JP2003256093A - 情報提供システム、情報提供方法及びプログラム - Google Patents

情報提供システム、情報提供方法及びプログラム

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JP2003256093A
JP2003256093A JP2002056138A JP2002056138A JP2003256093A JP 2003256093 A JP2003256093 A JP 2003256093A JP 2002056138 A JP2002056138 A JP 2002056138A JP 2002056138 A JP2002056138 A JP 2002056138A JP 2003256093 A JP2003256093 A JP 2003256093A
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JP2002056138A
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Inventor
Kunihiro Senda
邦浩 千田
Atsuto Honda
厚人 本田
Kenichi Sadahiro
健一 定広
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JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが比較しやすい特性に基づいて材料の
比較ができるようにして、ユーザが最適な材料の選定作
業を効率的に行うことを可能にする。 【解決手段】 モニタに表示するマップ画面250は、
電磁鋼板の一般的な特性である「W15/50」と「B
50」を座標軸として各製品A〜Jの配置する製品マッ
プ部260と、「W5/50」等の他の特性を示す特性
選択項目271〜280からなる特性値選択メニュー部
270とを備える。そして、製品マップ部260の各製
品A〜J、及び特性値選択メニュー部270の特性選択
項目271〜280が各種データを格納して構成されて
いるデータベースとリンクされており、各製品A〜J及
び特性選択項目271〜280の選択に応じて、データ
ベースのデータを利用して、選択した複数の製品同士を
選択した各特性について比較可能な図表が作成されて、
その図表がモニタに出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示部への表
示画面により情報を外部出力して、各種情報を提供する
情報提供システム、情報提供方法及びプログラムに関
し、特にその情報が製品又は材料に関する情報である情
報提供システム、情報提供方法及びプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼材料を初めとする工業製品の材料の
諸特性は、従来は紙に印刷されたカタログによりユーザ
(需要者等)に配布されていた。その一方、近年、コン
ピュータや通信ネットワークの発達により、例えばイン
ターネット上のウェブサイトから電子データとしてのカ
タログをダウンロードすることが可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ウェブサイト
からダウンロードしたカタログは、従来の提供形態であ
る紙に印刷されたカタログと何ら変わりなく、単に電子
データを画像化したものであったり、或いは鉄鋼材料の
種々の特性のうちの代表的な特性を一覧の形式で羅列さ
れたものでしかなかった。
【0004】その一方、近年、鉄鋼材料を初めとする工
業製品の材料の品目は、需要者や社会の要請によります
ます多岐にわたり、さらには、材料の性能を指し示す性
能指標も増加する傾向にある。ところが、前述したよう
に、従来の紙に印刷されたカタログ、或いはそれを超え
ないウェブサイトから入手できるカタログによる情報の
提供では、種々の特性値がページを追って羅列される構
成となることは退けられず、個々のユーザが必要な情報
を比較検討しやすい形で呈示するには至っていない。
【0005】また、特に、モータや発電機等の電動機や
トランス等の静止器の工業製品として使用される電磁鋼
板は、磁気的特性が主要な特性であるが、近年有限要素
法により高い精度でモータやトランスの設計を行う機運
にあることから、従来のようなある一点で代表された値
(代表的な特性値)でなく、例えば、磁界や温度のよう
な変数を刻々変化させた場合の磁気特性の変化(例えば
一次変数による変化)が問題とされるようになってき
た。
【0006】しかしながら、従来のカタログでは、通
常、特定の電磁鋼板の特性値の変化のみを表示してお
り、すなわち、種々の電磁鋼板は、その特性値変化がカ
タログで示されているものの、カタログそれぞれで個別
なものとして表示されている。また、複数の電磁鋼板の
特性値変化が同時にカタログ上で表示されている場合で
も、その特性値が、需要者が比較したい特性値とは限ら
ない。これでは、従来のカタログからは、需要者は、複
数の電磁鋼板についての正確な選定或いは判別ができな
く、所望の電磁鋼板の選定或いは判別を効率良く行うこ
とができない。
【0007】そこで、本発明は、前記実情に鑑みてなさ
れたものであり、ユーザが比較しやすい特性に基づいて
材料の比較ができるようにして、ユーザが最適な製品又
は材料の選定作業を効率的に行うことを可能にする情報
提供システム、情報提供方法及びコンピュータが実行可
能なプログラムの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係る情報提供システムは、画
像表示部への表示画面により情報を外部出力して、各種
情報を提供する情報提供システムである。この情報提供
システムは、複数種類の製品又は材料の名称と、当該製
品又は材料の性能の指標になる複数種類の特性に関する
情報とが対応付けされて記憶されている記憶手段と、前
記記憶手段に記憶されている情報を利用して、前記画像
表示部に表示する表示画面を作成する表示画面作成手段
と、を備えており、前記表示画面作成手段が、前記複数
種類の特性のうちの少なくとも一種類の特性で前記複数
種類の製品又は材料の特性を表す特性表示図を作成する
とともに、前記複数種類の特性の一部又は全部を選択可
能に表示する特性選択用図を作成して、作成した前記特
性表示図及び特性選択用図とを一画面内に収納して前記
表示画面を作成し、前記画像表示部に表示されている表
示画面中の所定部位を選択する選択手段により前記表示
画面内の特性表示図の所定の複数の製品又は材料及び前
記特性選択用図における所定の特性が選択されたとき、
当該所定の特性について当該所定の複数の製品又は材料
同士を比較可能にして表示画面を作成することを特徴と
している。
【0009】また、請求項2記載の発明に係る情報提供
システムは、請求項1記載の発明に係る情報提供システ
ムにおいて、前記特性表示図が、前記少なくとも一種類
の特性を座標軸として前記複数種類の製品又は材料の特
性値を表し、前記複数種類の製品又は材料の名称をその
特性値に応じてマップ表示していることを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項3記載の発明に係る情報提供
システムは、請求項2記載の発明に係る情報提供システ
ムにおいて、前記座標軸の特性を他の特性に変更可能に
しており、前記表示画面作成手段が、前記他の特性への
変更があったとき、当該他の特性を座標軸とした表示画
面を作成することを特徴としている。また、請求項4記
載の発明に係る情報提供システムは、請求項2又は3に
記載の発明に係る情報提供システムにおいて、前記選択
手段が、前記表示画面中の領域指定により、前記特性表
示図の所定の複数の製品又は材料を選択することを特徴
としている。
【0011】また、請求項5記載の発明に係る情報提供
システムは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明に
係る情報提供システムにおいて、前記表示画面作成手段
が、前記所定の複数の製品又は材料それぞれについて前
記所定の特性でグラフを作成して、当該所定の製品又は
材料それぞれに対応して作成した複数のグラフを比較可
能に重ね合わせて表示画面を作成することを特徴として
いる。
【0012】また、請求項6記載の発明に係る情報提供
システムは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明に
係る情報提供システムにおいて、情報を管理する情報管
理装置を備えて、この情報管理装置から通信ネットワー
クを介して通信端末装置に情報を送信して、当該通信端
末装置の画像表示部への表示画面により情報を外部出力
して、各種情報を提供しており、前記情報管理装置が前
記記憶手段及び前記表示画像作成手段を備え、前記通信
端末装置が前記画像表示部及び前記選択手段を備えてい
ることを特徴としている。
【0013】また、請求項7記載の発明に係る情報提供
システムは、請求項6記載の発明に係る情報提供システ
ムにおいて、前記情報管理装置が、前記選択手段による
前記表示画面中の選択履歴に基づいて、所定の製品又は
材料へのアクセス件数、及びアクセス内容を集計するこ
とを特徴としている。また、請求項8記載の発明に係る
情報提供システムは、請求項1乃至7のいずれかに記載
の発明に係る情報提供システムにおいて、前記材料が、
鉄鋼材料であることを特徴としている。
【0014】また、請求項9記載の発明に係る情報提供
システムは、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明に
係る情報提供システムにおいて、前記材料が、電磁鋼板
であることを特徴としている。また、請求項10記載の
発明に係る情報提供方法は、画像表示部への表示画面に
より情報を外部出力して、各種情報を提供する情報提供
方法である。この情報提供方法は、複数種類の製品又は
材料の名称と、当該製品又は材料の性能の指標になる複
数種類の特性に関する情報とを対応付けさせて記憶し、
その記憶した情報を利用して、前記複数種類の特性のう
ちの少なくとも一種類の特性で前記複数種類の製品又は
材料の特性を表す特性表示図を作成するとともに、前記
複数種類の特性の一部又は全部を選択可能に表示する特
性選択用図を作成して、作成した前記特性表示図及び特
性選択用図とを一画面内に収納して表示画面を作成し、
前記画像表示部に表示されている表示画面中の所定部位
を選択する選択手段により表示画面内の特性表示図の所
定の複数の製品又は材料及び前記特性選択用図における
所定の特性が選択されたとき、当該所定の特性について
当該所定の複数の製品又は材料同士を比較可能にして表
示画面を作成することを特徴としている。
【0015】また、請求項11記載の発明に係る情報提
供方法は、請求項10記載の発明に係る情報提供方法に
おいて、前記特性表示図が、前記少なくとも一種類の特
性を座標軸として製品又は材料の特性値を表し、前記複
数種類の製品又は材料の名称をその特性値に応じてマッ
プ表示していることを特徴としている。また、請求項1
2記載の発明に係る情報提供方法は、請求項11記載の
発明に係る情報提供方法において、前記座標軸の特性を
他の特性に変更可能にしており、当該他の特性への変更
があったとき、当該他の特性を座標軸とした表示画面を
作成することを特徴としている。
【0016】また、請求項13記載の発明に係る情報提
供方法は、請求項11又は12に記載の発明に係る情報
提供方法において、前記選択手段が、前記表示画面中の
領域指定により、前記特性表示図の所定の複数の製品又
は材料を選択することを特徴としている。また、請求項
14記載の発明に係る情報提供方法は、請求項10乃至
13のいずれかに記載の発明に係る情報提供方法におい
て、前記所定の複数の製品又は材料それぞれについて前
記所定の特性でグラフを作成して、当該所定の製品又は
材料それぞれに対応して作成した複数のグラフを比較可
能に重ね合わせて表示画面を作成することを特徴として
いる。
【0017】また、請求項15記載の発明に係る情報提
供方法は、請求項10乃至14のいずれかに記載の発明
に係る情報提供方法において、前記選択手段による前記
表示画面中の選択履歴に基づいて、所定の製品又は材料
へのアクセス件数、及びアクセス内容を集計することを
特徴としている。また、請求項16記載の発明に係る情
報提供方法は、請求項10乃至15のいずれかに記載の
発明に係る情報提供方法において、前記材料が、鉄鋼材
料であることを特徴としている。
【0018】また、請求項17記載の発明に係る情報提
供方法は、請求項10乃至15のいずれかに記載の情報
提供方法において、前記材料が、電磁鋼板であることを
特徴としている。また、請求項18記載の発明に係るコ
ンピュータが実行可能なプログラムは、画像表示部への
表示画面により情報を外部出力して、各種情報を提供す
ることをコンピュータが実行可能なプログラムである。
このコンピュータが実行可能なプログラムは、複数種類
の製品又は材料の名称と、当該製品又は材料の性能の指
標になる複数種類の特性に関する情報とを対応付けさせ
て記憶し、その記憶した情報を利用して、前記複数種類
の特性のうちの少なくとも一種類の特性で前記複数種類
の製品又は材料の特性を表す特性表示図を作成するとと
もに、前記複数種類の特性の一部又は全部を選択可能に
表示する特性選択用図を作成して、作成した前記特性表
示図及び特性選択用図とを一画面内に収納して表示画面
を作成し、前記画像表示部に表示されている表示画面中
の所定部位を選択する選択手段により表示画面内の特性
表示図の所定の複数の製品又は材料及び前記特性選択用
図における所定の特性が選択されたとき、当該所定の特
性について当該所定の複数の製品又は材料同士を比較可
能にして表示画面を作成することを特徴としている。
【0019】また、請求項19記載の発明に係るコンピ
ュータが実行可能なプログラムは、請求項18記載の発
明に係るコンピュータが実行可能なプログラムにおい
て、前記特性表示図が、前記少なくとも一種類の特性を
座標軸として前記複数種類の製品又は材料の特性値を表
し、前記複数種類の製品又は材料の名称をその特性値に
応じてマップ表示していることを特徴としている。
【0020】また、請求項20記載の発明に係るコンピ
ュータが実行可能なプログラムは、請求項19記載の発
明に係るコンピュータが実行可能なプログラムにおい
て、前記座標軸の特性を他の特性に変更可能にしてお
り、当該他の特性への変更があったとき、当該他の特性
を座標軸とした表示画面を作成することを特徴としてい
る。
【0021】また、請求項21記載の発明に係るコンピ
ュータが実行可能なプログラムは、請求項19又は20
に記載の発明に係るコンピュータが実行可能なプログラ
ムにおいて、前記選択手段が、前記表示画面中の領域指
定により、前記特性表示図の所定の複数の製品又は材料
を選択することを特徴としている。また、請求項22記
載の発明に係るコンピュータが実行可能なプログラム
は、請求項18乃至21のいずれかに記載の発明に係る
コンピュータが実行可能なプログラムにおいて、前記所
定の複数の製品又は材料それぞれについて前記所定の特
性でグラフを作成して、当該所定の製品又は材料それぞ
れに対応して作成した複数のグラフを比較可能に重ね合
わせて表示画面を作成することを特徴としている。
【0022】また、請求項23記載の発明に係るコンピ
ュータが実行可能なプログラムは、請求項18乃至22
のいずれかに記載の発明に係るコンピュータが実行可能
なプログラムにおいて、前記選択手段による前記表示画
面中の選択履歴に基づいて、所定の製品又は材料へのア
クセス件数、及びアクセス内容を集計することを特徴と
している。
【0023】また、請求項24記載の発明に係るコンピ
ュータが実行可能なプログラムは、請求項18乃至23
のいずれかに記載の発明に係るコンピュータが実行可能
なプログラムにおいて、前記材料が、鉄鋼材料であるこ
とを特徴としている。また、請求項25記載の発明に係
るコンピュータが実行可能なプログラムは、請求項18
乃至23のいずれかに記載の発明に係るコンピュータが
実行可能なプログラムにおいて、前記材料が、電磁鋼板
であることを特徴としている。
【0024】ここで、請求項1,10及び18に記載の
発明では、複数種類の製品又は材料の名称と、当該製品
又は材料の性能の指標になる複数種類の特性に関する情
報とを対応付けさせて記憶し、その記憶した情報を利用
して、前記複数種類の特性のうちの少なくとも一種類の
特性で前記複数種類の製品又は材料の特性を表す特性表
示図を作成するとともに、前記複数種類の特性の一部又
は全部を選択可能に表示する特性選択用図を作成して、
作成した前記特性表示図及び特性選択用図とを一画面内
に収納して表示画面を作成し、前記画像表示部に表示さ
れている表示画面中の所定部位を選択する選択手段によ
り表示画面内の特性表示図の所定の複数の製品又は材料
及び前記特性選択用図における所定の特性が選択された
とき、当該所定の特性について当該所定の複数の製品又
は材料同士を比較可能にして表示画面を作成している。
【0025】これにより、少なくとも一種類の特性で複
数種類の製品又は材料の特性を表す特性表示図と、複数
種類の特性の一部又は全部を選択可能に表示する特性選
択用図とから最初の表示画面を表示し、この最初の表示
画面内の特性表示図の所定の複数の製品又は材料と特性
選択用図の所定の特性とが選択されたとき、その所定の
特性について所定の複数の製品又は材料同士を比較可能
にして表示画面を作成している。
【0026】また、請求項2,11及び19に記載の発
明では前記少なくとも一種類の特性を座標軸として製品
又は材料の特性値を表し、前記複数種類の製品又は材料
の名称をその特性値に応じてマップ表示しており、すな
わち、特性表示図を製品マップ或いは材料マップとして
把握されるものとして作成している。これにより、この
製品マップ或いは材料マップに示されていない別の特性
を呼び出して、この別の特性を用いて複数の製品同士或
いは製品又は材料同士が比較可能な表示画面が作成され
る。
【0027】また、請求項3,12及び20に記載の発
明では、座標軸の特性を他の特性に変更可能にして、当
該他の特性への変更があったとき、当該他の特性を座標
軸とした表示画面を作成しており、これにより、ユーザ
は、好み等により特性表示図の座標軸を自由に変更する
ことができる。また、請求項4,13及び21に記載の
発明では、前記選択手段が、前記表示画面中の領域指定
により、前記特性表示図の所定の複数の製品又は材料を
選択しており、特性値を基準に範囲指定して所定の複数
の製品又は材料を選択できるようになる。
【0028】例えば、製品マップ或いは材料マップにお
ける製品或いは材料のユーザによる選択が、その名称に
注目して選択をする場合の他に、特性値に基づいて選択
する場合もある。請求項4,13及び21に記載の発明
では、座標軸で表示される特性表示図において領域指定
により複数の製品又は材料を選択可能にすることで、そ
のように特性値を基準においた製品又は材料の選択が可
能になる。
【0029】また、請求項5,14及び22に記載の発
明では、所定の製品又は材料それぞれに対応して作成し
た複数のグラフを比較可能に重ね合わせて表示画面を作
成している。例えば、グラフは、1次変数全般を示すグ
ラフである。また、請求項6記載の発明では、情報管理
装置が記憶手段及び表示画像作成手段を備え、その情報
管理装置と通信ネットワークを介して接続されている通
信端末装置が画像表示部及び選択手段を備えている。す
なわち、インターネット等に代表される通信ネットワー
クを利用して情報提供システムを構築している。
【0030】また、請求項7,15及び23に記載の発
明では、選択手段による表示画面中の選択履歴に基づい
て、所定の製品又は材料へのアクセス件数、及びアクセ
ス内容を集計しており、所定の製品又は材料についての
種々の有用な情報を得ている。また、請求項8,16及
び24に記載の発明では材料が鉄鋼材料であり、また、
請求項9,17及び25に記載の発明では材料が電磁鋼
板である。
【0031】鉄鋼材料は、近年、多種多様な特性が重要
視されるようになってきており、さらに、なかでも電磁
鋼板は、種々の特性を相互に関連させた検討により材料
を選定する必要性がある。このように、本発明では、材
料特性への着目度が高い材料を対象としている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、工
業製品の材料である電磁鋼板の特性を提供する特性情報
提供システムに本発明を適用したものである。例えば、
電磁鋼板(無方向性電磁鋼材)は、工業製品の製造に用
いられる鉄鋼材料であり、特にモータや発電機のコア材
として用いられている。
【0033】(1)特性情報提供システムの構成 特性情報提供システムは、情報処理装置であるパーソナ
ルコンピュータにより構成されている。図1は、一般的
なパーソナルコンピュータ1の構成を示す。パーソナル
コンピュータ1は、データ処理を行う本体部10と、画
像出力するモニタ20と、外部入力手段であるマウス1
4及びキーボード15とを備えている。
【0034】本体部10は、CPU11、演算部12及
び記憶部13を備えている。CPU11は、パーソナル
コンピュータ1を構成する各部を制御する部分である。
演算部12は、各種演算処理をする。記憶部13は、各
種データが記憶される部分である。記憶部13には、ソ
フトウェアプログラムやデータベース等の各種データが
記憶されている。この本体部10は、CPU11が、演
算部12を制御して、記憶部13に記憶されているデー
タを適宜使用して所望の処理を行う。
【0035】例えば、本体部10は、マウス14やキー
ボード15の操作入力に応じて、所定の処理を行う。例
えば、実施の形態では主に、マウス14やキーボード1
5の操作入力がモニタ20に表示される表示画面に対し
てなされており、本体部10は、このようなマウス14
やキーボード15の操作入力に応じて、モニタ20に表
示する表示画面を作成する処理等を行う。
【0036】なお、ここで、モニタ20は画像表示部で
あり、記憶部13は、複数種類の材料の名称と、当該材
料の性能の指標になる複数種類の特性に関する情報とが
対応付けされて記憶されている記憶手段であり、マウス
14及びキーボード15はモニタ20に表示されている
表示画面中の所定部位を選択する選択手段であり、CP
U11及び演算部12は、記憶部13に記憶されている
情報を利用して、モニタ20に表示する表示画面を作成
する表示画面作成手段である。そして、CPU11及び
演算部12は、複数種類の特性のうちの少なくとも一種
類の特性で複数種類の材料の特性を表す特性表示図を作
成するとともに、複数種類の特性の一部又は全部を選択
可能に表示する特性選択用図を作成して、作成した前記
特性表示図及び特性選択用図とを一画面内に収納して表
示画面を作成し、モニタ20に表示されている表示画面
中の所定部位を選択する選択手段であるマウス14等に
より表示画面内の特性表示図の所定の複数の材料及び特
性選択用図における所定の特性が選択されたとき、当該
所定の特性について当該所定の複数の材料同士を比較可
能にして表示画面を作成している。
【0037】(2)特性情報提供システムの処理内容 本発明が適用されたパーソナルコンピュータ1は、電磁
鋼板の材料特性に関する情報の提供をするための専用の
プログラムにより、モニタ20に電磁鋼板の材料特性を
表示するように動作する。例えば、専用のプログラム
は、記録媒体によって、予めパーソナルコンピュータ1
に導入されているものである。また、専用のプログラム
には、種々の電磁鋼板に関する種々の材料特性等からな
るデータベースが含まれ、或いは関連付けされている。
パーソナルコンピュータ1は、このような専用のプログ
ラム及びデータベースを記憶部13に記憶している。
【0038】また、パーソナルコンピュータ1への専用
のプログラムの導入については、記録媒体によるものに
限定されるものではなく、他の媒体、例えば、インター
ネット等の通信ネットワークを介した導入であってもよ
い。すなわち例えば、インターネットのウェブサイト等
から前記専用のプログラムをダウンロードするようにし
てもよい。
【0039】パーソナルコンピュータ1は、専用のプロ
グラムにより図2に示すような処理を実行する。この処
理は、CPU11及び演算部12によるものになる。先
ず、パーソナルコンピュータ1は、ステップS1におい
て、専用のプログラムが起動されたか否かを判定する。
パーソナルコンピュータ1は、専用のプログラムが起動
されると、専用のプログラムの処理内容として先ず、ス
テップS2において、初期画面をモニタ20に表示す
る。
【0040】パーソナルコンピュータ1は、続くステッ
プS3において、表示画面上で選択操作があったか否か
を判定する。例えば、マウス14やキーボード15によ
って選択操作があったか否かを判定する。ここで、パー
ソナルコンピュータ1は、表示画面上で選択操作がある
まで待ち、選択操作があった場合、ステップS4におい
て、その操作内容に応じてデータ(画面情報等)を作成
する。
【0041】このとき、パーソナルコンピュータ1は、
その操作情報に応じて記憶部13に記憶されているデー
タベースに格納されている各種情報(例えば、電磁鋼板
の材料特性データ)を利用して、データ(画面情報等)
を作成する。パーソナルコンピュータ1は、ステップS
5において、このように作成した画面情報をモニタ20
に表示する。
【0042】一方、パーソナルコンピュータ1では、ス
テップS6において、その選択操作が当該処理の終了の
ための操作か否かを判定する。ここで、パーソナルコン
ピュータ1は、その選択操作が当該処理の終了のための
操作であった場合、当該処理を終了し、終了のための操
作でない場合、ステップS3からの処理を再び開始す
る。
【0043】パーソナルコンピュータ1は、以上のよう
な処理手順によりモニタ20への画像表示処理を行って
いる。このような処理において、ステップS3〜ステッ
プS6の処理により、ユーザの操作に応じて、モニタ2
0に材料の特性情報を画像情報として表示している。 (3)パーソナルコンピュータにより提供する情報(表
示画面)及びその内部処理 パーソナルコンピュータ1は、前記図2のステップS2
の実行により、モニタ20に図3に示すような表示画面
200を表示する。
【0044】初期画面としての表示画面(以下、初期画
面という。)200は、例えば、「カタログデータ」及
び「材料マップ」の大項目210,220から構成され
ている。また、「カタログデータ」の大項目210は、
「代表的な磁気特性」、「硬度」、「BH特性」、「鉄
損特性(50Hz,60Hz)」及び「高周波数鉄損(10
0〜10kHz)」の小項目211,212,213,2
14,215から構成されている。また、「材料マッ
プ」の大項目220は、「W15/50−B50」、
「W10/400−B50」及び「硬度−W10/40
0」の小項目221,222,223から構成されてい
る。そして、各小項目211〜215、221〜223
については、選択項目として表示されている。
【0045】一例を示すと、前記「W15/50−B5
0」のW15/50は、材料の磁束密度1.5Tに50
Hzで交流磁化させたときのエネルギー損失(鉄損)を
示し、B50は、磁化力5000A/mで磁化させたと
きの素材の磁束密度を示す。例えば、電磁鋼板は、電動
機鉄心でのエネルギーロスを少なくする視点から鉄損の
低減が重視され、同時に、より大きなトルクを得るとと
もに導線でのエネルギーロスを少なくする視点から磁束
密度(透磁率)が重要視されている材料である。そし
て、この材料の指標は、一般的には、前記W15/50
やB50で代表されているのである。このようなことか
ら、先ず初期画面200では、前記W15/50やB5
0等の電磁鋼板の一般的な指標を選択項目として表示し
ている。
【0046】そして、パーソナルコンピュータ1は、前
記小項目211〜215、221〜223のうちにいず
れか一の小項目の選択により、次の画面を表示する。例
えば、図3に示すように「W15/50−B50」の項
目221が選択された場合、パーソナルコンピュータ1
は、モニタ20上に図4に示すような表示画面250を
表示する。
【0047】この表示画面(以下、マップ画面とい
う。)250は、特性表示図である製品マップ部(或い
は材料マップ部)260と、特性選択用図である特性値
選択メニュー部270と、指定方法を指定する指定部2
90とから構成されている。製品マップ部260は、横
軸(或いはX軸)に「W15/50」をとり、縦軸(或
いはY軸)に「B50」をとった特性グラフを構成して
いる。そして、電磁鋼板である各製品A,B,C,D,
E,F,G,H,I,Jが「W15/50」及び「B5
0」の値に応じて製品マップ部260内に表示されてい
る。ここで、表示される「A」〜「J」は、製品の名称
或いはそれに相当する記述からなる。
【0048】パーソナルコンピュータ1は、各製品A,
B,C,D,E,F,G,H,I,Jの種々の特性に関
する情報をデータベースとして記憶部13に記憶してお
り、このデータベースに基づいて、特性に応じて各製品
A,B,C,D,E,F,G,H,I,Jを配置した製
品マップ部260を表示している。また、特性値選択メ
ニュー部270は、各製品A,B,C,D,E,F,
G,H,I,Jの種々の特性を示す複数種類の特性の項
目から構成されている。そして、その項目は、マウス1
4等により選択可能な項目とされた形態をなしている。
具体的には、特性値選択メニュー部270は、図4に示
すように、「W5/50」、「W10/50」、「W1
5/50」、「W10/400」、「B25」、「B5
0」、「硬度(Hv)」、「B−Hカーブ」、「B−W
(50Hz)カーブ」、及び「B−W(400Hz)カー
ブ」の項目(以下、特性選択項目という。)271,2
72,273,274,275,276,277,27
8,279,280から構成されている。
【0049】ここで、データベースには、図5に示すよ
うに、各製品A,B,C,D,E,F,G,H,I,J
と、このような特性値選択メニュー部270の構成する
「W5/50」、「W10/50」、「W15/5
0」、「W10/400」、「B25」、「B50」、
「硬度(Hv)」、「B−Hカーブ」、「B−W(50
Hz)カーブ」、及び「B−W(400Hz)カーブ」の各
特性選択項目271〜280に対応する種々の特性値と
が対応付けされて構成されているデータテーブルが格納
されている。
【0050】また、指定部290は、各製品A,B,
C,D,E,F,G,H,I,Jを個別に選択するため
の「個別」の選択項目291、或いは領域として選択す
るための「領域」の選択項目292、そのような領域を
解除するための「指定解除」の選択項目293、及び特
性を表示するための「特性表示」の選択項目294から
構成されている。
【0051】このようなマップ画面250では、図6に
示すように、例えば、「個別」の選択項目291を選択
すると、各製品A,B,C,D,E,F,G,H,I,
Jのうちから特定の製品がマウス14の指示により個別
に選択可能になる。ここでは、「個別」の選択項目29
1を選択して、製品Cと製品Eとを個別に選択している
場合を示している。なお、項目の選択が実行されたこと
をユーザに知らせるために、図6に示すように、「個
別」の選択項目291はいわゆる反転表示状態にする。
【0052】また、特性値選択メニュー部270中の特
性選択項目271〜280からいくつかの特性選択項目
が選択可能になる。ここでは、「W10/50」、「W
10/400」、「硬度(Hv)」の特性選択項目27
2,274,277が選択されている。そして、パーソ
ナルコンピュータ1は、マップ画面250における選択
状態に応じて、その選択状態にリンクされているデータ
ベースの値を用いて比較特性一覧表或いは比較特性グラ
フを作成し、この比較特性一覧表をモニタ20に表示す
る。このとき、パーソナルコンピュータ1は、ユーザに
とって比較し易い形態として比較特性一覧表或いは比較
特性グラフを作成している。
【0053】図7は、前記図6に示したように選択され
た場合の表示画面(以下、比較用画面という。)300
中の比較特性一覧表301を示す。すなわち、比較特性
一覧表301は、「W10/50」、「W10/40
0」、「硬度(Hv)」について、製品C及び製品Eが
比較可能な一覧表になっている。なお、比較用画面30
0には、前画面に戻るための「戻る」の表示ボタン30
2を設けている。
【0054】以上の図6及び図7は、「個別」の選択項
目291による選択がなされた場合の処理によるものを
示しており、これに対して、「領域」の選択項目292
による選択がなされた場合、次のような処理になる。図
8に示すように、「領域」の選択項目292を選択する
と、マウス14により始点及び終点指示による領域指定
が可能になり、製品マップ部260内の各製品A,B,
C,D,E,F,G,H,I,Jのうちから特定の製品
がマウス14により指示された指定領域263内の複数
の製品が一度に選択可能になる。例えば、領域指定は、
多角形領域や曲線領域として指定することができる。
【0055】ここでは、「領域」の選択項目292を選
択して、製品B、製品C及び製品Gを多角形領域263
により一度に選択されている場合を示している。そし
て、パーソナルコンピュータ1は、図9に示すように、
マップ画面250における選択状態に応じた比較特性一
覧表303を作成して、モニタ20に表示する。ここ
で、比較特性一覧表303は、「W10/50」、「W
10/400」、「硬度(Hv)」について、製品B、
製品C及び製品Gが比較可能な一覧表になっている。
【0056】また、図10に示すように、特性値選択メ
ニュー部270で、「B−Hカーブ」の特性選択項目2
78が選択された場合、パーソナルコンピュータ1は、
図11に示すように、その選択に応じて、横軸を磁化力
Hとし、縦軸を磁束密度BとするB−Hカーブを作成し
て、それをB−Hカーブの比較特性グラフ304として
モニタ20に表示する。
【0057】ここで、B−Hカーブは、記憶部13に記
憶されているデータベースのB−Hカーブ等の変数用の
データテーブルに基づいて作成されている。このデータ
テーブルは、例えば、図12に示すように、製品A,
B,C,D,E,F,G,H,I,Jのそれぞれについ
て、B−Hカーブ、B−W(50Hz)カーブ、及びB−
W(400Hz)カーブの作成用のデータから構成されて
いる。また、B−Hカーブ、B−W(50Hz)カーブ、
及びB−W(400Hz)カーブの作成用のデータは、例
えば、横軸に対応されるパラメータデータと縦軸に対応
されるパラメータデータとが対応された構成になってい
る。
【0058】また、図4に示すマップ画面250に表示
されている製品マップ部260の横軸又は縦軸を変更す
ることもできる。例えば、横軸又は縦軸をマウス14で
クリック(例えば、ダブルクリック)することで変更す
ることができる。図13は、横軸を変更する際のマップ
画面250を示す。この図13に示すように、パーソナ
ルコンピュータ1は、製品マップ部260の横軸が選択
されると、選択パラメータ部265を表示する。選択パ
ラメータ部265には、その横軸に置換可能なパラメー
タが複数表示されている。そして、この置換可能なパラ
メータから一のパラメータが選択された場合、パーソナ
ルコンピュータ1は、横軸をその選択されたパラメータ
に置き換えるとともに、製品A,B,C,D,E,F,
G,H,I,Jの配列もそれに応じて変更して、その結
果(作成した表示画面)をモニタ20に表示する。な
お、ここでは、横軸を例に挙げて説明したが、同様に縦
軸についても他のパラメータに置き換えることもでき
る。
【0059】(4)ユーザによる使用例 ユーザによる使用例を、図14及び図15を用いて説明
する。なお、前記図3を使用して説明したように、初期
画面200は、「カタログデータ」及び「材料マップ」
の大項目210,220から構成され、その「カタログ
データ」の大項目210が「代表的な磁気特性」、「硬
度」、「BH特性」、「鉄損特性(50Hz,60Hz)」
及び「高周波数鉄損(100〜10kHz)」の小項目2
11,212,213,214,215から構成され、
また、「材料マップ」の大項目220が「W15/50
−B50」、「W10/400−B50」及び「硬度−
W10/400」の小項目221,222,223から
構成されている。しかし、ここでは、初期画面(メニュ
ー画面)200には、「カタログデータ表示」及び「材
料マップ表示」の項目210,220のみが表示される
場合について説明する。
【0060】先ず、ユーザは、パーソナルコンピュータ
1により専用のプログラムを起動させる。この起動によ
り、モニタ20には、図14中(B)に示すように、初
期画面200が表示される。ここで、ユーザが初期画面
200内の「材料マップ表示」の項目220をマウス1
4によりクリックした場合、図14中(A)に示すよう
に、材料マップ一覧の表画面面230が表示され、ま
た、ユーザが初期画面200内の「カタログデータ表
示」の項目210をマウス14によりクリックした場
合、図14中(C)に示すように、材料マップ一覧の表
画面面230が表示される。
【0061】ここで、ユーザがマウス14によるクリッ
ク操作等により、図14中(A)に示す材料マップ一覧
の表画面面230内の「W15/50−B50」の項目
221を選択すると、図15中(A)に示すように、モ
ニタ20にマップ画面250が表示される。そして、ユ
ーザがマウス14のクリック操作等により、指定部29
0内の「個別」の選択項目291を選択するとともに、
製品マップ部260内の製品C及び製品Eを選択し、そ
して、特性値選択メニュー部270内の「W10/5
0」、「W10/400」及び「硬度(Hv)」の特性
選択項目272,274,277を選択し、「特性表
示」の選択項目294を選択すると、図16中(A)に
示すように、モニタ20に特性一覧の比較用画面300
が表示される。
【0062】また、図15中(A)に示す製品マップの
マップ画面250において、ユーザが指定部290内の
「領域」の選択項目292を選択するとともに、製品マ
ップ部260内の製品B、製品C及び製品Gを領域で囲
んで選択し、そして、特性値選択メニュー部270内の
「W10/50」、「W10/400」及び「硬度(H
v)」の特性選択項目272,274,277を選択
し、「特性表示」の選択項目294を選択すると、図1
6中(B)に示すように、モニタ20に特性一覧の比較
用画面300が表示される。
【0063】また、図15中(A)に示すマップ画面2
50において、ユーザが指定部290内の「個別」の選
択項目291を選択するとともに、製品マップ部260
内の製品A及び製品Bを選択し、そして、特性値選択メ
ニュー部270内の「B−Hカーブ」の特性選択項目2
78を選択し、「特性表示」の選択項目294を選択す
ると、図16中(C)に示すように、モニタ20にB−
Hカーブ(特性グラフ)の比較用画面300が表示され
る。
【0064】また、図15中(A)に示すマップ画面2
50において、ユーザがX軸(横軸)及びY軸(縦軸)
を選択すると、そのX軸及びY軸のパラメータ項目の表
示部位それぞれに置換可能なパラメータが表示される。
例えば、X軸についてみると、図15中(B)に示すよ
うに、本来の「W15/50」のX軸のパラメータが反
転表示されるとともに、その表示部位に、「W5/5
0」、「W10/50」、「W15/50」、「W10
/400」、「B25」、「B50」、及び「硬度(H
v)」が置換可能なパラメータとして表示される。
【0065】X軸及びY軸について、このような置換可
能なパラメータから一のパラメータを選択すると、X軸
及びY軸がその選択されたパラメータに置き換えられる
とともに、製品A,B,C,D,E,F,G,H,I,
Jの配列もそれに応じて変更されて、新規特性に基づく
製品マップのマップ画面250がモニタ20に再表示
(更新表示)される。
【0066】また、ユーザが初期画面200内の「カタ
ログデータ表示」の項目210をマウス14によりクリ
ックした場合、図14中(C)に示すように、表示デー
タ一覧の表画面面230が表示される。そして、この表
示画面において、ユーザがマウス14によるクリック操
作等により、図14中(C)に示す表示データ一覧の表
示画面230内の「代表的な磁性特性」の項目215を
選択すると、図14中(D)に示すように、モニタ20
に特性一覧の表示画面240が表示される。例えば、特
性一覧は、データベースに格納されている情報からな
り、各材料と各特性とが対応付けされた表からなる。
【0067】以上のように、ユーザの操作により、ユー
ザの望む所望の製品について、所望の特性データが表示
されるとともに、複数の製品同士で比較可能な形態によ
る表示がなされるようになる。 (5)効果等 このように、特性情報提供システムでは、ユーザの操作
により、所定の製品を所望の特性データについて比較可
能な形態としてモニタ20に表示している。これによ
り、ユーザは、比較しやすい或いは好みの特性で製品を
比較できるようになるので、最適な製品の選定作業を効
率的に行うことができる。さらに、本発明は、紙やウエ
ブサイト上に掲示された数値と図表のみで提供されてい
た場合に比べ情報提供形態を大きく改善することができ
る。
【0068】例えば、従来より、各製品同士を2つ特性
によっておおまかな比較を行う場合は、図17に示すよ
うに、ある2つの特性値で横軸及び縦軸をとり、ここで
は、横軸にW15/50をとり、縦軸にB50をとり、
この横軸及び縦軸からなる2次元グラフ内に各材料の規
格や製品名を記した製品マップが、特性図としてユーザ
に提供されていた。
【0069】ところが、W15/50やB50といった
特性は、ある特定の条件で測定した値を代表値として与
えたに過ぎず、モータや発電機の設計においてはこれら
以外の種々の特性を同時に考慮する必要がある。このよ
うなことから、材料を決定する際には、種々の磁束密度
や周波数、磁化力レベル等の特性もユーザに提供する必
要がある。しかし、これらすべてを一度に羅列したので
は、ユーザによる材料の判別が却って困難になる。
【0070】また、製品マップ内に種々の特性値を数値
などの形式で記載したり、数多くの特性順による種々の
製品マップを用意したりすることは、製品選択等の指標
となる特性が複雑化してしまう。これでは、製品マップ
は煩雑になり、利用しづらくなる。これに対して、本発
明を適用した特性情報提供システムは、電子データを迅
速に処理できるパーソナルコンピュータにて、特にモニ
タ20の表示画面とデータベースをリンクさせること
で、視覚的に製品マップを提供し、さらにその製品マッ
プをユーザが材料特性について操作可能にすることで、
所望の特性について各製品を比較可能な形態として迅速
にユーザに提供している。このような特性情報提供シス
テムによれば、ユーザは、モニタ20に表示する製品マ
ップ上で着目した製品(材料)及び特性を指定すること
で、要求する特性を直ちに呼び出して、各製品毎に数値
の調査、確認、比較を効率的に行うことができるように
なる。
【0071】また、同時に複数の材料を製品マップ部2
60上で指定することにより、複教の材料の特性値をモ
ニタ20に同時に表示して、製品間での特性の比較検討
を可能とする機能を持たせることが本発明の有効性をさ
らに高める。また、前述したように、特性情報提供シス
テムでは、製品マップ部260内の製品の選択を、曲線
領域又は多角形領域指定で可能にしている。これによ
り、特性情報提供システムは、ユーザによる利便性がさ
らに増加されたものになる。一般的に、ユーザの製品の
選択は、材料名称により行うばかりではなく、特性値に
着目し、その特性値の範囲で行う場合も多い。このよう
な場合に対応させて、曲線領域又は多角形領域指定で選
択可能にすることで、ユーザは、製品名に依る他に特性
値の範囲を基準として製品の選択をすることができるよ
うになる。
【0072】また、前述したように、製品マップ部26
0の横軸や縦軸を変更可能にすることで、特性情報提供
システムは、ユーザによる利便性はさらに増加されたも
のになる。一般的に、材料において着目する特性はユー
ザ毎に異なるため、最も重視する特性を横軸と縦軸とで
製品マップを描かせることで特性情報提供システムの利
便性は増大する。
【0073】また、図10及び図11を用いて説明した
ように、特性情報提供システムは、B−Hカーブのよう
に連続したデータで重ね合わせて製品の特性を比較可能
にしている。これにより、ユーザは、一覧表等の形態に
限定されないで、最適な形態で特性を比較することがで
きる。 (6)他の実施の形態 以上、本発明の実施の形態を説明した。しかし、本発明
は前述の実施の形態に適用されることに限定されるもの
ではない。
【0074】すなわち、前述の実施の形態では、製品マ
ップを軸値(座標軸のパラメータ)を2個使用して作成
しており、すなわち製品マップを2次元マップとして作
成しているが、これに限定されるものではない。例え
ば、特性値が1個の場合、すなわち1次元マップで表す
場合、図18に示すように、製品マップは、いわゆる棒
グラフ状にして、各製品の特性値を示すようにしてもよ
い。このような製品マップは、各製品名を1個の特性値
に着目して比較可能なマップになる。また、軸値とする
特性値が3個の場合は、すなわち3次元の製品マップ
は、例えば、射影像の図や断面図として表現する。
【0075】また、製品マップの横軸及び縦軸や特性値
選択メニュー部270或いはデータベースに格納される
特性値については、前述した例に限定されるものではな
い。すなわち、特性値は、製品(或いは材料)の特性が
表現される値であればよい。例えば、製品が酸化物粉体
製品である場合には、特性値は、組成、平均粒径、粒径
分布、比重、かさ密度、活性度、純度、融点、沸点、分
解温度或いは不純物等にする。そして、この場合、デー
タベース等はそれに応じて適宜構成されることはいうま
でもない。さらに、この場合、図18に示すように、特
性値選択メニュー部270は、「組成」、「平均粒
径」、「粒径分布」、「比重」、「かさ密度」、「活性
度」、「純度」、「融点」、「沸点」、「分解温度」及
び「不純物」の特性選択項目271〜281により構成
する。
【0076】図18に示すように、マップ画面250を
構成した場合、パーソナルコンピュータ1は、指定部2
90内の「個別」の選択項目291が選択されるととも
に、製品マップ部260内の製品C及び製品Eが選択さ
れ、さらに、特性値選択メニュー部270内の「比
重」、「純度」及び「分解温度」の特性選択項目27
4,277,280が選択され、そして、「特性表示」
の選択項目294が選択された場合、図19に示すよう
に、モニタ20に特性一覧の比較用画面300を表示す
る。
【0077】また、前述の実施の形態では、材料が鉄鋼
製品である場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、他の鉄鋼材料や粉体材料等の他の材料で
あってもよい。しかし、本発明の実施の形態の情報提供
システムは、近年多種多様な特性値が重要視されるよう
になってきた鉄鋼材料全般に対して有効に作用する。ま
た、前述の実施の形態では、製品マップ或いは特性一覧
では、比較する製品の特性値が数値である場合について
説明しているが、これに限定されるものではない。例え
ば、各製品に対応させて、化学式、使用法の説明、備考
等の文字又は文章等を表示してもよく、或いは外観、色
調等、使用例等の写真を表示してもよい。また、特性値
として、広義な特性値としての材料価格等を表示しても
よい。
【0078】また、前述したように、特性情報提供シス
テムは、データベースに格納している特性値に基づいて
種々の処理をしているが、その特性値を更新或いは追加
するようにしてもよい。これにより、特性情報提供シス
テムは、ユーザ等により更新或いは追加された特性値に
基づいて製品マップを作成したり、特性一覧を作成した
りすることができる。これにより、ユーザは、例えば、
最新の特性で製品同士を比較することができるようにな
る。例えば、これを実現する機能として、パーソナルコ
ンピュータ1(或いは専用のプログラム)は、ユーザが
独自に有する変数を各製品について入力できる機能や種
々の特性値を適当な数式により演算することで得られる
変数を新たに入力する機能、或いは他社の製品の特性デ
ータを入力して他社製品との比較検討を可能とする機能
を備える。
【0079】また、前述の実施の形態では、表示画面の
レイアウトを具体的にして説明したが、これに限定され
ないことはいうまでもない。例えば、ユーザが表示画面
を好みのレイアウトに変更できるようにしてもよい。ま
た、前述の実施の形態では、表示画面内における選択手
段がマウス14やキーボード15である場合について説
明したが、選択手段はこれに限定されないことはいうま
でもない。
【0080】また、前述の実施の形態では、「個別」や
「領域」の選択項目291,292を設けて、これによ
り表示画面上で所望の製品を個別或いはまとめて選択し
ている場合を説明した。しかし、製品の選択方法につい
ては、これに限定されないことはいうまでもない。例え
ば、一般的なマウス14による選択操作機能を取り入れ
ることもできる。すなわち、「個別」や「領域」の選択
項目291,292を設けることなく、マウス14によ
りいわゆるダブルクリックすれば個別の選択を実施し、
マウス14によりいわゆるワンクリックにより始点及び
終点を決定することで領域による選択を実施してもよ
い。
【0081】(6−1)通信ネットワーク上に構築され
る特性情報提供システムの構成 また、前述の実施の形態では、本発明を適用して特性情
報提供システムをパーソナルコンピュータにより実現し
ている、すなわちパーソナルコンピュータのみで完結し
た構成になっているが、これに限定されるものではな
い。例えば、インターネット等で代表される通信ネット
ワーク上で本発明が適用されたシステムを構成してもよ
い。
【0082】図20は、その実施の形態であり、通信ネ
ットワークをサーバが各通信端末装置1に情報を提供す
る特性情報提供システムを示す。特性情報提供システム
は、図20に示すように、通信ネットワーク40を介し
てサーバ30と各通信端末装置1,・・・,1との間で
データの送受信をすることができるように構成されてい
る。
【0083】各通信端末装置1は、情報処理装置であっ
て、例えばパーソナルコンピュータである。各通信端末
装置1は、表示手段としてのモニタ20と、各種情報処
理を実行する本体部10と、外部入力手段であるマウス
14及びキーボード15とを備えている。サーバ30
は、各種データを蓄積及び処理するように構成されてい
る。サーバ30は、制御部31及びデータベース32を
備えている。データベース32には、各種データ、例え
ば電磁鋼板の材料特性データが格納されている。制御部
31は、このデータベース32に格納されている各種情
報について各種処理を実施する。
【0084】このような構成においては、サーバ30が
モニタ20に表示される表示画面の情報を作成する機能
を備え、通信端末装置1がそのようなサーバ30により
作成された表示画面をモニタ20に表示し、マウス14
等により表示画面内の所定情報を選択する機能を備える
ことになる。すなわち、情報管理装置であるサーバ30
が前記記憶手段及び前記表示画像作成手段を備え、通信
端末装置1が前記画像表示部及び前記選択手段を備えて
いる。
【0085】(6−2)パーソナルコンピュータとサー
バとの間のデータ処理 図21は、通信端末装置1への画像表示をするためのサ
ーバ30側の基本的な処理手順を示すフローチャートで
ある。なお、この処理は、具体的には、サーバ30の制
御部31による処理になる。先ず、サーバ30は、ステ
ップS11において、通信端末装置1からアクセスがあ
ったか否かを判定する。ここで、サーバ30は、通信端
末装置1からアクセスがあった場合、ステップS12以
降の処理を開始する。
【0086】例えば、特性情報提供システムでは、いわ
ゆるURL(Uniform Resource Locator)により指定さ
れるホームページ或いはウェブサイトとしてネットワー
ク上に存在しており、通信端末装置1によるアクセスと
は、このホームページ等へのアクセスとなる。サーバ3
0は、通信端末装置1からアクセスがあると、続くステ
ップS12において、通信端末装置1に所定の画面情報
(初期画面等)をアクセスのあった通信端末装置1に送
信する。
【0087】続いて、サーバ30は、ステップS13に
おいて、通信端末装置1において表示画面上で選択操作
があったか否かを判定する。例えば、マウス14やキー
ボード15により選択操作があったか否かを判定する。
ここで、サーバ30は、通信端末装置1において表示画
面上で選択操作があるまで待ち、選択操作があった場
合、ステップS14において、その操作情報に応じてデ
ータ(画面情報等)を作成する。
【0088】このとき、サーバ30は、その操作情報に
応じてデータベース32に格納されている各種情報(例
えば、電磁鋼板の材料特性データ)を利用して、データ
(画面情報等)を作成する。ここで、データベース32
には、前記図5や図12のようなデータテーブルが格納
されている。そして、サーバ30は、ステップS15に
おいて、このように作成した画面情報を通信端末装置1
に送信する。これにより、通信端末装置1では、操作に
対応した画面がモニタ20に表示される。
【0089】その一方で、サーバ30は、その選択操作
が当該処理の終了のための操作か否かを判定する。ここ
で、サーバ30は、通信端末装置1における選択操作が
終了操作であった場合、当該処理を終了し、終了操作で
ない場合、ステップS13からの処理を再び開始する。
サーバ30は、以上のような処理手順により通信端末装
置1への画像表示処理を行っている。このような処理に
おいて、ステップS13〜ステップS16の処理によ
り、特性情報提供システムは、通信ネットワーク40を
介して、通信端末装置1のモニタ20による製品マップ
(マップ画面250)や特性一覧(比較用画面300)
等をユーザに提供している。
【0090】(6−3)効果等 前述したように、各製品の特性値やソフトウェアをイン
ターネット等の通信ネットワークに接続されているサー
バ30に保存することで、インターネットを通じてウェ
ブサイト等を介してユーザへの情報の提供が可能にな
る。これにより、ユーザが特性情報提供システムを迅速
かつ簡単に利用することができるようになるだけでな
く、ユーザとサーバ(製造メーカ)との間でリアルタイ
ムで情報の交換が可能になる。
【0091】例えば、サーバ30では、ウエブサイト利
用者の情報アクセス頻度やアクセス内容についての情報
を取得することができるようになるので、これにより、
特性情報提供システムは、各製品等についてのアクセス
件数やアクセス内容を集計する機能を持つことで、材料
特性に関する需要者の興味或いは動向を用意に把握する
ことができるようになる。
【0092】また、特性情報提供システムは、ユーザへ
リアルタイムで製品の情報を提供することができる。す
なわち例えば、開発中の材料やターゲットとしている特
性を、製品マップや特性一覧としてユーザに提供するこ
とができる。図22は、その例であり、開発中の材料を
リアルタイムで反映した製品マップ部260を有するマ
ップ画面250を示す。また、このとき、図22に示す
ように、開発中の製品X1(266)及び製品X2(2
67)は、他の既存の製品A〜製品Jの表示形態と異な
る形態(異なる外形)として製品マップ部260内に表
示する。さらに、「X1,X2は当社の開発中の材料の
目標特性です。」や「表示される各測定値は予測値で
す。」等といったように、各製品X1,X2についての
説明文をマップ画面250内に表示する。
【0093】このようにすることで、ユーザは、開発中
の製品X1及び製品X2の特性値を製品マップで視覚的
に簡単に理解することができ、開発中の製品X1,X2
と従来の製品との関係を簡単に把握することができるよ
うになる。また、ユーザは、リアルタイムでかつ理解容
易に開発中の製品X1及び製品X2の特性値が提供され
ることで、その興味が喚起されることになる。
【0094】また、前述したように、ウエブサイト上で
は、そのアクセス件数やアクセス内容の集計が可能であ
るので、サーバ30(例えば、材料開発メーカ側)で
は、開発中の製品に対するユーザの潜在的な需要動向を
把握することができる。例えば、1ヶ月のアクセス件数
として、図23のように、各製品と各特性についての集
計が可能である。メーカは、このように集計したデータ
を利用して、開発中の材料への潜在的な需要動向を把握
することができるようになる。
【0095】なお、前述の実施の形態では、本発明に係
る情報提供装置も実現している。すなわち、実施の形態
は、画像表示部への表示画面により情報を外部出力し
て、各種情報を提供する情報提供方法であって、複数種
類の材料の名称と、当該材料の性能の指標になる複数種
類の特性に関する情報を対応付けさせて記憶し、その記
憶した情報を利用して、前記複数種類の特性のうちの少
なくとも一種類の特性で前記複数種類の材料の特性を表
す特性表示図を作成するとともに、前記複数種類の特性
の一部又は全部を選択可能に表示する特性選択用図を作
成して、作成した前記特性表示図及び特性選択用図とを
一画面内に収納して表示画面を作成し、前記画像表示部
に表示されている表示画面中の所定部位を選択する選択
手段により表示画面内の特性表示図の所定の複数の材料
及び前記特性選択用図における所定の特性が選択された
とき、当該所定の特性について当該所定の複数の材料同
士を比較可能にして表示画面を作成する情報提供方法を
実現している。
【0096】
【発明の効果】以上より、前記請求項1,2,10,1
1,18及び19に記載の発明によれば、製品マップ或
いは材料マップに示されていない別の特性を呼び出し
て、この別の特性を用いて複数の製品同士或いは材料同
士を比較可能にしているので、対象とする特性を広範囲
にしながらも、各特性について製品同士或いは材料同士
の比較を簡単にすることができる。
【0097】また、請求項3,12及び20に記載の発
明によれば、ユーザが特性表示図の座標軸を自由に変更
することができるので、ユーザの好み等に応じた形態と
して特性表示図を提供することができる。また、請求項
4,13及び21に記載の発明によれば、製品マップ或
いは材料マップにおいて特性値を基準にして製品或いは
材料を選択することができる。
【0098】また、請求項5,14及び22に記載の発
明によれば、連続してデータを用いて、製品或いは材料
の特性を比較することができる。また、請求項6記載の
発明によれば、通信ネットワークの特有の機能を利用す
ることができる。また、請求項7,15及び23に記載
の発明によれば、所定の製品或いは材料についての種々
の有用な情報を得ることができる。
【0099】また、請求項8,9,16,17,24及
び25に記載の発明によれば、近年、多種多様な特性が
重要視されるようになってきている鉄鋼材料や、種々の
特性を相互に関連させた検討により選定する必要性があ
る電磁鋼板を対象とすることで、ユーザに有用な情報を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の特性情報提供システムで
あるパーソナルコンピュータの構成を示す構成図であ
る。
【図2】パーソナルコンピュータにおける画像表示処理
手順を示すフローチャートである。
【図3】初期画面を示す図である。
【図4】マップ画面を示す図である。
【図5】マップ画面にリンクされているデータベースを
示す図である。
【図6】マップ画面における選択例であり、特に製品の
選択が個別になされている場合を示す図である。
【図7】図6に示すようにマップ画面での選択がなされ
た場合の比較用画面を示す図である。
【図8】マップ画面における選択例であり、特に製品の
選択が領域指定になされている場合を示す図である。
【図9】図8に示すようにマップ画面での選択がなされ
た場合の比較用画面を示す図である。
【図10】マップ画面における選択例であり、特に特性
選択項目が「B−Hカーブ」が選択されている場合を示
す図である。
【図11】図10に示すようにマップ画面での選択がな
された場合の比較用画面を示す図である。
【図12】連続する特性データ用のデータベースを示す
図である。
【図13】製品マップ部の横軸が変更可能とされている
場合のマップ画面を示す図である。
【図14】特性情報提供システムのユーザによる使用手
順の示す前半を示す図である。
【図15】特性情報提供システムのユーザによる使用手
順の示す中半を示す図である。
【図16】特性情報提供システムのユーザによる使用手
順の示す後半を示す図である。
【図17】従来の製品マップの説明のために使用した図
である。
【図18】1次元の製品マップを有するマップ画面を示
す図である。
【図19】図18に示すようなマップ画面で選択がなさ
れた場合の比較用画面を示す図である。
【図20】通信ネットワーク上に構築した特性情報提供
システムの構成を示す図である。
【図21】通信ネットワーク上に構築した特性情報提供
システムのサーバにおける画像表示処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図22】開発中の製品を表示する製品マップを有する
マップ画面を示す図である。
【図23】通信ネットワークを利用して実現される各製
品と各特性についての集計を示す図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 11 CPU 12 演算部 13 記憶部 14 マウス 15 キーボード 20 モニタ 30 サーバ 31 制御部 32 データベース 40 通信ネットワーク 200 初期画面 250 マップ画面 260 製品マップ部 265 選択パラメータ部 270 特性値選択メニュー部 300 比較用画面
フロントページの続き (72)発明者 定広 健一 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 Fターム(参考) 5E501 AA01 AC23 BA03 DA11 EB05 FA14

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示部への表示画面により情報を外
    部出力して、各種情報を提供する情報提供システムであ
    って、 複数種類の製品又は材料の名称と、当該製品又は材料の
    性能の指標になる複数種類の特性に関する情報とが対応
    付けされて記憶されている記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている情報を利用して、前記画
    像表示部に表示する表示画面を作成する表示画面作成手
    段と、を備えており、 前記表示画面作成手段は、前記複数種類の特性のうちの
    少なくとも一種類の特性で前記複数種類の製品又は材料
    の特性を表す特性表示図を作成するとともに、前記複数
    種類の特性の一部又は全部を選択可能に表示する特性選
    択用図を作成して、作成した前記特性表示図及び特性選
    択用図とを一画面内に収納して前記表示画面を作成し、 前記画像表示部に表示されている表示画面中の所定部位
    を選択する選択手段により前記表示画面内の特性表示図
    の所定の複数の製品又は材料及び前記特性選択用図にお
    ける所定の特性が選択されたとき、当該所定の特性につ
    いて当該所定の複数の製品又は材料同士を比較可能にし
    て表示画面を作成することを特徴とする情報提供システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記特性表示図は、前記少なくとも一種
    類の特性を座標軸として製品又は材料の特性値を表し、
    前記複数種類の製品又は材料の名称をその特性値に応じ
    てマップ表示していることを特徴とする請求項1記載の
    情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記座標軸の特性を他の特性に変更可能
    にしており、 前記表示画面作成手段は、前記他の特性への変更があっ
    たとき、当該他の特性を座標軸とした表示画面を作成す
    ることを特徴とする請求項2記載の情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記表示画面中の領域
    指定により、前記特性表示図の所定の複数の製品又は材
    料を選択することを特徴とする請求項2又は3に記載の
    情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記表示画面作成手段は、前記所定の複
    数の製品又は材料それぞれについて前記所定の特性でグ
    ラフを作成して、当該所定の製品又は材料それぞれに対
    応して作成した複数のグラフを比較可能に重ね合わせて
    表示画面を作成することを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の情報提供システム。
  6. 【請求項6】 情報を管理する情報管理装置を備えて、
    この情報管理装置から通信ネットワークを介して通信端
    末装置に情報を送信して、当該通信端末装置の画像表示
    部への表示画面により情報を外部出力して、各種情報を
    提供しており、 前記情報管理装置が前記記憶手段及び前記表示画像作成
    手段を備え、前記通信端末装置が前記画像表示部及び前
    記選択手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載の情報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記情報管理装置は、前記選択手段によ
    る前記表示画面中の選択履歴に基づいて、所定の製品又
    は材料へのアクセス件数、及びアクセス内容を集計する
    ことを特徴とする請求項6記載の情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記材料は、鉄鋼材料であることを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載の情報提供シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記材料は、電磁鋼板であることを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載の情報提供シス
    テム。
  10. 【請求項10】 画像表示部への表示画面により情報を
    外部出力して、各種情報を提供する情報提供方法であっ
    て、 複数種類の製品又は材料の名称と、当該製品又は材料の
    性能の指標になる複数種類の特性に関する情報を対応付
    けさせて記憶し、 その記憶した情報を利用して、前記複数種類の特性のう
    ちの少なくとも一種類の特性で前記複数種類の製品又は
    材料の特性を表す特性表示図を作成するとともに、前記
    複数種類の特性の一部又は全部を選択可能に表示する特
    性選択用図を作成して、作成した前記特性表示図及び特
    性選択用図とを一画面内に収納して表示画面を作成し、 前記画像表示部に表示されている表示画面中の所定部位
    を選択する選択手段により表示画面内の特性表示図の所
    定の複数の製品又は材料及び前記特性選択用図における
    所定の特性が選択されたとき、当該所定の特性について
    当該所定の複数の製品又は材料同士を比較可能にして表
    示画面を作成することを特徴とする情報提供方法。
  11. 【請求項11】 前記特性表示図は、前記少なくとも一
    種類の特性を座標軸として前記複数種類の製品又は材料
    の特性値を表し、前記複数種類の製品又は材料の名称を
    その特性値に応じてマップ表示していることを特徴とす
    る請求項10記載の情報提供方法。
  12. 【請求項12】 前記座標軸の特性を他の特性に変更可
    能にしており、当該他の特性への変更があったとき、当
    該他の特性を座標軸とした表示画面を作成することを特
    徴とする請求項11記載の情報提供方法。
  13. 【請求項13】 前記選択手段は、前記表示画面中の領
    域指定により、前記特性表示図の所定の複数の製品又は
    材料を選択することを特徴とする請求項11又は12に
    記載の情報提供方法。
  14. 【請求項14】 前記所定の複数の製品又は材料それぞ
    れについて前記所定の特性でグラフを作成して、当該所
    定の製品又は材料それぞれに対応して作成した複数のグ
    ラフを比較可能に重ね合わせて表示画面を作成すること
    を特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の情
    報提供方法。
  15. 【請求項15】 前記選択手段による前記表示画面中の
    選択履歴に基づいて、所定の製品又は材料へのアクセス
    件数、及びアクセス内容を集計することを特徴とする請
    求項10乃至14のいずれかに記載の情報提供方法。
  16. 【請求項16】 前記材料は、鉄鋼材料であることを特
    徴とする請求項10乃至15のいずれかに記載の情報提
    供方法。
  17. 【請求項17】 前記材料は、電磁鋼板であることを特
    徴とする請求項10乃至15のいずれかに記載の情報提
    供方法。
  18. 【請求項18】 画像表示部への表示画面により情報を
    外部出力して、各種情報を提供することをコンピュータ
    が実行可能なプログラムであって、 複数種類の製品又は材料の名称と、当該製品又は材料の
    性能の指標になる複数種類の特性に関する情報とを対応
    付けさせて記憶し、 その記憶した情報を利用して、前記複数種類の特性のう
    ちの少なくとも一種類の特性で前記複数種類の製品又は
    材料の特性を表す特性表示図を作成するとともに、前記
    複数種類の特性の一部又は全部を選択可能に表示する特
    性選択用図を作成して、作成した前記特性表示図及び特
    性選択用図とを一画面内に収納して表示画面を作成し、 前記画像表示部に表示されている表示画面中の所定部位
    を選択する選択手段により表示画面内の特性表示図の所
    定の複数の製品又は材料及び前記特性選択用図における
    所定の特性が選択されたとき、当該所定の特性について
    当該所定の複数の製品又は材料同士を比較可能にして表
    示画面を作成することを特徴とするコンピュータが実行
    可能なプログラム。
  19. 【請求項19】 前記特性表示図は、前記少なくとも一
    種類の特性を座標軸として前記複数種類の製品又は材料
    の特性値を表し、前記複数種類の製品又は材料の名称を
    その特性値に応じてマップ表示していることを特徴とす
    る請求項18記載のコンピュータが実行可能なプログラ
    ム。
  20. 【請求項20】 前記座標軸の特性を他の特性に変更可
    能にしており、当該他の特性への変更があったとき、当
    該他の特性を座標軸とした表示画面を作成することを特
    徴とする請求項19記載のコンピュータが実行可能なプ
    ログラム。
  21. 【請求項21】 前記選択手段は、前記表示画面中の領
    域指定により、前記特性表示図の所定の複数の製品又は
    材料を選択することを特徴とする請求項19又は20に
    記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
  22. 【請求項22】 前記所定の複数の製品又は材料それぞ
    れについて前記所定の特性でグラフを作成して、当該所
    定の製品又は材料それぞれに対応して作成した複数のグ
    ラフを比較可能に重ね合わせて表示画面を作成すること
    を特徴とする請求項18乃至21のいずれかに記載のコ
    ンピュータが実行可能なプログラム。
  23. 【請求項23】 前記選択手段による前記表示画面中の
    選択履歴に基づいて、所定の製品又は材料へのアクセス
    件数、及びアクセス内容を集計することを特徴とする請
    求項18乃至22のいずれかに記載のコンピュータが実
    行可能なプログラム。
  24. 【請求項24】 前記材料は、鉄鋼材料であることを特
    徴とする請求項18乃至23のいずれかに記載のコンピ
    ュータが実行可能なプログラム。
  25. 【請求項25】 前記材料は、電磁鋼板であることを特
    徴とする請求項18乃至23のいずれかに記載のコンピ
    ュータが実行可能なプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011108072A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Aivick:Kk 商品検索システム
JP2012208811A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Aivick:Kk 商品検索システム
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