JP2006135715A - 移動体通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 利用者の知人が何時に近くに居たのかを記録し得る移動体通信端末を提供することである。
【解決手段】 他の移動体通信端末と通信を行う移動体通信端末であって、特定情報受信手段及び記憶手段を具備している。特定情報受信手段は、他の移動体通信端末との間で近距離通信を行うことにより、該他の移動体通信端末から、当該他の移動体通信端末又はその利用者を特定するための特定情報を受信する。記憶手段は、上記特定情報を記憶可能なものであって、特定情報受信手段により受信された特定情報が記憶されているときに、所定時刻を示す時刻データを該特定情報に関連づけて記憶する。上記時刻データは、上記特定情報が特定情報受信手段により受信された時刻、又は、上記時刻データが記憶手段に記憶される時刻を示す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、他の移動体通信端末と通信を行う移動体通信端末に関するものである。
特許文献1には、ある利用者の携帯電話機の近くにその知人の携帯電話機が存在することを検知したら、その利用者にその旨を告知する出会い・連絡支援システムが開示されている。このシステムでは、一方の携帯電話機(知人の携帯電話機)が自己の近傍のエリアに向けて、その携帯電話機の電話番号を含むキーデータ(特徴情報)を無線で送信する。このキーデータを他方の携帯電話機(利用者の携帯電話機)が受信すると、その携帯電話機は、そのキーデータが自己のメモリに記憶されているか否かのマッチング処理を行う。そして、他方の携帯電話機は、受信したキーデータが自己のメモリに記憶されていると判断したら、近くに知人が居る旨の告知処理を行う。このシステムによれば、利用者は自分の知人が偶然近くに居る場合にこれを知ることができるので、知人が近くに居ることに気づかずに通り過ぎてしまうような事態の発生を防止できる。
特開2000−167233号公報
ところが、上記特許文献1のシステムに用いられる携帯電話機は、その利用者の知人が何時に近くに居たのかを記憶し得る機能を備えていなかった。そのため、このような機能を利用したアプリケーションやサービスを提供することができなかった。具体的には、例えば、上記告知を受けた利用者が知人に会い又は会わずにその知人から離れた後、しばらくしてから、その知人が近くに居た時刻をその利用者が確認するためのアプリケーションやサービスを提供することができなかった。
なお、以上の説明は、携帯電話機に限らず、近距離通信により他の移動体通信端末とデータ通信可能な移動体通信端末においても同様である。
本発明は、上記背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、利用者の知人が何時に近くに居たのかを記録し得る移動体通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、他の移動体通信端末と通信を行う移動体通信端末であって、当該他の移動体通信端末又はこの利用者を特定するための特定情報を記憶可能な記憶手段と、上記他の移動体通信端末との間で近距離通信を行うことにより、該他の移動体通信端末から上記特定情報を受信可能な特定情報受信手段と、を具備し、上記記憶手段は、該特定情報受信手段により受信された特定情報が記憶されているときに、所定時刻を示す時刻データを該特定情報に関連づけて記憶し、上記時刻データは、上記特定情報が上記特定情報受信手段により受信された時刻、又は、上記時刻データが上記記憶手段に記憶される時刻を示す、ことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の移動体通信端末において、上記記憶手段は、上記特定情報受信手段が上記特定情報を受信した後に、上記他の移動体通信端末が所定範囲外へ移動したときに、上記時刻データに代えて又は該時刻データとともに、該他の移動体通信端末が所定範囲外へ移動した時刻を示す時刻データを、該特定情報に関連づけて記憶することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の移動体通信端末において、上記所定範囲は、上記他の移動体通信端末との間で上記近距離通信を行うことが可能な範囲であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の移動体通信端末において、上記近距離通信を行うことにより応答要求を上記他の移動体通信端末に向けて間欠的に送信する応答要求送信手段と、該他の移動体通信端末から送信される該応答要求に対する応答を該近距離通信を行うことにより受信する応答受信手段と、該応答受信手段が該応答を受信したら、該他の移動体通信端末に向けて、上記特定情報を取得するための特定情報取得要求を該近距離通信を行うことにより送信する取得要求送信手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の移動体通信端末において、上記他の移動体通信端末から送信される応答要求を上記近距離通信を行うことにより受信する応答要求受信手段と、該応答要求に対する応答を該近距離通信を行うことにより該他の移動体通信端末に向けて送信する応答送信手段とを有することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の移動体通信端末において、上記時刻データとともに、これに関連づけられた上記特定情報を利用者に報知する情報報知手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の移動体通信端末において、上記記憶手段は、上記他の移動体通信端末又はこれを利用する利用者に関連する上記特定情報以外の関連情報を、該特定情報に関連づけた状態で記憶可能なものであり、上記時刻データとともに、これに対応する特定情報に関連付けられた該関連情報を利用者に報知する情報報知手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれかに記載の移動体通信端末において、録音手段を有しており、上記記憶手段は、上記特定情報受信手段が上記特定情報を受信した後の音を該録音手段により録音して得た音データも、該特定情報に関連づけて記憶することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の移動体通信端末において、当該移動体通信端末の位置を検知するための位置検知手段を有しており、上記記憶手段は、該位置検知手段が検知した位置データも、上記特定情報に関連づけて記憶することを特徴とするものである。
請求項1の移動体通信端末においては、他の移動体通信端末から送信されてくる特定情報を近距離通信を行うことにより受信した場合、その特定情報が自己の記憶手段に記憶されているときには、その特定情報を受信した時刻又はその特定情報を保存する時刻を示す時刻データが、その特定情報に関連づけられて記憶手段に記憶される。よって、本移動体通信端末では、本移動体通信端末の利用者の知人又はその知人の移動体通信端末に係る特定情報が記憶されていれば、近距離通信を行うことにより受信した特定情報の送信元が本移動体通信端末の利用者の知人が使用する移動体通信端末であると推定することができる。したがって、知人の移動体通信端末が本移動体通信端末の近傍に近づいた時刻、具体的には少なくとも近距離通信手段の通信可能範囲内まで近づいた時刻のデータを記憶手段に記憶することが可能となる。
また、請求項2の移動体通信端末においては、請求項1の移動体通信端末と同様に、特定情報を受信した場合、その特定情報が自己の記憶手段に記憶されているときには、当該他の移動体通信端末が所定範囲外へ移動したときに、その時刻を示す時刻データが、その特定情報に関連づけて記憶手段に記憶される。この時刻データは、本移動体通信端末の利用者の知人又はその知人の移動体通信端末に係る特定情報が上記記憶手段に記憶されている場合には、その知人の移動体通信端末が本移動体通信端末の近傍から離れた時刻を示すものとなる。したがって、本移動体通信端末によれば、知人が近傍から離れた時刻を示す時刻データを記憶手段に記憶することが可能になる。
なお、上記「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等も挙げられる。
また、上記移動体通信端末における制御や情報処理は、その移動体通信端末に設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行ってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
以上、請求項1乃至9の発明によれば、利用者の知人が何時ごろに近くに居たのかを記録し得る移動体通信端末を提供することが可能となるという優れた効果が奏される。
これにより、利用者の知人が近くに居た時刻を示す時刻データを利用した、今までにない新規なアプリケーションやサービスの提供も可能になる。
以下、本発明を、移動体通信端末としての携帯電話機に適用した一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
この携帯電話機10は、制御部111、内部メモリ112、無線通信部113及びアンテナ114を備えている。また、制御部111には、音処理部115を介して音入力手段としてのマイク116及び音出力手段としてのスピーカ117が接続され、画像処理部118を介して表示部119が接続され、更にキー操作部120が接続されている。また、この携帯電話機10は、計時手段としての時計部125と、GPS受信部130及びそのアンテナ131と、近距離用無線通信部140及びそのアンテナ141とを備えている。
上記制御部111は、例えばCPU、キャッシュメモリ、システムバス等で構成され、所定の制御プログラムを実行することにより内部メモリ112や無線通信部113等の各部との間でデータの送受信を行ったり各部を制御したりする。
上記内部メモリ112は、例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、制御部111で実行する制御プログラムや各種データを記憶するものである。
上記無線通信部113は、制御部111で制御され、アンテナ114を介して、所定の通信方式により携帯電話通信網(通信ネットワーク)の基地局との間で無線通信を行うものである。この無線通信により、特定の携帯電話機等との間で音声電話通信を行ったり、電子メールの送受信などを行ったりすることができる。
上記音処理部115は、マイク116から入力された音信号を所定方式で符号化して制御部111に送る。また、この音処理部115は、無線通信部113で受信した音信号を復号化してスピーカ117から出力する。
上記画像処理部118は、無線通信部113で受信した画像データや、内部メモリ112に記憶されているアイコンやメニュー等の画像データを処理し、液晶ディスプレイ(LCD)等からなる表示部119に表示させる。
上記キー操作部120は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)、通話開始キー、終話キー、スクロールキー、多機能キー等を備え、電話の発信や着信のほか、表示部119に表示される情報のスクロールや選択等に用いる。
上記時計部125は、クロック回路等で構成され、正確な日時を計数し、日付や時刻のデータを出力する。この時計部125から出力される所定日時の日時データは、制御部111により後述する遭遇履歴テーブルに保存される。なお、上記時計部125は、日付データと時刻データとを含む日時データを出力するものであるが、時刻データのみを出力するものであってもよい。
上記GPS受信部130は、地球の周りに配置されている複数のGPS用の人工衛星(以下、「GPS衛星」という。)から電波を受信し、その受信結果に基づいて携帯電話機10が位置する緯度、経度及び高度のデータを算出する。GPS受信部130は、例えば、電波の受信信号から目的の周波数成分を抽出するフィルター部、所定の周波数成分の受信信号からGPS信号を抽出する復調回路部、信号解読に用いるプログラムやコードデータを記憶した記憶部、各部を制御するとともにGPS信号を解読して位置情報や精度情報を求める制御・演算処理部等により構成される。GPS受信部130では、携帯電話機の位置情報(緯度、経度、高度)のデータを算出し、これを制御部111に出力する。
なお、本実施形態では、GPSの位置測定法として、一台のGPS受信機(携帯電話機10)だけで独立して位置を求める「単独測位」と呼ばれる方法を採用しているが、他の方法であってもよい。例えば、測定精度をさらに高めるために、測定点とは別の位置にある外部受信装置で補正値を計算してそのデータを基に実際の測定値を補正する方法であってもよい。この補正法は、単独測位に対して「相対測位(D−GPS)」などと呼ばれている。具体的な補正の方法としては、GPS衛星からの搬送波の位相を求めるなど様々な方法がある。「単独測位」の精度は10[m]前後であるが、「相対測位(D−GPS)」による補正をすれば、最高では1[cm]程度の精度まで高めることができる。
上記近距離用無線通信部140は、携帯電話機10に着脱可能に設けたり、内部に組み込んだりすることができるICカードやICチップ等を用いて構成され、この近距離用無線通信部140と同様の近距離用無線通信部を備えた他の携帯電話機との間で、所定の通信方式を用いた近距離無線通信を行う。この通信方式としては各種の方式を採用することできる。例えば、Bluetooth(登録商標。以下同様。)等の電波を用いた近距離無線通信方式や、赤外線を用いた通信方式等を採用することができる。本実施形態では、Bluetoothの電波を用いた近距離無線通信方式を採用する。
図3は、本実施形態に係る携帯電話機10の主要部を構成する各手段の関係を示す機能ブロック図である。
携帯電話機10は、図2に示すハードウェア上で所定のプログラムを実行することにより、記憶手段101、位置検知手段102、近距離通信手段103、入力手段104、制御手段105、情報報知手段として機能する表示手段106、録音手段107等の各機能を実現している。
上記記憶手段101は、内部メモリ112等で構成され、知人がもつ携帯電話機の電話番号データ(特定情報)や、その知人に関連するその他の関連情報が登録されるアドレス帳テーブルが記憶される。この関連情報としては、知人の名前データ、知人が使用する他の電話番号データやメールアドレスデータなどが挙げられる。また、上記記憶手段101は、後述する遭遇履歴テーブルも記憶している。
上記位置検知手段102は、制御部111、時計部125、GPS受信部130、アンテナ131等で構成され、GPS衛星から電波を受信し、その電波の受信結果に基づいてGPS位置情報を取得する。
上記近距離通信手段103は、制御部111、近距離用無線通信部140、アンテナ141等で構成され、他の携帯電話機との間で近距離通信を行う。
上記入力手段104は、キー操作部120等で構成され、本携帯電話機10の各種キーに対してユーザーがキー操作を行うことにより、その操作信号を制御手段105へ出力する。
上記制御手段105は、制御部111等で構成され、上記記憶手段101内のアドレス帳テーブルに知人の関連情報を新たに登録すべくユーザーがキー操作部120に対して所定のキー操作を行うと、その操作信号に基づいて入力された知人の関連情報をアドレス帳テーブルに登録する処理を行う。また、上記制御手段105は、上記近距離通信手段103を介して送信されてくる電話番号データを受信する特定情報受信手段としての機能も有している。また、上記制御手段105は、上記近距離通信手段103を介して応答要求を間欠的に送信する応答要求送信手段、この応答要求に対する応答を近距離通信手段103を介して受信する応答受信手段、及び、応答を受信したらこの応答元の電話番号データを取得するための特定情報取得要求を近距離通信手段103を介して送信する取得要求送信手段としての機能も有している。
上記表示手段106は、画像処理部118、表示部119等で構成され、制御手段105から画像表示命令を受けることで、制御手段105から送られてくる画像データを液晶ディスプレイに表示する処理を行う。
上記録音手段107は、音処理部115、マイク116等で構成され、制御手段105から録音命令を受けることで、マイク116から入力される音を所定方式で符号化して制御手段105に送る。
〔動作例1〕
次に、本発明の特徴部分である遭遇履歴保存処理の一例(以下、本例を「動作例1」という。)について説明する。
本動作例1では、何時に誰と出会ったかを、一日の終わりにユーザーが知るための遭遇履歴リストを表示させるリスト表示処理(特定の処理)を行うために、まず遭遇履歴保存処理を行う。なお、遭遇履歴保存処理を始めるにあたり、ユーザーは、キー操作部120を操作して自分の知人がもつ携帯電話機の電話番号データ(特定情報)や、その知人に関連するその他の関連情報(名前、メールアドレス等)を、内部メモリ112のアドレス帳テーブルに登録しておく。この登録処理の方法は、ユーザーがキー操作部120を操作して手入力する方法に限らず、知人がもつ携帯電話機の電話番号データ等をアドレス帳テーブルに登録できる方法であればどのような方法であってもよい。例えば、近距離用無線通信部140を用いて知人の携帯電話機と近距離通信を行って入力された知人の携帯電話機の電話番号データ等の各種情報をアドレス帳テーブルに登録する方法や、無線通信部113を用いて受信した知人の携帯電話機の電話番号データ等の各種情報をアドレス帳テーブルに登録する方法などであってもよい。これらの方法の場合、近距離用無線通信部140又は無線通信部113が入力手段104として機能する。
また、上記携帯電話機10において、遭遇履歴保存処理を行うか否かは、ユーザー操作に基づいて決定される。すなわち、ユーザーがキー操作部120に対して所定のキー操作を行うことにより、遭遇履歴保存処理を行う動作モードが設定された場合には、その後に遭遇履歴保存処理を行わない動作モードに設定変更されるまで、遭遇履歴保存処理を行う。
図1は、本動作例1における遭遇履歴保存処理の流れを示すフローチャートである。
図4は、本動作例1における遭遇履歴保存処理の通信シーケンスを示すシーケンスフロー図である。
本携帯電話機10が遭遇履歴保存処理を行う動作モードが設定されている場合、まず、本携帯電話機10は、問い合わせブロードキャスト処理を行う(S1)。具体的には、制御部111は、近距離用無線通信部140と協働して応答要求送信手段として機能し、近距離用無線通信部140からIQパケット(応答要求)を間欠的に送信する。そして、制御部111は、近距離用無線通信部140と協働して応答受信手段として機能し、他の携帯電話機から送信されてくるIQパケットに対するFHSパケット(応答)を待つ。ここで、本携帯電話機10と同様のBluetoothの近距離無線通信方式を採用する近距離通信手段を備えた他の携帯電話機が、本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲に入った場合、他の携帯電話機は、問い合わせスキャン処理を行って上記IQパケットを受信することになる。そして、他の携帯電話機は、受信したIQパケットに対する応答としてFHSパケットを送信する問い合わせ応答処理を行う。このFHSパケットを本携帯電話機10で受信すると(S2)、本携帯電話機10は、このFHSパケットの送信元である他の携帯電話機との間の通信リンク(ピコネット)を確立させる呼び出し処理を行う。具体的には、本携帯電話機10は、上記他の携帯電話機に対してIDパケットを送信し、その応答として他の携帯電話機から送信される同一のIDパケットを受信する。このIDパケットを受信した本携帯電話機10は、FHSパケットを送信し、これが上記他の携帯電話機に受信されると、この受信確認として他の携帯電話機からIDパケットが送信され、これが本携帯電話機10に受信される。以上の処理により、本携帯電話機10と上記他の携帯電話機との間のピコネット内同期がとられ、通信リンクが確立し(S3)、これらの間でデータ通信可能な状態になる。
このようにして、本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲に入った他の携帯電話機と通信リンクが確立したら、本携帯電話機10の制御部111は、近距離用無線通信部140と協働して取得要求送信手段として機能し、近距離用無線通信部140から電話番号取得要求を上記他の携帯電話機に対して送信する。この電話番号取得要求を受信した他の携帯電話機は、その応答として自己の電話番号データ(特定情報)を本携帯電話機10に向けて送信する。本携帯電話機10の制御部111は、近距離用無線通信部140と協働して特定情報受信手段として機能し、この電話番号データを受信する。これにより、本携帯電話機10は、近距離通信手段103の通信可能範囲に入った他の携帯電話機の電話番号データを取得することができる(S4)。
上記他の携帯電話機の電話番号データを取得した本携帯電話機10の制御部111は、次に、その電話番号データが、内部メモリ112内のアドレス帳テーブルに登録されているか否かを判断する(S5)。この判断において、アドレス帳テーブルに登録されていないと判断された場合、制御部111は、上記他の携帯電話機との間の通信リンクを維持したまま、更に別の携帯電話機を探すために、問い合わせブロードキャスト処理を行う(S1)。一方、上記S1〜上記S5の処理を繰り返し行って、アドレス帳テーブルに登録されている電話番号データを取得したら、本携帯電話機10の制御部111は、時計部125から日時データを取得する(S6)。そして、制御部111は、取得した日時データを開始時刻データとして上記電話番号データに関連づけ、遭遇履歴テーブルに登録する(S7)。この日時データは、電話番号データの保存時刻を示すものであるが、電話番号データの受信時刻を示すものであってもよい。
遭遇履歴テーブルへ日時データを登録したら、次に、制御部111は、近距離用無線通信部140と協働して判断手段として機能し、遭遇履歴テーブルに登録された電話番号データの送信元である他の携帯電話機が、本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲外へ移動したか否かの判断を行う(S8)。具体的に説明すると、本携帯電話機10の制御部111は、上述した呼び出し処理を終えると、図4に示すようにリンク監視タイマーをスタートさせる。このタイマーは、リンク先の他の携帯電話機からデータを受信するたびにリセットされる。通信リンクは、本携帯電話機10が他の携帯電話機から定期的に送信される存在確認通知を受信している間は維持されるが、他の携帯電話機が本携帯電話機10の通信可能範囲外へ移動すると、本携帯電話機10で存在確認通知を受信できなくなる。これにより、リンク監視タイマーのカウント値が所定時間を越えたとき、本携帯電話機10の制御部111は、上記他の携帯電話機が通信可能範囲外へ移動したものと判断して、通信リンクを切断する処理を行う(S9)。そして、制御部111は、時計部125から日時データを取得し(S10)、この日時データを終了時刻データとして上記電話番号データに関連づけ、遭遇履歴テーブルに登録する(S11)。
下記の表1に、遭遇履歴テーブルの一例を示す。この例は、図5に示すようなシチュエーションにおいて記録されたものである。このシチュエーションは、次の通りである。本携帯電話機10のユーザー(会社員)が、同僚のA氏と立ち話をしているとき(10時33分)、一緒に昼食に行くということになった。せっかくなので、同期のB氏も誘うことにし、電話でBさんと一緒に昼食をとる約束をし、エレベータの下で待ち合わせることになった。ユーザーが待ち合わせ場所に行くと、A氏に続いて(11時52分)、B氏が少し遅れてやってきた(11時55分)。そして、少し歩いておいしいと評判の定食屋で昼食をとった。その帰り道、3人で歩いていると、課長のC氏とばったり出くわし(12時40分)、4人で一緒に会社まで帰った。C氏はすぐに自分の机に戻ったが(12時46分)、残りの3人は喫煙ルームでタバコを1本吸うことにした。タバコを吸ってからは別のフロアが職場のB氏とはすぐに別れたが(12時52分)、ユーザーは仕事の話を思い出し、自分の机のところでA氏と10分くらい話をして、それから各自仕事に戻った(13時5分)。
Figure 2006135715
本実施形態では、制御部111は、開始時刻から終了時刻までの遭遇時間(関連情報)を算出し、その遭遇時間もあわせて遭遇履歴テーブルに登録している。また、制御部111は、上記電話番号データに対応する知人の名前データ(関連情報)をアドレス帳テーブルから読み出し、これも遭遇履歴テーブルに登録している。なお、本実施形態では、遭遇履歴テーブルに電話番号データも登録し、これに関連づけて開始時刻データ等を登録しているが、開始時刻データ等が電話番号データに関連づけられていれば、必ずしも電話番号データを遭遇履歴テーブルに登録する必要はない。したがって、下記の表2に示すような遭遇履歴テーブルであってもよい。この場合、遭遇履歴テーブルに登録される開始時刻データ等は、名前データを介してアドレス帳テーブルに登録されている電話番号データと関連づけられている。
Figure 2006135715
次に、上記遭遇履歴テーブルを用いたリスト表示処理について説明する。
図6は、リスト表示処理の流れを示すフローチャートである。
本携帯電話機10のユーザーが、キー操作部120に対してリスト表示を行うための所定のキー操作を行うと、制御部111は、内部メモリ112から本日の遭遇履歴テーブルを読み出す(S21)。そして、制御部111は、読み出した遭遇履歴テーブルに基づく遭遇履歴リストを液晶ディスプレイに表示させるための命令を画像処理部118に出力する(S22)。この命令を受けた画像処理部118は、表示部119の液晶ディスプレイに、上記表1や上記表2に示したような遭遇履歴テーブルの画像を表示させる描画処理を行う(S23)。これにより、この遭遇履歴リストを見たユーザーは、本日に、何時に誰と出会ったかを知ることができる。
なお、遭遇履歴リストに登録された情報のほか、アドレス帳テーブルを参照してこれに登録された情報もあわせて遭遇履歴リストに表示してもよい。
なお、本動作例1では、本携帯電話機10がマスターとして動作し、他の携帯電話機がスレーブとして動作する場合について説明したが、その逆であってもよい。この場合の遭遇履歴保存処理の流れは、図7に示すものとなる。すなわち、スレーブとして動作する本携帯電話機10は、問い合わせスキャン処理を行い(S31)、マスターとして動作する他の携帯電話機が行う問い合わせブロードキャスト処理によるIQパケットを待つ。ここで、本携帯電話機10と同様のBluetoothの近距離無線通信方式を採用する近距離通信手段を備えた他の携帯電話機が、本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲に入った場合、本携帯電話機10は、他の携帯電話機からのIQパケットを受信することになる(S32)。そして、本携帯電話機10は、受信したIQパケットに対する応答としてFHSパケットを送信する問い合わせ応答処理を行う。このFHSパケットが上記他の携帯電話機で受信されると、他の携帯電話機は、このFHSパケットの送信元である本携帯電話機10との間の通信リンク(ピコネット)を確立させる呼び出し処理を行い、本携帯電話機10と上記他の携帯電話機との間のピコネット内同期がとられ、通信リンクが確立する(S3)。以後の処理については、上述の処理と同様である。
また、本動作例1では、開始時刻データと終了時刻データの両方を遭遇履歴テーブルに登録する合について説明したが、いずれか一方の時刻データだけ登録するようにしてもよい。
以上、本動作例1によれば、一日の終わりにユーザーが本携帯電話機10のキー操作部120に対して所定のキー操作を行い、リスト表示処理を実行させることで、今日何時に誰と出会ったかをユーザーは知ることができる。
〔動作例2〕
次に、遭遇履歴保存処理及びこれにより得た遭遇履歴テーブルを用いた処理の他の例(以下、本例を「動作例2」という。)について説明する。
本動作例2では、本携帯電話機10のユーザーが知人と出会ったときの時刻だけでなく、そのときの会話も録音する。
図8は、本動作例2における遭遇履歴保存処理の流れを示すフローチャートである。
本携帯電話機10において、上記動作例1の場合と同様に、本携帯電話機10と同様のBluetoothの近距離無線通信方式を採用する近距離通信手段を備えた知人の携帯電話機が本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲に入った場合、その知人の携帯電話機との間の通信リンク(ピコネット)を確立する(S1〜S3)。そして、本携帯電話機10の制御部111は、上記動作例1の場合と同様に、その知人の携帯電話機の電話番号データを取得し(S4)、その電話番号データが内部メモリ112内のアドレス帳テーブルに登録されているか否かを判断する(S5)。
この判断において、アドレス帳テーブルに登録されていると判断した場合、制御部111は、上記動作例1の場合と同様に、時計部125から日時データを取得し(S6)、これを開始時刻データとして上記電話番号データに関連づけ、遭遇履歴テーブルに登録する(S7)。更に、本動作例2では、アドレス帳テーブルに登録されていると判断した場合、制御部111は、録音を開始する(S41)。具体的には、制御部111は、音処理部115に対して録音命令を出力する。これにより、音処理部115は、マイク116から入力される音を所定方式で符号化した音データを制御部111へ出力する。制御部111は、この音データを内部メモリ112内に順次保存する。
その後、制御部111は、上記動作例1の場合と同様に、遭遇履歴テーブルに登録された電話番号データの送信元である知人の携帯電話機が、本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲外へ移動したか否かの判断を行う(S8)。そして、その知人の携帯電話機が通信可能範囲外へ移動したものと判断したら、上記動作例1の場合と同様に、通信リンクを切断する処理を行うとともに(S9)、時計部125から日時データを取得し(S10)、この日時データを終了時刻データとして上記電話番号データに関連づけ、遭遇履歴テーブルに登録する(S11)。更に、本動作例2では、知人の携帯電話機が本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲外へ移動したと判断した場合、制御部111は、録音を停止する(S42)。具体的には、制御部111は、音処理部115に対して録音停止命令を出力する。これにより、音処理部115は制御部111への音データの出力を停止する。そして、制御部111は、内部メモリ112内に録音した音データをデータファイル(録音ファイル)として格納する処理を行うとともに、その格納場所を示すアドレス情報を上記電話番号データに関連づけて、遭遇履歴テーブルに登録する(S43)。
下記の表3に、本動作例2における遭遇履歴テーブルの一例を示す。この遭遇履歴テーブルは、
上記動作例1で説明したシチュエーションと同じシチュエーションを想定したものであって、上記動作例1における表2に示した遭遇履歴テーブルに、録音ファイルのアドレス情報の項目を付加したものである。なお、下記の表3に示す例では、A氏、B氏、C氏にそれぞれ出会った時間帯に互いに重複した部分が存在するため、その重複した部分については、同じ録音ファイル(con_A_200311211152.mp3)が関連づけられている。
Figure 2006135715
次に、上記遭遇履歴テーブルを用いた録音ファイル再生処理について説明する。
図9は、録音ファイル再生処理の流れを示すフローチャートである。
本動作例2における録音ファイル再生処理では、まず、上記動作例1の場合と同様に、リスト表示処理を行う(S21〜S23)。これにより、表示部119の液晶ディスプレイには、上記表3に示したような遭遇履歴テーブルの画像を表示される。ただし、表示される画像中、録音ファイルのファイル名画像部分(以下、「リンク画像」という。)には、それぞれ対応する録音ファイルのアドレス情報がリンク情報として埋め込まれている。よって、ユーザーは、この遭遇履歴リストを見ることで、今日いつだれと出会ったかを知ることができるとともに、キー操作部120を操作してその遭遇履歴リストのリンク画像を選択することで、その出会った人との会話を聴くことができる。
具体的には、この遭遇履歴リストを見たユーザーがキー操作部120に対して所定のキー操作を行い、その遭遇履歴リストのリンク画像が選択されると(S51)、その操作信号が制御部111に入力される。これを受けて、制御部111は、録音ファイルを再生するための再生用アプリケーションプログラムを起動する(S52)。そして、再生用アプリケーションプログラムを実行する制御部111は、選択されたリンク画像に埋め込まれたアドレス情報により特定される場所に格納された録音ファイルを内部メモリ112から読み出す(S53)。また、制御部111は、選択されたリンク画像に対応する開始時刻データ及び終了時刻データを読み出し、その開始時刻データが示す時刻に対応する箇所を再生開始箇所として特定し、かつ、その終了時刻データが示す時刻に対応する箇所を再生終了箇所として特定する(S54)。そして、再生用アプリケーションプログラムを実行する制御部111は、読み出した録音ファイルの再生を、上記S54で特定した再生開始箇所から開始する(S55)。その後、制御部111は、録音ファイルの再生が上記S54で特定した再生終了箇所まで到達したら(S56)、録音ファイルの再生を停止する(S57)。なお、ユーザーがキー操作部120に対して所定の再生停止操作を行った場合も、制御部111は、録音ファイルの再生を停止する。
以上、本動作例2によれば、一日の終わりにユーザーが本携帯電話機10のキー操作部120に対して所定のキー操作を行い、録音ファイル再生処理を実行させることで、今日何時に誰と出会ったかをユーザーは知ることができるとともに、その出会ったときの会話を聴くこともできる。
なお、本動作例2では、開始時刻データ及び終了時刻データが示す時刻に対応する箇所を、対応する録音ファイルの再生開始箇所及び再生終了箇所としてそれぞれ特定するため、知人の携帯電話機が本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲に入った時点から録音ファイルが再生されることになる。しかし、本実施形態では近距離通信手段103としてBluetoothの電波を用いた近距離無線通信方式のものを採用しているので、その通信可能範囲は半径10m程度である。よって、知人の携帯電話機が通信可能範囲に入ってから本携帯電話機10のユーザーと近づいて実際に会話するまでには時間がかかる。そのため、本動作例2のように、開始時刻データに対応する箇所から録音ファイルを再生したのでは、その再生後、実際の会話部分が再生されるまでに時間がかかってしまう。したがって、録音ファイルが再生されてから実際の会話部分が再生されるまでの時間を短くする方策をとるのが望ましい。
この方策としては、例えば、知人の携帯電話機が本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲よりも近い範囲(例えば半径3m程度)内に入ったことを検知し、その検知時点に相当する箇所から再生を開始するようにしたり、録音ファイルの音データを解析して、会話部分が開始する箇所を特定し、その箇所から再生を開始するようにしたりする。また、他の方策としては、例えば、上記通信可能範囲よりも狭い範囲に知人の携帯電話機が入ったら録音を開始するようにしてもよい。上記通信可能範囲は半径10m程度の範囲であるが、録音を開始する範囲は3m程度の範囲としてもよい。また、ユーザーが所定の録音開始操作をしたときに、録音を開始するようにしてもよい。この場合、遭遇履歴テーブルに、遭遇履歴テーブルに開始時刻データのみ登録されている電話番号データに関連づけて、その録音開始操作時刻を再生開始箇所を特定するデータとして登録すればよい。
また、本動作例2では、アドレス帳テーブルに電話番号データが登録されている他の携帯電話機が近距離通信手段103の通信可能範囲に入ると録音を開始する場合を例に挙げたが、内部メモリ112の記憶容量が十分であれば、一日中連続して録音してもよい。この場合でも、上述したように開始時刻データに基づいて特定される再生開始箇所から録音ファイルの再生を開始することで、対応する会話部分を再生することができる。なお、この場合も、実際の会話部分が再生されるまでに時間がかかってしまう欠点があるので、上述した方策をとるようにすることが望ましい。
また、本動作例2では、2以上の知人と出会った時間帯が互いに重複しているときには、同じ録音ファイルを関連づけて、個別に再生開始箇所及び再生終了箇所を特定する場合について説明したが、各時間帯ごとに個別の録音ファイルを生成して保存しておいてもよい。この場合、例えば、重複した時間帯についての録音ファイルの中から、各時間帯に対応する開始時刻データ及び終了時刻データにより特定される再生開始箇所から再生終了箇所までの部分をそれぞれ抽出し、個別ファイルとして保存すればよい。この場合、本動作例2のように録音ファイルを再生する際に再生開始箇所や再生終了箇所を特定してその再生開始箇所から再生し再生終了箇所に達したら再生を終了するという処理は不要となり、再生時の処理の簡略化を図ることができる。
〔動作例3〕
次に、遭遇履歴保存処理の更に他の例(以下、本例を「動作例3」という。)について説明する。
本動作例3では、本携帯電話機10のユーザーが知人と出会ったときの時刻だけでなく、そのときのGPS位置情報も保存する。
図10は、本動作例3における遭遇履歴保存処理の流れを示すフローチャートである。
本携帯電話機10において、上記動作例1の場合と同様に、本携帯電話機10と同様のBluetoothの近距離無線通信方式を採用する近距離通信手段を備えた知人の携帯電話機が本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲に入った場合、その知人の携帯電話機との間の通信リンク(ピコネット)を確立する(S1〜S3)。そして、本携帯電話機10の制御部111は、上記動作例1の場合と同様に、その知人の携帯電話機の電話番号データを取得し(S4)、その電話番号データが内部メモリ112内のアドレス帳テーブルに登録されているか否かを判断する(S5)。この判断において、アドレス帳テーブルに登録されていると判断した場合、制御部111は、上記動作例1の場合と同様に、時計部125から日時データを取得する(S6)。また、本動作例3においては、アドレス帳テーブルに登録されていると判断した制御部111は、GPS受信部130からGPS位置情報も取得する(S61)。そして、取得した日時データを開始時刻データとして上記電話番号データに関連づけ、かつ、取得したGPS位置情報も上記電話番号データに関連づけて、遭遇履歴テーブルに登録する(S7)。
その後、本動作例3では、制御部111は、一定時間が経過するたびに(S62)、GPS受信部130からGPS位置情報も取得し(S63)、これを上記電話番号データに関連づけて遭遇履歴テーブルに登録する(S64)。また、上記動作例1の場合と同様に、遭遇履歴テーブルに登録された電話番号データの送信元である知人の携帯電話機が、本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲外へ移動したか否かの判断を行う(S8)。本動作例3では、知人の携帯電話機が通信可能範囲外へ移動したものと判断するまで、上記S62〜上記S64の処理を繰り返す。そして、知人の携帯電話機が通信可能範囲外へ移動したものと判断したら、制御部111は、上記動作例1の場合と同様に、通信リンクを切断する処理を行うとともに(S9)、時計部125から日時データを取得する(S10)。また、本動作例3では、GPS受信部130からGPS位置情報も取得する(S65)。そして、取得した日時データを開始時刻データとして上記電話番号データに関連づけ、かつ、取得したGPS位置情報も上記電話番号データに関連づけて、遭遇履歴テーブルに登録する(S11)。
このようにして得られる遭遇履歴テーブルの一例を下記の表4に示す。なお、説明を簡略化するため、下記の表4には、上記動作例1における表2に示した遭遇履歴テーブルのうち、最初にA氏と出会った部分(10時33分から10時38分までの時間帯)についてのみ示す。また、上記一定時間は1分とする。
Figure 2006135715
以上、本動作例3によれば、一日の終わりにユーザーが本携帯電話機10のキー操作部120に対して所定のキー操作を行い、リスト表示処理を実行させることで、今日何時に誰と出会ったかをユーザーは知ることができるとともに、その出会ったときの場所を知ることもできる。
なお、本動作例3では、1分ごとに、GPS位置情報を取得し、遭遇履歴テーブルに登録する場合について説明したが、アドレス帳テーブルに電話番号データが登録されている知人の携帯電話機が近距離通信手段103の通信可能範囲に入ったときと出たときに、GPS位置情報を取得して遭遇履歴テーブルに登録するようにしてもよい。
また、本動作例3では、受信した電話番号データが内部メモリ112内のアドレス帳テーブルに登録されているか否かを判断してから、通信リンクを切断するまでの期間だけ、GPS位置情報を取得して遭遇履歴テーブルに登録する場合について説明したが、内部メモリ112の記憶容量が十分であれば、一日中連続してGPS位置情報を取得して登録してもよい。この場合、一日中ずっとGPS位置情報を定期的に(例えば1分ごとに)取得し、取得した各GPS位置情報をそれぞれの取得時刻を示すデータに関連付けて記憶した位置履歴データベースを作成する。そして、一日の終わりにユーザーが本携帯電話機10のキー操作部120に対して所定のキー操作を行い、リスト表示処理を実行する際に、知人の携帯電話機が本携帯電話機10の近距離通信手段103の通信可能範囲外へ移動したと判断された時刻に対応するGPS位置情報を上記位置履歴データベースから読み出し、リスト表示すれば、上記動作例3と同様に、今日何時に誰と出会ったかをユーザーは知ることができるとともに、その出会ったときの場所を知ることもできる。
〔動作例4〕
次に、上記動作例1で得た遭遇履歴テーブルを用いた処理の他の例(以下、本例を「動作例4」という。)について説明する。
本動作例4では、一日の終わりに、遭遇時間が長かった知人の順位をランキング表示するランキング表示処理を行う。
図11は、本動作例4におけるランキング表示処理の流れを示すフローチャートである。
上記動作例1の場合と同様に、遭遇履歴保存処理を行った後、本携帯電話機10のユーザーがキー操作部120に対してランキング表示を行うための所定のキー操作を行うと、制御部111は、内部メモリ112から本日の遭遇履歴テーブルを読み出す(S71)。そして、制御部111は、読み出した遭遇履歴テーブルに基づいて、人物ごとに遭遇時間の合計を算出し(S72)、遭遇履歴テーブルの中から合計遭遇時間が長い上位3人の知人に関する情報を抽出する(S73)。その後、制御部111は、抽出した3人について、下記の表5に示すようなランキングリストを液晶ディスプレイに表示させるための命令を画像処理部118に出力する(S74)。この命令を受けた画像処理部118は、表示部119の液晶ディスプレイに、ランキングリストの画像を表示させる描画処理を行う(S75)。これにより、ユーザーは、今日、合成遭遇時間が長かったのは誰かを知ることができる。下記の表5に示す情報のほかの情報をあわせてランキングリストに表示してもよい。
Figure 2006135715
〔動作例5〕
次に、上記動作例1で得た遭遇履歴テーブルを用いた処理の他の例(以下、本例を「動作例5」という。)について説明する。
本動作例5では、一日の終わりに、ある時刻に会っていた知人は誰かを出題するクイズを行う。
図12は、本動作例5におけるクイズ実行処理の流れを示すフローチャートである。
上記動作例1の場合と同様に、遭遇履歴保存処理を行った後、本携帯電話機10のユーザーがキー操作部120に対してクイズを行うための所定のキー操作を行うと、制御部111は、クイズを行うためのクイズ用アプリケーションプログラムを起動する(S81)。そして、クイズ用アプリケーションプログラムを実行する制御部111は、内部メモリ112から本日の遭遇履歴テーブルを読み出し(S82)、その遭遇履歴テーブルに登録された各開始時刻データを参照して、予め用意されている複数の問題例の中から今回出題する問題を選定する(S83)。ここでは、上記動作例1で説明したシチュエーションと同じシチュエーションを想定し、「2003年11月21日の12時に誰と会っていましたか?」という問題を選定したとする。また、クイズ用アプリケーションプログラムを実行する制御部111は、選定した問題の解答(A氏とB氏)という解答を遭遇履歴テーブルに基づいて作成するとともに、アドレス帳テーブルの中からランダムに選択した知人の名前を用いて3つの間違いの解答を作成する(S84)。その後、制御部111は、選定した問題と作成した4つの解答とが表示された図13に示すような出題画面を、液晶ディスプレイに表示させるための命令を画像処理部118に出力する(S85)。この命令を受けた画像処理部118は、表示部119の液晶ディスプレイに、その出題画面を表示させる描画処理を行う。
液晶ディスプレイに表示された出題画面を見たユーザーは、キー操作部120に対してキー操作を行うことにより、自分の記憶に頼って正しいと思う解答番号を入力する(S86)。制御部111は、入力された解答番号が正解か否かを判断し(S87)、正解の場合には、例えば「正解です。」という正解メッセージを液晶ディスプレイに表示させる処理を行う(S88)。一方、不正解の場合には、例えば「不正解です。」という不正解メッセージと、例えば「正解は、A氏とB氏です。」という正解内容を、液晶ディスプレイに表示させる処理を行う(S89)。
なお、本動作例5では、クイズの内容として、ある時刻に会っていた知人を当てるものであったが、他のクイズ内容であってもよい。例えば、「2003年11月21日にB氏と会っていたのは何時か?」というように、ある知人と会っていた時刻を当てるクイズであってもよい。また、例えば、「2003年11月21日に最も長い時間会った人は誰か?」というように、合計遭遇時間が最も長かった知人を当てるクイズであってもよい。このクイズを行う場合には、上記動作例4で説明したように処理と同様の処理を行って、合計遭遇時間が最も長かった知人を特定すればよい。また、例えば、1ヶ月分の遭遇履歴テーブルを保存しておけば、「今月、B氏と何回会いましたか?」というように、ある期間内にある知人と会った回数を当てるクイズや、「今月、B氏と会ったのは何日か?」というように、ある期間内にある知人と会った日にちを当てるクイズであってもよい。また、上記動作例3で説明したように遭遇履歴テーブルにGPS位置情報が登録されていれば、例えば、「遊園地に一緒に遊びに行った人は誰か?」というように、ある場所に一緒に居た知人を当てるクイズを出すことも可能である。
以上、本実施形態において、移動体通信端末としての携帯電話機10は、他の移動体通信端末である携帯電話機と通信を行うものであって、他の携帯電話機又はこの利用者を特定するための特定情報である電話番号データを記憶可能な記憶手段と、他の携帯電話機との間で近距離通信を行うことにより、該他の移動体通信端末から上記電話番号データを受信可能な特定情報受信手段と、を具備している。そして、上記記憶手段は、該特定情報受信手段により受信された電話番号データが記憶されているときに、所定時刻を示す時刻データを含む日時データをその電話番号データに関連づけて記憶する。より詳しくは、本実施形態の携帯電話機10は、他の移動体通信端末である携帯電話機又はこれを利用するユーザーを特定するための特定情報である電話番号データを入力するためのキー操作部120等からなる入力手段と、入力手段により入力された電話番号データを記憶可能な内部メモリ112等からなる記憶手段と、他の携帯電話機との間で近距離通信を行うための近距離用無線通信部140等からなる近距離通信手段と、上記近距離通信手段を介して送信されてくる電話番号データを受信する制御部111からなる特定情報受信手段と、特定情報受信手段が受信した電話番号データが上記記憶手段に記憶されているか否かを判断し、その電話番号データが記憶されていると判断することを条件に、所定時刻を示す時刻データを含む日時データを電話番号データに関連づけて記憶手段に保存する制御部111からなる制御手段とを備えている。上記日時データは、上記電話番号データを特定情報受信手段が受信した日時、又は、上記電話番号データを制御手段が保存する日時を示すもの(開始時刻データ)を含んでいる。これにより、本携帯電話機10のユーザーの知人が何時ごろから近くに居たのかを記録することができる。その結果、例えば、上述したように、制御手段は、上記記憶手段に記憶されている日時データを用いて、上記リスト表示処理、上記録音ファイル再生処理、上記ランキング表示処理、上記クイズ実行処理等の今までにない新規なアプリケーションを提供することができる。なお、特定情報は、電話番号データ以外であってもよい。
また、本実施形態の携帯電話機10は、上記特定情報受信手段が上記電話番号データを受信した後に、上記他の携帯電話機が所定範囲外へ移動したか否かの判断を行うための制御部111からなる判断手段を有しており、上記制御手段が、上記条件を満たす場合、他の携帯電話機が所定範囲外へ移動したと該判断手段が判断したときには、上記開始時刻データに代えて又は上記開始時刻データとともに、その判断時刻を示す時刻データを含む日時データ(終了時刻データ)を、上記電話番号データに関連づけて上記記憶手段に保存するものである。これにより、本携帯電話機10のユーザーの知人が何時ごろまで近くに居たのかを記録することができる。
特に、本実施形態によれば、上記所定範囲が上記近距離通信手段の通信可能範囲であるので、上記他の携帯電話機が通信可能範囲外へ移動したか否かの判断が容易となる。
また、本実施形態の携帯電話機10は、上記近距離通信手段を介して応答要求を上記他の携帯電話機に向けて間欠的に送信する応答要求送信手段と、他の携帯電話機から送信される応答要求に対する応答を上記近距離通信手段を介して受信する応答受信手段と、応答受信手段が応答を受信したら、他の携帯電話機に向けて、上記電話番号データを取得するための特定情報取得要求を上記近距離通信手段を介して送信する取得要求送信手段とを有する。これにより、上記他の携帯電話機が、上記応答要求を受信すると応答を返すような処理を行うものであり、かつ、上記特定情報取得要求を受信すると自己の電話番号データを返すような処理を行うものであれば、Bluetooth等の電波を用いた既存の近距離無線通信方式を用いて、本携帯電話機10の近くに存在する他の携帯電話機から、その携帯電話機の電話番号データを取得できる。
また、上述したように、本携帯電話機10が、上記他の携帯電話機から送信される応答要求を上記近距離通信手段を介して受信する応答要求受信手段と、この応答要求に対する応答を上記近距離通信手段を介して他の携帯電話機に向けて送信する応答送信手段とを有するものであっても、Bluetooth等の電波を用いた既存の近距離無線通信方式を用いて、本携帯電話機10の近くに存在する他の携帯電話機から、その携帯電話機の電話番号データを取得できる。
また、本実施形態の携帯電話機10は、情報を利用者に報知する表示部119等からなる情報報知手段を有し、制御手段は、上記日時データとともに、これに関連づけられた上記電話番号データを情報報知手段により報知するための処理を行う。これにより、本携帯電話機10のユーザーは、知人が何時ごろ近くに居たのかを後で知ることができる。なお、情報報知手段は、上述した表示部119等のようにユーザーの視覚を通じて情報を報知するものに限らず、音出力手段のようなユーザーの聴覚を通じて情報を報知するものや、バイブレータのようなユーザーの触覚を通じて情報を報知するものであってもよい。
また、本実施形態の携帯電話機10は、情報を利用者に報知する表示部119等からなる情報報知手段を有しており、本実施形態では、上記記憶手段が、上記他の携帯電話機又はこれを利用するユーザーに関連する上記電話番号データ以外の関連情報(名前、遭遇時間など)を、この電話番号データに関連づけた状態で記憶可能なものであり、制御手段は、上記日時データとともに、これに対応する電話番号データに関連付けられた関連情報を情報報知手段により報知するための処理を行う。これにより、本携帯電話機10のユーザーは、知人が何時ごろ近くに居たのかを知ることができるほか、その関連情報についても知ることができる。なお、情報報知手段は、上述した表示部119等のようにユーザーの視覚を通じて情報を報知するものに限らず、音出力手段のようなユーザーの聴覚を通じて情報を報知するものや、バイブレータのようなユーザーの触覚を通じて情報を報知するものであってもよい。
また、本実施形態の携帯電話機10は、音処理部115等からなる録音手段を有しており、本実施形態では、上記制御手段は、上記特定情報受信手段が上記電話番号データを受信した後の音を録音手段により録音して得た音データも、その電話番号データに関連づけて上記記憶手段に保存する。これにより、上記動作例2で説明したように、本携帯電話機10のユーザーの知人との会話を後で聴くことが可能となる。
また、本実施形態の携帯電話機10は、本携帯電話機10の位置を検知するためのGPS受信部130等からなる位置検知手段を有しており、本実施形態では、上記制御手段は、位置検知手段が検知した位置データも、上記電話番号データに関連づけて上記記憶手段に保存する。これにより、上記動作例3で説明したように、本携帯電話機10のユーザーが知人と近くに居たときの場所を後で知ることが可能となる。
なお、本実施形態では、日付データと時刻データとを含む日時データを保存し、これを用いて各種処理を行う場合について説明したが、日付データを必要としない処理を行う場合には、時刻データのみを保存するようにしてもよい。
また、本発明は、上述した携帯電話機10に限らず、近距離通信が可能な他の移動体通信端末に対しても有用である。
実施形態に係る携帯電話機の動作例1における遭遇履歴保存処理の流れを示すフローチャート。 同携帯電話機のハードウェア構成の一例を示すブロック図。 同携帯電話機の主要部を構成する各手段の関係を示す機能ブロック図。 動作例1における遭遇履歴保存処理の通信シーケンスを示すシーケンスフロー図。 動作例1におけるシチュエーション例を示す説明図。 動作例1におけるリスト表示処理の流れを示すフローチャート。 遭遇履歴保存処理の他の例を示すフローチャート。 動作例2における遭遇履歴保存処理の流れを示すフローチャート。 動作例2における録音ファイル再生処理の流れを示すフローチャート。 動作例3における遭遇履歴保存処理の流れを示すフローチャート。 動作例4におけるランキング表示処理の流れを示すフローチャート。 動作例5におけるクイズ実行処理の流れを示すフローチャート。 動作例5で液晶ディスプレイに表示される出題画面の説明図。
符号の説明
10 携帯電話機
111 制御部
112 内部メモリ
115 音処理部
118 画像処理部
119 表示部
120 キー操作部
125 時計部
130 GPS受信部
140 近距離用無線通信部

Claims (9)

  1. 他の移動体通信端末と通信を行う移動体通信端末であって、
    当該他の移動体通信端末又はこの利用者を特定するための特定情報を記憶可能な記憶手段と、
    上記他の移動体通信端末との間で近距離通信を行うことにより、該他の移動体通信端末から上記特定情報を受信可能な特定情報受信手段と、
    を具備し、
    上記記憶手段は、該特定情報受信手段により受信された特定情報が記憶されているときに、所定時刻を示す時刻データを該特定情報に関連づけて記憶し、
    上記時刻データは、上記特定情報が上記特定情報受信手段により受信された時刻、又は、上記時刻データが上記記憶手段に記憶される時刻を示す、ことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1に記載の移動体通信端末において、
    上記記憶手段は、上記特定情報受信手段が上記特定情報を受信した後に、上記他の移動体通信端末が所定範囲外へ移動したときに、上記時刻データに代えて又は該時刻データとともに、該他の移動体通信端末が所定範囲外へ移動した時刻を示す時刻データを、該特定情報に関連づけて記憶することを特徴とする移動体通信端末。
  3. 請求項2に記載の移動体通信端末において、
    上記所定範囲は、上記他の移動体通信端末との間で上記近距離通信を行うことが可能な範囲であることを特徴とする移動体通信端末。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の移動体通信端末において、
    上記近距離通信を行うことにより応答要求を上記他の移動体通信端末に向けて間欠的に送信する応答要求送信手段と、
    該他の移動体通信端末から送信される該応答要求に対する応答を該近距離通信を行うことにより受信する応答受信手段と、
    該応答受信手段が該応答を受信したら、該他の移動体通信端末に向けて、上記特定情報を取得するための特定情報取得要求を該近距離通信を行うことにより送信する取得要求送信手段とを有することを特徴とする移動体通信端末。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の移動体通信端末において、
    上記他の移動体通信端末から送信される応答要求を上記近距離通信を行うことにより受信する応答要求受信手段と、
    該応答要求に対する応答を該近距離通信を行うことにより該他の移動体通信端末に向けて送信する応答送信手段とを有することを特徴とする移動体通信端末。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の移動体通信端末において、
    上記時刻データとともに、これに関連づけられた上記特定情報を利用者に報知する情報報知手段を有することを特徴とする移動体通信端末。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の移動体通信端末において、
    上記記憶手段は、上記他の移動体通信端末又はこれを利用する利用者に関連する上記特定情報以外の関連情報を、該特定情報に関連づけた状態で記憶可能なものであり、
    上記時刻データとともに、これに対応する特定情報に関連付けられた該関連情報を利用者に報知する情報報知手段を有することを特徴とする移動体通信端末。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の移動体通信端末において、
    録音手段を有しており、
    上記記憶手段は、上記特定情報受信手段が上記特定情報を受信した後の音を該録音手段により録音して得た音データも、該特定情報に関連づけて記憶することを特徴とする移動体通信端末。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の移動体通信端末において、
    当該移動体通信端末の位置を検知するための位置検知手段を有しており、
    上記記憶手段は、該位置検知手段が検知した位置データも、上記特定情報に関連づけて記憶することを特徴とする移動体通信端末。
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