JP2003265532A - パンツ型おむつ - Google Patents

パンツ型おむつ

Info

Publication number
JP2003265532A
JP2003265532A JP2002075642A JP2002075642A JP2003265532A JP 2003265532 A JP2003265532 A JP 2003265532A JP 2002075642 A JP2002075642 A JP 2002075642A JP 2002075642 A JP2002075642 A JP 2002075642A JP 2003265532 A JP2003265532 A JP 2003265532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
pants
type diaper
cloth
absorbing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002075642A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mori
浩志 森
Hiroaki Murakami
宏明 村上
Shinji Sano
眞二 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2002075642A priority Critical patent/JP2003265532A/ja
Publication of JP2003265532A publication Critical patent/JP2003265532A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水分の漏れ、濡れ感、水分のシミ出しがなく、
優れた着用感が得られ、またコンパクトで洗濯が可能で
繰り返し使用できるパンツ型おむつを提供すること。 【解決手段】繊度が0.01〜2dtexである合成繊
維からなる布帛状の吸水材を用いたパンツ型おむつであ
って、該吸水材は100cm2 あたりの空隙量が10c
c以上であることを特徴とするパンツ型おむつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維で構成された
おむつに関し、さらに詳しくは、病院や家庭で使用され
洗濯などで繰り返し使用できる失禁パンツなどを含むパ
ンツ型おむつに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている吸水材は、一般
にアクリル系高分子吸収体を主体としたものであり、水
分の吸収量は多いのであるが、使用後は再利用ができず
産業廃棄物として扱われていた。
【0003】また、病院や特別養護老人ホームなどの介
護施設などでは、従来から再利用できる吸収体として木
綿の織物や不織布などを利用したおしめを使用してい
る。これらは吸収体としての水分吸収量が少なく、また
肌に密着すると表面が塗れた状態となり不快感を与える
こととなった。
【0004】また、各種介護施設などで動き回ることの
できる方、あるいは一般的な社会生活に支障のない元気
な老人でありながら、失禁症のため社会参加できない人
がおり、通常のパンツ型おむつでは、吸水材が厚くなっ
たり、失禁した場合、陰部に濡れ間が残り、自尊心を傷
つけられることが多く着用は嫌われる傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの従
来の問題を解決し、使い捨てで産業廃棄物に直結するこ
となく、水分吸収量、濡れ感解消に優れ、コンパクト化
が可能で洗濯することにより再使用性に優れたパンツ型
おむつを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。
【0007】すなわち、繊度が0.01〜2dtexで
ある合成繊維からなる布帛状の吸水材を用いたパンツ型
おむつであって、該吸水材は100cm2 あたりの空隙
量が10cc以上であることを特徴とするパンツ型おむ
つである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のパンツ型おむつは、吸水
材として、繊度が0.01〜2dtexである合成繊維
からなる布帛状吸水材を用いたもので、該吸水材は、直
接あるいは透水性のあるトップシートを介して陰部に接
触するように配しているものである。
【0009】本発明において、パンツ型おむつとは、い
わゆるパンツ様の形を成しているまたは成し得るおむつ
であって、すなわち、少なくとも下腹部を覆う部分(腰
回り部)と下肢部の出る開口部を有する形状のものであ
り、当初からパンツ型に形成されているものはもちろん
のこと、もしくは面ファスナーのような接合機能を有す
る部材によって接合させることにより、そのようなパン
ツ様の形を構成するようにされたものであってもよいも
のである(例えば、概略T字型でいわゆるおむつカバー
のような形を有したものなど)。該おむつの中には、主
に糞尿などの水分を吸収する機能を有する吸水材が配さ
れて用いられてなるものであり、該吸水材の部分は脱着
できるものであってもよい。
【0010】本発明のおむつにおいて、布帛状とは、不
織布状、織物、編み物等のシート形状を呈しているもの
をいい、これら形態を呈するものであれば使用できる。
中でも、不織布状のものが、厚さ、空隙量など容易に変
更できる上、価格的にも有利であるので好ましい。かか
る布帛は、繊維と空隙により構成されるが、吸水性を良
くするためには空隙と単繊維の表面積を多くして毛細管
現象によって水分を保持するようにすることが必要であ
る。
【0011】布帛状吸水材は、100cm2 あたりの空
隙量が10cc以上を有するものであることが必要であ
る。空隙量は、布帛の容積から繊維の占める容積を差し
引いた値で示される。すなわち、毛細管現象により水分
が吸収された量となるわけで、多ければ多いほど良い。
【0012】経験的に100cm2 あたりの空隙量が1
0cc未満であれば空隙量が少なく吸水する状態となら
ず、パンツ型おむつとした場合液体の漏れが生じるので
使用することができない。1回あたりの尿量は150c
cから200ccであり、通常パンツ型おむつに使用す
る吸水材は300〜1000cm2 程度であり、100
cm2 あたりの空隙量が2回分以上に当たる最大空隙量
は500ccまであれば効果としては十分である。上限
は特に限定されるものではないが、これ以上になれば、
空間が多すぎて毛細管現象がなくなりまた押さえたとき
に圧縮量が大きいため含んだ水分を押し出すこととなり
好ましくない場合がある。
【0013】図1は、本発明に係るパンツ型おむつの一
例構造を示す概略断面モデル図であり、一部を切り取
り、中身をわかりやすく図示したものであって、通気性
のあるトップシート1と液不透過性のバックシート2と
これらのシート1、2間に配置されている吸水材3で構
成され、それらが縫い糸4で部分的に結合されているこ
とを示す。また、腰回りはウレタンゴム、ブチレンゴム
などの伸縮性のあるテープなどを用いて伸縮性を持たせ
ている。
【0014】図2は本発明に係るパンツ型おむつの一例
構造を示す概略断面モデル図であり、前後方向の中央部
で縦方向に切断した状態を示す概略図である。トップシ
ート1とバックシート2の間に吸水材3が配されている
ことを示す。なお、軽度の失禁者など用としては、トッ
プシート1および吸水材3を尿を排出する近傍のみに配
することも可能である。
【0015】布帛状吸水材の厚さは、扱い性からは薄い
ほど良いが、空隙量からは厚い方がよい。少なくとも1
mmはあること、最大では20mmまでが好ましい。1
mm以下では空隙量が少なく従って吸水量が少なく使用
することはできない。また20mm以上では空隙量は大
きく吸水量も多くなるが、扱い性、着用時の違和感、価
格の面から使用できないことがある。最も好ましいのは
3から15mmである。
【0016】本発明の布帛状吸水材の密度は特に限定さ
れるものではないが、好ましくは0.07〜0.5g/
cm3 の範囲である。0.07g/cm3 未満では空隙
量は多くなるが、毛細管現象による水分の保持および圧
縮率が多くなることによる押さえたときの水分のしみ出
しが多くなるので好ましくない場合がある。また、0.
5g/cm3 以上は逆に繊維占有空間が多く、水分保有
量が少なくなり、重く、硬く、高価となるので好ましく
ない場合がある。最も好ましい範囲は0.1〜0.4g
/cm3 である。
【0017】本発明のパンツ型おむつにおいて、上述の
布帛状吸水材の使用容積は、大人用であれば150〜3
000cm3 程度、小人用であれば50〜500cm3
程度、乳幼児用であれば10〜100cm3 程度は使用
されることが好ましいが、特にこれに限定されず適宜に
使用量を増減するようにしてもよく、たとえば失禁パン
ツなどに用いる場合は大人用でも50cm3 程度で十分
な場合がある。
【0018】本発明に用いられる布帛状吸水材は、その
圧縮率が30%以下であることが好ましい。30%を超
える場合では布帛が水分を含んだときに指などで押さえ
ると凹んで空隙量が少なくなり、その分水分がしみ出る
こととなり、失禁パンツの使用目的にそぐわないものと
なる場合がある。また、全く圧縮しないものは硬すぎて
使用上問題となる場合があり、好ましくは2%以上であ
る。
【0019】本発明の布帛状吸水材は、主として構成す
るのは合成繊維であることが必要である。天然繊維の場
合は繊維自身が吸水するため繊維自身に濡れ感が生じ、
使用時に不快を覚え、また繰り返し使用する際洗濯によ
る劣化が早い。
【0020】また、アクリル系高分子吸水体は洗濯がで
きないため使い捨てとなるので産業廃棄物の問題が生じ
るから好ましくない。
【0021】ただし、複数層として使用する場合は中心
層に吸水吸湿性のある天然繊維、例えば木綿・羊毛・麻
などの布帛を使用することはかかる問題は生じにくくな
り使用することが可能である。
【0022】合成繊維は、ポリエステル、ポリアミド、
アクリル、ポリプロピレンおよびポリエチレンなどのい
ずれも使用することができる。
【0023】繊維の繊度は重要で、細い方が同一重量あ
たりの繊維表面積が多くなり、また繊維間に生じる空間
が小さくなるため毛細管現象が有効に利用でき水分の保
持が良くなるので好ましい。0.01dtexから2d
texが使用でき、これより細いと水分の保持が良す
ぎ、洗濯性、乾燥性が悪くなり使用することはできな
い。また単繊維に剛性がないので空隙の保持性が悪くな
る問題も生じる。2dtex以上は太すぎるため繊維相
互が生じる空間が大きくなり水分の保持が悪くなると同
時に使用中水分の移動が起こりやすくなり、水分のしみ
出しが生じやすくなる。
【0024】かかる繊維の断面は、中実、中空、T型、
扁平、涙型やY型、十字型、*字型、米字型などの多葉
型などいかなる断面のでも使用することができる。特に
繊維表面積が大きくなるものが好ましく、T型、H型、
π型、涙型やY型、十字型、*字型、米字型などの多葉
型など複雑な断面は水分の保持が良く特に好ましい。
【0025】布帛状吸水材の構造は、不織布状、織物、
編み物等いずれでも良いが、価格、扱い易さ、均一な空
隙量を得るためには不織布状のものが好ましい。不織布
状として得るための繊維の結合はニードルパンチ、ウオ
ータージェットパンチ、熱固定、接着剤などいずれの方
法でも良い。1dtex以下の細い繊度の繊維を得る手
段としてはメルトブロー、スパンボンド、海島繊維を利
用した海部分を薬液溶出して得る繊維、複合繊維を高圧
水流により繊維を分割して得る繊維などいずれのもので
も使用できる。
【0026】好ましくは非相溶の2種のポリマからなる
分割型複合繊維の短繊維ウエブ状にし高圧水流により分
割する手段で不織布を製造する方法によるものであり、
安定した不織布構造物と、複合繊維を複数に分割する作
業が一度に完了するので低価格で布帛を得ることができ
る。単純に細い繊維をそのまま不織布とする方法は加工
上、特にカード機通過に問題が出やすいので好ましくな
いことがある。
【0027】また、長繊維不織布であるメルトブローは
細繊度を得ることができるが、吸水材として好ましい素
材であるポリエステルとかナイロンは複雑な技術が必要
となりまた洗濯耐久性の点で好ましくないことがある。
さらに海島複合繊維による海溶出方式は細い繊維を得る
ことはできるのであるが、加工工程が複雑で高価となる
ので好ましくないことがある。
【0028】かかる水流分割複合繊維はできるだけ低い
水圧で分割、交絡できることが好ましいが、むろんある
程度の水圧で初めて分割、交絡できることも重要なこと
であり、本発明者らの知見によれば50kg/cm2
上の水圧で該分割、交絡が可能な複合繊維を用いるのが
よい。50kg/cm2 未満などの低水圧で分割するこ
とができる繊維の場合には、該繊維をカード機で開繊シ
ート状とする際とか、原綿作成時の延伸行程などでも分
割が起こってしまい、製品となすことが難しい場合があ
るからである。該水圧の上限は、最大250kg/cm
2 程度までで、これ以上は布帛が締まりすぎて空隙量が
少なくなるので好ましくない。
【0029】本発明のパンツ型おむつに使用する布帛状
吸水材は、吸水剤が布帛状吸水材の構成繊維の表面に付
着していてバイレック法による吸水性が50mm以上で
あることが好ましい。
【0030】吸水剤は、吸水性を付与することができる
ものであればよく、特に限定されるものではないが、好
ましくは洗濯などに対する耐久性が優れたものである。
具体的にはシリコーン系、ポリエステル系、ポリアミド
系、アクリル系、ウレタン系などの吸水剤、カチオン
系、アニオン系、非イオン系などの吸水剤、低分子系、
高分子系などの吸水剤などであって、たとえば特殊非イ
オン系のラノゲンKRN−6(高松油脂株式会社製)や
ポリエステル樹脂系のTO−SR−1(高松油脂株式会
社製)の吸水剤を繊維表面に付与する。吸水性は50m
m未満では水分の拡散が悪く吸水性が悪くなり、水分の
漏れが生じやすくなる。
【0031】また、本発明に用いられる吸水材は、吸水
量が100%以上であることが好ましく、100%未満
の場合、十分な吸水性能があるとは言えず、好ましくな
い場合がある。さらに好ましくは250%以上であり、
吸水性の優れたパンツ型おむつとなる。
【0032】布帛状吸水材は、複数層で構成されている
ことが好ましい。本発明において、布帛状吸水材は単独
層で使われる場合もあるものであるが、ここでいう複数
層とは、同種類の層を重ね合わせたり、また、構成する
繊維の太さを変えた層と組み合わせたりすることをいう
ものである。同種類の層とは、ポリマー種が同一の層を
いう。布帛状吸水材が複数層で構成されていると、製品
の要求吸水量に応じ積層層数の調整ができるので、容易
に所望とする吸水量への対応ができるために好ましい。
さらに複数層を重ね合わせることにより、屈曲変形に対
し層間でのずれが起こるためか曲げやすくなり吸水材と
して柔らかくなる効果が期待できる。層数は、特に限定
されるものではないが、細かく対応できるよう2層から
20層などが好ましく採用できる。また、これら複数層
で構成された布帛状吸水材は一部を縫製されていてもニ
ードルパンチなどで接合していてもよい。
【0033】表面層を構成する合成繊維は、他の層より
太い繊維で構成されていることが好ましい。吸水した
際、水分は毛細管現象により太い繊維で構成された層を
素早く通過し、単繊維表面積の大きい細い繊維で構成さ
れた層に吸収される。布帛が単一層の場合は水分が飽和
状態となると表面が濡れた状態となり、不快感となる。
さらに表面層に太い繊維を配置することにより濡れ感は
少なくなるので好ましい。かかる表面層を構成する繊維
の太さは他の層よりも2倍以上の太さがあれば有効とな
る。
【0034】ここで、本発明に用いられるのに好ましい
非相溶の2種のポリマからなる分割型複合繊維について
説明する。
【0035】非相溶の2種のポリマとは、水流など外的
刺激により分割できるポリマの組み合わせであればよ
く、特に限定されるものではないが、たとえば、ポリエ
ステル系とナイロン系、ポリエステル系とポリオレフィ
ン系、ポリエステル系とポリスチレン系など一般的に分
割型複合繊維として用いられているポリマを使用するこ
とができる。
【0036】当然、ポリエステル系のポリマであれば、
酸成分としてテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボ
ン酸もしくはアジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカ
ルボン酸またはこれらのエステル類とアルコール成分と
してエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、1,4シクロヘキサンジメタノール
などのジオール化合物から合成されるホモポリエステル
ないしは共重合ポリエステルであり、これらの共重合ポ
リエステルはパラオキシ安息香酸、5−ナトリウムスル
フォイソフタル酸、ポリアルキルグリコール、ペンタエ
リスリトール、ビスフェノールAなどが添加されていて
もよい。
【0037】また、ナイロン系のポリマであれば、ナイ
ロン−4、ナイロン−46、ナイロン−6、ナイロン−
66、ナイロン−610、ナイロン−11、ナイロン−
12やポリメタキシレンアジパミド(MXD−6)、ポ
リアラキシレンデカンアミド(PXD−12)、ポリビ
スシクロヘキシルメタンデカンアミド(PCM−12)
またはこれらのモノマーを構成単位とする共重合ポリア
ミドでもよい。
【0038】ポリオレフィン系のポリマであれば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンなどでもよ
い。
【0039】これらのポリマの中で、より好ましくはポ
リエステル系ポリマとして5−ナトリウムスルフォイス
フタル酸を共重合したポリエチレンテレフタレート、ポ
リプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ートのいずれかを用い、ナイロン系ポリマとしてナイロ
ン−6を用いた組み合わせの分割型複合繊維で両ポリマ
の界面で適度な接着性を有するためか、短繊維状でカー
ドなどでは剥離せずにその後のウオータージェットパン
チで剥離するという性能を付与することができる。さら
に、ポリエステル系ポリマとポリプロピレンやポリエチ
レンなどを組み合わせた分割型複合繊維も好ましい。
【0040】図3、図4、図5は本発明に用いられる吸
水材に用いられる複合繊維の断面例を示す概念図であ
り、分割型複合繊維が相溶性のない2種のポリマ7とポ
リマ8とが配されてなることを示す。なお、複合繊維の
形状についてはこれらに限定されるものではなく、適宜
のタイプのものを使用可能である。
【0041】なお、上記ポリマーには、本発明の効果が
損なわれない範囲で、つや消し剤、顔料、防炎剤、消臭
剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、親水剤な
どの任意の添加剤が添加されてもよい。
【0042】さらに、布帛状吸水材は用途の特殊性から
抗菌性能、消臭性能のなどを有していることが好まし
い。抗菌性能としてはたとえば大腸菌とか黄色ブドウ状
球菌の繁殖を防止するため有機、無機等の抗菌剤を付与
しておくのがよい。抗菌性のあるものはいずれのもので
も使用できるが、有機物では、第四級アンモニュウム塩
化合物、クロルヘキシジンなど、無機物では銀ゼオライ
ト、硫化銅等が使用できる。また、抗菌性を付与するこ
とは、菌の発生するにおいを防止することができるので
好ましい。かかる抗菌剤の付与手段は、合成繊維への練
り混み、後加工時に接着剤とともに表面に付着させる方
法が提案できるが、いずれの付与方法でもよい。抗菌性
の測定は繊維製品新機能評価協議会で規定する統一試験
方法による測定で、静菌活性値で2.2以上あればよ
い。
【0043】本発明のパンツ型おむつは、濡れ不快感を
なくするために直接肌にふれる部分に通気性のトップシ
ートを配置することが好ましい。通気性を有することに
より排出した小水を吸水材に吸水させた後の濡れ不快感
を減少させることができる。
【0044】この通気性のトップシートは吸水布帛とは
全く異なった布帛を吸水布帛と重ねて構成することが可
能で、例えば、濡れ感防止の機能を有するものなどが好
適なものである。かかるトップシートは、織物、編み
物、不織布などのうちいずれの形態でも使用でき、フイ
ルム状は不適当である。
【0045】特に編み物が柔らかさの点で好ましく使用
できる。素材は天然繊維のような吸水性があるものは洗
濯後の乾燥に時間がかかり、また濡れ感が残るため好ま
しくなく、ポリエステル、ポリプロピレンなど合成繊維
の方が好ましい。また、吸水布帛層が水分を早く吸収で
きるようにトップシートは液透過性が良好なものが好ま
しく、一つの指標として、通気量では300cc/cm
2 /sec以上あることが好ましく、300cc/cm
2 /sec未満では水分の透過が阻害されるので良くな
い場合がある。多い方が良いがあまり多いと吸水布帛層
が人体と接触し濡れ不快感となるので、5000cc/
cm2 /sec程度までがよい。
【0046】また、トップシートは、濡れ不快感をさら
に少なくするため、皮膚に接触する表面層と他の層が異
なる繊維または構造になっていることがさらに好まし
い。たとえば表面層が水分の透過をさせやすいように太
い繊維で構成されて粗な構造とし、他の層は細い繊維で
構成して密な構造とし、表面層に接触した水分は表面層
を早く通過し、他の層はこれを吸収拡散するので濡れ感
は改善すると同時に水分移行が早く行われるからであ
る。
【0047】また、他の濡れ感回避手段として、布帛状
吸水材と人体が接触しないようにメッシュ状布帛を介在
させることが好ましい。さらにはかかるメッシュ状布帛
は撥水性を付与することが好ましい。
【0048】撥水剤はシリコーン系やフッ素系などいず
れの撥水剤も使用できるが、耐久性からフッ素系が好ま
しい。撥水剤の付与方法は接着剤と混合し繊維表面に付
ける方法が好ましい。
【0049】本発明のパンツ型おむつに用いるバックシ
ートは排出した尿を吸水する吸水材からさらに尿が漏れ
ないようにするため液不透過性能を有することが好まし
い。
【0050】かかるバックシートは、織物、編み物、不
織布、フィルム等のうちいずれの形態でも使用でき、か
つこれらの積層体であってもよい。すなわち織物、編み
物、不織布だけでは、液不透過性能を満足することが困
難な場合があるため、これらの素材にゴム系、ポリオレ
フィン系、フッ素系やシリコーン系のフイルム状の素材
を張り合わせたり、あるいはゴム系、ポリオレフィン
系、フッ素系やシリコーン系の樹脂、好ましくは発泡樹
脂をコーティングしたりすることにより達成できる。ま
た、これらの構成にすることにより撥水性のも付与する
ことができる。
【0051】その際、排尿を受け止めることによる蒸れ
を改善するため、バックシートの透湿度が4000g/
2 ・24hr以上であることことが好ましい。
【0052】さらにその際、膜としての耐久性が必要と
なり、液不透過性のバックシートの耐水圧は5.0kP
a以上であることが好ましい。これらの達成技術として
は、織物、編み物、不織布などの基布に、たとえば「エ
ントラント」(東レ(株)、登録商標)に代表される多
孔質ポリウレタンをコーティングしたり「ゴアテック
ス」(ゴアテックス社商標)に代表される多孔質フッ素
フィルムなどを接着させたりすることを用いることがで
きる。
【0053】ただし、軽度の失禁者などでは液不透過性
のバックシートを用いると逆に自尊心を傷つけられる場
合もあるため、その場合は通常の木綿の布帛たとえばニ
ットなどを用いてもよい。
【0054】このトップシートと吸水材とバックシート
は部分的に結合されていることが好ましく、縫製などの
方法で周辺部または周辺部の一部、さらには内面の一部
をキルテイングなどの方法で縫製するのがよい。
【0055】かかる縫い糸も水分を吸収しやすく、非吸
水層と同様濡れ不快感の対象となるので表面に位置する
こととなる糸もパラフィン系、シリコーン系やフッ素系
など撥水剤で撥水加工されていることが好ましい。
【0056】さらに、本発明のパンツ型おむつは、ヨコ
漏れ防止構造を付与していることが好ましい。通常ベッ
ドなどでヨコになっているとき、パンツ型おむつの中に
配している吸水材に尿などが吸水される速度以上に排出
されたとき、パンツ型おむつと肌との間から漏れてしま
う機会を低減させることができるからである。具体的に
はおむつの周囲にゴムのような伸縮性のある素材を配し
パンツ型おむつの端と肌がより密着しやすいようにする
ことである。
【0057】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに詳しく
説明する。
【0058】なお、本発明に用いる評価方法について説
明する。ここで説明しない評価方法については基本的に
JISで定められている方法に準ずる。 (1)通気量:JIS−L−1096「一般織物試験方
法」のA法による。 (2)透湿度:JIS−Z−0208「防湿包装材料の
透湿度試験方法」による。 (3)分割後の短繊維の繊度:繊維の断面のSEM写真
を撮影し断面面積から算出した。 (4)吸水性:JIS−L−1096「一般織物試験方
法」のA法(バイレック法)による。 (5)吸水量:JIS−L−1912「医療用不織布試
験方法」による。 (6)透湿度:JIS−L−1099「繊維製品の透湿
度試験方法」のA−1法による。 (7)耐水圧:JIS−L−1092「繊維製品の防水
性試験」による。 (8)布帛状吸水材の空隙量:布帛状吸水材の布帛10
0cm2 あたり空隙量とは、次の式で表わされるもので
ある。
【0059】布帛100cm2 あたりの空隙量=布帛1
00cm2 あたりの容積−100cm2 の布帛を構成す
る繊維の容積 布帛100cm2 あたりの容積布帛は、布帛状吸水材を
重ねて厚さ5cm以上、サイズはタテ・ヨコ10cm以
上をサンプルとし、初め皺などの余分な空隙を除くため
10g/cm2 の荷重を加えて予備圧縮した後、0.5
g/cm2 の荷重を加えて厚さ、タテ・ヨコのサイズを
測定し、重ねた枚数で割りかえし算出する。
【0060】なお、吸水材が複数層で構成されている場
合は、その該当層数に割りかえして算出する。また、1
00cm2 あたりの布帛を構成する繊維の容積は、布帛
の重量と容積を測定し、所定の繊維の比重から算出する
ものである。なお、サンプルがこの面積をとることがで
きない場合は、同等の測定を行った上で換算し直して算
出してもよい。 (9)布帛状吸水材の圧縮率:布帛状吸水材の圧縮率の
測定は、布帛状吸水材を重ねて厚さ5cm以上をサンプ
ルとし、初め皺などの余分な空隙を除くため10g/c
2 の荷重下で予備圧縮した後、0.5g/cm2 の荷
重下で厚さを測定しT1とし、その後10g/cm2
荷重下で厚さを測定しT2として次の式にて算出する。
【0061】 圧縮率(%)=(T1−T2)×100/T1 (10)布帛状吸水材の厚さ:JIS−L−1913
「一般短繊維不織布試験法」のB法による。 実施例1 ポリブチレンテレフタレートとナイロン6のポリマから
なり、図4に示すような断面を有する複合繊維でポリマ
8はポリブチレンタレフタレートであり、ポリマ7はナ
イロン6でポリマ7の部分は6領域に分割されて配して
いる。この複合繊維は、複合状態でポリブチレンテレフ
タレートが33%、ナイロン6は67%の複合比率で繊
度は1.8dtex、平均繊維長は38mmである。
【0062】この複合繊維をカード機にかけ開繊してシ
ートを作成し、かかるシートを複数枚積層した上でウオ
ータージェットパンチ機によりプレパンチとして水圧2
0kg/cm2 で表裏各1回行い、次いで水圧100k
g/cm2 表裏各2回の合計6回通過させ不織布を作成
した。この不織布は目付が200g/m2 であり、不織
布の断面をSEM写真で観察したところ複合繊維の一部
がポリブチレンテレフタテートとナイロン6の界面から
分割されていた。
【0063】分割後の単繊維の繊度はナイロン6部分が
0.2dtex、ポリブチレンテレフタレート部分が
0.57dtexであった。さらにポリエステル系とポ
リアミド系吸水剤および接着剤の水溶液に浸漬し、乾燥
時の吸水剤の付着量が重量比で2%となるように絞った
後乾燥機により乾燥させた。この不織布を6枚重ね、幅
20cm、長さ40cmに裁断して本発明のおむつの吸
水材とした。
【0064】トップシートとしてポリエステル糸55d
tex、12フィラメントと55dtex、46フィラ
メントの2種類の糸を使い、トリコット編み機にて前者
が裏面、後者が表面に来るよう編み立てを行った編物を
用意した。
【0065】バックシートとして、ポリウレタンシート
をポリエステル糸を用いた天竺の生地に接着させた防水
シートを用意した。
【0066】かかるトップシートとバックシートを用い
て、また腰回りには伸縮性のテープを取り付け図1に示
すようなパンツ型のおむつを作成した。その際、股下に
あたる部分に本発明の吸水材を積層し、まずトップシー
トと吸水材を周辺をポリエステルマルチフィラメント糸
20綿番手に、フッ素系撥水剤を0.5%付与した縫い
糸を使って部分的に接合しさらにトップシートとバック
シートを先に用いた縫い糸を用いて四周辺を縫製し一体
化して本発明のパンツ型おむつを作成した。
【0067】吸水材の厚さは6mmで柔らかではき心地
も良好であった。また100cm3の水分を吸収させ、
5分後に濡れた面を手で押したところ、手の表面に水分
が付着が少なくさらさらしていた。 比較例1 ポリエステル繊維3.3dtex、51mm単独成分の
原綿をカード機にかけ開繊してウエブを形成しそのウエ
ブを複数枚積層してニードルパンチ機で繊維を絡合させ
不織布を作成した。この不織布硬綿は厚さ5mmで密度
は0.04g/cm3 であった。吸水材としてこの不織
布をサイズ幅20cm長さ50cmに裁断した材料を用
い、トップシートとして綿布を用いたほかは実施例1と
同様の条件でパンツ型おむつを作成した。
【0068】吸水材はごわごわしてはき心地の悪いパン
ツ型おむつとなった。また、吸水性能不十分だった。 比較例2 吸水材として目付が140g/m2 の綿布を8枚重ねて
用いてトップシートななしでパンツ型おむつを作成し
た。
【0069】吸水材の厚さが1.2cmとなり、もこも
こではき心地の悪いパンツ型おむつとなった。また、2
00cm3 の水分を吸収させ、5分後に濡れた面を手で
押したところ、手の表面に水分が付着した。
【0070】
【表1】
【0071】実施例と比較例1,2の性量と性能を表1
に示した。
【0072】また、パンツ型おむつとして実用した結
果、本発明品は濡れ感を全く覚えず、濡れたまま着座し
ても水分のシミ出しがなく使用できたのに対し、比較例
1、2は水分の漏れが生じ、着座時においてしみ出しが
激しくまた濡れ感も相当な状態であった。 実施例2 実施例1と同様な不織布を作製し、幅10cm、長さ2
0cmに裁断し3枚重ねとして本発明の吸水材とした。
【0073】トップシートは実施例1で用いた生地を、
バックシートは木綿の20番手の紡績糸のニット生地を
用意した。
【0074】パンツ全体(バックシート)は木綿のニッ
ト生地を用いて作成し、ペニス部近傍にのみトップシー
トと吸水材が配するように縫製し、本発明のパンツ型お
むつを作成した。
【0075】このパンツ型おむつは薄手で通常のパンツ
と違和感がなく、かつ尿の吸収保持にも問題がなく軽度
の失禁者などは好んで使用することができた。
【0076】
【発明の効果】本発明のパンツ型おむつは使用した場合
に水分の漏れがなく、濡れ感を覚えず、また着座に置い
ても水分のシミ出しがなく快適に使用でき、また繰り返
し洗濯もできるため経済的である。
【0077】また、軽度の失禁者なども好んで使用する
ことが可能で、老人などの社会復帰を手助けできる効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパンツ型おむつの一例構造を示す
ものであって一部を切欠して示した概略図である。
【図2】本発明に係るパンツ型おむつの一例構造を示し
たものであって前後方向の中央部で縦方向に切断した状
態を示す概略図である。
【図3】本発明に係るパンツ型おむつに用いられる布帛
状吸水材に用いる分割型複合繊維(原綿)の断面形状の
1例を示す概略図である。
【図4】本発明に係るパンツ型おむつに用いられる布帛
状吸水材に用いる分割型複合繊維(原綿)の断面形状の
他の1例を示す概略図である。
【図5】本発明に係るパンツおむつに用いられる布帛状
吸水材に用いる分割型複合繊維(原綿)の断面形状の他
の1例を示す概略図である。
【符号の説明】
1:トップシート 2:バックシート 3:吸水材 4:縫い糸 5:腰回りの伸縮性テープ 7:ポリマ 8:ポリマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B029 BA14 BB07 BC03 BD15 BD16 BD17 4C098 AA09 CC03 CC27 CE05 DD06 DD10 DD22 DD23 DD25 DD26 DD28

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊度が0.01〜2dtexである合成繊
    維からなる布帛状の吸水材を用いたパンツ型おむつであ
    って、該吸水材は100cm2 あたりの空隙量が10c
    c以上であることを特徴とするパンツ型おむつ。
  2. 【請求項2】布帛状吸水材の厚さが1〜20mmである
    ことを特徴とする請求項1記載のパンツ型おむつ。
  3. 【請求項3】布帛状吸水材が、該布帛状吸水材の構成繊
    維の表面に吸水剤が付着されてなるものであり、該布帛
    状吸水材のバイレック法による吸水性が50mm以上で
    あることを特徴とする請求項1または2記載のパンツ型
    おむつ。
  4. 【請求項4】布帛状吸水材の吸水量が、100%以上で
    あることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    のパンツ型おむつ。
  5. 【請求項5】布帛状吸水材の圧縮率が、30%以下であ
    る不織布であることを特徴とする請求項1から4のいず
    れかに記載のパンツ型おむつ。
  6. 【請求項6】布帛状吸水材を構成する繊維が、複合繊維
    を出発原料とするものであり、50kg/cm2 以上の
    水圧処理により複数繊維に分割されてなることを特徴と
    する請求項1から5のいずれかに記載のパンツ型おむ
    つ。
  7. 【請求項7】布帛状吸水材は、同種類の層が複数層重ね
    合されていることを特徴とする請求項1から6のいずれ
    かに記載のパンツ型おむつ。
  8. 【請求項8】通気性のあるトップシートを配しているこ
    とを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のパン
    ツ型おむつ。
  9. 【請求項9】通気性のトップシートが通気量300cc
    /cm2 /sec以上であることを特徴とする請求項1
    から8のいずれかに記載のパンツ型おむつ。
  10. 【請求項10】通気性のトップシートが撥水性を有して
    いる合成繊維からなるニット布帛であることを特徴とす
    る請求項1から9のいずれかに記載のパンツ型おしめ。
  11. 【請求項11】液透過性のバックシートを配しているこ
    とを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のパ
    ンツ型おむつ。
  12. 【請求項12】液不透過性のバックシートの透湿度が4
    000g/m2 ・24hr以上であることを特徴とする
    請求項1から11のいずれかに記載のパンツ型おしめ。
  13. 【請求項13】液不透過性のバックシートの耐水圧が
    5.0kPa以上であることを特徴とする請求項1から
    12のいずれかに記載のパンツ型おむつ。
  14. 【請求項14】通気性のトップシートと液不透過性のバ
    ックシートとこれら両シート間に配置される吸水材を結
    合させる手段が縫製であって、該縫製に用いられる縫い
    糸が撥水加工してあることを特徴とする請求項1から1
    3のいずれかに記載のパンツ型おむつ。
JP2002075642A 2002-03-19 2002-03-19 パンツ型おむつ Pending JP2003265532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075642A JP2003265532A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 パンツ型おむつ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075642A JP2003265532A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 パンツ型おむつ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003265532A true JP2003265532A (ja) 2003-09-24

Family

ID=29204659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002075642A Pending JP2003265532A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 パンツ型おむつ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003265532A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2592873A (en) * 2019-11-05 2021-09-15 Maybo Underwear Ltd Washable incontinence undergarment

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2592873A (en) * 2019-11-05 2021-09-15 Maybo Underwear Ltd Washable incontinence undergarment

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5073820B2 (ja) 臭気制御系を有する使い捨て吸収性物品
JP5054454B2 (ja) 吸収性物品
JP2018520837A (ja) 生分解性吸収性物品
KR20090028567A (ko) 흡수성 물품 및 흡수 요소의 제조방법
JP2013523275A (ja) レッグカフを有する吸収性物品
JP2010269029A (ja) 吸収性物品
CN101528171A (zh) 将一次性吸收制品用作训练短裤的方法
KR101959502B1 (ko) 요실금용 팬티
JP5592404B2 (ja) 断続的な側部シームを有する吸収性物品
TW201000082A (en) Absorbent article to be worn
JP2003245304A (ja) おむつ
JP5420952B2 (ja) 吸収性物品
KR100950361B1 (ko) 갭 형성 흡수성 패드를 갖는 흡수성 제품
JP2010005342A (ja) 吸収性物品及びその製造方法
US20160361206A1 (en) Washable absorbent composite material
JP2018531142A6 (ja) 液体方向転換層を有する吸収性物品
JP2018531142A (ja) 液体方向転換層を有する吸収性物品
JP2003265532A (ja) パンツ型おむつ
WO2021060266A1 (ja) 吸収性物品
JP2004008325A (ja) おむつ
JP2003342862A (ja) 吸水材およびその製造方法
WO2006053373A1 (en) Dry-absorbent multilayered fibre construction
JP2009254662A (ja) 吸収性物品
TW202037353A (zh) 吸收性物品
JP2004188052A (ja) 敷布類

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070612