JP2003259444A - 無線通信システム及び無線通信方法、並びに無線基地局及び移動局 - Google Patents

無線通信システム及び無線通信方法、並びに無線基地局及び移動局

Info

Publication number
JP2003259444A
JP2003259444A JP2002052041A JP2002052041A JP2003259444A JP 2003259444 A JP2003259444 A JP 2003259444A JP 2002052041 A JP2002052041 A JP 2002052041A JP 2002052041 A JP2002052041 A JP 2002052041A JP 2003259444 A JP2003259444 A JP 2003259444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
wireless
base station
wireless communication
radio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002052041A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Uno
雅博 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002052041A priority Critical patent/JP2003259444A/ja
Publication of JP2003259444A publication Critical patent/JP2003259444A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続先の基地局をユーザによって選択可能に
するとともに情報取得にかかる操作や時間を削減する。 【解決手段】 情報サーバ50a、50b、50cが接
続された基地局10a、10b、10cと、移動局30
とを含む無線通信システム1において、基地局10a、
10b、10cに無線回線情報を供給する認識用タグ2
0a、20b、20cを設け、この認識用タグを移動局
30に設けられたCCDカメラ42で撮像して認識する
ことにより、所望の情報提供者の情報サーバに直接接続
できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
及び無線通信方法に関し、特に、基地局からの情報に応
じて移動局が接続先基地局を選択する無線通信システム
及び無線通信方法に関する。また、この無線通信システ
ムに適用される無線基地局及び移動局に関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムの中には、特に、携帯
電話(PDC(Personal Digital Cellular)方式、G
SM(Global System for Mobile)規格、CDMA(Co
de Division Multiple Access)方式)等の公衆無線通
信、或いは比較的小さなサービスエリア内における無線
LAN(Local Area Network)システム等がある。
【0003】例えば、現在日本で使用されつつある無線
LANシステムには、IEEE(The Institute of Ele
ctrical and Electronics Engineers,Inc.;アメリカ電
気・電子技術者協会)が規格化しているIEEE80
2.11b方式等がある。IEEE802.11bは、
周波数2GHz帯を使用したスペクトル拡散通信方式を
用いた無線通信システムである。このほかに、さらなる
通信の高速化を図った無線LAN通信方式として、IE
EE802.11a、HiSWANa(日本)、HIP
ERLAN Type2(欧州)等が開発され、標準化
されつつある。
【0004】これら無線LAN通信システムは、サービ
スエリアが半径100m程度であるため、主にオフィス
内や家庭内での使用が前提とされているが、現在では、
このような比較的小さなサービスエリア半径で有効な無
線通信システムを公衆回線に対応させるための開発も始
まっている。
【0005】一方、複数の有線ネットワークを連結して
なる、いわゆるインターネットを使用した情報提供サー
ビスも急激に普及している。現在では、有線電話通信網
(固定電話サービス)及び携帯電話通信網(移動体通信
サービス)を利用することによって、据置型の情報処理
端末のみならず、携帯型電話機、携帯型情報端末等から
もインターネットに接続することが可能であり、携帯型
電話機、携帯型情報端末等を所有していれば、屋外から
であってもインターネットを介して配信されるサービス
を利用できるようになっている。
【0006】インターネットを介した情報提供サービス
の中には、例えば、ある駅周辺の情報を集めたサイト等
のように、所定の地域に限定した情報を提供する地域情
報提供サービスがある。この地域情報提供サービスは、
駅名から、乗換案内、時刻表、駅前周辺地図、この駅か
ら発着するバスの時刻表及び路線図、駅前のレストラン
やショップ等の各種情報がインターネットを介して得ら
れるサービスである。
【0007】インターネット及びサービスエリアが比較
的小さい無線通信システムを適用した従来の地域情報提
供サービスを図16に示す。従来の地域情報提供サービ
スに適用される無線通信システム400は、例えば、店
舗401、駅402、バス停403、基地局404、移
動局(携帯型電話機)405等を含んで構成される無線
通信システムである。
【0008】基地局404は、駅402、或いは駅近傍
に設置されており、所定エリアA 00内にある移動局
405との間で無線通信を確立するための無線送受信装
置を備え、さらに、店舗401、駅402等に設けられ
た情報処理端末とインターネット網406を介して接続
されている。また、基地局404は、無線通信エリア内
にある店舗401、駅402、バス停403等における
サービス内容を示す情報、例えば、時刻表、バス発着時
刻表等を格納する情報サーバ407を有している。
【0009】移動局405は、携帯型電話機としての基
本的な構成のほかに基地局404との間で無線通信を確
立するための無線送受信回路を備え、エリアA400
であれば、基地局404との間の無線通信が可能であ
る。また、移動局405は、携帯電話通信網を介して、
インターネット網406に接続可能な携帯型電話機であ
る。したがって、無線通信システム400では、ユーザ
は、移動局405を用いて、一旦インターネット網40
6を介することで、駅402周辺の情報を得られるよう
になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この無線通信システム
400において、ユーザがある地域の地域情報を取得す
る場合、例えば、駅に発着するバスの時刻表を調べる場
合について考える。移動局405がインターネットに接
続可能であれば、インターネットを介して検索すること
ができる。検索の一例として、ユーザは、まず、移動局
405を操作し、駅402の周辺情報を提供しているサ
ービスのホームページを選択して接続する。
【0011】この無線通信システム400において、移
動局405を基地局404に接続する方法は、複数が考
えられる。例えば、無線通信を使用して基地局404に
接続し情報サーバ407内に格納される情報を取り出す
場合と、インターネット網406を介して情報サーバ4
07に直接接続する場合である。
【0012】一般に、インターネットにおけるホームペ
ージの構成は、主として、図17に示すようなツリー構
造となっている。ツリー構造は、大量の情報を整理する
場合、或いは大量の情報の中から所望の情報を検索する
場合等には最適であるが、このツリー構造の頂点から所
望とする情報に向けて順番に辿っていく必要がある。
【0013】ユーザが移動局405を用いて、インター
ネット網406を介して情報サーバ407に接続する場
合、ユーザは、例えば、まず、図17に示すように、検
索対象をインターネット網406全体としたサーチエン
ジン(情報検索)を使用してバス会社を検索し、続い
て、そのバス会社の路線図からバス停留所を選択し、続
いて、そのバス停の時刻表を得る。この場合、ユーザが
所望の情報を得るまでには、多くの選択操作、また検索
にかかる時間、接続に必要な時間等、かなりの時間と手
間を必要とする。
【0014】無線通信システム400では、移動局40
5は、基地局404との間で無線通信することもでき
る。したがって、この無線通信を用いれば、基地局40
4に接続される情報サーバ407に直接接続できる。こ
の場合、検索は、駅前情報が含まれた駅前トップページ
というある程度限定された情報から開始されるが、この
情報の中からユーザが必要とする詳細な情報を抽出する
には、やはりツリー構造を辿りながら情報を選択する操
作が必要になる。
【0015】これらの問題の解決策として、図18に示
すように、店舗401、駅402、バス停403毎に基
地局404a、404b、404cを設け、さらに各基
地局には、接続される店舗、駅等の情報を格納するため
の専用の情報サーバ407a、407b、407cを設
置することが考えられる。
【0016】しかし、一般的にユーザは、各基地局によ
って形成されるサービスエリアの範囲、すなわちエリア
401、A402、A403の区分を知り得ない。例
えば、現在一般的に用いられているように、無線信号強
度が強い基地局や、無線信号強度が一定値以上の基地局
と接続するような手法では、無線通信エリアが重なり合
う場所では、ユーザが所望とする情報が格納された基地
局を選択することができない。そのため、この場合、ど
の基地局にも接続できなかったり、必要としない情報を
提供している基地局との間で接続が確立する等の不具合
が生じるという問題があった。
【0017】そこで本発明は、このような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、接続先となる基地局をユ
ーザによって選択可能にするとともに、情報取得にかか
る操作や時間を削減することができる無線通信システム
及び無線通信方法を提供すること、またこの無線通信シ
ステムに好適に適用される無線基地局及び移動局を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る無線通信システムは、所定情報の
データを格納した情報格納手段と、無線によりデータを
送信する基地局無線送信手段と、外部に対して無線回線
に関する無線回線情報を供給する無線回線情報供給手段
とを有する少なくとも1つの無線基地局と、基地局無線
送信手段からデータを受信する移動局無線受信手段と、
無線基地局の無線回線情報を取得する無線回線情報取得
手段と、無線回線情報取得手段で取得された無線回線情
報に基づいて無線基地局との接続の確立を制御する制御
手段とを有する少なくとも1つの移動局とを備える。
【0019】この無線通信システムは、無線回線情報に
基づいて、移動局と無線基地局との接続の確立を制御す
る。
【0020】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る無線通信システムは、所定情報のデータを格
納する記憶手段と、検索対象を記憶手段に格納された情
報に特定するための検索対象情報を供給する検索対象情
報供給手段とを有する少なくとも1つの情報格納装置
と、情報格納装置の各々と接続され、情報格納装置から
のデータを送信する基地局無線送信手段を有する無線基
地局と、無線基地局からのデータを受信する移動局無線
受信手段と、無線基地局の検索対象情報を取得する検索
対象情報取得手段と、検索対象情報取得手段で取得され
た検索対象情報に基づいて無線基地局との接続の確立を
制御する制御手段とを有する少なくとも1つの移動局と
を備える。
【0021】この無線通信システムは、検索対象情報に
基づいて、移動局と無線基地局との接続の確立を制御す
る。
【0022】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る無線通信方法は、無線基地局と移動局との間
の無線通信方法において、無線基地局から移動局に対し
て無線回線に関する無線回線情報を供給する供給工程
と、移動局において、無線基地局の無線回線情報を取得
する回線情報取得工程と、回線情報取得工程において取
得された無線回線情報に基づいて、無線基地局との接続
の確立を制御する制御工程と、確立された無線基地局と
移動局との間でデータを送受する送受信工程とを有す
る。
【0023】この無線通信方法によれば、無線回線情報
に基づいて、移動局と無線基地局との接続の確立が制御
される。
【0024】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る無線通信方法は、情報格納装置に格納された
所定情報のデータを無線基地局を介して移動局において
取得する無線通信方法において、情報格納装置におい
て、検索対象をこの情報格納装置に格納された情報に特
定するための検索対象情報を供給する検索対象情報供給
工程と、移動局において、検索対象情報を取得する検索
対象情報取得工程と、移動局において、検索対象情報取
得工程で取得された検索対象情報に基づいて無線基地局
との接続の確立を制御する制御工程と、無線基地局にお
いて、情報格納装置からのデータを送信するデータ送信
工程とを有する。
【0025】このような無線通信方法によれば、検索対
象情報に基づいて、移動局と無線基地局との接続の確立
が制御される。
【0026】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る無線基地局は、無線により所定情報のデータ
を外部機器へ送信する基地局無線送信手段と、基地局無
線送信手段と外部機器との間の接続を確立するための無
線回線情報を当該外部機器へ供給する無線回線情報供給
手段とを備える。
【0027】この無線基地局によれば、無線回線情報を
取得して該無線基地局を選択した移動局との間で無線通
信が確立される。
【0028】さらに、上述した目的を達成するために、
本発明に係る移動局は、基地局からのデータを受信する
受信手段と、基地局と受信手段との間の接続を確立する
ための無線回線情報を取得する無線回線情報取得手段
と、無線回線情報取得手段において取得された無線回線
情報に基づいて基地局との接続の確立を制御する制御手
段とを備える。
【0029】この移動局によれば、選択した無線基地局
の無線回線情報を取得することによって、この選択した
無線基地局との間で無線通信が確立される。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の具体例として示す無線通
信システムは、所定情報のデータを格納した情報格納部
と、無線によりデータを送信する基地局無線送信部と、
外部に対して無線回線に関する無線回線情報を供給する
無線回線情報供給部とを有する少なくとも1つの基地局
と、基地局無線送信部からデータを受信する移動局無線
受信部と、基地局の無線回線情報を取得する無線回線情
報取得部と、無線回線情報取得手段で取得された無線回
線情報に基づいて基地局との接続の確立を制御する制御
部とを有する少なくとも1つの移動局とからなる。
【0031】すなわち、この無線通信システムは、無線
回線情報を取得する無線回線情報取得手段を備えた移動
局を携帯するユーザが、所望とする情報を提供している
情報提供者の無線基地局を選択し、この無線基地局に接
続された情報ソースに直接接続して情報を得られるよう
にしたことで、ユーザが所望とする基地局を選択可能と
し、さらに情報の取得にかかる操作や時間を削減するこ
とを実現した無線通信システムである。
【0032】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。本発明の具体例として示す
無線通信システム1は、図1に示すように、所定の通信
領域を有する基地局10a、10b、10cと、移動局
30とを含んでいる。また、各基地局には、情報サーバ
50a、50b、50cが接続されている。各基地局
は、互いに異なる無線周波数帯域を有効帯域とし、図1
にセル60a、60b、60cとして示す無線通信領域
(以下、サービスエリアと記す。)を有する。また、基
地局10a、10b、10cには、無線回線情報供給部
としての認識用タグ20a、20b、20cが設けられ
ている。ここでの認識用タグなど、このシステムにおけ
る無線回線情報の取得に関する詳細は後述する。
【0033】本具体例では、基地局は、例えば、駅、レ
ストラン、バス停などを含めた、情報又はサービスを提
供する情報提供者の各々に備えられており、基地局に接
続される情報サーバには、個々の情報提供者に応じたサ
ービス内容、情報等が格納されている。またここで用い
られる各基地局は、比較的近距離範囲を通信可能範囲と
する、通常の無線LANに用いられるような近距離通信
用の基地局である。
【0034】また、本具体例では、移動局30は、図示
しないが携帯型電話機としての基本的な機能構成を備
え、携帯型電話機用の基地局を介して、電話として使用
可能な機器であってもよい。
【0035】続いて、基地局10aと移動局30の具体
的な構成を図2を用いて説明する。ここでは基地局10
aに関して説明するが、基地局は、互いに同一の構成を
有するため、基地局10b、10cに関する詳述は省略
する。
【0036】基地局10aは、アンテナ11と、高周波
受信回路12と、移動局30から受信したアナログ信号
をディジタル信号へと変換するアナログ/ディジタル変
換器(以下、A/D変換器と記す。)14、また、ディ
ジタル信号として処理された信号を送信用のアナログ信
号へと変換するディジタル/アナログ変換器(以下、D
/A変換器と記す。)15とを備えている。また、この
信号を送信する高周波送信回路13と、移動局30から
受信した信号を復調する復調器16と、信号を送信する
際の変調を施す変調器17と、移動局に対する無線回線
情報を設定する局部発振器18と、これらを統括制御す
る制御回路19とを備えている。また、基地局には、移
動局に対して露呈された認識用タグ20aが設けられて
いる。
【0037】一方、移動局30は、アンテナ31と、高
周波受信回路32と、基地局から受信したアナログ信号
をディジタル信号へと変換するA/D変換器34、ディ
ジタル信号として処理された信号を送信用のアナログ信
号へと変換するD/A変換器35とを備えている。ま
た、この信号を送信する高周波送信回路33と、基地局
から受信した信号を復調する復調器36と、信号を送信
する際の変調を施す変調器37と、移動局に対する無線
回線情報を設定する局部発振器38とを備えている。さ
らに移動局30には、基地局に貼付された認識用タグ2
0aを認識するための構成として、撮像用のCCDカメ
ラ42を備えている。これらは、制御回路39によって
統括管理されている。このほかに、移動局30は、取得
した情報を表示するための表示部40と、また、ユーザ
が移動局30に対して、情報取得や通信等にかかる入力
を行うための入力部41を備えている。
【0038】続いて、ユーザが所望とする基地局と移動
局との間の通信の確立に関して説明する。本具体例で
は、認識用タグ20a、20b、20cとして、2次元
コードを用いている。2次元コードは、図3に示すよう
に、複数の正方形状のセルが所定の配列規則に従って2
次元的に配置されたものであり、このセルの配列パター
ンによって所定の英数文字、例えば、数字がコード化さ
れたものである。
【0039】2次元コードとしては、サイバーコードを
用いる。サイバーコードとは、ソニー(株)によって開
発された情報入力インターフェイスであって、いわゆる
(1次元)バーコードを平面(2次元)に拡張し、平面
に表された情報を認識して、これを、例えばプログラム
起動のための入力情報等に活用するものである。
【0040】このサイバーコードは、これが貼付された
対象に対応する情報を引き出すためのインデックスの役
割を果たし、サイバーコードファインダとして機能する
撮像装置等を通して認識されると、貼付対象に対応する
プログラム等の情報が起動される。サイバーコードは、
所定の平面領域内に、少なくとも約1677万通り(2
0ビット)を任意のプログラム起動用として自由に登録
することができる。また、残るコード分は、将来のサー
ビス拡張用として既に予約されている。
【0041】以下に、認識用タグ20aについて説明す
る。図3に示す認識用タグ20aは、サイバーコードで
あって、ロゴマーク部201とコード部202から構成
されている。これらロゴマーク部201とコード部20
2の全体は、1個の正方形状セルの矩形状領域を1ブロ
ックと表現すると、7ブロック分の長さのX軸方向の辺
と、9.5ブロック分の長さのY軸方向の辺で形成され
る領域(以下、この領域を7×9.5ブロック領域と記
述する。他の場合においても同様である。)内に配置さ
れている。
【0042】さらに、ロゴマーク部201は、図4に示
すように、ロゴマークセル部301及びノンセル部30
2から構成されている。そして、7×1.5ブロック領
域の長方形状のセルであるロゴマークセル部301に
は、例えば、2次元コードが何を意味するかを表したロ
ゴマーク、文字、又は数字等、白抜きの可読文字情報が
印刷等により表示できる。
【0043】ロゴマークセル部301は、所定の縦横比
を有した矩形状領域によって構成され、複数の黒色画素
が連結してなる黒色画素連結領域を含んでいる。さら
に、ロゴマークセル部301内には、認識用タグ20a
に関連する白抜きの可読情報が含まれている。例えば、
認識用タグ20aの認識処理を開始する初期段階で、予
め規定された縦横比を有する矩形状のロゴマークセル部
301を検出することで、このロゴマークセル部301
を基準とした所定の探索範囲内に存在するほかのブロッ
クの検出が可能となる。このように、上述したロゴマー
クセル部301は、単に、認識用タグ20aの意味合い
をロゴマークという形態で可読情報として表示するだけ
のものではなく、認識用タグ20aの認識処理を進める
際のトリガも兼ねている。
【0044】したがって、上述した構成を有する無線通
信システム1では、図5に示すように、ユーザが移動局
30のCCDカメラ42によって、無線回線情報を2次
元コードで示した認識用タグ20a、20b、20cを
撮像すると、無線回線情報が取得され、移動局30は、
取得した無線回線情報によって基地局との間で通信可能
になる。無線回線情報は、ここでは、例えば、無線周波
数帯域であり、各基地局が使用している無線周波数帯域
が2次元コードに表されている。
【0045】次に、上述した無線通信システム1におけ
る移動局30による接続先基地局の選択処理に関して、
図6に示すシーケンスを用いて具体的に説明する。
【0046】まず、ユーザは、所望とする情報提供者
(基地局10a)に貼付された認識用タグ20aを移動
局30に搭載されたCCDカメラ42で撮影する(ステ
ップS1)。画像データとして取り込まれた2次元コー
ドは、制御回路39で認識され、移動局30において無
線通信パラメータとしての無線周波数が得られる(ステ
ップS2)。制御回路39は、局部発振器38におい
て、ここで得た無線回線情報を設定する(ステップS
3)。
【0047】そして、移動局30は、基地局に対し、認
識用タグ20aに表された無線周波数を使用して接続要
求を発信する(ステップS4)。基地局10aにおいて
接続要求が確認される(ステップS5)と、通信が開始
される(ステップS6)。このとき、移動局30では、
基地局10aに接続された情報サーバ50aから、この
基地局(情報提供者)に関する情報が取得され(ステッ
プS7)、取得された情報が表示部40に表示される
(ステップS8)。
【0048】無線通信システム1では、具体的には、レ
ストラン、駅、バス停留所等の各々に情報サーバが接続
された基地局が設置され、各基地局には、上述のよう
に、無線回線情報を表す認識用タグが付してある。例え
ば、ユーザがバスの時刻表等のバス停留所の情報を得た
い場合の取得動作は、上述の図6を参照すれば、以下の
ようになる。
【0049】ユーザは、まず、移動局30のCCDカメ
ラ42を対象物に向けて、認識用タグを認識させる。移
動局30は、認識用タグを認識すると、バス停留所に設
置された基地局との間で通信するための無線周波数を設
定し、この基地局に通信開始を要求する。通信が確立す
ると、バス停留所に設けられたバスの時刻表等のバス停
留所にかかる情報が情報サーバから提供される。
【0050】したがって、このような無線通信システム
1によれば、ユーザは、通信したい基地局を選択でき
る。すなわち、情報提供者を選んで所望の情報を取得で
きるため、従来のように所望の情報が得られるまでツリ
ー構造を有した検索システムを順番に辿ることなく、検
索時間及び検索にかかる操作入力を大幅に削減できる。
例えば、図7に模式的に示すように、ユーザは、バス停
留場に設けられた基地局に接続された情報サーバから、
所望のバス停留所の時刻表情報を直接取り出すことがで
きる。
【0051】また、ユーザが移動局30のCCDカメラ
42を認証用タグに向ける行為が接続する基地局の選択
動作になるため、ユーザにとっては、情報の選択が実感
できる。
【0052】続いて、以下に第2の具体例である無線通
信システム2について説明する。但し、図1に示す無線
通信システム1と同様の作用・効果を有する構成に関し
ては、同一の番号を付して詳細な説明は省略する。
【0053】無線通信システム2は、無線回線情報を別
の通信手段によって取得し、これにより移動局(携帯型
電話機)と基地局との間の通信を確立する点で上述した
無線通信システム1と類似しているが、所定数の基地局
に対して1つの情報サーバが設けられる点が特徴的であ
る。
【0054】すなわち、無線通信システム2は、図8に
示すように、所定の通信領域を有する基地局10a、1
0b、10cと、移動局30とを含んでいる。各基地局
は、互いに異なる無線周波数帯域を有効帯域とし、図8
にセル60a、60b、60cとして示すサービスエリ
アを有する。また、基地局10a、10b、10cに
は、無線回線情報供給部としての認識用タグ20a、2
0b、20cが設けられている。基地局は、無線通信シ
ステム1と同様に、例えば、駅、レストラン、バス停な
どを含めた、情報又はサービスを提供する情報提供者の
各々に備えられているが、各基地局は、1つの情報サー
バ50に接続され、情報ソースとしてこの情報サーバを
共有している。
【0055】情報サーバには、個々の情報提供者(基地
局)に応じたサービス内容、情報等が各基地局に貼付さ
れた認識用タグに対応付けして格納されている。ここで
用いられる各基地局は、比較的近距離範囲を通信可能範
囲とする通常の無線LANに用いられるような近距離通
信用の基地局である。
【0056】また、移動局30は、図示しないが、携帯
型電話機としての基本的な構成を備え、携帯型電話機用
の基地局を介して、電話として使用可能な機器であって
もよい。
【0057】したがって、この無線通信システム2でも
同様に、ユーザは、例えば、バス停留場に設けられた認
識用タグによって、情報サーバ50から所望のバス停留
所の時刻表情報を直接取り出すことができ、移動局30
によって、情報提供者を選んで所望の情報を取得でき
る。そのため、従来のように所望の情報が得られるまで
ツリー構造を有した検索システムを順番に辿ることな
く、検索時間及び検索にかかる操作入力を大幅に削減で
きる。
【0058】なお、ここで説明した認識用タグは、印刷
等による表示の代わりにLCD(液晶ディスプレイ)の
ような画像表示装置に可変的に表示されるものでもよ
い。この場合、図9に示すように、基地局は、認識用タ
グを表示するためのLCD21を備え、LCD21に表
示される認識用タグが制御回路19によって制御される
構成となっている。認識用タグの表示を可変自在にする
ことによって、無線通信周波数等の通信パラメータを変
更した際でも、これに対応する認識用タグの変更が容易
になるという利点がある。
【0059】続いて、第3の具体例として示す無線通信
システム3について説明する。
【0060】無線通信システム3は、無線回線情報を別
の通信手段によって取得し、これにより移動局(携帯型
電話機)と基地局との間の通信を確立する点で上述した
無線通信システム1と類似しているが、無線回線情報を
供給する無線回線情報供給手段及び無線回線情報取得手
段として、光ビーコン信号を送受できる構成を備える点
が特徴的である。
【0061】つまり、本具体例として示す無線通信シス
テム3は、無線回線情報を用いて変調した光ビーコン信
号を基地局から送出し、移動局(携帯型電話機)側で
は、基地局からの光ビーコン信号を、搭載した光センサ
で認識し無線回線情報を得ることで基地局と移動局との
間の無線通信を確立する方式を採用することによって、
接続先の基地局を明確に選択できるようにした無線通信
システムである。
【0062】第3の具体例として示す無線通信システム
3について、図10を用いて説明する。但し、図1、図
2に示す無線通信システム1と同様の作用・効果を有す
る構成に関しては、同一の番号を付して詳細な説明は省
略する。
【0063】本発明の具体例として示す無線通信システ
ム3は、所定の通信領域を有する基地局70a、70
b、70cと、移動局90とを含んでいる。また、各基
地局には、情報サーバ110a、110b、110cが
接続されている。各基地局は、互いに異なる無線周波数
帯域を有効帯域とし、図10にセル120a、120
b、120cとして示すサービスエリアを有する。ま
た、基地局70a、70b、70cには、無線回線情報
供給部としての光ビーコン送信部80a、80b、80
cが設けられている。
【0064】本具体例も他の具体例と同様に、基地局
は、例えば、駅、レストラン、バス停などを含めた、情
報又はサービスを提供する情報提供者の各々に備えられ
ており、基地局に接続される情報サーバには、個々の情
報提供者に応じたサービス内容、情報等が格納されてい
る。またここで用いられる各基地局は、比較的近距離範
囲を通信可能範囲とする通常の無線LANに用いられる
ような近距離通信用の基地局である。
【0065】また、本具体例でも図示しないが、移動局
は、携帯型電話機としての基本的な機能構成を備え、携
帯型電話機用の基地局を介して、電話として使用可能な
機器である。
【0066】続いて、基地局70aと移動局90の具体
的な構成を図11を用いて説明する。ここでは基地局7
0aに関して説明するが、基地局は、互いに同一の構成
を有するため、基地局70b、70cに関する詳述は省
略する。また、基地局の基本的な構成は、図2に示した
基地局と同一である。
【0067】基地局70aは、アンテナ11と、高周波
受信回路12と、移動局30から受信したアナログ信号
をディジタル信号へと変換するアナログ/ディジタル変
換器(以下、A/D変換器と記す。)14、また、ディ
ジタル信号として処理された信号を送信用のアナログ信
号へと変換するディジタル/アナログ変換器(以下、D
/A変換器と記す。)15とを備えている。また、この
信号を送信する高周波送信回路13と、移動局90から
受信した信号を復調する復調器16と、信号を送信する
際の変調を施す変調器17と、移動局に対する無線回線
情報を設定する局部発振器18とを備えている。また、
基地局70aは、無線回線情報を光ビーコン信号として
送信する光ビーコン送信部80を備え、さらに上述の構
成を統括制御する制御回路71を備えている。
【0068】一方、移動局90は、アンテナ31と、高
周波受信回路32と、基地局から受信したアナログ信号
をディジタル信号へと変換するA/D変換器34、ディ
ジタル信号として処理された信号を送信用のアナログ信
号へと変換するD/A変換器35とを備えている。ま
た、この信号を送信する高周波送信回路33と、基地局
から受信した信号を復調する復調器36と、信号を送信
する際の変調を施す変調器37と、移動局に対する無線
回線情報を設定する局部発振器38とを備えている。
【0069】さらに移動局90は、基地局からの無線回
線情報を受信するための構成として、光センサ92を備
えている。これらは、制御回路91によって統括管理さ
れている。このほかに、移動局90は、取得した情報を
表示するための表示部40と、また、ユーザが移動局9
0に対して、情報取得や通信等にかかる入力を行うため
の入力部41を備えている。
【0070】光ビーコン送信部80及び光センサ92の
具体的な構成を図12に示す。基地局70aにおける光
ビーコン送信部80は、無線周波数等の無線回線情報を
変調する変調回路73と、増幅回路74と、赤外線発光
ダイオード75とを備えている。また、光センサ92
は、赤外線受光PINダイオード93と、増幅回路94
と、送信された光信号を復調する復調回路95とを備え
ている。本具体例では、光ビーコン信号を赤外線で実現
している。例えば、赤外線を利用した通信方式の標準規
格としては、ARIB STD−T50が適用可能であ
る。この規格は、ISO8802−3のCSMA/CD
との互換性を有しており、10Mb/sの伝送が可能で
ある。
【0071】基地局70aに搭載された制御回路71
は、無線回線情報を光ビーコン送信部80に送る。変調
回路73では、この無線回線情報に応じた変調を行い、
増幅回路74において増幅した後、赤外線発光ダイオー
ド75から送信している。移動局90では、赤外線受光
PINダイオード93にて光ビーコン信号を受光し、増
幅回路94にて増幅した後、復調回路95で復調して無
線回線情報を得て、制御回路91に供給している。
【0072】したがって、上述した構成を有する無線通
信システム3では、図13に示すように、光ビーコン送
信部80から送信されている無線回線情報を含んだ光ビ
ーコン信号をユーザが移動局30の光センサ92によっ
て検出すると、無線回線情報が取得され、移動局30
は、取得した無線回線情報によって基地局との間で通信
可能になる。
【0073】上述した無線通信システム3における移動
局90による接続先基地局の選択処理は、図6に示すシ
ーケンスにおいて、2次元コードの読取り(認識用タグ
の検出)を光ビーコン信号の取得と置き換えることによ
って説明できる。
【0074】すなわち、図14に示すように、ユーザ
は、所望とする情報提供者(基地局70a)の光ビーコ
ン送信部80aに移動局90の光センサ92を対峙させ
て、光ビーコン信号を取得する(ステップS11)。取
り込まれた2次元コードは、制御回路91で認識され、
移動局90で無線通信パラメータとしての無線周波数が
得られる(ステップS12)。制御回路91は、局部発
振器38において、ここで得た無線回線情報を設定する
(ステップS13)。そして、移動局90は、基地局に
対し、取得した無線周波数を使用して接続要求を発信す
る(ステップS14)。基地局10aにおいて接続要求
が確認される(ステップS15)と、通信が開始される
(ステップS16)。このとき、移動局90では、基地
局70aに接続された情報サーバ110aから、この基
地局(情報提供者)に関する情報が取得され(ステップ
S17)、取得された情報が表示部40に表示される
(ステップS18)。
【0075】したがって、このような無線通信システム
3によれば、ユーザは、通信したい基地局を選択でき
る。すなわち、情報提供者を選んで所望の情報を取得で
きるため、従来のように所望の情報が得られるまでツリ
ー構造を有した検索システムを順番に辿ることなく、例
えば、図7に模式的に示すように、バス停留場に設けら
れた基地局に接続された情報サーバから、所望のバス停
留所の時刻表情報を直接取り出すことができ、検索時間
及び検索にかかる操作入力を大幅に削減できる。
【0076】続いて、以下に第4の具体例である無線通
信システム4について説明する。但し、図1〜図3に示
す無線通信システムと同様の作用・効果を有する構成に
関しては、同一の番号を付して詳細な説明は省略する。
【0077】無線通信システム4は、無線回線情報を光
ビーコン信号によって取得し、これにより移動局(携帯
型電話機)と基地局との間の通信を確立する点で上述し
た無線通信システム3と類似しているが、所定数の基地
局に対して1つの情報サーバが設けられる点が特徴的で
ある。すなわち、無線通信システム2は、図9に示した
無線通信システムにおいて、認識用タグを光ビーコン信
号送受信手段に置き換えることによって説明できる。
【0078】無線通信システム4は、所定の通信領域を
有する基地局70a、70b、70cと、移動局として
移動局90とを含んでいる。各基地局は、互いに異なる
無線周波数帯域を有効帯域とし、図15にセル120
a、120b、120cとして示すサービスエリアを有
する。また、基地局70a、70b、70cには、無線
回線情報供給部としての光ビーコン信号送信部80a、
80b、80cが設けられている。
【0079】無線通信システム4でも同様に、基地局
は、例えば、駅、レストラン、バス停などを含めた、情
報又はサービスを提供する情報提供者の各々に備えられ
ているが、各基地局は、1つの情報サーバ110に接続
され、情報ソースとしてこの情報サーバを共有してい
る。情報サーバには、個々の情報提供者(基地局)に応
じたサービス内容、情報等が各基地局に割り当てられた
光ビーコン信号に対応付けされて格納されている。
【0080】したがって、この無線通信システム4でも
同様に、ユーザは、例えば、バス停留場に設けられた光
ビーコン送信部からの光ビーコン信号によって、基地局
に接続して情報サーバ110から所望のバス停留所の時
刻表情報を直接取り出すことができ、移動局90によっ
て、情報提供者を選んで所望の情報を取得できる。その
ため、従来のように所望の情報が得られるまでツリー構
造を有した検索システムを順番に辿ることなく、検索時
間及び検索にかかる操作入力を大幅に削減できる。
【0081】以上説明した上述の各無線通信システムに
よれば、基地局毎に混信しないようなパラメータを認証
用タグ或いは光ビーコン信号として設定すれば、基地局
間で近隣の基地局との相互作用を考慮することなく設置
できるという利点もある。例えば、HIPERLAN
Type2のダイナミック・フリークエンシ・セレクシ
ョン(Dynamic Frequency Selection)を適用すれば、
移動局からの告知により、同一周波数の周辺基地局の状
態を把握し、必要に応じて自局の周波数を変更して近隣
基地局に対する干渉を削減するような無線通信システム
を構築することもできる。
【0082】また、上述した無線通信システムにおい
て、基地局と移動局とが無線回線情報が認識用タグ或い
は光ビーコン信号として取得できるような位置関係にあ
るとき、両者は比較的近距離に位置していることが想定
される。このような場合では、直接波がより支配的であ
って無線回線の電界強度が大きく、且つ反射波等による
伝送歪みが小であるため、情報伝送速度を高めることが
できる。
【0083】なお、以上説明した各具体例の無線通信シ
ステムにおいて、認識用タグ及び光ビーコン信号に含ま
れる無線回線情報は、無線周波数に限定されない。例え
ば、通信を確立するための暗号化キーとすることもでき
る。この場合、接続を確立するための接続情報が暗号化
されている。暗号化の一例としては、送信したいディジ
タルデータ(無線回線情報)に対応する暗号シーケンス
(符号列)を排他的論理和として暗号化する方法があげ
られる。
【0084】暗号シーケンスは、暗号化キーを元に生成
される。受信側では、同一の暗号シーケンスを用意し排
他的論理和とする。これにより、送出されたディジタル
データを復元できる。
【0085】暗号化キーを駅、バス停留所、レストラン
等に割り当て、この暗号化キーを認識用タグ或いは光ビ
ーコン信号として表せば、ユーザは、移動局によって取
得した認識用タグ或いは光ビーコン信号から暗号化キー
を認識させることによって通信が確立され、煩わしい入
力操作を行うことなく、所望とする情報を取り出すこと
ができる。なお、ここでの暗号化通信技術には、周知の
暗号化技術が適用可能である。
【0086】また、無線回線情報は、基地局に接続する
ためのユーザIDとすることもできる。この場合、認識
用タグに2次元コードとして表されたユーザID、或い
は光ビーコン信号として送信されるユーザIDを認識で
きる移動局のみが基地局に接続要求を出すことができる
ことになる。
【0087】さらに、基地局と移動局との間の通信がス
ペクトラム拡散通信方式に基づくものであれば、無線回
線情報をスペクトル拡散方式における拡散符号とするこ
ともできる。この場合、基地局から拡散符号を得た移動
局のみが、この基地局に対して接続可能となる。
【0088】また、以上説明した無線通信システムで
は、認識用タグ或いは光ビーコン信号が認識された後、
移動局から接続を希望する基地局に接続要求を発信して
いたが、基地局から移動局への一方的な報知通知、いわ
ゆるブロードキャスト信号を発信することもできる。
【0089】すなわち、上述の例とは逆に、移動局側で
は、基地局に付された認識用タグ或いは光ビーコン信号
から得られる無線回線情報に設定するだけで基地局から
発信されている報知情報を受信できる。
【0090】なお、上記各例に共通して、移動局は、通
信機能を備えたインターネットに接続可能なPDA(個
人用携帯型情報端末;Personal Digital Assistants)
や携帯型パーソナルコンピュータ、或いはインターネッ
トに接続可能なそのほかの電子機器であってもよく、特
に限定されない。また、本具体例では、本発明の特徴点
を説明するために無線通信システム自体を簡略的に示し
ているが、実際のシステムでは、移動局として不特定多
数の通信端末が存在し、不特定多数の基地局(情報提供
者)に対して、この基地局から自由に情報を取得できる
システムが構築される。
【0091】また、認識用タグ或いは光ビーコン送信部
と、基地局とは、必ずしも一体となっている必要はな
い。すなわち、認識用タグ或いは光ビーコン信号が移動
局、他の通信端末等によって認識できるように配置さ
れ、サービス提供者の固有情報を格納した情報サーバが
接続された基地局との間で無線通信が確立される構成で
あればよく、基地局、情報サーバ、認識用タグの配置関
係は、本具体例に示される構成に限定されない。
【0092】また、上述した具体例では、移動局と基地
局の情報サーバとは、通常のインターネット等のネット
ワーク回線を介して接続できるようにもなっていてもよ
い。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る無線
通信システムは、所定情報のデータを格納した情報格納
手段と、無線によりデータを送信する基地局無線送信手
段と、外部に対して無線回線に関する無線回線情報を供
給する無線回線情報供給手段とを有する少なくとも1つ
の無線基地局と、基地局無線送信手段からデータを受信
する移動局無線受信手段と、無線基地局の無線回線情報
を取得する無線回線情報取得手段と、無線回線情報取得
手段で取得された無線回線情報に基づいて無線基地局と
の接続の確立を制御する制御手段とを有する少なくとも
1つの移動局とを備えることにより、無線回線情報に基
づいて、移動局と無線基地局との接続の確立が制御でき
る。
【0094】したがって、本発明に係る無線通信システ
ムによれば、接続先となる基地局をユーザにとって選択
可能にするとともに、情報取得にかかる操作や時間を削
減することができる。また、本発明に係る無線通信シス
テムによれば、ユーザは、移動局に備えられた撮像装置
によって接続したい基地局を選択できるため、ユーザが
所望の情報の選択を視覚的に実感できる。
【0095】また、本発明に係る無線通信システムは、
所定情報のデータを格納する記憶手段と、検索対象を記
憶手段に格納された情報に特定するための検索対象情報
を供給する検索対象情報供給手段とを有する少なくとも
1つの情報格納装置と、情報格納装置の各々と接続さ
れ、情報格納装置からのデータを送信する基地局無線送
信手段を有する無線基地局と、無線基地局からのデータ
を受信する移動局無線受信手段と、無線基地局の検索対
象情報を取得する検索対象情報取得手段と、検索対象情
報取得手段で取得された検索対象情報に基づいて無線基
地局との接続の確立を制御する制御手段とを有する少な
くとも1つの移動局とを備えることにより、検索対象情
報に基づいて移動局と無線基地局との接続の確立が制御
できる。
【0096】したがって、本発明に係る無線通信システ
ムによれば、接続先となる基地局をユーザにとって選択
可能にするとともに、情報取得にかかる操作や時間を削
減することができる。また、本発明に係る無線通信シス
テムによれば、ユーザは、移動局に備えられた撮像装置
によって接続したい基地局を選択できるため、所望の情
報の選択を視覚的に実感できる。
【0097】また、本発明に係る無線通信方法は、無線
基地局と移動局との間の無線通信方法において、無線基
地局から移動局に対して無線回線に関する無線回線情報
を供給する供給工程と、移動局において、無線基地局の
無線回線情報を取得する回線情報取得工程と、回線情報
取得工程において取得された無線回線情報に基づいて、
無線基地局との接続の確立を制御する制御工程と、確立
された無線基地局と移動局との間でデータを送受する送
受信工程とを有する。
【0098】このような無線通信方法によれば、無線回
線情報に基づいて移動局と無線基地局との接続の確立が
制御される。
【0099】したがって、本発明に係る無線通信方法に
よれば、接続先となる基地局がユーザにとって選択可能
になるとともに、情報取得にかかる操作や時間が削減さ
れる。また、本発明に係る無線通信方法によれば、ユー
ザは、移動局に備えられた撮像装置によって、接続した
い基地局を選択できるため、ユーザは、所望の情報の選
択を視覚的に実感できる。
【0100】さらにまた、本発明に係る無線通信方法
は、情報格納装置に格納された所定情報のデータを無線
基地局を介して移動局において取得する無線通信方法に
おいて、情報格納装置において検索対象をこの情報格納
装置に格納された情報に特定するための検索対象情報を
供給する検索対象情報供給工程と、移動局において検索
対象情報を取得する検索対象情報取得工程と、移動局に
おいて検索対象情報取得工程で取得された検索対象情報
に基づいて無線基地局との接続の確立を制御する制御工
程と、無線基地局において情報格納装置からのデータを
送信するデータ送信工程とを有する。
【0101】このような無線通信方法によれば、検索対
象情報に基づいて移動局と無線基地局との接続の確立が
制御される。
【0102】したがって、本発明に係る無線通信方法に
よれば、接続先となる基地局がユーザにとって選択可能
なるとともに、情報取得にかかる操作や時間が削減され
る。また、本発明に係る無線通信方法によれば、ユーザ
は、移動局に備えられた撮像装置によって接続したい基
地局を視認可能になり、所望の情報の選択を視覚的に実
感できる。
【0103】また、本発明に係る無線基地局によれば、
無線により所定情報のデータを外部機器へ送信する基地
局無線送信手段と、基地局無線送信手段と外部機器との
間の接続を確立するための無線回線情報を当該外部機器
へ供給する無線回線情報供給手段とを備えることによ
り、無線回線情報を取得して該無線基地局を選択した移
動局との間で無線通信を確立できる。
【0104】さらに、本発明に係る移動局によれば、基
地局からのデータを受信する受信手段と、基地局と受信
手段との間の接続を確立するための無線回線情報を取得
する無線回線情報取得手段と、無線回線情報取得手段に
おいて取得された無線回線情報に基づいて基地局との接
続の確立を制御する制御手段とを備えることにより、無
線基地局の無線回線情報を選択して取得でき、この選択
した無線基地局との間で無線通信を確立できる。また、
この移動局を使用するユーザにとっては、接続したい基
地局を選択できるため、情報取得にかかる操作や時間が
削減されるとともに所望の情報の選択を視覚的に実感で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の具体例として示す無線通信シス
テムを説明する模式図である。
【図2】本発明の第1の具体例として示す無線通信シス
テムを構成する基地局と移動局の構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の第1の具体例として示す無線通信シス
テムの認識用タグの2次元コードを説明する図である。
【図4】本発明の第1の具体例として示す無線通信シス
テムの認識用タグの2次元コードを説明する図である。
【図5】本発明の第1の具体例として示す無線通信シス
テムにおいて、移動局が認識用タグを認識する処理を模
式的に示した図である。
【図6】本発明の第1の具体例として示す無線通信シス
テムにおいて、移動局が認識用タグを認識する処理を説
明するフローチャートである。
【図7】本発明の第1の具体例として示す無線通信シス
テムにおいて、移動局が認識用タグを認識して基地局と
通信可能になることにより実行される情報検索処理を模
式的に示した図である。
【図8】本発明の第2の具体例として示す無線通信シス
テムを説明する模式図である。
【図9】本発明の第2の具体例として示す無線通信シス
テムを構成する基地局の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の具体例として示す無線通信シ
ステムを説明する模式図である。
【図11】本発明の第3の具体例として示す無線通信シ
ステムを構成する基地局と移動局の構成を示すブロック
図である。
【図12】本発明の第3の具体例として示す無線通信シ
ステムの光ビーコン送信部と光センサの構成を示すブロ
ック図である。
【図13】本発明の第3の具体例として示す無線通信シ
ステムにおいて、移動局が認識用タグを認識する処理を
模式的に示した図である。
【図14】本発明の第3の具体例として示す無線通信シ
ステムにおいて、移動局が認識用タグを認識する処理を
説明するフローチャートである。
【図15】本発明の第4の具体例として示す無線通信シ
ステムを説明する模式図である。
【図16】従来の無線通信システムを適用した地域情報
提供サービスを説明する模式図である。
【図17】従来の無線通信システムにおいて実行される
情報検索処理を模式的に示した図である。
【図18】従来の無線通信システムを改良した無線通信
システムを説明する模式図である。
【符号の説明】 1,2 無線通信システム、10a,10b,10c
基地局、11 アンテナ、12 高周波受信回路、13
高周波送信回路、14 A/D変換器、15D/A変
換器、16 復調器、17 変調器、18 局部発振
器、19 制御回路、20a,20b,20c 認識用
タグ、30 移動局、31 アンテナ、32 高周波受
信回路、33 高周波送信回路、34 A/D変換器、
35 D/A変換器、36 復調器、37 変調器、3
8 局部発振器、39 制御回路、40 表示部、41
入力部、42 CCDカメラ、50a,50b,50
c情報サーバ、60a,60b,60c サービスエリ
ア、75 赤外線発光ダイオード、80、光ビーコン信
号送信部、92 光センサ、93 赤外線受光PINダ
イオード、

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定情報のデータを格納した情報格納手
    段と、 無線により上記データを送信する基地局無線送信手段
    と、 外部に対して無線回線に関する無線回線情報を供給する
    無線回線情報供給手段とを有する少なくとも1つの無線
    基地局と、 上記基地局無線送信手段からデータを受信する移動局無
    線受信手段と、 上記無線基地局の上記無線回線情報を取得する無線回線
    情報取得手段と、 上記無線回線情報取得手段で取得された上記無線回線情
    報に基づいて上記無線基地局との接続の確立を制御する
    制御手段とを有する少なくとも1つの移動局とを備える
    無線通信システム。
  2. 【請求項2】 上記無線基地局は、所定情報を格納した
    情報処理装置を有することを特徴とする請求項1記載の
    無線通信システム。
  3. 【請求項3】 上記無線回線情報は、複数のセルが所定
    の配列規則に従って配置されて表現されており、上記回
    線情報取得手段は、上記複数のセルのセル配置を認識す
    る認識手段であり、上記制御手段は、上記認識手段で認
    識された上記無線回線情報に基づいて上記無線基地局と
    の接続の確立を制御することを特徴とする請求項1記載
    の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 上記無線回線情報供給手段は、上記セル
    配置を表示する表示手段であり、この表示手段に表示さ
    れるセル配置を制御するセル配置制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 上記無線回線情報には、上記基地局無線
    送受信手段の無線周波数情報が含まれることを特徴とす
    る請求項3記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 上記無線回線は、スペクトラム拡散通信
    方式に基づく無線回線であり、上記無線回線情報には、
    スペクトラム拡散通信における拡散コード情報が含まれ
    ることを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 上記無線回線情報には、上記情報処理装
    置における所定情報の格納先の宛先アドレス情報が含ま
    れることを特徴とする請求項3記載の無線通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 上記無線回線情報供給手段は、上記無線
    回線情報を標識信号として発信する標識信号発信手段で
    あり、上記回線情報取得手段は、上記標識信号を受信す
    る標識信号受信手段であり、上記制御手段は、上記標識
    信号受信手段において受信された標識信号に基づいて、
    上記無線基地局との接続の確立を制御することを特徴と
    する請求項1記載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 上記標識信号は、光信号であることを特
    徴とする請求項8記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 所定情報のデータを格納する記憶手段
    と、 検索対象を上記記憶手段に格納された情報に特定するた
    めの検索対象情報を供給する検索対象情報供給手段とを
    有する少なくとも1つの情報格納装置と、 上記情報格納装置の各々と接続され、 上記情報格納装置からのデータを送信する基地局無線送
    信手段を有する無線基地局と、 上記無線基地局からのデータを受信する移動局無線受信
    手段と、 上記無線基地局の上記検索対象情報を取得する検索対象
    情報取得手段と、 上記検索対象情報取得手段で取得された上記検索対象情
    報に基づいて上記無線基地局との接続の確立を制御する
    制御手段とを有する少なくとも1つの移動局とを備える
    無線通信システム。
  11. 【請求項11】 上記検索対象情報は、複数のセルが所
    定の配列規則に従って配置されて表現されており、上記
    検索対象情報取得手段は、上記複数のセルのセル配置を
    認識する認識手段であり、上記制御手段は、上記認識手
    段で認識された上記無線回線情報に基づいて上記無線基
    地局との接続の確立を制御することを特徴とする請求項
    10記載の無線通信システム。
  12. 【請求項12】 上記無線回線情報供給手段は、上記セ
    ル配置を表示する表示手段であり、この表示手段に表示
    されるセル配置を制御するセル配置制御手段とを備える
    ことを特徴とする請求項11記載の無線通信システム。
  13. 【請求項13】 上記無線回線情報には、上記基地局無
    線送受信手段の無線周波数情報が含まれることを特徴と
    する請求項11記載の無線通信システム。
  14. 【請求項14】 上記無線回線は、スペクトラム拡散通
    信方式に基づく無線回線であり、上記無線回線情報に
    は、スペクトラム拡散通信における拡散コード情報が含
    まれることを特徴とする請求項11記載の無線通信シス
    テム。
  15. 【請求項15】 上記無線回線情報には、上記情報処理
    装置における所定情報の格納先の宛先アドレス情報が含
    まれることを特徴とする請求項11記載の無線通信シス
    テム。
  16. 【請求項16】 上記無線回線情報供給手段は、上記無
    線回線情報を標識信号として発信する標識信号発信手段
    であり、上記回線情報取得手段は、上記標識信号を受信
    する標識信号受信手段であり、上記制御手段は、上記標
    識信号受信手段において受信された標識信号に基づい
    て、上記無線基地局との接続の確立を制御することを特
    徴とする請求項10記載の無線通信システム。
  17. 【請求項17】 上記標識信号は、光信号であることを
    特徴とする請求項16記載の無線通信システム。
  18. 【請求項18】 無線基地局と移動局との間の無線通信
    方法において、 上記無線基地局から上記移動局に対して無線回線に関す
    る無線回線情報を供給する供給工程と、 移動局において、上記無線基地局の上記無線回線情報を
    取得する回線情報取得工程と、 上記回線情報取得工程において取得された無線回線情報
    に基づいて、上記無線基地局との接続の確立を制御する
    制御工程と、 確立された無線基地局と移動局との間でデータを送受す
    る送受信工程とを有することを特徴とする無線通信方
    法。
  19. 【請求項19】 上記無線回線情報は、複数のセルが所
    定の配列規則に従って配置されて表現されることを特徴
    とする請求項18記載の無線通信方法。
  20. 【請求項20】 上記無線回線情報には、上記基地局と
    の間の無線通信のための無線周波数情報が含まれること
    を特徴とする請求項19記載の無線通信方法。
  21. 【請求項21】 上記無線回線は、スペクトラム拡散通
    信方式に基づく無線回線であり、上記無線回線情報に
    は、スペクトラム拡散通信における拡散コード情報が含
    まれることを特徴とする請求項19記載の無線通信方
    法。
  22. 【請求項22】 上記無線回線情報には、上記所定情報
    の格納先の宛先アドレス情報が含まれることを特徴とす
    る請求項19記載の無線通信方法。
  23. 【請求項23】 上記無線回線情報供給工程は、上記無
    線回線情報を標識信号として発信する標識信号発信工程
    であり、上記回線情報取得工程は、上記標識信号を受信
    する標識信号を受信する標識信号受信工程であり、上記
    制御工程は、上記標識信号受信工程において受信された
    標識信号に基づいて、上記無線基地局との接続の確立を
    制御することを特徴とする請求項18記載の無線通信方
    法。
  24. 【請求項24】 上記標識信号は、光信号であることを
    特徴とする請求項23記載の無線通信方法。
  25. 【請求項25】 情報格納装置に格納された所定情報の
    データを無線基地局を介して移動局において取得する無
    線通信方法において、 上記情報格納装置において、検索対象をこの情報格納装
    置に格納された情報に特定するための検索対象情報を供
    給する検索対象情報供給工程と、 上記移動局において、上記検索対象情報を取得する検索
    対象情報取得工程と、 上記移動局において、上記検索対象情報取得工程で取得
    された上記検索対象情報に基づいて上記無線基地局との
    接続の確立を制御する制御工程と、 上記無線基地局において、上記情報格納装置からのデー
    タを送信するデータ送信工程とを有することを特徴とす
    る無線通信方法。
  26. 【請求項26】 上記検索対象情報は、複数のセルが所
    定の配列規則に従って配置されて表現されており、上記
    検索対象情報取得工程は、上記複数のセルのセル配置を
    認識する認識工程であり、上記制御工程は、上記認識工
    程において認識された情報に基づいて上記無線基地局と
    の接続の確立を制御することを特徴とする請求項25記
    載の無線通信方法。
  27. 【請求項27】 上記検索対象情報供給工程では、表示
    手段に上記セル配置が表示され、この表示手段に表示さ
    れるセル配置を制御するセル配置制御工程を含むことを
    特徴とする請求項26記載の無線通信方法。
  28. 【請求項28】 上記無線回線情報には、無線周波数情
    報が含まれることを特徴とする請求項26記載の無線通
    信方法。
  29. 【請求項29】 上記無線通信は、スペクトラム拡散通
    信方式に基づく無線通信であり、上記無線回線情報に
    は、スペクトラム拡散通信における拡散コード情報が含
    まれることを特徴とする請求項26記載の無線通信方
    法。
  30. 【請求項30】 上記無線回線情報には、上記情報処理
    装置における所定情報の格納先の宛先アドレス情報が含
    まれることを特徴とする請求項26記載の無線通信方
    法。
  31. 【請求項31】 上記検索対象情報供給工程は、無線通
    信のための無線回線情報を標識信号として発信する標識
    信号発信工程であり、上記検索対象情報取得工程は、上
    記標識信号を受信する標識信号受信工程であり、上記制
    御工程は、上記標識信号受信工程において受信された標
    識信号に基づいて、上記無線基地局との接続の確立を制
    御することを特徴とする請求項25記載の無線通信方
    法。
  32. 【請求項32】 上記標識信号は、光信号であることを
    特徴とする請求項31記載の無線通信方法。
  33. 【請求項33】 無線により所定情報のデータを外部機
    器へ送信する基地局無線送信手段と、 上記基地局無線送信手段と上記外部機器との間の接続を
    確立するための無線回線情報を当該外部機器へ供給する
    無線回線情報供給手段とを備えることを特徴とする無線
    基地局。
  34. 【請求項34】 上記所定情報のデータを格納する情報
    格納手段を備えることを特徴とする請求項33記載の無
    線基地局。
  35. 【請求項35】 上記無線回線情報は、複数のセルが所
    定の配列規則に従って配置されて表されることを特徴と
    する請求項33記載の無線基地局。
  36. 【請求項36】 上記無線回線情報供給手段は、上記複
    数のセルのセル配置を表示する表示手段であり、この表
    示手段に表示されるセル配置を制御するセル配置制御手
    段を備えることを特徴とする請求項35記載の無線基地
    局。
  37. 【請求項37】 上記無線回線情報は、上記基地局無線
    送受信手段の無線周波数情報を含むことを特徴とする請
    求項35記載の無線基地局。
  38. 【請求項38】 上記無線回線は、スペクトラム拡散通
    信方式に基づく無線回線であり、上記無線回線情報は、
    スペクトラム拡散通信における拡散コード情報を含むこ
    とを特徴とする請求項35記載の無線基地局。
  39. 【請求項39】 上記無線回線情報は、上記情報処理手
    段における所定情報の格納先の宛先アドレス情報を含む
    ことを特徴とする請求項34記載の無線基地局。
  40. 【請求項40】 上記無線回線情報供給手段は、上記無
    線回線情報を標識信号として発信する標識信号発信手段
    であり、上記外部機器において上記標識信号が認識され
    ると接続が確立されることを特徴とする請求項33記載
    の無線基地局。
  41. 【請求項41】 上記標識信号は、光信号であることを
    特徴とする請求項40記載の無線基地局。
  42. 【請求項42】 基地局からのデータを受信する受信手
    段と、 上記基地局と受信手段との間の接続を確立するための無
    線回線情報を取得する無線回線情報取得手段と、 上記無線回線情報取得手段において取得された上記無線
    回線情報に基づいて上記基地局との接続の確立を制御す
    る制御手段とを備えることを特徴とする移動局。
  43. 【請求項43】 上記無線回線情報は、複数のセルが所
    定の配列規則に従って配置されることで表され、上記回
    線情報取得手段は、上記複数のセルのセル配置を認識す
    る認識手段であり、上記制御手段は、上記認識手段で認
    識された上記無線回線情報に基づいて上記基地局との接
    続の確立を制御することを特徴とする請求項42記載の
    移動局。
  44. 【請求項44】 上記無線回線情報は、上記基地局との
    通信のための無線周波数情報を含むことを特徴とする請
    求項43記載の移動局。
  45. 【請求項45】 上記無線回線は、スペクトラム拡散通
    信方式に基づく無線回線であり、上記無線回線情報は、
    スペクトラム拡散通信における拡散コード情報を含むこ
    とを特徴とする請求項43記載の移動局。
  46. 【請求項46】 上記無線回線情報は、上記データの格
    納先の宛先アドレス情報を含むことを特徴とする請求項
    43記載の移動局。
  47. 【請求項47】 上記回線情報取得手段は、標識信号と
    して発信された無線回線情報を受信する標識信号受信手
    段であり、上記制御手段は、上記標識信号受信手段にお
    いて受信された標識信号に基づいて、上記基地局との通
    信の確立を制御することを特徴とする請求項42記載の
    移動局。
  48. 【請求項48】 上記標識信号は、光信号であることを
    特徴とする請求項47記載の移動局。
JP2002052041A 2002-02-27 2002-02-27 無線通信システム及び無線通信方法、並びに無線基地局及び移動局 Withdrawn JP2003259444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002052041A JP2003259444A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 無線通信システム及び無線通信方法、並びに無線基地局及び移動局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002052041A JP2003259444A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 無線通信システム及び無線通信方法、並びに無線基地局及び移動局

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003259444A true JP2003259444A (ja) 2003-09-12

Family

ID=28663858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002052041A Withdrawn JP2003259444A (ja) 2002-02-27 2002-02-27 無線通信システム及び無線通信方法、並びに無線基地局及び移動局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003259444A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276940A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Navitime Japan Co Ltd 乗車案内システム、降車案内装置および案内端末装置
JP2007513579A (ja) * 2003-12-01 2007-05-24 カーディナル ヘルス 303、インコーポレイテッド ネットワーク発見と接続管理のためのシステムおよび方法
JP2014067422A (ja) * 2013-10-17 2014-04-17 Canon Inc 通信装置、制御方法、及びプログラム
US9301328B2 (en) 2005-06-13 2016-03-29 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus and communication parameter configuration method thereof
JP7418503B2 (ja) 2016-10-12 2024-01-19 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 受信方法および受信装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007513579A (ja) * 2003-12-01 2007-05-24 カーディナル ヘルス 303、インコーポレイテッド ネットワーク発見と接続管理のためのシステムおよび方法
JP2006276940A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Navitime Japan Co Ltd 乗車案内システム、降車案内装置および案内端末装置
JP4531603B2 (ja) * 2005-03-28 2010-08-25 株式会社ナビタイムジャパン 乗車案内システム、降車案内装置および案内端末装置
US9301328B2 (en) 2005-06-13 2016-03-29 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus and communication parameter configuration method thereof
US9544929B2 (en) 2005-06-13 2017-01-10 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus and communication parameter configuration method thereof
US10015830B2 (en) 2005-06-13 2018-07-03 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus and communication parameter configuration method thereof
JP2014067422A (ja) * 2013-10-17 2014-04-17 Canon Inc 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP7418503B2 (ja) 2016-10-12 2024-01-19 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 受信方法および受信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103200647B (zh) 无线通信
CN101002450B (zh) 用于在移动设备中更新数据的方法、设备和软件
KR101569660B1 (ko) 위치 정보 서비스 시스템, 전자 태그를 이용한 위치 정보 서비스 방법, 휴대 정보 단말, 및 단말 프로그램이 저장된 컴퓨터 판독가능 기록매체
CN101884178A (zh) 用于在近场通信网络中的通信的方法和系统
US9245160B2 (en) Method for setting up a beacon network inside a retail environment
CN102595643A (zh) 用于无线设备连接和配对的系统和方法
JP2002531031A (ja) 移動局による無線通信システムの近接検出
KR101973934B1 (ko) 증강현실 서비스 제공 방법, 이를 이용하는 사용자 단말 장치 및 액세스 포인트
JP2003224677A (ja) 情報提供システム、並びに、情報処理装置および方法
JP2005038103A (ja) 案内装置、案内システム、及び案内方法
CN103944870B (zh) 通信装置及其控制方法
KR100900098B1 (ko) 정보 처리 장치 및 방법과 기록 매체
KR100734540B1 (ko) 구역별 개인화 정보 제공 시스템 및 방법
JP2015119425A (ja) 無線通信装置、プログラム及び無線通信方法
KR20130120418A (ko) 통신 시스템, 정보 단말, 통신 방법 및 기록 매체
KR20060123488A (ko) 근거리 통신을 위한 인접 검출
US20080182570A1 (en) Device and Method For Automated Functionality-Based Selective Establishing of Wireless Data Communication Connections
GB2389996A (en) Portable data terminal with short-range communication function
JP6090150B2 (ja) 無線通信装置、プログラム及び無線通信方法
JP2015119426A5 (ja)
KR20090063459A (ko) 근거리 무선 통신을 이용한 인증 방법과 이를 이용한단말기 및 시스템
JP6350691B2 (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
JP2003259444A (ja) 無線通信システム及び無線通信方法、並びに無線基地局及び移動局
JP2005027239A (ja) 情報供給システム、情報供給方法、情報要求装置、情報要求方法、情報中継装置、情報中継方法及びプログラム
KR20150006289A (ko) 휴대형 단말기

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510