JP2003264847A - コンバーゼンス調整システムおよびコンバーゼンス調整方法 - Google Patents

コンバーゼンス調整システムおよびコンバーゼンス調整方法

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JP2003264847A
JP2003264847A JP2002063123A JP2002063123A JP2003264847A JP 2003264847 A JP2003264847 A JP 2003264847A JP 2002063123 A JP2002063123 A JP 2002063123A JP 2002063123 A JP2002063123 A JP 2002063123A JP 2003264847 A JP2003264847 A JP 2003264847A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ずれ量の大きさにかかわらずに、ずれを容易
且つ高精度に検出することができ、精度よくコンバーゼ
ンス調整を行なうことを可能とし、この場合にも、簡易
な調整が可能で(調整工数を少なくでき)、かつ単純な
構成にする。 【解決手段】 このコンバーゼンス調整システムは、画
像データを処理するパーソナルコンピュータ300と、
被試験機(被調整機)となる液晶プロジェクタ100
と、液晶プロジェクタ100からの所定の画像が投影さ
れるスクリーン400と、スクリーン400に投影され
た画像(液晶プロジェクタ100の投影画像)を撮影す
る撮影手段(例えば、デジタルカメラ)200とを有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶プロジェクタ
における投影画像の色ずれを調整するコンバーゼンス調
整システムおよびコンバーゼンス調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタは、一般に、光源部か
ら発せられた白色光を、色の波長毎に透過及び反射する
ことが出来るダイクロイックミラーと呼ばれるミラーに
よって光の3原色(赤・青・緑)に分光し、分光された
各々の光を液晶表示素子に入光させるよう構成されてい
る。液晶表示素子を透過した光は、ダイクロイックミラ
ーやクロスプリズムにより再び一つの光に合成され、合
成されたカラー画像光は、投影用光学系を通しスクリー
ンに投影される。
【0003】しかしながら、液晶プロジェクタの各液晶
表示素子の相対位置関係により、投影されたカラー画像
光に歪みが生じることがある。このような歪みを補正す
るために、各液晶表示素子の相対位置を調整するコンバ
ーゼンス調整を一般的に行っている。従来、コンバーゼ
ンス調整は、始めにクロスハッチ等のテストパターンを
スクリーンに投影し、ある一つの投影されたパターンを
基準として他の色の投影されたパターンとのずれを目視
にて観察し、観察結果から、対応する液晶表示素子の光
軸を動かし、合わせ込むことにより行われている。
【0004】しかしながら、このような目視による調整
は、人により判断が異なり、また、場所,時により判定
が変わってしまうことがあるため、調整工数が増加した
り、調整精度に対してばらつきが生じるなどの問題があ
る。
【0005】このような問題を回避するため、コンバー
ゼンス調整の自動化を行うことが考えられる。しかしな
がら、この場合には、投影画像を観測するためにカメラ
等の撮影機器をスクリーンに近づけてパターンのずれ量
を取り込むとき、ずれ量の大きさによりカメラの画角内
にパターンが入らなく、ずれ量検出が行えないという問
題があった。
【0006】すなわち、液晶プロジェクタのコンバーゼ
ンス調整に関して、コンバーゼンス調整精度を高めるた
めには、カメラをスクリーンに非常に接近させて映像を
取り込む必要があった。しかし、機器によりコンバーゼ
ンスのずれ量は不定であるので、ずれ量が大きいと、カ
メラの撮影領域内から外れてしまい、ずれを検出でき
ず、調整ができなくなるという問題があった。
【0007】この問題を解決するため、特開平6−16
0795号には、ずれ量の大きさにかかわらずに、ずれ
を容易且つ高精度に検出することができ、精度よくコン
バーゼンス調整を行い得るコンバーゼンス調整装置を提
供することを目的とし、カメラの撮影領域内に色間のず
れ幅が入るまで、コンバーゼンス調整用のテスト信号を
順次変えていくようにした調整方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−160795号に示されているコンバーゼンス調整
装置では、テストパターンの切り替えと撮影の繰り返し
のために、調整工数が増加してしまうという問題があ
り、また、液晶表示素子の6軸(水平・垂直・奥行き・
傾き・あおり縦・あおり横)の相対位置ずれを調整する
には、投影画像の四方にカメラを設置して画像を処理し
なくてはならず、複雑な構成となってしまうという問題
がある。
【0009】本発明は、ずれ量の大きさにかかわらず
に、ずれを容易且つ高精度に検出することができ、精度
よくコンバーゼンス調整を行なうことを可能とし、この
場合にも、簡易な調整が可能で(調整工数を少なくで
き)、かつ単純な構成にすることの可能なコンバーゼン
ス調整システムおよびコンバーゼンス調整方法を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、各色の液晶表示素子を有し
ている液晶プロジェクタと、コンバーゼンス調整を行う
上で必要となる所定のずれ方向に対するずれ量を捕捉で
きる輝度の異なったパターンをもつチャートを記録した
記録手段と、前記液晶プロジェクタによって前記チャー
トが投影されるスクリーンと、スクリーンへの投影画像
を撮影する撮影手段と、撮影手段によって撮影された撮
影画像を解析する演算手段とを有していることを特徴と
している。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のコンバーゼンス調整システムにおいて、チャートの
パターンとして、水平方向,垂直方向にエッジを有する
ものが用いられることを特徴としている。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記演算手
段は、撮影画像上の各色の相対距離を算出可能になって
いることを特徴としている。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記演算手
段は、3原色の色レベルを識別可能になっていることを
特徴としている。
【0014】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記チャー
ト上のパターンは、水平方向又は垂直方向に伸びるエッ
ジを有しており、前記演算手段は、パターンの2点間の
座標を導出し、導出した座標から撮影画像の傾きを演算
するようになっていることを特徴としている。
【0015】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記チャー
ト上のパターンは、水平方向又は垂直方向に設置された
2本の平行線であり、前記演算手段は、パターン間隔を
読み出し、各色光の間隔と比較することで、奥行き方向
の色ずれの補正値を導き出すようになっていることを特
徴としている。
【0016】また、請求項7記載の発明は、請求項1記
載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記チャー
ト上のパターンは、水平方向及び垂直方向に設置された
2本の平行線であり、前記演算手段は、平行線の間隔を
読み出し、比較することで、色ずれの補正値を導き出す
ようになっていることを特徴としている。
【0017】また、請求項8記載の発明は、請求項1記
載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記演算手
段は、液晶プロジェクタの液晶表示素子のあおりによる
焦点ずれから投影画像の色ずれを補正するようになって
いることを特徴としている。
【0018】また、請求項9記載の発明は、請求項1記
載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記記録手
段は、調整データを蓄積し、前記演算手段は、取得した
焦点ずれのデータから記録手段に記録されている調整デ
ータを比較するようになっていることを特徴としてい
る。
【0019】また、請求項10記載の発明は、請求項1
記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記チャ
ート上のパターンは、水平方向及び垂直方向に設置した
2本の平行線であり、前記記録手段は、調整データを蓄
積し、前記演算手段は、パターン間隔を読み出し、比較
を行い、また、液晶表示素子のあおりによる焦点ずれの
データから記録手段に記録されている調整データを比較
するようになっていることを特徴としている。
【0020】また、請求項11記載の発明は、請求項1
記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記撮影
手段は、撮影する画像の解像度を可変にすることが可能
になっていることを特徴としている。
【0021】また、請求項12記載の発明は、請求項1
記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記演算
手段は、コンバーゼンス調整を行う各補正システムを補
正が可能な順序で切り替えることを特徴としている。
【0022】また、請求項13記載の発明は、コンバー
ゼンス調整用の複数のテスト映像信号パターンを用意
し、色間のずれがカメラ撮影領域を外れた場合はテスト
信号を順次変化させ、撮影可能なテスト映像信号パター
ンに対応するずれ補正情報から色間のずれを検出するこ
とを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0024】図1は液晶プロジェクタの光学系の一例を
示す図である。図1の例では、液晶プロジェクタ100
は、光を出射する光源部102と、光源部102からの
光を反射して平行光を作り出すリフレクタ101と、光
の3原色のうちの1つを反射し、残りの2つを透過させ
るダイクロイックミラー103,104,113,11
4と、画像を表示する液晶表示素子105,108,1
11と、各液晶表示素子105,108,111を透過
した光を集光させる集光レンズ106,109,112
と、光を全て反射する全反射ミラー107,110と、
各液晶表示素子105,108,111を通過した各々
の光をスクリーンへ投影するための液晶プロジェクター
内レンズ115とを有している。
【0025】また、図2は本発明に係るコンバーゼンス
調整システムの構成例を示す図である。図2を参照する
と、このコンバーゼンス調整システムは、画像データを
処理するパーソナルコンピュータ300と、被試験機
(被調整機)となる液晶プロジェクタ100と、液晶プ
ロジェクタ100からの所定の画像が投影されるスクリ
ーン400と、スクリーン400に投影された画像(液
晶プロジェクタ100の投影画像)を撮影する撮影手段
(例えば、デジタルカメラ)200とを有している。
【0026】ここで、パーソナルコンピュータ300
は、画像データを記録する記録手段(メモリ)301
と、液晶表示素子の補正量を演算する演算手段(CP
U)302と、液晶プロジェクタ100へ画像を転送す
るためのI/Oインタフェース303と、コンバーゼン
ス調整状況を表示する表示部(モニタ)304と、撮影
手段(デジタルカメラ)200との通信を行うI/Oイ
ンタフェース305とを具備している。
【0027】すなわち、パーソナルコンピュータ300
には、コンバーゼンス調整を行う上で必要となる所定の
ずれ方向(例えば、水平,垂直方向)に対するずれ量を
捕捉できる輝度の異なったパターンをもつチャートを記
録した記録手段301と、撮影手段200によって撮影
された撮影画像を解析する演算手段302と、液晶プロ
ジェクタ100とのI/Oインタフェース303と、撮
影手段200とのI/Oインタフェース305と、表示
部304とが設けられている。
【0028】また、図3は撮影手段200の具体例を示
す図である。図3の例では、撮影手段200は、デジタ
ルカメラとして構成されており、デジタルカメラ200
は、光の焦点を撮像素子に結ぶためのレンズ201と、
オートフォーカス(AF)・絞り・フィルター部を含
み、メカニカルシャッタを閉じるタイミングにより露光
量を制御するメカ機構202と、レンズユニット20
1,202を介して入力した映像を電気信号(アナログ
画像データ)に変換するCCD(電荷結合素子)203
と、CCD203に対する低雑音化のための回路である
CDS(相関2重サンプリング)回路204と、CDS
回路204で低雑音化した信号のレベルを補正する可変
利得増幅器(AGCアンプ)205と、AGCアンプ2
05を介して入力したCCD203からのアナログ信号
をデジタル画像データに変換するA/D変換器206
と、A/D変換器206から入力した画像データを色差
(Cb、Cr)と輝度(Y)に分けて補正及び画像の圧
縮/伸張のためのデータ処理を施すデジタル信号処理部
であるIPP(Image Pre−Processo
r)207と、例えばJPEG準拠の画像圧縮・伸張の
一過程である直交変換を行うDCT(Discrete
Cosine Transform)208と、例え
ばJPEG準拠の画像圧縮・伸張の一過程であるハフマ
ン符号化・複合化等を行うCoder209と、圧縮し
た画像を一旦蓄えてPCカードインターフェース等(図
示せず)を介してPCカード等の記録媒体(図示せず)
への記録、あるいは記録媒体からの画像データの読み出
しを行うMCC(Memory Card Contr
oller)210と、メカ制御,画像処理等の指令を
出すカメラ内CPU211と、一時的に画像の保存,演
算データの保存を行うRAM(内部メモリ)212と、
外部の機器と通信を行うためのI/Oインタフェース2
13と、SG214と、モータードライバ215とを具
備している。
【0029】第1の実施形態 従来、コンバーゼンス調整では、液晶プロジェクタの液
晶表示素子の相対位置ずれから発生する投影画像の色間
のずれ量を精度よく測定するため、撮影手段(例えば、
カメラ等の撮像素子)を被写体面にできるだけ近づけて
撮影を行ってきた。このような撮影法では、各色のあお
り等の相対位置ずれを捕捉するために、被写体面の四方
にカメラを設置し、各カメラからの撮影画像を目視にて
確認しながら液晶表示素子を微細に動かすことで調整を
行ったり、または、複数のカメラから投影画像のデータ
を取り込み、画像データの同時処理を行なっていた。
【0030】このような調整法において、前者の仕方で
は、人や周辺環境により調整にばらつきが生じ、正確に
コンバーゼンス調整を行なうことができないという問題
がある。また、後者の仕方では、複数のカメラ設備によ
るコスト高、各カメラ及び調整機器のメンテナンスによ
る工数の増加、各カメラからのデータ処理が複雑になる
などの多くの問題が生じる。
【0031】本発明の第1の実施形態のコンバーゼンス
調整システムは、このような問題を解決するために、各
色の液晶表示素子を有している液晶プロジェクタ100
と、コンバーゼンス調整を行う上で必要となる所定のず
れ方向(例えば、水平,垂直方向)に対するずれ量を捕
捉できる輝度の異なったパターンをもつチャートを記録
した記録手段301と、前記液晶プロジェクタ100に
よって前記チャートが投影されるスクリーン400と、
スクリーン400への投影画像を撮影する撮影手段20
0と、前記記録手段301に記録されたプログラムによ
り撮影手段200によって撮影された撮影画像を解析す
る演算手段302とを有している。
【0032】具体的に、第1の実施形態では、例えば、
図2に示すように、近年、高画素,高機能化を実現した
デジタルカメラ1台を用い、このデジタルカメラで撮影
した投影画像全体のデジタルデータをパーソナルコンピ
ュータ300で処理することで、色間のずれを捕捉し、
低コストかつ簡易な構成で高精度のコンバーゼンス調整
を実現するようにしている。
【0033】図4は第1の実施形態のコンバーゼンス調
整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示
すフローチャートである。
【0034】図4を参照すると、第1の実施形態のコン
バーゼンス調整は、液晶プロジェクタ100にて投影し
た画像の全体をデジタルカメラ200で撮影し、撮影画
像の画像特性をプログラムにて読み込み、各色信号の水
平方向,垂直方向のずれ、角度のずれ、奥行き方向のず
れ、あおりによるずれを捕捉することで調整を行うよう
になっている。
【0035】すなわち、先ず、液晶プロジェクタ100
により図5のようなチャートをスクリーン400に投影
し(ステップS10)、スクリーン400に投影した画
像の全体をデジタルカメラ200で撮影する(ステップ
S11)。すなわち、スクリーン400に投影された画
像は、カメラ200のレンズ201を通過しCCD20
3上に結像し、結像した画像はCCD203により電気
信号に変換された後、A/D変換器206によりデジタ
ル画像信号に変換され、さらに、デジタル画像信号は、
IPP207において輝度信号(Y)及び色差信号(C
b,Cr)に分離され、各データとしてRAM212に
格納される。
【0036】パーソナルコンピュータ300は、RAM
212に格納された前記輝度信号(Y)の値を例えばR
S−232Cケーブルを用い、I/Oインタフェース3
05を介して記録手段301に格納する(ステップS1
2)。記録手段301に記録されているコンバーゼンス
調整プログラムは、記録手段301に格納された画像デ
ータを取得し、演算手段302は、各色間の画素数等か
ら液晶表示素子の補正量(相対位置ずれ)を演算により
導出し(ステップS13)、6軸の補正に対する移動量
を導き出し、液晶表示素子の相対位置ずれの補正を実施
する(ステップS14)。なお、ここで、6軸とは、図
6及び図25に示すように、X方向(水平方向),Y方
向(垂直方向),Z方向(奥行き方向),θ方向(傾き
方向),Rx方向(水平あおり方向),Ry方向(垂直
あおり方向)とする。以上によりコンバーゼンス調整を
実現することができる。
【0037】このように、第1の実施形態のコンバーゼ
ンス調整システムでは、簡易な調整が可能となり(調整
工数を少なくでき)、かつ単純な構成のシステムを実現
することができる。
【0038】なお、上述の例では、液晶プロジェクタに
よる投影画像の撮影機器をデジタルカメラとしたが、デ
ジタルビデオカメラでも可能である。またアナログで撮
影した場合は、A/D変換を行いデジタルデータとして
処理することも可能である。また、投影画像を常に同じ
条件で撮影するため、撮影手段であるカメラのフォーカ
ス設定を常に一定とする(固定とする)。これらは以下
の例においても同様である。
【0039】第2の実施形態 ところで、液晶プロジェクタ100の各液晶表示素子の
相対位置が水平方向及び垂直方向にずれていると、各色
に対する投影画像に同様な水平方向及び垂直方向のずれ
が生じ、投影画像がぶれたものとなってしまう。
【0040】本発明の第2の実施形態では、第1の実施
形態のコンバーゼンス調整における水平方向および垂直
方向の色ずれを補正すること(水平・垂直方向補正シス
テムを実現すること)を意図している。
【0041】このため、第2の実施形態では、第1の実
施形態の構成において、チャートのパターンとして、水
平方向,垂直方向にエッジを有するものが用いられるこ
とを特徴としている。
【0042】すなわち、第2の実施形態では、基準とな
るエッジ部の座標を各色毎に合わせ込み、液晶プロジェ
クタの各液晶表示素子の相対位置を揃えることで、液晶
表示素子の水平方向及び垂直方向に対する位置ずれを補
正するようになっている。
【0043】図7は第2の実施形態のコンバーゼンス調
整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示
すフローチャートである。
【0044】図7を参照すると、このコンバーゼンス調
整では、液晶表示素子の水平方向及び垂直方向に対する
位置ずれを補正するようになっている。すなわち、この
第2の実施形態のコンバーゼンス調整では、先ず、図8
に示すような水平方向及び垂直方向にエッジを持ったパ
ターンのチャートを、液晶プロジェクタにより3原色の
うちの1色を用いて投影する(ステップS20)。図8
の例では、始めに用いる色をR(赤)とし、R(赤)で
投影されたチャートをデジタルカメラ200にて撮影し
(ステップS21)、画像データ(投影画像)をカメラ
200内のRAM212もしくはパーソナルコンピュー
タ300内の記録手段301に取り込み(ステップS2
2)、エッジ部の画素座標を算出する(ステップS2
3)。ここで、画素座標とは、撮影画像の左上端を
(0,0)とし、水平方向をX軸に、垂直方向をY軸に
設定したものであり、1画素に対し座標が1だけ変わる
ものとする。この画素座標は、撮影するカメラの解像度
によって大きさが変化し、解像度が大きければ大きいほ
ど撮影した画像を細かく分析できる。従って、コンバー
ゼンス調整を行う上では、高画素になるほど色光のずれ
量を細かく判断でき、調整精度が向上する。エッジ部の
座標は、例えば撮影画像の輝度に着目して、輝度が大き
く変化したところの点とする。なお、いまの例では輝度
を用いているが、投影画像と同じ色レベル(RGB等)
を用いても可能である。
【0045】このようにして、R(赤)での水平方向,
垂直方向のエッジ部の画素座標を算出した後、液晶プロ
ジェクタの投影色をG(緑)に切り替えて(ステップS
24)、再度、チャートを撮影し(ステップS25)、
画像データを取得する(ステップS26)。そして、基
準色と同様に、水平方向,垂直方向のエッジ部の画素座
標を算出し(ステップS27)、求めたエッジ部の画素
座標をR(赤)使用時の画素座標と比較及び演算し(赤
色光使用時の液晶表示素子との相対位置ずれを算出し)
(ステップS28)、ずれている画素数に対応する分だ
けG(緑)の液晶表示素子の補正量から図6のX+〜X-
方向、Y+〜Y-方向へと動かして、液晶表示素子の位置
を補正する(赤色光使用時の液晶表示素子との相対位置
ずれを補正する)(ステップS29)。
【0046】次に、投影色をB(青)に切り替え、同様
に、エッジ部の画素座標を算出し、液晶表示素子の位置
を補正する。
【0047】以上により、3つの液晶表示素子の位置決
めが完了し、水平方向,垂直方向の色ずれを補正するこ
とができる(水平・垂直補正システムを実現することが
できる)。
【0048】このように、この第2の実施形態では、チ
ャートのパターンとして、水平,垂直方向にエッジを有
したものが用いられることで、液晶プロジェクタの各液
晶表示素子の水平,垂直方向の色ずれを簡易に捕捉で
き、水平,垂直方向の色ずれを補正することができる。
【0049】第3の実施形態 ところで、第2の実施形態のコンバーゼンス調整におい
て、水平,垂直方向の色ずれを補正するためには、投影
画像を3度撮影しなくてはならず、調整時間を多く費や
してしまう。すなわち、第2の実施形態のコンバーゼン
ス調整では、水平方向,垂直方向の色ずれを補正するの
に、基準画像の撮影と残り2色を用いた撮影との合計3
度の投影画像の撮影をしなくてはならず、調整時間を多
く費やしてしまうという問題がある。
【0050】この問題を解決するため、本発明の第3の
実施形態では、第1の実施形態の構成において、演算手
段302は、撮影画像上の各色の相対距離を算出可能に
なっていることを特徴としている。
【0051】図9は第3の実施形態のコンバーゼンス調
整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示
すフローチャートである。
【0052】図9を参照すると、この第3の実施形態で
は、先ず、図8に示すような水平方向,垂直方向にエッ
ジを持ったパターンのチャートを液晶プロジェクタによ
り3原色のうちの2色を用いて投影する(ステップS3
0)。例えば、始めの2色をR(赤)とG(緑)とし、
この2色を用いて投影する。そして、R(赤)及びG
(緑)の光で投影されたチャートをデジタルカメラ20
0にて撮影し(ステップS31)、画像データ(投影画
像)をカメラ200内のRAM212もしくはパーソナ
ルコンピュータ300内の記録手段301に取り込み
(ステップS32)、R(赤)及びG(緑)の例えば輝
度に着目し、一方を基準としてエッジのずれ量を算出す
る(ステップS33)。例えば、R(赤)を基準とした
場合には、R(赤)を用いた投影画像のエッジからG
(緑)を用いた投影画像のエッジまでの画素数を算出し
て、エッジのずれ量を算出する。そして、R(赤)及び
G(緑)の液晶表示素子の位置合わせをするため、ずれ
ている画素数分に対応する液晶表示素子の補正量から図
6のX+〜X-方向、Y+〜Y-方向へと液晶表示素子を動
かし、位置を補正する(ステップS34)。
【0053】次に、R(赤),G(緑)及びB(青)の
色光を用いてチャートを投影させ(ステップS35)、
同様にして、投影画像をデジタルカメラ200にて撮影
し(ステップS36)、画像データ(投影画像)をカメ
ラ200内のRAM212もしくはパーソナルコンピュ
ータ300内の記録手段301に取り込み(ステップS
37)、エッジのずれ量を算出する(ステップS3
8)。そして、B(青)の液晶表示素子の位置合わせを
するため、ずれている画素数分に対応する液晶表示素子
の補正量から図6のX+〜X-方向、Y+〜Y-方向へと液
晶表示素子を動かし、液晶表示素子の位置を補正する
(ステップS39)。
【0054】以上により、2度の撮影を行うだけで、水
平方向及び垂直方向の色ずれを補正することができる。
従って、第3の実施形態では、第2の実施形態よりも投
影画像の撮影が1回分少なくなり、短時間で水平方向,
垂直方向の色ずれを補正することができる(水平・垂直
補正システムを実現することができる)。なお、上述の
例では、2度目の投影画像の撮影で全ての色光を用いた
が、R(赤)又はG(緑)のどちらか一方とB(青)と
の2色を用いても、色ずれを補正することができる。
【0055】このように、第3の実施形態では、演算手
段302は、撮影画像上の各色の相対距離を算出可能に
なっているので、第2の実施形態よりも短時間で、水
平,垂直方向の色ずれの調整を完了することができる。
すなわち、第3の実施形態では、撮影回数を減少させ、
調整工数を低減することができる。
【0056】第4の実施形態 しかし、第3の実施形態のコンバーゼンス調整によって
も、水平方向,垂直方向の色ずれを補正するのに、2つ
の投影色を用いてエッジ部のずれ量から液晶表示素子の
ずれ量を捕捉し補正するため、投影画像を2度撮影しな
くてはならず、調整時間を多く費やしてしまう。
【0057】この問題を解決するため、本発明の第4の
実施形態では、第1の実施形態の構成において、演算手
段302は、3原色の色レベルを識別可能になっている
ことを特徴としている。
【0058】図10は第4の実施形態のコンバーゼンス
調整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を
示すフローチャートである。
【0059】図10を参照すると、この第4の実施形態
では、先ず、図8に示すような水平方向,垂直方向にエ
ッジを持ったパターンのチャートを液晶プロジェクタに
より全ての色(R,G,B)を用いて投影する(ステッ
プS40)。そして、投影画像をデジタルカメラ200
にて撮影し(ステップS41)、画像データ(投影画
像)をカメラ200内のRAM212もしくはパーソナ
ルコンピュータ300内の記録手段301に取り込み
(ステップS42)、R(赤),G(緑),B(青)の
色レベルに着目して各色の水平方向,垂直方向に対する
エッジ部の画素座標を取得する(ステップS43)。そ
して、取得した座標から1つの色を基準として各色のず
れ量を算出する。具体的に、この第4の実施形態では、
R(赤)を基準とすると、R(赤)とG(緑)、R
(赤)とB(青)の画素座標の差分を算出する。そし
て、各画素座標差分値に対応する液晶表示素子の補正量
から図6のX +〜X-方向、Y+〜Y-方向へと液晶表示素
子を動かし、液晶表示素子の位置を補正する(ステップ
S44)。
【0060】以上により、第4の実施形態では、1度の
撮影を行うだけで、水平方向及び垂直方向の色ずれを補
正することができる。すなわち、撮影画像のR(赤),
G(緑),B(青)の識別を行うことで、第3の実施形
態よりも投影画像の撮影が1回分少なくなり、短時間で
水平方向,垂直方向の色ずれを補正することができる
(水平・垂直補正システムを実現することができる)。
【0061】このように、第4の実施形態では、第3の
実施形態よりも短時間で調整を完了することができる。
すなわち、第4の実施形態では、さらに撮影回数を減少
させ、調整工数を低減することができる。
【0062】第5の実施形態 また、液晶プロジェクタの各液晶表示素子の相対位置に
傾きが生じていると、各色に対する投影画像にも同様に
傾いた色ずれが生じ、投影画像がぶれたものとなってし
まう。この第5の実施形態では、コンバーゼンス調整に
おける傾き方向の色ずれを補正することを意図してい
る。
【0063】このため、第5の実施形態では、第1の実
施形態の構成において、前記チャート上のパターンは、
水平方向又は垂直方向に伸びるエッジを有し、前記演算
手段302は、パターンの2点間の座標を導出し、導出
した座標から撮影画像の傾きを演算して、角度を補正可
能になっていることを特徴としている。すなわち、第5
の実施形態では、基準となるエッジ部の座標を各色毎に
合わせ込み、各液晶表示素子の相対位置を揃えること
で、液晶表示素子の傾きによる相対位置ずれを補正する
ようにしている。
【0064】図11は第5の実施形態のコンバーゼンス
調整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を
示すフローチャートである。
【0065】図11には、1つの色光に対する角度補正
の仕方が示されている。図11を参照すると、水平方向
又は垂直方向にエッジを持ったパターンのチャートを液
晶プロジェクタにて投影する(ステップS50)。具体
的には、例えば図12のような水平方向にエッジを持っ
たパターンのチャートを投影する。そして、投影画像を
デジタルカメラにて撮影し(ステップS51)、画像デ
ータ(投影画像)をカメラ200内のRAM212もし
くはパーソナルコンピュータ300内の記録手段301
に取り込む(ステップS52)。そして、図13のD
1,D2の画素座標(エッジの両端の座標)を算出し
(ステップS53)、エッジの傾きθを算出する(ステ
ップS54)。具体的に、図13のD1の座標を
(X1,Y1)、D2の座標を(X2,Y2)とすると、投
影画像の傾きθは次式によって求められる。
【0066】
【数1】θ=tan-1((Y2−Y1)/(X2−X1))
【0067】このようにして、各色光の傾きを算出し、
各々算出した角度分だけ図6のθ+〜θ-方向へと液晶表
示素子を回転することで、傾き方向の色ずれを補正する
ことができる(ステップS55)。
【0068】以上により、第5の実施形態では、水平方
向又は垂直方向にエッジを有したパターンのチャートを
用い、撮影画像の各色光によるエッジ部の座標から撮影
画像の傾きを演算し、液晶表示素子の傾きを補正するこ
とができる(角度補正システムを実現することができ
る)。
【0069】なお、上記の調整は、第2の実施形態のよ
うにR(赤),G(緑),B(青)それぞれの液晶表示
素子を1つずつ補正しても良いし、あるいは、第3の実
施形態のように1つの色光を基準として相対の傾きを補
正しても良いし、あるいは、第4の実施形態のように各
色レベルを検知して、1度の撮影ですべての液晶表示素
子の傾きを補正するようにしても良い。
【0070】このように、この第5の実施形態では、液
晶プロジェクタの液晶表示素子の傾き方向の色ずれを容
易に調整することができる。
【0071】第6の実施形態 また、液晶プロジェクタの各液晶表示素子の相対距離が
異なってしまうと、各色に対する投影画像の拡大率に違
いが生じ、投影画像がぶれたものとなってしまう。この
第6の実施形態では、コンバーゼンス調整において、奥
行き方向の色ずれを補正することを意図している。
【0072】このため、第6の実施形態では、第1の実
施形態の構成において、前記チャート上のパターンは、
水平方向又は垂直方向に設置された2本の平行線であ
り、前記演算手段302は、パターン間隔を読み出し、
各色光の間隔と比較することで、奥行き方向の色ずれの
補正値を導き出すことを特徴としている。すなわち、第
6の実施形態では、基準距離を各色毎に合わせ込み、各
液晶表示素子の相対距離を揃えるようにしている。
【0073】図14は第6の実施形態のコンバーゼンス
調整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を
示すフローチャートである。
【0074】図14には、1つの色光に対する奥行き方
向相対距離補正の仕方が示されている。図14を参照す
ると、水平方向又は垂直方向に設置された2本以上の平
行線を持ったパターンのチャートを液晶プロジェクタに
て投影する(ステップS60)。具体的には、例えば図
15のような垂直方向に向いた2本の平行線を持ったパ
ターンのチャートを投影する。そして、投影画像をデジ
タルカメラ200にて撮影し(ステップS61)、画像
データ(投影画像)をカメラ200内のRAM212も
しくはパーソナルコンピュータ300内の記録手段30
1に取り込む(ステップS62)。そして、平行線間隔
を算出する(ステップS63)。具体的には、図15の
2点,すなわち、D3(X3,Y3)とD4(X4,Y3
との間隔Lを次式のように算出する。
【0075】
【数2】L=X4−X3
【0076】そして、全ての色光に対して各々の距離L
が等しくなるように、図6のZ+〜Z-方向に液晶表示素
子を動かし補正することで、液晶表示素子間の相対位置
ずれを補正することができる(ステップS64)。
【0077】以上により、第6の実施形態では、水平方
向又は垂直方向に伸びた2本以上の平行線を持ったパタ
ーンのチャートを用い、撮影画像の各色光による平行線
間の画素数から撮影画像までの距離を演算し、各液晶表
示素子間の相対距離を補正することができる(奥行き方
向相対距離補正システムを実現することができる)。
【0078】なお、上記の調整は、第2の実施形態のよ
うにR(赤),G(緑),B(青)それぞれの液晶表示
素子を1つずつ補正しても良いし、あるいは、第3の実
施形態のように1つの色光を基準として相対の傾きを補
正しても良いし、あるいは、第4の実施形態のように各
色レベルを検知して、1度の撮影ですべての液晶表示素
子の傾きを補正するようにしても良い。
【0079】このように、第6の実施形態では、液晶プ
ロジェクタの液晶表示素子の奥行き方向の色ずれを容易
に調整することができる。
【0080】第7の実施形態 また、液晶プロジェクタの各液晶表示素子にあおりが生
じていると、各色に対する投影画像に同様なあおりが生
じ、歪んだ画像となってしまう。この第7の実施形態で
は、コンバーゼンス調整において、あおりによる色ずれ
を補正することを意図している。
【0081】このため、第7の実施形態では、第1の実
施形態の構成において、前記チャート上のパターンは、
水平方向及び垂直方向に設置された2本の平行線であ
り、前記演算手段302は平行線の間隔を読み出し、比
較することで、あおりによる色ずれの補正値を導き出す
ことを特徴としている。すなわち、第7の実施形態で
は、撮影画像の両端の平行線間距離を求めて、あおりを
捕捉し、各液晶表示素子のあおりによる投影画像の歪み
を補正するようにしている。
【0082】図16は第7の実施形態のコンバーゼンス
調整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を
示すフローチャートである。
【0083】図16には、1つの色光に対する水平方向
のあおり補正の仕方が示されている。図16を参照する
と、水平方向及び垂直方向に設置した2本以上の平行線
を持ったパターンのチャート(図17のようなチャー
ト)を液晶プロジェクタにて投影する(ステップS7
0)。そして、投影画像をデジタルカメラ200にて撮
影し(ステップS71)、カメラ200内のRAM21
2もしくはパーソナルコンピュータ300内の記録手段
301に画像データ(投影画像)を取り込む(ステップ
S72)。そして、あおりを補正する。
【0084】ここで、水平方向のあおりを補正する場合
には、図17の2点、例えば点D5(X5,Y5),点D
7(X7,Y7)のY座標の差分LD7と、例えば点D5
(X5,Y5)、点D11(X11,Y11)のX座標の差分
D11とを次式のように算出する(ステップS73)。
【0085】
【数3】LD7=Y7−Y5D11=Y11−Y5
【0086】なお、あおりがない場合の点D5,D7間
のY座標の差分L’D7と点D5,D11間のX座標の差
分L’D11との比率αを予め求めておく。比率αを求め
る方法としては、実際のチャートを用いて、点D5,D
7間のY座標の長さと、点D5,D11間のX座標の長
さとから次式のようにして比率αを算出する。
【0087】
【数4】α=L’D7/L’D11
【0088】数4のようにしてすでに求めてある比率α
から、撮影画像に水平方向のあおりがない場合のLD11
を、次式のように算出する(ステップS74)。
【0089】
【数5】LD11=LD7/α
【0090】次いで、液晶表示素子をRx+またはRx-
方向に角度θだけ傾け、水平方向のあおりを補正する
(ステップS75,S76)。
【0091】すなわち、図18より、補正値θを次式の
ように算出する。
【0092】
【数6】θ=cos-1(αLD11/LD7
【0093】そして、液晶表示素子をRx+方向又はR
-方向へ補正量θだけ移動させることで、水平方向の
あおりを補正することができる(ステップS76)。た
だし、上記のあおり補正は、水平方向のずれ、傾きによ
るずれ、垂直方向のあおりがない場合に限定される。
【0094】また、垂直方向のあおりを補正する場合
は、上述した水平方向のあおりの補正の場合と同様に、
先ず、図17の2点、例えば点D5(X5,Y5),点D
7(X 7,Y7)のY座標の差分LD7と、例えば点D5
(X5,Y5),点D11(X11,Y11)のX座標の差分
D11とを算出する。
【0095】あおりがない場合の比率αから、撮影画像
に垂直方向にあおりがない場合のL D7は、次式のように
なるはずである。
【0096】
【数7】LD7=αLD11
【0097】次いで、液晶表示素子をRy+方向又はR
-方向に角度θだけ傾け、垂直方向のあおりを補正す
る。
【0098】すなわち、図19より、補正値θを次式の
ように算出する。
【0099】
【数8】θ=cos-1(LD7/αLD11
【0100】そして、液晶表示素子を補正量θだけ移動
させることで、垂直方向のあおりを補正することができ
る。ただし、上記のあおり補正は、水平方向のずれ、傾
きによるずれ、水平方向のあおりがない場合に限定され
る。
【0101】以上により、第7の実施形態では、垂直方
向及び水平方向に設置した2本以上の平行線を持ったパ
ターンのチャートを用い、各色光による平行線間の各々
の画素数からあおりの状態を演算し、各液晶表示素子の
傾きを補正することができる(あおり補正システムを実
現することができる)。
【0102】なお、上記の調整は、液晶表示素子を1つ
ずつ調整しても良いし、撮影された光の色が判断できる
のであれば、液晶プロジェクタから全ての色を発光し、
1度の撮影で全てのあおりを捕捉し、補正することもで
きる。
【0103】このように、第7の実施形態では、液晶プ
ロジェクタの液晶表示素子のあおりによる色ずれを容易
に調整することができる。
【0104】第8の実施形態 上述した第7の実施形態のあおり補正では、水平方向の
補正において垂直方向のあおりが無いことが前提であ
る。また、垂直方向の補正では水平方向のあおりが無い
ことが前提である。従って、水平方向及び垂直方向の両
方にあおりがある場合、第7の実施形態では補正を行う
ことができない。
【0105】この問題を解決するため、第8の実施形態
では、第1の実施形態の構成において、演算手段302
は、液晶プロジェクタの液晶表示素子のあおりによる焦
点ずれから投影画像の色ずれを補正することを特徴とし
ている。
【0106】図20は第8の実施形態のコンバーゼンス
調整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を
示すフローチャートである。
【0107】図20には、1つの色光に対する水平方向
のあおり補正の仕方が示されている。図20を参照する
と、第7の実施形態と同様に、水平方向及び垂直方向に
設置した2本の平行線を持ったパターンのチャートを液
晶プロジェクタにて投影する(ステップS80)。そし
て、投影画像をデジタルカメラ200にて撮影し(ステ
ップS81)、カメラ200内のRAM212もしくは
パーソナルコンピュータ300内の記録手段301に画
像データ(投影画像)を取り込む(ステップS82)。
そして、あおりを補正する。
【0108】ここで、水平方向のあおりを補正する場合
には、図17の平行線上の2点、例えば、点D9又は点
D10と点D11又は点D12との焦点の度合いを確認
(測定)することで、あおりによる液晶表示素子のずれ
を測定する(ステップS83)。ここで、焦点の度合い
は次のように測定する。すなわち、まず、エッジに対し
て輝度もしくは色レベル等を取得し、取得した分布デー
タを微分して変化率を求める。変化率が最も大きい値を
Pとすると、Pが大きい場合は焦点が良く合っており、
逆にPが小さいと焦点が合っていないといえる。従っ
て、2点である点D9又は点D10と点D11又は点D
12の焦点が最も大きくなるように液晶表示素子をRx
+方向又はRx-方向へ動作させ、あおりによる水平方向
の画像の歪みを補正する(ステップS84)。
【0109】また、垂直方向のあおりを補正する場合
は、2点である点D5又は点D6と点D7又は点D8の
焦点を測定し、変化率Pが最大となるように液晶表示素
子をRy+方向又はRy-方向へ動作させ、あおりによる
垂直方向の画像の歪みを補正する。
【0110】以上により、この第8の実施形態では、図
17のように垂直方向及び水平方向に設置した2本以上
の平行線を持ったパターンのチャートを用い、撮影画像
両端部のエッジから焦点の度合いを算出し、あおりの状
態を捕捉することができる(あおり補正システムを実現
することができる)。すなわち、この第8の実施形態で
は、あおりを補正するのと同時に、各液晶表示素子の相
対距離をも補正することができる。
【0111】このように、第8の実施形態では、水平方
向及び垂直方向の両方にあおりがあったとしても、あお
り補正を容易に行うことができる。
【0112】第9の実施形態 上述した第8の実施形態のあおり補正では、あおりを補
正するまで何度も投影画像の撮影及び焦点のずれ量を計
算しなくてはならず、調整時間を多く費やしてしまう。
【0113】この問題を解決するため、第9の実施形態
では、第8の実施形態の構成において、記録手段301
は、調整データを記録(蓄積)し、演算手段302は、
取得した焦点ずれのデータから記録手段301に記録さ
れている調整データを比較することを特徴としている。
【0114】すなわち、第9の実施形態では、カメラ2
00内のRAM212もしくはパーソナルコンピュータ
300内の記録手段301に、焦点ずれデータと液晶表
示素子の補正移動量を蓄積するか、あるいは、焦点ずれ
データと液晶表示素子の補正移動量との関係式を記録し
ておき、あおり補正時に取得した焦点のずれデータから
記録手段301に蓄積しておいた補正移動量を導出し
て、あおりの補正を実施することで、調整時間を短縮し
ている。
【0115】図21は第9の実施形態のコンバーゼンス
調整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を
示すフローチャートである。
【0116】図21には、1つの色光に対する水平方向
のあおり補正の仕方が示されている。図21を参照する
と、まず、水平方向及び垂直方向に設置した2本の平行
線を持ったパターンのチャートを液晶プロジェクタにて
投影する(ステップS90)。そして、投影画像をデジ
タルカメラ200にて撮影し(ステップS91)、カメ
ラ200内のRAM212もしくはパーソナルコンピュ
ータ300内の記録手段301に画像データ(投影画
像)を取り込む(ステップS92)。そして、あおりを
補正する。
【0117】ここで、水平方向のあおりを補正する場合
には、図17の平行線上の2点、例えば、点D9又は点
D10と点D11又は点D12との焦点の度合い(状
態)を確認(測定)することで、あおりによる液晶表示
素子のずれを測定する(ステップS83)。ここで、焦
点の度合いの測定は、第8の実施形態と同様にしてなさ
れる。すなわち、画像データの変化率Pを取得し、カメ
ラ200内のRAM212もしくはパーソナルコンピュ
ータ300内の記録手段301に蓄積した変化率Pのデ
ータと液晶表示素子の補正移動量の関係から補正量を取
得し(ステップS94)、液晶表示素子を移動させ、あ
おりによる投影画像の水平方向の歪みを補正する(ステ
ップS95)。
【0118】また、垂直方向のあおりを補正する場合
は、図17の平行線上の2点、例えば、点D5又は点D
6と点D7又はD8との焦点の度合い(状態)を確認す
るため、同様に、変化率Pを取得し、取得した変化率P
と液晶表示素子の補正移動量の関係から液晶表示素子を
移動させ、あおりによる投影画像の垂直方向の歪みを補
正する。
【0119】このように、第9の実施形態では、撮影画
像の焦点の状態を取得し、蓄積してきた補正データから
液晶表示素子の補正値を算出することで、第8の実施形
態の場合よりも短時間で調整(あおり補正)を行うあお
り補正システムを実現することができる。また、第9の
実施形態においても、第8の実施形態と同様に、あおり
を補正するのと同時に、各液晶表示素子の相対距離をも
補正することができる。
【0120】第10の実施形態 第8,第9の実施形態のあおり補正(あおり補正システ
ム)では、焦点の状況から取得した変化率Pだけではあ
おりが生じている方向(Rx+方向又はRx-方向、Ry
+方向又はRy-方向)がわからないという問題がある。
このように、第8,第9の実施形態のあおり補正では、
あおりの方向がわからなく、あおり補正を実施するに
は、あおりの方向を1度確認しなければならないという
問題がある。
【0121】この問題を解決するため、第10の実施形
態では、第1の実施形態の構成において、チャート上の
パターンは、水平方向及び垂直方向に設置した2本の平
行線であり、記録手段301は、調整データを記録(蓄
積)し、前記演算手段302は、パターン間隔を読み出
し、比較を行い、また、液晶プロジェクタの液晶表示素
子のあおりによる焦点ずれのデータから記録手段301
に記録されている調整データを比較することを特徴とし
ている。
【0122】すなわち、第10の実施形態では、一旦撮
影画像の両端の長さを測り、液晶表示素子がどちらに傾
いているかを解析した後、第9の実施形態と同様に焦点
ずれデータと液晶表示素子の補正移動量を取得するよう
にしている。
【0123】図22は第10の実施形態のコンバーゼン
ス調整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例
を示すフローチャートである。
【0124】図22には、1つの色光に対する水平方向
のあおり補正の仕方が示されている。図22を参照する
と、第8,第9の実施形態と同様に、水平方向及び垂直
方向に設置した2本の平行線を持ったパターンのチャー
トを液晶プロジェクタにて投影する(ステップS10
0)。そして、投影画像をデジタルカメラ200にて撮
影し(ステップS101)、カメラ200内のRAM2
12もしくパーソナルコンピュータ300内の記録手段
301に画像データ(投影画像)を取り込む(ステップ
S102)。そして、あおりを補正する。
【0125】ここで、水平方向のあおりを補正する場合
には、図17の平行線上の2点、例えば、点D9又は点
D10と点D11又は点D12との焦点の度合い(状
態)を確認することで、あおりによる液晶表示素子のず
れを測定する(ステップS103)。ここで、焦点の度
合いの測定は、次のようになされる。すなわち、画像デ
ータの変化率Pを取得し、カメラ200内のRAM21
2もしくはパーソナルコンピュータ300内の記録手段
301に蓄積した変化率Pのデータと液晶表示素子の補
正移動量の関係から補正量を取得する(ステップS10
4)。現時点ではあおりの方向がRx+方向であるかR
-方向であるかがわからないため、LD7、LD8の大小
関係を導いておく(ステップS105)。そして、LD7
>LD8の場合はRx+方向へ(ステップS106)、ま
た、LD7<LD8の場合はRx-方向へ(ステップS10
7)、液晶表示素子を動作させることで、あおりによる
水平方向の歪みを補正することができる。また、LD7
D8の場合はRx+方向もしくはRx-方向に液晶表示素
子を動作させ(ステップS108)、再度、ステップS
101に戻り、デジタルカメラ200にて投影画像を撮
影する。
【0126】また、垂直方向のあおりを補正する場合
は、2点である点D5又は点D6と点D7又は点D8の
焦点の度合い(状態)を確認するため、同様に変化率P
を取得し、取得した変化率Pと液晶表示素子の補正移動
量の関係から液晶表示素子を動作させ、あおりによる投
影画像の垂直方向の歪みを補正する。なお、この場合
も、水平方向の補正の場合と同様に、あおりの方向がR
+方向であるかRy-方向であるかがわからないため、
D11、LD12の大小関係を導いておく。そして、L D11
>LD12の場合はRy+方向へ、LD7<LD8の場合はRy
-方向へ、液晶表示素子を動作させることで、あおりに
よる水平方向の歪みを補正することができる。
【0127】以上により、垂直方向及び水平方向に設置
した2本以上の平行線を持ったパターンのチャートから
あおりの方向を導き出し、撮影画像の焦点の状態を取得
し、蓄積してきた補正データから液晶表示素子の補正値
を算出するあおり補正システムを実現することができ
る。なお、第10の実施形態においても、第8,第9の
実施形態と同様に、あおりを補正するのと同時に、各液
晶表示素子の相対距離をも補正することができる。
【0128】このように、第10の実施形態によれば、
第8,第9の実施形態では導き出せなかったあおりの方
向を識別できるので、再度あおり方向を確認するという
ことが無く、調整時間を短縮できる。
【0129】第11の実施形態 第1〜第10の実施形態において、投影画像が撮影範囲
から大きくぶれていた場合、画像データ取得ラインが狙
いとするエッジ部とは異なったラインを走査してしまう
恐れがある。
【0130】この問題を解決するため、第11の実施形
態では、第1の実施形態の構成において、前記撮影手段
200は、撮影する画像の解像度を可変にすることが可
能になっていることを特徴としている。
【0131】図23は第11の実施形態のコンバーゼン
ス調整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例
を示すフローチャートである。
【0132】図23を参照すると、液晶プロジェクタに
てチャートを投影した後(ステップS110)、撮影手
段であるデジタルカメラ200の撮影解像度を切り替え
る。具体的には、例えば、始めに、短時間でデータの収
集及び解析ができる低解像度で投影画像を撮影し(ステ
ップS111)、カメラ200内のRAM212もしく
はパーソナルコンピュータ300内の記録手段301に
画像データ(投影画像)を取り込む(ステップS11
2)。
【0133】そして、画像データからチャートのパター
ンの大枠を捕捉し、各補正システムの走査ライン始点座
標を確認する(ステップS113)。具体的には、予め
設定してある走査ライン始点座標に問題があるか否かを
判断する(狙いとするエッジ部のデータ取得が可能か否
かを判断する)。この結果、狙いとするエッジ部のデー
タ取得が可能でない場合は、高解像度時の走査ラインに
狙いとするエッジが入り込むように走査ライン始点座標
の再設定を行う(ステップS114)。
【0134】次に、デジタルカメラ200により高解像
度で投影画像の撮影を行い(ステップS115)、カメ
ラ200内のRAM212もしくはパーソナルコンピュ
ータ300内の記録手段301に画像データ(投影画
像)を取り込む(ステップS116)。各補正システム
の走査ラインの始点座標は、低解像度時に撮影した画像
データから狙いとするポイントを横切れるような場所に
設定されているので、各補正システムで必要となる画像
ラインデータを取り損ねることはない。最後に、取得し
たデータから各補正システムにより液晶表示素子の相対
位置ずれを算出し(ステップS117)、液晶表示素子
の相対位置ずれを補正する(ステップS118)。
【0135】以上により、デジタルカメラの低解像度設
定及び高解像度設定の2度の撮影を行い、各補正システ
ムの走査ライン始点座標を補正し、狙いとするエッジ部
の座標を取得できる解像度変動システムを実現すること
ができる。
【0136】このように、第11の実施形態では、第1
〜第10の実施形態よりも的確に走査ラインを捕捉して
各種液晶表示素子の補正を行うことができる。
【0137】第12の実施形態 第1の実施形態のコンバーゼンス調整において、各補正
方向の色ずれは相互作用しているため、補正手順により
コンバーゼンスの調整が正確に行えないという問題が生
じる。例えば、水平方向,垂直方向の補正(水平,垂直
方向補正システム)を始めに実施したとすると、液晶表
示素子の傾きによるずれで、水平方向,垂直方向の補正
を適切に行えない。また、傾きを補正するために、角度
の補正(角度補正システム)を始めに実施したとする
と、液晶表示素子のあおりによって液晶表示素子の傾き
補正を適切に行えない。
【0138】そこで、第12の実施形態では、第1の実
施形態の構成において、演算手段302は、コンバーゼ
ンス調整を行う各補正システムを補正が可能な順序で切
り替えることを特徴としている。すなわち、第12の実
施形態では、演算手段302は、各補正システムの順列
並び替えを行い、また、各補正システムにて補正が必要
無いとわかった場合、その補正システムをスキップし、
次の補正システムへと移行するようになっている。
【0139】図24は第12の実施形態のコンバーゼン
ス調整システムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例
を示すフローチャートである。
【0140】図24には、単純な構成で、精度が良く、
また、工数の少ないコンバーゼンス調整の一例が示され
ている。図24を参照すると、先ず、水平方向及び垂直
方向に設置した2本の平行線を持ったパターンのチャー
トを液晶プロジェクタにて投影する(ステップS12
0)。そして、投影画像をデジタルカメラ200にて撮
影し(ステップS121)、カメラ200内のRAM2
12もしくはパーソナルコンピュータ300内の記録手
段301に画像データ(投影画像)を取り込む(ステッ
プS122)。次に、図17の4点、すなわち、点D5
(X5,Y5),点D6(X6,Y6),点D7(X7
7),点D8(X8,Y8)の座標を算出する(ステッ
プS123)。そして、点D5のY座標Y5と点D6の
Y座標Y6の値を比較し、また、点D5,点D7間のY
座標差分値LD7と点D6,点D8間のY座標差分値LD8
とを比較し、次式(数9)の条件に合えば、あおり補正
システムをスキップし、奥行き方向相対距離補正システ
ムを実施する(ステップS124)。
【0141】
【数9】Y5=Y6D7=LD8
【0142】数9の条件に合わない場合は、第10の実
施形態のあおり補正システムを実施し(ステップS12
5)、次に、傾き補正システムを実施する(ステップS
126)。両条件において、最後に水平・垂直補正シス
テムを実施することで、コンバーゼンス調整は完了する
(ステップS127)。
【0143】このように、液晶表示素子のある補正項目
を実施する必要が無いとわかった場合、補正システムの
順列組み合わせを変更し、簡易で、工数の少なく、精度
の良いコンバーゼンス調整を実施することができる。
【0144】すなわち、第12の実施形態では、あらゆ
る方向に各液晶表示素子の相対位置がずれていたとして
も、単純な構成で、容易に補正することができ、また、
調整項目に対して取捨選択ができるため調整工数を小さ
くできる。
【0145】第13の実施形態 本発明の第13の実施形態では、コンバーゼンス調整用
の複数のテスト映像信号パターンを用意し、色間のずれ
がカメラ撮影領域を外れた場合はテスト信号を順次変化
させ撮影可能なテスト映像信号パターンに対応するずれ
補正情報から色間のずれを検出することを特徴としてい
る。
【0146】この第13の実施形態のコンバーゼンス調
整では、ずれの大きさにかかわらずに、高精度かつ容易
にずれを検出することができ、液晶プロジェクタにおけ
るコンバーゼンス調整の精度を大いに高めることができ
る。
【0147】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項12記載の発明によれば、各色の液晶表示素子を有
している液晶プロジェクタと、コンバーゼンス調整を行
う上で必要となる所定のずれ方向に対するずれ量を捕捉
できる輝度の異なったパターンをもつチャートを記録し
た記録手段と、前記液晶プロジェクタによって前記チャ
ートが投影されるスクリーンと、スクリーンへの投影画
像を撮影する撮影手段と、撮影手段によって撮影された
撮影画像を解析する演算手段とを有しているので、ずれ
量の大きさにかかわらずに、ずれを容易且つ高精度に検
出することができ、精度よくコンバーゼンス調整を行な
うことが可能となり、この場合にも、簡易な調整が可能
で(調整工数を少なくでき)、かつ単純な構成にするこ
とができる。
【0148】特に、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、チャ
ートのパターンとして、水平方向,垂直方向にエッジを
有するものが用いられるので、液晶プロジェクタの各液
晶表示素子の水平,垂直方向の色ずれを簡易に捕捉で
き、水平,垂直方向の色ずれを補正することができる。
【0149】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記
演算手段は、撮影画像上の各色の相対距離を算出可能に
なっているので、より短時間で、水平,垂直方向の色ず
れの調整を完了することができる。
【0150】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記
演算手段は、3原色の色レベルを識別可能になっている
ので、より一層短時間で、水平,垂直方向の色ずれの調
整を完了することができる。
【0151】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記
チャート上のパターンは、水平方向又は垂直方向に伸び
るエッジを有しており、前記演算手段は、パターンの2
点間の座標を導出し、導出した座標から撮影画像の傾き
を演算するようになっているので、液晶プロジェクタの
液晶表示素子の傾き方向の色ずれを容易に調整すること
ができる。
【0152】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記
チャート上のパターンは、水平方向又は垂直方向に設置
された2本の平行線であり、前記演算手段は、パターン
間隔を読み出し、各色光の間隔と比較することで、奥行
き方向の色ずれの補正値を導き出すようになっているの
で、液晶プロジェクタの液晶表示素子の奥行き方向の色
ずれを容易に調整することができる。
【0153】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記
チャート上のパターンは、水平方向及び垂直方向に設置
された2本の平行線であり、前記演算手段は、平行線の
間隔を読み出し、比較することで、色ずれの補正値を導
き出すようになっているので、液晶プロジェクタの液晶
表示素子のあおりによる色ずれを容易に調整することが
できる。
【0154】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記
演算手段は、液晶プロジェクタの液晶表示素子のあおり
による焦点ずれから投影画像の色ずれを補正するように
なっているので、水平方向及び垂直方向の両方にあおり
があったとしても、あおり補正を容易に行うことができ
る。
【0155】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前記
記録手段は、調整データを蓄積し、前記演算手段は、取
得した焦点ずれのデータから記録手段に記録されている
調整データを比較するようになっているので、より短時
間で調整(あおり補正)を行うあおり補正システムを実
現することができる。
【0156】また、請求項10記載の発明によれば、請
求項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前
記チャート上のパターンは、水平方向及び垂直方向に設
置した2本の平行線であり、前記記録手段は、調整デー
タを蓄積し、前記演算手段は、パターン間隔を読み出
し、比較を行い、また、液晶表示素子のあおりによる焦
点ずれのデータから記録手段に記録されている調整デー
タを比較するようになっているので、再度あおり方向を
確認するということが無く、調整時間を短縮できる。
【0157】また、請求項11記載の発明によれば、請
求項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前
記撮影手段は、撮影する画像の解像度を可変にすること
が可能になっているので、的確に走査ラインを捕捉して
各種液晶表示素子の補正を行うことができる。
【0158】また、請求項12記載の発明によれば、請
求項1記載のコンバーゼンス調整システムにおいて、前
記演算手段は、コンバーゼンス調整を行う各補正システ
ムを補正が可能な順序で切り替えるので、あらゆる方向
に各液晶表示素子の相対位置がずれていたとしても、単
純な構成で、容易に補正することができ、また、調整項
目に対して取捨選択ができるため調整工数を小さくでき
る。
【0159】また、請求項13記載の発明によれば、コ
ンバーゼンス調整用の複数のテスト映像信号パターンを
用意し、色間のずれがカメラ撮影領域を外れた場合はテ
スト信号を順次変化させ、撮影可能なテスト映像信号パ
ターンに対応するずれ補正情報から色間のずれを検出す
るので、ずれの大きさにかかわらずに、高精度かつ容易
にずれを検出することができ、液晶プロジェクタにおけ
るコンバーゼンス調整の精度を大いに高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶プロジェクタの光学系の一例を示す図であ
る。
【図2】本発明に係るコンバーゼンス調整システムの構
成例を示す図である。
【図3】撮影手段の具体例を示す図である。
【図4】第1の実施形態のコンバーゼンス調整システム
におけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフローチ
ャートである。
【図5】チャートの一例を示す図である。
【図6】液晶表示素子のずれ方向を示す図である。
【図7】第2の実施形態のコンバーゼンス調整システム
におけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフローチ
ャートである。
【図8】チャートの一例を示す図である。
【図9】第3の実施形態のコンバーゼンス調整システム
におけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフローチ
ャートである。
【図10】第4の実施形態のコンバーゼンス調整システ
ムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図11】第5の実施形態のコンバーゼンス調整システ
ムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図12】チャートの一例を示す図である。
【図13】液晶表示素子が傾いている場合の投影画像を
示す図である。
【図14】第6の実施形態のコンバーゼンス調整システ
ムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図15】チャートの一例を示す図である。
【図16】第7の実施形態のコンバーゼンス調整システ
ムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図17】チャートの一例を示す図である。
【図18】水平方向のあおり補正角度の算出を説明する
ための図である。
【図19】垂直方向のあおり補正角度の算出を説明する
ための図である。
【図20】第8の実施形態のコンバーゼンス調整システ
ムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図21】第9の実施形態のコンバーゼンス調整システ
ムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図22】第10の実施形態のコンバーゼンス調整シス
テムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図23】第11の実施形態のコンバーゼンス調整シス
テムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図24】第12の実施形態のコンバーゼンス調整シス
テムにおけるコンバーゼンス調整動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図25】液晶表示素子のずれ方向を示す図である。
【符号の説明】
100 液晶プロジェクタ 101 リフレクタ 102 光源部 103 ダイクロイックミラー 104 ダイクロイックミラー 105 液晶表示素子 106 集光レンズ 107 全反射ミラー 108 液晶表示素子 109 集光レンズ 110 全反射ミラー 111 液晶表示素子 112 集光レンズ 113 ダイクロイックミラー 114 ダイクロイックミラー 115 液晶プロジェクター内レンズ 200 撮影手段 200 撮影手段 300 パーソナルコンピュータ 301 記録手段 302 演算手段 303 I/Oインタフェース 304 表示部 305 I/Oインタフェース 201 レンズ 202 メカ機構 203 CCD 204 CDS(相関2重サンプリング)回路 205 AGCアンプ 206 A/D変換器 207 IPP 208 DCT 209 Coder 210 MCC 211 CPU 212 RAM 213 I/Oインタフェース 214 SG 215 モータードライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 17/04 H04N 17/04 B Fターム(参考) 2H093 NC24 ND17 ND60 NE06 NG02 2K103 AA01 AA05 AA16 AB06 BB02 BB06 BC09 CA32 CA41 5C060 BC05 BE05 BE10 CG08 GA02 GB03 GB04 GB06 GD04 HC09 HC21 JA01 JA13 JA20 5C061 EE03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色の液晶表示素子を有している液晶プ
    ロジェクタと、コンバーゼンス調整を行う上で必要とな
    る所定のずれ方向に対するずれ量を捕捉できる輝度の異
    なったパターンをもつチャートを記録した記録手段と、
    前記液晶プロジェクタによって前記チャートが投影され
    るスクリーンと、スクリーンへの投影画像を撮影する撮
    影手段と、撮影手段によって撮影された撮影画像を解析
    する演算手段とを有していることを特徴とするコンバー
    ゼンス調整システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シス
    テムにおいて、チャートのパターンとして、水平方向,
    垂直方向にエッジを有するものが用いられることを特徴
    とするコンバーゼンス調整システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シス
    テムにおいて、前記演算手段は、撮影画像上の各色の相
    対距離を算出可能になっていることを特徴とするコンバ
    ーゼンス調整システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シス
    テムにおいて、前記演算手段は、3原色の色レベルを識
    別可能になっていることを特徴とするコンバーゼンス調
    整システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シス
    テムにおいて、前記チャート上のパターンは、水平方向
    又は垂直方向に伸びるエッジを有しており、前記演算手
    段は、パターンの2点間の座標を導出し、導出した座標
    から撮影画像の傾きを演算するようになっていることを
    特徴とするコンバーゼンス調整システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シス
    テムにおいて、前記チャート上のパターンは、水平方向
    又は垂直方向に設置された2本の平行線であり、前記演
    算手段は、パターン間隔を読み出し、各色光の間隔と比
    較することで、奥行き方向の色ずれの補正値を導き出す
    ようになっていることを特徴とするコンバーゼンス調整
    システム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シス
    テムにおいて、前記チャート上のパターンは、水平方向
    及び垂直方向に設置された2本の平行線であり、前記演
    算手段は、平行線の間隔を読み出し、比較することで、
    色ずれの補正値を導き出すようになっていることを特徴
    とするコンバーゼンス調整システム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シス
    テムにおいて、前記演算手段は、液晶プロジェクタの液
    晶表示素子のあおりによる焦点ずれから投影画像の色ず
    れを補正するようになっていることを特徴とするコンバ
    ーゼンス調整システム。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シス
    テムにおいて、前記記録手段は、調整データを蓄積し、
    前記演算手段は、取得した焦点ずれのデータから記録手
    段に記録されている調整データを比較するようになって
    いることを特徴とするコンバーゼンス調整システム。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シ
    ステムにおいて、前記チャート上のパターンは、水平方
    向及び垂直方向に設置した2本の平行線であり、前記記
    録手段は、調整データを蓄積し、前記演算手段は、パタ
    ーン間隔を読み出し、比較を行い、また、液晶表示素子
    のあおりによる焦点ずれのデータから記録手段に記録さ
    れている調整データを比較するようになっていることを
    特徴とするコンバーゼンス調整システム。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シ
    ステムにおいて、前記撮影手段は、撮影する画像の解像
    度を可変にすることが可能になっていることを特徴とす
    るコンバーゼンス調整システム。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のコンバーゼンス調整シ
    ステムにおいて、前記演算手段は、コンバーゼンス調整
    を行う各補正システムを補正が可能な順序で切り替える
    ことを特徴とするコンバーゼンス調整システム。
  13. 【請求項13】 コンバーゼンス調整用の複数のテスト
    映像信号パターンを用意し、色間のずれがカメラ撮影領
    域を外れた場合はテスト信号を順次変化させ、撮影可能
    なテスト映像信号パターンに対応するずれ補正情報から
    色間のずれを検出することを特徴とするコンバーゼンス
    調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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