JP2003255253A - 画像露光装置 - Google Patents

画像露光装置

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JP2003255253A
JP2003255253A JP2002347742A JP2002347742A JP2003255253A JP 2003255253 A JP2003255253 A JP 2003255253A JP 2002347742 A JP2002347742 A JP 2002347742A JP 2002347742 A JP2002347742 A JP 2002347742A JP 2003255253 A JP2003255253 A JP 2003255253A
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laser
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lens
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JP2002347742A
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Yoshinori Morimoto
美範 森本
Kenji Matsumoto
研司 松本
Kiichi Kato
喜一 加藤
Toshiro Hayakawa
利郎 早川
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迷光を多く射出する光源の迷光を抑制するこ
とができる画像露光装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 レーザ光源(GaN系半導体レーザ)2
11Bの光の半値強度における広がり角度の全角φと、
集光光学系(コリメータレンズ)72の開口数NAを規
定する光の広がり角度の全角2θとの比率Rを、R=
(sin-1NA)×2/θと定義したときに、2.0≧
R≧0.58となるように、集光光学系(コリメータレ
ンズ)72の開口数を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像露光装置にか
かり、特に、GaN系半導体レーザを備え、レーザビー
ムを変調して感光材料などの記録材料上をレーザビーム
で走査露光する画像露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、GaAs基板状のAlGaI
nP、AlGaAs、InGaAsPを構成材料とする
半導体レーザあるいは端面発光LED(Superluminesce
nt 発光ダイオード(SLD)など)を用いた光源装置
によって、記録材料上を光走査して画像を露光する画像
露光装置が提案されている。
【0003】上述のような材料を用いた光源装置では、
発光波長に対して基板となるGaAsが吸収材料であ
り、かつ対向電極にもInGaAsなどの光吸収材料を
用いている。このため、通常数ミクロン幅の発光領域に
光が独立して閉じこめられており、上述した吸収材料の
効果によりストライプ領域外での迷光は比較的少ない。
【0004】一方、最近、実用化に近づきつつあるGa
N材料系を用いた半導体レーザ、あるいは端面発光LE
Dでは、基板にサファイアやSiCなど発光波長に対し
て透明なものが使用される。このため、チップの端まで
到達した迷光は反射により、活性領域近傍に戻された
り、複数回の反射により、様々なパターンの迷光を生じ
る。
【0005】このようなGaN系半導体レーザを、ポリ
ゴン等によりスポット走査を行う銀塩式露光装置の光源
に用いた時の模式図を図15に示す。図15に示すよう
に、GaN系半導体レーザ190より射出されたレーザ
光は、集光レンズ192によって所定のサイズのスポッ
ト194に集光される。しかしながら、発光位置も方向
もランダムである迷光(所謂EL光)198は、スポッ
ト194に集光することはできず、ぼやけたパターン2
00を形成する。
【0006】このスポット194の光出力と駆動電流の
関係、及びぼやけたパターン200の光出力と駆動電流
の関係を図16に示す。図16に示すように、特に銀塩
露光方式で重要な低露光強度の約0.05mW領域にお
いて、かなりのパワーがぼやけたパターン200に存在
することがわかる。
【0007】感光ドラム等の感光材料を用いた電子写真
方式に比べて、非常に高感度である高品位の銀塩式露光
方式においては、このぼやけたパターン200、すなわ
ち迷光によって感光材料が反応してしまい、致命的な欠
陥となってしまう。例えば、GaN系半導体レーザによ
ってスポット194と同程度の線幅を有したパターン
(例えば、図17(A)に示すような縞状パターン等)
を形成した場合、本来ならば図17(A)に示すように
ストライプ状に画像を形成するが、上述したぼやけたパ
ターン200によってストライプ間にも着色してしま
い、鮮鋭度が落ちた図17(B)に示すような期待され
る画像とは異なる著しく品位の低下した画像となってし
まう。
【0008】迷光によるぼやけたパターンの光量は小さ
いため、電子写真方式のような面積階調ではあまり問題
にならないが、銀塩写真のような連続階調の感材では、
微弱な背景が文字や画像のぼやけを招き、著しい品位の
低下となってしまう。
【0009】このように、特に高品位画像が特徴である
銀塩方式の露光においては、画像に悪影響、重大かつ致
命的な影響を及ぼすGaN系半導体レーザに特有の迷光
を低減させる必要がある。なお、この迷光を抑制する技
術としては、特許文献1に記載の技術などが提案されて
いる。
【0010】
【特許文献1】特開2001−24230号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記事実を考慮してなされたもので、迷光を多く射出する
光源の迷光を抑制することができる画像露光装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、レーザビームとレーザビー
ム以外の放射光とを含む光を射出するGaN系半導体レ
ーザと、前記GaN系半導体レーザより射出されたレー
ザビームを感光材料に照射するレンズと、を有し、前記
レーザビームによって感光材料に画像を走査露光する画
像露光装置であって、前記レンズの開口数をNAとした
とき、前記GaN系半導体レーザより射出されるレーザ
ビームの半値強度の広がり角度の全角φをφ≧(sin
-1NA)×2となるように、前記レンズの開口数の設定
を行うことを特徴としている。
【0013】請求項1に記載の発明によれば、GaN系
半導体レーザ(例えば、青色レーザビームを射出するG
aN系半導体レーザ)より射出されたレーザビームはレ
ンズを透過して感光材料に照射されてビームスポットを
形成する。これによって画像が露光される。この時、G
aN系半導体レーザはレーザビームの他に放射光を射出
するため、上述したように、迷光を発散する。このた
め、感光材料上にレーザビームを照射する際に、ビーム
スポット周辺に当該迷光も集光される。
【0014】そこで、レンズの開口数をNAとしたと
き、GaN系半導体レーザより射出されるレーザビーム
の半値強度広がり角度の全角φをφ≧(sin-1NA)
×2となるように、前記レンズの開口数の設定を行って
いる。すなわち、GaN系半導体レーザより射出される
レーザビームの半値強度の広がり角度の全角よりもレン
ズの開口数を規定する光の広がり角度の全角の方が小さ
くなるようにすることによって、GaN系半導体レーザ
より射出されるレーザビームの半値強度の広がり角度の
全角以上に発散される迷光がレンズを透過するのを防止
することができる。従って、GaN系半導体レーザより
発散される迷光によるビームスポット周辺の光を抑制す
ることができ、露光画像の鮮鋭度を向上することができ
る。
【0015】また、請求項2に記載の発明のように、G
aN系半導体レーザより射出されるレーザビームの半値
強度の広がり角度の全角φと、レンズの開口数NAを規
定する広がり角度の全角2θとの比率Rを、R=(si
-1NA)×2/φと定義したときに、2.0≧R≧
0.58となるように前記設定を行うようにしてもよ
い。
【0016】すなわち、GaN系半導体レーザより射出
されるレーザビームの半値強度の広がり角度の全角より
もレンズの開口数を規定する光の広がり角度の全角の方
を小さくしていくと、露光に必要な変調レンジを得るこ
とができる反面、GaN系半導体レーザのビームプロフ
ァイルにサイドローブを生じてしまい、露光画像が劣化
してしまう。そこで、画質に影響しない下限値を設ける
ことによって、露光に必要な変調レンジを確保すること
ができると共に、露光画像の鮮鋭度を向上することがで
きる。
【0017】また、請求項3に記載の発明のように、さ
らに光の光束を制限する光束制限手段をGaN系半導体
レーザより射出される光路上に設けるようにしてもよ
く、光束制限手段によって感光材料に照射される迷光を
さらに抑制することが可能となる。
【0018】なお、レンズの開口数を規定する光の広が
り角度の設定は、例えば、レンズ自体の開口数を設定す
るようにしてもよいし、請求項4に記載の発明のよう
に、レンズの開口数を制限する開口数制限手段をさらに
設けて、開口数制限手段によって設定するようにしても
よい。このとき、開口数制限手段は、光を透過する透過
口として透過口の透過面積によって開口数の制限量を設
定してもよいし、請求項5に記載の発明のように、開口
数制限手段を、光を反射する反射ミラーとして、反射ミ
ラーの反射面積によって開口数の制限量を設定するよう
にしてもよい。
【0019】また、上記感光材料としては、3.5≧γ
≧2.5の特性を有するハロゲン化銀感光材料を用いる
ことが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。なお、本実施の形態
は、デジタルラボシステムに本発明を適用したものであ
る。
【0021】(システム全体の概略説明)図1には本発
明の実施の形態に係るデジタルラボシステム10の概略
構成が示されており、図2にはデジタルラボシステム1
0の外観が示されている。図1に示すように、このラボ
システム10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理
部16、画像露光装置としてのレーザプリンタ部18、
及びプロセッサ部20を含んで構成されており、ライン
CCDスキャナ14と画像処理部16は、図2に示す入
力部26として一体化されており、レーザプリンタ部1
8及びプロセッサ部20は、図2に示す出力部28とし
て一体化されている。
【0022】ラインCCDスキャナ14は、写真フィル
ム(例えばネガフィルムやリバーサルフィルム)等の写
真感光材料(以下、単に「写真フィルム」と称する)に
記録されているフィルム画像(被写体を撮影後、現像処
理されることで可視化されたネガ画像又はポジ画像)を
読み取るためのものであり、例えば135サイズの写真
フィルム、110サイズの写真フィルム、及び透明な磁
気層が形成された写真フィルム(240サイズの写真フ
ィルム:所謂APSフィルム)、120サイズ及び22
0サイズ(ブローニサイズ)の写真フィルムのフィルム
画像を読取対象とすることができる。ラインCCDスキ
ャナ14は、上記の読取対象のフィルム画像を3ライン
カラーCCDで読み取り、R、G、Bの画像データを出
力する。
【0023】図2に示すように、ラインCCDスキャナ
14は作業テーブル30に取り付けられている。画像処
理部16は、作業テーブル30の下方側に形成された収
納部32内に収納されており、収納部32の開口部には
開閉扉34が取り付けられている。収納部32は、通常
は開閉扉34によって内部が隠蔽された状態となってお
り、開閉扉34が回動されると内部が露出され、画像処
理部16の取り出しが可能な状態となる。
【0024】また作業テーブル30には、奥側にディス
プレイ164が取り付けられていると共に、2種類のキ
ーボード166A、166Bが併設されている。一方の
キーボード166Aは作業テーブル30に埋設されてい
る。他方のキーボード166Bは、不使用時には作業テ
ーブル30の引出し36内に収納され、使用時には引出
し36から取り出されてキーボード166A上に重ねて
配置されるようになっている。キーボード166Bの使
用時には、キーボード166Bから延びるコード(信号
線)の先端に取り付けられたコネクタ(図示省略)が、
作業テーブル30に設けられたジャック37に接続され
ることにより、キーボード166Bがジャック37を介
して画像処理部16と電気的に接続される。
【0025】また、作業テーブル30の作業面30U上
にはマウス40が配置されている。マウス40は、コー
ド(信号線)が作業テーブル30に設けられた孔42を
介して収納部32内へ延設されており、画像処理部16
と接続されている。マウス40は、不使用時はマウスホ
ルダ40Aに収納され、使用時はマウスホルダ40Aか
ら取り出されて、作業面30U上に配置される。
【0026】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラでの撮影によって
得られた画像データ、フィルム画像以外の原稿(例えば
反射原稿等)をスキャナで読み取ることで得られた画像
データ、コンピュータで生成された画像データ等(以
下、これらをファイル画像データと総称する)を外部か
ら入力する(例えば、メモリカード等の記憶媒体を介し
て入力したり、通信回線を介して他の情報処理機器から
入力する等)ことも可能なように構成されている。
【0027】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ入力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の情報記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情
報処理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0028】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記
録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙に照
射して、走査露光によって印画紙に画像(潜像)を記録
する。また、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部1
8で走査露光によって画像が記録された印画紙に対し、
発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これ
により、印画紙上に画像が形成される。
【0029】(レーザプリンタ部の詳細構成)次にレー
ザプリンタ部18の構成について詳細に説明する。図3
には、レーザプリンタ部18の光学系の構成が示されて
いる。
【0030】レーザプリンタ部18は、レーザ光源21
1R、210G、211Bの3個のレーザ光源を備えて
いる。レーザ光源211RはRの波長(例えば、685
nm)のレーザ光(以下、Rレーザ光と称する)を射出
する半導体レーザ(LD)で構成されている。また、レ
ーザ光源210Gは、レーザ光射出手段としてのLD2
10Lと、該LD210Lから射出されたレーザ光を1
/2の波長のレーザ光に変換する波長変換手段としての
波長変換素子(SHG)210Sから構成されており、
SHG210SからGの波長(例えば、532nm)の
レーザ光(以下、Gレーザ光と称する)が射出されるよ
うにLD210Lの発振波長が定められている。レーザ
光源211BはBの波長(例えば、440nm)のレー
ザ光(以下、Bレーザ光と称する)を射出するLDで構
成されている。
【0031】レーザ光源210Gのレーザ光射出側に
は、コリメータレンズ212、外部変調手段としての音
響光学素子(AOM)214Gが順に配置されている。
AOM214Gは、入射されたレーザ光が音響光学媒質
を透過するように配置されていると共に、AOMドライ
バ(図示省略)に接続されており、AOMドライバから
高周波信号が入力されると、音響光学媒質内を高周波信
号に応じた超音波が伝搬し、音響光学媒質を透過するレ
ーザ光に音響光学効果が作用して回折が生じ、高周波信
号の振幅に応じた強度のレーザ光がAOM214Gから
回折光として射出される。
【0032】AOM214Gの回折光射出側には、平面
ミラー215が配置されており、平面ミラー215のレ
ーザ光射出側には、球面レンズ216、シリンドリカル
レンズ217、及びポリゴンミラー218が順に配置さ
れており、AOM214Gから回折光として射出された
Gレーザ光は、平面ミラー215によって反射された
後、球面レンズ216及びシリンドリカルレンズ217
を介してポリゴンミラー218の反射面上の所定位置に
反射され、ポリゴンミラー218で反射される。
【0033】一方、レーザ光源211R及び210Bの
レーザ光射出側には、コリメータレンズ213、シリン
ドリカルレンズ217が順に配置されており、レーザ光
源211R及び211Bから射出されたレーザ光はコリ
メータレンズ213により平行光とされ、シリンドリカ
ルレンズ217を介してポリゴンミラー218の反射面
上の上記所定位置と略同一の位置に照射されて、ポリゴ
ンミラー218で反射される。
【0034】ポリゴンミラー218で反射されたR、
G、Bの3本のレーザ光はfθレンズ220、シリンド
リカルレンズ221を順に透過し、シリンドリカルミラ
ー222によって反射された後、折り返しミラー223
によって略鉛直下方向に反射されて開孔部226を介し
て印画紙224に照射される。なお、折り返しミラー2
23を省略し、シリンドリカルミラー222によって直
接略鉛直下方向に反射して印画紙224に照射しても良
い。
【0035】一方、印画紙224上の走査露光開始位置
側方近傍には、開孔部226を介して到達したRレーザ
光を検出する走査開始検出センサ(以下、SOS検出セ
ンサと称する)228が配置されている。なお、SOS
検出センサ228で検出するレーザ光をRレーザ光とす
るのは、印画紙はRの感度が最も低く、このためRレー
ザ光の光量が最も大きくされているので確実に検出でき
ること、ポリゴンミラー218の回転による走査におい
てRレーザ光が最も早くSOS検出センサ228に到達
すること、等の理由からである。また、本実施形態で
は、SOS検出センサ228から出力される信号(以
下、センサ出力信号と称する)は、通常はローレベルと
されており、Rレーザ光が検出されたときのみハイレベ
ルとなるように構成されている。
【0036】次に、本実施の形態に係わるレーザ光源2
11Bの詳細な構成について説明する。図4に本発明の
実施の形態に係わるレーザ光源211Bの断面模式図を
示す。なお、図4において、W1=1.7μm、W2=
300μm、H1=約0.9μm、H2=約3.5μ
m、H3=100μm、である。
【0037】レーザ光源211Bは、InGaN半導体
レーザからなり、図4に示すように、サファイアc面基
板上に(S.Nagahama et.al.,jpn.Appl.Phys.Vol.39,No.
7A,p.L347(2000)記載の方法により)低欠陥GaN基板
層を形成する。
【0038】次に常圧MOCVD法を用いて、n−Ga
Nバッファ層(Siドープ、5μm)70、n−In0.
1Ga0.9Nバッファ層(Siドープ、0.1μm)6
6、n−Al0.1Ga0.9Nクラッド層(Siドープ、
0.45μm)64、n−GaN光ガイド層(Siドー
プ、0.04〜0.08μm)62、アンドープ活性層
60、p−GaN光ガイド層(Mgドープ、0.04〜
0.08μm)58、p−Al0.1Ga0.9Nクラッド層
(Mgドープ、0.45μm)56、p−GaNキャッ
プ層(Mgドープ、0.25μm)54、を成長する。
活性層60は、アンドープIn0.05Ga0.95N(10n
m)、アンドープIn0.23Ga0.77N量子井戸層(3n
m)、アンドープIn0.05Ga0.95N(5nm)、
アンドープIn0.23Ga0.77N量子井戸層(3nm)、
アンドープIn0.05Ga0.9N(10nm)、アンドー
プAl0.1Ga0.9N(10nm)の2重量子井戸構造と
する。次にフォトリソグラフィとエッチングにより幅
1.7μm程度のリッジストライプをp−Al0.1Ga
0.9Nクラッド層56中でp−GaN光ガイド層58か
ら0.1μmの距離まで塩素イオンを用いたRIBE
(reactive ion beam etching)によりエッジングして
形成する。次にSiN膜52をプラズマCVDで全面に
製膜した後、フォトリソグラフィとエッチングによりリ
ッジ上の不要部分を除去する。その後窒素ガス雰囲気中
で熱処理によりp型不純物を活性化する。この後、塩素
イオンを用いたRIBEにより発光領域を含む部分以外
のエピ層をn−GaNバッファ層70が露出するまでエ
ッチング除去する。この後、n電極68としてTi/A
l/Ti/Au、p電極50としてNi/Auを真空蒸
着・窒素中アニールしてオーミック電極を形成する。劈
開により共振器端面を形成する。本実施の形態では、発
振波長440nmで、接合に垂直方向のビーム放射角半
値全角で34度である。なお、絶縁物のサファイア基板
を用いても可能である。また、同様の構造をSiCのよ
うな導電性の基板上に作製することも可能である。更
に、ELOG(epitaxially lateral over growth)を
用いて、発振ストライプ領域の転位を減少させることも
可能である(前記参考文献:松下、オプトロニクス、
(2000)No.1、p.62)。
【0039】続いて、本実施の形態に係わるレーザ光源
(上記GaN系半導体レーザ)211Bの光学系につい
て詳細に説明する。図5には、GaN系半導体レーザの
光学系の模式図を示す。図5において、集光光学系72
は、GaN系半導体レーザの光学系を簡略化するため
に、上述したコリメータレンズ213、シリンドリカル
レンズ217、ポリゴンミラー218、fθレンズ22
0、シリンドリカルレンズ221、シリンドリカルミラ
ー222、及び折り返しミラー223等を含む光学系と
して示す。
【0040】図5に示すように、レーザ光源211Bか
ら射出されたBレーザ光は、集光光学系72を介して印
画紙224に照射される。この時、本実施の形態では、
GaN系半導体レーザを用いて印画紙224にBレーザ
光を照射するようになっているが、上述したように、G
aN系半導体レーザからなるレーザ光源211Bは、非
常に多くの迷光を発散する特性を有している。従って、
迷光によって印画紙224上に照射されたビームスポッ
ト周辺に迷光によるボケを生じ画質を低下させてしま
う。
【0041】そこで、本実施の形態では、レーザ光源2
11Bより発散される迷光を制限するために、集光光学
系72(本実施の形態ではコリメータレンズ213)の
開口数NAを制限している。なお、開口数NAの制限
は、コリメータレンズ213自体の開口数を変えてもよ
いし、図5に示すように、コリメータレンズ213のレ
ーザ光入射側にレーザ光が透過する開口73を設けるよ
うにしてもよく、後者の場合には開口面積によって開口
数を制限することが可能である。
【0042】一般的にレンズの開口数NAは、図6
(A)に示すように、開口角度の半角をθとすると、N
A=nsinθ(nは屈折率、空気中を想定するので、
n=1とする)で規定されるので、開口数NAを規定す
る光の広がり角度の半角θは、θ=sin-1(NA)で
表され、レーザ光源211Bより射出されるBレーザ光
の半値強度における角度の全角φ(図6(B)参照)と
すると、集光光学系72(本実施の形態ではコリメータ
レンズ213)の開口数NAを規定する光の広がり角度
の全角2θとの比率Rは、以下に示す式で表される。 R=sin-1(NA)×2/φ 本実施の形態では、レーザ光源211Bより迷光が多く
射出されるので、レンズの開口数NAとレーザビームの
半値強度における広がり角度の全角φは、φ≧(sin
-1NA)×2となるように、前記レンズの開口数が設定
されている。詳しくは、レーザ光源211Bより射出さ
れるBレーザ光の半値強度における広がり角度の全角φ
と、集光光学系72の開口数NAを規定する光の広がり
角度の全角2θとの比率Rが、2以下となるように設定
されている。
【0043】また、前記比率Rは、好ましくは、2.0
≧R≧0.58に設定する。例えば、本実施の形態で
は、レーザ光源211Bより射出されるBレーザ光の半
値強度における広がり角度φは、30度とされており、
開口数NA0.75、0.5、0.15のコリメータレ
ンズ213を使ったときの電流―光量特性とビーム形状
の測定結果を図7及び図8に示す。なお、図7には、開
口数が0.75、0.5、0.15に対応する前記比率
Rが3.24、2.0、0.58の電流―光量特性を示
し、図8には、前記比率R3.24、2.0、0.58
のビームプロファイルをそれぞれ示す。
【0044】一般的に感光材料特性γが2.5〜3.5
の範囲のハロゲン化銀塩感材に露光する場合には、2.
0logE以上の変調レンジが必要とされ、図7に示す
ように、前記比率Rを小さくしていくと、R=2.0で
ほぼ2.0logEの変調レンジを得ることができる。
さらに前記比率Rを小さくしていくと変調レンジは広が
るが、集光光学系72によってレーザ光源211Bより
射出されるBレーザ光を蹴る比率が高くなるため、図8
(C)に示すように、ビームプロファイルにサイドロー
ブが現れ、露光された画像の鮮鋭度を低下させてしま
う。
【0045】ここで、300dpiの解像度で露光する
場合を考える。この時の光強度が1/e2で定義される
ビーム径を300dpiの画素サイズ84.6μmと同
じとし、その露光ビームの前記比率Rを変化させてサイ
ドローブ量をコントロールして露光実験を行い、画質へ
の影響を調べた実験結果を図9に示す。
【0046】図9では、前記比率Rを2.0〜0.30
まで変化させ、矩形波パターンを露光してその濃度コン
トラスト変化を調べた結果を示す。サイドローブのない
ビームで露光した場合を100%として、濃度コントラ
ストの低下を数値で示している。また、濃度コントラス
トを画質評価した結果、優位差として画質劣化を視認で
きるレベルは、75%未満のコントラスト低下より画質
劣化が顕著であることが本実験によりわかった。そこ
で、画質劣化の下限値をコントラスト低下75%とする
と、前記比率Rは0.58が下限値とされる。すなわ
ち、サイドローブに影響されずに、露光に必要とされる
変調レンジを得ることができる前記比率Rを2.0≧R
≧0.58に設定することにより、画質劣化を抑制する
ことができる。 (制御部)次に、GaN系半導体レーザからなるレーザ
光源211Bを駆動する駆動回路を含むレーザプリンタ
部18の制御部を詳細に説明する。
【0047】本実施の形態に係わる制御部は、図10に
示すように、マイクロコンピュータを含む制御回路80
を備えている。制御回路80はバス88に接続されてお
り、該バス88には、画像データメモリ74、76、7
8が接続されている。すなわち、印画紙224へ画像を
記録するための画像データを記憶するメモリとして画像
データメモリ74、76、78を備えている。画像デー
タメモリ74は、R色の画像データを記憶するメモリで
あり、同様に、画像データメモリ76はG色の画像デー
タを記憶するメモリであり、画像データメモリ78はB
色の画像データを記憶するメモリである。
【0048】また、バス88には、R用LD駆動回路9
6、G用LD駆動回路98、及びB用LD駆動回路10
0が接続されており、R用LD駆動回路96及びB用L
D駆動回路100は変調回路90、92をそれぞれ介し
て接続されている。すなわち、半導体レーザ211R、
211Bは、画像データに基づく変調信号が変調回路9
0、92によって生成されてLD駆動回路で該変調信号
が重畳されることによって直接強度変調されるようにな
っている。
【0049】また、バス88には、AOM駆動回路94
が接続されており、AOM94の駆動が制御される。す
なわち、レーザ光源210Gは、AOM214Gによっ
て間接変調されるようになっている。
【0050】さらに、バス88には、ポリゴンミラー2
18を回転駆動するポリゴンモータ83を駆動するため
のポリゴンモータ駆動回路82、及び印画紙224を移
動するための印画紙移動モータ86を駆動する印画紙移
動モータ駆動回路84が接続されており、制御回路80
によってそれぞれが制御されるようになっている。
【0051】続いて、本実施の形態に係わるレーザプリ
ンタ部18の作用を説明する。
【0052】印画紙224への画像の記録を行う場合、
レーザプリンタ部18の制御部は、画像処理部16から
入力される記録用画像データが表す画像を走査露光によ
って印画紙224上に記録するために、画像処理部16
から入力された画像記録用パラメータに基づき、記録用
画像データに対して各種の補正を行って走査露光用画像
データを生成し、画像データメモリ74、76、78に
記憶させる。
【0053】そして、レーザプリンタ部18のポリゴン
ミラー218を図3矢印A方向に回転させ、レーザ光源
211R、210G、211Bの半導体レーザに対して
電流を流すことによって各色レーザ光を射出させると共
に、生成した走査露光用画像データに基づいて変調信号
を生成し、変調信号のレベルに応じてAOM214Gに
供給する超音波信号(高周波信号)の振幅を変化させ
て、AOM214Gから回折光として射出されるGレー
ザ光を変調する。従って、AOM214Gからは印画紙
224に記録すべき画像の濃度に応じて強度変調された
Gレーザ光が射出される。このGレーザ光は平面ミラー
215、球面レンズ216、シリンドリカルレンズ21
7、ポリゴンミラー218、fθレンズ220、シリン
ドリカルレンズ221、シリンドリカルミラー222、
及び折り返しミラー223を介して印画紙224に照射
される。
【0054】また、レーザ光源211R、211Bに対
しては、レーザ光源211R、211Bに印加する電流
強度を変調することによってレーザ光を変調する。従っ
て、レーザ光源211R、211Bからは印画紙224
に記録すべき画像の濃度に応じて変調されたRレーザ
光、Bレーザ光が射出される。このそれぞれのレーザ光
はそれぞれコリメータレンズ213、シリンドリカルレ
ンズ217、ポリゴンミラー218、fθレンズ22
0、シリンドリカルレンズ221、シリンドリカルミラ
ー222、及び折り返しミラー223を介して印画紙2
24に照射される。
【0055】そして、ポリゴンミラー218の図3矢印
A方向の回転に伴って、R、G、B各レーザ光の照射位
置が図3矢印B方向に沿って走査されることにより主走
査がなされ、印画紙224が図3矢印C方向に沿って一
定速度で搬送されることにより各レーザ光の副走査がな
され、走査露光によって印画紙224に画像(潜像)が
記録される。
【0056】ここで、本実施の形態に係わるレーザ光源
211Bは、上述したように、GaN系半導体レーザを
用いているので、半導体レーザより多くの迷光も同時に
射出され、印画紙224に記録される画像の鮮鋭度に影
響を及ぼしてしまうが、本実施の形態では、上述したよ
うに、コリメータレンズ213の開口数NAを制限して
いる。
【0057】すなわち、GaN系半導体レーザより射出
される迷光は、コリメータレンズ213の開口数NAに
応じて蹴られることになり、迷光をコリメータレンズ2
13の開口数によって抑制することができる。従って、
印画紙224に記録される画像が、例えば図17(A)
に示すようなストライプ状の画像である場合には、スト
ライプ間の着色を抑制することができ、鮮鋭度の高い画
像を記録することができる。
【0058】なお、上記走査露光において各レーザ光の
変調を行うタイミングや印画紙224の図3矢印C方向
への搬送タイミングは、SOS検出センサ228から出
力されているセンサ出力信号に基づいて決定される。
【0059】一方、走査露光によって画像が記録された
印画紙224はプロセッサ部20へ送り込まれ、発色現
像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理が施される。これに
よって、印画紙224上に画像が形成される。
【0060】このように、本実施の形態に係わるレーザ
プリンタ部18では、GaN系半導体レーザより射出さ
れるBレーザ光の半値強度における広がり角度の全角φ
と、集光光学系72(本実施の形態ではコリメータレン
ズ213)の開口数NAを規定する光の広がり角度の全
角2θとの比Rを、2.0≧R≧0.58に設定するこ
とによって、迷光が印画紙224に照射されるのを抑制
することができる。
【0061】また、前記比率Rの下限値を0.58とす
ることによって、サイドローブに影響されずに、露光に
必要とされる変調レンジを得ることができる。
【0062】なお、上記の実施の形態では、コリメータ
レンズ213の開口数NA又はコリメータレンズ213
の光入射側に設けた開口73によって開口数NAを制限
することによって、前記比率Rを設定するようにした
が、これに限るものではなく、GaN系半導体レーザよ
り射出されるBレーザ光の半値強度における広がり角度
の全角φが、前記比率が2.0≧R≧0.58となるよ
うなGaN系半導体レーザを用いることによって設定す
るようにしてもよい。
【0063】また、上記の実施の形態では、コリメータ
レンズ213の開口数NA又はコリメータレンズ213
の光入射側に設けた開口73によって開口数NAを制限
することによって、印画紙224に照射される迷光を抑
制するようにしたが、さらに、図11に示すように、集
光光学系72のレーザ光が集光する位置に、光を透過す
る透過口による絞りなどの光束制限手段75を設けるよ
うにしてもよい。例えば、図12に示すように、集光光
学系72内に、集光レンズ202、コリメータレンズ2
13の順に配置される構成が存在する場合には、集光レ
ンズ202によって集光される位置に、光を透過する透
過口(透過面積によって光束を制限可能)等の光束制限
手段75を設けるようにしてもよい。このように、さら
に光束制限手段75を設けることによって、印画紙22
4に照射される迷光をさらに抑制することができる。光
束制限手段75としては、図11及び図12に示す透過
口の他に、例えば、図13に示すように、反射ミラー
(反射面積によって光束を制限可能)204を適用する
ことができる。
【0064】さらに、上記の実施の形態では、前記比率
Rを2.0≧R≧0.58となるようにコリメータレン
ズ213の開口数NAを制限する際に、コリメータレン
ズ213自体の開口数又はコリメータレンズ213の光
入射側に設けた開口73によってコリメータレンズ21
3の開口数NAを制限するようにしたが、これに限るも
のではなく、例えば、図14に示すように、レーザ光源
211Bのレーザ光射出側に折り返しミラー206等の
開口数制限手段を設けて、反射ミラー204の反射面積
によってコリメータレンズ213の開口数NAを制限す
ることも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ンズの開口数をNAとしたときに、GaN系半導体レー
ザより射出されるレーザビームの半値強度広がり角度の
全角φをφ≧(sin-1NA)×2となるようにレンズ
の開口数を設定することによって、レーザビームの周辺
にある迷光がレンズを透過するのを防止することができ
るので、迷光を多く射出する光源の迷光を抑制すること
ができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるデジタルラボシス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わるデジタルラボシス
テムの外観を示す斜視図である。
【図3】レーザプリンタ部の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図4】GaN系半導体レーザの詳細な構成を示す断面
模式図である。
【図5】GaN系半導体レーザの光学系を示す模式図で
ある。
【図6】(A)は開口数を規定するθを示す図であり、
(B)はレーザ光源の光の半値強度における角度の全角
φを示す図である。
【図7】比率Rが変化したときの変調(電流―光量)特
性を示すグラフである。
【図8】比率が変化したときのビームプロファイルを示
すグラフである。
【図9】比率Rと濃度コントラストの関係を示すグラフ
である。
【図10】レーザプリンタ部の制御部を示すブロック図
である。
【図11】光束制限手段をさらに備えた光学系を示す図
である。
【図12】光束制限手段をさらに備えた光学系の一例を
示す図である。
【図13】光束制限手段のその他の例を示す図である。
【図14】折り返しミラーを用いた開口数制限手段の例
を示す図である。
【図15】ポリゴン等によりスポット走査を行う銀塩式
露光装置の光源にGaN系半導体レーザを用いた時の模
式図である。
【図16】スポットの光出力と駆動電流の関係、及びぼ
やけたパターンの光出力と駆動電流の関係を示すグラフ
である。
【図17】(A)は縞状パターンを示す図であり、
(B)は縞状パターンにぼやけたパターンが着色した例
を示す図である。
【符号の説明】
18 レーザプリンタ部 72 集光光学系 73 開口 75 光束制限手段 202 集光レンズ 204 反射ミラー 206 折り返しミラー 211B レーザ光源 213 コリメータレンズ 217 シリンドリカルレンズ 218 ポリゴンミラー 220 fθレンズ 221 シリンドリカルレンズ 222 シリンドリカルミラー 223 折り返しミラー 224 印画紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 喜一 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 早川 利郎 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA03 AA19 AA34 BA86 BA87 DA26 DA28 2H045 BA24 BA32 CB15 CB24 CB35 CB63 5C051 CA07 DB22 DB30 DE07 5C072 AA03 BA05 BA13 DA02 DA04 HA02 HA08 HA13 HB06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームとレーザビーム以外の放射
    光とを含む光を射出するGaN系半導体レーザと、前記
    GaN系半導体レーザより射出されたレーザビームを感
    光材料に照射するレンズと、を有し、前記レーザビーム
    によって感光材料に画像を走査露光する画像露光装置で
    あって、 前記レンズの開口数をNAとしたとき、前記GaN系半
    導体レーザより射出されるレーザビームの半値強度の広
    がり角度の全角φをφ≧(sin-1NA)×2となるよ
    うに、前記レンズの開口数の設定を行うことを特徴とす
    る画像露光装置。
  2. 【請求項2】 前記GaN系半導体レーザより射出され
    るレーザビームの半値強度の広がり角度の全角φと、前
    記レンズの開口数NAを規定する広がり角度の全角との
    比率Rを、 R=(sin-1NA)×2/φ と定義したときに、2.0≧R≧0.58となるように
    前記設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像
    露光装置。
  3. 【請求項3】 前記光の光路中に設けられ、前記光の光
    束を制限する光束制限手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の画像露光装置。
  4. 【請求項4】 前記レンズの開口数を制限する開口数制
    限手段をさらに備え、前記開口数を規定する光の広がり
    角度の設定を、前記開口数制限手段によって行うことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の
    画像露光装置。
  5. 【請求項5】 前記開口数制限手段は、前記レンズのレ
    ーザビーム入射側に設けられた、光を反射する反射ミラ
    ーからなることを特徴とする請求項4に記載の画像露光
    装置。
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US10/329,762 US6977780B2 (en) 2001-12-27 2002-12-27 Image exposure device and laser exposure device applied thereto
US11/142,254 US7226175B2 (en) 2001-12-27 2005-06-02 Image exposure device and laser exposure device applied thereto

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7286156B2 (en) 2004-09-22 2007-10-23 Kenichi Saito Light source device for scanning-exposure and method and apparatus for scanning-exposure

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