JP2003255430A - 映像診断装置、車載型映像監視装置の映像診断システム - Google Patents

映像診断装置、車載型映像監視装置の映像診断システム

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JP2003255430A
JP2003255430A JP2002054772A JP2002054772A JP2003255430A JP 2003255430 A JP2003255430 A JP 2003255430A JP 2002054772 A JP2002054772 A JP 2002054772A JP 2002054772 A JP2002054772 A JP 2002054772A JP 2003255430 A JP2003255430 A JP 2003255430A
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diagnostic
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、異常状態の映像か否かを診断す
ることができる。 【解決手段】 この発明は、映像を用いた車両用監視シ
ステムにおいて、監視対象領域とその隣接領域のそれぞ
れにおける輝度分布、およびそれら分布間同士の関係と
を用いて異常状態かどうかを判定するようにしたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の前方ある
いは後方等の監視用の車載カメラの映像を診断する映像
診断装置、車両用監視装置における映像診断システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車運転時の安全性を向上させる目的
で、運転時に計測可能な画像入力センサの計測結果を評
価して、警告を発したり運転制御を行って事故を回避す
るための装置が数多く提案されている。
【0003】たとえば、自車前方に設置されたカメラを
用いるものとして、走行路前面の単一カメラからの画像
解析によって自車線を抽出し走行路逸脱警報を発するた
めのものや、走行路前面の複数台のカメラ画像の解析に
よりステレオの原理を用いて、走行路前面の障害物を検
知したり、自車の前走車との距離を計測して追突警報を
行うものなどがある。
【0004】また、自車後方に設置されたカメラを用い
るものとして、自車の後方から接近して自軍を追い越す
動きのある他車を検知し、接触事故予防のための警報を
発する装置などがある。
【0005】このような監視、警報装置において、入力
画像が本来の監視処理に対して適正か、どうかを判定す
るものとして、逆光やスメアー(smear)のような
輝度レベルの問題に注目し、画面内の輝度レベルの代表
値をある閾値にしたがって評価し、是非を判定するもの
がある。たとえば、特開2001−43377号公報で
は、画面内の水平方向の輝度分布を異常時の分布と比較
することで前述の判定をおこなっている。また、特開2
001−43352号公報においては、画像の水平方向
のエッジ(edge)が少なく、かつ平均輝度が高いと
きにフェールと判定するものである。
【0006】前述したこれら従来技術からなる装置の大
部分は、ある特定の特徴量を検出するために良好な入力
映像が得られる場合を仮定しており、場合によっては検
出条件を満たさない(以後異常映像と称する)ことも考
えられる。この例として、入力画像の輝度が異常に高く
飽和状態になったり逆に非常に不足している場合、およ
び悪天候による雨滴、雪等、またはその他なんらかの汚
れ、ゴミ等が撮像面に付着したり故意に正常映像が遮ら
れてしまった場合などがある。
【0007】以上の場合、ユーザーが異常に気付かずに
装置を使用し続けたことで、本来の映像特徴量の計測が
できないために所望の監視結果が得られない恐れがあ
る。その場合、車両運転中のユーザが誤った判断をし
て、事故につながるおそれがある。これに対して、異常
映像に対する手段を講じている車載監視装置の従来例と
して、前述の特開2001−43377号公報や特開2
001−43352号公報、または特願平07−121
678号(車両用車外監視装置)などがある。
【0008】前者は逆光やスメアー(smear)のよ
うな輝度レベルの影響によっておこる異常映像を検知す
るためのものであるが、輝度分布やエッジ量の判定を水
平方向のみで行っており、車両の進行方向が暗に画面垂
直方向に仮定されており、不十分と考えられる。また、
一般に車載監視装置において起こり得る異常状態として
は、このような輝度レベルの問題以外に、撮像系レンズ
面等に付着物が存在するために起こるものも多く、その
ための対策が考慮されていない。
【0009】一方、後者の例では撮像装置の画像取込タ
イミングをワイパーの動きと連動させたものであるた
め、雨雪による影響によって生じる異常映像をワイパー
で除去してから使用しているために、ワイパーを動作さ
せている場合には、付着物の問題にも対処できる。しか
し一般に晴天時や少雨の場合にワイパーを使用するユー
ザは極めて少ないため、後者の方法を用いても異常映像
に気付かずに監視装置を動作させ続けユーザの判断をあ
やまらせる可能性が残り、問題である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、監視用の
映像が規格に満たない異常状態の映像か否かを診断する
ことができることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の映像診断装置
は、所定の視野の映像を撮影する撮影手段と、この撮影
手段により撮影された映像における特定領域の輝度分布
とこの特定領域の近接領域の輝度分布とにより、異常状
態の映像か否かを診断する診断手段とを有する。
【0012】この発明の車両用監視装置における映像診
断システムは、車両に設けられ、所定の視野の映像を撮
影する撮影手段と、この撮影手段により撮影された映像
から得られる特徴を監視する監視手段とからなる車載型
映像監視装置に用いられる映像を診断するものにおい
て、上記撮影手段により撮影された映像における特定領
域の輝度分布とこの特定領域の近接領域の輝度分布とに
より、異常状態の映像か否かを診断する診断手段を有す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態の車載型映像監視装置の映像診断システムを説
明する。すなわち、オプティカルフロー(optica
l−flow)検出を基本原理とする車載型映像監視装
置によって監視を実施する場合に、入力映像診断を行う
システムの実施例を示す。車載型映像監視装置は、画像
の中の動き情報を検出し、この動き情報に基づいて、車
両がどこにいるとか、追越を掛けてきたとか、横から出
てきた等を監視するものである。この装置における基と
なる入力映像の診断を行うものである。
【0014】図1は、後側方監視用途で用いられる車載
型映像監視装置の映像診断システムの概略構成を示すブ
ロック図である。
【0015】この車載型映像監視装置の映像診断システ
ムは、車両に搭載される車載型映像監視装置の映像を診
断するシステムであり、映像入力手段1、映像監視手段
2、映像診断領域決定手段3、判定モード設定手段4、
高輝度異常映像判定手段5、異物付着異常映像判定手段
6、警報手段7、非映像センサ8により構成されてい
る。
【0016】上記映像入力手段1、映像監視手段2、警
報手段7により、車両の後方の映像に基づいて後側方か
らの追い越し車両の存在についての警告信号を発する運
転支援システム(車載型映像監視装置)となっている。
【0017】映像入力手段1は、車両後部から後側方視
野(自車線の両隣りの車線に相当する)をカバーするよ
うに自車の後方を撮像する撮像手段としてのCCDカメ
ラ(車載カメラ)により構成され、撮像画像はディジタ
ル化された映像として映像監視手段2、映像診断領域決
定手段3、高輝度異常映像判定手段5、異物付着異常映
像判定手段6に出力される。この映像入力手段1の撮像
面(カメラレンズ)、またはそのカバー面などに雨滴、
雪、氷、泥などの異物が付着したり、逆光、昼間のトン
ネルの出入りによる照度の急変などによって入力映像が
劣化し、監視が不可能になる場合がある。
【0018】映像監視手段2は、後述する手法により、
映像入力手段1からの入力映像としてのディジタル化さ
れた映像信号を用いて追い越し等の後側方監視処理を行
うものである。映像診断領域決定手段3は、映像入力手
段1からの入力映像としてのディジタル化された映像信
号を用いて、図2に示すように、映像監視手段2が処理
対象とする画面内の追越車両監視領域Adと、この追越
車両監視領域Adに隣接する周辺領域Asとをたとえば
白線の判断に基づいて映像診断領域として決定するもの
である。
【0019】たとえば、映像入力手段1からの複数フレ
ームのビットマップデータを用いて、車両等の搬送方向
(舵角の方向)と略同じ方向に連続する所定の幅を持っ
たデータを抽出することにより判断できる。
【0020】判定モード設定手段4は、高輝度異常映像
判定手段5、異物付着異常映像判定手段6が、1つのフ
レーム単位で処理を行うのか、複数のフレーム単位で処
理を行うのかを設定するものである。
【0021】高輝度異常映像判定手段5は、入力映像が
高輝度による異常映像であるか否かを判定するものであ
る。
【0022】異物付着異常映像判定手段6は、入力映像
が異物付着による異常映像であるか否かを判定するもの
である。
【0023】警報手段7は、映像監視手段2による映像
の監視結果が映像、音声にて報知するものである。非映
像センサ8は、本システムで使用するシステム時計、速
度センサ、舵角センサ、ワーパースイッチの各センサと
なっている。
【0024】第1の実施形態は、輝度に関する異常映像
の診断を行うものである。
【0025】第1の実施形態は、映像を用いた車両用監
視システムにおいて、入力映像が監視に不適な異常状態
映像であることをオンライン検出する映像診断方式であ
り、異常状態映像として強反射、強入射光による輝度飽
和映像を想定するが、正常映像と異常映像に対する監視
対象領域とその周囲領域との輝度分布、およびそれぞれ
の領域での輝度分布同士の関係を用いて正常と異常とを
判定するものである。
【0026】第2の実施形態は、輝度に関する異常映像
の診断での複数フレーム情報を利用するものである。 第2の実施形態は、映像を用いた車両用監視システムに
おいて、入力映像が監視に不適な異常状態映像であるこ
とをオンライン検出する映像診断方式であり、異常状態
映像として強反射、強入射光による輝度飽和映像を想定
するが、正常映像と異常映像に対する監視対象領域とそ
の周囲領域との輝度分布、およびそれぞれの領域での輝
度分布同士の関係を用いて正常と異常とを判定すること
を特徴とする車両用監視装置において、映像中から時系
列的に得られる前述の正常、異常判定情報を複数フレー
ム画像全体または一部から抽出して、その時間的分布を
評価することによって監視不可能な異常状態映像を判定
するものである。
【0027】第3の実施形態は、異物付着に関する異常
映像の診断を行うものである。
【0028】第3の実施形態は、映像を用いた車両用監
視システムにおいて、入力映像が監視に不適な異常状態
映像であることをオンライン検出する映像診断方式であ
り、異常状態映像として撮像系レンズ面等に付着物が存
在するために、本来の監視対象映像が遮られてしまった
場合の映像を想定し、付着物が存在する映像中では、画
面内のテクスチャ量が正常時より少なく、かつテクスチ
ャの移動量が少ないのに対し、正常映像中では、テクス
チャ量は多く、またその中での背景物体や移動物体上の
テクスチャは移動するという特性に従って、画面内監視
対象、領域でのテクスチャ総量に対する移動するテクス
チャ量の比を評価して異常状態を検知するものである。
【0029】第4の実施形態は、異物付着に関する異常
映像の診断での複数フレーム情報の利用を行うものであ
る。
【0030】第4の実施形態は、映像を用いた車両用監
視システムにおいて、入力映像が監視に不適な異常状態
映像であることをオンライン検出する映像診断方式であ
り、異常状態映像として撮像系レンズ面等に付着物が存
在するために、本来の監視対象映像が遮られてしまった
場合の映像を想定し、付着物が存在する映像中では、画
面内のテクスチャ量が正常時より少なく、かつテクスチ
ャの移動量が少ないのに対し、正常映像中では、テクス
チャ量は多く、またその中での背景物体や移動物体上の
テクスチャは移動するという特性に従って、画面内監視
対象領域でのテクスチャ総量に対する移動するテクスチ
ャ量の比を評価して瞬間での異常状態を検知し、その時
間的な分布から異常状態であるかどうかを判定するもの
である。第5の実施形態は、異物付着に関する異常映像
の診断における昼夜対応を行うものである。映像を用い
た車両用監視システムにおいて、入力映像が監視に不適
な異常状態映像であることをオンライン検出する映像診
断方式であり、異常状態映像として撮像系レンズ面等に
付着物が存在するために、本来の監視対象映像が遮られ
てしまった場合の映像を想定し、付着物のテクスチャは
移動量が少ないのに対し、背景物体やシーン内の移動物
体のテクスチャは移動するという特性に従って、画面内
テクスチャ領域の総量に対する移動するテクスチャ領域
の量(面積)比を閾値処理して異常状態を検知する車両
用監視装置における映像診断方式において、画面内の輝
度代表値から昼夜を区別(または輝度が夜間に準ずるレ
ベルかどうかを区別)し、異常映像と判定するための上
記閾値を変えるものである。
【0031】第6の実施形態は、映像の診断結果の通知
を行うものである。
【0032】第6の実施形態は、監視領域全体、または
監視領域を複数部分に分割した小領域毎について、複数
の異常状態判定を行い、その結果を原因ごとの判定結果
をユーザに通知するものである。
【0033】上記車両用監視システム中の映像監視手段
2は、例えば参考文献(特開2000−11133号公
報、移動物体検出装置及びその方法)に示すような手法
を用いた手段、または装置でよいが、後側方からの追い
越し車両の存在についての警告信号を発することができ
るものとする。そのために前記映像入力手段1から入力
され、ディジタル化された映像のうちある1フレームの
中の指定領域についてある一定強度以上のテクスチャが
存在する画素について、別時点のフレームにおいて対応
付けをとり、それら同一と考えられる点のそれぞれのフ
レーム間での移動ベクトル(Optical flo
w)を評価する手法を用いているものと仮定する。
【0034】この監視手法の場合、例えば前述の映像入
力手段1の撮像面、またはそのカバー面などに雨滴、
雪、氷、泥などの異物が付着したり、逆光、昼間のトン
ネルの出入りによる照度の急変などによって入力映像が
劣化し、監視が不可能になる場合がある。雨滴、氷逆光
などの結果、主に画像は輝度が飽和ぎみになったり、コ
ントラスト不足となり、検出対象物に対する充分なテク
スチャが存在しない画像である場合が多い。また、泥の
付着の場合は主に対象物が隠蔽されて正確な追跡が行な
えない。雪、氷の場台には、その付着量によって、コン
トラスト不足と隠蔽のどちらか、または両方の原因によ
って、やはり追跡による監視が不可能になる場合が多
い。一般には、上述の監視を失敗させるような要因は複
合して発生し、またその程度が本来の監視処理にどのよ
うな影響を及ぼした場合に監視不可能になるのかを詳細
に調査することは困難な作業となる。
【0035】したがって、第1の実施形態から第6の実
施形態に示す各処理方法を用いることで、入力画像に生
じた異常状態が、上述の主なる異常映像のうちのどちら
か、または両方に該当するかどうかを、各々の異常映像
ごとのチェック手法を並列に適用して判定することで、
実際の映像監視手段2の処理を行なわないか、または映
像監視手段2の処理と並行して、その処理成否を予測し
入力画像が異常か正常かを通報することが可能となる。
【0036】本システムの処理を大きく分けると、入力
が監視映像として適切なものかどうかを判断するため
に、入力映像が高輝度異常映像であるかどうかを判定す
るための高輝度異常映像判定ステップと、入力映像が異
物付着による異常映像であるかどうかを判定するための
付着異常映像判定ステップと、それら両者からの判定結
果を合成して、監視領域ごとに通報するための警報ステ
ップとからなる。この時の全体処理の流れを図3のフロ
ーチャートに示す。
【0037】まず、車両後部から後側方視野(自車線の
両隣りの車線に相当する)をカバーするように設置され
た映像入力手段1において入力され(ST1)、ディジ
タル化された映像信号が映像監視手段2において、本来
の目的である後側方監視処理に用いられる(ST2)。
この処理の結果はある時点における追い越し車両存在の
有無と、もし存在した場合には、その位置と自車両まで
の距離であり、これら情報を警報手段7において、追い
越し車両が自車両の左右どちらかに存在し、距離(また
は接近の度合)がどの程度かを出力する。
【0038】後側方監視処理と並行して、前述の高輝度
異常映像判定ステップにおいては、映像診断領域決定手
段3によって、映像監視手段2自身が処理対象とする画
面内の追越車両監視領域Adと、この追越車両監視領域
Adに隣接する周辺領域Asとを映像診断領域として設
定する。
【0039】これにより、高輝度異常映像判定手段5に
おいて、第1の実施形態に示すように、監視対象領域と
その周囲領域との輝度分布、およびそれぞれの領域での
輝度分布同士の関係を用いて正常と異常とを判定する
(ST3)。この際ユーザは、あらかじめ判定モード設
定手段4を用いて、高輝度異常映像判定手段5での処理
を第1の実施形態で示すような単一フレームごとに算出
するのか、第1の実施形態に示すように、異常であるか
正常であるかを判定するための情報を複数フレーム画像
全体または一部から抽出して、その時間的分布を評価す
ることで、総合的に異常映像を判定するのか否かのモー
ドを設定しておくことができる。
【0040】また、同じく前述の付着異常映像判定ステ
ップにおいては、第3の実施形態に示すように、付着物
が存在する映像中では、画面内のテクスチャ量が正常時
より少なく、かつテクスチャの移動量が少ないのに対
し、正常映像中では、テクスチャ量は多く、またその中
での背景物体や移動物体上のテクスチャは移動するとい
う特性に従って、画面内監視対象領域でのテクスチャ総
量に対する移動するテクスチャ量の比を評価して、入力
映像が、異物付着による異常映像か否かの判定を異物付
着異常映像判定手段6において行う(ST4)。高輝度
異常映像判定ステップでの場合と同様に、本ステップに
おいてもユーザが、あらかじめ判定モード設定手段4を
用いて、異物付着異常映像判定手段6での処理を第3の
実施形態で示すような単一フレームごとに算出するの
か、第4の実施形態に示すように、異常であるか正常で
あるかを判定するための情報を複数フレーム画像全体ま
たは一部から抽出して、その時間的分布を評価すること
で、総合的に異常映像を判定するのか否かのモードを設
定しておくことができる。
【0041】最後に、上記2ステップによって、各判定
処理領域(追越車両監視領域Ad)ごとに算出された高
輝度異常映像か否か、および異物付着異常映像か否かに
ついての判定結果は、高輝度異常映像判定手段5、およ
び異物付着異常映像判定手段6から、警報手段7に送ら
れ、この警報手段7によってまとめられた後、音声と映
像に変換され、ユーザに提示される(ST5)。この点
は第6の実施形態に示す。
【0042】次に、上記高輝度異常映像判定ステップの
処理について説明する。
【0043】本ステップで検出対象とする異常映像は、
真後ろや横から入射する強い光(逆光やスメアー)によ
るものであり、図4に示すようなものである。この場
合、映像の上部に逆光による白く飛んでしまって見えな
くなった部分(高輝度部分)がある異常映像である。
【0044】まず、フレームごとに、映像監視手段2が
処理対象とする、追越車両監視領域(図2)Adの輝度
頻度分布Hdと、周辺領域Asの輝度頻度分布Hsを求
め、輝度頻度分布の特徴と輝度頻度分布間の関係とか
ら、高輝度異常映像か否かの判定を各フレームにおいて
行う。
【0045】具体的には図2の追越車両監視領域Adと
周辺領域Asについて、輝度頻度分布Hd、Hsをそれ
ぞれ求め、追越車両監視領域Ad内の輝度頻度分布Hd
について、閾値Lより大なる輝度を持つ画素数と追越車
両監視領域Ad内の全画素数との比Rdを算出し、閾値
Rtに対し、 Rd>Rt (1) なる場合に該当フレームの該当追越車両監視領域Ad内
において高輝度異常映像の候補とする。
【0046】ここで単に追越車両監視領域Ad内部のみ
が高輝度なものとしては、白色の車の進入、車道への積
雪等の例があり誤判定の恐れがある。そこで監視対象領
域のみが高輝度なのではなく、その周辺部もある程度高
輝度であるようなもののみを高輝度異常映像とすること
で判定精度を向上する。このために、あらかじめ複数の
正常映像と高輝度異常映像とで上記Rtに相当する量
と、周辺領域As内の輝度頻度分布Hsについて閾値L
より大なる輝度を持つ画素数とAs領域内全画素数との
比Rsとを算出してそれらの関係を関数近似しておく。
そして判定段階において、入力映像についてのRsに相
当する量を上記関数G(x)にあてはめることで判定を
行う。すなわち、以下式を満たす場合に、高輝度異常映
像と判定する。
【0047】 Rs>G(Rt) (2) ここに、関数G(x)としては例えば1次関数を用いて
以下のようなもので良い。
【0048】 G(x)=P*x+Q (3) ここにP、Qは上記で求められていた一次関数のパラメ
ータであり、以下を最小二乗の意味で満たすものとして
良い。
【0049】 Rs=P*Rd+Q (4) また上記式(4)であてはめ関数としては、Rdに関し
ての一次式を用いていたが、処理速度が許すならば、よ
り次数をあげて二次式以上の関数を用いてもよい。ここ
までの処理は第1の実施形態に該当する。
【0050】上記関数G(x)としては、高輝度の異常
映像における追越車両監視領域Adに対する輝度分布
(図5)と周辺領域Asに対する輝度分布(図6)を用
いて、追越車両監視領域Ad内の閾値Lより大なる輝度
を持つ画素数Pdと追越車両監視領域Ad内の全画素数
Qdとの比Rdを算出し、周辺領域As内の閾値Lより
大なる輝度を持つ画素数Psと周辺領域As内の全画素
数Qsとの比Rsを算出し、この値をプロットすること
により得られた図7に示すようなグラフにより、上記あ
てはめ関数による式が生成される。
【0051】さらに前述のように高輝度による異常映像
を安定して抽出する目的のために、判定モード設定手段
4を用いて、複数フレームでの情報を総合して、異常か
否かを判定する場合の処理としては、各フレームごとに
式1、および式3の条件を判定し、条件が満たされた場
合に、輝度異常フレーム候補のフレーム数カウントCを
大きくする。そして一定繰り返しフレーム数Fごとに以
下をチェックし、条件を満たした場合に異常映像と判定
する。
【0052】 C/F>S (5) ただし、ここでSを異常フレーム数割合の閾値とする。
以上処理は第2の実施形態に該当する。
【0053】上記第1の実施形態による高輝度異常映像
判定ステップの処理を、図8に示すフローチャートを参
照しつつ説明する。
【0054】すなわち、高輝度異常映像判定手段5は、
映像入力手段1から供給される現フレーム画像を取得す
る(ST11)。
【0055】高輝度異常映像判定手段5は、この現フレ
ーム画像に対して、映像診断領域決定手段3によって設
定された領域情報に基づいて追越車両監視領域Adと周
辺領域Asを設定する(ST12)。
【0056】これにより、高輝度異常映像判定手段5
は、追越車両監視領域Ad内で輝度が閾値Lより大なる
画素数Pdと追越車両監視領域Ad全体の画素数Qdと
の比Rdを算出する(ST13)。 また、高輝度異常映像判定手段5は、周辺領域As内で
輝度が閾値Lより大なる画素数Psと周辺領域As全体
の画素数Qdとの比Rsを算出する(ST14)。
【0057】この結果、高輝度異常映像判定手段5は、
比Rdが閾値Rtよりも大きく、かつ比RsがG(R
t)よりも大きいか否かを判断する(ST15)。
【0058】この判断の結果、比Rdが閾値Rtよりも
大きく、かつ比RsがG(Rt)よりも大きい場合に、
高輝度異常映像判定手段5は、追越車両監視領域Ad内
での高輝度映像異常を判断し、高輝度映像異常情報を警
報手段7に出力し(ST16)、ステップ11に戻る。 また、ステップ15において、比Rdが閾値Rtよりも
小さく、あるいは比RsがG(Rt)よりも小さい場合
に、高輝度異常映像判定手段5は、追越車両監視領域A
d内での高輝度映像異常が発生していない(正常)と判
断し、ステップ11に戻る。
【0059】なお、上記白線検知による領域情報の決定
を高輝度異常映像判定手段5が行うようにしても良い。
【0060】次に、上記第2の実施形態による高輝度異
常映像判定ステップの処理を、図9に示すフローチャー
トを参照しつつ説明する。
【0061】この場合、高輝度異常映像判定手段5に、
高輝度フレーム候補のカウントが為される高輝度フレー
ム候補カウンタCと、サンプリングするフレーム数がカ
ウントされるフレームカウンタFとが設けられる。
【0062】すなわち、高輝度異常映像判定手段5は、
高輝度フレーム候補カウンタC=0、フレームカウンタ
F=0を設定する(ST20)。ついで、高輝度異常映
像判定手段5は、映像入力手段1から供給される現フレ
ーム画像を取得する(ST21)。
【0063】高輝度異常映像判定手段5は、この現フレ
ーム画像に対して、映像診断領域決定手段3による白線
検知によって設定された領域情報に基づいて追越車両監
視領域Adと周辺領域Asを設定する(ST22)。
【0064】これにより、高輝度異常映像判定手段5
は、追越車両監視領域Ad内で輝度が閾値Lより大なる
画素数Pdと追越車両監視領域Ad全体の画素数Qdと
の比Rdを算出する(ST23)。 また、高輝度異常映像判定手段5は、周辺領域As内で
輝度が閾値Lより大なる画素数Psと周辺領域As全体
の画素数Qdとの比Rsを算出する(ST24)。
【0065】この結果、高輝度異常映像判定手段5は、
比Rdが閾値Rtよりも大きく、かつ比RsがG(R
t)よりも大きいか否かを判断する(ST25)。
【0066】この判断の結果、比Rdが閾値Rtよりも
大きく、かつ比RsがG(Rt)よりも大きい場合に、
高輝度異常映像判定手段5は、高輝度フレーム候補カウ
ンタCをカウントアップ(C=C+1)する(ST2
6)。さらに、高輝度異常映像判定手段5は、フレーム
カウンタFがサンプリングするフレーム数(Ft)に達
したか否かを判断する(ST27)。
【0067】そして、高輝度異常映像判定手段5は、フ
レームカウンタFがサンプリングするフレーム数に達し
たと判断した際、高輝度フレーム候補数をサンプリング
するフレーム数により除算した値が、所定値Sよりも大
きい場合に(ST28)、追越車両監視領域Ad内での
高輝度映像異常を判断し、高輝度映像異常情報を警報手
段7に出力し(ST29)、高輝度フレーム候補カウン
タCを0に設定し、フレームカウンタFを0に設定し
(ST30)、ステップ21に戻る。
【0068】また、ステップ25において、比Rdが閾
値Rtよりも小さく、あるいは比RsがG(Rt)より
も小さい場合、またはステップ27において、フレーム
カウンタFがサンプリングするフレーム数(Ft)に達
していないと判断された場合、高輝度異常映像判定手段
5は、フレームカウンタFをカウントアップ(F=F+
1)し(ST31)、ステップ21に戻る。
【0069】また、ステップ28において、高輝度異常
映像判定手段5は、高輝度フレーム候補数をサンプリン
グするフレーム数により除算した値が、所定値(異常フ
レーム数割合の閾値)Sよりも小さい場合に、ステップ
21に戻る。
【0070】また、上記第1の実施形態と上記第2の実
施形態とが、判定モード設定手段4により設定されてい
る判定モードに基づいて、1つのフレーム単位の処理を
行うのか、複数フレームによる処理を行うようにしても
良い。
【0071】この場合、図10に示すように、図9に示
すフローチャートに、ステップ25のYES、NOのそ
れぞれの後段に複数フレーム判定モードかを判断するス
テップ33、34を追加する。ステップ33によりNO
を判断した際、ステップ21に戻り、ステップ33によ
りYESを判断した際、ステップ31に進む。
【0072】また、ステップ34によりYESを判断し
た際、ステップ26に進み、ステップ34によりNOを
判断した際、追越車両監視領域Ad内での高輝度映像異
常を判断し、高輝度映像異常情報を警報手段7に出力し
(ST35)、ステップ21に戻る。
【0073】次に、上記付着異常映像判定ステップの処
理について説明する。
【0074】本ステップで検出対象とする異常映像は、
画面を覆う形の雪、泥等の付着によるものであり、図1
1に示すようなものである。通常、視界が良好の状態で
車両が移動している場合、映像入力手段1からの映像を
解析してoptical flow(=移動ベクトル)
を求めたとすると、前記追越車両監視領域Adにおいて
は、絶対値が完全に0となるoptical flow
は極めて少ない。一方、図11の雪、泥などの付着によ
る不検出状態では、同じ検知領域内において、このよう
な速度0の移動ベクトル数V0の割合は多くなる。した
がって、毎フレームでの前記追越車両監視領域Ad内の
テクスチャのある画素集合Gに対して、移動ベクトルを
計測し、速度0なる移動ベクトル数V0と画素集合Gの
うちの全移動ベクトル数Vaとの比が下式のように、閾
値Mより小さい場合、現在のフレームFを”付着による
不検出候補フレーム”Fsとする。
【0075】 F=Fs.ifV0/Va<M (6) ただし上記において、移動ベクトルの算出には、一般に
相関法と呼ばれる方法を用いる。すなわち、まず、ある
フレームt内での注目画素p(x,y,t)について、
その近傍領域rと、他フレームt’において、前述p
(x,y,t)の周囲w以内のある画素p’(x’,
y’,t’)の近傍領域r’(ただし、rとr’とは同
一形状)とを仮定し、rとr’内部の対応する画素同士
の輝度積または輝度差の絶対値を求め、r領域内につい
ての総和Sを求める。この処理を前記w以内の全画素に
ついて行い、sがある閾値st以下で、かつ最小となる
ような画素p’=p”を求め、ベクトルpp”を移動ベ
クトルとする。 一般に注目画素は画面内で強いテクスチャを持つもの
を、例えばエッジ画像の閾値処理などを用いて選んで用
いる(閾値による2値化)が、付着物が画面内監視領域
の大半を覆って監視に支障をきたすような場合には、通
常、画面内に強いテクスチャを持つ画素が少ないため、
ここでは、ある程度エッジ抽出閾値を小さくして画素の
選択を行う。ところが、夜間では、付着物が無い状態に
おいても、強いテクスチャを持つ画素が少なく、上述の
p”の探索が失敗する場合があるが、この場合には、注
目画素からの移動ベクトル量は0として扱う。したがっ
て夜間では、式(6)中のV0は昼間に比べて小さくな
る。
【0076】このような理由から、式(6)中での閾値
Mは、昼夜では異なるものを使うべきであるが、本方式
では第5の実施形態に述べるように、画面全体、または
一部領域について、輝度代表値を算出し、昼夜(また
は、これに相当する状態か否か)を区別し、昼と判定さ
れた場合の上述の閾値M=Mdより、夜間と判定された
場合の閾値M=Mnを低く設定する。ここでは上記輝度
代表値として例えば、全画面領域の画像を一定サイズ縮
小した画像の輝度総和をLMとして、輝度総和LMが輝
度総和の閾値LT以上の場合閾値M=Mdとし、それ以
外のとき閾値M=Mnを選択する。
【0077】また、上記処理では付着物によって、一般
にテクスチャ強度が低下することを前提に、そもそも強
いテクスチャ領域を含む映像については、付着物検出が
おこなわれにくいように閾値Mを大きく設定して処理を
行う。ここでは、強いテクスチャ領域の確認のために、
エッジ画像のうち、輝度の閾値Et以上の輝度値を有す
る画素の数Enが、閾値Entより大の場合にM=M
d’を用いる。このMd’は、Mdに対して1より大き
な数が乗算されたものとなっている。
【0078】ところが一方、たとえば渋滞の多い市街地
走行を行う場合のように、自車両の速度が低速かつテク
スチャの複雑な走行シーンが多くある場合、図1中の非
映像センサ8として車速センサを用いて自車速度を求
め、その速度が小さく閾値SPt以下の時には、前述の
閾値Mを非常に大きな値(=Md”)とすることを行っ
てもよい。このMd”は、Md’に対して1より大きな
数が乗算されたものとなっている。
【0079】さらに高輝度異常映像検出と同様に、判定
モード設定手段4を用いて、複数フレームでの情報を総
合して、異常か否かを判定する場合の処理としては、こ
のようなフレームごとの不検出候補Fsの判定をある一
定時間(一定フレーム数)Ncを単位として行い、Nc
フレーム中のFsなるフレームの数NsとNcとの比が
閾値Stを超える場合、すなわち、 Ns/Nc>St. (7) この場合に付着状態と判定する。なお、この部分の処理
は、第4の実施形態に示すものに相当する。
【0080】上記第3の実施形態による異物付着異常映
像判定ステップの処理を、図12に示すフローチャート
を参照しつつ説明する。
【0081】すなわち、異物付着異常映像判定手段6
は、映像入力手段1から供給される現フレーム画像を取
得する(ST41)。
【0082】異物付着異常映像判定手段6は、この現フ
レーム画像に対して、映像診断領域決定手段3によって
設定された領域情報に基づいて追越車両監視領域Adを
設定する(ST42)。
【0083】これにより、異物付着異常映像判定手段6
は、追越車両監視領域Ad内で、エッジ画像を作成し、
かつ一定閾値で2値化した画素集合Gとする(ST4
3)。
【0084】異物付着異常映像判定手段6は、追越車両
監視領域Ad内の画像を一定サイズ縮小した画像の輝度
総和LMを算出する(ST44)。
【0085】異物付着異常映像判定手段6は、輝度総和
LMが昼夜の閾値LTより大きいか否かにより(LM>
LT?)、昼か夜かを判断する(ST45)。
【0086】異物付着異常映像判定手段6は、「LM>
LT」の場合、昼と判断し、閾値Mを閾値Mdに設定す
る(ST46)。また、異物付着異常映像判定手段6
は、「LM<LT」の場合、夜と判断し、閾値Mを閾値
Mn(閾値Mnは閾値Mdよりも小さいものとなってい
る)に設定する(ST47)。
【0087】異物付着異常映像判定手段6は、強いテク
スチャ領域の確認のために、エッジ画像つまり画素集合
G内での輝度の閾値Et以上の輝度値を有する画素の数
Enが、閾値Entより大(En>Ent)か否かを判
断する(ST48)。異物付着異常映像判定手段6は、
画素の数Enが、閾値Entより大を判断した際に、閾
値Mを閾値Md’に設定する(ST49)。異物付着異
常映像判定手段6は、画素の数Enが、閾値Entより
小を判断した際に、閾値Mdの設定のままステップ50
へ進む。
【0088】さらに、異物付着異常映像判定手段6は、
非映像センサ8として車速センサを用いて自車速度を求
め、その速度が小さく閾値SPt以下の時には(ST5
0)、前述の閾値Mを非常に大きな値(=Md”)とす
る(ST51)。
【0089】異物付着異常映像判定手段6は、上記画素
集合G内でオプティカルフローを算出し、画素集合G内
の速度0なるベクトル数V0と画素集合G内の全移動ベ
クトル数Vaとを算出する(ST52)。 異物付着異常映像判定手段6は、画素集合G内の速度0
なるベクトル数V0を画素集合G内の全移動ベクトル数
Vaにより除算した値が、閾値Mより小さいか否かによ
り(V0/Va<M)、異物付着による映像異常が生じ
ているか否かを判断する(ST53)。
【0090】この結果、異物付着異常映像判定手段6
は、異物付着による映像異常が生じていると判断した際
に、追越車両監視領域Adでの異物付着映像異常情報を
出力する(ST54)。
【0091】また、異物付着異常映像判定手段6は、異
物付着による映像異常が生じていないと判断した際に、
ステップ41に戻る。
【0092】なお、上記白線検知による領域情報の決定
を異物付着異常映像判定手段6が行うようにしても良
い。
【0093】上記第4、第5の実施形態による異物付着
異常映像判定ステップの処理を、図13に示すフローチ
ャートを参照しつつ説明する。
【0094】この場合、異物付着異常映像判定手段6
に、付着フレーム候補のカウントが為される異物付着フ
レーム候補カウンタNsと、サンプリングするフレーム
数がカウントされるフレームカウンタFとが設けられ
る。
【0095】すなわち、異物付着異常映像判定手段6
は、異物付着フレーム候補カウンタNsを0に(Ns=
0)設定し、フレームカウンタFを0に(F=0)設定
する(ST60)。ついで、異物付着異常映像判定手段
6は、映像入力手段1から供給される現フレーム画像を
取得する(ST61)。
【0096】異物付着異常映像判定手段6は、この現フ
レーム画像に対して、映像診断領域決定手段3によって
設定された領域情報に基づいて追越車両監視領域Adを
設定する(ST62)。
【0097】これにより、異物付着異常映像判定手段6
は、追越車両監視領域Ad内で、エッジ画像を作成し、
かつ一定閾値で2値化した画素集合Gとする(ST6
3)。
【0098】異物付着異常映像判定手段6は、追越車両
監視領域Ad内の画像を一定サイズ縮小した画像の輝度
総和LMを算出する(ST64)。
【0099】異物付着異常映像判定手段6は、輝度総和
LMが昼夜の閾値LTより大きいか否かにより(LM>
LT?)、昼か夜かを判断する(ST65)。
【0100】異物付着異常映像判定手段6は、「LM>
LT」の場合、昼と判断し、閾値Mを閾値Mdに設定す
る(ST66)。また、異物付着異常映像判定手段6
は、「LM<LT」の場合、夜と判断し、閾値Mを閾値
Mn(閾値Mnは閾値Mdよりも小さいものとなってい
る)に設定する(ST67)。
【0101】異物付着異常映像判定手段6は、強いテク
スチャ領域の確認のために、エッジ画像つまり画素集合
G内での輝度の閾値Et以上の輝度値を有する画素の数
Enが、閾値Entより大(En>Ent)か否かを判
断する(ST68)。異物付着異常映像判定手段6は、
画素の数Enが、閾値Entより大を判断した際に、閾
値Mを閾値Md’に設定する(ST69)。異物付着異
常映像判定手段6は、画素の数Enが、閾値Entより
小を判断した際に、閾値Mdの設定のままステップ70
へ進む。
【0102】さらに、異物付着異常映像判定手段6は、
非映像センサ8として車速センサを用いて自車速度を求
め、その速度が小さく閾値SPt以下の時には(ST7
0)、前述の閾値Mを非常に大きな値(=Md”)とす
る(ST71)。
【0103】異物付着異常映像判定手段6は、上記画素
集合G内でオプティカルフローを算出し、画素集合G内
の速度0なるベクトル数V0と画素集合G内の全移動ベ
クトル数Vaとを算出する(ST72)。 異物付着異常映像判定手段6は、画素集合G内の速度0
なるベクトル数V0を画素集合G内の全移動ベクトル数
Vaにより除算した値が、閾値Mより小さいか否かによ
り(V0/Va<M)、異物付着による映像異常が生じ
ているか否かを判断する(ST73)。
【0104】この判断の結果、異物付着による映像異常
が生じている場合、異物付着異常映像判定手段6は、異
物付着フレーム候補カウンタNsをカウントアップ(N
s=Ns+1)する(ST74)。さらに、異物付着異
常映像判定手段6は、フレームカウンタFがサンプリン
グするフレーム数(Nc)に達したか否かを判断する
(ST75)。
【0105】そして、異物付着異常映像判定手段6は、
フレームカウンタFがサンプリングするフレーム数に達
したと判断した際、異物付着フレーム候補数(Ns)を
サンプリングするフレーム数(Nc)により除算した値
が、所定値Stよりも大きい場合に(ST76)、追越
車両監視領域Ad内での異物付着映像異常を判断し、異
物付着映像異常情報を警報手段7に出力し(ST7
7)、異物付着フレーム候補カウンタNsを0に設定
し、フレームカウンタFを0に設定し(ST78)、ス
テップ61に戻る。
【0106】また、ステップ73において、異物付着に
よる映像異常が生じていないと判断された場合、または
ステップ75において、フレームカウンタFがサンプリ
ングするフレーム数(Nc)に達していないと判断され
た場合、異物付着異常映像判定手段6は、フレームカウ
ンタFをカウントアップ(F=F+1)し(ST7
9)、ステップ61に戻る。
【0107】また、ステップ76において、異物付着異
常映像判定手段6は、異物付着フレーム候補数をサンプ
リングするフレーム数により除算した値が、所定値(異
常フレーム数割合の閾値)Stよりも小さい場合に、ス
テップ61に戻る。
【0108】また、上記第3の実施形態と上記第4の実
施形態とが、判定モード設定手段4により設定されてい
る判定モードに基づいて、1つのフレーム単位の処理を
行うのか、複数フレームによる処理を行うようにしても
良い。
【0109】この場合、図14に示すように、図13に
示すフローチャートに、ステップ73のYES、NOの
それぞれの後段に複数フレーム判定モードかを判断する
ステップ81、82を追加する。ステップ81によりN
Oを判断した際、ステップ61に戻り、ステップ81に
よりYESを判断した際、ステップ79に進む。
【0110】また、ステップ82によりYESを判断し
た際、ステップ74に進み、ステップ82によりNOを
判断した際、追越車両監視領域Ad内での異物付着映像
異常を判断し、異物付着映像異常情報を警報手段7に出
力し(ST83)、ステップ61に戻る。
【0111】次に、検出状態の通知について説明する。
【0112】本方式の実行結果は、第6の実施形態に示
すように、警報手段7によって、各フレームごとに、ま
たは異常映像の判定が行われるごとに、各判定処理領域
ごとに算出された高輝度異常映像か否か、および異物付
着異常映像か否かについての判定結果が、音声、または
音声と映像によってユーザに提示されるが、この時の提
示内容は例えば図15に示すように、各種状態に応じて
ランプの非点灯と点灯、テキスト発話内容なっている。
【0113】たとえば、正常時、ランプは非点灯でテキ
スト発話内容がなしとなっている。
【0114】また、右レーンで高輝度異常の際に、ラン
プが点灯され、「右レーンで反射逆光」が発話される。
右レーンで付着状態の際に、ランプが点灯され、「右レ
ーンで異物付着」が発話される。右レーンで付着状態か
つ高輝度異常の際に、ランプが点灯され、「右レーンで
異物付着かつ反射逆光」が発話される。左右レーンでと
もに高輝度異常の際に、ランプが点灯され、「左右レー
ンで反射逆光」が発話される。左レーンで高輝度異常、
右レーンで付着状態の際に、ランプが点灯され、「左レ
ーンで反射逆光、右レーンで異物付着」が発話される。
左レーンで高輝度異常、右レーンで付着状態かつ高輝度
異常の際に、ランプが点灯され、「左レーンで反射逆
光、右レーンで異物付着かつ反射逆光」が発話される。
左レーンで付着状態の際に、ランプが点灯され、「左レ
ーンで異物付着」が発話される。左レーンで付着状態、
右レーンで高輝度異常の際に、ランプが点灯され、「左
レーンで異物付着、右レーンで反射逆光」が発話され
る。左右レーンがともに付着状態の際に、ランプが点灯
され、「左右レーンともに異物付着」が発話される。左
レーンで付着状態、右レーンで付着状態かつ高輝度異常
の際に、ランプが点灯され、「左レーンで異物付着、右
レーンで異物付着かつ反射逆光」が発話される。左レー
ンで付着状態かつ高輝度異常の際に、ランプが点灯さ
れ、「左レーンで異物付着かつ反射逆光」が発話され
る。左レーンで付着状態かつ高輝度異常、右レーンで高
輝度異常の際に、ランプが点灯され、「左レーンで異物
付着、かつ反射逆光、右レーンで反射逆光」が発話され
る。左レーンで付着状態かつ高輝度異常、右レーンで高
輝度異常の際に、ランプが点灯され、「左レーンで異物
付着、かつ反射逆光、右レーンで反射逆光」が発話され
る。左レーンで付着状態かつ高輝度異常、右レーンで付
着状態の際に、ランプが点灯され、「左レーンで異物付
着、かつ反射逆光、右レーンで異物付着」が発話され
る。左右レーンでともに付着、かつ逆光の際に、ランプ
が点灯され、「左右レーンともに異物付着、かつ高輝度
異常」が発話される。
【0115】上記したように、映像を用いた車両用監視
システムにおいて、高輝度入力映像による輝度飽和によ
る映像を診断、判定する目的において、第1の実施形態
のように単に輝度が異常に高いことや、水平方向の輝度
分布などを使うのではなく、監視対象領域とその隣接領
域のそれぞれにおける輝度分布、およびそれら分布間同
士の関係とを用いて異常状態かどうかを判定するため、
輝度の強い進入車両や路側の看板、積雪などを異常状態
と誤判定しにくくなり、安定した映像診断を行うことが
可能となる。
【0116】また、通過車両上への一瞬の反射などのよ
うに、ある一瞬のみ異常な映像には違いないが、状態が
すぐに正常に復帰する種類の異常は、そもそもの監視処
理にとってシビアではなく、むしろ異常と判定しない方
が望ましい場合がある。第2の実施形態のように、複数
フレームでの判定特徴を総合することにより、この種の
異常を問題ないものと判定させることが可能となる。
【0117】異常状態として異物の光学系への付着によ
るものも存在するが、監視装置の設置状況として、本発
明のように車両用監視装置を考えた場合には、第3の実
施形態を用いることで、このような異常映像を検出する
ことが可能となる。この場合、第2の実施形態と同様に
一瞬の判定では好ましくない場合もあるが、第4の実施
形態を用いることで、この種の異常状態にも対応でき
る。
【0118】さらに夜間のように画面内での全体的輝度
が低く、テクスチャ量が少ない場合において、移動、お
よび静止テクスチャ量比が小さくなることにより異物付
着時と判定されないために、第5の実施形態を用いるこ
とで、夜間において、過剰に異常状態映像と判定するこ
とを抑制できる。
【0119】以上から、車載型の画像監視装置における
異常とみなされる入力映像のうちの主なものである、高
輝度入力映像による輝度飽和、および異物の光学系への
付着という状態を安定に検出することが可能となる。
【0120】一方、入力が異常であることが検知された
として、それをユーザに通報する必要があるが、第6の
実施形態に示すように、映像内で、監視対象としている
一個ないしは、複数の領域それぞれについて、前述のよ
うに別々の原因による異常が発生しているか否かを判定
し、その結果を通報することによって、ユーザが容易に
異常回避の対策を考慮することが可能となる。たとえ
ば、追い越し車両の自動検知を行う車両監視システムが
あり、そのシステムに装備されている本診断方式の診断
結果として、ある領域(位置)において、高輝度による
異常発生が検知された場合、画面内のその位置での自動
監視はできないが、その位置から追い越しをかけてくる
車両があるかもしれないので、ドライバーがその方向く
場所)について注意を払うことをうながすことができ
る。
【0121】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、異常状態の映像か否かを診断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を説明するための車載型映
像監視装置の映像診断システムの概略構成を示す図。
【図2】映像の例と領域を説明するための図。
【図3】車載型映像監視装置の映像診断処理を説明する
ためのフローチャート。
【図4】高輝度異常映像の例を説明するための図。
【図5】高輝度の異常映像における追越車両監視領域A
dに対する輝度分布を説明するための図。
【図6】周辺領域Asに対する輝度分布を説明するため
の図。
【図7】あてはめ関数を説明するための図。
【図8】高輝度異常映像判定ステップの処理を説明する
ためのフローチャート。
【図9】高輝度異常映像判定ステップの処理を説明する
ためのフローチャート。
【図10】高輝度異常映像判定ステップの処理を説明す
るためのフローチャート。
【図11】付着異常映像の例を説明するための図。
【図12】異物付着異常映像判定ステップの処理を説明
するためのフローチャート。
【図13】異物付着異常映像判定ステップの処理を説明
するためのフローチャート。
【図14】異物付着異常映像判定ステップの処理を説明
するためのフローチャート。
【図15】警報手段による警報の内容を説明するための
図。
【符号の説明】
1…映像入力手段、2…映像監視手段、3…映像診断領
域決定手段、4…判定モード設定手段、5…高輝度異常
映像判定手段、6…異物付着異常映像判定手段、7…警
報手段、8…非映像センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 J Fターム(参考) 2H002 DB27 2H102 AA71 BB41 5C022 AA04 AC01 AC18 AC42 AC69 5C054 AA01 EA01 EA05 ED17 FC04 FC12 FC15 FC16 FF06 HA30 5H180 AA01 CC04 CC24 LL04 LL06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の視野の映像を撮影する撮影手段
    と、 この撮影手段により撮影された映像における特定領域の
    輝度分布とこの特定領域の近接領域の輝度分布とによ
    り、異常状態の映像か否かを診断する診断手段と、 を具備したことを特徴とする映像診断装置。
  2. 【請求項2】 上記診断手段により異常状態の映像が診
    断された際に、高輝度の映像異常を報知するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像診断装置。
  3. 【請求項3】 上記診断手段が、上記撮影手段により撮
    影された映像における時系列的に得られる複数フレーム
    の少なくとも1つを用いて、異常状態の映像か否かを診
    断するものであることを特徴とする請求項1に記載の映
    像診断装置。
  4. 【請求項4】 所定の視野の映像を撮影する撮影手段
    と、 この撮影手段により撮影された映像における特定領域の
    輝度分布とこの特定領域の近接領域の輝度分布とを抽出
    する抽出手段と、 上記抽出手段により抽出された特定領域の輝度分布とこ
    の特定領域の近接領域の輝度(分布)とにより、異常状
    態の映像か否かを診断する診断手段と、 を具備したことを特徴とする映像診断装置。
  5. 【請求項5】 上記診断手段が、上記特定領域の所定輝
    度以上の画素数と特定領域の総画素数との比が所定の閾
    値以上で、上記近接領域の所定輝度以上の画素数と近接
    領域の総画素数との比が所定の閾値以上の際に、異常状
    態の映像と診断するものであることを特徴とする請求項
    4に記載の映像診断装置。
  6. 【請求項6】 車両に設けられ、所定の視野の映像を撮
    影する撮影手段と、この撮影手段により撮影された映像
    から得られる特徴を監視する監視手段とからなる車載型
    映像監視装置に用いられる映像を診断する車載型映像監
    視装置の映像診断システムにおいて、 上記撮影手段により撮影された映像における特定領域の
    輝度分布とこの特定領域の近接領域の輝度分布とによ
    り、異常状態の映像か否かを診断する診断手段を有す
    る、 ことを特徴とする車載型映像監視装置の映像診断システ
    ム。
  7. 【請求項7】 上記所定の視野が、車両の後側方、ある
    いは車両の前方であることを特徴とする請求項6に記載
    の車載型映像監視装置の映像診断システム。
  8. 【請求項8】 上記特定領域と上記近接領域とが、白線
    により区別されるものであることを特徴とする請求項6
    に記載の車載型映像監視装置の映像診断システム。
  9. 【請求項9】 車両に設けられ、所定の視野の映像を撮
    影する撮影手段と、この撮影手段により撮影された映像
    から得られる特徴を監視する監視手段とからなる車載型
    映像監視装置に用いられる映像を診断する車載型映像監
    視装置の映像診断システムにおいて、 上記撮影手段による撮影された映像中から時系列的に得
    られる複数フレームにおける特定領域の輝度分布とこの
    特定領域の近接領域の輝度分布とにより、異常状態の映
    像か否かを診断する診断手段を有する、 ことを特徴とする車載型映像監視装置の映像診断システ
    ム。
  10. 【請求項10】 上記所定の視野が、車両の後側方、あ
    るいは車両の前方であることを特徴とする請求項9に記
    載の車載型映像監視装置の映像診断システム。
  11. 【請求項11】 上記特定領域と上記近接領域とが、白
    線により区別されるものであることを特徴とする請求項
    9に記載の車載型映像監視装置の映像診断システム。
  12. 【請求項12】 所定の視野の映像を撮影する撮影手段
    と、 この撮影手段により撮影された映像における特定領域の
    テクスチャー総量に対する移動するテクスチャー量の比
    により、異常状態の映像か否かを診断する診断手段と、 を具備したことを特徴とする映像診断装置。
  13. 【請求項13】 上記診断手段により異常状態の映像が
    診断された際に、異物付着による映像異常を報知するも
    のであることを特徴とする請求項12に記載の映像診断
    装置。
  14. 【請求項14】 上記診断手段が、上記撮影手段により
    撮影された映像における時系列的に得られる複数フレー
    ムの少なくとも1つを用いて、異常状態の映像か否かを
    診断するものであることを特徴とする請求項12に記載
    の映像診断装置。
  15. 【請求項15】 車両に設けられ、所定の視野の映像を
    撮影する撮影手段と、この撮影手段により撮影された映
    像から得られる特徴を監視する監視手段とからなる車載
    型映像監視装置に用いられる映像を診断する車載型映像
    監視装置の映像診断システムにおいて、 上記撮影手段により撮影された映像における特定領域の
    テクスチャー総量に対する移動するテクスチャー量の比
    により、異常状態の映像か否かを診断する診断手段とを
    有する、 ことを特徴とする車載型映像監視装置の映像診断システ
    ム。
  16. 【請求項16】 車両に設けられ、所定の視野の映像を
    撮影する撮影手段と、この撮影手段により撮影された映
    像から得られる特徴を監視する監視手段とからなる車載
    型映像監視装置に用いられる映像を診断する車載型映像
    監視装置の映像診断システムにおいて、 上記撮影手段により撮影された映像における特定領域の
    テクスチャー総量に対する移動するテクスチャー量の比
    に対して、昼夜により異なる閾値にもとづいて、異常状
    態の映像か否かを診断する診断手段とを有する、 ことを特徴とする車載型映像監視装置の映像診断システ
    ム。
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