JP2003263522A - コンテンツ保護管理システム及びプログラム - Google Patents

コンテンツ保護管理システム及びプログラム

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JP2003263522A
JP2003263522A JP2002063952A JP2002063952A JP2003263522A JP 2003263522 A JP2003263522 A JP 2003263522A JP 2002063952 A JP2002063952 A JP 2002063952A JP 2002063952 A JP2002063952 A JP 2002063952A JP 2003263522 A JP2003263522 A JP 2003263522A
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Japan
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content
contract
digital video
mark
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JP2002063952A
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English (en)
Inventor
Koji Yura
浩司 由良
Koji Okada
光司 岡田
Takaya Tochikubo
孝也 栃窪
Tatsuro Ikeda
竜朗 池田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル映像コンテンツの無制限な不正利用
を阻止し、正当な活用を促進する。 【解決手段】 利用契約前のデジタル映像コンテンツC
に、評価映像マークMkを明示的に挿入し、且つコンテ
ンツ識別子IDcを隠匿的に埋め込んでおく。これによ
り、デジタル映像コンテンツCが不正に公開された場合
でも、評価映像マークMkを視覚的に認知でき、且つコ
ンテンツ識別子IDcを電子的に検出することができ
る。特に、評価映像マークMkが不正に削除された場合
でも、コンテンツ識別子IDcに基づいて、自システム
が保護管理中のデジタル映像コンテンツCである旨を特
定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ保護管
理システム及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、動画像や映像の作品(以下、映像
作品という)を制作する分野では、映像コンテンツのデ
ジタル化が進展すると共に、デジタル化された映像コン
テンツ(以下、デジタル映像コンテンツという)の要求
が高まってきている。
【0003】これは、映像作品を制作する分野では予め
データベース化された映像素材を活用したい要望があ
り、データベースへの登録/検索時の処理効率の観点か
ら、映像フィルムやビデオテープよりも、デジタル映像
コンテンツの方がデータベース化に好適であるためであ
る。
【0004】補足すると、質の高い映像作品を低コスト
で制作する場合、作品毎に全体のデジタル映像コンテン
ツを制作する方式よりも、映像素材となる良質のデジタ
ル映像コンテンツを予めデータベース化しておき、この
データベース内のデジタル映像コンテンツを活用して全
体の映像コンテンツを制作する方式の方が低コストで済
むためである。
【0005】なお、この種の映像素材としてのデジタル
映像コンテンツは、複数の映像作品に使用すると、より
一層低コスト化に寄与すると考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなデジタル映像コンテンツは、デジタル情報である
ことからコピーが容易であるため、一度コピーされると
著作権者の意図に反して無制限に不正利用される可能性
がある。
【0007】このため、デジタル映像コンテンツは、映
像作品の制作者側からはデータベース化が望まれている
が、映像素材の著作権者側からはデータベース化が避け
られてしまう。なお、映像作品の制作者側も全面的にデ
ータベース化を望む訳ではなく、制作後のデジタル映像
コンテンツに関しては、同様に不正コピーの心配がある
ことからデータベース化に消極的な考えもある。
【0008】いずれにしても、デジタル映像コンテンツ
は、コピーが容易であるために、デジタル化が進展して
いる割にはデータベース化が進まず、正当に活用される
機会が少ない状況にある。
【0009】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、デジタル映像コンテンツの無制限な不正利用を阻止
し、正当な活用を促進し得るコンテンツ保護管理システ
ム及びプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、デジタル
映像コンテンツを利用者側との利用契約に応じて運用
し、前記利用契約外の不正な利用から保護するように管
理するためのコンテンツ保護管理システムであって、デ
ジタル映像コンテンツ、コンテンツ識別子及びマーク消
去用情報が互いに関連付けられて記憶された映像関連デ
ータベースと、利用契約識別子及びコンテンツ識別子が
互いに関連付けられて記憶された利用者関連データベー
スと、利用契約前のデジタル映像コンテンツの所定領域
からマーク消去用情報を抽出すると共に、このマーク消
去用情報が抽出された所定領域に特定マークを明示的に
挿入するマーク挿入手段と、利用契約前のデジタル映像
コンテンツにコンテンツ識別子を隠匿的に埋込む識別子
埋込手段と、利用者側から受けたダウンロード要求に基
づいて、前記マーク挿入手段により挿入された特定マー
ク及び前記識別子埋込手段により埋込まれた識別子を有
するデジタル映像コンテンツをダウンロード要求元に送
信するマーク付映像送信手段と、利用者側に用いられ、
前記マーク付映像送信手段から送信されたデジタル映像
コンテンツの利用契約の際に、このデジタル映像コンテ
ンツに対応するマーク消去用情報を用いて当該特定マー
クを消去するマーク消去手段と、利用者側に用いられ、
前記マーク付映像送信手段から送信されたデジタル映像
コンテンツの利用契約の際に、このデジタル映像コンテ
ンツに当該利用契約に対応する利用契約識別子を隠匿的
に埋込む利用契約埋込手段と、利用者側から受けた契約
要求に基づいて、前記マーク消去手段に用いられるマー
ク消去用情報及び前記利用契約埋込手段に用いられる利
用契約識別子を契約要求元に送信する契約情報送信手段
と、公開中のデジタル映像コンテンツから前記コンテン
ツ識別子又は前記利用契約識別子が検出されると、この
検出結果と前記各データベースの内容とを照合して両者
が整合するか否かを判定し、両者が整合しないとき、不
正利用検出情報を出力する不正利用検出手段とを備えた
コンテンツ保護管理システムである。
【0011】このように、利用契約前のデジタル映像コ
ンテンツが明示的な特定マークと隠匿的なコンテンツ識
別子とを有することから、デジタル映像コンテンツが不
正に公開された場合でも、特定マークを視覚的に認知で
き、且つコンテンツ識別子を電子的に検出することがで
きる。特に、特定マークが不正に削除された場合でも、
コンテンツ識別子IDcに基づいて、自システムが保護
管理中のデジタル映像コンテンツCである旨を特定でき
るので、デジタル映像コンテンツの無制限な不正利用を
阻止し、正当な活用を促進させることができる。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、前記
識別子埋込手段としては、コンテンツ識別子に代えて、
利用者識別子を利用契約前のデジタル映像コンテンツに
隠匿的に埋込む機能を有し、前記不正利用検出手段とし
ては、前記コンテンツ識別子に代えて、前記利用者識別
子の検出結果を用いるコンテンツ保護管理システムであ
る。
【0013】このように、利用契約前のデジタル映像コ
ンテンツが明示的な特定マークと隠匿的な利用者識別子
とを有することから、デジタル映像コンテンツが不正に
公開された場合でも、第1の発明と同様に、視覚的及び
電子的に検出でき、さらに利用者識別子に基づいて、デ
ジタル映像コンテンツを流出させた利用者を特定できる
ので、第1の発明に比べ、より一層、デジタル映像コン
テンツの無制限な不正利用を阻止し、正当な活用を促進
させることができる。
【0014】なお、上記各発明は、全体構成を「システ
ム」として表現した場合であるが、これに限らず、全体
構成又は各装置を「装置」、「プログラム」、「コンピ
ュータ読取り可能な記憶媒体」又は「方法」として表現
してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て図面を用いて説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
るコンテンツ保護管理システムの構成を示す模式図であ
る。このコンテンツ保護管理システムは、コンテンツ運
用装置10、コンテンツ所有者端末20、利用者端末3
0及び監視端末40が互いにインターネット等のネット
ワーク50を介して接続されている。なお、利用者端末
30は、1台のみを代表させて示すが、不特定多数の台
数がネットワーク50に接続されている。
【0016】また、各装置10及び各端末20〜40
は、それぞれハードウェア構成及び/又はソフトウェア
構成により実現可能であるが、ソフトウェア構成により
実現される場合、対応する機能を実現させるためのプロ
グラムが予め記憶媒体又はネットワークから各装置10
及び各端末20〜40のそれぞれのコンピュータにイン
ストールされる。このようなハードウェア構成及び/又
はソフトウェア構成により実現可能なことは、以下の各
実施形態でも同様である。
【0017】ここで、コンテンツ運用装置10は、コン
テンツDB11、映像関連DB12、利用者関連DB1
3、登録部14、評価受付部15、契約部16、監視部
17を備えている。コンテンツDB11は、登録部14
及び契約部16から読出/書込可能に制御され、評価受
付部15及び監視部17から読出可能に制御されるデー
タベースであって、映像関連DB12及び利用者関連D
B13を備えている。
【0018】映像関連DB12は、図2に模式的に示す
ように、デジタル映像コンテンツC毎に、コンテンツ識
別子IDc、評価映像マークMk、マーク消去用情報D
m、所有者情報Ow、使用許諾情報Li及び映像検索情
報Psが互いに関連付けられて記憶されるものである。
【0019】ここで、デジタル映像コンテンツCは、登
録部14により保存されたデジタル動画像(又は静止画
像)の映像データであり、評価映像マークMkが明示的
に挿入され且つコンテンツ識別子IDcが隠匿的に埋込
まれた状態で保持されている。なお、図2は図面作成の
便宜上、線画の模式図で示しているが、実際には多数の
画素データからなる高精細な画像データを表している。
【0020】コンテンツ識別子IDcは、デジタル映像
コンテンツCを識別するための識別情報であり、当該デ
ジタル映像コンテンツC内に隠匿的に埋込まれている。
【0021】評価映像マークMkは、デジタル映像コン
テンツCが利用契約前の評価映像である旨を示すもので
あり、デジタル映像コンテンツCに明示的に挿入されて
いる。但し、評価映像マークMkは、映像関連DB12
には保持されずに利用者端末30からのダウンロード要
求に応じてデジタル映像コンテンツCに挿入されてもよ
く、これは以下の各実施形態でも同様である。
【0022】マーク消去用情報Dmは、評価映像マーク
Mkが挿入される前のデジタル映像コンテンツCのう
ち、評価映像マークMkの挿入により削除された部分の
映像データである。
【0023】所有者情報Owは、デジタル映像コンテン
ツCの所有者に関する情報であり、例えば所有者識別子
毎に所有者の名前、住所、電話番号、所有者装置のメー
ルアドレス、金融機関口座番号などが適宜使用可能とな
っている。
【0024】使用許諾情報Liは、所有者がこのデジタ
ル映像コンテンツCに関して使用を許諾する際の条件
(利用契約内容)を示したものであり、例えば複数の利
用契約が選択可能に記載された形式などが使用可能であ
る。
【0025】映像検索情報Psは、デジタル映像コンテ
ンツCを検索する際の検索キーとなり得る情報であり、
例えばデジタル映像コンテンツCの主題、場所、登場人
物、建築物名、季節、色合い、などの任意の属性情報が
使用可能となっている。
【0026】一方、利用者関連DB13は、図3に示す
ように、利用契約識別子IDL毎に、利用者識別子ID
u、利用者情報Us及びコンテンツ識別子IDcが互い
に関連付けられて記憶されるものであり、映像関連DB
12とはコンテンツ識別子IDcを介して関連付けられ
ている。
【0027】利用者識別子IDuは、デジタル映像コン
テンツCの利用契約をした利用者を識別するための識別
情報である。
【0028】利用者情報Usは、利用者識別子IDuに
該当する利用者に関する情報であり、例えば利用者識別
子IDu毎に、利用者の名前、住所、電話番号、利用者
端末のメールアドレス、金融機関口座番号などが適宜使
用可能となっている。なお、利用者情報Usは、利用者
関連DB12に含めずに、利用者識別子IDuと組にし
て他のDBで一括管理してもよい。
【0029】利用契約識別子IDLは、使用許諾情報L
iのうちの選択された利用契約を識別するための識別情
報であり、同一の選択内容でも個々の利用者(利用契
約)毎に異なる値が付されている。なお、上述した各識
別子IDc,IDu,IDLは、いずれかの識別子がデ
ジタル映像コンテンツC内の同一領域に選択的に埋込ま
れる場合には、図4に一例を示すように、互いに重なら
ない範囲の値が使用されるが、いずれかの識別子が選択
的に又は複数の識別子が同時に互いに異なる領域に埋込
まれる場合には、図4の例とは異なり、互いに重なる範
囲の値を使用してもよい。ここで述べた各識別子ID
c,IDu,IDLの使用される範囲は、以下の各実施
形態でも同様である。
【0030】登録部14は、図5に示すような元映像の
デジタル映像コンテンツCを図2に示したように加工し
て映像関連DBに登録するものである。
【0031】具体的には登録部14は、コンテンツ所有
者端末20から登録要求と共に、デジタル映像コンテン
ツC及び各情報Ow、Li、Psを受付ける機能と、受
付けたデジタル映像コンテンツCに対してコンテンツ識
別子IDcを発行し、このコンテンツ識別子IDcを電
子透かし等の方法によりデジタル映像コンテンツCに隠
匿的に埋込む識別子埋込機能と、このデジタル映像コン
テンツCの部分領域であるマーク消去用情報Dmを抜き
出すと共に、抜き出した部分領域に評価映像マークMk
を明示的に挿入するマーク挿入機能と、抜き出したマー
ク消去用情報Dm、受付けた各情報Ow、Li、Ps及
び埋込・挿入後のデジタル映像コンテンツCを互いに関
連付けて映像関連DB12に保存する機能とをもってい
る。
【0032】なお、登録部14のマーク挿入機能は、前
述したように評価映像マークMkが利用端末30からの
ダウンロード要求に応じて挿入される場合、後述する評
価受付部15が受け持つが、これは以下の各実施形態で
も同様である。
【0033】評価受付部15は、利用者端末30から送
信された映像検索情報Ps’を含む検索要求に基づい
て、映像関連DB12内の映像検索情報Psを検索する
機能と、検索結果に該当する各デジタル映像コンテンツ
Cに関し、それぞれ小データ量のサンプル画像を作成し
てこれら各サンプル画像をリスト表示させるように検索
要求元の利用者端末30に送信する機能と、リスト表示
されたサンプル画像の選択結果を含むダウンロード要求
に基づいて、該当する、評価映像マークMk付のデジタ
ル映像コンテンツCをダウンロード要求元の利用者端末
30に送信する機能とをもっている。
【0034】なお、評価受付部15は、前述したように
評価映像マークMkが利用端末30からのダウンロード
要求に応じて挿入される場合、登録部14で述べたマー
ク挿入機能を有するものとなるが、これは以下の各実施
形態でも同様である。
【0035】契約部16は、利用者端末30から送信さ
れた契約要求に基づいて利用契約識別子IDLを発行
し、この利用契約識別子IDLに関連付けさせて契約要
求内の利用者識別子IDu、利用情報Us及びコンテン
ツ識別子IDを利用者関連DB13に書込む機能をもっ
ている。
【0036】また、契約部16は、コンテンツDB11
を参照し、契約要求された評価映像マークMk付のデジ
タル映像コンテンツCに対応するマーク消去用情報Dm
及び識別子書換情報をシステムの鍵で暗号化して利用者
端末30に送信する機能と、契約要求が利用プログラム
の送信要求を含むとき、評価映像マークMk付のデジタ
ル映像コンテンツCを利用するための利用プログラムを
利用者端末30に送信する機能とをもっている。
【0037】ここで、暗号化用の鍵は、公開鍵暗号系に
おける秘密鍵でもよく、共通鍵暗号系における共通鍵で
もよい。識別子書換情報は、書換前のコンテンツ識別子
IDcと、書換後の利用契約識別子IDLと、各識別子
IDc,IDLの改ざん検出子とである。
【0038】また、利用プログラムは、暗号化されたマ
ーク消去用情報Dm及び識別子書換情報をシステムの鍵
で復号してマーク消去用情報Dm及び識別子書換情報を
得る機能と、識別子書換情報内の改ざん検出子により各
識別子IDc,IDLの改ざんの有無を検出する機能
と、当該デジタル映像コンテンツCに対して評価映像マ
ークMkを消去してマーク消去用情報Dmを挿入する機
能と、当該デジタル映像コンテンツCに対してコンテン
ツ識別子IDcを消去して利用契約識別子IDLを電子
透かし等により隠匿的に埋込む機能とを利用者端末30
のコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0039】なお、契約部16は、利用契約の内容に期
限情報を含む場合のように、契約更新の案内をするため
に期限切れ間際の利用契約をリスト出力する等の契約管
理機能を有していてもよい。ここで、利用契約の内容に
期限情報を含む形態としては、例えばデジタル映像コン
テンツCが映像作品などの流通映像の場合が考えられ
る。一方、利用契約の内容に期限情報を含まない形態と
しては、例えばデジタル映像コンテンツCが映像作品の
一部に使用される素材映像の場合が考えられる。
【0040】監視部17は、監視端末40から通知され
る監視情報と、コンテンツDB11の内容とを照合して
両者が整合するか否かを判定し、両者が整合しないと
き、管理者に通知するために当該監視情報(不正利用検
出情報)を出力する機能をもっている。
【0041】ここで、通知の対象は、例えば利用契約識
別子IDLとは異なる識別子が埋込まれたデジタル映像
コンテンツC’や、利用契約識別子IDLで示される利
用契約以外の公開などがある。なお、公開した主体は、
契約者(利用契約をした利用者)又は第三者のいずれの
場合でも、利用契約に合わなければ通知される。
【0042】コンテンツ所有者端末20は、通常のコン
ピュータの機能を有し、特に、コンテンツ所有者の操作
により、コンテンツ運用装置10にアクセスし、デジタ
ル映像コンテンツCをコンテンツ運用装置10に登録す
るための機能をもっている。
【0043】利用者端末30は、通常のコンピュータの
機能を有し、特に、利用者の操作により、コンテンツ運
用装置10にアクセスし、デジタル映像コンテンツCの
検索要求、ダウンロード要求及び契約要求を行なう機能
と、今回又は以前の契約要求により、コンテンツ運用装
置10から送信された利用プログラムを実行する機能と
を有している。
【0044】監視端末40は、通常のコンピュータの機
能に加え、監視者の操作により、インターネット等で公
開中のデジタル映像コンテンツC’を順次ダウンロード
し、得られたデジタル映像コンテンツC’が評価映像マ
ークMk、コンテンツ識別子IDc、利用者識別子ID
u又は利用契約識別子IDLを含むか否かを電子透かし
等の方法を用いて判定し、これらのいずれかを含む場合
には監視情報を作成し、この監視情報をコンテンツ運用
装置10に通知する監視機能をもっている。
【0045】ここで、監視情報は、デジタル映像コンテ
ンツC’自体、検出された識別子IDc,IDu,ID
L又は評価映像マークMk、検出された場所のURL(Un
iform Resource Locators)、検出日時、監視端末名及び
監視者名などを含むものである。
【0046】次に、以上のように構成されたコンテンツ
保護管理システムの動作を登録処理、評価・契約処理及
び監視処理の順に説明する。 (登録処理:図6)コンテンツ所有者端末20は、予め
図5に示したような元の映像のデジタル映像コンテンツ
Cを保持しているとする。このデジタル映像コンテンツ
Cは、コンテンツ所有者が制作したものに限らず、譲渡
などの任意の事情により所有したものとしてもよい。
【0047】さて、コンテンツ所有者端末20は、コン
テンツ所有者の操作により、コンテンツ運用装置10に
アクセスし、デジタル映像コンテンツC、所有者情報O
w、使用許諾情報Li及び映像検索情報Psを同装置1
0に送信してこのデジタル映像コンテンツCの登録を要
求する。
【0048】コンテンツ運用装置10では、図6に示す
ように、登録部14がコンテンツ所有者端末20から登
録要求と共に、デジタル映像コンテンツC及び各情報O
w、Li、Psを受付けると(ST1)、このデジタル
映像コンテンツCに対してコンテンツ識別子IDcを発
行する(ST2)。
【0049】次に、登録部14は、このコンテンツ識別
子IDcを電子透かし等の方法によりデジタル映像コン
テンツCに隠匿的に埋込む(ST3)。
【0050】また、登録部14は、このデジタル映像コ
ンテンツCの部分領域であるマーク消去用情報Dmを抜
き出すと共に、抜き出した部分領域に評価映像マークM
kを明示的に挿入する(ST4)。なお、ステップST
3とST4は、いずれを先にしてもよい。
【0051】その後、登録部14は、図2に示すよう
に、抜き出したマーク消去用情報Dm、受付けた各情報
Ow、Li、Ps及び埋込・挿入後のデジタル映像コン
テンツCを互いに関連付けて映像関連DB12に保存す
る(ST5)。
【0052】(評価・契約処理:図7,図8)利用者端
末30は、図7に示すように、利用者の操作により、コ
ンテンツ運用装置10にアクセスして、例えば風景等の
素材映像の内容を表す映像検索情報Ps’を含む検索要
求をコンテンツ運用装置10に送信する(ST11)。
【0053】コンテンツ運用装置10は、評価受付部1
5がこの検索要求に基づいて、映像関連DB12内の映
像検索情報Psを検索し(ST12)、検索結果に該当
する各デジタル映像コンテンツCに関してそれぞれ小デ
ータ量のサンプル画像を作成してこれら各サンプル画像
をリスト表示させるように検索要求元の利用者端末30
に送信する(ST13)。
【0054】利用者端末30は、これら各サンプル画像
をリスト表示すると、利用者の操作により、各サンプル
画像の選択結果を含むダウンロード要求をコンテンツ運
用装置10に送信する(ST14)。
【0055】コンテンツ運用装置10は、ダウンロード
要求に基づいて、該当するデジタル映像コンテンツCを
ダウンロード要求元の利用者端末30に送信する(ST
15)。なお、ダウンロードされたデジタル映像コンテ
ンツCは、利用契約前のため、図8(a)に示すよう
に、明示的に挿入された評価映像マークMkと、隠匿的
に埋込まれたコンテンツ識別子IDcとを有している。
【0056】利用者端末30は、評価映像マークMk付
のデジタル映像コンテンツCを表示し(ST16)、利
用者による確認の後、このデジタル映像コンテンツCを
例えば映像作品の素材映像として粗編集に利用する。こ
こで、デジタル映像コンテンツC内の評価映像マーク付
Mkは、公開目的などの利用を禁止する意味をもってい
る。このため、デジタル映像コンテンツCは、評価映像
マークMkにより、利用契約前の不注意等による公開が
阻止されている。
【0057】さて粗編集等の後、このデジタル映像コン
テンツCを公開目的に利用するか否かが利用者により判
断され(ST17)、利用しない場合には処理を終了す
るが、ここではデジタル映像コンテンツCを映像作品に
組込む等して公開目的に利用する場合について述べる。
【0058】利用者端末30は、利用者の操作により、
コンテンツ運用装置10にアクセスして、利用契約を結
ぶための契約要求を同装置10に送信する(ST1
8)。契約要求としては、例えば利用者情報Us、コン
テンツ識別子IDc、利用契約内容を含むものであり、
一度に送信する場合に限らず、対話型などの方式で複数
回に分けて送信してもよい。
【0059】コンテンツ運用装置10は、契約部16が
この契約要求に基づいて、利用契約識別子IDLを発行
し、この利用契約識別子IDLに関連付けさせて利用者
識別子IDu、利用情報Us及びコンテンツ識別子ID
を利用者関連DB13に書込む(ST19)。
【0060】その後、契約部16は、コンテンツDB1
1を参照し、契約要求された評価映像マークMk付のデ
ジタル映像コンテンツCに対応するマーク消去用情報D
m及び識別子書換情報をシステムの鍵で暗号化して利用
者端末30に送信する(ST20)。
【0061】また、契約部16は、契約要求が利用プロ
グラムの送信要求を含むとき、契約部16は、評価映像
マークMk付のデジタル映像コンテンツCを利用するた
めの利用プログラムをも利用者端末30に送信する(S
T21)。なお、ステップST20,ST21は、いず
れを先に行なってもよく、又は同時に行なってもよい。
【0062】利用者端末30は、この利用プログラムを
インストールし、この利用プログラムの実行により、暗
号化されたマーク消去用情報Dm及び識別子書換情報を
システムの鍵で復号してマーク消去用情報Dm及び識別
子書換情報を得ると、識別子書換情報内の改ざん検出子
により各識別子IDc,IDLの改ざんの有無を検出す
る。
【0063】ここで、改ざんの無い旨が確認されると、
利用者端末30は、引き続き、利用プログラムの実行に
より、当該デジタル映像コンテンツCに対して、評価映
像マークMkを消去してマーク消去用情報Dmを挿入す
ると共に(ST22)、コンテンツ識別子IDcを消去
してその同一領域に利用契約識別子IDLを隠匿的に埋
込む(ST23)。
【0064】なお、利用契約識別子IDLを埋込む領域
は、コンテンツ識別子IDcと同一領域に限らず、異な
る領域としてもよい。なお、ステップST22,ST2
3も同様に、いずれを先に行なってもよい。
【0065】いずれにしても、利用者端末30は、利用
契約の完了により、図8(b)に示すように、元の映像
に対して利用契約識別子IDLが隠匿的に埋め込まれた
状態のデジタル映像コンテンツCを得る。この利用契約
後のデジタル映像コンテンツCは、隠匿的に埋込まれた
利用契約識別子IDLを有しており、利用契約の範囲内
で、公開目的の使用が許諾されている。
【0066】(監視処理:図9)監視端末40は、監視
者の操作により、インターネット等で公開中のデジタル
映像コンテンツC’を順次ダウンロードし(ST3
1)、得られたデジタル映像コンテンツC’が評価映像
マークMk、コンテンツ識別子IDc、利用者識別子I
Du又は利用契約識別子IDLを含むか否かを電子透か
し等の方法により判定し(ST32)、これらのいずれ
かを含む場合には監視情報を作成し、この監視情報をコ
ンテンツ運用装置10に通知する(ST33)。
【0067】コンテンツ運用装置10は、監視部17
が、通知された監視情報と、コンテンツDB11の内容
とを照合して両者が整合するか否かを判定し(ST3
4)、両者が整合しないとき、管理者に通知するために
当該監視情報を出力する(ST35)。
【0068】上述したように本実施形態によれば、利用
契約前のデジタル映像コンテンツCが明示的な評価映像
マークMkと隠匿的なコンテンツ識別子IDcとを有す
ることから、デジタル映像コンテンツCが不正に公開さ
れた場合でも、特定マークを視覚的に認知でき、且つコ
ンテンツ識別子を電子的に検出することができる。
【0069】特に、特定マークが不正に削除された場合
でも、コンテンツ識別子IDcに基づいて、自システム
が保護管理中のデジタル映像コンテンツCである旨を特
定できるので、デジタル映像コンテンツの無制限な不正
利用を阻止し、正当な活用を促進させることができる。
【0070】また、素材映像の活用に限らず、配信事業
者が映像作品を調達するための基盤として、映像作品の
活用と流通を促進することもできる。
【0071】(第2の実施形態)図10は本発明の第2
の実施形態に係るコンテンツ保護管理システムの構成を
示す模式図であり、図1と同一部分には同一符号を付し
てその重複した説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いて主に述べる。なお、これは以下の各実施形態でも同
様である。すなわち、本実施形態は、第1の実施形態の
変形例であり、利用契約前にダウンロードされるデジタ
ル映像コンテンツCに関し、コンテンツ識別子IDcに
代えて、利用者識別子IDuを隠匿的に埋込む構成であ
る。
【0072】これに伴い、コンテンツ運用装置10a
は、前述した各部11〜17のうち、映像関連DB部1
2,登録部14,評価受付部15の機能が若干変更され
ており、これらを映像関連DB12a、登録部14a及
び評価受付部15aとして備えている。
【0073】ここで、映像関連DB12aは、前述同様
に各部14a〜17から制御されるデータベースであ
り、図11に示すように、デジタル映像コンテンツC毎
に、コンテンツ識別子IDc、評価映像マークMk、マ
ーク消去用情報Dm、所有者情報Ow、使用許諾情報L
i及び映像検索情報Psが互いに関連付けられて記憶さ
れるものである。但し、デジタル映像コンテンツCは、
前述同様に、評価映像マークMkが明示的に挿入されて
いるが、前述とは異なり、コンテンツ識別子IDcが埋
込まれていない状態で保持されている。
【0074】登録部14aは、前述した各機能のうち、
コンテンツ識別子IDcを埋込む識別子埋込機能が省略
されたものであり、これに伴い、発行したコンテンツ識
別子IDcを他の各情報Ow、Li、Ps及び挿入後の
デジタル映像コンテンツCと同様に互いに関連付けて映
像関連DB12aに保存するようにしたものである。
【0075】評価受付部15aは、前述した各機能に加
え、利用者端末30との通信により、利用者端末30か
らのダウンロード要求を処理する前に利用者識別子ID
uを発行するか又は利用者関連DB13から読出す機能
と、発行又は読出された利用者識別子IDcを、ダウン
ロード要求に該当する、評価映像マークMk付のデジタ
ル映像コンテンツCに隠匿的に埋込む識別子埋込機能
と、利用者識別子IDuの埋込完了後、当該デジタル映
像コンテンツCをダウンロード要求元の利用者端末30
に送信する機能とをもっている。
【0076】これに伴い、契約部16から送信される利
用プログラムは、前述した各機能において、コンテンツ
識別子IDcに代えて、利用者識別子IDuの改ざん検
出や消去を行なうものとなっている。
【0077】次に、以上のように構成されたコンテンツ
保護システムの動作を登録処理、評価・契約処理及び監
視処理の順に説明する。 (登録処理:図12)いま、前述同様にステップST1
〜ST2が実行され、コンテンツ運用装置10aの登録
部14aは、登録要求を受付けると共に、コンテンツ識
別子IDcを発行したとする。
【0078】次に、登録部14aは、前述とは異なり、
ステップST3を行なわず、ステップST4に移行し、
マーク消去用情報Dmの抜き出しと共に、評価映像マー
クMkの挿入を行なう(ST4)。
【0079】その後、登録部14aは、コンテンツ識別
子IDcを他の各情報Ow、Li、Ps及び挿入後のデ
ジタル映像コンテンツCと同様に互いに関連付けて映像
関連DB12aに保存する(ST5a)。
【0080】(評価・契約処理:図13、図14)い
ま、前述同様にステップST11〜ST14が実行さ
れ、コンテンツ運用装置10aの評価受付部15aは、
各サンプル画像の送信の後、利用者端末30からダウン
ロード要求を受けたとする。
【0081】次に、評価受付部15aは、利用者端末3
0からのダウンロード要求を処理する前に、利用者端末
30との通信により、利用者識別子IDuを発行するか
又は利用者関連DB13から読出す。具体的には始めて
の利用者の場合には利用者識別子IDuを発行し、利用
経験のある利用者の場合にはその時の利用者識別子ID
uを利用者関連DB13から読出す。
【0082】続いて、評価受付部15aは、発行又は読
出された利用者識別子IDuを、ダウンロード要求に該
当する評価映像マークMk付のデジタル映像コンテンツ
Cに隠匿的に埋込んだ後、当該デジタル映像コンテンツ
Cをダウンロード要求元の利用者端末30に送信する
(ST15a)。
【0083】なお、ダウンロードされたデジタル映像コ
ンテンツCは、利用契約前のため、図14(a)に示す
ように、明示的に挿入された評価映像マークMkと、隠
匿的に埋込まれた利用者識別子IDuとを有している。
ここで、ダウンロードされた評価映像マークMk付のデ
ジタル映像コンテンツCは、利用者識別子IDuを有す
るので、誤って公開されても利用者が特定可能となって
いる。
【0084】以下、前述同様に、ステップST16〜S
T22までが実行され、利用契約時に、利用者端末30
では、利用プログラムの実行により、デジタル映像コン
テンツCに対して、評価映像マークMkを消去してマー
ク消去用情報Dmを挿入するとする(ST22)。
【0085】次いで、利用者端末30は、利用者識別子
IDuを消去してその同一領域に利用契約識別子IDL
を隠匿的に埋込む(ST23a)。なお、利用契約識別
子IDLを埋込む領域は、前述同様に、コンテンツ識別
子IDcと同一領域に限らず、異なる領域としてもよ
い。なお、ステップST22,ST23aも同様に、い
ずれを先に行なってもよい。
【0086】いずれにしても、利用者端末30は、利用
契約の完了により、図14(b)に示すように、元の映
像に対して利用契約識別子IDLが隠匿的に埋め込まれ
た状態のデジタル映像コンテンツCを得る。
【0087】(監視処理)監視処理は、前述した通りに
実行される。上述したように本実施形態によれば、利用
契約前のデジタル映像コンテンツCが明示的な評価映像
マークMkと隠匿的な利用者識別子IDuとを有するこ
とから、デジタル映像コンテンツCが不正に公開された
場合でも、第1の実施形態と同様に、視覚的及び電子的
に検出でき、さらに利用者識別子IDuに基づいて、自
システムが保護管理中のデジタル映像コンテンツCであ
る旨を特定できると共に、このデジタル映像コンテンツ
Cを流出させた利用者を特定できるので、第1の実施形
態に比べ、より一層、デジタル映像コンテンツの無制限
な不正利用を阻止し、正当な活用を促進させることがで
きる。また同様に、素材映像の活用に限らず、配信事業
者が映像作品を調達するための基盤として、映像作品の
活用と流通を促進することもできる。
【0088】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態に係るコンテンツ保護管理システムについて前
述した各図面を用いて説明する。すなわち、本実施形態
は、第1又は第2の実施形態の変形例であり、利用契約
時のステップST23又はステップST23aにおい
て、ダウンロードされたデジタル映像コンテンツ内のコ
ンテンツ識別子IDc又は利用者識別子IDuを消去せ
ず、利用契約識別子IDLを隠匿的に埋め込む構成とな
っている。
【0089】具体的には第1の実施形態の変形例の場
合、契約部16から送信される利用プログラムは、前述
した各機能において、コンテンツ識別子IDcを消去し
て利用契約識別子IDLを隠匿的に埋込む機能に代え
て、図15に一例を示すように、コンテンツ識別子ID
cを消去せずに、利用契約識別子IDLを隠匿的に埋込
む機能を備えたものとなる。
【0090】同様に第2の実施形態の変形例の場合、契
約部16から送信される利用プログラムは、前述した各
機能において、利用者識別子IDuを消去して利用契約
識別子IDLを隠匿的に埋込む機能に代えて、図16に
一例を示すように、利用者識別子IDuを消去せずに、
利用契約識別子IDLを隠匿的に埋込む機能を備えたも
のとなる。
【0091】ここで、利用契約識別子IDLを隠匿的に
埋込む方式は、次の2通りのいずれとしてもよい。第1
の埋込み方式は、コンテンツ識別子IDc(又は利用者
識別子IDu)と同じ電子透かし方法を用い、コンテン
ツ識別子IDc(又は利用者識別子IDu)とは異なる
領域に利用契約識別子IDLを隠匿的に埋込むものであ
る。第1の方式によれば、監視端末40が各識別子ID
c又はIDuと,IDLとを容易に検出できる利点があ
る。
【0092】第2の埋込み方式は、コンテンツ識別子I
Dc(又は利用者識別子IDu)と異なる電子透かし方
法を用い、コンテンツ識別子IDc(又は利用者識別子
IDu)とは同じ領域か又は異なる領域に利用契約識別
子IDLを隠匿的に埋込むものである。第2の方式によ
れば、映像の劣化を抑えられる利点がある。
【0093】いずれにしても以上のような構成により、
適用した第1又は第2の実施形態の効果に加え、第1又
は第2の埋込み方式の利点を奏することができる。
【0094】なお、上記各実施形態に記載した手法は、
コンピュータに実行させることのできるプログラムとし
て、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、D
VDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリな
どの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
【0095】また、この記憶媒体としては、プログラム
を記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒
体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良
い。
【0096】また、記憶媒体からコンピュータにインス
トールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上
で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、
データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW
(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処
理の一部を実行しても良い。
【0097】さらに、本発明における記憶媒体は、コン
ピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネ
ット等により伝送されたプログラムをダウンロードして
記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0098】また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒
体から本実施形態における処理が実行される場合も本発
明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成で
あっても良い。
【0099】尚、本発明におけるコンピュータは、記憶
媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態にお
ける各処理を実行するものであって、パソコン等の1つ
からなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシ
ステム等の何れの構成であっても良い。
【0100】また、本発明におけるコンピュータとは、
パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装
置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機
能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0101】なお、本願発明は、上記各実施形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施
形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、そ
の場合、組み合わされた効果が得られる。さらに、上記
各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示
される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより
種々の発明が抽出され得る。例えば実施形態に示される
全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発
明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施す
る場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるもの
である。
【0102】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ジタル映像コンテンツの無制限な不正利用を阻止し、正
当な活用を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ保護
管理システムの構成を示す模式図
【図2】同実施形態における映像関連DBの構成を示す
模式図
【図3】同実施形態における利用者関連DBの構成を示
す模式図
【図4】同実施形態における各識別子の範囲の一例を示
す図
【図5】同実施形態における元映像のデジタル映像コン
テンツを示す模式図
【図6】同実施形態における登録処理の動作を説明する
ためのフローチャート
【図7】同実施形態における評価・契約処理の動作を説
明するためのフローチャート
【図8】同実施形態における利用契約前・後のデジタル
映像コンテンツを示す模式図
【図9】同実施形態における監視処理の動作を説明する
ためのフローチャート
【図10】本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ保
護管理システムの構成を示す模式図
【図11】同実施形態における映像関連DBの構成を示
す模式図
【図12】同実施形態における登録処理の動作を説明す
るためのフローチャート
【図13】同実施形態における評価・契約処理の動作を
説明するためのフローチャート
【図14】同実施形態における利用契約前・後のデジタ
ル映像コンテンツを示す模式図
【図15】本発明の第3の実施形態における利用契約前
・後のデジタル映像コンテンツを示す模式図
【図16】同実施形態における利用契約前・後のデジタ
ル映像コンテンツを示す模式図
【符号の説明】
10…コンテンツ運用装置 11…コンテンツDB 12,12a…映像関連DB 13…利用者関連DB 14,14a…登録部 15,15a…評価受付部 16…契約部 17…監視部 20…コンテンツ所有者端末 30…利用者端末 40…監視端末 50…ネットワーク C…デジタル映像コンテンツ IDc…コンテンツ識別子 Mk…評価映像マーク Dm…マーク消去用情報 Ow…所有者情報 Li…使用許諾情報 Ps…映像検索情報 IDL…利用契約識別子 IDu…利用者識別子 Us…利用者情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栃窪 孝也 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 池田 竜朗 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5B057 AA20 CB19 CE08 CG07 CH12 5C053 FA13 GB06 JA21 LA06 LA11 5C076 AA14 BA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル映像コンテンツを利用者側との
    利用契約に応じて運用し、前記利用契約外の不正な利用
    から保護するように管理するためのコンテンツ保護管理
    システムであって、 デジタル映像コンテンツ、コンテンツ識別子及びマーク
    消去用情報が互いに関連付けられて記憶された映像関連
    データベースと、 利用契約識別子及びコンテンツ識別子が互いに関連付け
    られて記憶された利用者関連データベースと、 利用契約前のデジタル映像コンテンツの所定領域からマ
    ーク消去用情報を抽出すると共に、このマーク消去用情
    報が抽出された所定領域に特定マークを明示的に挿入す
    るマーク挿入手段と、 利用契約前のデジタル映像コンテンツにコンテンツ識別
    子を隠匿的に埋込む識別子埋込手段と、 利用者側から受けたダウンロード要求に基づいて、前記
    マーク挿入手段により挿入された特定マーク及び前記識
    別子埋込手段により埋込まれた識別子を有するデジタル
    映像コンテンツをダウンロード要求元に送信するマーク
    付映像送信手段と、 利用者側に用いられ、前記マーク付映像送信手段から送
    信されたデジタル映像コンテンツの利用契約の際に、こ
    のデジタル映像コンテンツに対応するマーク消去用情報
    を用いて当該特定マークを消去するマーク消去手段と、 利用者側に用いられ、前記マーク付映像送信手段から送
    信されたデジタル映像コンテンツの利用契約の際に、こ
    のデジタル映像コンテンツに当該利用契約に対応する利
    用契約識別子を隠匿的に埋込む利用契約埋込手段と、 利用者側から受けた契約要求に基づいて、前記マーク消
    去手段に用いられるマーク消去用情報及び前記利用契約
    埋込手段に用いられる利用契約識別子を契約要求元に送
    信する契約情報送信手段と、 公開中のデジタル映像コンテンツから前記コンテンツ識
    別子又は前記利用契約識別子が検出されると、この検出
    結果と前記各データベースの内容とを照合して両者が整
    合するか否かを判定し、両者が整合しないとき、不正利
    用検出情報を出力する不正利用検出手段とを備えたこと
    を特徴とするコンテンツ保護管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンテンツ保護管理シ
    ステムにおいて、 前記識別子埋込手段は、コンテンツ識別子に代えて、利
    用者識別子を利用契約前のデジタル映像コンテンツに隠
    匿的に埋込む機能を有し、 前記不正利用検出手段は、前記コンテンツ識別子に代え
    て、前記利用者識別子の検出結果を用いることを特徴と
    するコンテンツ保護管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のコンテン
    ツ保護管理システムにおいて、 前記利用契約埋込手段は、前記識別子埋込手段により埋
    込まれた識別子を消去する機能を有することを特徴とす
    るコンテンツ保護管理システム。
  4. 【請求項4】 デジタル映像コンテンツ、コンテンツ識
    別子及びマーク消去用情報が互いに関連付けられて記憶
    された映像関連データベースと、 利用契約識別子及びコンテンツ識別子が互いに関連付け
    られて記憶された利用者関連データベースとを用い、前
    記デジタル映像コンテンツを利用者側との利用契約に応
    じて運用するためのコンテンツ運用装置に用いられるプ
    ログラムであって、 前記コンテンツ運用装置のコンピュータを、 利用契約前のデジタル映像コンテンツの所定領域からマ
    ーク消去用情報を抽出すると共に、このマーク消去用情
    報が抽出された所定領域に特定マークを明示的に挿入す
    るマーク挿入手段、 利用契約前のデジタル映像コンテンツにコンテンツ識別
    子を隠匿的に埋込む識別子埋込手段、 利用者側から受けたダウンロード要求に基づいて、前記
    マーク挿入手段により挿入された特定マーク及び前記識
    別子埋込手段により埋込まれた識別子を有するデジタル
    映像コンテンツをダウンロード要求元に送信するマーク
    付映像送信手段、 利用者側から受けた契約要求に基づいて、前記特定マー
    クを消去するためのマーク消去用情報及び利用契約され
    るデジタル映像コンテンツに隠匿的に埋込まれる利用契
    約識別子を契約要求元に送信する契約情報送信手段、 公開中のデジタル映像コンテンツから前記コンテンツ識
    別子又は前記利用契約識別子が検出されると、この検出
    結果と前記各データベースの内容とを照合して両者が整
    合するか否かを判定し、両者が整合しないとき、不正利
    用検出情報を出力する不正利用検出手段、 として機能させるためのプログラム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプログラムにおいて、 前記識別子埋込手段は、コンテンツ識別子に代えて、利
    用者識別子を利用契約前のデジタル映像コンテンツに隠
    匿的に埋込む機能を前記コンテンツ運用装置のコンピュ
    ータに実現させ、 前記不正利用検出手段は、前記コンテンツ識別子に代え
    て、前記利用者識別子の検出結果を用いることを特徴と
    するプログラム。
  6. 【請求項6】 デジタル映像コンテンツを利用者側との
    利用契約に応じて運用し、前記利用契約外の不正な利用
    から保護するように管理するためのコンテンツ保護管理
    システムに関し、前記利用者側の利用端末に用いられる
    プログラムであって、 前記利用端末のコンピュータを、 予め運用側から送信された、明示的に挿入された特定マ
    ーク及び隠匿的に埋め込まれた識別子を有するデジタル
    映像コンテンツを利用契約する際に、前記運用側から送
    信されたマーク消去用情報及び利用契約識別子を受信す
    る手段、 前記受信したマーク消去用情報を用い、利用契約対象の
    デジタル映像コンテンツに挿入された特定マークを消去
    するマーク消去手段、 前記受信した利用契約識別子を利用契約対象のデジタル
    映像コンテンツに隠匿的に埋込む利用契約埋込手段、 として機能させるためのプログラム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプログラムにおいて、 前記利用契約埋込手段は、利用契約前に埋込まれた識別
    子を消去する機能を前記利用端末のコンピュータに実現
    させることを特徴とするプログラム。
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