JP2003259011A - 無線通信システム、無線通信方法、情報管理装置、情報管理方法、無線通信端末、無線通信端末制御方法、及びプログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法、情報管理装置、情報管理方法、無線通信端末、無線通信端末制御方法、及びプログラム

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JP2003259011A
JP2003259011A JP2002052044A JP2002052044A JP2003259011A JP 2003259011 A JP2003259011 A JP 2003259011A JP 2002052044 A JP2002052044 A JP 2002052044A JP 2002052044 A JP2002052044 A JP 2002052044A JP 2003259011 A JP2003259011 A JP 2003259011A
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communication terminal
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JP2002052044A
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Takayasu Yamaguchi
高康 山口
Minoru Takahata
実 高畑
Setsuyuki Hongo
節之 本郷
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NTT Docomo Inc
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NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手間をかけることなく通信相手先を呼び出
し、かつそのように呼び出す通信相手が常に通信を行う
のに適している者である。 【解決手段】 無線通信端末10は、当該無線通信端末
(携帯端末)10をユーザ100が持つことを契機に、
アドレス帳の中から登録氏名或いは登録電話番号を自動
的にリストアップする。これにより、ユーザ100は、
無線通信端末10を持つだけで、そのリストをみて、近
くに友人がいることを知ることができる。さらに、無線
通信端末10は、当該無線通信端末10をユーザが耳に
あてることで、そのときに選択されている(カーソルで
指示されている)名前或いは登録電話番号に、自動的に
発呼する。これにより、ユーザ100は、無線通信端末
10を耳に当てるだけで、自動的に通信接続された友人
と通話することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の無線通信端
末の間で通信を行うための無線通信システム、無線通信
方法、情報管理装置、情報管理方法、無線通信端末、無
線通信端末制御方法、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線通信システムでは、発信者
は、通信を行う前に予め無線通信端末に登録してある登
録電話番号の中から通信相手先の電話番号を呼び出して
通信を開始していた。或いは、発信者は、無線通信端末
に通信相手先の電話番号を外部入力することで通信を開
始していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の無
線通信システムでは、相手の無線通信端末と通信する際
に、登録電話番号の中から通信相手先を呼び出す(選択
する)手間がかかり、或いは通信相手先(電話番号)を
キー入力する手間がかかる。また、実際に通信が確立し
ても、通信相手先の状況が通信を行うのに適していない
場合がある。
【0004】そこで、本発明は、前述の実情に鑑みてな
されたものであって、手間をかけることなく通信相手先
を呼び出すことができ、かつそのように呼び出す通信相
手が常に通信を行うのに適している者であることを実現
できる無線通信システム、無線通信方法、情報管理装
置、情報管理方法、無線通信端末、無線通信端末制御方
法及びプログラムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の問題を解決するた
めに、請求項1記載の無線通信システムは、無線通信端
末が外部から取得した情報及び保持している情報の少な
くとも一方を利用して、一の無線通信端末と受信可能性
のある受信候補の無線通信端末を示す第1の受信可能性
端末情報を取得する受信可能性端末情報取得手段と、前
記受信可能性端末情報取得手段が取得した第1の受信可
能性端末情報に基づいて、前記一の無線通信端末と前記
受信候補の無線通信端末との通信を確立するか否かを判
定する通信実行判定手段と、前記通信実行判定手段の判
定結果に基づいて、前記一の無線通信端末と前記受信可
能性のある無線通信端末との通信を確立する通信確立手
段と、を備えることを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の無線通信システム
は、請求項1記載の無線通信システムにおいて、前記受
信可能性端末情報取得手段が、複数の前記受信候補の無
線通信端末について複数の前記第1の受信可能性端末情
報を取得することを特徴としている。また、請求項3記
載の無線通信システムは、請求項1又は2に記載の無線
通信システムにおいて、前記受信可能性端末情報取得手
段が、前記一の無線通信端末と他の無線通信端末との間
の距離を示す距離情報を利用して、前記第1の受信可能
性端末情報を取得することを特徴としている。
【0007】また、請求項4記載の無線通信システム
は、請求項1又は2に記載の無線通信システムにおい
て、前記受信可能性端末情報取得手段が、前記一の無線
通信端末と他の無線通信端末との位置情報を利用して検
索した前記一の無線通信端末の位置と他の無線通信端末
の位置との間で使用者が利用可能な交通手段に関する情
報から前記第1の受信可能性端末情報を取得することを
特徴としている。
【0008】また、請求項5記載の無線通信システム
は、請求項1又は2に記載の無線通信システムにおい
て、前記受信可能性端末情報取得手段が、前記無線通信
端末の使用者の状態を示す使用者状態情報を利用して、
前記第1の受信可能性端末情報を取得することを特徴と
している。また、請求項6記載の無線通信システムは、
請求項5記載の無線通信システムにおいて、前記使用者
状態情報が、前記使用者の内面の情報、前記使用者の周
囲の情報及び前記使用者の現在位置の情報の少なくとも
一方であることを特徴としている。
【0009】また、請求項7記載の無線通信システム
は、請求項6記載の無線通信システムにおいて、前記使
用者の内面の情報が、前記使用者の希望を示す希望情報
であることを特徴としている。また、請求項8記載の無
線通信システムは、請求項1又は2に記載の無線通信シ
ステムにおいて、前記受信可能性端末情報取得手段が、
前記無線通信端末に登録されている使用者の予定を示す
予定情報を利用して、前記第1の受信可能性端末情報を
取得することを特徴としている。
【0010】また、請求項9記載の無線通信システム
は、請求項1又は2に記載の無線通信システムにおい
て、前記受信可能性端末情報取得手段が、前記無線通信
端末に登録されている使用者の通信履歴情報を利用し
て、前記第1の受信可能性端末情報を取得することを特
徴としている。また、請求項10記載の無線通信システ
ムは、請求項1又は2に記載の無線通信システムにおい
て、前記受信可能性端末情報取得手段が、前記一の無線
通信端末の使用者の通信要求度合いを示す通信要求度
と、他の無線通信端末の使用者の受信都合の良さの度合
いを示す受信都合度とを利用して、前記第1の受信可能
性端末情報を取得することを特徴としている。
【0011】また、請求項11記載の無線通信システム
は、請求項1乃至10のいずれかに記載の無線通信シス
テムにおいて、前記無線通信端末が互いに無線基地局を
介して通信を行うように構成されており、前記無線基地
局が、外部から取得した情報及び保持している情報の少
なくとも一方を利用して、前記一の無線通信端末と受信
可能性のある受信候補の無線通信端末を示す第2の受信
可能性端末情報を取得しており、前記通信実行判定手段
が、前記第1及び第2の受信可能性端末情報に基づい
て、前記受信可能性のある受信候補の無線通信端末との
通信を確立するか否かを判定することを特徴としてい
る。
【0012】また、請求項12記載の無線通信システム
は、請求項1乃至11のいずれかに記載の無線通信シス
テムにおいて、前記判定結果に基づいて、前記一の無線
通信端末の表示画面に前記受信候補の無線通信端末につ
いての所定の情報を表示する情報表示手段を備えてお
り、前記通信確立手段が、前記表示画面への前記所定の
情報の表示に対応してなされた使用者による通信相手の
選択に応じて通信を確立することを特徴としている。
【0013】また、請求項13記載の無線通信システム
は、請求項12記載の無線通信システムにおいて、前記
所定の情報が、前記受信候補のリストであり、前記使用
者が、前記表示画面に表示された前記リストから通信相
手を選択することを特徴としている。また、請求項14
記載の無線通信システムは、請求項11又は12に記載
の無線通信システムにおいて、前記一の無線通信端末の
使用者が前記表示画面を見る動作を予測する見動作予測
手段を備えており、前記情報表示手段が、前記見動作予
測手段が前記表示画面を見る動作を予測検出したとき、
前記表示画面に前記所定の情報を表示することを特徴と
している。
【0014】また、請求項15記載の無線通信システム
は、請求項14記載の無線通信システムにおいて、前記
見動作予測手段が、前記一の無線通信端末の使用者によ
る保持部位に設けた接触検出センサであることを特徴と
している。また、請求項16記載の無線通信システム
は、請求項14又は15に記載の無線通信システムにお
いて、前記受信可能性端末情報取得手段が、前記見動作
予測手段が前記表示画面を見る動作を予測検出したタイ
ミングで、前記第1の受信可能性端末情報を取得してい
ることを特徴としている。
【0015】また、請求項17記載の無線通信システム
は、請求項1乃至16のいずれかに記載の無線通信シス
テムにおいて、前記一の無線通信端末の使用者の発呼動
作を予測する発呼動作予測手段を備えており、前記通信
確立手段が、前記発呼動作予測手段が前記発呼動作を予
測検出したとき、前記受信可能性のある無線通信端末に
発呼して、通信を確立することを特徴としている。
【0016】また、請求項18記載の無線通信システム
は、請求項17記載の無線通信システムにおいて、前記
発呼動作予測手段が、前記一の無線通信端末において使
用者が通話の際に耳を当てる部位に設けた接触検出セン
サであることを特徴としている。また、請求項19記載
の無線通信システムは、請求項1乃至18のいずれかに
記載の無線通信システムにおいて、前記無線通信端末が
外部から取得する情報及び保持する情報は経時変化する
ものであり、前記無線通信端末が外部から取得した情報
及び保持している情報の管理日時を所定の基準日時で調
整する情報日時調整手段を備えていることを特徴として
いる。
【0017】また、請求項20記載の無線通信方法にお
いて、無線通信端末が外部から取得した情報及び保持し
ている情報の少なくとも一方を利用して、一の無線通信
端末と受信可能性のある受信候補の無線通信端末を示す
第1の受信可能性端末情報を取得し、その取得した第1
の受信可能性端末情報に基づいて、前記一の無線通信端
末と前記受信候補の無線通信端末との通信を確立するか
否かを判定し、その判定結果に基づいて、前記一の無線
通信端末と前記受信可能性のある無線通信端末との通信
を確立することを特徴としている。
【0018】また、請求項21記載の無線通信方法は、
請求項20記載の無線通信方法において、複数の前記受
信候補の無線通信端末について複数の前記第1の受信可
能性端末情報を取得することを特徴としている。また、
請求項22記載の無線通信方法は、請求項20又は21
に記載の無線通信方法において、前記一の無線通信端末
と他の無線通信端末との間の距離を示す距離情報を利用
して、前記第1の受信可能性端末情報を取得することを
特徴としている。
【0019】また、請求項23記載の無線通信方法は、
請求項20又は21に記載の無線通信方法において、前
記一の無線通信端末と他の無線通信端末との位置情報を
利用して検索した前記一の無線通信端末の位置と他の無
線通信端末の位置との間で使用者が利用可能な交通手段
に関する情報から前記第1の受信可能性端末情報を取得
することを特徴としている。
【0020】また、請求項24記載の無線通信方法は、
請求項20又は21に記載の無線通信方法において、前
記無線通信端末の使用者の状態を示す使用者状態情報を
利用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得するこ
とを特徴としている。また、請求項25記載の無線通信
方法は、請求項24記載の無線通信方法において、前記
使用者状態情報が、前記使用者の内面の情報、前記使用
者の周囲の情報及び使用者の現在位置の情報の少なくと
も一方であることを特徴としている。
【0021】また、請求項26記載の無線通信方法は、
請求項25記載の無線通信方法において、前記使用者の
内面の情報が、前記使用者の希望を示す希望情報である
ことを特徴としている。また、請求項27記載の無線通
信方法は、請求項20又は21に記載の無線通信方法に
おいて、前記無線通信端末に登録されている使用者の予
定を示す予定情報を利用して、前記第1の受信可能性端
末情報を取得することを特徴としている。
【0022】また、請求項28記載の無線通信方法は、
請求項20又は21に記載の無線通信方法において、前
記無線通信端末に登録されている使用者の通信履歴情報
を利用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得する
ことを特徴としている。また、請求項29記載の無線通
信方法は、請求項20又は21に記載の無線通信方法に
おいて、前記一の無線通信端末の使用者の通信要求度合
いを示す通信要求度と、他の無線通信端末の使用者の受
信都合の良さの度合いを示す受信都合度とを利用して、
前記第1の受信可能性端末情報を取得することを特徴と
している。
【0023】また、請求項30記載の無線通信方法は、
請求項20乃至29のいずれかに記載の無線通信方法に
おいて、前記無線通信端末が互いに無線基地局を介して
通信を行うように構成されており、前記無線基地局が、
外部から取得した情報及び保持している情報の少なくと
も一方を利用して、前記一の無線通信端末と受信可能性
のある受信候補の無線通信端末を示す第2の受信可能性
端末情報を取得しており、前記第1及び第2の受信可能
性端末情報に基づいて、前記受信可能性のある受信候補
の無線通信端末との通信を確立するか否かを判定するこ
とを特徴としている。
【0024】また、請求項31記載の無線通信方法は、
請求項20乃至30のいずれかに記載の無線通信方法に
おいて、前記一の無線通信端末が、前記判定結果に基づ
いて、前記受信候補の無線通信端末についての所定の情
報を表示する表示画面を備えており、前記表示画面への
前記所定の情報の表示に対応してなされた使用者による
通信相手の選択に応じて通信を確立することを特徴とし
ている。
【0025】また、請求項32記載の無線通信方法は、
請求項31記載の無線通信方法において、前記所定の情
報が、前記受信候補のリストであり、前記使用者が、前
記表示画面に表示された前記リストから通信相手を選択
することを特徴としている。また、請求項33記載の無
線通信方法は、請求項31又は32に記載の無線通信方
法において、前記一の無線通信端末の使用者が前記表示
画面を見る動作を検出したとき、前記表示画面に前記所
定の情報を表示することを特徴としている。
【0026】また、請求項34記載の無線通信方法は、
請求項33記載の無線通信方法において、前記表示画面
を見る動作を予測検出したタイミングで、前記第1の受
信可能性端末情報を取得していることを特徴としてい
る。また、請求項35記載の無線通信方法は、請求項2
0乃至34のいずれかに記載の無線通信方法において、
前記一の無線通信端末の使用者の発呼動作を検出したと
き、前記受信可能性のある無線通信端末に発呼して、通
信を確立することを特徴としている。
【0027】また、請求項36記載の無線通信方法は、
請求項20乃至35のいずれかに記載の無線通信方法に
おいて、前記無線通信端末が外部から取得する情報及び
保持する情報は経時変化するものであり、前記無線通信
端末が外部から取得した情報及び保持している情報の管
理日時を所定の基準日時で調整することを特徴としてい
る。
【0028】また、請求項37記載の情報管理装は、無
線通信端末が外部から取得した情報及び保持している情
報の少なくとも一方を、当該無線通信端末から取得する
端末情報取得手段と、前記端末情報取得手段が取得した
情報を利用して、一の無線通信端末と受信可能性のある
受信候補の無線通信端末を示す第1の受信可能性端末情
報を取得する受信可能性端末情報取得手段と、前記受信
可能性端末情報取得手段が取得した第1の受信可能性端
末情報に基づいて、前記一の無線通信端末と前記受信候
補の無線通信端末との通信を確立するか否かを判定する
通信実行判定手段と、前記通信実行判定手段の判定結果
に基づいて、前記一の無線通信端末と前記受信候補の無
線通信端末との通信を実行させるための処理を行う通信
実行処理手段と、を備えることを特徴としている。
【0029】また、請求項38記載の情報管理装は、請
求項37記載の情報管理装置において、前記受信可能性
端末情報取得手段が、複数の前記受信候補の無線通信端
末について複数の前記第1の受信可能性端末情報を取得
することを特徴としている。また、請求項39記載の情
報管理装は、請求項37又は38に記載の情報管理装置
において、前記受信可能性端末情報取得手段が、前記一
の無線通信端末と他の無線通信端末との間の距離を示す
距離情報を利用して、前記第1の受信可能性端末情報を
取得することを特徴としている。
【0030】また、請求項40記載の情報管理装置は、
請求項37又は38に記載の情報管理装置において、前
記受信可能性端末情報取得手段が、前記一の無線通信端
末と他の無線通信端末との位置情報を利用して検索した
前記一の無線通信端末の位置と他の無線通信端末の位置
との間で使用者が利用可能な交通手段に関する情報から
前記第1の受信可能性端末情報を取得することを特徴と
している。
【0031】また、請求項41記載の情報管理装は、請
求項37又は38に記載の情報管理装置において、前記
受信可能性端末情報取得手段が、前記無線通信端末の使
用者の状態を示す使用者状態情報を利用して、前記第1
の受信可能性端末情報を取得することを特徴としてい
る。また、請求項42記載の情報管理装は、請求項41
記載の情報管理装置において、前記使用者状態情報が、
前記使用者の内面の情報、前記使用者の周囲の情報及び
前記使用者の現在位置の情報の少なくとも一方であるこ
とを特徴としている。
【0032】また、請求項43記載の情報管理装は、請
求項42記載の情報管理装置において、前記使用者の内
面の情報が、前記使用者の希望を示す希望情報であるこ
とを特徴としている。また、請求項44記載の情報管理
装は、請求項37又は38に記載の情報管理装置におい
て、前記受信可能性端末情報取得手段が、前記無線通信
端末に登録されている使用者の予定を示す予定情報を利
用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得すること
を特徴としている。
【0033】また、請求項45記載の情報管理装は、請
求項37又は38に記載の情報管理装置において、前記
受信可能性端末情報取得手段が、前記無線通信端末に登
録されている使用者の通信履歴情報を利用して、前記第
1の受信可能性端末情報を取得することを特徴としてい
る。また、請求項46記載の情報管理装は、請求項37
又は38に記載の情報管理装置において、前記受信可能
性端末情報取得手段が、前記一の無線通信端末の使用者
の通信要求度合いを示す通信要求度と、他の無線通信端
末の使用者の受信都合の良さの度合いを示す受信都合度
とを利用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得す
ることを特徴としている。
【0034】また、請求項47記載の情報管理装は、請
求項37乃至46のいずれかに記載の情報管理装置にお
いて、前記無線通信端末が互いに無線基地局を介して通
信を行うように構成されており、前記無線基地局が、外
部から取得した情報及び保持している情報の少なくとも
一方を利用して、前記一の無線通信端末と受信可能性の
ある受信候補の無線通信端末を示す第2の受信可能性端
末情報を取得しており、前記通信実行判定手段が、前記
第1及び第2の受信可能性端末情報に基づいて、前記受
信可能性のある受信候補の無線通信端末との通信を確立
するか否かを判定することを特徴としている。
【0035】また、請求項48記載の情報管理装は、請
求項37乃至47のいずれかに記載の情報管理装置にお
いて、前記無線通信端末が外部から取得する情報及び保
持する情報は経時変化するものであり、前記無線通信端
末が外部から取得した情報及び保持している情報の管理
日時を自己の基準日時に調整する情報日時調整手段を備
えていることを特徴としている。
【0036】また、請求項49記載の情報管方法は、無
線通信端末が外部から取得した情報及び保持している情
報の少なくとも一方を、当該無線通信端末から取得し、
その取得した情報を利用して、一の無線通信端末と受信
可能性のある受信候補の無線通信端末を示す第1の受信
可能性端末情報を取得し、その取得した第1の受信可能
性端末情報に基づいて、前記一の無線通信端末と前記受
信候補の無線通信端末との通信を確立するか否かを判定
し、その判定結果に基づいて、前記一の無線通信端末と
前記受信候補の無線通信端末との通信を実行させるため
の処理を行うことを特徴としている。
【0037】また、請求項50記載の情報管方法は、請
求項49記載の情報管理方法において、複数の前記受信
候補の無線通信端末について複数の前記第1の受信可能
性端末情報を取得することを特徴としている。また、請
求項51記載の情報管方法は、請求項49又は50に記
載の情報管理方法において、前記一の無線通信端末と他
の無線通信端末との間の距離を示す距離情報を利用し
て、前記第1の受信可能性端末情報を取得することを特
徴としている。
【0038】また、請求項52記載の情報管理方法は、
請求項49又は50に記載の情報管理方法において、前
記一の無線通信端末と他の無線通信端末との位置情報を
利用して検索した前記一の無線通信端末の位置と他の無
線通信端末の位置との間で使用者が利用可能な交通手段
に関する情報から前記第1の受信可能性端末情報を取得
することを特徴としている。
【0039】また、請求項53記載の情報管方法は、請
求項49又は50に記載の情報管理方法において、前記
無線通信端末の使用者の状態を示す使用者状態情報を利
用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得すること
を特徴としている。また、請求項54記載の情報管方法
は、請求項53記載の情報管理方法において、前記使用
者状態情報が、前記使用者の内面の情報、前記使用者の
周囲の情報及び前記使用者の現在位置の情報の少なくと
も一方であることを特徴としている。
【0040】また、請求項55記載の情報管方法は、請
求項54記載の情報管理方法において、前記使用者の内
面の情報が、前記使用者の希望を示す希望情報であるこ
とを特徴としている。また、請求項56記載の情報管方
法は、請求項49又は50に記載の情報管理方法におい
て、前記無線通信端末に登録されている使用者の予定を
示す予定情報を利用して、前記第1の受信可能性端末情
報を取得することを特徴としている。
【0041】また、請求項57記載の情報管方法は、請
求項49又は50に記載の情報管理方法において、前記
無線通信端末に登録されている使用者の通信履歴情報を
利用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得するこ
とを特徴としている。また、請求項58記載の情報管方
法は、請求項49又は50に記載の情報管理方法におい
て、前記受信可能性端末情報取得手段が、前記一の無線
通信端末の使用者の通信要求度合いを示す通信要求度
と、他の無線通信端末の使用者の受信都合の良さの度合
いを示す受信都合度とを利用して、前記第1の受信可能
性端末情報を取得することを特徴としている。
【0042】また、請求項59記載の情報管方法は、請
求項49乃至58のいずれかに記載の情報管理方法にお
いて、前記無線通信端末が互いに無線基地局を介して通
信を行うように構成されており、前記無線基地局が、外
部から取得した情報及び保持している情報の少なくとも
一方を利用して、前記一の無線通信端末と受信可能性の
ある受信候補の無線通信端末を示す第2の受信可能性端
末情報を取得しており、前記通信実行判定手段が、前記
第1及び第2の受信可能性端末情報に基づいて、前記受
信可能性のある受信候補の無線通信端末との通信を確立
するか否かを判定することを特徴としている。
【0043】また、請求項60記載の情報管方法は、請
求項49乃至59のいずれかに記載の情報管理方法にお
いて、前記無線通信端末が外部から取得する情報及び保
持する情報は経時変化するものであり、前記無線通信端
末が外部から取得した情報及び保持している情報の管理
日時を、その情報を同時に管理する情報管理装置の基準
日時に調整することを特徴としている。
【0044】また、請求項61記載の無線情報通信端末
は、外部から取得した情報及び保持している情報の少な
くとも一方に基づいて、自己と受信可能性のある受信候
補の無線通信端末を選択する受信候補選択手段と、前記
受信候補選択手段が選択した受信候補の無線通信端末に
ついての所定の情報を表示画面に表示する情報表示手段
と、を備えていることを特徴としている。
【0045】また、請求項62記載の無線通信端末は、
請求項61記載の無線通信端末において、前記受信候補
選択手段が、複数の前記受信候補の無線通信端末を選択
することを特徴としている。また、請求項63記載の無
線通信端末は、請求項61又は62に記載の無線通信端
末において、前記受信候補選択手段が、他の無線通信端
末との間の距離を示す距離情報に基づいて、自己と受信
可能性のある受信候補の無線通信端末を選択しているこ
とを特徴としている。
【0046】また、請求項64記載の無線通信端末は、
請求項61又は62に記載の無線通信端末において、前
記受信候補選択手段が、自己の位置情報と他の無線通信
端末の位置情報から検索した自己の位置と他の無線通信
端末の位置との間で使用者が利用可能な交通手段に関す
る情報に基づいて、自己と受信可能性のある受信候補の
無線通信端末を選択していることを特徴としている。
【0047】また、請求項65記載の無線通信端末は、
請求項61又は62に記載の無線通信端末において、前
記受信候補選択手段が、自己を使用する使用者を示す使
用者状態情報及び他の無線通信端末の使用者の状態を示
す使用者状態情報の少なくとも一方に基づいて、自己と
受信可能性のある受信候補の無線通信端末を選択してい
ることを特徴としている。
【0048】また、請求項66記載の無線通信端末は、
請求項65記載の無線通信端末において、前記使用者状
態情報が、使用者の内面の情報及び使用者の周囲の情報
の少なくとも一方であることを特徴としている。また、
請求項67記載の無線通信端末は、請求項66記載の無
線通信端末において、前記使用者の内面の情報が、前記
使用者の希望を示す希望情報であることを特徴としてい
る。
【0049】また、請求項68記載の無線通信端末は、
請求項61又は62に記載の無線通信端末において、自
己を使用する使用者の予定を示す予定情報及び他の無線
通信端末の使用者の予定を示す予定情報の少なくとも一
方に基づいて、自己と受信可能性のある受信候補の無線
通信端末を選択していることを特徴としている。また、
請求項69記載の無線通信端末は、請求項61又は62
に記載の無線通信端末において、自己の通信履歴情報及
び他の無線通信端末の通信履歴情報の少なくとも一方に
基づいて、自己と受信可能性のある受信候補の無線通信
端末を選択していることを特徴としている。
【0050】また、請求項70記載の無線通信端末は、
請求項61又は62に記載の無線通信端末において、自
己を使用する使用者の通信要求度合いを示す通信要求度
と、他の無線通信端末の使用者の受信都合の良さの度合
いを示す受信都合度に基づいて、自己と受信可能性のあ
る受信候補の無線通信端末を選択していることを特徴と
している。
【0051】また、請求項71記載の無線通信端末は、
請求項61乃至70のいずれかに記載の無線通信端末に
おいて、前記表示画面への前記所定の情報の表示に対応
してなされた使用者による通信相手の選択に応じて通信
を確立する通信確立手段を備えていることを特徴として
いる。また、請求項72記載の無線通信端末は、請求項
71記載の無線通信端末において、前記所定の情報が、
前記受信候補のリストであり、前記使用者が、前記表示
画面に表示された前記リストから通信相手を選択するこ
とを特徴としている。
【0052】また、請求項73記載の無線通信端末は、
請求項71又は72に記載の無線通信端末において、自
己を使用する使用者が前記表示画面を見る動作を予測す
る見動作予測手段を備えており、前記情報表示手段が、
前記見動作予測手段が前記表示画面を見る動作を予測検
出したとき、前記表示画面に前記所定の情報を表示する
ことを特徴としている。
【0053】また、請求項74記載の無線通信端末は、
請求項73記載の無線通信端末において、前記見動作予
測手段が、前記使用者による保持部位に設けた接触検出
センサであることを特徴としている。また、請求項75
記載の無線通信端末は、請求項73又は74に記載の無
線通信端末において、前記受信候補選択手段が、前記見
動作予測手段が前記表示画面を見る動作を予測検出した
タイミングで、自己と受信可能性のある受信候補の無線
通信端末を選択をしていることを特徴としている。
【0054】また、請求項76記載の無線通信端末は、
請求項71乃至75のいずれかに記載の無線通信端末に
おいて、自己を使用する使用者の発呼動作を予測する発
呼動作予測手段を備えており、前記通信確立手段が、前
記発呼動作予測手段が前記発呼動作を予測検出したと
き、前記受信可能性のある無線通信端末に発呼して、通
信を確立することを特徴としている。
【0055】また、請求項77記載の無線通信端末は、
請求項76記載の無線通信端末において、前記発呼動作
予測手段が、前記使用者が通話の際に耳を当てる部位に
設けた接触検出センサであることを特徴としている。ま
た、請求項78記載の無線通信端末制御方法は、発信元
の無線通信端末が外部から取得した情報及び保持してい
る情報の少なくとも一方に基づいて、前記発信元の無線
通信端末と受信可能性のある受信候補の無線通信端末を
選択し、その選択した受信候補の無線通信端末について
の所定の情報を表示画面に表示することを特徴としてい
る。
【0056】また、請求項79記載の無線通信端末制御
方法は、請求項78記載の無線通信端末制御方法におい
て、複数の前記受信候補の無線通信端末を選択すること
を特徴としている。また、請求項80記載の無線通信端
末制御方法は、請求項78又は79に記載の無線通信端
末制御方法において、前記発信元の無線通信端末と他の
無線通信端末との間の距離を示す距離情報に基づいて、
前記発信元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補
の無線通信端末を選択していることを特徴としている。
【0057】また、請求項81記載の無線通信端末制御
方法は、請求項78又は79に記載の無線通信端末制御
方法において、前記発信元の無線通信端末と他の無線通
信端末の位置情報から検索した前記発信元の無線通信端
末の位置と他の無線通信端末の位置との間で使用者が利
用可能な交通手段に関する情報に基づいて、発信元の無
線通信端末と受信可能性のある受信候補の無線通信端末
を選択していることを特徴としている。
【0058】また、請求項82記載の無線通信端末制御
方法は、請求項78又は79に記載の無線通信端末制御
方法において、前記発信元の無線通信端末の使用者を示
す使用者状態情報及び他の無線通信端末の使用者の状態
を示す使用者状態情報の少なくとも一方に基づいて、前
記発信元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補の
無線通信端末を選択していることを特徴としている。
【0059】また、請求項83記載の無線通信端末制御
方法は、請求項82記載の無線通信端末制御方法におい
て、前記使用者状態情報が、前記使用者の内面の情報、
前記使用者の周囲の情報及び前記使用者の現在位置の情
報の少なくとも一方であることを特徴としている。ま
た、請求項84記載の無線通信端末制御方法は、請求項
83記載の無線通信端末制御方法において、前記使用者
の内面の情報が、前記使用者の希望を示す希望情報であ
ることを特徴としている。
【0060】また、請求項85記載の無線通信端末制御
方法は、請求項78又は79に記載の無線通信端末制御
方法において、前記発信元の無線通信端末の使用者の予
定を示す予定情報及び他の無線通信端末の使用者の予定
を示す予定情報の少なくとも一方に基づいて、前記発信
元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無線通
信端末を選択していることを特徴としている。
【0061】また、請求項86記載の無線通信端末制御
方法は、請求項78又は79に記載の無線通信端末制御
方法において、前記発信元の無線通信端末の通信履歴情
報及び他の無線通信端末の通信履歴情報の少なくとも一
方に基づいて、前記発信元の無線通信端末と受信可能性
のある受信候補の無線通信端末を選択していることを特
徴としている。
【0062】また、請求項87記載の無線通信端末制御
方法は、請求項78又は79に記載の無線通信端末制御
方法において、前記発信元の無線通信端末の使用者の通
信要求度合いを示す通信要求度と、他の無線通信端末の
使用者の受信都合の良さの度合いを示す受信都合度に基
づいて、前記発信元の無線通信端末と受信可能性のある
受信候補の無線通信端末を選択していることを特徴とし
ている。
【0063】また、請求項88記載の無線通信端末制御
方法は、請求項78乃至87のいずれかに記載の無線通
信端末制御方法において、前記表示画面への前記所定の
情報の表示に対応してなされた使用者による通信相手の
選択に応じて通信を確立することを特徴としている。ま
た、請求項89記載の無線通信端末制御方法は、請求項
88記載の無線通信端末制御方法において、前記所定の
情報が、前記受信候補のリストであり、前記使用者が、
前記表示画面に表示された前記リストから通信相手を選
択することを特徴としている。
【0064】また、請求項90記載の無線通信端末制御
方法は、請求項88又は89に記載の無線通信端末制御
方法において、前記発信元の無線通信端末の使用者が前
記表示画面を見る動作を検出したとき、前記表示画面に
前記所定の情報を表示することを特徴としている。ま
た、請求項91記載の無線通信端末制御方法は、請求項
89又は90に記載の無線通信端末制御方法において、
前記表示画面を見る動作を予測検出したタイミングで、
前記発信元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補
の無線通信端末を選択していることを特徴としている。
【0065】また、請求項92記載の無線通信端末制御
方法は、請求項88乃至91のいずれかに記載の無線通
信端末制御方法において、前記発信元の無線通信端末の
使用者の発呼動作を検出したとき、前記受信可能性のあ
る無線通信端末に発呼して、通信を確立することを特徴
としている。また、請求項93記載のプログラムは、発
信元の無線通信端末が外部から取得した情報及び保持し
ている情報の少なくとも一方に基づいて、前記発信元の
無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無線通信端
末を選択し、その選択した受信候補の無線通信端末につ
いての所定の情報を表示画面に表示することを実行させ
ることを特徴としている。
【0066】また、請求項94記載のプログラムは、請
求項93記載のプログラムにおいて、複数の前記受信候
補の無線通信端末を選択することを特徴としている。ま
た、請求項95記載のプログラムは、請求項93又は9
4に記載のプログラムにおいて、前記発信元の無線通信
端末と他の無線通信端末との間の距離を示す距離情報に
基づいて、前記発信元の無線通信端末と受信可能性のあ
る受信候補の無線通信端末を選択していることを特徴と
している。
【0067】また、請求項96記載のプログラムは、請
求項93又は94に記載のプログラムにおいて、前記発
信元の無線通信端末と他の無線通信端末の位置情報から
検索した前記発信元の無線通信端末の位置と他の無線通
信端末の位置との間で使用者が利用可能な交通手段に関
する情報に基づいて、発信元の無線通信端末と受信可能
性のある受信候補の無線通信端末を選択していることを
特徴としている。
【0068】また、請求項97記載のプログラムは、請
求項93又は94に記載のプログラムにおいて、前記発
信元の無線通信端末の使用者を示す使用者状態情報及び
他の無線通信端末の使用者の状態を示す使用者状態情報
の少なくとも一方に基づいて、前記発信元の無線通信端
末と受信可能性のある受信候補の無線通信端末を選択し
ていることを特徴としている。
【0069】また、請求項98記載のプログラムは、請
求項97記載のプログラムにおいて、前記使用者状態情
報が、使用者の内面の情報及び使用者の周囲の情報の少
なくとも一方であることを特徴としている。また、請求
項99記載のプログラムは、請求項98記載のプログラ
ムにおいて、前記使用者の内面の情報が、前記使用者の
希望を示す希望情報であることを特徴としている。
【0070】また、請求項100記載のプログラムは、
請求項93又は94に記載のプログラムにおいて、前記
発信元の無線通信端末の使用者の予定を示す予定情報及
び他の無線通信端末の使用者の予定を示す予定情報の少
なくとも一方に基づいて、前記発信元の無線通信端末と
受信可能性のある受信候補の無線通信端末を選択してい
ることを特徴としている。
【0071】また、請求項101記載のプログラムは、
請求項93又は94に記載のプログラムにおいて、前記
発信元の無線通信端末の通信履歴情報及び他の無線通信
端末の通信履歴情報の少なくとも一方に基づいて、前記
発信元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無
線通信端末を選択していることを特徴としている。ま
た、請求項102記載のプログラムは、請求項93又は
94に記載のプログラムにおいて、前記発信元の無線通
信端末の使用者の通信要求度合いを示す通信要求度と、
他の無線通信端末の使用者の受信都合の良さの度合いを
示す受信都合度に基づいて、前記発信元の無線通信端末
と受信可能性のある受信候補の無線通信端末を選択して
いることを特徴としている。
【0072】また、請求項103記載のプログラムは、
請求項93乃至102のいずれかに記載のプログラムに
おいて、前記表示画面への前記所定の情報の表示に対応
してなされた使用者による通信相手の選択に応じて通信
を確立することを特徴としている。また、請求項104
記載のプログラムは、請求項103記載のプログラムに
おいて、前記所定の情報が、前記受信候補のリストであ
り、前記使用者が、前記表示画面に表示された前記リス
トから通信相手を選択することを特徴としている。
【0073】また、請求項105記載のプログラムは、
請求項103又は104に記載のプログラムにおいて、
前記発信元の無線通信端末の使用者が前記表示画面を見
る動作を検出したとき、前記表示画面に前記所定の情報
を表示することを特徴としている。また、請求項106
記載のプログラムは、請求項104又は105に記載の
プログラムにおいて、前記表示画面を見る動作を予測検
出したタイミングで、前記発信元の無線通信端末と受信
可能性のある受信候補の無線通信端末を選択しているこ
とを特徴としている。
【0074】また、請求項107記載のプログラムは、
請求項93乃至106のいずれかに記載のプログラムに
おいて、前記発信元の無線通信端末の使用者の発呼動作
を検出したとき、前記受信可能性のある無線通信端末に
発呼して、通信を確立することを特徴としている。
【0075】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。この実施の形態は、図1に
示すように、通信ネットワーク40を介して複数の無線
通信端末101,102,103,・・・,10nとサーバ
30とが通信可能とされている無線通信システムであ
る。
【0076】この無線通信システムでは、サーバ30で
各無線通信端末101,102,10 3,・・・,10n
ユーザの状態を更新してくとともに、各無線通信端末1
1,102,103,・・・,10nの通信要求に応じ
て、サーバ30と当該通信要求した無線通信端末1
1,102,・・・,10nとが連携して都合の良い受
信者(他の無線通信端末)の候補を選択して自動検索す
ることを実現している。ここで、ユーザの状態とは、ユ
ーザの位置を示す位置情報や、ユーザの希望を示す希望
情報である。また、ユーザの位置は、当該ユーザが所有
する無線通信端末の位置を示すことになる。
【0077】この図1に示すように、各無線通信端末1
1,102,103,・・・,10nは、通常、そのユー
ザの行動に応じて現在位置が異なるものである。すなわ
ち、この図1に示すように、第1の無線通信端末101
は、ユーザが東京で仕事中には、そのユーザの東京の会
社にあり、第2の無線通信端末102は、ユーザが東京
でくつろいでいるので、そのユーザの東京の自宅にあ
り、第3の無線通信端末103は、ユーザが栃木県を車
で通過中であるので、栃木県内にあり、第nの無線通信
端末10nは、ユーザが東京の喫茶店でお茶を飲んでい
るので、東京のとある喫茶店にある。無線通信システム
は、このような各無線通信端末101,102,103
・・・,10nの位置情報をユーザの状態として参照
し、都合の良い受信者(他の無線通信端末)の候補を選
択して自動検索することを実現しているのである。
【0078】以下、各無線通信端末101,102,10
3,・・・,10n及びサーバ30の構成及びその動作を
説明する。 (1)各部の構成 (1−1)無線通信端末の構成 各無線通信端末101,102,103,・・・,10n
それぞれが同様な構成であり、以下の説明では、無線通
信端末10と記して、各無線通信端末101,102,1
3,・・・,10nの構成を説明する。
【0079】無線通信端末10は、例えばいわゆる携帯
電話機やPHS(Personal Handyphone System)等であ
り、図2に示すように、通信部11、記憶部12、表示
部13、演算部14、状態取得部15、状態検出部2
0、音声出力部16、音声入力部17、キー入力部18
及び経路探索部19を備えている。通信部11は、図示
しないアンテナを介して無線通信による送受信を行う。
記憶部12は、所定のプログラムやデータを格納するた
めに、ROM(Read OnlyMemory)や作業用のRAM(R
andom Access Memory)を備えて構成されている。表示
部13は、各種データを視覚的に外部表示するための部
分であり、例えば液晶ディスプレイを備えている。音声
出力部16は、音声を外部部出力する部分であり、スピ
ーカを備えている。音声入力部17は、外部からの音声
が入力される部分であり、マイクを備えている。キー入
力部18は、データの外部入力を行なうための部分であ
り、キーボードを備えている。状態取得部15は、ユー
ザの状態を取得するための部分であり、状態検出部20
の検出結果に基づいてそのようなユーザの状態を取得し
ている。
【0080】ここで、ユーザの状態としては、ユーザの
希望、機嫌等の内部状態や、ユーザが置かれている環
境、例えば現在位置や服装等の外部状態が挙げられる。
さらに、ユーザの状態には、過去のユーザの状態も含ま
れる。例えば、過去のユーザの状態とは、ユーザが過去
において、どこに行ったか、誰に電話したか等である。
状態検出部20は、位置センサ21、タッチセンサ22
及びその他のセンサ23を備えて、そのようなユーザの
状態に関する情報を検出している。ここで、タッチセン
サ22は、当該無線通信装置10におけるグリップ部位
や通話する際に耳が当てられる部位に設けられている。
すなわち、タッチセンサ22は、無線通信端末10を持
ち、無線通信端末10のスピーカ部に耳を付けるといっ
た動作からユーザの発呼動作を検出するものとして備え
られる。また、位置センサ21は、無線通信端末10の
現在位置を測定する測位手段である。例えば、位置セン
サ21としては、GPS(Global Positioning Syste
m)を利用したものが挙げられる。また、測位手段は、
AOA(Angle of Arrival)、TDOA(Time Differe
nce of Arrival)、OTDOA(Observed Time Differ
ence of Arrival)、TOA(Time of Arrival)、OD
T(Observed Time Difference)、CellID等を利
用して構成されるものであってもよい。
【0081】経路探索部19は、経路を探索するための
部分である。すなわち、経路探索部19は、現在地と目
的地との間の交通手段或いは交通機関を利用した経路を
探索する。ここで、現在地の情報については、前述した
測位手段から得ており、目的地については、例えば、所
望の他の無線通信端末の位置であり、その情報は、例え
ば、該所望の他の無線通信端末から取得する。また、経
路探索のための交通手段の情報については、記憶部12
に記憶されており、経路探索部19は、この情報に基づ
いて経路探索を実行する。
【0082】演算部15は、CPUを備えており、前述
の通信部11、記憶部12、表示部13、状態取得部1
5、状態検出部20、音声出力部16、音声入力部1
7、キー入力部18及び経路探索部19とそれぞれ接続
されている。そして、演算部15は、これら各部につい
て例えば記憶部12に記憶されている所定のプログラム
に基づいて所定の制御を実施している。無線通信端末1
0は、この演算部15により後述する各種動作を実現す
るための処理を行っている。
【0083】(1−2)サーバの構成 サーバ30は、例えばコンピュータで構成されており、
図3に示すように、記憶部31、表示部32、演算部3
3、通信部34、キー入力部35及び経路探索部36を
備えている。また、サーバ30は、図1に示すように、
ADテーブル(Address Table、ADTBL)D1及び
ユーザ状態テーブル(User Codition Table、UCTB
L、以下、UCテーブルという。)D2を有している。
【0084】例えば、各無線通信端末101,102,1
3,・・・,10nは、無線基地局を介して通信ネット
ワーク40に接続するようになされており、サーバ30
は、前記無線基地局を管理する無線制御装置が備えてい
る。しかし、サーバ30は、無線制御装置に備えられて
いることに限定されるものでもない。通信部34は、通
信インターフェースを備えて構成されている。記憶部3
1は、所定のプログラムやデータを格納するために、デ
ィスク装置やROM或いは作業用のディスク装置やRA
Mを備えて構成されている。表示部32は、各種データ
を視覚的に外部表示するための部分であり、ディスプレ
イを備えている。キー入力部35は、データの外部入力
を行なうための部分であり、キーボードを備えている。
【0085】経路探索部36は、無線通信端末10の経
路探索部19と同様な経路を探索するための部分であ
る。すなわち、経路探索部36は、無線通信端末10の
位置情報に基づいて、2つの無線通信端末10間の経路
を探索する。ここで、位置情報は各無線通信端末10が
測位手段により得た情報であり、経路探索部36は、各
無線通信端末10から送信されてくる位置情報に基づい
て経路を探索する。なお、サーバ30が各無線通信端末
10の位置を測位してもよく、この場合、経路探索部3
6は、サーバ30が測位した各無線通信端末10の位置
情報に基づいて2つの無線通信端末10間の経路を探索
する。
【0086】また、経路探索のための交通手段の情報に
ついては、記憶部31に記憶されており、経路探索部3
6は、この情報に基づいて経路探索を実行する。演算部
33は、CPUを備えており、前述の記憶部31、表示
部32、通信部34、キー入力部35及び経路探索部3
6とそれぞれ接続されている。そして、演算部33は、
これら各部について例えば記憶部31に記憶されている
所定のプログラムに基づいて所定の制御を実施する。サ
ーバ30は、この演算部33により後述する各種動作を
実現するための処理を行っている。
【0087】なお、ADテーブルD1及びUCテーブル
D2は各種情報によって構成されているが、後で詳述す
る。 (2)各部の動作 (2−1)サーバに記憶されているユーザ状態の更新動
作 この無線通信システムでは、各無線通信端末10が当該
無線通信端末10のユーザのユーザ状態を管理するとと
もに、サーバ30でも、各無線通信端末10のユーザの
ユーザ状態を管理している。
【0088】すなわち、サーバ30は、ユーザ状態を管
理するためのテーブルであるUCテーブルにより各無線
通信端末101,102,103,・・・,10nのユーザ
のユーザ状態を管理している。そして、サーバ30は、
そのUCテーブルを所定のタイミングで更新している。
ここで、UCテーブルは、図4に示すように、各ユーザ
の無線通信端末101,102,103,・・・,10n
電話番号、位置(緯度、経度)、そのユーザの希望及び
受信者の都合の情報からなる。
【0089】例えば、ユーザの希望は、焼肉を食べた
い、遊園地に行きたい、フィットネスに行きたい、或い
は特にない、等の情報からなる。また、受信者の都合
は、例えば、受信者の現在の状態により決定される情報
で、ポイントとして表される。例えば、ポイントは、図
5に示すような受信者の状態とポイントとが対応されて
いるPRリスト(PRLST)から、受信者の状態に応
じて決定している。例えば、受信者の状態が、「ただい
まokボタンまたは暇しているボタンが押されている」
の場合にポイントを500とし、また、「仕事中」の場
合にポイントを−300にするといったように、受信者
の受信可能性が高い程、ポイントを高くする。
【0090】また、UCテーブルは、前述した情報によ
り構成されていることに限定されるものではない。例え
ば、UCテーブルは、各種情報の更新日時を持ってい
る。先ず、このUCテーブルの更新の際の無線通信端末
10及びサーバ30の処理手順を説明する。ここで、U
Cテーブルの更新は、サーバ30が定期的に無線通信端
末10に対してユーザ状態を問い合わせて行うものと、
無線通信端末10でユーザ状態が更新されたとき又は一
定時間が経過したことを検出したときに行うものとがあ
る。先ず、前者を説明する。
【0091】(2−1−1)サーバが定期的に無線通信
端末に対してユーザ状態を問い合わせてUCテーブルの
更新を行う場合 (2−1−1−1)無線通信端末の動作 図6は、無線通信端末10の処理手順のフローチャート
を示す。無線通信端末10は、電源ONされると、ステ
ップS2において、サーバ30からのユーザ状態の問い
合わせ(ユーザ情報の送信要求)があるか否か、或いは
ユーザ状態に変化があるか否か、を判定する。
【0092】ここで、無線通信端末10は、サーバ30
からのユーザ状態の問い合わせがある場合、或いはユー
ザ状態に変化がある場合、ステップS4に進み、サーバ
30からのユーザ状態の問い合わせがない場合で、且つ
ユーザ状態に変化がない場合、ステップS3に進む。ス
テップS3では、無線通信端末10は待ち状態になる。
例えば、所定時間の待ち状態に入る。
【0093】例えば、無線通信端末10は、ユーザ状態
の情報を書き換えた際に、チェックマークを付したり、
或いはフラグを立てたりする。これにより、無線通信端
末10は、チェックマーク或いはフラグの状態を確認し
て、ユーザ状態の変化があるか否かを判定している。ま
た、サーバ30からのユーザ状態の問い合せがあった場
合については、ユーザ状態が変化していることも要件と
してもよい。すなわち、この場合、サーバ30からのユ
ーザ状態の問い合せがある場合でも、ユーザ状態が変化
していない限りはステップS3に進むようになる。
【0094】なお、ステップS2におけるユーザ状態変
化の判定は、無線通信端末10自信からサーバ30に更
新の要求をするための処理になる。前記ステップS4で
は、無線通信端末10は、前回のユーザ状態の変化から
一定時間経過しているか否かを判定する。ここで、無線
通信端末10は、一定時間経過していない場合、前記ス
テップS3の待ち状態に入り、一定時間経過している場
合、ステップS5に進む。
【0095】ステップS5では、無線通信端末10は、
送信可能な状態であるか否かを判定する。ここで、無線
通信端末10は、送信可能な状態でない場合、前記ステ
ップS3の待ち状態に入り、送信可能な状態の場合、ス
テップS6に進む。ステップS6では、無線通信端末1
0は、サーバ30にユーザ状態の情報を含むユーザ情報
を送信する。
【0096】ここで、ユーザ情報は、無線通信端末10
の電話番号、無線通信端末10(ユーザ)の現在位置、
無線通信端末10のユーザの状態、及びユーザの希望等
の各種情報が含まれている。すなわち、ユーザ情報は、
サーバ30が無線通信端末についての各種情報やその各
種情報を管理するための情報からなる。また、ユーザの
希望については、キー入力部18によって希望情報とし
てユーザが直接入力した情報であったあり、ユーザが入
力した他の情報から取得して決定している。例えば、他
の情報とは、使用者の予定を示す情報からなる予定リス
ト(TODOリスト)等がある。また、ユーザ情報は、
記憶部12に記憶されている。
【0097】このようなユーザ情報を送信すると、この
送信処理に対応してサーバ30からユーザ情報の更新日
時を示すユーザ情報更新日時情報と確認情報が送信され
てくるので、無線通信端末10は、ステップS7におい
て、そのユーザ情報更新日時と確認情報を受信して、ス
テップS8において、ユーザ情報更新日時を先に送信し
たユーザ情報に対応させてメモリに格納する。ここで、
確認情報とは、例えば、サーバ30でユーザ情報の更新
処理が終了した旨を示す情報である。そして、無線通信
端末10は、前記ステップS3の処理を実行して、再び
ステップS2からの処理を開始する。
【0098】以上の処理により、無線通信端末10は、
サーバ30からのユーザ情報更新日時によって、自己が
保持しているユーザ状態等の情報を管理することにな
る。ここで、無線通信端末10では、ユーザ状態の情報
が更新された際には、自信が持つ基準日時に基づいてそ
の更新日時についても書き換えている。しかし、無線通
信端末10は、サーバ30にユーザ状態を送信した後
は、サーバ30の基準日時のユーザ情報更新日時によっ
て、自己が保持しているユーザ状態等の情報を管理する
ことになる。
【0099】(2−1−1−2)サーバの動作 図7は、サーバ30の処理手順のフローチャートを示
す。サーバ30は、UCテーブル上のポインタの位置を
初期化すると、ステップS11において、ポインタが指
定しているユーザ(例えば、UCテーブル上で管理され
ている電話番号)のユーザ情報更新日時を取り出す。U
Cテーブル上のポインタの位置を初期化については、例
えばサーバ30の起動時に実施する。ここで、ユーザ情
報更新日時は、ユーザ情報が更新された最新の日時であ
る。
【0100】そして、サーバ30は、ステップS12に
おいて、ユーザ情報更新日時から現在日時が一定時間経
過しているか否かを判定する。ここで、サーバ30は、
一定時間経過している場合、ステップS13に進み、一
定時間経過していない場合、ステップS14に進む。ス
テップS14では、サーバ30は、UCテーブル上で次
のユーザにポインタを移動させて、再びステップS11
からの処理を開始する。
【0101】一方、ステップS15では、サーバ30
は、ポインタが指定しているユーザの無線通信端末10
にユーザ情報の送信を要求し、ステップS15に進む。
その後、このユーザ情報の送信の要求に対して無線通信
端末10からユーザ情報が送信されてくるが、サーバ3
0は、ステップS15において、この受信結果を判定す
る。ここで、サーバ30は、受信結果が受信失敗である
場合、前記ステップS14の処理を行い、受信結果が受
信成功である場合、ステップS16に進む。
【0102】ステップS16では、サーバ30は、UC
テーブルにユーザ情報を書き込むとともに、そのユーザ
情報の更新日時を書き込み、続くステップS17におい
て、無線通信端末30にそのユーザ情報更新日時情報及
びその確認情報を送信する。ここで、サーバ30は、自
己の基準日時でユーザ情報更新日時を生成している。ま
た、そのユーザ情報の更新日時は、無線通信端末10か
らのユーザ情報の受信日時やユーザ情報の書き込み日時
である。
【0103】そして、サーバ30は、前記ステップS1
4の処理を実行して、再びステップS11からの処理を
開始する。 (2−1−2)無線通信端末でユーザ状態が更新された
とき又は一定時間が経過したときに、当該無線通信端末
がサーバのUCテーブルの更新を行う場合 (2−1−2−1)無線通信端末の動作 無線通信端末10自身がサーバ30に更新の要求をする
場合は、前記図6におけるステップS2において、ユー
ザ状態変化があったときであり、このとき、ステップS
3〜ステップS8の処理を実行する。
【0104】(2−1−2−2)サーバの動作 図8は、サーバ30の処理手順のフローチャートを示
す。サーバ30は、ステップS21において、ユーザ情
報の更新依頼として無線通信端末10からユーザ情報を
受信し、続くステップS22において、UCテーブルに
ユーザ情報とそのユーザ情報の更新日時を書き込む。
【0105】そして、サーバ30は、ステップS23に
おいて、無線通信端末10にそのユーザ情報更新日時及
びその確認情報を送信して、当該処理を終了する。 (2−2)サーバと無線通信端末とが連携して都合の良
い受信者を自動検索する動作 (2−2−1)無線通信端末の動作 図9は、無線通信端末10の処理手順のフローチャート
を示す。
【0106】無線通信端末10は、グリップ部位に設け
たタッチセンサ22が反応すると、ステップS31にお
いて、ユーザの希望を選択又は取得するとともに、ステ
ップS32において、状態取得部15が、位置センサ2
1により当該無線通信端末10の位置を取得する。ま
た、ユーザの希望は、記憶部12に記憶されており、演
算部14は、この記憶部12からユーザの希望を選択又
は取得する。
【0107】続いて、無線通信端末10は、ステップS
33において、このように取得したユーザの希望や位置
をユーザ情報としてサーバ30に送信する。その後、こ
の送信処理に対応して、サーバ30から受信候補の無線
通信端末のユーザ情報が送信されてくるが、無線通信端
末10は、ステップS34において、その受信候補の無
線通信端末のユーザ情報の読み込みを行う。
【0108】なお、以下の説明において、受信候補の無
線通信端末10を受信候補端末10といい、この受信候
補端末からのユーザ情報を受信する無線通信端末10、
すなわち、当該図9に示すフローチャートの処理を実施
する無線通信端末10を送信端末10という。なお、ス
テップS34における処理内容については後で詳述す
る。
【0109】続く、ステップS35において、送信端末
10は、受信候補端末10の数が1未満であるか否かを
判定する。ここで、受信候補端末10の数が1未満、す
なわち受信候補端末10がない場合、送信端末10は、
当該処理を終了し、受信候補端末10の数が1以上の場
合、ステップS36に進む。ステップS36では、送信
端末10は、各受信候補端末10に対応してメモリに記
憶されているユーザ情報内の相対距離及びユーザの希望
に基づいて受信候補端末10をソートする。ここで、ソ
ートは、当該送信端末10と受信候補端末10とで最も
受信の都合が良いことを基準にして、相対距離及びユー
ザの希望をその参照情報として用いて行う。
【0110】さらに、このソートには、前記経路探索部
19による経路探索結果を反映させることもできる。こ
の場合、経路探索部19により、現在地としての自己の
位置と目的地としての受信候補端末10の位置との間の
交通手段或いは交通機関を利用した経路を探索する。こ
のような探索により得た交通手段に関する情報をソート
に反映させる。
【0111】交通手段に関する情報としては、例えば、
交通手段の種類(バス、電車、タクシー等)、受信候補
端末10の位置までの移動時間、その移動に要する交通
費等の情報が挙げられる。さらに、複数の交通手段等や
種類の異なる交通手段等を組み合わせた情報としてもよ
い。この場合、交通手段を乗り換えた移動もソートで考
慮することができるようになる。また、このように交通
手段を乗り換える場合の徒歩経路や、現在位置から最初
に利用する交通手段等までの徒歩経路或いは最後に利用
する交通手段等から目的位置までの徒歩経路の情報(徒
歩による所要時間、徒歩経路の地形等)も、交通手段に
関する情報に含まれている。
【0112】このような各種情報から構成される交通手
段に関する情報は、例えば、現在地から最寄駅まで徒歩
で行き電車に乗り、目的地に近い駅で電車を降りて、さ
らにバスを利用して所定の停留所まで行き、その後、再
び徒歩で行く、といったような経路についての移動時
間、交通費、交通手段の種類等の情報になる。このよう
な交通手段に関する情報を用いたソートによって、送信
端末10は、受信の都合が良い順番に、受信候補端末1
0(登録電話番号或いは登録氏名)を並べ換えて、表示
部13にリスト化して表示するとともに、受信の都合が
良いと判断する一の受信候補端末10のユーザ(リスト
のトップ位置の登録電話番号或いは登録氏名)にカーソ
ルの位置を合わせる。
【0113】そして、送信端末10は、ステップS38
において、サーバ10に発信処理(発呼処理)を行い、
ステップS39に進む。なお、ステップS38における
処理内容については後で詳述する。ステップS39で
は、送信端末10は、新たな受信候補があるか否かを判
定する。ここで、送信端末10は、新たな受信候補があ
る場合、再びステップS34からの処理を開始し、新た
な受信候補がない場合、ステップS40において、メモ
リの情報を消去するとともに、表示部13の表示画面を
消去して、当該処理を終了する。
【0114】ここで、前記ステップS34の処理を説明
する。図10は、その処理手順のフローチャートを示
す。送信端末10は、ステップS34における受信候補
の読み込み処理として、先ず、ステップS51におい
て、一定時間が経過したか否かを判定する。ここで、送
信端末10は、一定時間経過している場合、当該処理を
終了し、一定時間経過していない場合、ステップS52
に進む。
【0115】ステップS52では、送信端末10は、受
信候補端末10のユーザのユーザ情報を受信しているか
否かを判定する。ここで、送信端末10は、ユーザ情報
を受信していない場合、前記ステップS51からの処理
を再び開始し、ユーザ情報を受信している場合、ステッ
プS53に進む。ステップS53では、送信端末10
は、発信者(当該送信端末10)と受信者(受信候補端
末10)との間の相対距離を計算し、計算して得た相対
距離と対応するユーザ情報とをメモリに格納する。ま
た、前述したように、ソートに前記経路探索部19によ
る経路探索結果を反映させる場合には、その経路探索結
果である交通手段に関する情報も、メモリに格納する。
また、相対距離を計算では、送信端末10のユーザ情報
内の位置情報と、受信候補端末10のユーザ情報内の位
置情報との差分を求める。そして、送信端末10は、計
算により得た相対距離を、対応する受信候補端末10の
ユーザ情報に含めて、或いは当該ユーザ情報に対応させ
て、メモリに格納する。
【0116】そして、送信端末10は、ステップS54
において、ユーザ情報及び相対距離、場合によっては前
記経路探索結果としての交通手段に関する情報(移動時
間や交通費等の情報)を表示して、再びステップS51
の処理を開始する。このようにして、送信端末10は、
ステップS52〜ステップS54の処理を、ステップS
51において一定時間経過していると判定するまで行
う。これにより、送信端末10は、受信候補端末につい
てユーザ情報の受信や相対距離の計算等を、一定時間に
区切って行っている。
【0117】このように、送信端末10は、前記ステッ
プS34における受信候補の読込処理を行う。次に、前
記ステップS38の処理を説明する。図11は、その処
理手順のフローチャートを示す。送信端末10は、発信
処理として、先ず、ステップS61において、一定時間
が経過したか否かを判定する。ここで、送信端末10
は、一定時間経過している場合、当該処理を終了し、一
定時間経過していない場合、ステップS62に進む。
【0118】ステップS62では、送信端末10は、状
態検出部15により当該送信端末10のユーザの耳の当
たる部位に設けられたタッチセンサ22の検出状態を取
得して、そのタッチセンサ22が反応したか否かを判定
する。ここで、送信端末10は、タッチセンサ22が反
応している場合、ステップS63に進み、タッチセンサ
22が反応していない場合、ステップS64に進む。
【0119】ステップS63では、送信端末10は、前
記ステップS37において合わせたカーソル位置の受信
候補端末10に発信し、当該処理を終了する。一方、ス
テップS64では、送信端末10は、キー入力部18に
よる入力操作信号を参照して、ユーザがカーソル操作を
しているか否かを判定する。ここで、送信端末10は、
ユーザがカーソル操作をしていない場合、前記ステップ
S61からの処理を再び開始する。また、送信端末10
は、ユーザがカーソル操作をしている場合、ステップS
65において、そのキー入力部18の入力操作に応じて
カーソル位置を変更し、前記ステップS61からの処理
を再び開始する。
【0120】(2−2−2)サーバの動作 図12は、サーバ30の処理手順のフローチャートを示
す。この図12に示す処理は、前記図9に示した送信端
末10のステップS33に対応してサーバ30が行う処
理である。サーバ30は、ステップS33にて送信端末
10からユーザ情報が送信されてきた場合、この送信端
末10からみて都合の良い無線通信端末10を照会する
処理としてこの図12に示す処理を実行する。すなわ
ち、サーバ30は、照会処理のリクエスト受け付け状態
において、送信端末10からのユーザ情報を受信した場
合、それをリクエストと認識として照会処理を開始す
る。
【0121】この処理では、サーバ30は、先ず、ステ
ップS71において送信端末10からユーザ情報を受信
すると、続くステップS72において、そのユーザ情報
を用いて、SPリスト(SPLST)を参照して、ポイ
ント計算して、ポイントPsを得る。ここで、SPリス
トは、図13に示すように、ユーザ情報から得られる発
信者の状態からポイントを計算するためのリストであ
る。例えば、要件がある場合には、その要件の内容に応
じて1〜∞(最大)のポイントが対応付けされている。
ここで、要件の内容は、TODOリストとしてリスト化
されている。また、その相手と近いうちに会う約束があ
る場合には、比較的高いポイントの200にする。さら
に、緊急の用事がある場合には、∞のポイントにする。
【0122】サーバ30は、このような各要件とポイン
トとが対応付けされているSPリストを参照して、ユー
ザ情報に対応するポイントPsを得る。そして、サーバ
30は、ステップS73において、当該サーバ30が保
持しているADテーブルから、受信候補端末10の登録
電話番号を抽出する。ADテーブルは、図14に示すよ
うに、各無線通信端末10から予めアップロードされた
当該無線通信端末10の保持するアドレス帳に登録され
ている登録電話番号が登録されている。これら登録電話
番号は、その対応する電話番号のユーザが自動発信を許
可している登録電話番号である。
【0123】このADテーブルでは、各無線通信端末1
0の電話番号に、当該無線通信端末10からアップロー
ドした登録電話番号を対応させている。すなわち、この
図14に示す例では、例えば、「090−XXXX−1
356」の電話番号については、登録電話番号「090
−XXXX−5663」、「090−XXXX−946
4」、「090−XXXX−3311」「090−XX
XX−8213」、「090−XXXX−7952」、
「090−XXXX−3651」が対応している。
【0124】さらに、このADテーブルは、登録電話番
号に、当該ADテーブルに登録された日時(更新日時)
やID番号を対応付けして記録している。ここで、ID
番号は、後述するが、各無線通信端末10で登録電話番
号を管理するための情報である。サーバ30は、ADテ
ーブルで登録電話番号にこのような各種付加情報を付し
ておくことで、例えば、後述するアドレス帳の同期のた
めの情報として、この各種付加情報を利用している。
【0125】サーバ30は、このようなADテーブルに
基づいて、送信端末10のユーザにより自動発信が許可
されている所定の登録電話番号を抽出している。なお、
自動発信を許可している登録電話番号を各無線通信端末
10に対応させてADテーブルに登録する処理は、予め
実行される処理であり、その詳細については、アドレス
帳の同期処理として後で説明する。
【0126】サーバ30は、この登録電話番号の抽出に
続いて、ステップS74において、ユーザの状態判定と
問合せを行い、当該処理を終了する。図15は、前記ス
テップS74におけるユーザ状態判定と問合せの処理手
順のフローチャートを示す。サーバ30は、先ず、ステ
ップS81において、抽出した登録電話番号に対応する
ユーザ情報のUCテーブルからの1件分の読み込みが成
功したか否かを判定する。ここで、サーバ30は、その
読み込みを成功した場合、ステップS82に進み、その
読み込みを失敗した場合、当該処理を終了する。
【0127】ステップS82では、サーバ30は、送信
端末10から受信したユーザ情報と、前記UCテーブル
から読み出したユーザ情報とを用いて、CPリスト(C
PLST)を参照して、ポイント計算して、ポイントP
cを得る。ここで、CPリストは、発信者と受信者の両
方の状態によりポイントを算出するためのリストであ
る。CPリストは、例えば、図16に示すように、発信
者と受信者との間の各状態と、ポイントとが対応付けさ
れている。ここで、発信者と受信者との間の状態とは、
発信者と受信者との距離の状態や通話回数の状態であ
る。なお、各無線通信端末10は、同様なCPリストを
有している。
【0128】サーバ30は、このようなCPリストを参
照して、発信者と受信者との間の状態に対応するポイン
トPcを得る。さらにまた、サーバ30は、ポイントP
cに、経路探索部36による経路探索結果を反映させて
いる。この場合、経路探索部36により、送信端末10
と送信端末10との位置間を交通手段或いは交通機関を
利用した場合の経路を探索する。このような探索により
得た交通手段に関する情報をポイントPcに反映させ
る。
【0129】ここで、交通手段に関する情報としては、
前述したように無線通信端末10の経路探索部19が経
路探索により得た交通手段に関する情報と同様な情報で
ある。すなわち、交通手段に関する情報は、交通手段の
種類(バス、電車、タクシー等)、送信端末10と受信
候補端末10との間の移動時間、その移動に要する交通
費等の情報が挙げられる。さらに、複数の交通手段等や
種類の異なる交通手段等を組み合わせた情報としてもよ
い。この場合、交通手段を乗り換えた移動も受信候補端
末10の選択において考慮することができるようにな
る。また、このように交通手段を乗り換える場合の徒歩
経路や、現在位置から最初に利用する交通手段等までの
徒歩経路或いは最後に利用する交通手段等から目的位置
までの徒歩経路の情報(徒歩による所要時間、徒歩経路
の地形等)も、交通手段に関する情報に含まれている。
【0130】例えば、このような経路探索部36による
経路探索は、送信端末10からユーザ情報が送信されて
きたタイミングで行うが、予め経路探索を実行しておく
こともできる。この場合、経路探索部36は、所定のタ
イミングで(一定期間で)各無線通信端末10の間を経
路探索して、その経路探索結果を記憶部31等に保持し
ておくようにする。さらに、このように予め経路探索を
実行する場合については、通信履歴を参照して頻繁に通
信している無線通信端末10のみを対象として、そのよ
うに頻繁に通信している無線通信端末10間の経路探索
のみを行うようにしてもよい。
【0131】サーバ30は、このようにして得られる経
路探索部36による経路探索結果(交通手段に関する情
報)に応じたポイントを取得して、そのポイントを前記
ポイントPcに反映させている。そして、サーバ30
は、ステップS83において、前記UCテーブルから読
み出したユーザ情報を用いて、前記図5に示したRPリ
ストを参照して、ポイント計算して、ポイントPrを得
ている。
【0132】続いて、サーバ30は、以上のようにして
得た各ポイントPs,Pc,Prを加算して、ステップ
S84において、その総ポイントと所定の閾値Sとを比
較する。ここで、サーバ30は、総ポイントが閾値S以
上の場合、ステップS85に進み、総ポイントが閾値S
未満の場合、前記ステップS81からの処理を再び開始
する。
【0133】ステップS85では、サーバ30は、送信
端末10から届いたユーザ情報及びポイントPsを、前
記UCテーブルからユーザ情報を読み出した登録電話番
号の無線通信端末10、すなわち受信候補端末10に送
り、前記ステップS81からの処理を再び開始する。 (2−2−3)受信候補端末の動作 図17は、受信候補端末10の処理手順のフローチャー
トを示す。
【0134】受信候補端末10は、先ず、ステップS9
1において、サーバ30からのユーザ情報及びポイント
Ps(送信端末10のユーザ情報及びポイントPs)を
受信すると、当該受信候補端末10(自機のユーザ)及
び送信端末10(送信者)のユーザ情報に基づいて、当
該受信候補端末(自機のユーザ)及び送信端末10(送
信者)の位置と希望を用いて、Pcリストを参照して、
ポイント計算して、ポイントPc’を得る。ここで、各
無線通信端末(受信候補端末)10は、サーバ30と同
様な前記図16に示したCPリストを持っており、この
CPリストを参照して、位置及び希望に対応するポイン
トPc’を得る。
【0135】さらにまた、受信候補端末10は、ポイン
トPc’に、経路探索部19による経路探索結果を反映
させている。この場合、経路探索部19により、現在地
としての自己の位置と目的地としての送信端末10の位
置との間の交通手段或いは交通機関を利用した経路を探
索する。このような探索により得た交通手段に関する情
報をポイントPc'に反映させる。なおここで、交通手
段に関する情報は、前述したように送信端末10やサー
バ30が経路探索部により得た交通手段に関する情報と
同様な情報である。
【0136】受信候補端末10は、この経路探索部36
による経路探索結果(交通手段に関する情報)に応じた
ポイントを取得して、そのポイントを前記ポイントPc
に反映させている。さらに、受信候補端末10は、ステ
ップS92において、当該受信候補端末10のユーザの
受信都合と状態とから、自己が有する図5に示すRPリ
ストを参照して、ポイント計算して、ポイントPr’を
得る。
【0137】そして、受信候補端末10は、これら各ポ
イントPs,Pc’,Pr’とを加算して、ステップS
93において、その総ポイントと所定の閾値Sとを比較
する。ここで、受信候補端末10は、総ポイントが閾値
S以上の場合、ステップS94に進み、総ポイントが閾
値S未満の場合、当該処理を終了する。ステップS94
では、受信候補端末10は、送信端末10に当該受信候
補端末10のユーザ情報を送信して、当該処理を終了す
る。
【0138】この受信候補端末10のユーザ送信に対応
して、送信端末10は、前記図10に示すステップS5
2において受信候補端末10からユーザ情報を受信した
と判定する。 (2−3)アドレス帳情報同期動作 自動発信を許可している登録電話番号をサーバ30のA
Dテーブルに登録する場合における無線通信端末10及
びサーバ30の処理について説明する。
【0139】(2−3−1)無線通信端末の動作 図18は、無線通信端末10の処理手順のフローチャー
トを示す。無線通信端末10は、アドレス帳のユーザデ
ータを任意件数分又は全件分について同期をとることが
できる。これに対応して、無線通信端末10は、先ず、
ステップS101において、同期を取るアドレス帳のユ
ーザデータを任意件数分にすることがキー入力部18の
操作によりユーザによって選択されたか、全件分にする
ことがキー入力部18の操作によりユーザによって選択
されたかを判定する。ここで、無線通信端末10は、任
意件数分が選択されている場合、ステップS102に進
み、全件分が選択されている場合、ステップS104に
進む。
【0140】ステップS102では、無線通信端末10
は、当該無線通信端末10のユーザによるアップロード
するユーザ(自動発信を許可するユーザ)の選択を検出
して、続くステップS103において、アップロードす
るそのユーザのID番号のリストを作成する。すなわ
ち、自動発信を許可する相手ユーザのID番号からなる
リストを作成する。
【0141】ここで、無線通信端末10は、登録電話番
号や電子メールのアドレスをID番号で管理しており、
このようなことから、当該無線通信端末10のユーザに
より選択された自動発信を許可するユーザ(登録電話番
号或いは登録氏名)に対応するID番号(以下、自動発
信許可ID番号という。)を選択して、リストを作成す
る。
【0142】一方、全件分についての処理であるステッ
プS104では、無線通信端末10は、自機の電話番号
と、アドレス帳でアップロード可になっているID番号
(自動発信許可ID番号)とそのID番号に対応する更
新日時とからなるリストをサーバ30へ送信する。例え
ば、無線通信端末10は、アドレス帳で任意のユーザに
ついて、アップロード可であるユーザであることを登録
しておくことができるようになされており、このような
登録情報を利用して、アドレス帳でアップロード可にな
っているID番号を取り出している。そして、無線通信
端末10は、取り出したID番号と当該ID番号に対応
する更新日時とからなるリストをサーバ30へ送信す
る。
【0143】その後、サーバ30からこの送信処理に対
応して同期が必要なユーザのID番号のリストが送信さ
れてくるが、無線通信端末10は、ステップS105に
おいて、このリストを受信して、ステップS106に進
む。ステップS106では、無線通信端末10は、自機
の電話番号及びユーザ情報と、自動発信許可ID番号の
リストとをサーバ30に送信する。また、無線通信端末
10は、サーバ30のADテーブルに未登録の登録電話
番号については、その登録電話番号とそのID番号(自
動発信許可ID番号として)とをサーバ30に送信す
る。
【0144】その後、この送信処理に対応してサーバ3
0から更新を行ったID番号(以下、更新ID番号とい
う。)と更新日時とからなるリストが送信されてくるの
で、無線通信端末10は、ステップS107において、
そのリストを受信して、続くステップS108におい
て、そのリストに基づいて、リストの更新ID番号に一
致するID番号の更新日時を記録する。
【0145】すなわち、無線通信端末10は、前述した
ように、ID番号によって通信相手を管理しているので
あり、サーバ30から送信されてきた更新ID番号に対
応されるID番号の更新日時を、サーバ30からの更新
日時に更新する。 (2−3−2)サーバの動作 図19は、無線通信端末10の前記図18のステップS
104に対応するサーバ40の処理手順のフローチャー
トを示す。
【0146】サーバ30は、無線通信端末10から当該
無線通信端末10の電話番号、及びID番号とその更新
日時とからなるリストを受信すると、先ず、ステップS
111において、当該受信した無線通信端末10の電話
番号に対応付けされているADテーブル上の登録電話番
号について、そのID番号と更新日時とからなるリスト
を作成して、ステップS112に進む。
【0147】ステップS112では、サーバ30は、無
線通信端末10からのリストと、前記ステップS111
で作成したリストとを比較して、更新日時が異なるID
番号のリストを作成する。例えば、サーバ30は、AD
テーブルに記録されている任意の登録電話番号について
自動発信許可登録をすることができるようになってい
る。例えば、自動発信許可された登録電話番号には、チ
ェックマークを付したり、或いはフラグを立てたりする
ようにである。
【0148】しかし、無線通信端末10のユーザは、以
前にその自動発信許可登録をした登録電話番号を忘れて
しまうことがある。このようなことから、サーバ30で
は、最新に無線通信端末10のユーザから送信されてき
た自動発信を望むID番号とサーバ30に登録してある
ID番号(既に自動発信が許可されているID番号)と
を更新日時で比較することで、重複して自動発信を許可
する要求がなされていないかをチェックしている。すな
わち、ユーザからの自動発信を望む登録電話番号と、サ
ーバ30に登録されている登録電話番号とを、その更新
日時について、かつID番号ですり合わせを行うこと
で、サーバ30で自動発信許可の登録が必要なID番号
を最新の情報として得ている。
【0149】そして、サーバ30は、更新日時が異なる
ID番号のリストを、ステップS113において、送信
元の無線通信端末10に送信し、当該処理を終了する。
サーバ30からこのように送信されたリストは、無線通
信端末10より、図18のステップS106におけるサ
ーバ30と同期が必要なユーザのID番号のリストとし
て受信される。
【0150】また、図20は、無線通信端末10の前記
図18のステップS106に対応するサーバ30の処理
手順のフローチャートを示す。サーバ30は、無線通信
端末10から電話番号、及びID番号(自動発信許可I
D番号)と更新日時とからなるリストを受信すると、先
ず、ステップS121において、ADテーブル上で、受
信した無線通信端末10の電話番号に対応付けされてい
るID番号について、そのID番号と更新日時とからな
るリストを作成し、ステップS122に進む。
【0151】ステップS122では、サーバ30は、受
信した無線通信端末10の電話番号、ID番号、ユーザ
情報及び更新日時をADテーブルに記録し、データベー
スを更新する。これにより、ADテーブル中の所定のI
D番号は、最新の情報により自動発信許可登録されたこ
とになる。そして、サーバ30は、ステップS122に
おいて、更新したID番号と更新日時のリストを作成し
て、ステップS123に進み、そのリストを送信元の無
線通信端末10に送信して、当該処理を終了する。
【0152】サーバ30からこのように送信されたリス
トは、無線通信端末10より、図18のステップS10
7におけるサーバ30で更新を行ったユーザのID番号
と更新日時のリストとして受信される。 (2−4)発信者と通信相手先との希望のマッチング処
理の例(ポイントPcの決定方法の例)前述したよう
に、無線通信端末10やサーバ30では、ユーザ情報中
の希望情報に基づいてポイントを得ている。ここでは、
ユーザ情報中の希望情報に基づくポイント決定の具体例
を説明する。
【0153】図21に示すように、各希望を複数の独立
したK次元のベクトル成分(e1,e2,e3,e4,
・・・)からなるベクトル(以下、希望ベクトルとい
う。)として表す。希望ベクトルEnとしては、遊園地
(E1)、海水浴(E2)、焼肉(E3)、ラーメン
(E4)、ショッピング(E5)、ドライブ(E6)、
フィットネス(E7)が挙げられる。なお、この例に限
定されないことはいうまでもない。
【0154】そして、無線通信端末10又はサーバ30
は、発信者の希望ベクトルとそれぞれの受信者侯補者の
希望ベクトルとの内積を計算し、発信者の希望ベクトル
とそれぞれの受信候補者の希望ベクトルとの内積の値を
発信者とそれぞれの受信者候補との希望の合致度として
数値化し、ポイントPcの一項目として判断を行う。発
信者の希望ベクトルをEs=(es1,es2,・・・,e
sk,・・・,esK)、受信候補者の希望ベクトルをEr
=(er1,er2,・・・,erk,・・・,er K)とK次
元(項目)で表し、発信者と受信候補者との希望の合致
度を(1)式でとして計算する。
【0155】
【数1】
【0156】ここで、処理の一例を説明する。発信者が
「遊園地」(E1)の希望を持っている場合において、
2人の各受信候補者がそれぞれ、「ラーメン」(E
4)、「海水浴」(E2)の希望を持っているとする。
この場合、無線通信端末10又はサーバ30は、以下の
ような計算を行うことになる。なお、ここでは、ベクト
ル成分を最初の4個を使用する場合について計算を行
う。
【0157】受信候補者の希望が「海水浴」の場合は次
のようになる。 このように、受信候補者が「海水浴」の場合、計算結果
として、97[pt]を得ることができ、これをポイント
Pcの一項目にする。
【0158】また、受信候補者の希望が「ラーメン」の
場合は次のようになる。 このように、受信候補者が「ラーメン」の場合、計算結
果として、29[pt]を得ることができ、これをポイン
トPcの一項目にする。
【0159】このように各受信候補者の希望からポイン
トPcを比較することで、一の通信相手先を最終的に決
定する。この例では、「海水浴」を希望する受信候補者
の方がポイントPcが高いことから、「遊園地」を希望
する(或いは行きたいと希望する)発信者の無線通信端
末(送信端末)10は、「ラーメン」を希望する(或い
は食べたいと希望する)受信候補者よりも「海水浴」を
希望する(或いは行きたいと希望する)受信侯補者を選
択して、その受信候補者の無線通信端末10を通信相手
先に優先的に設定する動作を自動で行なう。
【0160】以上のように、無線通信端末10及びサー
バ30が構成されて、所定の処理を実行している。な
お、以上の実施の形態の説明において、ユーザ状態の情
報は、無線通信端末が外部から取得した情報及び保持し
ている情報に対応し、サーバ30又は受信候補端末10
で取得する各ポイントPs,Pc,Pr又は各ポイント
Ps,Pc’,Pr’は、第1の受信可能性端末情報に
対応している。すなわち、サーバ30又は受信候補端末
10は、データ送受信によるデータ取得により、受信可
能性端末情報取得手段を実現している。
【0161】また、サーバ30と受信候補端末10と
が、協働して、受信候補を選択する際に使用する各ポイ
ントPs,Pc,Pr及び各ポイントPs,Pc’,P
r’は、第1及び第2の受信可能性端末情報に該当す
る。この場合、サーバ30と受信候補端末10のそれぞ
れが、データ送受信によるデータ取得により、受信可能
性端末情報取得手段を実現している。
【0162】さらに、送信端末10においても、受信候
補端末10との間の相対距離を求めており、受信可能性
端末情報取得手段を実現している。また、サーバ30で
の各ポイントPs,Pc,Prと所定の閾値Sとを用い
た判定或いは受信候補端末10での各ポイントPs,P
c’,Pr’と所定の閾値Sとを用いた判定は、通信実
行判定手段を実現している。また、送信端末10での相
対距離に基づく受信候補のソートは、通信実行判定手段
を実現している。すなわち、ソート結果は、通信実行判
定手段の判定結果になる。
【0163】また、送信端末10の受信候補のソート結
果に基づいて使用者が一の受信候補に通信相手先に選択
するが、送信端末10がその選択した通信相手先にする
通信の確立は、通信確立手段を実現している。また、無
線通信端末10(送信端末10)においてユーザの保持
部位に設けたタッチセンサ22は、使用者が表示画面を
見る動作を予測する見動作予測手段である接触検出セン
サに対応する。また、無線通信端末10(送信端末1
0)においてユーザが通話する際に耳を当てる部位に設
けたタッチセンサ22は、使用者の発呼動作を予測する
発呼動作予測手段である接触検出センサに対応する。
【0164】また、無線送信システムでは、ユーザの保
持部位に設けたタッチセンサ22がユーザによる当該送
信端末10の保持を検出したタイミングで、サーバ3
0、受信候補端末10及び送信端末10で受信候補を選
択する処理を開始しており、すなわち、そのタイミング
で、受信可能性端末情報の取得が開始されている。ま
た、送信端末10が表示部13に最終的に表示する受信
候補は、サーバ30、受信候補端末10、及び当該送信
端末10それぞれにおける受信候補の選択のための処理
であり、すなわち、送信端末10は、自己を含めてサー
バ30及び受信候補端末10の処理により、受信候補の
無線通信端末を選択する受信候補選択手段を実現してい
る。
【0165】また、前記PSリストに示す発信者の状態
は、発信者の通信要求度合いを示す状態であり、前記P
Rリストに示す受信者の状態は、受信者の受信都合度を
示す状態である。また、サーバ30では、自己が基準と
してもっている日時で、ユーザ状態の更新日時を決めて
おり、サーバ30は、この決定により、無線通信端末1
0が外部から取得した情報及び保持している情報の管理
日時を所定の基準日時で調整する情報日時調整手段を実
現している。ここで、サーバ30は、日本中央標準時か
GPS時に同期することにより、自己の基準日時として
もよい。
【0166】(3)無線通信システムとしての動作 次に、図23及び図24を用いて、無線通信システムの
動作手順として無線通信端末10及びサーバ30の動作
を説明する。図23は、UCテーブルの更新手順と、送
信端末10が受信候補を抽出して、最終的に一の受信候
補の無線通信端末10に通信を確立するまでの手順を示
すシーケンスチャートである。
【0167】また、図24は、無線通信端末10とサー
バ30との間のアドレス帳情報の同期のための手順を示
すシーケンスチャートである。なお、ここでは、無線通
信システムでは、第1乃至第nのユーザ1,2,3,・
・・,nがそれぞれ所有している第1乃至第nの無線通
信端末101,102,103,・・・,10nにより、通
信ネットワーク40を介して互いに通信することが可能
とされている。また、第1のユーザ1が発信者で、第1
の無線通信端末301が送信端末10となる場合であ
る。
【0168】(3−1)UCテーブルの更新手順 図23を用いて、UCテーブルの更新手順を説明する。
ここでの無線通信端末10の処理は、前記図6に示す処
理になり、サーバ30の処理は前記図7に示す処理にな
る。先ず、サーバ30は、起動すると、UCテーブル上
のポインタの位置を初期化し、ポインタが指定している
第1の無線通信端末101のユーザ1のユーザ情報更新
日時を取り出す。
【0169】図23に示すように、サーバ30は、ユー
ザ1のユーザ情報が前回のユーザ情報更新日時から一定
時間が経過しているので、ユーザ1の第1の無線通信端
末101にユーザ情報を要求する(ステップS13)。
無線通信端末101では、サーバ30からの情報問い合
わせに対して、ユーザの状態が変化しており、かつ一定
時間が経過していることと送信可能であることとを確認
して(ステップS2、ステップS4、ステップS5)、
サーバ30ヘ第1のユーザ1のユーザ情報を送信する
(ステップS6)。
【0170】サーバ30は、第1の無線通信端末101
からユーザ情報を受信し(ステップS15)、UCテー
ブルにユーザ情報とユーザ情報更新日時を書き込み(ス
テップS16)、第1の無線通信端末101へユーザ情
報更新日時とその確認を送信する(ステップS17)。
第1の無線通信端末101は、サーバ30からユーザ情
報更新日時とその確認を受信し(ステップS7)、ユー
ザ情報更新日時をUCテーブルの更新日時として、さら
にユーザ情報を、メモリに格納する(ステップS8)。
【0171】次に、各無線通信端末101,102,10
3,・・・,10nが、ユーザ情報が更新された時又は一
定時間が経過したときに、サーバ30にあるUCテーブ
ルを更新する場合について説明する。ここでの無線通信
端末10の処理は、前記図8に示す処理になり、サーバ
30の処理は、前記図8に示す処理になる。ユーザの状
態に変化があった第1の無線通信端末101は、前のユ
ーザ状態の更新から一定時間経過しており、かつサーバ
30に送信可能であることを確認して(ステップS2、
ステップS4、ステップS5)、サーバ30ヘユーザ情
報を送信する(ステップS6)。
【0172】サーバ30は、第1の無線通信端末101
からユーザ情報を受信し(ステップS21)、UCテー
ブルにユーザ情報とユーザ情報更新日時を書き込み(ス
テップS22)、第1の無線通信端末101へユーザ情
報更新日時と、その確認を送信する(ステップS2
3)。ここで、ユーザ情報更新日時には、第1の無線通
信端末101の日時を使っても良いが、第1の無線通信
端末101ではなく、サーバ30の日時を使うようにし
てもよい。これにより、正確な状態把握ができる。
【0173】第1の無線通信端末101は、サーバ30
からユーザ情報更新日時とその確認を受信し(ステップ
S7)、ユーザ情報更新日時をUCテーブルの更新日時
として、さらにユーザ情報を、メモリに格納する(ステ
ップS8)。このような第1の無線通信端末101とサ
ーバ30との間のやりとりによより、サーバ30では、
当該サーバ30が管理する第1の無線通信端末101
ユーザ状態を更新し、第1の無線通信端末101では、
ユーザ状態の更新日時がサーバ30の基準日時により調
整されたものになる。
【0174】そして、このような第1の無線通信端末1
1とサーバ30との間のやりとりを、第2乃至第nの
無線通信端末102,103,・・・,10nについても
行い、サーバ30では、当該サーバ30が管理する第2
乃至第nの無線通信端末10 2,103,・・・,10n
のユーザ状態を更新し、第2乃至第nの無線通信端末1
2,103,・・・,10nでは、ユーザ状態の更新日
時がサーバ30の基準日時により調整されたものにな
る。
【0175】(3−2)サーバと無線通信端末とが連携
して都合の良い受信者を自動検索する手順 図23を用いて、その自動検索の手順を説明する。ここ
での無線通信端末10の処理は、前記図10乃至図1
2、及び図17に示す処理になり、サーバ30の処理は
前記図15に示す処理になる。
【0176】第1のユーザ1が第1の無線通信端末10
1を手に持つ動作をタッチセンサ22で取得する。第1
の無線通信端末101は、グリップ部位のタッチセンサ
22が反応すると、ユーザの希望を選択又は取得し(ス
テップS31)、さらに、当該第1の無線通信端末10
1の位置を取得し(ステップS32)、それら情報をユ
ーザ情報に含めてサーバ30に送信する(ステップS3
3)。
【0177】サーバ30は、送信端末10である第1の
無線通信端末101からのリクエストを受け付け、第1
の無線通信端末101からユーザ情報を受信する(ステ
ップS71)。そして、サーバ30は、そのユーザ情報
をSPリストによりポイント計算して、ポイントPsを
得る(ステップS72)。サーバ30は、第1の無線通
信端末101のユーザ1が既に当該第1の無線通信端末
101のアドレス帳の中からサーバ30にアップロード
してあり、かつ自動発信を許可している第2乃至第nの
無線通信端末102,103,・・・,10 nの登録電話
番号をADテーブルから抽出する(ステップS73)。
【0178】なお、この説明では、第1の無線通信端末
101のユーザ1が既に当該第1の無線通信端末101
アドレス帳の中からサーバ30にアップロードしてあ
り、かつ自動発信を許可している無線通信端末10を、
第2乃至第nの無線通信端末102,103,・・・,1
nの全てにしているが、第2乃至第nの無線通信端末
102,103,・・・,10nのうちの任意の無線通信
端末にしてもよい。
【0179】サーバ30は、先ず、第2の無線通信端末
102のユーザ情報をUCテーブルから読み出す(ステ
ップS81)。そして、サーバ30は、第1の無線通信
端末101から受信したユーザ情報とUCテーブルから
読み出した第2の無線通信端末102のユーザ情報とか
ら、CPリストによりポイント計算し、さらに経路探索
部36による経路探索結果に応じたポイントを求め、ポ
イントPcを得る(ステップS82)。また、サーバ3
0は、その第2の無線通信端末102のユーザ情報をR
Pリストによりポイント計算して、ポイントPrを得る
(ステップS83)。
【0180】続いて、サーバ30は、各ポイントPs,
Pc,Prの総和が閾値S以上か否かを判定する(ステ
ップS84)。ここで、第2の無線通信端末102につ
いてのその総和が閾値S未満の場合、第1の無線通信端
末101から届いたユーザ情報とポイントPsを、その
第2の無線通信端末102に送る(ステップS85)。
【0181】次に、サーバ30は、第3の無線通信端末
103のユーザ情報をUCテーブルから読み出す(ステ
ップS81)。そして、サーバ30は、第1の無線通信
端末101から受信したユーザ情報とUCテーブルから
読み出した第3の無線通信端末103のユーザ情報をC
Pリストによりポイント計算し、さらに経路探索部36
による経路探索結果に応じたポイントを求め、ポイント
Pcを得る(ステップS82)。また、サーバ30は、
その第3の無線通信端末103のユーザ情報をRPリス
トによりポイント計算して、ポイントPrを得る(ステ
ップS83)。
【0182】続いて、サーバ30は、各ポイントPs,
Pc,Prの総和が閾値S以上か否かを判定する(ステ
ップS84)。ここで、第3の無線通信端末103につ
いてのその総和が閾値S未満の場合、サーバ30は、第
1の無線通信端末101から届いたユーザ情報とポイン
トPsを、第3の無線通信端末103には送らない。最
後に、サーバ30は、第nの無線通信端末10nのユー
ザ情報をUCテーブルから読み出す(ステップS8
1)。
【0183】そして、サーバ30は、第1の無線通信端
末101から受信したユーザ情報とUCテーブルから読
み出した第nの無線通信端末10nのユーザ情報とか
ら、CPリストによりポイント計算し、さらに経路探索
部36による経路探索結果に応じたポイントを求め、ポ
イントPcを得る(ステップS82)。また、サーバ3
0は、その第nの無線通信端末10nのユーザ情報をR
Pリストによりポイント計算して、ポイントPrを得る
(ステップS83)。
【0184】続いて、サーバ30は、各ポイントPs,
Pc,Prの総和が閾値S以上か否かを判定する(ステ
ップS84)。ここで、第nの無線通信端末10nにつ
いてのその総和が閾値S未満の場合、第1の無線通信端
末101から届いたユーザ情報とポイントPsを、その
第nの無線通信端末10nに送る(ステップS85)。
【0185】以上の処理により、サーバ30は、第2の
無線通信端末102及び第nの無線通信端末10nに、第
1の無線通信端末101のユーザ情報とポイントPsを
送信するが、第3の無線通信端末103には、第1の無
線通信端末101のユーザ情報とポイントPsを送信し
ていない。以降の処理では、サーバ30から第1の無線
通信端末101のユーザ情報とポイントPsを受信した
第2の無線通信端末102及び第nの無線通信端末10n
のみが、所定の処理を開始することになる。
【0186】よって、以上の処理によれば、第3の無線
通信端末103に第1の無線通信端末101のユーザ情報
とポイントPsを送信しないことで、当該第3の無線通
信端末103を受信候補から外されたことになる。すな
わち、その他の第2の無線通信端末102及び第nの無
線通信端末10nは、受信候補として選択された無線通
信端末になる。そして、第2の無線通信端末102及び
第nの無線通信端末10nは、次のように動作する。
【0187】すなわち、サーバ30から第1のユーザ1
のユーザ情報とポイントPsを受信した第2の無線通信
端末102は、当該第2の無線通信端末102及び第1の
無線通信端末101の位置と希望をCPリストによりポ
イント計算し、さらに経路探索部19による経路探索結
果に応じたポイントを求め、ポイントPc’を得る(ス
テップS91)。また、第2の無線通信端末102は、
当該第2の無線通信端末102のユーザ2の受信都合と
状態をRPリストよりポイント計算して、ポイントP
r’を得る(ステップS92)。
【0188】続いて、第2の無線通信端末102は、各
ポイントPs,Pc’,Pr’の総和が閾値S以上か否
かを判定する(ステップS93)。ここで、その総和が
閾値S未満の場合、第2の無線通信端末102は、送信
端末10である第1の無線通信端末101に当該第2の
無線通信端末102のユーザ2のユーザ情報とポイント
Psを送る(ステップS94)。
【0189】また、第nの無線通信端末10nも、この
第2の無線通信端末102と同様な処理を行う。すなわ
ち、サーバ30から第1のユーザ1のユーザ情報とポイ
ントPsを受信した第nの無線通信端末10nは、当該
第nの無線通信端末10n及び第1の無線通信端末101
の位置と希望をCPリストによりポイント計算し、さら
に経路探索部19による経路探索結果に応じたポイント
を求め、ポイントPc’を得る(ステップS91)。ま
た、第nの無線通信端末10nは、当該第nの無線通信
端末10nのユーザ2の受信都合と状態をRPリストよ
りポイント計算して、ポイントPr’を得る(ステップ
S92)。
【0190】続いて、第nの無線通信端末10nは、各
ポイントPs,Pc’,Pr’の総和が閾値S以上か否
かを判定する(ステップS93)。ここで、その総和が
閾値S未満の場合、第nの無線通信端末10nは、送信
端末10である第1の無線通信端末101に当該第nの
無線通信端末10nのユーザnのユーザ情報とポイント
Psを送る(ステップS94)。
【0191】以上のような第2の無線通信端末102
び第nの無線通信端末10nの処理により、第2の無線
通信端末102及び第nの無線通信端末10n自信による
受信候補の選択がなされる。すなわち、第2の無線通信
端末102及び第nの無線通信端末10nにてポイントP
s,Pc’,Pr’の総和が閾値S未満と判断された場
合、第2の無線通信端末102及び第nの無線通信端末
10nからは所定の情報が第1の無線通信端末101に送
信されないので、受信候補端末10からの所定の情報を
待って受信候補の選択処理を開始する第1の無線通信端
末101からみれば、所定の情報を送信してこない第2
の無線通信端末102及び第nの無線通信端末10nは受
信候補から外されたことになる。すなわち例えば、第2
の無線通信端末102が所定の情報を第1の無線通信端
末101に送信しない場合は、当該第2の無線通信端末
102は、受信候補から外されたことになり、その一方
で、その他の第nの無線通信端末10nは、受信候補と
して選択された無線通信端末になる。
【0192】そして、所定の情報を受信した第1の無線
通信端末101は次のような処理を行う。第1の無線通
信端末101では、第2の無線通信端末102のユーザ情
報を受信し(ステップS52)、ユーザ情報に含まれて
いる位置情報に基づいて、当該第1の無線通信端末10
1と第2の無線通信端末102との間の相対距離を計算
し、また、経路探索部19により経路探索結果(移動時
間や交通費等の情報)を取得して、その相対距離及び経
路探索結果と第2の無線通信端末102のユーザ情報
を、メモリへ格納する(ステップS53)。そして、第
1の無線通信端末101は、第2の無線通信端末102
ユーザ情報、及び第1の無線通信端末101と第2の無
線通信端末102との間の相対距離、及び経路探索結果
を表示部13に表示する(ステップS54)。
【0193】続いて、第1の無線通信端末101は、第
nの無線通信端末10nのユーザ情報を受信し(ステッ
プS52)、ユーザ情報に含まれている位置情報に基づ
いて、当該第1の無線通信端末101と第nの無線通信
端末10nとの間の相対距離を計算し、また、経路探索
部19により経路探索結果(移動時間や交通費等の情
報)を取得して、その相対距離及び経路探索結果と第n
の無線通信端末10nのユーザ情報を、メモリへ格納す
る(ステップS53)。そして、第1の無線通信端末1
1は、第nの無線通信端末10nのユーザ情報、及び第
1の無線通信端末10 1と第nの無線通信端末10nとの
間の相対距離、及び経路探索結果を表示部13に表示す
る(ステップS54)。
【0194】それから、一定時間が経過(ステップS5
1)した第1の無線通信端末101は、第2の無線通信
端末102及び第nの無線通信端末10nとを受信候補と
して、その第2の無線通信端末102と第nの無線通信
端末10nの情報をメモリから呼び出し、希望、相対距
離、経路探索結果等の情報でソートする(ステップS3
6)。
【0195】ここで、第1の無線通信端末101は、第
2の無線通信端末102が最も受信の都合が良いと無線
通信端末であると判断した場合、第2の無線通信端末1
2のユーザ2(登録電話番号或いは氏名)にカーソル
を合わせる(ステップS37)。続いて、第1の無線通
信端末101は、耳が当たる部位に設けたタッチセンサ
22の反応により(ステップS62)、当該第1の無線
通信端末101にユーザ1が耳に当てる動作を取得す
る。そして、第1の無線通信端末101は、その時点で
カーソルが合っている第2の無線通信端末102に自動
的に発信する(ステップS63)。
【0196】また、第1の無線通信端末101は、タッ
チセンサ22の反応前に(ステップS62)、ユーザ1
によるカーソル操作を検出した場合には(ステップS6
4)、その操作に応じて受信候補を移動し、その後、タ
ッチセンサ22の反応があった場合(ステップS6
2)、そのカーソル位置の無線通信端末10に自動的に
発信する(ステップS63)。
【0197】(3−3)無線通信端末とサーバとの間の
アドレス帳情報の同期のための手順 図24を用いて、無線通信端末とサーバとの間のアドレ
ス帳情報の同期のための手順を説明する。ここでの無線
通信端末10の処理は、前記図18に示す処理になり、
サーバ30の処理は前記図19及び図20に示す処理に
なる。なお、ここでは、第1の無線通信端末101を代
表して説明するが、第2乃至第nの無線通信端末1
2,103,・・・,10nも、以下に説明する手順に
よりサーバ30との間でアドレス帳情報の同期がなされ
る。
【0198】第1の無線通信端末101のユーザ1がキ
ー入力によってサーバ30と同期を取るユーザを選択す
ると(ステップS101、ステップS102)、第1の
無線通信端末101は、サーバ30へ同期を取るユーザ
のID番号のリストを作成する(ステップS103)。
例えば、第1の無線通信端末101は、1件のみのID
番号のリストを作成する。
【0199】そして、第1の無線通信端末101は、当
該第1の無線通信端末101の電話番号と、同期を取る
ユーザのID番号のリストと同期を取るユーザのユーザ
情報をサーバ30へ送信する(ステップS106)。サ
ーバ30は、第1の無線通信端末101の電話番号、及
び同期を取るユーザのID番号のリストと同期を取るユ
ーザのユーザ情報を受信する。サーバ30は、第1の無
線通信端末101の電話番号及び同期を取るユーザのI
D番号と同期を取るユーザのユーザ情報と更新日時をA
Dテーブルに記録し、データベースを更新する(ステッ
プS121)。サーバ30は、更新したユーザのID番
号と更新日時とからなるリストを作成し(ステップS1
22)、そのリストを第1の無線通信端末101へ送信
する(ステップS123)。
【0200】第1の無線通信端末101は、サーバ30
から更新したユーザのID番号と更新日時のリストを受
信し(ステップS107)、ID番号の一致するユーザ
のユーザ情報更新日時をメモリに記録する(ステップS
108)。次に、第1の無線通信端末101のユーザが
全件のアドレス帳データの同期を取る場合について説明
する。
【0201】第1の無線通信端末101のユーザ1がキ
ー入力によって全てのユーザをサーバと同期を取ると入
力すると(ステップS101)、第1の無線通信端末1
1は、当該第1の無線通信端末101の電話番号と当該
第1の無線通信端末101のアドレス帳でサーバ30に
アップロード可になっているユーザのID番号と更新日
時とからなるリストを、サーバ30に送信する(ステッ
プS104)。
【0202】サーバ30は、第1の無線通信端末101
の電話番号、及び同期を取るユーザのID番号と更新日
時とからなるリストを受信する。そして、サーバ30
は、第1の無線通信端末101のユーザ1が既にADテ
ーブルに登録してあるユーザについて、ADテーブルか
らID番号と更新日時を抽出して、そのID番号と更新
日時からなるリストを作成する(ステップS111)。
さらに、サーバ30は、第1の無線通信端末101から
受信したリストとADテーブルから抽出したリストと
を、更新日時で比較して、更新日時が異なるID番号の
リストを作成し(ステップS112)、そのリストを第
1の無線通信端末101に送信する(ステップS11
3)。
【0203】第1の無線通信端末101は、サーバ30
から同期が必要なユーザのID番号のリストを受信する
(ステップS107)。第1の無線通信端末101は、
第1の無線通信端末101の電話番号、及び同期が必要
なユーザのID番号のリストと同期が必要なユーザのユ
ーザ情報をサーバへ送信する(ステップS106)。サ
ーバ30は、第1の無線通信端末101の電話番号、及
び同期が必要なユーザのID番号のリストと同期が必要
なユーザのユーザ情報を受信する。そして、サーバ30
は、第1の無線通信端末101の電話番号及び同期が必
要なユーザのID番号と同期が必要なユーザのユーザ情
報と更新日時をADテーブルに記録し、データベースを
更新する(ステップS121)。サーバ30は、更新し
たユーザのID番号と更新日時とからなるリストを作成
し(ステップS122)、そのリストを第1の無線通信
端末101へ送信する(ステップS123)。
【0204】第1の無線通信端末101は、サーバ30
から更新したユーザのID番号と更新日時のリストを受
信し(ステップS107)、ID番号の一致するユーザ
のユーザ情報更新日時をメモリに記録する(ステップS
108)。 (4)ユーザによる無線通信システムの利用例 図25は、ユーザによる無線通信システムの利用例を説
明するための図である。
【0205】無線通信端末(携帯端末)10をユーザ1
00が持つことを契機に、無線通信端末10は、アドレ
ス帳の中から登録氏名或いは登録電話番号を自動的にリ
ストアップする。これにより、ユーザ100は、無線通
信端末10を持つだけで、図25中(A)に示すよう
に、そのリストをみて、近くに友人がいることを知るこ
とができる。このとき、リストは、選択されている複数
の登録氏名或いは登録電話番号からなる。
【0206】そして、無線通信端末10をユーザが耳に
あてることで、無線通信端末10は、そのときに選択さ
れている(カーソルで指示されている)名前或いは登録
電話番号に、自動的に発呼する。これにより、ユーザ1
00は、さらに無線通信端末10を耳に当てるだけで、
図25中(B)に示すように、自動的に通信接続された
友人と通話することができる。
【0207】(5)効果 このように、無線通信システムによれば、ユーザは、自
分の現在位置の近くいる友人を知ることができ、さらに
発信操作することなく、その友人の無線通信端末10を
呼び出し、通話することができる。これにより、ユーザ
は、情報閲覧(発呼のための閲覧)のためのキー入力の
手間が軽減され、さらには、発呼或いは通信を確立させ
るためのキー入力の手間が軽減され、無線通信端末10
は操作性と利便性が向上されたものになる。
【0208】また、発信者は、発信者の近くにいる相手
を、通信相手先にすることができるので、利便性が向上
されたものになる。さらに、経路探索をして、交通手段
の種類、移動時間、或いは交通費を加味して通信相手を
選択している。これにより、発信者と受信者の現在位置
を基準に、交通手段を利用した場合の移動時間や交通費
等のいわゆる移動コストの観点からみた「近い」通信相
手を選択することができるようになる。
【0209】また、ユーザ状態により通信相手を選択す
ることで、ユーザの希望、要望等のユーザの内部状態
や、ユーザが置かれている環境を考慮した最適な通信相
手の選択ができるようになる。これにより、ユーザは、
常に通信相手との間で円滑なコミュニケーションをとる
ことができる。また、前述したように、無線通信端末1
0がユーザ情報の更新日時の管理をサーバ30の日時を
基準で行っており、すなわち、無線通信システム全体に
おいて、ユーザ状態がサーバ30の日時を基準に行って
おり、これにより、各無線通信端末のユーザの状態管理
を正確に行うことができるようになる。これにより、無
線通信システムは、信頼性の高いシステムとして提供さ
れるようになる。
【0210】また、前述したように、無線通信システム
では、ユーザが送信端末10を持ったタイミングで、そ
の時点のユーザ状態に基づいて、受信候補の選択を開始
している。よって、無線通信システムは、最新のユーザ
状態に基づいて受信候補の選択をしているので、信頼性
の高いシステムとして提供されるようになる。また、前
述したように、サーバ30と受信候補端末10との両方
において、ポイントを計算して、その結果に基づいて受
信候補端末10を取捨選択している。このようにするこ
とで、システムの信頼性を向上させることができる。
【0211】例えば、無線通信端末10とサーバ30と
で、ユーザ状態を管理しているが、無線通信端末10の
方が最新の情報でユーザの状態を管理していると考えら
れる。これは、例えば、サーバ30では、無線通信端末
10から送られてきたユーザ状態を管理しているからで
ある。このようなことから、先ずサーバ30でユーザ状
態から得たポイントで受信候補端末10を選択し、今度
は、その選択された各受信候補端末10で最新のユーザ
状態から得たポイントに基づいて選択することで、送信
端末10の受信候補は、最新のユーザの状態を参照して
絞り込まれたものになる。このように、システムの信頼
性を向上させることができる。また、このようにすれ
ば、最終的に受信候補を判断する送信端末10の処理負
担も軽減することができる。
【0212】また、図18乃至図20を用いて説明した
ように、サーバ30と無線通信端末10の間で行うアド
レス帳情報を同期するための処理を基本的にはID番号
ベースで行っている。これにより、自動発信許可登録さ
れているか否かを登録電話番号等ではなく、無線通信端
末でその登録電話番号等の付加情報として使用している
ID番号を利用して行うことで、短時間にその自動発信
許可登録がなされているか否かの照会を行うことができ
る。また、このようにすることで、トラヒィックに登録
電話番号をむやみに送信することもないので、情報の漏
洩を防止することもできる。
【0213】(6)他の実施の形態 本発明は、前述の実施の形態に適用されることに限定さ
れるものではない。すなわち、前述の実施の形態では、
図17に示すように、受信候補端末10が各ポイントP
s,Pc’,Pr’を加算して、その総ポイントが所定
の閾値S以上の場合、送信端末10に当該受信候補端末
10のユーザ情報を送信している。しかし、これに限定
されるものではない。例えば、受信候補端末10がユー
ザ情報を送信する相手を、送信端末10ではなく、サー
バ30にしてもよい。
【0214】図26は、その場合の受信候補端末10に
おける処理手順のフローチャートを示す。ここでは、受
信候補端末10は、前述した実施の形態と同様に、ステ
ップS93において、各ポイントPs,Pc’,Pr’
の加算ポイントと所定の閾値Sとを比較する。しかし、
ここで、受信候補端末10は、総ポイントが閾値S以上
の場合、ステップS131において、当該受信候補端末
10のユーザ情報をサーバ30に送信する。
【0215】図27は、そのような受信候補端末10に
対応するサーバ30の処理手順のフローチャートを示
す。先ず、サーバ30は、ステップS141において、
一定時間が経過したか否かを判定する。ここで、サーバ
30は、一定時間経過している場合、ステップS145
に進み、一定時間経過していない場合、ステップS14
2に進む。
【0216】ステップS142では、サーバ30は、受
信候補端末10のユーザのユーザ情報を受信しているか
否かを判定する。ここで、サーバ30は、ユーザ情報を
受信していない場合、前記ステップS141からの処理
を再び開始し、ユーザ情報を受信している場合、ステッ
プS143に進む。ステップS53では、サーバ30
は、受信したそのユーザ情報をUCテーブルに書き込む
とともに、ユーザ情報更新日時を書き込む。
【0217】続いて、サーバ30は、ステップS144
において、発信者(送信端末10)と受信者(受信候補
端末10)との間の相対距離を計算し、計算して得た相
対距離と対応するユーザ情報とを記憶部(記憶装置)3
1に格納する。例えば、相対距離は、前述した送信端末
10の場合と同様な計算により得る。さらに、サーバ3
0は、経路探索部36により発信者(送信端末10)と
受信者(受信候補端末10)との間の経路探索を行い、
前述したような交通手段に関する情報(移動時間や交通
費等)となる経路探索結果を得て、この経路探索結果も
記憶部31に格納する。そして、サーバ30は、前記ス
テップS141からの処理を再び開始する。
【0218】なお、このように受信候補端末10からサ
ーバ30にユーザ情報を送信して、当該サーバ30側で
経路探索を実行する場合には、受信候補端末10では、
ポイントPcに経路探索結果を反映させないようにして
もよい。この場合、受信候補端末10では経路探索部1
9を備えなくてもよくなる。一方、一定時間経過してい
る場合に進むステップS145では、サーバ30は、各
受信候補端末10に対応して記憶部31に記憶されてい
るユーザ情報内の相対距離及びユーザの希望に基づい
て、受信候補端末10(登録電話番号或いは登録氏名)
をソートする。ここで、ソートは、前述した送信端末1
0の場合と同様にして行う。
【0219】そして、サーバ30は、ソートした形態と
して、受信候補端末10のユーザ情報及び相対距離を送
信端末10に送信する。図28は、そのようなサーバ3
0に対応する送信端末10の処理手順のフローチャート
を示す。前記図9に示すステップS34で受信候補の読
み込み処理をしているが、ここでは、送信端末10は、
図28に示すように、ステップS151において、サー
バ30から送信されてくる受信者候補のユーザ情報(相
対距離や経路探索結果を含む)を受信して、そのユーザ
情報をメモリに格納する。なお、このようにした場合、
送信端末10は、ステップS36におけるソート処理を
省略してもよい。
【0220】次に、以上のように無線通信端末10及び
サーバ30が処理を行う場合について、図29を用い
て、当該無線通信端末10及びサーバ30の動作を説明
する。第1のユーザ1が第1の無線通信端末101を手
に持つ動作をタッチセンサ22で取得する。第1の無線
通信端末101は、グリップ部位のタッチセンサ22が
反応すると、ユーザの希望を選択又は取得し(ステップ
S31)、さらに、当該第1の無線通信端末101の位
置を取得し(ステップS32)、それら情報をユーザ情
報に含めてサーバ30に送信する(ステップS33)。
【0221】ここで、サーバ30の処理は、前記図12
及び図15に示す処理を実施する。すなわち、サーバ3
0は、送信端末10である第1の無線通信端末101
らのリクエストを受け付け、第1の無線通信端末101
からユーザ情報を受信する(ステップS71)。そし
て、サーバ30は、そのユーザ情報を用いて、SPリス
トを参照して、ポイント計算して、ポイントPsを得る
(ステップS72)。
【0222】サーバ30は、第1の無線通信端末101
のユーザ1が既に当該第1の無線通信端末101のアド
レス帳の中からサーバ30にアップロードしてあり、か
つ自動発信を許可している第2乃至第nの無線通信端末
102,103,・・・,10 nの登録電話番号をADテ
ーブルから抽出する(ステップS73)。サーバ30
は、先ず、第2の無線通信端末102のユーザ情報をU
Cテーブルから読み出す(ステップS81)。
【0223】そして、サーバ30は、第1の無線通信端
末101から受信したユーザ情報とUCテーブルから読
み出した第2の無線通信端末102のユーザ情報とか
ら、CPリストによりポイント計算して、ポイントPc
を得る(ステップS82)。また、サーバ30は、その
第2の無線通信端末102のユーザ情報をRPリストに
よりポイント計算して、ポイントPrを得る(ステップ
S83)。
【0224】続いて、サーバ30は、各ポイントPs,
Pc,Prの総和が閾値S以上か否かを判定する(ステ
ップS84)。ここで、第2の無線通信端末102につ
いてのその総和が閾値S未満の場合、第1の無線通信端
末101から届いたユーザ情報とポイントPsを、その
第2の無線通信端末102に送る(ステップS85)。
【0225】次に、サーバ30は、第3の無線通信端末
103のユーザ情報をUCテーブルから読み出す(ステ
ップS81)。そして、サーバ30は、第1の無線通信
端末101から受信したユーザ情報とUCテーブルから
読み出した第3の無線通信端末103のユーザ情報をC
Pリストによりポイント計算して、ポイントPcを得る
(ステップS82)。また、サーバ30は、その第3の
無線通信端末103のユーザ情報を用いて、RPリスト
を参照して、ポイント計算して、ポイントPrを得る
(ステップS83)。
【0226】続いて、サーバ30は、各ポイントPs,
Pc,Prの総和が閾値S以上か否かを判定する(ステ
ップS84)。ここで、第3の無線通信端末103につ
いてのその総和が閾値S未満の場合、サーバ30は、第
1の無線通信端末101から届いたユーザ情報とポイン
トPsを、第3の無線通信端末103には送らない。最
後に、サーバ30は、第nの無線通信端末10nのユー
ザ情報をUCテーブルから読み出す(ステップS8
1)。
【0227】そして、サーバ30は、第1の無線通信端
末101から受信したユーザ情報とUCテーブルから読
み出した第nの無線通信端末10nのユーザ情報とか
ら、CPリストによりポイント計算して、ポイントPc
を得る(ステップS82)。また、サーバ30は、その
第nの無線通信端末10nのユーザ情報を用いて、RP
リストを参照して、ポイント計算して、ポイントPrを
得る(ステップS83)。
【0228】続いて、サーバ30は、各ポイントPs,
Pc,Prの総和が閾値S以上か否かを判定する(ステ
ップS84)。ここで、第nの無線通信端末10nにつ
いてのその総和が閾値S未満の場合、第1の無線通信端
末101から届いたユーザ情報とポイントPsを、その
第nの無線通信端末10nに送る(ステップS85)。
【0229】一方、サーバ30から第1のユーザ1のユ
ーザ情報とポイントPsを受信した第2の無線通信端末
102は、当該第2の無線通信端末102及び第1の無線
通信端末101の位置と希望をCPリストによりポイン
ト計算して、ポイントPc’を得る(ステップS9
1)。また、第2の無線通信端末102は、当該第2の
無線通信端末102のユーザ2の受信都合とユーザ状態
とを用いて、RPリストを参照して、ポイント計算し
て、ポイントPr’を得る(ステップS92)。
【0230】続いて、第2の無線通信端末102は、各
ポイントPs,Pc’,Pr’の総和が閾値S以上か否
かを判定する(ステップS93)。ここで、その総和が
閾値S未満の場合、第2の無線通信端末102は、当該
第2の無線通信端末102のユーザ2のユーザ情報とポ
イントPsをサーバに送る(ステップS131)。ま
た、第nの無線通信端末10nも、この第2の無線通信
端末102と同様な処理を行う。すなわち、サーバ30
から第1のユーザ1のユーザ情報とポイントPsを受信
した第nの無線通信端末10nは、当該第nの無線通信
端末10n及び第1の無線通信端末101の位置と希望と
を用いて、CPリストに基づいて、ポイント計算して、
ポイントPc’を得る(ステップS91)。また、第n
の無線通信端末10nは、当該第nの無線通信端末10n
のユーザ2の受信都合とユーザ状態とを用いて、RPリ
ストを参照して、ポイント計算して、ポイントPr’を
得る(ステップS92)。
【0231】続いて、第nの無線通信端末10nは、各
ポイントPs,Pc’,Pr’の総和が閾値S以上か否
かを判定する(ステップS93)。ここで、その総和が
閾値S未満の場合、第nの無線通信端末10nは、当該
第nの無線通信端末10nのユーザnのユーザ情報とポ
イントPsをサーバ30に送る(ステップS131)。
サーバ30では、第2の無線通信端末102のユーザ情
報を受信し(ステップS142)、UCテーブルに第2
の無線通信端末102のユーザ情報とユーザ情報更新日
時を書き込む(ステップS143)。そして、サーバ3
0は、ユーザ情報に含まれている位置情報に基づいて、
送信端末10である第1の無線通信端末101と受信候
補端末10である第2の無線通信端末102との間の相
対距離を計算し、さらに経路探索部36により経路探索
をして、その相対距離及び経路探索結果と第2の無線通
信端末102のユーザ情報を、記憶部(記憶装置)31
へ格納する(ステップS144)。
【0232】続いて、サーバ30は、第nの無線通信端
末10nのユーザ情報を受信し(ステップS142)、
UCテーブルに第nの無線通信端末10nのユーザ情報
とユーザ情報更新日時を書き込む(ステップS14
3)。そして、サーバ30は、ユーザ情報に含まれてい
る位置情報に基づいて、送信端末10である第1の無線
通信端末101と受信候補端末10である第nの無線通
信端末10nとの間の相対距離を計算し、さらに経路探
索部36により経路探索をして、その相対距離及び経路
探索結果と第nの無線通信端末10nのユーザ情報を、
記憶部(記憶装置)31へ格納する(ステップS14
4)。
【0233】それから、一定時間が経過(ステップS1
41)したサーバ30は、第2の無線通信端末102
び第nの無線通信端末10nとを受信候補として、その
第2の無線通信端末102と第nの無線通信端末10n
情報を記憶部31から読み込み、希望、相対距離及び経
路探索結果の情報でソートし(ステップS145)、そ
れら受信候補端末10である第2の無線通信端末102
及び第nの無線通信端末10nそれぞれに対応される相
対距離を、各対応されるユーザ情報に含め或いは対応付
けて、第1の無線通信端末101に送信する(ステップ
S146)。
【0234】第1の無線通信端末101は、サーバ30
からの第2の無線通信端末102及び第nの無線通信端
末10nのユーザ情報及び第1の無線通信端末101との
相対距離、及び経路探索結果を受信し、メモリに格納す
る(ステップS151)。そして、第1の無線通信端末
101は、最も受信の都合が良いと判断する第2の無線
通信端末102のユーザにカーソルを合わせる(ステッ
プS37)。
【0235】なお、前述したように、サーバ30で、希
望と第1の無線通信端末101との相対距離及び経路探
索結果でソートがなされているが、第1の無線通信端末
10 1は、再度、ソートをしてもよい。続いて、第1の
無線通信端末101は、耳が当たる部位に設けたタッチ
センサ22の反応により(ステップS62)、当該第1
の無線通信端末101にユーザ1が耳に当てる動作を取
得する。そして、第1の無線通信端末101は、その時
点でカーソルが合っている第2の無線通信端末102
自動的に発信する(ステップS63)。
【0236】また、第1の無線通信端末101は、タッ
チセンサ22の反応前に(ステップS62)、ユーザ1
によるカーソル操作を検出した場合には(ステップS6
4)、その操作に応じて受信候補を移動し、その後、タ
ッチセンサ22の反応があった場合(ステップS6
2)、そのカーソル位置の無線通信端末10に自動的に
発信する(ステップS63)。
【0237】以上のように、前記図26に示すように、
受信候補端末10がサーバ30にユーザ情報を送信する
ようにして(ステップS131)、それに対応して、サ
ーバ30が前記図27のような処理を行い、送信端末1
0が前記図28のような処理を行った場合、無線通信シ
ステムでは、前記図29に示すような動作するようにな
る。
【0238】受信候補端末10が送信端末10にユーザ
情報を送信する場合からみれば、このようにサーバ30
に受信候補端末10がユーザ情報を送信して行う処理
は、サーバ集中処理型といえる。すなわち、受信候補端
末10が送信端末10にユーザ情報を送信して行う処理
は、端末分散処理型といえる。サーバ集中処理型にする
ことで、例えば、サーバ30の処理資源を有効活用する
ことができるようになり、一方で、送信端末10の処理
負担を軽減することができる。
【0239】またさらに、前述したように、受信候補端
末10からサーバ30にユーザ情報を送信して、当該サ
ーバ30側で経路探索を実行する場合、サーバ30側に
のみ経路探索部36を備え、受信候補端末10が経路探
索部19を備えずに経路探索結果を取得しないようにす
れば、受信候補端末10の処理負担を軽減し、その装置
コストを安くすることができる。
【0240】また、前述の実施の形態では、図21及び
図22を用いて説明したように、発信者とそれぞれの受
信候補者との希望の合致度としての数値化を、希望をベ
クトル化することでその内積により求めて実現してい
る。しかし、これに限定されないことはいうまもでな
い。例えば、希望ベクトルのベクトル成分の最大値とな
る項目が一致又は類似している場合に、発信者と受信侯
補者との希望が合致していると判断してもよい(ポイン
トを大きくする)。または、希望ベクトルのベクトル成
分の値が大きい方から10項目取り上げた場合に、取り
上げた項目が一致又は類似している場合に発信者と受信
候補者の希望が合致していると判断してもよい(ポイン
トを大きくする)。或いは、発信者又は受信候補者が予
め登録した希望の項目について、受信候補者又は発信者
のユーザの希望ベクトルのベクトル成分の値が大きい場
合に発信者と受信候補者の希望が合致していると判断し
てもよい(ポイントを大きくする)。或いは、発信者又
は受信候補者が予め登録した希望の項目が受信候補者又
は発信者が予め登録した希望の項目と一致している若し
くは類似している場合に発信者と受信候補者の希望が合
致していると判断してもよい。
【0241】また、前述の実施の形態では、ユーザの状
態として、主にユーザの希望やユーザの現在位置を挙げ
て、その情報に基づいて受信候補を選択する場合を説明
した。しかし、これに限定されるものではない。例え
ば、ユーザの状態を示す他の情報、例えば、機嫌、嗜
好、習慣、何らかの特性等に基づいて受信候補を選択す
るようにしてもよい。また、ユーザの状態を学習して予
測した予測情報に基づいて受信候補を選択するようにし
てもよい。すなわち、送信端末に最適な受信候補を選択
するための情報に基づいて、その受信候補の選択をして
もよい。
【0242】また、前述の実施の形態では、送信端末1
0にユーザ状態等の情報と他の無線通信端末10のユー
ザ状態等の情報との両方を加味して、受信候補を選択し
ているが、両方の情報を使用することに限定されるもの
ではなく、一方の情報だけを利用して受信候補を選択し
てもよい。また、前述の実施の形態では、サーバ30と
受信候補端末10との両方で、受信候補の選択を行い、
その結果に基づいて、送信端末10にて最終的な受信候
補の選択がなされているが、サーバ30又は受信候補端
末10の一方だけで受信候補の選択結果に基づいて、送
信端末10にて最終的な受信候補の選択をするようにし
てもよい。
【0243】また、前述の実施の形態では、無線通信端
末10がユーザ状態の更新日時をサーバ30からのユー
ザ情報更新日時により管理している。しかし、これに限
定されるものではなく、無線通信端末10の基準日時の
みで、ユーザ情報の更新日時を管理してもよい。また、
前述の実施の形態では、各ユーザの無線端末装置10の
電話番号を用いて無線通信システムによるサービスを提
供する場合を説明したが、これに限定されるものではな
い。例えば、各ユーザ個別に割り当てた番号、若しくは
IP番号、端末固有の番号、利用者固有の番号等を用い
て、無線通信システムによるサービスを提供してもよ
い。
【0244】また、前述の実施の形態では、送信端末の
ID番を利用して処理をする場合について説明したが、
ID番号は送信端末内で対応される電話番号で代用して
もよい。すなわち例えば、図18等を用いて説明したア
ドレス帳データの同期処理等では、ID番号を使用して
処理を行っているが、対応される電話番号で代用して同
様な処理を行うようにしてもよい。
【0245】また、前述の実施の形態では、ユーザの耳
の当たる部位のタッチセンサ22が接触検出をしたとき
に発信動作する場合を説明したが、ボタン操作等による
通常の操作により発信動作できることはいうまでもな
い。また、前述の実施の形態では、見動作検出手段が無
線通信端末10の保持部位に設けたタッチセンサ22で
ある場合について説明したが、これに限定されるもので
はない。すなわち、ユーザは表示画面を見るために無線
通信端末10に対して種々の操作をする場合があり、見
動作検出手段は、このような操作を検出できるものであ
ればよい。例えば、無線通信端末10が折り畳み構造の
電話である場合、ユーザは、表示画面を見るために折り
畳み状態から開いた状態にする必要があるが、見動作検
出手段は、このような開く操作をユーザが表示画面を見
る動作として検出してもよい。
【0246】また、無線通信端末10は、所定のプログ
ラムにより前述したような各種処理を実現しているが、
そのプログラムは、記録媒体或いは通信媒体を介して無
線通信端末10に提供されたプログラムであってもよ
い。(無線通信方法、情報管理方法、無線通信端末制御
方法、プログラム)以上説明した無線通信システムにお
いては、以下のような無線通信方法、情報管理方法、及
び無線通信端末制御方法が実現されている。
【0247】すなわち、無線通信端末が外部から取得し
た情報及び保持している情報の少なくとも一方を利用し
て、一の無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無
線通信端末を示す第1の受信可能性端末情報を取得し、
その取得した第1の受信可能性端末情報に基づいて、前
記一の無線通信端末と前記受信候補の無線通信端末との
通信を確立するか否かを判定し、その判定結果に基づい
て、前記一の無線通信端末と前記受信可能性のある無線
通信端末との通信を確立する無線通信方法が実現されて
いる。
【0248】また、無線通信端末が外部から取得した情
報及び保持している情報の少なくとも一方を、当該無線
通信端末から取得し、その取得した情報を利用して、一
の無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無線通信
端末を示す第1の受信可能性端末情報を取得し、その取
得した第1の受信可能性端末情報に基づいて、前記一の
無線通信端末と前記受信候補の無線通信端末との通信を
確立するか否かを判定し、その判定結果に基づいて、前
記一の無線通信端末と前記受信候補の無線通信端末との
通信を実行させるための処理を行う情報管理方法が実現
されている。
【0249】また、発信元の無線通信端末が外部から取
得した情報及び保持している情報の少なくとも一方に基
づいて、前記発信元の無線通信端末と受信可能性のある
受信候補の無線通信端末を選択し、その選択した受信候
補の無線通信端末についての所定の情報を表示画面に表
示する無線通信端末制御方法が実現されている。また、
無線通信端末は、発信元の無線通信端末が外部から取得
した情報及び保持している情報の少なくとも一方に基づ
いて、前記発信元の無線通信端末と受信可能性のある受
信候補の無線通信端末を選択し、その選択した受信候補
の無線通信端末についての所定の情報を表示画面に表示
することを実行させるためのプログラムにより、前述し
た処理を実現している。
【0250】
【発明の効果】以上より、本発明によれば、無線通信端
末が外部から取得した情報及び保持している情報の少な
くとも一方を利用して、一の無線通信端末と受信可能性
のある受信候補の無線通信端末を示す第1の受信可能性
端末情報を取得し、その取得した第1の受信可能性端末
情報に基づいて、一の無線通信端末と受信候補の無線通
信端末との通信を確立するか否かを判定することで、発
信者は、最適な相手を通信相手にすることができる。こ
れにより、発信者は、通信相手との間で円滑なコミュニ
ケーションをとることができる。
【0251】特に、無線通信端末が外部から取得した情
報及び保持している情報を、無線通信端末間の距離情
報、交通手段に関する情報、使用者状態情報(使用者の
内面、使用者の周囲、使用者の希望等)、使用者の予定
情報、使用者の通信履歴情報、使用者の通信要求度や使
用者の受信都合度の情報とすることで、発信者が最適な
相手を通信相手にするという目的に合致する、発信者、
受信者の状態を的確に把握することができる。
【0252】また、本発明によれば、無線通信端末は、
使用者が表示画面を見る動作を検出したとき、表示画面
に受信候補の無線通信端末についての所定の情報を表示
するので、使用者は、通信相手に適した相手を把握する
ことができる。また、使用者は、キー入力を不用とし
て、そのような通信相手に適した相手を把握することが
できる。
【0253】また、本発明によれば、無線通信システム
では、そのような表示画面を見る動作を予測検出したタ
イミングで第1の受信可能性端末情報を取得しており、
最新の第1の受信可能性端末情報に基づいて、受信候補
を選択することができる。また、本発明によれば、無線
通信端末は、使用者の発呼動作を検出したとき、受信可
能性のある無線通信端末に発呼して、通信を確立してい
るので、キー入力を不用として、通信相手に適した相手
と通信を確立することができる。
【0254】また、本発明によれば、無線通信端末が外
部から取得した情報及び保持している情報の管理日時を
所定の基準日時で調整することで、例えば、無線通信シ
ステム全体で統一した日時でそれら情報を管理すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である無線通信システムの
構成を示す図である。
【図2】無線通信端末の構成を示す図である。
【図3】サーバの構成を示す図である。
【図4】UCテーブルを構成するデータ内容を示す図で
ある。
【図5】RPリストを示す図である。
【図6】UCテーブルのユーザ情報を更新する際の無線
通信端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】UCテーブルのユーザ情報を更新する際のサー
バの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】UCテーブルのユーザ情報を更新する際のサー
バによる他の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】受信候補を取得して発信処理をする際の送信端
末の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】受信候補を取得する際の送信端末の処理手順
を示すフローチャートである。
【図11】受信候補のうちの一の受信候補に発信処理す
る際の送信端末の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】受信候補を取得して発信処理をする際のサー
バの処理手順を示すフローチャートである。
【図13】SPリストを示す図である。
【図14】ADテーブルのデータ内容を示す図である。
【図15】受信候補を取得して発信処理をする際におい
てユーザの状態判定と問い合わせをするサーバの処理手
順を示すフローチャートである。
【図16】CPリストを示す図である。
【図17】受信候補を取得して発信処理をする際の受信
候補端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】アドレス帳情報を同期する際の無線通信端末
の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】アドレス帳情報を同期する際にID発行を行
うサーバの処理手順を示すフローチャートである。
【図20】アドレス帳情報を同期する際のADテーブル
の更新時のサーバの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図21】希望をベクトル化した例を示す図である。
【図22】希望ベクトルによるポイントの計算結果を示
す図である。
【図23】UCテーブルのユーザ情報を更新する場合等
における無線通信システムのシーケンスチャート(端末
分散処理型のシーケンスチャート)を示す図である。
【図24】アドレス帳情報を同期する場合の無線通信シ
ステムのシーケンスチャート(端末分散処理型及びサー
バ集中処理型のシーケンスチャートを示す図である。
【図25】ユーザによる無線通信システムの利用例を説
明する図である。
【図26】受信候補を取得して発信処理をする際の受信
候補端末の他の処理手順を示すフローチャートである。
【図27】図26の受信候補端末に対応するサーバの処
理手順を示すフローチャートである。
【図28】図26の受信候補端末に対応する送信端末の
処理手順を示すフローチャートである。
【図29】サーバ集中処理型による発信処理のシーケン
スチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 無線通信端末(送信端末、受信候補端末) 11 通信部 12 記憶部 13 表示部 14 演算部 15 状態取得部 16 音声出力部 17 音声入力部 18 キー入力部 19 経路探索部 20 状態検出部 21 位置センサ 22 タッチセンサ 23 その他センサ 30 サーバ 31 記憶部 32 表示部 33 演算部 34 通信部 35 キー入力部 36 経路探索部 40 通信ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本郷 節之 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K024 AA14 CC11 DD02 FF03 GG01 GG03 5K027 AA11 BB01 EE04 FF01 FF22 HH21 5K067 AA21 BB04 DD17 DD19 DD20 EE02 EE10 EE16 FF02 FF03 FF07 FF23 HH13 HH23 JJ52 JJ56 KK15

Claims (107)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信端末が外部から取得した情報及
    び保持している情報の少なくとも一方を利用して、一の
    無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無線通信端
    末を示す第1の受信可能性端末情報を取得する受信可能
    性端末情報取得手段と、 前記受信可能性端末情報取得手段が取得した第1の受信
    可能性端末情報に基づいて、前記一の無線通信端末と前
    記受信候補の無線通信端末との通信を確立するか否かを
    判定する通信実行判定手段と、 前記通信実行判定手段の判定結果に基づいて、前記一の
    無線通信端末と前記受信可能性のある無線通信端末との
    通信を確立する通信確立手段と、 を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記受信可能性端末情報取得手段は、複
    数の前記受信候補の無線通信端末について複数の前記第
    1の受信可能性端末情報を取得することを特徴とする請
    求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 前記受信可能性端末情報取得手段は、前
    記一の無線通信端末と他の無線通信端末との間の距離を
    示す距離情報を利用して、前記第1の受信可能性端末情
    報を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記受信可能性端末情報取得手段は、前
    記一の無線通信端末と他の無線通信端末との位置情報を
    利用して検索した前記一の無線通信端末の位置と他の無
    線通信端末の位置との間で使用者が利用可能な交通手段
    に関する情報から前記第1の受信可能性端末情報を取得
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記受信可能性端末情報取得手段は、前
    記無線通信端末の使用者の状態を示す使用者状態情報を
    利用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記使用者状態情報は、前記使用者の内
    面の情報、前記使用者の周囲の情報及び前記使用者の現
    在位置の情報の少なくとも一方であることを特徴とする
    請求項5記載の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記使用者の内面の情報は、前記使用者
    の希望を示す希望情報であることを特徴とする請求項6
    記載の無線通信システム。
  8. 【請求項8】 前記受信可能性端末情報取得手段は、前
    記無線通信端末に登録されている使用者の予定を示す予
    定情報を利用して、前記第1の受信可能性端末情報を取
    得することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通
    信システム。
  9. 【請求項9】 前記受信可能性端末情報取得手段は、前
    記無線通信端末に登録されている使用者の通信履歴情報
    を利用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記受信可能性端末情報取得手段は、
    前記一の無線通信端末の使用者の通信要求度合いを示す
    通信要求度と、他の無線通信端末の使用者の受信都合の
    良さの度合いを示す受信都合度とを利用して、前記第1
    の受信可能性端末情報を取得することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の無線通信システム。
  11. 【請求項11】 前記無線通信端末が互いに無線基地局
    を介して通信を行うように構成されており、前記無線基
    地局は、外部から取得した情報及び保持している情報の
    少なくとも一方を利用して、前記一の無線通信端末と受
    信可能性のある受信候補の無線通信端末を示す第2の受
    信可能性端末情報を取得しており、 前記通信実行判定手段は、前記第1及び第2の受信可能
    性端末情報に基づいて、前記受信可能性のある受信候補
    の無線通信端末との通信を確立するか否かを判定するこ
    とを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の無
    線通信システム。
  12. 【請求項12】 前記判定結果に基づいて、前記一の無
    線通信端末の表示画面に前記受信候補の無線通信端末に
    ついての所定の情報を表示する情報表示手段を備えてお
    り、 前記通信確立手段は、前記表示画面への前記所定の情報
    の表示に対応してなされた使用者による通信相手の選択
    に応じて通信を確立することを特徴とする請求項1乃至
    11のいずれかに記載の無線通信システム。
  13. 【請求項13】 前記所定の情報は、前記受信候補のリ
    ストであり、前記使用者は、前記表示画面に表示された
    前記リストから通信相手を選択することを特徴とする請
    求項11記載の無線通信システム。
  14. 【請求項14】 前記一の無線通信端末の使用者が前記
    表示画面を見る動作を予測する見動作予測手段を備えて
    おり、 前記情報表示手段は、前記見動作予測手段が前記表示画
    面を見る動作を予測検出したとき、前記表示画面に前記
    所定の情報を表示することを特徴とする請求項11又は
    12に記載の無線通信システム。
  15. 【請求項15】 前記見動作予測手段は、前記一の無線
    通信端末の使用者による保持部位に設けた接触検出セン
    サであることを特徴とする請求項14記載の無線通信シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記受信可能性端末情報取得手段は、
    前記見動作予測手段が前記表示画面を見る動作を予測検
    出したタイミングで、前記第1の受信可能性端末情報を
    取得していることを特徴とする請求項14又は15に記
    載の無線通信システム。
  17. 【請求項17】 前記一の無線通信端末の使用者の発呼
    動作を予測する発呼動作予測手段を備えており、 前記通信確立手段は、前記発呼動作予測手段が前記発呼
    動作を予測検出したとき、前記受信可能性のある無線通
    信端末に発呼して、通信を確立することを特徴とする請
    求項1乃至16のいずれかに記載の無線通信システム。
  18. 【請求項18】 前記発呼動作予測手段は、前記一の無
    線通信端末において使用者が通話の際に耳を当てる部位
    に設けた接触検出センサであることを特徴とする請求項
    17記載の無線通信システム。
  19. 【請求項19】 前記無線通信端末が外部から取得する
    情報及び保持する情報は経時変化するものであり、 前記無線通信端末が外部から取得した情報及び保持して
    いる情報の管理日時を所定の基準日時で調整する情報日
    時調整手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至
    18のいずれかに記載の無線通信システム。
  20. 【請求項20】 無線通信端末が外部から取得した情報
    及び保持している情報の少なくとも一方を利用して、一
    の無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無線通信
    端末を示す第1の受信可能性端末情報を取得し、 その取得した第1の受信可能性端末情報に基づいて、前
    記一の無線通信端末と前記受信候補の無線通信端末との
    通信を確立するか否かを判定し、 その判定結果に基づいて、前記一の無線通信端末と前記
    受信可能性のある無線通信端末との通信を確立すること
    を特徴とする無線通信方法。
  21. 【請求項21】 複数の前記受信候補の無線通信端末に
    ついて複数の前記第1の受信可能性端末情報を取得する
    ことを特徴とする請求項20記載の無線通信方法。
  22. 【請求項22】 前記一の無線通信端末と他の無線通信
    端末との間の距離を示す距離情報を利用して、前記第1
    の受信可能性端末情報を取得することを特徴とする請求
    項20又は21に記載の無線通信方法。
  23. 【請求項23】 前記一の無線通信端末と他の無線通信
    端末との位置情報を利用して検索した前記一の無線通信
    端末の位置と他の無線通信端末の位置との間で使用者が
    利用可能な交通手段に関する情報から前記第1の受信可
    能性端末情報を取得することを特徴とする請求項20又
    は21に記載の無線通信方法。
  24. 【請求項24】 前記無線通信端末の使用者の状態を示
    す使用者状態情報を利用して、前記第1の受信可能性端
    末情報を取得することを特徴とする請求項20又は21
    に記載の無線通信方法。
  25. 【請求項25】 前記使用者状態情報は、前記使用者の
    内面の情報、前記使用者の周囲の情報及び前記使用者の
    現在位置の情報の少なくとも一方であることを特徴とす
    る請求項24記載の無線通信方法。
  26. 【請求項26】 前記使用者の内面の情報は、前記使用
    者の希望を示す希望情報であることを特徴とする請求項
    25記載の無線通信方法。
  27. 【請求項27】 前記無線通信端末に登録されている使
    用者の予定を示す予定情報を利用して、前記第1の受信
    可能性端末情報を取得することを特徴とする請求項20
    又は21に記載の無線通信方法。
  28. 【請求項28】 前記無線通信端末に登録されている使
    用者の通信履歴情報を利用して、前記第1の受信可能性
    端末情報を取得することを特徴とする請求項20又は2
    1に記載の無線通信方法。
  29. 【請求項29】 前記一の無線通信端末の使用者の通信
    要求度合いを示す通信要求度と、他の無線通信端末の使
    用者の受信都合の良さの度合いを示す受信都合度とを利
    用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得すること
    を特徴とする請求項20又は21に記載の無線通信方
    法。
  30. 【請求項30】 前記無線通信端末が互いに無線基地局
    を介して通信を行うように構成されており、前記無線基
    地局は、外部から取得した情報及び保持している情報の
    少なくとも一方を利用して、前記一の無線通信端末と受
    信可能性のある受信候補の無線通信端末を示す第2の受
    信可能性端末情報を取得しており、 前記第1及び第2の受信可能性端末情報に基づいて、前
    記受信可能性のある受信候補の無線通信端末との通信を
    確立するか否かを判定することを特徴とする請求項20
    乃至29のいずれかに記載の無線通信方法。
  31. 【請求項31】 前記一の無線通信端末は、前記判定結
    果に基づいて、前記受信候補の無線通信端末についての
    所定の情報を表示する表示画面を備えており、 前記表示画面への前記所定の情報の表示に対応してなさ
    れた使用者による通信相手の選択に応じて通信を確立す
    ることを特徴とする請求項20乃至30のいずれかに記
    載の無線通信方法。
  32. 【請求項32】 前記所定の情報は、前記受信候補のリ
    ストであり、前記使用者は、前記表示画面に表示された
    前記リストから通信相手を選択することを特徴とする請
    求項31記載の無線通信方法。
  33. 【請求項33】 前記一の無線通信端末の使用者が前記
    表示画面を見る動作を検出したとき、前記表示画面に前
    記所定の情報を表示することを特徴とする請求項31又
    は32に記載の無線通信方法。
  34. 【請求項34】 前記表示画面を見る動作を予測検出し
    たタイミングで、前記第1の受信可能性端末情報を取得
    していることを特徴とする請求項33記載の無線通信方
    法。
  35. 【請求項35】 前記一の無線通信端末の使用者の発呼
    動作を検出したとき、前記受信可能性のある無線通信端
    末に発呼して、通信を確立することを特徴とする請求項
    20乃至34のいずれかに記載の無線通信方法。
  36. 【請求項36】 前記無線通信端末が外部から取得する
    情報及び保持する情報は経時変化するものであり、 前記無線通信端末が外部から取得した情報及び保持して
    いる情報の管理日時を所定の基準日時で調整することを
    特徴とする請求項20乃至35のいずれかに記載の無線
    通信方法。
  37. 【請求項37】 無線通信端末が外部から取得した情報
    及び保持している情報の少なくとも一方を、当該無線通
    信端末から取得する端末情報取得手段と、 前記端末情報取得手段が取得した情報を利用して、一の
    無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無線通信端
    末を示す第1の受信可能性端末情報を取得する受信可能
    性端末情報取得手段と、 前記受信可能性端末情報取得手段が取得した第1の受信
    可能性端末情報に基づいて、前記一の無線通信端末と前
    記受信候補の無線通信端末との通信を確立するか否かを
    判定する通信実行判定手段と、 前記通信実行判定手段の判定結果に基づいて、前記一の
    無線通信端末と前記受信候補の無線通信端末との通信を
    実行させるための処理を行う通信実行処理手段と、 を備えることを特徴とする情報管理装置。
  38. 【請求項38】 前記受信可能性端末情報取得手段は、
    複数の前記受信候補の無線通信端末について複数の前記
    第1の受信可能性端末情報を取得することを特徴とする
    請求項7記載の情報管理装置。
  39. 【請求項39】 前記受信可能性端末情報取得手段は、
    前記一の無線通信端末と他の無線通信端末との間の距離
    を示す距離情報を利用して、前記第1の受信可能性端末
    情報を取得することを特徴とする請求項37又は38に
    記載の情報管理装置。
  40. 【請求項40】 前記受信可能性端末情報取得手段は、
    前記一の無線通信端末と他の無線通信端末との位置情報
    を利用して検索した前記一の無線通信端末の位置と他の
    無線通信端末の位置との間で使用者が利用可能な交通手
    段に関する情報から前記第1の受信可能性端末情報を取
    得することを特徴とする請求項37又は38に記載の情
    報管理装置。
  41. 【請求項41】 前記受信可能性端末情報取得手段は、
    前記無線通信端末の使用者の状態を示す使用者状態情報
    を利用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得する
    ことを特徴とする請求項37又は38に記載の情報管理
    装置。
  42. 【請求項42】 前記使用者状態情報は、前記使用者の
    内面の情報、前記使用者の周囲の情報及び前記使用者の
    現在位置の情報の少なくとも一方であることを特徴とす
    る請求項41記載の情報管理装置。
  43. 【請求項43】 前記使用者の内面の情報は、前記使用
    者の希望を示す希望情報であることを特徴とする請求項
    42記載の情報管理装置。
  44. 【請求項44】 前記受信可能性端末情報取得手段は、
    前記無線通信端末に登録されている使用者の予定を示す
    予定情報を利用して、前記第1の受信可能性端末情報を
    取得することを特徴とする請求項37又は38に記載の
    情報管理装置。
  45. 【請求項45】 前記受信可能性端末情報取得手段は、
    前記無線通信端末に登録されている使用者の通信履歴情
    報を利用して、前記第1の受信可能性端末情報を取得す
    ることを特徴とする請求項37又は38に記載の情報管
    理装置。
  46. 【請求項46】 前記受信可能性端末情報取得手段は、
    前記一の無線通信端末の使用者の通信要求度合いを示す
    通信要求度と、他の無線通信端末の使用者の受信都合の
    良さの度合いを示す受信都合度とを利用して、前記第1
    の受信可能性端末情報を取得することを特徴とする請求
    項37又は38に記載の情報管理装置。
  47. 【請求項47】 前記無線通信端末が互いに無線基地局
    を介して通信を行うように構成されており、前記無線基
    地局は、外部から取得した情報及び保持している情報の
    少なくとも一方を利用して、前記一の無線通信端末と受
    信可能性のある受信候補の無線通信端末を示す第2の受
    信可能性端末情報を取得しており、 前記通信実行判定手段は、前記第1及び第2の受信可能
    性端末情報に基づいて、前記受信可能性のある受信候補
    の無線通信端末との通信を確立するか否かを判定するこ
    とを特徴とする請求項37乃至46のいずれかに記載の
    情報管理装置。
  48. 【請求項48】 前記無線通信端末が外部から取得する
    情報及び保持する情報は経時変化するものであり、 前記無線通信端末が外部から取得した情報及び保持して
    いる情報の管理日時を自己の基準日時に調整する情報日
    時調整手段を備えていることを特徴とする請求項37乃
    至47のいずれかに記載の情報管理装置。
  49. 【請求項49】 無線通信端末が外部から取得した情報
    及び保持している情報の少なくとも一方を、当該無線通
    信端末から取得し、 その取得した情報を利用して、一の無線通信端末と受信
    可能性のある受信候補の無線通信端末を示す第1の受信
    可能性端末情報を取得し、 その取得した第1の受信可能性端末情報に基づいて、前
    記一の無線通信端末と前記受信候補の無線通信端末との
    通信を確立するか否かを判定し、 その判定結果に基づいて、前記一の無線通信端末と前記
    受信候補の無線通信端末との通信を実行させるための処
    理を行うことを特徴とする情報管理方法。
  50. 【請求項50】 複数の前記受信候補の無線通信端末に
    ついて複数の前記第1の受信可能性端末情報を取得する
    ことを特徴とする請求項49記載の情報管理方法。
  51. 【請求項51】 前記一の無線通信端末と他の無線通信
    端末との間の距離を示す距離情報を利用して、前記第1
    の受信可能性端末情報を取得することを特徴とする請求
    項49又は50に記載の情報管理方法。
  52. 【請求項52】 前記一の無線通信端末と他の無線通信
    端末との位置情報を利用して検索した前記一の無線通信
    端末の位置と他の無線通信端末の位置との間で使用者が
    利用可能な交通手段に関する情報から前記第1の受信可
    能性端末情報を取得することを特徴とする請求項49又
    は50に記載の情報管理方法。
  53. 【請求項53】 前記無線通信端末の使用者の状態を示
    す使用者状態情報を利用して、前記第1の受信可能性端
    末情報を取得することを特徴とする請求項49又は50
    に記載の情報管理方法。
  54. 【請求項54】 前記使用者状態情報は、前記使用者の
    内面の情報、前記使用者の周囲の情報及び前記使用者の
    現在位置の情報の少なくとも一方であることを特徴とす
    る請求項53記載の情報管理方法。
  55. 【請求項55】 前記使用者の内面の情報は、前記使用
    者の希望を示す希望情報であることを特徴とする請求項
    54記載の情報管理方法。
  56. 【請求項56】 前記無線通信端末に登録されている使
    用者の予定を示す予定情報を利用して、前記第1の受信
    可能性端末情報を取得することを特徴とする請求項49
    又は50に記載の情報管理方法。
  57. 【請求項57】 前記無線通信端末に登録されている使
    用者の通信履歴情報を利用して、前記第1の受信可能性
    端末情報を取得することを特徴とする請求項49又は5
    0に記載の情報管理方法。
  58. 【請求項58】 前記受信可能性端末情報取得手段は、
    前記一の無線通信端末の使用者の通信要求度合いを示す
    通信要求度と、他の無線通信端末の使用者の受信都合の
    良さの度合いを示す受信都合度とを利用して、前記第1
    の受信可能性端末情報を取得することを特徴とする請求
    項49又は50に記載の情報管理方法。
  59. 【請求項59】 前記無線通信端末が互いに無線基地局
    を介して通信を行うように構成されており、前記無線基
    地局は、外部から取得した情報及び保持している情報の
    少なくとも一方を利用して、前記一の無線通信端末と受
    信可能性のある受信候補の無線通信端末を示す第2の受
    信可能性端末情報を取得しており、 前記通信実行判定手段は、前記第1及び第2の受信可能
    性端末情報に基づいて、前記受信可能性のある受信候補
    の無線通信端末との通信を確立するか否かを判定するこ
    とを特徴とする請求項49乃至58のいずれかに記載の
    情報管理方法。
  60. 【請求項60】 前記無線通信端末が外部から取得する
    情報及び保持する情報は経時変化するものであり、 前記無線通信端末が外部から取得した情報及び保持して
    いる情報の管理日時を、その情報を同時に管理する情報
    管理装置の基準日時に調整することを特徴とする請求項
    49乃至59のいずれかに記載の情報管理方法。
  61. 【請求項61】 外部から取得した情報及び保持してい
    る情報の少なくとも一方に基づいて、自己と受信可能性
    のある受信候補の無線通信端末を選択する受信候補選択
    手段と、 前記受信候補選択手段が選択した受信候補の無線通信端
    末についての所定の情報を表示画面に表示する情報表示
    手段と、 を備えていることを特徴とする無線通信端末。
  62. 【請求項62】 前記受信候補選択手段は、複数の前記
    受信候補の無線通信端末を選択することを特徴とする請
    求項61記載の無線通信端末。
  63. 【請求項63】 前記受信候補選択手段は、他の無線通
    信端末との間の距離を示す距離情報に基づいて、自己と
    受信可能性のある受信候補の無線通信端末を選択してい
    ることを特徴とする請求項61又は62に記載の無線通
    信端末。
  64. 【請求項64】 前記受信候補選択手段は、自己の位置
    情報と他の無線通信端末の位置情報から検索した自己の
    位置と他の無線通信端末の位置との間で使用者が利用可
    能な交通手段に関する情報に基づいて、自己と受信可能
    性のある受信候補の無線通信端末を選択していることを
    特徴とする請求項61又は62に記載の無線通信端末。
  65. 【請求項65】 前記受信候補選択手段は、自己を使用
    する使用者を示す使用者状態情報及び他の無線通信端末
    の使用者の状態を示す使用者状態情報の少なくとも一方
    に基づいて、自己と受信可能性のある受信候補の無線通
    信端末を選択していることを特徴とする請求項61又は
    62に記載の無線通信端末。
  66. 【請求項66】 前記使用者状態情報は、使用者の内面
    の情報及び使用者の周囲の情報の少なくとも一方である
    ことを特徴とする請求項65記載の無線通信端末。
  67. 【請求項67】 前記使用者の内面の情報は、前記使用
    者の希望を示す希望情報であることを特徴とする請求項
    66記載の無線通信端末。
  68. 【請求項68】 自己を使用する使用者の予定を示す予
    定情報及び他の無線通信端末の使用者の予定を示す予定
    情報の少なくとも一方に基づいて、自己と受信可能性の
    ある受信候補の無線通信端末を選択していることを特徴
    とする請求項61又は62に記載の無線通信端末。
  69. 【請求項69】 自己の通信履歴情報及び他の無線通信
    端末の通信履歴情報の少なくとも一方に基づいて、自己
    と受信可能性のある受信候補の無線通信端末を選択して
    いることを特徴とする請求項51又は62に記載の無線
    通信端末。
  70. 【請求項70】 自己を使用する使用者の通信要求度合
    いを示す通信要求度と、他の無線通信端末の使用者の受
    信都合の良さの度合いを示す受信都合度に基づいて、自
    己と受信可能性のある受信候補の無線通信端末を選択し
    ていることを特徴とする請求項61又は62に記載の無
    線通信端末。
  71. 【請求項71】 前記表示画面への前記所定の情報の表
    示に対応してなされた使用者による通信相手の選択に応
    じて通信を確立する通信確立手段を備えていることを特
    徴とする請求項61乃至70のいずれかに記載の無線通
    信端末。
  72. 【請求項72】 前記所定の情報は、前記受信候補のリ
    ストであり、前記使用者は、前記表示画面に表示された
    前記リストから通信相手を選択することを特徴とする請
    求項61記載の無線通信端末。
  73. 【請求項73】 自己を使用する使用者が前記表示画面
    を見る動作を予測する見動作予測手段を備えており、 前記情報表示手段は、前記見動作予測手段が前記表示画
    面を見る動作を予測検出したとき、前記表示画面に前記
    所定の情報を表示することを特徴とする請求項71又は
    72に記載の無線通信端末。
  74. 【請求項74】 前記見動作予測手段は、前記使用者に
    よる保持部位に設けた接触検出センサであることを特徴
    とする請求項73記載の無線通信端末。
  75. 【請求項75】 前記受信候補選択手段は、前記見動作
    予測手段が前記表示画面を見る動作を予測検出したタイ
    ミングで、自己と受信可能性のある受信候補の無線通信
    端末を選択をしていることを特徴とする請求項73又は
    74に記載の無線通信端末。
  76. 【請求項76】 自己を使用する使用者の発呼動作を予
    測する発呼動作予測手段を備えており、 前記通信確立手段は、前記発呼動作予測手段が前記発呼
    動作を予測検出したとき、前記受信可能性のある無線通
    信端末に発呼して、通信を確立することを特徴とする請
    求項71乃至75のいずれかに記載の無線通信端末。
  77. 【請求項77】 前記発呼動作予測手段は、前記使用者
    が通話の際に耳を当てる部位に設けた接触検出センサで
    あることを特徴とする請求項76記載の無線通信端末。
  78. 【請求項78】 発信元の無線通信端末が外部から取得
    した情報及び保持している情報の少なくとも一方に基づ
    いて、前記発信元の無線通信端末と受信可能性のある受
    信候補の無線通信端末を選択し、 その選択した受信候補の無線通信端末についての所定の
    情報を表示画面に表示することを特徴とする無線通信端
    末制御方法。
  79. 【請求項79】 複数の前記受信候補の無線通信端末を
    選択することを特徴とする請求項78記載の無線通信端
    末制御方法。
  80. 【請求項80】 前記発信元の無線通信端末と他の無線
    通信端末との間の距離を示す距離情報に基づいて、前記
    発信元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無
    線通信端末を選択していることを特徴とする請求項78
    又は79に記載の無線通信端末制御方法。
  81. 【請求項81】 前記発信元の無線通信端末と他の無線
    通信端末の位置情報から検索した前記発信元の無線通信
    端末の位置と他の無線通信端末の位置との間で使用者が
    利用可能な交通手段に関する情報に基づいて、発信元の
    無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無線通信端
    末を選択していることを特徴とする請求項78又は79
    に記載の無線通信端末制御方法。
  82. 【請求項82】 前記発信元の無線通信端末の使用者を
    示す使用者状態情報及び他の無線通信端末の使用者の状
    態を示す使用者状態情報の少なくとも一方に基づいて、
    前記発信元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補
    の無線通信端末を選択していることを特徴とする請求項
    78又は79に記載の無線通信端末制御方法。
  83. 【請求項83】 前記使用者状態情報は、前記使用者の
    内面の情報、前記使用者の周囲の情報及び前記使用者の
    現在位置の情報の少なくとも一方であることを特徴とす
    る請求項82記載の無線通信端末制御方法。
  84. 【請求項84】 前記使用者の内面の情報は、前記使用
    者の希望を示す希望情報であることを特徴とする請求項
    83記載の無線通信端末制御方法。
  85. 【請求項85】 前記発信元の無線通信端末の使用者の
    予定を示す予定情報及び他の無線通信端末の使用者の予
    定を示す予定情報の少なくとも一方に基づいて、前記発
    信元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無線
    通信端末を選択していることを特徴とする請求項78又
    は79に記載の無線通信端末制御方法。
  86. 【請求項86】 前記発信元の無線通信端末の通信履歴
    情報及び他の無線通信端末の通信履歴情報の少なくとも
    一方に基づいて、前記発信元の無線通信端末と受信可能
    性のある受信候補の無線通信端末を選択していることを
    特徴とする請求項78又は79に記載の無線通信端末制
    御方法。
  87. 【請求項87】 前記発信元の無線通信端末の使用者の
    通信要求度合いを示す通信要求度と、他の無線通信端末
    の使用者の受信都合の良さの度合いを示す受信都合度に
    基づいて、前記発信元の無線通信端末と受信可能性のあ
    る受信候補の無線通信端末を選択していることを特徴と
    する請求項78又は79に記載の無線通信端末制御方
    法。
  88. 【請求項88】 前記表示画面への前記所定の情報の表
    示に対応してなされた使用者による通信相手の選択に応
    じて通信を確立することを特徴とする請求項78乃至8
    7のいずれかに記載の無線通信端末制御方法。
  89. 【請求項89】 前記所定の情報は、前記受信候補のリ
    ストであり、前記使用者は、前記表示画面に表示された
    前記リストから通信相手を選択することを特徴とする請
    求項88記載の無線通信端末制御方法。
  90. 【請求項90】 前記発信元の無線通信端末の使用者が
    前記表示画面を見る動作を検出したとき、前記表示画面
    に前記所定の情報を表示することを特徴とする請求項8
    8又は89に記載の無線通信端末制御方法。
  91. 【請求項91】 前記表示画面を見る動作を予測検出し
    たタイミングで、前記発信元の無線通信端末と受信可能
    性のある受信候補の無線通信端末を選択していることを
    特徴とする請求項89又は90に記載の無線通信端末制
    御方法。
  92. 【請求項92】 前記発信元の無線通信端末の使用者の
    発呼動作を検出したとき、前記受信可能性のある無線通
    信端末に発呼して、通信を確立することを特徴とする請
    求項88乃至91のいずれかに記載の無線通信端末制御
    方法。
  93. 【請求項93】 発信元の無線通信端末が外部から取得
    した情報及び保持している情報の少なくとも一方に基づ
    いて、前記発信元の無線通信端末と受信可能性のある受
    信候補の無線通信端末を選択し、 その選択した受信候補の無線通信端末についての所定の
    情報を表示画面に表示することを実行させるためのプロ
    グラム。
  94. 【請求項94】 複数の前記受信候補の無線通信端末を
    選択することを特徴とする請求項93記載のプログラ
    ム。
  95. 【請求項95】 前記発信元の無線通信端末と他の無線
    通信端末との間の距離を示す距離情報に基づいて、前記
    発信元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無
    線通信端末を選択していることを特徴とする請求項93
    又は94に記載のプログラム。
  96. 【請求項96】 前記発信元の無線通信端末と他の無線
    通信端末の位置情報から検索した前記発信元の無線通信
    端末の位置と他の無線通信端末の位置との間で使用者が
    利用可能な交通手段に関する情報に基づいて、発信元の
    無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無線通信端
    末を選択していることを特徴とする請求項93又は94
    に記載のプログラム。
  97. 【請求項97】 前記発信元の無線通信端末の使用者を
    示す使用者状態情報及び他の無線通信端末の使用者の状
    態を示す使用者状態情報の少なくとも一方に基づいて、
    前記発信元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補
    の無線通信端末を選択していることを特徴とする請求項
    93又は94に記載のプログラム。
  98. 【請求項98】 前記使用者状態情報は、使用者の内面
    の情報及び使用者の周囲の情報の少なくとも一方である
    ことを特徴とする請求項97記載のプログラム。
  99. 【請求項99】 前記使用者の内面の情報は、前記使用
    者の希望を示す希望情報であることを特徴とする請求項
    98記載のプログラム。
  100. 【請求項100】 前記発信元の無線通信端末の使用者
    の予定を示す予定情報及び他の無線通信端末の使用者の
    予定を示す予定情報の少なくとも一方に基づいて、前記
    発信元の無線通信端末と受信可能性のある受信候補の無
    線通信端末を選択していることを特徴とする請求項93
    又は94に記載のプログラム。
  101. 【請求項101】 前記発信元の無線通信端末の通信履
    歴情報及び他の無線通信端末の通信履歴情報の少なくと
    も一方に基づいて、前記発信元の無線通信端末と受信可
    能性のある受信候補の無線通信端末を選択していること
    を特徴とする請求項93又は94に記載のプログラム。
  102. 【請求項102】 前記発信元の無線通信端末の使用者
    の通信要求度合いを示す通信要求度と、他の無線通信端
    末の使用者の受信都合の良さの度合いを示す受信都合度
    に基づいて、前記発信元の無線通信端末と受信可能性の
    ある受信候補の無線通信端末を選択していることを特徴
    とする請求項93又は94に記載のプログラム。
  103. 【請求項103】 前記表示画面への前記所定の情報の
    表示に対応してなされた使用者による通信相手の選択に
    応じて通信を確立することを特徴とする請求項93乃至
    102のいずれかに記載のプログラム。
  104. 【請求項104】 前記所定の情報は、前記受信候補の
    リストであり、前記使用者は、前記表示画面に表示され
    た前記リストから通信相手を選択することを特徴とする
    請求項103記載のプログラム。
  105. 【請求項105】 前記発信元の無線通信端末の使用者
    が前記表示画面を見る動作を検出したとき、前記表示画
    面に前記所定の情報を表示することを特徴とする請求項
    103又は104に記載のプログラム。
  106. 【請求項106】 前記表示画面を見る動作を予測検出
    したタイミングで、前記発信元の無線通信端末と受信可
    能性のある受信候補の無線通信端末を選択していること
    を特徴とする請求項104又は105に記載のプログラ
    ム。
  107. 【請求項107】 前記発信元の無線通信端末の使用者
    の発呼動作を検出したとき、前記受信可能性のある無線
    通信端末に発呼して、通信を確立することを特徴とする
    請求項93乃至106のいずれかに記載のプログラム。
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