JP2003257277A - プッシュスイッチ - Google Patents
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Abstract
動接点板(5)を反転させるプッシュスイッチであって
も、軽操作力で、タクトフィーリングが充分伝達される
プッシュスイッチを提供する。 【解決手段】 キーステム(6)の鉛直当接面(12
a)と、下向きに傾斜したカム面(13a)と、可動接
点板(5)の頂部に当接するアクチュエータ(8)の当
接部を球面とし、キーステム(6)の水平変位と可動接
点板(5)の頂部の鉛直変位の一方を、アクチュエータ
(8)を介して、他方へ伝達する。アクチュエータ
(8)は、鉛直当接面(12a)とカム面(13a)と
可動接点板(5)の頂部に、球面で当接するので、当接
部に大きな摩擦力が発生せず、可動接点板(5)に生じ
るタクトフィーリングは、摩擦力で大きく減衰されずに
キーステム(6)に伝達される。
Description
バネ状とした可動接点板を用いたプッシュスイッチに関
し、更に詳しくは、キーステムを可動接点板の押圧方向
と直交する水平方向に押し込み、可動接点板を反転させ
るプッシュスイッチに関する。
スイッチは、AV機器の各種入力スイッチ、キーボード
のキースイッチなど、小型化と微小ストロークでかつ入
力操作の際に所定の操作感覚(クリック感)が要求され
るキーステムスイッチに採用されている。
平に載置される可動接点板の頂部を、押圧し屈曲させる
ものであることから、操作方向は鉛直方向となるが、プ
ッシュスイッチをプリント配線基板上に実装する取付位
置などの関係で、鉛直方向に操作スペースを確保できな
い場合があった。
号で開示されるのように、水平方向に押し込むキーステ
ム101により、可動接点板102を押圧するプッシュ
スイッチ100が知られている。
イッチ100を示すもので、接点収容凹部103が凹設
された絶縁ハウジング104に、コモン端子105と切
換端子106が相互に絶縁された状態で、インサート成
形により一体に取り付けられている。コモン端子105
と切換端子106は、それぞれ、導電性金属板をプレス
加工して所定の形状としたもので、図に示すように、コ
モン接点(図示せず)を接点収容凹部103の内底面周
縁部に、選択接点106aを、内底面の中央部にそれぞ
れ露出させている。
は、金属板を上方に湾曲させた可動接点板102が収容
され、その周縁がコモン接点上に載置されて、可動接点
板102とコモン接点が常時接触している。
するヒンジ部107aが形成されたカム板107と、カ
ム板107の上面を摺動するキーステム101が積層配
置されている。
うように、絶縁ハウジング104と絶縁ハウジング10
4の平面側を覆うカバー108との間に挟持され絶縁ハ
ウジング104に固定され、一方、硬質の合成樹脂で成
形されたキーステム101は、カム板107に形成され
た切り欠きを挿通し、絶縁ハウジング104に対して水
平方向にスライド自在となるように配置されている。
上方に向かって肉厚に形成され、その内壁面は、上方に
傾斜するカム面110となっている。従って、キーステ
ム101が水平方向にスライドすると、キーステム10
1の押圧部101aが、このカム面110に当接し、ヒ
ンジ部107a全体を下方へ押し下げる。
部分には、キーステム101を水平に押し込む操作摘み
109が固着されている。
00は、図7に示すようにコモン接点と選択接点106
aとが絶縁された待機状態から、操作摘み109を持っ
てキーステム101を水平方向に押し込むと、押圧部1
01aが、カム面110に当接し、ヒンジ部107aを
下方へ押し下げられるヒンジ部107aは、可動接点板
102の頂部を鉛直方向に押し下げる。
状から、一定の押圧力が加わるまで徐々に変位し、一定
の変位に達すると、図11のように、急激に反転して選
択接点106aと接触し、コモン接点と選択接点106
aが橋絡することにより、プッシュスイッチ100の回
路が閉じる。
な押圧力の増加で、皿バネ102の頂部、キーステム1
01、操作摘み109が変位が加速して増加するので、
操作者にはいわゆるタクトフィーリングの感触が伝達さ
れ、微小ストロークで動作するスイッチでありながら、
スイッチ回路が閉じたことを認識できる。
除すれば、可動接点板102は、自らの弾性により、再
び反転して図10に示す状態に復帰し、コモン接点と選
択接点106a間は再び絶縁される。この反転の際に
も、急激な変位の変化が操作摘み109に伝達されるの
で、操作者は、スイッチ回路が開放されたことを認識で
きる。
ッシュスイッチ100は、水平方向のキーステム101
の押し込み操作で、押圧方向が直交する可動接点板10
2を反転させるものであるが、キーステム101の押圧
部101aを傾斜するカム面110上に摺動させなが
ら、ヒンジ部107aを押し下げる構造なので、押圧部
101aとカム面110とは、線接触若しくは面接触子
で摺動すると同時に、押圧部101aがヒンジ部107
aに押し上げられてカバー108の内面に押圧されなが
ら摺動するので、押し込み操作方向と逆向きに大きな摩
擦力が発生するものであった。
圧力を要するとともに、可動接点板102が反転した際
のタクトフィーリングは、この摩擦力により大きく減衰
し、操作者に充分伝わらないという問題があった。
転して復帰する際にも、同様にタクトフィーリングが減
衰してしまうという問題も生じた。
は、キーステム101の下方に可動接点板102の方向
へ撓ませるヒンジ部107aを配置する必要があり、ス
イッチ全体の薄型化の障害となっていた。
慮してなされたものであり、水平方向にキーステムを押
し込んで可動接点板を反転させるプッシュスイッチであ
っても、軽操作力で操作でき、かつタクトフィーリング
が確実に伝達されるプッシュスイッチを提供することを
目的とする。
請求項1のプッシュスイッチは、接点収容凹部が凹設さ
れた絶縁ハウジングと、接点収容凹部の内底面に露出す
るコモン接点と選択接点と、接点収容凹部のコモン接点
上に水平に載置され、上方に湾曲形成することにより選
択接点から離間させた可動接点板と、可動接点板の上方
で、水平方向にスライド自在に配置されたキーステム
と、キーステムの水平変位と可動接点板の頂部の鉛直変
位の一方を他方へ伝達する変位方向変換機構とを備え、
キーステムを水平方向に押し込むことにより、可動接点
板を反転させてコモン接点と選択接点間を橋絡させるプ
ッシュスイッチにおいて、変位方向変換機構は、接点収
容凹部を覆い、接点収容凹部に載置される可動接点板の
頂部を上方に連通させる開口が形成された仕切り板と、
絶縁ハウジングに取り付けられ、仕切り板との間で、キ
ーステムを水平方向にスライド自在に案内するカバー
と、絶縁ハウジングに取り付けられ、キーステムの押し
込み方向で、仕切り板とカバーとの間に配置されるカム
部と、キーステムとカム部とカバーと仕切り板とにより
囲まれる案内通路に収容され、仕切り板の開口を通して
可動接点板の頂部に当接するアクチュエーターとを備
え、キーステムのアクチュエータに当接する端面を鉛直
当接面とし、鉛直当接面に案内通路を挟み対向するカム
部の内壁を、下向きに傾斜したカム面とし、少なくとも
鉛直当接面と、カバーと、カム面と、可動接点板の頂部
に当接するアクチュエータの当接部を球面とし、キース
テムの水平変位と可動接点板の頂部の鉛直変位の一方
を、アクチュエータを介して、他方へ伝達することを特
徴とする。
水平に押し込むと、その水平変位は、案内通路で移動が
拘束されるアクチュエータを介して、可動接点板の頂部
の鉛直変位に変換され、反転する可動接点板により、コ
モン接点と選択接点間が橋絡する。
と、可動接点板は、自身の弾性で反転し、コモン接点と
選択接点間が絶縁するとともに、反転による可動接点板
の頂部の鉛直変位は、案内通路で移動が拘束されるアク
チュエータを介し、キーステムの水平変位に変換され、
キーステムが原位置に復帰する。
ーステムの鉛直当接面とカバーとカム部のカム面と可動
接点板の頂部に接触するが、これらに当接する当接部が
球面なので、ころがり接触若しくは摺動接触であっても
点接触で接触する。また、キーステムの鉛直当接面とア
クチュエータの球面が当接するので、キーステムは、鉛
直方向成分の力を受けず、少ない摩擦力で水平方向にス
ライドする。その結果、これらに接触しながらアクチュ
エータが移動しても、大きな摩擦力が発生せず、軽押圧
力で、可動接点板を反転操作できる。
リングは、アクチュエータで発生する摩擦力により大き
く減衰されることなく、キーステムに伝達され、操作者
が明確に認識できる。
エータが、鉛直当接面とカバーに当接する第1剛球と、
カム面と可動接点板の頂部に当接する第2剛球からなる
ことを特徴とする。
あっても製造が容易で、しかも全面が球面なので、簡単
に当接部を球面とするアクチュエータを構成できる。ま
た、第1剛球と第2剛球間もころがり接触若しくは点接
触による摺動接触なので、これらの間にも大きな摩擦力
は生じない。
の一部を斜め上方に折り曲げてカム面を形成し、カム部
を仕切り板と一体に形成することを特徴とする。
を覆う仕切り板を利用して、カム面を形成するので、別
の部材を用意する必要がない。
おけるプッシュスイッチ1を、図1乃至図6で説明す
る。図3に示すように、プッシュスイッチ1は、絶縁ハ
ウジング2と、絶縁ハウジング2に固定されるコモン端
子3及び切換端子4と、皿バネ状の可動接点板5と、キ
ーステム6と、仕切り板7と、アクチュエータ8となる
第1剛球8A及び第2剛球8Bと、カム部9と、カバー
10の各部品で構成されている。
より全体が直方体状に成形されたもので、その中央に上
方に開口する接点収容凹部11が形成されている。接点
収容凹部11の横断面は、可動接点板5の輪郭よりやや
大きい円柱形で、可動接点板5を緩やかにその内部に収
容できる大きさとしている。
されて、絶縁ハウジング2の成形の際に、インサート成
形により一体成形される。コモン端子3は、導電性の金
属板をプレス成形によって帯状に打ち抜いた後、折り曲
げたもので、絶縁ハウジング2に一体成形された状態
で、帯状の両端を、絶縁ハウジング2の側面後方(図3
において右斜め上方)寄りから突出させ、プリント配線
基板(図示せず)の導電パターンに半田付けされるコモ
ン端子脚部3aとしている。また、帯状の中間から前方
に分岐する一組の帯状片の先端を、接点収容凹部11内
底面の両側に露出させ、一対のコモン接点3bとしてい
る。
て帯状に形成したもので、コモン端子3と間隔を隔てて
絶縁ハウジング2にインサート成形され、絶縁ハウジン
グ2の側面前方寄りから突出する両側が、プリント配線
基板の導電パターンに半田付けされる切換端子脚部4a
となり、中間から後方に分岐された帯状片の先端が、接
点収容凹部11の中央で露出する選択接点4bとなって
いる。
例えば、リン青銅板、ベリリウム銅板、ステンレス鋼板
を、接点収容凹部11に水平に載置して遊嵌されるよう
に、円形に打ち抜いて形成したもので、その中心が緩や
かな突曲面の頂部となるように、周囲から上方に湾曲さ
せ皿バネ状にしたものである。通常は、このように形成
した1枚の皿バネ状金属板を用いるが、ここでは、小型
化しても更に充分な弾性が得られるように、ほぼ同一形
状に形成した2枚の皿バネ状の金属板5A、5Bを重
ね、可動接点板5としている。
した状態で、内底面の両側に露出するコモン接点3b、
3b上に載置され、常時コモン接点3bと導電接触する
ようになっている。又、この状態で、選択接点4bは、
それぞれ湾曲形成された可動接点板5の頂部下方で、僅
かな間隙を隔てた位置に露出している。
絶縁ハウジング2に対して水平にスライドするキーステ
ム6の水平変位を、変位方向変換機構によって、可動接
点板5頂部の鉛直変位に変換し、可動接点板5を反転さ
せて選択接点4bへ接触させるもので、変位方向変換機
構は、仕切り板7と、カバー10と、カム部9と、第1
剛球8A及び第2剛球8Bで構成されるアクチュエータ
8とで構成される。
形成された段部2a状に載置されて絶縁ハウジング2に
取り付けられるもので、接点収容凹部11と段部2aの
輪郭に合わせた形状に、ステンレス板などの金属板を打
ち抜き形成される。また、仕切り板7のほぼ中央には、
可動接点板5の頂部を上方に連通させる円形の開口7a
が穿設されている。開口7aの直径は、後述するよう
に、アクチュエータ8を構成する第2剛球8Bを挿通自
在に案内するために、第2剛球8Bの直径より僅かに長
いものとなっている。
置される可動接点板5の頂部とほぼ同一の高さで、従っ
て、図1に示すように、段部2aに仕切り板7を載置す
ると、可動接点板5の頂部のみを露出させ、接点収容凹
部11の上面ほぼ全体を覆うものとなる。
ぞれ一対のL字係止片10a、10aが連設され、各L
字係止片10aを、絶縁ハウジング2の対応部位に突設
された係止突起2aに係止させて、固定する。カバー1
0が固定された状態で、カバー10は、絶縁ハウジング
2の上面を覆い、絶縁ハウジング2内の仕切り板7との
間に、キーステム6とカム部9を収容する所定の高さを
保った空間が形成される。
た二股の腕部6a、6aと、前端に肉厚の操作摘み6b
とを一体に備え、操作摘み6bを絶縁ハウジング2の全
面に切り欠いた窓孔2cから突出させ、その後方全体
を、仕切り板7とカバー10との間に遊嵌させている。
これによって、キーステム6は、絶縁ハウジング2に対
して水平にスライド自在となるとともに、腕部6a、6
aが、絶縁ハウジング2の前記空間内の左右方向(図5
において上下方向)で対向する内壁に案内され、前後方
向(図5において左右方向)に往復移動自在となる。ま
た、腕部6a、6aが、窓孔2cの周囲の絶縁ハウジン
グ2に当接し、キーステム6が前方に抜け出ないように
なっている。
a、6aの間には、後方から第1剛球8Aよりやや幅広
な前方ガイド溝12が凹設され、その内端面(前端面)
は、第1剛球8Aが当接する鉛直当接面12aとなって
いる。
字状に形成され、キーステム6の二股の脚部6a、6a
が突部9aに干渉せずにその両側に進入する形状となっ
ている。突部9aの前面には、前方から第2剛球8Bよ
りやや幅広な後方ガイド溝13が凹設され、その内頂面
は、後方に向かって下方に傾斜するカム面13aとなっ
ている。
ハウジング2に位置決め固定され、位置決め固定された
状態で、カム面13aは、図1に示すように、キーステ
ム6の鉛直当接面12aの後方に位置するとともに、仕
切り板7の開口7a上に位置するようになっている。
て、キーステム6の前方ガイド溝12と、カム部9の後
方ガイド溝13と、カバー10と、仕切り板7で囲まれ
る案内通路が形成され、この案内通路内に、アクチュエ
ータ8を構成する第1剛球8Aと第2剛球8Bが案内通
路内に沿って移動自在に収容される。案内通路の一端
は、仕切り板7の開口7aを介して可動接点板5の頂部
に連通するので、第2剛球8Bの一部は、開口7a内に
落ち込み、可動接点板5の頂部に当接するものとなる。
体であれば、金属、ガラス、合成樹脂などいずれの材質
で形成してもよく、また、二つの剛球は、必ずしも同一
の大きさとする必要はない。
は、キーステム6に操作力を加えない図1に示す待機状
態において、可動接点板5が皿状で頂部が上方に湾曲し
ているので、選択接点4bとコモン接点3bとは開離し
ている。
ステム6を後方(図中右方)に押し込むと、キーステム
6の後方への変位が第1剛球8Aに伝達され、第1剛球
8Aは、第2剛球8Bを押圧する。第2剛球8Bは、傾
斜面であるカム面13aに当接するので、可動接点板5
の頂部を下方に押し下げ、これにより、キーステム6の
後方への変位が、可動接点板5の頂部を押し下げる鉛直
方向変位に変換される。
は、球面の一部で、キーステム6、カム面13a、可動
接点板5の頂部に当接するので、ころがり接触若しくは
すべり接触であっても点接触で接触し、これらの間に大
きな摩擦力が発生しない。また、仕切り板7とカバー1
0に挟まれ水平方向に案内されるキーステム6は、鉛直
当接面12aで第1剛球8Aの球面に当接するので、第
1剛球8Aから鉛直方向成分の反力を受けることがな
く、仕切り板7若しくはカバー10との摺動摩擦力が増
加することなく、軽操作力で押し込むことができる。
られると、可動接点板5は頂部を中心に反転し、頂部が
選択接点4bと接触することにより、可動接点板5を介
して選択接点4bとコモン接点3bが橋絡し、切換端子
4とコモン端子3が導通する。
力の増加に対し鉛直方向の変位が急激に増大するので、
見掛け上の押圧力の変化となるタクトフィーリングとし
てキーステム6の操作摘み6bに伝達される。この反転
の際の可動接点板5の変位の変化も、第1剛球8Aと第
2剛球8Bを介してキーステム6へ伝達されるが、第1
剛球8Aと第2剛球8Bが接触する可動接点板5の頂
部、カム面13a、カバー10、キーステム6及び第1
剛球8Aと第2剛球8Bの相互は、いずれもころがり接
触若しくは点接触で接触するので、これらの接触部で生
じる摩擦力でタクトフィーリングが減衰することなく、
操作者は確実に可動接点板5の反転の感覚を得て、スイ
ッチ回路が閉じたことを認識できる。
除すると、可動接点板5は自らの弾性で再び元の形状に
反転し、キーステム6も図1に示す状態に復帰する。従
って、可動接点板5と選択接点4bが離れ、切換端子4
とコモン端子3が絶縁されスイッチ回路は、開放され
る。
際にも、鉛直方向上方に復帰しようとする弾力は、第1
剛球8Aと第2剛球8Bを介してキーステム6へ伝達さ
れるが、各接触部は、ころがり接触若しくは点接触で接
触するので、これらの摩擦力で減衰されずに、前方へ復
帰させる復帰力としてキーステム6に伝達される。
フィーリングも確実に操作者へ伝達されるとともに、可
動接点板5を小型化し復帰に大きな弾力が得られない場
合であっても、キーステム6への伝達過程で発生する摩
擦力に勝り、確実にキーステム6を復帰移動させること
ができる。
タ8を、2個の剛球8A、8Bで構成したが、少なくと
も鉛直当接面12aと、カバー10の内面と、カム面1
3aと、可動接点板5の頂部に当接するアクチュエータ
8の当接部が球面であれば、種々の形状とすることがで
き、例えば、図7に示すアクチュエータ21のように、
円筒部21aの両側に半球部21b、21cを一体に取
り付けたものであってもよい。
用いた第2の実施の形態に係るプッシュスイッチ20の
キーステム6に操作力を加えていない待機状態と、キー
ステム6を押し込んだ操作状態をそれぞれ示す縦断面図
であり、各構成とその作用は、アクチュエータ21を除
き同一であるので、同一番号を付してその説明を省略す
る。
ッチ20によれば、案内通路の内面と可動接点板5の頂
部に当接するアクチュエータ21の各当接部が球面であ
るので、第1の実施の形態と同様に、これらの接触部に
大きな摩擦力が発生することがなく、しかも、アクチュ
エータ21が一部品で構成されるので、2個の剛球8
A、8B間の接触で発生するような摩擦力も生じない。
となく、種々変形が可能であり、例えば、上記実施の形
態では、カム部9を一部品として独立に形成するもので
あったが、カバー10の上面の一部を後方に向かって斜
め下方に切り起こし、傾斜する内面をカム部9のカム面
13aとしたり、仕切り板7の一部を前方に向かって斜
め上方に折り曲げ、その傾斜する内面をカム部9のカム
面13aとしてもよい。また、絶縁ハウジング2と一体
にカム面13aが形成されたカム部9を設けてもよい。
は、金属製である必要はなく、絶縁ハウジングと一体に
形成してもよい。
部との当接は、可動接点板5を覆う保護シートなどを介
して、当接するものであってもよい。
上方に湾曲するものであれば、輪郭形状は、長方形など
他の形状であってもよい。
ーステムを押し込んで可動接点板を反転させるプッシュ
スイッチであっても、可動接点板が反転する際に発生す
るタクトフィーリングをキーステムへ大きく減衰させる
ことなく、伝達できる。
ために、可動接点板の外形が小さくなり、微小ストロー
クでオン、オフ動作するプッシュスイッチであっても、
皿バネ形状の可動接点板を用いることにより、比較的大
きな見掛け上の押圧力の変化(タクトフィーリング)が
得られ、しかも、可動接点板で発生するこのタクトフィ
ーリングは、水平方向と鉛直方向の変位を変換する変位
方向変換機構において発生する摩擦力によって大きく減
衰することなく、キーステムに伝達される。
も、当接するアクチュエータから鉛直方向成分の力を受
けないので、水平方向に円滑にスライドし、軽操作力で
操作できる。
第1剛球と第2剛球の製造が容易で、しかも全面が球面
なので、簡単に当接部を球面とするアクチュエータが得
られる。
項2の発明に加えて、カム面を形成するために、別部品
としてカム部を用意する必要がない。
チ1のキーステム6に操作力を加えない待機状態を示す
縦断面図である。
し込んだ操作状態を示す縦断面図である。
チ20に用いるアクチュエータ21の斜視図である。
を加えない待機状態を示す縦断面図である。
んだ操作状態を示す縦断面図である。
101に操作力を加えない待機状態を示す縦断面図であ
る。
101を押し込んだ操作状態を示す縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 接点収容凹部(11)が凹設された絶縁
ハウジング(2)と、 接点収容凹部(11)の内底面に露出するコモン接点
(3b)と選択接点(4b)と、 接点収容凹部(11)のコモン接点(3b)上に水平に
載置され、上方に湾曲形成することにより選択接点(4
b)から離間させた可動接点板(5)と、可動接点板
(5)の上方で、水平方向にスライド自在に配置された
キーステム(6)と、 キーステム(6)の水平変位と可動接点板(5)の頂部
の鉛直変位の一方を他方へ伝達する変位方向変換機構と
を備え、 キーステム(6)を水平方向に押し込むことにより、可
動接点板(5)を反転させてコモン接点(3b)と選択
接点(4b)間を橋絡させるプッシュスイッチにおい
て、 変位方向変換機構は、 接点収容凹部(11)を覆い、接点収容凹部(11)に
載置される可動接点板(5)の頂部を上方に連通させる
開口(7a)が形成された仕切り板(7)と、絶縁ハウ
ジング(2)に取り付けられ、仕切り板(7)との間
で、キーステム(6)を水平方向にスライド自在に案内
するカバー(10)と、 絶縁ハウジング(2)に取り付けられ、キーステム
(6)の押し込み方向で、仕切り板(7)とカバー(1
0)との間に配置されるカム部(9)と、 キーステム(6)とカム部(9)とカバー(10)と仕
切り板(7)とにより囲まれる案内通路に収容され、仕
切り板(7)の開口(7a)を通して可動接点板(5)
の頂部に当接するアクチュエータ(8)とを備え、 キーステム(6)のアクチュエータ(8)に当接する端
面を鉛直当接面(12a)とし、 鉛直当接面(12a)に案内通路を挟み対向するカム部
(9)の内壁を、下向きに傾斜したカム面(13a)と
し、 少なくとも鉛直当接面(12a)と、カバー(10)
と、カム面(13a)と、可動接点板(5)の頂部に当
接するアクチュエータ(8)の当接部を球面とし、 キーステム(6)の水平変位と可動接点板(5)の頂部
の鉛直変位の一方を、アクチュエータ(8)を介して、
他方へ伝達することを特徴とするプッシュスイッチ。 - 【請求項2】 アクチュエータ(8)は、鉛直当接面
(12a)とカバー(10)に当接する第1剛球(8
A)と、カム面(13a)と可動接点板(5)の頂部に
当接する第2剛球(8B)からなることを特徴とする請
求項1記載のプッシュスイッチ。 - 【請求項3】 仕切り板(7)の一部を斜め上方に折り
曲げてカム面(13a)を形成し、カム部(9)を仕切
り板(7)と一体に形成することを特徴とする請求項1
記載のプッシュスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002052191A JP2003257277A (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | プッシュスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=28663957
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003257277A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102683073A (zh) * | 2011-03-11 | 2012-09-19 | 株式会社Magma | 按压开关装置 |
JP2015226773A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-17 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 衣類処理装置 |
-
2002
- 2002-02-27 JP JP2002052191A patent/JP2003257277A/ja active Pending
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US9840799B2 (en) | 2014-05-30 | 2017-12-12 | Lg Electronics Inc. | Laundry treatment apparatus |
US10184199B2 (en) | 2014-05-30 | 2019-01-22 | Lg Electronics Inc. | Laundry treatment apparatus |
US10604879B2 (en) | 2014-05-30 | 2020-03-31 | Lg Electronics Inc. | Laundry treatment apparatus |
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