JP2003256790A - 携帯可能電子装置 - Google Patents

携帯可能電子装置

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JP2003256790A
JP2003256790A JP2002050775A JP2002050775A JP2003256790A JP 2003256790 A JP2003256790 A JP 2003256790A JP 2002050775 A JP2002050775 A JP 2002050775A JP 2002050775 A JP2002050775 A JP 2002050775A JP 2003256790 A JP2003256790 A JP 2003256790A
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JP2002050775A
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Satoru Sekiya
哲 関谷
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、汎用性とコンパクト性を損なうこ
となく複数のアプリケーションを搭載可能な携帯可能電
子装置を提供する。 【解決手段】 リーダライタ4より通信プロトコルAで
送信された命令電文を受信すると、選択された通信プロ
トコルA用制御モジュール22Aは、受信した命令電文
の命令コードに対応する内部コードへと変換して内部処
理モジュール21へと出力する。内部処理モジュール2
1は、内部コードから命令を解析し、外部から指示され
た処理を実行する。処理終了後、処理結果を示す内部コ
ードを選択されている通信プロトコルA用制御モジュー
ル22Aへと出力する。選択された通信プロトコル制御
モジュール22Aは、内部コードを変換テーブル32A
を用いてステータスコードへと変換し、通信プロトコル
A用のフォーマットで応答電文を外部へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば書込み/
書換え可能な不揮発性メモリおよびCPUなどの制御素
子を有するIC(集積回路)チップを内蔵し、複数の通
信プロトコルをもって、外部から供給される命令データ
に基づいて各種処理を実行するICカード等の携帯可能
電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能な電子装置として、書換
え可能な不揮発性のデータメモリとそれを制御するため
のCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)を
有し、外部からのデータの入出力を行う手段を備えたI
Cチップを内蔵した、いわゆるICカードが産業各方面
で開発されている。
【0003】また、ICカードは1枚に複数のアプリケ
ーションプログラムを保持することができるという利点
がある。即ち、特開2001−256460公報に記載
されているように、銀行で使用されるICカードや、ス
ポーツやレジャー施設での個人IDカード、パチンコ等
の遊技場におけるプリペイドカード等を同一のICカー
ドにより実現できる。
【0004】一方で、ICカードと外部機器との間の通
信プロトコルには複数の規格が存在し、使用目的・用途
によって使い分けられている。1枚のICカードに複数
のアプリケーションが搭載されている場合には、アプリ
ケーションの組み合わせによっては、例えば特開平6−
276249号公報に記載されているように、ICカー
ドは複数の通信プロトコルを保持する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の技術において、複数アプリケーションを
搭載したICカードは、複数のアプリケーションプログ
ラムを搭載するばかりか、アプリケーションの組み合わ
せによっては異なる通信プロトコル用のプログラムをも
有する必要がある。このようなICカードでは、外部装
置との間でやりとりするコード体系が切り替わる際に
は、ICカードの命令処理機能部分では夫々の処理プロ
グラムを保持し、複数のコードを解析/生成しなければ
ならず、ICカードの命令処理機能のプログラムサイズ
が増大するばかりでなく、汎用性が損なわれるという問
題があった。
【0006】本発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、汎用性とコンパクト性を損なうことなく複数のアプ
リケーションを搭載可能な携帯可能電子装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の携帯可能電子装置は、外部装置からファイ
ル選択を指示する命令データを受信すると、指示された
処理を実行する携帯可能電子装置において、第1の通信
プロトコルに基づいて前記外部装置との通信処理を実行
すると共に前記第1の通信プロトコルによる通信で用い
られる第1の特定コードと当該携帯可能電子装置内部で
用いられる内部コードとを変換する第1の制御プログラ
ムモジュールと、前記第1の通信プロトコルとは異なる
第2の通信プロトコルに基づいて前記外部装置との通信
処理を実行すると共に前記第2の通信プログラムによる
通信で用いられる第2の特定コードと前記内部コードと
を変換する第2の制御プログラムモジュールと、前記第
1あるいは第2の制御プログラムモジュールとの間で少
なくとも前記内部コードを入出力し前記内部コードによ
って指示された処理を実行する処理プログラムモジュー
ルとを記憶する記憶装置と、前記外部装置との間で通信
する際に決定される通信プロトコルに応じて前記第1の
制御プログラムモジュールと前記第2の制御プログラム
モジュールとを切替えて前記記憶装置に記憶されたプロ
グラムモジュールを処理する処理装置と、を有すること
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明
に係る携帯可能電子装置としてのICカード1及びリー
ダライタ4を用いたシステム構成を説明するための図で
ある。
【0009】図2に示すように、ICカード1を用いた
システムは、図示せぬ内部メモリを有する上位装置とし
てのホストコンピュータ3と、このホストコンピュータ
3と接続している端末装置としてのリーダライタ4と、
ディスプレイ装置5と、キーボード6と、プリンタ7と
を有している。
【0010】リーダライタ4は内部メモリを有し、IC
カード1に対する電文の読み取り、書き込み(送受信)
を接触あるいは非接触で行うものである。ディスプレイ
装置5は、操作手順や作動状態をオペレータに知らせる
ものである。キーボード6は、オペレータによって操作
入力されるものである。プリンタ7は、オペレータの操
作指示に従って、指示された情報を印刷するものであ
る。
【0011】また、接触式ICカードを用いる場合に
は、リーダライタ4に接触式ICカードを挿入するため
のICカード挿入部(図示せず)が設けられ、無線式I
Cカードを用いる場合には、リーダライタ4と無線式I
Cカードとの間を通信するための通信部(図示せず)が
設けられる。
【0012】図3は、ICカード1の概略的な制御ブロ
ック図を示している。図3に示すように、無線式及び接
触式ICカードともに、後述するように、複数のアプリ
ケーションが登録可能で、複数の通信プロトコルに対応
しており、制御手段としてのCPU15と、各種記憶部
としてのデータメモリ16、プログラムメモリ18、ワ
ーキングメモリ17、リーダライタ4と信号の授受を行
なう受信手段、及び出力手段としてのI/F(インター
フェイス)部19とアンテナ部/コンタクト部20とか
ら構成されている。
【0013】無線式ICカード1の場合には、アンテナ
部/コンタクト部20はアンテナ部として構成され、リ
ーダライタ4から送信された変調波を非接触で受信した
り外部へ変調波を発信するようになっている。また、I
/F部19は、アンテナ部20で受信した変調波から内
部回路に供給するための電源電圧やクロック信号を生成
し、後段に接続された諸回路へ出力するようになってい
る。
【0014】接触式ICカード1の場合には、アンテナ
部/コンタクト部20はコンタクト部として構成され、
リーダライタ4に設けられた図示せぬICカード端子部
と接触することにより電源やクロックを得て、I/F部
19を介して後段に接続された諸回路へ出力するように
なっている。
【0015】これらの構成のうち、CPU15、データ
メモリ16、ワーキングメモリ17、プログラムメモリ
18、及びI/F部19は1つのICチップ(あるいは
複数のICチップ)で構成されてICカード本体内に埋
設されている。
【0016】プログラムメモリ18は、マスクROM等
の書き換え不可能な固定メモリで構成されており、図4
に示すように、例えば基本機能を実現するサブルーチン
を備えたCPU15の制御プログラム180、後述する
通信プロトコルA用制御プログラム181や通信プロト
コルB用制御プログラム182等を記憶している。
【0017】ワーキングメモリ17は、CPU15が処
理を行なう際の処理データを一時的に保持するための作
業用のメモリであり、例えばRAM等の揮発性メモリで
構成されている。そして、リーダライタ4と接続され通
信プロトコルが決定されると、図5に示すように、選択
されたプロトコルが格納される。
【0018】データメモリ16は、アプリケーションデ
ータ等の各種データの記憶に使用され、例えばEEPR
OMなどの消去(書き換え)可能な不揮発性メモリで構
成されている。
【0019】データメモリ16の内部構成は、図6に示
すように、制御領域160、ディレクトリ161、空き
領域162、および、エリア群163に分割されてい
る。エリア群163は、複数のデータエリアおよびキー
エリアを有することができ、かつ、データファイル(D
F)と呼ばれる概念でグループ化されている。
【0020】データファイルは、対応するアプリケーシ
ョンにて使用されるデータエリア、およびキーエリアを
一括して管理するためのファイルである。データエリア
は、例えば、取引データ等のように、必要に応じて読み
書きするためのデータを格納するエリアである。キーエ
リアは、例えば暗証番号等の格納に使用されているエリ
アであり、書込み/書換え/照合の対象になり、読出し
はできないようになっている。
【0021】次に、図1に示す概念図を用いて、以上の
ように構成された本実施の形態のICカード1における
通信方法について説明する。
【0022】ICカード1における内部制御用ソフトウ
ェアは、例えば図1に示すように、プログラムメモリ1
8の制御プログラムに基づいて外部から指示された命令
を解析して処理を実行する内部処理モジュール21と、
プログラムメモリ18に格納されている通信プロトコル
A用制御プログラム181に基づいた通信プロトコルA
用制御モジュール22A、通信プロトコルB用制御プロ
グラム182に基づいた通信プロトコルB用制御モジュ
ール22B等の複数の通信プロトコル制御モジュールと
から構成されている。
【0023】そして、ICカード1は、リーダライタ4
との通信初期に決定される通信プロトコルに応じて、通
信プロトコル制御モジュール22A、22B、・・・を切
替え制御して、リーダライタ4と命令電文、応答電文の
通信を行う。
【0024】通信プロトコルA用制御モジュール22A
は、通信プロトコルA方式で予め定められた特定のコー
ドを使用して、例えば図7に示すようなフォーマットの
命令電文、応答電文でリーダライタ4と通信すると共
に、内部処理モジュール21が解析可能な内部コードを
用いた図示せぬ内部フォーマット電文を内部処理モジュ
ール21との間で入出力するものである。
【0025】通信プロトコルB用制御モジュール22B
は、通信プロトコルB方式で予め定められた特定のコー
ドを使用して、例えば図8に示すようなフォーマットの
命令電文、応答電文でリーダライタ4と通信すると共
に、内部処理モジュール21が解析可能な内部コードを
用いた図示せぬ内部フォーマット電文を内部処理モジュ
ール21との間で入出力するものである。
【0026】図7(a)は通信プロトコルAの特定コー
ドからなる読出命令コード、続いて読出し対象エリア番
号からなる読出命令電文であり、図7(b)は通信プロ
トコルAの特定コードである書込命令コード、書込み対
象エリア番号、続いて書込みデータからなる書込命令電
文であり、通信プロトコルAに対応したリーダライタ4
より出力される命令電文である。
【0027】図7(c)は読出データ、続いて通信プロ
トコルAの特定コードからなるステータスコードからな
る読出命令電文に対する応答電文であり、図7(d)は
通信プロトコルAの特定コードからなるステータスコー
ドのみの書込命令電文に対する応答電文であり、通信プ
ロトコルAに対応したICカード1が出力する応答電文
である。
【0028】図8(a)は通信プロトコルBの特定コー
ドからなる読出命令コード、続いて読出し対象エリア番
号からなる読出命令電文であり、図8(b)は通信プロ
トコルBの特定コードからなる書込命令コード、書込み
データ、続いて書込み対象エリア番号からなる書込命令
電文であり、通信プロトコルBに対応したリーダライタ
4より出力される命令電文である。
【0029】図8(c)は通信プロトコルBの特定コー
ドからなるステータスコード、続いてデータからなる読
出命令電文に対する応答電文であり、図8(d)は通信
プロトコルBの特定コードからなるステータスコードの
みの書込命令電文に対する応答電文であり、通信プロト
コルBに対応したICカード1が出力する応答電文であ
る。
【0030】また、通信プロトコルA用制御モジュール
22Aは、通信プロトコルAの特定コードである命令コ
ードから内部コードへと変換し、内部コードから通信プ
ロトコルAの特定コードであるステータスコードへと変
換するための変換テーブル32Aを有している。
【0031】この変換テーブル32Aは、図9及び図1
0に示すように、通信プロトコルAで用いられる特定コ
ード(命令コード/ステータスコード)と、内部処理モ
ジュール21が解析可能な内部コードとが対応されてい
る。
【0032】そして、リーダライタ4との通信において
通信プロトコルAが選択されると、通信プロトコルA用
制御モジュール22Aに切替えられ、この状態でリーダ
ライタ4から通信プロトコルAの命令コード「0XA4
H」を含む命令電文が入力されると、通信プロトコルA
用制御モジュール22Aは、図9に示す変換テーブル3
2Aを参照し、命令コード「0XA4H」に対応する内
部コード「001」に変換して、この変換した内部コー
ド「001」を含んだ内部フォーマット電文を作成し、
内部処理モジュール21へ出力する。
【0033】また、例えば内部処理モジュール21から
内部コード「101」を含む内部フォーマット電文が出
力されると、通信プロトコルA用制御モジュール22A
は、図10に示す変換テーブル32Aを参照し、内部コ
ード「101」に対応するステータスコード「9000
H」へと変換し、このステータスコード「9000H」
を含む応答電文をリーダライタ4へ出力する。
【0034】また、通信プロトコルB用制御モジュール
22Bは、通信プロトコルBの特定コードである命令コ
ードから内部コードへと変換し、内部コードから通信プ
ロトコルBの特定コードであるステータスコードへと変
換するための変換テーブル32Bを有している。
【0035】この変換テーブル32Bは、図11及び図
12に示すように、通信プロトコルBで用いられる特定
コード(命令コード/ステータスコード)と、内部コー
ドとが対応されている。
【0036】そして、リーダライタ4との通信において
通信プロトコルBが選択されると、通信プロトコルB用
制御モジュール22Bに切替えられ、この状態でリーダ
ライタ4から通信プロトコルBの命令コード「1000
H」を含む命令電文が送信されると、通信プロトコルB
用制御モジュール22Bは、図11に示す変換テーブル
32Bを参照し、命令コード「1000H」に対応する
内部コード「001」に変換して、この変換した内部コ
ード「001」を含んだ内部フォーマット電文を作成
し、内部内部処理モジュール21へ出力する。
【0037】また、例えば内部処理モジュール21から
内部コード「101」を含んだ内部フォーマット電文が
出力されると、通信プロトコルB用制御モジュール22
Bは、図12に示す変換テーブル32Bを参照し、内部
コード「101」に対応するステータスコード「000
0H」へと変換し、このステータスコード「0000
H」を含む応答電文をリーダライタ4へ出力する。
【0038】内部処理モジュール21は、選択されてい
る通信プロトコルA用制御モジュール22A又は通信プ
ロトコルB用制御モジュール22Bから出力された内部
コードを含む内部フォーマット電文(命令情報)を入力
すると、含まれている内部コードから命令(例えば、選
択命令や読出命令、書込命令等)を解析する。
【0039】そして、解析結果に基づいて指示された処
理を実行し、処理結果を示す内部コードを含んだ内部フ
ォーマット電文(処理結果)を生成し、選択されている
通信プロトコルA用制御モジュール22A又は通信プロ
トコルB用制御モジュール22Bに対して出力する。
【0040】次に、図13を用いてICカード1の処理
動作を説明する。図13は、選択された通信プロトコル
制御モジュールによる命令電文/応答電文の変換処理、
及び内部処理モジュール21による命令解析/処理実行
を示すフローチャート図である。
【0041】まず、リーダライタ4からICカード1に
対して電源電圧及びクロック信号が提供され、リセット
解除された後、ICカード1からリーダライタ4へ初期
応答データが出力される等の初期通信が行われる。この
初期通信の結果、リーダライタ4とICカード1との間
で使用される通信プロトコルが決定される。
【0042】尚、この通信プロトコルの決定方法は、リ
ーダライタ4によるリセットに応じてICカード1が自
動的に通信プロトコルを切替える方法や、ICカード1
の初期応答データに基づいてリーダライタ4からの指示
で切替える方法等の公知の方法を用いるため、ここでは
説明を省略する。
【0043】図13に示すように、ICカード1のCP
U15は、この初期通信の結果、例えばリーダライタ4
とICカード1との間で通信プロトコルAの使用が決定
されると、選択された通信プロトコルAに対応する通信
プロトコルA用制御モジュール22Aに切替え、以降の
通信は通信プロトコルA用制御モジュール22Aを用い
て実行する(ST10)。
【0044】まずリーダライタ4より通信プロトコルA
で送信された命令電文を受信すると、ICカード1で
は、アンテナ部/コンタクト部20を介して受信された
命令電文は、ST10で切替えられた通信プロトコルA
用制御モジュール22Aへと供給される(ST11)。
【0045】通信プロトコルA用制御モジュール22A
は、受信した命令電文から命令コードを抽出し、図9に
示す変換テーブル32Aを用いて抽出した命令コードに
対応する内部コードへと変換する(ST12)。
【0046】ST12によって対応する内部コードが抽
出されると、通信プロトコルA用制御モジュール22A
は、命令電文中で命令コードに付随したデータと変換し
た内部コードを用いて内部フォーマット電文を作成し
(ST13)、内部処理モジュール21へと出力する
(ST14)。
【0047】次に、内部処理モジュール21では、選択
された通信プロトコル制御モジュールより、内部コード
を含む内部フォーマット電文の命令情報を受け取ると
(ST21)、命令情報から内部コードを抽出し、命令
を解析する(ST22)。
【0048】そして、CPU15は、ST22における
解析結果に基づいて、外部から指示された処理を実行す
る(ST23)。ST23による処理が終了すると、処
理結果を示す内部コードを含む内部フォーマット電文を
作成し、選択されている通信プロトコルA用制御モジュ
ール22Aへと出力する(ST24)。
【0049】次に、選択された通信プロトコル制御モジ
ュール22Aは、内部処理モジュール21から出力され
た内部コードを含む内部フォーマット電文を受信すると
(ST31)、内部コードを抽出し、図10に示す変換
テーブル32Aを用いて抽出した内部コードに対応する
ステータスコードへと変換する(ST32)。
【0050】そして、通信プロトコル制御モジュール2
2Aは、変換されたステータスコードを用いて、通信プ
ロトコルA用のフォーマットで応答電文を作成し(ST
33)、通信プロトコル制御モジュール22Aからアン
テナ部/コンタクト部20を介して外部へと応答電文を
出力する(ST34)。
【0051】このように、本実施の形態のICカードで
は、各通信プロトコルに夫々対応する複数の制御モジュ
ールを内部処理モジュールと切り分けて設け、外部装置
との通信に伴って通信プロトコル制御モジュールを切替
えるようになっている。更に、通信プロトコル制御モジ
ュール毎に変換テーブルを設け、切替えられた通信プロ
トコル制御モジュールでは変換テーブルを用いて外部装
置から選択された各通信プロトコル独自のコードとIC
カードの内部処理モジュールで用いる内部コードとを変
換するようになっている。
【0052】従って、複数のアプリケーションが登録さ
れ、複数の通信プロトコルに対応しなければならないI
Cカードにおいても、ICカードの内部処理モジュール
は内部コードのみを解析/生成するため、内部処理モジ
ュールの汎用性を維持しながら、必要なプロトコルに対
応した通信プロトコル制御モジュールを追加することに
よって、各種通信プロトコルや各種アプリケーションに
容易に対応することができるという効果を奏する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
汎用性とコンパクト性を損なうことなく複数のアプリケ
ーションを搭載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯可能電子装置に係るICカード1
における内部制御用ソフトウェアについて説明するため
の概念図。
【図2】ICカード1及びリーダライタ4を用いたシス
テム構成を概略的に説明するための図。
【図3】ICカード1の制御ブロックを示す図。
【図4】プログラムメモリ18の構成を説明するための
図。
【図5】ワーキングメモリ17に格納された通信プロト
コルの情報を示す図。
【図6】データメモリ16の構成を説明するための図。
【図7】通信プロトコルAのフォーマット例を示す図。
【図8】通信プロトコルBのフォーマット例を示す図。
【図9】変換テーブル32Aにおける命令コードに関す
るテーブルを示す図。
【図10】変換テーブル32Aにおけるステータスコー
ドに関するテーブルを示す図。
【図11】変換テーブル32Bにおける命令コードに関
するテーブルを示す図。
【図12】変換テーブル32Bにおけるステータスコー
ドに関するテーブルを示す図。
【図13】選択された通信プロトコル制御モジュールに
おける命令電文の変換処理動作、内部処理モジュールに
よる処理動作、及び選択された通信プロトコル制御モジ
ュールにおける応答電文への変換処理動作を示すフロー
チャート図。
【符号の説明】
1 ICカード 3 ホストコンピュータ 4 リーダライタ 15 CPU 16 データメモリ 17 ワーキングメモリ 18 プログラムメモリ 19 I/F部 21 内部処理モジュール 22A 通信プロトコルA用制御モジュール 22B 通信プロトコルB用制御モジュール 32A、32B 変換テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置からファイル選択を指示する命
    令データを受信すると、指示された処理を実行する携帯
    可能電子装置において、 第1の通信プロトコルに基づいて前記外部装置との通信
    処理を実行すると共に前記第1の通信プロトコルによる
    通信で用いられる第1の特定コードと当該携帯可能電子
    装置内部で用いられる内部コードとを変換する第1の制
    御プログラムモジュールと、前記第1の通信プロトコル
    とは異なる第2の通信プロトコルに基づいて前記外部装
    置との通信処理を実行すると共に前記第2の通信プログ
    ラムによる通信で用いられる第2の特定コードと前記内
    部コードとを変換する第2の制御プログラムモジュール
    と、前記第1あるいは第2の制御プログラムモジュール
    との間で少なくとも前記内部コードを入出力し前記内部
    コードによって指示された処理を実行する処理プログラ
    ムモジュールとを記憶する記憶装置と、 前記外部装置との間で通信する際に決定される通信プロ
    トコルに応じて前記第1の制御プログラムモジュールと
    前記第2の制御プログラムモジュールとを切替えて前記
    記憶装置に記憶されたプログラムモジュールを処理する
    処理装置と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御プログラムモジュール
    は、前記第1の通信プロトコルで前記外部装置との間の
    送受信に用いられる命令コード及び応答コードからなる
    前記第1の特定コードと前記内部コードとを対応させた
    第1の変換テーブルを有しており、 前記第2の制御プログラムモジュールは、前記第2の通
    信プロトコルで前記外部装置との間の送受信に用いられ
    る命令コード及び応答コードからなる前記第2の特定コ
    ードと前記内部コードとを対応させた第2の変換テーブ
    ルを有していることを特徴とする請求項2記載の携帯可
    能電子装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御プログラムモジュール
    は、前記第1の特定コードから対応する内部コードへと
    変換し、この変換された内部コードを用いて予め定めら
    れた内部フォーマット電文を生成し、この生成された内
    部フォーマット電文を前記処理プログラムモジュールへ
    と出力するものであり、 前記第2の制御プログラムモジュールは、前記第2の特
    定コードから対応する内部コードへと変換し、この変換
    された内部コードを用いて予め定められた内部フォーマ
    ット電文を生成し、この生成された内部フォーマット電
    文を前記処理プログラムモジュールへと出力するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の携帯可能電子装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御プログラムモジュール
    は、前記処理プログラムモジュールからの内部フォーマ
    ット電文を入力し、この入力された前記内部フォーマッ
    ト電文に含まれる内部コードを抽出し、対応する前記第
    1の特定コードへと変換し、この変換された前記第1の
    特定コードを用いた前記第1の通信プロトコル用の応答
    電文を生成し、前記外部装置へ出力するものであり、 前記第2の制御プログラムモジュールは、前記処理プロ
    グラムモジュールからの内部フォーマット電文を入力
    し、この力された前記内部フォーマット電文に含まれる
    内部コードを抽出し、対応する前記第2の特定コードへ
    と変換し、この変換された前記第2の特定コードを用い
    た前記第2の通信プロトコル用の応答電文を生成し、前
    記外部装置へ出力するものであることを特徴とする請求
    項1記載の携帯可能電子装置。
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