JP2003259549A - 車 両 - Google Patents

車 両

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JP2003259549A
JP2003259549A JP2002055099A JP2002055099A JP2003259549A JP 2003259549 A JP2003259549 A JP 2003259549A JP 2002055099 A JP2002055099 A JP 2002055099A JP 2002055099 A JP2002055099 A JP 2002055099A JP 2003259549 A JP2003259549 A JP 2003259549A
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electric
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JP2002055099A
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Hiroshi Yoshikura
博史 吉倉
Osayuki Ichimaru
修之 一丸
Masaaki Uchiyama
正明 内山
Takahide Kobayashi
隆英 小林
Hiroshi Chikuma
寛 筑間
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の大きな電気自動車や
ハイブリット車両の駆動用のモータ、電動ブレーキ、電
磁サスペンション等が新たに加わった車両が開発されて
いる。しかし、このような消費エネルギーの大きな装置
が増加すると、バッテリーへの負担が増加し、エネルギ
ー供給に対応するために、バッテリーや発電機の容量を
大きくする必要があり、車両の重量やコストが増大する
という問題があった。 【解決手段】 車両に設けられた電気駆動さ
れる複数の制御対象の消費電力の合計が設定値を超えた
場合(S5)、予め決めた優先順位(S7)に従い、優
先順位の高い装置へのみ電力供給を行なう(S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消費エネルギーを
調整する機能を有する自動車等の車両に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、自動車には、さまざまな電気駆動
される装置が設けられている。特に消費電力の大きな電
気自動車やハイブリット車両の駆動用のモータ、電動ブ
レーキ、電磁サスペンション等が新たに加わった車両も
開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような消
費エネルギーの大きな装置が増加すると、バッテリーへ
の負担が増加し、エネルギー供給に対応するために、バ
ッテリーや発電機の容量を大きくする必要があり、車両
の重量やコストが増大するという問題があった。本発明
は、このような問題を解決した車両に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の車両にあって
は、電気駆動される複数の装置と、該複数の装置の各消
費エネルギーを検出する消費エネルギー検出手段と、車
両の状態を検出する車両状態検出手段と、該車両状態検
出手段と消費エネルギー検出手段との検出結果に応じて
前記複数の装置に対し供給するエネルギーを調整する消
費エネルギー制御手段とからなる。
【0005】この結果、複数の電気駆動の装置へのエネ
ルギー供給が、車両の状態に応じて最適に制御される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施の形態を図1乃
至図3に示し説明する。
【0007】本発明の車両としての自動車における複数
の装置のシステムを図1に示し説明する。
【0008】図1においては、1は、車両状態検出手段
としての車体に設けられた各種センサで、前後左右各車
輪毎の回転速度を検出する車輪速センサ、車両の速度を
検出する車速センサ、ステアリングの操作角を検出する
ステアリング角センサ、アクセルペダルの踏込み量を検
出するスロットルセンサ、ブレーキペダルの踏込み状態
を検出するブレーキセンサ、車体と車軸の距離を検出す
る車高センサ、車体の前後・左右・上下の加速度を検出
する加速度センサから構成されている。
【0009】なお、車両状態検出手段のその他のセンサ
として、車両の位置を測定するGPSセンサ、社内の温
度を測定するセンサ、前の車との車間距離を測定する車
間センサ等も考えられ、本発明の車両状態検出手段は、
車体の走行状況、運転車の操作状況、車体の置かれてい
る外的状況等を測定するセンサであれば如何なるセンサ
であってもよい。
【0010】この各種センサ1で検出されたデータは、
車内に形成されたネットワーク(CAN)のライン2に
接続されており、各種検出データは、総合制御装置3や
当該データを要求する各種制御装置6に入力される。
【0011】なお、このライン2は、便宜上、図中では
1本の線で記載されているが、実際にはセンサへの電力
を供給するラインや信号を流すライン、アースなど複数
のラインから構成される。さらに、各種制御対象7のモ
ータなど多くの電力(消費エネルギー)を必要とするも
のについては、直接バッテリー4と接続し電力が供給さ
れる。
【0012】さらに、ライン2には、バッテリー4、発
電機5が接続れ、バッテリー4の蓄電状況、発電機5の
発電状況の信号データがライン2に出力される。また、
バッテリー4からは各種センサ1、総合制御装置3、各
種制御装置6や各種制御対象7で使用される電力が供給
される。
【0013】次に、各種制御装置6と本発明の複数の装
置としての各種制御対象7について説明する。
【0014】制御対象7としての電磁サスペンション
は、例えば、特開2001−280417号に示される
もので、大略、車体と車輪との間に設けられるシリンダ
にコイルと永久磁石とを設けたものである。このコイル
への供給電力に応じて発生させる力を変化させてシリン
ダを伸縮させることによりアクティブにサスペンション
を制御したり、また、コイルに接続する抵抗値を変化さ
せ、シリンダの伸縮に対する抵抗力を変化させることに
よりセミアクティブにサスペンションを制御したりする
ものである。
【0015】そして、制御装置6としての電磁サスペン
ション制御装置は、前後上下左右加速度センサ等、各種
センサ1からの情報に基き、発生させるべき力に対応す
る供給電力や必要な抵抗値を計算し、電磁サスペンショ
ンを制御するものである。これにより、操縦安定性や乗
り心地を得ることができる。
【0016】また、電磁サスペンション制御装置は、電
磁サスペンションの作動状況(制御状況)や消費電力に
関するデータを総合制御手段3に出力する。よって、こ
の電磁サスペンション制御装置の作動状況を検出する機
能は、本発明の車両状態検出手段に該当し、消費電力に
関するデータを出力する機能は、本件発明の消費エネル
ギー検出手段に該当する。
【0017】次に、制御対象7としての電動ブレーキ
は、例えば、特開2001−343035号に示すよう
なもので、ディスクブレーキのキャリパにブレーキパッ
ドをディスクに押付けるモータを設け、このモータへの
供給電力に応じてブレーキ力を制御するものである。そ
して、制御装置7としての、電動ブレーキ制御装置で
は、ブレーキセンサ、車輪速センサ等各種センサ1の出
力に応じて、発生させるべきブレーキ力に対応する供給
電力を計算し、電動ブレーキに必要な電力を制御するも
のである。また、この電動ブレーキ制御装置では、アン
チロックブレーキコントロール(ABS)やトラクショ
ンコントロール(TRC)、車体の横滑りコントロール
(VDC)などの制御も行なわれる。
【0018】また、電動ブレーキ制御装置は、電動ブレ
ーキの作動状況や消費電力に関するデータを総合制御手
段3に出力する。よって、この電動ブレーキ制御装置の
作動状況を検出する機能は本発明の車両状態検出手段に
該当し、消費電力に関するデータを出力する機能は、本
件発明の消費エネルギー検出手段に該当する。
【0019】さらに、制御対象7としての電動ステアリ
ングは、例えば、特開2000−280925号に示す
ような、いわゆるステアリングバイワイヤといわれるも
ので、車両の前輪の操舵機構に操舵を行なうモータを設
け、このモータを制御することによりステアリング制御
を行なうものである。そして、制御装置7としての電動
ステアリング制御装置では、ステアリング角センサの出
力に合わせて、前記電動ステアリングに供給する電力を
制御する装置である。
【0020】また、電動ステアリング制御装置は、電動
ステアリングの作動状況や消費電力に関するデータを総
合制御手段3に出力する。よって、この電動ステアリン
グ制御装置の作動状況を検出する機能は本発明の車両状
態検出手段に該当し、消費電力に関するデータを出力す
る機能は、本件発明の消費エネルギー検出手段に該当す
る。
【0021】このほかに、各種ライトとライトの点灯や
光量、光軸の角度を制御するライトシステム制御装置
や、エアコンとこのエアコンの風量、温度等を制御する
エアコン制御装置、ラジオ、CD、カーナビ等のオーデ
ィオ機器とこのオーディオ機器を制御するオーディオ機
器制御装置及びその他の機器とその他の制御装置のよう
に制御対象7と制御装置6が設けられている。
【0022】また、これらの各種制御装置6は、各種制
御対象7の作動状況(制御状況)や消費電力に関するデ
ータを総合制御手段3に出力する。よって、各制御装置
6の各制御対象7の作動状況を検出する機能は本発明の
車両状態検出手段に該当し、消費電力に関するデータを
出力する機能は、本件発明の消費エネルギー検出手段に
該当する。
【0023】なお、上述の消費電力に関するデータと
は、実際に供給さている消費電力のデータや、所定時間
内の消費電力ピーク値、所定時間の平均消費電力値、ま
た、状況に応じた消費電力の予想値等であってもよい。
【0024】次に、総合制御装置3内に設けられ、消費
エネルギー制御手段として機能する消費電力制御装置内
で行なわれる制御について、図2、3を基に説明する。
【0025】消費電力制御装置3には、図2のプログラ
ムが内蔵されている。ステップS1で初期化され、ステ
ップS2で制御周期になったかを判断する。これによ
り、以下のステップが制御周期毎に実行される。
【0026】ステップS3で、各種センサ1及び各種制
御対象7の消費電力と作動状況(制御状況)が読み込ま
れる。
【0027】ステップS4では、全消費電力が演算さ
れ、ステップS5で消費電力が設定値に達しているかが
判断される。ここで、この全消費電力は瞬時値でもよい
が、所定時間の合計値の値、または、平均値、積分値で
あってもよい。
【0028】この設定値は、バッテリーの限界値以下に
設定される。
【0029】そして、ステップS6では、消費電力に問
題がないので、全ての各種制御装置6に作動許可指令が
出力され、各種制御装置6では、各種制御装置6の制御
内容をそのまま実行し、各種制御対象7は作動が継続さ
れる。
【0030】ステップS7では、バッテリーの限界が近
いので、図3に示す優先順位判定基準のマップを基に優
先順位判定が行なわれる。そして、優先順位の高い順に
各制御対象の消費電力データをたし合せ、前記設定値を
越えない範囲の各制御対象7である優先制御対象と、越
えてしまう非優先制御対象とに区別する。
【0031】ステップS8では、ステップS7で決めら
れた優先制御対象の制御装置6に対し、作動許可指令が
出力される。そして、許可された制御装置6では、制御
装置6の制御内容をそのまま実行し、制御対象7は作動
が継続される。
【0032】また、非優先制御対象へは、作動禁止指令
が出力され、禁止された制御対象7は、作動を中止す
る。
【0033】なお、作動許可指令が出力されたときのみ
制御対象7が作動するようにした場合は、作動禁止指令
が出力の必要はない。
【0034】次に図3の優先順位判定基準マップについ
て説明する。
【0035】各種制御対象7が横方向に並べられ、その
各種制御対象7についての各種制御状況(制御の内容)
が上下方向に並べられている。
【0036】優先順位は図中上部になるほど高く下ほど
低い。また、上下方向で同一の高さのものにあっては、
左側程優先順が高く、右側程優先順位が低い(サブ優先
順位)。よって、電力が足りない場合には、「光軸調
整」「オーディオ機器の通常作動」「エアコンの通常作
動」「バックフォグ点灯」の順に作動が停止することと
なる。
【0037】図3の優先順位としては、危険回避に関す
る制御の優先順を高くし、快適性に関する制御の優先順
位を低くしている。
【0038】次に図3中の各種制御状況の内容について
説明する。
【0039】電動ブレーキでは、止まるための急ブレー
キが最優先され、次に危険回避の車体の横滑りコントロ
ール(VDC)、アンチロックブレーキコントロール
(ABS)、減速のための緩ブレーキの順で優先し、加
速のためのトラクションコントロール(TRC)は、最
も低い優先順位となっている。
【0040】電動ステアリングは、ステアリング操作に
連動した操舵が最優先となり、次に、前輪がすべりステ
アリングを大きく操作しているにもかかわらず、車体が
旋回しないアンダーステアリングの状態などの危険状態
時に一旦操舵角を減らし、タイヤのグリップを回復さ
せ、再度操舵角を増やす危険回避作動を優先し、運転者
に対し路面からの入力をフィードバックするために、ス
テアリングを制御するフィードバック制御を最も低い優
先順位としている。
【0041】電動駆動システムは、前述のブレーキ、ス
テアリングという操作に対し、優先順位が低く、定速走
行、急加速、緩加速の順に優先とする。
【0042】電磁サスペンションは、危険回避アシスト
を最優先し、アクティブ、セミアクティブ制御は、非制
御時であってもパッシブのダンパとして作用するので優
先性を低くしている。
【0043】前述危険回避アシストとは、過剰な速度で
カーブを曲る場合などの危険回避時には、ブレーキやス
テアリングが制御され車体を安定させるよう制御され
る。しかし、車輪が滑ったり、車体が大きく傾くなどに
よりトラクションが大きく低下し、ブレーキやステアリ
ングをいくら制御しても効果が得られない場合がある。
このような場合に、電磁サスペンションをトラクション
が必要な車輪を路面に押付けるように制御したり、車体
の異常な傾きを抑え、トラクションを安定させる制御
が、危険回避アシストである。
【0044】ライトは、ヘッドライト、スモール、フォ
グ、バックフォグの順に必要性の高い順に優先順位を高
くし、付加機能であるヘッドランプの光軸がトランク内
の積載により変化した際に、光軸調整する機能は優先順
位を低くした。
【0045】エアコンについては、安全上の機能である
フロントガラスの曇りをとるデフロスターのみ優先順位
を高くし、通常の作動は優先順位を低くした。
【0046】オーディオ機器は、安全性の問題がなく、
車本来の機能でないので、全体で最も低い優先順位とし
た。
【0047】なお、上記優先順位は一例であり、自動車
の種類などによって順位は変化する。
【0048】また、上記実施の形態では、電気ブレー
キ、電動ステアリング、電動駆動装置等、全てを電動に
したものを示したが、これに限らず、例えば、電動ブレ
ーキに代え油圧のブレーキとして、この油圧をコントロ
ールするタイプのものであってもよく、電動ステアリン
グを電動パワーステアリングとしてもよい。さらに、電
動駆動装置は、ガソリンエンジンと電動モーターを組み
合わせたハイブリットタイプでもよい。また、一部の制
御対象のみ電動化し、他のものは機械式の非制御タイプ
のものであってもよい。
【0049】また、上記第1実施の形態では、電力が設
定値を越えるか否かで、優先順位に従い制御を行なって
いる例を示したが、これに限らず、発電機5の発電状態
を及びバッティーの蓄電状態をモニタし、発電状態や蓄
電状態が高い場合には、設定値を高くするなど、発電状
態やバッティーの蓄電状態を加味して電力制御を行なう
ことにより、より細かな制御を行なうことができる。
【0050】また、上記実施の形態では、各制御手段と
制御状況とのマトリックスにより優先順位を決めていた
が、これに限らず、電動ブレーキ、駆動システム、電磁
サスペンションの順に単純に優先順位付けしても良い。
【0051】また、上記第1実施の形態では、総合制御
装置に消費電力制御装置を設けた例を示したが、これに
限らず、例えば、電磁ブレーキ制御装置に消費電力制御
装置を設けてもよく、また、他の各制御装置6に設けて
も良い。
【0052】次に、図4及び図5に第2実施の形態を示
し説明する。なお、この実施の形態は、第1実施の形態
の図2のステップS7における優先判定処理の変形例で
あるので、該当部分のみ説明し、その余の説明は省略す
る。
【0053】第1実施の形態では、全消費電力が設定値
を越えた際に、優先順位をつけて、各制御対象装置毎
に、作動許可、不許可を制御するものを示したが、第2
実施の形態では、各制御対象7の制御状況毎に電力削減
量の重み付けを行ない重み付けに応じた電力を削減し、
電力供給を行なうものである。
【0054】図4は、各制御対象7に対してエネルギー
を供給する優先順位を決定する重み付けマップで、各制
御対象装置毎の各制御内容毎に削減する電力の重み数値
が決められている。重み数値が高い程、電力が削減され
る割合が高くなり、重み付け0は、電力が削減されない
ことを意味する。
【0055】図5は第2本実施の形態のフローチャート
で、図2のフォローチャートのステップS7のサブルー
チンである。
【0056】ステップS10では、現在は発生している
各種制御対象7における制御の全消費電力(見込み)か
ら使用可能な電力値(設定値)を引き、削減すべき電力
量を求める。
【0057】ステップS11では、図4の重み付けマッ
プから各種制御対象7毎の重み付けを求める。
【0058】次にステップS12では、S10求めた削
減すべき電力量をS11で求めた重み付けの比で分け、
その値を各制御装置の消費電力(見込み)から減算し、
その値を各種制御対象7毎の最大消費電力値と設定し求
める。
【0059】その後、図2のステップS8で、各制御対
象装置毎の最大消費電力値を作動許可指令として出力す
る。
【0060】上記第2実施の形態の作用を説明する。
【0061】例えば、走行ランプ、エアコン、オーディ
オ機器が通常作動中に急ブレーキを踏み、電磁サスペン
ションの危険回避アシストが作動した場合、各重み付け
は、ライト10、エアコン90、オーディオ機器90、
電動ブレーキ0、電磁サスペンション10となる。
【0062】この時の全消費電力(見込み)1500W
で、使用可能な消費電力(設定値)が1200Wの場
合、300W削減しなければならない。
【0063】ここで、ライトの消費電力(見込み)が1
00Wの場合、300W×10/(10+90+90+
0+10)=15W減らし、85Wがライトの消費電力
の最大値となる。同様に、他の機器の最大消費電力が求
められる。この場合、電動ブレーキは重み付けが0であ
るので、電動ブレーキの消費電力からの電力削減は無
く、最大能力を発生する。
【0064】よって、第2実施の形態にあっては、全て
の制御対象7が完全に制御を失うことが無くなるもので
あり、運転者への違和感を低減する。
【0065】なお、上記各実施の形態は、本発明の車両
状態検出手段として直接センサ1の出力を利用せず、セ
ンサ1の出力によって得られる各種制御対象7の制御状
況(間接的にセンサ1の出力に応じている)に応じたマ
ップを利用し消費電力を制御する例を示したが、図6に
示すように、センサ1(車両状態検出手段)の出力に応
じて、各種制御対象7に対してエネルギーを供給する優
先順位を決定する重み付けマップを使用しても良い。
【0066】図6では、一例として電動ブレーキ、電動
ステアリング、電動駆動システムの3つの制御対象7に
ついてブレーキセンサの出力、ステアリング角センサの
出力の時間変化率(ステアリングの操作速度)、スロッ
トルセンサ出力の時間変化率(スロットルの踏みこみ速
度)に応じた重み付けを決定し、その他は第2実施の形
態と同様に制御される。
【0067】上記各実施の形態は自動車について説明し
たが、自動二輪車や鉄道であってもよい。
【0068】また、上記各実施の形態は、1つマップを
用いた例を示したが、これに限らず複数のマップを設け
て、運転者が選択可能としてもい。また、運転者の運転
状況に応じて学習してマップを変更するようにしても良
い。特に図6に示したマップの大、中、小の判断閾値
は、運転者の個人差があるので個人差を学習して閾値を
変更することが望ましい。
【0069】また、上記実施の形態は消費エネルギーと
して電力(W)を用いた例を示したが、これに限らず、
電力の代わりに電流値(A)を用いてもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明の車両にあっては、電気駆動され
る複数の装置と、該複数の装置の各消費エネルギーを検
出する消費エネルギー検出手段と、車両の状態を検出す
る車両状態検出手段と、該車両状態検出手段と消費エネ
ルギー検出手段との検出結果に応じて前記複数の装置に
対し供給するエネルギーを調整する消費エネルギー制御
装置とからなるので、この結果、複数の電気駆動装置へ
のエネルギー供給が、消費エネルギーが過剰となった場
合には、車両の状態に応じて必要性の高いものにエネル
ギーを優先させることができる。
【0071】よって、バッテリーや発電機を大型化を抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両の制御系システム
を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態の車両の制御内容を示す
フローチャートである。
【図3】図2のステップS7における優先順位を決める
ためのマップである。
【図4】本発明の第2実施の形態における重み付けを決
めるためのマップである。
【図5】本発明の第2実施形態の車両の制御内容を示す
フローチャートである。
【図6】本発明の他の実施の形態における重み付けを決
めるためのマップである。
【符号の説明】
1 センサ(車両状態検出手段) 2 ライン 3 総合制御装置(消費エネルギー制御手段) 4 バッテリー 5 発電機 6 制御装置(消費エネルギー検出手段、車両状態検
出手段) 7 制御対象(装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 正明 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 小林 隆英 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 筑間 寛 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 Fターム(参考) 5G066 KA01 KA11 KD01 5H115 PA11 PC06 PG04 PI12 PI13 PO02 QA01 QA10 QN03 SE06 TI02 TI05 TI06 TO14 TU17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気駆動される複数の装置と、該複数の
    装置の各消費エネルギーを検出する消費エネルギー検出
    手段と、車両の状態を検出する車両状態検出手段と、該
    車両状態検出手段と消費エネルギー検出手段との検出結
    果に応じて前記複数の装置に対し供給するエネルギーを
    調整する消費エネルギー制御手段とからなる車両。
  2. 【請求項2】 前記消費エネルギー制御手段は、車両状
    態に応じた前記複数の装置に対しエネルギーを供給する
    優先順位を決定するマップを有することを特徴とする請
    求項1記載の車両。
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