JP2003255956A - 音楽提供方法及びそのシステム，音楽制作システム - Google Patents
音楽提供方法及びそのシステム，音楽制作システムInfo
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- G06Q30/06—Buying, selling or leasing transactions
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/0033—Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
- G10H1/0041—Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
- G10H1/0058—Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system
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- G10H2240/171—Transmission of musical instrument data, control or status information; Transmission, remote access or control of music data for electrophonic musical instruments
- G10H2240/281—Protocol or standard connector for transmission of analog or digital data to or from an electrophonic musical instrument
- G10H2240/295—Packet switched network, e.g. token ring
- G10H2240/305—Internet or TCP/IP protocol use for any electrophonic musical instrument data or musical parameter transmission purposes
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的安いコストでありながら、短時間で効
率的に高品質でオリジナリティに溢れた音楽を提供す
る。 【解決手段】 ユーザ認証後、ＭＡサーバ１００で注文
プログラム１１０が実行され、注文画面が送信される。
試聴時は、検索項目を入力することで該当する素材の検
索・視聴ができる。項目設定時は、注文シート画面が表
示され、該当する数値の記入やプルダウンメニューから
の選択が行われる。ＭＡサーバ１００側では、ＤＡＷオ
ペレータが注文データ１１４を参照し、素材データ２０
２を使用して注文に沿った編集作業を行う。最終的に制
作された音楽のデータは、ＤＡＷ２００からＭＡサーバ
１００に送られる。ＭＡサーバ１００では納品プログラ
ム１１２が実行され、納品データ１１６が課金データと
ともにユーザＰＣ１５０に送信される。
率的に高品質でオリジナリティに溢れた音楽を提供す
る。 【解決手段】 ユーザ認証後、ＭＡサーバ１００で注文
プログラム１１０が実行され、注文画面が送信される。
試聴時は、検索項目を入力することで該当する素材の検
索・視聴ができる。項目設定時は、注文シート画面が表
示され、該当する数値の記入やプルダウンメニューから
の選択が行われる。ＭＡサーバ１００側では、ＤＡＷオ
ペレータが注文データ１１４を参照し、素材データ２０
２を使用して注文に沿った編集作業を行う。最終的に制
作された音楽のデータは、ＤＡＷ２００からＭＡサーバ
１００に送られる。ＭＡサーバ１００では納品プログラ
ム１１２が実行され、納品データ１１６が課金データと
ともにユーザＰＣ１５０に送信される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽提供方法及び
そのシステム，音楽制作システムに関し、例えば、多数
の音楽素材（ＳＥ（音効果）やナレーションも含む）を
扱って総合的なオーディオトラックを制作するマルチオ
ーディオクリエータなどに音楽を提供する音楽提供方法
及びそのシステム，音楽制作システムに関するものであ
る。
そのシステム，音楽制作システムに関し、例えば、多数
の音楽素材（ＳＥ（音効果）やナレーションも含む）を
扱って総合的なオーディオトラックを制作するマルチオ
ーディオクリエータなどに音楽を提供する音楽提供方法
及びそのシステム，音楽制作システムに関するものであ
る。
【０００２】
【背景技術】近年、映像作品における音楽の役割は、ま
すます重要になり、もはや音楽のない映像はあり得ない
ほどである。従来、映像作品には作曲家がオリジナルな
音楽を付けるのが常であったが、昨今のマルチオーディ
オ（ＭＡ）現場においては、著作権フリー音源や既存の
音源（以下「著作権フリー音源等」という）の使用が急
増し、作曲家への委嘱は激減している。すなわち、著作
権フリー音源等を利用して、曲，効果音，ナレーション
などを選曲・編集して映像にミックス（合成）する作業
が行われている。
すます重要になり、もはや音楽のない映像はあり得ない
ほどである。従来、映像作品には作曲家がオリジナルな
音楽を付けるのが常であったが、昨今のマルチオーディ
オ（ＭＡ）現場においては、著作権フリー音源や既存の
音源（以下「著作権フリー音源等」という）の使用が急
増し、作曲家への委嘱は激減している。すなわち、著作
権フリー音源等を利用して、曲，効果音，ナレーション
などを選曲・編集して映像にミックス（合成）する作業
が行われている。
【０００３】図８には、その様子が示されており、例え
ばＴＶ放送局１０は、ＭＡスタディオ１２に対して放送
番組に対するＭＡの発注を行う。ＭＡスタディオ１２に
は、多数の著作権フリー音源制作会社１４から著作権フ
リー音源が例えばＣＤによって供給されている。ＭＡス
タディオ１２は、それらの著作権フリー音源を使用し
て、受注した映像に対する曲や効果音などの選択，編
集，合成などの作業を行い、ＴＶ放送局１０に納品す
る。この例は、著作権フリー音源を使用する例である
が、他の既存の音源も利用される。
ばＴＶ放送局１０は、ＭＡスタディオ１２に対して放送
番組に対するＭＡの発注を行う。ＭＡスタディオ１２に
は、多数の著作権フリー音源制作会社１４から著作権フ
リー音源が例えばＣＤによって供給されている。ＭＡス
タディオ１２は、それらの著作権フリー音源を使用し
て、受注した映像に対する曲や効果音などの選択，編
集，合成などの作業を行い、ＴＶ放送局１０に納品す
る。この例は、著作権フリー音源を使用する例である
が、他の既存の音源も利用される。
【０００４】このような著作権フリー音源等が利用され
る背景としては、次のような理由が考えられる。 （１）コスト……作曲家に委嘱した場合は、著作権フリ
ー音源等を使用した場合と比較して費用が高額になって
しまう。 （２）委嘱に要する時間・手間……映像作品制作にかけ
られる時間は減りつつあり、制作のための打ち合わせな
どに時間を割くことができない。しかし、作曲家に委嘱
する場合は、打ち合わせや作曲，更には録音のために相
当の時間を必要とする。 （３）事前のチェック……依頼側からすると、作曲側に
おける録音が終わるまで音楽の内容をチェックする方法
がなく、作品全体に対する音楽の役割が増すほど、依頼
側はリスクを負うことになる。 （４）著作権フリー音源等の充実……ＣＤでの音源供
給，定期的なコンテンツの入れ替え，海外録音によるオ
ーケストラサウンドのリリースなどによって、従来貧弱
であった著作権フリー音源等の音質や内容が充実してき
ている。 （５）ＤＡＷの普及……著作権フリー音源等の場合、素
材である音楽の編集という作業を避けて通ることはでき
ない。しかし、それら編集作業を、「ProTools」（Digi
design社），「ＮＵＥＮＤＯ」（Steinberg社）などの
ＤＡＷ（デジタルオーディオワークステーション）によ
って簡単に行うことができるようになってきている。
る背景としては、次のような理由が考えられる。 （１）コスト……作曲家に委嘱した場合は、著作権フリ
ー音源等を使用した場合と比較して費用が高額になって
しまう。 （２）委嘱に要する時間・手間……映像作品制作にかけ
られる時間は減りつつあり、制作のための打ち合わせな
どに時間を割くことができない。しかし、作曲家に委嘱
する場合は、打ち合わせや作曲，更には録音のために相
当の時間を必要とする。 （３）事前のチェック……依頼側からすると、作曲側に
おける録音が終わるまで音楽の内容をチェックする方法
がなく、作品全体に対する音楽の役割が増すほど、依頼
側はリスクを負うことになる。 （４）著作権フリー音源等の充実……ＣＤでの音源供
給，定期的なコンテンツの入れ替え，海外録音によるオ
ーケストラサウンドのリリースなどによって、従来貧弱
であった著作権フリー音源等の音質や内容が充実してき
ている。 （５）ＤＡＷの普及……著作権フリー音源等の場合、素
材である音楽の編集という作業を避けて通ることはでき
ない。しかし、それら編集作業を、「ProTools」（Digi
design社），「ＮＵＥＮＤＯ」（Steinberg社）などの
ＤＡＷ（デジタルオーディオワークステーション）によ
って簡単に行うことができるようになってきている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような著作権フリー音源等を使用してＭＡの作業を行う
背景技術においては、サウンドの統一感が作れない，フ
ェードアウトやカットアウトを多用せざるを得ない，音
楽の断絶が生じやすい，音楽のオリジナリティが低い，
などの不都合があり、より高い品質を求めるクリエータ
や演出家は、多くの妥協を強いられることになる。
ような著作権フリー音源等を使用してＭＡの作業を行う
背景技術においては、サウンドの統一感が作れない，フ
ェードアウトやカットアウトを多用せざるを得ない，音
楽の断絶が生じやすい，音楽のオリジナリティが低い，
などの不都合があり、より高い品質を求めるクリエータ
や演出家は、多くの妥協を強いられることになる。
【０００６】本発明は、以上の点に着目したもので、比
較的安いコストでありながら、短時間で効率的に高品質
でオリジナリティに溢れた音楽ないし音声を提供するこ
とができる音楽提供方法及びそのシステム，音楽制作シ
ステムを提供することを、その目的とする。
較的安いコストでありながら、短時間で効率的に高品質
でオリジナリティに溢れた音楽ないし音声を提供するこ
とができる音楽提供方法及びそのシステム，音楽制作シ
ステムを提供することを、その目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の音楽提供方法は、予めサーバ側にマルチト
ラックの形で用意した多数の素材データを利用する音楽
提供方法であって、ネットワークを通じてユーザから注
文を受けるステップ，ＤＡＷにより、前記注文の内容に
応じて前記素材データに必要な処理を施すステップ，前
記処理後の音楽を前記ユーザに提供するステップ，を含
むことを特徴とする。
め、本発明の音楽提供方法は、予めサーバ側にマルチト
ラックの形で用意した多数の素材データを利用する音楽
提供方法であって、ネットワークを通じてユーザから注
文を受けるステップ，ＤＡＷにより、前記注文の内容に
応じて前記素材データに必要な処理を施すステップ，前
記処理後の音楽を前記ユーザに提供するステップ，を含
むことを特徴とする。
【０００８】本発明の音楽制作システムは、ネットワー
クを通じてユーザ側から受けた注文内容に応じて音楽を
創作しユーザに提供する音楽制作システムであって、マ
ルチトラックの形で予め用意された多数の素材データ，
項目を設定して注文を行うための注文手段，創作した音
楽を前記ユーザに納品する納品手段，を備えており、前
記素材データを使用して、前記注文手段による注文内容
に応じた音楽を制作することを特徴とする。
クを通じてユーザ側から受けた注文内容に応じて音楽を
創作しユーザに提供する音楽制作システムであって、マ
ルチトラックの形で予め用意された多数の素材データ，
項目を設定して注文を行うための注文手段，創作した音
楽を前記ユーザに納品する納品手段，を備えており、前
記素材データを使用して、前記注文手段による注文内容
に応じた音楽を制作することを特徴とする。
【０００９】主要な形態によれば、前記音楽制作システ
ムは、該素材データを試聴するための試聴手段，前記ユ
ーザに対する認証を行う認証手段，前記ユーザに対する
サービスの課金処理を行う課金手段，の少なくとも一つ
を備えたことを特徴とする。他の形態は、前記素材デー
タを使用して、前記注文手段による注文内容に応じた音
楽を、ＤＡＷを使用して制作することを特徴とする。前
記ＤＡＷの一形態は、前記ＤＡＷが、前記素材データを
使用して、前記注文手段による注文内容に応じた音楽を
自動的に制作する自動処理手段，を備えたことを特徴と
する。更に他の形態によれば、前記注文手段が、音楽の
非専門用語を用いて注文内容を設定可能であることを特
徴とする。
ムは、該素材データを試聴するための試聴手段，前記ユ
ーザに対する認証を行う認証手段，前記ユーザに対する
サービスの課金処理を行う課金手段，の少なくとも一つ
を備えたことを特徴とする。他の形態は、前記素材デー
タを使用して、前記注文手段による注文内容に応じた音
楽を、ＤＡＷを使用して制作することを特徴とする。前
記ＤＡＷの一形態は、前記ＤＡＷが、前記素材データを
使用して、前記注文手段による注文内容に応じた音楽を
自動的に制作する自動処理手段，を備えたことを特徴と
する。更に他の形態によれば、前記注文手段が、音楽の
非専門用語を用いて注文内容を設定可能であることを特
徴とする。
【００１０】本発明の音楽提供システムは、前記いずれ
かの音楽制作システムと、多数のユーザ端末をネットワ
ークに接続したことを特徴とする。本発明の前記及び他
の目的，特徴，利点は、以下の詳細な説明及び添付図面
から明瞭になろう。
かの音楽制作システムと、多数のユーザ端末をネットワ
ークに接続したことを特徴とする。本発明の前記及び他
の目的，特徴，利点は、以下の詳細な説明及び添付図面
から明瞭になろう。
【００１１】
【発明の実施の形態】＜実施形態の構成＞……以下、本
発明の一実施形態について詳細に説明する。図１には、
本実施形態にかかるＭＡ配信システム（オンデマンドコ
ンポーザ）の全体構成が示されている。同図に示すよう
に、本システムはＭＡサーバ１００を中心に構成されて
おり、これが発注元であるユーザのＰＣ（パソコン）１
５０とともにインターネット１９０に接続されている。
なお、プロバイダや他の多数のサーバなどは省略されて
いる。
発明の一実施形態について詳細に説明する。図１には、
本実施形態にかかるＭＡ配信システム（オンデマンドコ
ンポーザ）の全体構成が示されている。同図に示すよう
に、本システムはＭＡサーバ１００を中心に構成されて
おり、これが発注元であるユーザのＰＣ（パソコン）１
５０とともにインターネット１９０に接続されている。
なお、プロバイダや他の多数のサーバなどは省略されて
いる。
【００１２】これらのうち、まずＭＡサーバ１００から
説明すると、ＭＡサーバ１００は、 （１）本システムにおけるサービスを受けるユーザに関
するデータを集積したユーザデータベース１０２，
（２）サンプル曲を試聴するための試聴データベース１
０４，（３）注文のための設定項目を集積した注文デー
タベース１０６，（４）前記ユーザデータベース１０２
を参照してユーザ認証を行う認証プログラム１０８，
（５）前記試聴データベース１０４や注文データベース
１０６を参照して注文時の項目の検索や選択を行うため
の注文プログラム１１０，（６）制作された楽曲を納品
するとともに、前記ユーザデータベース１０２を参照し
て課金処理を行う納品プログラム１１２，をそれぞれ備
えている。
説明すると、ＭＡサーバ１００は、 （１）本システムにおけるサービスを受けるユーザに関
するデータを集積したユーザデータベース１０２，
（２）サンプル曲を試聴するための試聴データベース１
０４，（３）注文のための設定項目を集積した注文デー
タベース１０６，（４）前記ユーザデータベース１０２
を参照してユーザ認証を行う認証プログラム１０８，
（５）前記試聴データベース１０４や注文データベース
１０６を参照して注文時の項目の検索や選択を行うため
の注文プログラム１１０，（６）制作された楽曲を納品
するとともに、前記ユーザデータベース１０２を参照し
て課金処理を行う納品プログラム１１２，をそれぞれ備
えている。
【００１３】これらのうち、試聴データベース１０４
は、予め集めた代表的な楽曲を試聴するためのもので、
試聴した曲に基づいて注文を行うことができる。注文デ
ータベース１０６は、注文時にユーザが指定もしくは選
択する項目のデータベースである。図２に一例を示すよ
うに、注文時に設定する項目としては、曲の「サイ
ズ」，「テンポ」，「構成」，「楽想」，「サウン
ド」，……などがある。例えば、曲の「サイズ」は５分
とかいう具合に時間で指定する。構成は、フレーズを
Ａ，Ｂ，Ｃ，……で表したとき、「Ａ−Ａ−Ｂ−Ａ」の
順序で演奏するという具合に指定する。次に、例えば
「楽想」の場合は、「楽しい」，「悲しい」，「憂
鬱」，「恐怖」，……のうちから選択する。同様に、
「空間」の場合は、「空」，「海」，「森」，……のう
ちから選択する。他の項目も図示の通りである。もちろ
ん、これらは一例であり、適宜設定してよい。
は、予め集めた代表的な楽曲を試聴するためのもので、
試聴した曲に基づいて注文を行うことができる。注文デ
ータベース１０６は、注文時にユーザが指定もしくは選
択する項目のデータベースである。図２に一例を示すよ
うに、注文時に設定する項目としては、曲の「サイ
ズ」，「テンポ」，「構成」，「楽想」，「サウン
ド」，……などがある。例えば、曲の「サイズ」は５分
とかいう具合に時間で指定する。構成は、フレーズを
Ａ，Ｂ，Ｃ，……で表したとき、「Ａ−Ａ−Ｂ−Ａ」の
順序で演奏するという具合に指定する。次に、例えば
「楽想」の場合は、「楽しい」，「悲しい」，「憂
鬱」，「恐怖」，……のうちから選択する。同様に、
「空間」の場合は、「空」，「海」，「森」，……のう
ちから選択する。他の項目も図示の通りである。もちろ
ん、これらは一例であり、適宜設定してよい。
【００１４】注文プログラム１１０は、前記注文データ
ベース１０６を参照して、注文項目の検索・指定・選択
・入力の画面を順次表示し、ユーザが注文した項目内容
を注文データ１１４として取得するプログラムである。
納品プログラム１１２は、最終的に制作された曲のデー
タを、ユーザがダウンロード可能な状態にするか、デー
タの大きさによってはＣＤ−ＲＯＭなどの媒体に記録し
て発送するためのプログラムで、料金の計算も行う。
ベース１０６を参照して、注文項目の検索・指定・選択
・入力の画面を順次表示し、ユーザが注文した項目内容
を注文データ１１４として取得するプログラムである。
納品プログラム１１２は、最終的に制作された曲のデー
タを、ユーザがダウンロード可能な状態にするか、デー
タの大きさによってはＣＤ−ＲＯＭなどの媒体に記録し
て発送するためのプログラムで、料金の計算も行う。
【００１５】次に、図１に戻って、前記ＭＡサーバ１０
０には、ＤＡＷ（デジタルオーディオワークステーショ
ン）２００が接続されている。本実施形態では、多数の
楽曲の素材データ２０２が２ミックス及びマルチトラッ
クの両方の形で格納されている。マルチトラックによ
り、各楽器パーツ毎の抜き出しや編集が可能となってい
る。上述した著作権フリー音源等は、２ミックスで格納
されている。図３には、その様子が示されている。マル
チトラックの場合、例えば同図（Ａ）に示すように、バ
イオリン，ピアノ，ギター，ベース，ドラムス，……が
別個のオーディオトラックにそれぞれ独立して記録され
ている。従って、特定のパーツのみを取り出すことがで
き、ＤＡＷ２００によって各種の処理を施すことができ
る。これに対し、２ミックスは同図（Ａ）をトラックダ
ウンしたもので、同図（Ｂ）のように、ステレオのＬチ
ャンネルとＲチャンネルがそれぞれオーディオトラック
に記録されている。従って、音楽の内容を変更すること
はできない。
０には、ＤＡＷ（デジタルオーディオワークステーショ
ン）２００が接続されている。本実施形態では、多数の
楽曲の素材データ２０２が２ミックス及びマルチトラッ
クの両方の形で格納されている。マルチトラックによ
り、各楽器パーツ毎の抜き出しや編集が可能となってい
る。上述した著作権フリー音源等は、２ミックスで格納
されている。図３には、その様子が示されている。マル
チトラックの場合、例えば同図（Ａ）に示すように、バ
イオリン，ピアノ，ギター，ベース，ドラムス，……が
別個のオーディオトラックにそれぞれ独立して記録され
ている。従って、特定のパーツのみを取り出すことがで
き、ＤＡＷ２００によって各種の処理を施すことができ
る。これに対し、２ミックスは同図（Ａ）をトラックダ
ウンしたもので、同図（Ｂ）のように、ステレオのＬチ
ャンネルとＲチャンネルがそれぞれオーディオトラック
に記録されている。従って、音楽の内容を変更すること
はできない。
【００１６】更に、ＤＡＷ２００では、ＭＡの各処理、
例えば、テンポや調性の変更，繰り返しやリタルダント
の設定，楽器編成や楽曲構成の設定変更，各種エフェク
ト処理，使用メディアへの最適化処理，などが行われ
る。図４には、その一例が示されている。例えば、同図
（Ａ）に示すような２つの独立した音楽素材があるとす
る。素材Ａは、テンポが１２０のハ長調の曲で、パーツ
１〜５の連続によって構成されている。素材Ｂは、テン
ポが８０のト長調の曲で、パーツ６〜８の連続によって
構成されている。これらに、ＤＡＷ２００によって、同
図（Ｂ）に示す前記楽曲構成の設定変更，テンポや調性
の変更などを行うと、同図（Ｃ）に示すようなテンポが
１００のヘ長調の曲で図示のようなパーツ構成の新しい
音楽を制作することができる。自動処理プログラム２０
４については後述する。
例えば、テンポや調性の変更，繰り返しやリタルダント
の設定，楽器編成や楽曲構成の設定変更，各種エフェク
ト処理，使用メディアへの最適化処理，などが行われ
る。図４には、その一例が示されている。例えば、同図
（Ａ）に示すような２つの独立した音楽素材があるとす
る。素材Ａは、テンポが１２０のハ長調の曲で、パーツ
１〜５の連続によって構成されている。素材Ｂは、テン
ポが８０のト長調の曲で、パーツ６〜８の連続によって
構成されている。これらに、ＤＡＷ２００によって、同
図（Ｂ）に示す前記楽曲構成の設定変更，テンポや調性
の変更などを行うと、同図（Ｃ）に示すようなテンポが
１００のヘ長調の曲で図示のようなパーツ構成の新しい
音楽を制作することができる。自動処理プログラム２０
４については後述する。
【００１７】図１に戻って、ユーザは、ＰＣ１５０によ
り、インターネット１９０を介してＭＡサーバ１００に
アクセス可能となっている。もちろん、他の機器，例え
ば携帯情報端末などでアクセスすることを妨げるもので
はない。
り、インターネット１９０を介してＭＡサーバ１００に
アクセス可能となっている。もちろん、他の機器，例え
ば携帯情報端末などでアクセスすることを妨げるもので
はない。
【００１８】＜実施形態の作用＞……次に、図５〜図７
も参照しながら、本実施形態の作用を説明する。図５に
は、主要な動作手順が示されている。まずユーザは、自
分のＰＣ１５０を使用してＭＡサーバ１００にアクセス
する（ステップＳＡ）。すると、ＭＡサーバ１００で
は、認証プログラム１０８が実行され、認証画面がイン
ターネット１９０を介して送信される（ステップＳ
Ｂ）。ユーザＰＣ１５０では、該認証画面上でユーザＩ
Ｄやパスワードの入力が行われ、これらの認証データは
ＭＡサーバ１００にインターネット１９０を介して送信
される（ステップＳＣ）。ＭＡサーバ１００では、ユー
ザデータベース１０２が参照され、受信した認証データ
と照合してユーザの確認が行われる（ステップＳＤ）。
も参照しながら、本実施形態の作用を説明する。図５に
は、主要な動作手順が示されている。まずユーザは、自
分のＰＣ１５０を使用してＭＡサーバ１００にアクセス
する（ステップＳＡ）。すると、ＭＡサーバ１００で
は、認証プログラム１０８が実行され、認証画面がイン
ターネット１９０を介して送信される（ステップＳ
Ｂ）。ユーザＰＣ１５０では、該認証画面上でユーザＩ
Ｄやパスワードの入力が行われ、これらの認証データは
ＭＡサーバ１００にインターネット１９０を介して送信
される（ステップＳＣ）。ＭＡサーバ１００では、ユー
ザデータベース１０２が参照され、受信した認証データ
と照合してユーザの確認が行われる（ステップＳＤ）。
【００１９】次に、ＭＡサーバ１００では、注文プログ
ラム１１０が実行され、注文画面が送信される（ステッ
プＳＥ）。ユーザＰＣ１５０では、例えば図６（Ａ）に
示すような画面が表示される。ユーザが項目を設定する
ときはボタンＢＡをマウスカーソルなどでクリックし、
素材の視聴を希望するときはボタンＢＢをクリックす
る。ボタンＢＢをクリックしたときは、例えば同図
（Ｂ）に示す検索画面が表示され、ここで検索項目を入
力することで、該当する素材を視聴することができる。
図示の例では、まず「ソロ」か「アンサンブル」かの指
定を行うとともに、「楽想」，「サウンド」，……を順
次指定する。そして、検索ボタンをクリックすると、該
当する素材が検索され、その再生が行われる。
ラム１１０が実行され、注文画面が送信される（ステッ
プＳＥ）。ユーザＰＣ１５０では、例えば図６（Ａ）に
示すような画面が表示される。ユーザが項目を設定する
ときはボタンＢＡをマウスカーソルなどでクリックし、
素材の視聴を希望するときはボタンＢＢをクリックす
る。ボタンＢＢをクリックしたときは、例えば同図
（Ｂ）に示す検索画面が表示され、ここで検索項目を入
力することで、該当する素材を視聴することができる。
図示の例では、まず「ソロ」か「アンサンブル」かの指
定を行うとともに、「楽想」，「サウンド」，……を順
次指定する。そして、検索ボタンをクリックすると、該
当する素材が検索され、その再生が行われる。
【００２０】一方、項目設定のボタンＢＡを押すと、同
図（Ｃ）に示すような注文シート画面が表示される。ユ
ーザは、該画面上において、該当する数値を記入した
り、プルダウンメニューから該当するものを選択する。
例えば、曲のサイズは「１０分」，テンポは「８０」，
サウンドは「ピアノ」，……という具合である。このと
き、視聴した素材を指定することで、該素材の項目が自
動的に設定される。例えば、素材がギターソロ演奏であ
るときは、項目のサウンドが「ギター」に設定されると
いう具合である。項目設定後、ユーザが送信ボタンを押
すと、注文データがＭＡサーバ１００に送信される（ス
テップＳＦ）。
図（Ｃ）に示すような注文シート画面が表示される。ユ
ーザは、該画面上において、該当する数値を記入した
り、プルダウンメニューから該当するものを選択する。
例えば、曲のサイズは「１０分」，テンポは「８０」，
サウンドは「ピアノ」，……という具合である。このと
き、視聴した素材を指定することで、該素材の項目が自
動的に設定される。例えば、素材がギターソロ演奏であ
るときは、項目のサウンドが「ギター」に設定されると
いう具合である。項目設定後、ユーザが送信ボタンを押
すと、注文データがＭＡサーバ１００に送信される（ス
テップＳＦ）。
【００２１】ＭＡサーバ１００側では、注文データ１１
４に基づいてＭＡの作業が実行される（ステップＳ
Ｇ）。すなわち、ＤＡＷオペレータが注文データ１１４
を参照し、ＤＡＷ２００を使用して、注文に沿った制作
作業を行う。このとき、ＤＡＷ２００内に予め用意され
ている素材データ２０２が使用される。
４に基づいてＭＡの作業が実行される（ステップＳ
Ｇ）。すなわち、ＤＡＷオペレータが注文データ１１４
を参照し、ＤＡＷ２００を使用して、注文に沿った制作
作業を行う。このとき、ＤＡＷ２００内に予め用意され
ている素材データ２０２が使用される。
【００２２】最終的に制作された音楽のデータは、ＤＡ
Ｗ２００からＭＡサーバ１００に納品データ１１６とし
て送られる。ＭＡサーバ１００では、納品プログラム１
１２が実行され、納品データ１１６を参照して料金が計
算される（ステップＳＨ）。納品データ１１６は、課金
データとともにユーザＰＣ１５０に送信される（ステッ
プＳＩ）。ユーザＰＣ１５０は、受信した納品データ１
１６を保存するとともに、課金データに基づいて課金表
示を行う（ステップＳＪ）。
Ｗ２００からＭＡサーバ１００に納品データ１１６とし
て送られる。ＭＡサーバ１００では、納品プログラム１
１２が実行され、納品データ１１６を参照して料金が計
算される（ステップＳＨ）。納品データ１１６は、課金
データとともにユーザＰＣ１５０に送信される（ステッ
プＳＩ）。ユーザＰＣ１５０は、受信した納品データ１
１６を保存するとともに、課金データに基づいて課金表
示を行う（ステップＳＪ）。
【００２３】以上のようなシステムによる注文と納品の
具体例を示すと、図７のようになる。この例は、本シス
テムによって映像に背景音楽を付ける場合の例である。
音楽を必要とする映像は、 シーン１……２０秒の「公園のベンチで物思いにふける
少女」， シーン２……５秒の「急に大事な事を思い出す少女」， シーン３……１５秒の「突然駆け出し遠ざかる少女」，
である。これに対し、ユーザは、 シーン１……静かなピアノのアルペジオ（テンポ＝８０
に指定）， シーン２……バイオリンの急な駆け上がり， シーン３……ポップなリズムのアンサンブル（テンポ＝
１２０に指定），をそれぞれ注文する。これに対してＤ
ＡＷオペレータは、素材データ２０２から選択をする。
更にＤＡＷオペレータは、これらの素材を音楽的につな
げるための編集処理を行い、新たな一曲の背景音楽が完
成する。これに対し従来は、図７に示すように、各シー
ンについてそれぞれ雰囲気の合いそうな既成の楽曲から
相当サイズ分を切り出してつなげるのみである。
具体例を示すと、図７のようになる。この例は、本シス
テムによって映像に背景音楽を付ける場合の例である。
音楽を必要とする映像は、 シーン１……２０秒の「公園のベンチで物思いにふける
少女」， シーン２……５秒の「急に大事な事を思い出す少女」， シーン３……１５秒の「突然駆け出し遠ざかる少女」，
である。これに対し、ユーザは、 シーン１……静かなピアノのアルペジオ（テンポ＝８０
に指定）， シーン２……バイオリンの急な駆け上がり， シーン３……ポップなリズムのアンサンブル（テンポ＝
１２０に指定），をそれぞれ注文する。これに対してＤ
ＡＷオペレータは、素材データ２０２から選択をする。
更にＤＡＷオペレータは、これらの素材を音楽的につな
げるための編集処理を行い、新たな一曲の背景音楽が完
成する。これに対し従来は、図７に示すように、各シー
ンについてそれぞれ雰囲気の合いそうな既成の楽曲から
相当サイズ分を切り出してつなげるのみである。
【００２４】＜実施形態の効果＞……このように、本実
施形態によれば、次のような効果がある。 （１）ＤＡＷオペレータによるマルチトラックを利用し
た処理が行われるので、全体として統一感，一体感のあ
る高品質な音楽を、比較的低コストで得ることができ
る。いわば、作曲家によるフルオーダーに対してセミオ
ーダー的な音楽を提供することができる。 （２）個々の素材データを利用することで、一度編集し
た音楽をユーザの視聴結果に応じて再編集することも容
易である。 （３）素材データ２０２として、著名な作曲家が作曲し
た素材を使用することで、当該作曲家の名前を冠した音
楽提供が可能となり、非常に付加価値の高い音楽をリー
ズナブルな料金で提供することが可能となる。例えば、
作曲家「山田一郎」が作曲した素材を使用した場合は、
「山田一郎プロデュース」といった具合である。 （４）発注の際に、場所，色，……（図２参照）など、
音楽専門用語ではなく、非専門用語，すなわち一般の人
がイメージする言葉を使用して注文を行うことができる
ので、広範囲のユーザが使用することができる。特に最
近は、インターネットのブロードバンド化が進んでお
り、一般個人が制作した映画やアニメがネット上に提供
されるようになってきている。このため、それらの映像
に音楽を付加する要望も非常に高まっているが、上述し
たように作曲家に委嘱することは多くの場合経済的な理
由から困難である。しかし、本実施形態によれば、その
ような一般個人でも利用することが可能であり、自分の
映画に良質な音楽を付加することができる。
施形態によれば、次のような効果がある。 （１）ＤＡＷオペレータによるマルチトラックを利用し
た処理が行われるので、全体として統一感，一体感のあ
る高品質な音楽を、比較的低コストで得ることができ
る。いわば、作曲家によるフルオーダーに対してセミオ
ーダー的な音楽を提供することができる。 （２）個々の素材データを利用することで、一度編集し
た音楽をユーザの視聴結果に応じて再編集することも容
易である。 （３）素材データ２０２として、著名な作曲家が作曲し
た素材を使用することで、当該作曲家の名前を冠した音
楽提供が可能となり、非常に付加価値の高い音楽をリー
ズナブルな料金で提供することが可能となる。例えば、
作曲家「山田一郎」が作曲した素材を使用した場合は、
「山田一郎プロデュース」といった具合である。 （４）発注の際に、場所，色，……（図２参照）など、
音楽専門用語ではなく、非専門用語，すなわち一般の人
がイメージする言葉を使用して注文を行うことができる
ので、広範囲のユーザが使用することができる。特に最
近は、インターネットのブロードバンド化が進んでお
り、一般個人が制作した映画やアニメがネット上に提供
されるようになってきている。このため、それらの映像
に音楽を付加する要望も非常に高まっているが、上述し
たように作曲家に委嘱することは多くの場合経済的な理
由から困難である。しかし、本実施形態によれば、その
ような一般個人でも利用することが可能であり、自分の
映画に良質な音楽を付加することができる。
【００２５】例えば、前記図７の例の場合、
シーン１……２０秒の「公園」，「ベンチ」，「物思
い」，「少女」， シーン２……５秒の「急」，「大事」，「思い出す」，
「少女」， シーン３……１５秒の「突然」，「駆け出す」，「遠ざ
かる」，「少女」，という具合に項目指定する。更に、
映像そのものを、インターネット１９０を通じてユーザ
ＰＣ１５０からＭＡサーバ１００に送り、これを直接Ｄ
ＡＷオペレータが参照することで、より映像にふさわし
い音楽を付けることができる。
い」，「少女」， シーン２……５秒の「急」，「大事」，「思い出す」，
「少女」， シーン３……１５秒の「突然」，「駆け出す」，「遠ざ
かる」，「少女」，という具合に項目指定する。更に、
映像そのものを、インターネット１９０を通じてユーザ
ＰＣ１５０からＭＡサーバ１００に送り、これを直接Ｄ
ＡＷオペレータが参照することで、より映像にふさわし
い音楽を付けることができる。
【００２６】＜他の実施形態＞……本発明には数多くの
実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変する
ことが可能である。例えば、次のようなものも含まれ
る。 （１）前記実施形態では、選曲・編集などの作業をＤＡ
Ｗオペレータが行ったが、処理内容によってはＤＡＷ２
００に自動処理プログラム２０４を用意して自動で処理
を行うようにしてもよい。例えば、素材曲に指定された
イン・アウトの処理を施す，テンポや調性の変更を行
う，繰り返しを設定するなどの処理が自動化可能であ
る。更に、このような自動処理可能な項目をユーザＰＣ
１５０に表示し、ユーザが任意に項目を変更して視聴で
きるようにしてもよい。 （２）前記実施形態では、インターネット１９０を介し
て納品データ１１６をユーザＰＣ１５０側でダウンロー
ドすることとしたが、もちろんＣＤ−Ｒ，ＤＶＤ−Ｒ，
テープなど、各種の記憶媒体を使用して納品するように
してもよい。 （３）前記実施形態は、楽曲の場合を例として説明した
が、本発明の音楽には、いわゆるＳＥ（音効果）やナレ
ーションなどの音声全般が含まれる。 （４）システム構成も、同様の作用を奏するように変更
してよい。例えば、前記実施形態では、ＭＡサーバ１０
０とＤＡＷ２００を別個の構成としたが、コンピュータ
システムとして一体に構成してよい。 （５）前記実施形態では、ＤＡＷを使用した場合を説明
したが、他の手段を使用することを妨げるものではな
い。また、注文の内容に応じて、一部をＤＡＷで担当
し、一部を作曲家が担当するという態様も考えられる。
実施形態があり、以上の開示に基づいて多様に改変する
ことが可能である。例えば、次のようなものも含まれ
る。 （１）前記実施形態では、選曲・編集などの作業をＤＡ
Ｗオペレータが行ったが、処理内容によってはＤＡＷ２
００に自動処理プログラム２０４を用意して自動で処理
を行うようにしてもよい。例えば、素材曲に指定された
イン・アウトの処理を施す，テンポや調性の変更を行
う，繰り返しを設定するなどの処理が自動化可能であ
る。更に、このような自動処理可能な項目をユーザＰＣ
１５０に表示し、ユーザが任意に項目を変更して視聴で
きるようにしてもよい。 （２）前記実施形態では、インターネット１９０を介し
て納品データ１１６をユーザＰＣ１５０側でダウンロー
ドすることとしたが、もちろんＣＤ−Ｒ，ＤＶＤ−Ｒ，
テープなど、各種の記憶媒体を使用して納品するように
してもよい。 （３）前記実施形態は、楽曲の場合を例として説明した
が、本発明の音楽には、いわゆるＳＥ（音効果）やナレ
ーションなどの音声全般が含まれる。 （４）システム構成も、同様の作用を奏するように変更
してよい。例えば、前記実施形態では、ＭＡサーバ１０
０とＤＡＷ２００を別個の構成としたが、コンピュータ
システムとして一体に構成してよい。 （５）前記実施形態では、ＤＡＷを使用した場合を説明
したが、他の手段を使用することを妨げるものではな
い。また、注文の内容に応じて、一部をＤＡＷで担当
し、一部を作曲家が担当するという態様も考えられる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的安いコストでありながら、短時間で効率的に品質
の高いオリジナリティ溢れる音楽を提供することができ
るという効果がある。
比較的安いコストでありながら、短時間で効率的に品質
の高いオリジナリティ溢れる音楽を提供することができ
るという効果がある。
【図１】本発明の一実施形態のシステム構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図２】注文のための項目を示す説明図である。
【図３】マルチトラックと２ミックスの様子を示す説明
図である。
図である。
【図４】ＤＡＷによるＭＡの作業の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【図５】前記実施形態の作用を示すシーケンス図であ
る。
る。
【図６】ユーザＰＣにおける画面表示例を示す説明図で
ある。
ある。
【図７】映像とそれに対する音楽付加の一例を示す説明
図である。
図である。
【図８】従来の音楽制作システムを示すブロック図であ
る。
る。
１０…ＴＶ放送局
１２…ＭＡスタディオ
１４…著作権フリー音源制作会社
１００…ＭＡサーバ
１０２…ユーザデータベース
１０４…試聴データベース
１０６…注文データベース
１０８…認証プログラム
１１０…注文プログラム
１１２…納品プログラム
１１４…注文データ
１１６…納品データ
１５０…ユーザＰＣ
１９０…インターネット
２００…ＤＡＷ
２０２…素材データ
２０４…自動処理プログラム
ＢＡ，ＢＢ…ボタン
Claims (8)
- 【請求項１】 予めサーバ側にマルチトラックの形で用
意した多数の素材データを利用する音楽提供方法であっ
て、 ネットワークを通じてユーザから注文を受けるステッ
プ，ＤＡＷにより、前記注文の内容に応じて前記素材デ
ータに必要な処理を施すステップ，前記処理後の音楽を
前記ユーザに提供するステップ，を含むことを特徴とす
る音楽提供方法。 - 【請求項２】 ネットワークを通じてユーザ側から受け
た注文内容に応じて音楽を創作しユーザに提供する音楽
制作システムであって、 マルチトラックの形で予め用意された多数の素材デー
タ，項目を設定して注文を行うための注文手段，創作し
た音楽を前記ユーザに納品する納品手段，を備えてお
り、 前記素材データを使用して、前記注文手段による注文内
容に応じた音楽を制作することを特徴とする音楽制作シ
ステム。 - 【請求項３】 前記音楽制作システムは、 該素材データを試聴するための試聴手段，を備えたこと
を特徴とする請求項２記載の音楽制作システム。 - 【請求項４】 前記音楽制作システムは、 前記ユーザに対する認証を行う認証手段，前記ユーザに
対するサービスの課金処理を行う課金手段，を備えたこ
とを特徴とする請求項２又は３記載の音楽制作システ
ム。 - 【請求項５】 前記音楽制作システムは、 前記素材データを使用して、前記注文手段による注文内
容に応じた音楽を、ＤＡＷを使用して制作することを特
徴とする請求項２〜４のいずれかに記載の音楽制作シス
テム。 - 【請求項６】 前記ＤＡＷが、前記素材データを使用し
て、前記注文手段による注文内容に応じた音楽を自動的
に制作する自動処理手段，を備えたことを特徴とする請
求項５記載の音楽制作システム。 - 【請求項７】 前記注文手段が、音楽の非専門用語を用
いて注文内容を設定可能であることを特徴とする請求項
２〜６のいずれかに記載の音楽制作システム。 - 【請求項８】 請求項２〜７のいずれかに記載の音楽制
作システムと、多数のユーザ端末をネットワークに接続
したことを特徴とする音楽提供システム。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002053458A JP2003255956A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 音楽提供方法及びそのシステム，音楽制作システム |
| AU2003211333A AU2003211333A1 (en) | 2002-02-28 | 2003-02-26 | Music providing method and system, and music creation system |
| PCT/JP2003/002156 WO2003073414A1 (fr) | 2002-02-28 | 2003-02-26 | Procede et systeme de fourniture de musique, et systeme de creation de musique |
| EP20030743039 EP1492080A1 (en) | 2002-02-28 | 2003-02-26 | Music providing method and system, and music creation system |
| US10/505,674 US20050108357A1 (en) | 2002-02-28 | 2003-02-26 | Music providing method and system and music creation system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002053458A JP2003255956A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 音楽提供方法及びそのシステム，音楽制作システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003255956A true JP2003255956A (ja) | 2003-09-10 |
Family
ID=27764361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002053458A Pending JP2003255956A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 音楽提供方法及びそのシステム，音楽制作システム |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20050108357A1 (ja) |
| EP (1) | EP1492080A1 (ja) |
| JP (1) | JP2003255956A (ja) |
| AU (1) | AU2003211333A1 (ja) |
| WO (1) | WO2003073414A1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JP2006085045A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Sony Corp | 情報処理装置および方法、記録媒体、プログラム、並びに情報処理システム |
| EP1975867A3 (en) * | 2007-03-26 | 2009-05-27 | Yamaha Corporation | Music data providing system |
| US20090125799A1 (en) * | 2007-11-14 | 2009-05-14 | Kirby Nathaniel B | User interface image partitioning |
| US9159363B2 (en) | 2010-04-02 | 2015-10-13 | Adobe Systems Incorporated | Systems and methods for adjusting audio attributes of clip-based audio content |
| JP5842545B2 (ja) * | 2011-03-02 | 2016-01-13 | ヤマハ株式会社 | 発音制御装置、発音制御システム、プログラム及び発音制御方法 |
| JP2013050530A (ja) | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Casio Comput Co Ltd | 録音再生装置およびプログラム |
| JP5610235B2 (ja) * | 2012-01-17 | 2014-10-22 | カシオ計算機株式会社 | 録音再生装置およびプログラム |
| US20150114208A1 (en) * | 2012-06-18 | 2015-04-30 | Sergey Alexandrovich Lapkovsky | Method for adjusting the parameters of a musical composition |
| US9047854B1 (en) * | 2014-03-14 | 2015-06-02 | Topline Concepts, LLC | Apparatus and method for the continuous operation of musical instruments |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5963916A (en) * | 1990-09-13 | 1999-10-05 | Intouch Group, Inc. | Network apparatus and method for preview of music products and compilation of market data |
| US6385596B1 (en) * | 1998-02-06 | 2002-05-07 | Liquid Audio, Inc. | Secure online music distribution system |
| JP2001042866A (ja) * | 1999-05-21 | 2001-02-16 | Yamaha Corp | ネットワークを介したコンテンツ提供方法及びシステム |
| JP2001296865A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-26 | Mudix Inc | 楽曲管理データベースシステム及び楽曲共同制作支援システム |
| WO2002021838A1 (en) * | 2000-09-06 | 2002-03-14 | Robert Agresta | Entertainment server with portable terminal |
| US20020042834A1 (en) * | 2000-10-10 | 2002-04-11 | Reelscore, Llc | Network music and video distribution and synchronization system |
| US20020099801A1 (en) * | 2000-10-25 | 2002-07-25 | Miruka Ishii | Data transmission-reception system and data transmission-reception method |
| ATE552562T1 (de) * | 2000-11-10 | 2012-04-15 | Aol Musicnow Llc | Verteilungs und -abonnementsystem für digitalen inhalt |
| US20020152095A1 (en) * | 2001-04-06 | 2002-10-17 | Herbert Jordon | Creative license, a seamless process to search for, synchronize, and license music in visual media |
| US20030055914A1 (en) * | 2001-08-01 | 2003-03-20 | Izuru Tanaka | Communication apparatus and method, recording medium, program, and content providing apparatus |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002053458A patent/JP2003255956A/ja active Pending
-
2003
- 2003-02-26 AU AU2003211333A patent/AU2003211333A1/en not_active Abandoned
- 2003-02-26 WO PCT/JP2003/002156 patent/WO2003073414A1/ja not_active Application Discontinuation
- 2003-02-26 US US10/505,674 patent/US20050108357A1/en not_active Abandoned
- 2003-02-26 EP EP20030743039 patent/EP1492080A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20050108357A1 (en) | 2005-05-19 |
| EP1492080A1 (en) | 2004-12-29 |
| AU2003211333A1 (en) | 2003-09-09 |
| WO2003073414A1 (fr) | 2003-09-04 |
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