高速で移動することができる。
【0028】図3(c)のダイリング323には、出口
部を有する壁面3aを芯線の進行方向に対して鈍角(図
で右側に傾斜)とすることにより、ここへ到達した組成
物は、出口部へよりいっそう移動しにくくなる「滞留だ
め」(図で点の集合で示す部位。)に入った状態とな
る。その結果、矢印方向から圧送されてきた高粘性溶融
被覆組成物は滞留だめに向かうことなく、滞留だめの滞
留中の同一組成物と接触しながら出口部へ移動するので
高速になると考えられる。
【0029】図3(d)のダイリング324には、出口
部を有する壁面4aを直角型コロセウムとすることによ
り、図3(a)〜図3(c)の滞留だめよりも早く滞留
だめが形成されるので、運転の立ち上げが早くなり、早
く定常運転に持っていくことができる。
【0030】図3(e)のダイリング325には、出口
部を有する壁面5aを湾曲型コロセウムとすることによ
り、図3(d)の滞留だめよりもより出口部へ移動しに
くくなる滞留だめが形成される。
【0031】図2は本発明の第2の実施の形態に係る押
出しヘッドのニップル部分を示している。図2(a)は
図2(b)のA−A断面図、図2(b)は側面図、図2
(c)は図2(a)のB−B断面図、図2(d)は平面
図である。図2(a)において、24は管状のダイブロ
ックで、これは図で左右方向に貫通する貫通孔241を
備えており、ダイブロック24の右側にダイリング22
が固定され、ダイブロック24の左側には図示してない
が図1で説明したのと同じ単軸スクリューがありこれの
回転によって溶融被覆組成物が圧送されてくる。
【0032】この貫通孔241の長さ方向中央付近にお
いて、管の中心を通って管壁同士を連結する連結部24
2が設けられている。この連結部242には右側にニッ
プル23が固定され、左側は栓26で塞がれている。連
結部242の半径方向の幅(図4(c)参照)は狭く形
成されており、したがって貫通孔241は連結部242
の両脇に通路(図2(c)の241a、241b)が確
保されているので、図2(a)において溶融被覆組成物
の到達空間である通路241cとダイリング側空間であ
る241dとは連結部242の脇道(図2(a)で紙面
の表側および裏側に存在)で通じており、ダイブロック
24の左側到達した溶融被覆組成物はダイリング22側
へ移動できるようになる。
【0033】ニップル23は軸方向中心を通る貫通孔2
31とこの貫通孔231に通じる半径方向孔を備えてい
る。一方、ダイブロック24の連結部242には、ダイ
ブロックの外側とニップル23の前記半径方向孔とに通
じるダイブロック通路243が設けられていて、このダ
イブロック通路243およびニップル23の前記半径方
向孔を介して外部から芯線Wがニップル貫通孔231へ
供給され、さらにダイリング22の出口部222を通し
てダイリング22の外部へと出てゆく。このように、本
発明の第2の実施の形態では芯線Wをニップル23対し
て直角に供給するのが特徴で、この構成により、単軸ス
クリュー16の内部に芯線通路161(図1)を形成す
るといった複雑な加工をすることなく、同じような効果
を持つセンサを製造することが可能となる。なお、ここ
では芯線Wをニップル23対して直角に供給している
が、ニップル23対して斜めに供給してももちろんかま
わない。
【0034】その他の特徴は第1の実施の形態と同じで
ある。すなわち、高粘性溶融被覆組成物を直線的に圧送
すると共に、滞留だめを形成している。高粘性溶融被覆
組成物の直線的圧送は前述のように従来装置になかった
ことであり、本発明によって高粘性溶融被覆組成物を直
線的に供給させたことにより、摩擦抵抗を少なくさせ、
高速圧送が可能となった。また、滞留だめについては次
のように形成される。ダイリング22がキャップ状をし
ており、そのキャップ外壁221には外部と通じる出口
部222が開けられている。このダイリング22の出口
部222を有するキャップ外壁221が、出口部222
における芯線Wの進行方向に対して垂直となっているこ
とにより、隅部に滞留だめが形成される。そして、ニッ
プル23の芯線通路231の先端にこの出口部222が
近接配置されている。また、図示していないがダイブロ
ック24の上下からに中心に向けて圧力センサと樹脂温
度センサとが取り付けられ、貫通孔241における溶融
被覆組成物の圧力と温度を検出している。
【0035】以上のような図2の押出しヘッドの動作は
次のようになる。芯線Wがダイブロック24の通路24
3からニップル貫通孔231へ供給され、さらにダイリ
ング22の出口部222を通してダイリング22の外部
へと出てゆく。一方、溶融被覆組成物は図示のないヒー
タ加熱装置で100℃近くにまで加熱された溶融状態で
ダイブロック24内の左側空間24Cに圧送され、脇道
241a、241b(図2C)を経て最終的にダイリン
グ12の右側空間241dに到達する。ダイリング12
の右側空間241dでは、ニップル23から出てきた芯
線Wを被覆しながら出口部222から芯線を中心とした
コード状被覆電線が出てゆく。その際、本発明の「滞留
だめ」により、第1の実施の形態と同じく、芯線Wの進
行方向に対して垂直となっていることにより隅部に滞留
だめが形成されるので、隅部に入った組成物はそれ以上
進むことも退くこともできなくなり、圧送されてきた高
粘性溶融被覆組成物は滞留だめに向かうことができず、
滞留だめに滞留中の同一組成物と軽い接触をしながら出
口部へ高速で移動する。第2の実施の形態発明による製
造速度は5m〜12m/分となり、従来装置と比較して
大幅に速度アップを図ることができるようになった。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、出口部
を有するダイリングと、該出口部に近接配設されるニッ
プルと、を有する押出しヘッドであって、前記ニップル
には内部の軸方向に芯線通路を備えて該芯線通路から前
記出口部へ向けて芯線を繰り出し、前記ダイリングと前
記ニップルとで構成される空間に高粘性溶融被覆組成物
を前記出口部へ向けて圧送することにより、前記芯線に
前記高粘性溶融被覆組成物を被覆しつつコード状被覆芯
線をダイリング出口部から押し出す押出しヘッドにおい
て、前記ダイリングと前記ニップルとで構成される空間
の前記出口部近傍に前記高粘性溶融被覆組成物を滞留さ
せる滞留だめを形成したので、溶融被覆組成物が高粘性
であっても大きな表面摩擦抵抗なく出口部へ向かうの
で、高速製造が可能となる。また、高粘性溶融被覆組成
物をダイリングに向けて直線経路で供給するようにした
ので、溶融被覆組成物を直角に供給していた従来装置と
比べて、摩擦抵抗を少なくさせることができ、製造速度
を大幅にアップさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る押出しヘッド
を説明する図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る押出しヘッド
のニップル部分を説明する図である。
【図3】ダイリング32に形成された各種構成の滞留だ
めを説明する図である。
【図4】本発明の対象である被覆芯線を用いたコード状
感圧センサの構成を示す図である。
【図5】従来のこの種の押出しヘッドを説明する図であ
る。
【符号の説明】
10 本発明の第1の実施の形態に係る押出しヘッド 11 溶融被覆組成物圧送部 111 シリンダ状空間 121 凹部空間 122 出口部 13 ニップル 131 芯線通路 141 貫通口 14 ダイブロック 16 単軸スクリュー 161 芯線通路 17 樹脂温度センサ 18 圧力センサ18 22 ダイリング 221 キャップ外壁 222 出口部 23 ニップル 231 芯線通路用貫通孔 24 管状ダイブロック 241 貫通孔 242 連結部 243 ダイブロック通路 26 栓
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:34 H01L 41/08 H 41/22 Z (72)発明者 荻野 弘之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 植田 茂樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 福田 祐 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4F207 AD15 AH35 KA01 KA17 KB18 KL58 KL63 KL92

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出口部を有するダイリングと、該出口部に
    近接配設されるニップルと、を有する押出しヘッドであ
    って、前記ニップルには内部の軸方向に芯線通路を備え
    て該芯線通路から前記出口部へ向けて芯線を繰り出し、
    前記ダイリングと前記ニップルとで構成される空間に高
    粘性溶融被覆組成物を前記出口部へ向けて圧送すること
    により、前記芯線に前記高粘性溶融被覆組成物を被覆し
    つつコード状被覆芯線をダイリング出口部から押し出す
    押出しヘッドにおいて、 前記ダイリングと前記ニップルとで構成される空間の前
    記出口部近傍に前記高粘性溶融被覆組成物を滞留させる
    滞留だめを形成して成ることを特徴とする押出しヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】前記滞留だめは、前記出口部を有する壁面
    を前記出口部における前記芯線の進行方向に対して垂直
    又は垂直近似形状に形成して成るものであることを特徴
    とする請求項1記載の押出しヘッド。
  3. 【請求項3】前記滞留だめは、前記出口部を有する壁面
    を前記出口部における前記芯線の進行方向に対して狭く
    なる斜面でかつ該斜面を階段形状に形成して成るもので
    あることを特徴とする請求項1記載の押出しヘッド。
  4. 【請求項4】前記高粘性溶融被覆組成物を前記ダイリン
    グに向けて直線経路で供給することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項記載の押出しヘッド。
  5. 【請求項5】前記ニップルを固定するニップルホルダー
    内の芯線通路を直線経路としたことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項記載の押出しヘッド。
  6. 【請求項6】前記ニップルを固定するニップルホルダー
    内の芯線通路を前記ニップル内の芯線通路に対して直角
    又は傾斜の経路としたことを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項記載の押出しヘッド。
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