JP2003259096A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JP2003259096A
JP2003259096A JP2002058670A JP2002058670A JP2003259096A JP 2003259096 A JP2003259096 A JP 2003259096A JP 2002058670 A JP2002058670 A JP 2002058670A JP 2002058670 A JP2002058670 A JP 2002058670A JP 2003259096 A JP2003259096 A JP 2003259096A
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JP2002058670A
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English (en)
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Tokuo Shiroichi
徳男 城市
Atsushi Takahashi
厚 高橋
Yoshifumi Sasamoto
能史 笹本
Terushi Isobe
昭史 磯部
Yoshiteru Katayama
善輝 片山
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取位置を形成するスリットガラスの汚
れは、汚れによる画像欠陥が出て初めて発見されるため
に、用紙の無駄や情報伝達上の障害となり問題であっ
た。 【解決手段】 シェーディング補正用濃度板を原稿から
の反射光路上に移動させることにより、シェーディング
補正時にスリットガラスの汚れが検知されるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取装置及び画
像形成装置に関し、特に、画像読取位置の汚れによる画
質の低下を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナ、ファクシミリ、複写機等にお
いては、原稿搬送手段と搬送される原稿の画像を読み取
る画像読取手段とからなる画像読取装置が広く用いられ
ている。
【0003】かかる画像読取装置においては、画像読取
手段の入射部、即ち、原稿の反射光を導入する部分に設
けたスリットガラスと称される光透過部材が、塵埃の付
着等により汚れる場合があり、このような汚れに対する
対策が種々採られている。
【0004】例えば、光透過部材を清掃する清掃手段を
設け、定期的又は汚れが発生した場合に清掃手段を作動
させて清掃を行うものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像読取装置に
おいては、読み取り再生した画像に汚れが現れて初めて
光透過部材の汚れを知るために問題であった。即ち、用
紙の無駄な消費が出るだけでなく、ファクシミリや読取
画像データの蓄積においては、欠陥のある画像データが
空間的時間的に離れた状況で再生されるために、欠陥の
修正が困難又は不可能になって情報の伝達に支障を来す
という問題がある。
【0006】本発明は、光透過部材の汚れに関連した従
来技術における前記のような問題を解決し、光透過部材
の汚れに対する対策を事前に採ることを可能にした画像
読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的は
下記の発明により達成される。
【0008】1.原稿搬送手段、画像読取手段、前記原
稿搬送手段により搬送される原稿からの光を前記画像読
取手段に入射させる光透過部材及びシェーディング補正
用濃度板を有する画像読取装置において、該シェーディ
ング補正用濃度板を、原稿照明光を反射しシェーディン
グ補正を行う作動位置と、原稿照明光の光路外にある退
避位置とに移動可能に設けたことを特徴とする画像読取
装置。
【0009】2.前記シェーディング補正用濃度板が前
記作動位置にあるときに、前記光透過部材の汚れを検知
する汚れ検知手段を有することを特徴とする前記1に記
載の画像読取装置。
【0010】3.前記シェーディング補正用濃度板は、
基準低濃度部を有することを特徴とし、前記汚れ検知手
段は、黒色汚れを検知することを特徴とする前記1又は
前記2に記載の画像読取装置。
【0011】4.前記シェーディング補正用濃度板は、
基準高濃度部を有し、前記汚れ検知手段は、白色汚れを
検知することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に
記載の画像読取装置。
【0012】5.前記シェーディング補正用濃度板を変
位させる第1駆動手段を有することを特徴とする前記1
〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【0013】6.前記光透過部材を変位させる第2駆動
手段を有することを特徴とする前記1〜5のいずれか1
項に記載の画像読取装置。
【0014】7.前記汚れ検知手段の汚れ検知信号に基
づき、前記第2駆動手段が前記光透過部材を駆動し変位
させることを特徴とする前記6に記載の画像読取装置。
【0015】8.操作部を有し、該操作部における操作
に基づき前記第2駆動手段が前記光透過部材を駆動し変
位させることを特徴とする前記6に記載の画像読取装
置。
【0016】9.前記画像読取手段の入射部を駆動する
第3駆動手段を有することを特徴とする前記1〜5のい
ずれか1項に記載の画像読取装置。
【0017】10.前記汚れ検知手段の汚れ検知信号に
基づき、前記第3駆動手段が前記入射部を駆動し変位さ
せることを特徴とする前記9に記載の画像読取装置。
【0018】11.操作部を有し、該操作部における操
作に基づき前記第3駆動手段が前記入射部を駆動し変位
させることを特徴とする前記9に記載の画像読取装置。
【0019】12.前記光透過部材を清掃する清掃手段
を有することを特徴とする前記1〜11のいずれか1項
に記載の画像読取装置。
【0020】13.前記汚れ検知手段の汚れ検知信号に
基づいて、前記清掃手段を作動させることを特徴とする
前記12に記載の画像読取装置。
【0021】14.前記清掃手段の作動信号を出力する
操作部を有することを特徴とする前記12に記載の画像
読取装置。
【0022】15.前記シェーディング補正用濃度板と
一体な清掃手段を有し、前記第1駆動手段が前記清掃手
段を駆動することにより、清掃が行われることを特徴と
する前記5に記載の画像読取装置。
【0023】16.前記清掃手段を駆動する第4駆動手
段を有することを特徴とする前記12〜14のいずれか
1項に記載の画像読取装置。
【0024】17.前記清掃手段は、前記光透過部材に
清掃風を吹き付ける送風手段からなることを特徴とする
前記12に記載の画像読取装置。
【0025】18.前記光透過部材を駆動する第2駆動
手段、前記光透過部材を清掃する清掃手段及び制御手段
を有し、該制御手段は、前記汚れ検知手段を制御して第
1の汚れ検知を行い、汚れ検知信号に基づいて前記第2
駆動手段を作動させて前記光透過部材を変位させ、変位
後に前記汚れ検知手段を制御して第2の汚れ検知を行
い、汚れ検知信号に基づいて前記清掃手段を作動させる
ことを特徴とする前記1に記載の画像読取装置。
【0026】19.前記汚れ検知手段の汚れ検知信号に
基づいて表示を行う表示手段を有することを特徴とする
前記2〜18のいずれか1項に記載の画像読取装置。
【0027】20.表示手段を有し、前記制御手段は、
前記清掃手段の作動後に前記汚れ検知手段を制御して第
3の汚れ検知を行い、汚れ検知信号に基づいて前記表示
手段にサービスコールの表示をさせる制御を行うことを
特徴とする前記18に記載の画像読取装置。
【0028】21.前記汚れ検知手段の汚れ検知信号に
基づいて表示を行うとともに、前記清掃手段の作動時に
清掃中である旨の表示を行う表示手段を有することを特
徴とする前記12〜17のいずれか1項に記載の画像読
取装置。
【0029】22.前記原稿搬送手段は開閉可能である
とともに前記光透過部材を清掃する清掃手段及び制御手
段を有し、前記制御手段は、前記原稿搬送手段が開いて
いるときに、前記清掃手段の作動を禁止する制御を行う
ことを特徴とする前記1に記載の画像読取装置。
【0030】23.前記制御手段は、前記清掃手段の作
動中に前記原稿搬送装置が開かれたときに、前記清掃手
段を停止させる制御を行うことを特徴とする前記22に
記載の画像読取装置。
【0031】24.前記1〜23のいずれか1項に記載
の画像読取装置及び該画像読取装置が生成する画像デー
タに基づいて画像を形成する画像形成部を有することを
特徴とする画像形成装置。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態1に係
る画像読取装置の一例を示す図である。
【0033】図1に示す原稿搬送手段Aは、原稿を搬送
して画像読取位置を通過させる手段であり、図示の例で
は原稿給紙台1、搬出ローラ2、レジストローラ3、搬
送ローラ4、プラテンローラ5、排紙ローラ6、反転搬
送ローラ7及び排紙台8を有し、画像読取手段Bに対し
て開閉可能である。
【0034】画像読取手段Bは原稿からの反射光を受光
して画像信号を生成する手段であり、画像信号を生成す
る撮像素子と該撮像素子に原稿からの反射光を入射させ
る光学系を有し、図示の例では、原稿照明光源20、反
射板21、ミラー22、23、24、レンズ25及び撮
像素子26を有する。画像読取手段Bは入射部Cを有
し、入射部Cはミラー22、23、24を有する。
【0035】原稿給紙台1に載置された多数枚の原稿D
が最上のものから1枚ずつ搬出ローラ2により搬出さ
れ、レジストローラ3によりタイミング調整及び姿勢の
調整が行われた後に搬送ローラ4及びプラテンローラ5
により読取位置に搬送される。読取位置は、光透過部材
としてのスリットガラス10により形成される。
【0036】読取位置を通過した原稿Dは排紙ローラ6
により搬送されて排紙台8に排紙される。片面読取にお
いては、第1面読取後の原稿Dは排紙ローラ6に進行
し、排紙台8に排紙されるが、両面読取においては、第
1面読取後の原稿Dは反転搬送ローラ7に進行し、反転
搬送ローラ7により反転搬送され表裏反転した後に、再
度読取位置を通過して第2面の読取が行われ、第2面読
取の後に排紙ローラ6から排紙台8に排紙される。
【0037】読取位置を通過する原稿Dの下面は原稿照
明光源20により照明され、その反射光Lは、ミラー2
2、23、24を経てレンズ25を透過し、ラインCC
Dからなる撮像素子26に入射する。21は原稿照明光
源20の光を読取位置に指向する反射板、27は静止原
稿読取において原稿が載置されるプラテンガラスであ
る。プラテンガラス27を用いた画像読取においては、
モータM3の駆動により入射部Cがプラテンガラス27
に沿って移動して原稿を走査する。
【0038】11はシェーディング補正用濃度板であ
り、図1(a)の退避位置と図1(b)の作動位置とに
変位可能であり、第1駆動手段としてのモータM1によ
り、駆動されて変位する。
【0039】画像読取は、図1(a)の状態、即ち、シ
ェーディング補正用濃度板11を退避位置に設定した状
態で行われ、シェーディング補正は図1(b)の状態、
即ち、シェーディング補正用濃度板11が反射光Lの光
路上にある作動位置に設定した状態で行われる。
【0040】シェーディング補正は、装置の電源の投入
時、画像読取ジョブの開始時、画像形成ジョブの開始時
又は各原稿の読取開始時等に行われる。
【0041】シェーディングは、例えば、図2に示すよ
うに、レンズ25を含む読取光学系の像高や撮像素子2
6の特性により変化する曲線CV1で示す撮像素子26
の出力を直線CV2で示す一定した出力に補正する処理
であり、画像形成装置のメインスイッチの投入時、画像
読取ジョブの開始時、原稿1枚、1枚についての読取開
始時等に実施される。
【0042】従来の画像読取装置においては、シェーデ
ィング補正用濃度板が固定設置されており、入射部Cを
移動させることにより、シェーディング補正用濃度板1
1の像を読み取りシェーディング補正を行っていたが、
本実施の形態においては、シェーディング補正用濃度板
11を図1(a)の位置から図1(b)の位置に変位さ
せ、シェーディング補正用濃度板11の像を読み取るこ
とによりシェーディング補正を行っている。
【0043】本実施の形態においては、シェーディング
補正用濃度板11の像の読取はスリットガラス10を透
過する光Lにより行われる。従って、スリットガラス1
0に塵埃等の異物が付着する等の汚れがある場合に、シ
ェーディング補正用濃度板11を読み取った撮像素子2
6の出力は図2の点線で示すピークDFK、DFWのよ
うに変化する。後に説明する汚れ検知手段は撮像素子2
6が生成する画像信号を処理してピークDFK、DFW
を検知し汚れを検知する。
【0044】シェーディング補正用濃度板11は図3に
示すように、白色又は白色に近い低濃度部11Aと黒色
又は黒色に近い高濃度部11Bを有し、低濃度部11A
を用いた高輝度シェーディング補正及び高濃度部11B
を用いた低輝度シェーディング補正が行われる。高輝度
シェーディング補正においては、図2(a)に示すよう
に光量を減少させる黒色汚れがDFKが検知され、低輝
度シェーディング補正においては、図2(b)に示すよ
うに光量を増加させる白色汚れDFWが検知される。
【0045】なお、シェーディング補正用濃度板として
は、低濃度部11Aのみで構成したものでもよい。この
場合には、黒色汚れDFKのみが検知されるが、実用上
十分である。
【0046】図4はスリットガラス10の汚れに対する
対策を実施する機構を備えた実施の形態2の要部を示
す。図4において、14はスリットガラス10を清掃す
る清掃手段である。清掃手段14はフェルト等の払拭部
材からなり、シェーディング補正用濃度板11に一体に
形成され、図4の紙面に直角な主走査方向にスリットガ
ラス10の全面を払拭出来る長さを有しており、第1駆
動手段としてのモータM1により駆動されて図4(a)
の位置と図4(b)の位置間を往復移動する。清掃手段
14は、また、図4の紙面に直角な主走査方向に移動可
能に構成することも可能であり、この構成では清掃手段
14はモータM1とは別のモータ(図示せず)により駆
動されて主走査方向に移動しスリットガラス10を清掃
する。15は原稿搬送手段Aの開閉を検知するインター
ロックスイッチである。
【0047】図5は図4に示す画像読取装置を有する画
像形成装置の制御系のブロック図である。図においてC
Rは画像形成装置全体を制御する制御部であり、以下に
説明する汚れ検知及び汚れに対する対策における制御を
行う制御手段を構成するとともに、撮像素子26の出力
を処理してスリットガラス10の汚れを検知するもので
あり、汚れ検知手段を構成する。DPは後に説明する各
種の表示を行う表示手段、OPは操作部、GKは電子写
真方式、インクジェット方式、感熱方式等により画像を
形成する画像形成部である。M1はシェーディング補正
用濃度板11を駆動する第1駆動手段としてのモータ、
M2はスリットガラス10を駆動する第2駆動手段とし
てのモータである。図4に示す例においてはモータM1
が清掃手段14を駆動する。
【0048】画像形成においては、撮像素子26が原稿
を読み取って、画像データを生成し、画像読取部GKが
画像データに基づいて画像を形成する。そして、前記の
ように電源投入時、画像形成ジョブの開始時、各画像の
形成毎、等においてシェーディング補正用濃度板11を
図1(b)、図4(b)の位置に移動させてシェーディ
ング補正用濃度板11の画像を読み取りシェーディング
補正が行われるとともに、スリットガラス10の汚れ検
知が行われる。
【0049】シェーディング補正において前記したよう
にスリットガラス10の汚れ検知が行われるが、汚れが
検知された場合に、制御部CRは次のような汚れに対す
る対策としての制御を行う。 (1)表示手段DPにおける表示 汚れが検知された場合に、次に説明するような汚れに対
する各種の対策を勧告する表示を表示手段DPが表示す
る。 (2)スリットガラス10の変位 図6に示すように、スリットガラス10は例えば、11
K、11L、11Mで示す位置に変位可能である。11
Kで示す位置において汚れが検知された場合に、11L
で示す位置に変位させる。この動作は制御部CRがモー
タM2を制御することにより実施される。 (3)原稿照明光源20、反射板21及びミラー22、
23、24からなる入射部Cを図4(a)に示すように
点線位置に変位させることにより読取光路LをLAに移
動させる。この動作は制御部CRが、プラテンガラス2
7上の原稿を読み取るモードにおいて原稿照明光源2
0、反射板21及びミラー22を駆動する第3駆動手段
としてのモータM3を制御することにより実施される。
【0050】前記(2)と(3)の対策は、いずれか一
方を選択して実施される。即ち、画像読取装置の一例で
は前記(2)の対策が実施され、画像読取装置の他の例
では前記(3)の対策が実施される。 (4)スリットガラス10の清掃 シェーディング補正用濃度板11と清掃手段14を図4
(a)の位置と図4(b)の位置間で往復移動させるこ
とにより、清掃手段14でスリットガラス10の表面を
摺擦して清掃を行う。 (5)サービスコールを表示する。
【0051】表示手段DPが、例えば、「スリットガラ
スに汚れが発生し、画像に影響が出ます。サービスコー
ルをしてください。」という表示を行う。
【0052】制御部CRは、例えば、図7のフローチャ
ートに従った次の手順で前記対策(1)〜(5)を実施
する。
【0053】ステップS1の第1の汚れ検知において汚
れが検知されないときは終了し(ステップS2の無
し)、汚れが検知されたときは(ステップS2の有
り)、(1)の対策を実施してオペレータに報知する
(ステップS3)。ステップS3の報知とともに対策
(2)又は対策(3)を実施して、汚れのないスリット
ガラス10の部分を用いて画像読取を行う状態を設定す
る(ステップS4)。(2)又は(3)の対策の実施後
に第2の汚れ検知を行う(ステップS5)。
【0054】ステップS5の第2の汚れ検知において、
汚れが検知されないときは(ステップS6の無し)終了
するが、汚れが有るときには(ステップS6の有り)、
ステップS7において対策(4)を実施する。(4)の
対策、即ち、スリットガラス10の清掃においては、イ
ンターロックスイッチ15の信号に基づいて、原稿搬送
手段Aが開いているときの清掃を禁止する制御が行われ
る。清掃中に原稿搬送手段Aが開放されると装置が故障
を起こす可能性がある。前記のインターロック機構はこ
のような故障を防止するためのものである。なお、原稿
搬送手段Aの開放中に清掃を禁止するのみでなく、清掃
中に原稿搬送手段Aが開放された場合に、制御部CRは
清掃手段14の作動を停止させる制御を行う。
【0055】ステップS7における対策(4)の後に更
に第3の汚れ検知を行い(ステップS8)、汚れが検知
されないときには終了するが(ステップS9の無し)、
汚れが検知されたときには(ステップS9の有り)、対
策(5)を実施して終了する(ステップS10)。
【0056】図7に示す制御は制御部CRが自動的に行
うこともできるが、オペレータが操作部OPを操作する
ことにより実施される構成とすることもできる。
【0057】即ち、ステップS2からステップS3への
移行、ステップS4からステップS5への移行、ステッ
プS6からステップS7への移行及びステップS7から
ステップS8への移行の少なくとも一つについては、表
示手段DPに次ステップの実施を勧告する表示を行い、
オペレータが操作部OPを操作して次ステップを実施す
るように構成することができる。
【0058】図8は本発明の実施の形態3を示す。本実
施の形態においては、清掃手段14がシェーディング補
正用濃度板11と別体に形成され、第4駆動手段として
のモータM4により駆動される。本実施の形態において
も、清掃手段14は図おける左右方向、即ち、読取時お
ける副走査方向に変位可能な構成と図の紙面に直角な方
向、即ち、読取時における主走査方向に変位可能な構成
が可能である。
【0059】清掃手段の更に他の例としては、円筒状に
構成し、回転によりスリットガラス10を払拭するもの
やスリットガラス10に圧縮空気を吹きつける送風手段
からなるエアブロー型の清掃手段等を用いることもでき
る。
【0060】
【発明の効果】請求項1、2、5又は24の発明によ
り、シェーディング補正用濃度板を原稿照明光を反射す
る作動位置に移動可能に設けたので、シェーディング補
正用濃度板を用いて、画像読取を行う光透過部材の汚れ
を検知することが可能になる。従って、画像データを得
るための画像読取の前に光透過部材の汚れを検知するこ
とが可能になり、従来のように、光透過部材の汚れによ
る欠陥を伴った画像データによる用紙の無駄な消費や、
情報伝達の障害が防止される。
【0061】請求項3の発明により、黒色汚れが画像読
取前に発見される。請求項4の発明により、白色汚れが
画像読取前に発見される。
【0062】請求項5〜11の発明により、即時に光透
過部材の汚れによる画像欠陥が避けられるので、光透過
部材の汚れの対策のために画像読取を中断する必要がな
くなり、画像読取効率を下げることなく、光透過部材の
汚れによる画像欠陥が防止される。
【0063】請求項7、10又は18の発明により、光
透過部材の汚れに対する対策が自動的に実施されるの
で、オペレータが画像欠陥の除去のための操作をするこ
となく長期間正常に作動する画像読取装置が実現され
る。
【0064】請求項12〜17の発明により、光透過部
材の汚れを除去することができる画像読取装置が実現さ
れる。
【0065】請求項19の発明により、光透過部材の汚
れが迅速、且つ、正確にオペレータに表示される。
【0066】請求項20の発明により、装置が自動的に
行う対策又はオペレータの操作によっては回復できない
場合に正確な情報が報知されるので、オペレータは迅
速、且つ正確に対策を採ることが可能になる。
【0067】清掃中に原稿搬送手段を開放すると装置が
故障する場合があるが、請求項21〜23の発明によ
り、原稿搬送手段の開放によるこのような故障が防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像読取装置を示
す図である。
【図2】シェーディング補正及び汚れ検知を示すグラフ
である。
【図3】シェーディング補正用濃度板の例を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態2に係る画像読取装置の要
部を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御
系を示す図である。
【図6】スリットガラスの位置を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における制御のフローチャ
ートである。
【図8】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置を示
す図である。
【符号の説明】
10 スリットガラス 11 シェーディング補正用濃度板 20 原稿照明光源 22、23、24 ミラー 25 レンズ 26 撮像素子 CR 制御部 M1〜M4 モータ DP 表示手段 OP 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯部 昭史 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 片山 善輝 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H108 AA01 CB01 GA02 GA09 GA16 JA01 5C062 AA02 AA05 AB20 AB23 AC72 AD02 BA06 5C072 AA01 BA08 BA20 DA02 DA04 DA15 DA21 EA04 FB12 LA02 LA18 XA01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿搬送手段、画像読取手段、前記原稿
    搬送手段により搬送される原稿からの光を前記画像読取
    手段に入射させる光透過部材及びシェーディング補正用
    濃度板を有する画像読取装置において、 該シェーディング補正用濃度板を、原稿照明光を反射し
    シェーディング補正を行う作動位置と、原稿照明光の光
    路外にある退避位置とに移動可能に設けたことを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記シェーディング補正用濃度板が前記
    作動位置にあるときに、前記光透過部材の汚れを検知す
    る汚れ検知手段を有することを特徴とする請求項1に記
    載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記シェーディング補正用濃度板は、基
    準低濃度部を有することを特徴とし、前記汚れ検知手段
    は、黒色汚れを検知することを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記シェーディング補正用濃度板は、基
    準高濃度部を有し、前記汚れ検知手段は、白色汚れを検
    知することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記シェーディング補正用濃度板を変位
    させる第1駆動手段を有することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記光透過部材を変位させる第2駆動手
    段を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記汚れ検知手段の汚れ検知信号に基づ
    き、前記第2駆動手段が前記光透過部材を駆動し変位さ
    せることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 操作部を有し、該操作部における操作に
    基づき前記第2駆動手段が前記光透過部材を駆動し変位
    させることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装
    置。
  9. 【請求項9】 前記画像読取手段の入射部を駆動する第
    3駆動手段を有することを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記汚れ検知手段の汚れ検知信号に基
    づき、前記第3駆動手段が前記入射部を駆動し変位させ
    ることを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 操作部を有し、該操作部における操作
    に基づき前記第3駆動手段が前記入射部を駆動し変位さ
    せることを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記光透過部材を清掃する清掃手段を
    有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項
    に記載の画像読取装置。
  13. 【請求項13】 前記汚れ検知手段の汚れ検知信号に基
    づいて、前記清掃手段を作動させることを特徴とする請
    求項12に記載の画像読取装置。
  14. 【請求項14】 前記清掃手段の作動信号を出力する操
    作部を有することを特徴とする請求項12に記載の画像
    読取装置。
  15. 【請求項15】 前記シェーディング補正用濃度板と一
    体な清掃手段を有し、前記第1駆動手段が前記清掃手段
    を駆動することにより、清掃が行われることを特徴とす
    る請求項5に記載の画像読取装置。
  16. 【請求項16】 前記清掃手段を駆動する第4駆動手段
    を有することを特徴とする請求項12〜14のいずれか
    1項に記載の画像読取装置。
  17. 【請求項17】 前記清掃手段は、前記光透過部材に清
    掃風を吹き付ける送風手段からなることを特徴とする請
    求項12に記載の画像読取装置。
  18. 【請求項18】 前記光透過部材を駆動する第2駆動手
    段、前記光透過部材を清掃する清掃手段及び制御手段を
    有し、該制御手段は、前記汚れ検知手段を制御して第1
    の汚れ検知を行い、汚れ検知信号に基づいて前記第2駆
    動手段を作動させて前記光透過部材を変位させ、変位後
    に前記汚れ検知手段を制御して第2の汚れ検知を行い、
    汚れ検知信号に基づいて前記清掃手段を作動させること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  19. 【請求項19】 前記汚れ検知手段の汚れ検知信号に基
    づいて表示を行う表示手段を有することを特徴とする請
    求項2〜18のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  20. 【請求項20】 表示手段を有し、前記制御手段は、前
    記清掃手段の作動後に前記汚れ検知手段を制御して第3
    の汚れ検知を行い、汚れ検知信号に基づいて前記表示手
    段にサービスコールの表示をさせる制御を行うことを特
    徴とする請求項18に記載の画像読取装置。
  21. 【請求項21】 前記汚れ検知手段の汚れ検知信号に基
    づいて表示を行うとともに、前記清掃手段の作動時に清
    掃中である旨の表示を行う表示手段を有することを特徴
    とする請求項12〜17のいずれか1項に記載の画像読
    取装置。
  22. 【請求項22】 前記原稿搬送手段は開閉可能であると
    ともに前記光透過部材を清掃する清掃手段及び制御手段
    を有し、前記制御手段は、前記原稿搬送手段が開いてい
    るときに、前記清掃手段の作動を禁止する制御を行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  23. 【請求項23】 前記制御手段は、前記清掃手段の作動
    中に前記原稿搬送装置が開かれたときに、前記清掃手段
    を停止させる制御を行うことを特徴とする請求項22に
    記載の画像読取装置。
  24. 【請求項24】 請求項1〜23のいずれか1項に記載
    の画像読取装置及び該画像読取装置が生成する画像デー
    タに基づいて画像を形成する画像形成部を有することを
    特徴とする画像形成装置。
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