JP2003264814A - 動画店頭配布システム - Google Patents

動画店頭配布システム

Info

Publication number
JP2003264814A
JP2003264814A JP2002061321A JP2002061321A JP2003264814A JP 2003264814 A JP2003264814 A JP 2003264814A JP 2002061321 A JP2002061321 A JP 2002061321A JP 2002061321 A JP2002061321 A JP 2002061321A JP 2003264814 A JP2003264814 A JP 2003264814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving image
information
distribution
store
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002061321A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4803780B2 (ja
Inventor
Atsushi Nishizawa
淳 西澤
Sojiro Nakamura
聡二郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAKAWAKI TAKESHI
Original Assignee
NAKAWAKI TAKESHI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAKAWAKI TAKESHI filed Critical NAKAWAKI TAKESHI
Priority to JP2002061321A priority Critical patent/JP4803780B2/ja
Publication of JP2003264814A publication Critical patent/JP2003264814A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4803780B2 publication Critical patent/JP4803780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】近年のブロードバンドの普及の中、未成年者に
有害と思われるコンテンツなどが容易にネットワークか
ら配信可能となり、年齢制限のある動画像について年齢
を偽ってダウンロードするいわゆる成りすましを完全に
排除することは困難となっている。本件発明は、各家庭
に対する直接的なコンテンツ、特に未成年者などに有害
とされるコンテンツの配信による弊害を未然に防止する
ことを目的とする。 【解決手段】上記課題を解決するため、動画像情報を、
配信に適したものかの判断のための情報である配信適性
情報と関連付けて蓄積することで一元管理し、配信適性
情報に基づいて配信可能かどうかを判断した上で店頭端
末に動画像情報を送信し、店頭端末で動画像情報を再生
可能な動画像再生情報として記録媒体に記録して動画像
の視聴を希望する者に配布する動画店頭配布システムを
利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子通信網を介し
て動画像を配布する技術に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、映画その他のビデオ、DVD作品の販売は、店舗販
売又は通信販売によって行われている。しかし、店頭販
売においてはビデオ、DVDの在庫が生じ、小売店の経
営を圧迫する要因の一つとなってきた。また、在庫の関
係から店頭販売する商品はいわゆる売れ筋商品に限定さ
れる傾向が高く、顧客(動画像の視聴を希望する者)の
多様なニーズに応ずるのが困難であった。一方、近年の
ブロードバンドの普及につれてこれらビデオ、DVDの
コンテンツがネットワークを介して各家庭にまで配信可
能となりつつある。しかしながら、未成年者に有害と思
われるコンテンツなどが容易にネットワークから配信可
能となれば、社会問題化するのは必至である。
【0003】かかる対策として特定のIDを家庭から送
信させ、未成年者にかかるコンテンツの配信をしないシ
ステムも考えられるが、成りすましを完全に排除するこ
とは困難であり、この点で店頭販売によるシステムが優
れているといえる。
【0004】本件発明は、店頭販売システムの欠点を排
除し、各家庭に対する直接的なコンテンツ、特に未成年
者などに有害とされるコンテンツの配信による弊害を未
然に防止すべく提案されるものである。
【0005】
【課題を解決する手段】上記の課題を解決するために、
本発明は、購入者が購入するビデオ・DVD作品の動画
像を構成する動画像情報が法律等に基づいて配信するに
適したものか判断した上で店頭端末に動画像情報を配信
し、店頭端末でその動画像情報を受信して映像再生装置
で再生することのできる動画像再生情報として記録媒体
に記録し、その記録媒体を店頭で対面販売できる動画店
頭配布システムであって、さらに動画像情報を一元管理
することで、規制などの変化に即応できる動画店頭配布
システムを提供する。
【0006】具体的には、動画配信サーバから電子通信
網を介して店頭端末へ動画像情報を配信する動画店頭配
布システムである。そして動画配信サーバには、動画像
情報が配信をするに適したものか判断するための配信適
性情報と関連付けて蓄積する動画像情報蓄積部と、注文
のあった動画像情報がその配信適正情報に基づいて配信
可能か判断する配信可否判断部とを含んでいることを特
徴とする。
【0007】ただし、本明細書における「配信をするに
適したものか」ということの意味については、必ずしも
各法律の条文や裁判所の判決による合法性・非合法性の
みを基準とすることを指すものではない。それら条文や
判決に基づいて、若しくは独自に各業界が定め運用して
いる規定に基づいた自主規制、例えばR―18、R―1
5、PG―12や、各種公共機関の独自の判断などに適
っているかどうかも含むものとする。なお、「PG―1
2」とは12歳未満は保護者の同伴が望ましいこと、
「R―15」とは15歳未満及び中学生入場禁止(従来
のR指定)、「R―18」とは18歳未満入場禁止(従来
の成人指定)という映画鑑賞に際しての年齢制限のこと
をいう。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図27を用いて説明する。なお本発明はこ
れら実施の形態によって狭く解釈されるべきものではな
い。
【0009】(実施形態1)
【0010】まず実施形態1について説明する。
【0011】(実施形態1の概念)
【0012】図1に示すのは、本実施形態の動画店頭配
布システムの一例を概念的に表した図である。この図を
利用して本実施形態の動画店頭配布システムによる動画
像の配信の一例を概念的に説明する。
【0013】この図にあるように、まず客(動画像の視
聴を希望する者)は店頭端末が設置されている○×ビデ
オショップに行く。そして、従来のビデオショップと同
様にパッケージ陳列棚のパッケージなどを見て購入する
作品を決め、店員に購入を希望する作品を注文する。店
員は、店頭端末に客(動画像の視聴を希望する者)の希
望する作品名を入力する。すると店頭端末は入力された
作品名に関連付けられた作品識別コード(動画像識別
子)を動画配信サーバへと送信する。
【0014】動画配信サーバは、受信した作品識別コー
ド(動画像識別子)から作品を識別してハードディスク
内に蓄積してある作品の中から該当する作品の動画デー
タを取得する。そして、その作品が配信可能かどうか判
断する。例えば、モザイクの濃淡などからわいせつ性を
有するか否かを基準に判断する。そして配信可能である
と判断された場合、その作品の動画データを光通信網な
どの高速通信回線を利用して○×ビデオショップの店頭
端末に対して送信する。
【0015】○×ビデオショップの店頭端末は動画配信
サーバから受信した客(動画像の視聴を希望する者)の
希望する作品の動画データをDVD―RAMなどの記録
媒体に記録し、客(動画像の視聴を希望する者)に販売
する。
【0016】以上のように、本実施形態は、動画配信サ
ーバから電子通信網を介して店頭端末へ動画像を構成す
るための情報である動画像情報を配信し、店頭端末から
記録媒体に動画像再生情報を記録して、その記録媒体を
動画像の視聴を希望する者に店頭にて配布するための動
画店頭配布システムである。
【0017】(実施形態1の構成)
【0018】次に本実施形態の動画店頭配布システムの
構成について説明する。
【0019】図2は本実施形態の全体の機能ブロックの
一例を表す図である。同図を用いて本実施形態の機能ブ
ロックの一例を説明する。本実施形態の動画店頭配布シ
ステムは、「動画配信サーバ」(0210)と、「店頭
端末」(0220)と、からなる。以下に本実施形態の
動画店頭配布システムの構成要件である「動画配信サー
バ」(0210)の構成と「店頭端末」(0220)の
構成について個別に説明する。
【0020】「動画配信サーバ」(0210)は、「動
画像情報蓄積部」(0211)と、「配信要求情報受信
部」(0212)と、「配信可否判断部」(0213)
と、「動画像情報送信部」(0214)と、を有する。
【0021】「動画像情報蓄積部」(0211)は、動
画像情報が法律、条例、倫理規定のいずれか一又は二以
上の基準に基づいて配信をするに適したものかの判断の
ための情報である配信適性情報、及びその動画像を識別
するための情報である動画像識別子、と関連付けて動画
像情報を蓄積する。「配信適性情報」とは、前述のよう
に動画像情報が法律、条例、倫理規定のいずれか一又は
二以上の基準に基づいて配信をするに適したものかの判
断のための情報であり、動画像を配信しようとする時点
において法律や条令で禁止されるわいせつ物に該当する
と判断されるモザイクの濃淡の基準、またR―15やP
G―12といったの業界独自の自主規制基準などに基づ
いて配信をするに適したものかの判断のための情報が含
まれる。「動画像識別子」とは、例えばその作品の作品
名や作品コード、バーコード、独自の識別コードなどが
挙げられる。「動画像情報」とは、前記動画像を構成す
るための情報をいう。例えば、動画像を再生するための
フォーマットで記録されたデータのファイルやそのデー
タのファイルを伝送しやすいように圧縮したファイル、
不正に取得されて他人に利用されないように暗号化した
ものなどが挙げられる。
【0022】「配信要求情報受信部」(0212)は、
動画像を識別する動画像識別子を含み、動画像の視聴を
希望する者の希望に基づいて生成された配信要求情報を
受信する機能を有する。
【0023】「配信要求情報」とは、動画像情報を識別
するための情報であり、前記動画像識別子のほかに、例
えば客(動画像の視聴を希望する者)が指定する動画像
の再生フォーマットの形式の情報などが含まれる。フォ
ーマット形式とは、動画像情報がMPEG2の形式で符
号化される形式や、MPEG4の形式で復号化される形
式を含む。
【0024】配信要求情報受信部ではインターネット網
などの電子通信網を介して店頭端末から送信されてきた
上記のような配信要求情報を受信する。
【0025】「配信可否判断部」(0213)は、配信
要求情報受信部(0212)で受信された配信要求情報
に含まれる動画像識別子で識別される動画像情報が、そ
の動画像情報に関連付けられた配信適性情報に基づいて
配信可能か判断する機能を有する。
【0026】つまり、前記配信適性情報が、当該配信適
性情報と関連付けられている当該動画像情報が法律、条
令でわいせつ物として禁止されている基準に該当する情
報である場合は、当該動画像は配信できないと判断す
る。
【0027】例えば、動画像に施されているモザイクに
関して「モザイクは絵柄を最低4倍以上で表現しなけれ
ばならない」という基準に基づいて配信可能かどうか判
断する場合、配信適性情報に含まれるモザイクの程度が
「3倍」であれば配信不可能と判断される。かかる基準
は予め動画配信サーバに蓄積されている情報、または動
画配信サーバが他の装置から取得した情報により特定さ
れるものであることが考えられる。
【0028】配信可能かどうか判断することにより現時
点では配信をするに適したものでないことを理由に配信
できないと判断されても、社会情勢の変化により将来的
に配信をするに適したものであると判断される場合に配
信出来るように、つまり固定的に配信できないようにす
るのではなく、可変としている。
【0029】「動画像情報送信部」(0214)は、配
信可否判断部(0213)での判断結果が配信可能であ
るとの判断結果である場合に、その識別子で識別される
動画像情報を、動画像蓄積部(0211)から取得して
送信する機能を有する。「判断結果が配信可能である」
とは、配信適性情報が、当該動画像情報が配信可能な時
点において、法律、条令等でわいせつ物として禁止され
ている物に該当しない判断結果である場合等が該当す
る。
【0030】そしてこの動画像情報送信部では、配信可
能と判断された動画像情報をインターネット網などの電
気通信網を介して店頭端末に対して送信する。ただし、
動画像情報である動画像を構成するデータのデータ量は
極めて大きいので、前記電子通信網はADSL(Asy
mmetric Digital Subscribe
r Line)方式などの高速加入者線デジタル伝送方
式や、前述の光通信網などの高速電子通信回線を利用す
ることが望ましい。
【0031】「店頭端末」(0220)は、「配信要求
情報生成部」(0221)と、「配信要求情報送信部」
(0222)と、「動画像情報受信部」(0223)
と、「記録部」(0224)と、を有する。
【0032】ただしこの店頭端末は、エンドユーザーの
所持する端末ではなく、業としてビデオ・DVD作品の
販売・配布を行う、(ヴァーチャルではない)実店舗に
設置されることを前提とする。
【0033】「配信要求情報生成部」(0221)は、
前記配信要求情報を生成するための機能を有する。配信
要求情報生成部では、例えば客(動画像の視聴を希望す
る者)からの注文に応じて店員が入力した作品名やバー
コード読み取り機で読み取られたパッケージのバーコー
ド情報、などにに基づいて配信要求情報を生成する。
【0034】「配信要求情報送信部」(0222)は、
配信要求情報生成部(0221)で生成された配信要求
情報を送信する機能を有する。配信要求情報送信部で
は、例えばインターネット網などの電子通信網を介して
動画配信サーバに対して配信要求情報を送信する。
【0035】「動画像情報受信部」(0223)は、配
信要求情報送信部(0222)から送信した配信要求情
報に基づいて配信される動画像情報を受信する機能を有
する。動画像情報受信部では、前述のような理由から、
例えばADSL方式や光通信網を利用して動画配信サー
バから送信されてきた動画像情報を受信するとよい。
【0036】「記録部」(0224)は、動画像情報受
信部(0223)で受信した動画像情報に基づいて映像
再生装置にて再生可能に記録媒体に動画像を再生するた
めの情報である動画像再生情報を記録する機能を有す
る。「動画像再生情報」とは、動画像を再生するための
情報であり、例えば、動画像を再生するためのフォーマ
ットのデータのファイルなどが挙げられる。もし動画配
信サーバから送信されてきた動画像情報が伝送用の圧縮
ファイルであるならば、動画像再生情報はその動画像情
報を解凍したデータのファイルであり、送信されてきた
動画像情報が暗号化されたファイルであるならば、復号
化されたデータのファイルである。勿論動画配信サーバ
から動画像情報が圧縮などをされずに送信されてきたな
らば、動画像情報と動画像再生情報は同一のデータであ
っても良い。
【0037】また「記録媒体」とは、前記動画像再生情
報が記録される持ち運び可能な媒体をいう。例えばDV
D―R/RWやDVD―RAM、PC―RW(ソニー、
Philips Electronics社、Hewl
ett Packard社の3社が策定した書き換え可
能なDVDの規格。DVD―RAMと違ってDVD―R
OMと互換性があり、DVD―ROMドライブで読みこ
むことが可能。記憶容量は片面3.0GBである。登録
商標)、MO、CD―R/RWや、フラッシュメモリな
どが挙げられる。また、記録媒体には携帯電話が含まれ
ていてもよい。携帯電話は多くの人が所持するものであ
るため、かかる携帯電話に動画像再生情報が記録でき、
再生できれば動画像の視聴を希望する者にとって便利で
ある。
【0038】(処理の流れ)
【0039】図3に示すのは、本実施形態の動画店頭配
布システムの処理の流れの一例を表すフローチャートで
ある。ただしこの「処理」の一例は、その手順を方法、
コンピュータで実行可能なプログラム、そのプログラム
を記録(蓄積)した媒体、として実施することができ
る。
【0040】この図にあるように、まず、配信適性情報
及び動画像識別子と関連付けて動画像情報を蓄積する
(ステップS0301)。次に、動画像識別子を含み動
画像の視聴を希望する者の希望に基づいて配信要求情報
を店頭端末において生成する(ステップS0302)。
続いて、ステップS0302で生成された前記配信要求
情報を送信する(ステップS0303)。それから、ス
テップS0303で送信された配信要求情報を受信する
(ステップS0304)。そして、ステップS0304
で受信された配信要求情報に含まれる動画像識別子で識
別される動画像情報が、その動画像情報に関連付けられ
た配信適性情報に基づいて配信可能か判断する(S03
05)。そして、ステップS0305での判断結果が配
信可能であるとの判断結果である場合に、その動画像識
別子で識別される動画像情報を、ステップS0301に
おいて蓄積した動画像情報の中から取得して送信する
(ステップS0306)。それから、ステップS030
6で送信された動画像情報を受信する(ステップS03
07)。最後に、ステップS0307で受信した動画像
情報に基づいて、映像再生装置にて再生可能に記録媒体
に動画像再生情報を記録する(ステップS0308)。
【0041】そして客(動画像の視聴を希望する者)の
希望する動画像再生情報が記録された記録媒体を客(動
画像の視聴を希望する者)に対して配布(販売、レンタ
ルなど)する。
【0042】又その記録媒体が、DVD―RWやDVD
―RAMといった一度データを記録しても再度書き換え
が可能な記録媒体であれば、顧客(動画像の視聴を希望
する者)が以前に動画像再生情報を記録した記録媒体を
店頭に持参してもよい。そうすれば、動画像再生情報が
記録された記録媒体の店頭での配布価格を抑えることが
出来る。
【0043】続いて、以上説明したような本実施形態の
動画店頭配布システムの構成に沿って、動画像の配布の
流れを、図2を利用して説明する。
【0044】図2は上述のとおり、本実施形態の動画店
頭配布システムの機能ブロックの一例を表す図である。
まず店頭端末が設置してある店舗に来た客(動画像の視
聴を希望する者)は、視聴を希望する作品のパッケージ
を店員に渡す。店員はそのパッケージに付された動画像
識別子であるバーコードを店頭端末(0220)に入力
する。そしてこの図にあるように、店頭端末は、配信要
求情報生成部(0221)で、入力されたバーコード情
報に基づいて配信要求情報を生成する。そして配信要求
情報送信部(0222)でその配信要求情報を動画配信
サーバ(0210)に対して電子通信網であるインター
ネット網を利用して送信する。
【0045】動画配信サーバは、配信要求情報受信部
(0212)で、店頭端末から送信された配信要求情報
を受信する。そして動画像情報蓄積部(0211)に動
画像を構成する情報が圧縮された形式で蓄積された動画
像情報を、配信要求情報受信部(0212)で受信した
配信要求情報に含まれる動画像情報識別子に基づいて取
得する。それから取得した動画像情報である圧縮ファイ
ルと関連付けられている配信適性情報から、配信可否判
断部(0213)で配信可能か判断する。ここでは該当
する動画像情報である圧縮ファイルに関連付けられてい
る配信適性情報が、配信をするに適したものであること
を示す情報であったので配信可能と判断されたとする。
すると、動画配信サーバは、動画像情報送信部(021
4)でその動画像情報である圧縮ファイルを店頭端末に
対してインターネット網を介して送信する。
【0046】店頭端末は、動画像情報受信部(022
3)で動画配信サーバから配信された動画像情報である
圧縮ファイルを受信する。そしてその動画像情報である
圧縮ファイルを解凍し動画像を再生するフォーマットの
動画像再生情報である動画ファイルを生成する(場合に
よってはファイル形式の変換も行う)。そして記録部
(0224)でその動画ファイルを記録媒体であるDV
D―RAMに記録する。
【0047】そして動画ファイルが記録されたDVD―
RAMを、客(動画像の視聴を希望する者)に配布(こ
こでは販売)する。
【0048】(実施形態1の効果の簡単な説明)
【0049】以上のように本実施形態の動画店頭配布シ
ステムは、動画配信サーバに蓄積された動画像情報に関
連付けられた配信適性情報によって、複数の店頭端末に
配信する動画像情報が配信可能かどうかの管理が一元的
に出来る。従って法律、各都道府県の条例、業界団体の
倫理規定に基づいて当該動画像が配信に適したものか否
か等のチェックが容易に実施できる。
【0050】即ち販売店舗にとっては配信に適した動画
像情報を再生するための動画像再生情報を記録した記録
媒体のみの販売(配布)が容易に実施でき、例えば警察
にとっては今までは各店舗ごとを訪れ違法作品が販売さ
れていないかを摘発しなければならなかった手間を軽減
することが出来る。
【0051】一方、当該動画像を配信可能な時点におい
ては、法律に基づいて配信するのに適していないと判断
されるようなものであっても、上述のとおりわいせつ物
か否か等の判断はあいまいであり、社会情勢の変化に応
じて変化するものである。
【0052】従って、当該システムに配信適正情報と関
連付けられた動画像情報を蓄積しておくことで、社会情
勢の変化に応じて配信に適したものとして配信可能な時
点で利用することが可能となる。
【0053】さらに、動画像情報が動画配信サーバに一
括して蓄積されているため、各店舗が最低限用意する物
は店頭端末と、客(動画像の視聴を希望する者)が視聴
したい作品を選択するためのメニューのような物と、記
録媒体(これは外部から動画像の視聴を希望する者であ
る客が持参することも可能)とだけで済む。つまり、商
品を置く必要がなくなり在庫の負担がなくなる。また、
販売店舗は売り場面積を従来よりも小さくすることが可
能である。さらに在庫管理もデータの管理だけで済むの
で管理費を抑えることが出来る。さらにビデオ販売店で
従来問題となっている商品の万引きも防ぐことが出来
る。
【0054】また、動画像の視聴を希望する者が、どの
ような内容の動画像の視聴を希望するかについて店頭端
末側の店員に知られることなく、動画像を受信すること
も可能となる。通常、ビデオの購入をする時は、購入を
希望するビデオのパッケージを店頭のカウンターで店員
に渡し、料金を支払って購入するが、かかる場合その購
入するビデオパッケージの内容を店員に知られたくない
場合がある。本実施形態では、店頭に陳列してあるパッ
ケージを購入するのではなく、動画像をサーバからダウ
ンロードして記録媒体に記録し、その記録媒体を配布す
ることで客(動画像の視聴を希望する者)に動画像の販
売を行うため、動画像の指定をその内容が判別できない
ような番号等で特定することでその動画像の内容を店員
に知られることなく記録媒体の配布を受けることができ
る。
【0055】(実施形態2)
【0056】次に実施形態2について説明する。
【0057】(実施形態2の概念)
【0058】図4は本実施形態の一例を概念的に示した
図である。同図を用いて本実施形態の一例を概念的に説
明する。動画像情報が配信に適したものかどうかの判断
基準が変化した場合、販売やレンタルを行う店舗ではそ
の変化に対応しきれないことがありうる。詳しく説明す
ると、例えば、あるアダルトビデオAが違法になった場
合、各地にある店舗一軒一軒に対してメーカーや担当団
体、警察などがそのアダルトビデオAの撤去指導や撤去
確認を行うことは困難である。従ってそのアダルトビデ
オAが判決後も店内に陳列され販売されていることもあ
りうる(図4(A)参照)。
【0059】このような場合でも、本実施形態の動画店
頭配布システムにおいては作品が動画像情報として一元
管理されているので、動画配信サーバに蓄積されている
動画像情報と関連付けられた配信適性情報を修正するだ
けでこの事態に対応できる。そうすれば店舗において、
客(動画像の視聴を希望する者)がそのアダルトビデオ
Aの購入を希望しても、そのアダルトビデオAの動画像
情報は配信されない(図4(B)参照)。
【0060】また、このように作品が一元管理されてい
れば、警察などの違法作品が販売されていないかのチェ
ックや監視を行う機関も、動画配信サーバをチェック・
監視すればよくなる。
【0061】(実施形態2の構成)
【0062】本実施形態は、実施形態1を基本として、
その動画配信サーバが配信適正情報修正部を有する動画
店頭配布システムである。
【0063】図5に示すのは、本実施形態の動画店頭配
布システムの機能ブロックの一例を表す図である。この
図にあるように、本実施形態の動画像店頭配布システム
は、動画配信サーバ(0510)と、店頭端末(052
0)からなる。動画配信サーバの動画情報蓄積部(05
11)、配信情報受信部(0512)、動画情報送信部
(0514)、また店頭端末(0520)の配信要求情
報生成部(0521)、配信要求情報送信部(052
2)、動画情報受信部(0523)、記録部(052
4)の各構成は基本とする上述の実施形態1の対応する
部分と同様であるので説明を省略する。
【0064】(「配信適性情報修正部」について)
【0065】「配信適性情報修正部」(0515)は、
前記配信適性情報を修正する機能を有する。上述のとお
り動画像情報が法律等により配信をするに適したものか
の判断基準は社会情勢により変化するものであり、今ま
では違法とされてきたヘアヌード写真が、1990年代
に社会通念の変化などを理由に解禁の方向に向かったこ
となどが例として挙げられる。このような場合、ヘアヌ
ードを扱っているという理由で配信できないとの判断結
果であった配信適性情報を、配信できるとの判断結果に
修正することが考えられる。
【0066】あるいは、例えば、普通に販売されていた
アダルトビデオAが、そのモザイクが薄いという理由
で、裁判所で違法である旨の判決が下され違法となった
場合は、同程度のモザイクを施している他の動画像につ
いて配信適性情報が配信可能であるとの判断結果であっ
た場合は、これを配信できないとの判断結果に修正する
ことが考えられる。
【0067】図6は、配信適性情報を修正する操作をす
るための表示画面の一例を表す図である。この図にある
ように、例えば、配信適性情報の一つである日本ビデオ
倫理協会の判断による「PG―12」、「R―15」、
「R―18」といったビデオ作品に関する年齢制限をチ
ェックするためのチェックボックスが、販売されるそれ
ぞれのビデオ作品の横に設けられている。動画配信サー
バを管理する側では、作品ごとに、該当するチェックボ
ックスにチェックを入れていく。そして、上記のように
裁判の判決などで適法性の判断の基準が変わり、それに
よって日本ビデオ倫理協会があるビデオ作品に関する自
主規制の判断を変えた場合でも、該当するチェックボッ
クスを変えるだけで、その判断の変化に対応できる。
【0068】(実施形態2の処理の流れ)
【0069】図7は本実施形態の動画配信サーバの処理
の流れの一例を示すフローチャート図である。同図を用
いて本実施形態の処理の流れを説明する。まず、配信適
正情報及び動画像識別子と関連付けて動画像情報を蓄積
する(ステップS0701)さらに前記ステップS07
01で蓄積した動画像情報と関連付けられている配信適
正情報を修正する(ステップS0702)。さらに、動
画像識別子を含み、動画像の視聴を希望する者の希望に
基づいて生成された配信要求情報を受信する(ステップ
S0703)。さらに、前記ステップS0703で受信
した配信要求情報に含まれる動画像識別子により識別さ
れる動画像情報が、その動画像情報と関連付けられた前
記ステップS0702で修正された配信適正情報に基づ
いて配信可能かどうか判断する(ステップS070
4)。前記ステップS0704での判断が配信可能であ
るとの判断結果である場合に、その動画像識別子により
特定される動画像情報を取得して送信する(ステップS
0705)。
【0070】(実施形態2の効果の簡単な説明)
【0071】本実施形態は前記配信適性情報を修正する
配信適性情報修正部を有することを特徴とし、これによ
り動画像情報蓄積部に蓄積されることで一元管理されて
いる動画像情報を社会情勢の変化に応じて簡単に配信を
不可能とし、又は可能とすることができる。新たな基準
により配信が禁止される動画像がいつまでも配信可能と
ならないように管理できる点で、従来のように個別にビ
デオのパッケージを撤去等しなければならないという負
担が解消される
【0072】(実施形態3)
【0073】次に実施形態3について説明する。
【0074】(実施形態3の概念)
【0075】図8は実施形態の動画店頭配布システムの
一例を概念的に表した図である。同図を用いて本実施形
態の一例を概念的に説明する。例えば、客(動画像の視
聴を希望する者)が店頭端末の設置されている○×ビデ
オショップにビデを購入しに行く場合を考えてみる。そ
して、従来のビデオショップと同様にパッケージ陳列棚
のパッケージなどを見て購入する作品を決め、店員に購
入を希望する作品を注文する。このとき同時に免許証
(や国民基本台帳カード)などの身分証を提示する。店
員は、その身分証により本人であるかどうかを確認した
上で、店頭端末に客(動画像の視聴を希望する者)の希
望する作品名と身分証から特定される客(動画像の視聴
を希望する者)の年齢を入力する。店頭端末は入力され
た作品名に関連付けられた作品識別コード(動画像識別
子)と客(動画像の視聴を希望する者)の年齢とを動画
配信サーバへと送信する。
【0076】動画配信サーバは、受信した作品識別コー
ド(動画像識別子)から作品を識別してハードディスク
内に蓄積してある作品の中から該当する作品の動画デー
タを取得する。そして該当する作品と関連付けられてい
る規制に関する情報と店頭端末から受信した客(動画像
の視聴を希望する者)の年齢から、その作品が配信可能
かどうか判断する。例えばその作品と関連付けられてい
る規制に関する情報がR―15指定であり受信した客
(動画像の視聴を希望する者)の年齢が18歳ならば、
その作品は配信可能であると判断される。そして配信可
能であると判断された場合、その作品の動画データを光
通信網などの高速通信回線を利用して○×ビデオショッ
プの店頭端末に対して送信する。
【0077】○×ビデオショップの店頭端末は動画配信
サーバから受信した客(動画像の視聴を希望する者)の
希望する作品の動画データをDVDなどの記録媒体に記
録し、客(動画像の視聴を希望する者)に販売する。
【0078】以上のように、本実施形態は、動画像の視
聴を希望する者の属性に関する情報に基づいて動画像が
配信可能かどうか判断し、配信可能と判断された場合に
動画像を動画配信サーバから送信し、店頭端末で受信し
て記録媒体に記録し、最終的にはその記録媒体を店頭で
配布することから、いわゆる個人的なインターネット利
用により年齢を偽って年齢制限がされている動画像のダ
ウンロードが自由に行なわれてしまうという問題はな
い。つまり、インターネット上では年齢等を偽ってもこ
れを確認するのは容易ではないが、本実施形態のように
店頭で配布するシステムによれば、上記例のように店頭
で身分証に基づいて本人かどうかを確認した上で動画像
の視聴を希望する者の年齢を特定すれば、いわゆる成り
すましを容易に防止できる。
【0079】(実施形態3の構成)
【0080】本実施形態は、実施形態1又は2を基本と
して、動画像の視聴を希望する者の属性情報、例えば年
齢に基づいて、ビデオ作品が配信可能か判断する動画像
店頭配布システムである。
【0081】図9に示すのは、本実施形態の動画像店頭
配布システムの機能ブロックの一例を表す図である。こ
の図にあるように、本実施形態の動画像店頭配布システ
ムは、動画配信サーバ(0910)と、店頭端末(09
20)からなる。動画配信サーバの動画情報蓄積部(0
911)、配信情報受信部(0912)、動画情報送信
部(0914)、また店頭端末(0920)の配信要求
情報生成部(0921)、配信要求情報送信部(092
2)、動画情報受信部(0923)、記録部(092
4)の各構成は基本とする上述の実施形態1又は2の対
応する部分と同様であるので説明を省略する。
【0082】(実施形態3の「属性情報」の説明)
【0083】「属性情報」とは、動画像の視聴を希望す
る者の属性に関する情報であり、例えば客(動画像の視
聴を希望する者)の年齢、性別などの属性情報や、電話
番号、電子メールアドレスなどの個人情報、保護者が同
伴しているかという情報が該当する。
【0084】動画配信サーバ(0910)の配信可否判
断部(0913)は、上述のとおり動画情報蓄積部(0
911)に蓄積されている動画像情報に関連付けられて
いる配信適性情報に基づいて配信可能かどうか判断する
が、本実施形態では配信要求情報受信部(0912)で
受信した配信要求情報に含まれる属性情報に基づいて配
信可能かどうかをも判断する。その配信可能かの判断
は、例えば、前述のように動画像情報に関連付けられた
配信適性情報である「PG―12」と、配信要求情報に
含まれる客(動画像の視聴を希望する者)の年齢の情報
とに基づいて行なわれ、当該客(動画像の視聴を希望す
る者)の年齢の情報により特定される情報が12歳に達
しない場合は配信不可能と判断されることになる。
【0085】(実施形態3の処理の流れ)
【0086】本実施形態の処理の流れは実施形態1と同
様であるので説明を省略する。
【0087】(実施形態3の効果の簡単な説明)
【0088】本実施形態は配信要求情報に動画像の視聴
を希望する者の属性情報が含まれ、動画配信サーバの配
信可否判断部が属性情報に基づいて配信可能か判断する
点に特徴を有する。これにより、その属性情報が年齢に
関する情報であれば、年齢制限のあるビデオの購入をそ
の年齢制限により本来購入できない者への販売を未然に
防止することができる。いわゆる個人的なインターネッ
ト利用による動画像情報のダウンロードでは、容易に年
齢を偽って年齢制限がされている動画像情報を自由にダ
ウンロードすることができるが、本実施形態では動画像
の視聴を希望する者の年齢等の属性に関する情報に基づ
いて動画像を配信可能かどうか判断し、最終的には店頭
端末で動画像情報を再生するための動画像再生情報を記
録媒体に記録して店頭で配布することから、年齢を偽る
いわゆる成りすましを防止することができる。
【0089】(実施形態4)
【0090】次に実施形態4について説明する。
【0091】(実施形態4の概念)
【0092】図10は実施形態4の動画店頭配布システ
ムの一例を概念的に表した図である。同図を用いて本実
施形態の一例を概念的に説明する。客(動画像の視聴を
希望する者)が店で18歳未満は購入できないとの年齢
制限のあるビデオの購入を希望したので、店員はAに会
員証の提示等を求めてその会員証から特定される年齢
(18歳)等を店の端末に入力した。さらに、店員はA
の外観から判断した客の年齢(14から16歳)も店の
端末に入力した。
【0093】会員証からは18歳という年齢が特定され
たが、店員が客の外観から判断した年齢は16歳であっ
た。客は、実際は16歳であり、会員証を偽ってビデオ
の購入を試みていた。
【0094】店の端末は、入力された双方の年齢が一致
しないので、ビデオの配信要求情報をサーバに送信せ
ず、Aはそのビデオを購入することができなかった。
【0095】このように、年齢制限のあるビデオの購入
に際しては、その制限に基づいてビデオを販売してよい
かどうかを判断するために会員証の提示を求めることが
あるが、その会員証の種類によっては必ずしも本人を示
すものであるか否かを判断することは容易でない。従っ
て、比較的容易に判断可能な外観に基づいて判断される
年齢等との比較結果に基づいて配信要求情報を送信する
ことで本来購入できないものへの販売を未然に防止する
ことができる。
【0096】(実施形態4の構成)
【0097】本実施形態は、実施形態3の構成を基本と
し、配信要求情報が、動画像の視聴を希望する者が自己
申告する属性情報と、前記動画像の視聴を希望する者の
外観に基づいて得られるその者の属性との比較結果を入
力するための比較結果入力部を有し、前記比較結果が一
致する場合にのみ前記配信要求情報送信部が配信要求情
報を送信する動画店頭配信システムである。
【0098】図11に示すのは、本実施形態の動画像店
頭配布システムの機能ブロックの一例を表す図である。
この図にあるように、本実施形態の動画像店頭配布シス
テムは、動画配信サーバ(1110)と、店頭端末(1
120)からなる。動画配信サーバの動画情報蓄積部
(1111)、配信情報受信部(1112)、配信可否
判断部(1113)、動画情報送信部(1114)、ま
た店頭端末(1120)の配信要求情報生成部(112
1)、配信要求情報送信部(1122)、動画情報受信
部(1123)、記録部(1124)の各構成は基本と
する上述の実施形態3の対応する部分と同様であるので
説明を省略する。
【0099】(実施形態4の「比較結果情報入力部」)
【0100】「比較結果情報入力部」(1125)に
は、動画像の視聴を希望する者が自己申告する属性情報
と、前記動画像の視聴を希望する者の外観に基づいて得
られるその者の属性との比較結果を入力する。「属性情
報」とは上述のとおり動画像の視聴を希望する者の属性
に関する情報であり、例えば客(動画像の視聴を希望す
る者)の年齢等に関する情報である。また、「比較結
果」とは、かかる動画像の視聴を希望する者が自己申告
する属性情報と前記動画像の視聴を希望する者の外観に
基づいて得られるその者の属性との比較結果であり、例
えば外観から判断される年齢と属性情報に含まれる年齢
が一致するか否か等の比較の結果が該当する。
【0101】「自己申告する属性情報」とは、動画像の
視聴を希望する者が店頭端末の設置された店舗で自ら申
告する年齢等の属性の情報であるが、直接口頭等で申告
するものに限らず、店舗で発行される会員証等を提出す
ることで間接的に申告する属性の情報を含む。会員証
は、本人の写真が添付されていなければそれだけでは必
ずしも本人であることを確認することができない。そこ
で、上述のように、動画像の視聴を希望する者の外観に
基づいて得られるその者の属性との比較を行うことで、
例えば会員証により特定される年齢が、外観により得ら
れる年齢と一致しない場合は配信要求情報を送信せず、
いわゆる成りすましの問題を防止できる。
【0102】また、属性情報が動画像の視聴を希望する
者の指紋、虹彩に関する情報である場合は、動画像の視
聴を希望する者の外観に基づいて得られるその者の属性
としてこれらの指紋、虹彩に関する情報を専用の機器で
取得して、属性情報との比較結果を入力する。なお、
「虹彩」とは眼球の角膜と水晶の間にある薄い膜をい
う。
【0103】「配信要求情報送信部」(1122)は、
前記比較結果入力部の比較結果が一致する場合にのみ、
配信要求情報を送信する。「比較結果が一致する」と
は、完全一致する場合のみを意味するのではなく、例え
ば、属性情報に含まれる動画像の視聴を希望する者が自
己申告する年齢が「16歳」であり、動画像の視聴を希
望する者の外観に基づいて得られる属性が、その者の年
齢であり「14歳から16歳」と幅のある場合でも、前
者は後者に含まれることから、このような場合でも判断
結果は一致するものとして、配信要求情報送信部(11
22)は、配信要求情報を送信する。
【0104】(実施形態4の処理の流れ)
【0105】図12は本実施形態の処理の流れの一例を
示すフローチャート図である。なお、この「処理」の一
例は、その手順を方法、コンピュータで実行可能なプロ
グラム、そのプログラムを記録した記録媒体として実行
することができる。
【0106】まず、配信適性情報及び動画像識別子と関
連付けて動画像情報を蓄積する(ステップS120
1)。次に、動画像識別子を含み動画像の視聴を希望す
る者の希望に基づいて配信要求情報を店頭端末において
生成する(ステップS1202)。さらに、動画像の視
聴を希望する者が自己申告する属性情報と、前記動画像
の視聴を希望する者の外観に基づいて得られるその者の
属性との比較結果を入力する(ステップS1203)。
さらに、ステップS1203で比較結果が一致する場合
に記配信要求情報を送信し、一致しない場合は送信しな
い(ステップS1204)。さらに、ステップS120
4で送信された配信要求情報を受信する(ステップS1
205)。さらに、ステップS1205で受信された配
信要求情報に含まれる動画像識別子で識別される動画像
情報に関連付けられた配信適性情報に基づいて配信可能
か判断する(S1206)。さらに、ステップS120
6での判断結果が配信可能であるとの判断結果である場
合に、その識別子で識別される動画像情報を、ステップ
S1201において蓄積した動画像情報の中から取得し
て送信する(ステップS1207)。さらに、ステップ
S1207で送信された動画像情報を受信する(ステッ
プS1208)。最後に、ステップS1208で受信し
た動画像情報に基づいて、映像再生装置にて再生可能に
記録媒体に動画像再生情報を記録する(ステップS12
09)。
【0107】(実施形態4の効果の簡単な説明)
【0108】本実施形態は店頭端末が比較結果入力部を
有する点に特徴がある。これにより、配信要求情報に含
まれる属性情報と、その属性情報の対象である動画像の
視聴を希望する者の外観により得られる属性との比較を
通じて、属性情報を偽って申告した者に対して動画像再
生情報を記録した記録媒体の配布を行うことを防止する
ことができる。
【0109】(実施形態5)
【0110】次に実施形態5について説明する。
【0111】(実施形態5の概念)
【0112】図13は実施形態の動画店頭配布システム
の一例を概念的に表した図である。同図を用いて本実施
形態の一例を概念的に説明する。客(動画像の視聴を希
望する者)Aは視聴を希望するビデオを店で注文した。
店頭端末ではそのビデオの動画データがサーバから受信
され、DVDに記録され、店はそのDVDをAに配布し
た。Aはその動画像を知り合いのBに提供しようと、そ
のDVDに記録されている動画像を個人的に別のDVD
に複製しようと試みたが複製できなかった。これは店頭
端末で動画像が他の記録媒体に複製できないように処理
されていたからである。
【0113】上述の実施形態3、4の概念で説明したよ
うに、特定の者にのみ動画像を販売可能としても、販売
後に自由に複製できたのではこれらの機能が実質的に効
果を果たさないことになる。また、複製を自由にできた
のでは本システムを利用する動画配信サーバの側、店頭
端末の側の利益が著しく損なわれる。そこで、本実施形
態は、複製を自由にできない処理を記録媒体に行うこと
で実施形態1から4の実質的な効果を担保し、本システ
ムを利用する動画配信サーバの側、店頭端末の側の不利
益を防止する効果を有する。
【0114】(実施形態5の構成)
【0115】本実施形態は実施形態1から4の構成を基
本とし、前記動画店頭配布システムの店頭端末が前記記
録媒体に対して、記録された前記動画像再生情報を他の
記録媒体に複製不可能にするための処理を行う複製禁止
処理部を有する動画店頭配布システムである。
【0116】図14に示すのは、本実施形態の動画像店
頭配布システムの機能ブロックの一例を表す図である。
この図にあるように、本実施形態の動画像店頭配布シス
テムは、動画配信サーバ(1410)と、店頭端末(1
420)からなる。動画配信サーバの動画情報蓄積部
(1411)、配信情報受信部(1412)、配信可否
判断部(1413)、動画情報送信部(1414)、ま
た店頭端末(1420)の配信要求情報生成部(142
1)、配信要求情報送信部(1422)、動画情報受信
部(1423)、記録部(1424)の各構成は基本と
する上述の実施形態1から4の対応する部分と同様であ
るので説明を省略する。
【0117】(実施形態5の複製禁止処理部)
【0118】「複製禁止処理部」(1425)は、上述
のとおり店頭端末(1420)が、前記記録媒体に対し
て、記録された前記動画像再生情報を他の記録媒体に複
製不可能にするための処理を行う。例えば、記録媒体が
DVDである場合は、デジタル方式の複製を「複製禁
止」、「一世代のみ可能」、「複製自由」の3とおりに
抑制する技術であるCGMS(Copy Genera
tion Management System)を用
いて「複製禁止」の抑制を行うことで複製不可能とする
処理を行うことが考えられる。また、複製不可能とは物
理的に複製ができない処理に限定されるものではなく、
例えば記録媒体がビデオテープであれば、複製をしても
その複製された動画像を鑑賞に堪えられないような乱れ
た画像とする技術である擬似シンクパルス方式を用いて
最初に記録された内容のとおりに複製を不可能とする処
理を含む。
【0119】(実施形態5の処理の流れ)
【0120】本実施形態の処理の流れは、基本となる実
施形態1から4と同様であり、さらに店頭端末が前記記
録媒体に対して、記録された前記動画像再生情報を他の
記録媒体に複製不可能にするための処理を行うステップ
を有する。
【0121】(本実施形態の効果の簡単な説明)
【0122】本実施形態は複製禁止処理部を有する点に
特徴がある。これにより、実施形態1から4の実質的な
効果を担保し、本システムを利用する動画配信サーバの
側、店頭端末の側の不利益を防止する効果を有する。
【0123】(実施形態6)
【0124】次に実施形態6について説明する。
【0125】(実施形態6の概念)
【0126】図15は実施形態の動画店頭配布システム
の一例を概念的に表した図である。同図を用いて本実施
形態の一例を概念的に説明する。客(動画像の視聴を希
望する者)Aは視聴を希望するビデオを店で注文した。
店頭端末ではそのビデオの動画データがサーバから受信
され、DVDに記録され、店はそのDVDをAに配布し
た。AはDVDを自分の所有する再生装置で再生して鑑
賞した後、そのDVDを知り合いのBに貸し渡した。B
はそのDVDを自分の所有する再生装置で再生して鑑賞
しようとしたが再生できなかった。これは動画像が、最
初に再生したハードウエア上でのみ二度目以降の再生を
可能とするプログラムを含んでいたことによる。
【0127】(実施形態6の構成)
【0128】本実施形態は1から5の構成を基本とし、
動画像再生情報が、前記記録媒体を介する再生において
は最初に再生したハードウエア上でのみ二度目以降の再
生可能とするプログラムを含む動画店頭配布システムで
ある。
【0129】図16に示すのは、本実施形態の動画像店
頭配布システムの機能ブロックの一例を表す図である。
この図にあるように、本実施形態の動画像店頭配布シス
テムは、動画配信サーバ(1610)と、店頭端末(1
620)からなる。動画配信サーバの動画情報蓄積部
(1611)、配信情報受信部(1612)、配信可否
判断部(1613)、動画情報送信部(1614)、ま
た店頭端末(1620)の配信要求情報生成部(162
1)、配信要求情報送信部(1622)、動画情報受信
部(1623)、記録部(1624)の各構成は基本と
する上述の実施形態1から5の対応する部分と同様であ
るので説明を省略する。
【0130】(実施形態6の動画像再生情報)
【0131】本実施形態の「動画像再生情報」は、上述
のとおり前記記録媒体を介する再生においては最初に再
生したハードウエア上でのみ二度目以降の再生を可能と
するプログラムである同一ハードウエア再生プログラム
を含んでいる。このような「同一ハードウエア再生プロ
グラム」としては、Windows(登録商標)Med
ia(登録商標) TechnologyのDRM(D
igital Rights Management)
技術を利用したものが一例として挙げられる。DRM
は、動画像を特定の端末で最初に再生させると、その端
末のIDが動画像に書込まれ、他の端末では再生できな
いようにする技術である。
【0132】(実施形態6の処理の流れ)
【0133】本実施形態の処理の流れは、基本とする実
施形態1から5と同様であるので説明を省略する。
【0134】(実施形態6の効果の簡単な説明)
【0135】本実施形態は動画像再生情報が前記記録媒
体を介する再生においては最初に再生したハードウエア
上でのみ二度目以降の再生可能とするプログラムを含む
点に特徴がある。これにより、本システムで動画像が記
録された記録媒体が貸し出され、複数のハードウエア上
で利用されることを防止できる。
【0136】(実施形態7)
【0137】次に実施形態7について説明する。
【0138】(実施形態7の概念)
【0139】図17は実施形態の動画店頭配布システム
の一例を概念的に表した図である。同図を用いて本実施
形態の一例を概念的に説明する。ビデオの販売とレンタ
ルの双方を行っている店では、店頭端末によりサーバか
らビデオの動画データを受信して記録媒体に記録し、そ
の記録媒体を配布することで販売とレンタルと行ってい
た。客(動画像の視聴を希望する者)Aはビデオの1週
間のレンタルを希望したので、店ではそのビデオの動画
データを店頭端末によりサーバから受信してDVDに記
録するとともに、そのDVDに1週間過ぎると動画像を
再生不可能にするための処理を行いそのDVDをAに配
布した。Aは配布されたDVDを再生して鑑賞したが、
配布から1週間過ぎた時点でその動画像を再生できなく
なった。
【0140】(実施形態7の構成)
【0141】本実施形態は実施形態1から6の構成を基
本とし、前記動画店頭配布システムの店頭端末が、前記
動画像再生情報を再生可能とする期間を特定する情報で
ある設定期間情報を入力する設定期間情報入力部と、前
記記録媒体に対して、前記設定期間情報により特定され
る期間が過ぎると記録された動画像再生情報を再生不可
能にするための処理を行う期間限定再生処理部を有する
動画店頭配布システムである。
【0142】図18に示すのは、本実施形態の動画像店
頭配布システムの機能ブロックの一例を表す図である。
この図にあるように、本実施形態の動画像店頭配布シス
テムは、動画配信サーバ(1810)と、店頭端末(1
820)からなる。動画配信サーバの動画情報蓄積部
(1811)、配信情報受信部(1812)、配信可否
判断部(1813)、動画情報送信部(1814)、ま
た店頭端末(1820)の配信要求情報生成部(182
1)、配信要求情報送信部(1822)、動画情報受信
部(1823)、記録部(1824)の各構成は基本と
する上述の実施形態1から6の対応する部分と同様であ
るので説明を省略する。
【0143】(実施形態7の期間限定再生処理部)
【0144】「設定期間情報入力部」(1825)は、
設定期間情報を入力する。「設定期間情報」は、動画像
再生情報を再生可能とする期間を特定する情報であり、
時間、日、週等を単位とする期間を特定する情報が含ま
れる。例えば、期間が「12時間」であれば「12
H」、「3日」であえば「3D」、「1週間」であれば
「1W」のように、数字、文字で構成されることが考え
られるが、この他記号等で構成されるものであってもよ
い。これにより、動画像再生情報を再生することができ
る期間、即ち動画像情報をレンタルする期間を店頭端末
で設定することができる。
【0145】「期間限定再生処理部」(1826)は、
上述のとおり前記記録媒体に対して、前記設定期間情報
により特定される期間が過ぎると記録された動画像再生
情報を再生不可能にするための処理を行う。例えば、動
画像が記録された記録媒体に、時限プログラムをダウン
ロードすることで、設定期間経過後に動画像再生情報を
映像再生装置により再生できないように処理することが
考えられる。
【0146】期間限定再生処理部(1826)が時限プ
ログラムにより動画像再生情報を再生できないようにす
る処理を行う場合は、その時限プログラムが前記設定期
間情報により特定される期間に基づいて動画像再生情報
を再生できないようにすることで、一定期間のみ動画像
再生情報を再生できる記録媒体の配布による動画像再生
情報のレンタルを行うことができる。このように、設定
期間情報により特定される期間が過ぎた場合は動画像再
生情報が再生できないことから、従来のように貸し出し
たビデオがレンタル期間内に返却されない場合に、後で
延滞金等を徴収しなければならないという問題も生じな
い。
【0147】(実施形態7の処理の流れ)
【0148】本実施形態の処理の流れは、基本とする実
施形態1から6と同様であるので説明を省略する。
【0149】(実施形態7の効果の簡単な説明)
【0150】本実施形態は期間限定再生処理部を有する
ことを特徴とする。これにより、本発明を動画像の販売
だけでなく、レンタルや試聴等にも利用することができ
る。
【0151】(実施形態8)
【0152】次に実施形態8について説明する。
【0153】(実施形態8の概念)
【0154】図19は実施形態の動画店頭配布システム
の一例を概念的に表した図である。同図を用いて本実施
形態の一例を概念的に説明する。店では、店頭端末によ
り動画データをサーバから受信して記録媒体に記録し、
その記録媒体を配布することでビデオの販売、レンタル
を行っている。サーバに蓄積されている動画像は様々な
メーカーより提供を受けたものである。
【0155】店は商流の中では、小売に位置し、動画像
情報を配信する動画配信サーバは、卸業者、ないしは、
元売りに該当する。本発明のシステムにおいては、小売
に位置する店舗が店頭在庫を持たないことが特徴であ
り、従って商流における卸業者、ないしは元売りからの
仕入れは、動画像情報の配信に取って代わる。したがっ
て、その配信に対する対価の算定も配信ごとに行われる
こととなる。その算定をするための実施形態が本実施形
態である。
【0156】店頭端末が動画データをサーバから受信し
て記録媒体に記録する毎に、その記録の履歴に関する情
報を生成し、サーバに送信し、サーバではその送信され
た記録の履歴に関する情報を受信して蓄積し、その蓄積
された記録の履歴に関する情報に基づいて動画データの
配信に対する対価を算定する。そして、サーバを管理す
る側では、店頭端末を管理等する側に動画データの配信
に対する対価を請求することができる。
【0157】このように、店頭端末での動画像情報の記
録の履歴に関する情報に基づいて対価を算定することか
ら、例えば店頭端末によりサーバからの配信を受けない
で不正に動画データの記録を複数回、記録媒体に対して
行ったような場合でも、その回数の分だけ配信を受けた
ものと同様に対価を算定することができる。つまり、配
信された動画データをコピーして、それをマスターとし
て店頭端末により不正に記録媒体に記録し、顧客(動画
像の視聴を希望する者)に販売する行為に対して抑止力
を働かせることができる。
【0158】(実施形態8の構成)
【0159】図20は本実施形態の機能ブロックの一例
を表す図である。
【0160】本実施形態は実施形態1から7の構成を基
本とし、前記店頭端末(2020)は、記録部(202
4)の記録に関する履歴の情報である記録履歴情報を生
成する記録履歴情報生成部(2025)と、前記記録履
歴情報を送信する記録履歴情報送信部(2026)を有
し、前記動画配信サーバ(2010)は前記記録履歴情
報送信部(2026)から送信された記録履歴情報を受
信する記録履歴情報受信部(2015)と、前記記録履
歴情報受信部(2016)で受信した記録履歴情報を蓄
積する記録履歴情報蓄積部と(2016)、前記記録履
歴情報蓄積部(2016)で蓄積した記録履歴情報に基
づいて動画像情報の配信に対する対価を算定するための
対価算定部(2017)とを有する動画店頭配信システ
ムである。
【0161】動画配信サーバ(2010)の動画像情報
蓄積部(2011)と、配信要求情報受信部(201
2)と、配信可否判断部(2013)と、動画像情報送
信部(2014)、配信適正情報修正部(2015)、
また、店頭端末(2020)の配信要求情報生成部20
21、配信要求情報送信部(2022)、動画像情報受
信部(2023)、記録部(2024)は基本とする実
施形態1から7と同様であるので説明を省略する。
【0162】(実施形態8の記録履歴情報等)
【0163】店頭端末(2020)の「記録履歴情報生
成部」(2025)は、記録履歴情報を生成する。
【0164】「記録履歴情報」とは、上述のとおり、店
頭端末の記録部の記録に関する履歴の情報であり、例え
ば、記録した回数、日時、店頭端末のID、記録媒体の
種類、複製禁止処理・期間限定処理の有無、同一ハード
ウエア再生プログラムの記録の有無等の情報である。か
かる記録履歴情報は、動画配信サーバが店頭端末に対し
て行う動画像情報の配信に対する対価の算定基準として
利用することが考えられる。
【0165】店頭端末(2020)の「記録履歴情報送
信部」(2026)は、前記記録履歴情報生成部で生成
された記録履歴情報を動画配信サーバに送信する。
【0166】動画配信サーバ(2010)の「記録履歴
情報受信部(2015)」は、前記記録履歴情報送信部
より送信された記録履歴情報を受信する。
【0167】動画配信サーバ(2010)の「記録履歴
情報蓄積部」(2016)は、前記記録履歴情報受信部
で受信した記録履歴情報を蓄積する。
【0168】動画配信サーバ(2010)の「対価算定
部」(2017)は、前記記録履歴情報蓄積部で蓄積さ
れた記録履歴情報に基づいて、動画像情報の配信に対す
る対価を算定する。
【0169】「動画像情報の配信に対する対価」は、動
画配信サーバの側が動画像情報を配信することについて
動画像情報のメーカー等に支払う動画像情報単位当たり
の仕入れ料を下回らない金額に、前記記録履歴情報に含
まれる記録の回数を乗じて得た額である場合が考えられ
る。また、上述の本実施形態の概念でも説明したとお
り、動画配信サーバからの動画像の配信を実際に受けた
回数ではなく、動画像情報を記録媒体に記録した履歴に
関する情報に基づいて算定することで、店頭端末で動画
像再生情報を記録したマスターを作成し、そのマスター
に基づいて店頭端末を利用して不正コピーをして顧客
(動画像の視聴を希望する者)に販売することに対して
抑止力を働かせることができる。
【0170】(実施形態8の処理の流れ)
【0171】図21は本実施形態の処理の流れの一例を
示すフローチャート図である。
【0172】まず、記録履歴情報を生成する(ステップ
S2101)。さらに、前記ステップS2101で生成
した記録履歴情報を送信する(ステップS2102)。
さらに、前記ステップS2102で送信された記録履歴
情報を受信する(ステップS2103)。さらに、前記
ステップS2103で受信した記録履歴情報を蓄積する
(ステップS2104)。最後に、前記ステップS21
04で蓄積した記録履歴情報に基づいて動画像情報の配
信に対する対価を算定する(ステップS2105)。
【0173】(実施形態8の効果の簡単な説明)
【0174】本実施形態は、店頭端末が記録履歴情報生
成部と、記録履歴情報送信部とを有し、動画配信サーバ
が記録履歴情報受信部と、記録履歴情報蓄積部と、対価
算定部とを有する点に特徴がある。これにより、動画像
情報を商品とする商流における卸売り、元売り側に位置
する動画像配信サーバの側が、商品として動画像情報を
受信して仕入れる小売側に位置する店頭端末の側に対し
て動画像情報の配信に対する対価を算定できる。また、
動画像情報の配信の記録ではなく、動画像再生情報の記
録の履歴に関する情報に基づいて対価を算定すること
で、既に受信した動画像情報をマスターに記録して、以
後動画像配信サーバから動画像情報の配信を受けないで
その動画像情報を再生するための動画像再生情報を記録
媒体に不正にコピーしたことに対しても対価を要求する
ことができ、不正コピーを顧客(動画像の視聴を希望す
る者)に販売することに対して抑止力を働かせることが
できる。
【0175】(実施形態9)
【0176】次に実施形態9について説明する。
【0177】(実施形態9の概念)
【0178】図22は、本実施形態の動画店頭配布シス
テムの一例を概念的に表した図である。この図を利用し
て本実施形態の動画店頭配布システムによる動画像の配
信の一例を概念的に説明する。
【0179】この図にあるように、まず客(動画像の視
聴を希望する者)は店頭端末が設置されている○×ビデ
オショップに行く。そして、従来のビデオショップと同
様にパッケージ陳列棚のパッケージなどを見て購入する
作品を決めようとしていたが、その作品がどのような内
容のものかパッケージの内容からは十分に分からなかっ
たので、ショップの店員に作品の「サンプル画像を視聴
させてください」と申し出た。店員は、店頭端末に客
(動画像の視聴を希望する者)の希望する作品名を入力
する。すると店頭端末は入力された作品名のサンプル画
像に関連付けられたサンプル識別コードを動画配信サー
バへと送信する。なお、かかる作品名の入力は客(動画
像の視聴を希望する者)が自ら入力してもよい。
【0180】動画配信サーバは、受信したサンプル識別
コードからサンプル画像の動画データを識別してハード
ディスク内に蓄積してあるサンプル画像の動画データの
中から該当するサンプル画像の動画データを取得する。
そして、そのサンプル画像の動画データを光通信網など
の高速通信回線を利用して○×ビデオショップの店頭端
末に対して送信する。
【0181】○×ビデオショップの店頭端末は動画配信
サーバから受信した客(動画像の視聴を希望する者)の
希望する作品のサンプル画像の動画データを店頭端末の
ディスプレイに再生出力する。
【0182】以上のように、本実施形態は、動画配信サ
ーバから電子通信網を介して店頭端末へサンプル動画像
を構成するための情報であるサンプル動画像情報を配信
し、店頭端末でそのサンプル動画像の視聴を希望する者
に店頭にて視聴してもらい、その上で動画像の購入等を
希望する場合は、上述の実施形態1から8で説明したよ
うに動画配信サーバから動画像情報を受信して、記録媒
体に動画像再生情報を記録し、その記録媒体を配布する
ための動画店頭配布システムである。
【0183】(実施形態9の構成)
【0184】図23は本実施形態の機能ブロックの一例
を示す図である。
【0185】本実施形態は、前記実施形態1から8の動
画店頭配布システムの構成を基本とし、前記動画配信サ
ーバ(2300)が、サンプル動画像情報蓄積部(23
11)と、サンプル配信要求情報受信部(2312)
と、サンプル動画像情報送信部(2313)とを有し、
前記店頭端末がサンプル配信要求情報生成部(232
1)と、サンプル配信要求情報送信部(2322)と、
サンプル動画像情報受信部(2323)と、再生出力部
(2324)とを有する動画店頭配布システムである。
同図に図示はしていないが、動画配信サーバの動画像情
報蓄積部、配信要求情報受信部、配信可否判断部、動画
像情報送信部、また、店頭端末の配信要求情報生成部、
配信要求情報送信部、動画像情報受信部、記録部につい
ては、基本とする実施形態1から8の対応する部分と同
様であるので説明を省略する。
【0186】「サンプル動画像情報蓄積部」(232
1)は、前記動画像情報の配信適性情報にかかわらず配
信可能であるその動画像情報により構成される動画像の
サンプルとなるサンプル動画像を構成するサンプル動画
像情報と、そのサンプル動画像情報を識別するための情
報であるサンプル動画像識別子、とを関連付けて蓄積す
る。
【0187】「サンプル動画像」とは、前記動画像情報
の配信適性情報にかかわらず配信可能であるその動画像
情報により構成される動画像のサンプルとなる動画像で
あり、動画像の内容の一部又は動画像を編集しもの等が
含まれる。即ち、動画像の購入等の際にその動画像の内
容を確認するために利用することが考えられる。配信適
性情報にかかわらず配信可能とするのは、サンプル動画
像は動画像の内容に配信適性情報に基づいて配信不可能
となるのもが含まれていても当該部分を除いた内容で構
成されるからである。例えば、映画倫理規定管理委員会
の規定により、18歳未満の者は視聴できないとされる
映画についても、その映画の予告編はテレビコマーシャ
ル等で18歳未満は視聴できないことを加えてその年齢
制限が加えられる要因となる画像の部分は省いて告知す
るのと同様の手法により構成されることが考えられる。
【0188】「サンプル動画像情報」は前記動画像情報
の配信適性情報にかかわらず配信可能であるその動画像
情報により構成される動画像のサンプルとなるサンプル
動画像を構成する情報であり、実施形態1の動画像情報
と同様に、サンプル動画像を再生するためのフォーマッ
トで記録されたデータのファイル、また、そのデータの
ファイルを伝送しやすいように圧縮したファイル、不正
に取得されて他人に利用されないように暗号化したもの
が含まれる。
【0189】「サンプル配信情報受信部(2312)」
は、サンプル動画像情報を識別するサンプル動画像識別
子を含み、サンプル動画像の視聴を希望する者の希望に
基づいて生成されたサンプル配信要求情報を受信する。
サンプル配信要求情報受信部では、インターネット網な
どの電子通信網を介して店頭端末から送信されたサンプ
ル配信要求情報を受信する。
【0190】「サンプル動画像情報送信部」(231
3)は、前記サンプル配信要求情報受信部で受信された
サンプル配信要求情報に含まれるサンプル動画像識別子
で識別されるサンプル動画像情報を、前記サンプル動画
像蓄積部から取得して送信する。
【0191】そしてこのサンプル動画像情報送信部で
は、サンプル動画像情報をインターネット網などの電気
通信網を介して店頭端末に対して送信する。ただし、サ
ンプル動画像情報であるサンプル動画像を構成するデー
タのデータ量は大きいので、前記電子通信網はADSL
(Asymmetric Digital Subsc
riber Line)方式などの高速加入者線デジタ
ル伝送方式や、前述の光通信網などの高速電子通信回線
を利用することが望ましい。
【0192】「サンプル配信要求情報生成部」(232
1)は、サンプル動画像の視聴を希望する者の希望に基
づいてサンプル配信要求情報を生成する。
【0193】「サンプル配信要求情報送信部」(232
2)は、前記サンプル配信要求情報生成部で生成された
サンプル配信要求情報を送信する。かかる送信は、イン
ターネット通信回線、または専用の通信回線等により行
なわてもよい。
【0194】「サンプル動画像情報取得部」(232
3)は、前記サンプル配信要求情報生成部で生成された
サンプル配信要求情報に基づいて配信される、前記サン
プル動画像情報を取得する。
【0195】「再生出力部」(2324)は、前記サン
プル動画像情報取得部で取得したサンプル動画像情報に
基づいたサンプル動画像を再生するための情報であるサ
ンプル動画像再生情報に基づいてサンプル動画像を再生
出力する。
【0196】「サンプル動画像再生情報」とは、前記サ
ンプル動画像情報を再生するための情報である。サンプ
ル動画像再生情報は、上述の実施形態1の動画像再生情
報と同様にサンプル動画像を再生するためのフォーマッ
トのデータのファイル、また、そのサンプル動画像再生
情報が伝送用の圧縮ファイルであるならば、その圧縮フ
ァイルを解凍したデータのファイルであり、また、サン
プル動画像情報が圧縮されずに動画像配信サーバから送
信されてくる場合はサンプル動画像とサンプル動画像再
生情報は同一のデータであってもよい。
【0197】(実施形態9の処理の流れ)
【0198】図24は本実施形態の処理の流れの一例を
示すフローチャート図である。
【0199】まず、サンプル動画像情報を蓄積する(ス
テップS2401)。次に、サンプル動画像の視聴を希
望する者の希望に基づいて生成されたサンプル配信要求
情報を生成する(ステップS2402)。さらに、前記
ステップS2402で生成したサンプル配信要求情報を
送信する(ステップS2403)。さらに、前記ステッ
プS2403で送信したサンプル配信要求情報を受信す
る(ステップS2404)。さらに、前記ステップS2
404で受信した配信要求情報に含まれるサンプル動画
像識別子によって識別されるサンプル動画像情報を、前
記ステップS2401で蓄積したサンプル動画像情報の
中から取得して送信する(ステップS2405)。さら
に、前記ステップS2405で送信されたサンプル動画
像情報を取得する(ステップS2406)。最後、前記
ステップS2406で取得したサンプル動画像情報に基
づいたサンプル動画像を再生するためのサンプル動画像
再生情報に基づいてサンプル動画像を再生出力する(ス
テップS2407)。
【0200】(実施形態9の効果の簡単な説明)
【0201】本実施形態は、実施形態1から8の動画店
頭配布システムにおいて、前記動画像情報の配信適性情
報にかかわらず配信可能であるその動画像情報により構
成される動画像のサンプルとなるサンプル動画像を構成
するサンプル動画像情報を蓄積するサンプル動画像情報
蓄積部と、サンプル配信要求情報受信部と、サンプル動
画像情報送信部とを有し、また、店頭端末がサンプル配
信要求情報生成部と、サンプル動画像情報取得部と、再
生出力部とを有することを特徴とする。これにより、前
記動画店頭配布店舗において動画像の視聴を希望する者
である客が動画像の購入等の際に、その動画像の内容の
一部や編集されたものを参考に購入等するか否かを決定
することができる。従来のように、パッケージによりビ
デオ等を販売する店舗では、客にビデオのサンプルの視
聴させる場合、改めてそのビデオ等のサンプルの視聴た
めの装置等を設置する必要が生じ、新たに設備のための
費用等を要してしまう場合がある。一方、前記店頭端末
により動画配信サーバから受信して記録媒体に記録して
配布する動画店頭配布システムでは新たにサンプル動画
像を再生するための端末を設置しなくともその店頭端末
に本実施形態の機能があれば動画像の視聴を希望する者
に対して、サンプル動画像情報を再生出力して視聴させ
た上で動画像情報を記録した記録媒体を購入するか否か
を決めてもらうことができる。
【0202】(実施形態10)
【0203】次に実施形態10について説明する。
【0204】(実施形態10の概念)
【0205】図25は本実施形態の全体の構成の一例を
示す図である。同図を用いて本実施形態の概念を説明す
る。
【0206】ビデオの販売、レンタルを行う動画店頭配
布店舗で、店舗来訪者(動画像の視聴を希望する者)A
はビデオの購入をしようとその動画店頭配布店舗に来店
した。動画店頭配布店舗には、販売、レンタルしている
ビデオのタイトル、識別番号、動画像の一部の静止画な
どが印刷されたパッケージ風印刷物が視認できるように
配置されている。Aはそのパッケージ風印刷物の内容か
ら購入を希望するビデオを選択し、そのパッケージ風印
刷物の内容情報を店員に告げて購入を申し出た。店員
は、その識別番号を店頭端末に入力した。店頭端末はサ
ーバから該当するビデオの内容の動画像を受信するため
の配信要求情報を生成し、その配信要求情報をサーバに
送信し、該当する動画像を受信し、その動画像を記録媒
体に記録した。店員はその記録媒体を代金と引き換えに
店舗来訪者に渡し、店舗来訪者は希望するビデオの動画
像を購入することができた。
【0207】このように、動画店頭配布店舗には実際の
ビデオのパッケージは陳列される必要は無く、そのビデ
オ内容を簡易に表示するパッケージ風印刷物に表示され
ている内容を店頭端末に入力することでサーバから視聴
を希望するビデオの動画像を受信してDVD等の記録媒
体に記録した上で受け取ることができ、動画店頭配布店
舗側としてはパッケージを陳列するために在庫を抱えな
ければならない負担や、万引き等の危険を回避すること
ができる。
【0208】(実施形態10の発明の構成)
【0209】本実施形態は上述の実施形態1から9の動
画店頭配布システムの店頭端末と、動画像の内容を示す
内容情報が印刷されたパッケージ風印刷物が視認可能に
配置され店舗である。店頭端末の、配信要求情報送信
部、動画像情報受信部、記録部については、実施形態1
から9と同様であるので説明を省略する。
【0210】(実施形態10のパッケージ風印刷物)
【0211】図25に示すとおり、「パッケージ風印刷
物」は動画像の内容を示す内容情報が印刷されていて、
視認可能に店舗に配置されている。「パッケージ風印刷
物」とは、いわゆる「パッケージ」とは異なり動画像が
録画されたビデオやDVD等の記録媒体が格納されてい
ないビデオ、DVD等のパッケージをいう。
【0212】「内容情報」とは、上述のとおり、動画像
のタイトル、識別番号、静止画像等をいう。「識別番
号」とは、配信要求情報に含まれる動画像情報識別子と
は異なり、パッケージ風印刷物上に動画像の内容を示す
ものとして印刷されていて、動画像を簡易に識別できる
数字により構成される番号であるが、アルファベット、
記号等と組み合わせて構成されるものであってもよい。
【0213】「視認可能に配置」とは、店舗の壁側、フ
ロア内のディスプレイ等に動画像の内容のジャンル別、
出演している役者別、新作・旧作の別で配置する場合
や、これらと併せて店舗の推薦する動画像をまとめて配
置する場合を含む(図25参照)。
【0214】「店頭端末」は、店舗内に一又は二以上配
置されていてもよく、動画像の購入やレンタルの料金を
精算するための精算機のそばに配置されていてもよい。
これにより、動画像の視聴を希望する者は、前記パッケ
ージ風印刷物の内容情報を店員に告げ、料金を支払うこ
とでその動画像が記録された記録媒体の配布を受け、動
画像を購入等することができる。
【0215】(実施形態10の店頭端末の配信要求情報
生成部)
【0216】「配信要求情報生成部」は、前記実施形態
1から9の配信要求情報生成部と同様に動画像を識別す
るための動画像識別子を含む配信要求情報を生成する
が、かかる配信要求情報をパッケージ風印刷物が示す内
容情報に基づいて生成する。例えば、動画像の視聴を希
望する者が、店頭端末側の店員に動画像の識別番号を告
げて、店員が店頭端末に入力することで、店頭端末では
配信要求情報が生成される。また、店頭端末には動画像
の静止画を映し出すディスプレイが設けられていてもよ
く、この場合そのディスプレイに映し出された動画像の
静止画を選択することで、店頭端末では配信要求情報が
生成される。これら識別番号、静止画に基づいて配信要
求情報が生成され、上述の実施形態1から9と同様に、
当該配信要求情報が店頭端末の配信要求情報送信部から
送信され、動画配信サーバではその送信された配信要求
情報に基づいて特定される動画像情報を、配信適性情報
に基づいて配信可能かどうか配信可否判断部で判断した
上で配信可能であると判断した場合に動画像情報送信部
より送信する。店頭端末では、その送信された動画像情
報を動画像情報受信部で受信し、記録部でその動画像情
報を動画像再生情報として記録媒体に記録する。
【0217】(実施形態10の効果の簡単な説明)
【0218】本実施形態は、上述の実施形態1から9の
動画店頭配布システムの店頭端末を配置し、動画像情報
の内容を示す内容情報が印刷されたパッケージ風印刷物
が動画像の視聴を希望する者である店舗来訪者に視認可
能に配置されことを特徴とする。従来であれば販売する
動画像のビデオパッケージを店頭に用意しなければなら
なかったが、ビデオパッケージが全て売れなかった場合
は在庫分が店の負担となる場合があり、またビデオパッ
ケージの実物を店頭に陳列すると動画像の視聴を希望す
る者である店舗来訪者による万引き等の危険を店が負担
しなければならなかった。本実施形態の店舗を利用する
ことで、ビデオパッケージを実際に店頭に陳列する必要
はなく、上述のような在庫、万引きの危険を店が負担し
なくてもよくなる。
【0219】(実施形態11)
【0220】次に実施形態11について説明する。
【0221】(実施形態11の概念)
【0222】図26は本実施形態の一例を概念的に表し
た図である。同図を用いて本実施形態の一例を概念的に
説明する。動画像をサーバから受信して記録媒体に記録
し、その記録媒体を配布することで動画像を販売・レン
タルする動画店頭配布店舗で、動画像の視聴を希望する
者である店舗来訪者は店舗に配置してあるパッケージ風
印刷物Aの内容情報を見て、「Aのサンプル動画像を見
せてください」と店員に申し出た。店員は、店頭端末に
その内容情報を入力した。店頭端末はその内容情報に基
づいてAのサンプル動画像情報を取得して、店頭端末の
ディスプレイにサンプル動画像を再生出力した。動画像
の視聴を希望する者である店舗来訪者はそのAのサンプ
ル動画像を見て、Aの動画像を購入するかどうかを決め
ることができた。
【0223】(実施形態11の構成)
【0224】図27は本実施形態の店頭端末の機能ブロ
ックの一例を示す図である。
【0225】実施形態11は、請求項9記載の店頭端末
を配置した動画店頭配布店舗であって、前記動画像の内
容を示す内容情報(タイトル、識別番号、静止画像な
ど)が印刷されたパッケージ風印刷物が動画像の視聴を
希望する者である店舗来訪者に対して視認可能に配置さ
れ、前記店頭端末のサンプル配信要求情報生成部271
1は、そのパッケージ風印刷物が示す内容情報に基づい
てサンプル配信要求情報を生成する動画店頭配布店舗で
ある。
【0226】店頭端末の基本的な構成は、基本とする実
施形態9の店頭端末と同様であるので説明を省略する。
また、パッケージ風印刷物は実施形態10と同様である
ので、説明を省略する。
【0227】「サンプル配信要求情報生成部(271
1)」は、上述の実施形態9のとおり、配信適性情報に
かかわらず配信可能である動画像情報により構成される
動画像のサンプルとなる動画像であるサンプル動画像を
構成するサンプル動画像情報
【0228】の配信要求であるサンプル配信要求情報を
生成するが、本実施形態では特に、パッケージ風印刷物
に示される内容情報に基づいてサンプル配信要求情報を
生成する。
【0229】(実施形態11の効果の簡単な説明)
【0230】上述の実施形態9の効果の簡単な説明でも
述べた従来のように、パッケージにより動画像を販売す
る店舗では、改めて動画像のサンプル動画像を視聴ため
の装置等を設置する場合は費用等を要してしまう。一
方、前記店頭端末により動画配信サーバから受信して記
録媒体に記録して配布する動画店頭配布システムでは新
たにサンプル動画像を再生するための端末を設置しなく
ともその店頭端末に本実施形態の機能があれば動画像の
視聴を希望する者、例えば動画像再生情報を記録した記
録媒体の購入を希望する者にサンプル動画像再生情報を
再生出力して視聴してもらった上で、動画像再生情報を
記録した記録媒体を購入するか否かを決めてもらうこと
ができる。
【0231】
【効果】以上のように本実施形態の動画店頭配布システ
ムは、動画配信サーバに蓄積された動画像情報に関連付
けられた配信適性情報によって、一元的に動画像が配信
可能かどうかの管理ができ、また店頭で動画像を再生す
るための動画像再生情報を記録した記録媒体を配布す
る。これにより、ネットワークから各家庭に対する直接
的なコンテンツ、特に未成年者などに有害とされるコン
テンツの配信による弊害を未然に防止することを目的と
する。また、店頭には動画像再生情報を記録した記録媒
体を含むパッケージの在庫を置く必要がないため、店で
の在庫負担が軽減され、また店頭での万引き等による弊
害も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を概念的に表した図
【図2】実施形態1の全体の機能ブロックの一例を示す
【図3】実施形態1の処理の流れの一例を示すフローチ
ャート図
【図4】実施形態2を概念的に表した図
【図5】実施形態2の動画店頭配布システムの機能ブロ
ックの一例を示す図
【図6】実施形態2の配信適性情報を修正する操作をす
るための表示画面の一例を表す図
【図7】実施形態2の動画配信サーバの処理の流れの一
例を示すフローチャート図
【図8】実施形態3を概念的に表した図
【図9】実施形態3の動画店頭配布システムの機能ブロ
ックの一例を示す図
【図10】実施形態4を概念的に表した図
【図11】実施形態4の動画店頭配布システムの機能ブ
ロックの一例を示す図
【図12】実施形態4処理の流れの一例を示すフローチ
ャート図
【図13】実施形態5を概念的に表した図
【図14】実施形態5の動画店頭配布システムの機能ブ
ロックの一例を示す図
【図15】実施形態6を概念的に表した図
【図16】実施形態6の動画店頭配布システムの機能ブ
ロックの一例を示す図
【図17】実施形態7を概念的に表した図
【図18】実施形態7の動画店頭配布システムの機能ブ
ロックの一例を示す図
【図19】実施形態8を概念的に表した図
【図20】実施形態8の動画店頭配布システムの機能ブ
ロックの一例を示す図
【図21】実施形態8処理の流れの一例を示すフローチ
ャート図
【図22】実施形態9を概念的に表した図
【図23】実施形態9の動画店頭配布システムの機能ブ
ロックの一例を示す図
【図24】実施形態9処理の流れの一例を示すフローチ
ャート図
【図25】実施形態10の構成の一例を示した図
【図26】実施形態11を概念的に表した図
【図27】実施形態11の動画店頭配布システムの店頭
端末の機能ブロックの一例を示す図
【符号の説明】
0210 動画配信サーバ 0211 動画像情報蓄積部 0212 配信要求情報受信部 0213 配信可否判断部 0214 動画像情報送信部 0220 店頭端末 0221 配信要求情報生成部 0222 配信要求情報送信部 0223 動画像情報受信部 0224 記録部
フロントページの続き (71)出願人 502082627 仲 英雄 埼玉県さいたま市土呂2―101―104 (71)出願人 502083071 斎藤 博行 神奈川県大和市中央林間2―16―42 (71)出願人 502083082 中脇 剛 神奈川県綾瀬市小園355 (71)出願人 502083093 石原 健一 神奈川県藤沢市鵠沼桜が岡2―8―31 (72)発明者 西澤 淳 東京都調布市西つつじヶ丘1―5―7― 103 (72)発明者 中村 聡二郎 東京都世田谷区奥沢5−26−12−305 Fターム(参考) 5C052 AA02 AA03 AA04 AB03 AB04 DD04 5C053 FA13 FA23 FA24 GB06 GB37 GB38 JA21 KA24 LA11 LA15 5C064 BA01 BA07 BB08 BC06 BC18 BC23 BC25 BD02 BD08 BD14

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画配信サーバから電子通信網を介して
    店頭端末へ動画像を構成するための情報である動画像情
    報を配信し、店頭端末から記録媒体に動画像再生情報を
    記録して、その記録媒体を動画像の視聴を希望する者に
    店頭にて配布するための動画店頭配布システムであっ
    て、前記動画配信サーバは、動画像情報が法律、条例、
    倫理規定のいずれか一又は二以上の基準に基づいて配信
    をするに適したものかの判断のための情報である配信適
    性情報、及びその動画像情報を識別するための情報であ
    る動画像識別子、と関連付けて前記動画像情報を蓄積す
    る動画像情報蓄積部と、動画像情報を識別する動画像識
    別子を含み、動画像の視聴を希望する者の希望に基づい
    て生成された配信要求情報を受信する配信要求情報受信
    部と、前記配信要求情報受信部で受信された配信要求情
    報に含まれる動画像識別子で識別される動画像情報が、
    その動画像情報に関連付けられた配信適性情報に基づい
    て配信可能か判断する配信可否判断部と、前記配信可否
    判断部での判断結果が配信可能であるとの判断結果であ
    る場合に、その動画像識別子で識別される動画像情報
    を、前記動画像情報蓄積部から取得して送信する動画像
    情報送信部と、を有し、前記店頭端末は、前記配信要求
    情報を生成するための配信要求情報生成部と、前記配信
    要求情報生成部で生成された配信要求情報を送信する配
    信要求情報送信部と、前記配信要求情報送信部から送信
    した配信要求情報に基づいて配信される動画像情報を受
    信する動画像情報受信部と、前記動画像情報受信部で受
    信した動画像情報に基づいて映像再生装置にて再生可能
    に記録媒体に動画像情報を再生するための情報である動
    画像再生情報を記録する記録部と、を有する動画店頭配
    布システム。
  2. 【請求項2】 前記動画配信サーバは、前記配信適性情
    報を修正する配信適性情報修正部をさらに有することを
    特徴とする請求項1記載の動画店頭配布システム。
  3. 【請求項3】 前記配信要求情報には、さらに、動画像
    の視聴を希望する者の属性情報が含まれ、前記動画配信
    サーバの配信可否判断部は、さらに前記属性情報に基づ
    いて配信可能か判断する、ことを特徴とする請求項1又
    は2記載の動画店頭配布システム。
  4. 【請求項4】 前記店頭端末が、動画像の視聴を希望す
    る者が自己申告する属性情報と、前記動画像の視聴を希
    望する者の外観に基づいて得られるその者の属性との比
    較結果を入力するための比較結果入力部をさらに有し、
    前記比較結果が一致する場合にのみ前記配信要求情報送
    信部が配信要求情報の送信をする、請求項3記載の動画
    店頭配布システム。
  5. 【請求項5】 前記動画店頭配布システムの店頭端末
    は、前記記録媒体に対して、記録された前記動画像再生
    情報を他の記録媒体に複製不可能にするための処理を行
    う複製禁止処理部を、さらに有することを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか一に記載の動画店頭配布システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記動画像再生情報は、前記記録媒体を
    介する再生においては、最初に再生したハードウエア上
    でのみ二度目以降の再生を可能とするためのプログラム
    である同一ハードウエア再生プログラムを含むことを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の動画店頭
    配布システム。
  7. 【請求項7】 前記動画店頭配布システムの店頭端末
    は、前記記録媒体に対して動画像再生情報を再生可能と
    する期間を特定する情報である設定期間情報を入力する
    設定期間情報入力部と、前記設定期間情報入力部で入力
    された設定期間情報により特定される期間が過ぎると記
    録された動画像再生情報を再生不可能にするための処理
    を行う期間限定再生処理部と、をさらに有することを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の動画店頭
    配布システム。
  8. 【請求項8】前記店頭端末は、記録部の記録に関する履
    歴の情報である記録履歴情報を生成する記録履歴情報生
    成部と、記録履歴情報生成部にて生成された記録履歴情
    報を送信する記録履歴情報送信部と、を有し、前記動画
    配信サーバは、前記記録履歴情報送信部から送信された
    記録履歴情報を受信する記録履歴情報受信部と、前記記
    録履歴情報受信部で受信した記録履歴情報を蓄積する記
    録履歴情報蓄積部と、前記記録履歴情報蓄積部で蓄積し
    た記録履歴情報に基づいて動画像情報の配信に対する対
    価を算定するための対価算定部とを有する請求項1から
    7に記載の動画店頭配布システム。
  9. 【請求項9】 前記動画配信サーバは、前記動画像情報
    の配信適性情報にかかわらず配信可能であるその動画像
    情報により構成される動画像のサンプルとなるサンプル
    動画像を構成するサンプル動画像情報と、そのサンプル
    動画像情報を識別するための情報であるサンプル動画像
    識別子、とを関連付けて蓄積するサンプル動画像情報蓄
    積部と、サンプル動画像情報を識別するサンプル動画像
    識別子を含み、サンプル動画像の視聴を希望する者の希
    望に基づいて生成されたサンプル配信要求情報を受信す
    るサンプル配信要求情報受信部と、前記サンプル配信要
    求情報受信部で受信されたサンプル配信要求情報に含ま
    れるサンプル動画像識別子で識別されるサンプル動画像
    情報を、前記サンプル動画像蓄積部から取得して送信す
    るサンプル動画像情報送信部と、を有し、前記店頭端末
    は、サンプル配信要求情報を生成するサンプル配信要求
    情報生成部と、前記サンプル配信要求情報生成部で生成
    されたサンプル配信要求情報を送信するサンプル配信要
    求情報送信部と、前記サンプル配信要求情報生成部で生
    成されたサンプル配信要求情報に基づいて配信される、
    前記サンプル動画像情報を取得するサンプル動画像情報
    取得部と、前記サンプル動画像情報取得部で取得したサ
    ンプル動画像情報に基づいたサンプル動画像を再生する
    ための情報であるサンプル動画像再生情報に基づいてサ
    ンプル動画像を再生出力する再生出力部と、を有する前
    記請求項1から8に記載の動画店頭配布システム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか一に記載の
    動画配信サーバ。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9のいずれか一に記載の
    店頭端末。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の店頭端末を配置した
    動画店頭配布店舗であって、前記動画像の内容を示す内
    容情報が印刷されたパッケージ風印刷物が動画像の視聴
    を希望する者である店舗来訪者に対して視認可能に配置
    され、前記店頭端末の配信要求情報生成部は、そのパッ
    ケージ風印刷物が示す内容情報に基づいて配信要求情報
    を生成することを特徴とする動画店頭配布店舗。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の店頭端末を配置した動
    画店頭配布店舗であって、前記動画像の内容を示す内容
    情報が印刷されたパッケージ風印刷物が動画像の視聴を
    希望する者である店舗来訪者に対して視認可能に配置さ
    れ、前記店頭端末のサンプル配信要求情報生成部は、そ
    のパッケージ風印刷物が示す内容情報に基づいてサンプ
    ル配信要求情報を生成することを特徴とする動画店頭配
    布店舗。
  14. 【請求項14】 電子通信網を介して動画像を構成する
    ための情報である動画像情報を配信し、記録媒体に動画
    像再生情報を記録して、その記録媒体を動画像の視聴を
    希望する者に店頭にて配布するための動画店頭配布方法
    であって、動画像情報が法律、条例、倫理規定のいずれ
    か一又は二以上の基準に基づいて配信をするに適したも
    のかの判断のための情報である配信適性情報、及びその
    動画像情報を識別するための情報である動画像識別子、
    と関連付けて動画像情報を蓄積するステップと、動画像
    情報を識別する動画像識別子を含み、動画像の視聴を希
    望する者の希望に基づいて配信要求情報を店頭において
    生成するためのステップと、前記ステップで生成された
    前記配信要求情報を送信するステップと、前記ステップ
    で送信された配信要求情報を受信するステップと、前記
    ステップで受信された配信要求情報に含まれる動画像識
    別子で識別される動画像情報が、その動画像情報に関連
    付けられた配信適性情報に基づいて配信可能か判断する
    ステップ、前記ステップでの判断結果が配信可能である
    との判断結果である場合に、その動画像識別子で識別さ
    れる動画像情報を、前記ステップにおいて蓄積した動画
    像情報の中から取得して送信するステップ、前記ステッ
    プで送信された動画像情報を受信するステップと、前記
    ステップで受信した動画像情報に基づいて映像再生装置
    にて再生可能に記録媒体に動画像情報を再生するための
    情報である動画像再生情報を記録するステップと、を含
    む動画店頭配布方法。
JP2002061321A 2002-03-07 2002-03-07 動画店頭配布システム Expired - Fee Related JP4803780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061321A JP4803780B2 (ja) 2002-03-07 2002-03-07 動画店頭配布システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061321A JP4803780B2 (ja) 2002-03-07 2002-03-07 動画店頭配布システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009023400A Division JP2009165140A (ja) 2009-02-04 2009-02-04 動画店頭配布システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003264814A true JP2003264814A (ja) 2003-09-19
JP4803780B2 JP4803780B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=29195699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002061321A Expired - Fee Related JP4803780B2 (ja) 2002-03-07 2002-03-07 動画店頭配布システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4803780B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518156A (ja) * 2003-11-19 2007-07-05 ソリタ ソフトウェア エルエルピー デジタル・メディア在庫管理、流通、および破壊のシステム
JP2008165562A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Mikiyuki Nakayama 複数カードを利用した決済システム及び端末装置
KR100930529B1 (ko) 2007-08-08 2009-12-09 주식회사 코난테크놀로지 비디오 식별을 통한 유해 동영상 검열 시스템 및 방법
JP2010114626A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Atsushi Nishizawa 動画配信装置、動画配信システム、動画像配信方法および動画像提供店頭端末

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518156A (ja) * 2003-11-19 2007-07-05 ソリタ ソフトウェア エルエルピー デジタル・メディア在庫管理、流通、および破壊のシステム
JP4777256B2 (ja) * 2003-11-19 2011-09-21 ソリタ ソフトウェア エルエルピー デジタル・メディア在庫管理、流通、および破壊のシステム
JP2008165562A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Mikiyuki Nakayama 複数カードを利用した決済システム及び端末装置
KR100930529B1 (ko) 2007-08-08 2009-12-09 주식회사 코난테크놀로지 비디오 식별을 통한 유해 동영상 검열 시스템 및 방법
JP2010114626A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Atsushi Nishizawa 動画配信装置、動画配信システム、動画像配信方法および動画像提供店頭端末

Also Published As

Publication number Publication date
JP4803780B2 (ja) 2011-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180330413A1 (en) Product And Presentation Placement System
JP5893779B2 (ja) ユニバーサルマルチメディア販売、格納、および再生システムおよび方法
CA2384680A1 (en) Content distribution method and apparatus
US7333949B2 (en) Apparatus and a method for outputting control information
US20080082349A1 (en) Using information about a financial transaction to augment information in an online social network
US20050125405A1 (en) Distinct display of differentiated rights in property
MXPA05004945A (es) Activacion y personalizacion de contenido descargable.
WO2004061587A2 (en) Method and system for direct purchase in response to a multi-media display
KR101744019B1 (ko) 동영상을 이용한 상품 정보 제공 방법 및 이에 사용되는 관리 서버
US7336801B2 (en) System and method for obtaining image-based products from a digital motion picture source
US20050144201A1 (en) Content data reproducing apparatus, advertisement information distribution system, advertisement information distribution method, content data reproducing program, and information recording medium
JP4803780B2 (ja) 動画店頭配布システム
US9437239B2 (en) Electronic system for the protection and control of license transactions associated with the disablement of replicated read only media and its bound licensed content
US9002724B2 (en) Incentive provision system
EP1252770B1 (en) Flexible content distribution method
JP2009165140A (ja) 動画店頭配布システム
JP2008146467A (ja) コンテンツ再生装置、決済方法および決済用プログラム
JP2003187118A (ja) コンテンツ供給装置、コンテンツ供給方法、および可搬型記録媒体
JP2002351371A (ja) 広告情報提供システム
JP2002169910A (ja) 版権管理サーバ、マルチメディアキオスク端末装置、版権管理方法、マルチメディアキオスク端末装置の稼動方法、記録媒体およびコンピュータプログラム
KR20030027441A (ko) 통신 기능이 부설된 디브이디 재생장치 및 그 장치를이용한 상품구매방법
JP2003153240A (ja) 映像コンテンツ販売・レンタルシステム
WO2002041204A2 (en) Improvements relating to digital data distribution

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080502

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080502

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090423

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees