JP2003257283A - 操作パネルの操作子構造 - Google Patents

操作パネルの操作子構造

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JP2003257283A
JP2003257283A JP2002061375A JP2002061375A JP2003257283A JP 2003257283 A JP2003257283 A JP 2003257283A JP 2002061375 A JP2002061375 A JP 2002061375A JP 2002061375 A JP2002061375 A JP 2002061375A JP 2003257283 A JP2003257283 A JP 2003257283A
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Kenkichi Nonaka
健吉 野中
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造や操作パネルへの取り付けが簡単にな
り、かつコスト低減を図ることのできる操作パネルの操
作子構造を提供すること。 【解決手段】操作パネル部11に設けられた複数の連続
する操作子対応部18の下部側部分に発光素子19を取
り付け、さらに、透光性を有する操作子12を、その操
作部22が発光素子19の上方に位置し、操作部22の
上面が操作パネル部11の表面から露出するようにして
操作子対応部18に取り付けた。そして、操作子12
を、左右方向に一定間隔を保って上下に延びる溝部20
aが設けられた横長の板状体で構成され複数の連続する
操作子対応部18に収容された共通基端部20と、共通
基端部20の上端における溝部20a間に設けられた可
撓性の連接部21によってヒンジ連結され水平方向に配
設された複数の操作部22とで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、操作パネルに設け
られ操作者によって押圧操作される操作子を備えた操作
パネルの操作子構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、電子楽器や各種装置には、操
作パネルが設けられており、この操作パネルの表面に
は、それぞれ各種の操作を行うためのスイッチとして機
能する操作子が突設されている。したがって、操作者
は、この操作パネルの操作子を押圧することにより各種
の操作を行うことができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
操作パネルでは、各操作子がそれぞれ個別に形成され、
この操作子が操作パネルにおける操作子を取り付けるた
めの操作子取付け部に個別に取り付けられている。この
ため、操作子の取付けが面倒であり、また、操作子の製
造や操作子を操作パネルに取り付けるためのコストも高
くなるという問題が生じていた。 【0004】 【発明の概要】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、操作子の製造や操作パネル
への取り付けが簡単になり、かつコスト低減を図ること
のできる操作パネルの操作子構造を提供することであ
る。 【0005】上記の目的を達成するため、本発明にかか
る操作パネルの操作子構造の構成上の特徴は、操作パネ
ル部と、操作パネル部の操作子対応部に対応して配設
し、所定の機能を各々設定する複数の透光材からなる操
作子と、操作子の下方に操作子に向けて配設された発光
素子とを有してなる操作子構造であって、複数の操作子
は、その各々が一端を自由端とし他端を回動ヒンジとす
るとともに、回動ヒンジに連設した共通基端部で複数の
操作子を連結して構成し、さらに共通基端部は複数の操
作子の各間に幅狭部を設けたことにある。 【0006】前記のように構成した本発明の操作パネル
の操作子構造は、共通基端部と、この共通基端部にヒン
ジ連結された複数の操作子とを備えている。そして、共
通基端部における各操作子間に対応する部分には幅狭部
が設けられている。したがって、複数の操作子を、複数
の操作子対応部に一度で取り付けをすることができる。
そして、その取り付けの際には、連続する操作子対応部
の数に応じて、共通基端部を切断して使用することもで
きる。 【0007】また、共通基端部を切断する際、共通基端
部には、幅狭部が設けられているため、この部分を折り
曲げることにより寸法精度が正確で、かつ簡単に共通基
端部を切断することができる。また、操作子が透光材か
らなるため、発光素子の発光を操作パネル部の上方から
見ることができる。この場合、操作子に文字や記号等の
表示を施しておけばその表示が発光素子の発光によって
浮き立って鮮明に見えるようになる。共通基端部を操作
子と同じ透光材(アクリル等の透明な材料)で操作子と
一体に構成してもよい。この場合、上記幅狭部によって
光回り込み防止作用を有することになる。これによっ
て、一体成形からくるローコストを実現できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明にかかる操作パネル
の操作子構造を備えた電子楽器10を示している。この
電子楽器10は表面が操作パネル部11に形成され、こ
の操作パネル部11に本発明の操作子構造が備える複数
の操作子12が配設されている。操作パネル部11は、
横長の下ケース13aと上ケース13bで構成される中
空の本体部13の上面部に形成され、電子楽器10を演
奏するための鍵盤14や各種の操作子12、15等が設
けられている。そして、操作子12,15に対応する本
体部13の内部には、プリント基板16が配設され、鍵
盤14に対応する部分には、鍵スイッチ用のプリント基
板17が配設されている。 【0009】操作子12は、図2ないし図4に示したよ
うに、本体部13の操作子対応部18内に取り付けられ
ている。この操作子対応部18は、操作パネル部11と
プリント基板16の間に形成される凹部で構成されてい
る。なお、図2は、図1の電子楽器10を前後(図1の
電子楽器10を操作する操作者側を前方とし、反対側を
後方とする)に沿って切断した図1のA−A‘縦断面に
おける操作子12に対応する部分を矢印の方向(図1の
右から左)に見た縦断面を示している。また、図3は、
図1の電子楽器10における操作パネル部11とプリン
ト基板16の間の部分を水平方向に沿って切断した図1
のB−B‘横断面における操作子12に対応する部分を
矢印の方向(上方から下方)から見た横断面を示してお
り、図3には操作子12の上部側部分の横断面と操作子
12の下方部分の横断面を段違いに示している。 【0010】図4は、図1の電子楽器10における操作
子12が表面に露出した部分からやや後方部分を左右に
沿って切断したC−C‘縦断面における操作子12に対
応する部分を矢印の方向(前方から後方)に向けて見た
縦断面を示している。この操作子12と発光手段である
LED等からなる発光素子19と、操作子12と発光素
子19が取り付けられる操作子対応部18が設けられた
操作パネル部11とで、本発明の操作子構造が構成され
る。操作子12は、下端部をプリント基板16の上面に
固定させ、上部を操作パネル部11の表面から突出させ
て操作子対応部18に取り付けられている。また、発光
素子19はプリント基板16の上面(操作子対応部18
の下方)中央部に固定されている。 【0011】操作子12は、透明の樹脂、例えば、AB
S,AS樹脂、アクリルやポリスチレンで構成されてお
り、図5(a),(b),(c)に示したように、4個
が連結して一体的に成形される。この操作子12は、3
個または5個を一体的に構成することもできる。そし
て、操作子対応部18に取り付ける際には、必要個数を
切断して使用するようになっている。また、4個を一体
として使用する場合は、切断せずそのまま使用する。 【0012】操作子12は、後端側に位置し、垂直方向
に配設された横長板状の共通基端部20と、共通基端部
20の上端部に一定間隔を保って設けられた幅の狭い連
接部21を介して共通基端部20に連結され、水平方向
に配設された四角ボタン状の4個の操作部22とで構成
されている。すなわち、共通基端部20は、複数の操作
部22を連結するために設けられている。 【0013】そして、連接部21は、下面に左右方向に
延びる切欠き21aが設けられてヒンジ構造に形成され
ている。したがって、操作部22を下方に押圧すると操
作部22は下方に撓み、その押圧を解除すると操作部2
2は連接部21の弾性によって元の位置に戻る。また、
連接部21の中央部には上下に貫通する位置決め用、か
つ仮固定用の穴部23が穿設されている。 【0014】操作部22は、下部側部分が連接部21に
連結された四角状の底面部22aに形成され、上部側部
分が底面部22aの上面における略中央部に突設された
押圧部22bに形成されている。そして、底面部22a
の下面における前方側中央部には円板状の当接突起24
が下方に向って突設され、その両側には2個の細径棒状
の係合突起25a,25bが下方に向って突設されてい
る。 【0015】この係合突起25a,25bは、角状にす
ることもでき、後述する光拡散シート26の係合穴部2
9a,29bとの間での嵌合を確実にすることも可能で
ある。この場合、係合突起25a,25bの横断面にお
ける対角線の長さを係合穴部29a,29bの直径より
もやや小さくすることにより係合穴部29a,29bに
係合突起25a,25bを圧入する構成とし、操作部2
2に対する光拡散シート26の固着をより確実にするこ
とができる。なお、操作部22の前端が本発明の一端で
ある自由端12aであり、連接部21側が他端である。 【0016】共通基端部20における各連接部21間に
対応する部分の前後両面にはそれぞれ上下に延びる溝面
の横断面形状がv型になった溝20aが設けられ、この
溝20aの部分を折り曲げることにより共通基端部20
を切断できるようになっている。この共通基端部20に
おける溝20aが設けられた部分が幅狭部20cに形成
されている。また、共通基端部20を操作パネル部11
とプリント基板16の間に位置決めするとともに、仮固
定するための穴部23の下方に対応する部分には切欠き
部20bが設けられている。 【0017】また、図6は、操作子12における操作部
22(底面部22a)の下面に取り付けられる光拡散シ
ート26を示している。光拡散シート26は、例えば、
ポリエチレンからなる乳白色の半透明体の樹脂で構成さ
れ、図6は、四個を連結したものを一例として示してい
る。この光拡散シート26も、例えば10個または20
個等を連結して構成し、適宜切断して使用してもよい。
光拡散シート26は操作部22の下面と略対応した形状
に形成され、後端縁部に操作子12の連接部21が係合
できる切欠き部27が形成され、前側の縁部に沿って、
操作子12の当接突起24が嵌合できる挿通穴部28
と、操作子12の係合突起25a,25bが嵌合できる
係合穴部29a,29bが穿設されている。 【0018】したがって、切欠き部27を連接部21に
係合させ、挿通穴部28に当接突起24を嵌合させると
ともに、係合穴部29a,29bにそれぞれ係合突起2
5a,25bを圧入固着することにより、光拡散シート
26を操作子12に取り付けることができる。また、係
合穴部29a,29bに係合突起25a,25bを嵌合
させて係合突起25a,25bの先端部を加熱すること
により光拡散シート26に溶着させることにより、光拡
散シート26を操作子12に取り付けることがもきる。 【0019】また、光拡散シート26には、それぞれ記
号等を表示するようになっており、この表示が施された
光拡散シート26を組み付けた操作子12を、操作子対
応部18に取り付けて、操作子12を図1の操作パネル
部11の上方から見ると、操作子12には、図7に示し
た文字30aや記号30bが操作部22を通って浮き出
るように見える。 【0020】操作子12および発光素子19とともに本
発明の操作子構造を構成する操作子対応部18は、上ケ
ース13bとプリント基板16の間に設けられた凹部で
構成されており、上方から見ると操作パネル11の左右
方向に複数個が並んで設けられている。そして、それぞ
れの操作子対応部18に操作子12と発光素子19がそ
れぞれ一個ずつ配設されている。なお、図1に示した操
作パネル部11では、操作子12は、図の左から、3
個、4個、1個、3個・・・がそれぞれ一組として配設
されている。したがって、左側の3個一組の操作子12
を取り付ける場合は、図5に示した操作子12および図
6に示した光拡散シート26をそれぞれ切断して3個一
組のものを準備し、これを組み付けた操作子12と光拡
散シート26の組み付け体を操作子対応部18に取り付
ける。 【0021】また、つぎの4個一組の操作子12を取り
付ける場合は、図5に示した操作子12と図6に示した
光拡散シート26をそのまま組み付けて操作子対応部1
8に取り付ける。つぎの1個の操作子12を取り付ける
場合は、前述した3個一組の操作子12と3個一組の光
拡散シート26を取り付けた際に残った操作子12と光
拡散シート26を組み付けてこれを操作子対応部18に
取り付ける。このようにして、すべての操作子対応部1
8に操作子12と光拡散シート26の組み付け体を取り
付ける。 【0022】プリント基板16の上面には、前述した発
光素子19の他、タクトスイッチ31が固定されてい
る。タクトスイッチ31は筒状のベース部31aと、筒
状の接触部31bを備えて、操作子12における当接突
起24の下方に設置されており、そのベース部31aが
プリント基板16の上面に固定され、同ベース部31a
の上面から接触部31bが設けられている。そして、接
触部31bの上面に操作子12の当接突起24が当接し
ている。 【0023】なお、接触部31bはばね(図示せず)に
よって上方に付勢されている。また、接触部31bの下
端部とベース部31a内の底部側にはそれぞれ接点が設
けられており、接触部31bに当接突起24が当接する
と接点どうしが接触するようになっている。この場合、
当接突起24が、挿通穴部28を挿通して接触部31b
の上面に当接するため、操作部22とタクトスイッチ3
1の間に光拡散シート26が設けられていても、光拡散
シート26が邪魔になることなく良好なスイッチ機能を
発揮することができる。 【0024】操作子対応部18の周側部は、それぞれ上
ケース13bの下面に垂設された光遮蔽前壁部32、左
右一対の光遮蔽側壁部33および後壁部34で構成され
ている。光遮蔽前壁部32は、左右方向に長く形成され
て複数の操作子対応部18の前側を仕切る前壁を構成
し、光遮蔽側壁部33は光遮蔽前壁部32と直交して前
後に形成され操作子対応部18の左右両側を仕切る側壁
を構成している。後壁部34は、光遮蔽側壁部32の後
端部から所定距離を保って左右方向に長く形成されて複
数の操作子対応部18の後側を仕切っている。 【0025】そして、後端部34と光遮蔽側壁部32の
後端部との間(操作子対応部18の後端側部分)は、操
作子12の共通基端部20が位置する共通収容部35に
形成されている。すなわち、光遮蔽前壁部32と後端部
34が一定間隔を保って平行した状態で左右方向に延
び、その光遮蔽前壁部32と後端部34の間に後部側を
除いて光遮蔽側壁部33が左右方向に一定間隔を保って
光遮蔽前壁部32と後端部34に直交して前後方向に複
数個設けられている。また、各操作部22は、それぞれ
光遮蔽側壁部32と左右の光遮蔽側壁部33で囲まれる
操作子対応部18に配設され、その下部側が操作子対応
部18内に収容され、上部側が操作パネル部11の表面
に露出している。 【0026】また、上ケース13bの下面における後端
部34と光遮蔽側壁部33の後端部との間には、上下方
向の長さが短く左右方向の幅が広くなった操作子12を
位置決めするとともに、仮固定するための取付け部36
が垂設されている。この取付け部36は、操作子12の
仮固定用の穴部23を挿通して共通基端部20を押圧し
た状態で切欠き部20bに係合している。この取付け部
36の穴部23と切欠き部20bへの係合により操作子
12は下方のプリント基板16に押圧されて操作子対応
部18内に仮固定される。また、その際、光拡散シート
26の後端側部分は操作子12の共通基端部20側に押
し付けられて仮固定される。 【0027】また、取付け部36,36の間には、図3
に示したように横断面形状がT字状の基部壁37が垂設
されている。この基部壁37は取付け部36よりも上下
方向の長さが短く設定され、後端部の下端が操作子12
の共通基端部20の上面(溝20aに対応する部分)に
当接している。なお、基部壁37の前端部は、光遮蔽側
壁部33の上部側における後端部と連続している。ま
た、上ケース13bにおける操作子12の操作部22に
対応する部分には、操作部22を操作パネル部11の表
面から露出させるための孔38が上下に貫通して穿設さ
れている。この孔38は、指先の形状に合うように、操
作部22の前部側に対応する部分が浅く、かつ広く形成
されて、操作者が操作部22を操作するときに、操作部
22の十分な押圧ができるようになっている。 【0028】このように構成された操作子構造を備えた
電子楽器10を演奏する際には、操作パネル部11の鍵
盤14や各種の操作子12、15等を押圧操作する。こ
れによって、電子楽器10は、鍵盤14や各種の操作子
12、15等が有する機能に応じて、楽音、効果音など
を発生する。この場合、操作部22を押圧操作すると、
連接部21が撓んで、操作部22の前部側が下方に移動
する。これによって、当接突起24がタクトスイッチ3
1の接触部31bを押圧して下方に移動させタクトスイ
ッチ31をオン状態にする。 【0029】また、操作者が操作部22から手を離す
と、連接部21の弾性によって、操作部22は元の水平
状態に復帰し、タクトスイッチ31は内装ばねの復帰力
によって上方に付勢され元の状態に戻る。この押圧操作
においては、操作者が操作部22を押圧するときに指先
が当たる孔38の前部側部分が広く形成されているため
操作部22の十分な押圧ができ、確実な操作を行える。 【0030】また、操作子12と光拡散シート26は4
個一組で成形され、操作子対応部18の連続する個数に
応じて切断して使用される。このため、複数の操作子1
2を取り付けるための作業が1個の操作子12を取り付
ける作業と同様の手間ででき操作子12の取付け作業が
容易になるとともに、低コスト化が図れる。また、操作
子12と光拡散シート26の組み付けを、操作子12の
当接突起24、係合突起25a,25bと、それに対応
する光拡散シート26の挿通穴部28、係合穴部29
a,29bをそれぞれ嵌合させて行うため、操作子12
と光拡散シート26の位置合わせを正確に行える。ま
た、その固定は、係合突起25a,25bを加熱して光
拡散シート26に溶着するか、接着剤を用いて係合突起
25a,25bを光拡散シート26に接着することによ
り行うため簡単でかつ確実な固定ができる。 【0031】また、操作子12の下方に配設された発光
素子19は電子楽器10における電源スイッチの投入に
より発光し、その発光は光拡散シート26によって拡散
され、光拡散シート26の全面が面光源となった状態で
その光が操作部22内に進んで行く。このため、光拡散
シート26に施された文字30aや記号30bが光によ
って均一に浮き出され、操作者はこれを鮮明に見ること
ができる。さらに、この文字30aや記号30bは操作
部22の下面に設けられた光拡散シート26に施されて
いるため、操作者の手に触れることがない。したがっ
て、長期間の使用によっても文字30aや記号30bが
消えたり汚れで見えなくなったりすることがない。 【0032】また、発光素子19の発光は、光遮蔽前壁
部32、左右の光遮蔽側壁部33および後壁部34で遮
蔽されて、隣接する操作子対応部18内に進入すること
を防止される。この場合、光遮蔽側壁部33の後端部と
後壁部34の間(共通基端部20が配設された部分)か
ら光が漏れてもこの光は共通基端部20における溝20
aの表面によって反射され隣の操作子対応部18内に進
入することを防止される。これは、溝20aのv型を形
成する2つの面がそれぞれ隣接する操作子対応部18内
に進入しようとする発光素子19の発光に略直交するた
めこの面によって光が反射して戻されるためである。こ
れによって、発光素子19の発光が他の操作子対応部1
8内に進入したり、他の発光素子19の発光と干渉した
りすることが防止され、発光素子19は設置された操作
子対応部18内の光拡散シート26だけを照射する。 【0033】このように、この操作パネルの操作子構造
によれば、連続する操作子対応部18の数が2個であれ
ば、操作子12も2個だけ切断して操作子対応部18に
配設し、連続する操作子対応部18の数が3個であれ
ば、操作子12も3個だけ切断して操作子対応部18に
配設するといったように、操作子12の組み合わせを任
意の複数個に切断して使用することができる。したがっ
て、操作子12の取付けが容易になり、低コスト化も図
れる。 【0034】また、溝20aによって操作子12を任意
の個数に切断できるとともに、発光素子19の発光が隣
の操作子対応部18内に進入することを防止できる。さ
らに、表示部が光拡散シート26に設けられているた
め、長期間の使用によっても表示部を明確に識別するこ
とができるようになる。したがって、実用的効果が大で
ある。なお、前述した実施形態では、電子楽器10で使
用する操作パネルの操作子構造について説明したが、本
発明の操作パネルの操作子構造は、これに限定するもの
でなく、機械や計測器等各種の装置に使用される操作パ
ネルに利用できるものである。 【0035】また、操作子12と光拡散シート26を成
形する際の一組の個数も4個に限らず、適宜変更するこ
とが可能である。さらに、操作子12は透明体に限ら
ず、乳白色からなる材料等、透光性を有する材質で構成
することもできる。この場合、光拡散シート26は用い
なくともよい。そして、文字30aや記号30bを、操
作部22の底面に施すことにより前述した実施形態と同
様の効果を奏することができる。 【0036】また、溝20aの形状は、v型に限らず、
U型や半円型等、共通基端部20に薄肉部を形成できる
ものであればよい。その形成位置も、共通基端部20の
両面に限らず一方の面だけに設けてもよい。また、共通
基端部20における溝20aが形成された部分に前後に
貫通する透孔を設けてもよい。ただし、これらの場合で
も、この溝20aは、切断を容易に行える形状にする
他、発光素子19の発光が隣の操作子対応部18内に進
入することを防止できる形状にすることが好ましい。 【0037】さらに、前記実施形態では、光拡散シート
26の操作子12への取り付けを、操作子12に設けた
係合突起25a,25bと、光拡散シート26に設けた
係合穴部29a,29bとの係合で行っているが、これ
に限るものではない。例えば、光拡散シート26には、
貫通していない凹部を設けることもできる。この場合の
固着方法としては、超音波を利用して加熱し軟化させた
光拡散シート26の凹部に操作子12の係合突起25
a,25bを圧入することができる。また、操作子12
に凹部を設け、光拡散シート26にその凹部と係合でき
る突起を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施形態による操作パネルの操作
子構造を備えた電子楽器を示す一部切欠き斜視図であ
る。 【図2】 図1の電子楽器をA−A‘縦断面に沿って切
断し、その縦断面を右方向から左方向に見た操作子周囲
部を示す縦断面図である。 【図3】 図1の電子楽器をB−B‘横断面に沿って切
断し、その横断面を上方から下方に向けて見た操作子周
囲部を示す横断面図である。 【図4】 図1の電子楽器をC−C‘縦断面に沿って切
断し、その縦断面を前方から後方に向けて見た操作子周
囲部を示す縦断面図である。 【図5】 (a)は4個一組で成形された操作子本体の
平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図であ
る。 【図6】 4個一組で成形された光拡散シートの平面図
である。 【図7】 操作子に表示された表示部を示す平面図であ
る。 【符号の説明】 10…電子楽器、11…操作パネル部、12…操作子、
12a…自由端、13b…上ケース、16…プリント基
板、18…操作子対応部、19…発光素子(発光手
段)、20…共通基端部、20a…溝部、20c…幅狭
部、21…連接部(回転ヒンジ)、21a…切欠き、2
2…操作部、24…当接突起、26…光拡散シート、3
2…光遮蔽前壁部、33…光遮蔽側壁部、34…後壁
部、35…共通収容部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】操作パネル部と、前記操作パネル部の操作
    子対応部に対応して配設し、所定の機能を各々設定する
    複数の透光材からなる操作子と、前記操作子の下方に前
    記操作子に向けて配設された発光手段とを有してなる操
    作子構造であって、 前記複数の操作子は、その各々が一端を自由端とし他端
    を回動ヒンジとするとともに、前記回動ヒンジに連設し
    た共通基端部で前記複数の操作子を連結して構成し、さ
    らに前記共通基端部は前記複数の操作子の各間に幅狭部
    を設けたことを特徴とする操作パネルの操作子構造。
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