JP2003260072A - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

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JP2003260072A
JP2003260072A JP2002065673A JP2002065673A JP2003260072A JP 2003260072 A JP2003260072 A JP 2003260072A JP 2002065673 A JP2002065673 A JP 2002065673A JP 2002065673 A JP2002065673 A JP 2002065673A JP 2003260072 A JP2003260072 A JP 2003260072A
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brush body
brush
output shaft
electric toothbrush
arm
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JP2002065673A
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Daisuke Takahata
大介 高畠
Hidekiyo Suginoya
英清 杉野谷
Hirohiko Maruyama
裕彦 圓山
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Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
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ABC TWENTY ONE KK
Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動歯ブラシにおいて、ブラシ体を往復旋回
駆動しながら、同時に往復進退駆動できるようにし、隣
接する歯の隙間などを隅々まで効果的に磨くことができ
るようにする。 【解決手段】 本体ケース1と、本体ケース1の上端に
突出するブラシ腕2と、ブラシ腕2の上端一側に配置さ
れるブラシ体3とを備えている。ブラシ腕2の上端内部
に、ブラシ体3を駆動する超音波モータ10を配置す
る。超音波モータ10の出力軸12に連結ピース25を
固定する。ブラシ体3は連結ピース25に対して相対回
転は不能に、しかし軸方向への移動は可能に連結する。
ブラシ体3を往復進退駆動するための進退機構を有す
る。この進退機構は、ブラシ腕2の突端に設けた取付部
13と、ブラシ体3のホルダ23との間に形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシ腕の上端一
側に設けたブラシ体を超音波モータで駆動する形態の電
動歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】電動歯ブラシの殆どは、電池やモータを
収容する本体ケースと、本体ケースの一端に着脱自在に
連結されるブラシユニットとからなる。そのブラシユニ
ットは、中空のブラシ腕と、ブラシ腕の先端に装着され
るブラシ体と、モータの動力をブラシ体に伝える伝動機
構などで構成してあり、ブラシ腕を本体ケースに差し込
み係合するだけで、伝動機構の入力軸を本体ケース側の
駆動軸に係合連結できるようになっている。
【0003】本発明に関し、ブラシ体を三次元駆動する
電動歯ブラシは例えば特許第2804940号公報に公
知であり、本体ケース内に設けたモータの回転動力を動
作変換機構で軸心方向と軸心回りの動作に変換し、この
動作を駆動軸を介してブラシ体に伝えている。そこでの
動作変換機構は一対のフェースギヤ、カムおよびカムフ
ォロワなどを含むものである。
【0004】本発明では、超音波モータを駆動源にして
ブラシ体を駆動する。この種の電動歯ブラシは、特開平
7−322920号公報や特開昭63−203107号
公報等に公知である。但し、いずれもブラシ体を単に往
復旋回駆動するだけのものに過ぎない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
電動歯ブラシの多くは、本体ケース内に配置したモータ
の動力を何らかの動作変換機構で変換したうえで、上下
に長い駆動軸を介してブラシ体に伝える構造になってい
る。そのため、ブラシ体の駆動方向が駆動軸の軸心回り
の旋回動作と軸心に沿う往復動作に限られている。その
うえ、ブラシ体の三次元動作の動作ストロークを大きく
することにも限界がある。その結果、効果的に歯磨きを
行うことができなかった。
【0006】ブラシユニットに設けた動力伝達系でモー
タ動力をブラシ体へ伝動するので、動力伝達系における
動力の伝達ロスや振動の発生を避けられない。さらに、
個々のブラシユニットに伝動機構を組み込む必要がある
ので、ブラシユニットを交換したり、あるいは追加購入
したりする際の費用が嵩むのを避けられなかった。
【0007】本発明の目的は、ブラシ体を往復旋回駆動
しながら、同時に往復進退駆動できるようにし、隣接す
る歯の隙間や、歯と歯茎の境界部分などの隅々まで効果
的に磨くことが可能な電動歯ブラシを提供することにあ
る。本発明の目的は、ブラシ体をブラシ腕の上端に設け
た超音波モータで旋回駆動しながら往復駆動できるよう
にし、これにより動力伝達系における動力の伝達ロスが
無く、静粛に歯磨きを行える電動歯ブラシを提供するこ
とにある。
【0008】本発明の目的は、ブラシ体の交換が簡便に
行える電動歯ブラシを提供することにある。本発明の目
的は、ブラシ体の交換や、ブラシ体の追加購入に要する
費用を削減化できる電動歯ブラシを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電動歯ブラシ
は、図2に示すように上端にブラシ腕2が突出する本体
ケース1と、ブラシ腕2の上端一側に配置されるブラシ
体3とを備えている。ブラシ腕2の上端内部には、ブラ
シ体3を往復旋回駆動する超音波モータ10を配置す
る。ブラシ腕2とブラシ体3との間には、超音波モータ
10の往復旋回動作を受けて超音波モータ10の出力軸
12の軸心方向に沿う往復進退動作に変換するための進
退機構が設けられている。以て、ブラシ体3を往復旋回
駆動しながら、同時に往復進退駆動できるようにしたこ
とを特徴とする。
【0010】具体的には、ブラシ体3は出力軸12に対
して相対回転は不能に、しかし軸方向への移動は可能に
連結し、進退機構は、図3に示すようにブラシ腕2の上
端に設けた取付部13と、ブラシ体3のホルダ23とに
形成されて互いに噛み合うねじ29を動作変換要素にし
て構成する。
【0011】また、出力軸12は、図6に示すごとく超
音波モータ10のロータ10aに対して相対回転は不能
に、しかし軸方向への移動は可能に連結し、進退機構
は、出力軸12とブラシ腕2との間に形成されて互いに
噛み合うねじ29を動作変換要素にして構成することが
できる。
【0012】また、ブラシ体3は、図7に示すごとく出
力軸12に対して相対回転は不能に、しかし軸方向への
移動は可能に連結し、進退機構は、ブラシ体3のホルダ
23に固定した共振錘36と、共振錘36とブラシ腕2
の取付部13との間に配置した共振ばね37とを動作変
換要素にして構成することができる。
【0013】また、ブラシ体3は、図8に示すごとくブ
ラシ腕2に回転自在に、かつ軸方向へは移動可能に支持
し、進退機構は、出力軸12の軸心に沿って弾性変形で
きる伝動ばね41を動作変換要素にして構成し、ブラシ
体3は出力軸12に伝動ばね41を介して連動可能に連
結することができる。
【0014】また、ブラシ体3は、図9に示すごとく出
力軸12に対して相対回転は不能に、しかし軸方向への
移動は可能に連結し、進退機構は、ブラシ腕2の取付部
13に設けたカム43と、ブラシ体3のホルダ23に設
けたカムフォロワ44とを動作変換要素にして構成し、
ブラシ体3は、ばね45でカム43に向かって押し付け
付勢した形態にすることができる。
【0015】更に、リング状のブリッスル24を備えた
ブラシ体3は、図1に示すごとくモータ10の出力軸1
2に固定した連結ピース25に対して着脱自在に連結す
る。そして、連結ピース25に設けた駆動軸27が、ブ
ラシ体3の駆動穴26に係合連結されて、ブラシ体3が
出力軸12の軸心方向へ移動できるようにすることがで
きる。
【0016】
【発明の作用効果】本発明では、ブラシ腕2の上端内部
に設けた超音波モータ10でブラシ体3を旋回駆動しな
がら、同時に進退機構でブラシ体3を該モータ10の出
力軸12の軸心方向へ往復進退駆動できるようにしたの
で、ブラシ腕の内部に設けた伝動軸を介してブラシ体を
駆動する必要があった従来例に比べて、ブラシ体3を確
実にしかもより大きな振幅で三次元駆動できる。しかも
ブラシ体3の動作軌跡は旋回動作と進退動作とが複合さ
れた、より複雑なものになる。従って、本発明によれ
ば、ダイナミックに駆動されるブラシ体3で歯や歯茎の
表面はもちろんのこと、隣接する歯の隙間や、歯と歯茎
の境界部分などの隅々まで確実に清掃して、効果的に歯
磨きを行うことができる。
【0017】さらに、ブラシ腕2の上端内部に設けた超
音波モータ10でブラシ体3を直接的に駆動するので、
ブラシ腕の内部に伝動軸を設ける必要があった従来例に
比べて、動力伝達系を著しく簡略化できる。これによ
り、電動歯ブラシの全体構造を簡素化して、その分だけ
製作コストを削減化できる。そのうえ、動力ロスがない
分だけ超音波モータ10の出力を小さくし、電池5の寿
命を延ばすことができる。動力伝達系が簡略化する分だ
け、口腔内に差し込まれる歯ブラシヘッドを小形化し、
違和感なく快適に歯磨きできる電動歯ブラシが得られ
る。
【0018】前記進退機構が、ブラシ腕2の上端に設け
た取付部13と、ブラシ体3のホルダ23との間に形成
されて互いに噛み合うねじ29を動作変換要素にした形
態によれば、往復旋回するブラシ体3をねじ29で前後
方向へ確実に進退駆動できる。つまり進退機構を確動機
構として構成したので、ブラシ体3が確実に進退でき
る。また、超音波モータ10の旋回角度を調整すること
によって、ブラシ体3の進退量を変更できるので、使用
者の年齢や好みに応じた三次元駆動動作を選定できる。
【0019】図6に示すごとくロータ10aに対して出
力軸12を相対回転は不能に、しかし軸方向への移動は
可能に連結したうえで、出力軸12とブラシ腕2との間
に形成されて互いに噛み合うねじ29を動作変換要素に
た進退機構によれば、ホルダ23の構造を簡素化してブ
ラシ体3の製作コストを削減化できる。更に、退機構が
出力軸12とブラシ腕2との間に形成されているので、
ブラシ体3の着脱操作も簡便に行える。
【0020】図7に示すごとく共振錘36と共振ばね3
7とを動作変換要素にした進退機構によれば、ブラシ体
3および共振錘36が反転旋回するときの慣性力と共振
ばね37のばね力とによってブラシ体3が前後に進退移
動し、さらにブラシ体3はその押し付け反力によっても
前後へ進退するので、動力で駆動されているにもかかわ
らずブラシ体3の接触圧がより柔らかなものになる。
【0021】図8に示すごとく出力軸12の軸心に沿っ
て弾性変形できる伝動ばね41を動作変換要素にした進
退機構によれば、出力軸12が往復旋回するときに伝動
ばね41が巻き締められ、あるいは緩むことでブラシ体
3を進退駆動するので、旋回動作と進退動作のそれぞれ
を往動時と復動時とで異なる動作速度にすることがで
き、一定速度でブラシ体3を駆動する場合に比べて複雑
な磨き動作が得られる。また、ブラシ体3の歯に対する
接触圧が柔らかなものになる。
【0022】図9に示すごとくカム43と、カムフォロ
ワ44とを動作変換要素にした進退機構によれば、カム
43とばね45との協同作用によってブラシ体3を円滑
に前後へ進退駆動できるので、確動機構でありながらブ
ラシ体3の動作抵抗を小さくし、その分だけ超音波モー
タ10の負荷を軽減できる。
【0023】リング状のブリッスル24を備えたブラシ
体3が、モータ10の出力軸12に固定した連結ピース
25に対して着脱自在に連結されるようにした電動歯ブ
ラシによれば、ブラシ体3のブラシ腕2に対する着脱作
業がワンタッチ操作で簡単に行え、ブラシ毛が消耗した
場合の交換対象を、構造が簡単なブラシ体3のみに限る
ことができるので、ブラシ体3の交換や更新に要する費
用を削減し、使用者の経済的な負担を軽減できる。
【0024】
【実施例】(第1実施例) 図1ないし図5は本発明に
係る電動歯ブラシの第1実施例を示す。図2において電
動歯ブラシは、グリップを兼ねる本体ケース1と、本体
ケース1の上端に上方へ突出するよう固定されるブラシ
腕2と、ブラシ腕2の上端の前側に配置されるブラシ体
3とからなる。
【0025】本体ケース1は、中空筒状のプラスチック
成形品からなり、その上端側にブラシ腕2を水密状に固
定し、下端側の開口が電池蓋4で水密状に塞がれてい
る。本体ケース1の内部には、複数の電池5と、制御回
路が実装された回路基板9とを配置してあり、その交換
や点検のために、電池蓋4は本体ケース1に対して着脱
可能に装着されている。
【0026】本体ケース1の上部の外側前面には、後述
する超音波モータ10への通電回路をオン状態に切り換
えるオンボタン6と、通電回路をオフ状態に切り換える
オフボタン7とを設けてある。電池5は一次電池と二次
電池のいずれであってもよい。
【0027】ブラシ腕2は、その殆どを占める下側の腕
本体2aと、腕本体2aの上端に接着固定されるモータ
ケース2bとで構成してある。腕本体2aは先すぼまり
状に形成された中空筒状のプラスチック成形品からな
り、ブラシ腕2の全体がブラシ体3の突出側面の側、つ
まり本体ケース1の前面側へ向かって湾曲状に傾斜して
おり、さらにブラシ体3の駆動中心軸を斜め下向きに指
向させることにより、口を大きく開く必要もなく自然な
姿勢で楽に歯の裏側や奥歯を磨けるようになっている。
【0028】モータケース2bの内部には、ブラシ体3
を駆動する超音波モータ10が配置されている。超音波
モータ10は正逆転可能であり、その出力軸12が取付
部13の外面に突出する状態でブラシ腕2に固定されて
いる。
【0029】図1においてモータケース2bの前側に
は、超音波モータ10を固定するための取付部13が突
出形成されており、取付部13と対向する後壁面に装填
口14が開口している。超音波モータ10は、装填口1
4側からモータケース2bの内部に組み付けられる。
【0030】詳しくは、取付部13の内面に超音波モー
タ10の締結フランジを当て付け、取付部13の前面外
側からねじ込んだビス15で締結フランジを締結するこ
とにより、超音波モータ10を取付部13に固定する。
出力軸12、ビス15および装填口14を塞ぐカバー1
6は、それぞれシール体17、18、19で水密状に封
止してある。超音波モータ10と回路基板9とは、ブラ
シ腕2内に通したリード線21で接続してある。
【0031】ブラシ体3は、円筒状に形成されたプラス
チック製のホルダ23と、これの前面側に植設したリン
グ状のブリッスル24とからなる。ブラシ体3は、超音
波モータ10の出力軸12に固定した連結ピース25に
対して、相対回転は不能に、しかし軸方向への移動は可
能に連結されている。
【0032】詳しくは、図3および図5に示すようにホ
ルダ23の中央のボスに断面六角形の駆動穴26を設
け、連結ピース25側には駆動穴26と係合する断面六
角形の駆動軸27を設けてある。このように、ブラシ体
3を連結ピース25を介して出力軸12と連結すること
により、ブラシ体3を超音波モータ10で往復旋回駆動
できる。
【0033】この往復旋回動作に加えて、ブラシ体3を
出力軸12の軸心方向に沿って進退駆動するために、モ
ータケース2bとホルダ23との間に進退機構を設け
る。図3において進退機構は、ねじ29を動作変換要素
にして構成してあり、モータケース2bの取付部13の
筒壁外面にねじ軸29aを設け、ホルダ23の筒壁内面
にねじ軸29aと噛み合うねじ穴29b設ける。ねじ2
9は2条ねじで形成する。従って、超音波モータ10が
半回転する間にねじ山の1ピッチ分だけブラシ体3を軸
方向へ進退移動することができる。図4の符号Sはこの
進退ストロークを示す。
【0034】因みに、ブラシ体3を取付部13および連
結ピース25に組み付ける場合には、駆動穴26を駆動
軸27に差し込み係合した後、ホルダ23をねじ込み操
作してねじ穴29bをねじ軸29aに噛み合わせ、ねじ
穴29bの内奥端が取付部13の突端面に小さな隙間を
介して対向するまでねじ込む。このとき、出力軸12は
ブラシ体3に同行して回転する。なお、出力軸12の旋
回角度は70〜180度であり、その反転回数は負荷状
態で1分当たり約1500回であるが、旋回角度は制御
回路のパラメータの設定によって自由に変更できるの
で、必要に応じて旋回角度を300度以上に設定でき
る。
【0035】使用状態においてオンボタン6をオン操作
すると、超音波モータ10が正回転方向と逆回転方向と
に交互に反転駆動されて、ブラシ体3を往復旋回駆動す
る。この旋回動作と同時に、ブラシ体3はねじ29に沿
って前進し、あるいは後退する。従って、ブリッスル2
4の先端部分は、旋回しながら前後動し、隣接する歯の
隙間や歯と歯茎の隙間などの隅々まで磨くことができ
る。
【0036】このように超音波モータ10の動力を連結
ピース25を介してブラシ体3に直接伝動すると、本体
ケース内に設けたモータの動力を中間伝動機構を介して
伝達する従来形式に比べて動力伝動に伴うロスがない。
ブラシ体3を更新するような場合には、筒状のホルダ2
3とブリッスル24だけの極めて簡単な構造のブラシ体
3を用意すれば足りるので、更新に要するコストを最小
限化できる。
【0037】(第2実施例) 図6は本発明に係る電動
歯ブラシの第2実施例を示す。そこでは、出力軸12こ
れ自体を旋回駆動しながら前後に進退駆動してブラシ体
3を三次元駆動できるようにした。具体的には、超音波
モータ10のロータ10aにスプライン穴31を設け、
ロータ10aに連結される出力軸12にスプライン穴3
1と係合するスプライン軸32を設けて、出力軸12を
ロータ10aで旋回駆動できるようにした。
【0038】更に、超音波モータ10の取付台10cと
出力軸12との間には、ねじ29を動作変換要素とする
進退機構を設けて、出力軸12を前後進退できるように
する。この第2実施例では、出力軸12側にねじ軸29
aを設け、取付台10cにねじ軸29aと噛み合うねじ
穴29bを設けた。符号10bはステーターである。
【0039】また、第1実施例と同様に、ブラシ体3は
出力軸12に固定した連結ピース25に着脱可能に装着
し、駆動軸27に設けた係合リブ33を駆動穴26に周
回状に設けた係合溝34に係合することにより、ブラシ
体3の装着状態を維持できるようにした。他は第1実施
例と同じであるので、同一部材には同一符号を付してそ
の説明を省略する。以下の各実施例においても同じ扱い
とする。
【0040】(第3実施例) 図7は本発明に係る電動
歯ブラシの第3実施例を示す。そこでは、第1実施例と
同様にブラシ体3を連結ピース25に対して相対回転は
不能に、しかし軸方向への移動は可能に連結したうえ
で、ホルダ23と取付部13との間に進退機構を設ける
ようにした。その進退機構は、ホルダ23の内面に固定
したリング状の共振錘36と、共振錘36と取付部13
との間に設けた共振ばね37とを動作変換要素にしてい
る。ここでの共振錘36の幅寸法は周方向へ不均一に形
成してあって、重さに偏りがある。共振ばね37は圧縮
コイルばねからなり、ブラシ体3が往復旋回するとき、
共振錘36の振動を受けて撓み変形し、ブラシ体3の全
体を前後に進退駆動する。ブラシ体3が連結ピース25
から脱落するのを防ぐために、連結ピース25に固定し
た抜止板38でホルダ23を受け止め支持している。他
は第1実施例と同じである。
【0041】(第4実施例) 図8は本発明に係る電動
歯ブラシの第4実施例を示す。そこでは取付部13に固
定した支持ばね40でホルダ23を回転自在に、しかも
軸方向へ移動可能に浮動支持する。そのうえで、連結ピ
ース25の旋回動力を伝動ばね41でホルダ23に伝え
るようにした。つまり、伝動ばね41を動作変換要素に
して進退機構を構成している。伝動ばね41の一端は連
結ピース25に固定し、他端はホルダ23に固定する。
この場合には、連結ピース25の突端に装着した抜止板
38でホルダ23を受け止めて、ブラシ体3がブラシ腕
2から脱落するのを防止する。支持ばね40は取付部1
3に固定してあり、主としてホルダ23の位置および姿
勢を一定に保持するために設けてある。
【0042】他は第1実施例と同じである。超音波モー
タ10を駆動すると、伝動ばね41が旋回方向へ巻き締
められながら旋回移動し、同時にブラシ体3が取付部1
3へ接近する向きに引き寄せられる。逆転旋回すると、
伝動ばね41は緩みながら旋回移動し、同時にブラシ体
3が取付部13から遠ざかる向きに離れる。この動作を
繰り返すことにより、ブラシ体3を三次元駆動される。
【0043】(第5実施例) 図9は本発明に係る電動
歯ブラシの第5実施例を示す。そこでは、カム43とカ
ムフォロワ44とを動作変換要素にして進退機構を構成
し、さらに連結ピース25に固定した抜止板38とホル
ダ23との間に配置した圧縮コイルばねからなる一対の
ばね45で、ホルダ23の全体を取付部13へ向かって
押し付け付勢している。カム43は取付部13の突端面
に滑りやすいカムリング46を固定して形成してあり、
突部と凹部が90度おきに交互に形成してある。カムフ
ォロワ44は上下一対の鋼ボールからなり、先のカム4
3に沿って転動しながら前後進退できる。符号47はロ
ックねじであり、このロックねじ47を緩めると、ロッ
クボール48が筒内に沈み込んで連結ピース25との係
合を解除できるので、ブラシ体3を連結ピース25から
取り外すことができる。他は第1実施例と同じである。
【0044】上記の各実施例以外に、回路基板9はブラ
シ腕2の内部空間を利用して配置することができる。そ
の場合には、回路基板9をフレキシブルプリント基板上
に電気部品が実装されたプリントサーキットボードで形
成することにより、回路基板9をブラシ腕2の湾曲形状
に沿わせて湾曲させることができる。
【0045】モータケース2bは、腕本体2aに対して
ねじ込み連結してもよい。ブラシ腕2は必ずしも湾曲状
に形成する必要はなく、直線状に形成してあってもよ
い。駆動軸27やスプライン軸32は、四角軸や断面D
字状の軸で代用できる。伝動ばね41はフレキシブル軸
で代用できる。
【0046】進退機構は、ホルダ23と取付部13の対
向面とにそれぞれに設けられて、互いに相手に乗りあが
る突起と突部とで構成することができる。ねじ29を動
作変換要素とする進退機構においては、本体ケース1に
設けた取付ボタンを正逆に切り換えて、ブラシ体3を自
動的に連結ピース25に連結し、あるいは連結ピース2
5から取り外すことができる。なお、ブラシ体3は出力
軸12に直接に連結してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電動歯ブラシの要部の縦断側面図
【図2】第1実施例の電動歯ブラシの全体の側面図
【図3】第1実施例においてブラシ体を分離した状態で
の分解断面図
【図4】第1実施例においてブラシ体が前進した状態で
の縦断側面図
【図5】図1におけるA−A線断面図
【図6】第2実施例の電動歯ブラシの要部の縦断側面図
【図7】第3実施例の電動歯ブラシの要部の縦断側面図
【図8】第4実施例の電動歯ブラシの要部の縦断側面図
【図9】第5実施例の電動歯ブラシの要部の縦断側面図
【符号の説明】
1 本体ケース 2 ブラシ腕 3 ブラシ体 10 超音波モータ 12 出力軸 13 取付部 23 ホルダ 24 ブリッスル 25 連結ピース 26 駆動穴 27 駆動軸 29 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉野谷 英清 埼玉県上尾市菅谷3丁目105番地 株式会 社フコク内 (72)発明者 圓山 裕彦 大阪府大阪市中央区農人橋2丁目1番30号 株式会社エービーシートゥエンティワン 内 Fターム(参考) 3B202 AA07 AB15 BA01 BC04 BC06 BD01 BD04 BE10 CA02 DB05 EE01 EF10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端にブラシ腕2が突出する本体ケース
    1と、ブラシ腕2の上端の一側に配置されるブラシ体3
    とを備えており、 ブラシ腕2の上端内部に、ブラシ体3を往復旋回駆動す
    る超音波モータ10が配置されており、 ブラシ腕2とブラシ体3との間に、超音波モータ10の
    往復旋回動作を受けて超音波モータ10の出力軸12の
    軸心方向に沿う往復進退動作に変換するための進退機構
    が設けられており、 ブラシ体3を往復旋回駆動しながら、同時に往復進退駆
    動できるようにしたことを特徴とする電動歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 ブラシ体3が、出力軸12に対して相対
    回転は不能に、しかし軸方向への移動は可能に連結され
    ており、 進退機構が、ブラシ腕2の上端に設けた取付部13と、
    ブラシ体3のホルダ23とに形成されて互いに噛み合う
    ねじ29を動作変換要素にしている請求項1記載の電動
    歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 出力軸12が、超音波モータ10のロー
    タ10aに対して相対回転は不能に、しかし軸方向への
    移動は可能に連結されており、 進退機構が、出力軸12とブラシ腕2との間に形成され
    て互いに噛み合うねじ29を動作変換要素にしている請
    求項1記載の電動歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 ブラシ体3が、出力軸12に対して相対
    回転は不能に、しかし軸方向への移動は可能に連結され
    ており、 進退機構が、ブラシ体3のホルダ23に固定した共振錘
    36と、共振錘36とブラシ腕2の取付部13との間に
    配置した共振ばね37とを動作変換要素にしている請求
    項1記載の電動歯ブラシ。
  5. 【請求項5】 ブラシ体3が、ブラシ腕2で回転自在
    に、かつ軸方向へ移動可能に支持されており、 進退機構が、出力軸12の軸心に沿って弾性変形できる
    伝動ばね41を動作変換要素にしており、 ブラシ体3が、出力軸12に伝動ばね41を介して連動
    可能に連結されている請求項1記載の電動歯ブラシ。
  6. 【請求項6】 ブラシ体3が、出力軸12に対して相対
    回転は不能に、しかし軸方向への移動は可能に連結され
    ており、 進退機構が、ブラシ腕2の取付部13に設けたカム43
    と、ブラシ体3のホルダ23に設けられたカムフォロワ
    44とを動作変換要素にしており、 ブラシ体3が、ばね45でカム43に向かって押し付け
    付勢してある請求項1記載の電動歯ブラシ。
  7. 【請求項7】 リング状のブリッスル24を備えたブラ
    シ体3が、モータ10の出力軸12に固定した連結ピー
    ス25に対して着脱自在に連結されており、 連結ピース25に設けた駆動軸27が、ブラシ体3の駆
    動穴26に係合連結されて、ブラシ体3が出力軸12の
    軸心方向へ移動できる請求項2、4、5または6記載の
    電動歯ブラシ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009207537A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Ya Man Ltd 美容ブラシ器具
JP2010246451A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Mayekawa Mfg Co Ltd 家禽類の脱毛装置
JP2012506754A (ja) * 2008-11-05 2012-03-22 ブラウン ゲーエムベーハー 電動歯ブラシ及び電動歯ブラシ用のブラシヘッド

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