JPH0877211A - プラントの保全支援装置 - Google Patents

プラントの保全支援装置

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JPH0877211A
JPH0877211A JP6209902A JP20990294A JPH0877211A JP H0877211 A JPH0877211 A JP H0877211A JP 6209902 A JP6209902 A JP 6209902A JP 20990294 A JP20990294 A JP 20990294A JP H0877211 A JPH0877211 A JP H0877211A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大規模プラントを構成する個々の設備・機器
の保全の方法を決定する際に、定量的な評価を行い、プ
ラント設計の支援を行う装置を提供する。 【構成】 大事故に至る事象の確率データである安全評
価データを記憶する手段10と、前記安全評価データに
基づき大事故が起こった場合の損失の期待値を算出する
手段12と、プラント停止に至る事象の確率データであ
る稼働率評価データを記憶する手段14と、稼働率評価
データに基づきプラントが停止した際の損失の期待値を
算出する手段16と、前記2種の損失の期待値を加算す
る手段18と、少なくともひとつの保全方法の選択し、
各々の保全方法を行った場合に要する費用を算出する手
段20と、前記損失期待値の加算値と選択された保全の
費用の変化量を比較し、保全の費用が損失期待値の加算
値以下であり、かつ最小の保全方法を選択し、これを最
適の保全方法として選択する手段22とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラントの計画作業な
どを支援するシステムに関し、特にプラントの保全作業
の計画の立案を支援する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所に代表される原子力プラン
トや、化学プラントなどの大規模なプラントにおける設
備・機器の保全は、個々の設備・機器の重要度を考慮し
て合理的に行う必要がある。すなわち、その設備・機器
が故障した場合、プラント停止などに繋がる可能性の高
い設備・機器ほど、重要度が高いとして点検頻度を多く
したり、複数設置して一方が故障しても他方によりバッ
クアップを行う、いわゆる多重化を図る必要がある。従
来、これらの保全方法の選択または決定はFMEA(Fa
iler Mode Effect Analysis )などの手法により定性的
に行われている。また、信頼性工学入門(丸善書店 塩
見 弘著)などには定量的な評価方法もいくつか提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
評価方法では、ひとつの設備・機器に関して複数の保全
方法が存在する場合に、これらの保全方法のうちどれを
選択するべきかの指標とはならないという問題があっ
た。また、プラントの停止につながる価値基準に基づき
個々の設備・機器の重要度を算出しているだけでは、た
とえば原子力プラントの緊急炉心冷却系など、通常は使
用されていない、言い換えれば、設備稼働率には影響を
与えない設備・機器についての正確な評価を行うことが
できないという問題があった。すなわち、前記緊急炉心
冷却系などの、故障や異常が発生した場合に始めて作動
する安全関連の設備・機器については、評価することが
できないという問題があった。
【0004】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、プラント停止に観点をおいた設備の
稼働率に関する評価と、プラントの安全性に観点をおい
た確率論的安全評価とを、同一の基準により行い、この
基準において最適な保全方法の選定をすることができる
プラントの保全支援装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかるプラントの保全支援装置は、大事
故に至る事象の確率データを記憶する手段と、大事故に
至る事象について前記確率データに基づき損失の期待値
を算出する手段と、プラント停止に至る事象の確率デー
タを記憶する手段と、プラント停止に至る事象について
前記確率データに基づき損失の期待値を算出する手段
と、前記2種の損失の期待値を加算する手段と、少なく
ともひとつの保全方法の選択し、選択された各々の保全
方法を行った場合に要する費用を算出する手段と、前記
損失期待値の加算値と選択された保全の費用を比較し、
保全の費用が損失期待値の加算値以下であり、かつ最小
の保全方法を選択し、これを最適の保全方法として選択
する手段とを有している。
【0006】また、前記のプラントの保全支援装置にお
いて、前記保全方法に要する費用の算出手段は、保守作
業の頻度を変化させて、最低の費用を算出する第1の算
出手段と、少なくともひとつの保守方法による費用を算
出し、この中の最低の費用を算出する第2の算出手段
と、少なくともひとつの設備を変更した場合の費用を算
出し、この中の最低の費用を算出する第3の算出手段と
を有するものであってもよい。
【0007】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、個々
の設備・機器のプラント稼働率に関する評価に加え、安
全性に関する評価を行うことによって、安全性関連の設
備・機器を評価することができ、これらの機器の保全方
法についての適正な判断を行うことができる。
【0008】また、プラント稼働率に関する評価と、安
全性に関する評価を各々保全にかかる費用に換算して評
価することによって、共通の基準によって評価可能とな
る。また、保全方法を費用に換算し、該当設備・機器が
故障などしたときの損失の費用と比較することによっ
て、この保全方法の採否の決定を合理的に行うことがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明にかかるプラントの保全支援装
置の好適な実施例を図面にしたがって説明する。図1
は、原子力発電プラントの保全支援装置の構成を示すブ
ロック図である。安全評価データ記憶手段10には、原
子炉の炉心損傷を頂上事象とするフォールトツリーが記
憶されている。フォールトツリーはたとえば図2に示さ
れる構成を有しており、頂上事象である炉心損傷に至っ
た直接の原因事象である1次下位事象Pi 、さらにこの
1次下位事象Pi に至った直接の原因に事象である2次
下位事象Pijというように順次下位の事象を素事象pi
まで分析し、これを樹系図として表している。
【0010】このフォールトツリーから、複数の素事象
pから炉心損傷に至る確率を与える論理式(ブール式)
f(p)が導き出される。そして、この論理式f(p)
において全ての素事象pごとの発生確率λを代入し、こ
れに損害額Dを乗ずれば、複数の素事象pを有する原子
炉発電プラントにおいて、炉心損傷発生に至った場合の
経済的損失の期待値ER を算出することができる。これ
を式で表せば、
【数1】ER =D*f(p) …(1) となる。
【0011】したがって、ある素事象pi の発生確率λ
i がλixに変化した場合、損失の期待値ER もERxに変
化する。この変化量ΔER は、
【数2】 ΔER =ER −ERx =D*{f(p;pi =λi )−f(p;pi =λix)} …(2) となる。
【0012】損失の期待値算出手段12は、ある素事象
i にかかる保全方法の変更に伴って、炉心損傷に至る
経済的損失がどの程度変化するか、すなわち損失の期待
値の変化量ΔER を式(2)に基づき算出する。
【0013】稼働率評価データ記憶手段14には、原子
力プラントの停止を頂上事象とするフォールトツリーが
記憶されている。このフォールトツリーはたとえば図3
に示される構成を有しており、頂上事象であるプラント
の停止に至った直接の原因事象である1次下位事象
i 、さらにこの1次下位事象Qi に至った直接の原因
に事象である2次下位事象Qijというように順次下位の
事象を素事象qi まで分析し、これを樹系図として表し
ている。
【0014】前述の炉心損傷の場合と同様、複数の素事
象qからプラント停止に至る確率を与える論理式(ブー
ル式)g(q)が導き出される。そして、この論理式g
(q)において全ての素事象qごとの発生確率κを代入
し、これに損害額Cを乗ずれば、複数の素事象qを有す
る原子炉発電プラントにおいて、プラント停止に至った
場合の経済的損失の期待値ES を算出することができ
る。これを式で表せば、
【数3】ES =C*g(q) …(3) となる。
【0015】したがって、ある素事象qi の発生確率κ
i がκixに変化した場合、損失の期待値ES もESxに変
化する。この変化量ΔES は、
【数4】 ΔES =ES −ESx =D*{g(q;qi =κi )−g(q;qi =κix)} …(4) となる。
【0016】損失の期待値算出手段16は、ある素事象
i にかかる保全方法の変更に伴って、プラント停止に
至る経済的損失がどの程度変化するかすなわち損失の期
待値の変化量ΔES を式(2)に基づき算出する。
【0017】以上のように、ふたつの観点からの評価、
すなわち安全性に関する評価と稼働率に関する評価の双
方からみた経済的損失の期待値を費用という同一の単位
により評価することができる。別の言い方をすれば、あ
る事象に関し、これが安全性の観点から評価した場合
と、稼働率の観点から評価した場合の双方の経済的損失
を評価することができる。
【0018】したがって、ある事象に関する安全性に関
する経済的損失の期待値ER と、稼働率に関する経済的
損失の期待値ES を合計することによって、当該事象が
発生することによる経済的損失が評価できる。
【0019】したがって、ひとつの事象(pi =qi
の損失の期待値の変化量どうしも加算することができる
ことが分かる。すなわち、ある事象(pi =qi )が発
生する確率がλi (=κi )からλix(=κix)に変化
したときの損失の期待値合計の変化量Vも、式(2)お
よび(4)、さらに次式
【数5】V=ΔER +ΔES …(5) より算出でき、この算出を加算手段18が行う。
【0020】式(5)で表されるVは、保守の実施によ
って、ある事象の発生確率が低下した場合に享受できる
経済的利益の期待値と考えることもできる。以下、この
Vを利益の期待値と記す。
【0021】次に、保全方法を変えたことによる費用M
の変化量ΔMを、保全方法の費用算出手段20が算出す
る。この保全方法の費用算出手段20は、少なくともひ
とつの保全方法に関して、その方法における最も小さい
費用増加ΔMを算出する。ただし、ΔMがVを越えたも
のについては、検討の対象としない。この保全方法の費
用算出については、後に詳述する。
【0022】そして、複数の保全方法の費用算出が行わ
れた場合は、保全方法選択手段20により、前記算出さ
れた各保全方法のおける費用増加ΔMのうちの最低の費
用増加の保全方法が選択される。すなわち、V−ΔMが
最大のものが経済的利益が大きく、保全の費用増加が小
さいことになり、効率の良い保全方法であることが分か
る。
【0023】最後に、選択された保全方法を結果表示手
段24が表示する。
【0024】以下に、前で説明を保留した保全方法の費
用の算出について詳細な説明を行う。保全方法は、その
性質により次の3つグループに大別される。第1のグル
ープは、保守点検・整備の頻度の変更にかかるグループ
である。すなわち、点検周期や予備品の交換周期の長短
を変化させて、保守にかかる費用を変更することができ
るグループである。このグループの特徴は、保守の方法
(頻度)と費用が連続的に変化するというグループであ
る。
【0025】第2のグループは、保守の方法をそのもの
を変更するグループである。たとえば、外観点検から分
解点検に点検方法を変更する場合や、ある装置の点検を
パトロールから監視装置に変更する場合などがこのグル
ープに属する。このグループの特徴は、第1のグループ
と異なり、保守の方法と費用が連続的には変化しないこ
とである。
【0026】第3のグループは、設備そのものを改良す
るグループである。たとえば、予備の装置を増設して待
機させる場合、装置を複数設置して多重化させる場合な
どがこのグループに属する。このグループの特徴は、前
述のブール式そのものが変更される点にある。
【0027】第1のグループに属するものに関しては、
点検周期や交換周期の最適値を求めることができる。一
般的に炉心損傷の発生確率R=f(p)およびプラント
停止の発生確率S=g(q)で与えられるものとすれ
ば、特定の素事象pi ,qi によって炉心損傷およびプ
ラント停止に至る確率は、特定素事象pi ,qi の発生
確率をλとすると、ブール式の性質により、
【数6】R=aλ+b …(6) S=cλ+d …(7) と表される。ここで、特定の素事象pi ,qi は、同一
の事象を安全面からみた場合と、稼働率からみた場合と
により標記が異なっているものであり、したがって、こ
れらの素事象の発生確率は、本質的に等しいものであ
る。また、式中のa,b,c,dはブール式f(p)お
よびg(q)から求められる定数である。
【0028】前記の素事象pi ,qi について、保守方
法(頻度など)を変更し、この素事象pi ,qi が発生
する確率がλからλ´となった場合、損失の期待値の変
化量ΔER ,ΔES は、式(6),(7)から、
【数7】ΔER =D*a*(λ−λ´) …(8) ΔES =C*c*(λ−λ´) …(9) と表される。また、仮に保守が完全である、すなわち素
事象pi ,qi の発生確率が0となったときの損失の期
待値の変化量ΔERE,ΔESEは、式(8),(9)にλ
=0を代入することにより、また、式(2),(4)よ
【数8】 ΔERE=D*a*λ =D*{f(p;pi =λ)−f(p;pi =0)} …(10) ΔESE=C*c*λ =C*{g(q;qi =λ)−g(q;qi =0)} …(11) という関係が得られる。
【0029】一方、発生確率λと年間保守費用Mの関係
が与えられるとする。
【数9】λ´=λ*h(M) …(12) ただし、関数h(M)は、素事象pi ,qi の発生確率
の低減モデルであり、h(0)=1,h(∞)=0であ
り、単調減少の関数である。したがって、利益の期待値
Vは式(5),(8)〜(12)より、
【数10】 V=ΔER +ΔES =(ΔERE+ΔESE){1−h(M)} =VE *{1−h(M)} …(13) と表される。ここでVE =ΔERE+ΔESEはブール式f
(p),q(p)より容易に求められる数値である。保
守の効果を最大にするためには、V−Mが最大となれば
良いから、V−MをMで微分して極値を求めることによ
り、最適の保守費用Mopを求めることができる。すなわ
ち、式(13)を変形して、
【数11】−h´(Mop)=1/VE …(14) が得られ、さらに関数の例としてh(M)=exp(−
μi M)を仮定すれば、式(14)を解くことができ、
【数12】 Mop=ln(μi *VE )/μi …(15) を得る。ただし、ここでμi はある素事象pi ,qi
保全効果を表す定数である。
【0030】以上のように、第1のグループに属する保
全方法においては、保全に伴う事象の発生確率の変化を
表す関数h(M)を定まれば、最適な保守方法(保守頻
度)およびこのときの保守費用の変化量ΔMを求めるこ
とができる。
【0031】なお、上記のようなh(M)=exp(−
μi *M)で示されるモデルにおいて、μi *VE <1
の場合は、極値がなく保守を行えば行うほど損失が大き
くなり、効果的に故障率を下げることができない場合で
ある。
【0032】次に、第2グループに属する保全方法に関
しては、特定の素事象pi ,qi の発生確率λに影響を
与える種々の保守方法を選定し、各々の保守方法におい
て、式(5)に基づき利益の期待値Vを算出し、そのと
きの保全費用Mおよびその変化量ΔMを算出することが
できる。そして、この中で最大のV−ΔMを与える保守
方法を選択することができる。なお、V−ΔMが負とな
る保守方法は、経済的観点からすれば損失となる保守方
法であることが分かる。
【0033】最後に第3グループに属する保全方法に関
しては、前述のようにブール式f(p),g(q)その
ものがf´(p),g´(q)に変更される。したがっ
て、損失の期待値ΔER ,ΔES は、
【数13】 ΔER =ER −E´R =D*{f(p)−f´(p)} …(16) ΔES =ES −E´S =C*{g(q)−g´(q)} …(17) でもとめられ、利益の期待値Vは式(5)から求められ
る。また、第3のグループに属する方法の場合は、保全
費用の変化量ΔMは、保全方法の変更に伴う費用Yを今
後の運転年数nで割ったものに相当する。したがって、
V−Y/nが最大となる改良方法を選択すれば良い。そ
して、この改良に要する費用Mおよびその変化量ΔMは
算出できる。
【0034】以上、3つのグループごとに最適な保全方
法を選択し、さらに各々のグループの方法のうち、V−
ΔMが最も大きい保全方法が最適な保全方法であるとし
て算出される。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、個々の
設備・機器のプラント稼働率に関する評価に加え、安全
性に関する評価を行うことによって、安全性関連の設備
・機器を評価することができ、これらの機器の保全方法
についての適正な判断を行うことができる。
【0036】また、プラント稼働率に関する評価と、安
全性に関する評価を各々保全にかかる費用に換算して評
価することによって、共通の基準によって評価可能とな
る。また、保全方法を費用に換算し、該当設備・機器が
故障などしたときの損失の費用と比較することによっ
て、この保全方法の採否の決定を合理的に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる好適な実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】炉心損傷を頂上事象とするフォールツリーの説
明図である。
【図3】プラント停止を頂上事象とするフォールツリー
の説明図である。
【符号の説明】
10 安全評価データ記憶手段 12,16 損失期待値算出手段 14 稼働率評価データ記憶手段 18 加算手段 20 保全方法の費用算出手段 22 保全方法選択手段 24 結果表示手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大事故に至る事象の確率データを記憶す
    る手段と、 大事故に至る事象について前記確率データに基づき損失
    の期待値を算出する手段と、 プラント停止に至る事象の確率データを記憶する手段
    と、 プラント停止に至る事象について前記確率データに基づ
    き損失の期待値を算出する手段と、 前記2種の損失の期待値を加算する手段と、 少なくともひとつの保全方法の選択し、選択された各々
    の保全方法を行った場合に要する費用を算出する手段
    と、 前記損失期待値の加算値と選択された保全の費用を比較
    し、保全の費用が損失期待値の加算値以下であり、かつ
    最小の保全方法を選択し、これを最適の保全方法として
    選択する手段と、を有することを特徴とするプラントの
    保全支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラントの保全支援装
    置において、 前記保全方法に要する費用の算出手段は、 保守作業の頻度を変化させて、最低の費用を算出する第
    1の算出手段と、 少なくともひとつの保守方法による費用を算出し、この
    中の最低の費用を算出する第2の算出手段と、 少なくともひとつの設備を変更した場合の費用を算出
    し、この中の最低の費用を算出する第3の算出手段と、
    を有していることを特徴とするプラントの保全支援装
    置。
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