JP2003264581A - 通信中継方法、通信中継装置、通信ネットワーク装置、ネットワークアドレス決定方法、通信方法、通信端末装置並びにネットワークネームサーバ装置。 - Google Patents
通信中継方法、通信中継装置、通信ネットワーク装置、ネットワークアドレス決定方法、通信方法、通信端末装置並びにネットワークネームサーバ装置。Info
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Abstract
を構築する。 【解決手段】 ネットワークスイッチ1は、インプット
ヘッダIHDの最初の1ビットを調べる。インプットヘ
ッダIHDの最初の1ビットが0であった場合に、出力
ポート39へパケットを中継する。中継に用いたアドレ
ス0は、出力パケットOUTpack中のアウトプットトレ
ーラOTLの先頭に移動する。
Description
中継することによりネットワークを構築するための通信
中継方法、通信中継装置、通信ネットワーク装置、ネッ
トワークアドレス決定方法、通信方法、通信端末装置並
びにネットワークネームサーバ装置に関する。
飛躍的に拡大している。中でも、今後特に応用の拡大が
見込まれるのは、リアルタイムゲームや、インターネッ
ト電話・テレビ会議など、コンピュータグラフィックス
や映像/音声ストリーミングなどを使って複数の相手と
同時にリアルタイムかつ対話的な通信を行う用途であ
る。
ュータネットワークにおける中継遅延は、ネットワーク
中継装置の構造上ある程度以上短くすることはできなか
った。
装置では、図1に示すような構成のネットワークスイッ
チ10を用いて中継処理が行われていた。
0は、ヘッダ読取部110、中継先決定処理部120及
び中継処理部130からなり、先ず、パケットヘッダの
一部又は全部の読み込みをヘッダ読取部110により行
い、次に、中継先決定処理部120において、読み込ん
だパケットヘッダの中から取り出した宛先アドレスに基
づいてテーブルを検索し、中継先を決定する。そして最
後に、上記中継先決定処理部120により決定された中
継先に基づいて、中継処理部130により中継を行う。
は、ヘッダ読取部110においてパケットヘッダの中か
ら宛先アドレス全体を読み込む時間と、中継先決定処理
部12において宛先アドレスに基づいて中継テーブルを
検索する時間の合計より短くすることができなかった。
ムかつ対話的な通信を行う用途において、快適なアプリ
ケーションを提供するために重要なことは、ネットワー
クの遅延時間を短くすることである。例えば、電話の音
声の遅延時間は短いほどよい。また、並列コンピュータ
などでネットワークスイッチを介して接続した複数のコ
ンピュータが同期して動く場合、ほかのコンピュータの
処理終了を待って動くための待ち時間を短くするために
は通信遅延が短ければ短いほど全体のパフォーマンスが
上がる。
いネットワーク中継方法や中継装置、ネットワークアー
キテクチャが強く望まれていた。
な限り短くしたネットワークを構築するための通信中継
方法、通信中継装置、通信ネットワーク装置、ネットワ
ークアドレス決定方法、通信方法、通信端末装置並びに
ネットワークネームサーバ装置を提供することにある。
パケットの中で最初に読み込んだアドレスの一部に基づ
いて直接中継先を決定する。この中継先決定方法によ
り、ヘッダの読み込み開始から中継先の決定までの時間
を最小限にした。また、複数のスイッチを接続してネッ
トワークセグメントを構成した場合も、それ以前の中継
で使用済みのアドレスをヘッダから取り除くことによ
り、接続された全てのスイッチが最小の遅延で動くよう
にした。
受信したパケット中の1ビット以上の情報にしたがって
複数の中継先の中から1以上の中継先を決定し、上記中
継先の決定に用いた1ビット以上の情報をパケット内の
元あった位置から削除し、上記1ビット以上の情報が除
去されたパケットを上記中継先に転送することを特徴と
する。
したパケット中の1ビット以上の情報にしたがって複数
の中継先の中から1以上の中継先を決定する中継先決定
手段と、上記中継先の決定に用いた1ビット以上の情報
をパケット内の元あった位置から削除する情報削除手段
と、上記1ビット以上の情報が除去されたパケットを上
記中継先に送信するパケット送信手段とを備えることを
特徴とする。
は、それぞれ受信したパケット中の1ビット以上の情報
にしたがって複数の中継先の中から1以上の中継先を決
定する中継先決定手段と、上記中継先の決定に用いた1
ビット以上の情報をパケット内の元あった位置から削除
する情報削除手段と、上記1ビット以上の情報が除去さ
れたパケットを上記中継先に送信するパケット送信手段
とを備える通信中継装置群と通信端末装置群を伝送路で
接続することを特徴とする。
ト中の1ビット以上の情報にしたがって複数の中継先の
中から1以上の中継先を決定する中継先決定手段と、上
記中継先の決定に用いた1ビット以上の情報をパケット
内の元あった位置から削除する情報削除手段と、上記1
ビット以上の情報が除去されたパケットを上記中継先に
送信するパケット送信手段とを備える通信中継装置群と
通信端末装置群を伝送路で接続する通信ネットワーク装
置におけるネットワークアドレス決定方法であって、送
信元の通信端末装置から受信先の通信端末装置へ至る経
路上に存在する通信中継装置ごとの中継先を表す1ビッ
ト以上の情報を経路の順番に列挙することによりネット
ワークアドレスとすることを特徴とする。
ト中の1ビット以上の情報にしたがって複数の中継先の
中から1以上の中継先を決定する中継先決定手段と、上
記中継先の決定に用いた1ビット以上の情報をパケット
内の元あった位置から削除する情報削除手段と、上記1
ビット以上の情報が除去されたパケットを上記中継先に
送信するパケット送信手段とを備える通信中継装置群と
通信端末装置群を伝送路で接続する通信ネットワーク装
置における通信方法であって、送信元の通信端末装置か
ら受信先の通信端末装置へ至る経路上に存在する通信中
継装置ごとの中継先を表す1ビット以上の情報を経路の
順番に列挙したネットワークアドレスをパケット中に記
述し、このパケットを送信することを特徴とする。
ト中の1ビット以上の情報にしたがって複数の中継先の
中から1以上の中継先を決定する中継先決定手段と、上
記中継先の決定に用いた1ビット以上の情報をパケット
内の元あった位置から削除する情報削除手段と、上記1
ビット以上の情報が除去されたパケットを上記中継先に
送信するパケット送信手段とを備える通信中継装置群と
通信端末装置群を伝送路で接続する通信ネットワーク装
置における通信端末装置であって、送信元の通信端末装
置から受信先の通信端末装置へ至る経路上に存在する通
信中継装置ごとの中継先を表す1ビット以上の情報を経
路の順番に列挙したネットワークアドレスをパケット中
に記述するネットワークアドレス記述手段と、上記ネッ
トワークアドレス記述手段により上記ネットワークアド
レスが記述されたパケットを送信するパケット送信手段
とを備えることを特徴とする。
ット中の1ビット以上の情報にしたがって複数の中継先
の中から1以上の中継先を決定する中継先決定手段と、
上記中継先の決定に用いた1ビット以上の情報をパケッ
ト内の元あった位置から削除する情報削除手段と、上記
1ビット以上の情報が除去されたパケットを上記中継先
に送信するパケット送信手段とを備える通信中継装置群
と、それぞれ送信元の通信端末装置から受信先の通信端
末装置へ至る経路上に存在する通信中継装置ごとの中継
先を表す1ビット以上の情報を経路の順番に列挙したネ
ットワークアドレスをパケット中に記述するネットワー
クアドレス記述手段と、上記ネットワークアドレス記述
手段により上記ネットワークアドレスが記述されたパケ
ットを送信するパケット送信手段とを備える通信端末装
置群を伝送路で接続する通信ネットワーク装置に接続さ
れるネットワークネームサーバ装置であって、通信端末
装置が通信しようとする通信相手端末装置の名前をキー
にしたアドレスの問い合わせを受け付け、送信元の通信
端末装置から受信先の通信端末装置へ至る経路上に存在
する通信中継装置ごとの中継先を表す1ビット以上の情
報を経路の順番に列挙したネットワークアドレスを生成
するネットワークアドレス生成手段を備え、上記問い合
わせに対して、両端末装置間を中継するネットワークア
ドレスとして、上記ネットワークアドレス生成手段によ
り生成したネットワークアドレスを返答することを特徴
とする。
て、図面を参照して詳細に説明する。
では、図2に示すように、1個の入力ポート19と2個
の出力ポート39,49を備え、入力ポート19から入
力されたパケットをアドレスにしたがって出力ポート3
9,49のどちらかに出力するネットワークスイッチ1
が用いられる。このネットワークスイッチ1は、一本の
シリアルデータ入力INを2本のシリアルデータ出力O
UT1,OUT2に分岐する1入力2出力のスイッチで
ある。
9に入力した最初の1ビットが0の場合、図3に示すよ
うな中継動作を行う。
Npackは、インプットヘッダIHD、通信の内容である
ペイロードPLD並びにインプットトレーラITLから
成り立っている。また、出力パケットOUTpackは、ア
ウトプットヘッダOHD、ペイロードPLD並びにアウ
トプットトレーラOTLから成り立っている。
スイッチが使用する中継先アドレスとエラーチェック用
のCRCが、ペイロードPLDには少なくとも伝送すべ
きデータとCRCが、トレーラITL,OTLには今ま
で通過したスイッチが使用した中継先アドレスのビット
順を反転したものとCRCがそれぞれ含まれる。
プットヘッダIHDの最初の1ビットを調べる。この図
3に示す例では、インプットヘッダIHDの最初の1ビ
ットが0であったので、出力ポート39へパケットを中
継する。中継に用いたアドレス0は、出力パケットOU
Tpack中のアウトプットトレーラOTLの先頭に移動す
る。
クスイッチ1の中継動作を図4に示す。この図4に示す
例の場合、ネットワークスイッチ1は、入力パケットI
Npackについて、インプットヘッダIHDの先頭を調
べ、これが1であったのでパケットを出力ポート49へ
中継し、中継に用いたアドレス1を出力パケットOUT
pack中のアウトプットトレーラOTLの先頭に移動す
る。
クスイッチ1の具体的な構成例を図5に示す。
は、データ抽出部10、中継先メモリ11、デマルチプ
レクサ13、プリアンブル抽出部15,最後尾チェッカ
17、マルチプレクサ31,41、CRC変換器32,
42、FIFOメモリ35,45などからなる。
力ポート19を介して入力される入力データは、分岐さ
れてデータ抽出部10とプリアンブル検出部15とに供
給される。
データパケットの先頭につくデータや存在しない部分を
検出し、CRCチェッカを初期化する。
ックがコーディングされて伝送されるので、データ抽出
部10は、入力からクロックを分離し、データだけをデ
マルチプレクサ13に送り、また、パケットの先頭デー
タの1ビットを中継先データDprとして中継先メモリ1
1に送る。中継先メモリ11はこの1ビットを記憶す
る。
モリ11から送られてくる中継先データDprに基づい
て、中継先データDprを取り除いた残りのデータを複数
のマルチプレクサ31,41のどちらかに送る。ここで
は、例えば中継先データDprが0であると仮定して、中
継先データDprを取り除いたデータはマルチプレクサ3
1に送られるものとする。
のカウントにより、及び/又は、CRCチェックによ
り、ヘッダ、データ、トレーラそれぞれの最後尾を検出
する。
カ17によりDATAのCRCの最後尾が検出された
ら、その直後のトレーラの先頭に中継先メモリ11から
得た中継先データDprを追加し、CRC変換器32へ送
る。
先アドレスを取り除くことによって変化したCRCのビ
ット位置と、トレーラの中に中継先アドレスを追加した
ことによって変化したCRCのビット位置をそれぞれ計
算する。ここでいうビット位置とは0ビット以上任意の
ビット数のビット位置である。そして、得られたビット
位置におけるオリジナルのCRCを変更し、中継後の正
しいCRCを得る。
Oメモリ35を経由して出力ポート39に出力される。
出力ポートの接続先がビジーでない場合は直ちに出力さ
れるが、ビジーの場合にパケットはFIFOメモリ35
に先入れ先出しの順序でバッファリングされる。
中継先データDprが1である場合は、中継先データDpr
を取り除いたDATAが、デマルチプレクサ13からマ
ルチプレクサ41に送られて、CRC変換器42、FI
FOメモリ45を経由して同様の処理を行い、出力ポー
ト49に出力される。
構成のスイッチ2を用いて、2入力2出力のバタフライ
スイッチ9を構成する例を図6に示す。
ポート91の入力IN1は、ネットワークスイッチ1に
よってスイッチングされ、スイッチング先によってマル
チプレクサ38又はマルチプレクサ48に入力される。
同様に入力ポート92の入力IN2は、ネットワークス
イッチ2によってスイッチングされ、マルチプレクサ3
8又はマルチプレクサ48に入力される。
ークスイッチ1,2から受け取った入力IN1,IN2
のうち先に到着した方を出力ポート93に出力する。両
方のネットワークスイッチ1,2から入力があった場合
は、どちらかのネットワークスイッチ1,2の出力OU
T1,OUT2をビジーにして待たせておく。各ネット
ワークスイッチ1,2にはFIFOメモリがバッファメ
モリとして内蔵されているので、オーバーフローしない
限りDATAが失われることはない。マルチプレクサ4
8も同様の機能を有する。
多数接続してクライアント20とサーバ30とを接続す
るスイッチファブリック40を構成した例を示す。スイ
ッチファブリック40は、例えば、バンヤンやクロスバ
やその変形などの任意の構成をとることができる。
する場合に、あるポートからあるポートへ至るアドレス
が、その反対に至るアドレスのビット反転になるように
入出力ポートの対を決定する。
してクライアント20とサーバ30とを接続するネット
ワークセグメント50を構成した例を図8に示す。ネッ
トワークセグメント50においても、あるポートからあ
るポートへ至るアドレスが、その反対に至るアドレスの
逆順になるように接続する。
ライアント20とサーバ30との接続を図9に示す。ク
ライアント20からネットワークセグメント50へ送り
出したパケットは、ヘッダにサーバ30へのアドレス
[1100100]が含まれ、トレーラが空である。
50に含まれる多数のネットワークスイッチを経由する
ことによりヘッダのアドレスが先頭から順次削除され、
トレーラに移動する。その結果、その結果サーバ30が
受信したパケットは、ヘッダが空になり、トレーラにア
ドレスが全て移動する。トレーラには、クライアント2
0からサーバ30への送信アドレス[1100100]
を逆順にしたサーバ30からクライアント20への返信
アドレス[0010011]が取り込まれる。
い、ネットワークセグメント50を通して結果をクライ
アント20に返信する。この接続を図10に示す。
ら受信したパケットのトレーラをそのまま返信アドレス
[0010011]として使用することができる。これ
は、ネットワークセグメント50内での通信において、
送信アドレス[1100100]の逆順が返信アドレス
[0010011]になるというルールが守られている
からである。
ト番号(PortID)を記述することができる。ポート番号
を付加したパケットの中継動作例を図11に示す。ここ
で、ポート番号とは、ネットワークの通信で行うサービ
スの大まかな種類、又はプロトコルを表すビット列であ
る。
プロトコルが割り当てられる。
ント50の全てのスイッチを通過したパケットがサーバ
30に届くと、ヘッダのアドレスは全てトレーラに移動
し、ヘッダにはポート番号が残っている。サーバ30
は、ポート番号の値に基づいてDATAの内容を解釈
し、適切な処理を行って結果をクライアント20に戻
す。
対して短い符号を割り当てることを想定して、ポート番
号が可変長である場合の例を示した。しかし、多くのイ
ンターネットプロトコルで使われているように、16ビ
ットなどの固定長のポート番号を使用しても作用は同じ
である。
必要に応じてネームサーバを接続することにより、通信
機器の名前とネットワークアドレスとの変換を行うこと
ができる。図12は、ネームサーバの概念を示す図であ
る。
トワークサーバーは、同じネットワークセグメントの中
の接続を全てデータベース化している。データベースの
作成方法はここでは述べないが、手動で全ての接続をデ
ータベース化しておく方法、値が連続するある範囲のア
ドレスを順次自動的に発生して、相手に問い合わせる方
法などがある。
れた全てのネットワーク機器をノードと呼ぶ。
0Aが、自分と同一のセグメント50A上のゲートウエ
イ“GW”60のアドレスを、ネームサーバ“nsr
v”70Aに問い合わせることを想定する。ここでも、
手動設定などの方法によりクライアント20はネームサ
ーバ“nsrv”70のアドレスを持っていることが前
提である。
0のプロトコルに対応するポート番号と、ネームサーバ
“nsrv”70のアドレスを指定してクライアント
“Jessie”20Aからネームサーバ“nsrv”
70へパケットを送る。DATAには、ネームサーバ
“nsrv”70のプロトコルで規定されたフォーマッ
トで、通信を行おうとする相手の名前が格納されてい
る。
トトレーラに付加された逆順の返信アドレスに基づき、
発信者であるクライアント“Jessie”20Aを特
定する。次に、ネームサーバ“nsrv”70がもつ全
てのノード名とノード間の接続データベースを検索し、
クライアント“Jessie”20Aからゲートウエイ
“GW”60へ通信するためのアドレスを返答する。
ットワークセグメント50A,50Bがゲートウエイ
“GW”60によって接続されている。ここで、ネーム
サーバ“nsrv”70は、自分が接続されているネッ
トワークセグメントの接続を全てデータベース化してい
ること、他のセグメントにおける、使用頻度の高い接続
先のアドレスをデータベース化していることとする。
は、隣接ネットワークセグメントとの接続点も管理して
おり、Innerセグメント50AとOuterセグメ
ント50Bが、ゲートウエイ“GW”60を介して接続
されることも知っているものとする。
20Aが、ファイルサーバ“fsrv1”30Aへ通信
するためのネットワークアドレスをネームサーバ“ns
rv”70に問い合わせる例について述べる。
サーバ“nsrv”70に対して問い合わせのパケット
を送る。問い合わせパケットはそのプロトコル仕様にし
たがってDATA部分に問い合わせる通信先の名前が記
述されていなくてはならない。
v”70は、受け取ったパケットのトレーラに、クライ
アント“Jessie”20Aからネームサーバ“ns
rv”70へのアドレスのビット反転が記述されてい
て、なおかつ自分が接続されているセグメント内のアド
レスを全てもっているので、問い合わせをしたのがクラ
イアント“Jessie”20Aであることを知ること
ができる。
通信先の名前を元にキャッシュテーブルを検索する。こ
こではネームサーバ“nsrv”70からファイルサー
バ“fsrv1”30Aへのアドレスを取得する。
ーバ“nsrv”70からゲートウエイ“GW”60へ
のアドレスを比較する。キャッシュ上のアドレスの先頭
部分とゲートウエイ“GW”60へのアドレスと一致す
るものを探す。もし一致するものがあればそれは共通の
ゲートウエイ“GW”60を介して接続されていると判
定する。
Aへのアドレスのうち、ネームサーバ“nsrv”70
からゲートウエイ“GW”60へのアドレスと共通の部
分を除去し、クライアント“Jessie”20Aから
ゲートウエイ“GW”60へのアドレスで置き換える。
こうすることによって、クライアント“Jessie”
20Aがゲートウエイ“GW”60を経由してファイル
サーバ“fsrv1”30へ通信するためのアドレスを
生成する。
アント“Jessie”20Aに対してネームサーバに
よる検索結果として生成したアドレスを返答する。クラ
イアント“Jessie”20Aはこれを使用してファ
イルサーバ“fsrv1”30Aと通信する。
あった場合であるが、もしなかった場合は、ネームサー
バ“nsrv”70は、ゲートウエイ“GW”60を介
して接続された他のネットワークセグメントのネームサ
ーバに対して順次問い合わせを発して名前に対応するア
ドレスを検索する。検索できたらその結果に基づいて生
成したアドレスを返答する。
て説明する。
セグメント50A,50Bからなるネットワークを示
す。この一方のセグメント50Bにはファイルサーバ
“fsrv1”30Aが接続されている。ここで、この
ファイルサーバ“fsrv1”30Aには、6ホップ以
下のクライアント(例えば6ホップのクライアント“J
essie”20A)からはファイルの読み込みだけが
可能であり、3ホップ以下のクライアント(例えば3ホ
ップのクライアント“buzz”20B)からはファイ
ルの読み込みと書き込みが可能であるような制限をつけ
る。
じて段階的に制限を設けられるようにする。経験的にネ
ットワークのホップ数が増えれば増えるほど管理が行き
届かず、攻撃者の介入可能性も増えてくるため、ホップ
数の少ないクライアント20Bには機能の多いサービス
を提供し、ホップ数の多いクライアント20Aには提供
するサービスを減らしていくことができる。
アドレスの一部をトレーラに追加し、これを返信用アド
レスとして使用する例を述べた。宛先でトレーラに付加
されたアドレスを使用しない場合は、この機能を削除し
ても中継に関する作用は同じである。
に十分確保されているとは限らず、ネットワークの一部
又は全部は混雑していることが多い。このような状況
で、映像や音声などのリアルタイム性の高い応用と、電
子メイルやウェブブラウジングなどの比較的リアルタイ
ム性の低い用途を混在させる場合、パケットに優先度を
付加し、この優先度に応じて中継のアルゴリズムを変え
なくてはならない状況が生じる。
に先立って、優先度0又は優先度1の2種類のうちどち
らかの優先度を表す1ビットを付加したパケットを中継
する本発明の第2の実施の形態について説明する。
合を想定したバッファリングの概念を図14の(A),
(B)に示す。
最初にDataAを含むパケットが到着したと考える。
このパケットの先頭の優先度ビットは1であるので、低
優先度FIFOメモリにバッファリングされる。
taBを含むパケットが到着したと考える。このパケッ
ト先頭の優先度ビットは0であるので、このパケットは
高優先度FIFOメモリに蓄積される。
ファからの読み出し順序を図15の(A),(B)に示
す。
図15の(A)に示すように、高優先度FIFOメモリ
に蓄積されていた優先度ビット0のデータである。そし
て、高優先度FIFOメモリのデータが全て送り出され
たあとで、図15の(B)に示すように、低優先度FI
FOメモリのデータが読み出される。結果として、出力
ビジー時には高優先度パケットが低優先度パケットを追
い越すことになる。
場合はそのまま中継をされる。図16の(A),(B)
に示す。これは上述の第1の実施の形態と同じである。
イッチ3の具体的な構成例を図1に示す。
は上述の図5に示したネットワークスイッチ1を改良し
たものであって、同一構成要素については、同一符号を
付して、その詳細な説明を省略する。
出部10、中継先メモリ11、優先度メモリ12、デマ
ルチプレクサ13,34,44、プリアンブル抽出部1
5,最後尾チェッカ17、マルチプレクサ31,41、
CRC変換器32,42、高優先度FIFOメモリ3
6,46、低優先度FIFOメモリ37,47などから
なる。
マルチプレクサ13は、プリアンブルの直後に現れたパ
ケットの先頭データの1ビットを優先度データPRIと
して優先度メモリ12にストアする。そして、デマルチ
プレクサ13は、パケットにおける優先度データPRI
の直後の1ビットを中継先データDprとして中継先メモ
リ11に送る。中継先メモリ11はこの1ビットを記憶
する。
る場合は、中継先データDprを取り除いたDATAが、
デマルチプレクサ13からマルチプレクサ31、CRC
変換器32を介してデマルチプレクサ34に送られる。
モリ12から得られた優先度情報に基づいて分岐され、
高優先度FIFOメモリ36又は低優先度FIFOメモ
リ37に入力されてバッファリングされる。ここでは、
デマルチプレクサ34の出力は、優先度が0の場合は高
優先度FIFOメモリ36に入力され、1の場合は低優
先度FIFOメモリ37に入力される。高優先度FIF
Oメモリ36が満杯の場合は、低優先度FIFOメモリ
37に入力される。
ことができる場合は、高優先度FIFOメモリ36又は
低優先度FIFOメモリ37からデータを読み出す。読
み出しの順序は、例えば、高優先度FIFOメモリ36
を読み出し、これが空になってから低優先度FIFOメ
モリ37を読み出す。
優先度FIFOメモリ36にはそれぞれ容量に限りがあ
るので、出力ポートのビジーが長期にわたり、容量がオ
ーバーフローした場合の挙動も考慮する必要がある。
FIFOメモリ36が満杯の場合、パケットを破棄する
ようすることも可能である。このような実装は、電話や
ビデオストリームなどの用途に優先度の高いパケットを
割り当てた場合に有効である。なぜなら、映像・音声パ
ケットは高いリアルタイム性が要求されるため、遅れて
届いても意味がないからである。
中継先データDprが1である場合は、中継先データDpr
を取り除いたDATAは、デマルチプレクサ13からマ
ルチプレクサ41、CRC変換器42を介してデマルチ
プレクサ44に送られ、優先度メモリ12から得られた
優先度情報に基づいて、高優先度FIFOメモリ36又
は低優先度FIFOメモリ37によりバッファリングさ
れ、マルチプレクサ48を介して出力される。
考慮した中継をするネットワークスイッチ3は、他の実
施の形態におけるネットワークスイッチと任意に置き換
えることができる。この置き換えにより、他の実施の形
態における中継動作に、優先度を考慮させることができ
る。
ワークスイッチ3と同じ構成のスイッチ4を用いて、2
入力2出力の優先度つきバタフライスイッチ5を構成す
ることができる。
に示した優先度つきでないバタフライスイッチ9の構成
と同じであり、出力ビジー時に優先度つきスイッチの内
部で優先度の高いパケットの追越しが起こることを除い
て、上記バタフライスイッチ9と同様な機能を有する。
やして、なおかつ優先度の低いパケットに長い符号を割
り当てるようにした本発明の第3の実施の形態につい
て、図19を参照して説明する。
を以下の種類に分類している。
モリ36にバッファリングする。高優先度FIFOメモ
リ36がオーバーフローしたら、低優先度FIFOメモ
リ37にバッファリングする。
グする。高優先度FIFOメモリ36がオーバーフロー
したらパケットを破棄する。
グする。低優先度FIFOメモリ37がオーバーフロー
したら、パケットを破棄する。
に破棄する。
ット優先度と2種類の優先度のFIFOメモリについて
述べたが、本発明は、これらにとどまることなく、優先
度の分類を5種類以上に増やしたり、優先度の異なるF
IFOメモリの数を3個以上に増やしたりすることも可
能である。このような場合も、優先度情報に応じてFI
FOメモリがオーバーフローした時に優先度の低いバッ
ファにバッファリングする作用や、オーバーフロー時に
パケットを破棄したりする作用は同じである。
符号が可変長である場合について述べたが、優先度の種
類を固定して、優先度ビットの長さを一定にするなど、
優先度の符号を変化させても作用は同じである。
受信したパケット中の1ビット以上の情報にしたがって
複数の中継先の中から1以上の中継先を決定し、上記中
継先の決定に用いた1ビット以上の情報をパケット内の
元あった位置から削除し、上記1ビット以上の情報が除
去されたパケットを上記中継先に転送することにより、
パケットヘッダの先頭の1ビットが到着した瞬間に中継
先が判定できるので、中継が高速化できてしかも簡素な
構成のスイッチで中継が可能である。
中の中継先の決定に用いて削除した1ビット以上の情報
をパケット内における元の位置より後方に追加して上記
中継先に転送することにより、中継の高速性を維持した
まま、到着パケットが通ってきた中継ルートを通信先に
伝達することができる。
に用いる1ビット以上の情報の受信パケット中における
位置を、先頭から数えて特定のビット数の位置に固定、
あるいは、中継先以前の情報によって決定できる位置に
可変可能としたことにより、可能な限り中継の高速性を
落とさずに異なる優先度でパケットを中継することがで
きる。
記述された優先度情報を用いて、中継の優先度やビジー
状態に応じて使用するバッファを異ならせることによ
り、可能な限り中継の高速性を落とさずに異なる優先度
でパケットを中継することができる。
ットの優先度情報を短いビット数の符号で表し、優先度
の低いパケットの優先度情報を長いビット数の符号で表
すことにより、可能な限り中継の高速性を落とさずに異
なる優先度でパケットを中継することができる。
づいて、ビジー時に即座にパケットを破棄するか、バッ
ファオーバーフロー時にパケットを破棄するか、優先度
の低いパケットと同じバッファにバッファリングして中
継するかのいずれかを決定することにより、可能な限り
中継の高速性を落とさずに異なる優先度でパケットを中
継することができる。
置が伝送路で接続された複雑なネットワークにおいて
も、個々の中継装置を通るたびに最短時間で中継先が判
定でき、全体の中継遅延時間が短いコンピュータネット
ワークを構築できる。
ネームサーバに問い合わせることにより、通信先までの
中継経路を全て含むネットワークアドレスを得ることが
できる。このため、各端末が全ての通信先のネットワー
クアドレスを記憶する必要がない。中継ルートは相手に
返信するための逆向きのアドレスとすることができる。
さらに、中継回数は、ネットワーク攻撃者はより中継回
数の多いネットワークを使用する経験則から、中継回数
に基づいてネットワークセキュリティをコントロールす
るために使用できる。
い通信中継装置を実現し、この装置を用いて遅延時間が
短いネットワークアーキテクチャを実現することができ
る。
されるネットワークスイッチの構成を示すブロック図で
ある。
入力2出力のネットワークスイッチの機能を示す図であ
る。
場合の中継動作を示す模式的に示す図である。
場合の中継動作を示す模式的に示す図である。
示すブロック図である。
タフライスイッチの構成例を示すブロック図である。
イッチファブリックの構成例を示すブロック図である。
ットワークセグメントの構成例を示すブロック図であ
る。
るクライアントとサーバの接続を模式的に示す図であ
る。
れるサーバとクライアントの接続を模式的に示す図であ
る。
を模式的に示す図である。
る。
に示す図である。
2レベル優先度付きネットワークスイッチにおけるビジ
ー時のバッファリング動作を模式的に示す図である。
おけるビジー解消後のバッファからの読み出し順序を模
式的に示す図である。
おけるレディ時の中継動作を模式的に示す図である。
例を示すブロック図である。
て構成したバタフライスイッチの構成例を示すブロック
図である。
発明の第3の実施の形態を模式的に示す図である。
フライスイッチ、10データ抽出部、11 中継先メモ
リ、12 優先度メモリ、13,34,44デマルチプ
レクサ、15 プリアンブル抽出部、17 最後尾チェ
ッカ、19,91,92 入力ポート、20,20A,
20B クライアント、30 サーバ、30A ファイ
ルサーバ、31,38,41,48 マルチプレクサ、
32,42 CRC変換器、35,45 FIFOメモ
リ、36,46 高優先度FIFOメモリ、37,47
低優先度FIFOメモリ、39,49,93 出力ポ
ート、40 スイッチファブリック、50,50A,5
0B ネットワークセグメント、60 ゲートウエイ、
70,70A ネームサーバ
1)
Claims (33)
- 【請求項1】 受信したパケット中の1ビット以上の情
報にしたがって複数の中継先の中から1以上の中継先を
決定し、 上記中継先の決定に用いた1ビット以上の情報をパケッ
ト内の元あった位置から削除し、 上記1ビット以上の情報が除去されたパケットを上記中
継先に転送することを特徴とする通信中継方法。 - 【請求項2】 受信したパケット中の中継先の決定に用
いて削除した1ビット以上の情報をパケット内における
元の位置より後方に追加して上記中継先に転送すること
を特徴とする請求項1記載の通信中継方法。 - 【請求項3】 上記中継先の決定に用いる1ビット以上
の情報の受信パケット中における位置を、先頭から数え
て特定のビット数の位置に固定することを特徴とする請
求項1記載の通信中継方法。 - 【請求項4】 上記中継先の決定に用いる1ビット以上
の情報の受信パケット中における位置を、中継先以前の
情報によって決定できる位置に可変可能としたことを特
徴とする請求項1記載の通信中継方法。 - 【請求項5】 中継先に先立って記述された優先度情報
を用いて、中継の優先度やビジー状態に応じて使用する
バッファを異ならせることを特徴とする請求項1記載の
通信中継方法。 - 【請求項6】 優先度の高いパケットの優先度情報を短
いビット数の符号で表し、優先度の低いパケットの優先
度情報を長いビット数の符号で表すことを特徴とする請
求項5記載の通信中継方法。 - 【請求項7】 優先度情報に基づいて、ビジー時に即座
にパケットを破棄するか、バッファオーバーフロー時に
パケットを破棄するか、優先度の低いパケットと同じバ
ッファにバッファリングして中継するかのいずれかを決
定することを特徴とする請求項5記載の通信中継方法。 - 【請求項8】 通信の種類ごとに異なる値に定められる
許容最大中継回数を越えて中継されてきた通信に対して
さらなる中継を行わないことを特徴とする請求項1記載
の通信中継方法。 - 【請求項9】 受信したパケット中の1ビット以上の情
報にしたがって複数の中継先の中から1以上の中継先を
決定する中継先決定手段と、 上記中継先の決定に用いた1ビット以上の情報をパケッ
ト内の元あった位置から削除する情報削除手段と、 上記1ビット以上の情報が除去されたパケットを上記中
継先に送信するパケット送信手段とを備えることを特徴
とする通信中継装置。 - 【請求項10】 上記情報削除手段により削除した削除
した1ビット以上の情報をパケット内における元の位置
より後方に追加する情報追加手段手段を備え、 受信したパケット中の中継先の決定に用いて削除した1
ビット以上の情報をパケット内における元の位置より後
方に追加して上記中継先に転送することを特徴とする請
求項9記載の通信中継装置。 - 【請求項11】 上記中継先の決定に用いる1ビット以
上の情報の受信パケット中における位置を、先頭から数
えて特定のビット数の位置に固定したことを特徴とする
請求項9記載の通信中継装置。 - 【請求項12】 上記中継先の決定に用いる1ビット以
上の情報の受信パケット中における位置を、中継先以前
の情報によって決定できる位置に可変可能としたことを
特徴とする請求項9記載の通信中継装置。 - 【請求項13】 上記パケット送信手段は、中継先に送
信するパケットを一時蓄積しておく複数のバッファメモ
リを備え、中継先に先立って記述された優先度情報を用
いて、中継の優先度やビジー状態に応じて使用するバッ
ファを異ならせることを特徴とする請求項9記載の通信
中継装置。 - 【請求項14】 優先度の高いパケットの優先度情報を
短いビット数の符号で表し、優先度の低いパケットの優
先度情報を長いビット数の符号で表すことを特徴とする
請求項13記載の通信中継装置。 - 【請求項15】 上記パケット送信手段は、優先度情報
に基づいて、ビジー時に即座にパケットを破棄するか、
バッファオーバーフロー時にパケットを破棄するか、優
先度の低いパケットと同じバッファにバッファリングし
て中継するかのいずれかを決定することを特徴とする請
求項13記載の通信中継装置。 - 【請求項16】 中継回数に基づいて中継を制限する中
継制限手段を備え、通信の種類ごとに異なる値に定めら
れる許容最大中継回数を越えて中継されてきた通信に対
してさらなる中継を行わないことを特徴とする請求項9
記載の通信中継装置。 - 【請求項17】 それぞれ受信したパケット中の1ビッ
ト以上の情報にしたがって複数の中継先の中から1以上
の中継先を決定する中継先決定手段と、上記中継先の決
定に用いた1ビット以上の情報をパケット内の元あった
位置から削除する情報削除手段と、上記1ビット以上の
情報が除去されたパケットを上記中継先に送信するパケ
ット送信手段とを備える通信中継装置群と通信端末装置
群を伝送路で接続することを特徴とした通信ネットワー
ク装置。 - 【請求項18】 上記通信端末装置群は、それぞれ送信
元の通信端末装置から受信先の通信端末装置へ至る経路
上に存在する通信中継装置ごとの中継先を表す1ビット
以上の情報を経路の順番に列挙したネットワークアドレ
スをパケット中に記述するネットワークアドレス記述手
段と、 上記ネットワークアドレス記述手段により上記ネットワ
ークアドレスが記述されたパケットを送信するパケット
送信手段とを備えることを特徴とする請求項17記載の
通信ネットワーク装置。 - 【請求項19】 上記通信中継装置は、中継回数に基づ
いて中継を制限する中継制限手段を備え、通信の種類ご
とに異なる値に定められる許容最大中継回数を越えて中
継されてきた通信に対してさらなる中継を行わないこと
を特徴とする請求項17記載の通信ネットワーク装置。 - 【請求項20】 上記通信端末装置群は、それぞれ通信
の種類ごとに異なる値に定められる許容最大中継回数を
越えて中継されてきた通信に対して、通信サービスの一
部又は全部の提供を拒否する提供拒否手段を備えること
を特徴とする請求項17記載の通信ネットワーク装置。 - 【請求項21】 それぞれ受信したパケット中の1ビッ
ト以上の情報にしたがって複数の中継先の中から1以上
の中継先を決定する中継先決定手段と、上記中継先の決
定に用いた1ビット以上の情報をパケット内の元あった
位置から削除する情報削除手段と、上記1ビット以上の
情報が除去されたパケットを上記中継先に送信するパケ
ット送信手段とを備える通信中継装置群と通信端末装置
群を伝送路で接続する通信ネットワーク装置におけるネ
ットワークアドレス決定方法であって、 送信元の通信端末装置から受信先の通信端末装置へ至る
経路上に存在する通信中継装置ごとの中継先を表す1ビ
ット以上の情報を経路の順番に列挙することによりネッ
トワークアドレスとすることを特徴とするネットワーク
アドレス決定方法。 - 【請求項22】 それぞれ受信したパケット中の1ビッ
ト以上の情報にしたがって複数の中継先の中から1以上
の中継先を決定する中継先決定手段と、上記中継先の決
定に用いた1ビット以上の情報をパケット内の元あった
位置から削除する情報削除手段と、上記1ビット以上の
情報が除去されたパケットを上記中継先に送信するパケ
ット送信手段とを備える通信中継装置群と通信端末装置
群を伝送路で接続する通信ネットワーク装置における通
信方法であって、 送信元の通信端末装置から受信先の通信端末装置へ至る
経路上に存在する通信中継装置ごとの中継先を表す1ビ
ット以上の情報を経路の順番に列挙したネットワークア
ドレスをパケット中に記述し、このパケットを送信する
ことを特徴とする通信方法。 - 【請求項23】 上記ネットワークアドレスの後に通信
の種類を決定するポート番号を格納することを特徴とす
る請求項22記載の通信方法。 - 【請求項24】 上記ネットワークアドレスに先立って
通信の優先度を指定する情報を格納することを特徴とす
る請求項22記載の通信方法。 - 【請求項25】 パケットの発信元である通信端末装置
又は通信中継装置からパケットの送信先である通信端末
装置又は通信中継装置へ至るネットワークアドレスが既
知で、逆方向へ通信する返信アドレスが未知の場合、発
信元から送信先へのアドレスの順番を反転することによ
り逆方向へ通信するネットワークアドレスを生成してパ
ケット中に記述し、このパケットを送信することを特徴
とする請求項22記載の通信方法。 - 【請求項26】 上記通信端末装置において通信の種類
ごとに異なる値に定められる許容最大中継回数を越えて
中継されてきた通信に対して、通信サービスの一部又は
全部の提供を拒否することを特徴とする請求項22記載
の通信方法。 - 【請求項27】 それぞれ受信したパケット中の1ビッ
ト以上の情報にしたがって複数の中継先の中から1以上
の中継先を決定する中継先決定手段と、上記中継先の決
定に用いた1ビット以上の情報をパケット内の元あった
位置から削除する情報削除手段と、上記1ビット以上の
情報が除去されたパケットを上記中継先に送信するパケ
ット送信手段とを備える通信中継装置群と通信端末装置
群を伝送路で接続する通信ネットワーク装置における通
信端末装置であって、 送信元の通信端末装置から受信先の通信端末装置へ至る
経路上に存在する通信中継装置ごとの中継先を表す1ビ
ット以上の情報を経路の順番に列挙したネットワークア
ドレスをパケット中に記述するネットワークアドレス記
述手段と、 上記ネットワークアドレス記述手段により上記ネットワ
ークアドレスが記述されたパケットを送信するパケット
送信手段とを備えることを特徴とする通信端末装置。 - 【請求項28】 上記ネットワークアドレスの後に通信
の種類を決定するポート番号を上記パケットに格納する
ポート番号格納手段を備えることを特徴とする請求項2
7記載の通信端末装置。 - 【請求項29】 上記ネットワークアドレスに先立って
通信の優先度を指定する情報を上記パケットに格納する
優先度情報格納手段を備えることを特徴とする請求項2
7記載の通信端末装置。 - 【請求項30】 パケットの発信元である通信端末装置
又は通信中継装置からパケットの送信先である通信端末
装置又は通信中継装置へ至るネットワークアドレスが既
知で、逆方向へ通信する返信アドレスが未知の場合、発
信元から送信先へのアドレスの順番を反転することによ
り逆方向へ通信するネットワークアドレスを生成するネ
ットワークアドレス生成手段を備え、 上記ネットワークアドレス記述手段は、上記ネットワー
クアドレス生成手段により生成したネットワークアドレ
スをパケット中に記述することを特徴とする請求項27
記載の通信端末装置。 - 【請求項31】 通信の種類ごとに異なる値に定められ
る許容最大中継回数を越えて中継されてきた通信に対し
て、通信サービスの一部又は全部の提供を拒否する提供
拒否手段を備えることを特徴とする請求項27記載の通
信端末装置。 - 【請求項32】 それぞれ受信したパケット中の1ビッ
ト以上の情報にしたがって複数の中継先の中から1以上
の中継先を決定する中継先決定手段と、上記中継先の決
定に用いた1ビット以上の情報をパケット内の元あった
位置から削除する情報削除手段と、上記1ビット以上の
情報が除去されたパケットを上記中継先に送信するパケ
ット送信手段とを備える通信中継装置群と、それぞれ送
信元の通信端末装置から受信先の通信端末装置へ至る経
路上に存在する通信中継装置ごとの中継先を表す1ビッ
ト以上の情報を経路の順番に列挙したネットワークアド
レスをパケット中に記述するネットワークアドレス記述
手段と、上記ネットワークアドレス記述手段により上記
ネットワークアドレスが記述されたパケットを送信する
パケット送信手段とを備える通信端末装置群を伝送路で
接続する通信ネットワーク装置に接続されるネットワー
クネームサーバ装置であって、 通信端末装置が通信しようとする通信相手端末装置の名
前をキーにしたアドレスの問い合わせを受け付け、送信
元の通信端末装置から受信先の通信端末装置へ至る経路
上に存在する通信中継装置ごとの中継先を表す1ビット
以上の情報を経路の順番に列挙したネットワークアドレ
スを生成するネットワークアドレス生成手段を備え、 上記問い合わせに対して、両端末装置間を中継するネッ
トワークアドレスとして、上記ネットワークアドレス生
成手段により生成したネットワークアドレスを返答する
ことを特徴とするネットワークネームサーバ装置。 - 【請求項33】 上記ネットワークアドレス生成手段
は、問い合わせ元通信端末装置から送信先通信端末装置
に至る通信経路と、当該ネットワークネームサーバ装置
から送信先通信端末装置に至る通信経路との間に共通の
ゲートウエイがある場合、当該ネットワークネームサー
バ装置から送信先端末に至るアドレスから当該ネットワ
ークネームサーバ装置からゲートウエイに至るアドレス
の一部を取り除いて、問い合わせ元通信端末装置からゲ
ートウエイに至るアドレスで置き換えることにより、問
い合わせ元通信端末装置から送信先通信端末装置に至る
ネットワークアドレスを生成することを特徴とする請求
項32記載のネットワークネームサーバ装置。
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