JP2003265095A - シャーリング加工された棒の形態にある包装ケーシングおよびシャーリング加工された包装ケーシングの製造法 - Google Patents

シャーリング加工された棒の形態にある包装ケーシングおよびシャーリング加工された包装ケーシングの製造法

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JP2003265095A JP2003042727A JP2003042727A JP2003265095A JP 2003265095 A JP2003265095 A JP 2003265095A JP 2003042727 A JP2003042727 A JP 2003042727A JP 2003042727 A JP2003042727 A JP 2003042727A JP 2003265095 A JP2003265095 A JP 2003265095A
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packaging casing
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shirring
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Christian Auf Der Heide
クリスチャン、アウフ、デル、ハイデ
Dirk Auf Der Heide
ディルク、アウフ、デル、ハイデ
Juerg-Heinrich Kallweit
ユルク‐ハインリッヒ、カルバイト
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Original Assignee
Kalle GmbH and Co KG
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C13/00Sausage casings
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C13/00Sausage casings
    • A22C2013/0076Sausage casings treated in order to be conferred a rough appearance
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/13Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
    • Y10T428/1324Flexible food casing [e.g., sausage type, etc.]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャーリング加工された棒の形態にある包装
ケーシングおよびその製造法の提供。 【解決手段】 合成または天然重合体を基剤とし、シャ
ーリング加工された棒の形態にあり、シャーリング密度
が1:500までであり、シャーリング加工された棒の
長さが10〜200cmである、単層または多層の包装
ケーシング。ケーシングの管状材料とシャーリングロッ
ドとの間の摩擦を制御して、包装ケーシングを製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、合成または天然の重合体を基剤
とする、シャーリング加工された棒の形態にある包装ケ
ーシング、特に管状材料からシャーリング加工された人
造ソーセージケーシング、およびシャーリング加工され
た包装ケーシングの製造法に関する。
【0002】ペースト状または融解した形態で包装でき
る食品を包装するための数多くのプラスチックフィルム
がすでに存在する。一般的に、これらのプラスチックフ
ィルムは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リ塩化ビニリデン(PVDC)およびポリアミド(P
A)を基剤として製造される。しかし、二軸延伸された
PETケーシングは、伸張性が低く、収縮性が低いの
で、調理された肉のソーセージおよび湯通しされた(sca
lded)エマルジョンのソーセージには適していない。P
VDCケーシングは伸張性がはるかに大きいが、充填し
た後、それらの形状が簡単に失われる。これは、ソーセ
ージを比較的長い期間吊しておく場合に特に著しい。ポ
リアミドケーシングは伸張性がより高く、より大きく収
縮するので、調理した肉のソーセージおよび湯通しした
エマルジョンのソーセージにより適している。
【0003】DE−A 2850182(=GB−A
2035198)明細書には、ガラス転移点が乾燥状態
で少なくとも48℃であり、吸湿により少なくとも3℃
に低下する脂肪族ポリアミドから製造された、縦方向お
よび横方向に収縮し得る様に伸張し、熱固定した単層ケ
ーシングが開示されている。明確に開示されている重合
体は、ナイロン6(=ポリカプロラクトン)、ナイロン
7[=ポリ(7−アミノヘプタノラクタム)=ポリ(χ
−エナントラクタム)]、ナイロン6,6(=ヘキサメ
チレンジアミンとアジピン酸のポリアミド)およびポリ
アミド6,10[=ヘキサメチレンジアミンとデカンジ
オン酸(=セバシン酸)のポリアミド]である。
【0004】類似のケーシングはDE−A 28501
81(=GB−A 2035198)明細書に記載され
ている。このケーシングは、脂肪族ポリアミドに加え
て、イオノマー樹脂、変性されたエチレン/酢酸ビニル
重合体および/またはエチレン、ブチレン、脂肪族、エ
チレン系不飽和(C〜C)カルボン酸およびこのカ
ルボン酸と(C〜C)アルコールのエステルの単位
を含む第4級重合体も含んでなる重合体混合物からな
る。このケーシングは、切り込みを入れた後に裂け目が
伝播する傾向が少ない。これらのケーシングは、調理さ
れた肉のソーセージおよび湯通しされたエマルジョンの
ソーセージにも使用される。しかし、ケーシングを伸張
させるために、ソーセージ肉エマルジョンを約0.3〜
0.6バールの圧力で充填する必要がある。
【0005】ソーセージ肉エマルジョンは湯通しの後に
体積が減少するので、ケーシングは、しわを生じること
なく充填物に密着する様に、この体積減少を補償しなけ
ればならない、すなわち、ケーシングは、その内容物と
同じ程度に収縮しなければならない。しかし、公知のケ
ーシングは、収縮の程度が限られているので、充填する
作業の際に伸張される。必要な充填圧は、公知のソーセ
ージ充填機械を使用して可能な圧力の限界にある。手作
業による充填では、圧力が非常に低いので、その様なケ
ーシングはソーセージ肉エマルジョンから分離してしわ
が生じ、そのソーセージは、消費者の目には「魅力的で
はなく」、「最早新鮮ではない」と映る。
【0006】自己の重量の少なくとも5%の水を吸着で
きるポリアミドから製造された単層ソーセージケーシン
グがDE−A 3227945(=US−A 4560
520/4601929)明細書に記載されている。こ
のケーシングは、切り込みを入れた後に裂け目が伝播す
る傾向がDE−A 2850182明細書により開示さ
れているソーセージケーシングよりも少ない。このケー
シング用の出発材料は、特にナイロン6およびナイロン
6,6である。このケーシングは、押出し、押し出した
チューブを縦方向および横方向で延伸し、次いで調整さ
れた収縮率で熱固定することにより、製造される。調整
された収縮率はそれぞれの方向で15%〜約40%、一
般的に約20%である。ここでも、後でしわを生じない
様にするためには、充填の際にケーシングを高圧で膨脹
させなければならない。
【0007】延伸されたポリアミドケーシングの機械的
特性は、それらの含水量により大きく左右される。充填
工程の際にケーシングを十分に伸張性で、しなやかに維
持するには、最小限度の含水量が必要である。しかし、
湯通しの際に水および水蒸気がこの含水量を増加させる
ので、ケーシングの機械的特性が損なわれる。
【0008】調理された肉および湯通しされたエマルジ
ョンのソーセージに使用する、湯通しの際にも寸法が安
定している単層ポリアミド系のケーシングがEP−A
0176980(=US−A 4659599)明細書
に記載されている。このケーシングはポリアミドとポリ
エステルの混合物からなる。ポリアミドは飽和した、線
状の脂肪族ポリアミド、特にナイロン6、であり、ポリ
エステルはポリテレフタル酸エステル、および/または
テレフタル酸およびイソフタル酸単位を含むコポリエス
テルである。ポリエステルの混合物であるため、このケ
ーシングは比較的不透明であり、不自然な金属的光沢を
示す。さらに、このケーシングは、ほんの僅かしか伸張
せず、しわの無い状態に維持するには、比較的高い圧力
で充填する必要がある。
【0009】DE−A 3943024(=US−A
5326613)明細書による単層の、二軸延伸され、
熱固定されたソーセージケーシングは、ガラスの様に透
明であり、金属的または真珠層の様な光沢が無く、反発
弾性が高い。このケーシングは、ポリカプロラクタム
(=ナイロン6)およびヘキサメチレンジアミン、テレ
フタル酸およびイソフタル酸単位の芳香族コポリアミド
の重合体混合物から製造されている。このケーシング
は、主として、圧力下での機械充填用を意図している。
このケーシングは、一般的にしなやかさが不十分なの
で、手作業の充填にはあまり適していない。
【0010】EP−A 0573306明細書には、管
状多層の二軸延伸した収縮し得るソーセージケーシング
が開示されている。このケーシングは、ナイロン6およ
び少なくとも5重量%のコポリアミド(例えばナイロン
6,12またはナイロン6/69)からなる重合体混合
物の1層を含んでなる。この層は他の層、特にポリオレ
フィン層、により取り囲まれている。ポリアミド層はポ
リオレフィン層と比較して相対的に薄い。このEP−A
明細書に明確に開示されている食品ケーシングは、すべ
て6層である。
【0011】DE−A 19625094A1(US−
A 5928738)明細書には、ポリアミド系の二軸
延伸し、熱固定した単層または多層のシャーリング加工
された棒状包装ケーシング(このケーシングはシャーリ
ング密度が1:200までであり、シャーリング加工し
た棒の長さが40〜100cmである)およびその様な
包装ケーシングの製造法が開示されている。この包装ケ
ーシングの壁厚は33〜55μmである。この包装ケー
シングをシャーリング加工する前に、シャーリング潤滑
剤として、乳化剤、パラフィン油または同様に作用する
材料を含んでなるスプレー溶液を塗布する。
【0012】独国特許第29714638U1号明細書
には、酸化物セラミックのねじ−ナット形状のシャーリ
ング素子を有する、ソーセージケーシングをシャーリン
グ加工するための装置が開示されている。シャーリング
素子の歯の側面および点は表面仕上げがRa≦0.3μ
mである。この装置を使用し、ソーセージケーシングを
シャーリングの様な様式で一緒に圧迫することができ、
シャーリング加工された棒の長さは40〜50cmであ
る。ねじナットの形態にあるシャーリング素子は、台の
中に配置されたボールベアリングを使用して回転できる
様に取り付けられたハウジングに固定されている。ハウ
ジングは、速度制御される電動機を使用し、歯の付いた
ベルトにより駆動される。シャーリング素子に酸化物セ
ラミックを使用することにより、シャーリング素子の耐
用寿命が大幅に改良される。
【0013】シャーリング加工された棒の形態にある公
知の包装ケーシングの場合、シャーリング密度1:20
0から、シャーリングロッドと、このシャーリングロッ
ド上に配置されたシャーリング加工された棒の形態にあ
る包装ケーシングの間の滑り摩擦が非常に大きいので、
末端処理を欠陥無く行うことが非常に困難である。シャ
ーリング加工された棒の形態にある包装ケーシングにシ
ャーリング穴が生じることがあるか、またはシャーリン
グロッドが損傷を受けることがある。高い滑り摩擦は、
シャーリングロッドの平滑な接触表面と、非常に滑らか
な管状材料の間の密着力が高いために生じる。これは、
シャーリングロッドをテフロン(登録商標)で被覆した
場合に特に当てはまり、テフロン(登録商標)の非常に
平滑な表面が、重合体ケーシングの平滑な管状材料と共
に非常に滑らかな接触表面を与え、それらの間に高い密
着力が生じるのである。シャーリング加工された棒の形
態にある公知の包装ケーシングの場合、1:200を超
えるシャーリング密度により、シャーリング加工された
棒の形態にある包装ケーシングの末端処理が非常に難し
くなる。
【0014】本発明の目的は、シャーリング加工された
棒の形態にある公知の包装ケーシングよりも、シャーリ
ング密度が大きく、シャーリング加工された長さが大き
く、シャーリング加工された包装ケーシングをシャーリ
ングロッドから損傷無しに引き抜くことができる、シャ
ーリング加工された棒の形態にある包装ケーシングを提
供することである。
【0015】この目的は、シャーリングロッドと接触す
る管状材料の粗さおよびシャーリングロッドの粗さが合
同で0.5〜5μmの平均粗さを有し、シャーリング密
度が1:200を超え、1:500までであり、シャー
リング加工された棒の長さが10〜200cmであり、
管状材料の壁厚が20〜80μmである場合に達成され
る。
【0016】本発明の一実施態様では、管状材料の壁厚
が20〜55μmである。シャーリング加工の前にスプ
レー溶液を管状材料に塗布し、スプレー溶液が潤滑剤を
含むのが有利である。シャーリング潤滑剤としてエマル
ジョンを使用することが絶対に必要である訳ではなく、
当業者には公知の様に、標準的な潤滑剤で一般的に十分
である。
【0017】シャーリング加工されていない状態の管状
材料は直径が20〜200mm、特に40〜140m
m、である。
【0018】天然重合体の用語は、特に、コラーゲン、
セルロース、繊維補強されたセルロース、カゼイン、お
よびその他の、天然原料から得られる重合体を意味す
る。
【0019】ケーシングの強度は、湯通し(これは実際
には温度約80℃で行われる)の際に、ケーシングが破
裂するか、または裂ける程度にまで低下してはならな
い。冷却の際、ケーシングは、剥離またはしわ形成する
ことなく、内容物と共に収縮しなければならない。これ
によって、ソーセージゲルがケーシングの下に蓄積する
ことも同時に阻止される。さらに、ケーシングは一般的
に、ソーセージがふっくらとして新鮮であるという印象
を与える様に、十分な張力を有するべきである。ケーシ
ングは、手作業で(機械による充填と比較して低圧で)
ソーセージの充填を行うのにも適している様に、十分に
しなやかで、柔らかな手触りを有するべきである。ソー
セージの末端を閉鎖するのに通常使用する金属グリップ
はできるだけ滑らない様にケーシング上にとどまる、す
なわちケーシングが金属に対して高い摩擦を示す必要が
ある。貯蔵中の重量損失を低く抑え、酸化による腐敗を
阻止するために、ケーシングは水蒸気および酸素に対す
る透過性が低いことが必要である。ケーシングは一般的
に、着色顔料または染料により着色するが、濁った、ま
たは乳白色のケーシングに入ったソーセージは消費者に
よりあまり尊重されないので、ケーシングは透明でも、
魅力的な光沢を有していてもよい。最後に、ケーシング
は安価な原料から簡単に製造できることも必要である。
【0020】合成重合体の用語は、とりわけ、以下に例
として記載する様に、重合体混合物、特にポリアミド系
の重合体混合物を意味するものとする。
【0021】好ましくは、管状材料は、ナイロン6、お
よび10〜90重量%の、ヘキサメチレンジアミン、イ
ソフタル酸およびテレフタル酸の単位のコポリアミドの
重合体混合物を含んでなる。特に、管状材料は、ナイロ
ン6、および10〜30重量%のコポリアミドの重合体
混合物を含んでなる。
【0022】本発明の別の実施態様では、管状材料は、 a)ナイロン6、 b)層中の全重合体の総重量に対して5〜50重量%
の、 b)式−NH−[CH−CO−および−NH−
[CH−CO−(式中、mは7〜11の整数であ
る)の単位を含む脂肪族コポリアミドおよび/または b)式−NH−[CH−CO−、−NH−[C
−NH−および−CO−[CH−CO−
(式中、nは6〜12の整数であり、oは7〜10の整
数である)の単位を含む脂肪族コポリアミドを含んでな
り、 c)20重量%までの、ヘキサメチレンジアミン、テレ
フタル酸およびイソフタル酸の単位を含む無定形コポリ
アミドを含むか、または含まず、 d)20重量%までの、カルボキシル基で変性されたポ
リオレフィンを含むか、または含まない。
【0023】成分a)〜d)の重量百分率の合計は、以
下に挙げる構成成分を一切含まない場合には、100で
ある。
【0024】脂肪族コポリアミドb)中の、式−NH
−[CH−CO−の単位と式−NH−[CH
−CO−の単位のモル比は、好ましくは95:5〜2
0:80、特に好ましくは60:40〜30:70、で
ある。脂肪族コポリアミドb )中の、式−NH−[C
−CO−の単位と、式−NH−[CH
NH−および−CO−[CH−CO−の単位のモ
ル比は、好ましくは95:5〜25:75、特に好まし
くは70:30〜30:70、である。式−NH−[C
−NH−および−CO−[CH−CO−
の単位は、事実上、等モル量で存在する。
【0025】脂肪族コポリアミドb)中、mは好まし
くは7または11である、すなわち、式−NH−[CH
−CO−の単位は、好ましくは8−アミノオクタ
ン酸(=8−アミノカプリル酸)または12−アミノド
デカン酸(=12−アミノラウリン酸)の単位である。
【0026】脂肪族コポリアミドb)中、nは好まし
くは6であり、oは好ましくは7、8または10であ
る、すなわち、式−NH−[CH−NH−の単位
は、好ましくはヘキサン−1,6−ジイルジアミン(=
ヘキサメチレンジアミン)の単位であり、式−CO−
[CH−CO−の単位は、好ましくはノナンジオ
ン酸(=アゼライン酸)、デカンジオン酸(=セバシン
酸)またはドデカンジオン酸の単位である。ヘキサメチ
レンジアミンとアゼライン酸のコポリアミドは、一般的
にナイロン69(またはナイロン6,9)と呼ばれ、ヘ
キサメチレンジアミンとセバシン酸から得られるコポリ
アミドは、ナイロン610(またはナイロン6,10)
と呼ばれ、ヘキサメチレンジアミンとドデカンジオン酸
から得られるコポリアミドは、ナイロン612(または
ナイロン6,12)と呼ばれる。最後に、ε−カプロラ
クタム、ヘキサメチレンジアミンおよびアゼライン酸の
単位を含むコポリアミドはナイロン6/69と呼ばれ
る。成分b)を含んでなるケーシングは、特に良好な
透明性を示す。
【0027】それぞれの場合に層中の全重合体の総重量
に対して、成分b)の比率は好ましくは10〜30重量
%であり、テレフタル酸およびイソフタル酸単位のため
に部分的に芳香族性である無定形コポリアミドc)の比
率は好ましくは5〜15重量%である。ヘキサメチレン
ジアミンおよびテレフタル酸またはイソフタル酸の単位
を含むコポリアミドは、それぞれ略してナイロン6−T
およびナイロン6−Iと呼ばれる。
【0028】カルボキシル基で変性されたポリオレフィ
ンd)は、好ましくはエチレンと(メタ)アクリル酸の
単位を含む共重合体である。(メタ)アクリル酸は、こ
こではアクリル酸とメタクリル酸を代表する。(メタ)
アクリル酸単位は、ポリオレフィンd)中に好ましくは
2〜25重量%の比率で存在する。成分d)の比率は、
層中の重合体の総重量に対しては、好ましくは5〜15
重量%である。成分c)およびd)は、特にケーシング
の酸素および水蒸気に対する透過性を低下させる。
【0029】本発明の包装ケーシングは、一般的に染
料、顔料および/または処理助剤をさらに含んでなる。
これらの構成成分の比率は比較的低いので、包装ケーシ
ングの重要な特性は事実上それによって影響されない。
【0030】一実施態様では、本発明の包装ケーシング
は、40〜80重量%の成分a)、10〜30重量%の
成分b)および5〜15重量%の成分c)およびd)の
それぞれを含んでなる。各成分の最適比率は、包装ケー
シングの直径、その壁厚および使用目的によっても異な
る。
【0031】別の実施態様では、包装ケーシングは、非
延伸ポリアミドフィルム(UPAフィルム)、PVDC
フィルム、コラーゲン皮、セルロース皮、および繊維皮
からなる群から選択された材料からなる。
【0032】純粋なナイロン6のケーシングと比較し
て、シャーリング加工された棒の形態にある包装ケーシ
ングは、しなやかさが極めて大きく、手触りが改良され
ている。このケーシングは、収縮張力(乾燥状態、10
0℃で横方向に測定した)が従来のケーシングと比較し
て低下しているが、湯通しされたソーセージを、冷却後
も、これまで一般的であったよりもはるかに緊密に包ん
でいる。
【0033】シャーリング加工された棒の形態にある包
装ケーシングは、本発明により、上記の様に2個以上の
層を有する。特に、管状材料に関して2〜5個のその様
な層を意図している。
【0034】シャーリング加工前の包装ケーシングを製
造する方法では、ケーシングまたはケーシングの個々の
層を形成する各成分を均質な溶融物に変換する。この溶
融物を、1個以上の輪状ダイを通して押し出し、シーム
レスチューブを形成させ、次いでこれを縦方向および横
方向に延伸する。本製法は、包装ケーシングの少なくと
も1層を上記の重合体混合物から製造することを含んで
なる。混合および溶融は、個別のミキサー/押出機で行
うことができる。押出により製造されるシームレス管状
フィルムは、一般的に縦方向に張力をかけ(例えば一対
のローラーにより)、内部に装填したガス(通常の場合
は空気)の圧力により縦方向および横方向に延伸する。
「ブロー成形」と呼ばれるこの製法は、当業者には一般
的に公知である。延伸により、ケーシングに著しく大き
な強度が与えられる。熱の作用で起こる収縮を低減する
ために、管状フィルムは追加の熱処理(「熱固定」)に
より部分的に固定する。完成した包装ケーシングは、一
般的に80℃の温水中で、縦方向および横方向で5〜2
5%の収縮を示す。延伸し、熱固定した包装ケーシング
の厚さは、10〜50μm、好ましくは10〜30μ
m、である。
【0035】特定の用途には、本発明の包装ケーシング
は多層ケーシングでもある。その場合、ケーシングは少
なくとも1層の上記のポリアミド混合物を含んでなる。
他の層は、好ましくはポリアミド(例えばナイロン
6)、ポリアミド混合物、ポリオレフィン、例えばポリ
エチレンまたはポリプロピレン、ただし密着性促進官能
基を備えたポリオレフィンも、エチレン系不飽和モノマ
ー(例えば酢酸ビニル、ビニルアルコール、アクリル酸
およびメタクリル酸)および塩化ビニリデンの単位を含
む共重合体またはアクリロニトリル共重合体、イオノマ
ー樹脂または上記の重合体の混合物からなる。
【0036】多層ケーシングは、通常、2〜5層からな
る。好ましくは、特定のポリアミド混合物の層に続い
て、ポリオレフィンおよびポリアミド型の他の層を交互
に配置する。その様なケーシングは、層の数に応じて特
別に構築した輪状ダイを使用して共押出により製造す
る。しかし、これは装置に対して著しく大きな経費がか
かることを意味する。
【0037】続いて、単層または多層の包装ケーシング
を印刷し、部分的にシャーリング加工して、シャーリン
グ加工された棒を形成するか、または一端を縛った小片
に切断することができる。一端を縛った小片は手作業に
よるソーセージ製造に使用するのに対し、シャーリング
加工された棒は、機械によるソーセージ、特にソーセー
ジリング、の製造に使用する。
【0038】管状材料または包装ケーシングは、非常に
高いシャーリング密度でシャーリング加工されるが、こ
れには、一般的にシャーリングハンドルであるシャーリ
ングロッドとシャーリング加工すべき包装ケーシングと
の間の摩擦特性を、シャーリング加工された包装ケーシ
ングの末端を欠陥無しに処理できる様に調整する必要が
ある。欠陥の無い処理は、シャーリング操作により形成
された、シャーリング加工した包装ケーシングにシャー
リング穴が無い場合にのみ達成され、さらに、シャーリ
ング加工された棒の表面も損傷してはならない。一般的
にテフロン(登録商標)被覆した金属棒であるシャーリ
ングロッドと包装ケーシングの間の滑り摩擦は、滑り摩
擦が、平滑な管状材料接触表面と、シャーリングロッド
の平滑な接触表面との間の実質的な密着による滑り摩擦
より小さく、管状材料の粗くされた接触表面とシャーリ
ングロッドの粗くされた接触表面との間の摩擦力よりも
小さくなる様に、最少に抑える必要がある。これらの摩
擦力は、一般的にこれらの接触表面の噛み合いおよびブ
ロッキングを引き起こす。
【0039】本発明の製法の一実施態様では、管状材料
の接触表面の粗さおよびシャーリングロッドの接触表面
の粗さを、それらを合わせた平均粗さが0.5〜5μm
になる様に設計する。その場合、シャーリングロッドの
接触表面の限定された粗さを設定することにより、滑り
摩擦は最少に抑えられる。この目的には、シャーリング
ロッドの接触表面を、平均粗さが0.3〜4.8μmに
なる様に粗くする。
【0040】本製法を実行する場合、壁厚が20〜55
μmで長さが40m〜1000mである管状材料をシャ
ーリング加工して、シャーリング加工された棒の長さが
20〜200cmである、耐座屈性で即充填可能なシャ
ーリング加工された棒を形成させる。
【0041】この様にシャーリング加工された包装ケー
シングは、とりわけ、ソーセージリングに使用され、そ
の場合、包装ケーシングを、ソーセージ肉エマルジョン
を充填するホーンの上に、耐座屈性で即充填可能な様式
で押し付けることができる。
【0042】シャーリング加工された棒は、水に予め浸
漬することなく、ソーセージ肉エマルジョンを充填する
機械の充填ホーン上に押し付けることができる。シャー
リング加工された棒の長さは、好ましくは10〜200
cmであるが、これは、シャーリング密度1:200〜
1:500で、シャーリング加工されていない包装ケー
シングの長さが1000mまでであることを意味する。
シャーリング加工されていない包装ケーシングの直径は
20〜200mm、特に40〜140mm、である。包
装ケーシングは、とりわけ、例えば内径が160〜18
0mmであるソーセージ肉エマルジョンリング用のケー
シングリングとして設計される。通常の処理手段によ
り、充填の際に、包装ケーシングは幾つかの区域でカー
ルし、リングを形成する。
【0043】包装ケーシングをシャーリング加工する前
に塗布するスプレー溶液は、例えばソルビン酸カリウム
および乳酸を含んでなり、それらの重量%濃度は、スプ
レー溶液のpHが6以下になる様に選択する。さらに、
約0.1〜0.3重量%の殺細菌剤および潤滑剤をスプ
レー溶液に加える。一般的に、スプレー溶液は標準的な
潤滑剤のみを含んでなる。さらに、グリセリンを例えば
2〜25重量%でスプレー溶液に加えることができる。
同様に、スプレー溶液用の添加剤として、界面活性物質
として乳化剤を含む油/水エマルジョン、例えばソルビ
トール脂肪酸エステル、を加えることができる。使用す
る油は、とりわけ、トリグリセリドである。この添加剤
の濃度は5〜10重量%である。
【0044】下記の諸例では p.b.w.は重量部を表す。
【0045】例1〜3 例1ではナイロン6(Ultamid B4)90重量%およびコポ
リアミドナイロン6I/6T(grivory G21)10重量
%、例2ではナイロン6 85重量%およびコポリアミ
ドナイロン6I/6T 15重量%、例3ではナイロン
6 80重量%およびコポリアミドナイロン6I/6T
20重量%の混合物から均質な溶融物を、単一スクリ
ュー押出機中、235℃で、輪状ダイを通して可塑化さ
せ、急冷し、直径19mm、壁厚0.3mmの生チュー
ブを製造する。次いで、このチューブを加熱し、同時に
延伸区域で、横方向延伸比1:3.5、縦方向延伸比
1:2.8で二軸延伸する。
【0046】この様式で、直径63mm、壁厚0.03
0mmの管状フィルムを製造する。
【0047】その後の加工工程で、気泡を回避しながら
縦方向および横方向で収縮させ、ケーシングを熱固定す
る。この様にして得られたこれらの包装ケーシングは、
80℃未満では収縮しないか、または事実上収縮しない
が、裂け目が伝播し難いので、シャーリング加工によ
り、シャーリング加工した棒を形成させることができ
る。
【0048】この種の包装ケーシングは、その中に充填
したソーセージを、6週間の低温貯蔵でもしわを形成せ
ずに包装する。この期間の後、ソーセージ表面上に灰色
の変色は生じていない。ゲルの分離は無く、ソーセージ
を剥いた時、フィルムに密着したソーセージ肉が観察さ
れる。
【0049】例4 80p.b.w.のナイロン6(96%濃度の硫酸に入れた1
重量%濃度のポリアミド溶液の相対的粘度は20℃で4
である)、10p.b.w.のナイロン6/69(Ems-Chemie
AGから市販の(R)Grilon CF62BS)(メルトボリュー
ムインデックス:190℃、10g負荷、10分間で4
0ml)および10p.b.w.のエチレン/メタクリル酸共
重合体(DuPont de Nemours Inc.から市販の(R)Nucr
el 0903 HC)(メルトインデックス:190℃、2.1
6kg負荷、10分間で2.5g)の混合物を単一スク
リュー押出機で240℃で可塑化して均質な溶融物を形
成させ、輪状ダイを通して押し出し、直径18mmのチ
ューブを製造した。この重合体チューブを先ず急速に冷
却し、次いで延伸に必要な温度に加熱し、ブロー成形法
により延伸し、最後に熱固定した。延伸比は縦方向と横
方向で等しくした。面積延伸比は9.8であった。この
チューブは直径が66〜68mmで、壁厚が0.27μ
mであった。
【0050】例5 70p.b.w.のナイロン6(例4と同等)、10p.b.w.の
ナイロン6/69(例4と同等)、10p.b.w.の無定形
ナイロン6−I/6−T(DuPont de Nemours Inc.から
市販の(R)Selar PA 3426)(メルトインデックス:
275℃、10kg負荷、10分間で90g)および1
0p.b.w.のエチレン/メタクリル酸共重合体(例4と同
等)の混合物を例4と同様に処理し、延伸し、熱固定し
た包装ケーシングを形成させた。このケーシングの寸法
も、例4の寸法と同等であった。さらに、直径12mm
のチューブを押し出し、横方向で1:1.66の比で延
伸し、次いで縦方向に1:5.9の比で延伸し、直径2
0mm、壁厚36μmのシャーリング加工されていない
包装ケーシングを得た。
【0051】例6 60p.b.w.のナイロン6(例4と同等)、20p.b.w.の
ナイロン6/69(例4と同等)、10p.b.w.の無定形
ナイロン6−I/6−T(例5と同等)および10p.b.
w.のエチレン/メタクリル酸共重合体(例4と同等)の
混合物を上記と同様に処理し、二軸延伸し、熱固定した
包装ケーシングを形成させた。ここでも製品の寸法は例
4の寸法と同等であった。
【0052】例7 50p.b.w.のナイロン6(例4と同等)、30p.b.w.の
ナイロン6/69(例4と同等)、10p.b.w.の無定形
ナイロン6−I/6−T(例5と同等)および10p.b.
w.のエチレン/メタクリル酸共重合体(例4と同等)の
混合物を上記と同様に処理し、二軸延伸し、熱固定した
包装ケーシングを形成させた。面積延伸比は13.6で
あり、完成した包装ケーシングの直径は66mmであ
り、壁厚は20μmであった。同じ混合物から、直径1
5mmのチューブを押し出し、面積延伸比11.8で延
伸した。完成した、シャーリング加工されていない包装
ケーシングの直径は、好ましい包装ケーシング直径であ
る45mmであり、壁厚は23μmであった。
【0053】例8 65p.b.w.のナイロン6(例4と同等)、15p.b.w.の
ナイロン612(Ems-Chemie AGから市販の(R)Grilo
n CF6S)(メルトインデックス:190℃、10kg負
荷、10分間で50g)、10p.b.w.の無定形ナイロン
6−I/6−T(例5と同等)および10p.b.w.のエチ
レン/メタクリル酸共重合体(例4と同等)の混合物を
上記と同様に処理し、二軸延伸し、熱固定した包装ケー
シングを形成させた。面積延伸比は12.8であり、完
成した包装ケーシングの直径は63mmであり、壁厚は
25μmであった。
【0054】例9 50p.b.w.のナイロン6(例4と同等)、30p.b.w.の
ナイロン612(例4と同等))、10p.b.w.の無定形
ナイロン6−I/6−T(例5と同等)および10p.b.
w.のエチレン/メタクリル酸共重合体(例4と同等)の
混合物を上記と同様に処理し、二軸延伸し、熱固定した
包装ケーシングを形成させた。面積延伸比は12.8で
あり、完成した包装ケーシングの直径は63mmであ
り、壁厚は26μmであった。
【0055】例10 多層包装ケーシングを製造するために、下記の重合体混
合物を使用した。 混合物A 80p.b.w.のナイロン6(例4と同等)、10p.b.w.の
無定形ナイロン6−I/6−T(例5と同等)および1
0p.b.w.のナイロン6/6,9(例4と同等))、10
p.b.w.のエチレン/メタクリル酸共重合体(例4と同
等) 混合物B 70p.b.w.の低密度ポリエチレン(BASF AGから市販の
(R)Lupolen 1441D)、メルトインデックス190
℃、2.16kg負荷、10分間で0.2g、および3
0p.b.w.の線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、無
水マレイン酸(Exxonから市販の(R)Escor CTR 200
0)で変性することにより、ポリアミドに対する密着性
を促進してある、メルトインデックス190℃、2.1
6kg負荷、10分間で3g 混合物C 85p.b.w.のナイロン6(例4と同等)、15p.b.w.の
無定形ナイロン6−I/6−T(例5と同等) これらの混合物をそれぞれ240℃の3基の単一スクリ
ュー押出機で可塑化して均質な溶融物を形成させ、次い
で3層輪状ダイ中で組み合わせ、共押出して直径18m
mのチューブを形成させた。このチューブを上記の様に
処理し、二軸延伸し、熱固定した包装ケーシングを製造
した。面積延伸比は9.6であり、完成した包装ケーシ
ングの直径は66mmであった。フィルム総厚30μm
で、これらの層は下記の厚さを有していた。 外側層(混合物A)16μm 中間層(混合物B)11μm 内側層(混合物C)3μm
【0056】極めて一般的に、例1〜10に関して、チ
ューブの押出に使用した輪状ダイの直径に応じて、およ
び面積延伸比8.0〜15の選択により、直径12〜7
0mmのチューブを押し出すことができ、直径20〜7
0mm、壁厚20μm〜30μmの、二軸延伸し、熱固
定した、シャーリング加工していない包装ケーシングが
得られる。
フロントページの続き (72)発明者 ディルク、アウフ、デル、ハイデ ドイツ連邦共和国ベルセンブリュク、コッ トリープ‐ダイムラー‐シュトラーセ、6 (72)発明者 ユルク‐ハインリッヒ、カルバイト ドイツ連邦共和国オスナブリュク、ヨハ ン‐セバスチャン‐バッハ‐シュトラー セ、20 Fターム(参考) 3E086 AA22 AD01 BA02 BA04 BA15 BB55 BB85 CA04 DA08

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成または天然の重合体を基剤とする、シ
    ャーリング加工された棒の形態にある包装ケーシング、
    特に管状材料からシャーリング加工された人造ソーセー
    ジケーシング、であって、シャーリングロッドと接触す
    る管状材料の粗さおよびシャーリングロッドの粗さが合
    同で0.5〜5μmの平均粗さを有し、シャーリング密
    度が1:200を超え、1:500までであり、シャー
    リング加工された棒の長さが10〜200cmであり、
    管状材料の壁厚が20〜80μmであることを特徴とす
    る包装ケーシング。
  2. 【請求項2】管状材料の壁厚が20〜55μmである、
    請求項1に記載のシャーリング加工された棒の形態にあ
    る包装ケーシング。
  3. 【請求項3】シャーリング加工の前にスプレー溶液を管
    状材料に塗布し、そのスプレー溶液が潤滑剤を含む、請
    求項1に記載のシャーリング加工された棒の形態にある
    包装ケーシング。
  4. 【請求項4】シャーリング加工されていない状態にある
    管状材料の直径が20〜200mm、特に40〜140
    mm、である、請求項1に記載のシャーリング加工され
    た棒の形態にある包装ケーシング。
  5. 【請求項5】管状材料が、ナイロン6、および10〜9
    0重量%の、ヘキサメチレンジアミン、イソフタル酸お
    よびテレフタル酸の単位のコポリアミドの重合体混合物
    を含んでなる、請求項1に記載のシャーリング加工され
    た棒の形態にある包装ケーシング。
  6. 【請求項6】管状材料が、ナイロン6、および10〜3
    0重量%のコポリアミドの重合体混合物を含んでなる、
    請求項5に記載のシャーリング加工された棒の形態にあ
    る包装ケーシング。
  7. 【請求項7】管状材料が、 a)ナイロン6、 b)層中の全重合体の総重量に対して5〜50重量%
    の、 b)式−NH−[CH−CO−および−NH−
    [CH−CO−(式中、mは7〜11の整数であ
    る)の単位を含む脂肪族コポリアミドおよび/または b)式−NH−[CH−CO−、−NH−[C
    −NH−および−CO−[CH−CO−
    (式中、nは6〜12の整数であり、oは7〜10の整
    数である)の単位を含む脂肪族コポリアミドを含んでな
    り、 c)20重量%までの、ヘキサメチレンジアミン、テレ
    フタル酸およびイソフタル酸の単位を含む無定形コポリ
    アミドを含むか、または含まず、 d)20重量%までの、カルボキシル基で変性されたポ
    リオレフィンを含むか、または含まない、請求項1に記
    載のシャーリング加工された棒の形態にある包装ケーシ
    ング。
  8. 【請求項8】脂肪族コポリアミドb)中の、式−NH
    −[CH−CO−の単位と式−NH−[CH
    −CO−の単位のモル比が95:5〜20:80、好
    ましくは60:40〜30:70、である、請求項7に
    記載のシャーリング加工された棒の形態にある包装ケー
    シング。
  9. 【請求項9】脂肪族コポリアミドb)中の、式−NH
    −[CH−CO−の単位と、式−NH−[C
    −NH−および−CO−[CH−CO−
    の単位のモル比が95:5〜25:75、好ましくは7
    0:30〜30:70、である、請求項7または8に記
    載のシャーリング加工された棒の形態にある包装ケーシ
    ング。
  10. 【請求項10】脂肪族コポリアミドb)中で、m=7
    または11である、請求項7〜9のいずれか一項に記載
    のシャーリング加工された棒の形態にある包装ケーシン
    グ。
  11. 【請求項11】脂肪族コポリアミドb)中で、n=
    6、o=7、8または10である、請求項7〜10のい
    ずれか一項に記載のシャーリング加工された棒の形態に
    ある包装ケーシング。
  12. 【請求項12】それぞれの場合に層中の全重合体の総重
    量に対して、成分b)の比率が10〜30重量%であ
    り、成分c)の比率が5〜15重量%であり、成分d)
    の比率が同様に5〜15重量%である、請求項7〜11
    のいずれか一項に記載のシャーリング加工された棒の形
    態にある包装ケーシング。
  13. 【請求項13】カルボキシル基で変性されたポリオレフ
    ィンd)が、エチレンと(メタ)アクリル酸の単位を含
    む共重合体である、請求項7〜12のいずれか一項に記
    載のシャーリング加工された棒の形態にある包装ケーシ
    ング。
  14. 【請求項14】包装ケーシングが、非延伸ポリアミドフ
    ィルム(UPAフィルム)、PVDCフィルム、コラー
    ゲン皮、セルロース皮、および繊維皮からなる群から選
    択された材料からなる、請求項1〜4のいずれか一項に
    記載のシャーリング加工された棒の形態にある包装ケー
    シング。
  15. 【請求項15】2個以上の層を含む、請求項7〜13の
    いずれか一項に記載のシャーリング加工された棒の形態
    にある包装ケーシング。
  16. 【請求項16】特定のポリアミド混合物の層に続いて、
    ポリオレフィンおよびポリアミド型の他の層が交互に配
    置される、請求項15に記載のシャーリング加工された
    棒の形態にある包装ケーシング。
  17. 【請求項17】合成または天然の重合体を基剤とする、
    シャーリング加工した包装ケーシング、特に管状材料か
    らシャーリング加工された人造ソーセージケーシング、
    の製造法であって、管状材料と、管状材料をシャーリン
    グ加工するシャーリングロッドの表面との間の滑り摩擦
    が、平滑な管状材料接触表面と、シャーリングロッドの
    平滑な接触表面との間の実質的な密着による滑り摩擦よ
    り小さくなるのみならず、管状材料の粗くされた接触表
    面とシャーリングロッドの粗くされた接触表面との間の
    摩擦力より小さくなる様に、前記滑り摩擦を最少に抑え
    ることを含んでなることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】管状材料接触表面の粗さおよびシャーリ
    ングロッド接触表面の粗さを、それらの合同の平均粗さ
    が0.5〜5μmになる様に設計する、請求項17に記
    載の方法。
  19. 【請求項19】シャーリングロッドの接触表面の限定さ
    れた粗さを設定することにより、滑り摩擦を最少に抑え
    る、請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】シャーリングロッドの接触表面を、平均
    粗さが0.3〜4.8μmになる様に粗くする、請求項
    19に記載の方法。
  21. 【請求項21】壁厚が20〜55μmであり、長さが4
    0m〜1000mである管状材料をシャーリング加工
    し、シャーリング加工された棒の長さが20〜200c
    mであり、耐座屈性で即充填可能なシャーリング加工さ
    れた棒を形成する、請求項17〜20のいずれか一項に
    記載の方法。
  22. 【請求項22】請求項1〜16のいずれか一項に記載の
    シャーリング加工された棒の形態にある包装ケーシング
    の、ソーセージリングへの使用であって、包装ケーシン
    グを、ソーセージ肉エマルジョンを充填するホーンの上
    に、耐座屈性で即充填可能な様式で押し付けることがで
    きることを特徴とする使用。
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