JP2003251860A - レーザ露光装置 - Google Patents

レーザ露光装置

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JP2003251860A
JP2003251860A JP2002333938A JP2002333938A JP2003251860A JP 2003251860 A JP2003251860 A JP 2003251860A JP 2002333938 A JP2002333938 A JP 2002333938A JP 2002333938 A JP2002333938 A JP 2002333938A JP 2003251860 A JP2003251860 A JP 2003251860A
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light
laser
laser light
gan
intensity
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Application number
JP2002333938A
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English (en)
Inventor
Kenji Matsumoto
研司 松本
Yoshinori Morimoto
美範 森本
Kiichi Kato
喜一 加藤
Toshiro Hayakawa
利郎 早川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窒化ガリウム(GaN)系半導体レーザの出力
光からEL光を低減した光で感光材料を露光することが
できるレーザ露光装置を提供する。 【解決手段】GaN系半導体レーザで構成されたレーザ
光源211Bから射出された光は、集光レンズ44によ
り集光され、反射型回折格子46の表面に照射される。
レーザ光源211Bからはレーザ光48と共にEL光4
9が射出される。所定波長で発振されたレーザ光48は
反射型回折格子46で所定方向に回折されるが、発光位
置、方向、及び波長がランダムなインコヒーレント光で
あるEL光49は殆ど回折されずそのまま反射され、出
力光に含まれるEL光が分離除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ露光装置に
関し、特に、光源に窒化ガリウム(GaN)系半導体レ
ーザを用いたレーザ露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体レーザやSLDと称される
高出力の端面発光ダイオード(Super-luminescent Ligh
t-emitting Diode)には、GaAs、AlGaInP、
AlGaAs、InGaAsP等のガリウム砒素(Ga
As)系材料が使用されてきた。GaAs系材料を使用
したGaAs系半導体レーザでは、基板に使用されるG
aAsや対向電極に使用されるInGaAs、GaAs
が発光波長において光吸収を有しているため、基板や対
向電極によりエレクトロ・ルミネッセンスによる迷光
(EL光)が吸収され、活性層の通常数ミクロン幅の発
光領域にレーザ光を閉じ込めるストライプ構造を形成し
た場合に、ストライプ領域外での迷光が問題になること
は少なかった。
【0003】近年、半導体レーザを用いて感光材料の露
光を行う露光装置は、レーザ・プリンタ等の種々の用途
に使用されている。露光画質の向上には、レーザ光の波
長自体を短くし、レーザビームのスポット径をできるだ
け小さくすることが有効である。
【0004】青紫色半導体レーザ等の発振波長の短い半
導体レーザ(以下、「短波長レーザ」という。)の開発
は着実に進展しており、GaN系半導体レーザも実用化
に近付きつつある。このGaN系半導体レーザでは、発
光波長の光に対して透明なサファイア基板や炭化ケイ素
(SiC)基板が使用されるため、EL光がランダムな
方向に放出される。また、迷光が半導体チップの表面で
反射され、活性領域近傍に戻されたり、複数回の反射に
より様々なパターンの迷光が発生する。
【0005】
【特許文献1】特開2001−24230号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この意
図しない迷光により、露光装置の光源にGaN系半導体
レーザを使用すると、光学系の操作でビーム径を小さく
してもスポット輪郭の鮮明さが得られない、という問題
がある。特に、高感度な銀塩感光材料を露光して連続階
調の高品位な写真画像を形成する銀塩方式では、画像が
ハーフトーン・ドットで構成される電子写真方式に比
べ、スポット輪郭の不鮮明さは致命的な問題となる。
【0007】例えば、図11(A)及び(B)に示すよ
うに、GaN系半導体レーザ1の出力光をレンズ2によ
り印画紙3の表面に集光させると、レーザ発振されたレ
ーザ光4は所定サイズのスポット5を形成するが、発光
位置、方向、及び波長がランダムなEL光6により輪郭
が不鮮明なパターン7が形成される。高感度な銀塩感光
材料の露光には約0.1mW程度のパワーで十分である
が、図12に示すように、レーザスポットにおける印画
紙上での光強度(光出力)が約0.1mWとなる低露光
強度領域においても、EL光による印画紙上での光強度
はかなり大きい。このため、例えば、図13(A)に示
すスポット5の直径と同じ線幅の縞状パターンを形成す
る場合に、EL光6によりストライプ間が露光され、図
13(B)に示すように、鮮鋭度に劣る画像しか得るこ
とができない。
【0008】本発明は上記事情に鑑み成されたものであ
り、本発明の目的は、窒化ガリウム系半導体レーザの出
力光からEL光を低減した光で感光材料を露光すること
ができるレーザ露光装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレーザ露光装置は、窒化ガリウム系材料で
構成されると共にレーザ光を射出するときにレーザ光以
外の迷光を射出する半導体レーザと、回折光により感光
材料が露光されるように、該半導体レーザから射出され
たレーザ光を迷光とは異なる所定方向に回折する回折手
段と、を含んで構成したことを特徴とする。
【0010】上記レーザ露光装置の光源に用いた半導体
レーザは、窒化ガリウム系材料で構成されると共にレー
ザ光を射出するときにレーザ光以外の迷光を射出する。
回折手段は、半導体レーザから射出されたレーザ光を迷
光とは異なる所定方向に回折する。この回折光により感
光材料が露光されるので、窒化ガリウム系半導体レーザ
の出力光から迷光を低減した光で感光材料を露光するこ
とができる。
【0011】上記の回折手段は、半導体レーザから射出
されたレーザ光を回折すると共に画像データに応じて回
折光の強度を空間的に変調する機能を併せ持つものでも
よい。例えば、回折溝の形状または屈折率分布を制御し
て回折光の強度を空間的に変調する機能を有する回折手
段を用いることができる。
【0012】回折溝の形状を制御して回折光の強度を空
間的に変調する機能を有する回折手段としては、例え
ば、グレーティング・ライト・バルブ(GLV)等の空
間光変調素子を使用することができる。GLVは、第1
の反射面が形成された微小固定素子と、第2の反射面が
形成された微小可動素子と、が基板面上に所定方向に沿
って交互に多数個配列されて構成されており、変調信号
に応じた静電力が作用したときに微小可動素子が移動し
て第1の反射面と第2の反射面との距離が変化し、干渉
効果により所定波長の入射光を所定方向に回折させる。
【0013】屈折率分布を制御して回折光の強度を空間
的に変調する機能を有する回折手段としては、音響光学
素子等を用いることができる。音響光学素子等を用いる
場合には、屈折率分布が形成された部分の厚さが0.0
5mm〜1mmであることが好ましい。
【0014】半導体レーザは、回折手段の実効的な回折
格子の面に略垂直な方向に電界が向くように配置するこ
とが好ましい。電界が回折格子の面に略垂直に入射する
ことで、回折効率が最大になる。また、レーザ光を回折
する回折手段とは別に、半導体レーザと感光材料との間
に、回折光の強度を空間的に変調する空間変調器を更に
配置することもできる。
【0015】なお、本発明のレーザ露光装置は、例え
ば、銀塩感光材料のように、濃度階調方式により露光す
る高感度な感光材料に適用した場合に特に顕著な効果を
得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0017】[第1の実施の形態] (システム全体の概略説明)図1には本発明の実施の形
態に係るデジタルラボシステム10の概略構成が示され
ており、図2にはデジタルラボシステム10の外観が示
されている。図1に示すように、このラボシステム10
は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部16、画像
露光装置としてのレーザプリンタ部18、及びプロセッ
サ部20を含んで構成されており、ラインCCDスキャ
ナ14と画像処理部16は、図2に示す入力部26とし
て一体化されており、レーザプリンタ部18及びプロセ
ッサ部20は、図2に示す出力部28として一体化され
ている。
【0018】ラインCCDスキャナ14は、写真フィル
ム(例えばネガフィルムやリバーサルフィルム)等の写
真感光材料(以下、単に「写真フィルム」と称する)に
記録されているフィルム画像(被写体を撮影後、現像処
理されることで可視化されたネガ画像又はポジ画像)を
読み取るためのものであり、例えば135サイズの写真
フィルム、110サイズの写真フィルム、及び透明な磁
気層が形成された写真フィルム(240サイズの写真フ
ィルム:所謂APSフィルム)、120サイズ及び22
0サイズ(ブローニサイズ)の写真フィルムのフィルム
画像を読取対象とすることができる。ラインCCDスキ
ャナ14は、上記の読取対象のフィルム画像を3ライン
カラーCCDで読み取り、R、G、Bの画像データを出
力する。
【0019】図2に示すように、ラインCCDスキャナ
14は作業テーブル30に取り付けられている。画像処
理部16は、作業テーブル30の下方側に形成された収
納部32内に収納されており、収納部32の開口部には
開閉扉34が取り付けられている。収納部32は、通常
は開閉扉34によって内部が隠蔽された状態となってお
り、開閉扉34が回動されると内部が露出され、画像処
理部16の取り出しが可能な状態となる。
【0020】また、作業テーブル30には、奥側にディ
スプレイ164が取り付けられていると共に、2種類の
キーボード166A、166Bが併設されている。一方
のキーボード166Aは作業テーブル30に埋設されて
いる。他方のキーボード166Bは、不使用時には作業
テーブル30の引出し36内に収納され、使用時には引
出し36から取り出されてキーボード166A上に重ね
て配置されるようになっている。キーボード166Bの
使用時には、キーボード166Bから延びるコード(信
号線)の先端に取り付けられたコネクタ(図示省略)
が、作業テーブル30に設けられたジャック37に接続
されることにより、キーボード166Bがジャック37
を介して画像処理部16と電気的に接続される。
【0021】また、作業テーブル30の作業面30U上
にはマウス40が配置されている。マウス40は、コー
ド(信号線)が作業テーブル30に設けられた孔42を
介して収納部32内へ延設されており、画像処理部16
と接続されている。マウス40は、不使用時はマウスホ
ルダ40Aに収納され、使用時はマウスホルダ40Aか
ら取り出されて、作業面30U上に配置される。
【0022】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラでの撮影によって
得られた画像データ、フィルム画像以外の原稿(例えば
反射原稿等)をスキャナで読み取ることで得られた画像
データ、コンピュータで生成された画像データ等(以
下、これらをファイル画像データと総称する)を外部か
ら入力する(例えば、メモリカード等の記憶媒体を介し
て入力したり、通信回線を介して他の情報処理機器から
入力する等)ことも可能なように構成されている。
【0023】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ入力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の情報記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情
報処理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0024】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記
録用画像データに応じて変調したレーザ光を銀塩感光材
料である印画紙に照射して、走査露光によって印画紙に
画像(潜像)を記録する。また、プロセッサ部20は、
レーザプリンタ部18で走査露光によって画像が記録さ
れた印画紙に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の
各処理を施す。これにより、印画紙上に画像が形成され
る。
【0025】(レーザプリンタ部の詳細構成)次に、レ
ーザプリンタ部18の構成について詳細に説明する。図
3には、レーザプリンタ部18の光学系の構成が示され
ている。
【0026】レーザプリンタ部18は、レーザ光源21
1R、210G、211Bの3個のレーザ光源を備えて
いる。レーザ光源211RはRの波長(例えば、685
nm)のレーザ光(以下、Rレーザ光と称する)を射出
する半導体レーザ(LD)で構成されている。また、レ
ーザ光源210Gは、レーザ光射出手段としてのLD2
10Lと、該LD210Lから射出されたレーザ光を1
/2の波長のレーザ光に変換する波長変換手段としての
波長変換素子(SHG)210Sから構成されており、
SHG210SからGの波長(例えば、532nm)の
レーザ光(以下、Gレーザ光と称する)が射出されるよ
うにLD210Lの発振波長が定められている。レーザ
光源211BはBの波長(例えば、440nm)のレー
ザ光(以下、Bレーザ光と称する)を射出するGaN系
LDで構成されている。レーザ光源211R、211B
はドライバ(図示省略)に接続されており、このドライ
バからの入力信号により直接変調されている。
【0027】レーザ光源211Rのレーザ光射出側に
は、コリメータレンズ213、シリンドリカルレンズ2
17が順に配置されており、レーザ光源211Rから射
出されたレーザ光はコリメータレンズ213により平行
光とされ、シリンドリカルレンズ217を介してポリゴ
ンミラー218の反射面上の上記所定位置と略同一の位
置に照射されて、ポリゴンミラー218で反射される。
【0028】レーザ光源210Gのレーザ光射出側に
は、コリメータレンズ212、外部変調手段としての音
響光学素子(AOM;Acousto-Optic Modulator)21
4Gが順に配置されている。AOM214Gは、入射さ
れたレーザ光が音響光学媒質を透過するように配置され
ていると共に、AOMドライバ(図示省略)に接続され
ており、AOMドライバから高周波信号が入力される
と、音響光学媒質内を高周波信号に応じた超音波が伝搬
し、音響光学媒質を透過するレーザ光に音響光学効果が
作用して回折が生じ、高周波信号の振幅に応じた強度の
レーザ光がAOM214Gから回折光として射出され
る。端的に言えば、AOMは、音波により材料の屈折率
が変化して光学的な回折格子が形成される音響回折現象
を用いた光変調器である。
【0029】AOM214Gの回折光射出側には、平面
ミラー215が配置されており、平面ミラー215のレ
ーザ光射出側には、球面レンズ216、シリンドリカル
レンズ217、及びポリゴンミラー218が順に配置さ
れており、AOM214Gから回折光として射出された
Gレーザ光は、平面ミラー215によって反射された
後、球面レンズ216及びシリンドリカルレンズ217
を介してポリゴンミラー218の反射面上の所定位置に
反射され、ポリゴンミラー218で反射される。
【0030】レーザ光源211Bのレーザ光射出側に
は、集光レンズ44、回折手段としての反射型回折格子
46が順に配置されている。反射型回折格子46は、干
渉効果によりレーザ光を所定方向に回折させると共に、
レーザ光以外の迷光をレーザ回折方向とは異なる方向に
反射する。レーザ光源211Bから射出された光は集光
レンズ44により集光され、反射型回折格子46の表面
に照射される。図4に示すように、レーザ光源211B
からは所定波長でレーザ発振されたレーザ光48と共に
EL光49が射出される。なお、レーザ光48は実線
で、EL光49は破線で表す。レーザ光48は、放射角
度が所定範囲内にあり、波面及び波長が揃った光である
のに対し、EL光49は発光位置、方向、及び波長がラ
ンダムなインコヒーレント光である。このため、レーザ
光48及びEL光49が反射型回折格子46の表面に照
射されると、所定波長で発振されたレーザ光48は反射
型回折格子46で所定方向に回折されるが、EL光49
は殆ど回折されずそのまま反射される。これにより、レ
ーザ光源211Bの出力光に含まれるEL光を分離除去
することができる。
【0031】反射型回折格子46の回折光射出側には、
コリメータレンズ213、シリドリカルレンズ217、
及びポリゴンミラー218が順に配置されており、反射
型回折格子46から回折光として射出されたBレーザ光
は、コリメータレンズ213により平行光とされ、シリ
ンドリカルレンズ217を介してポリゴンミラー218
の反射面上の上記所定位置と略同一の位置に照射され
て、ポリゴンミラー218で反射される。
【0032】ポリゴンミラー218で反射されたR、
G、Bの3本のレーザ光はfθレンズ220、シリンド
リカルレンズ221を順に透過し、シリンドリカルミラ
ー222によって反射された後、折り返しミラー223
によって略鉛直下方向に反射されて開孔部226を介し
て印画紙224に照射される。なお、折り返しミラー2
23を省略し、シリンドリカルミラー222によって直
接略鉛直下方向に反射して印画紙224に照射しても良
い。
【0033】一方、印画紙224上の走査露光開始位置
側方近傍には、開孔部226を介して到達したRレーザ
光を検出する走査開始検出センサ(以下、SOS検出セ
ンサと称する)228が配置されている。なお、SOS
検出センサ228で検出するレーザ光をRレーザ光とす
るのは、印画紙はRの感度が最も低く、このためRレー
ザ光の光量が最も大きくされているので確実に検出でき
ること、ポリゴンミラー218の回転による走査におい
てRレーザ光が最も早くSOS検出センサ228に到達
すること、等の理由からである。また、本実施形態で
は、SOS検出センサ228から出力される信号(以
下、センサ出力信号と称する)は、通常はローレベルと
されており、Rレーザ光が検出されたときのみハイレベ
ルとなるように構成されている。
【0034】(発振波長440nmの半導体レーザの詳
細構成)次に、レーザ光源211Bに使用される発振波
長440nmのGaN系LDの構成の一例について詳細
に説明する。図5にGaN系LDの積層構成を示す。
【0035】図5に示すGaN系LDでは、サファイア
基板50上に、低欠陥n型GaN基板層52、n型Ga
Nバッファ層54(シリコン(Si)ドープ、厚さ5μ
m)、n型In0.1Ga0.9Nバッファ層56(Siドー
プ、厚さ0.1μm)、n型Al0.1Ga0.9Nクラッド
層58(Siドープ、厚さ0.45μm)、n型GaN
ガイド層60(Siドープ、厚さ0.08μm)、アン
ドープ活性層62、p型GaNガイド層64(マグネシ
ウム(Mg)ドープ、厚さ0.08μm)、p型Al
0.1Ga0.9Nクラッド層66(Mgドープ、厚さ0.4
5μm)、及びp型GaNキャップ層68(Mgドー
プ、厚さ0.25μm)が、順次積層されている。
【0036】活性層62は、例えば、アンドープIn
0.05Ga0.95N(厚さ10nm)、アンドープIn0.23
Ga0.77N量子井戸層(厚さ3nm)、アンドープIn
0.05Ga0.95N(厚さ5nm)、アンドープIn0.23
0.77N量子井戸層(厚さ3nm)、アンドープIn
0.05Ga0.95N(厚さ10nm)、及びアンドープAl
0. 1Ga0.9N(厚さ10nm)が、この順に積層された
2重量子井戸構造とする。
【0037】この積層体は、高さ(H3)が約100μ
m、幅(W2)が約300μmであり、n型GaNバッ
ファ層54が露出する深さまで除去されて、ポスト形状
のメサが形成されている。メサの高さ(H2)は3〜5
μmである。また、メサはp型Al0.1Ga0.9Nクラッ
ド層66が露出する深さまで除去されて、リッジストラ
イプが形成されている。リッジ部分の高さ(H1)は約
0.9μm、幅(W1)は約1.7μmである。
【0038】露出したp型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
66の表面とp型GaNキャップ層68の側面とは、窒
化ケイ素(SiN)膜70により被覆されている。p型
GaNキャップ層68上にはp型GaNキャップ層68
の露出部分とコンタクトするようにp側電極72が形成
され、露出したn型GaNバッファ層54上にはn側電
極74が形成されている。このLDでは、電流がp側電
極72からn側電極74に流されると、リッジストライ
プにより電流通路が狭窄されて活性層62に効率よく注
入され、発振波長440nmのレーザ光が端面より取り
出される。
【0039】次に、上記構造のLDの製造工程について
簡単に説明する。まず、サファイア基板50のc面上に
文献(S.Nagahama.et.al., Jpn.J.Appl.Phys.Vol.39,N
o.7A,p.L647(2000))記載の方法により低欠陥n型Ga
N基板層52を形成する。
【0040】次に、有機金属気相成長法(MOCVD
法)を用いて、n型GaNバッファ層54、n型In
0.1Ga0.9Nバッファ層56、n型Al0.1Ga0.9Nク
ラッド層58、n型GaNガイド層60、アンドープ活
性層62、p型GaNガイド層64、p型Al0.1Ga
0.9Nクラッド層66、及びp型GaNキャップ層68
を順次積層する。
【0041】次に、基板を成長室から取り出し、塩素イ
オンを用いたリアクティブ・イオン・エッチング(RI
BE;Reactive Ion Beam Etching)により、上記積層
体の一部をp型Al0.1Ga0.9Nクラッド層66が露出
するまで除去し、幅1.7μm程度のリッジストライプ
を形成する。p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層66は、
p型GaNガイド層64表面から0.1μmの深さまで
除去する。
【0042】次に、プラズマCVD法により、露出した
p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層66の表面とp型Ga
Nキャップ層68の表面とをSiN膜70により被覆し
た後、フォトリソグラフィによりレジストマスクを形成
し、エッチングによりリッジ上面に形成されたSiN膜
を選択的に除去する。その後、窒素ガス雰囲気中で熱処
理しp型不純物を活性化する。
【0043】次に、塩素イオンを用いたRIBEによ
り、発光領域を含む部分以外のエピ層(レーザを構成す
るのに不要な部分)をn型GaNバッファ層54が露出
するまで除去し、ポスト形状のメサを形成する。
【0044】次に、p型GaNキャップ層68の露出面
上にNi/Auを順に真空蒸着し、n型GaNバッファ
層54の露出面上にTi/Al/Ti/Auを順に真空
蒸着し、各々を窒素雰囲気中でアニールしてオーミック
電極を形成する。これにより、p型GaNキャップ層6
8上にはp側電極72が形成され、n型GaNバッファ
層54上にはn側電極74が形成される。最後に、劈開
により共振器端面を形成する。これによりLDが完成す
る。
【0045】なお、低欠陥n型GaN基板層52が形成
されたサファイア基板の代わりに、絶縁物のサファイア
基板や導電性の炭化ケイ素(SiC)基板を用いること
ができる。また、積層体の各層をMOCVD法に代えて
エピタキシャル成長(ELOG;Epitaxially Lateral
Over Growth)により形成することにより、文献(松
下、オプトロエクス、N0.1、p.62(2000))に記載されて
いるように、発振ストライプ領域での転位を減少させる
ことができる。
【0046】Bのレーザ光源であるレーザ光源211B
から射出された光による印画紙上での光強度(光出力)
と駆動電量との関係を図6に示す。実線で示すように、
反射型回折格子を用いた本実施の形態ではEL光による
印画紙上での光強度が大幅に低減されている。印画紙の
露光には約0.1mW程度のパワーで十分であるが、レ
ーザスポットにおける印画紙上での光強度が約0.1m
Wとなる低露光強度領域においても、EL光による印画
紙上での光強度は非常に小さい。なお、反射型回折格子
を用いずにレーザ光源211Bから射出された光をコリ
メータレンズ213に直接入射させた場合の、印画紙上
での光強度と駆動電量との関係を破線で示す。これと比
較しても、本実施の形態ではEL光による印画紙上での
光強度が約10分の1と大幅に低減されていることが分
かる。
【0047】以上説明した通り、本実施の形態では、B
のレーザ光源(レーザ光源211B)にGaN系LDを
使用しているが、反射型回折格子を用いてGaN系LD
の出力光に含まれるEL光を大幅に低減することができ
るので、印画紙上でEL光による輪郭が不鮮明なパター
ンが形成されない。このため、輪郭の鮮明なレーザスポ
ットで印画紙を露光することができ、鮮鋭度に優れた高
品位の画像を得ることができる。
【0048】なお、GaN系LDを直接変調することに
よりレーザプリンタ部の光学系が簡素化され、装置全体
の小型化を図ることができるが、直接変調ではなく、反
射型回折格子の回折光射出側にEOM(Electro Optic
Modulator)、AOM等の外部変調器を配置して外部変
調してもよい。
【0049】[第2の実施の形態]第2の実施の形態に
係るデジタルラボシステムは、レーザプリンタ部の光学
系において、B色のレーザ光源を直接変調せず、回折手
段として光変調機能を備えた反射回折格子型のグレーテ
ィング・ライト・バルブ(GLV)を用いGLVにより
レーザ光を変調する以外は、第1の実施の形態に係るデ
ジタルラボシステムと同様であるため、同一部分に付い
ては説明を省略し、相違点のみ説明する。
【0050】図7に示すように、GaN系LDで構成さ
れたレーザ光源211Bのレーザ光射出側には、集光レ
ンズ44、GLV80が順に配置されている。GLV8
0は、GLVで回折された光が出射側に配置されたコリ
メータレンズ213に入射されるように、予めコリメー
タレンズ213の光軸に対し所定角度(例えば90°)
で配置されている。
【0051】レーザ光源211Bから射出された光は集
光レンズ44により集光され、GLV80の表面に照射
される。レーザ光48及びEL光49がGLV80の表
面に照射されると、所定波長で発振されたレーザ光48
は、後述するように入力信号に応じてGLV80で変調
されると共に所定方向に回折されるが、EL光49は入
力信号に関係無く殆ど回折されずそのまま反射される。
これにより、レーザ光源211Bの出力光に含まれるE
L光を分離除去することができる。
【0052】ここで、図8を参照して、GLV80の構
成及び動作原理について説明する。GLV80は、例え
ば米国特許第5,311,360号に開示されているよ
うに、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)
タイプの空間変調素子(SLM;Spacial Light Modula
tor)であり、図8(A)に示すように、グレーティン
グを一方向に複数配列して構成されている。GLV80
のシリコン等からなる基板82上には、可動格子となる
リボン状のマイクロブリッジ84が複数個(例えば、6
個)設けられている。複数のマイクロブリッジ84が平
行に配列されることで複数のスリット86が形成されて
いる。マイクロブリッジ84は、基板82から所定間隔
離間されている。マイクロブリッジ84は、図8(B)
及び(C)に示すように、基板82に対向する下面側が
窒化ケイ素(SiNx)等からなる可撓性梁84aで構
成され、表面側がアルミニウム(又は、金、銀、銅等)
の単層金属膜からなる反射電極膜84bで構成されてい
る。
【0053】このGLV80は、マイクロブリッジ84
と基板82との間に印加される電圧のオン/オフで駆動
制御される。マイクロブリッジ84と基板82との間に
印加する電圧をオンにすると、静電誘導された電荷によ
ってマイクロブリッジ84と基板82との間に静電吸引
力が発生し、マイクロブリッジ84が基板82側に撓
む。一方、印加電圧をオフにすると、撓みが解消し、マ
イクロブリッジ84は弾性復帰により基板82から離間
する。従って、電圧を印加するマイクロブリッジ84を
交互に配置することで、電圧の印加により回折格子を生
成することができる。
【0054】マイクロブリッジ84に電圧を印加しない
場合(GLV非駆動時)には、マイクロブリッジ84の
反射面の高さが総て揃い、反射光には光路差が生じず正
反射される。一方、1つおきのマイクロブリッジ84に
電圧を印加した場合(GLV駆動時)には、前述した原
理によりマイクロブリッジ84の中央部が撓み、交互に
段差のある反射面となる。この反射面にレーザ光を入射
すると、撓みのないマイクロブリッジ84で反射された
光には光路差が生じ、光の回折現象が発生する。1次回
折光の強度I1stは発生する光路差に依存し、下記の式
で表すことができる。この場合、光路差としてλ/2と
なる場合に最も回折光の強度が大きくなる。なお、I
MAXは入射光強度、dは格子定数、λは波長である。
【0055】
【数1】
【0056】GLV80は、GLVドライバ(図示省
略)に接続されており、GLVドライバからパルス状の
変調信号が入力されると、入力信号に対応してオン/オ
フ制御される。即ち、信号がオフの場合にはGLVが非
駆動とされ、GLV80に入射した光は、入射角と同じ
反射角で反射され0次反射光となる。この0次反射光
は、例えばスリット板を用いて、出射側に配置されたコ
リメータレンズ213の入射光路から外される。一方、
信号がオンの場合にはGLVが駆動され、GLV80に
入射した光は所定方向に反射(回折)される。
【0057】Bのレーザ光源であるレーザ光源211B
から射出された光による印画紙上での光強度と駆動電量
との関係を調査した結果、回折手段としてGLVを用い
た本実施の形態においても、EL光による印画紙上での
光強度が大幅に低減されていることが確認された。
【0058】以上説明した通り、本実施の形態では、B
のレーザ光源(レーザ光源211B)にGaN系LDを
使用しているが、GLVを用いてGaN系LDの出力光
に含まれるEL光を大幅に低減することができるので、
印画紙上でEL光による輪郭が不鮮明なパターンが形成
されない。このため、輪郭の鮮明なレーザスポットで印
画紙を露光することができ、鮮鋭度に優れた高品位の画
像を得ることができる。
【0059】また、GaN系LDを印加する電流強度の
変化により変調するのではなく、GaN系LDは連続発
振させてGLVにより外部変調しているので、GaN系
LDを常に高光出力状態で動作させることができると共
に、EL光を低減することができる。更に、GLVが回
折光学素子としての機能と外部変調器としての機能とを
併せ持つので、光学部品の部品点数が減少すると共に光
学調整(アラインメント)が簡単になる。
【0060】なお、GLVを反射型回折格子としてのみ
用い、GLVの回折光射出側にEOM(Electro Optic
Modulator)、AOM等の外部変調器を配置して外部変
調してもよい。また、GLVを反射型回折格子としての
み用い、GaN系LDを直接変調してもよい。
【0061】[第3の実施の形態]第3の実施の形態に
係るデジタルラボシステムは、レーザプリンタ部の光学
系において、B色のレーザ光源を直接変調せず、回折手
段として光変調機能を備えた透過型回折素子である音響
光学素子(AOM)を用い、AOMによりレーザ光を変
調する以外は、第1の実施の形態に係るデジタルラボシ
ステムと同様であるため、同一部分に付いては同じ符号
を付して説明を省略し、相違点のみ説明する。
【0062】図9に示すように、GaN系LDで構成さ
れたレーザ光源211Bのレーザ光射出側には、集光レ
ンズ44、AOM88が順に配置されている。レーザ光
源211Bから射出された光は集光レンズ44により集
光され、AOM88の表面に照射される。AOM88
は、入射されたレーザ光が音響光学媒質を透過するよう
に配置されると共に、AOMドライバ(図示省略)に接
続されている。
【0063】図10に示すように、AOMドライバ(図
示省略)から変調信号が入力されると、レーザ光源21
1Bから所定波長で発振されたレーザ光48は、音響光
学効果によって入力信号に応じてAOM88で変調され
ると共に所定方向に回折される。一方、EL光49は入
力信号に関係無く殆ど回折されずそのまま透過される。
また、EL光49は、元々、空間的に発散した光である
ため、実質的に0.5mm以下の厚さしかない変調領域
に入射されない。この蹴られによりAOM88への入射
光自体が減少する。これにより、レーザ光源211Bの
出力光に含まれるEL光の大半を分離除去することがで
きる。
【0064】AOM88の回折光射出側には、平面ミラ
ー90が配置されており、平面ミラー90のレーザ光射
出側には、球面レンズ92、シリンドリカルレンズ21
7、及びポリゴンミラー218が順に配置されており、
AOM88から回折光として射出されたBレーザ光は、
平面ミラー90によって反射された後、球面レンズ92
及びシリンドリカルレンズ217を介してポリゴンミラ
ー218の反射面上の所定位置に反射され、ポリゴンミ
ラー218で反射される。
【0065】回折手段として用いるAOMの実質的な厚
さ(屈折率分布が形成される部分の厚さ)は、約0.0
5mm〜1mmであり、特に、高感度の銀塩感光材料を
使用する場合には、高品位画像を得るために厚さ約0.
5mm以下とすることが好ましい。これはAOMにおい
て音波により材料の屈折率が変化して光学的な回折格子
が形成されるのは、表面から1mm以下の範囲であるこ
とに起因すると考えられる。また、AOMの実質的な厚
さが約0.05mm未満では、十分な回折効果を得るこ
とができない。また、AOMは、図10に示すように、
電界がAOM素子に垂直に入射することにより回折効率
が最大となる。電界はレーザ素子の接合面と水平な方向
を向くように形成される。従って、電界がAOM素子と
略垂直になるように、レーザ素子及び光学系を配置する
ことが望ましい。
【0066】なお、第1の実施の形態で説明した通り、
レーザ光源211Bは、サファイア基板50上に、n型
GaN基板層52、n型GaNバッファ層54、n型I
0. 1Ga0.9Nバッファ層56、n型Al0.1Ga0.9
クラッド層58、n型GaNガイド層60、アンドープ
活性層62、p型GaNガイド層64、p型Al0.1
0.9Nクラッド層66、及びp型GaNキャップ層6
8が、順次積層されたGaN系LDである。各半導体層
はエピタキシャル成長により形成することができる。
【0067】Bのレーザ光源であるレーザ光源211B
から射出された光による印画紙上での光強度と駆動電量
との関係を調査した結果、回折手段としてAOMを用い
た本実施の形態においても、EL光による印画紙上での
光強度が大幅に低減されていることが確認された。
【0068】以上説明した通り、本実施の形態では、B
のレーザ光源(レーザ光源211B)にGaN系LDを
使用しているが、AOMを用いてGaN系LDの出力光
に含まれるEL光を大幅に低減することができるので、
印画紙上でEL光による輪郭が不鮮明なパターンが形成
されない。このため、輪郭の鮮明なレーザスポットで印
画紙を露光することができ、鮮鋭度に優れた高品位の画
像を得ることができる。
【0069】また、GaN系LDを印加する電流強度の
変化により変調するのではなく、GaN系LDは連続発
振させて、AOMにより外部変調しているので、AOM
での蹴られによりEL光の除去効率が高くなるという利
点がある。更に、AOMが回折光学素子としての機能と
外部変調器としての機能とを併せ持つので、光学部品の
部品点数が減少すると共にアラインメントが簡単にな
る。
【0070】
【発明の効果】本発明のレーザ露光装置は、窒化ガリウ
ム系半導体レーザの出力光からEL光を低減した光で感
光材料を露光することができる、という効果を奏する。
これにより、銀塩方式で露光する場合にも高品位な画像
を得ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るデジタルラボシステム
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係るデジタルラボシステム
の外観を示す斜視図である。
【図3】図2に示すデジタルラボシステムのレーザプリ
ンタ部の光学系の構成を示す斜視図である。
【図4】図3に示すレーザプリンタ部のB色レーザ光源
の出力光からEL光が分離される原理を示す概略図であ
る。
【図5】GaN系半導体レーザの積層構成を示す断面図
である。
【図6】B色のレーザ光源からの出力光による印画紙上
での光強度と駆動電量との関係を示すグラフである。
【図7】第2の実施の形態に係るデジタルラボシステム
のレーザプリンタ部のB色レーザ光源の出力光からEL
光を分離するための構成を示す概略図である。
【図8】(A)はグレーティング・ライト・バルブ(G
LV)の概略構成を示す斜視図であり、(B)及び
(C)はGLVの動作原理の説明図である。
【図9】第3の実施の形態に係るデジタルラボシステム
のレーザプリンタ部の光学系の構成を示す斜視図であ
る。
【図10】図9に示すレーザプリンタ部のB色レーザ光
源の出力光からEL光を分離するための構成を示す斜視
図である。
【図11】(A)はGaN系半導体レーザを用いた従来
の露光装置で印画紙を露光する様子を示す斜視図であ
り、(B)は(A)の光軸に沿った断面図である。
【図12】GaN系半導体レーザからの出力光による印
画紙上での光強度と駆動電量との関係を示すグラフであ
る。
【図13】(A)はレーザスポットの直径と同じ線幅の
縞状パターンを示す図であり、(B)はGaN系半導体
レーザを用いた従来の露光装置で(A)のパターンを露
光した場合の画像を示す図である。
【符号の説明】
10 ラボシステム 14 ラインCCDスキャナ 16 画像処理部 18 レーザプリンタ部 20 プロセッサ部 26 入力部 28 出力部 44 集光レンズ 46 反射型回折格子 48 レーザ光 49 EL光 80 GLV 88、214G 音響光学素子(AOM) 90、215 平面ミラー 92、216 球面レンズ 210G、211R、211B レーザ光源 210L 半導体レーザ(LD) 210S 波長変換素子(SHG) 212、213 コリメータレンズ 217、221 シリンドリカルレンズ 218 ポリゴンミラー 224 印画紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 喜一 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 早川 利郎 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA04 AA10 BA04 BA83 BA84 DA28 2H045 BA24 CB63 2H079 AA02 AA04 CA22 EB15 KA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窒化ガリウム系材料で構成されると共にレ
    ーザ光を射出するときにレーザ光以外の迷光を射出する
    半導体レーザと、 回折光により感光材料が露光されるように、該半導体レ
    ーザから射出されたレーザ光を迷光とは異なる所定方向
    に回折する回折手段と、 を含むレーザ露光装置。
  2. 【請求項2】前記回折手段は、半導体レーザから射出さ
    れたレーザ光を回折すると共に画像データに応じて回折
    光の強度を空間的に変調する請求項1に記載のレーザ露
    光装置。
  3. 【請求項3】前記回折手段は、回折溝の形状または屈折
    率分布を制御して回折光の強度を空間的に変調する請求
    項2に記載のレーザ露光装置。
  4. 【請求項4】前記回折手段は、屈折率分布を制御して回
    折光の強度を空間的に変調すると共に、屈折率分布が形
    成された部分の厚さが0.05mm〜1mmである請求
    項3に記載のレーザ露光装置。
  5. 【請求項5】前記半導体レーザを、前記前記回折手段の
    実効的な回折格子の面に略垂直な方向に電界が向くよう
    に配置した請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレー
    ザ露光装置。
  6. 【請求項6】前記半導体レーザと前記感光材料との間
    に、回折光の強度を空間的に変調する空間変調器を更に
    配置した請求項1に記載のレーザ露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021518577A (ja) * 2018-03-22 2021-08-02 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 強度が可変的なダイオードを備えた空間光変調器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021518577A (ja) * 2018-03-22 2021-08-02 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 強度が可変的なダイオードを備えた空間光変調器

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