JP2003265041A - 植生基盤材等に用いるマット - Google Patents

植生基盤材等に用いるマット

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JP2003265041A
JP2003265041A JP2002074778A JP2002074778A JP2003265041A JP 2003265041 A JP2003265041 A JP 2003265041A JP 2002074778 A JP2002074778 A JP 2002074778A JP 2002074778 A JP2002074778 A JP 2002074778A JP 2003265041 A JP2003265041 A JP 2003265041A
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JP
Japan
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mat
space layer
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layer
mat used
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JP2002074778A
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English (en)
Inventor
Tadashi Shindo
忠志 新道
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SHINDO SENI KOGYO KK
Original Assignee
SHINDO SENI KOGYO KK
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンクリート面に対応し易い上、種子等が定着
し易くした植生基盤材その他種々の用途に適するマット
を提供すること。 【解決手段】ガラス繊維で構成されたメッシュ状の表地
1と、合成繊維で構成された支持層となる裏地2と、こ
れら表裏地を連結しているガラス繊維で構成された連結
糸によるスペース層3との三層構造からなる編地マット
Mに構成されていることを特徴とする植生基盤材等に用
いるマット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植生基盤材等に用い
るマットに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
における植生基盤材としては、例えば、海、河川等の護
岸コンクリートの面に接合して使用するものの場合、強
度を重視するあまり硬いシート状のものが多く使用され
ていたが、コンクリート面に凹凸等不陸状態があると、
対応し難くて接合が不充分となり易いほか、海、河川等
からの生物や微生物さらには植物の種子等が基盤材とな
るシートに定着し難く、改良が望まれていた。
【0003】そこで、本発明においては上記課題を解決
するだけでなく植生基盤材その他種々の用途に適するマ
ットを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成できる本発明による植生基盤材等として用いる
マットの構成については、請求項1に記載したように、
ガラス繊維で構成されたメッシュ状の表地と、合成繊維
で構成された支持層となる裏地と、これら表裏地を連結
しているガラス繊維で構成された連結糸によるスペース
層との三層構造からなる編地マットに構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0005】上記請求項1に記載された本発明マットに
よると、例えば植生基盤材として海、河川等の護岸コン
クリート面に接合して使用する場合、表裏地間にスペー
ス層を有した三層構造の編地マットは軽量で高い空隙率
を具有し、圧縮弾性、透水性、排水性、通気性、透湿性
に優れ、耐衝撃性のある柔軟なものゆえ、コンクリート
面の凹凸等不陸状態に対してもその形状に無理なく即応
できて接合が非常にし易いものとなる。
【0006】そしてコンクリートで海や河川と、岸や土
手等とを遮断していた従来環境からこれらを継なぐこと
のできるマットとなり、海水や河川水の中に含まれてい
る生物や微生物が編地マットのスペース層や表裏地に付
着して育生され易い環境となるほか、植物の種子等も同
様に付着し易くてマットを緑化マットへと進展させ易く
なる。また、本発明マットは、土砂等もスペース層に入
り込んで堆積し易くなるので、自然に堆積する場合や、
意図的にスペース層へ土砂を供給して堆積させる何れの
場合にあっても植物の種子が育成され易い植生基盤を形
成できることになる。
【0007】さらに、本発明マットは表地や、スペース
層はガラス繊維で構成されているので、燃え難いマット
となり、野焼きや、たばこの不始末等による引火からの
火災のおそれもなく使用できる利点を有する。さらに請
求項1に従属する請求項2の本発明は、スペース層とな
る連結糸はモノフィラメント糸をランダムな状態で表裏
地間に介在させて表裏地を連結していることを特徴とし
ており、非常にスペース層として好適な層を形成できる
ことになる。
【0008】
【発明の実施の形態】次いで、本発明の実施態様につい
て図を参照しながら以下に説明する。図1は本発明によ
る植生等に用いる基盤マットの斜視図を示しており、マ
ットMは表地1と裏地2となる表裏二層の編地と、これ
ら表裏二層の編地を連結してスペース層3を形成する連
結糸とからなる三層構造の編地マットである。そして、
上記マットMの表地1となる編地は、粗な編組織にてメ
ッシュ空間10の保有を多くした編組織とし、裏地2と
なる編地は、密な編組織による編地とし、スペース層3
となる連結糸はランダムな状態で表裏二層の編地間に介
在して表裏二層の編地1,2を連結している。
【0009】上記マットMを構成する表裏の編地1,2
およびスペース層3の使用糸について説明すると、表地
1はガラス繊維の糸にて編成されてあり、裏地2はナイ
ロンやポリエステル等の合成繊維糸にて編成されてあ
り、スペース層3は、ガラス繊維の糸(モノフィラメン
トによる糸)でランダム状態に構成されている。
【0010】上記マットMは、例えば海や河川等の護岸
コンクリートCの表面に接合して植生基盤材として使用
され、前記したような効果を奏する(図2)。また、表
地1のメッシュの大きさは、たとえば細かい土砂が多い
河口付近の場合は小さく、また、大きい砂が多い上流部
においては大きくすることも可能である。更に、意図的
に大きさを変えることで、今まで生息し難かった生物を
生息する環境を作ることも可能となる。
【0011】本発明による三層構造による編地マット
は、既に説明したような植生基盤材としての用途のほ
か、緑化基盤材、盛土基盤材、盛土排水材、土中排水
材、土砂流出防止材、工事汚泥水用フィルター等種々の
用途に適し、前記した燃え難く、軽量で高い空隙率を具
有し、圧縮弾性、透水性、排水性、通気性、透湿性に優
れた効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マットの斜視図である。
【図2】土砂中に埋設して年月を経過した後の状態を示
す概要断面図である。
【符号の説明】
M マット 1 表地 2 裏地 3 スペース層 S 土砂 C コンクリート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス繊維で構成されたメッシュ状の表地
    と、合成繊維で構成された支持層となる裏地と、これら
    表裏地を連結しているガラス繊維で構成された連結糸に
    よるスペース層との三層構造からなる編地マットに構成
    されていることを特徴とする植生基盤材等に用いるマッ
    ト。
  2. 【請求項2】スペース層となる連結糸はモノフィラメン
    ト糸をランダムな状態で表裏地間に介在させて表裏地を
    連結していることを特徴とする請求項1記載の植生基盤
    材等に用いるマット。
JP2002074778A 2002-03-18 2002-03-18 植生基盤材等に用いるマット Pending JP2003265041A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101007658B1 (ko) 2008-07-17 2011-01-14 (주)리버앤텍 식물 발아용 매트
KR101086985B1 (ko) 2009-02-16 2011-11-29 박공영 합성수지 섬유를 이용하는 식생 매트의 제조 방법 및 그 제조 시스템
CN110352790A (zh) * 2019-07-11 2019-10-22 福建金明食品有限公司 一种优质双孢蘑菇的人工选育方法
CN110352791A (zh) * 2019-07-11 2019-10-22 福建金明食品有限公司 一种选育高品质双孢蘑菇的方法

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CN110352791A (zh) * 2019-07-11 2019-10-22 福建金明食品有限公司 一种选育高品质双孢蘑菇的方法
CN110352791B (zh) * 2019-07-11 2021-08-31 福建金明食品有限公司 一种选育高品质双孢蘑菇的方法

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