JP2003262649A - 速度検出装置 - Google Patents

速度検出装置

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JP2003262649A
JP2003262649A JP2002063730A JP2002063730A JP2003262649A JP 2003262649 A JP2003262649 A JP 2003262649A JP 2002063730 A JP2002063730 A JP 2002063730A JP 2002063730 A JP2002063730 A JP 2002063730A JP 2003262649 A JP2003262649 A JP 2003262649A
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edge
amount
pulse signal
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Takayuki Nagakura
孝行 長倉
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な運転を必要とせず、通常運転時に、リ
アルタイムで誤差に対応できる。 【解決手段】 速度検出器10は、逓倍パルス信号のエ
ッジを検出するエッジ検出部11と、エッジ検出部11
が検出したエッジ数と、検出したエッジの間隔に対応付
けされている回転角度とに基づいて速度を演算するエッ
ジ及び速度演算部12と、速度演算部12が演算により
得た速度の変動量を用いて回転角度を補正するエッジ補
正演算部20とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ等の駆動源
の動作に連動してエンコーダからパルスを出力して、こ
のパルスに基づいて駆動源の速度を検出する速度検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に行われている速度検出について図
6を用いて説明する。図6は、従来の構成例であり、モ
ータ1、エンコーダ2、逓倍装置3及び速度検出器10
0からなる。この構成では、モータ1の回転軸にエンコ
ーダ2が接続され、エンコーダ2が逓倍装置3に接続さ
れ、逓倍装置3が伝送線路4を介して速度検出器100
に接続されている。
【0003】このような構成において、モータ1の回転
位置がエンコーダ2でパルス信号に変換される。そし
て、逓倍装置3でそのパルス信号が90°位相のずれた
パルス信号(逓倍パルス信号)とされ、速度検出器10
0に取り込まれる。速度検出器100は、速度演算部1
01により、逓倍パルス信号のエッジ、すなわちA相及
びB相のパルス信号の立上り及び立下りのエッジ検出を
行い、所定時間内におけるその検出エッジ数から下記
(1)式に基づいて速度を演算している。
【0004】V=(P×N)/(T) ・・・(1) ここで、 Vは回転角速度(deg/s)であり、P
(deg)はエッジの間隔に相当する回転角度(以下、
エッジ間隔角度という。)であり、Nは測定時間(前記
所定時間)内のエッジ数であり、Tは測定時間(se
c)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成では、
モータ1が一定速度で回転している場合、本来、検出さ
れるエッジ間隔は等間隔であるが、逓倍装置3や伝送線
路4に異常があると、等間隔であるはずのその各エッジ
間隔にずれが生じ、これにより、測定時間Tにおけるエ
ッジ数Nがばらついてしまう場合がある。これでは、検
出する速度Vが本来の値と異なる値となり、精度の高い
モータ制御をすることができなくなる。
【0006】また、逓倍装置における誤差を補正する技
術としては、例えば特開平7−210249号公報に開
示されている技術がある。この特開平7−210249
号公報に開示されいている技術では、逓倍する前のパル
スを用いてモータを一定速度で回転させ、逓倍されたパ
ルスのエッジの間隔を予め検出し、その検出値から求め
られるエッジ位置の補正値を記憶し、記憶した補正値を
用いて、逓倍された信号の位置情報及び速度情報を補正
している。
【0007】しかし、この技術では、補正値を記憶する
ための特別な運転及び操作が必要であり、すなわち、オ
フラインでの運転及び操作が必要である。そのため、実
使用時の速度検出の動作中に何らかの原因によって新た
にエッジ間隔(或いはエッジ位置)に誤差が発生して
も、その誤差には対応できないという問題がある。そこ
で、本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、
特別な運転を必要とせず、通常運転時に、リアルタイム
でエッジ間隔の誤差に対応できる速度検出装置の提供を
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決するため
に、請求項1記載の速度検出装置は、変位量に応じて出
力されるパルス信号を逓倍し、この逓倍して得た逓倍パ
ルス信号のエッジを用いて速度を検出する速度検出装置
において、前記逓倍パルス信号のエッジを検出するエッ
ジ検出手段と、前記エッジ検出手段が検出したエッジ数
と、検出したエッジの間隔に対応付けされている変位相
当量とに基づいて速度を演算する速度演算手段と、前記
速度演算手段が演算して得た速度の変動量を用いて前記
変位相当量を補正する補正手段と、を備えていることを
特徴としている。
【0009】この請求項1記載の速度検出装置は、演算
により得た速度からその速度の変動量を求め、その変動
量に用いて変位相当量を補正している。すなわち、請求
項1記載の速度検出装置は、実使用時に得ている速度か
らその変動量を得て、リアルタイムでその変動量を用い
て速度演算に使用する変位相当量を補正している。ま
た、請求項2記載の速度検出装置は、請求項1記載の速
度検出装置において、前記逓倍パルス信号の一周期内の
各位置に対応する前記変位相当量に番号0,1,2,・
・・,n(ここで、nは整数)を対応付けする番号付与
手段を備えており、前記補正手段が、前記番号0,1,
2,・・・,n毎に当該番号0,1,2,・・・,nに
対応する前記変位相当量P0,P1,P2,・・・,Pn
補正することを特徴としている。
【0010】この請求項2記載の速度検出装置は、周期
的に到来する逓倍パルス信号の各位置に番号0,1,
2,・・・,nを付して、この番号0,1,2,・・
・,n毎にそれに対応する変位相当量P0,P1,P2
・・・,Pnを補正している。また、請求項3記載の速
度検出装置は、請求項1又は2に記載の速度検出装置に
おいて、前記変動量及び閾値を比較する比較手段を備え
ており、前記補正手段が、前記比較手段の比較結果が前
記変動量が前記閾値を超えているものであるとき、補正
を実施することを特徴としている。すなわち、この請求
項3記載の速度検出装置は、変動量が閾値を超えた場合
にのみ変位相当量の補正を実施する。
【0011】また、請求項4記載の速度検出装置は、請
求項1乃至3のいずれかに記載の速度検出装置におい
て、前記速度演算手段が演算して得た速度と、前記速度
演算手段により次々に得られた速度の局所的な最大速度
及び局所的な最小速度の平均値との差分として前記変動
量を得る変動量取得手段を備えていることを特徴として
いる。
【0012】また、請求項5記載の速度検出装置は、請
求項1乃至3のいずれかに記載の速度検出装置におい
て、前記速度演算手段が演算して得た速度と、前記速度
演算手段により所定期間内に得た速度の平均値との差分
として前記変動量を得る変動量取得手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明を適用
した速度検出器による速度検出のための構成を示す。図
1に示すように、その構成は、モータ1、エンコーダ
2、逓倍装置3及び速度検出器10からなる。この構成
では、モータ1の回転軸にエンコーダ2が接続され、エ
ンコーダ2が逓倍装置3に接続され、逓倍装置3が伝送
線路4を介して速度検出器10に接続されている。
【0014】このような構成において、モータ1の回転
位置がエンコーダ2でパルス信号に変換され、逓倍装置
3で逓倍されて、速度検出器10に取り込まれる。ここ
で、速度検出器10には、通常、A相及びB相のパルス
信号が90°位相のずれたものが、逓倍パルス信号とし
て取り込まれている。速度検出器10は、エッジ検出部
11、エッジ及び速度演算部12、及びエッジ補正演算
部20を備えている。
【0015】エッジ検出部11には、エンコーダ2によ
りパルス列に変換されたモータ1の回転位置が逓倍装置
3で逓倍されて入力される。このエッジ検出部11は、
逓倍装置3で逓倍されて得られる逓倍パルス信号からエ
ッジを検出するとともに、次々に検出されるその各エッ
ジに番号を付すように構成されている。図2中(A)及
び(B)は、エンコーダ2から出力される位相が90°
異なるA相及びB相の各パルス信号を示す。
【0016】例えば、このように位相が90°異なるA
相及びB相のパルス信号からエッジを求めるような場
合、エッジ検出部11は、図2中(D)に示すように、
逓倍装置3からの逓倍パルス信号からエッジを検出して
いき、その内の1つのパルスを基準にして周期的に各エ
ッジ(各位置或いは各エッジ間隔)に番号を付ける。こ
の各エッジへの番号付けは、図2中(C)に示すよう
に、A相のパルス(図2中(A)のパルス)とB相のパ
ルス (図2中(B)のパルス)との論理積の変化点を
みて、周期的に発生するある論理積に対応する一のエッ
ジをエッジ0とおいて、それを基準に、それに続く他の
エッジに番号1〜3を付けることにより行っている。こ
のエッジ検出部11は、4逓倍信号の検出をしており、
よって、周期内に発生する4つの各エッジに0から3ま
での番号を付している。
【0017】エッジ検出部11は、エッジ及び速度演算
部12にその検出結果を出力する。エッジ及び速度演算
部12は、一般化した下記(2)式に基づいて速度V
(deg/s)を演算する。 V’=(P0×N0+P1×N1+P2×N2+ ・・・+Pn×Nn)/T ・・・(2) ここで、Pnはエッジnとエッジn+1との間隔に対応
付けされている或いは相当する変位相当量である回転角
度(deg)であり、Nnは測定時間T内の第n番目の
エッジnの検出数である。
【0018】例えば、逓倍パルス信号に乱れがない場合
には下記(3)式のような関係がなり立つ。 P0=P1=P2=・・・=Pn ・・・(3) すなわち、各エッジの検出間隔は一定のものになる。例
えば、図2中(D)に示すように、エッジ検出部11に
て検出されたエッジ0〜エッジ3のエッジ間隔が等間隔
である場合には、下記(4)式が成立する。
【0019】 V’=(P0×3+P1×3+P2×3+P3×2)/T =11P/T ・・・(4) このようにエッジ及び速度演算部12は演算により速度
を得ることができる。また、エッジ補正演算部20は、
各エッジ0〜3に対応している回転角度P0〜P3を補正
するように構成されている。そして、このエッジ補正演
算部20は、速度V’の変動量を監視しており、この変
動量が所定量になったときにその補正を実施するように
構成されている。
【0020】エッジ補正演算部20には、前記エッジ及
び速度演算部12が求めた速度V’が入力されており、
エッジ補正演算部20は、この入力される速度V’の局
所的な最大値V’maxと局所的な最小値V’minとの平均
値を用いて下記(5)式により速度の変動量Dを得てい
る。 D=(V’max+V’min)/2−V’ ・・・(5) ここで、式中の速度V’は、最新の速度検出値であり、
最大速度V’max及び最小速度V’minは一定期間内で得
た速度検出値である。この(5)式では、速度検出値
V’と速度検出値V’の局所的な最大及び最小の平均値
との差分として速度検出値V’の変動量を得ている。
【0021】そして、エッジ補正演算部20は、このよ
うな変動量Dが許容値を超えた場合、逓倍装置3等が異
常であると検出して、下記(6)式により測定時間T内
の各エッジ0〜3に対応する回転角度P0〜P3を、その
変動量Dが減少するように補正する。 Pn(k)=Pn(k−1)+Xn(Nn,D) (n=0,1,2,3) ・・・(6) ここで、Pn(k)はk回目の速度演算周期における回
転角度Pnの値であり、Xnは、測定時間T内に入った
エッジnの数Nn及び変動量Dを関数とする値(deg
/s)である。
【0022】例えば、Xnは下記(7)式として与える
ことができる。 Xn=a×D(N/A−Nn) ・・・(7) ここで、aは定数であり、Nは測定時間T内に検出した
全エッジ数であり、Aは逓倍数である。図3は、エッジ
補正演算部20の構成例を示す。図3に示すように、エ
ッジ補正演算部20は、速度検出値V’の局所的な最大
値の1/2値を保持する保持器21と、速度検出値V’
の局所的な最小値の1/2値を保持する保持器22と、
これら保持器22,21により得た局所最大速度V’
maxと局所最小速度V’minとが加算されて入力された値
に基づいて前述したような変動値Dを求めて、その変動
値Dに応じて回転角度P0〜P3の補正を行う補正部23
とを備えている。
【0023】前記エッジ及び速度演算部12では、変動
値Dが許容値を超える場合、このようにエッジ補正演算
部20で補正された回転角度P0〜P3を用いて前記
(2)式により演算で速度を得ている。以上のような構
成では、逓倍パルス信号に乱れがない場合、すなわちA
相及びB相のパルス信号に乱れがない場合には、前述し
たように、(4)式により速度を精度よく得ることがで
きる。
【0024】なお、前述の実施の形態の説明において、
エッジ検出部11は、逓倍パルス信号のエッジを検出す
るエッジ検出手段に対応し、エッジ及び速度演算部12
は、エッジ検出部11が検出したエッジ数と、検出した
エッジの間隔に対応付けされている変位相当量とに基づ
いて速度を演算する速度演算手段に対応し、エッジ補正
演算部20は、エッジ及び速度演算部12が演算して得
た速度の変動量を用いて変位相当量を補正する補正手段
に対応している。
【0025】さらに、逓倍パルス信号の一周期内の各位
置に対応する変位相当量に番号0,1,2,・・・,n
(ここで、nは整数)を対応付けする番号付与手段がエ
ッジ検出部11により実現されており、この場合のエッ
ジ補正演算部20は、番号0,1,2,・・・,n毎に
当該番号0,1,2,・・・,nに対応する変位相当量
0,P1,P2,・・・,Pnを補正する補正手段をなし
ている。
【0026】また、変動量と閾値(許容値)とを比較す
る比較手段がエッジ補正演算部20により実現されてお
り、この場合のエッジ補正演算部20は、その比較手段
(比較機能)による比較結果が、変動量が閾値(前記許
容値)を超えているものであるとき、補正を実施する補
正手段をなしている。次に、逓倍装置3や伝送線路4等
に異常が発生し、図4中(A)及び(B)に示すよう
に、A相及びB相のパルス信号の精度を得られなく、歪
んで逓倍パルス信号が得られる場合の動作について説明
する。なお、この図4に示す結果は、前記図2と比較し
て、モータの回転速度が遅くなってきた場合の結果であ
り、すなわち、一定とされている測定時間T内に得られ
るエッジ数が減少している場合である。
【0027】このように歪んだ逓倍パルス信号が得られ
るような場合、前記(3)式の関係は成立しなくなる。
すなわち、エッジ0〜3それぞれの間の検出間隔は、図
4中(D)に示すように異なるものになる。そして、こ
の場合、速度演算周期ごとに速度検出値Vは変動するも
のになる。すなわち、図4中(E)に示すように、測定
時間をTとする連続する各区間T(k−1),T
(k),T(k+1)でみた場合、その各区間T(k−
1),T(k),T(k+1)の速度は、それぞれ下記
(8)〜(10)式のようになる。
【0028】 V’=(P0×1+P1×1+P2×3+P3×1)/T ・・・(8) V’=(P0×1+P1×1+P2×1)/T ・・・(9) V’=(P0×1+P1×1+P2×1+P3×1)/T ・・・(10) 逓倍装置3や伝送線路4等に異常が発生すると速度が変
動してしまい、さらにこのように変動する速度が前記
(5)式により得られる変動量Dでみた場合、許容値を
超えるようなときには、前記エッジ補正演算部20で
は、前記(6)式及び(7)式による各エッジ0〜3に
対応される回転角度Pn(k)の補正が実施される。
【0029】このような回転角度Pn(k)の補正を速
度演算周期ごとに繰り返して実施していくことで、各エ
ッジ0〜3に対応する各回転角度Pn(k)がそれぞれ
所定値に収束していき、速度検出値V’が正確な値に近
づくようになる。その結果、高精度な速度制御を行うこ
とができるようになる。また、このような補正を通常運
転中に実施することができるので、運転中に生じた逓倍
装置3等の異常に対してもリアルタイムで対応すること
ができるようになる。
【0030】また、逓倍装置3や伝送線路4等に異常が
発生しても、速度が速い場合には演算精度への影響は少
ないが、例えば図2からみた図4に示したように、速度
が遅くなった場合、逓倍装置3や伝送線路4等による異
常の演算精度への影響は大きくなる。本発明を適用した
速度検出器10は、特に、このように速度が遅くなった
場合にも効果的に作用する。
【0031】以上、本発明の実施の形態について説明し
た。しかし、本発明は、前述の実施の形態として実現さ
れることに限定されるものではない。すなわち、前述の
実施の形態では、速度の変動量の算出に、速度検出値
V’と、速度検出値V’の局所的な最大及び最小の平均
値との差分を用いたが、これに限定されるものではな
い。例えば、速度の変動量Dは下記(11)式として得
てもよい。
【0032】D=V’mean−V’ ・・・(11) ここで、V’meanは速度検出値V’の平均値であり、す
なわち、(11)式のように、速度検出値V’と、速度
検出値V’の平均値V’meanとの差分として変動量Dを
得てもよい。ここで、平均値V’meanは例えば直近の一
定期間内における速度検出値V’の平均値である。
【0033】図5は、そのエッジ補正演算部20の構成
例を示す。図5に示すように、エッジ補正演算部20
は、速度検出値V’を平均化して平均値V’meanを得る
平均化演算部25と、この平均化演算部25により得た
平均値V’meanに基づいて前述したような変動値Dを求
めて、その変動値Dに応じて回転角度P0〜P3の補正を
行う補正部26とを備えている。
【0034】このように、平均値V’meanのみを用いる
ことで、保存する量(データ)は平均値のみでよくな
り、さらに、前述の平均化演算部25はフィルタを用い
て実現することができるようになる。また、前述の実施
の形態では、速度検出対象物がモータである場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、他の速
度検出対象物の速度を検出してもよい。要は、速度に応
じて変位量を検出することができ、その変位量に応じて
パルス信号を出力することができればよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、実使用時に得ている速度からその変動量を
得て、その変動量を用いて変位相当量を補正しており、
実使用時にエッジ間隔に誤差が生じた場合でもリアルタ
イムでその誤差に対応することができるようになる。
【0036】また、特に、請求項3記載の発明によれ
ば、変動量が閾値を超えた場合にのみ補正を実施するよ
うにしており、最適なタイミングでその補正を実施する
ことができる。また、請求項5記載の発明によれば、例
えば、変動量を簡単な構成で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の速度検出器を備えた構成
を示すブロック図である。
【図2】速度を検出するためのパルス信号等の各種信号
等を示す図である。
【図3】前記速度検出器が備えているエッジ補正演算部
の構成を示す図である。
【図4】逓倍装置等に異常が発生した場合の、速度を検
出するためのパルス信号等の各種信号等を示す図であ
る。
【図5】他のエッジ補正演算部の構成を示す図である。
【図6】従来の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 エンコーダ 3 逓倍装置 4 伝送線路 10 速度検出器 11 エッジ検出部 12 エッジ及び速度演算部 20 エッジ補正演算部 21,22 保持器 23,26 補正部 25 平均化演算部 100 速度検出部器 101 速度演算部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変位量に応じて出力されるパルス信号を
    逓倍し、この逓倍して得た逓倍パルス信号のエッジを用
    いて速度を検出する速度検出装置において、 前記逓倍パルス信号のエッジを検出するエッジ検出手段
    と、 前記エッジ検出手段が検出したエッジ数と、検出したエ
    ッジの間隔に対応付けされている変位相当量とに基づい
    て速度を演算する速度演算手段と、 前記速度演算手段が演算して得た速度の変動量を用いて
    前記変位相当量を補正する補正手段と、 を備えていることを特徴とする速度検出装置。
  2. 【請求項2】 前記逓倍パルス信号の一周期内の各位置
    に対応する前記変位相当量に番号0,1,2,・・・,
    n(ここで、nは整数)を対応付けする番号付与手段を
    備えており、 前記補正手段は、前記番号0,1,2,・・・,n毎に
    当該番号0,1,2,・・・,nに対応する前記変位相
    当量P0,P1,P2,・・・,Pnを補正することを特徴
    とする請求項1記載の速度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記変動量と閾値とを比較する比較手段
    を備えており、 前記補正手段は、前記比較手段の比較結果が、前記変動
    量が前記閾値を超えているものであるとき、補正を実施
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の速度検出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記速度演算手段が演算して得た速度
    と、前記速度演算手段により次々に得られた速度の局所
    的な最大速度及び局所的な最小速度の平均値との差分と
    して前記変動量を得る変動量取得手段を備えていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の速度検
    出装置。
  5. 【請求項5】 前記速度演算手段が演算して得た速度
    と、前記速度演算手段により所定期間内に得た速度の平
    均値との差分として前記変動量を得る変動量取得手段を
    備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の速度検出装置。
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