JP2003263378A - 分散計算機システムにおけるリモートメンテナンス方法 - Google Patents

分散計算機システムにおけるリモートメンテナンス方法

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JP2003263378A
JP2003263378A JP2003020202A JP2003020202A JP2003263378A JP 2003263378 A JP2003263378 A JP 2003263378A JP 2003020202 A JP2003020202 A JP 2003020202A JP 2003020202 A JP2003020202 A JP 2003020202A JP 2003263378 A JP2003263378 A JP 2003263378A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、分散計算機システムにおけるリモ
ートメンテナンス方法に関し、ファイルの転送をよりス
ムースに行なうことができるようにすることを目的とす
る。 【構成】 上位の計算機1から転送されたファイルデー
タに異常があったためにバックアウトが行なわれた下位
の計算機2に対して、上位の計算機1は異常のあったフ
ァイルデータよりも後の世代のファイルデータが登録さ
れるまではファイルデータの転送を禁止しておき、後の
世代のファイルデータが上位の計算機1で登録される
と、このファイルデータを上位の計算機1から下位の計
算機2へ転送することにより、リモートメンテナンスを
行なうように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば金融機関等で用
いられる分散計算機システムに用いて好適の、分散計算
機システムにおけるリモートメンテナンス方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、遠隔地にリモート接続された複数
の計算機装置において、複数の計算機のファイル群を回
線を使用してメンテナンスする(DRMS方式,Distri
butionResource Maintenance Service )を用いたシス
テムが開発されている。即ち、ホスト計算機としてのセ
ンターが複数の計算機とリモート接続(遠隔して接続)
されるとともに、複数の計算機はローカル接続されてな
る分散計算機システムにおいて、ソフトウェア(プログ
ラムファイルやデータファイル)の使用変更や修正のた
めに、センターから遠隔して接続された複数の計算機の
内の1台の計算機(サーバ計算機)にファイルを転送す
るとともに、サーバ計算機は他の複数の計算機(クライ
アント計算機)にファイルを配布することにより、これ
ら複数の計算機のファイルの変更することが行なわれて
いる。
【0003】図40,図41は上述の分散計算機システ
ムの具体例を示すブロック図であるが、この図40,図
41に示す分散計算機システムは、ホスト計算機として
のセンター101,サーバ計算機102A及びクライア
ント計算機102B〜102Eをそなえている。
【0004】ここで、センター101は、サーバ計算機
102A及びクライアント計算機102B〜102Eに
転送するためのファイルデータを世代(バージョン)で
管理するものである。即ち、例えば図40に示すよう
に、それぞれ論理的にグループ化されたファイルA及び
ファイルBが、3つのバージョンとしての版数(V01
L01,V01L02,V01L03)毎に管理されて
いる。
【0005】また、サーバ計算機102Aは、センター
101にネットワーク103を介してリモート接続(遠
隔して接続)され、センター101から所望のファイル
データの転送を受けるものである。さらに、クライアン
ト計算機102B〜102Eは、サーバ計算機102A
に対し、例えばLAN等によりローカル接続され、サー
バ計算機102Aから所望のファイルデータの転送を受
けるものである。
【0006】このような構成により、サーバ計算機10
2A及びクライアント計算機102B〜102Eが、フ
ァイルA及びファイルBにおけるバーションV01L0
2を保有している状態において、サーバ計算機102A
においては、センター101に対して、センター101
で管理されているファイルについての最新のバーション
の通知を要求し、センター101からのバーションの通
知を受ける。
【0007】そして、サーバ計算機102Aにおいて
は、自身が保有するバージョンとセンター101で管理
されている最新のバーションとを比較し、サーバ計算機
102Aが保有しない最新のバージョンがセンター10
1にて管理されている場合は、その最新のバーションの
ファイルをセンター101に対して要求する(図40の
参照)。
【0008】そして、この要求に対して、センター10
1からサーバ計算機102Bに対して、ファイルA及び
ファイルBにおける最新のバーションV01L03を転
送する(図41の参照)。このファイルA及びファイ
ルBにおける最新のバーションV01L03を受けたサ
ーバ計算機102Aでは、この最新のバーションのファ
イルA及びファイルBを各クライアント102B〜10
2Eに対して配布し(図41における参照)、これに
より、各クライアント計算機102B〜102Eにおい
ては最新バージョンのファイルを使用することができ
る。
【0009】ところで、このような分散計算機システム
を例えば金融機関などで用いる場合においては、保守デ
ータ(ファイル)の転送に関する異常状態(エラー)の
発生を極力抑制するような高い信頼性が要求されるとと
もに、人手が要求されないシステムを構築することが要
求されている。また、上記の分散計算機システムにおい
ては、センター101から受信された最新のバージョン
のファイルに、例えばバグ等の異常があった場合、クラ
イアント計算機102B〜102Eでは、再びセンター
101からファイルの読込を行なうバックアウト処理が
行なわれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の分散計算機システムにおいて、上述したよう
なセンターからサーバ計算機に対して、又はサーバ計算
機から各クライアント計算機に対しての最新バーション
のファイルの転送において、よりスムースな転送が行な
われることが要求されている。
【0011】具体的には、上記のバックアウト処理が行
なわれるに際して、再びセンター101から読込処理の
行なわれるファイルのバーションが、異常の発生したも
のと同じものを読み込む可能性が高く、従って再び異常
が発生する可能性が高いという課題がある。また、図4
2に示すように、遠隔保守の転送、即ち、ホスト計算機
101からサーバ計算機102Aへのファイルの転送に
おいて、異常終了(受信側の計算機の磁気ディスクの容
量不足など)等の通信エラーが発生した場合、救済手段
がなく、他の処理を犠牲に長時間転送したデータ及び転
送時間が無駄になる。
【0012】一方、ファイルの転送に際して要する時間
は、転送するデータ量,回線の転送スピード,使用機器
の磁気ディスクの書き込み時間及びCPUの性能によっ
て左右される。このファイル転送時間は、近年の高イン
テリジェンス化に伴うデータ量の増加により、数分〜数
時間に及ぶことがあり、回線の負荷が大きい。このた
め、他の通信を要する処理と同時に実行することがある
ので、処理レスポンスの低下を招くおそれがある、とい
う課題がある。
【0013】また、図43に示すように、誤った保守デ
ータを遠隔保守により転送した場合、転送以前の状態に
戻す必要があるが、システムを再インストールして転送
以前の状態に戻すため、人手に頼らなければならない場
合がある。また、図44に示すように、サーバ計算機に
おいて、転送された保守データのファイルと元のファイ
ルとを入れ替える際は、元のファイルを削除せず、復元
する際の情報として別に保管し、これにより、ホスト計
算機101からサーバ計算機102Aに誤った保守デー
タが転送された場合は、保管している元のファイルに復
元することが行なわれるが、ホスト計算機からの誤った
データを削除しない限り、再度、ホスト計算機から誤っ
た保守データを転送するおそれがあり、これを無くすた
めの機構が必要である。
【0014】さらに、誤った保守データからのシステム
の防衛として以前の状態に復元する方式として、前述の
図43,図44に示す方法においては、遠隔地の計算機
のディスク容量に余裕がない場合には実現が困難であ
る、という課題がある。また、近年の計算機における処
理データ量の増大により、ホスト計算機101からの保
守データの転送に関する時間が増大しているにもかかわ
らず(図45参照)、これとは別に、計算機102A〜
102Eの稼動時間の長時間化(銀行業務などの24時
間化)などにより、遠隔保守の実行時間が限られてくる
という課題がある。従って、遠隔保守に要する時間の短
縮化が望まれる。
【0015】さらに、図46に示すように、サーバ計算
機102Aは、ホスト計算機101から受信したデータ
を自計算機への適用とクライアント計算機102B〜1
02Eへの転送用に保管する必要がある一方、以前にホ
スト計算機101から受信したデータは、クライアント
計算機102B〜102Eが自身のシステムに適用する
まで保管する必要がある。その為、保守データは複数世
代保管する必要があるが、無条件にサーバ計算機102
Aにてデータを受信すると、それだけのファイル容量を
確保しなければならず、ファイル容量不足が発生する可
能性がある。
【0016】また、サーバ計算機102Aは、ホスト計
算機101からのデータを受信するために必要なバーシ
ョンと、クライアント計算機102B〜102Eへ転送
するためのバーションとを管理し、両方のバーションを
満足するデータをホスト計算機101から転送する必要
がある。即ち、図47に示すように、ホスト計算機10
1から受信したデータ(E03)がサーバ計算機102
Aしか利用できず、クライアント計算機102B〜10
2E用のデータを再度ホスト計算機101から受信しな
おす必要が発生するからである。
【0017】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ファイルの転送をよりスムースに行なうこと
ができる、分散計算機システムにおけるリモートメンテ
ナンス方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用】このため、本発
明の分散計算機システムにおけるリモートメンテナンス
方法は、転送するファイルデータを世代で管理するホス
ト計算機と、該ホスト計算機に通信回線を介してリモー
ト接続され、該ホスト計算機から所望のファイルデータ
の転送を受けるサーバ計算機と、該サーバ計算機に対し
ローカル接続され、該サーバ計算機から所望のファイル
データの転送を受けるクライアント計算機とをそなえて
なる分散計算機システムにおいて、上位の計算機から転
送されたファイルデータに異常があったためにバックア
ウトが行なわれた下位の計算機に対して、該上位の計算
機は異常のあったファイルデータよりも後の世代のファ
イルデータが登録されるまではファイルデータの転送を
禁止しておき、該後の世代のファイルデータが該上位の
計算機で登録されると、このファイルデータを該上位の
計算機から該下位の計算機へ転送することにより、リモ
ートメンテナンスを行なうことを特徴としている(請求
項1)。
【0019】また、本発明の分散計算機システムにおけ
るリモートメンテナンス方法は、上位の計算機から下位
の計算機に転送されたファイルデータに異常があったた
めにバックアウトを行なう際に、該下位の計算機におい
て、異常のあるファイルデータの転送時に、該異常のあ
るファイルデータとその一世代前のファイルデータとを
比較して、重複しないファイルデータ部分についての一
世代前のファイルデータ部分を退避データとして保管し
ておき、その後、該下位の計算機は、該上位の計算機か
ら該一世代前のファイルデータの転送を受け、この一世
代前のファイルデータと退避データとして保管していた
ファイルデータ部分とでバックアウトを行なうことを特
徴としている(請求項2)。
【0020】さらに、本発明の分散計算機システムにお
けるリモートメンテナンス方法は、該ホスト計算機から
転送されてきたファイルデータを該サーバ計算機におい
て複数世代に渡り保管しておき、該クライアント計算機
では適合した世代のファイルデータの転送を該サーバ計
算機から受けることにより、リモートメンテナンスを行
なうことを特徴としている(請求項3)。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0022】(a)本実施例に適用されるシステムの説
明 図1,図2は本実施例に適用される分散計算機システム
を示す図である。本実施例に適用される分散計算機シス
テムは、前述の図40,図41にて示したものと同様
に、ハード的には、図2に示すように、ホスト計算機1
と、例えばLAN等により相互に接続されることにより
各々がワークステーションを構成するサーバ計算機2及
び複数(例えば4つの)クライアント計算機3〜6とを
そなえている。
【0023】ここで、ホスト計算機1は、転送するファ
イルデータを世代(バーション,版数)で管理するもの
である。即ち、ファイルデータは改良される毎にバーシ
ョンアップが行なわれるが、ホスト計算機1においては
そのファイルデータをバージョン毎に管理するようにな
っており、図1に示すように、版数チェック機構1A,
端末受信可能チェック機構1B及びデータ転送機構1C
をそなえている。
【0024】また、サーバ計算機2は、ホスト計算機1
に対して、専用の通信回線9を介することによりリモー
ト接続(遠隔して接続)され、ホスト計算機1から所望
のファイルデータの転送を受けるものであり、版数チェ
ック機構2A,端末受信可能チェック機構2B,データ
転送機構2C,適用機構2D,バックアウト機構2E及
びファイルサーバ機能2Fをそなえている。
【0025】さらに、クライアント計算機3〜6は、そ
れぞれ、前述したようにサーバ計算機1に対し例えばL
AN等によりローカル接続され、サーバ計算機1から所
望のファイルデータの転送を受けるものであり、版数チ
ェック機構7及び適用機構8をそなえている。 (b)本システムの有する、ファイルの転送をスムース
に行なうための各機能の説明 ・端末受信可能チェック機能の説明 端末受信可能チェック機能は、ホスト計算機1及びサー
バ計算機2の版数チェック機構1A,2Aと端末受信可
能チェック機構1B,2Bとデータ転送機構1C,2C
とにより機能するようになっている。
【0026】即ち、ホスト計算機1の端末受信可能チェ
ック機構1Bは、サーバ計算機2の端末受信可能チェッ
ク機構2Bに対して状態確認コマンドを通知するもので
あり、端末受信可能チェック機構2Bは、サーバ計算機
2における論理ボリュームの空き容量及びCPUの負荷
状況等を検索しホスト計算機1の端末受信可能チェック
機構1Bに通知するようになっている。
【0027】ホスト計算機1側の端末受信可能チェック
機構1Bにおいては、端末受信可能チェック機構2Bか
らの通知を受けて転送するデータ量及びCPU負荷が転
送可能状態であることを確認し、データを転送するかし
ないかを判断し、この判断結果に基づいてデータを転送
することができる。上述の構成により、本システムの端
末受信可能チェック機能においては、ホスト計算機1及
びサーバ計算機2における各機構において、図4〜図1
2のフローチャートに示すように動作する。
【0028】即ち、図4のフローチャートに示すよう
に、サーバ計算機2において、オペレータによる本機能
の起動により、保守データの管理単位(資源グループ)
の世代(この場合においてはE01)をファイルサーバ
機能2Fの状態ファイル2Gから参照し(ステップA
1)、ホスト計算機1に世代通知要求を送信する(ステ
ップA2)。
【0029】版数チェック機構2Aにおいて、上記の世
代通知要求に対するホスト計算機1からの通知を受ける
と(ステップA3)、ホスト計算機1からの世代通知に
格納された世代(E01〜E04)と状態ファイル2G
の世代とを比較する(ステップA4)。ここで、ホスト
計算機1からの世代通知に格納された世代が状態ファイ
ル2Gの世代よりも新しい世代である場合は、その新し
い世代のデータ(E02〜E04)をホスト計算機2に
対して要求する(ステップA4の異ルートからステップ
A5)。
【0030】なお、ホスト計算機1からの世代通知に格
納された世代と状態ファイル2Gの世代とが同じである
場合は、最新の世代のファイルを格納しているので処理
は終了する(ステップA4の同ルートからステップA
6)。上述のステップA2において、版数チェック機構
2Aがホスト計算機1に対して世代通知要求を送信する
が、この世代通知要求を受けたホスト計算機1では、詳
細には図5に示すフローチャートに示すように動作す
る。
【0031】即ち、ホスト計算機1において、サーバ計
算機2からのメッセージを受けると(ステップB1)、
そのメッセージの内容に応じて、版数チェック機構2A
からの版数通知指示である場合は(ステップB2の版数
通知要求ルート)、ホスト計算機1の版数チェック機構
1Aにおいては、版数チェック機構2Aに対して、管理
しているデータの世代を保守グループ単位に通知する
(ステップB3)。
【0032】なお、サーバ計算機2からのメッセージ
が、データの要求である場合は(ステップB2のデータ
要求ルート)、端末受信可能チェック機構1Bを起動す
る(ステップB4)。これを詳述すると、上述のステッ
プB4にて版数チェック機構1Aからチェック要求を行
なうと、端末受信可能チェック機構1Bが起動するが
(図6のステップC1)、この端末受信可能チェック機
構1Bにおいては、サーバ計算機2の端末受信可能チェ
ック機構2Bに対しチェック依頼を行なう(ステップC
2)。
【0033】サーバ計算機2の端末受信可能チェック機
構2Bからのチェック依頼の応答を受けると、その応答
が正常の場合は(ステップC3の正常ルート)、データ
転送機構1Cにデータ転送依頼を通知することにより、
データを要求するが(ステップC4)、応答が異常の場
合は処理は終了する(ステップC5)。また、上述のス
テップC2において、端末受信可能チェック機構1Bか
ら端末受信可能チェック機構2Bに対してチェック依頼
を行なうが、詳細には、図7のフローチャートに示すよ
うに、このサーバ計算機2の端末受信可能チェック機構
2Bにおいては、ホスト計算機1の端末受信可能チェッ
ク機構1Bからの状態チェックを行う旨の依頼を受ける
と(ステップD1)、サーバ計算機2におけるファイル
の空き領域のチェック(ステップD2),CPU負荷チ
ェック(ステップD3)及び回線負荷チェックを行ない
(ステップD4)、チェック結果をホスト計算機1の端
末受信可能チェック機構1Bに通知する(ステップD
5)。
【0034】さらに、上述したステップC3,C4にお
いて、端末受信可能チェック機構2Bからのチェック依
頼の応答が正常である場合は、データ転送機構1Cにデ
ータ転送依頼を通知してデータを要求する。即ち、図8
に示すように、端末受信可能チェック機構2Bからデー
タの転送要求に基づいて、ホスト計算機1側の管理ファ
イルに格納されている世代(E01〜E04)のうち、
依頼を受けた世代に応じたデータを、サーバ計算機2の
データ転送機構2Cに転送する。
【0035】また、データ転送機構1Cからデータ転送
機構2Cに転送されるデータは、図37に示すように、
制御情報としての当該データに対する前世代情報及びデ
ータの世代情報とデータ情報とにより構成されている。
データ転送機構2Cおいて、データ転送機構1Cから転
送されたデータを受信すると、このデータ(データD1
〜データD5)は、図9に示すように、ファイルサーバ
機能2Fの受信管理ファイル2Hに格納される。
【0036】ここで、受信管理ファイル2Hは、図38
に示すような構成を有している。即ち、データ転送機構
1Cからの受信データは、この図38に示すように、デ
ータ名称毎に、データ情報エントリとして順次格納され
るようになっている。また、各データ情報エントリは、
データ,世代情報エントリ数及び世代情報エントリによ
り構成され、データ毎に複数世代の管理が行なえるよう
になっている。さらに、世代情報エントリは、前世代情
報,世代情報及び格納受信データパス名により構成され
ている。
【0037】なお、後述するように、サーバ計算機2に
おいて、状態ファイル2Gにバックアウト処理が行なわ
れた〔バックアウト世代(E02)のファイルが書き込
まれた〕ことが検出された場合は、図10のフローチャ
ートに示すように、ホスト計算機1からの世代通知がバ
ックアウト世代の次の世代が登録されない限りデータの
要求を通知しない。
【0038】即ち、ホスト計算機1から世代通知された
世代(E01〜E04)が状態ファイル2Gに格納され
ている世代と異なる場合において(ステップA4の異ル
ート)、版数チェック機構2Aにおいては、状態ファイ
ル2Gに格納されたバックアウト処理が行なわれた世代
と、ホスト計算機1からの世代通知による世代とを比較
する(ステップA7)。
【0039】ここで、ホスト計算機1において、バック
アウト処理が行なわれている世代の次の世代が登録され
ると、ホスト計算機1に対してファイル(世代E02〜
E04のデータ)を要求するが(ステップS7の世代以
上ルートからステップA5)、次の世代が登録されてい
ない場合はそのまま処理は終了する(ステップS7の同
世代ルートからステップA6)。
【0040】また、上述の状態ファイル2Gにバックア
ウト世代のファイルが書き込まれた場合においては、適
用機構2Dにより、図11のフローチャートに示すよう
に運用データを退避させて受信データを格納することが
行なわれる。即ち、図示しないDRMS管理ファイルに受信
したデータの世代と状態管理ファイル2Gの世代とを比
較し(ステップE1)、バックアウトフラグがON、即
ち、状態管理ファイル2Gに格納されているファイルの
世代がバックアウト処理が行なわれている場合において
は、退避用ファイルに運用データをファイルし(ステッ
プE2)、DRMS管理ファイルから、ホスト計算機1から
の受信データを運用データに置き換える(ステップE
3)。
【0041】なお、ステップE1において、バックアウ
トフラグがOFFの場合は、この適用機構2Dにおける
処理は正常終了する。また、バックアウト機構2Eによ
るバックアウト処理については、図12のフローチャー
トに示すように行なわれる。即ち、ホスト計算機1から
受信された最新のバージョンのファイルに、例えばバグ
等の異常があった場合、オペレータがクライアント計算
機3〜6を用いてバックアウト起動操作を行なうことに
より、バックアウト機構2Eを起動する(ステップF
1)。
【0042】そして、適用機構2Dにより退避用ファイ
ルにファイルされていたデータを運用データに入れ替え
て(ステップF2)、この運用データを、状態管理ファ
イル2Gにおいて、バックアウト中の世代に書き込む
(ステップF3)。従って、この端末受信可能チェック
機構により、リモートに接続された計算機にファイルを
転送するのに先駆けて、受信側の計算機の状態転送する
データ量が受信側で確保でき、回線の負荷状況,CPU
の負荷状況を確認し、転送中に発生しうるトラブルを早
期に予防することができる。
【0043】・バックアウト版数チェック機構の説明次
に、本システムの有するバックアウト版数チェック機構
について以下に説明する。図13,図14は本システム
の有するバックアウト版数チェック機構を説明するため
のブロック図であり、この版数チェック機構は、ホスト
計算機1の版数チェック機構1A,データ転送機構1
C,サーバ計算機2の版数チェック機構2A,データ転
送機構2C,適用機構2D及びバックアウト機構2Eに
より、実現できるようになっている。
【0044】ここで、ホスト計算機1の版数チェック機
構1Aは前述の図5に示したように動作し、データ転送
機構1Cは図8に示したように動作し、サーバ計算機2
の版数チェック機構2Aは図10に示したように動作
し、データ転送機構2Cは図9に示したように動作し、
適用機構2Dは図11に示したように動作し、バックア
ウト機構2Eは図12に示したように動作するようにな
っている。
【0045】このような構成により、図13に示すよう
に、ここで、オペレータの操作によりバックアウト機構
2Eが起動されると、状態管理ファイル2Gに格納され
ているファイルの世代がバックアウト処理が行なわれて
いる場合においては、適用機構2Dにより、退避用ファ
イルに運用データをファイルして、ホスト計算機1から
の受信データを運用データに置き換えられている。
【0046】また、図14に示すように、版数チェック
機構2Aにおいては、サーバ計算機2内の版数を状態管
理ファイル2Gを参照することにより確認する際に、バ
ックアウトフラグのON/OFF状態に基づいてバック
アウト状態か否かを参照し、バックアウトが行なわれた
場合は、ホスト計算機1からの世代通知に基づいて、ホ
スト計算機1にバックアウトを行なった世代(誤りのあ
るデータの世代)以降のデータが登録されたことを参照
し、該当する版数のデータを要求するようになってい
る。
【0047】言い換えれば、ホスト計算機1から転送さ
れたファイルデータに異常があったためにバックアウト
が行なわれたサーバ計算機2に対して、ホスト計算機1
は異常のあったファイルデータよりも後の世代のファイ
ルデータが登録されるまではファイルデータの転送を禁
止しておき、後の世代のファイルデータがホスト計算機
1で登録されると、このファイルデータをホスト計算機
1からサーバ計算機2へ転送することにより、リモート
メンテナンス(遠隔保守)を行なうことができる。
【0048】従って、このバックアウト版数チェック機
構により、バックアウトが行なわれた計算機に対し、同
じ異常のファイルを再度転送することを防止でき、シス
テムの信頼性を向上することができる利点がある。 ・分割受信機構の説明 次に、本システムが有する分割受信機構について以下に
説明する。
【0049】図15,図16は本システムの有する分割
受信機構を説明するためのブロック図であり、この分割
受信機構は、ホスト計算機1からのデータを受信し、遠
隔保守機構としてのファイルサーバ機構2Fの受信管理
ファイル2Hに格納する一方、受信管理ファイル2Hに
格納されたデータを運用しているファイルと入れ替えを
行なうことができるものであり、ホスト計算機1側の版
数チェック機構1A,データ転送機構1C,サーバ計算
機2側の版数チェック機構2A及びデータ転送機構2C
により実現できるようになっている。
【0050】具体的には、図15に示すように、データ
DをデータD1とデータD2の2つに分割し、これらを
二日間に分けて受信する。即ち、一日目にデータD1を
ホスト計算機1に登録し、サーバ計算機2の遠隔保守機
構モードを受信モードで起動する。これにより、データ
D1を受信することができる。また、二日目にデータD
2をホスト計算機1に登録し、サーバの遠隔保守を受信
適用モードで起動することにより、データD2を受信す
る。
【0051】そして、二日間で受信されたデータD1及
びD2について、前述のサーバ計算機2の遠隔保守機構
モードの起動時に適用処理の指示の有無に応じて、適用
機構2Dにおいては、図17に示すように適用処理が行
なわれる。即ち、サーバ計算機2の遠隔保守機構モード
の起動時に、適用処理指示がある場合は、DRMS管理ファ
イルに受信したデータの世代と状態管理ファイル2Gの
世代とを比較する(ステップG1の有ルートからステッ
プG2)。
【0052】ここで、バックアウトフラグがON、即
ち、状態管理ファイル2Gに格納されているファイルの
世代がバックアウト処理が行なわれている場合において
は、退避用ファイルに運用データをファイルし(ステッ
プG3)、DRMS管理ファイルから、ホスト計算機1から
の受信データを運用データに置き換える(ステップG
4)。
【0053】なお、オペレータによる適用処理指示がな
い場合は、適用機構2Dによる適用処理は行なわれず、
受信処理のみが行なわれる。なお、ホスト計算機1の版
数チェック機構1Aは図5に示すように動作し、データ
転送機構1Cは図8に示すように動作し、サーバ計算機
2の版数チェック機構2Aは図4に示すように動作し、
データ転送機構2Cは図9に示すように動作するように
なっている。
【0054】従って、この分割受信機構により、同時に
システムに反映しなければ行なえないファイルが多数存
在する場合、幾つかの転送単位に分割して最終的にシス
テムに反映することができ、計算機の稼働時間の長時間
化に対応して、限られた時間内に効率的にデータを転送
できる。 ・リモートバックアウト機構の説明 次に、本システムが有するリモートバックアウト機構に
ついて以下に説明する。
【0055】図18,図19は本システムの有するリモ
ートバックアウト機構を説明するためのブロック図であ
り、このリモートバックアウト機構は、バックアウト用
の退避ファイルを保管せずにホスト計算機1に登録され
ている前世代のファイルを再度ダウンロードすることに
より、システムの復元を行なうものであり、ホスト計算
機1の版数チェック機構1A,データ転送機構1C,サ
ーバ計算機2の版数チェック機構2A,データ転送機構
2C,リモート用適用機構2D及びリモート用バックア
ウト機構2Eにより実現できるようになっている。
【0056】言い換えれば、サーバ計算機2において、
異常のあるファイルデータの転送時に、異常のあるファ
イルデータとその一世代前のファイルデータとを比較し
て、重複しないファイルデータ部分についての一世代前
のファイルデータ部分を退避データとして保管してお
き、その後、サーバ計算機2は、ホスト計算機1から一
世代前のファイルデータの転送を受け、この一世代前の
ファイルデータと退避データとして保管していたファイ
ルデータ部分とでバックアウトを行なうようになってい
るのである。
【0057】具体的には、版数チェック機構2Aによ
り、サーバ計算機2側の世代を参照し、ホスト計算機1
からデータの登録状況の参照及び比較を行ない、必要な
世代のデータの転送依頼を行なう。そして、リモート用
適用機構2Dにより、世代の復元に必要なファイルをチ
ェックし運用ファイルとのデータ入れ替えの際にホスト
計算機1で管理していない分のデータのみを退避するよ
うになっている。
【0058】即ち、図18に示すように、誤ったデータ
(データA,B,C,D)をサーバ計算機2が受信し、
運用ファイルに格納した場合、転送されたファイル名
(データA,B,C)をバックアウト状態管理ファイル
2Gに登録し、次回の保守データの適用の際、バックア
ウト状態管理ファイル2Gを参照し、前回転送されてい
ないデータ(データD)のみをバックアウト用のデータ
として退避する。
【0059】これにより、バックアウト時は、図19に
示すように、ホスト計算機1から1世代前のデータ(デ
ータA,B,C)を転送しデータの復元をするとともに
ホストの1世代前のデータにないものに関しては、バッ
クアウト用の退避データ(データD)から復元する。こ
れにより、ホスト計算機1から転送すべきデータを復元
するためのバックアウト用データの量を節約することが
できる。
【0060】ここで、サーバ計算機2の版数チェック機
構2Aは、図20のフローチャートに示すように動作す
るものである。即ち、バックアウト機構2Eからバック
アウト依頼があった場合において、状態管理ファイル2
Gにて格納されている世代(E02)を参照するととも
に(ステップH1)、ホスト計算機1の版数チェック回
路1Aに対して世代通知要求を送信する(ステップH
2)。
【0061】サーバ計算機2においては、ホスト計算機
1からの世代通知を受信すると(ステップH3)、状態
管理ファイル2Gにて格納されている世代とホスト計算
機1の版数チェック回路1Aから通知された世代(E0
1〜E04)とを比較する(ステップH4)。ここで、
版数チェック回路1Aからの通知に、状態管理ファイル
2Gにおいて格納されているデータの一世代前のデータ
が無い場合は処理は終了するが(ステップH4の無ルー
トからステップH5)、一世代前のデータがある場合
は、ホスト計算機1に対して一世代前のデータを要求す
る(ステップH4の有ルートからステップH6)。
【0062】この場合においては、版数チェック回路1
Aからの通知に、状態管理ファイル2Gに格納されてい
るデータの一世代前のデータとしての世代E01のデー
タがあるので、ホスト計算機1に対してそのデータを要
求するのである。また、リモート用適用機構2Dは、図
21のフローチャートに示すように動作するようになっ
ている。
【0063】即ち、DRMS管理ファイルに受信したデータ
の世代と状態管理ファイル2Gに格納されている世代と
を比較し(ステップJ1)、バックアウトフラグがON
である場合、即ち、状態管理ファイル2Gに格納されて
いるファイルの世代がバックアウト処理が行なわれてい
る場合においては、前回更新されたデータが格納されて
いるバックアウト状態管理ファイル2Gを参照すること
により、前回更新されたデータで今回更新されるデータ
とを比較する(ステップJ2)。
【0064】ここで、前回更新されたデータで今回更新
されるデータ以外の今回更新するデータのみ退避用ファ
イルに運用データを退避する。言い換えれば、前回更新
されたデータのうち、今回更新されるデータとの間で重
複しないファイルデータ部分についてのファイルデータ
部分を、退避データとして退避用ファイルに退避させる
(ステップJ3)。
【0065】そして、DRMS管理ファイルから、ホスト計
算機1からの受信データを運用データに置き換え(更新
して)て(ステップJ4)、バックアウト状態管理ファ
イル2Gに今回の更新データのファイル名を書き込む
(ステップJ5)。なお、リモート用バックアウト機構
2Eによるバックアウト処理については、図22のフロ
ーチャートに示すように行なわれる。即ち、ホスト計算
機1から受信された最新のバージョンのファイルに、例
えばバグ等の異常があった場合、オペレータがバックア
ウト起動操作を行なうことにより、バックアウト機構2
Eを起動する(ステップK1)。
【0066】バックアウト機構2Eが起動すると、この
バックアウト機構2Eは、版数チェック機構2Aに対し
てバックアウト依頼を行ない(ステップK2)。そし
て、適用機構2Dからデータ適用完了通知で退避用ファ
イルにファイルされていたデータを運用データに入れ替
えて(ステップK3)、この運用データを、状態管理フ
ァイル2Gにおいて、バックアウト中の世代に書き込む
(ステップK4)。
【0067】なお、ホスト計算機1の版数チェック機構
1Aは前述の図5に示すように動作し、データ転送機構
1Cは図8に示すように動作し、サーバ計算機2のデー
タ転送機構2Cは図9に示すように動作する。これによ
り、ホスト計算機1から転送すべきデータを復元するた
めのバックアウト用データの量を節約しているのであ
る。
【0068】従って、このリモートバックアウト機構に
よれば、遠隔地の計算機のディスク容量に余裕が無い場
合において、誤った保守データからのシステムの防衛手
段として、以前の状態に復元する処理を行なうことがで
き、システムの信頼性を向上することができる利点があ
る。 ・クライアントデータ取り出し機構 図23は本システムの有するクライアントデータ取り出
し機構を説明するためのブロック図であり、このクライ
アントデータ取り出し機構は、ホスト計算機1−サーバ
計算機2−クライアント計算機3〜6という構成におい
て、サーバ計算機2がホスト計算機1から転送したファ
イルを共用論理ボリュームを使用することにより、クラ
イアント計算機3〜6が自身のシステムにファイルを転
送するものである。
【0069】また、このクライアントデータ取り出し機
構は、ホスト計算機1の版数チェック機構1A,データ
転送機構1C,サーバ計算機2の版数チェック機構2
A,データ転送機構2C,適用機構2D,クライアント
計算機3〜6の版数チェック機構7及び適用機構8によ
り実現できるようになっている。具体的には、サーバ計
算機2にてホスト計算機1からのデータを受信し、遠隔
保守機構としてのファイルサーバ機構2Fの受信管理フ
ァイル2Hに格納するとともに、この受信管理ファイル
2Hに格納されたデータとクライアント計算機3〜6に
て受信管理ファイル2Hに格納されたデータを運用して
いるファイルとの入れ替えを行なう。
【0070】これにより、あたかもクライアント計算機
3〜6の受信管理ファイルに格納されたデータであるよ
うに、サーバ計算機2の受信管理ファイル2Hのデータ
を参照し、運用しているファイルと入れ替えることがで
きるのである。ところで、クライアント計算機3〜6の
版数チェック機構7は、図24のフローチャートに示す
ように動作するものである。
【0071】即ち、状態管理ファイル2Gにて格納され
ている世代(E01)を参照するとともに(ステップL
1)、受信管理ファイル2Hを参照し(ステップL
2)、この状態管理ファイル2Gに格納されたデータに
おける世代(E02〜E04)と、受信管理ファイル2
Hに格納された受信データにおける世代とを比較する
(ステップL3)。
【0072】ここで、同一の世代のデータがない場合
は、適用機構2Dにて適用されていないデータはないと
して、処理は終了する(ステップL3の無ルートからス
テップL4)。この場合においては、同一の世代のデー
タはないので、処理は終了する。また、同一の世代のデ
ータが有る場合は、適用機構8にて適用されていないデ
ータがあるとして、適用機構8が起動される(ステップ
L3の有ルートからステップL5)。
【0073】さらに、クライアント計算機3〜6の適用
機構8は、図25のフローチャートに示すように、DRMS
管理ファイルに受信したデータの世代と状態管理ファイ
ル2Gの世代とを比較し(ステップM1)、DRMS管理フ
ァイルから、サーバ計算機2で受信した受信データを運
用データに置き換える(ステップM2)。なお、ホスト
計算機1の版数チェック機構1Aは前述の図5に示すよ
うに動作し、データ転送機構1Cは図8に示すように動
作し、サーバ計算機2の版数チェック機構2Aは図10
に示すように動作し、データ転送機構2Cは図9に示す
ように動作し、適用機構2Dは図11に示すように動作
するものである。
【0074】従って、上述のクライアントデータ取り出
し機構によれば、あたかもサーバ計算機2の磁気ディス
クをクライアント計算機3〜6の磁気ディスクのように
使用することができ、システムを効率的に運用すること
ができる。 ・複数世代保存機構 図26は、本システムの有する複数世代保存機構を説明
するためのブロック図で、この複数世代保存機構は、サ
ーバ計算機2においてホスト計算機1から転送したファ
イルをクライアント計算機3〜6に転送するために、ホ
スト計算機1からのファイルを複数世代に渡り管理する
ものであり、ホスト計算機1の版数チェック機構1A,
データ転送機構1C,サーバ計算機2の版数チェック機
構2A,データ転送機構2C及び適用機構2Dにより実
現できるようになっている。
【0075】言い換えれば、ホスト計算機1から転送さ
れてきたファイルデータをサーバ計算機2において複数
世代に渡り保管しておき、クライアント計算機3〜6で
は適合した世代のファイルデータの転送をサーバ計算機
2から受けることにより、リモートメンテナンス(遠隔
保守)を行なうことができるのである。ここで、データ
転送機構2Cは、ホスト計算機1から受信されたデータ
について遠隔保守機構の受信管理ファイル2Hに格納す
るものであり、詳細にはネットワーク通信処理,受信フ
ァイル管理情報制御処理及び管理ファイル格納処理の3
つの処理ステップから構成されている。
【0076】ここで、ネットワーク通信処理において
は、図27のフローチャートに示すように、ホスト計算
機1から受信したデータを、世代単位に後述の受信ファ
イル管理制御処理に通知するようになっている。即ち、
データ転送機構2Cとホスト計算機1とが接続されてい
る回線に対してオープン処理を施すことにより、ホスト
計算機1からのデータを受け付ける(ステップN1)。
【0077】そして、ホスト計算機1からのデータを電
文単位で受信すると、これらのデータを受信作業ファイ
ルに書き込みを行なう(ステップN2)。そして、最終
の電文を受信し、受信管理ファイル2Hへの書き込みが
終了すると(ステップN3のYESルート)、受信ファ
イル管理制御処理に対してデータ受信した旨を通知する
(ステップN4)。
【0078】その後、受信ファイル管理情報制御処理が
終了し、ネットワーク通信処理が受信ファイル管理情報
制御処理からの処理完了通知を受けると(ステップN
5)、ネットワーク通信処理は、ホスト計算機1に対し
て、通信の完了情報として、正常に受信された旨の情報
又は異常に受信された旨の情報を通知する(ステップN
6)。
【0079】また、受信ファイル管理制御処理は、デー
タの世代単位に情報テーブルを構築し、データの受信管
理ファイル2H内での格納先名との関連をつけるもので
ある。また、世代情報は、オペレータにより初期設定さ
れた管理する世代の最大数と比較し、最大数を超える場
合は最も低い世代の情報を削除するようになっている。
具体的には、図39に示すように、管理する世代の最大
数が5世代である場合において、「データA」が「世代
1」〜「世代5」まで格納している受信管理ファイル2
Hにおいて、ホスト計算機1から「世代6」のデータを
受信して格納する場合は、世代情報は最大数を超える6
世代となる。従って、最も低い世代の「世代1」の情報
を削除するのである。
【0080】この受信ファイル管理制御処理を詳細に説
明すると、図28のフローチャートに示すように、ネッ
トワーク通信処理からのデータ受信した旨の通知を受け
ると、情報テーブルとしての受信作業ファイルをオープ
ンして(ステップP1)、受信されたデータについての
受信作業ファイルの制御情報,データ名及び世代情報の
読み込み処理を行なう(ステップP2)。
【0081】そして、受信管理ファイル2Hの読み込み
処理を行ない(ステップP3)、該当するデータ名の検
索を行なう(ステップP4)。即ち、受信管理ファイル
2Hにて管理されているデータのうち受信されたデータ
に該当するものを、データ名を用いて受信管理ファイル
2Hを検索することにより求めるのである。ここで、該
当するデータ名がある場合は、受信管理ファイル2Hに
て管理されている該当データの世代を検索し、受信され
たデータにおける世代情報と受信済データにおける最新
世代情報とを比較してチェックする(ステップP5)。
【0082】受信されたデータにおける世代情報と受信
データにおける最新世代情報との比較の結果、受信され
たデータにおける世代情報の方が、受信データにおける
最新世代情報よりも新しい世代のデータである場合は、
チェックOKとし、後述するように受信ファイル格納処
理により、受信データを受信管理ファイル2Hに格納す
ることができる(ステップP6のYESルート)。
【0083】即ち、管理する世代の最大数と、受信済の
世代数(世代情報エントリの数,図38参照)とを比較
し、受信済の世代数が最大数である場合は、最も低い
(古い)世代情報を削除し(ステップP7)、さらに、
受信管理ファイル2Hにおける受信データの世代情報を
更新する(ステップP8)。そして、受信ファイル格納
処理に対して受信ファイル管理情報制御処理を行なう旨
の通知を行なう(ステップP9)。
【0084】その後、受信ファイル格納処理から処理が
完了した旨の通知を受けると、ネッワーク通信処理に対
して受信ファイル管理情報制御処理における処理が終了
した旨の通知を行なう(ステップP10)。なお、受信
されたデータにおける世代情報の方が、受信データにお
ける最新世代情報よりも新しい世代のデータでない場合
は、チェックNGとし、受信データを受信管理ファイル
に格納することはできない(ステップP6のNOルート
からステップP11)。
【0085】ところで、管理ファイル格納処理は、ネッ
トワーク通信処理からのデータ受信した旨の通知を受け
て、受信作業ファイルをオープンすると(図29のフロ
ーチャートにおけるステップQ1)、この受信作業ファ
イルから受信管理ファイル2Hにコピーすることによ
り、データを実際に管理ファイルに格納する(ステップ
Q2)。また、世代の情報テーブルから削除されたデー
タを受信管理ファイル2Hから削除する。
【0086】版数チェック機構2Aは、サーバ計算機2
側の世代を参照しホスト計算機1からデータの登録状況
の参照及び比較をし必要な世代のデータの転送依頼を行
なうものであり、オペレータにより初期設定された管理
する世代の最大数とホスト計算機1に登録されたデータ
の世代数とを比較し管理する最大数分一度にホスト計算
機1から転送することもできる。
【0087】即ち、図30のフローチャートに示すよう
に、オペレータからの起動により、保守データの管理単
位(資源グループ)の世代(E01)を状態ファイル2
Gから参照し(ステップR1)、ホスト計算機1に世代
通知要求を送信する(ステップR2)。その後、ホスト
計算機1からの世代通知を受信すると(ステップR
3)、ホスト計算機1からの世代通知に格納された世代
(E01〜E04)と状態ファイル2Gの世代とを比較
する(ステップR4)。
【0088】ここで、ホスト計算機1からの世代通知に
格納された世代と状態ファイル2Gの世代とが同じであ
り、最新世代まで状態ファイル2Gにて受信済である場
合は、処理は正常終了するが(ステップR4の受信済ル
ートからステップR5)、状態ファイル2Gにて未受信
の世代のデータがある場合は、ホスト計算機1に対して
当該未受信のデータを要求する(ステップR4の未受信
ルートからステップR6)。ここで、状態ファイル2G
に記述された受信可能世代数以内の世代を一度にホスト
計算機1に要求する。
【0089】この場合においては、世代E02〜E04
のデータが未受信であるが、受信可能世代数が2世代で
あるため、世代E02,E03のデータをホスト計算機
1に要求する。なお、ホスト計算機1からの世代通知で
受信可能世代数以上の世代が未受信である場合は、未受
信世代(E04)がある旨を記憶する(ステップR
7)。
【0090】また、前述の図30のフローチャートにお
けるステップR6において、ホスト計算機1に対して当
該未受信のデータが要求されると、この要求を受けたデ
ータ転送機構1Cは、データ転送機構2Cに対して要求
されたデータを転送する。なお、データ転送機構1C
は、状態ファイル2Gに記述された受信可能世代数以内
の世代を一度に転送することができる。
【0091】即ち、データ転送機構2Cにおいては、図
31のフローチャートに示すように、データ転送機構1
Cからのデータ(資源グループAの世代E01〜E0
4)を受信して(ステップS1)、受信管理ファイル2
Hの内容を更新する(ステップS2)。従って、上述の
複数世代保存機構によれば、サーバ計算機2は保守デー
タを複数世代保管することができるので、ホスト計算機
1から受信したデータについて、自身の計算機への適用
とクライアント計算機3〜6への転送用として保管する
ことができ、システムの性能向上に寄与できる利点があ
る。
【0092】・管理ファイルフォルダ指定機構の説明 図32は、本システムの有する管理ファイルフォルダ指
定機構を説明するためのブロック図であり、この管理フ
ァイルフォルダ指定機構は、クライアント計算機3〜6
とサーバ計算機2との世代が異なる場合、クライアント
計算機3〜6の世代とサーバ計算機2の世代とをサーバ
計算機2にて管理することにより、サーバ計算機2がサ
ーバ計算機2及びクライアント計算機3〜6の両方の世
代をホスト計算機1から転送することができるものであ
る。
【0093】言い換えれば、サーバ計算機2において、
サーバ計算機2及びクライアント計算機3〜6について
の世代情報を記憶しておき、サーバ計算機2が、この記
憶情報を参照して、サーバ計算機2及びクライアント計
算機3〜6に必要な世代のファイルデータをホスト計算
機1から転送されることにより、リモートメンテナンス
(遠隔保守)を行なうことができるのである。
【0094】また、この管理ファイルフォルダ指定機構
は、ホスト計算機1の版数チェック機構1A,データ転
送機構1C,サーバ計算機2の版数チェック機構2A,
データ転送機構2C,適用機構2D,及びクライアント
計算機3〜6の版数チェック機構7及び適用機構8によ
り実現できるようになっている。ここで、サーバ計算機
2の版数チェック機構2Aは、図33のフローチャート
に示すように動作するものである。
【0095】即ち、オペレータからの起動により、保守
データの管理単位(資源グループ)の世代(E01〜E
03)を状態ファイル2Gから参照し(ステップT
1)、ホスト計算機1に世代通知要求を送信する(ステ
ップT2)。その後、ホスト計算機1からの世代通知
(E01〜E04)を受信すると(ステップT3)、ホ
スト計算機1からの世代通知に格納された世代と状態フ
ァイル2Gの世代とを比較する(ステップT4)。
【0096】ここで、ホスト計算機1からの世代通知に
格納された世代と状態ファイル2Gの世代とが同じであ
り、最新世代まで状態ファイル2Gにて受信済である場
合は、処理は正常終了するが(ステップT4の受信済ル
ートからステップT5)、この場合においては、状態フ
ァイル2Gにて未受信の世代のデータ(E04)がある
ので、ホスト計算機1に対して当該未受信のデータを要
求する(ステップT4の未受信ルートからステップT
6)。ここで、状態ファイル2Gに記述された受信可能
世代数以内の世代(E02〜E04)を一度にホスト計
算機1に要求する。
【0097】なお、ホスト計算機1からの世代通知で受
信可能世代数以上の世代が未受信である場合は、未受信
世代がある旨を記憶する(ステップT7)。また、前述
の図33のフローチャートにおけるステップT6におい
て、ホスト計算機1に対して当該未受信のデータが要求
されると、この要求を受けたデータ転送機構1Cは、デ
ータ転送機構2Cに対して要求されたデータを転送す
る。なお、データ転送機構1Cは、状態ファイル2Gに
記述された受信可能世代数以内の世代を一度に転送する
ことができる。
【0098】即ち、データ転送機構2Cにおいては、図
34のフローチャートに示すように、データ転送機構1
Cからのデータ(資源グループAの世代E01〜E0
4)を受信して(ステップU1)、受信管理ファイル2
Hの内容を更新する(ステップU2)。また、状態ファ
イル2Gにバックアウト世代のファイルが書き込まれた
場合においては、適用機構2Dにより、前述の図11の
フローチャートに示す処理と同様にして運用データを退
避させて受信データを格納することが行なわれる。
【0099】即ち、図示しないDRMS管理ファイルに受信
したデータの世代と状態管理ファイル2Gの世代とを比
較し(ステップE1)、バックアウトフラグがON、即
ち、状態管理ファイル2Gに格納されているファイルの
世代がバックアウト処理が行なわれている場合において
は、退避用ファイルに運用データをファイルし(ステッ
プE2)、DRMS管理ファイルから、ホスト計算機1から
の受信データを運用データに置き換える(ステップE
3)。
【0100】サーバ計算機2においては、上述の図3
3,図34及び図11に示す処理を、転送されるべき状
態ファイル数分繰り返す。ところで、クライアント計算
機3〜6側の版数チェック機構7は図35のフローチャ
ートに示すように動作し、適用機構8は図36のフロー
チャートに示すように動作する。
【0101】即ち、版数チェック機構7は、オペレータ
からの起動により、保守データの管理単位(資源グルー
プ)の世代(E01)をサーバ計算機2における状態フ
ァイル2Gから参照する(ステップV1)とともに、フ
ァイルサーバ2Fの受信管理ファイル2Hを参照する
(ステップV2)。ここで、サーバ計算機2が受信した
データ、即ち受信管理ファイル2Hに格納されているデ
ータと状態ファイル2Gとを比較し(ステップV3)、
未適用のデータがない場合は処理は正常終了するが(ス
テップV4)、未適用のデータがある場合は、適用機構
8を起動する(ステップV5)。
【0102】また、適用機構8は、前述の版数チェック
機構7により起動され、DRMS管理ファイルに受信したデ
ータの世代と、状態管理ファイル2Gの世代とを比較し
(ステップW1)、該当する受信データと運用データを
入れ替えることにより、DRMS管理ファイルから受信デー
タを運用データに置き換える(ステップW2)。従っ
て、上述の管理ファイルフォルダ指定機構によれば、サ
ーバ計算機2はホスト計算機1からデータを転送するた
めに必要な世代を、サーバ計算機2とクライアント計算
機3〜6との両方を世代を管理しておき、両方の世代を
満たすデータをデータをホスト計算機1から転送するこ
とができ、ホスト計算機1から受信したデータをサーバ
計算機2だけでなく、クライアント計算機3〜6用のデ
ータとして用いることができる利点がある。
【0103】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の分
散計算機システムにおけるリモートメンテナンス方法に
よれば、上位の計算機から転送されたファイルデータに
異常があったためにバックアウトが行なわれた下位の計
算機に対して、上位の計算機は異常のあったファイルデ
ータよりも後の世代のファイルデータが登録されるまで
はファイルデータの転送を禁止しておき、後の世代のフ
ァイルデータが上位の計算機で登録されると、このファ
イルデータを上位の計算機から下位の計算機へ転送する
ことにより、リモートメンテナンスを行なえるので、バ
ックアウトが行なわれた計算機に対し、同じ異常のファ
イルを再度転送することを防止でき、システムの信頼性
を向上することができる利点がある。
【0104】また、請求項2記載の発明によれば、上位
の計算機から下位の計算機に転送されたファイルデータ
に異常があったためにバックアウトを行なう際に、下位
の計算機において、異常のあるファイルデータの転送時
に、異常のあるファイルデータとその一世代前のファイ
ルデータとを比較して、重複しないファイルデータ部分
についての一世代前のファイルデータ部分を退避データ
として保管しておき、その後、下位の計算機は、上位の
計算機から一世代前のファイルデータの転送を受け、こ
の一世代前のファイルデータと退避データとして保管し
ていたファイルデータ部分とでバックアウトを行なうこ
とにより、遠隔地の計算機のディスク容量に余裕が無い
場合において、誤った保守データからのシステムの防衛
手段として、以前の状態に復元する処理を行なうことが
でき、システムの信頼性を向上することができる利点が
ある。
【0105】さらに、請求項3記載の発明によれば、ホ
スト計算機から転送されてきたファイルデータをサーバ
計算機において複数世代に渡り保管しておき、クライア
ント計算機では適合した世代のファイルデータの転送を
サーバ計算機から受けることにより、リモートメンテナ
ンスを行なうことにより、サーバ計算機は保守データを
複数世代保管することができるので、ホスト計算機から
受信したデータについて、自身の計算機への適用とクラ
イアント計算機への転送用として保管することができ、
システムの性能向上に寄与できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に適用される分散計算機シス
テムにおけるリモートメンテナンス方法を説明するため
のブロック図である
【図2】本発明が適用される分散計算機システムの一例
を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例における端末受信可能チェッ
ク機能を説明するブロック図である。
【図4】本発明の一実施例における端末受信可能チェッ
ク機能を実現するための処理を説明する図である。
【図5】本発明の一実施例における端末受信可能チェッ
ク機能を実現するための処理を説明する図である。
【図6】本発明の一実施例における端末受信可能チェッ
ク機能を実現するための処理を説明する図である。
【図7】本発明の一実施例における端末受信可能チェッ
ク機能を実現するための処理を説明する図である。
【図8】本発明の一実施例における端末受信可能チェッ
ク機能を実現するための処理を説明する図である。
【図9】本発明の一実施例における端末受信可能チェッ
ク機能を実現するための処理を説明する図である。
【図10】本発明の一実施例における端末受信可能チェ
ック機能を実現するための処理を説明する図である。
【図11】本発明の一実施例における端末受信可能チェ
ック機能を実現するための処理を説明する図である。
【図12】本発明の一実施例における端末受信可能チェ
ック機能を実現するための処理を説明する図である。
【図13】本発明の一実施例におけるバックアウト版数
チェック機構を説明するブロック図である。
【図14】本発明の一実施例におけるバックアウト版数
チェック機構を説明するブロック図である。
【図15】本発明の一実施例における分割受信機構を説
明するブロック図である。
【図16】本発明の一実施例における分割受信機構を説
明するブロック図である。
【図17】本発明の一実施例における分割受信機構を実
現するための処理を説明する図である。
【図18】本発明の一実施例におけるリモートバックア
ウト機構を説明するブロック図である。
【図19】本発明の一実施例におけるリモートバックア
ウト機構を説明するブロック図である。
【図20】本発明の一実施例におけるリモートバックア
ウト機構を実現するための処理を説明する図である。
【図21】本発明の一実施例におけるリモートバックア
ウト機構を実現するための処理を説明する図である。
【図22】本発明の一実施例におけるリモートバックア
ウト機構を実現するための処理を説明する図である。
【図23】本発明の一実施例におけるクライアントデー
タ取り出し機構を説明するブロック図である。
【図24】本発明の一実施例におけるクライアントデー
タ取り出し機構を実現するための処理を説明する図であ
る。
【図25】本発明の一実施例におけるクライアントデー
タ取り出し機構を実現するための処理を説明する図であ
る。
【図26】本発明の一実施例における複数世代保存機構
を説明するブロック図である。
【図27】本発明の一実施例における複数世代保存機構
を実現するための処理を説明するフローチャートであ
る。
【図28】本発明の一実施例における複数世代保存機構
を実現するための処理を説明するフローチャートであ
る。
【図29】本発明の一実施例における複数世代保存機構
を実現するための処理を説明するフローチャートであ
る。
【図30】本発明の一実施例における複数世代保存機構
を実現するための処理を説明する図である。
【図31】本発明の一実施例における複数世代保存機構
を実現するための処理を説明する図である。
【図32】本発明の一実施例における管理ファイルフォ
ルダ指定機構を説明するブロック図である。
【図33】本発明の一実施例における管理ファイルフォ
ルダ機構を実現するための処理を説明する図である。
【図34】本発明の一実施例における管理ファイルフォ
ルダ機構を実現するための処理を説明する図である。
【図35】本発明の一実施例における管理ファイルフォ
ルダ機構を実現するための処理を説明する図である。
【図36】本発明の一実施例における管理ファイルフォ
ルダ機構を実現するための処理を説明する図である。
【図37】ホスト計算機から受信するデータの形式を説
明する図である。
【図38】サーバ計算機の受信管理ファイルの構造を示
す図である。
【図39】資源管理の概念を示す図である。
【図40】従来例を示すブロック図である。
【図41】従来例を示すブロック図である。
【図42】従来例を示すブロック図である。
【図43】従来例を示すブロック図である。
【図44】従来例を示すブロック図である。
【図45】従来例を示すブロック図である。
【図46】従来例を示すブロック図である。
【図47】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ホスト計算機 1A 版数チェック機構 1B 端末受信可能チェック機構 1C データ転送機構 2 サーバ計算機 2A 版数チェック機構 2B 端末受信可能チェック機構 2C データ転送機構 2D 適用機構 2E バックアウト機構 2F ファイルサーバ機能 2G 状態ファイル 2H 受信管理ファイル 3〜6 クライアント計算機 7 版数チェック機構 8 適用機構 9 通信回線 101 センター 102A サーバ計算機 102B〜102E クライアント計算機 103 ネットワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送するファイルデータを世代で管理す
    るホスト計算機と、 該ホスト計算機に通信回線を介してリモート接続され、
    該ホスト計算機から所望のファイルデータの転送を受け
    るサーバ計算機と、 該サーバ計算機に対しローカル接続され、該サーバ計算
    機から所望のファイルデータの転送を受けるクライアン
    ト計算機とをそなえてなる分散計算機システムにおい
    て、 上位の計算機から転送されたファイルデータに異常があ
    ったためにバックアウトが行なわれた下位の計算機に対
    して、該上位の計算機は異常のあったファイルデータよ
    りも後の世代のファイルデータが登録されるまではファ
    イルデータの転送を禁止しておき、 該後の世代のファイルデータが該上位の計算機で登録さ
    れると、このファイルデータを該上位の計算機から該下
    位の計算機へ転送することにより、リモートメンテナン
    スを行なうことを特徴とする、分散計算機システムにお
    けるリモートメンテナンス方法。
  2. 【請求項2】 転送するファイルデータを世代で管理す
    るホスト計算機と、該ホスト計算機に通信回線を介して
    リモート接続され、該ホスト計算機から所望のファイル
    データの転送を受けるサーバ計算機と、 該サーバ計算機に対しローカル接続され、該サーバ計算
    機から所望のファイルデータの転送を受けるクライアン
    ト計算機とをそなえてなる分散計算機システムにおい
    て、 上位の計算機から下位の計算機に転送されたファイルデ
    ータに異常があったためにバックアウトを行なう際に、 該下位の計算機において、異常のあるファイルデータの
    転送時に、該異常のあるファイルデータとその一世代前
    のファイルデータとを比較して、重複しないファイルデ
    ータ部分についての一世代前のファイルデータ部分を退
    避データとして保管しておき、 その後、該下位の計算機は、該上位の計算機から該一世
    代前のファイルデータの転送を受け、この一世代前のフ
    ァイルデータと退避データとして保管していたファイル
    データ部分とでバックアウトを行なうことを特徴とす
    る、分散計算機システムにおけるリモートメンテナンス
    方法。
  3. 【請求項3】 転送するファイルデータを世代で管理す
    るホスト計算機と、 該ホスト計算機に通信回線を介してリモート接続され、
    該ホスト計算機から所望のファイルデータの転送を受け
    るサーバ計算機と、 該サーバ計算機に対しローカル接続され、該サーバ計算
    機から所望のファイルデータの転送を受けるクライアン
    ト計算機とをそなえてなる分散計算機システムにおい
    て、 該ホスト計算機から転送されてきたファイルデータを該
    サーバ計算機において複数世代に渡り保管しておき、該
    クライアント計算機では適合した世代のファイルデータ
    の転送を該サーバ計算機から受けることにより、リモー
    トメンテナンスを行なうことを特徴とする、分散計算機
    システムにおけるリモートメンテナンス方法。
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