JP2003262395A - 冷熱浄水供給装置 - Google Patents

冷熱浄水供給装置

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JP2003262395A JP2002065480A JP2002065480A JP2003262395A JP 2003262395 A JP2003262395 A JP 2003262395A JP 2002065480 A JP2002065480 A JP 2002065480A JP 2002065480 A JP2002065480 A JP 2002065480A JP 2003262395 A JP2003262395 A JP 2003262395A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常温及び高温の浄水を得ることができる冷熱
浄水供給装置を提供する。 【解決手段】 本発明の装置は、浄水器2と、加熱タン
ク3と、浄水器2に水を供給するための水供給管路61
と、浄水器2及び常温浄水出口12間を連通する常温側
浄水管路62と、加熱タンク3を経由して浄水器2と高
温浄水出口13間を連通する高温側浄水管路63と、各
管路に設けられたバルブ71〜73と、各バルブの開閉
駆動を制御する制御手段8とを備える。制御手段8は、
所定の情報に基づき、各バルブ71〜73の開閉駆動を
制御し、水供給管路61からの供給水を浄水器2に導い
て浄化して、常温浄水出口12から注出させる常温浄水
供給処理と、水供給管路61からの供給水を浄水器2に
導いて浄化し、その浄水を加熱タンク3に導いて加熱し
て、高温浄水出口13から注出させる高温浄水供給処理
とを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、常温(低温)の
浄水と高温の浄水とを供給するための冷熱浄水供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各家庭においては、流し台に浄水
器を設置し、その浄水器により水道水を浄化して得られ
る浄水を、飲料水や調理用として使用することが多くな
っているが、従来の浄水器は、水を浄化するだけのもの
であり、常温の浄水を供給するのみである。
【0003】一方近年になって、日本茶、コーヒー、紅
茶等を飲用する際や、インスタントラーメン等のインス
タント食品を食する際に用いられる高温水として、嗜好
性、衛生面及び健康面等を考慮して、浄水を用いるとい
う傾向が高まっている。
【0004】ところが、上記従来の浄水器は、常温の浄
水しか得られないため、高温の浄水を得る場合には、浄
水器により得られた浄水を、電気ポット、やかんに移し
代えて加熱沸騰させることにより、高温の浄水を得るの
が通例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の浄水器を用いる場合、高温の浄水を得る際に、浄水
を電気ポット等に移し代える必要があるため、その分、
手間がかかり、高温の浄水を得るのが困難であるという
問題を抱えている。
【0006】なお、高温の浄水を得る場合、例えば瞬間
湯沸器の給湯口側に浄水器を設置して、湯沸器から供給
される高温水を浄水器に通過させて浄化し、高温浄水を
得るという方法が考えられる。
【0007】しかしながら、浄水器内に充填される水浄
化用の活性炭等の吸着物質は、高温水から異物や不純物
を除去することができず、十分な浄化性能を得ることが
できない恐れがある。そればかりか、吸着物質中に高温
水を透過させると、吸着物質に吸着された異物が、逆に
高温水中に溶出して、却って、水質を悪化させる恐れが
ある。
【0008】従って、従来においては、給湯口に浄水器
を設置して、高温浄水を得るという方法は、実用化に至
っていないというのが現状である。
【0009】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、常温浄水はもちろん、十分に浄化された高温浄水を
簡単に得ることができる冷熱浄水供給装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明は、水供給口、常温浄水出口及び高温浄
水出口を有するケーシングと、前記ケーシングに設けら
れ、水を浄化するための浄水器と、前記ケーシングに設
けられ、水を加熱するための加熱タンクと、前記水供給
口と前記浄水器とを連通する水供給管路と、前記浄水器
と前記常温浄水出口とを連通する常温側浄水管路と、前
記加熱タンクを経由して前記浄水器と前記高温浄水出口
とを連通する高温側浄水管路と、前記水供給管路に設け
られるメインバルブと、前記常温側浄水管路に設けられ
る常温側浄水バルブと、前記高温側浄水管路に設けられ
る高温側浄水バルブと、所定の情報を入力するための入
力手段と、前記入力手段からの情報に基づき、上記各バ
ルブの開閉駆動を制御して、常温浄水供給処理及び高温
浄水供給処理を実行する制御手段とを備え、前記常温浄
水供給処理においては、前記高温側浄水バルブを閉塞し
て、前記メインバルブ及び前記常温側浄水バルブを開放
することにより、前記水供給口から供給された供給水を
前記浄水器に導いて浄化して、前記常温浄水出口から注
出させる一方、前記高温浄水供給処理においては、前記
常温側浄水バルブを閉塞して、前記メインバルブ及び前
記高温側浄水バルブを開放することにより、前記水供給
口から供給された供給水を前記浄水器に導いて浄化し、
その浄水を前記加熱タンクに導いて加熱して、前記高温
浄水出口から注出させるよう構成されてなるものを要旨
としている。
【0011】この発明の冷熱浄水供給装置においては、
常温浄水を得る際には、浄水器を通った浄水を、常温側
浄水管路を介して常温浄水出口から注出させるととも
に、高温浄水を得る際には、浄水器を通った浄水を高温
側浄水管路に導いて加熱タンクにより加熱した後、高温
浄水出口から注出させるものである。
【0012】また本第2発明は、水供給口、常温浄水出
口、高温浄水出口及び排水口を有するケーシングと、前
記ケーシングに設けられ、水を浄化するための浄水器
と、前記ケーシングに設けられ、水を貯留してその貯留
された水をヒータによって加熱する加熱タンクと、前記
加熱タンク内の水温を検知するための水温検知手段と、
前記水供給口と前記浄水器とを連通する水供給管路と、
前記浄水器と前記常温浄水出口とを連通する常温側浄水
管路と、前記加熱タンクを経由して前記浄水器と前記高
温浄水出口とを連通する高温側浄水管路と、前記ケーシ
ングに設けられ、水を貯留するための排水タンクと、前
記加熱タンクの上部と前記排水タンクとを連通する蒸気
抜き管路と、前記排水タンクと前記排水口とを連通する
排水管路と、前記ケーシングに設けられ、前記排水タン
ク内の水を前記排水管路に吸い込ませて前記排水口から
排出するための排水ポンプと、前記水供給管路に設けら
れるメインバルブと、前記常温側浄水管路に設けられる
常温側浄水バルブと、前記高温側浄水管路に設けられる
高温側浄水バルブと、前記蒸気抜き管路に設けられる蒸
気抜きバルブと、所定の情報を入力するための入力手段
と、前記入力手段及び前記水温検知手段からの情報に基
づき、上記各バルブの開閉駆動、前記ヒータの駆動及び
前記排水ポンプの駆動を制御して、常温浄水供給処理、
水温制御処理、高温浄水供給処理、及び排水処理を実行
する制御手段とを備え、前記常温浄水供給処理において
は、前記高温側浄水バルブ及び前記蒸気抜きバルブを閉
塞して、前記メインバルブ及び前記常温側浄水バルブを
開放することにより、前記水供給口から供給された供給
水を前記浄水器に導いて浄化して、前記常温浄水出口か
ら注出させ、前記水温制御処理においては、前記メイン
バルブ、前記常温側浄水バルブ及び前記高温側浄水バル
ブを閉塞して、前記蒸気抜きバルブを開放した状態で、
前記加熱タンク内に貯留された浄水を前記ヒータにより
加熱して高温に維持するとともに、その高温浄水から発
生した余剰蒸気を前記蒸気抜き管路に通過させて凝縮液
化させ、前記排水タンクに貯留し、前記高温浄水供給処
理においては、前記常温側浄水バルブ及び前記蒸気抜き
バルブを閉塞するとともに、前記メインバルブ及び前記
高温側浄水バルブを開放することにより、前記水供給口
から供給された供給水を前記浄水器に導いて浄化し、そ
の浄水を前記加熱タンクに導くとともに、そのタンク内
に貯留された高温浄水を前記高温浄水出口から注出さ
せ、前記排水処理においては、前記メインバルブ、前記
常温側浄水バルブ及び前記高温側浄水バルブを閉塞した
状態で、前記排水タンク内の水を前記排水管路に導いて
前記排水口から排出するよう構成されてなるものを要旨
としている。
【0013】この発明の冷熱浄水供給装置においては、
上記と同様に、常温浄水及び高温浄水を確実に得ること
ができる。
【0014】その上更に蒸気抜き管路を設けて、加熱タ
ンク内の余剰蒸気を適宜放出するものであるため、加熱
タンクが異常な高圧になる等の不具合を確実に防止する
ことができる。更に、放出された余剰蒸気等は凝縮液化
させて、一旦排水タンクに貯留してから排出するもので
あるため、余剰蒸気の装置外への排出や、排水の垂れ流
し等の不具合を確実に防止することができる。
【0015】しかも排水タンク内に貯留された水によ
り、排水経路を装置外の排水部に対し遮断することがで
きるので、例えば悪臭が排水経路を逆流して、装置内、
ひいては装置周辺に漂うような不具合を確実に防止する
ことができる。
【0016】本発明においては、前記排水タンク内の水
位を検知するための水位検知手段を更に備え、前記制御
手段は、前記排水処理において、前記水位検知手段から
の情報に基づき、前記排水ポンプの駆動制御して、前記
排水タンク内の水が所定の水位を超えた際に、前記排水
タンク内の水を前記排水管路に導いて前記排水口から自
動的に排出するよう構成されてなるものを採用するのが
好ましい。
【0017】すなわちこの場合には、必要時のみ確実に
排水することができるので、排水過多や、排水不足等の
不具合を確実に防止することができる。
【0018】また本発明においては、流入側端部が前記
加熱タンクの下流側に配置され、流出側端部が前記排水
タンクに配置される水抜き管路と、前記水抜き管路に設
けられる水抜きバルブとを更に備え、前記制御手段は、
前記入力手段からの情報に基づいて、上記各バルブの開
閉駆動及び前記排水ポンプの駆動を制御し、前記メイン
バルブ、前記常温側浄水バルブ及び前記高温側浄水バル
ブを閉塞するとともに、前記水抜きバルブを開放し、前
記加熱タンク内の浄水を前記水抜き管路に導いて前記排
水タンク内に排出し、その排水タンクの水を前記排水管
路に導いて前記排水口から排出する水抜き処理を実行す
る構成を採用するのが良い。
【0019】すなわちこの構成を採用する場合には、例
えば装置未使用時等には、加熱タンク内を貯留水を排出
することにより、タンク内に水が長期間にわたって残留
するような不具合を確実に防止することができる。
【0020】また本発明において、高温浄水供給時に
は、加熱タンク内で加熱された浄水を供給するものであ
るため、高温浄水を供給する前には、浄水を加熱タンク
内に貯留させておくのが望ましい。
【0021】すなわち本発明において、前記制御手段
は、前記入力手段からの情報に基づいて、前記常温側浄
水バルブ及び前記蒸気抜きバルブを閉塞して、前記メイ
ンバルブ及び前記高温側浄水バルブを開放することによ
り、前記水供給口から供給された供給水を浄水器に導い
て浄化して、その浄水を前記加熱タンクに導いて貯留す
る通水処理を実行する構成を採用するのが望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】図1及び図2はこの発明の実施形
態である冷熱浄水供給装置(P)を示す図である。両図
に示すように、この装置は、ケーシング(1)を具備し
ており、このケーシング(1)には、浄水器(2)、加
熱タンク(3)、排水タンク(4)及び排水ポンプ
(5)が設けられている。
【0023】ケーシング(1)の前部には、浄水器
(2)を収容するための浄水器設置部(11)が形成さ
れており、その設置部(11)における上壁面には、浄
水器入側連結口(20a)及び浄水器出側連結口(20
b)が設けられている。
【0024】浄水器設置部(11)に収容配置される縦
長円柱形状の浄水器(2)は、その上端面に、入口(2
a)及び出口(2b)が設けられており、これらの出入
口(2a)(2b)が、上記ケーシング側の入側及び出
側連結口(20a)(20b)に着脱自在に連結支持さ
れて、連通接続されている。
【0025】この浄水器(2)は、カートリッジ方式の
ものであり、長期間の使用により浄水能力が低下した場
合には、ケーシング(1)の外側から、浄水器(2)を
その出入口(2a)(2b)とケーシング側の連結口
(20a)(20b)との連結を解除することによっ
て、簡単に取り外すことことができ、ケーシング(1)
の外側から、新たな浄水器(2)と簡単に交換すること
ができるよう構成されている。
【0026】ケーシング(1)の後面側には、水供給口
(11)、常温浄水出口(12)、高温浄水出口(1
3)及び排水口(16)が設けられている。
【0027】また、加熱タンク(3)は、密閉型のもの
であり、下端中央に入口(3a)が設けられるととも
に、上端中央に出口(3b)が設けられている。更に加
熱タンク(3)の内部には、電動ヒータ(31)が設け
られ、このヒータ(31)が駆動することによって、タ
ンク(3)内の貯留水が加熱されるよう構成されてい
る。
【0028】この加熱タンク(3)には、タンク内に貯
留された水の温度を検知するための水温センサ(35)
等の水温検知手段が設けられており、タンク内の水温が
所定温度に達した際には、その旨の信号を、後述する制
御手段に向けて出力するよう構成されている。
【0029】排水タンク(4)は、上端開放型のもので
あり、その上端開口部が流入用入口として構成されると
ともに、下側に出口(4b)が設けられている。
【0030】排水タンク(4)には、タンク内に貯留さ
れた水の水位(水量)を検知するためのフロート式水位
センサ(45)等の水位検知手段が設けられている。こ
の水位センサ(45)は、満水になった際には、満水位
(高水位)である旨の信号を、制御手段に向けて出力す
るとともに、水が少量になった際には、低水位である旨
の信号を制御手段に向けて出力するよう構成されてい
る。
【0031】またケーシング(1)内には、合成樹脂製
配管、合成ゴム製配管、金属製配管等からなり、かつ上
記各構成部品(2)〜(5)を配管接続するための水供
給管路(61)、常温側浄水管路(62)、高温側浄水
管路(63a)(63b)、蒸気抜き管路(64)、水
抜き管路(65)、及び排水管路(66)が設けられて
いる。
【0032】水供給管路(61)の流入側端部は、水供
給口(11)に連通接続され、流出側端部は、浄水器入
側連結口(20a)に連通接続されている。
【0033】常温側浄水管路(62)の流入側端部は、
浄水器出側連結口(20b)に連通接続され、流出側端
部は、常温浄水出口(12)に連通接続されている。
【0034】第1高温側浄水管路(63a)の流入側端
部は、浄水器側連結口(20b)に、具体的には、上記
常温側浄水管路(62)における流入側端部近傍に分岐
状に連通接続され、流出側端部は、加熱タンク(3)の
入口(3a)に連通接続されている。第2高温側浄水管
路(63b)の流入側端部は、加熱タンク(3)の出口
(3b)に連通接続されるとともに、流出側端部は、高
温浄水出口(13)に連通接続されている。
【0035】ここで、本実施形態においては、第1及び
第2高温側浄水管路(63a)(63b)によって、高
温側浄水管路が構成されている。
【0036】蒸気抜き管路(64)の流入側端部は、加
熱タンク(3)の出口(3b)に、具体的には、上記第
2高温側浄水管路(63b)における流入側端部近傍に
分岐状に連通接続され、流出側端部は、排水タンク
(4)内に開口されている。
【0037】水抜き管路(65)の流入側端部は、加熱
タンク(3)の入口(3a)に、具体的には、上記第1
高温側浄水管路(63a)における流出側端部近傍に分
岐状に連通接続され、流出側端部は、排水タンク(4)
内に開口されている。
【0038】排水管路(66)の流入側端部は、排水タ
ンク(4)の出口(4b)に連通接続され、流出側端部
は、排水口(16)に連通接続されている。
【0039】また、水供給管路(61)、常温側浄水管
路(62)、第1高温側浄水管路(63a)、蒸気抜き
管路(64)及び水抜き管路(65)には、電磁バルブ
等からなるメインバルブ(71)、常温側浄水バルブ
(72)、高温側浄水バルブ(73)、蒸気抜きバルブ
(74)及び水抜きバルブ(75)が設けられ、各バル
ブを開閉駆動させることにより、各管路内における水の
流通/遮断を行えるよう構成されている。
【0040】更に排水管路(66)には、排水ポンプ
(5)が設けられ、このポンプ(5)の駆動により、排
水タンク(4)内に貯留された水が排水管路(66)内
に吸い込まれて、排水口(16)から排出されるよう構
成されている。
【0041】一方図3及び図4に示すように、本実施形
態の冷熱浄水供給装置(P)は、流し台(80)のシン
ク(81)下に組込設置されるものであり、水供給口
(11)が、水供給源としての上水用水道管(82)に
水供給側接続管(82a)を介して連通接続されて、水
道管(82)内を流れる上水が、冷熱浄水供給装置
(P)に、その水供給口(11)から導入されるよう構
成されている。更に冷熱浄水供給装置(P)の排水口
(16)が、シンク下の排水管(83)に排水側接続管
(83a)を介して連通接続されて、装置(P)の排水
口(16)から排出される水が、シンク下の排水管(8
3)へと排出されるよう構成されている。
【0042】また流し台(80)のシンク周辺には、常
温浄水栓(6)及び高温浄水栓(7)が設けられてお
り、冷熱上水供給装置(P)における常温浄水出口(1
2)が、常温浄水供給管(12a)を介して低温浄水栓
(6)に連通接続されるとともに、高温浄水出口(1
3)が高温浄水供給管(13a)を介して高温浄水栓
(7)に連通接続されている。
【0043】なお、図3及び図4において、(85)は
湯水混合栓であり、この混合栓(85)を操作すること
により、水道管(82)から供給される常温の上水と、
給湯管(86)から供給される高温の上水とを、必要に
応じて、選択的に又は適宜混合して注出できるよう構成
されている。
【0044】図3及び図4に示すように、本実施形態の
冷熱浄水供給装置(P)は、その動作を制御するための
制御手段(8)を有している。
【0045】また、流し台(80)のシンク周辺には、
上記制御手段(8)に動作指令を与えるための操作パネ
ル(9)が設けられている。更に上記常温浄水栓(6)
の開閉レバー(6a)には、その開閉動作を検知するた
めの開閉検知手段(図示省略)が設けられるとともに、
高温浄水栓(7)の給湯ボタン(7a)には、その押圧
状況を検知するための押圧検知手段(図示省略)が設け
られている。またこれらの検知手段及び上記操作パネル
(9)や、上記水温センサ(35)及び水位センサ(4
5)は、制御手段(8)に電気信号線を介して接続され
るとともに、上記排水ポンプ(5)、電動ヒータ(3
1)及びバルブ(71)〜(75)等の駆動部に電気信
号線を介して接続されている。
【0046】そして、制御手段(8)は、上記入力手段
及び検知手段からの情報に基づき、上記各駆動部の駆動
を制御して、後に詳述する動作が行われるものである。
【0047】なお、本発明においては、常温浄水栓
(6)の開閉レバー(6a)は、高温浄水栓(7)のよ
うに、ボタン式の給水スイッチに構成しても良く、逆
に、高温浄水栓(7)の給湯ボタン(7a)を、レバー
式の給湯スイッチに構成しても良い。更に本発明におい
ては、これらの給水スイッチ及び給水スイッチや、操作
パネル(9)等の入力手段の設置位置は、特に限定され
るものではなく、適宜、浄水栓(6)(7)に組み込ん
だり、別体のパネルとしてシンク周辺に設置するように
しても良い。
【0048】本実施形態においては、操作パネル(9)
のメインスイッチを「ON」にした際に、図5に示すよ
うに、排水管理処理が自動的に開始され、残りの処理、
すなわち常温浄水供給処理、通水処理、温度制御処理、
高温浄水供給処理、水抜き処理は、使用者の指令に応答
して開始されるもの(応答動作)である。なお、メイン
スイッチを「ON」にした直後のバルブ状態は、蒸気抜
きバルブ(74)のみが開放されて、残りのバルブ(7
1)〜(73)(75)は閉塞された状態(定常状態)
に設定される。
【0049】まず始めに、応答動作としての常温浄水供
給処理は、常温浄水を得る際に行うものである。すなわ
ち図6に示すように、使用者が、常温浄水栓(6)の開
閉レバー(6a)を開放すると、その開放操作に応答し
て、制御手段(8)は、メインバルブ(71)及び常温
浄水バルブ(72)を開放して、残りのバルブ(73)
〜(74)を閉塞するよう制御する。これにより、上水
が水供給管路(61)を通って浄水器(2)に導入され
て浄化された後、その常温浄水が、常温側浄水管路(6
2)及び常温浄水供給管(12a)を通って常温浄水栓
(6)から注出される。
【0050】またこの状態から、常温浄水栓(6)のレ
バー(6a)を閉塞すると、その閉塞操作に応答して、
制御手段(6)は、蒸気抜きバルブ(74)を開放し
て、残りのバルブ(71)〜(73)(75)を閉塞す
るように制御し、定常状態に戻る。これにより、常温浄
水の供給が停止される。
【0051】次に、通水処理(水溜め処理)は、後述す
る温度制御処理や高温浄水供給処理の前処理として行わ
れるものであり、装置(P)内に通水するものである。
すなわち図7に示すように、使用者が、操作パネル
(9)の通水ボタンを押すと、その押操作に応答して、
制御手段(8)は、メインバルブ(71)及び高温浄水
バルブ(73)を開放するとともに、残りのバルブ(7
2)(74)(75)を閉塞するよう制御する。これに
より、上水が水供給管路(61)を通って浄水器(2)
に導入されて浄化された後、その上水が、第1高温側浄
水管路(63a)を通って加熱タンク(3)内に導入さ
れる。そして加熱タンク(3)内が浄水で満たされる
と、余剰の浄水が加熱タンク出口(3b)から流出さ
れ、第2高温側浄水管路(63b)及び高温浄水供給管
(13a)を通って高温浄水栓(7)から注出される。
こうして加熱タンク(3)内に浄水が貯留される。
【0052】またこの通水状態において、所定時間が経
過すると、制御手段(8)は、定常状態に復帰するよう
に各バルブ(71)〜(75)を開閉し、浄水の供給が
停止される。
【0053】次に、水温制御処理は、加熱タンク(3)
内の浄水を加熱して所定温度に維持するためのものであ
る。すなわち、図8に示すように、操作パネル(9)の
水温制御スイッチを「ON」にすると、それに応答し
て、制御手段(8)は、水温制御処理を開始し、水温制
御スイッチを「OFF」にするまで(ステップS11:
NO)継続する。この水温制御処理において、制御手段
(8)は、水温センサ(35)からの情報に基づき、ス
テップS12において、加熱タンク(3)内の水温が、
あらかじめ設定された所定の温度、例えば95℃を超え
ているか否かを判断し、超えていなければ(ステップS
12:NO)、ステップS13に移行して、ヒータ(3
1)を駆動する。こうして加熱タンク(3)内の浄水が
加熱されて、所定の温度を超えると(ステップS12:
YES)、ステップS14において、ヒータ(31)の
駆動を停止する。こうして加熱タンク(3)内の浄水
は、所定の設定温度にまで加熱された後、その温度に維
持されるものである。
【0054】なお既述したように、水温制御処理は、ス
テップS11(NO)に示すように、使用者が水温制御
スイッチを「OFF」にすることによって、制御動作が
完了するものである。
【0055】一方、加熱タンク(3)内の浄水を加熱し
ている際には蒸気が発生するため、余剰の蒸気を逃避さ
せる必要があるが、図2に示すように本実施形態におい
ては、水温制御処理の実行中に、各バルブ(71)〜
(75)は、定常状態、つまり蒸気抜きバルブ(74)
のみを開放して、残りのバルブを閉塞した状態に調整さ
れる。このため、加熱タンク(3)内に発生した余剰の
蒸気は、蒸気抜き管路(64)を通ってそこで凝縮液化
した後、その凝縮水が排水タンク(4)に貯留される。
こうして、加熱タンク(3)内の蒸気抜きが施されて、
過度の圧力上昇等の不具合が確実に防止される。
【0056】次に、高温浄水供給処理は、加熱タンク
(3)内に貯留された高温の浄水を得る際に行うもので
ある。すなわち図7に示すように、使用者が、高温浄水
栓(7)の給湯ボタン(7a)を押操作すると、その押
操作に応答して、制御手段(8)は、メインバルブ(7
1)及び高温側浄水バルブ(73)を開放して、残りの
バルブ(72)(74)(75)を閉塞するよう制御す
る。これにより、上水が水供給管路(61)を通って浄
水器(2)に導入されて浄化された後、その上水が、第
1高温側浄水管路(63a)を通って加熱タンク(3)
内に導入される。この導入によって、タンク(3)内に
貯留されていた高温浄水が、タンク出口(3b)から流
出され、第2高温側浄水管路(63b)及び高温浄水供
給管(13a)を通って高温浄水栓(7)から注出され
る。
【0057】またこの給湯状態から給湯ボタン(7a)
の押操作を解除すると、制御手段(8)は、定常状態に
復帰するように各バルブ(71)〜(75)を開閉し、
高温浄水の供給が停止される。
【0058】一方、この高温浄水供給処理によって、加
熱タンク(3)内には、常温(低温)の浄水が補充され
て、タンク内の水温は一旦低下する。しかしながら、上
記図8に示す水温制御処理が継続中である限り、上記と
同様に、タンク内の浄水が加熱されて、所定温度に維持
される。
【0059】なお、本実施形態において、加熱タンク
(3)内の水温状態を表示するための表示手段を、操作
パネル(9)や高温浄水栓(7)等に取り付けるように
しても良い。例えば加熱タンク(3)内の浄水が加熱途
中で所定温度に達していない状態では点滅表示し、所定
温度に達して高温に維持された状態では点灯表示するよ
うな発光ダイオード等の高温表示ランプ(表示手段)を
設定することにより、そのランプの表示に基づき、使用
者は、タンク内の水温状態を的確に把握することがで
き、加熱が不十分な低温浄水を高温浄水栓(7)から放
出せてしまうような不具合を有効に防止することができ
る。
【0060】また、本実施形態においては、高温浄水栓
(7)等にロックボタンを設けて、ロックボタンを押操
作した後でなければ、高温浄水栓(7)の給湯ボタン
(7a)による給湯開始を受け付けないように構成する
ことも可能である。この場合には、誤って、給湯ボタン
(7a)を押操作してしまった際に、高温浄水が放出さ
れる等の不測の事態を防止することができる。更に本実
施形態において、上記のロックボタンを設ける場合、ロ
ックボタンを押操作した給湯許容状態であるか、押操作
していない給湯阻止状態であるかを表示するための発光
ダイオード等のロック表示ランプ(表示手段)を設ける
ようにしても良い。
【0061】更に本実施形態においては、上記の水温制
御処理が実行中であるか否かを表示する表示手段等を設
けるようにしても良い。
【0062】次に、排水管理処理は、排水タンク(4)
内に貯留された水を適宜自動的に排出するものである。
すなわち、図9に示すように、メインスイッチを「O
N」にすると、それに応答して、制御手段(8)は、排
水管理処理を開始し、メインスイッチを「OFF」にす
るまで(ステップS21:NO)継続する。この排水管
理処理において、制御手段(8)は、水位センサ(4
5)からの情報に基づき水位を検出し、排水タンク
(4)内の貯留水が高位(満水)になるまで待機する
(ステップS22:NO)。満水になると(ステップS
22:YES)、ステップS23において、排水ポンプ
(5)の駆動を開始する。これにより排水タンク(4)
内の貯留水が排水管路(66)内に吸い込まれて、排水
口(16)から排出され、更に排水側接続管(83a)
を通ってシンク下の排水管(83)へ排出される(排水
処理)。
【0063】こうして排水タンク(4)内の貯留水が所
定の低水位に低下するまで排水処理が行われ(ステップ
S24:NO、ステップS23)、所定の低水位まで低
下すると(ステップS24:YES)、所定時間経過
後、排水ポンプ(5)の駆動が停止されて排水処理が停
止される(ステップS25)。
【0064】このように排水タンク(4)が満水時のみ
排水ポンプ(5)を駆動することにより、効率良くスム
ーズに排水することができる。
【0065】なお、この排水管理処理においては、排水
タンク(4)内に貯留水を所定の低水位になるまで排水
するものであるため、タンク内には常に貯留水が残留
し、この残留水が排水タンク(4)のタンク出口(4
b)を常に密閉する。このため例えば、シンク下の排水
管(83)内の悪臭が、排水管路(66)等を逆流し
て、装置(P)内、ひいては装置周辺に漂うような不具
合を確実に防止することができる。
【0066】次に、水抜き処理は、加熱タンク(3)内
の貯留された浄水を装置外に排出する際に行うものであ
る。この処理は、上記の水温管理処理の実行中は行うこ
とができず、水温管理処理中の場合には、水温管理スイ
ッチを「OFF」に設定し、水温管理処理を終了させ
る。そのように水温管理処理を停止した状態で、図2に
示すように操作パネル(9)の水抜きボタンを押操作す
ると、それに応答して、制御手段(8)は、蒸気抜きバ
ルブ(74)及び水抜きバルブ(75)を開放し、残り
のバルブ(71)〜(73)を閉塞するとともに、排水
ポンプ(5)を所定時間駆動する。これにより、加熱タ
ンク(3)内の浄水が、水抜き管路(65)を通って排
水タンク(4)内に放出され、排水タンク(4)内の水
が排水管路(66)を通って排出される。こうして加熱
タンク(3)内の水が排出されて、初期の状態に戻る。
【0067】また必要に応じて、メインスイッチを「O
FF」に設定することにより、上記各処理の受付を拒否
する状態となり、装置動作が終了する。
【0068】以上のように、本実施形態の冷熱浄水供給
装置(P)によれば、常温浄水を得ることができる上更
に、浄水器(2)を通過させた浄水を加熱タンク(3)
内で加熱して供給するものであるため、十分に浄化され
た高温の浄水を確実に得ることができる。
【0069】また本実施形態においては、蒸気抜き管路
(64)を設けて、加熱タンク(3)内の余剰蒸気を適
宜放出するものであるため、タンク(3)内が異常に高
圧になる等の不具合を確実に防止することができる。
【0070】更に、放出された余剰蒸気等は凝縮液化さ
せて、一旦排水タンク(4)に貯留して排出するもので
あるため、余剰蒸気の装置外への排出や、排水の垂れ流
し等の不具合を確実に防止することができる。しかも排
水タンク(4)内に貯留された水により、排水経路を装
置外部に対し遮断することができるので、外部の排水管
(83)の悪臭が、排水経路を逆流して、装置(P)
内、ひいては装置周辺に漂うような不具合を確実に防止
することができる。
【0071】また本実施形態においては、排水タンク
(4)が満水時のみに排水するようにしているため、排
水ポンプ(5)の稼働効率を向上させつつ、効率良くス
ムーズに排水することができる。従って、排水ポンプ
(5)の過負荷や、排水不足等の不具合を確実に防止す
ることができる。
【0072】更に本実施形態においては、水抜き管路
(65)を設けて、必要に応じて、加熱タンク(3)内
の浄水を排出できるようにしているため、装置未使用時
等には、加熱タンク(3)内を貯留水を排出することに
より、タンク内に長期間にわたって水が残留する等の不
具合を防止でき、衛生的にも優れている。
【0073】また本実施形態においては、装置使用開始
時等には、通水処理により、加熱タンク(3)内に浄水
を貯留させることができるため、上記の高温浄水の供給
を確実に行うことができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明の冷熱浄水供給装
置によれば、浄水器を通った浄水を、常温浄水出口に導
く常温側浄水管路と、加熱タンクを経由して高温浄水出
口に導く高温側浄水管路とを備えるものであるため、常
温側浄水管路を介して、常温浄水を得ることができる上
更に、高温側浄水管路を介して、十分に浄化された高温
の浄水を確実に得ることができるという効果がある。
【0075】本発明においては、上記の効果に加えて更
に、蒸気抜き管路を設けて、加熱タンク内の余剰蒸気を
適宜放出するものであるため、加熱タンクが異常な高圧
になる等の不具合を確実に防止することができる。その
上更に、放出された余剰蒸気等は凝縮液化させて、一旦
排水タンクに貯留してから排出するものであるため、余
剰蒸気の装置外への排出や、排水の垂れ流し等の不具合
を確実に防止することができる。しかも排水タンク内に
貯留された水により、排水経路を装置外の排出部に対し
遮断することができるので、例えば悪臭が排水経路を逆
流して、装置内、ひいては装置周辺に漂うような不具合
を確実に防止することができるという効果がある。
【0076】本発明において、排水タンクが満水時等、
所定水位に達した際に排水するよう構成する場合には、
排水ポンプの稼働効率を向上させることができるので、
排水過多による排水ポンプの過負荷や、排水不足等の不
具合を確実に防止しつつ、排水処理を効率良くスムーズ
に行うことができるという利点がある。
【0077】また本発明において、水抜き管路を設け
て、必要に応じて、加熱タンク内の浄水を排出できるよ
う構成する場合には、例えば装置未使用時等に、加熱タ
ンク内を貯留水を排出することにより、タンク内に水が
長期間にわたって残留するような不具合を確実に防止で
き、衛生面の向上を図ることができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である冷熱浄水供給装置を
模式化して示す断面図である。
【図2】実施形態の冷熱浄水供給装置の水流系回路図で
ある。
【図3】実施形態の冷熱浄水供給装置を設置した状態で
示す斜視図である。
【図4】実施形態の冷熱浄水供給装置の設置状態での水
流系回路図である。
【図5】実施形態の冷熱浄水供給装置における全体動作
を説明するためのフローチャートである。
【図6】実施形態の冷熱浄水供給装置における常温浄水
供給時の水路を実線で示す水流系回路図である。
【図7】実施形態の冷熱浄水供給装置における通水時及
び高温浄水供給時の水路を実線で示す水流系回路図であ
る。
【図8】実施形態の冷熱浄水供給装置における水温制御
処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】実施形態の冷熱浄水供給装置における排水管理
処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…ケーシング 2…浄水器 3…加熱タンク 4…排水タンク 5…排水ポンプ 6a…開閉レバー(入力手段) 7b…給湯ボタン(入力手段) 8…制御手段 9…操作パネル(入力手段) 11…水供給口 12…常温浄水出口 13…高温浄水出口 16…排水口 31…ヒータ 35…水温センサ(水温検知手段) 45…水位センサ(水位検知手段) 61…水供給管路 62…常温側浄水管路 63a、63b…高温側浄水管路 64…蒸気抜き管路 65…水抜き管路 66…排水管路 71…メインバルブ 72…常温側浄水バルブ 73…高温側浄水バルブ 74…蒸気抜きバルブ 75…水抜きバルブ P…冷熱浄水供給装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水供給口、常温浄水出口及び高温浄水出
    口を有するケーシングと、 前記ケーシングに設けられ、水を浄化するための浄水器
    と、 前記ケーシングに設けられ、水を加熱するための加熱タ
    ンクと、 前記水供給口と前記浄水器とを連通する水供給管路と、 前記浄水器と前記常温浄水出口とを連通する常温側浄水
    管路と、 前記加熱タンクを経由して前記浄水器と前記高温浄水出
    口とを連通する高温側浄水管路と、 前記水供給管路に設けられるメインバルブと、 前記常温側浄水管路に設けられる常温側浄水バルブと、 前記高温側浄水管路に設けられる高温側浄水バルブと、 所定の情報を入力するための入力手段と、 前記入力手段からの情報に基づき、上記各バルブの開閉
    駆動を制御して、常温浄水供給処理及び高温浄水供給処
    理を実行する制御手段とを備え、 前記常温浄水供給処理においては、前記高温側浄水バル
    ブを閉塞して、前記メインバルブ及び前記常温側浄水バ
    ルブを開放することにより、前記水供給口から供給され
    た供給水を前記浄水器に導いて浄化して、前記常温浄水
    出口から注出させる一方、 前記高温浄水供給処理においては、前記常温側浄水バル
    ブを閉塞して、前記メインバルブ及び前記高温側浄水バ
    ルブを開放することにより、前記水供給口から供給され
    た供給水を前記浄水器に導いて浄化し、その浄水を前記
    加熱タンクに導いて加熱して、前記高温浄水出口から注
    出させるよう構成されてなることを特徴とする冷熱浄水
    供給装置。
  2. 【請求項2】 水供給口、常温浄水出口、高温浄水出口
    及び排水口を有するケーシングと、 前記ケーシングに設けられ、水を浄化するための浄水器
    と、 前記ケーシングに設けられ、水を貯留してその貯留され
    た水をヒータによって加熱する加熱タンクと、 前記加熱タンク内の水温を検知するための水温検知手段
    と、 前記水供給口と前記浄水器とを連通する水供給管路と、 前記浄水器と前記常温浄水出口とを連通する常温側浄水
    管路と、 前記加熱タンクを経由して前記浄水器と前記高温浄水出
    口とを連通する高温側浄水管路と、 前記ケーシングに設けられ、水を貯留するための排水タ
    ンクと、 前記加熱タンクの上部と前記排水タンクとを連通する蒸
    気抜き管路と、 前記排水タンクと前記排水口とを連通する排水管路と、 前記ケーシングに設けられ、前記排水タンク内の水を前
    記排水管路に吸い込ませて前記排水口から排出するため
    の排水ポンプと、 前記水供給管路に設けられるメインバルブと、 前記常温側浄水管路に設けられる常温側浄水バルブと、 前記高温側浄水管路に設けられる高温側浄水バルブと、 前記蒸気抜き管路に設けられる蒸気抜きバルブと、 所定の情報を入力するための入力手段と、 前記入力手段及び前記水温検知手段からの情報に基づ
    き、上記各バルブの開閉駆動、前記ヒータの駆動及び前
    記排水ポンプの駆動を制御して、常温浄水供給処理、水
    温制御処理、高温浄水供給処理、及び排水処理を実行す
    る制御手段とを備え、 前記常温浄水供給処理においては、前記高温側浄水バル
    ブ及び前記蒸気抜きバルブを閉塞して、前記メインバル
    ブ及び前記常温側浄水バルブを開放することにより、前
    記水供給口から供給された供給水を前記浄水器に導いて
    浄化して、前記常温浄水出口から注出させ、 前記水温制御処理においては、前記メインバルブ、前記
    常温側浄水バルブ及び前記高温側浄水バルブを閉塞し
    て、前記蒸気抜きバルブを開放した状態で、前記加熱タ
    ンク内に貯留された浄水を前記ヒータにより加熱して高
    温に維持するとともに、その高温浄水から発生した余剰
    蒸気を前記蒸気抜き管路に通過させて凝縮液化させ、前
    記排水タンクに貯留し、 前記高温浄水供給処理においては、前記常温側浄水バル
    ブ及び前記蒸気抜きバルブを閉塞するとともに、前記メ
    インバルブ及び前記高温側浄水バルブを開放することに
    より、前記水供給口から供給された供給水を前記浄水器
    に導いて浄化し、その浄水を前記加熱タンクに導くとと
    もに、そのタンク内に貯留された高温浄水を前記高温浄
    水出口から注出させ、 前記排水処理においては、前記メインバルブ、前記常温
    側浄水バルブ及び前記高温側浄水バルブを閉塞した状態
    で、前記排水タンク内の水を前記排水管路に導いて前記
    排水口から排出するよう構成されてなることを特徴とす
    る冷熱浄水供給装置。
  3. 【請求項3】 前記排水タンク内の水位を検知するため
    の水位検知手段を更に備え、 前記制御手段は、前記排水処理において、前記水位検知
    手段からの情報に基づき、前記排水ポンプの駆動制御し
    て、前記排水タンク内の水が所定の水位を超えた際に、
    前記排水タンク内の水を前記排水管路に導いて前記排水
    口から自動的に排出するよう構成されてなる請求項2記
    載の冷熱浄水供給装置。
  4. 【請求項4】 流入側端部が前記加熱タンクの下流側に
    配置され、流出側端部が前記排水タンクに配置される水
    抜き管路と、 前記水抜き管路に設けられる水抜きバルブとを更に備
    え、 前記制御手段は、前記入力手段からの情報に基づいて、
    上記各バルブの開閉駆動及び前記排水ポンプの駆動を制
    御し、前記メインバルブ、前記常温側浄水バルブ及び前
    記高温側浄水バルブを閉塞するとともに、前記水抜きバ
    ルブを開放し、前記加熱タンク内の浄水を前記水抜き管
    路に導いて前記排水タンク内に排出し、その排水タンク
    の水を前記排水管路に導いて前記排水口から排出する水
    抜き処理を実行するものとなされた請求項2又は3記載
    の冷熱浄水供給装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記入力手段からの情
    報に基づいて、前記常温側浄水バルブ及び前記蒸気抜き
    バルブを閉塞して、前記メインバルブ及び前記高温側浄
    水バルブを開放することにより、前記水供給口から供給
    された供給水を浄水器に導いて浄化して、その浄水を前
    記加熱タンクに導いて貯留する通水処理を実行するもの
    となされた請求項2ないし4のいずれかに記載の冷熱浄
    水供給装置。
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