JP2003256703A - ホテル宿泊予約システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】インターネットでのホテルの当日予約におい
て、ホテルの宿泊料金を段階的に変更し、残室待ちをし
ている利用者へ料金情報をその都度配信し、残室待ちに
よる予約を可能とするシステムを提供することにある。 【解決手段】通信回線により接続されているサービス提
供者側端末装置と利用者端末装置と予約仲介装置からな
り、ホテル当日予約のシステムである。会員登録の際に
利用者の希望宿泊条件を入力することによりホテルの残
室待ちを可能とし、段階的に変更された残室情報を、予
約仲介装置を通じて残室待ちをしている利用者へ自動配
信することを特徴とした予約システムである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、インターネット上
でホテルの当日予約サービスを提供する場合の予約シス
テムに関するものである。

【従来の技術】

【０００２】特開２００１−２８２９３６号に、インタ
ーネット上でのホテルの深夜予約を含めた当日予約のシ
ステム（第０００８〜００３２段落）の記載がある。ま
た、特開２００１−２０２３７５号に、情報提供システ
ム（第００１１〜００４１段落）の記載がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】インターネット上のホ
テルの当日予約において、ホテルが提供する残室情報の
料金は一定額であり、段階的に変更した料金をその都度
提供、配信することはない。また、利用者がホテルの残
室待ち（ウェイティング）をすることは難しい。

【０００４】本発明の目的は、インターネットでのホテ
ルの当日予約において、ホテルの宿泊料金を段階的に変
更し、残室待ちをしている利用者へ料金情報をその都度
配信し、利用者の希望料金とホテルの提供する宿泊料金
とが一致する料金へ到達しやすくし、残室待ちによる予
約を可能とするシステムを提供することにある。

【課題を解決するための手段】

【０００５】本発明は、インターネットを利用したホテ
ル等宿泊施設の宿泊予約システムにおいて、利用者が希
望する宿泊条件を登録する手段と、１ないし複数のホテ
ル等宿泊施設が宿泊条件に対応する料金を段階的に変更
する手段と、両者の宿泊条件を照合する手段と、宿泊予
約可能となる残室情報を利用者に自動配信する手段と、
残室情報を入力する手段、その情報を送信する手段、お
よび予約の申込情報を受信する手段を有するサービス提
供者側端末装置と、残室情報および申込確認情報を受信
する手段、これを画面に表示する手段、および申込情報
を入力し送信する手段を有する利用者端末装置とホテル
側端末装置からの残室情報を受信し記憶し、利用者端末
装置に送信する手段、予約フォームを利用者端末装置に
送信する手段、利用者端末装置からの予約申込を受信す
る手段、および予約確認情報を利用者端末装置およびサ
ービス提供者側端末装置に送信する手段を有する予約仲
介装置が通信回線により接続されているサービス提供の
予約システムであって、ウェイティング登録し、この条
件と一致した段階的に変更した料金情報を照合処理し、
予約仲介装置を通じてホテルの残室待ち（ウェイティン
グ）をしている利用者へ自動配信することからなる宿泊
の予約成約率を高めることを特徴としたホテル宿泊予約
システムである。

【０００６】ウェイティング登録とは、ホテルの残室待
ちをするために、利用者の希望する宿泊条件、すなわち
地域・グレード・ホテルタイプ・部屋タイプ・チェーン
（系列）・料金（定価・割引料金・当日料金）などを登
録することである。本発明のホテル宿泊予約システム
は、当日予約をする場合にその効果を発揮する。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明の予約システムをホテルの
当日予約システムに代表させて説明するが、他の類似の
サービス提供業種における予約システムにも適用可能で
ある。

【０００８】本発明におけるシステムの全体の流れを図
１に示す。

【０００９】まず、ホテル側の流れについて説明する。

【００１０】各ホテルは中央管理センターへ加盟登録１
を行う。加盟登録が受理されると、中央管理センターよ
り管理用ＩＤ・パスワード２の付与を受ける。各ホテル
は管理用ＩＤ・パスワード２を利用して、残室情報３を
入力する。残室情報３には、時間経過による料金変更の
入力も含まれる。中央管理センターを通じて、各ホテル
は利用者のウェイティング情報４を入手する。各ホテル
は利用者の予約を受理する（予約５）。

【００１１】次に、利用者側の流れについて説明する。

【００１２】各利用者は、中央管理センターへ会員登録
６を行う。会員登録が受理されると中央管理センターよ
り情報入手用ＩＤ・パスワード７の付与を受ける。情報
入手用ＩＤ・パスワード７を利用して、ウェイティング
情報４を入力する。ウェイティング情報４には、地域・
ホテルのグレード・ホテルタイプ・部屋タイプ・料金な
どがある。ウェイティング情報４と残室情報３とのマッ
チングにより、利用者はホテルの残室情報３を入手す
る。中央管理センターを通じ、予約申込をする（予約
５）。

【００１３】

【実施例】本発明の予約システムの実施形態図を図２に
示す。

【００１４】ホテル側端末装置１１は、残室情報を入力
する手段１２、ウェイティング情報を受信する手段１
３、これらの情報を送信する手段１４、および予約申込
情報を受信する手段１５を有している。利用者端末装置
１６は、残室情報および申込確認情報を受信する手段１
７、これを画面に表示する手段１８および申込情報を入
力し送信する手段１９、ウェイティング登録入力および
送信手段２０、会員登録情報入力および送信手段２１を
有している。

【００１５】残室情報には、地域・グレード・ホテルタ
イプ・部屋タイプ・チェーン（系列）・料金（定価・割
引料金・当日料金）などがある。

【００１６】予約仲介装置２２は、中央管理センターな
どの第三者により管理され、ホテル側端末装置１１から
の各ホテルの残室情報を受信し利用者端末装置１６に送
信する手段２３、利用者端末装置１６からのウェイティ
ング登録情報を記憶しホテル側端末装置１１へ発信する
手段２４、利用者端末装置１６からの予約申込を受信す
る手段２６、予約確認情報を利用者端末装置１６および
ホテル側端末装置１１に送信する手段２７を有してい
る。

【００１７】ホテル側端末の流れについて以下に説明す
る。（図３）

【００１８】まず、加盟登録を行い、残室情報などの書
き込み・更新を行う為のＩＤおよびパスワードを受領す
る（加盟登録２９）。加盟登録の際の登録内容として、
ホテル名称・住所・電話番号・FAX番号・e-mailアドレ
ス・収容人数・客室数（部屋タイプ別）・部屋タイプ・
予約締切時刻・特色その他などが挙げられる。

【００１９】次に、残室情報の登録を行う（残室情報登
録３０）。基本登録情報としては、部屋タイプ・料金・
食事の有無・予約締切時刻などが挙げられる。

【００２０】利用者があらかじめ登録していた宿泊条件
と残室情報とが一致した場合（利用者宿泊条件 残室情
報一致３１）、予約仲介装置を通じて残室情報を利用者
端末へ自動配信する（残室情報配信３２）。複数の宿泊
条件と残室情報とが一致した場合、それぞれ一致した情
報全てを利用者端末へ自動配信する。

【００２１】予約締切時刻前に予約仲介装置を通じて利
用者からの予約申込みを受信する（予約受付３３）。

【００２２】予約締切時刻前に一定時間が経過しても予
約が成立しない場合、料金を変更し（料金変更３４）、
変更した料金をホテル端末において入力し、残室情報を
更新する（残室情報更新３５）。各ホテルの判断によ
り、料金の変更を段階的に行う。

【００２３】予約締切時刻を過ぎても予約が成立しなか
った場合、残室情報を削除する（残室情報削除３６）。

【００２４】利用者側端末の流れについて以下に説明す
る。（図４）

【００２５】利用者側端末には、ＰＣ端末・携帯端末が
ある。

【００２６】利用者は、残室情報が掲載されているWｅ
ｂサイトへアクセスする（Webサイト３７）。中央管理
センター３８などの第三者が、このWｅｂサイト３７を
運営している。

【００２７】利用者は、利用ホテルを選択し（利用ホテ
ル選択３９）、次の部屋選択へ進む（部屋選択４０）。
部屋を選択し、内容を確認する（内容確認４１）。予約
フォームへ記入し、送信する（予約フォーム記入４
２）。予約内容を確認し（予約内容確認４３）、予約番
号を受領する（予約番号受領４４）。

【００２８】希望のホテルを選択できなかった場合、会
員登録へ進む（会員登録４５）。会員登録の内容は、利
用者名・ｅ−ｍａｉｌアドレスなどがある。

【００２９】さらに、ホテルの残室待ちを希望する場
合、ウェイティング登録へ進む（ウェイティング登録４
６）。ウェイティング登録の内容は、宿泊条件、すなわ
ち地域・グレード・ホテルタイプ・部屋タイプ・チェー
ン（系列）・料金などがある。利用者は、複数の宿泊条
件を登録することができる。

【００３０】利用者が入力したウェイティング情報とホ
テル側が提供する残室情報とが一致した場合に、利用者
へ該当する残室情報（ウェイティング情報）を自動配信
する（ウェイティング情報４７）。残室情報には、部屋
のタイプ・料金などがある。

【００３１】利用者がウェイティング登録４６におい
て、複数の宿泊条件を登録している場合は、その条件に
あてはまる全ての情報が配信される。

【００３２】自動配信された情報に同意する場合は、内
容確認４１へ進み、前述のように予約フォーム記入４２
・予約内容確認４３・予約番号受領４４の順番で進む。

【００３３】ウェイティング情報配信システムについ
て、以下に説明する。（図５）

【００３４】利用者は、ウェイティング登録を行う（ウ
ェイティング登録４８）。ウェイティング登録の内容に
は、宿泊条件、すなわち地域・グレード・ホテルタイプ
・ホテル名・部屋タイプ・チェーン（系列）・料金など
がある。

【００３５】ホテル側は、残室情報を登録する（残室情
報登録４９）。残室情報には、部屋のタイプ・料金・予
約締切時刻などがある。

【００３６】ホテル残室情報と利用者の宿泊条件とが一
致した場合（利用者宿泊条件 残室情報一致５０）、利
用者へ残室情報を自動配信する（残室情報５１）。

【００３７】ホテルの残室情報がなくならない場合、ホ
テル側は段階的に料金を変更し（料金変更５２）、残室
情報の更新を行う（残室情報更新５３）。この場合の残
室情報の更新について、ホテル側が手入力を行う方法
と、あらかじめ設定しておいた料金に基づき自動で更新
を行う方法とがある。

【００３８】更新された残室情報の料金と利用者の宿泊
条件とが一致した場合（利用者宿泊条件 残室情報一致
５４）、一致した残室情報をウェイティング登録した利
用者へ自動配信する（残室情報５５）。

【００３９】このウェイティング情報の自動配信は、当
日予約において予約締切時間までホテル側へ予約が入る
まで続く。

【００４０】以上のように予約システムをホテルの当日
予約システムに代表させて説明したが、深夜バスの予約
システム・レンタカーの予約システムなど他の類似のサ
ービス提供業種の予約システムにも適用可能である。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように本発明により、利用
者は残室情報を自動受信することにより当日の予約情報
を何度も検索する手間を省くことができ、おおよそ希望
のホテルに希望する条件で宿泊することが可能となる。

【００４２】中央管理センターへ多数のホテルが加盟す
ることにより、利用者に選択の幅を広げ、登録会員を多
く募ることが可能となる。

【００４３】また、ホテル側においても、残室を減少す
ることができ、客室稼働率の向上を図り、収益の向上を
図ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のホテル当日宿泊予約システムの全体図
である。

【図２】本発明を実施する場合の予約システム実施形態
図である。

【図３】本発明を実施する場合のホテル側手順を示した
図である。

【図４】本発明を実施する場合の利用者側手順を示した
図である。

【図５】本発明を実施する場合のウェイティング情報配
信システムを示した図である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】インターネットを利用したホテル等宿泊施
   設の宿泊予約システムにおいて、利用者が希望する宿泊
   条件を登録する手段と、１ないし複数のホテル等宿泊施
   設が宿泊条件に対応する料金を段階的に変更する手段
   と、両者の宿泊条件を照合する手段と、宿泊予約可能と
   なる残室情報を利用者に自動配信する手段とからなる宿
   泊の予約成約率を高めることを特徴としたホテル宿泊予
   約システム。
2. 【請求項２】請求項１記載のシステムにおいて、利用者
   の希望する宿泊条件、すなわち地域・グレード・ホテル
   タイプ・部屋タイプ・チェーン（系列）・料金（定価・
   割引料金・当日料金）などを登録し、ホテルの残室待ち
   （ウェイティング）をすることができるホテル宿泊予約
   システム。
3. 【請求項３】請求項１記載のシステムにおいて、利用者
   が登録した宿泊予約条件の情報により、ホテルの残室情
   報を各ホテルより直接変更できるホテル宿泊予約システ
   ム。
4. 【請求項４】請求項１記載のシステムにおいて、利用者
   の宿泊予約条件と残室情報との一致情報を利用者へ配信
   し、ホテルの予約成立を高め、ホテル及び利用者の利便
   性を図る予約システム。