JP2003265753A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003265753A
JP2003265753A JP2002072561A JP2002072561A JP2003265753A JP 2003265753 A JP2003265753 A JP 2003265753A JP 2002072561 A JP2002072561 A JP 2002072561A JP 2002072561 A JP2002072561 A JP 2002072561A JP 2003265753 A JP2003265753 A JP 2003265753A
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伸明 水貝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者に対してより高い装飾効果を与え興趣
を保つことができ、遊技者が図柄変動回数を確認するこ
とが容易であり、遊技者以外の者が遊技機に近付かなく
ても図柄変動回数を確認可能である遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機の前面側に複数色に発光可能な発
光部A1〜F1を備え、始動入賞装置11に遊技球が入賞した
ことにより図柄変動が行われ、通常遊技状態および特別
入賞装置12が作動する特別遊技状態を採り得るゲーム性
を有し、図柄変動回数を計測する図柄変動回数計測手段
を有し、上記発光部A1〜F1が、図柄変動回数計測手段に
より計測した直前の特別遊技状態の終了時からの図柄変
動回数に応じた色に発光するように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装飾効果を高めた
発光機能を有するパチンコ遊技機などの遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊技機などの遊技機で
は、遊技盤上の遊技領域に始動入賞装置、特別入賞装置
などが設けられていると共に、複数種類の数字や絵柄な
どで構成される識別可能な図柄を複数表示し、所要に応
じて変動表示し得る図柄表示装置が設けられているもの
が公知である。
【0003】この種のパチンコ遊技機は、遊技球を遊技
盤に発射して、該遊技球が始動入賞装置に入賞すると、
所要の遊技状態が発生し、前記図柄表示装置に表示され
た複数の図柄が、例えばスクロール変動したり、拡大や
縮小表示されるなどの所定パターンで変動し停止する。
そしてこの停止した複数の図柄が、例えば同一絵柄が揃
うなどの所定の組み合わせに該当すると、所謂大当りと
呼称される特別遊技状態を採り、所定の組み合わせに該
当しない場合には通常遊技状態を採り得るように形成さ
れている。
【0004】遊技機が通常遊技状態の時は、始動入賞装
置への遊技球の入賞を契機として図柄の変動、停止の動
作を繰返し行なう。一方特別遊技状態になると、特別入
賞装置に設けられた開閉扉が所定時間又は所定の遊技球
入賞個数となるまで開放し、この開放動作を所定回数と
なるまで、継続的又は断続的に行ない、特別入賞装置に
遊技球が入賞し易い状態が作り出され、遊技者は短時間
に多量の遊技球を獲得できることになる。
【0005】遊技者にとっては、大当りになって特別遊
技状態が発生するか否かが最も大きな関心の的である。
パチンコ遊技機には大当りになる確率が予め設定されて
いる。遊技者は大当りを引くまでに、その大当り確率を
考慮に入れ、図柄組み合わせゲームをどのくらい行なっ
たか、つまり図柄変動がどのくらいの回数行なわれたの
かという点につねに興味を持っている。また、遊技者以
外の者、つまりホール関係者、他の遊技機で遊技してい
る者、遊技を行なっていない者なども遊技中の遊技機の
図柄変動回数に興味を持っている。
【0006】この図柄変動回数は、遊技機が設置されて
いる島の上部に、遊技機ごとに配置された島ランプの表
示部に7セグメント又はドットを用いて表示され、遊技
者及び遊技者以外の者が視認できるようになっている。
遊技機は、図柄の停止毎に遊技機の外部に信号を発する
ことができるように構成されており、この信号及び機能
を利用して図柄変動回数の信号を島ランプ及びホール内
の管理コンピュータに出力できるようになっている。
【0007】また従来のパチンコ遊技機では、前枠にラ
ンプなどの発光手段が設けられており、大当り中、高確
率状態、リーチ状態、大当り予告時及び時間短縮機能な
どが作動している場合に、遊技者の興趣の向上、及び遊
技者以外の者への報知、ホールの雰囲気の向上などのた
めに、上記発光手段を発光させた演出を行なうように構
成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のパ
チンコ遊技機において、前枠の発光は単一色の発光であ
るうえ、発光パターンも単調であったことから、遊技者
の興趣を保つには不十分であり、有効な装飾効果とは言
い難かった。
【0009】また遊技者が島ランプを見て図柄変動回数
を確認する場合、島ランプの表示部が高い位置に設けら
れている為、遊技者が視線を上の方に移動しなくてはな
らず、わずらわしさが伴っていた。さらに、島ランプは
遊技者本人に報知することを目的としており、なおかつ
図柄変動回数の表示自体が7セグメントやドット表示な
どで構成されていて、その大きさが小さいため、遊技者
以外の者は近付いて確認するしかなかった。
【0010】本発明は前記従来技術の欠点を解決するた
めになされたものであり、遊技者に対してより高い装飾
効果を与え興趣を保つことができ、遊技者が図柄変動回
数を確認することが容易であり、遊技者以外の者が遊技
機に近付かなくても図柄変動回数を確認可能である遊技
機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)遊技機の
前面側に複数色に発光可能な発光部を備え、始動入賞装
置に遊技球が入賞したことにより図柄変動が行なわれ、
通常遊技状態及び特別入賞装置が作動する特別遊技状態
を採り得るゲーム性を有し、図柄変動回数を計測する図
柄変動回数計測手段を有する遊技機において、発光部
は、図柄変動回数計測手段により計測した直前の特別遊
技状態の終了時からの図柄変動回数に応じた色に発光す
ることを特徴とする遊技機、(2)発光部の発光は、第一
条件により開始し、第二条件により終了することを特徴
とする上記(1)記載の遊技機、(3)第一条件は、図柄変動
回数計測手段により計測した直前の特別遊技状態の終了
時からの図柄変動回数であることを特徴とする上記(2)
記載の遊技機、(4)時間を計測する時間計測手段を有
し、第一条件は、時間計測手段により計測した直前の特
別遊技状態の終了時からの経過時間であることを特徴と
する上記(2)記載の遊技機、(5)第二条件は、第一条件に
より発光を開始してからの所定時間又は図柄変動の所定
回数であることを特徴とする上記(2)〜(4)記載の遊技
機、を要旨とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をパチンコ遊技機を
例として図面を用いて詳細に説明する。図1はパチンコ
遊技機の一例を示す正面図である。図1に示すパチンコ
遊技機1には、遊技カードに記憶された情報の読み書き
を行い球貸システムに利用されるカードユニットUが併
設されている。パチンコ遊技機1は、縦長方形の外枠2の
開口前面側に、方形の中枠3が連結支持手段及び施錠手
段を利用して開閉及び着脱可能に組付けられている。そ
して、この中枠3の前面側に、遊技領域となる遊技盤4の
透視保護窓である前枠5と、上受皿6とが個々の連結支持
手段などを利用して共に横開き形態で開閉可能に組付け
られている。中枠3の下部には、下受皿7及び遊技球発射
装置8などが装着セットされている。また前枠5の裏側に
は、各種の球径路及び球処理・払出部などを備えた機構
セット盤(図示しない)がセットされている。
【0013】前記中枠3の正面内部に着脱可能にセット
される遊技盤4は、図1に示すように、略円形状に湾曲形
成したレール9により囲まれた部分が遊技領域として構
成される。該遊技領域は、遊技球発射装置8から遊技盤4
上方に発射された遊技球が、遊技盤4下方に流下してア
ウト口10に至る間に入賞装置などに入賞してゲームを行
なうための領域である。
【0014】遊技盤4の遊技領域の前面側には、遊技球
が入賞すると図柄変動を開始させるための始動入賞装置
11、通常遊技状態では遊技球が入賞せず特別遊技状態の
時に遊技球が入賞し易くなり所定数の遊技球を払い出す
ように形成された特別入賞装置12、入賞すると所定数の
遊技球を払い出す通常入賞装置13などの各種入賞装置が
設けられている。前記各種入賞装置には、遊技球が入賞
した場合に入賞球を検知するための検知手段が設けられ
ている。また遊技領域には、遊技球の流下方向を変更す
るための釘17、電飾案内車14及び普通案内車15などの案
内車(風車とも称される)や、電飾装置16などが所要の位
置に夫々配設されている。
【0015】遊技盤4の略中央には、複数の図柄を表示
して図柄組み合わせゲームを行なうための図柄表示手段
18が遊技盤4から着脱可能に取り付けられている。図柄
表示手段18は、文字や数字、絵柄などの遊技者が識別可
能であり、特定の図柄の組合わせ(通常、同一の図柄の
組み合わせ)が停止した場合は特別遊技状態を採り、そ
れ以外の図柄の組み合わせの場合は、通常遊技状態を採
るような図柄を変動させて表示するためのものである。
図柄表示手段18では、始動入賞装置11に遊技球が入賞し
たことにより、図柄の変動が行なわれ、図柄の停止態様
に応じて各種遊技状態(例えば大当り状態、リーチ状
態、はずれ状態など)の演出も表示される。
【0016】図柄表示手段18は、図柄変動に用いられる
図柄を表示可能な表示装置18aと、該表示装置18aを保持
し遊技盤に固定するための保持部品18bとから構成され
ている。表示装置18aは液晶表示ディスプレイ(LCD)、ブ
ラウン管(CRT)、合成樹脂などを円筒状に形成して回転
可能とし其の表面に複数の図柄を表した回転ドラム式、
発光ダイオード(LED)などの発光体を複数配設してその
発光で各種図柄を表すようにしたドット表示式、その他
各種装置を用いることができる。
【0017】図1に示すパチンコ遊技機1には、発光部の
発光パターンの切換スイッチ19が上受皿6の外側に設け
られ、発光パターンの番号などを表示するための表示装
置20が遊技盤4の下隅の位置に設けられている。また図
中21にはスピーカなどの音声発生装置が内蔵されてい
る。
【0018】前記の各種電気的部品は、後述する遊技盤
裏面側に設けた電子的な制御装置に夫々系統別に接続さ
れて、遊技状態に合わせて制御(点灯、検出、駆動など)
されるようになっており、このもとで遊技領域で所定の
パチンコゲームを展開するように構成されている。
【0019】図1に示すパチンコ遊技機は、該遊技機の
前面側に複数色に発光可能な発光部が設けられている。
例えば図2に示すように、遊技機前面の遊技領域以外の
区画領域A1、B1、B2、C1、C2、C3、D1、D2、E1、E2、E
3、F1(図中これら区画領域を便宜的に斜線で示した)を
発光可能に形成して発光部A1〜F1を構成する。具体的に
はパチンコ遊技機1の外枠2の最下方の部分の区画領域A
1、遊技球発射装置8及び下受皿7が装着された部分の左
右両側の区画領域B1、B2、上受皿6の左右両側の区画領
域C1、C2及び中央側の区画領域C3、前枠5の周囲の遊技
領域に近い左右両側となる区画領域D1、D2、前枠5の上
部の遊技領域の直上である区画領域F1、前枠5の外側の
左右両側の区画領域E1、E2及び最上部の区画領域E3など
である。
【0020】尚、発光部B1とB2は発光部Bとして複数の
発光部が一体に発光するブロック発光部とした。同様
に、発光部C1〜C3はブロック発光部C、発光部D1とD2は
ブロック発光部D、発光部E1〜E3はブロック発光部Eとし
た。発光部A1及びF1はそれぞれ単独で発光部A、Fを構成
する。
【0021】この発光部A1〜F1は、通常遊技状態におい
て直前の特別遊技状態(所謂大当り状態)の終了時から
の図柄変動回数に応じた発光色を決定する発光色決定図
柄変動回数により、発光色が変化するように形成されて
いる。発光部の発光は連続的に行なっても断続的に行な
ってもいずれでも良い。発光を断続的に行なう場合は、
発光の開始の時期を第一条件、発光の終了の時期を第二
条件などの所定条件によって決定することができる。こ
の具体的な所定条件としては、図柄変動回数や経過時間
が用いられる。
【0022】本発明遊技機において発光部の発光は、少
なくとも発光色が複数色に変化可能に発光可能であれば
よい。この発光は、複数色の変化が連続的に行なわれる
連続発光、あるいは複数色の変化が発光の中断を持って
行なわれる断続発光のいずれでも良い。また同色に発光
する際、点灯と消滅を繰返す点滅発光、フラッシュ発光
などを用いても良い。また図2に示すように発光部を複
数箇所に設けた場合、複数箇所の発光部A1〜F1を同色に
発光させても良いし、複数箇所の発光部A1〜F1を異なる
色に発光させても良い。このように複数箇所の発光部A1
〜F1の発光は、同時に発光させても良いし、所定条件等
に応じて順次発光部が変化するように発光させても良
い。発光箇所を変化させる場合の所定条件としては、発
光色決定図柄変動回数、図柄変動回数あるいは経過時間
などの所定条件が利用できる。
【0023】発光部は、遊技機の前面側から遊技機を見
た場合に、遊技領域以外の部分に形成されていればよ
く、その位置、数などは図2及び図3に示す態様に限定さ
れず、遊技機前面のデザインなどに応じて任意に形成す
ることができる。すなわち発光部は、単一箇所に形成し
ても、図2及び図3に示すように複数箇所に形成してもい
ずれでも良い。発光を複数色に発光可能に形成するに
は、光源自体が複数色に発光可能な光源を用いるか、あ
るいは単色に発光する光源を、発光色の異なるものを複
数個、発光部の内部に収納して構成すればよい。
【0024】図3は前枠の発光部D、E、Fを説明するため
の分解斜視図である。前枠5は、方形で中央部に遊技領
域に対応する窓口を有し合成樹脂板などにより成形され
た前枠の枠本体5aと、該枠本体5aの内側(窓口の裏側)に
着脱及び傾動開放可能に組付けセットされているガラス
支持用の支持枠などから構成される(図示しない)。前
記枠本体5aには前記発光部D、E、Fが設けられている。
発光部Dは、枠本体5aの左右端部側にLED30が間隔をおい
て複数個縦1列に埋設され、その表面を覆うように合成
樹脂製のランプレンズ31が取り付けられている。また発
光部Eは、枠本体5aの上端部側の中央付近に複数のLED32
が横一列に埋設され、該LED32を覆うようにランプレン
ズ33が設けられ、爪片34aにより枠本体5aに嵌合するよ
うに形成された取り付け部材34が、ランプレンズ33の周
囲を押さえて枠本体5aに固定されている。発光部Fは、
枠本体5aの上部側の区画領域F1の中央部に複数のLED35
が埋設され、さらに区画領域F1の左右両側に複数個のLE
D37が枠本体5aに埋設され、発光部F全体を覆うようにラ
ンプレンズ38が組み付けられている。また前記ランプレ
ンズ38は、裏側のフック38bを枠本体5aの係止穴5bに対
して弾力性に抗して押し込んで係止されている。図3に
おいて、枠本体5aの下端部は、発光部ではないが、ラン
プレンズ31と類似のデザインを持つ飾りカバー39が組み
付けられて発光部のダミーとして形成されている。
【0025】発光部の光源としては、例えば発光ダイオ
ード(LED)、白熱電球、半導体レーザ、EL(エレクトロル
ミネセンス)、蛍光灯などが挙げられる。高輝度で長寿
命のLEDは好ましい光源であり、単色(例えば、赤、青、
黄、緑、橙、白など)に発光するLED、2色以上の複数色
に発光するLED、フルカラーに発光するLEDなどが好まし
く用いられる。LEDを用いて発光部を構成する場合、単
一の発光部において単色のLEDを複数種類組み合わせて
用いることで、複数色に発光可能な発光部を形成でき
る。また、一つのユニットで複数色に発光するLEDある
いはフルカラーに発光するLED(以下、フルカラーLEDと
記載する)を単独又は複数個用いることで、複数色ある
いはフルカラーに発光する発光部を構成することができ
る。
【0026】図4に示す様に、複数色に発光可能な光源
として用いられるフルカラーLED40は、赤色LEDチップ4
1、緑色LEDチップ42及び青色LEDチップ43の3種類のLED
チップが一体として形成されている。LEDの制御回路
は、各チップごとにそれぞれ抵抗値の異なる3個の抵抗4
1a〜41c、42a〜42c、及び43a〜43cを並列に接続し、ド
ライバ44を介して入出力インタフェイス(I/O)45を接続
し、該I/O45に制御信号を出力するためのCPU、制御プロ
グラムを記憶させたROM、RAMなどを備える発光制御部83
及びデコーダ47などを接続して構成される。発光制御部
83のCPUから出力される制御信号によりインタフェイス
(I/O)45、ドライバ44をオン・オフ制御することでLEDを
発光させることができる。このとき抵抗41a〜41c、42a
〜42c、及び43a〜43cの値などを適宜選択することで、3
種類のLEDチップについて各チップごとに赤色光、緑色
光、青色光の割合が変化して所定の色に発光する。ま
た、明るさ(発光輝度)なども任意に変化させることがで
きる。
【0027】発光部において、ランプレンズ31、33、38
などの光源の前面に設けられる表面カバー部材は、光源
の光が外部から認識可能な無色透明又は着色透明(半透
明も含む)のものが用いられる。表面カバー部材は、発
光部ごとに着色の色を異ならしめても良い。また表面カ
バー部材は、ダイヤカット状に形成したり、表面に凹凸
を施すなどして、光源の光又は外部から入射する光を屈
折させたり、拡散させる機能を持つ部材を用いることが
できる。この場合、光源の光などが表面カバー部材によ
り光学的な作用を受けるため、装飾効果がさらに向上す
る。これらの表面カバー部材は、合成樹脂の成形品など
が用いられる。
【0028】図1に示すパチンコ遊技機1の制御回路及び
各装置の構成は以下の通りである。図5に示すように制
御部80は、遊技内容を統括して制御する主制御部81、図
柄表示手段18の表示装置に表示する図柄を制御する図柄
制御部82、発光部A1〜F1及び其の他の各種ランプなどを
制御する発光制御部83、及び音声発生装置21を制御する
音声制御部84、賞球払出装置22を制御する払出制御部85
などから構成される。これらの各制御部は、基板に所要
の回路パターンが形成されて、ICなどの半導体、抵抗、
トランス、レギュレータなどの各種電子部品が実装され
た制御基板として形成され、各制御部ごとにユニット化
された制御基板がケースなどに収容されて遊技機の裏面
側に装着されている。これらの制御基板どうし、あるい
は制御基板と遊技機前面に装着された各種電気的部品と
は、コネクタなどを介して接続配線されていて、制御可
能に形成されている。
【0029】主制御部81は図5に示すように、遊技機全
体を制御するための中央演算処理装置(CPU)81a、CPUの
制御実行時に必要な情報を適宜記憶しておく読み書き可
能メモリ(RAM)81b、遊技機を制御するプログラムなどが
記録されている読み出し専用メモリ(ROM)81cなどを備
え、さらにクロック回路、電源回路、I/Oインタフェイ
スなど(図示しない)を備えている。主制御部81はパチン
コ遊技機1前面の始動入賞装置11又は特別入賞装置12な
どからの信号を受信すると共に、特別入賞装置の動作を
制御するための制御信号が送信可能に接続され、さらに
図柄制御部82、発光制御部83、音声制御部84及び払出制
御部85などに送受信可能に接続されている。また前記RO
M81cには特別遊技状態を生起する大当り判定用数値が記
憶保持されていると共に、図柄表示手段の表示装置18a
に表示する図柄を決定する為の大当り図柄乱数及びはず
れ図柄乱数などの各種数値が記憶保持されている。発光
制御部83には発光部A1〜F1の発光パターンのプログラム
などが記憶保持されている。また前記RAM81bは、始動入
賞装置に入賞した遊技球を始動保留球数として記憶する
ことができる。払出制御部85は遊技機裏面に設けられた
遊技球の払出装置22に接続されている。
【0030】遊技球発射装置8の操作により遊技盤の遊
技領域に発射された遊技球が、始動入賞口11へ入賞する
か、もしくは始動保留球数の記憶値が所定数(一般的に1
〜4個)記憶されている場合、図柄表示手段の表示装置18
では、図柄の変動が開始し、停止する。この動作を1回
の図柄変動とする。遊技機は図柄変動回数計測手段を備
えており、該図柄変動回数計測手段は発光制御部83に設
けられている。発光制御部は主制御部81のCPU81aからの
図柄変動信号を受信する。該図柄変動回数計測手段は、
図柄変動信号をカウントする処理を実行する電気的回路
からなるカウンタ及びカウントした図柄変動信号を記憶
するRAMから構成される。つまり、主制御部81が図柄変
動を1回実行する度に発光制御部83に図柄変動信号を送
信する。これにより図柄変動回数計測手段は、図柄変動
信号をカウントし、RAMに記憶して、図柄変動回数を計
測することになる。一方、遊技機は時間計測手段も備え
ており、該時間計測手段は発光制御部83に設けられてい
る。該時間計測手段は、発光制御部83が有するタイマ割
込みを実行する電気的回路及び数値を記憶(更新)するRA
Mから構成される。つまり主制御部81が発光制御部83に
特別遊技状態の終了の信号を送信する。これにより、時
間計測手段はタイマ割込みを実行開始し、更新して、経
過時間の計測をすることになる。
【0031】図1に示す態様のパチンコ遊技機1におい
て、主制御部のCPU81aは常に割り込み処理を行なってい
て、始動入賞装置11からの入力状態(オン又はオフ)を
監視している。始動入賞装置11に遊技球が入賞すると、
主制御部81のCPU81aが大当り判定処理92を行なう。この
判定処理は、まず主制御部81のCPU81aが乱数発生装置か
ら大当り判定用乱数を抽出し、ROM81cに記憶されている
大当り判定用数値とを対照して該数値と一致するか否か
を判定し、特別遊技状態あるいは通常遊技状態のいずれ
かを選択し、それに応じた制御信号を図柄制御部82、発
光制御部83、音声制御部84、払出制御部85などの各種制
御部に送り、所定の制御プログラムを実行する。
【0032】大当り判定処理において、特別遊技処理を
選択した場合には、主制御部81からの制御信号に基づき
図柄制御部82が表示装置18aに大当り図柄を表示させた
後に、主制御部81が特別入賞装置12において遊技球が入
賞し易くするように該装置を作動させる。具体的には図
6に示すように特別遊技状態(S)になると特別入賞装置
12の入賞口が開放又は拡大して、入賞口に遊技球が入り
易くなるように特別入賞装置を開放する(93)。入賞口
は開放してから遊技球が10個入賞した時(94)、又は開
放時間が30秒経過した時(95)に閉鎖(96)されるよう
に形成されていて、開放から閉鎖までの一連の動作(ラ
ウンドと言う)を例えば15回繰返す。この処理は、ラウ
ンド数が15になったか否かを判定(97)する。ラウンド
数が15未満の場合にあっては、遊技球が特定領域を通過
したことを条件に、特別入賞装置の開放(93)処理に戻
る。ラウンド数が15に達した場合又は遊技球が特定領域
を通過しない場合にあっては、特別遊技状態を終了す
る。すなわち、特別入賞装置の開放(93)処理は最大15回
繰り返すことになる。特別遊技状態では、前記特別入賞
装置12の作動以外に、発光表示部A〜F、図柄表示手段1
8、音声発生装置21及び払出装置22などにおいても、特
別遊技状態としての所定の処理が、図柄制御部82、発光
制御部83、音声制御部84、及び払出制御部85からの制御
信号により行なわれる。
【0033】大当り判定処理で通常遊技状態と判定した
場合は、直前の大当りの終了時からの図柄変動回数に応
じて発光部の発光色を決定したり、第一条件や第二条件
などの所定条件に基づいて発光部の発光開始、発光部の
発光終了などの各種処理を行なう。通常遊技状態では図
柄変動回数や特別遊技状態終了後の経過時間などを計測
している。以下、通常遊技状態の発光部の発光パターン
と制御処理について実施例を用いて説明する。
【0034】
【実施例】本発明の実施例を図7の発光パターンのチャ
ート図及び図8〜図12の制御部の処理のフローチャート
に基づき説明する。なお実施例において主制御部80のCP
U81aは常に割り込み処理により始動入賞スイッチからの
入力状態(オン又はオフ)を監視し、2mS毎に割り込み処
理を行なっている。そのためスタートから2mS経過する
と割り込み処理が行なわれ、処理を開始することにな
る。
【0035】実施例1 図7(ア)に示すように、大当り終了後の図柄変動回数
が100回経過後(この図柄変動回数の経過を便宜的に
「回転」と表示する)発光部を青色に発光させ、その
後、図柄変動回数が100回転毎に発光色が、緑色(直前
の大当り終了時から200回転)、黄色(同300回転)、橙
色(同400回転)、赤色(同500回転)と順次変化するよ
うに発光させた。すなわち発光色決定変動回数を100回
転としたものである。なお発光部は連続発光状態とし
た。この時の制御処理は以下の通りである。
【0036】実施例1の制御処理を図8のフローチャート
を用いて説明する。特別遊技状態が終了後、通常遊技が
開始する(S101)と、割り込み処理が行なわれ始動入賞
装置に設けられた入賞口スイッチからの入力がオン(ON
と記載する)か否かを判定する(S102)。入力がONでな
ければAでリターンを実行し、割り込みを待機する(S11
1)。ONであれば、つまり通常遊技中に始動入賞装置に遊
技球が入賞した場合、始動入賞口信号が主制御部に出力
され、主制御部での所定の処理(例えば大当り乱数の判
定処理など)を行い、図柄制御部に図柄変動信号を出力
して図柄変動処理を行なう(S103)。(その他の制御部に
も各種信号を出力する。例えば払出制御部に賞球の払出
を行なう払出信号を出力する。)S103で実行した大当り
乱数の判定処理で大当り乱数が判定された場合、特別遊
技を開始し(S104)、特別遊技処理を行なう(S109)。そ
の後、S110にて図柄変動回数をクリア(初期化)する。S1
03で実行した大当り乱数判定処理において、はずれ乱数
が判定された場合は、特別遊技を開始せず(S104)、図柄
変動回数を加算して(この加算処理を「+1」と記載す
る)発光制御部のRAMに記憶する(S105)。このS103及び
S105の処理で図柄変動回数をカウントすることができ
る。記憶した図柄変動回数が発光色決定変動回数に一致
しているか否かの判定を行なう(S106)。この回数が一致
している場合には、発光色決定処理(S107)で、その発光
色決定変動回数に応じた発光色を決定する。発光制御部
において発光手段に発光の指示が出力され、遊技機の前
面の発光部を発光させる発光処理(S108)が行なわれる。
リターンで一旦処理を終え、割り込みを待機する(S11
1)。
【0037】実施例2 図7(イ)に示すように、発光色決定変動回数を100回転
に設定した。上記実施例1と同様に、青色、緑色、黄
色、橙色、及び赤色の順に図柄変動回数が100回転ごと
に発光色が変化することになる。しかし実施例1と異な
るのは、発光部を連続発光ではなく断続発光するように
した点であり、第一条件を満足した時に発光を開始する
ようにし、第二条件を満足した時に発光を終了するよう
にした。そして第一条件として、図柄変動回数を用い発
光色決定変動回数(100回転毎)+50回転の図柄変動と
し、第二条件として、発光開始からの図柄変動回数を用
い、10回転の図柄変動とした。すなわち図7(イ)に示す
ように、直前の大当り終了後からの図柄変動回数が150
回転したところで発光部を青色に発光開始し、図柄変動
が10回転するまで発光させる。発光部は次の発光までの
間は消灯する。次に図柄変動回数が大当りから250回転
から10回転の間(259回転まで)発光部を緑色に発光さ
せる。以後、同様に図柄変動回数が350回転から10回転
の間(359回転まで)を黄色に、450回転から10回転の間
(459回転まで)を橙色に、550回転から10回転の間(55
9回転まで)を赤色に、それぞれ発光部を発光させた。
【0038】実施例2の制御処理を図9のフローチャート
を用いて説明する。特別遊技状態終了後通常遊技が開始
される(S201)。始動入賞装置に設けられた入賞口スイッ
チからの入力がONか否かを判定する(S202)。入力がONで
なければAでリターンを実行し、割り込みを待機する(S2
18)。入力がONであれば、つまり通常遊技中に始動入賞
装置に遊技球が入賞した場合、始動入賞口信号が主制御
部に出力され、主制御部での所定の処理(例えば大当り
乱数の判定処理など)を行い、図柄制御部に図柄変動信
号を出力して図柄変動処理を行なう(S203)。(その他の
制御部にも各種信号を出力する。例えば払出制御部に賞
球の払出を行なう払出信号を出力する。)S203で実行し
た大当り乱数の判定処理において、大当り乱数が判定さ
れた場合、特別遊技を開始し(S204)、特別遊技処理を行
なう(S215)。その後、S216にて図柄変動回数をクリア
(初期化)し、S217にて発光図柄変動回数をクリアする。
S203で実行した大当り乱数の判定処理において、はずれ
乱数が判定された場合は、特別遊技を開始せず(S204)、
図柄変動回数を加算(+1)して発光制御部のRAMに記憶す
る(S205)。次に発光部が発光中か否かの判定を行なう(S
206)。発光中であれば発光図柄変動回数を加算(+1)する
(S207)。発光中でなければ、記憶した図柄変動回数が、
予め設定した発光色決定変動回数と一致しているか否か
の判定を行なう(S208)。一致している場合は、その発光
色決定変動回数に応じた発光色を決定し(S209)、記憶し
た図柄変動回数が、予め設定した第一条件の図柄変動回
数と一致しているか否かの判定を行なう(S210)。一致し
ている場合は、発光制御部において発光手段に発光開始
の指示を出力して発光開始処理を行なう(S211)。記憶し
た発光開始からの図柄変動回数が、予め設定した第二条
件の発光図柄変動回数と一致しているか否かの判定を行
なう(S212)。一致している場合は、発光制御部において
発光手段に発光終了の指示を出力して発光終了処理を行
なう(S213)。発光終了処理の後、発光図柄変動回数をク
リアする(S214)。リターンで一旦処理を終え、割り込み
を待機する(S218)。
【0039】実施例3 図7(ウ)に示すように、発光色決定変動回数を100回に設
定した。上記実施例1と同様に、青色、緑色、黄色、橙
色、及び赤色の順に図柄変動回数が100回転ごとに発光
色が変化することになるが、発光部は、第一条件を満足
した時に発光を開始し、第二条件を満足した時に発光を
終了するように、断続発光させた。第一条件を直前の大
当り終了からの経過時間が30分毎(30分、60分、90分、
120分・・・)とし、第二条件を発光開始からの図柄変
動回数10回転とした。すなわち図7(ウ)に示すように、
発光は大当り終了後30分経過時から図柄変動10回転の間
(青色)、大当り終了後60分経過時から図柄変動10回転の
間(緑色)、大当り終了後90分経過時から図柄変動10回転
の間(黄色)、大当り終了後120分経過時から図柄変動10
回転の間(橙色)、大当り終了後150分経過時から図柄変
動10回転の間(赤色)に発光させた。なお発光部の発光色
は、発光色決定変動回数に応じて上記()内に示す色に発
光した。
【0040】実施例3の制御処理を図10のフローチャー
トを用いて説明する。特別遊技状態終了後通常遊技が開
始される(S301)。特別遊技状態終了と同時に発光制御部
において時間計測手段により経過時間の計測を開始し、
更新処理を行なう(S302)。始動入賞装置に設けられた入
賞口スイッチからの入力がONか否かを判定する(S303)。
ONでなければS311の処理を実行する。ONであれば、つま
り通常遊技中に始動入賞口に遊技球が入賞した場合、始
動入賞口信号が主制御部に出力され、主制御部で所定の
処理(例えば大当り乱数の判定処理など)を行い、図柄
制御部に図柄変動信号を出力する(S304)。(その他の制
御部にも各種信号を出力する。例えば払出制御部に賞球
の払出を行なう払出信号を出力する。)S304で実行した
大当り乱数の判定処理において、大当り乱数が判定され
た場合、特別遊技を開始し(S305)、特別遊技処理を実行
する(S316)。その後、S317にて図柄変動回数をクリア
し、S318にて発光図柄変動回数をクリアし、S319にて経
過時間をクリアする。S304で実行した大当り乱数の判定
処理において、はずれ乱数が判定された場合は、特別遊
技を開始せず(S305)、図柄変動回数を加算(+1)して発光
制御部のRAMに記憶する(S306)。次に発光部が発光中か
否かの判定を行なう(S307)。発光中であれば発光図柄変
動回数を加算(+1)する(S308)。発光中でなければ記憶し
た図柄変動回数が、予め設定した発光色決定変動回数と
一致しているか否かの判定を行なう(S309)。一致してい
る場合は、その発光色決定変動回数に応じた発光色を決
定する(S310)。次に、計測した経過時間が予め設定した
第一条件の経過時間と一致しているか否かの判定を行な
う(S311)。経過時間が一致している場合は、発光制御部
において発光手段に発光開始の指示を出力する(S312)。
記憶した発光開始からの図柄変動回数が予め設定した第
二条件の発光図柄変動回数と一致しているか否かの判定
を行なう(S313)。図柄変動回数が第二条件と一致してい
る場合は、発光制御部において発光手段に発光終了の指
示を出力する(S314)。発光終了処理の後、発光図柄変動
回数をクリアする(S315)。リターンで一旦処理を終え、
割り込みを待機する(S320)。
【0041】実施例4 図7(エ)に示すように、発光色決定変動回数を100回に設
定した。上記実施例1と同様に、青色、緑色、黄色、橙
色、及び赤色の順に図柄変動回数が100回転ごとに発光
色が変化することになるが、発光部は、第一条件を満足
した時に発光を開始し、第二条件を満足した時に発光を
終了するように、断続発光させた。第一条件として図柄
変動回数が発光色決定変動回数+50回転とし、第二条件
として発光開始からの経過時間(発光時間)が10分間と
した。すなわち図7(エ)に示すように、直前の大当り終
了後からの図柄変動回数が150回転したところから10分
間、発光部を発光(青色)させ、その後発光部は次の発光
までの間は消灯する。次に図柄変動回数が大当り終了か
ら250回転から10分間発光部を発光(緑色)させる。以
後、同様に、図柄変動回数が350回転から10分間発光(黄
色)させ、450回転から10分間発光(橙色)させ、550回転
から10分間発光(赤色)させる。
【0042】実施例4の制御処理を図11のフローチャー
トを用いて説明する。特別遊技状態終了後通常遊技が開
始される(S401)。発光中であるか否かを判定する(S40
2)。発光中であれば、発光制御部において時間計測手段
により発光開始からの時間をカウントして発光時間更新
処理を実行することによって発光時間を加算する(S40
3)。始動入賞装置に設けられた入賞口スイッチからの入
力がONか否かを判定する(S404)。ONでなければS412の処
理を実行する。ONであれば、つまり通常遊技中に始動入
賞口に遊技球が入賞した場合、始動入賞口信号が主制御
部に出力され、主制御部で所定の処理(大当り乱数の判
定処理など)を行い、図柄制御部に図柄表示装置にて図
柄の変動を行なう図柄変動信号を出力する(S405)。(そ
の他の制御部にも各種信号を出力する。例えば払出制御
部に賞球の払出を行なう払出信号を出力する。)S405で
実行した大当り乱数の判定処理において、大当り乱数が
判定された場合、特別遊技を開始し(S406)、特別遊技処
理を実行する(S415)。その後、S416にて図柄変動回数を
クリアし、S417にて発光時間をクリアする。S405で実行
した大当り乱数の判定処理において、はずれ乱数が判定
された場合は、特別遊技を開始せず(S406)、図柄変動回
数を加算(+1)して発光制御部のRAMに記憶する(S407)。
次に、記憶した図柄変動回数が予め設定した発光色決定
変動回数と一致しているか否かの判定を行なう(S408)。
一致している場合は、その発光色決定変動回数に応じた
発光色を決定する(S409)。記憶した発光開始からの図柄
変動回数が予め設定した第一条件の変動回数と一致して
いるか否かの判定を行なう(S410)。一致している場合
は、発光制御部において発光手段に発光開始の指示を出
力する(S411)。計測した発光時間が予め設定した第二条
件の発光時間と一致しているか否かの判定を行なう(S41
2)。一致している場合は、発光制御部において発光手段
に発光終了の指示を出力する(S413)。発光終了処理の
後、発光時間をクリアする(S414)。リターンで一旦処理
を終え、割り込みを待機する(S418)。
【0043】実施例5 図7(オ)に示すように、発光色決定変動回数を100回に設
定した。上記実施例1と同様に、青色、緑色、黄色、橙
色、及び赤色の順に図柄変動回数が100回転ごとに発光
色が変化することになるが、発光部は、第一条件を満足
した時に発光を開始し、第二条件を満足した時に発光を
終了するように、断続発光させた。第一条件として直前
の大当り終了からの経過時間が30分毎(30分、60分、90
分、120分・・・)とし、第二条件を発光開始から10分
間とした。すなわち同図に示すように、直前の大当り終
了から経過時間30分から10分間発光(青色)させ、大当り
終了後60分経過時から10分間発光(緑色)させ、大当り終
了後90分経過時から10分間発光(黄色)させ、大当り終了
後120分経過時から10分間発光(橙色)させ、大当り終了
後150分経過時から10分間発光(赤色)させた。
【0044】実施例5の制御処理を図12のフローチャー
トを用いて説明する。特別遊技状態終了後通常遊技が開
始される(S501)。特別遊技状態終了と同時に時間計測手
段により経過時間の計測を開始し、発光制御部において
更新処理を実行する(S502)。発光中であるか否かを判定
する(S503)。S503で発光中であれば発光時間を加算し、
発光制御部において時間計測手段により発光開始からの
時間をカウントして発光時間更新処理を実行することに
よって、発光時間を加算する(S504)。始動入賞装置に設
けられた入賞口スイッチからの入力がONか否かを判定す
る(S505)。ONでなければS511の処理を実行する。ONであ
れば、つまり通常遊技中に始動入賞口に遊技球が入賞し
た場合、始動入賞口信号が主制御部に出力され、主制御
部で所定の処理(大当り乱数の判定処理など)を行い、
図柄制御部に図柄表示装置にて図柄の変動を行なう図柄
変動信号を出力する(S506)。(その他の制御部にも各種
信号を出力する。例えば払出制御部に賞球の払出を行な
う賞球の払出信号を出力する。)S506で実行した大当り
乱数の判定処理において大当り乱数が判定された場合、
特別遊技を開始し(S507)、特別遊技処理を実行する(S51
6)。その後、S517にて図柄変動回数をクリアし、S518に
て経過時間をクリアし、S519にて発光時間をクリアす
る。S506で実行した大当り乱数の判定処理においてはず
れ乱数が判定された場合は、特別遊技を開始せず(S50
7)、図柄変動回数を加算(+1)して発光制御部のRAMに記
憶する(S508)。次に、記憶した図柄変動回数が予め設定
した発光色決定変動回数と一致しているか否かの判定を
行なう(S509)。一致している場合は、その発光色決定
変動回数に応じた発光色を決定する(S510)。記憶した図
柄変動回数が予め設定した第一条件の経過時間と一致し
ているか否かの判定を行なう(S511)。一致している場合
は、発光制御部において発光手段に発光開始の指示を出
力する(S512)。計測した発光時間が予め設定した第二条
件の発光時間と一致しているか否かの判定を行なう(S51
3)。一致している場合は、発光制御部において発光手段
に発光終了の指示を出力する(S514)。発光終了処理の
後、発光時間をクリアする(S515)。リターンで一旦処理
を終え、割り込みを待機する(S520)。
【0045】上記実施例では発光部の発光の開始時期又
は終了時期を決定する第一条件及び第二条件として、図
柄変動回数若しくは経過時間を用いたが、本発明ではそ
れ以外の所定条件を用いることができる。このような所
定条件として例えばリーチ回数が挙げられる。具体的に
は、第一条件としてリーチ回数を用い、第二条件として
図柄変動回数を用いることができる。
【0046】また、第一条件や第二条件などの所定条件
として、遊技球発射装置からの遊技球の発射を中断ある
いは開始した時点を用いることもできる。例えば、遊技
球の発射を中断した時(第一条件)に発光を開始し、発
射を再開した場合(第二条件)に発光終了するように制
御することが挙げられる。
【0047】また、上記実施例2〜5ではいずれも、発光
決定変動回数により定められた色に発光させる場合、第
一条件の成立から第二条件の成立までの間の発光色が変
化しないように発光させたが、第一条件の成立から第二
条件の成立までの間で発光色が変化する場合もある。第
一条件の成立から第二条件の成立までの間に発光色決定
変動回数の発光色が変化した場合には、発光色が発光の
途中で変化することになる。例えば図13に示す例では、
実施例3の場合と同様に、発光色決定変動回数を図柄変
動回数100回転に設定し、発光色が青色、緑色、黄色、
橙色、及び赤色の順に変化するようにし、第一条件を満
足した時に発光を開始し、第二条件を満足した時に発光
を終了するように、断続発光させるようにした。そして
第一条件を直前の大当り終了からの経過時間が30分毎
(30分、60分、90分、120分・・・)とし、第二条件を
発光開始からの図柄変動回数10回転とした。ところがこ
こでは実施例3の場合と比べ、遊技の中断などにより、
図柄変動回数と経過時間の関係がずれている。そうする
と図13に示すように第一条件の大当り終了後90分経過時
の発光は、図柄変動回数が295回転から304回転までとな
る。そうすると発光色は100回転ごとに変化するから、2
95回転〜299回転迄の5回転は緑色に発光し、300回転〜3
04回転迄の5回転は黄色に発光することになり、発光途
中で発光色が変化することになる。
【0048】また図13に示す例では大当り終了後120分
から150分の間は遊技を中断した。この場合、第二条件
が図柄変動回数であるから、遊技がない場合には中断し
ている間は発光が終了しないことになるが、このような
場合には、所定時間経過後に発光を終了させるようにし
た。
【0049】また上記実施例では、図柄変動回数計測手
段及び時間計測手段は、発光制御部が有していて、かつ
実行することを前提としたが、主制御部がこれらの手段
を有していて、かつ処理を実行し、条件を満たした場合
のみにその信号を発光制御部に送信して、該発光制御部
から発光手段に送信するように構成しても良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明遊技機は、発
光部が図柄変動回数計測手段により計測した直前の特別
遊技状態の終了時からの図柄変動回数に応じた色に発光
することにより、遊技者に対してより高い装飾効果を与
え興趣を保つことができ、しかもその発光色により遊技
者が図柄変動回数を確認することが容易に行なえる。
【0051】また従来の島ランプに設けられていた表示
部と比較して、遊技機自体が発光する為に、遊技者が視
線を上の方に移動させるわずらわしさがなく、図柄変動
回数を認識できる。更に遊技者以外の者が遊技機を見た
場合に、発光部の発光色を遊技機から離れていても確認
できるので、遊技機に近付かなくても図柄変動回数を確
認可能である。
【0052】また本発明において発光部の発光を、第一
条件により開始し第二条件により終了するように構成す
ることで、発光部の発光は長時間連続発光させずに規則
的な断続状態となり、発光にリズムが生じて遊技者を飽
きさせず且つ発光を邪魔に感じさせない。つまり発光部
が常時点灯している場合には、遊技者にとっては遊技者
が遊技に集中できないという問題が生じることがある
が、そのような虞がない。
【0053】また第一条件を、時間計測手段により計測
した直前の特別遊技状態の終了時からの経過時間とする
ことで、特別遊技状態の終了からの図柄変動回数の情報
に加えて、特別遊技状態終了からの経過時間の情報を遊
技者に報知することが可能であり、遊技者にとって更に
有効な情報を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機の一例を示す正面図である。
【図2】 図1のパチンコ遊技機の発光部の説明図であ
る。
【図3】 図1の前枠の分解斜視図である。
【図4】 多色発光ダイオード及び発光制御部の一例を
示す回路図である。
【図5】 図1のパチンコ遊技機の制御回路及び各装置の
構成を示すブロック図である。
【図6】 特別遊技状態の処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図7】 (ア)〜(オ)は発光部の各種発光パターン
を示すチャート図である。
【図8】 図7(ア)の制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】 図7(イ)の制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】 図7(ウ)の制御処理を示すフローチャート
である。
【図11】 図7(エ)の制御処理を示すフローチャート
である。
【図12】 図7(オ)の制御処理を示すフローチャート
である。
【図13】 発光部の発光パターンの他の例を示すチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 外枠 3 中枠 4 遊技盤 5 前枠 11 始動入賞装置 12 特別入賞装置 18 図柄表示手段 A1〜F1 発光部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の前面側に複数色に発光可能な発
    光部を備え、始動入賞装置に遊技球が入賞したことによ
    り図柄変動が行なわれ、通常遊技状態及び特別入賞装置
    が作動する特別遊技状態を採り得るゲーム性を有し、図
    柄変動回数を計測する図柄変動回数計測手段を有する遊
    技機において、発光部は、図柄変動回数計測手段により
    計測した直前の特別遊技状態の終了時からの図柄変動回
    数に応じた色に発光することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 発光部の発光は、第一条件により開始
    し、第二条件により終了することを特徴とする請求項1
    記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 第一条件は、図柄変動回数計測手段によ
    り計測した直前の特別遊技状態の終了時からの図柄変動
    回数であることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 時間を計測する時間計測手段を有し、第
    一条件は、時間計測手段により計測した直前の特別遊技
    状態の終了時からの経過時間であることを特徴とする請
    求項2記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 第二条件は、第一条件により発光を開始
    してからの所定時間又は図柄変動の所定回数であること
    を特徴とする請求項2から4記載の遊技機。
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