JP2003263217A - 生産リスク管理方法及びそのシステム並びに製品の製造方法 - Google Patents

生産リスク管理方法及びそのシステム並びに製品の製造方法

Info

Publication number
JP2003263217A
JP2003263217A JP2002065857A JP2002065857A JP2003263217A JP 2003263217 A JP2003263217 A JP 2003263217A JP 2002065857 A JP2002065857 A JP 2002065857A JP 2002065857 A JP2002065857 A JP 2002065857A JP 2003263217 A JP2003263217 A JP 2003263217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
production
product
degree
risk
failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002065857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3762316B2 (ja
Inventor
Tetsuo Suzuki
徹夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2002065857A priority Critical patent/JP3762316B2/ja
Publication of JP2003263217A publication Critical patent/JP2003263217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3762316B2 publication Critical patent/JP3762316B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】経営リスクを客観的に判断できると共に、効率
的な製品製造を行なうこと。 【解決手段】生産の遅れに伴って発生する金額等の損害
を製品生産の契約書ファイル9の内容に基づいて求め、
損害が最小になるように生産スケジューリングをやり直
しして製品生産を阻害するリスク要因の影響度Eを予測
し、一方、生産ライン2で発生したリスク要因をオンラ
インで記録してそのリスク要因に基づいてその発生確率
Kを予測し、これら影響度Eと発生確率Kとの積からリ
スクRを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば製造業を経
営するときのリスクに係り、生産リスクを考慮しての生
産管理を行なう生産リスク管理方法及びそのシステム、
並びに生産リスクを考慮した生産管理により製品製造を
行なう製品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる生産管理方法には、例えば、製品
の製造スケジュールをデータ化してパーソナルコンピュ
ータに入力する、いわゆるデータを電子化して製品の納
期管理を行なうものや、サプライチェーンマネジメント
(SCM)などの業務・計画系システムを用いて製品製
造に係る計画、調達、製造、配送等を適正化して製造効
率を向上させるもの、又、製品製造ラインの進捗管理を
リアルタイムに行なうものがある。
【0003】このような製品の納期管理では、納期管理
を行なうことにより製品製造が計画よりも遅れるなどの
スケジュール遅れを把握できるが、このスケジュール遅
れが直接に製品を製造する上での経営リスクに結びつく
か否かを判断することはできない。同様に、SCMを用
いて製造効率を向上させたとしても経営リスクの指標と
はならず、製品製造ラインの進捗管理を行なっても経営
リスクの指標とはならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】製造工場などの経営者
は、経営リスクを考慮しながら製品製造を管理運営する
が、上記生産管理方法では経営リスクを判断することが
出来ないために、製品の納期の遅れなどの製造ラインに
関する情報や損害に関する情報などの各種情報を断片的
に収集し、これら情報を人間系で複合的に判断して経営
リスクを予測している。しかしながら、経営リスクは、
人間系での判断結果なので、非効率的であり、客観的な
判断ができない。
【0005】そこで本発明は、経営リスクを客観的に判
断できると共に、効率的な製品製造ができる生産リスク
管理方法及びそのシステム並びに製品の製造方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、製品の生産を
阻害する障害の影響度を求める第1の工程と、障害の発
生確率を求める第2の工程と、影響度と発生確率とに基
づいて製品を生産する上での障害の深刻度を求める第3
の工程とを有することを特徴とする生産リスク管理方法
である。
【0007】本発明は、上記生産リスク管理方法におい
て、第1の工程は、製品の生産ラインに障害が発生した
と仮定し、生産ラインでの生産スケジューリングのやり
直し、及び生産ラインのシュレーションを行なって生産
の遅れを求める工程と、生産の遅れに伴って発生する損
害に基づいて影響度を予測する工程とからなる。
【0008】本発明は、上記生産リスク管理方法におい
て、影響度の予測は、生産の遅れに伴って発生する損害
を製品生産の契約書の内容に基づいて求め、損害が最小
になるように生産スケジューリングをやり直しして影響
度の最小値を確定する。
【0009】本発明は、上記生産リスク管理方法におい
て、第2の工程は、製品の生産ラインで発生した障害の
記録に基づいて障害の発生確率を予測する。
【0010】本発明は、上記生産リスク管理方法におい
て、第3の工程は、影響度と発生確率との積から深刻度
を算出する。
【0011】本発明は、上記生産リスク管理方法におい
て、第3の工程は、深刻度の高い順に障害に対して優先
順位を付ける。
【0012】本発明は、製品の生産を阻害する障害の影
響度を求める影響度予測手段と、障害の発生確率を求め
る発生確率予測手段と、影響度予測手段により求められ
た影響度と発生確率予測手段により求められた発生確率
とに基づいて製品を生産する上での障害の深刻度を決定
する深刻度決定手段とを具備したことを特徴とする生産
リスク管理システムである。
【0013】本発明は、上記生産リスク管理システムに
おいて、影響度予測手段は、製品の生産ラインに障害が
発生したと仮定し、生産ラインでの生産スケジューリン
グのやり直しを行なう生産スケジューリング手段と、生
産ラインのシュレーションを行なって生産の遅れを求め
る生産シュレーション手段と、この生産シュレーション
手段により求められた生産の遅れに伴って発生する損害
に基づいて影響度を予測する損害予測手段とを有する。
【0014】本発明は、上記生産リスク管理システムに
おいて、損害予測手段は、生産の遅れに伴って発生する
損害を製品生産の契約書の内容に基づいて求め、損害が
最小になるように生産スケジューリングをやり直しして
影響度の最小値を確定する機能を有する。
【0015】本発明は、上記生産リスク管理システムに
おいて、発生確率予測手段は、製品の生産ラインで発生
した障害を記録する障害記録手段を有し、この障害記録
手段に記録された障害に基づいて障害の発生確率を予測
する機能を有する。
【0016】本発明は、上記生産リスク管理システムに
おいて、深刻度予測手段は、影響度と発生確率との積か
ら深刻度を算出する機能を有する。
【0017】本発明は、上記生産リスク管理システムに
おいて、深刻度算出手段は、深刻度の高い順に障害に対
して優先順位を付ける。
【0018】本発明は、上記生産リスク管理システムに
おいて、深刻度算出手段は、深刻度を視覚的に表示す
る。
【0019】本発明は、上記生産リスク管理方法により
求められた深刻度のうち高い深刻度の障害を生産ライン
の改善項目とし、生産ラインでの製品の生産を行なうこ
とを特徴とする製品の製造方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0021】図1は生産リスク管理システムを適用した
製品の製造システムの構成図である。製品の製造工場1
には、製品を生産する生産ライン2が設置されると共
に、製品の構成部品や完成した製品を収納する倉庫3な
どが設けられている。
【0022】リスク要因データベース4には、製品の生
産を阻害する障害(以下、リスク要因と称する)の各フ
ァイルが予め記憶されている。リスク要因としては、例
えば生産ライン2における工程の歩留まりの低下、生産
設備の故障、作業員の病気や怪我、製品を構成する部品
が入荷する予定が入荷しないなどの各種データが記憶さ
れている。
【0023】影響度予測手段5は、製品の生産を阻害す
るリスク要因の影響度Eを求めるもので、製品の生産ラ
イン2にリスク要因が発生したと仮定し、生産ライン2
での生産スケジューリングのやり直しを行なう生産スケ
ジューリング手段6と、生産ライン2のシュレーション
を行なって生産の遅れを求める生産シュレーション手段
7と、この生産シュレーション手段7により求められた
生産の遅れに伴って発生する金額などの損害に基づいて
影響度を予測する損害予測手段8とを有する。
【0024】このうち生産スケジューリング手段6及び
生産シュレーション手段7は、SCMや製造実行システ
ム(MES)などの稼動によって実現できる。MES
は、SCMなどの業務・計画系システムと生産現場とを
つなぐもので、SCMにおいて立てられた生産計画を生
産現場に伝え、かつ生産現場での生産情報を把握してS
CMに伝える。
【0025】リスク要因に致して損害最小のアクション
を選ぶシステムとしては、例えば米国メリーランド大学
で開発したDecision Making Toolと呼ばれるシステムが
あり、MESとしては(株)東芝のREALMICS(商品名)
などが用いられる。これら生産スケジューリング手段6
及び生産シュレーション手段7は、生産ライン2で生産
した製品の在庫や進捗状況などの情報Daをオンライン
で調べる機能を有する。
【0026】損害予測手段8には、契約書のデータを記
載した契約書ファイル9を記憶した契約書データベース
10が接続されている。契約書ファイル9には、損害賠
償に関するペナルティ条項、例えば納期遅れのペナルテ
ィなどの損害発生時の保証金額などが記載されている。
【0027】損害予測手段8は、契約書ファイル9を読
み取り、生産の遅れに伴って発生する金額等の損害を製
品生産の契約書の内容に基づいて求め、損害賠償が発生
する場合にはその損害金額を算出し、その損害の和が最
小になるように生産スケジューリング手段6において線
形計画法などの最適化手法を利用して生産スケジューリ
ングのやり直しの指令を発する機能を有する。そして、
損害予測手段8は、損害の和が最小になるようにやり直
しして最適化した生産スケジューリング及びその生産シ
ュレーション結果から製品の生産を阻害するリスク要因
の影響度Eの最小値を確定する機能を有する。
【0028】一方、発生確率予測手段11は、リスク要
因の発生確率を求めるもので、過去の障害記録データベ
ース12を備えている。この障害記録データベース12
には、過去において発生した生産ライン2における障害
報告Dbがリスク要因として記録されている。この障害
記録データベース12へのリスク要因の記録は、上記生
産スケジューリング手段6及び生産シュレーション手段
7を構成するSCMやMESなどが稼動していることか
ら、これらSCMやMESからオンラインで記録され
る。
【0029】発生確率予測手段11は、障害記録データ
ベース12に記録されている生産ライン2でのリスク要
因や、公開されているデータ例えばリスク要因データベ
ース4に記憶されているリスク要因の各ファイルに基づ
いて各リスク要因の各発生確率Kをそれぞれ予測する機
能を有する。このリスク要因の発生確率Kは、例えばS
CMやMESによってリスク要因データベース4に蓄積
された過去のリスク要因を外挿して求められる。
【0030】深刻度決定手段13は、損害予測手段8に
より求められた影響度Eと発生確率予測手段11により
求められた発生確率Kとに基づいて製品を生産する上で
のリスク要因の深刻度(リスク)Rを決定する機能を有
する。
【0031】このリスクRは、関数f(影響度E,確率
K)により定義され、具体的に深刻度決定手段13は、
影響度Eと発生確率Kとの積(f(x,y)=x*y)
からリスクRを算出する機能を有する。なお、リスクR
は、影響度Eと発生確率Kとの積に限ることはない。
【0032】又、深刻度決定手段13は、各リスク要因
毎にリスクRを算出し、これらリスクRを視覚的に訴え
る表示形式、例えば数値やグラフィック化してディスプ
レイ等に表示し、かつ各リスクRに対して高い順に優先
順位を付けてディスプレイ等に表示出力したり、プリン
トアウトする機能を有する。
【0033】この深刻度決定手段13により算出された
各リスク要因毎の各リスクRは、例えばこれらリスクR
のうち優先順位の上位のリスクRが経営者にメール送信
されるようになっている。
【0034】次に、上記の如く構成されたシステムの動
作について説明する。
【0035】生産スケジューリング手段6及び生産シュ
レーション手段7は、生産ライン2で生産した製品の在
庫や進捗状況などの情報Daをオンラインで調べる。こ
のうち生産スケジューリング手段6は、生産ライン2に
リスク要因が発生したと仮定し、生産ライン2での生産
スケジューリングのやり直しを行なう。そして、生産シ
ュレーション手段7は、生産スケジューリングのやり直
しの行われた生産ライン2に対するシュレーションを行
なって生産の遅れを求める。
【0036】損害予測手段8は、契約書ファイル9を読
み取り、生産の遅れに伴って発生する金額等の損害を製
品生産の契約書の内容に基づいて求め、損害賠償が発生
する場合にはその損害金額、例えば製品の納期遅れに対
するペナルティなどからの損害金額を算出し、その損害
の和が最小になるように生産スケジューリングのやり直
しの指令を発する。
【0037】生産スケジューリング手段6は、生産スケ
ジューリングのやり直しの指令を受けて、線形計画法な
どの最適化手法を利用して損害の和が最小になるように
生産スケジューリングのやり直しを行なう。
【0038】再び損害予測手段8は、損害の和が最小に
なるようにやり直しして最適化した生産スケジューリン
グ及びその生産シュレーション結果から製品の生産を阻
害するリスク要因の影響度Eの最小値を確定する。
【0039】一方、障害記録データベース12には、上
記生産スケジューリング手段6及び生産シュレーション
手段7を構成するSCMやMESなどの稼動によって、
これらSCMやMESからオンラインで過去において発
生した生産ライン2における障害報告Dbがリスク要因
として記録される。
【0040】発生確率予測手段11は、障害記録データ
ベース12に記録されている生産ライン2でのリスク要
因や、公開されているデータ例えばリスク要因データベ
ース4に記憶されているリスク要因の各ファイルに基づ
いて各リスク要因の各発生確率Kをそれぞれ予測する。
このリスク要因の発生確率Kは、例えばリスク要因デー
タベース4に蓄積された過去のリスク要因を外挿して求
める。具体的には、ある種類の部品の不足というリスク
要因がどのくらいの確率で発生するのかを予測する。
【0041】深刻度決定手段13は、損害予測手段8に
より求められた影響度Eと発生確率予測手段11により
求められた発生確率Kとを受け取り、これら影響度Eと
発生確率Kとの積から各リスク毎の各リスクRを算出す
る。例えば製品を構成する部品が例えば100個入荷す
る予定が800個しか入荷しない場合のリスクRを算出
する。
【0042】同様にして、例えば生産ライン2における
工程の歩留まりの低下、生産設備の故障、作業員の病気
や怪我、製品を構成する部品が入荷する予定が入荷しな
いなどの各リスク要因に対する各リスクRが算出され
る。
【0043】又、深刻度決定手段13は、各リスクRを
視覚的に訴える表示形式、例えば数値やグラフィック化
してディスプレイ等に表示し、かつ各リスクRに対して
高い順に優先順位を付けてディスプレイ等に表示出力し
たり、プリントアウトする。
【0044】この深刻度決定手段13により算出された
各リスク要因毎の各リスクRは、例えばこれらリスクR
のうち優先順位の上位のリスクRが経営者にメールで送
信される。
【0045】しかるに、リスクRのうち高いリスクRの
リスク要因を生産ライン2の改善項目とし、生産ライン
2を改善して製品の製造運営を行なう。
【0046】このように上記一実施の形態においては、
生産の遅れに伴って発生する金額等の損害を製品生産の
契約書ファイル9の内容に基づいて求め、損害が最小に
なるように生産スケジューリングをやり直しして製品生
産を阻害するリスク要因の影響度Eを予測し、一方、生
産ライン2で発生したリスク要因をオンラインで記録し
てそのリスク要因に基づいてその発生確率Kを予測し、
これら影響度Eと発生確率Kとの積からリスクRを算出
するので、製品を製造している生産ライン2において時
々刻々変化するリスク要因の中から最も深刻なリスクR
は何かを知ることが出来る。
【0047】従って、製造工場などの経営者は、人間系
でなく、自動的に効率的かつ客観的に経営リスクを判断
しながら製品製造を管理運営することができる。そし
て、深刻なリスクRに対しては、予めそのリスク要因に
対して対策を講じることができ、経営者は、製品戦略や
企業間の提携と言った本来の業務に対する意志決定事項
に集中できる。又、製品の納期短縮や在庫削減に伴うリ
スクの増大を予測できるので、期限ぎりぎりの納期や在
庫数を決めることが出来る。
【0048】又、損害が最小になるように生産スケジュ
ーリングをやり直しして影響度Eの最小値を確定するの
で、経営者は、損害が最小になる生産スケジュールから
そのリスクRを知ることができ、そのリスク要因に対す
る対策を講じることができる。
【0049】又、各リスクRを視覚的に訴える表示形
式、例えば数値やグラフィック化し、かつリスクRに対
して高い順に優先順位を付けてディスプレイ等に表示す
るので、リスクRが視覚的に一目で分り、特に深刻なリ
スクRを容易にかつ的確に判断できる。
【0050】各リスク要因毎の各リスクRをその優先順
位の上位のリスクRを経営者にメール送信すれば、経営
者は、リアルタイムで生産ライン2でのリスク要因を知
るこてができ、そのリスク要因に対する対策を直ぐに講
じることができる。
【0051】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0052】例えば、上記一実施の形態では、リスク要
因を入力しているが、予めいくつかのリスク要因を用意
するか、又は自動生成し、これらリスク要因を自動的に
入力して評価するようにしてもよい。
【0053】リスク要因は、過去の障害記録や損害記録
から自動的にリスクアップしてもよい。
【0054】生産リスク管理システム全体を夜間に自動
で動作させておき、算出した複数のリスクRのうち優先
順位の上位のリスクRを毎朝経営者にメールで送信する
ようにしてもよい。
【0055】又、上記一実施の形態では、現時点でのリ
スク要因を評価しているが、将来発生するであろうリス
ク要因を評価し、深刻なリスク要因については予め対策
を講じることができる。この場合、現在の生産スケジュ
ーリングを動作させ、将来の時点での在庫、進捗状況を
算出しながらリスクRの評価を行なう。
【0056】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0057】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、経
営リスクを客観的に判断できると共に、効率的な製品製
造ができる生産リスク管理方法及びそのシステム並びに
製品の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる生産リスク管理システムの一実
施の形態を適用した製品の製造システムの構成図。
【符号の説明】
1:製造工場 2:生産ライン 3:倉庫 4:リスク要因データベース 5:影響度予測手段 6:生産スケジューリング手段 7:生産シュレーション手段 8:損害予測手段 9:契約書ファイル 10:契約書データベース 11:発生確率予測手段 12:障害記録データベース 13:深刻度決定手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の生産を阻害する障害の影響度を求
    める第1の工程と、 前記障害の発生確率を求める第2の工程と、 前記影響度と前記発生確率とに基づいて前記製品を生産
    する上での前記障害の深刻度を求める第3の工程と、を
    有することを特徴とする生産リスク管理方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の工程は、前記製品の生産ライ
    ンに前記障害が発生したと仮定し、前記生産ラインでの
    生産スケジューリングのやり直し、及び前記生産ライン
    のシュレーションを行なって生産の遅れを求める工程
    と、 前記生産の遅れに伴って発生する損害に基づいて前記影
    響度を予測する工程と、からなることを特徴とする請求
    項1記載の生産リスク管理方法。
  3. 【請求項3】 前記影響度の予測は、前記生産の遅れに
    伴って発生する前記損害を前記製品生産の契約書の内容
    に基づいて求め、前記損害が最小になるように前記生産
    スケジューリングをやり直しして前記影響度の最小値を
    確定することを特徴とする請求項2記載の生産リスク管
    理方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の工程は、前記製品の生産ライ
    ンで発生した前記障害の記録に基づいて前記障害の前記
    発生確率を予測することを特徴とする請求項1記載の生
    産リスク管理方法。
  5. 【請求項5】 前記第3の工程は、前記影響度と前記発
    生確率との積から前記深刻度を算出すること、或いは前
    記第3の工程は、前記深刻度の高い順に前記障害に対し
    て優先順位を付けることを特徴とする請求項1記載の生
    産リスク管理方法。
  6. 【請求項6】 製品の生産を阻害する障害の影響度を求
    める影響度予測手段と、 前記障害の発生確率を求める発生確率予測手段と、 前記影響度予測手段により求められた前記影響度と前記
    発生確率予測手段により求められた前記発生確率とに基
    づいて前記製品を生産する上での前記障害の深刻度を決
    定する深刻度決定手段と、を具備したことを特徴とする
    生産リスク管理システム。
  7. 【請求項7】 前記影響度予測手段は、前記製品の生産
    ラインに前記障害が発生したと仮定し、前記生産ライン
    での生産スケジューリングのやり直しを行なう生産スケ
    ジューリング手段と、 前記生産ラインのシュレーションを行なって生産の遅れ
    を求める生産シュレーション手段と、 この生産シュレーション手段により求められた前記生産
    の遅れに伴って発生する損害に基づいて前記影響度を予
    測する損害予測手段と、を有することを特徴とする請求
    項6記載の生産リスク管理システム。
  8. 【請求項8】 前記損害予測手段は、前記生産の遅れに
    伴って発生する前記損害を前記製品生産の契約書の内容
    に基づいて求め、前記損害が最小になるように前記生産
    スケジューリングをやり直しして前記影響度の最小値を
    確定する機能を有することを特徴とする請求項7記載の
    生産リスク管理システム。
  9. 【請求項9】 前記発生確率予測手段は、前記製品の生
    産ラインで発生した前記障害を記録する障害記録手段を
    有し、この障害記録手段に記録された前記障害に基づい
    て前記障害の前記発生確率を予測する機能を有すること
    を特徴とする請求項6記載の生産リスク管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至5のうちいずれか1項記
    載の生産リスク管理方法により求められた前記深刻度の
    うち高い前記深刻度の前記障害を前記生産ラインの改善
    項目とし、前記生産ラインでの前記製品の生産を行なう
    ことを特徴とする製品の製造方法。
JP2002065857A 2002-03-11 2002-03-11 生産リスク管理システム Expired - Fee Related JP3762316B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065857A JP3762316B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 生産リスク管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065857A JP3762316B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 生産リスク管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003263217A true JP2003263217A (ja) 2003-09-19
JP3762316B2 JP3762316B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=29197954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002065857A Expired - Fee Related JP3762316B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 生産リスク管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3762316B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011227852A (ja) * 2010-04-23 2011-11-10 Konica Minolta Holdings Inc サプライチェーン支援システム
JP2015072544A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 元雄 日下部 リスク分析装置
JP2018206181A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 株式会社日立製作所 経営管理システム
CN110245842A (zh) * 2019-05-24 2019-09-17 电子科技大学 一种面向设备突发大故障的生产线风险调度方法
WO2022172362A1 (ja) * 2021-02-10 2022-08-18 株式会社日立製作所 経営管理装置、経営管理方法及び経営管理プログラム
WO2023223667A1 (ja) * 2022-05-18 2023-11-23 株式会社日立製作所 生産計画装置、生産計画方法およびプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0877211A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp プラントの保全支援装置
JPH09136245A (ja) * 1995-09-12 1997-05-27 Toyota Motor Corp 生産計画の評価方法及び評価装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0877211A (ja) * 1994-09-02 1996-03-22 Power Reactor & Nuclear Fuel Dev Corp プラントの保全支援装置
JPH09136245A (ja) * 1995-09-12 1997-05-27 Toyota Motor Corp 生産計画の評価方法及び評価装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011227852A (ja) * 2010-04-23 2011-11-10 Konica Minolta Holdings Inc サプライチェーン支援システム
JP2015072544A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 元雄 日下部 リスク分析装置
JP2018206181A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 株式会社日立製作所 経営管理システム
CN110245842A (zh) * 2019-05-24 2019-09-17 电子科技大学 一种面向设备突发大故障的生产线风险调度方法
CN110245842B (zh) * 2019-05-24 2022-11-25 电子科技大学 一种面向设备突发大故障的生产线风险调度方法
WO2022172362A1 (ja) * 2021-02-10 2022-08-18 株式会社日立製作所 経営管理装置、経営管理方法及び経営管理プログラム
JP7503665B2 (ja) 2021-02-10 2024-06-20 株式会社日立製作所 経営管理装置、経営管理方法及び経営管理プログラム
WO2023223667A1 (ja) * 2022-05-18 2023-11-23 株式会社日立製作所 生産計画装置、生産計画方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3762316B2 (ja) 2006-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Carpitella et al. A combined multi-criteria approach to support FMECA analyses: A real-world case
Wang et al. Simulation based multiple disturbances evaluation in the precast supply chain for improved disturbance prevention
Wright A review of research into engineering change management: implications for product design
Pun et al. An effectiveness‐centred approach to maintenance management: A case study
Riezebos et al. Improving a practical DBR buffering approach using Workload Control
Rezaei et al. Supplier selection and order allocation model with disruption and environmental risks in centralized supply chain
JP2003016374A (ja) 発電設備計画の評価方法、発電設備計画の策定方法及びプログラム
Roda et al. The link between costs and performances for total cost of ownership evaluation of physical asset: State of the art review
Schwegler et al. Near-, medium-, & long-term benefits of information technology in construction
JP5468282B2 (ja) プロジェクト管理支援装置
JP2003263217A (ja) 生産リスク管理方法及びそのシステム並びに製品の製造方法
Zhou et al. Digital-twin-based job shop multi-objective scheduling model and strategy
Morkos et al. Requirement change propagation prediction approach: results from an industry case study
JP6917288B2 (ja) 保守計画生成システム
US8812336B2 (en) Providing real-time test ahead work direction for manufacturing optimization
Smadi et al. PRODUCT QUALITY-BASED METHODOLOGY FOR MACHINE FAILURE ANALYSIS AND PREDICTION.
Dewhurst et al. Towards integrated manufacturing planning with common tool and information sets
Salmasnia et al. Integration of inventory control, maintenance policy, and quality control for selling products under warranty
Fauadi et al. AGENT-BASED discrete event simulation–system dynamics approach to optimize manufacturing system with maintenance activities
Wynn et al. Design project planning, monitoring and re-planning through process simulation
JP6695298B2 (ja) 発注制御装置
Sahno et al. Knowledge management framework for Six Sigma performance level assessment
WO2022264605A1 (ja) リスク管理システムおよび方法
Truong et al. Modelling and application of joint maintenance grouping and workload smoothing for an automotive plant
Wang Integrated lean and simulation for productivity improvement for windows manufacturing

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees