JP2003256006A - 画像処理システムおよび画像処理装置に接続可能な表示装置 - Google Patents

画像処理システムおよび画像処理装置に接続可能な表示装置

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JP2003256006A
JP2003256006A JP2002050544A JP2002050544A JP2003256006A JP 2003256006 A JP2003256006 A JP 2003256006A JP 2002050544 A JP2002050544 A JP 2002050544A JP 2002050544 A JP2002050544 A JP 2002050544A JP 2003256006 A JP2003256006 A JP 2003256006A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の制御装置に接続可能で、画像処理装置
の操作機能を持たせた表示装置を提供する。 【解決手段】 画像処理システムは、操作装置5を接続
し操作装置5が発する画像処理装置操作信号により操作
可能な画像処理装置1と、画像処理装置1と接続され画
像処理装置1からの画像信号を表示する画像表示装置4
と、通信手段によって制御装置に接続され、制御装置か
らの信号に基づき表示内容の変更が可能である表示装置
とを備える。表示装置3は、画像処理装置1に接続さ
れ、操作装置5と同様の画像処理装置操作信号を生成し
画像処理装置1に送信する画像処理装置操作信号出力手
段15を備え、画像処理装置操作信号出力手段15を交
換可能として接続先の画像処理装置1に応じた適切な画
像処理装置操作信号を生成するよう構成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理に関する制
御システムにおいて利用される画像処理システムおよび
画像処理装置に接続可能な表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用の制御適用業務で使用される制御
装置は、様々なシステムにおいて活用されている。例え
ば図1に示すような画像処理装置で画像処理を行う画像
処理システムにおいては、カメラなどの撮像装置6と画
像表示装置4が接続された画像処理装置1に制御装置2
が接続されている。このようなシステムにおいて制御装
置2は、画像処理装置1が撮像装置6からの映像信号に
対して所定の画像処理を行い、その結果を制御装置2に
出力する。制御装置2は、この出力に基づいて各種制御
対象機器の制御を行う。制御装置2はプログラマブルロ
ジックコントローラ(PLC:Programmable Logic Con
troller)、プログラマブルコントローラ、プログラム
可能論理制御装置、プログラム可能制御装置、あるいは
シーケンサなどと呼ばれる機器が使用される。制御装置
2に対する操作端末としては表示装置3が使用される。
表示装置3は、制御装置2の操作を行うための必要なス
イッチや動作確認ランプなどを備えた操作端末である。
ユーザの操作性を高めるため、近年はタッチスクリーン
などを使って仮想的に操作ボタンをスクリーン上に構成
し、スクリーン上に表示された操作ボタンを直接操作す
ることが行われている。
【0003】一方、画像処理装置1に対する操作端末と
しては操作装置5が使用される。操作装置5は図2に示
すように専用の物理的なコンソール7(操作卓)や画像
表示装置4であり、ユーザは画像表示装置4で確認しな
がら物理的なコンソール7を入力手段として画像処理条
件の設定など所望の操作を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では画像処理装置1に対して設定などの操作を行うた
めには常に操作装置5を用意する必要があり、この作業
が容易でなく煩雑であるという問題があった。画像処理
装置1の画像処理条件の設定を変更したい場合、ユーザ
は物理的なコンソール7や画像表示装置4を物理的に配
線してやらなければならず、この作業に手間がかかる操
作装置5のスペースを確保する必要もある。また操作装
置5は独自の操作体系が採用されているため、操作方法
も一般に表示装置3で制御装置2を操作する場合と異な
っている。このためユーザは制御装置2に対する操作の
場合と画像処理装置1の操作を行う場合とで、それぞれ
異なる操作端末を用いる必要があり、さらにそれぞれ異
なる操作体系を修得する必要があった。その上画像処理
装置1と制御装置2は異なる機器であるため、ユーザに
とって分かり易いインターフェースを提供することが一
般的に難しい。このためユーザにとっては操作性が悪く
なり、混乱や操作ミスを誘発する原因となる。
【0005】また画像処理装置1の製造メーカは操作装
置5について各社で独自の仕様を採用しているため、操
作装置5を異なるメーカ間の機器で共通して使用するこ
とはできない。よって画像処理装置1に応じてそれぞれ
専用の操作装置5を用意しなければならないため、画像
処理装置1の数が増えるに従って操作装置5も増大し、
さらに面倒になる。さらに操作装置5の操作方法も機種
やメーカに応じてそれぞれ異なっている。このため、操
作体系がさらに複雑化するという問題があった。
【0006】さらにこの方法では画像処理装置の設置後
の操作が困難であるという問題もあった。一般に画像処
理装置に対する画像処理条件の設定などはシステムの立
ち上げ時に行われ、システムの運用時は操作装置5を画
像処理装置1から外している。このため画像処理条件の
設定変更が必要となったときは、操作装置5を画像処理
装置1に接続して設定変更操作を行う必要がある。た
だ、画像処理装置1はシステム内に組み込まれているこ
とが多く、操作装置5を接続することは容易でない。例
えば配電盤を外すなどして画像処理装置への物理的なア
クセスを確保した上で、操作装置である物理的なコンソ
ール7や画像表示装置4を接続しなければならず、極め
て手間がかかる作業であった。特に設定変更は頻繁に行
う作業でないため、物理的なコンソール7などの操作装
置は日常的に使用されないこととなり、必要となるまで
保管しておく必要がある。このため保管場所が必要とな
りスペースを占有する上、紛失のおそれもあり管理が面
倒であった。一方、延長ケーブルなどを使って物理的な
コンソール7を画像処理装置から離して、ユーザの操作
しやすい位置まで引き出して遠隔操作する方法もある
が、この方法ではケーブルの延長作業が面倒で煩雑な
上、延長して引き出された物理的なコンソール7を配置
する場所の確保や保管などの管理が必要となり、システ
ムが複雑になるといった問題があった。
【0007】また画像処理装置1を操作する操作装置5
である物理的なコンソール7や画像表示装置4の仕様は
規格化されておらず、画像処理装置1の製造各社が独自
の仕様で設計している。このため、電気的な信号のみな
らず、接続コネクタの形状やピン数、配置といった物理
的な仕様が各社で異なっており、物理的なコンソール7
を異なる画像処理装置1間で共通して使用することがで
きなかった。このため各画像処理装置1毎にそれぞれの
メーカや機種に応じた物理的なコンソール7などを準備
してやる必要があり、使用する機器の種類が多くなるに
つれて管理が大変となる。また画像処理装置1の機種を
変更すると、その画像処理装置1に適合した物理的なコ
ンソール7などを新たに揃える必要がある。さらに操作
装置5の操作方法も各メーカで異なるため、ユーザは機
種毎に異なる操作方法を習得する必要があり、このこと
もユーザの負担となっていた。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みて開発され
たものである。本発明の主な目的は、画像処理装置の種
別によらず、同一の装置を使用して画像処理装置の操作
を可能とし、統一された操作環境を提供する画像処理シ
ステムおよび画像処理装置に接続可能な表示装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に記載される画像処理システム
は、操作装置5を接続し前記操作装置5が発する画像処
理装置操作信号により操作可能な画像処理装置1と、前
記画像処理装置1と接続され前記画像処理装置1からの
画像信号を表示する画像表示装置4と、通信手段によっ
て前記制御装置に接続され、前記制御装置からの信号に
基づき表示内容の変更が可能である表示装置とを備え
る。この画像処理システムにおいて、前記表示装置3
は、前記画像処理装置1に接続され、前記操作装置5と
同様の画像処理装置操作信号を生成し前記画像処理装置
1に送信する画像処理装置操作信号出力手段15を備
え、前記画像処理装置操作信号出力手段15を交換可能
として接続先の前記画像処理装置1に応じた適切な画像
処理装置操作信号を生成するよう構成してなることを特
徴とする。
【0010】また、本発明の請求項2に記載される画像
処理システムは、請求項1に記載される特徴に加えて、
前記画像処理装置操作信号は、少なくとも前記画像処理
装置において画像処理条件を設定する画像処理条件設定
信号からなることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の請求項3に記載される画
像処理システムは、上記請求項2に記載される特徴に加
えて、前記画像処理装置操作信号出力手段15が、前記
表示装置3と接続され、前記表示装置3から送信され
る、命令される画像処理条件の設定内容および予め登録
された前記画像処理装置1の種別に応じた画像処理装置
操作信号のパターンに基づいて、前記操作装置5の画像
処理装置操作信号を模倣したエミュレート信号を生成す
る操作装置エミュレート部32と、前記操作装置エミュ
レート部32と前記画像処理装置1との間で、エミュレ
ート信号を画像処理装置操作信号に変換する入出力部3
3とを備えることを特徴とする。
【0012】さらにまた、本発明の請求項4に記載され
る画像処理システムは、上記請求項1から3のいずれか
に記載される特徴に加えて、前記操作装置エミュレート
部32が、画像処理装置1の画像処理条件を設定する操
作装置5の固有の設定を保持する機種判別レジスタ35
と、画像処理装置1の設定に割り当てられた画像処理装
置操作信号を保持するコンソール出力データレジスタ3
4とを備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項5に記載される画像
処理装置に接続可能な表示装置は、操作装置5を接続し
前記操作装置5が発する画像処理装置操作信号により操
作可能な画像処理装置1と、前記画像処理装置1と接続
され前記画像処理装置1からの情報に基づいて所定の制
御を行う制御装置2と、通信手段によって前記制御装置
に接続され、前記制御装置からの信号に基づき表示内容
の変更が可能である表示装置3とを備える画像処理シス
テムで前記画像処理装置に接続可能な表示装置である。
この前記表示装置3は、前記画像処理装置1に接続さ
れ、前記操作装置5と同様の画像処理装置操作信号を生
成し前記画像処理装置1に送信する画像処理装置操作信
号出力手段15を備え、前記画像処理装置操作信号出力
手段15を交換可能として接続先の前記画像処理装置1
に応じた適切な画像処理装置操作信号を生成するよう構
成してなることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の請求項6に記載される画
像処理装置に接続可能な表示装置は、画像処理を行う画
像処理部を備えており、操作装置5を前記画像処理部に
接続し前記操作装置5が発する画像処理装置操作信号に
より画像処理部における画像処理のための操作が可能な
画像処理装置に接続可能な表示装置である。この表示装
置3は、前記画像処理装置1に接続され、前記操作装置
5と同様の画像処理装置操作信号を生成し前記画像処理
装置1に送信する画像処理装置操作信号出力手段15を
備え、前記画像処理装置操作信号出力手段15を交換可
能として接続先の前記画像処理装置1に応じた適切な画
像処理装置操作信号を生成するよう構成してなることを
特徴とする。
【0015】さらにまた、本発明の請求項7に記載され
る画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項6
に記載される特徴に加えて、前記操作装置5が、前記画
像処理部に一体的に設けられまたは前記画像処理部と接
続可能な別部材であることを特徴とする。
【0016】さらにまた、本発明の請求項8に記載され
る画像処理装置に接続可能な表示装置は、画像処理部
と、前記画像処理部に一体的に設けられまたは接続可能
であって前記画像処理部における画像処理操作を可能と
する画像処理装置操作信号を発する操作装置5とを少な
くとも備える画像処理装置に接続可能な表示装置であ
る。この表示装置3は、前記画像処理装置1に接続さ
れ、前記操作装置5と同様の画像処理装置操作信号を生
成し前記画像処理装置1に送信する画像処理装置操作信
号出力手段15を備え、前記画像処理装置操作信号出力
手段15を交換可能として接続先の前記画像処理装置1
に応じた適切な画像処理装置操作信号を生成するよう構
成してなることを特徴とする。
【0017】さらにまた、本発明の請求項9に記載され
る画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項5
から8のいずれかに記載される特徴に加えて、前記画像
処理装置操作信号は、少なくとも前記画像処理装置にお
いて画像処理条件を設定する画像処理条件設定信号から
なることを特徴とする。
【0018】さらにまた、本発明の請求項10に記載さ
れる画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項
5から9のいずれかに記載される特徴に加えて、前記画
像処理装置操作信号出力手段15が、前記表示装置3と
接続され、前記表示装置3から命令される画像処理条件
の設定内容および予め登録された前記画像処理装置1の
種別に応じた画像処理装置操作信号のパターンに基づい
て、前記操作装置5の画像処理装置操作信号を模倣した
エミュレート信号を生成する操作装置エミュレート部3
2と、前記操作装置エミュレート部32と前記画像処理
装置1との間で、エミュレート信号を画像処理装置操作
信号に変換する入出力部33とを備えることを特徴とす
る。
【0019】さらにまた、本発明の請求項11に記載さ
れる画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項
10に記載される特徴に加えて、前記操作装置エミュレ
ート部32が、画像処理装置1の画像処理条件を設定す
る操作装置5の固有の設定を保持する機種判別レジスタ
35と、操作装置5が発する画像処理装置操作信号に割
り当てられた機能を保持するコンソール出力データレジ
スタ34とを備えることを特徴とする。
【0020】さらにまた、本発明の請求項12に記載さ
れる画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項
5から11のいずれかに記載される特徴に加えて、前記
表示装置3が前記画像処理装置1と同一の装置であり、
前記画像処理装置操作信号出力手段15が前記画像処理
装置1からの前記画像信号を入力可能な画像信号入力部
を備えることを特徴とする。
【0021】さらにまた、本発明の請求項13に記載さ
れる画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項
5から12のいずれかに記載される特徴に加えて、前記
表示装置3がさらに、情報を表示可能な表示手段14
と、前記通信手段を介して、前記制御装置の内部状態を
参照ならびに変更可能な表示装置側制御手段とを備える
ことを特徴とする。
【0022】さらにまた、本発明の請求項14に記載さ
れる画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項
13に記載される特徴に加えて、前記表示装置3はさら
に、上記表示手段14に従って画像処理条件の設定を入
力するための入力手段18と、画像処理条件の設定を記
憶するための記憶手段20とを備えることを特徴とす
る。
【0023】さらにまた、本発明の請求項15に記載さ
れる画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項
14に記載される特徴に加えて、前記表示手段14をタ
ッチスクリーンとして前記入力手段18を構成し、かつ
前記表示手段14に前記画像処理装置操作信号出力手段
15で画像処理条件を設定するための端末として仮想コ
ンソールを表示してなることを特徴とする。
【0024】さらにまた、本発明の請求項16に記載さ
れる画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項
5から15のいずれかに記載される特徴に加えて、前記
表示装置3はさらに、前記画像処理装置1からの画像信
号を入力し、前記表示手段14の画像表示画面で表示す
るための画像入力手段27を備えることを特徴とする。
【0025】さらにまた、本発明の請求項17に記載さ
れる画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項
12から16のいずれかに記載される特徴に加えて、前
記表示手段14が、画像表示装置4の画像処理条件を設
定する画像処理装置操作画面12と、前記画像処理装置
1からの画像信号を表示する画像表示画面とを切り替え
て、もしくは同時に表示可能であることを特徴とする。
【0026】さらにまた、本発明の請求項18に記載さ
れる画像処理装置に接続可能な表示装置は、上記請求項
5から17のいずれかに記載される特徴に加えて、前記
表示装置3に接続されて画像処理装置操作信号で前記画
像処理部の画像処理条件が設定される前記画像処理装置
1は、前記表示装置3に接続される前記制御装置2に接
続される設備においてセンサとして動作するものであ
り、前記画像処理装置1の出力は前記制御装置2との間
でトリガとして送受信可能であることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術思想を具体化するための画像処理シス
テムおよび画像処理装置に接続可能な表示装置を例示す
るものであって、本発明は画像処理システムおよび画像
処理装置に接続可能な表示装置を以下のものに特定しな
い。
【0028】さらに、この明細書は特許請求の範囲に示
される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決
してない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係
などは、説明を明確にするため誇張していることがあ
る。
【0029】[実施例1]以下、本発明の一実施例に係
る画像処理装置に関する制御システムについて図3に基
づいて説明する。図3に示す画像処理装置の制御システ
ムは、画像処理装置1と、画像処理装置1からの信号に
基づいてラインの動作などを制御する制御装置2と、制
御装置2を操作するための操作機能を備えると共に、画
像処理装置1の画像処理条件の設定などの操作機能を備
える表示装置3とを有する。画像処理装置1は、画像処
理の対象となる映像信号を入力するための撮像装置6
と、入力された映像信号に対して処理を行った結果を、
外部に表示するための画像表示装置4を備える。
【0030】[画像処理装置1]画像処理装置1は画像
処理部を備えており、予め設定された画像処理条件に従
って画像処理部が画像処理を行う。画像処理条件の設定
は、操作装置5を接続して画像処理装置操作信号を送信
することで行われるよう構成されている。操作装置5は
物理的なコンソール7や画像表示装置4であり、画像処
理装置1と別部材としてケーブルなどで脱着可能に構成
される。また、これらの操作装置5を画像処理装置1に
一体的に設けてもよい。例えば画像処理部の一部に組み
込む。
【0031】一方、物理的なコンソール7を画像処理装
置1に接続する代わりに、表示装置3を画像処理装置1
と接続し、表示装置3上に画像処理装置操作画面12を
表示して物理的なコンソール7と同様の操作を行える環
境をユーザに提供する。これによって、物理的なコンソ
ール7を用意、配線することなく簡単に画像処理装置1
に対する操作が表示装置3で実現される。ユーザは表示
装置3上で制御装置2の操作を行う制御装置操作画面1
3と、画像処理装置1の画像処理条件を設定する画像処
理装置操作画面12を切り替えて、あるいは同時に表示
し、同一の装置で複数の機器を操作できるようにしてシ
ステム全体をスリム化しコンパクトにすることができ
る。画像処理装置1の操作に関する詳細については後述
する。
【0032】[制御装置2]制御装置2は産業用制御適
用業務で必要な制御を行う装置であり、コンピュータの
ハードウェア機構とリレーラダーダイヤグラム言語が使
われる。一般に制御装置2には、図21で示すように、
複数の入力機器30と出力機器31が接続されている。
入力機器30は各種センサやスイッチであり、具体的に
はリミットスイッチ、非接触スイッチ、接触スイッチ、
画像処理装置1などが挙げられる。また出力機器31に
は、モータやシリンダ、ソレノイド、ランプ、ブザーな
どが挙げられる。このように制御装置2には一以上の制
御対象機器である出力機器31が接続されており、入力
機器30からの情報に基づいて制御装置2が出力機器3
1を制御する。入力機器30は、出力機器31が行う動
作のトリガ信号を制御装置2を介して供給する。制御装
置2は表示装置3に接続され、表示装置3で制御装置2
の内部状態を表示させたり設定を行う。
【0033】図3に示す画像処理装置の制御システムで
は、制御装置2に入力機器として画像処理装置1が接続
されており、画像処理装置1などの入力機器と制御装置
2との動作を連動している。制御装置2は、画像処理装
置1からの情報に基づいて、図示しない出力機器に対す
る所定の制御を行う。このシステムでは、例えば画像処
理装置1はセンサとして動作し、この画像処理装置1の
出力が制御装置2にトリガ信号として送受信される。こ
れによって制御装置2は、画像処理装置1からのトリガ
信号に基づいて各々の制御対象機器を作動させるなど、
予め作成された制御プログラムに従って所定の制御を行
う。また制御装置2には、制御装置2の操作を行うため
の表示装置3が別途接続されている。
【0034】[表示装置3]表示装置3は、図11に示
すように、制御装置2を操作するための操作機能と共
に、画像処理装置1の画像処理条件を設定する機能を備
える。表示装置3は、情報を表示可能な表示手段14
と、外部接続機器と通信可能な通信手段16と、表示手
段14および通信手段16とそれぞれ接続された表示装
置側制御手段19を備える。表示装置側制御手段19
は、通信手段16で受信した情報に基づき表示手段14
の表示を変更できる。さらに表示装置側制御手段19
は、通信手段16で表示装置3から外部接続機器に送信
される命令によって、この外部接続機器の内部状態を変
更できるという意味での制御が可能である。さらに表示
装置3は、表示手段14に従って外部接続機器の設定を
入力するための入力手段18と、設定された表示内容を
記憶するための記憶手段20とを備える。
【0035】この表示装置3は、タッチスクリーン上に
表示されるランプやスイッチ、ボタン、計器類をプログ
ラムで設計、変更可能なプログラマブルコントローラで
ある。表示装置3は、通信手段16で各種の外部接続機
器との間で授受されたデータに基づいて、表示手段14
であるディスプレイ上に図形、グラフ、数字、文字など
から構成される外部装置操作用の画面を表示する。さら
に、このようにして構成された表示手段14のディスプ
レイ画面をタッチスクリーンとして入力手段18を兼用
することにより、タッチスクリーンで指示された信号を
外部接続装置に送信して設定する。ここで外部接続機器
として、表示装置3との間で情報の送受信が可能なPL
Cなどの制御装置2が挙げられる。表示装置3は、制御
装置2と通信を行って情報を送受信し、この情報に基づ
いて制御装置2に関する表示や設定を変更、更新する制
御装置操作画面13を備える。制御装置操作画面13の
一例を図20に示す。制御装置2の動作状態を表示ある
いは操作するための機構は、従来開発されている、また
は将来開発される技術が適宜利用できる。
【0036】さらに、図11に示す表示装置3は、画像
処理装置操作信号出力手段15を備える。画像処理装置
操作信号出力手段15は表示装置側制御手段19に接続
され、操作装置5と同様の画像処理装置操作信号を生成
し画像処理装置1に送信する。画像処理条件を設定する
ための端末として、表示手段14であるタッチスクリー
ン上に仮想コンソール10を表示し、ユーザは仮想コン
ソール10を操作して所望の画像処理条件を入力する。
表示装置側制御手段19は入力に従って画像処理装置操
作信号出力手段15に命令を送り、画像処理装置操作信
号を生成し、画像処理装置1に送信する。
【0037】このように表示装置3は、制御装置2を操
作するための制御装置操作画面13と、画像処理装置1
と通信を行って画像処理装置1の画像処理条件を設定、
変更する画像処理装置操作画面12とを切り替えて表示
することができる。表示手段14のディスプレイで種々
の画面を切り替えて、あるいは縮小、一部拡大、分割な
どにより並べて表示させることができる。以下、表示装
置3の操作画面の内、画像表示装置4の動作内容を表示
し命令、設定するための画像処理装置操作画面12につ
いて説明する。
【0038】[仮想コンソール10]画像処理装置操作
画面12には、画像処理装置1の動作を設定、変更する
ための操作装置5として、仮想コンソール10が表示さ
れる。仮想コンソール10の一例を図6に示す。仮想コ
ンソール10は、予め画像処理装置操作画面作成装置に
より作成される。画像処理装置操作画面作成装置の一例
として、画像処理装置操作画面作成プログラムがインス
トールされたコンピュータ9を使用して、表示装置3の
ディスプレイに表示しながら画像表示装置4を操作する
仮想コンソール10を作画する。仮想コンソール10は
複数の構成要素である仮想コンソール部品11で構成さ
れる。仮想コンソール部品11はスイッチに相当し、各
々のソフトウェアスイッチを仮想コンソール10の本体
上といった画面上の所望の位置に配置し、必要な「操作
出力機能」を割り当てて仮想コンソール10を構成す
る。作成された仮想コンソール10のデータは、コンピ
ュータ9から表示装置3に転送される。このように表示
手段14上に仮想コンソール10を仮想的に構成するこ
とにより、ユーザは使い慣れた物理的なコンソール7と
同じイメージのままタッチスクリーン上で操作できるた
め、新たな操作方法を習得することなくスムーズに移行
できる。また物理的なコンソール7を不要とでき、物理
的なコンソール7を画像処理装置1に接続する必要がな
くなり、仮に物理的なコンソール7を紛失した場合でも
操作可能であるなどの利点がある。
【0039】転送の際には図4に示すようにコンピュー
タ9を表示装置3に接続し、作成された仮想コンソール
10に関するデータがコンピュータ9から表示装置3に
転送される。コンピュータ9と表示装置3との接続は、
例えばRS−232CやRS−422、USBなどのシ
リアル接続、パラレル接続、あるいは10BASE−
T、100BASE−TXなどのネットワークを介して
電気的に接続して通信を行う。接続は有線を使った物理
的な接続に限られず、無線LANやBluetooth
などの電波、赤外線、光通信などを利用した無線接続な
どでもよいし、また結線に限られずメモリカードや磁気
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ
などの各種記録媒体を介してデータを転送する方式とし
てもよい。このようにして画像処理装置操作画面作成装
置から表示装置3に転送された仮想コンソール10のデ
ータは、表示装置3内の記憶手段20であるメモリに転
送されて格納される。メモリに格納された仮想コンソー
ル10のデータに基づいて、表示装置3の表示手段14
上で画像処理装置操作画面12に切り替えると仮想コン
ソール10が表示される。
【0040】[画像処理装置操作画面12]図5に画像
処理装置1を操作する画像処理装置操作画面12の画面
構成の一例を示す。この図に示す画面は、画像処理装置
1を制御するスイッチ類を画面上に配置しており、各ス
イッチを押下すると割り当てられた信号が各々出力され
る。図5(a)に示す画面Aと図5(b)に示す画面B
の2画面で構成されており、切り替えボタンを操作する
ことにより切り替えて表示される。図5(a)に示す画
面Aでは、右側に「上」、「下」、「左」、「右」スイ
ッチを十字に並べて配置しており、それぞれのスイッチ
に物理的なコンソール7の上下左右スイッチと同様の機
能を割り当てている。また上下左右スイッチの下には
「確定」スイッチが設けられ、同じくコンソールの確定
と同様の機能が割り当てられる。
【0041】物理的なコンソール7に例えば十字スイッ
チが設けられている場合、ユーザは十字スイッチを操作
して例えば設定項目を選択したり値の増減、位置の調整
などを行い、確定スイッチによって選択された項目の確
定や動作の決定を行っている。このような物理的なコン
ソール7と同様の操作を、図5に示す画像処理装置操作
画面12でも実現している。例えば、「上」のスイッチ
を押下すると、操作出力に上キーの信号が表示装置3か
ら画像処理装置1に出力される。さらに画面Aの左端に
は、動作状態を示すランプを模して「運転」、「停止」
ランプが配置されており、運転中は「運転」ランプが、
停止中は「停止」ランプがそれぞれ点灯する。さらにま
た画面Aの右下には画面を切り替えるためのスイッチで
ある「画面Bへ」スイッチが配置してある。「画面B
へ」スイッチを押下すると図5(b)に示す画面Bに切
り替わる。図5(b)に示す画面Bでは、左右スイッチ
と確定スイッチが配置され、その下方に画面Aに戻るた
めの「画面Aへ」スイッチが配置されている。例えば上
下スイッチが不要で、左右スイッチのみで操作できる状
況では、画面Bのように必要なスイッチのみを配置した
構成とすることで、操作し易くするとともに誤動作を防
止できる。このようなソフトウェアスイッチを操作する
ことにより、仮想コンソール部品11の画像の表示が処
理に応じて変更されるとともに、表示装置3と画像処理
装置1とが通信を行い、表示が変更された仮想コンソー
ル部品11に対応する素子の状態を変化させる。
【0042】以上の例では画像処理装置操作画面12に
独自のレイアウトやデザインで仮想コンソール10を構
成した例を説明した。また、図6に示すように画像処理
装置1を操作する物理的なコンソール7のデザインを模
した仮想コンソール10を作成し、画像処理装置操作画
面12に表示させることもできる。
【0043】[仮想コンソール部品11への各機能の割
り付け]仮想コンソール10は複数の構成要素である仮
想コンソール部品11で構成される。仮想コンソール部
品11は物理的なコンソール7の各スイッチに相当す
る。画像処理装置操作画面作成装置においては、編集画
面上に種々の仮想コンソール部品11を配置することに
より画像処理装置操作画面12を構成する仮想コンソー
ル10を作成することができる。ユーザは各々のスイッ
チを画像処理装置操作画面12の所望の位置に配置し、
必要な「操作出力機能」を割り当てて仮想コンソール1
0を構成する。操作出力機能は、画像処理装置1の物理
的なコンソール7が命令する具体的な画像処理条件の設
定に関する操作を実現する機能である。仮想コンソール
10を操作することで、物理的なコンソール7と同様の
設定を行えるよう、仮想コンソール部品11には物理的
なコンソール7の各スイッチと同様の「操作出力機能」
を割り当て、該当する信号を発生するように構成する。
【0044】また、表示装置3の表示手段14であるデ
ィスプレイにはタッチスクリーンが設けられており、タ
ッチスクリーンで入力手段18を兼用させて、画像処理
装置操作画面12の仮想コンソール部品11で画像処理
装置1の画像処理条件を設定することもできる。このよ
うに画像処理装置操作画面作成装置の編集画面上に種々
の仮想コンソール部品11を配置することにより、様々
な操作や表示のための表示画面を作成することができ
る。
【0045】仮想コンソール10は接続する画像処理装
置1に応じて作成する。画像処理装置1の画像処理条件
を設定する操作装置5である物理的なコンソール7は、
製造メーカ毎に独自の仕様で設計されている。したがっ
て、各社の仕様に応じて物理的なコンソール7が入出力
する電気信号と同様の信号パターンを表示装置3側で生
成して、物理的なコンソール7と同様の操作を仮想的に
実現する。このため、表示装置3は図11に示すように
画像処理装置操作信号出力手段15を備えている。画像
処理装置操作信号出力手段15は様々な仕様で物理的な
コンソール7と同様の信号パターンを送受信する機能を
備えている。
【0046】また、各々の画像処理装置1用の物理的な
コンソール7と同様のボタン配置や形状、色を備える仮
想コンソール10を表示装置3側に予め用意しておき、
ユーザが画像処理装置1のメーカ名あるいは機種名を指
定することで該当する物理的なコンソール7と同様の機
能および形状に構成した仮想コンソール10を表示させ
ることができる。あるいは、予め各社仕様の物理的なコ
ンソール7に対応する仮想コンソール10のテンプレー
トを表示装置3に備えておき、表示装置3に接続された
画像処理装置1の機種名を表示装置3側が自動的に検出
して、最適な仮想コンソール10をテンプレート中から
検索し設定することもできる。自動検出は画像処理装置
操作信号出力手段15が画像処理装置1と通信を行って
判別する、あるいは所定の画像処理装置操作信号を送信
して出力を返させ、この信号に合致する機種を判別する
など、様々な方法が利用できる。また対応可能な機種や
メーカについては、予め機種毎の固有情報が記憶された
記憶手段20を更新することにより変更、拡大すること
もできる。例えば表示装置3の記憶手段20としてEE
PROMを備え、ファームウェアを書き換えることで新
たな仕様に態様するよう更新することができる。
【0047】[仮想コンソール設定方法1]以下、画像
処理装置操作画面作成装置を使って仮想コンソール10
を作成する方法を図6〜図10に基づいて説明する。各
仮想コンソール10は、各々の機能を実現するスイッチ
である仮想コンソール部品11で構成される。
【0048】まず仮想コンソール設定方法1として、図
6に示す汎用的な仮想コンソール10を使用する例につ
いて説明する。この方法では、予め表示装置側あるいは
画像処理装置操作画面作成装置側で仮想コンソール10
のすべての機能を実現する仮想コンソール部品11を配
置した汎用的な仮想コンソール10を用意しておく。ユ
ーザは図6のような仮想コンソール10を、仮想コンソ
ール10を使用したい画面に配置し、必要に応じて変更
を加えて使用する。
【0049】仮想コンソール10は表示装置3側で設定
する。あるいは画像処理装置操作画面作成装置で設定し
て、図4に示すようにして表示装置3側に転送してもよ
い。以下、図6に示す仮想コンソール10を設定、利用
する手順を説明する。 (1)予め用意された「仮想コンソール」をユーザが選
択する。仮想コンソール部品11のレイアウトや機能が
異なる複数の仮想コンソール10を予め用意し、ユーザ
が所望のタイプを選択する形態としてもよい。 (2)選択した仮想コンソール10を画面上の所望の位
置に配置する。 (3)配置した仮想コンソール10で操作する対象であ
る画像処理装置1を選択する。例えば対象となる画像処
理装置1は、どのメーカのどの機種であるかといった操
作対象を特定する。 (4)必要に応じて各仮想コンソール部品11の設定を
行う。例えば、図6の内で上下スイッチは操作可能とし
て左右スイッチは動作しないように設定する。設定方法
としては、例えば仮想コンソール部品11を選択して、
プロパティから操作を無効にする。これによって必要の
ない操作、あるいはできない操作が行われないように予
め設定しておくことができ、誤動作や危険動作が防止さ
れる。場合によっては使用しないスイッチを削除するな
どして表示しないように設定したり、スイッチの配置や
機能自体を変更することもできる。
【0050】[仮想コンソール設定方法2]次に仮想コ
ンソール設定方法2として、画像処理装置1の製造メー
カ毎に仮想コンソール10を用意する例を説明する。一
般に画像処理装置1のコンソールは、製造メーカによっ
て仕様やデザインが異なるが、同一メーカの製品であれ
ば型番が異なっても共通して使用できることが多い。し
たがって、メーカ別にコンソールの形状、配置を模した
仮想コンソール10を用意しておき、ユーザは該当する
仮想コンソール10を選択してこれを使用する。例とし
て図7(a)にA社の画像処理装置1用仮想コンソール
10を、図7(b)にB社用の仮想コンソール10をそ
れぞれ示す。このように各社の画像処理装置1に対応し
た仮想コンソール10を表示装置3側で予め用意してお
き、ユーザに該当する仮想コンソール10を選択させ
る。あるいは画像処理装置操作画面作成装置で選択し
て、図4に示すようにして表示装置3側に転送してもよ
い。さらにまた、表示装置3側で画像処理装置1と通信
を行うなどしてメーカや機種などを判別し、自動的に適
切な仮想コンソール10を選択するようにしてもよい。
あるいはまた、以下の手順で仮想コンソール10を構成
する各仮想コンソール部品11をユーザが選択し、必要
な機能を割り付けて仮想コンソール10を構成してもよ
い。 (1)仮想コンソール部品11を選択する。 (2)選択した仮想コンソール部品11を画面上に配置
する。例えば、複数の仮想コンソール部品11を列挙し
たテンプレートウィンドウから所望の仮想コンソール部
品11をマウスでドラッグし、仮想コンソール10の所
望の位置まで運んでドロップする。 (3)各仮想コンソール部品11に必要な機能を割り当
てる。これによって仮想コンソール部品11を押下する
と、割り当てられた機能を表示装置3から呼び出すよう
に設定される。 (4)仮想コンソール10の対象である画像処理装置1
を選択する。例えば画像処理装置1のメーカ名、あるい
は機種名を選択肢から選択させる。
【0051】[仮想コンソール設定方法3]次に仮想コ
ンソール設定方法3として、ユーザが独自の仮想コンソ
ール部品11を作成する例を説明する。ユーザは以下の
ようにして、画像処理装置操作画面作成装置を使って仮
想コンソール10を構成する仮想コンソール部品11を
個別に設定し、仮想コンソール10上に配置して必要な
機能を割り当てる。
【0052】(1)仮想コンソール部品11となるスイ
ッチを選択し、画面上に配置する。図8に画像処理装置
操作画面作成装置であるプログラム画面のイメージを例
示する。この画面は仮想コンソール10を作成する編集
画面である。図8に示すように、ツールバー上にアイコ
ン状のスイッチが配列されている。ユーザは所望のスイ
ッチをマウスでクリックして選択する。次に画面右に設
けられた編集ウィンドウにおいて、選択したスイッチを
配置したい位置をマウスで指定する。例えば左上の頂点
と右下の頂点をクリックして座標を指定すると、その座
標に収まるように選択されたスイッチが拡大、縮小され
て表示される。
【0053】図8の編集画面においては、一般の作画ソ
フトで実現されているのと同等の編集機能を備えてい
る。例えば選択したスイッチのコピーやペースト、移
動、サイズの拡大、縮小、押下時の強調表示やサウンド
の設定、色の変更やテキスト文字の追加、あるいは数値
の表示といった機能を実現している。
【0054】(2)選択したスイッチの機能設定を行
う。上記のようにして配置されたスイッチをダブルクリ
ックすると図9に示す詳細設定画面が現れる。この画面
において選択されたスイッチの機能、画像処理装置1の
メーカー指定、具体的なコンソールの機能などを指定で
きる。図に示すように各項目はプルダウンメニューから
選択できる。ここでは「スイッチ機能」として「ビデオ
コンソール」を選択している。
【0055】(3)さらに具体的な画像処理操作の内容
を割り当てる。図10に示すようにコンソールのスイッ
チの機能を「コンソール機能」に設定する。コンソール
機能には、例えば「入力(確定)」、「エスケープ」、
「画面切り替え」、「トリガ」、「クリア」、「上」、
「左」、「左上」、「運転モード」、「設定モード」な
どの操作が選択肢として表示され、この例では「入力
(確定)」を選択している。また1のスイッチに2以上
の機能を割り当てることもできる。図10の画面左下に
「追加」ボタンが設けられており、このボタンを押下す
るとさらに「コンソール機能」を追加登録することがで
きる。これによって一のスイッチを押下することで登録
された複数の機能がすべて実行される。
【0056】以上の動作を繰り返して、各仮想コンソー
ル部品11を設定し、最終的に仮想コンソール10を構
成する。
【0057】さらに仮想コンソール10に対して操作可
能な項目を制限することもできる。例えば所定の仮想コ
ンソール部品11について操作可能な機能を制限してお
き、ユーザによる誤動作を防止する。また制限された項
目について、パスワードにより制限を解除する構成、あ
るいはあるいは操作するユーザの権限を設定し、ユーザ
の権限に応じた制限を設定することもできる。
【0058】以上のようにして画像処理装置操作画面作
成装置で作画された仮想コンソール10には、各仮想コ
ンソール部品11に必要な「操作出力機能」が割り当て
られ、各機能に応じた電気信号などの出力データが表示
装置側制御手段19から表示装置3の画像処理装置操作
信号出力手段15に命令され、命令に従って画像処理装
置操作信号出力手段15から所定の信号が画像処理装置
1に送信される。
【0059】[仮想コンソールの操作]仮想コンソール
10は表示装置3の表示手段14であるモニタ上に表示
される。モニタはLCDやCRTなどで構成される。こ
のモニタはタッチスクリーンとして入力手段18を兼ね
る。入力手段18はタッチスクリーンのみとする必要は
なく、マウスやタブレットといった各種入力デバイスや
スイッチ、操作卓などを併用することができる。タッチ
スクリーンとはタッチパネル、タッチスイッチなどとも
呼ばれる、直接画面に触れることで選択や位置指定が可
能な入力機能を備えたディスプレイ用スクリーンであ
り、ユーザはディスプレイの領域を指や鉛筆などで接触
して信号を表示装置側制御手段19に入力できる。図1
9に、タッチスクリーンとしたディスプレイ上に操作装
置5に代わって仮想コンソール10および仮想操作モニ
タ29を表示させる例を示す。この図に示す仮想操作モ
ニタ29は、物理的なコンソール7の操作状態を確認す
るために使用される画像表示装置4の表示を画像処理装
置操作画面12上で再現したものである。この図に示す
ように、タッチスクリーン上に仮想コンソール10や仮
想操作モニタ29を表示すると、ユーザはイメージで表
現されたスイッチ類に直接触れることで、あたかも物理
的なコンソール7などの操作装置5と同様の環境で操作
することができる。タッチスクリーン上のボタン類は選
択されるとビープ音を鳴らし、ボタンの枠やボタン自体
を点灯あるいは点滅するなど表示状態や内容を変更して
強調し、ボタンが押下されたことが確認される。あるい
はタッチスクリーンを使用しないでマウスやカーソルな
どの入力デバイスによりクリックあるいは選択して仮想
的に押下する構成としてもよい。
【0060】なお、以上の実施例では操作装置5である
物理的なコンソール7および画像表示装置4をいずれも
表示手段14に仮想コンソール10および仮想操作モニ
タ29として表示させる構成とした。ただ、この構成に
限られず、仮想コンソール10または仮想操作モニタ2
9の一方のみを表示させる構成としてもよい。この場
合、表示させない操作装置5については物理的な操作装
置5を使用する。つまり、物理的な操作装置5と仮想的
な操作装置5を併用する形態とすることも可能である。
【0061】[表示装置3の操作対象切り替え]表示装
置3は、表示画面を切り替えて表示させることができ
る。例えば図20に示すような制御装置操作画面13
と、図19に示すような画像処理装置操作画面12とを
切り替えて、各々の操作を行う。切り替え方法には、物
理的な切り替えスイッチを使用する他、選択メニューや
階層式の方法がある。例えばメニュー画面から操作対象
機器を選択し、階層的に操作画面を辿っていく。この構
成により画像処理装置1に何らかの操作を行う必要が生
じた場合には、制御装置2の操作画面から画像処理装置
1の操作画面に切り替えることが可能となる。これによ
って、図2に示す従来例のように配電盤を開けて画像処
理装置1に専用コンソールを物理的に接続する手間を省
くことができ、ユーザは極めて簡単かつ容易に画像処理
装置1にアクセスして必要な設定変更を加えることがで
きる。
【0062】[マルチウィンドウ表示]また、表示装置
3に複数の小画面を同時に表示させるマルチスクリーン
表示とすることもできる。例えば制御装置2の操作画面
ウィンドウと画像処理装置1の操作画面ウィンドウを縮
小して一画面に並べて表示して、各々の機器の動作状態
を確認しながら操作する、あるいは後述する画像表示と
仮想コンソール10を同時に表示させるなどの利用態様
が考えられる。
【0063】[表示装置3の構成]図11に本発明の実
施例に係る表示装置3を構成するブロック図を示す。こ
の図に示す表示装置3は、制御装置2に接続し制御装置
2と通信を行うための通信手段16と、ユーザによる操
作を受け付けるタッチスクリーン式の入力手段18と、
制御装置2のシーケンスプログラムを表すラダー図を構
成する素子に対応する、制御装置2内の素子の状態(動
作の状態を示すデータ)を表示するディスプレイなどの
表示手段14とを備えている。またこの表示装置3は、
通信手段16、第2通信手段17、入力手段18、およ
び表示手段14と接続され、それらの制御を行う表示装
置側制御手段19と、表示装置側制御手段19が実行す
るプログラムおよび制御装置操作画面13や画像処理装
置操作画面12といった各種の表示画面データなどを記
憶するための記憶手段20とを備えている。さらに表示
装置3は、上述のように画像処理装置1の画像処理条件
を設定するための画像処理装置操作信号を送受信する画
像処理装置操作信号出力手段15を接続している。
【0064】[画像処理装置操作信号出力手段15]画
像処理装置操作信号出力手段15は、ユニット式として
交換可能としている。画像処理装置1は物理的なコンソ
ール7や画像表示装置4など、専用の操作装置5で操作
されるよう設計されている。一般に画像処理装置1の画
像処理装置操作のための操作仕様は規格化されておら
ず、製造メーカや機種によって独自の操作系が採用され
ている。したがって機種毎に各々の画像処理条件を示す
画像処理装置操作信号が異なったり、接続の形態や通信
方法、操作の手順などもまちまちである。このため、同
一の操作装置5を使って異なる機種の画像処理装置1の
画像処理条件を設定することができないという問題があ
った。これら機種毎の相違に対して電気信号の電圧を変
更や信号の入れ替えなどでソフトウェア的に対応する方
法もあるが、例えば物理的なコンソール7の接続コネク
タの形状やピン数、配置パターンなどが物理的に異なっ
ている場合にはソフトウェアのみでは対応できない。そ
こで本発明の実施例では、画像処理装置操作信号出力手
段15をユニット式として交換可能とし、画像処理装置
1のメーカや機種毎に異なる操作装置5が必要となる問
題を、各々の仕様に応じたハードウェアで構成した専用
の画像処理装置操作信号出力手段15を用意することに
よって吸収している。またユニット式で画像処理装置操
作信号出力手段15を交換可能とすることはメンテナン
スも容易にし、万一異常が生じても別の画像処理装置操
作信号出力手段15に交換することができる。
【0065】図11の構成を実現する一例として、図1
5に回路構成のブロック図を示す。この図に示す画像処
理装置操作信号出力手段15は、操作装置エミュレート
部32を、入出力部33を介して画像処理装置1に接続
している。操作装置エミュレート部32は、物理的なコ
ンソール7が発する画像処理装置操作信号を模倣したエ
ミュレート信号を生成する。入出力部33はエミュレー
ト信号と画像処理装置操作信号とを変換する。画像処理
装置操作信号出力手段15は、接続される画像処理装置
1に応じて様々な仕様に設計し、交換可能とする。
【0066】[ユニット接続部]画像処理装置操作信号
出力手段15は表示装置3との接続部分にユニット接続
部を備えている。ユニット接続部は、異なる画像処理装
置1用の画像処理装置操作信号出力手段15であっても
共通のユニット接続部を備える。これによって使用する
画像処理装置1に応じて画像処理装置操作信号出力手段
15を交換しても、ユニット接続部で接続することがで
き、同一の表示装置3を維持することが可能となる。画
像処理装置操作信号出力手段15は、ユニット接続部を
介して表示装置3に接続できる仕様で構成される。
【0067】[操作装置エミュレート部32]操作装置
エミュレート部32は、ユニット接続部と入出力部33
との間に位置する。図15の操作装置エミュレート部3
2は、コンソール出力データレジスタ34と、機種判別
レジスタ35と、P/S変換回路36と、セレクタ回路
37とを備える。
【0068】[機種判別レジスタ35]機種判別レジス
タ35は、接続先の画像処理装置1の画像処理条件を設
定する操作装置5の種別に応じて固有のハードウェア設
定を保持する。機種判別レジスタ35は複数のビット列
のデータを保持するメモリであり、各ビットの0、1を
所定の設定項目に割り付ける。例えば、画像処理装置1
が採用している画像処理装置操作信号のインターフェー
スがシリアルインターフェースか、パラレルインターフ
ェースかの種別を示すデータを、パラレル/シリアル切
替ビットとしてビット列の0番であるD0に割り付け、
シリアルのときビットD0を0、パラレルのときD0を
1としてメモリに保持する。この例では、予め様々な画
像処理装置1用のハードウェア設定をメモリに記憶して
おき、操作の度に、メモリから該当する機種の設定を呼
び出して機種判別レジスタ35に保持する。あるいは、
機種判別レジスタ35を不揮発性メモリとして、一旦機
種が設定された後はこの設定を保持して、保持された設
定内容に従って動作させることもできる。
【0069】[コンソール出力データレジスタ34]コ
ンソール出力データレジスタ34は、接続先の画像処理
装置1の画像処理条件を設定する操作装置5が発する画
像処理装置操作信号に割り当てられた機能を保持する。
各ビットの0、1を所定の設定項目に割り付ける。具体
的には、操作装置5である物理的なコンソール7に備え
られた操作ボタンのON/OFFを各ビットに割り付
け、ビットが0のときOFF、1のときONとする。各
ビットを保持するメモリは揮発性とし、初期値として0
が入力される。例えば、ビット列D0〜D12をコンソ
ール出力データとして、各々の操作ボタンの機能を割り
当てる例を図22に示す。
【0070】図においてA社の画像処理装置1は、画像
処理装置操作信号にシリアルインターフェースを採用し
ており、物理的なコンソール7の操作ボタンの「左下」
スイッチをコンソール出力データレジスタ34のビット
D0に割り付けている。同様に「左上」スイッチをD1
に、「右下」スイッチをD2に、また「トリガ」をD8
に、「クリア」をD12に、というように適宜割り付け
ておく。また物理的なコンソール7にないスイッチを割
り当てることもできる。例えば物理的なコンソール7で
は「トリガ」専用のボタンがなく、「下」と「上」を順
にあるいは同時に押下して実現しているような場合で
も、この機能をD8のビットに割り付けることができ
る。さらに一連のボタン操作といった複数の手順を記憶
させて、ユーザが呼び出せるようにしてもよい。これに
よって頻繁に使う機能を瞬時に呼び出して実行すること
ができる。ビット列は操作ボタンの数より若干多めに用
意しておくことが好ましい。特に機種によっては操作ボ
タンの数が異なり、また操作ボタン以上の機能を割り当
てることも考えられるため、割り当て機能の数が不足し
ないように余裕を持たせておく。
【0071】一方、B社の画像処理装置1では画像処理
装置操作信号にパラレルインターフェースを採用してい
る。この場合も同様に操作ボタンに応じて各ビットに必
要な機能を割り付けておく。図22の例ではビットD0
〜D3を未使用とし、D4にはA社の例と同様に「左」
スイッチを割り当てている。またD8以降はA社と異な
る割り当てとしている。このように、画像処理装置1の
機種に応じて任意の割り当てを設定することができる。
また画像処理装置1の機種毎にテーブルを備えて、画像
処理装置操作信号出力手段15に記憶させることができ
る。また所定の操作に対して禁則処理を設定することも
できる。
【0072】各レジスタの設定に従って操作装置エミュ
レート部32は画像処理装置操作信号を生成する。表示
装置3からユニット接続部を介して画像処理条件の設定
が入力されると、操作装置エミュレート部32は機種判
別レジスタ35およびコンソール出力データレジスタ3
4の設定を参照してエミュレート信号を生成する。コン
ソール出力データレジスタ34は指定された設定に従っ
てコンソール出力データのビット列を書き換え、セレク
タ回路37およびP/S変換回路36にパラレル信号で
送信する。P/S変換回路36はパラレル信号をシリア
ル信号に変換し、シリアル通信送信信号をセレクタ回路
37に送信する。セレクタ回路37は多重化回路であ
り、機種判別レジスタ35の設定に従ってコンソール出
力データを多重化し、エミュレート信号を生成する。こ
のようにして生成されたエミュレート信号は入出力部3
3に送信される。
【0073】[入出力部33]入出力部33は、接続先
の各画像処理装置1が専用の操作装置5を接続するため
の接続コネクタに従って、この接続コネクタに接続でき
る形状のコネクタを備える。コネクタは、例えば物理的
なコンソール7を接続する接続コネクタと同じ形状とす
る。コネクタは画像処理装置1に接続し易いよう、ワイ
ヤーなどで入出力部33の本体から延長して取り出す。
さらに入出力部33は、操作装置エミュレート部32か
らのエミュレート信号を画像処理装置操作信号に変換す
るために、接続先の画像処理装置1の仕様に合わせてパ
ラレル、シリアルの切り替えも行う。これによって画像
処理装置1は入出力部33を介して画像処理装置操作信
号出力手段15と接続することができる。つまり、画像
処理装置1は専用の物理的なコンソール7などの操作装
置5を接続する替わりに、画像処理装置操作信号出力手
段15を介して表示装置3と接続され、表示装置3でも
って物理的なコンソール7と同様に画像処理条件を設定
することが可能となる。
【0074】なお、本明細書において画像処理装置操作
信号出力手段15は、表示装置3と個別の部材である必
要は必ずしもない。例えば、画像処理装置操作信号出力
手段15の全部または一部を表示装置3に埋め込むよう
にして表示装置3と一体化することもできる。また、表
示装置3の内部に画像処理装置操作信号出力手段15を
完全に組み込み、表示装置3を分解あるいは開放して画
像処理装置操作信号出力手段15を交換する方式として
もよい。この場合も、画像処理装置1との接続インター
フェースである入出力部33のコネクタに外部からアク
セスできるように、コネクタを表示装置3の外部に露出
させるか、入出力部33のコネクタ部分のみを表示装置
3から引き出すように構成する。
【0075】操作装置エミュレート部32は機種別にそ
れぞれ用意して、画像処理装置1の操作装置5に関する
ハードウェア的な仕様の違いを吸収する。また、各社の
コンソールの仕様について、電気的に同一のハードウェ
アで対応可能な範囲内では、同一の画像処理装置操作信
号出力手段15を用いてソフトウェア的に画像処理装置
操作信号を変更することもできる。この場合、画像処理
装置操作画面作成装置で仮想コンソール10を構成する
際に、メーカ名あるいは機種名を指定する。各々の仮想
コンソール部品11について、どのメーカのどのスイッ
チであるかを特定することによって、万一A社の物理的
なコンソール7の右スイッチとB社の物理的なコンソー
ル7の左スイッチが同一信号であったとしても、誤動作
を避けることができる。また、同一のハードウェアで対
応可能な機種については、接続する画像処理装置1の機
種を操作装置エミュレート部32に検出させ、これに応
じた設定に自動的に設定させることも可能である。
【0076】[出力処理の流れ]データを出力する手順
を以下説明する。 (1)表示装置3の入力手段18から画像処理装置1の
画像処理条件を設定する。表示装置側制御手段19は設
定された内容に応じた画像処理装置操作信号を生成する
命令を、ユニット接続部を介して操作装置エミュレート
部32に送る。 (2)操作装置エミュレート部32では、接続する画像
処理装置1の物理的なコンソール7に適合するインター
フェースの設定を機種判別レジスタ35に設定する。 (3)設定された命令に対応するコンソール出力データ
レジスタ34のビットを選択する。 (4)予め設定された禁則処理を行い、出力データを決
定する。 (5)決定に従い、出力データをセットする。
【0077】以上の流れを図14のフローチャートに基
づいて説明する。以下の例では、A社の画像処理装置1
において画面切替動作を行うために、表示手段14に画
像処理装置操作画面12を表示して仮想コンソールを配
置した状態から、「A社のコンソール:画面切替」のス
イッチを押下した場合に、実際に画面切替の動作が行わ
れるまでの工程を説明する。
【0078】ステップS1で、ユーザがタッチスクリー
ンに触れて「A社のコンソール:画面切替」のスイッチ
を擬似的に押下する。
【0079】ステップS2で、押下されたスイッチが画
像処理装置1の操作端末の出力に関するものであること
を判別する。具体的には、仮想コンソールの操作ボタン
が押下されたと判断すると、ステップS3に進む。そう
でない場合は、他のスイッチが操作されたと判断してそ
の処理に進む。
【0080】ステップS3では、機種別の設定を呼び出
す。ここでは機種判別レジスタ35の設定を呼び出す。
そしてステップS4、S5でインターフェースのシルア
ル/パラレル種別を選択する。具体的にはステップS4
でシリアルかどうかを判別する。この例では機種判別レ
ジスタ35のD0に「0」を設定しており、パラレルで
ないためステップS4でNOに進み、ステップS5’で
シリアルインターフェースを選択する。パラレル設定の
場合はステップS4でYESに進み、ステップS5でパ
ラレルインターフェースが選択される。
【0081】そしてステップS6で操作命令が読みとら
れる。A社の画像処理装置1で画面切替を設定する操作
は、図22からコンソール出力データレジスタ34でD
10に割り当てられている。よってビットD10を
「1」に設定し、ステップS7で出力ビットが決定され
る。
【0082】さらにステップS8で禁則処理に関する設
定が判別される。禁則処理は、禁止される操作を排除す
る処理であり、例えばキー出力状態に応じて押せないキ
ーを予め設定しておく。設定された禁則処理に該当する
場合はステップS9’に進み処理が中止される。禁則処
理に該当しない場合は設定可能となり、ステップS9に
進みデータが出力される。ここではD10をONした値
がコンソール出力データレジスタ34に設定され、この
データに基づいて操作装置エミュレート部32でエミュ
レート信号が生成される。エミュレート信号は入出力回
路を介して画像処理装置操作信号に変換される。これに
より、物理的なコンソール7をA社の画像処理装置1に
接続して「画面切替」ボタンを押下したのと同様の信号
が出力されることになる。
【0083】図11に示す表示装置3は、タッチスクリ
ーンに表示されユーザが指定した仮想コンソール部品1
1から送られる信号を、表示装置側制御手段19が画像
処理装置操作信号出力手段15に送信する。画像処理装
置操作信号出力手段15はこの信号を各社の物理的なコ
ンソール7の画像処理装置操作信号に変換し、画像処理
装置1に送信する。これによって画像処理装置1はあた
かも自社用の物理的なコンソール7から画像処理装置操
作信号が送られているのと同様の動作を行うことができ
る。画像処理装置1の製造メーカや機種に応じた画像処
理装置操作信号出力手段15に変更することで、一の表
示装置3で複数種類の画像処理装置1に対応させること
ができる。
【0084】[実施例2]さらに表示装置3は、画像処
理装置1に対する操作手順を記憶する機能を備える。画
像処理装置1に対してある画像処理条件の設定を行う場
合、決まったパターンの操作を繰り返し行うことがあ
る。このような場合に表示装置3で操作手順を記憶して
おくことで、繰り返し操作を容易に実行することができ
る。繰り返し操作は一のスイッチに所定の複数の操作を
割り当てる方法や、一連のスイッチの操作を記憶させて
おき、記憶されたスイッチ操作を再生する方法などがあ
る。例えば画像処理装置1の画像処理判定における閾値
を頻繁に変更する場合において、仮想コンソール10を
用いて閾値を変更するには、「設定」、「下」、
「下」、「確定」の4回スイッチを押す必要があるとす
る。この場合、仮想コンソール10上の一のスイッチに
対して、「設定」、「下」、「下」、「確定」の4つの
機能を割り当ててやると、1つのスイッチ操作で閾値変
更が実現できる。スイッチへの繰り返し操作の割り当て
は、図10に示した画像処理装置操作画面作成装置の設
定画面から設定する。
【0085】[実施例3]さらに実施例3として、表示
装置3に画像表示装置4を併用させることもできる。こ
の表示装置3は画像入力手段27を備え、図16に示す
ように画像処理装置1からの画像出力を入力して表示す
る。この構成によって画像表示装置4などの画像処理装
置1用のモニタを不要とでき、省スペースで簡潔なシス
テム構成が実現される。画像処理装置1からの画像出力
を表示する画像表示画面は、表示装置3の表示手段14
で切り替えて全画面で表示させる方法や、任意の大きさ
の画面を任意の位置に配置することで、他の画面と同時
に表示させる方法も利用できる。このような画像出力の
表示方法は、画像処理装置操作画面作成装置で設定で
き、ユーザは所望の設定を行い操作し易い環境が提供さ
れる。
【0086】図16の表示装置3を実現するシステム構
成のブロック図を図17に示す。この図に示す表示装置
3は、図11の表示装置3にさらに画像入力手段27が
追加されている。画像入力手段27は表示手段14に接
続され、画像処理装置1からの画像出力をそのまま表示
手段14のディスプレイ上に表示する。画像入力手段2
7は画像入力端子28や入力信号の増幅回路、ディスプ
レイ上で表示可能な信号に変換するコンバータなどで構
成され、特に画像出力信号に対して処理を行うことなく
そのまま表示する。
【0087】図17の表示装置3のハードウェア構成の
一例を図18に示す。この図に示す表示装置3は、ビデ
オ信号デコード回路を備えており、画像入力端子28か
ら入力される画像信号をビデオデコーダ8でデコードし
てビデオ信号とし、表示装置3に出力する。そして表示
装置3側でLCDビデオ表示制御回路にてビデオ信号を
受信し、LCDに送り画像として表示する。
【0088】図17の例では、操作装置エミュレート部
32とビデオ信号デコード回路を同一の画像処理装置操
作信号出力手段15に組み込んでいるが、これらを個別
のユニットしてもよい。個別に組み合わせ可能とするこ
とで、ビデオ入力機能が不要の場合はビデオ信号デコー
ド回路の分だけコストを低減でき、また後にビデオ入力
機能が必要になった場合に容易に追加できるといったメ
リットが得られる。
【0089】この表示装置3はモニタとして機能し、基
本的に画像出力信号に対して特別な処理を行うことなく
そのまま表示する。したがって画像処理装置1に限られ
ず、その他のデバイスを接続して画像信号をそのまま表
示する。画像入力端子28は、例えばモニタTVなどに
一般に使用されるNTSCやPAL、SECAMなどビ
デオ信号を入力するためのピン端子、あるいはパーソナ
ルコンピュータなどに使用されるVGA、SVGA、X
GAなどに対応したD−sub端子その他の規格化され
たインターフェース、あるいは専用のインターフェース
を採用する。さらに入力した映像信号、あるいは画面に
表示中の映像信号を出力するための出力端子を備えても
よい。
【0090】[複数のコネクタ]さらに画像処理装置操
作信号出力手段15に、物理的なコンソール7が備える
接続コネクタを設けることに加えて、画像表示装置4の
接続コネクタを備えさせてもよい。画像表示装置4の接
続コネクタを設けることで、画像表示装置4で表示させ
る画像を表示装置3で表示させる。画像処理装置1が備
える操作モニタ用の接続コネクタが専用のコネクタであ
る場合は、この専用のコネクタと同じ形状、仕様の操作
モニタ用接続コネクタを入出力部33に設ける。もし操
作モニタ用の接続コネクタが汎用の映像出力端子である
場合は、上述の画像入力部を利用して画像表示装置4を
接続することができる。操作モニタ用の映像信号は、図
19に示すように仮想操作モニタ29に表示させる。表
示装置3に複数の映像入力部を設けることで、表示装置
3を映像表示装置3として、また画像表示装置4として
兼用することができる。それぞれの表示画面は切り替え
て、あるいは同時に表示させることができる。
【0091】[トリガ信号端子]画像表示装置4には画
像のキャプチャなどを行うためのトリガ信号を受信する
トリガ信号端子を有するものがあるが、映像入力機能を
備え画像表示装置4を兼ねる表示装置3においてもトリ
ガ信号端子を設けることもできる。トリガ信号端子を画
像入力端子28などと個別に設けることで、応答速度の
改善を図ることができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
システムおよび画像処理装置に接続可能な表示装置によ
れば、接続する画像処理装置に応じて対応する画像処理
装置操作信号出力手段を用意することで、様々な仕様の
画像処理装置に接続して画像処理条件を設定することが
できる。画像処理装置を別のメーカや機種に交換して
も、新たな機種に対応する画像処理装置操作信号出力手
段に交換することで同一の画像処理装置を使用し続ける
ことができるので、コストを低減することができる。ま
た物理的なコンソールや操作モニタなどの操作装置の管
理維持を不要とできる。特に、専用の物理的なコンソー
ルを使用することなく、表示装置上から設定が行えるた
め、ユーザには統一された設定環境が提供され、操作性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像処理システムの構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の画像処理システムで操作装置として物理
的なコンソールや操作モニタを使用した例を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の一実施例に係る画像処理システムの構
成を示すブロック図である。
【図4】図3の画像処理システムにおいて仮想コンソー
ルのデータを転送する状態を示すブロック図である。
【図5】画像処理装置を操作する画像処理装置操作画面
の画面構成の一例を示すイメージ図である。
【図6】仮想コンソールの一例を示すイメージ図であ
る。
【図7】仮想コンソールの他の例を示すイメージ図であ
る。
【図8】画像処理装置操作画面作成プログラム画面の一
例を示すイメージ図である。
【図9】画像処理装置操作画面作成プログラム画面の他
の例を示すイメージ図である。
【図10】画像処理装置操作画面作成プログラム画面の
他の例を示すイメージ図である。
【図11】本発明の一実施例に係る表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図12】図12の表示装置においてデータを転送する
状態を示すブロック図である。
【図13】画像処理装置操作信号出力手段から画像処理
装置操作信号を画像表示装置に出力する動作の流れを示
すフローチャートである。
【図14】画像処理条件の設定を行う工程を示すフロー
チャートである。
【図15】図11の表示装置を実現する回路構成の一例
を示すブロック図である。
【図16】本発明の他の実施例に係る画像処理システム
の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の他の実施例に係る表示装置の構成を
示すブロック図である。
【図18】図18の表示装置を実現する回路構成の一例
を示すブロック図である。
【図19】表示手段としてタッチスクリーンを用いた本
発明の他の実施例に係る表示装置の構成を示すブロック
図である。
【図20】制御装置を操作する制御装置操作画面の一例
を示すイメージ図である。
【図21】入力機器、出力機器を接続した制御装置によ
る制御システムの構成を示すブロック図である。
【図22】コンソール出力データレジスタに各々の操作
ボタンの機能を割り当てる設定例を示すテーブルであ
る。
【符号の説明】
1・・・画像処理装置 2・・・制御装置 3・・・表示装置 4・・・画像表示装置 5・・・操作装置 6・・・撮像装置 7・・・物理的なコンソール 8・・・ビデオデコーダ 9・・・コンピュータ 10・・・仮想コンソール 11・・・仮想コンソール部品 12・・・画像処理装置操作画面 13・・・制御装置操作画面 14・・・表示手段 15・・・画像処理装置操作信号出力手段 16・・・通信手段 17・・・第2通信手段 18・・・入力手段 19・・・表示装置側制御手段 20・・・記憶手段 21・・・通信ネットワーク 22・・・接続装置 23・・・外部ネットワーク回線 24・・・可搬型記録媒体 25・・・外部サーバコンピュータ 26・・・記録媒体 27・・・画像入力手段 28・・・画像入力端子 29・・・仮想操作モニタ 30・・・入力機器 31・・・出力機器 32・・・操作装置エミュレート部 33・・・入出力部 34・・・コンソール出力データレジスタ 35・・・機種判別レジスタ 36・・・P/S変換回路 37・・・セレクタ回路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作装置を接続し前記操作装置が発する
    画像処理装置操作信号により操作可能な画像処理装置
    と、 前記画像処理装置と接続され前記画像処理装置からの画
    像信号を表示する画像表示装置と、 通信手段によって前記制御装置に接続され、前記制御装
    置からの信号に基づき表示内容の変更が可能である表示
    装置と、を備える画像処理システムにおいて、 前記表示装置は、前記画像処理装置に接続され、前記操
    作装置と同様の画像処理装置操作信号を生成し前記画像
    処理装置に送信する画像処理装置操作信号出力手段を備
    え、前記画像処理装置操作信号出力手段を交換可能とし
    て接続先の前記画像処理装置に応じた適切な画像処理装
    置操作信号を生成するよう構成してなることを特徴とす
    る画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記画像処理装置操作信号は、少なくと
    も前記画像処理装置において画像処理条件を設定する画
    像処理条件設定信号からなることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記画像処理装置操作信号出力手段が、 前記表示装置と接続され、前記表示装置から送信され
    る、命令される画像処理条件の設定内容および予め登録
    された前記画像処理装置の種別に応じた画像処理装置操
    作信号のパターンに基づいて、前記操作装置の画像処理
    装置操作信号を模倣したエミュレート信号を生成する操
    作装置エミュレート部と、 前記操作装置エミュレート部と前記画像処理装置との間
    で、エミュレート信号を画像処理装置操作信号に変換す
    る入出力部と、を備えることを特徴とする請求項2記載
    の画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記操作装置エミュレート部が、 画像処理装置の画像処理条件を設定する操作装置の固有
    の設定を保持する機種判別レジスタと、 画像処理装置の設定に割り当てられた画像処理装置操作
    信号を保持するコンソール出力データレジスタと、を備
    えることを特徴とする請求項3記載の画像処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 操作装置を接続し前記操作装置が発する
    画像処理装置操作信号により操作可能な画像処理装置
    と、前記画像処理装置と接続され前記画像処理装置から
    の情報に基づいて所定の制御を行う制御装置と、通信手
    段によって前記制御装置に接続され、前記制御装置から
    の信号に基づき表示内容の変更が可能である表示装置と
    を備える画像処理システムで前記画像処理装置に接続可
    能な表示装置において、 前記表示装置は、前記画像処理装置に接続され、前記操
    作装置と同様の画像処理装置操作信号を生成し前記画像
    処理装置に送信する画像処理装置操作信号出力手段を備
    え、前記画像処理装置操作信号出力手段を交換可能とし
    て接続先の前記画像処理装置に応じた適切な画像処理装
    置操作信号を生成するよう構成してなることを特徴とす
    る画像処理装置に接続可能な表示装置。
  6. 【請求項6】 画像処理を行う画像処理部を備えてお
    り、操作装置を前記画像処理部に接続し前記操作装置が
    発する画像処理装置操作信号により画像処理部における
    画像処理のための操作が可能な画像処理装置に接続可能
    な表示装置において、 前記表示装置は、前記画像処理装置に接続され、前記操
    作装置と同様の画像処理装置操作信号を生成し前記画像
    処理装置に送信する画像処理装置操作信号出力手段を備
    え、前記画像処理装置操作信号出力手段を交換可能とし
    て接続先の前記画像処理装置に応じた適切な画像処理装
    置操作信号を生成するよう構成してなることを特徴とす
    る画像処理装置に接続可能な表示装置。
  7. 【請求項7】前記操作装置が、前記画像処理部に一体的
    に設けられまたは前記画像処理部と接続可能な別部材で
    あることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置に接
    続可能な表示装置。
  8. 【請求項8】画像処理部と、前記画像処理部に一体的に
    設けられまたは接続可能であって前記画像処理部におけ
    る画像処理操作を可能とする画像処理装置操作信号を発
    する操作装置とを少なくとも備える画像処理装置に接続
    可能な表示装置において、 前記表示装置は、前記画像処理装置に接続され、前記操
    作装置と同様の画像処理装置操作信号を生成し前記画像
    処理装置に送信する画像処理装置操作信号出力手段を備
    え、前記画像処理装置操作信号出力手段を交換可能とし
    て接続先の前記画像処理装置に応じた適切な画像処理装
    置操作信号を生成するよう構成してなることを特徴とす
    る画像処理装置に接続可能な表示装置。
  9. 【請求項9】 前記画像処理装置操作信号は、少なくと
    も前記画像処理装置において画像処理条件を設定する画
    像処理条件設定信号からなることを特徴とする請求項5
    から8のいずれか記載の画像処理装置に接続可能な表示
    装置。
  10. 【請求項10】 前記画像処理装置操作信号出力手段
    が、 前記表示装置と接続され、前記表示装置から命令される
    画像処理条件の設定内容および予め登録された前記画像
    処理装置の種別に応じた画像処理装置操作信号のパター
    ンに基づいて、前記操作装置の画像処理装置操作信号を
    模倣したエミュレート信号を生成する操作装置エミュレ
    ート部と、 前記操作装置エミュレート部と前記画像処理装置との間
    で、エミュレート信号を画像処理装置操作信号に変換す
    る入出力部と、を備えることを特徴とする請求項5から
    9のいずれか記載の画像処理装置に接続可能な表示装
    置。
  11. 【請求項11】 前記操作装置エミュレート部が、 画像処理装置の画像処理条件を設定する操作装置の固有
    の設定を保持する機種判別レジスタと、 操作装置が発する画像処理装置操作信号に割り当てられ
    た機能を保持するコンソール出力データレジスタと、を
    備えることを特徴とする請求項10記載の画像処理装置
    に接続可能な表示装置。
  12. 【請求項12】 前記表示装置が前記画像処理装置と同
    一の装置であり、前記画像処理装置操作信号出力手段が
    前記画像処理装置からの前記画像信号を入力可能な画像
    信号入力部を備えることを特徴とする請求項5から11
    のいずれか記載の画像処理装置に接続可能な表示装置。
  13. 【請求項13】 前記表示装置はさらに、 情報を表示可能な表示手段と、 前記通信手段を介して、前記制御装置の内部状態を参照
    ならびに変更可能な表示装置側制御手段と、を備えるこ
    とを特徴とする請求項5から12のいずれか記載の画像
    処理装置に接続可能な表示装置。
  14. 【請求項14】 前記表示装置はさらに、 上記表示手段に従って画像処理条件の設定を入力するた
    めの入力手段と、 画像処理条件の設定を記憶するための記憶手段と、を備
    えることを特徴とする請求項13記載の画像処理装置に
    接続可能な表示装置。
  15. 【請求項15】 前記表示手段をタッチスクリーンとし
    て前記入力手段を構成し、かつ前記表示手段に前記画像
    処理装置操作信号出力手段で画像処理条件を設定するた
    めの端末として仮想コンソールを表示してなることを特
    徴とする請求項14記載の画像処理装置に接続可能な表
    示装置。
  16. 【請求項16】 前記表示装置はさらに、前記画像処理
    装置からの画像信号を入力し、前記表示手段の画像表示
    画面で表示するための画像入力手段を備えることを特徴
    とする請求項5から15のいずれか記載の画像処理装置
    に接続可能な表示装置。
  17. 【請求項17】 前記表示手段が、画像表示装置の画像
    処理条件を設定する画像処理装置操作画面と、前記画像
    処理装置からの画像信号を表示する画像表示画面とを切
    り替えて、もしくは同時に表示可能であることを特徴と
    する請求項12から16のいずれか記載の画像処理装置
    に接続可能な表示装置。
  18. 【請求項18】 前記表示装置に接続されて画像処理装
    置操作信号で前記画像処理部の画像処理条件が設定され
    る前記画像処理装置は、前記表示装置に接続される前記
    制御装置に接続される設備においてセンサとして動作す
    るものであり、前記画像処理装置の出力は前記制御装置
    との間でトリガとして送受信可能であることを特徴とす
    る請求項5から17のいずれか記載の画像処理装置に接
    続可能な表示装置。
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